JP6607547B1 - ペール缶用リングパッキン及びその製造方法 - Google Patents

ペール缶用リングパッキン及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】長期間に亘り荷重が負荷されても内容物が漏れることがなく、簡単に短時間で製造可能なペール缶用リングパッキン及びペール缶用リングパッキンの製造方法を提供する。【解決手段】ペール缶の天蓋3の縁に沿って装着されて内容物を封止するリング状のペール缶用リングパッキン1において、熱可塑性樹脂からなる樹脂カプセル内に発泡剤の液体が封入された多数の熱膨張性マイクロカプセル12と、これらの多数の熱膨張性マイクロカプセル12間を埋めて繋ぎ合わせて被覆する熱可塑性樹脂からなる繋ぎ樹脂層13と、その繋ぎ樹脂層13を被覆する非発泡の熱可塑性樹脂からなるスキン層11と、を備える三重被覆構造とする。【選択図】図5

Description

本発明は、ペール缶用リングパッキン及びその製造方法に関する。
従来、潤滑油、塗料、溶剤、化学品、薬品などの液体又は流動体を貯蔵したり運搬したりするための容器として金属製のペール缶が知られている。
このようなペール缶は、円形リング状のゴムや樹脂などの弾性体からなるリングパッキンを介して天蓋が装着されて密封されている。また、ペール缶は、貯蔵する目的でも使用されるため、3列×3列の2段積みのパレットを4段重ねで計8積みにして保管されることも多々あり、最下段のペール缶には、一缶あたり147kg程度の荷重が負荷される。このため、ペール缶のリングパッキンには、内容物に対する耐薬品性、耐溶液性に加え、147kg/缶の荷重に1年間等の長期間に耐え得る耐久性(耐荷重性)が要求されている。
例えば、特許文献1には、溝内に投入し加熱することで発泡体のパッキンを成形するパッキン用樹脂組成物であり、オレフィン系樹脂に少なくとも発泡剤、架橋剤を含み、可塑剤を含有しない粒径0.1〜3mmのミニペレットであり、上記架橋剤として発泡剤の分解温度より高いものと低いものを併用したパッキン用樹脂組成物が開示されている(特許文献1の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0017]〜[0034]、図面の図1,図2等参照)。
また、特許文献2には、低密度ポリオレフィン又は之にポリオレフィン系エラストマーを添加したものに少なくとも架橋剤とセミカルバジド等の毒性物質を生じない発泡剤を加え、押出成型機を用いて発泡剤の発泡温度より低い温度で混練、口金より押出して得た未発泡混練物ストランド及び之を所定長に切断し両端を溶融後つきつけて輪状にした缶蓋用パッキング素材が開示されている(特許文献2の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0006]〜[0009]、図面の図1〜図4等参照)。
しかし、特許文献1のパッキン用樹脂組成物や特許文献2の缶蓋用パッキング素材は、いずれも発泡樹脂であり、長期間に亘って一方向に荷重が負荷された場合、耐荷重性が足りずクリープ現象により、ヘタってしまい、内容物が漏れるおそれがあるという問題があった。それに加え、特許文献1や特許文献2に記載の発泡樹脂は、図8に示すように、空洞部分が多いため、リング状に溶着させる際に、熱を加えた上、両側から押し付けないとしっかり溶着せず、図9に示すように、バリが発生してしまうという問題があった。
特開2001−335773号公報 特開2006−168787号公報
そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、長期間に亘り荷重が負荷されても内容物が漏れることがなく、簡単に短時間で製造可能なペール缶用リングパッキン及びペール缶用リングパッキンの製造方法を提供することにある。
第1発明に係るペール缶用リングパッキンは、ペール缶の天蓋の縁に沿って装着されて内容物を封止するリング状のペール缶用リングパッキンであって、熱可塑性樹脂からなる樹脂カプセル内に発泡剤の液体が封入された多数の熱膨張性マイクロカプセルと、これらの多数の熱膨張性マイクロカプセル間を埋めて繋ぎ合わせて被覆する熱可塑性樹脂からなる繋ぎ樹脂層と、その繋ぎ樹脂層を被覆する非発泡の熱可塑性樹脂からなるスキン層と、を備える三重被覆構造となっており、前記スキン層の厚さは、0.1mm以上1.0mm以内となっているとともに、前記スキン層の端面同士が熱溶着されてリング状に成形されていることを特徴とする。
第2発明に係るペール缶用リングパッキンは、第1発明において、前記繋ぎ樹脂層と前記スキン層とは、同一の熱可塑性樹脂からなることを特徴とする。
第3発明に係るペール缶用リングパッキンは、第1発明又は第2発明において、前記スキン層は、断面円形となっていることを特徴とする。
第4発明に係るペール缶用リングパッキンは、第1発明ないし第3発明のいずれかの発明において、前記スキン層の端面同士が熱溶着されて、前記繋ぎ樹脂層の端面同士は、熱溶着されていないことを特徴とする。
発明に係るペール缶用リングパッキンは、第1発明ないし第発明のいずれかの発明において、前記スキン層を形成する前記熱可塑性樹脂は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、又はこれらの混合物であることを特徴とする。
発明に係るペール缶用リングパッキンの製造方法は、ペール缶の天蓋の縁に沿って装着されて内容物を封止するリング状のペール缶用リングパッキンの製造方法であって、熱可塑性樹脂からなる樹脂カプセル内に発泡剤の液体が封入された熱膨張性マイクロカプセルを混練した熱可塑性樹脂を所定温度に熱して押し出し、前記熱膨張性マイクロカプセル内の発泡剤を気化させてバルーン状に膨らませ、前記熱可塑性樹脂で繋ぎ合わせて前記熱膨張性マイクロカプセルを被覆した二重被覆構造の発泡樹脂層を形成する発泡樹脂層形成工程と、前記発泡樹脂層の周りに非発泡の熱可塑性樹脂を熱して軟化させた上、押し出してスキン層を形成するスキン層形成工程と、を有し、三重被覆構造のリングパッキンを製造することを特徴とする。
発明に係るペール缶用リングパッキンの製造方法は、第発明において、前記三重被覆構造の直線状のリングパッキンを所定の長さに切断する切断工程と、切断したリングパッキンの端部同士を、所定温度に熱せられた平板に接触させた直後に当接させて熱溶着してリング状に成形する端部熱溶着工程を有することを特徴とする。
第1発明〜第発明によれば、パッキンが、発泡剤の気体を被覆する三重被覆構造となっているので、弾力性が乏しいが内容物と反応しにくく、且つ、安価な素材を選択してもペール缶のパッキンとして必要な弾力性及び耐荷重性を確保し、長期間に亘り確実に内容物の漏出を防ぐことができる。また、第1発明〜第発明によれば、熱可塑性樹脂からなるパッキンが装着されているので、天然ゴムや合成ゴムと相違して、内容物と反応するか否かの検証がし易く、検証の手間を大幅に省くことができる。それに加え、第1発明〜第発明によれば、表層部に非発泡のスキン層が形成されているので、発泡樹脂だけからなる従来のパッキンと比べて、パッキンの径の調整を精度よく行うことができ、その点でも内容物の漏出を防ぐことができる。
その上、第1発明〜第7発明によれば、スキン層の端面同士が熱溶着されてリング状に成形されているので、直線状のパッキンをリング状に形成するのが極めて容易であるとともに、バリの発生がなく、バリ取りの作業を省略して製造時間を短縮し、安価に製造することができる。
さらに、第1発明〜第7発明によれば、スキン層の厚さは、0.1mm以上1.0mm以内であるので、強固に熱溶着することができ、リングパッキンの溶着部での破損のおそれを払拭することができる。
特に、第2発明によれば、繋ぎ樹脂層とスキン層とは、同一の熱可塑性樹脂からなるので、軟化点等が同じであり、パッキンの製造工程において温度管理が行い易く、パッキンの径の成形を精密に精度よく行うことができる。このため、この点においても、長期間に亘り確実に内容物の漏出を防ぐことができる。
特に、第3発明によれば、スキン層は、断面円形となっているので、ペール缶の天蓋の縁に沿って装着された際に、縁の下端を僅かに狭めるだけで、リングパッキンの脱落を防止することができる。このため、接着剤を使用せずにリングパッキンを天蓋に取り付けることができる。よって、製造手間や製造時間を削減して製造コストを低減することができる。
特に、第発明によれば、汎用樹脂で安価であり、多くの内容物と反応しない素材であるポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、又はこれらの混合物をパッキンに用いるので、長期間に亘って密封性を保持するというペール缶の必要機能を発揮しつつ、コストダウンを達成することができる。
発明によれば、発泡樹脂層形成工程とスキン層形成工程とを有し、三重被覆構造のリングパッキンを製造するので、長期間に亘り荷重が負荷されても内容物が漏れることがないペール缶用リングパッキンを、簡単に短時間で安価に製造することができる。
特に、第発明によれば、端部熱溶着工程を有するので、短時間で安価にリング状に成形することができる。また、第発明によれば、従来の発泡樹脂の熱圧着と比べて、バリの発生をなくすことができ、その点でも製造時間を短縮して安価に製造することができる。
本発明の実施形態に係るペール缶用リングパッキン1を一部切断して断面を示す斜視図である。 同上のペール缶用リングパッキンが装着されたペール缶を、天蓋を外した状態で示す分解斜視図である。 同上のペール缶用リングパッキン部分を拡大して示す図2のA部拡大図である。 同上のペール缶用リングパッキンの断面を示す拡大写真である。 同上のペール缶用リングパッキンの断面の一部を模式的に拡大して示す部分拡大図である。 同上のペール缶用リングパッキンの溶着部分を示す拡大写真である。 本発明の実施形態に係るペール缶用リングパッキンの製造方法の各工程を示すフローチャートである。 同上ペール缶用リングパッキンの押出成形機の一例を模式的に示す模式図である。 従来のポリエチレンの発泡樹脂からなるペール缶用リングパッキンの断面を示す拡大写真である。 従来の発泡樹脂からなるペール缶用リングパッキンの溶着部分を示す拡大写真である。
以下、本発明に係るペール缶用リングパッキン及びその製造方法を実施するための一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[ペール缶用リングパッキン]
先ず、図1〜図6を用いて、本発明の実施形態に係るペール缶用リングパッキンについて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るペール缶用リングパッキン1を一部切断して断面を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るペール缶用リングパッキン1が装着されたペール缶を、天蓋を外した状態で示す分解斜視図であり、図3は、図2のA部拡大図である。
<ペール缶>
本発明の実施形態に係るペール缶用リングパッキン1は、ペール缶Pの天蓋3の縁に沿って装着されて内容物を封止する機能を有している。本実施形態に係るペール缶用リングパッキン1が装着されるペール缶Pは、図2に示すように、バケツ状に形成された缶本体2と、この缶本体2の上端の開口部を塞ぐ天蓋3など、から構成されている。このペール缶Pは、缶本体2内に液体や流動体などの内容物が充填され、内容物を保管、搬送するための容器として用いられる。なお、図2は、天蓋3を一部鉛直面で切断して鉛直断面が分かるように表示している。
このペール缶Pは、図2に示すように、缶胴体20と地板21とが巻締られて一体化されて缶本体2が形成されており、この缶胴体20には、手でもって提げるための取手4も取り付けられている。
なお、このペール缶Pは、図2に示すように、内容物を充填する前にペール缶Pを積み重ねて集積可能とするため、上方に行くに従って徐々に拡径するように成形されたテーパペール缶である。勿論、本発明に係るペール缶Pは、テーパペール缶に限られず、完全な円筒状のストレートペール缶にも本発明を適用することができる。
また、図2に示すように、この缶胴体20の上端の縁部には、鋼板の切断した鋭利な端部が露出しないように、且つ、上端の曲げ強度を向上させるために、スピンカール等でロール成形されて丸められたカール部22が形成されている。そして、この缶胴体20には、缶本体2内に内容物を充填して搬送する際などにおいて、容器の変形を防止するために強度を上げことを目的として、缶胴体20の外側へコルゲート(波形)状に湾曲して突出する凸状ビード23も形成されている。
(天蓋)
図2,図3に示すように、天蓋3は、缶本体2の開口部を覆う円板状の金属板からなる天板30から主に構成されている。この天蓋3は、天板30の外周の縁に沿って曲げ加工されて天板30の板面に対して垂直に立ち上げられた周縁立上部31と、その周縁立上部31から外側及び下方へ向けカール加工されて断面円弧状の周縁溝部32が形成されている。また、この周縁溝部32の外周端には、鋼板が折り返された折返し部33も形成されている。
(取手)
取手4は、図2に示すように、鋼線(鋼棒)からなる取手本体40と、この取手本体40に外嵌された樹脂材からなる筒状の握手41などからなり、カップ状の鋼製金具であるイヤー部42で缶胴体20に揺動自在に止め付けられている。
<リングパッキン>
次に、図1,図3〜図6を用いて、本発明の実施形態に係るペール缶用リングパッキンについてさらに詳細に説明する。図4は、本発明の実施形態に係るペール缶用リングパッキン1の断面を示す拡大写真であり、図5は、同上のペール缶用リングパッキンの断面の一部を模式的に拡大して示す部分拡大図である。また、図6は、本発明の実施形態に係るペール缶用リングパッキン1の溶着部分を示す拡大写真である。
図3に示すように、前述の周縁溝部32には、缶本体2と天蓋3との間を封止するリング状のリングパッキン1が装着されている。このリングパッキン1は、図3〜図6等に示すように、後述の二重被覆構造の発泡樹脂層10と、その発泡樹脂層10を被覆する非発泡の熱可塑性樹脂からなるスキン層11と、を備える三重被覆構造となった断面円形のパッキンである。
((発泡樹脂層))
この発泡樹脂層10は、熱可塑性樹脂からなる樹脂カプセル内に発泡剤の液体が封入された多数の熱膨張性マイクロカプセル12と、これらの多数の熱膨張性マイクロカプセル12間を埋めて繋ぎ合わせて被覆する熱可塑性樹脂からなる繋ぎ樹脂層13と、から構成されている。この発泡樹脂層10は、膨張前(未膨張)の熱膨張性マイクロカプセル12を熱可塑性樹脂に混入して押出成形機のシリンダー内で練り合わせた上、熱を加えてシリンダーから射出されることで膨張を抑え込む圧力が無くなり発泡する。即ち、発泡樹脂層10は、シリンダーから射出されると同時に熱膨張性マイクロカプセル12がバルーン状に膨張するとともに、溶融した状態の熱可塑性樹脂がバルーン状に膨張した多数の熱膨張性マイクロカプセル12を被覆して繋ぎ合わせて固定して繋ぎ樹脂層13が形成され、二重被覆構造の発泡樹脂層10が形成される。
(熱膨張性マイクロカプセル)
熱膨張性マイクロカプセル12は、熱可塑性樹脂を外殻として発泡剤である液状ガスを内包する未膨張時の平均粒径が約10〜17μmで、真密度1000〜1300kg/m3の樹脂カプセルである。この熱膨張性マイクロカプセル12は、所定温度(一般的には、80〜200℃)に加熱されると熱膨張して体積が50倍以上に膨らんでマイクロバルーンとなることで周囲の熱可塑性樹脂を発泡させて発泡樹脂層10を形成する(図3,図4参照)。
ここで、外殻に用いられる熱可塑性樹脂としては、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリレート系モノマー、スチレン系モノマー、ハロゲン化ビニル、ハロゲン化ビニリデン、酢酸ビニル、ブタジエン、ビニルピリジン、クロロプレンなどのモノマーを(共)重合させて得られる重合体が挙げられる。さらに、外殻に用いられる熱可塑性樹脂は、他のコモノマーや架橋剤(ジビニルベンゼン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、トリアクリルホルマール、トリアリルイソシアヌレート等)を含んでいてもよい。これらの中では、メチルメタクリレート、アクリロニトリル、塩化ビニリデンのうちの少なくとも一つを主成分とする1元、2元または3元の共重合体が特に重要である。
樹脂カプセルに熱膨張性を付与するための発泡剤(膨張剤)としては、イソオクタン、n−ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、ブタン、イソブタンが好適であり、そのほか、ヘキサン、石油エーテルの如き炭化水素類、塩化メチル、塩化メチレン、ジクロロエタン、ジクロロエチレン、トリクロロエタン、トリクロルエチレンの如き塩素化炭化水素類なども使用可能である。
但し、発泡剤は、繋ぎ樹脂層13を形成する熱可塑性樹脂の軟化点より高い沸点を有することが好ましい。発泡させる際に熱可塑性樹脂が柔らかくなり、繋ぎ樹脂層13の成形がスムーズで精度良く行うことができるからである。例えば、本実施形態に係るリングパッキン1では、後述のように、繋ぎ樹脂層13を形成する熱可塑性樹脂として軟化点が80〜90℃程度のポリエチレンを採用するため、発泡剤は、沸点が99℃のイソオクタンが好ましい。しかし、沸点がそれより低い27.7℃のイソペンタンを使用することも可能である。80〜90℃程度の所定の温度にすれば、ポリエチレンが軟化した状態で発泡剤を気化させて樹脂カプセルを膨張させることが可能であるからである。
(熱可塑性樹脂)
繋ぎ樹脂層13を形成する熱可塑性樹脂には、低密度ポリエチレンが採用されている。但し、繋ぎ樹脂層13を形成する熱可塑性樹脂には、低密度ポリエチレンなどのポリエチレン樹脂に限られず、ポリプロピレン樹脂やエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA樹脂:Ethylene-Vinyl Acetate)、又はこれらの混合物であっても構わない。これらの樹脂であれば、汎用樹脂であり、安価で安定的に大量に入手することができ、溶剤等と反応しにくいからである。勿論、繋ぎ樹脂層13を形成する熱可塑性樹脂は、前述の汎用樹脂に限られず、熱可塑性樹脂であれば適用できることは云うまでもない。
((スキン層))
スキン層11は、非発泡の熱可塑性樹脂からなる二重被覆構造の発泡樹脂層10を被覆する所定厚さのチューブ状の層である。スキン層11の厚さは、一般的には、0.1mm〜1.0mmとなっており、薄くかつしっかり溶着するためには、0.3mm程度が好ましい。後述のように、空洞部分のない非発泡の樹脂部分を一定厚(0.3mm程度)確保することにより、強固に熱溶着することができ、リングパッキン1の溶着部での破損のおそれを払拭することができるからである。
(熱可塑性樹脂)
スキン層11を形成する熱可塑性樹脂には、繋ぎ樹脂層13と同一の低密度ポリエチレンが採用されている。勿論、スキン層11を形成する熱可塑性樹脂には、低密度ポリエチレンなどのポリエチレン樹脂に限られず、ポリプロピレン樹脂やエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA樹脂:Ethylene-Vinyl Acetate)、又はこれらの混合物であっても構わない。これらの樹脂であれば、汎用樹脂であり、安価で安定的に大量に入手することができ、溶剤等と反応しにくいからである。また、天然ゴムや合成ゴムなどと相違して、加硫のために添加する硫黄等と内容物が反応してしまうという問題を解消することができるからである。それに加え、天然ゴムや合成ゴムなどと相違して、リングパッキン1の表層を非発泡の単一の熱可塑性樹脂から構成することで、内容物と反応するか否かの検証が極めて容易となるからである。
図6に示すように、リングパッキン1の溶着部分は、前述のスキン層11が熱溶着されてリング状に成形されている。これに対して、従来のリングパッキンは、図8に示すように、空洞部分が多い発泡樹脂から形成されていた。このため、従来のリングパッキンは、互いに溶着する切断端面同士に、必ずしも樹脂部分が存在するとは限らず、溶着する際には、両側から圧着した上に熱を加える必要があった。そのため、従来のリングパッキンは、図10に示すように、樹脂の溶融部分がはみ出したバリが発生してしまうという問題があった。また、バリがあることは、パッキンの平滑化が失われ、その凸部分よりペール缶の内容物が漏出するおそれが極めて高くなる。そのため、リングパッキン1には、平滑な溶着部分が求められている。
しかし、本実施形態に係るリングパッキン1では、図3〜図5に示すように、表層のスキン層11において一定厚の非発泡の樹脂部分が存在し、互いに端面同士を押し付けなくても強固に固着することが可能である。つまり、表層のスキン層11の部分が熱溶着されれば、発泡樹脂層10の繋ぎ樹脂層13が溶着されていなくても構わない。このため、図6に示すように、バリが発生することなく、綺麗に溶着されている。また、後述のように、直線状のパッキンをリング状のリングパッキンに成形することが極めて簡単に短時間で行うことができる。
[ペール缶用リングパッキンの製造方法]
次に、図7,図8を用いて、ペール缶用リングパッキンの製造方法について説明する。図7は、本発明の実施形態に係るペール缶用リングパッキンの製造方法の各工程を示すフローチャートであり、図8は、パッキンの押出成形機の一例を模式的に示す模式図である。
(発泡樹脂層形成工程)
本実施形態に係るペール缶用リングパッキンの製造方法では、先ず、前述の発泡樹脂層10を形成する発泡樹脂層形成工程を行う。具体的には、本工程では、低密度ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂に前述の未膨張の熱膨張性マイクロカプセル12を練り込んで(混練して)、熱可塑性樹脂の融点より高い所定温度に熱した上、図8に示す押出成形機5で押し出して二重被覆構造の発泡樹脂層10を形成する。
本工程では、ペレットの状態の低密度ポリエチレン(熱可塑性樹脂)と粉末状の熱膨張性マイクロカプセル12が押出成形機5の投入部50に投入され、シリンダー51の内部で加熱溶融されてスクリュー52により吐出口53から押し出される。このとき、シリンダー51内では、圧力等により、熱膨張性マイクロカプセル12が膨張しないように制御されており、シリンダー51から吐出された瞬間に膨張する。このとき、シリンダー51から射出されると同時に熱膨張性マイクロカプセル12がバルーン状に膨張するとともに、溶融した状態の熱可塑性樹脂がバルーン状に膨張した多数の熱膨張性マイクロカプセル12を被覆して繋ぎ樹脂層13が形成され、二重被覆構造の発泡樹脂層10となる。
(スキン層形成工程)
本実施形態に係るペール缶用リングパッキンの製造方法では、前述の発泡樹脂層形成工程と同時並行して、発泡樹脂層10の周囲にスキン層11を形成するスキン層形成工程を行う。具体的には、本工程では、前述の図8に示す押出成形機5と同等の別の押出成形機5で発泡樹脂層10の周りに非発泡の熱可塑性樹脂を熱して軟化させた上、押し出して所定厚のスキン層11を形成する。スキン層11の厚さは、前述のように0.1mm〜1.0mmが好ましく、0.3mm程度がさらに好ましい。
本工程では、ペレットの状態の低密度ポリエチレン(熱可塑性樹脂)が押出成形機5の投入部50に投入され、シリンダー51の内部で加熱溶融されてスクリュー52により吐出口53から押し出される。
(冷却工程)
次に、本実施形態に係るペール缶用リングパッキンの製造方法では、前工程で発泡樹脂層10を被覆したスキン層11が形成された三重被覆構造のパッキンを冷却する冷却工程を行う。具体的には、本工程では、発泡樹脂層10を被覆したスキン層11が押出成形機5から図示しない水槽に押し出されて、パッキンを巻き取るボビンが回転することにより、引っ張られて所定長さの水槽を通過することにより、その間に冷却されて所定径の直線状のパッキンが形成される。
このとき、発泡樹脂層10とスキン層11の三重被覆構造の直線状のパッキンは、パッキンを巻き取るボビンの回転速度を調整することにより、パッキンの径の微調整をすることができる。これは、発泡樹脂層10を非発泡の樹脂からなるスキン層11で覆っているため、発泡樹脂層10がスキン層11を超えて膨張することがないからである。このため、本実施形態に係るペール缶用リングパッキンの製造方法では、従来の発泡樹脂からなるパッキン径の微調整よりも極めて容易となり、製造速度が速く、パッキンの製造単価を低減することができる。
その上、繋ぎ樹脂層13とスキン層11とは、同一の熱可塑性樹脂からなるので、軟化点等が同じであり、本工程において温度管理が行い易く、パッキンの径の微調整を精密に精度よく行うことができる。このため、パッキンの径の品質管理が向上し、この点でも、内容物の漏出を防止することができる。
(切断工程)
次に、本実施形態に係るペール缶用リングパッキンの製造方法では、三重被覆構造の直線状のパッキンを所定の長さに切断する切断工程を行う。具体的には、本工程では、上下に駆動自在な切断刃が設けられた切断機に搬送して、直線状のパッキンを切断刃で挟み込んで所定間隔で切断する。勿論、パッキンの切断方法は、切断刃による機械的なものに限られず、レーザー光線等で熱により切断してもよいことは云うまでもない。
(端部熱溶着工程)
次に、本実施形態に係るペール缶用リングパッキンの製造方法では、切断したリングパッキンの端部同士を、熱溶着してリング状に成形する端部熱溶着工程を行う。具体的には、本工程では、切断した直線状のパッキンの両端面を所定温度に熱した平板に接触させた直後に突き合わせて当接して熱溶着する。
このとき、三重被覆構造のパッキンは、図4、図5に示したように、表層部分に空洞部分のない非発泡の樹脂部分を一定厚(0.3mm程度)確保している。このため、図6に示したように、突き合わせて当接するだけで強固に熱溶着することができ、リングパッキン1の溶着部での破損のおそれを払拭することができる。一方、図9に示すように、従来の発泡樹脂のように空洞部分が多い場合は、端面同士を突き合せただけでは、必ずしも樹脂部分が当接するとは限らず、溶着することができない。そのため、両側から端面同士を押し付けて圧着した状態で熱溶着する必要があり、図10に示すように、どうしてもバリが発生してしまう。
以上説明した本実施形態に係るペール缶用リングパッキン1及びその製造方法によれば、リングパッキン1は、気化した発泡剤の気体を被覆する二重被覆構造の発泡樹脂層10と、その発泡樹脂層10をさらに被覆するスキン層11の三重被覆構造となっている。このため、弾力性が乏しいが内容物と反応しにくく、且つ、安価な素材を選択してもペール缶のパッキンとして必要な弾力性及び耐荷重性を確保し、長期間に亘り確実に内容物の漏出を防ぐことができる。特に、発泡剤である炭化水素などの気体を樹脂カプセルと、繋ぎ樹脂層13と、スキン層11の三重に被覆して包み込んでいるので、気体が長期に亘って消散しにくく、従来のガスを樹脂に注入して発泡させる場合と比べて、耐荷重性(耐久性)が極めて良好である。
また、ペール缶用リングパッキン1によれば、表層を非発泡の単一樹脂からなるスキン層11としているので、従来の合成ゴムや発泡樹脂と相違して、内容物と反応するか否かの検証がし易く、検証の手間を大幅に省くことができる。
その上、ペール缶用リングパッキン1によれば、リングパッキン1が断面円形となっているので、ペール缶Pの天蓋3の縁に沿った周縁溝部32に装着された際に、周縁溝部32の下端を僅かに狭めるだけで、リングパッキン1の脱落を防止することができる。このため、接着剤を使用せずにリングパッキン1を天蓋に取り付けることができる。よって、製造手間や製造時間を削減して製造コストを低減することができるだけでなく、揮発性有機溶化合物(VOC)の健康被害のおそれも払拭することができる。
それに加え、ペール缶用リングパッキン1によれば、表層部に非発泡のスキン層11が形成されているので、発泡樹脂だけからなる従来のパッキンと比べて、パッキンの径の調整を精度よく行うことができ、その点でも内容物の漏出を防ぐことができる。
また、スキン層11が熱溶着されてリング状に成形されているので、直線状のパッキンをリング状に形成するのが極めて容易であるとともに、バリの発生がなく、バリ取りの作業を省略して製造時間を短縮し、安価に製造することができる。また、表層部が漏れなく円形に所定厚(0.1mm〜1.0mm)溶着されているので、引っ張った際に剥がれ出す部分がなく、強固に溶着されており、溶着部分の強度が極めて高い。
以上、本発明の実施形態に係るペール缶用リングパッキン及その製造方法について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎない。よって、本発明に係るペール缶用リングパッキン及びペール缶の製造方法は、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
1:ペール缶用リングパッキン
10:発泡樹脂層
11:スキン層
12:マイクロカプセル(発泡樹脂層)
13:繋ぎ樹脂層(発泡樹脂層)
P:ペール缶
2:缶本体
20:缶胴体
21:地板
22:カール部
23:凸状ビード
3:天蓋
30:天板
31:周縁立上部
32:周縁溝部
33:折返し部
4:取手
40:取手本体
41:握手
42:イヤー部
5:押出成形機
50:投入部
51:シリンダー
52:スクリュー
53:吐出口

Claims (7)

  1. ペール缶の天蓋の縁に沿って装着されて内容物を封止するリング状のペール缶用リングパッキンであって、
    熱可塑性樹脂からなる樹脂カプセル内に発泡剤の液体が封入された多数の熱膨張性マイクロカプセルと、これらの多数の熱膨張性マイクロカプセル間を埋めて繋ぎ合わせて被覆する熱可塑性樹脂からなる繋ぎ樹脂層と、その繋ぎ樹脂層を被覆する非発泡の熱可塑性樹脂からなるスキン層と、を備える三重被覆構造となっており、
    前記スキン層の厚さは、0.1mm以上1.0mm以内となっているとともに、
    前記スキン層の端面同士が熱溶着されてリング状に成形されていること
    を特徴とするペール缶用リングパッキン。
  2. 前記繋ぎ樹脂層と前記スキン層とは、同一の熱可塑性樹脂からなること
    特徴とする請求項1に記載のペール缶用リングパッキン。
  3. 前記スキン層は、断面円形となっていること
    特徴とする請求項1又は2に記載のペール缶用リングパッキン。
  4. 前記スキン層の端面同士が熱溶着されて、前記繋ぎ樹脂層の端面同士は、熱溶着されていないこと
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のペール缶用リングパッキン。
  5. 前記スキン層を形成する前記熱可塑性樹脂は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、又はこれらの混合物であること
    を特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のペール缶用リングパッキン。
  6. ペール缶の天蓋の縁に沿って装着されて内容物を封止するリング状のペール缶用リングパッキンの製造方法であって、
    熱可塑性樹脂からなる樹脂カプセル内に発泡剤の液体が封入された熱膨張性マイクロカプセルを混練した熱可塑性樹脂を所定温度に熱して押し出し、前記熱膨張性マイクロカプセル内の発泡剤を気化させてバルーン状に膨らませ、前記熱可塑性樹脂で繋ぎ合わせて前記熱膨張性マイクロカプセルを被覆した二重被覆構造の発泡樹脂層を形成する発泡樹脂層形成工程と、
    前記発泡樹脂層の周りに非発泡の熱可塑性樹脂を熱して軟化させた上、押し出してスキン層を形成するスキン層形成工程と、を有し、三重被覆構造のリングパッキンを製造すること
    を特徴とするペール缶用リングパッキンの製造方法。
  7. 前記三重被覆構造の直線状のリングパッキンを所定の長さに切断する切断工程と、
    切断したリングパッキンの端部同士を、所定温度に熱せられた平板に接触させた直後に当接させて熱溶着してリング状に成形する端部熱溶着工程を有すること
    を特徴とする請求項に記載のペール缶用リングパッキンの製造方法。
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