JP6607086B2 - 非常用点灯装置 - Google Patents
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Description
そこで非常用点灯装置は、点検機能を備える。そして、非常用点灯装置の本体下面等に設けたモニタ用のランプの点灯状態により、点検結果を報知している。
本体10は、筐体11、回路カバー12、端子台13、点検スイッチ14、モニタランプ15,16,17、発光素子18及び受光素子19を含む。
筐体11は、一面を開口した平たい箱状をなす。回路カバー12は、筐体11の内部に配置されて、筐体11に固定される。回路カバー12は、その内部に電気回路を収容し、当該電気回路を保護する。回路カバー12は、保守作業者などにより開放することが可能である。端子台13は、商用電源等の外部電源に接続するための電源線を物理的に保持するとともに、当該電源線を回路カバー12の内部に収容された電気回路に電気的に接続する。点検スイッチ14、モニタランプ15,16,17、発光素子18及び受光素子19は、いずれも筐体11の下面11aに形成された貫通孔に面する状態で筐体11の内部に固定されている。点検スイッチ14は、後述する点検動作の開始指示のための押しボタンスイッチである。モニタランプ15は、バッテリ40の状態を案内するためのランプである。モニタランプ15としては、例えば緑色LED(light emitting diode)が使用される。モニタランプ16は、光源ユニット30の状態を案内するためのランプである。モニタランプ16としては、例えば赤色LEDが使用される。モニタランプ17は、点検動作の実行状態を案内するためのランプである。モニタランプ17としては、例えば橙色LEDが使用される。発光素子18は、図示しないリモートコントローラに情報を伝送するための赤外光を発光する。受光素子19は、上記リモートコントローラが送信する赤外光を受光する。なお、筐体11の内部には、光源ユニット30及びバッテリ40を収容するための空間が形成されている。また筐体11の内部には、光源ユニット30及びバッテリ40をそれぞれ着脱自在に保持する光源コネクタ及びバッテリコネクタが設けられている。当該光源コネクタ及びバッテリコネクタは、装着された光源ユニット30及びバッテリ40を、回路カバー12の内部に収容された電気回路に電気的に接続する。
正常時電源回路Ci3は、トランスTr1、ダイオードD11,D12、コンデンサCa11,Ca12及び電源回路Ci31を含む。正常時電源回路Ci3は、供給された直流電力から、IPD(intelligent power device)を用いた電源回路Ci31によるスイッチングと、トランスTr1による降圧とにより、2つの直流電力を得る。正常時電源回路Ci3は、これら2つの直流電力の一方を、ダイオードD11及びコンデンサCa11からなる整流平滑回路を介して正常時点灯回路Ci4に供給する。正常時電源回路Ci3はまた、上記2つの直流電力の他方を、ダイオードD12及びコンデンサCa12からなる整流平滑回路を介して充電回路Ci6に供給する。なお、電源回路Ci31は、フィードバック回路Ci5から与えられるフィードバック情報に従って、スイッチング周波数を調整する。
フィードバック回路Ci5は、正常時点灯回路Ci4の定電流の情報をフィードバック情報として電源回路Ci31にフィードバックする。
充電回路Ci6は、正常時電源回路Ci3から供給された直流電力を用いて、バッテリ40に備えられる充電セル45を充電する。
電圧計Vm1は、充電セル45の端子間電圧を測定する。電圧計Vm1は、電圧測定値をコントローラCo1に与える。
外部電源2から交流電力が供給されているときが正常時であり、外部電源2から交流電力の供給が断たれているとき、すなわち停電状態にあるときが非常時である。
また正常時においては、正常時電源回路Ci3から充電回路Ci6へと直流電力が供給される。このため、充電回路Ci6が動作し、充電セル45に充電する。
正常時から非常時に移行した場合、外部電源2からの交流電力の供給が断たれるために、正常時点灯回路Ci4は動作不能となり、正常時点灯回路Ci4から点灯制御回路Ci8への直流電力の供給は行われなくなる。また監視回路Ci2への電力供給も行われなくなることから、監視回路Ci2での検出結果も変化する。当該検出結果の変化に応じてコントローラCo1は、駆動回路Ci71を起動する。そうすると、非常時電源回路Ci7が動作状態となり、非常時電源回路Ci7から点灯制御回路Ci8へと直流電力が供給されるようになる。かくして点灯制御回路Ci8は、バッテリ40から供給された直流電力に基づいて非常時電源回路Ci7により得られた直流電力により動作する。このときに点灯制御回路Ci8は、コントローラCo1の制御の下に、LED31の発光強度を非常時強度とする。非常時強度は、正常時強度よりも小さい。
以上が非常用点灯装置1の基本動作であるが、これらの動作は既製の同種の装置の動作と同様であってよい。
上記のような基本動作が行われている際に、コントローラCo1は、光源ユニット30のチェックのために第1の制御処理を実行している。
図3及び図4は第1の制御処理におけるコントローラCo1のフローチャートである。
ステップSa2においてコントローラCo1は、点灯時間を計時する。すなわちコントローラCo1は例えば、点灯時間の計時値に上記の時間間隔を加算する。
かくしてコントローラCo1はステップSa1〜ステップSa3において、点灯状態であった時間が単位時間を経過するのを待ち受ける。そしてコントローラCo1は、点灯時間が単位時間を経過したためにステップSa3にてYesと判定したならば、ステップSa4へと進む。
ステップSa5においてコントローラCo1は、LED31が寿命に至ったか否かを確認する。具体的にはコントローラCo1は、カウンタT1の値が予め定められた閾値Tth1以上であるか否かを確認する。閾値Tth1は、LED31の寿命時間を単位時間で除して求まる値を基準として、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。例えば、寿命時間を単位時間で除して求まる値をそのまま閾値Tth1としてもよいし、あるいは若干のマージンを見越して、寿命時間を単位時間で除して求まる値よりも若干小さな値を閾値Tth1としてもよい。そしてコントローラCo1は、カウンタT1の値が予め定められた閾値Tth1未満であるならばNoと判定して、ステップSa1に戻る。
かくしてコントローラCo1はステップSa1〜ステップSa5において、LED31が寿命に至るのを待ち受ける。そしてコントローラCo1は、LED31が寿命に至ったとしてステップSa5にてYesと判定したならば、ステップSa6へと進む。なお、LED31が寿命に至っていることは、非常時における点灯の障害の1つである。したがって、コントローラCo1はステップSa1〜ステップSa5を実行することにより、このような障害を検出する検出手段として機能する。
ステップSa7においてコントローラCo1は、カウンタT2をクリアする。カウンタT2の値は、モニタランプ16の点滅及び後述するお知らせ点灯による報知を行っている期間をカウントするための値である。
ステップSa8においてコントローラCo1は、光源ユニット30が過去に交換されたか否かを確認する。具体的にはコントローラCo1は、過去に交換が行われたか否かを表すためのものであり、初期状態ではリセット状態にあるフラグF1がセット状態にあるか否かを確認する。そしてコントローラCo1は、フラグF1がリセット状態であるならばNoと判定し、ステップSa9へと進む。
図5、図6及び図7はお知らせ点灯におけるLED31の発光強度の時間変化の例を示した図である。
図5においては、LED31の発光強度は、多くの時間においては正常時強度とするが、一定の時間周期で短時間だけ消灯する。
図6においては、LED31の発光強度を、正常時強度及び非常時強度の中間的な強度に一定とする。
図7においては、LED31の発光強度は、多くの時間においては正常時強度とするが、一定の時間周期で短時間だけ正常時強度及び非常時強度の中間的な強度とする。
コントローラCo1は、図3,図4に示すのとは別の図示しない制御処理により、このような発光状態が形成されるように点灯制御回路Ci8を制御する。第1のお知らせ点灯をこれら例のいずれとするかは、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。あるいは、コントローラCo1は、複数の点灯状態を選択的に形成可能としておき、非常用点灯装置1の管理者などの指示に応じて1つの点灯状態を形成してもよい。また、コントローラCo1は、複数の点灯状態を選択的に形成可能としておき、1つの点灯状態を予め定められた継続時間に渡り継続した後、別の点灯状態を形成してもよい。第1のお知らせ点灯は、障害が検出されていることを報知するための報知動作の一つである。従ってコントローラCo1は、ステップSa9を実行することによって、点灯制御回路Ci8及びLED31との協働によって報知手段としての機能を実現する。
ステップSa11においてコントローラCo1は、第1のお知らせ点灯の点灯時間が予め定められた単位時間を経過したか否かを確認する。単位時間は、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。一例として単位時間は、1分などに定められることが想定される。そしてコントローラCo1は、第1のお知らせ点灯の点灯時間が単位時間を経過していないためにNoと判定したならば、ステップSa10へと戻る。しかしながらコントローラCo1は、第1のお知らせ点灯の点灯時間が単位時間を経過しているためにYesと判定したならば、ステップSa12へと進む。
ステップSa13においてコントローラCo1は、第1のお知らせ期間が終了したか否かを確認する。具体的にはコントローラCo1は、カウンタT2の値が予め定められた閾値Tth2以上であるか否かを確認する。閾値Tth2は、第1のお知らせ表示を行うべき時間を単位時間で除して求まる値を基準として、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。そしてコントローラCo1は、カウンタT2の値が閾値Tth2未満であるならばNoと判定して、ステップSa10に戻る。
かくしてコントローラCo1はステップSa10〜ステップSa13において、第1のお知らせ表示を終了すべきタイミングが到来するのを待ち受ける。そしてコントローラCo1は、カウンタT2の値が閾値Tth2であるならば、終了すべきタイミングであるとしてステップSa13にてYesと判定し、ステップSa14へと進む。
さて、管理者または保守作業者は、モニタランプ16の点滅、LED31による第1のお知らせ点灯、あるいは正常時におけるLED31の消灯のいずれかにより光源ユニット30が寿命となったことを認識する。そしてこの場合に管理者または保守作業者は、表示体20を本体10から取り外し、さらには光源ユニット30を本体10から取り外す。そして管理者または保守作業者は、新しい光源ユニット30を本体10に取り付けた上で、リセットスイッチSw2を押下する。
コントローラCo1は、上記のようにリセットスイッチSw2が押下されたならば、ステップSa10又はステップSa15にてYesと判定し、ステップSa16へと進む。かくしてコントローラCo1はステップSa10又はステップSa15の処理により、予め定められた操作に応じて障害への処置としての光源ユニット30の交換が行われたと判定する判定手段として機能する。
ステップSa17においてコントローラCo1は、光源ユニット30の交換を促すために行っている全ての警報動作を終了する。具体的には、コントローラCo1は、モニタランプ16の点滅を停止させる。コントローラCo1は、第1のお知らせ点灯を実施しているならば、それを終了する。またコントローラCo1は、正常時点灯回路Ci4の動作を停止させているならば、その動作を再開させる。
ステップSa18においてコントローラCo1は、新たに装着された光源ユニット30に備えられたLED31の総点灯時間をカウントするために、カウンタT1をクリアする。そしてこの後、コントローラCo1はステップSa1に戻る。
コントローラCo1は、交換後の光源ユニット30が寿命に到達したためにステップSa5にてYesと判定したならば、過去に交換がなされていて、フラグF1がセットされているから、ステップSa8でもYesと判定することになる。そしてこの場合にコントローラCo1は、図4中のステップSa19へと進む。
ステップSa19においてコントローラCo1は、第2のお知らせ点灯を開始する。第2のお知らせ点灯は、非常用点灯装置1の点検を行うべきことを、非常用点灯装置1の管理者に報知するためにLED31の発光状態を変化させることである。
コントローラCo1は、図3,図4に示すのとは別の図示しない制御処理により、第2のお知らせ点灯のための発光状態が形成されるように点灯制御回路Ci8を制御する。第2のお知らせ点灯としては、例えば図5〜図7に示される発光状態を例とする様々な発光状態のうちで第1のお知らせ点灯とは異なるものを適用できる。第2のお知らせ点灯をどのような点灯状態とするかは、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。あるいは、コントローラCo1は、複数の点灯状態を選択的に形成可能としておき、非常用点灯装置1の管理者などの指示に応じて1つの点灯状態を形成してもよい。
ステップSa21においてコントローラCo1は、第2のお知らせ点灯の点灯時間が予め定められた単位時間を経過したか否かを確認する。単位時間は、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。一例として単位時間は、1分などに定められることが想定される。そしてコントローラCo1は、第2のお知らせ点灯の点灯時間が単位時間を経過していないためにNoと判定したならば、ステップSa20へと戻る。しかしながらコントローラCo1は、第2のお知らせ点灯の点灯時間が単位時間を経過しているためにYesと判定したならば、ステップSa22へと進む。
ステップSa23においてコントローラCo1は、第2のお知らせ期間が終了したか否かを確認する。具体的にはコントローラCo1は、カウンタT2の値が予め定められた閾値Tth3以上であるか否かを確認する。閾値Tth3は、第2のお知らせ表示を行うべき時間を単位時間で除して求まる値を基準として、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。そしてコントローラCo1は、カウンタT2の値が閾値Tth3未満であるならばNoと判定して、ステップSa20に戻る。
かくしてコントローラCo1はステップSa20〜ステップSa23において、第2のお知らせ表示を終了すべきタイミングが到来するのを待ち受ける。そしてコントローラCo1は、カウンタT2の値が閾値Tth3であるならば、終了すべきタイミングであるとしてステップSa23にてYesと判定し、ステップSa24へと進む。
ステップSa26においてコントローラCo1は、非常用点灯装置1の周囲が暗くなっているか否かを確認する。コントローラCo1は具体的には、照度センサ32による照度測定値が予め定められた閾値Lth1以下となっているか否かを確認する。閾値Lth1は、LED31を消灯させた状態で、非常用点灯装置1の周囲の明るさを徐々に暗くした場合に、非常用点灯装置1を視認することが困難となる明るさにおいて照度センサ32が出力する照度測定値程度に定められることが想定される。正常時点灯回路Ci4の動作を停止させることによりLED31を消灯させた状態にあっては、非常用点灯装置1の周囲から表示板22を透過して照度センサ32へと入射する光量が、照度センサ32による照度測定値において支配的となる。従って照度センサ32の測定値は、非常用点灯装置1の周囲の明るさを表す。そして照度センサ32は、非常用点灯装置1の周囲の明るさを測定する測定手段として機能する。ただし閾値Lth1は、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。そしてコントローラCo1は、照度測定値が閾値Lth1以下にはなっていないならばNoと判定し、ステップSa25へと戻る。
かくしてコントローラCo1は、ステップSa25及びステップSa26においては、メンテナンススイッチSw3が押下されるか、あるいは周囲が暗くなるのを待ち受ける。そしてコントローラCo1は、照度測定値が閾値Lth1以下になったならばステップSa26にてYesと判定し、ステップSa27へと進む。
ステップSa29においてコントローラCo1は、非常用点灯装置1の周囲が明るくなっているか否かを確認する。コントローラCo1は具体的には、照度センサ32による照度測定値が予め定められた閾値Lth2以上となっているか否かを確認する。閾値Lth2は、非常用点灯装置1の周囲の明るさを徐々に明るくした場合に、非常用点灯装置1を視認することが可能となる明るさにおいて照度センサ32が出力する照度測定値程度に定められることが想定される。ただし閾値Lth2は、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。そしてコントローラCo1は、照度測定値が閾値Lth2以上にはなっていないならばNoと判定し、ステップSa28へと戻る。
かくしてコントローラCo1は、ステップSa28及びステップSa29においては、メンテナンススイッチが押下されるか、あるいは周囲が明るくなるのを待ち受ける。そしてコントローラCo1は、照度測定値が閾値Lth2以上になったならばステップSa29にてYesと判定し、ステップSa24へと戻る。つまりコントローラCo1は、LED31を点灯させなくとも非常用点灯装置1を視認可能な状況になったならば、正常時点灯回路Ci4からの電力供給によるLED31の点灯を停止することによる警報状態に戻る。
ステップSa30においてコントローラCo1は、点検を促すために行っている全ての警報動作を終了する。具体的には、コントローラCo1は、モニタランプ16の点滅を停止させる。コントローラCo1は、第2のお知らせ点灯を実施しているならば、それを終了する。またコントローラCo1は、正常時点灯回路Ci4の動作を停止させているならば、その動作を再開させる。
ステップSa32においてコントローラCo1は、LED31が点灯中であるか否かを確認する。この確認は、ステップSa1と同様に行われてよい。コントローラCo1は、LED31が点灯中であるならばYesと判定し、ステップSa33へと進む。
ステップSa33においてコントローラCo1は、点灯時間を計時する。すなわちコントローラCo1は例えば、点灯時間の計時値に上記の時間間隔を加算する。
かくしてコントローラCo1はステップSa32〜ステップSa34において、点灯状態であった時間が単位時間を経過するのを待ち受ける。そしてコントローラCo1は、点灯時間が単位時間を経過したためにステップSa34にてYesと判定したならば、ステップSa35へと進む。
ステップSa36においてコントローラCo1は、新たな点検タイミングが到来したか否かを確認する。具体的にはコントローラCo1は、カウンタT3の値が予め定められた閾値Tth4以上であるか否かを確認する。閾値Tth4は、点検周期を単位時間で除して求まる値を基準として、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。例えば、点検周期を単位時間で除して求まる値をそのまま閾値Tth4としてもよいし、あるいは若干のマージンを見越して、点検周期を単位時間で除して求まる値よりも若干小さな値を閾値Tth4としてもよい。そしてコントローラCo1は、カウンタT3の値が予め定められた閾値Tth4未満であるならばNoと判定して、ステップSa32に戻る。
かくしてコントローラCo1はステップSa32〜ステップSa36において、点検タイミングが到来するのを待ち受ける。そしてコントローラCo1は、点検タイミングが到来したとしてステップSa36にてYesと判定したならば、ステップSa37へと進む。
ステップSa37においてコントローラCo1は、光源警報用のモニタランプ16の点滅を開始させる。そしてこの後にコントローラCo1は、ステップSa19以降の処理を前述したのと同様に実行する。
ここでは、外部電源2から絶えることなく電力供給がなされている場合を示す。また、閾値Tth1,Tth2,Tth3,Tth4に単位時間を乗じて求まる時間をそれぞれ、59,500時間、500時間、500時間、8,760時間としている。
初回起動により基本動作によるLED31の点灯が開始されてから59,500時間(約6.8年間)が経過した時点から第1のお知らせ点灯が開始されている。この例では、第1のお知らせ点灯は図6に示すパターンである。そして500時間(約21日間)に渡る第1のお知らせ期間において光源ユニット30の交換が行われなかったために、当該第1のお知らせ期間の終了をもってLED31が消灯されている。
光源ユニット30の初回の交換がなされたことに応じて、基本動作によるLED31の点灯が再開され、その後に再び59,500時間が経過した時点からお知らせ点灯が再度開始されている。ただし、このときには既に光源ユニット30の交換が一度行われているから、実施されるのは第2のお知らせ点灯となっている。この例では、第2のお知らせ点灯は図5に示すパターンである。そして500時間(約21日間)に渡る第2のお知らせ期間において光源ユニット30の交換が行われなかったために、当該第2のお知らせ期間の終了をもってLED31が消灯されている。
光源ユニット30の2回目の交換がなされたことに応じて、基本動作によるLED31の点灯が再開される。光源ユニット30が2回交換されているため、8,760時間(約1年間)が経過して点検タイミングとなると、第2のお知らせ点灯が再度行われている。このときには、光源ユニット30が交換されてリセットスイッチSw2が押下されても、第2のお知らせ点灯は解除されない。そして、メンテナンススイッチSw3が押下されることがないまま第2のお知らせ期間が終了したことをもってLED31が消灯されている。このLED31の消灯も、光源ユニット30が交換されてリセットスイッチSw2が押下されても解除されない。
回路カバー12を開放しての点検が行われて、回路カバー12により覆われていたメンテナンススイッチSw3が押下されたことに応じて、基本動作によるLED31の点灯が再開される。この後には、8,760時間(約1年間)が経過して点検タイミングとなる毎に第2のお知らせ点灯が開始される。
バッテリ40は、非常時において20分間は非常用点灯装置1を動作させ続けられることが消防法により規定されている。バッテリ40は、いつ非常時となっても対応可能なように、充電セル45に十分な電力を蓄えた状態を維持する必要がある。このためバッテリ40は劣化し、交換する必要がある。
バッテリの状態を確認したい場合に、非常用点灯装置1の管理者又は保守作業者は、点検スイッチ14を押下するか、図示しないリモートコントローラに設けられた点検ボタンを押下するなどして点検開始を指示する。
図9は第2の制御処理におけるコントローラCo1のフローチャートである。
ステップSb2においてコントローラCo1は、照度センサ32が出力する照度測定値を変数L1にセットする。これにより変数L1は、点検開始前における正常時のLED31による照度に応じた値を表すものとなる。
ステップSb4においてコントローラCo1は、非常時電源回路Ci7を起動する。これにより、非常時電源回路Ci7からの供給電力による点灯制御回路Ci8でのLED31の駆動が開始され、LED31が再度点灯する。このときにコントローラCo1は、LED31の発光量を非常時のために予め定められた発光量よりも大きな点検用の発光量とする。両発光量は、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。一例として、非常時の発光量をLED31の最大発光量の20%とし、点検用の発光量をLED31の最大発光量の100%とすることが想定される。
かくしてコントローラCo1は、正常時に、非常時の動作状態を強制的に形成する。
ステップSb6においてコントローラCo1は、LED31による現在の照度が予め定められた照度に到達したか否かを確認する。コントローラCo1は具体的には、変数L2の値が予め定めた閾値Lth3以上となっているか否かを確認する。そしてコントローラCo1は、変数L2の値が予め定めた閾値Lth3未満であるならば、LED31による現在の照度が予め定められた照度に到達していないとしてNoと判定し、ステップSb5へと戻る。かくしてステップSb5及びステップSb6においてコントローラCo1は、LED31による現在の照度が予め定められた照度に到達するのを待ち受ける。そしてコントローラCo1は、変数L2の値が予め定めた閾値Lth3以上となったならばステップSb6にてYesと判定し、ステップSb7へと進む。なお閾値Lth3は、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。
ステップSb8においてコントローラCo1は、非常時電源回路Ci7からの供給電力を用いた駆動でのLED31の発光が安定するのを待ち受ける。コントローラCo1は具体的には、ステップSb4にて非常時電源回路Ci7を起動してからの経過時間が予め定められた閾値Tth11以上となるのを待ち受ける。閾値Tth11は、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。ただし閾値Tth11は、非常時電源回路Ci7からの供給電力を用いた駆動でのLED31の発光が安定するのに要する時間よりも長く設定されるべきである。そしてコントローラCo1は、経過時間が閾値Tth11以上となったならば、発光が安定したとしてYesと判定し、ステップSb9へと進む。
ステップSb10においてコントローラCo1は、LED31の発光量の正常時と非常時とでの光量差を算出する。コントローラCo1は具体的には、変数L1と変数L2との差として光量差を算出する。照度センサ32には、表示板22を透過した外光も入射する。このため変数L1,L2が示す照度値は、LED31の発光量と厳密には比例しない。しかしながら、ここでの変数L1,L2はほぼ等しいと考えることができ、変数L1と変数L2との差は上記の光量差とみなすことができる。
ステップSb12においてコントローラCo1は、変数V1に電圧計Vm1が出力する電圧測定値をセットする。これにより変数V1は、点検期間が終了した時点における充電セル45の端子間電圧を表すことになる。
ステップSb14においてコントローラCo1は、フラグF2をセットする。これによりフラグF2がセット状態であるとき、バッテリ40が所期の性能を発揮できない状態にあることを表すことになる。なお、バッテリ40が所期の性能を発揮できない状態にあることは、非常時における点灯の障害の1つである。したがって、コントローラCo1はステップSb1〜ステップSb13を実行することにより、このような障害を検出する検出手段として機能する。
ステップSb16においてコントローラCo1は、変数V1に電圧計Vm1が出力する電圧測定値をセットする。これにより変数V1は、現時点における充電セル45の端子間電圧を表すことになる。
ステップSb17においてコントローラCo1は、変数V1が、閾値Vth1よりも小さい値として予め定められた閾値Vth2以下であるか否かを確認する。閾値Vth2は、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。そしてコントローラCo1は、V1≦Vth2ではないためにNoと判定したならば、ステップSb16へと戻る。かくしてコントローラCo1は、ステップSb16及びステップSb17においては、現時点における充電セル45の端子間電圧が閾値Vth2以下まで低下するのを待ち受ける。そしてコントローラCo1は、V1≦Vth2となったためにステップSb17にてYesと判定したならば、ステップSb18へと進む。
ステップSb18においてコントローラCo1は、点検期間を越えてLED31を点灯させ続けることができる時間である余裕時間を算出し、この余裕時間を蓄積的に記録した履歴情報に追加する。履歴情報は、例えばコントローラCo1の内部メモリに記憶される。コントローラCo1は具体的には、ステップSb11にてYesと判定した時点からステップSb17にてYesと判定した時点までの経過時間として余裕時間を算出する。あるいはコントローラCo1は、当該経過時間に非常時の発光量と点検用の発光量との比を乗じて求まる時間として余裕時間を算出してもよい。そしてコントローラCo1はこの後、ステップSb19へと進む。
ステップSb20においてコントローラCo1は、正常時点灯回路Ci4の動作を開始させる。
かくしてコントローラCo1は、点検のために強制的に形成していた非常時の動作状態を解除し、基本動作の状態に戻す。
ステップSb22においてコントローラCo1は、LED31による現在の照度が予め定められた照度に到達したか否かを確認する。コントローラCo1は具体的には、変数L2の値が予め定めた閾値Lth4以上となっているか否かを確認する。そしてコントローラCo1は、変数L2の値が予め定めた閾値Lth4未満であるならば、LED31による現在の照度が予め定められた照度に到達していないとしてNoと判定し、ステップSb21へと戻る。かくしてステップSb21及びステップSb22においてコントローラCo1は、LED31による現在の照度が予め定められた照度に到達するのを待ち受ける。そしてコントローラCo1は、変数L2の値が予め定めた閾値Lth4以上となったならばステップSb22にてYesと判定し、ステップSb23へと進む。なお閾値Lth4は、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。
ステップSb23においてコントローラCo1は、ステップSb20にて正常時点灯回路Ci4を起動してからの経過時間を変数T12にセットする。かくして変数T12は、正常時点灯回路Ci4からの供給電力を用いた駆動でのLED31による照度が予め定められた照度に到達するまでに要する時間を表すこととなる。
さて、バッテリ40が正常ではないことを認識した管理者又は保守作業者は、本体10から表示体20を取り外し、バッテリ40を交換する。このとき、誤って、あるいは故意に、古いバッテリ40が装着される恐れがある。
そこでコントローラCo1は、第3の制御処理を実行する。
図10は第3の制御処理におけるコントローラCo1のフローチャートである。コントローラCo1は、非常用点灯装置1が初めて起動される際に第3の制御処理を開始し、その後はこの第3の制御処理を継続的に実行する。
かくしてコントローラCo1は、ステップSc3及びステップSc4においては、バッテリ40が取り外されるか、あるいはバッテリ40の異常が検出されるのを待ち受ける。そしてコントローラCo1は、バッテリ40が取り外されたならばステップSc3でYesと判定し、ステップSc1の待ち受け状態に戻る。つまりコントローラCo1は、異常が検出されていないバッテリ40の取り外し及びその後のバッテリ40の取り付けに関しては、何らの処置も行わない。
ステップSc5においてコントローラCo1は、ステップSc4にてYesと判定した時点から始まる待機期間が終了したか否かを確認する。そしてコントローラCo1は、待機期間が終了していないならばNoと判定し、ステップSc6へと進む。
かくしてコントローラCo1はステップSc5及びステップSc6においては、待機期間が終了するか、あるいはバッテリ40が取り外されるのを待ち受ける。そしてコントローラCo1は、待機期間が終了したならばステップSc5でYesと判定し、ステップSc7へと進む。
ステップSc8においてコントローラCo1は、バッテリ40が取り外されるのを待ち受ける。なおコントローラCo1は、図4中のステップSa25〜ステップSa29のうちのステップSa25及びステップSa28をそれぞれステップSc8の判定に置き換えたルーチンを、ステップSc8に代えて実行してもよい。
ステップSc9においてコントローラCo1は、バッテリ40が装着されるのを待ち受ける。そしてコントローラCo1は、バッテリ40が装着されたならばYesと判定し、ステップSc10へと進む。
ステップSc11においてコントローラCo1は、変数BC1と変数BC2とが一致するか否かを判断する。つまりコントローラCo1は、直前に取り外されたバッテリ40が再装着されたか否かを確認する。そしてコントローラCo1は、変数BC1と変数BC2とが一致するならばYesと判定し、ステップSc8の待ち受け状態に移行する。つまりコントローラCo1は、改めてのバッテリ40の取り外し及びバッテリ40の装着を待つ状態に移行する。
ステップSc12においてコントローラCo1は、バッテリ40の異常を通報するために行っている全ての警報動作を終了する。具体的には、コントローラCo1は、モニタランプ15の点灯を停止させる。またコントローラCo1は、正常時点灯回路Ci4の動作を停止させているならば、その動作を再開させる。コントローラCo1はこの後、ステップSc2に戻り、それ以降の処理を前述と同様に繰り返す。かくしてコントローラCo1は、ステップSc2,10,11の処理により、バッテリ40の識別コードとしてのバッテリコードを取得し、当該コードが変化した場合に障害への処置としてのバッテリ40の交換が行われたと判定する判定手段として機能する。
前記実施形態に示したコントローラCo1の処理は、その一部を実施しなくてもよい。 光源ユニット30の2回目の交換がなされた後、正常時点灯回路Ci4の動作を停止させた状態が予め定められた時間に渡り継続した場合に、非常時電源回路Ci7の動作も禁止してもよい。このようにすれば、長期間に渡って点検されずに劣化している恐れのあるバッテリ40、非常時電源回路Ci7、点灯制御回路Ci8又は光源ユニット30を用いた非常時点灯が行われることがない。このように非常時点灯が行われないことがあることにより、保守作業者が点検を怠ることへの抑止力となることが期待できる。
光源ユニット30の3回目以降の交換においてもリセットスイッチSw2の押下を受け付けるようにしてもよい。なお、何回目の交換までリセットスイッチSw2の押下を受け付けるかは、光源ユニット30が寿命となるまでの期間の長さ及び電気回路の耐久性などを考慮して、非常用点灯装置1の設計者などにより任意に定められてよい。
光源としては、LED31とは別の種類の様々な発光デバイスを利用できる。
前記実施形態では、天井直付形の非常誘導灯タイプの非常用点灯装置1を例示している。しかし、例えば壁直付形又は床埋込形などの取り付け形態の異なる非常誘導灯タイプ、あるいは非常用照明器具又は赤色灯などの異なるタイプの非常用点灯装置においても、上記実施形態に示される技術思想を流用可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] 光源と;
外部電源から電力が供給される正常時に、前記外部電源から供給される電力を用いて前記光源を点灯させる正常時点灯手段と;
前記外部電源から電力が供給されない非常時に、バッテリから供給される電力を用いて前記光源を点灯させる非常時点灯手段と;
前記非常時点灯手段により前記光源を点灯させる上での障害を検出する検出手段と;
前記検出手段により前記障害が検出されたことを報知するための報知動作を行う報知手段と;
前記障害への処置が行われたことを判定する判定手段と;
前記報知手段による前記報知動作を行ってから予め定められた期間内に前記判定手段により前記処置が行われたことが判定されない場合に、前記非常時点灯手段の動作は止めることなしに、前記正常時点灯手段の動作を停止させる制御手段と;
を具備したことを特徴とする非常用点灯装置。
[付記2] 前記検出手段は、前記光源の総点灯時間が予め定められた時間を越えていることを前記障害として検出し;
前記判定手段は、予め定められた操作に応じて前記処置が行われたと判定する;
ことを特徴とする付記1に記載の非常用点灯装置。
[付記3] 前記検出手段は、前記バッテリの異常を前記障害として検出し;
前記判定手段は、前記非常時点灯手段に電力を供給するバッテリの識別コードを取得し、当該取得される識別コードが変化した場合に前記処置が行われたと判定する;
ことを特徴とする付記1に記載の非常用点灯装置。
[付記4] 前記非常用点灯装置の周囲の明るさを測定する測定手段;
をさらに備え、
前記制御手段は、前記正常時点灯手段の動作を停止させているときに、前記測定手段により測定された明るさが予め定められた明るさよりも暗い場合に、前記正常時点灯手段の動作を再開させる;
ことを特徴とする付記1〜付記3のいずれか一項に記載の非常用点灯装置。
Claims (6)
- 光源と;
外部電源から電力が供給される正常時に、前記外部電源から供給される電力を用いて前記光源を点灯させる正常時点灯手段と;
前記外部電源から電力が供給されない非常時に、バッテリから供給される電力を用いて前記光源を、前記正常時点灯手段による発光強度よりも小さな非常時強度で点灯させる非常時点灯手段と;
前記非常時点灯手段により前記光源を点灯させる上での障害を検出する検出手段と;
前記検出手段により前記障害が検出されたことに応じて、前記正常時点灯手段による前記光源の発光強度を、前記非常時強度よりも大きな正常時強度と前記非常時強度との中間的な強度とする報知動作を行う報知手段と;
前記障害への処置が行われたことを判定する判定手段と;
前記報知手段による前記報知動作を行ってから予め定められた期間内に前記判定手段により前記処置が行われたことが判定されない場合に、前記非常時点灯手段の動作は止めることなしに、前記正常時点灯手段の動作を停止させる制御手段と;
を具備したことを特徴とする非常用点灯装置。 - 光源と;
外部電源から電力が供給される正常時に、前記外部電源から供給される電力を用いて前記光源を点灯させる正常時点灯手段と;
前記外部電源から電力が供給されない非常時に、バッテリから供給される電力を用いて前記光源を、前記正常時点灯手段による発光強度よりも小さな非常時強度で点灯させる非常時点灯手段と;
前記非常時点灯手段により前記光源を点灯させる上での障害を検出する検出手段と;
前記検出手段により前記障害が検出されたことに応じて、前記正常時点灯手段による前記光源の発光強度を、前記非常時強度よりも大きな正常時強度と、前記正常時強度と前記非常時強度との中間的な強度とで交互に変化させる報知動作を行う報知手段と;
前記障害への処置が行われたことを判定する判定手段と;
前記報知手段による前記報知動作を行ってから予め定められた期間内に前記判定手段により前記処置が行われたことが判定されない場合に、前記非常時点灯手段の動作は止めることなしに、前記正常時点灯手段の動作を停止させる制御手段と;
を具備したことを特徴とする非常用点灯装置。 - 前記検出手段は、前記光源の総点灯時間が予め定められた時間を越えていることを前記障害として検出し;
前記判定手段は、予め定められた操作に応じて前記処置が行われたと判定する;
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の非常用点灯装置。 - 前記検出手段は、前記バッテリの異常を前記障害として検出し;
前記判定手段は、前記非常時点灯手段に電力を供給する前記バッテリの識別コードを取得し、当該取得される識別コードが変化した場合に前記処置が行われたと判定する;
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の非常用点灯装置。 - 前記非常用点灯装置の周囲の明るさを測定する測定手段;
をさらに備え、
前記制御手段は、前記正常時点灯手段の動作を停止させているときに、前記測定手段により測定された明るさが予め定められた明るさよりも暗い場合に、前記正常時点灯手段の動作を再開させる;
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の非常用点灯装置。 - 前記光源とは別のモニタランプと、
前記検出手段により前記障害が検出されたことに応じて前記モニタランプを点滅させる手段と、
をさらに備える請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の非常用点灯装置。
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