JP6606882B2 - 熱硬化性樹脂組成物、プリプレグ、積層板及び多層プリント配線板 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物、プリプレグ、積層板及び多層プリント配線板 Download PDF

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Description

本発明は、半導体用パッケージ基板やプリント配線板に用いられる、熱可塑性エラストマー、変性シリコーン化合物を含有する熱硬化性樹脂組成物、プリプレグ、積層板及び多層プリント配線板に関する。
近年、半導体用パッケージ基板では、小型化、薄型化に伴い、部品実装時やパッケージ組み立て時において、チップと基板との熱膨張係数の差に起因した反りが大きな課題となっている。このため、優れた耐熱性と低熱膨張性を持つ半導体用パッケージ基板が要求されている。基板を低膨張化する手法としては、無機充填材の配合量を上げることが一般的であるが、無機充填材の配合量を上げるとプレス成形が困難になることが知られている(特許文献1)。
また、ビスマレイミド樹脂にシロキサン骨格を導入した熱硬化性樹脂組成物が、優れた耐熱性と低熱膨張性を持つことが知られている(特許文献2)。
特開2012−149155号公報 国際公開WO2012−099133号公報
しかしながら、情報通信機器は近年ますます高性能化及び高機能化し、大量のデータを高速で処理するために、扱う信号が高周波化する傾向にある。そのため、高周波数化による伝損損失を抑制するため、高周波領域で使用する有機材料は、比誘電率及び誘電正接が低い材料が望まれており、特許文献2に開示される熱硬化性樹脂組成物では不十分であった。
本発明の目的は、こうした現状に鑑み、誘電特性(比誘電率、及び誘電正接)、低熱膨張性、及び銅付はんだ耐熱性に優れ、且つ溶融粘度が低い熱硬化性樹脂組成物、これを用いたプリプレグ、積層板及び多層プリント配線板を提供することである。
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定の変性シリコーン化合物及び特定のエラストマーを含有する熱硬化性樹脂組成物を用いることで上記の目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明は、かかる知見にもとづいて完成したものである。
すなわち、本発明は、以下の熱硬化性樹脂組成物、これを用いたプリプレグ、積層板及び多層プリント配線板を提供するものである。
1. 下記(a1)〜(a4)を反応させてなる変性シロキサン化合物(A)と、エポキシ樹脂及びシアネート樹脂から選ばれる少なくとも一種の熱硬化性樹脂(B)と、重量平均分子量(Mw)が5万以上で、且つスチレン含有量が35質量%以上である未変性スチレン系エラストマー(C)とを含有する熱硬化性樹脂組成物。
(a1)一般式(1)に示すシロキサンジアミン
(a2)1分子中に少なくとも2個のN−置換マレイミド基を有するマレイミド化合物
(a3)一般式(2)に示す酸性置換基を有するアミン化合物
(a4)1分子中に少なくとも2個の1級アミノ基を有するアミン化合物
[式(1)中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6はそれぞれ独立にアルキル基、フェニル基又は置換フェニル基を示し、R7及びR8はそれぞれ独立に2価の有機基を示し、m及びnはそれぞれ独立に1〜50の整数を示す。但し、m及びnは、1<m+n<50である。]
[式(2)中、R9は複数ある場合は各々独立に、酸性置換基である水酸基、カルボキシル基又はスルホン酸基を示し、R10は複数ある場合は各々独立に水素原子、炭素数1〜5の脂肪族炭化水素基、ハロゲン原子を示し、xは1〜5の整数、yは0〜4の整数で、x+y=5である。]
2. さらに、無機充填剤(D)を含有する項1に記載の熱硬化性樹脂組成物。
3. さらに、硬化促進剤(E)を含有する項1又は2に記載の熱硬化性樹脂組成物。
4.項1〜3の何れか一項に記載の熱硬化性樹脂組成物を繊維基材に含浸させてなるプリプレグ。
5. 繊維基材が低誘電ガラスクロスである項4に記載のプリプレグ。
6. 項4又は5に記載のプリプレグを積層成形して得られる積層板。
7. 項4若しくは5に記載のプリプレグ、又は請求項6記載の積層板を用いて製造されるプリント配線板。
本発明によれば、誘電特性、低熱膨張性、及び銅付はんだ耐熱性に優れ、且つ溶融粘度が低い熱硬化性樹脂組成物、これを用いたプリプレグ、積層板及び多層プリント配線板を提供することができる。
<熱硬化性樹脂組成物>
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、下記(a1)〜(a4)を反応させてなる変性シロキサン化合物(A)(以下、(A)成分と呼ぶことがある)と、エポキシ樹脂及びシアネート樹脂から選ばれる少なくとも一種の熱硬化性樹脂(B)(以下、(B)成分と呼ぶことがある)と、重量平均分子量(Mw)が5万以上で、且つスチレン含有量が35質量%以上である未変性スチレン系エラストマー(C)(以下、(C)成分と呼ぶことがある)とを含有するものである。
(a1)一般式(1)に示すシロキサンジアミン
(a2)1分子中に少なくとも2個のN−置換マレイミド基を有するマレイミド化合物
(a3)一般式(2)に示す酸性置換基を有するアミン化合物
(a4)1分子中に少なくとも2個の1級アミノ基を有するアミン化合物
[式(1)中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6はそれぞれ独立にアルキル基、フェニル基又は置換フェニル基を示し、R7及びR8はそれぞれ独立に2価の有機基を示し、m及びnはそれぞれ独立に1〜50の整数を示す。但し、m及びnは、1<m+n<50である。]
[式(2)中、R9は複数ある場合は各々独立に、酸性置換基である水酸基、カルボキシル基又はスルホン酸基を示し、R10は複数ある場合は各々独立に水素原子、炭素数1〜5の脂肪族炭化水素基、ハロゲン原子を示し、xは1〜5の整数、yは0〜4の整数で、x+y=5である。]
以下、本発明について詳細に説明する。
((A)成分)
((a1)一般式(1)に示すシロキサンジアミン)
本発明の(a1)一般式(1)に示すシロキサンジアミン(以下、(a1)成分と呼ぶことがある)としては、下記一般式(1)のシロキサンジアミンであれば、特に限定されるものでなく、市販品を用いてもよい。
[式(1)中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6はそれぞれ独立にアルキル基、フェニル基又は置換フェニル基を示し、R7及びR8はそれぞれ独立に2価の有機基を示し、m及びnはそれぞれ独立に1〜50の整数を示す。但し、m及びnは、1<m+n<50である。]
市販品としては、例えば、「KF−8010」(アミン当量430)、「X−22−161A」(アミン当量800)、「X−22−161B」(アミン当量1500)、「KF−8012」(アミン当量2200)、「KF−8008」(アミン当量5700)、「X−22−9409」(アミン当量700)、「X−22−1660B−3」(アミン当量2200)(以上、信越化学工業株式会社製、商品名)、「XF42−C5379」(アミン当量740)(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製、商品名)、「BY−16−853U」(アミン当量460)、「BY−16−853」(アミン当量650)、「BY−16−853B」(アミン当量2200)(以上、東レ・ダウコーニング株式会社製、商品名)が挙げられる。これらは単独で用いても、2種類以上を混合して用いてもよい。
これらのシロキサンジアミンの中で低吸水率、低熱膨張性の点からアミン当量が大きいX−22−161A、XF42−C5379、X−22−161B、及びKF−8012、BY−16−853Bが特に好ましい。
((a2)1分子中に少なくとも2個のN−置換マレイミド基を有するマレイミド化合物)
本発明の(a2)1分子中に少なくとも2個のN−置換マレイミド基を有するマレイミド化合物(以下、(a2)成分と呼ぶことがある)は、1分子中にN−置換マレイミド基を2個以上有するマレイミド化合物であれば、特に限定されるものではなく、市販品を用いてもよい。
(a2)成分としては、例えば、N,N´−エチレンビスマレイミド、N、N´−ヘキサメチレンビスマレイミド、N,N´−(1、3−フェニレン)ビスマレイミド、N,N´−[1、3−(2−メチルフェニレン)]ビスマレイミド、N,N´−[1,3−(4−メチルフェニレン)]ビスマレイミド、N,N´−(1,4−フェニレン)ビスマレイミド、ビス(4−マレイミドフェニル)メタン、ビス(3−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン、3,3−ジメチル−5,5−ジエチル−4,4−ジフェニルメタンビスマレイミド、ビス(4−マレイミドフェニル)エーテル、ビス(4−マレイミドフェニル)スルホン、ビス(4−マレイミドフェニル)スルフィド、ビス(4−マレイミドフェニル)ケトン、ビス(4−マレイミドシクロヘキシル)メタン、1,4−ビス(4−マレイミドフェニル)シクロヘキサン、1、4−ビス(マレイミドメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(マレイミドメチル)ベンゼン、1,3−ビス(4−マレイミドフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(3−マレイミドフェノキシ)ベンゼン、ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル]メタン、ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]メタン、1,1−ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル]エタン、1,1−ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]エタン、1、2−ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル]エタン、1,2−ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]エタン、2,2-ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル]ブタン、2,2−ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]ブタン、2,2−ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル] −1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、4,4−ビス(3−マレイミドフェノキシ)ビフェニル、4,4−ビス(4−マレイミドフェノキシ)ビフェニル、ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル]ケトン、ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]ケトン、2,2´−ビス(4−マレイミドフェニル)ジスルフィド、ビス(4−マレイミドフェニル)ジスルフィド、ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル]スルフィド、ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]スルフィド、ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル]スルホキシド、ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]スルホキシド、ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル]エーテル、ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]エーテル、1,4−ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)−α、α−ジメチルベンジル]ベンゼン、1,3−ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)−α、α−ジメチルベンジル]ベンゼン、1,4−ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)−α、α−ジメチルベンジル]ベンゼン、1,3−ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)−α、α−ジメチルベンジル]ベンゼン、1,4−ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)−3,5−ジメチル−α,α−ジメチルベンジル]ベンゼン、1,3−ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)−3,5−ジメチル−α,α−ジメチルベンジル]ベンゼン、1,4−ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)−3,5−ジメチル−α,α−ジメチルベンジル]ベンゼン、1,3−ビス[4−(3−マレイミドフェノキシ)−3,5−ジメチル−α,α−ジメチルベンジル]ベンゼン、ポリフェニルメタンマレイミド(例えば、大和化成株式会社製、商品名:BMI−2300)が挙げられる。
これらの1分子中に少なくとも2個のN−置換マレイミド基を有するマレイミド化合物は、単独で用いても2種類以上を混合して用いてもよい。
1分子中に少なくとも2個のN−置換マレイミド基を有するマレイミド化合物の中でも、フェノキシ基を有するマレイミド化合物は、溶剤への溶解性が良いので好ましい。例えば、これらのマレイミド化合物の中で、反応率が高く、より高耐熱性化できるビス(4−マレイミドフェニル)メタン、または2,2−ビス(4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル)プロパンが好ましい。
((a3)一般式(2)に示す酸性置換基を有するアミン化合物)
本発明の(a3)一般式(2)に示す酸性置換基を有するアミン化合物(以下、(a3)成分と呼ぶことがある)としては、下記一般式(2)のアミン化合物であれば、特に限定されるものではなく、市販品を用いてもよい。
[式(2)中、R9は複数ある場合は各々独立に、酸性置換基である水酸基、カルボキシル基又はスルホン酸基を示し、R10は複数ある場合は各々独立に水素原子、炭素数1〜5の脂肪族炭化水素基、ハロゲン原子を示し、xは1〜5の整数、yは0〜4の整数で、x+y=5である。]
(a3)成分としては、例えば、m−アミノフェノール、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、p−アミノ安息香酸、m−アミノ安息香酸、o−アミノ安息香酸、o−アミノベンゼンスルホン酸、m−アミノベンゼンスルホン酸、p−アミノベンゼンスルホン酸、3,5−ジヒドロキシアニリン、3,5−ジカルボキシアニリンが挙げられる。
これらの中で、溶解性や合成の収率の点からm−アミノフェノール、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、p−アミノ安息香酸、m−アミノ安息香酸、及び3,5−ジヒドロキシアニリンが好ましく、耐熱性の点からm−アミノフェノール及びp−アミノフェノールがより好ましい。
((a4)1分子中に少なくとも2個の1級アミノ基を有するアミン化合物)
本発明の(a4)1分子中に少なくとも2個の1級アミノ基を有するアミン化合物(以下、(a4)成分と呼ぶことがある)としては、1分子中に2個以上の1級アミノ基を有するアミン化合物であれば特に限定されるものではない。
(a4)成分の中でも、酸性置換基を有している化合物や、2個以上のアミノ基を有している化合物が好ましい。また、(a4)成分の中でも、酸性置換基を有している化合物と2個以上のアミノ基を有している化合物を配合することが特に好ましい。
酸性置換基を有している化合物としては、例えば、m−アミノフェノール、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、p−アミノ安息香酸、m−アミノ安息香酸、o−アミノ安息香酸、o−アミノベンゼンスルホン酸、m−アミノベンゼンスルホン酸、p−アミノベンゼンスルホン酸、3,5−ジヒドロキシアニリン、3,5−ジカルボキシアニリンが挙げられる。これらの中でも、溶解性や合成の収率の点からm−アミノフェノール、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、p−アミノ安息香酸、m−アミノ安息香酸、及び3,5−ジヒドロキシアニリンが好ましく、耐熱性の点からm−アミノフェノール及びp−アミノフェノールがより好ましく、低熱膨張性の点からp−アミノフェノールが特に好ましい。
2個以上のアミノ基を有している化合物としては、例えば、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、4,6−ジメチル−m−フェニレンジアミン、2,5−ジメチル−p−フェニレンジアミン、2,3,5,6−テトラメチル−p−フェニレンジアミン、2,4−ジアミノメシチレン、m−キシレン−2,5−ジアミン、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、2,4−ジアミノトルエン、2,5−ジアミノトルエン、2,4−ビス(アミノ−t−ブチル)トルエン、2,4−ジアミノキシレン、2,4−ジアミノピリジン、2,6−ジアミノピリジン、2,5−ジアミノピリジン、2,4−ジアミノデュレン、4,5−ジアミノ−6−ヒドロキシ−2−メルカプトピリミジン、3−ビス(3−アミノベンジル)ベンゼン、4−ビス(4−アミノベンジル)ベンゼン、1、4−ビス(4−アミノフェニル)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1、3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1、4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、3−ビス(3−(3−アミノフェノキシ)フェノキシ)ベンゼン、4−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェノキシ)ベンゼン、3−ビス(3−(3−(3−アミノフェノキシ)フェノキシ)フェノキシ)ベンゼン、4−ビス(4−(4−(4−アミノフェノキシ)フェノキシ)フェノキシ)ベンゼン、3−ビス(α,α−ジメチル−3−アミノベンジル)ベンゼン、1,4−ビス(α,α−ジメチル−3−アミノベンジル)ベンゼン、3−ビス(α,α−ジメチル−4−アミノベンジル)ベンゼン、ビス(4−メチルアミノペンチル)ベンゼン、p−ビス(2−メチル−4−アミノペンチル)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノプロピルジメチルシリル)ベンゼン、ビス[(4−アミノフェニル)−2−プロピル]1,4−ベンゼン、2,5−ジアミノベンゼンスルホン酸、3,3´−ジアミノジフェニルメタン、4,4´−ジアミノジフェニルメタン、3,3´−ジメチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン、3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン、3,3´−ジエチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン、3,3´−ジメチル、5,5´−ジエチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン、4,4´−メチレン−ビス(2−クロロアニリン)、3,3´−ジアミノジフェニルエタン、4,4´−ジアミノジフェニルエタン、2,2´−ジアミノジフェニルプロパン、3,3´−ジアミノジフェニルプロパン、4,4´−ジアミノジフェニルプロパン、2,2´−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2´−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、3−(2´,4´−ジアミノフェノキシ)プロパンスルホン酸、ビス(4−アミノフェニル)ジエチルシラン、3、3´−ジアミノベンゾフェノン、4,4´−ジアミノベンゾフェノン、3,3´−ジアミノジフェニルエーテル、4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、3,3´−ジメチル−4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、ビス(4−アミノ−t−ブチルフェニル)エ−テル、4,4´−ジアミノジフェニルエーテル−2,2´−ジスルホン酸、3、3´−ジアミノジフェニルスルホン、4,4´−ジアミノジフェニルスルホン、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ベンジジン、2,2´−ジメチル−4,4´−ジアミノビフェニル、3,3´−ジメチル−4,4´−ジアミノビフェニル、3,3´−ジメトキシ−4,4´−ジアミノビフェニル、3,3´−ジメチル−4,4´−ジアミノビフェニル−6,6´−ジスルホン酸、2,2´ ,5,5´−テトラクロロ−4,4´−ジアミノビフェニル、3,3´−ジクロロ−4,4´−ジアミノビフェニル、3,3´−ジクロロ−4,4´−ジアミノビフェニル、4,4´−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、4,4´−ジアミノジフェニルスルフィド、4,4´−ジアミノ−3,3´−ビフェニルジオール、1,5−ジアミノナフタレン、1,4−ジアミノナフタレン、2,6−ジアミノナフタレン、9,9´−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、9,9´−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン−2,7−ジスルホン酸、9,9´−ビス(4−アミノフェノキシフェニル)フルオレン、ジアミノアントラキノン、3,7−ジアミノ−2,8−ジメチルジベンゾチオフェンスルホン等の芳香族アミン類、エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘキサメチレンジアミン、3−メトキシヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘプタメチレンジアミン、3−メチルヘプタメチレンジアミン、4,4−ジメチルヘプタメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、2,5−ジアミノ−1,3,4−オキサジアゾ−ル、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン等の脂肪族アミン類、メラミン、ベンゾグアナミン、アセトグアナミン、2、4−ジアミノ−6−ビニル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−アリル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−アクリロイルオキシエチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−メタクリロイルオキシエチル−s−トリアジンのグアナミン化合物類が挙げられる。
これらの中でも、良好な反応性や耐熱性を有する芳香族アミン類であるm−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,4´−ジアミノジフェニルメタン、3,3´−ジメチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン、3,3´−ジエチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン、2,2´−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、4,4´−ジアミノベンゾフェノン、4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、3,3´−ジアミノジフェニルスルホン、4,4´−ジアミノジフェニルスルホン、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ベンジジン、4,4´−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、4,4´−ジアミノジフェニルスルフィド、4,4´−ジアミノ−3,3´−ビフェニルジオール及びグアナミン化合物類であるベンゾグアナミンが好ましい。また、安価である点からp−フェニレンジアミン、4,4´−ジアミノジフェニルメタン、4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、3,3´−ジアミノジフェニルスルホン、4,4´−ジアミノジフェニルスルホン、3,3´−ジメチル−4、4´−ジアミノジフェニルメタン、3,3´−ジエチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン、ベンゾグアナミンがより好ましい。また、毒性や溶剤への溶解性の点から3、3´−ジアミノジフェニルスルホン、3,3´−ジエチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタンが特に好ましい。
((A)成分の製造方法)
上記の(a1)〜(a4)成分を反応させてなる変性シロキサン化合物(A)は、例えば、(a1)〜(a4)成分を有機溶媒中で反応させることで製造することができる。(a1)〜(a4)成分を有機溶剤中で反応させる際、反応温度は70〜150℃であることが好ましく、100〜130℃であることがさらに好ましい。反応時間は0.1〜10時間であることが好ましく、1〜6時間であることがさらに好ましい。
ここで、(a1)成分のシロキサンジアミン、(a3)成分の酸性置換基を有するアミン化合物と(a4)1分子中に少なくとも2個の1級アミノ基を有するアミン化合物の使用量は、−NH基当量の総和と、(a2)のマレイミド化合物のC=C基当量との関係が、以下の関係となるように調整されることが好ましい。
0.1≦〔C=C基当量〕/〔−NH2基当量の総和〕≦10.0
該当量比を0.1以上とすることによりゲル化及び耐熱性が低下することがなく、また、10.0以下とすることにより有機溶剤への溶解性、耐熱性が低下することがない。
以上の観点より、該当量比は、
1.0≦〔C=C基当量〕/〔−NH2基当量の総和〕≦9.0
であることが好ましく、
2.0≦〔C=C基当量〕/〔−NH2基当量の総和〕≦8.0
の範囲であることがさらに好ましい。
上記のような関係を維持しつつ、(a2)成分の使用量は、(a1)成分100質量部に対して50〜3000質量部が好ましく、100〜1500質量部がより好ましい。50質量部以上とすることにより耐熱性が低下することがなく、また、3000質量部以下とすることにより低熱膨張性を良好に保つことができる。
また、(a3)成分の使用量は、(a1)成分100質量部に対して1〜1000質量部が好ましく、10〜500質量部がより好ましい。1質量部以上とすることにより耐熱性が低下することがなく、また、1000質量部以下とすることにより低熱膨張性を良好に保つことができる。
また、(a4)成分の使用量は、(a1)成分100質量部に対して50〜3000質量部が好ましく、100〜1500質量部がより好ましい。50質量部以上とすることにより耐熱性が低下することがなく、又、3000質量部以下とすることにより低熱膨張性を良好に保つことができる。
この反応で使用される有機溶剤は特に制限されないが、例えばエタノール、プロパノール、ブタノール、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル等のアルコール系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤;酢酸エチルエステルやγ−ブチロラクトン等のエステル系溶剤;テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤;トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族系溶剤;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等の窒素原子含有溶剤;ジメチルスルホキシド等の硫黄原子含有溶剤が挙げられ、1種を単独で又は2種以上を混合して使用できる。
これらの有機溶剤の中で、溶解性の点からシクロヘキサノン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、メチルセロソルブ、及びγ−ブチロラクトンが好ましく、低毒性であることや揮発性が高く残溶剤として残りにくい点から、シクロヘキサノン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、及びジメチルアセトアミドが特に好ましい。
有機溶剤の使用量は、(a1)〜(a4)成分の総和100質量部に対し、25〜1000質量部とすることが好ましく、50〜500質量部とすることがより好ましい。有機溶剤の使用量を25〜1000質量部とすると、溶解性の不足や、合成に長時間を要することを抑制できる。
また、この反応には任意に反応触媒を使用することができ、特に限定されない。反応触媒の例としては、トリエチルアミン、ピリジン、トリブチルアミン等のアミン類;メチルイミダゾール、フェニルイミダゾール等のイミダゾール類;トリフェニルホスフィン等のリン系触媒などが挙げられ、これらは1種を単独で又は2種以上を混合して使用できる。
本発明の(a1)〜(a4)成分を反応させてなる変性シロキサン化合物(A)は、熱硬化性樹脂であり、単独でも良好な熱硬化反応性を有するが、必要により、エポキシ樹脂及びシアネート樹脂から選ばれる少なくとも一種の熱硬化性樹脂(B)(以下、(B)成分と呼ぶことがある)を併用することで、耐熱性や接着性、機械強度を向上させることができる。
((B)成分)
(B)成分のエポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールFノボラック型エポキシ樹脂、スチルベン型エポキシ樹脂、トリアジン骨格含有エポキシ樹脂、フルオレン骨格含有エポキシ樹脂、トリフェノールフェノールメタン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、キシリレン型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、多官能フェノール類及びアントラセン等の多環芳香族類のジグリシジルエーテル化合物及びこれらにリン化合物を導入したリン含有エポキシ樹脂が挙げられる。これらは単独で用いても、2種類以上を混合して用いてもよい。これらの中でも、(B)成分のエポキシ樹脂としては、耐熱性、難燃性の点からビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂及びナフタレン型エポキシ樹脂が好ましい。
(B)成分のシアネート樹脂としては、例えば、ノボラック型シアネート樹脂、ビスフェノールA型シアネート樹脂、ビスフェノールE型シアネート樹脂、テトラメチルビスフェノールF型シアネート樹脂等のビスフェノール型シアネート樹脂及びこれらが一部トリアジン化したプレポリマーを挙げることができる。これらは単独で用いても、2種類以上を混合して用いてもよい。これらの中でも、(B)成分のシアネート樹脂としては、耐熱性、難燃性の点からノボラック型シアネート樹脂が好ましい。
また、本発明の熱硬化性樹脂組成物は、(B)成分以外の熱硬化性樹脂を含んでもよい。(B)成分以外の熱硬化性樹脂としては、特に制限されるものではないが、例えば、フェノール樹脂、不飽和イミド樹脂、ベンゾオキサジン樹脂、オキセタン樹脂、アミノ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アリル樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂、シリコーン樹脂、トリアジン樹脂、メラミン樹脂が挙げられる。これらは単独で用いても、2種類以上を混合して用いてもよい。
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、必要に応じて、(B)成分やその他の熱硬化性樹脂の硬化剤や硬化促進剤を含有してもよい。硬化剤の例としては、例えば、フェノールノボラック、クレゾールノボラック、アミノトリアジンノボラック樹脂等の多官能フェノール化合物;ジシアンジアミド、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン等のアミン化合物;無水フタル酸、無水ピロメリット酸、無水マレイン酸、無水マレイン酸共重合体等の酸無水物が挙げられる。これらの1種を単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
((C)成分)
本発明の(C)成分は、重量平均分子量(Mw)が5万以上で、且つスチレン含有量が35質量%以上である未変性スチレン系エラストマーであれば特に限定されるものではない。(C)成分としては、スチレン−ブタジエン−スチレン−ブロックコポリマー、スチレン−イソプレン−スチレン−ブロックコポリマー、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン−ブロックコポリマー、及びスチレン−エチレン−プロピレン−スチレン−ブロックコポリマーのスチレン質量比が35質量%以上のものが好適に挙げられる。
スチレン重量比が35質量%以上の場合、エラストマーとベンゼン環やイミド環含有有機化合物の相容性が良好となり、本来の分子鎖長(重量平均分子量)に比較して溶融粘度の上昇が抑制される。溶融粘度の上昇が抑制されることにより、積層板を製造するときの成形性が良好となる。また、スチレン系エラストマーの重量平均分子量(Mw)は、THF(テトラヒドロフラン)を溶剤として用いたゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)のポリスチレン換算手法より求めることができる。(C)成分の重量平均分子量(Mw)が5万以上で且つ未変性である場合、良好な誘電特性が得られる傾向にある。
本発明の(C)成分としては、市販品を用いてもよい。(C)成分の市販品としては、例えば、タフテックH(以上、旭化成ケミカルズ株式会社製、「タフテック」は登録商標。)、セプトン(株式会社クラレ製、「セプトン」は登録商標。)、エポフレンドCT310(株式会社ダイセル製、「エポフレンド」は登録商標。)が挙げられる。
本発明の熱硬化性樹脂組成物の(A)〜(C)成分の含有量としては、(A)〜(C)成分の固形分換算100質量部中、(A)成分は30〜95質量部であることが好ましく、50〜90質量部であることがより好ましく、60〜85質量部であることが特に好ましい。同様に(B)成分は1〜50質量部であることが好ましく、2〜40質量部であることがより好ましく、4〜30質量部であることが特に好ましい。同様に(C)成分は1〜50質量部であることが好ましく、2〜40質量部であることがより好ましく、4〜30質量部であることが特に好ましい。
((D)成分)
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、無機充填剤(D)(以下、(D)成分と呼ぶことがある)を含有してもよい。(D)成分である無機充填剤としては、例えば、シリカ、アルミナ、タルク、マイカ、カオリン、水酸化アルミニウム、ベーマイト、水酸化マグネシウム、ホウ酸亜鉛、スズ酸亜鉛、酸化亜鉛、酸化チタン、窒化ホウ素、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ホウ酸アルミニウム、チタン酸カリウム、EガラスやSガラス、低誘電ガラス等のガラス粉や中空ガラスビーズが挙げられる。これらは単独で用いても、2種類以上を混合して用いてもよい。
(D)成分としては、誘電特性、耐熱性、低熱膨張性の点からシリカが特に好ましい。シリカとしては、例えば、湿式法で製造され含水率の高い沈降シリカと、乾式法で製造され結合水等をほとんど含まない乾式法シリカが挙げられ、乾式法シリカとしてはさらに、製造法の違いにより破砕シリカ、フュームドシリカ、溶融球状シリカが挙げられる。これらの中で、低熱膨張性及び樹脂に充填した際の高流動性から溶融球状シリカが好ましい。
(D)成分として溶融球状シリカを用いる場合、その平均粒子径は0.1〜10μmであることが好ましく、0.3〜8μmであることがより好ましい。該溶融球状シリカの平均粒子径を0.1μm以上にすることで、樹脂に高充填した際の流動性を良好に保つことができ、さらに10μm以下にすることで、粗大粒子の混入確率を減らし粗大粒子起因の不良の発生を抑えることができる。ここで、平均粒子径とは、粒子の全体積を100%として粒子径による累積度数分布曲線を求めた時、ちょうど体積50%に相当する点の粒子径のことであり、レーザ回折散乱法を用いた粒度分布測定装置等で測定することができる。また、(D)成分を配合するに際しては、(D)成分をシラン系、チタネート系等のカップリング剤、シリコーンオリゴマー等の表面処理剤で前処理、あるいはインテグラルブレンド処理することも好ましい。
(D)成分の含有量は、固形分換算の(A)〜(C)成分の総和100質量部当たり、10〜300質量部であることが好ましく、50〜250質量部であることがより好ましい。無機充填剤の含有量を樹脂成分の総和100質量部当たり10〜300質量部にすることで、樹脂組成物の成形性と低熱膨張性を良好に保つことができる。また、カップリング剤等の市販の表面処理剤、三本ロール、ビーズミル、ナノマイザー等の分散機などでの処理を行って無機充填剤の分散性を改善してよい。
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、任意に公知の有機充填剤、難燃剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光重合開始剤、蛍光増白剤及び接着性向上剤等を含有してもよい。
(有機充填材)
有機充填材の例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリフェニレンエーテル樹脂、シリコーン樹脂、テトラフルオロエチレン樹脂等よりなる構造の樹脂フィラー、アクリル酸エステル系樹脂、メタクリル酸エステル系樹脂、共役ジエン系樹脂等よりなるゴム状態のコア層と、アクリル酸エステル系樹脂、メタクリル酸エステル系樹脂、芳香族ビニル系樹脂、シアン化ビニル系樹脂よりなるガラス状態のシェル層を持つコアシェル構造の樹脂フィラーが挙げられる。
(難燃剤)
難燃剤の例としては、臭素や塩素を含有する含ハロゲン系難燃剤;トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリスジクロロプロピルホスフェート、リン酸エステル系化合物、赤リン等のリン系難燃剤;スルファミン酸グアニジン、硫酸メラミン、ポリリン酸メラミン、メラミンシアヌレート等の窒素系難燃剤;シクロホスファゼン、ポリホスファゼン等のホスファゼン系難燃剤;三酸化アンチモン等の無機系難燃剤が挙げられる。
(紫外線吸収剤)
その他、紫外線吸収剤の例としてはベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、酸化防止剤の例としてはヒンダードフェノール系やヒンダードアミン系酸化防止剤、光重合開始剤の例としてはベンゾフェノン類、ベンジルケタール類、チオキサントン系の光重合開始剤、蛍光増白剤の例としてはスチルベン誘導体の蛍光増白剤、接着性向上剤の例としては尿素シラン等の尿素化合物やシラン系、チタネート系、アルミネート系等のカップリング剤が挙げられる。
((E)成分)
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、硬化促進剤(E)を含有してもよい。硬化促進剤(E)の例としては、イミダゾール類及びその誘導体、有機リン系化合物、第二級アミン類、第三級アミン類、及び第四級アンモニウム塩、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、オクチル酸錫、オクチル酸コバルト等の有機金属塩等を加えてもよく、これらの1種又は2種以上を混合して使用できる。
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、プリプレグに用いられるため、最終的には、各成分が有機溶媒中に溶解もしくは分散されたワニスの状態とすることが好ましい。
この際用いる有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル等のアルコール系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶媒;酢酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のエステル系溶媒;テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族系溶媒;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等の窒素原子含有溶媒;ジメチルスルホキシド等の硫黄原子含有溶媒が挙げられ、1種を単独で又は2種以上を混合して使用できる。これらの中で、溶解性の点からメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、メチルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテルが好ましく、低毒性である点からメチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、プロピレングリコールモノメチルエーテルがより好ましい。
最終的に得られるワニス中の樹脂組成物は、ワニス全体の40〜90質量%であることが好ましく、50〜80質量%であることがより好ましい。ワニス中の樹脂組成物の含有量を40〜90質量%にすることで、塗工性を良好に保ち、適切な樹脂組成物付着量のプリプレグを得ることができる。
<プリプレグ>
本発明のプリプレグは、本発明の熱硬化性樹脂組成物を繊維基材に含浸させてなるものである。本発明のプリプレグは、本発明の熱硬化性樹脂組成物又は上記のワニスを、繊維基材に含浸し、加熱等により半硬化(Bステージ化)して製造することができる。
本発明の繊維基材として、各種の電気絶縁材料用積層板に用いられている周知のものが使用できる。その材質の例としては、Eガラス、Sガラス、低誘電ガラス及びQガラス等の無機物繊維、低誘電ガラスポリイミド、ポリエステル及びテトラフルオロエチレン等の有機繊維;並びにそれらの混合物などが挙げられる。特に、誘電特性が優れる基材を得るためには、低誘電ガラス及びQガラスを用いることが好ましい。
これらの繊維基材は、例えば、織布、不織布、ロービンク、チョップドストランドマット及びサーフェシングマットの形状を有するが、材質及び形状は、目的とする成形物の用途や性能により選択され、必要により、単独又は2種類以上の材質及び形状を組み合わせることができる。繊維基材の厚さは、特に制限されず、例えば、約0.03〜0.5mmを使用することができ、シランカップリング剤等で表面処理したもの又は機械的に開繊処理を施したものが、耐熱性や耐湿性、加工性の面から好適である。
本発明のプリプレグは、繊維基材に対する樹脂組成物の付着量が、乾燥後のプリプレグの樹脂含有率で、20〜90質量%となるように、繊維基材に含浸した後、通常、100〜200℃の温度で1〜30分加熱乾燥し、半硬化(Bステージ化)させて得ることができる。
<積層板>
本発明の積層板は、本発明のプリプレグを積層成形して得られるものである。本発明の積層板は、本発明のプリプレグを、例えば、1〜20枚重ね、その片面又は両面に銅及びアルミニウム等の金属箔を配置した構成で積層成形することにより製造することができる。金属箔は、電気絶縁材料用途で用いるものであれば特に制限されない。積層板を製造する際の成形条件は、例えば、電気絶縁材料用積層板及び多層板の手法が適用でき、例えば多段プレス、多段真空プレス、連続成形、オートクレーブ成形機等を使用し、温度100〜250℃、圧力0.2〜10MPa、加熱時間0.1〜5時間の範囲で成形することができる。また、本発明のプリプレグと内層用配線板とを組合せ、積層成形して、積層板を製造することもできる。
<プリント配線板>
本発明のプリント配線板は、本発明のプリプレグ又は積層板を用いて製造されたものである。本発明のプリント配線板は、例えば、本発明の積層板の表面に回路を形成して製造することができる。また、本発明の積層板の導体層を通常のエッチング法によって配線加工し、本発明のプリプレグを介して配線加工した積層板を複数積層し、加熱プレス加工することによって一括して多層化することもできる。その後、ドリル加工又はレーザ加工によるスルーホール又はブラインドビアホールの形成と、メッキ又は導電性ペーストによる層間配線の形成を経て多層プリント配線板を製造することができる。
次に、下記の実施例により本発明を更に詳しく説明するが、これらの実施例は本発明を制限するものではない。
なお、各実施例及び比較例で得られた樹脂粉を用いて溶融粘度を以下の方法で測定し、評価した。また、各実施例及び比較例で得られた銅張積層板を用いて、誘電特性、熱膨張率、銅付きはんだ耐熱性を以下の方法で測定し、評価した。
(1)誘電特性(比誘電率及び誘電正接)
銅張積層板を銅エッチング液に浸漬することにより銅箔を取り除いた縦100mm×横2mmの評価基板を作製し、空洞共振機装置(株式会社関東電子応用開発製)を用いて、周波数10GHzでの比誘電率及び誘電正接を測定した。
(2)溶融粘度の測定
得られた樹脂粉について、一定昇温で加熱し、溶融粘度特性を測定した。溶融粘度測定方法は以下の通りである。
測定サンプル:樹脂粉を一軸成形により成形し、1mmの厚みに調整した。
測定:Pheometric製ARES−2KSTDを用い、4℃昇温で30℃から200℃の温度範囲で一定圧力0.2N/314mm(63.7Pa)をかけ、最低溶融粘度を測定した。
(3)熱膨張率の測定
銅張積層板を銅エッチング液に浸漬することにより銅箔を取り除いた長さ4cm×幅45mm角の評価基板を作製し、TMA試験装置(TAインスツルメント社製、Q400)を用いて引張圧縮法で熱機械分析をおこなった。評価基板を前記装置にX方向に装着後、荷重405g(3.97kN)、昇温速度10℃/分の測定条件にて連続して2回測定した。2回目の測定における30℃から100℃までの平均熱膨張率を算出し、これを熱膨張率の値とした。これは、精度を向上させるため、2回目の測定結果を用いたものである。
(4)銅付きはんだ耐熱性の評価
銅張積層板から25mm角(縦25mm、横25mm)の評価基板を作製し、温度288℃のはんだ浴に、120分間評価基板をフロートし、外観を観察することにより銅付きはんだ耐熱性を評価した。
(製造例:変性シリコーン化合物の製造)
温度計、攪拌装置、還流冷却管付き水分定量器の付いた加熱及び冷却可能な容積2リットルの反応容器に、X22−161−B:45.7gと、2,2−ビス(4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル)プロパン:168.0gと、3,3´−ジエチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン:12.8g、p−アミノフェノール:6.4g、及びプロピレングリコールモノメチルエーテル:250.0gを入れ、115℃で4時間反応させて、変性シリコーン化合物(A)含有溶液を得た。
(実施例1〜12及び比較例1〜5)
得られた変性シリコーン化合物(A)含有溶液と、以下に示す(B)熱硬化性樹脂、(C)熱可塑性エラストマー、(D)無機充填剤、(E)硬化促進剤、及び希釈溶剤にメチルエチルケトンを使用して、表1〜表3に示した配合割合(質量部)で混合して樹脂分65質量%のワニスを得た。
次に、上記ワニスを、厚さ16μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに、乾燥後の樹脂厚が35μmとなるように、フィルムアプリケーター(テスター産業株式会社製「PI−1210」)を用いて塗布し、160℃で10分間加熱乾燥し、半硬化した樹脂粉を得た。また,上記ワニスを厚さ0.1mmの低誘電ガラスクロスに含浸塗工し,160℃で10分加熱乾燥して樹脂含有量48質量%のプリプレグを得た。このプリプレグを4枚重ね,12μmの電解銅箔を上下に配置し,圧力2.5MPa、温度240℃で60分間プレスを行って,銅張積層板を得た。得られた樹脂板及び銅張積層板の測定・評価結果を表1〜表3に示す。
(A)変性シリコーン化合物
・X−22−161B:末端アミノ変性シロキサン〔信越化学工業株式会社製、商品名〕
・KAYAHARD A−A:3,3´−ジエチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン〔日本化薬株式会社製、商品名〕
・BMI−4000:2,2−ビス(4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル)プロパン〔大和化成工業株式会社製、商品名〕
・p−アミノフェノール〔関東化学株式会社製、商品名〕
(B)熱硬化性樹脂
・NC−3000H:ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂〔日本化薬株式会社製、商品名〕
・NC−7000L、α−ナフトール/クレゾールノボラック型エポキシ樹脂〔日本化薬株式会社製、商品名:〕
・PT−30:ノボラック型シアネート樹脂〔ロンザジャパン株式会社製、商品名〕
(C)熱可塑性エラストマー
・タフテックH1043:水添スチレン−ブタジエン共重合樹脂〔旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名:〕
・タフテックH1051:水添スチレン−ブタジエン共重合樹脂〔旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名:〕
・タフテックH1081:水添スチレン−ブタジエン共重合樹脂〔旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名:〕
・タフテックH1041:水添スチレン−ブタジエン共重合樹脂〔旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名:〕
・タフテックH1141:水添スチレン−ブタジエン共重合樹脂〔旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名:〕
・タフテックH1221:水添スチレン−ブタジエン共重合樹脂〔旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名:〕
・タフテックM1913:カルボン酸変性水添スチレン−ブタジエン共重合樹脂〔旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名:〕
(D)無機充填剤
・SC2050−KNK:溶融シリカ〔株式会社アドマテックス製、商品名:〕
(E)硬化促進剤
・TPP−MK:テトラフェニルホスホニウムテトラ−p−トリルボレート〔北興化学工業株式会社製、商品名〕
・G−8009L:イソシアネートマスクイミダゾール〔第一工業製薬株式会社製、商品名:〕
表1〜表3から明らかなように、本発明の実施例1〜12では、誘電特性、最低溶融粘度、熱膨張率、銅付はんだ耐熱性の全てに優れている。一方、比較例1〜5は、誘電特性、最低溶融粘度、熱膨張率、銅付はんだ耐熱性の全てを満たすものは無く、いずれかの特性に劣っている。
本発明の熱可塑性エラストマーと特定の構造を有する変性シリコーン化合物を含有する熱硬化性樹脂組成物より得られるプリプレグを積層成形した積層板を用いて製造される多層プリント配線板は、低収縮性、低熱膨張性、高ガラス転移温度を有し、高集積化された半導体用パッケージ基板や電子機器用プリント配線板として有用である。

Claims (7)

  1. 下記(a1)〜(a4)を反応させてなる変性シロキサン化合物(A)と、エポキシ樹脂及びシアネート樹脂から選ばれる少なくとも一種の熱硬化性樹脂(B)と、重量平均分子量(Mw)が5万以上で、且つスチレン含有量が35質量%以上である未変性水添スチレン−ブタジエン共重合樹脂(C)とを含有する熱硬化性樹脂組成物。
    (a1)一般式(1)に示すシロキサンジアミン
    (a2)1分子中に少なくとも2個のN−置換マレイミド基を有するマレイミド化合物
    (a3)一般式(2)に示す酸性置換基を有するアミン化合物
    (a4)1分子中に少なくとも2個の1級アミノ基を有するアミン化合物

    [式(1)中、R、R、R、R、R及びRはそれぞれ独立にアルキル基、フェニル基又は置換フェニル基を示し、R及びRはそれぞれ独立に2価の有機基を示し、m及びnはそれぞれ独立に1〜50の整数を示す。但し、m及びnは、1<m+n<50である。]

    [式(2)中、Rは複数ある場合は各々独立に、酸性置換基である水酸基、カルボキシル基又はスルホン酸基を示し、R10は複数ある場合は各々独立に水素原子、炭素数1〜5の脂肪族炭化水素基、ハロゲン原子を示し、xは1〜5の整数、yは0〜4の整数で、x+y=5である。]
  2. さらに、無機充填剤(D)を含有する請求項1に記載の熱硬化性樹脂組成物。
  3. さらに、硬化促進剤(E)を含有する請求項1又は2に記載の熱硬化性樹脂組成物。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の熱硬化性樹脂組成物を繊維基材に含浸させてなるプリプレグ。
  5. 繊維基材が低誘電ガラスクロスである請求項4に記載のプリプレグ。
  6. 請求項4又は5に記載のプリプレグを積層成形して得られる積層板。
  7. 請求項4若しくは5に記載のプリプレグ、又は請求項6記載の積層板を用いて製造されるプリント配線板。
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