JP6606281B2 - 継手部材 - Google Patents

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Description

本発明は、継手部材に関し、より詳細には、継手部材に取り付けられた可動部材を操作するためのレバーを備える継手部材に関する。
継手部材の中には、継手部材の連結操作や弁の開閉操作を行うためのレバーを備えたものがある。例えば特許文献1に示す管継手においては、同軸状に配置された2つの筒部の間にチャック部を配置し、外側の筒部に取り付けられたレバーを枢動させることにより内側の筒部を外側の筒部に対して相対的に変位させ、これによりチャック部材の前端を閉じるように該チャック部を揺動させて、接続対象となる配管の雄ねじ部をチャック部でクランプして保持するようにしている。また、特許文献2に示す管継手においては、レバーを枢動させることにより継手本体内に配置されたバルブを前後に移動させて流路の開閉を行うようにしている。
特開2005−42857号公報 特開平10−89575号公報
上述のレバーを備える管継手においては、レバーは、レバーの枢動軸との間の摩擦力や、レバーとカム係合する他の部材との間の摩擦力によって、その位置が保持されるようになっている。しかしながら、例えばレバーを何かにぶつけたりレバーに物を引っ掛けたりしてレバーに比較的に大きな力が作用した場合には、レバーが誤って枢動してしまう虞がある。そうすると、意図せずに配管との連結が解除されたりバルブが開閉したりすることになる。
そこで本発明は、チャック部材やバルブなどの可動部材を操作するためのレバーが誤って枢動しないようにした継手部材を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、
流体通路を有する筒状の継手本体と、
該継手本体に対して第1位置と第2位置との間で変位可能に取り付けられた可動部材と、
該可動部材を該第1位置とする第1枢動位置と該可動部材を該第2位置とする第2枢動位置との間で該継手本体に対して枢動可能とされたレバーと、
該継手本体に固定され、該レバーが該第2枢動位置にあるときに該レバーと係合して該レバーが該第1枢動位置に向かって枢動することを抑止するレバー保持部材と、
を備える継手部材を提供する。
レバーが第2枢動位置となったときには、レバーがレバー保持部材と係合して該レバーが第1枢動位置に向かって枢動することが抑止されるようになっているため、レバーに意図せず力がかかったとしてもレバーが第1枢動位置に向かって枢動することがない。これにより、可動部材が不意に第2位置から第1位置に戻ることを防止することが可能となる。
好ましくは、該レバーが、該継手本体に対して枢動可能とされたレバー本体と、該レバー本体に変位可能に取り付けられたロック部材であって、該レバーが該第2枢動位置にある状態において該レバー保持部材と係合して該レバーを該第2枢動位置に保持する保持位置と、該レバー保持部材から遠ざかるように変位して該レバー保持部材との係合を解除する保持解除位置との間で変位可能とされたロック部材と、を有するようにすることができる。
さらに好ましくは、該レバーが、該ロック部材を該保持位置に向かって付勢するスプリングをさらに有するようにすることができる。
より好ましくは、該ロック部材の該保持位置と該保持解除位置との間での変位方向が該レバー本体の枢動中心からの放射方向からずれた方向であり、該ロック部材を該保持位置から該保持解除位置に変位させるときに該スプリングを介して該レバー本体に加わる力が、該レバーを該第1枢動位置から遠ざかる方向に枢動させる回転モーメントを発生させるようにすることができる。
このような構成により、ロック部材を保持位置から保持解除位置としたときにスプリングの付勢力によってレバーが第1枢動位置に向かって枢動することがなくなる。よって、ロック部材が意図せず保持解除位置となってしまった場合でも、レバーが直ちに第1枢動位置に向かって枢動してしまうことを防止することが可能となる。
好ましくは、該レバー保持部材が、該レバーが該第1枢動位置と該第2枢動位置との間で枢動するときに、該ロック部材が摺動係合して該ロック部材を該保持解除位置に保持する摺動係合面を有するようにすることができる。
このような構成により、ロック部材を別途操作することなしに保持解除位置とすることができるため、レバーを第2枢動位置とする際の操作を簡便に行えるようになる。
好ましくは、
該枢動中心から離れた位置で該レバーに枢動可能に連結された第1端と該可動部材に枢動可能に連結された第2端とを有するリンク部材をさらに備え、該可動部材が、該レバーを枢動させたときに、該継手本体の長手軸線の方向に変位するようにされており
該レバーを該第1枢動位置から該第2枢動位置に変位させたときに、該リンク部材の該レバーに対する枢動軸線が、該レバーの該枢動中心と該リンク部材の該可動部材に対する枢動軸線とを通る平面を超えて該平面の反対側に至るようにすることができる。
このような構成により、レバーを第2枢動位置として可動部材を第2位置にした状態において、可動部材に第1位置に向かう方向への力が作用したときには、レバーには第1枢動位置から遠ざかる方向に枢動する力が作用することになる。したがって、可動部材が第1位置の方向への大きな力を受けたとしても、それによってレバーが第1枢動位置に向かって枢動することがなく、可動部材が第1位置に戻ることを防止することが可能となる。
好ましくは、該可動部材が、該継手本体の径方向外側に配置され、対応する継手部材を係止するチャック部材であり、該チャック部材は、該第1位置である仮連結位置と該第2位置である連結位置との間で該継手本体の長手軸線の方向に変位可能とされるとともに、該対応する継手部材を係止する係止位置と、該係止位置から径方向外側に変位して該対応する継手部材との係止が解除される係止解除位置との間で径方向に変位可能とされており、該仮連結位置において該対応する継手部材を係止した状態で該レバーを該第1枢動位置から該第2枢動位置に枢動させたときに、該仮連結位置から該連結位置に変位して該対応する継手部材を該流体通路内に引き込んで当該継手部材に連結させるようにすることができる。
以下、本発明に係る継手部材の実施形態を添付図面に基づき説明する。
本発明の第1の実施形態に係る管継手の非連結状態における側面図である。 図1AのI−I線における断面図である。 図1AのII−II線におけるレバーの断面図である。 図1Bの管継手の雄型継手部材が雌型継手部材に仮連結される途中の状態を示す断面図である。 図1Aの管継手の仮連結状態における側面図である。 図3AのIII−III線における断面図である。 図1Aの管継手の連結状態における側面図であり、レバーのロック部材が保持位置にある状態の図である。 図4AのIV−IV線における断面図である。 図1Aの管継手の連結状態における側面図であり、レバーのロック部材が保持解除位置にある状態の図である。 図1Aの管継手の連結解除状態における側面図である。 図5AのV−V線における断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る管継手の非連結状態における側面図である。 図6AのVI−VI線における断面図である。 図6AのVII−VII線におけるレバーの断面図である。 図6Aの雄型管継手部材の弁体保持部材の斜視図である。 図6Aの管継手の仮連結状態における側面図である。 図6Aの管継手の連結状態における側面図である。 図6Aの管継手の連結解除状態における側面図である。
本発明の第1の実施形態に係る継手部材は、図1A乃至図5Bに示すように、対応する雄型継手部材10を着脱可能に連結する雌型継手部材30であり、これら雌型継手部材30と雄型継手部材10とで管継手1を構成するようになっている。
雄型継手部材10は、図1Bに示すように、前端開口12aと後端開口12bとの間に延びる雄側通路12を有する筒状の雄型継手本体14と、雄側通路12内に固定された弁体保持部材15と、雄側通路12内において雄側通路12の長手軸線Lの方向で変位可能に弁体保持部材15に保持された雄側のスライド弁体16と、スライド弁体16を雄型継手本体14の弁座部18に押し当てて雄側通路12を閉止するように付勢するスプリング20と、を備える。また、雄型継手本体14の外周面14aには径方向外側に突出した係止突起(被係止部)22が形成されている。
雌型継手部材30は、図1Bに示すように、前端開口32aから後端開口32bにまで延びる雌側通路(流体通路)32を有する筒状の雌型継手本体34と、雌型継手本体34の径方向外側において前端開口32aよりも前方(図で見て右方)に延出するように配置されたチャック部材(可動部材)36と、このチャック部材36を径方向外側から覆うように雌型継手本体34に取り付けられた筒状の変位阻止部材38と、チャック部材36を前後方向に変位させるための操作部材40と、を備える。
チャック部材36は、後述する操作部材40のチャック保持部材50に保持される後端部分36aと雌型継手本体34の前端開口32aよりも前方に延出している前端部分36bとを有している。チャック部材36の後端部分36aの外側面36c上にはリングスプリング42が配置され、このリングスプリング42によってチャック部材36は径方向内側に付勢される。図1Bの状態においては、チャック部材36はリングスプリング42により長手軸線Mに対して略平行に延びた位置(係止位置)に保持される。チャック部材36の前端部分36bの内側面36dには、雄型継手部材10の係止突起22を係止する形状とされた係止溝44が形成されている。また、係止溝44の前方には前方に向かって外側に傾斜する傾斜面46が形成されている。リングスプリング42により後端部分36aを保持されているチャック部材36は前端部分36bに径方向外側への力が作用すると、図2に示すように前端部分36bが径方向外側に変位して全体として傾斜した位置(係止解除位置)となる。また、後述する操作部材40により、図1Bに示す仮連結位置(第1位置)から後方図で見て右方)に変位して図4Bに示す連結位置(第2位置)にまで長手軸線Mに沿って前後方向に変位するようにもなっている。さらには仮連結位置からさらに前方に変位して図5Bに示す連結解除位置(第3位置)にまで変位するようにもなっている。
チャック部材36の外側に配置された変位阻止部材38は、チャック部材36が仮連結位置(図1B、図2、図3B)にあるときにはチャック部材36が係止位置(図1B、図3B)から径方向外側に変位して係止解除位置(図2)に変位することを許容し、チャック部材36が後方に変位して連結位置(図4B)にあるときにはチャック部材36が係止位置から係止解除位置に変位することを阻止するようにチャック部材36を径方向外側から保持する。なお、変位阻止部材38は、図1Aでみて上下に位置する2つのネジ48により雌型継手本体34に固定されている。
チャック部材36を操作するための操作部材40は、図1A及び図1Bに示すように、チャック部材36を前後方向で保持するチャック保持部材50と、雌型継手本体34に段付ネジからなる枢動軸56によって枢動可能に取り付けられたレバー52と、チャック保持部材50とレバー52とを連結するリンク部材54とを有する。リンク部材54は、図1Aに示すように、その後端54aがレバー52の枢動軸56から該枢動軸56の放射方向外側に離れた位置で枢動軸58によってレバー52に枢動可能に接続され、またその前端54bが枢動軸60によってチャック保持部材50に枢動可能に接続されている。レバー52を枢動させることによりリンク部材54を介してチャック保持部材50が前後方向に変位し、これに伴いチャック保持部材50に保持されたチャック部材36が前後方向に変位する。
レバー52は、図1Cに示すように、一対のレバー本体62と、各レバー本体62に取り付けられたロック部材64と、2つのロック部材64を連結するハンドル66とを有する。ロック部材64とハンドル66とは段突きネジ68により固定されて、この段突きネジ68はレバー本体62の長穴70内に位置するようになっている。またロック部材64は、レバー本体62の開口部72を通って外方に突出した摺動支持部74を有している。これら段突きネジ68及び摺動支持部74により、ロック部材64はレバー本体62に対して長手軸線Nの方向で変位可能に取り付けられる。また、ロック部材64は、その一部を曲げて形成したスプリング支持部76とスプリングガイド部78とを有し、レバー本体62は、その一部を曲げて形成した凹部80を有する。レバー本体62の凹部80内において、凹部80の内側面80aとロック部材64のスプリング支持部76との間にスプリング82が設定され、このスプリング82によりロック部材64はレバー本体62に対して図1Cで見て右方に付勢されている。なお、スプリングガイド部78はスプリング82の両脇にそれぞれ1つずつ形成されており、スプリング82が外れないように保持している。
雌型継手部材30はさらに、図1Bに示すように、雌側通路32内の中央に位置する弁座部材84と、雌側通路32内において雌側通路32の長手軸線Mに沿って前後方向に変位可能に配置された環状のスライド弁体86とを備える。スライド弁体86は、樹脂製の摺動部材88を介して雌型継手本体34の内周面34aに対して摺動し、弁座部材84の弁座部84aに密封係合して雌側通路32を前端開口32aと後端開口32bとの間で閉止する閉止位置(図1B)と、閉止位置から雌側通路32の長手軸線Mに沿って後方(図で見て左方)に変位して前端開口32aと後端開口32bとを連通させる開放位置(図4B)との間で変位可能とされている。またスライド弁体86は長手軸線Mの方向で伸縮する金属製のベローズ(付勢部材)90によって弁座部材84の基部84bに連結され、このベローズ90より閉止位置に向かって前方に付勢されている。ベローズ90は流体を通過させない構造となっているため、流体はベローズ90の内側のみを通過し雌型継手本体34の内周面34aには触れない。
雌側のスライド弁体86の前端面86aは前方に向かって径方向内側に縮径する傾斜面とされており、また雄型継手本体14の後端面14bは雌側のスライド弁体86の前端面86aと略同一角度で前方に向かって径方向内側に縮径する傾斜面とされている。雄型継手部材10が雌型継手部材30に仮連結又は連結されると、図3B及び図4Bに示すように雌側のスライド弁体86の前端面86aと雄型継手本体14の後端面14bとがほぼ隙間無く当接して互いに密封係合した状態となる。シール面となる後端面14bに傷が付くと雌側のスライド弁体86との間で十分なシール性が確保できなくなる虞があるが、雄型継手本体14の後端面14bと雄側のスライド弁体16とにより凹部が形成され、後端面14bはこの凹部内において径方向内側に面するように形成されているため、他の部材をぶつけるなどして傷が付くことが起きにくい。また、雄型継手本体14の後端面14bと雄側スライド弁体の後端面16aとによって滑らかに連続した凹面が形成されるようになっている。このようにして隙間や角部を極力なくした構造とすることにより、内部流体などが付着した際の洗浄を容易にしている。
雄型継手部材10と雌型継手部材30とを連結する際には、まずレバー52を図1Aに示す第1枢動位置として、チャック部材36を仮連結位置とする。このときレバー52のプランジャ受け凹部92にボールプランジャ(図示しない)が係止していて、レバー52の枢動を抑制している。この状態で雄型継手部材10を雌型継手本体34の前端開口32aから雌側通路32内に挿入していくと、図2に示すように、雄型継手部材10の係止突起22がチャック部材36の傾斜面46に当接して、チャック部材36が径方向外側に変位して係止解除位置となる。さらに雄型継手部材10を挿入して雄型継手部材10の係止突起22がチャック部材36の係止溝44にまで至ると、図3Bに示すように、チャック部材36はリングスプリング42の付勢力により径方向内側に変位して係止位置に戻る。このとき係止突起22は係止溝44内に収容され、雄型継手部材10はチャック部材36に対して前後方向での位置が拘束される。これにより雌型継手部材30と雄型継手部材10とは仮連結状態となる。このとき、雄型継手本体14の後端面14b及び雄側のスライド弁体16の後端面16aからなる面と雌側のスライド弁体86の前端面86a及び弁座部84aの前端面84cからなる面とは隙間が無い状態で当接する。
図3Aの状態からレバー52を図で見て時計回りに枢動させると、チャック部材36は後方に変位して雄型継手部材10を雌側通路32内に引き込んでいく。レバー52を図4Aに示す第2枢動位置にまで枢動させると、チャック部材36は図4Bに示す連結位置となる。このとき雌型継手部材30のスライド弁体86は雄型継手本体14の後端面14bに押されて開放位置となり、また雄型継手部材10のスライド弁体16は雌型継手部材30の弁座部材84に押されて開放位置となる。これにより、雌側通路32と雄側通路12とが連通して、連結状態となる。
上述のレバー52を第1枢動位置から第2枢動位置に枢動させて仮連結状態から連結状態とする過程において、レバー52のロック部材64の先端部64aは、雌型継手本体34に固定されているレバー保持部材94の傾斜した摺動係合面94a上を摺動していく。これによりロック部材64はレバー52の枢動方向外側に向かってスプリング82の付勢力に抗して徐々に変位していく。レバー52が第2枢動位置に至ると、図4Aに示すように、ロック部材64はスプリング82の付勢力により枢動方向内側に変位して、先端部64aがレバー保持部材94の係止凹部94bに係止した状態となる。ロック部材64がこの保持位置にある状態においては、ロック部材64がレバー保持部材94に干渉して、レバー52を第1枢動位置に向かって枢動させることができない。したがって、レバー52は第2枢動位置に保持され、誤ってレバー52を第1枢動位置に枢動させて連結を解除してしまうことが防止される。なお、このときレバー52のもう一つのプランジャ受け凹部93にボールプランジャ(図示しない)が係止されて、レバー52の枢動が抑制されている。また、レバー52を第2枢動位置からさら図で見て時計回りに枢動させようとすると、レバー本体62の係止面62aが雌型継手本体34の係止面34bに当たって、レバー52をそれ以上枢動させることができないようになっている。
また仮連結状態から連結状態に至る過程においては、リンク部材54の後端54aのレバー52に対する枢動軸58は、レバー52の雌型継手本体34に対する枢動軸56とリンク部材54の前端54bのチャック保持部材50に対する枢動軸60とを通る平面(図面上で長手軸線上を奥行き方向に広がる平面)を超えて図4Aで見て下側から上側に至る。これにより、連結状態においては、雌型継手部材30と雄型継手部材10とが互いに引き離されるような力を受けてチャック部材36が前方への力を受けたときに、レバー52には、リンク部材54を介して図で見て時計回りの力が作用するようになる。したがって、雌型継手部材30と雄型継手部材10とに互いに引き離されるような力が作用してもレバー52は枢動せず、チャック部材36が前方に変位して仮連結状態に戻ることがない。
雌型継手部材30と雄型継手部材10との連結を解除する際には、まず、図4Cに示すように、レバー52のロック部材64に固定されたハンドル66を枢動方向外側に引いて、ロック部材64をレバー保持部材94から遠ざかるように変位させて先端部64aと係止凹部94bとの係合が解除される係止解除位置に変位させる。ロック部材64をこの係止解除位置に保持したまま、レバー52を第1枢動位置に枢動させると図3A及び図3Bに示す仮連結状態に戻る。レバー52をさらに図で見て反時計回りに枢動させて図5Aに示す第3枢動位置とすると、チャック部材36はさらに前方に変位する。このとき、図5Bに示すように、チャック部材36の内側突起36eが、雌型継手本体34の外周面34cの傾斜部34dに乗り上げてチャック部材36は径方向外側の力を受け、係止溝44がある前端部分36bが径方向外側に変位した係止解除位置となる。これにより雄型継手部材10の係止突起22と係止溝44との係合状態が解除されて、雄型継手部材10を雌型継手部材30から離脱可能な状態となる。
ここで、ロック部材64を保持位置(図4A)から保持解除位置(図4C)に変位させるときのハンドル66の操作方向は、レバー52の枢動中心からの放射方向からずれた方向となっている。すなわち、ハンドル66の操作方向と一致するロック部材64の長手軸線Nは、レバー52の枢動中心を通らず、枢動中心よりも後方を通るようになっている。ハンドル66を操作してロック部材64を保持位置から保持解除位置に変位させるとレバー本体62にはスプリング82を介して長手軸線Nの方向で上方への力が加わるが、この力はレバー52を第1枢動位置から遠ざける方向(すなわち図で見て時計周りの方向)に枢動させる回転モーメントを発生させる。したがって、ハンドル66によってロック部材64を保持位置から保持解除位置に変位させたときに、その力によってレバー52が第1枢動位置に向かって枢動しない。このような構成とすることにより、誤ってハンドル66が操作されたときに同時にレバー52が枢動してしまい連結が不意に解除されることが防止される。
当該管継手1においては、連結を解除する過程において連結状態(図4A、図4B)から仮連結状態(図3A、図3B)としたときに、雄型継手部材10の後端面14bとスライド弁体86との密封係合が維持された状態で雌型継手部材30のスライド弁体86と雄型継手部材10のスライド弁体16とが共に閉止位置となるようになっている。また、仮連結状態においては、雄型継手部材10の後端面14bと雌型継手部材30のスライド弁体86との間、及び雌型継手部材30のスライド弁体86と雄型継手部材10のスライド弁体16との間には隙間が形成されないようになっている。このような構成により、雄型継手部材10を雌型継手部材30から離脱する際に内部流体が外部に漏れることは基本的にはない。しかしながら、完全に隙間をなくすことは実際には不可能であり、そのような隙間に内部流体が入り込み、それが離脱時に外部に漏れることもあり得る。漏れた流体が粘度の高いものである場合には時間の経過と共に固化して固まってしまうことがあるし、また電解液のような腐食性の流体である場合には、継手部材を腐食させてしまうことがある。従来の施錠子を利用した継手部材においては、可動する施錠子が継手部材間の密封係合部の近くに配置されているため漏れた流体が施錠子に付着しやすい。また、施錠子はテーパー状の貫通穴内に保持されているため施錠子と貫通穴との間に流体が入り込んだ場合にはそれを取り除くことは難しい。施錠子に流体が付着したまま放置すると、その流体が固化したり施錠子が腐食したりして施錠子が正常に動作しなくなり、継手部材同士の連結及び離脱ができなくなることがある。これに対して当該雌型継手部材30においては、可動部材であるチャック部材36は雌型継手本体34の外側に配置されているため、仮に内部流体が漏れたとしても、それがチャック部材36にまで至ることはほとんどない。したがって、漏れた内部流体によってチャック部材36が固着して動作不良を起こす虞がない。
図6A乃至図10に示す本発明の第2の実施形態に係る管継手101は、上記第1の実施形態に係る管継手1に対して種々の改良を施したものである。ここでは、第1の実施形態に係る管継手1と同一の構成についての説明は省略し、異なる構成について詳細に説明をする。
当該管継手101の雄型継手部材110は、図6Bに示すように、雄側通路112を有する筒状の雄型継手本体114と、雄側通路112内に固定された弁体保持部材115と、雄側通路112内において弁体保持部材115に保持されたスライド弁体116と、スライド弁体116を付勢する第1及び第2のコイルスプリング120a、120bと、を備える。
弁体保持部材115は、図6B及び図7に示すように、雄型継手本体114の内周面114dに固定される環状固定部115aと、環状固定部115aを直径方向に横断する支持部115bと、支持部115bの中央から長手軸線Lの方向で後方(図で見て左方)に延在するスプリング保持部115cと、からなっている。支持部115bは、環状固定部115aから雄型継手本体114の内周面114dに沿って伸びる第1部分115dと、第1部分115dから径方向内側に向かって斜め前方に延びる第2部分115eと、2つの第2部分115eの間に延びる第3部分115fとからなっていて、全体としてM字状の形状を有している。この弁体保持部材115はストップリング121によって雄型継手本体114に固定されている。固定された状態において、弁体保持部材115の支持部115bの第1部分115dが雄型継手本体114の内周面114dに沿って配置されるため、弁体保持部材115は雄型継手本体114に対して安定して保持される。また、スプリング保持部115cの中央には雄側のスライド弁体116の軸部116bを通す貫通孔115gが形成されている。
雄側のスライド弁体116は、図6Bに示すように、軸部116bと円板状の蓋部116cとからなっており、蓋部116cにおける軸部116bとの付け根の部分には環状の溝116dが形成されている。第1のコイルスプリング120aは、雄側のスライド弁体116の環状の溝116dと弁体保持部材115の支持部115bの第2部分115eとの間に配置されている。第1のコイルスプリング120aよりも径が小さい第2のコイルスプリング120bは、第1のコイルスプリング120aの内側に同軸状に配置され、雄側のスライド弁体116の環状の溝116dと弁体保持部材115のスプリング保持部115cの段差部115hとの間に配置されている。スライド弁体116に環状の溝116dを設け、また弁体保持部材115の支持部115bをM字状とすることにより、第1のコイルスプリング120aの長さを大きくすることができる。これにより、スライド弁体116に必要なストローク量を確保しつつ、スライド弁体116に対する付勢力を十分に大きなものとすることが可能となっている。また第1のコイルスプリング120aに加えて第2のコイルスプリング120bを同軸状に配置することにより、スライド弁体116に対する付勢力をさらに大きくして、当該雄型継手部材110を清掃しているときなどにスライド弁体116が外部から誤って押されたとしても、容易にはスライド弁体116が変位しないようにしている。第1の実施形態の雄型継手部材10においては、雄型継手部材10が雌型継手部材30に連結されたときに雌側のスライド弁体86に取り付けられた摺動部材88と干渉することを避けるために、雄型継手本体14の後端部において外周面14aに段部14c(図1B)が形成されている。これに対して当該実施形態においては、雌型継手部材130を後述するように摺動部材がない構造としたため、雄型継手本体114の外周面114aに段部を設ける必要がなくなり、外周面114aがより凹凸の少ない面となっている。これにより、外周面114aに付着した内部流体や他の汚れなどをより容易に取り除くことが可能となっている。
第2の実施形態における雌型継手部材130においては、図6Bに示すように、チャック部材136の係止溝144の後方側の側面が、後方に向かって縮径する傾斜面144aとなっている。これにより、雌型継手部材130に雄型継手部材110を連結した状態においてレバー152を第1枢動位置(図8)から第3枢動位置(図10)に枢動させてチャック部材136を径方向外側に向かって係止解除位置にまで変位させるときに、チャック部材136の係止溝144が雄型継手部材110の係止突起122に引っ掛かってチャック部材136の変位が妨げられることを防止することが可能となる。また、チャック部材136を径方向内側に付勢するための付勢部材として略1周だけ巻かれたより簡易なリングスプリング142を使用している。このリングスプリング142は、通常はストップリングとして部材を固定するために使用されているものである。
チャック部材136を操作するための操作部材140は、図6A及び図6Bに示すように、チャック部材136を前後方向で保持するチャック保持部材150と、雌型継手本体134に対して枢動可能とされたレバー152と、チャック保持部材150とレバー152とを連結するリンク部材154とを有する。レバー152と雄型継手本体114との間には2つのネジ195によって雄型継手本体114に固定されたレバー保持部材194が配置されており、レバー152はこのレバー保持部材194に取り付けられている。具体的には、枢動軸156をレバー152の外側からレバー152及びレバー保持部材194を貫通するように挿入し、レバー保持部材194の内側の位置において枢動軸156にピン157を嵌合して枢動軸156を保持するようにしている。これによりレバー152は枢動軸156の周りで雌型継手本体134に対してレバー保持部材194を介して回転可能となる。第1の実施形態のように枢動軸56を段付ネジとして雌型継手本体34に螺合した場合には、レバー52を繰り返し枢動させることによりこの螺合が緩んで枢動軸56が外れる虞があるが、上述のようなピン157により枢動軸156を固定する構成においてはそのような虞がない。
リンク部材154の前端154bとチャック保持部材150とを枢動可能に接続する枢動軸160は、図6Bに示すように、チャック保持部材150の内側の位置でE型止め輪161を枢動軸160に取り付けることにより保持されている。E型止め輪161を外部に露出しない位置に配置することにより、他の部材がぶつかるなとして意図せずE型止め輪161が取れて枢動軸160が外れてしまうことを防止できる。またこの枢動軸160には、ボールプランジャ196が埋め込まれている。ボールプランジャ196は、レバー152が第1枢動位置にあるときに雌型継手本体134の外周面に形成されたプランジャ受け凹部197に係合して、レバー152の第1枢動位置からの枢動を抑制する。
レバー152は、図6Cに示すように、一対のレバー本体162と、各レバー本体162に取り付けられたロック部材164と、レバー本体162を連結する連結シャフト165と、2つのロック部材164を連結するハンドル166とを有する。連結シャフト165はその両端に小径部分165aを有する段付形状を有し、ネジ167によりレバー本体162に固定された状態において、小径部分165aがロック部材164の長穴169内に位置するようになっている。またロック部材164とハンドル166とは、スペーサ171を介してネジ168により固定され、スペーサ171がレバー本体162の長穴170内に位置するようになっている。連結シャフト165の小径部分165aとスペーサ171とは、それぞれロック部材164の長穴169とレバー本体162の長穴170の中において長手軸線Nの方向で変位可能に保持されている。このような構造によりロック部材164はハンドル166とともにレバー本体162に対して長手軸線Nの方向で変位可能となっている。図6Aからも分かるように、レバー本体162には長手軸線Nの方向に延びる部分とそれらを繋ぐ部分とからなる第1開口部172が形成され、ロック部材164にも長手軸線Nの方向で逆向きとされた同様な形状の第2開口部174が形成されている。第1開口部172と第2開口部174とは一部が重なる位置に形成されていて、重なった部分において2つの連通孔176を形成している。この連通孔176を通るようにしてスプリング182が配置されており、このスプリング182によって、ロック部材164はレバー本体162に対して長手軸線Nの方向でレバー152の回転軸に近づく向き(図6Cで見て右方)に付勢されている。
レバー152が第1枢動位置(図8)から第2枢動位置(図9)に枢動するまでの間は、レバー152のロック部材164の先端部164aは、雌型継手本体134に固定されているレバー保持部材194の摺動係合面194a上を摺動する。摺動係合面194aは、レバー152の枢動軸156を中心とする円弧形状となっているため、レバー152が第2枢動位置となるまではロック部材164はレバー本体162に対して一定の位置に保持され変位しない。レバー152が第2枢動位置となると、ロック部材164はスプリング182の付勢力により枢動方向内側に変位して、その先端部164aがレバー保持部材194の係止凹部194bに係止した状態となり、レバー152は第2枢動位置に保持される。レバー152を第2枢動位置からさらに図で見て時計回りに枢動させようとすると、レバー152とリンク部材154とを枢動可能に連結している枢動軸158がレバー保持部材194に設けられた係止面194cに当たって、レバー152をそれ以上枢動させることができない状態となる。
チャック部材136が連結位置において係止解除位置とならないようにするための変位阻止部材138にはプランジャ198が取り付けられている。レバー152を第1枢動位置(図8)からさらに図で見て反時計回りに枢動させて第3枢動位置(図10)とすると、プランジャ198はリンク部材154の前端154bによって押し込まれる。この状態でレバー152のハンドル166から手を離すと、レバー152は、リンク部材154がプランジャ198によって押し戻されることにより、第1枢動位置にまで自動的に戻される。また、変位阻止部材138の前端には、ゴム製の保護部材199が取り付けられていて、当該雌型継手部材130を落下させたり雄型継手部材110に衝突させたりしてしまったときに雌型継手部材130が受ける衝撃を緩和するようにしている。
図6Bに示すように、雌型継手部材130の雌側通路132内に配置された弁部材184は、弁座部184aから基部184bに至るまで一体の部材として形成することにより、流路開口184dを大きく取れるようにしてある。また、雌側のスライド弁体186は雌型継手本体134の内周面134aに対して直接接触して摺動するようになっており、第1の実施形態においては配置されていた摺動部材88を無くしている。弁座部184aと雌側のスライド弁体186との密封係合は、弁座部184aに取り付けられたシールリング185によりなされる。摺動部材88をなくしたことにより雌側のスライド弁体186と雌型継手本体134の内周面134aとの間は密封した状態ではなくなり、漏れた内部流体などがその隙間から侵入して内周面134aとベローズ190との間の空間に溜まってしまう虞がある。そのため、図6Aに示すように雌型継手本体134の上下位置に雌側通路132にまで貫通して雌側通路132における内周面134aとベローズ190との間の空間に連通する洗浄用穴200を設け、一方の洗浄用穴200から窒素ガスや水などの流体を注入して他方の洗浄用穴200から排出することにより、雌側通路132の内周面134aとベローズ190との間に溜まった内部液体等の洗浄を行うことができるようになっている。なお、洗浄用穴200は通常時は止め栓をして、洗浄用穴200を通して異物が入らないようにしてある。
第2の実施形態に係る管継手101における、雄型継手部材110と雌型継手部材130との連結および連結解除は、第1の実施形態に係る管継手1と同様な操作により行なわれる。
本発明の継手部材の一実施形態として、レバーによって操作されるチャック部材を備える雌型継手部材について説明をしてきたが、本発明の継手部材はこれに限定されるものではない。例えば、可動部材は上記実施形態のようなチャック部材に限られるものではなく、レバーに直接的に又はリンク部材等を介して間接的に接続された、流体が通過する通路を開閉するためのバルブのような他の可動する部材とすることもできる。またロック部材はレバーにではなく、継手本体の側に設けるようにしてもよい。
管継手1;
雄型継手部材10;雄側通路(流体通路)12;前端開口12a;後端開口12b;雄型継手本体14;外周面14a;後端面14b;段部14c;弁体保持部材15;スライド弁体16;後端面16a;弁座部18;スプリング20;係止突起22;
雌型継手部材30;雌側通路32;前端開口32a;後端開口32b;雌型継手本体34;内周面34a;係止面34b;外周面34c;傾斜部34d;チャック部材(可動部材)36;後端部分36a;前端部分36b;外側面36c;内側面36d;内側突起36e;変位阻止部材38;操作部材40;リングスプリング42;係止溝44;傾斜面46;ネジ48;チャック保持部材50;レバー52;リンク部材54;後端54a;前端54b;(レバーの)枢動軸56;(リンク部材の後端の)枢動軸58;(リンク部材の前端の)枢動軸60;レバー本体62;係止面62a;ロック部材64;先端部64a;ハンドル66;段突きネジ68;長穴70;開口部72;摺動支持部74;スプリング支持部76;スプリングガイド部78;凹部80;内側面80a;スプリング82;弁座部材84;弁座部84a;基部84b;前端面84c;スライド弁体86;前端面86a;摺動部材88;ベローズ90;プランジャ受け凹部92;プランジャ受け凹部93;レバー保持部材94;摺動係合面94a;係止凹部94b;
管継手101;
雄型継手部材110;雄側通路112;雄型継手本体114;外周面114a;内周面114d;弁体保持部材115;環状固定部115a;支持部115b;スプリング保持部115c;第1部分115d;第2部分115e;第3部分115f;貫通孔115g;段差部115h;スライド弁体116;軸部116b;蓋部116c;環状の溝116d;第1のコイルスプリング120a;第2のコイルスプリング120b;ストップリング121;係止突起122;雌型継手部材130;雌側通路132;雌型継手本体134;内周面134a;チャック部材136;変位阻止部材138;操作部材140;リングスプリング142;係止溝144;傾斜面144a;チャック保持部材150;レバー152;リンク部材154;前端154b;(レバーの)枢動軸156;ピン157;(リンク部材の後端の)枢動軸158;(リンク部材の前端の)枢動軸160;E型止め輪161;レバー本体162;ロック部材164;先端部164a;連結シャフト165;小径部分165a;ハンドル166;ネジ167;ネジ168;(ロック部材の)長穴169:(レバー本体の)長穴170;スペーサ171;第1開口部172;第2開口部174;連通孔176;スプリング182;弁部材184;弁座部184a;基部184b;流路開口184d;シールリング185:スライド弁体186;ベローズ190;レバー保持部材194;摺動係合面194a;係止凹部194b;係止面194c;ネジ195;ボールプランジャ196;プランジャ受け凹部197;プランジャ198;保護部材199;洗浄用穴200;
(雄型継手部材の)長手軸線L;(雌型継手部材の)長手軸線M;(レバーの)長手軸線N;

Claims (6)

  1. 流体通路を有する筒状の継手本体と、
    該継手本体に対して第1位置と第2位置との間で変位可能に取り付けられた可動部材と、
    該可動部材を該第1位置とする第1枢動位置と該可動部材を該第2位置とする第2枢動位置との間で該継手本体に対して枢動可能とされたレバーと、
    該継手本体に固定され、該レバーが該第2枢動位置にあるときに該レバーと係合して該レバーが該第1枢動位置に向かって枢動することを抑止するレバー保持部材と、
    を備え
    該可動部材が、該継手本体の径方向外側に配置され、対応する継手部材を係止するチャック部材であり、該チャック部材は、該第1位置である仮連結位置と該第2位置である連結位置との間で該継手本体の長手軸線の方向に変位可能とされるとともに、該対応する継手部材を係止する係止位置と、該係止位置から径方向外側に変位して該対応する継手部材との係止が解除される係止解除位置との間で径方向に変位可能とされており、該仮連結位置において該対応する継手部材を係止した状態で該レバーを該第1枢動位置から該第2枢動位置に枢動させたときに、該仮連結位置から該連結位置に変位して該対応する継手部材を該流体通路内に引き込んで当該継手部材に連結させるようにされている、継手部材。
  2. 該レバーが、該継手本体に対して枢動可能とされたレバー本体と、該レバー本体に変位可能に取り付けられたロック部材であって、該レバーが該第2枢動位置にある状態において該レバー保持部材と係合して該レバーを該第2枢動位置に保持する保持位置と、該レバー保持部材から遠ざかるように変位して該レバー保持部材との係合を解除する保持解除位置との間で変位可能とされたロック部材と、を有する、請求項1に記載の継手部材。
  3. 該レバーが、該ロック部材を該保持位置に向かって付勢するスプリングをさらに有する、請求項2に記載の継手部材。
  4. 該ロック部材の該保持位置と該保持解除位置との間での変位方向が該レバー本体の枢動中心からの放射方向からずれた方向であり、該ロック部材を該保持位置から該保持解除位置に変位させるときに該スプリングを介して該レバー本体に加わる力が、該レバーを該第1枢動位置から遠ざかる方向に枢動させる回転モーメントを発生させるようにされた、請求項3に記載の継手部材。
  5. 該レバー保持部材が、該レバーが該第1枢動位置と該第2枢動位置との間で枢動するときに、該ロック部材が摺動係合して該ロック部材を該保持解除位置に保持する摺動係合面を有する、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の継手部材。
  6. レバーの枢動中心から離れた位置で該レバーに枢動可能に連結された第1端と該可動部材に枢動可能に連結された第2端とを有するリンク部材をさらに備え、該可動部材が、該レバーを枢動させたときに、該継手本体の長手軸線の方向に変位するようにされており
    該レバーを該第1枢動位置から該第2枢動位置に変位させたときに、該リンク部材の該レバーに対する枢動軸線が、該レバーの該枢動中心と該リンク部材の該可動部材に対する枢動軸線とを通る平面を超えて該平面の反対側に至るようにされた、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の継手部材。
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