JP6605189B2 - Container for cargo handling vehicles - Google Patents
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Description
本発明は、荷役車両の車台上に、その車台と地面との間で積み降ろし可能に搭載される、荷役車両用コンテナに関する。 The present invention relates to a container for a cargo handling vehicle that is mounted on a chassis of a cargo handling vehicle so as to be able to be loaded and unloaded between the chassis and the ground.
従来、荷役車両の車台上に搭載されるコンテナを、脱着装置により地上に降ろし、コンテナへの荷物の積み降ろし時に、地面に近い高さで荷役作業ができるようにしたものは公知である(後記特許文献1参照)。 Conventionally, it is known that a container mounted on a chassis of a cargo handling vehicle is lowered to the ground by a detaching device so that the cargo handling work can be performed at a height close to the ground when loading / unloading the cargo on the container (described later). Patent Document 1).
ところで、前記荷役車両では、その荷役車両の車台は、地面よりも高い位置にあるため、その車台上に搭載されるコンテナを地上に降ろす際に、コンテナは、車台上を後方にスライド移動させたのち、車台の後端部に設けた案内コロ上を移動させ、そのコンテナを後方下向きに傾斜させながら移動して地上に降ろすようにされている。そして、コンテナの後側の接地箇所に、後端側に向かって反り返った接地保護キャップが固定されている。 Meanwhile, in the cargo handling vehicle, the cargo handling vehicle undercarriage, since at a position higher than the ground, when unloading a container mounted on the chassis on the ground, the container is slid over the chassis to the rear After that, it is moved on a guide roller provided at the rear end of the chassis, and the container is moved while being inclined backward and downward to be lowered to the ground. A grounding protective cap that is warped toward the rear end side is fixed to a grounding location on the rear side of the container.
ところが、コンテナを降ろす場所は、凹凸地面、軟弱地面などの不整地面、悪天候によりぬかるんだ地面など様々であり、前記従来の荷役車両の接地保護キャップでは、コンテナに固定されていて地面との接触部は、コンテナの降ろし方向に直交する線が、コンテナに対して相対位置の変わらない一直線状となるため、コンテナの降ろし場所が、不整地面やぬかるんだ地面の場合には、接地保護キャップにコンテナの荷重が集中して、その接地保護キャップが、降ろし場所にめりこんでしまい、コンテナ脱着作業に支障を及ぼすという問題がある。 However, there are various places where the container is lowered, such as uneven ground, uneven ground such as soft ground, and ground that becomes muddy due to bad weather. In the grounding protective cap of the conventional cargo handling vehicle, it is fixed to the container and is in contact with the ground. Since the line perpendicular to the container lowering direction is a straight line that does not change the relative position with respect to the container, when the container lowering place is rough or muddy ground, There is a problem that the load is concentrated and the grounding protective cap sinks into the place where the load is lowered, thereby hindering the container detaching operation.
本発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、コンテナの降ろし場所が、不整地面やぬかるんだ地面であっても、コンテナの脱着が常にスムーズに行われるようにした、新規な荷役車両用コンテナを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and a new container for a cargo handling vehicle is provided, which allows a container to be smoothly detached and attached even when the container is placed on irregular or muddy ground. The purpose is to provide.
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、荷役車両の車台上に前後方向に移動可能に搭載され、その車台に設けた荷役装置により車台と地面との間で、後方下向きに傾斜させ後端下部を接地させながら移動して地上に降ろすようにした、荷役車両用コンテナであって、
前記コンテナは積載物を搭載可能なコンテナ本体を備え、そのコンテナ本体の後端下部に、接地可能な接地ソリおよび接地ローラを設け、前記接地ソリは、コンテナ本体の積み降ろし方向と直交する方向に軸線を有する揺動軸回りに揺動可能であり、前記接地ローラは前記揺動軸と平行な回転軸回りに回転可能に設けられることを特徴としている。
In order to achieve the above object, the invention of
The container includes a container main body on which a load can be loaded, and a grounding sled and a ground roller that can be grounded are provided at a lower end of the container main body, and the grounding sled is in a direction orthogonal to the loading / unloading direction of the container main body. The grounding roller is swingable about a swing shaft having an axis, and the grounding roller is provided to be rotatable about a rotation shaft parallel to the swing shaft.
上記目的を達成するため、請求項2の発明は、前記請求項1の発明において、前記接地ソリの揺動軸と、前記接地ローラの回転軸とを一致させたことを特徴としている。
In order to achieve the above object, the invention of
請求項1の発明によれば、コンテナ本体を車台と地面との間で積み降ろしする際に、接地ソリは、コンテナ本体の傾動位置のいかんにかかわらず、接地ソリの接地面を、その全域に亘って常に地面に面接触させることができ、また接地ローラは地面上を常に円滑に転動することができる。その結果、接地ソリと接地ローラとが協働してコンテナ本体を常に円滑に移動させてコンテナ本体を車台からスムーズに脱着させることができる。 According to the first aspect of the present invention, when the container body is loaded and unloaded between the chassis and the ground, the grounding sled is configured so that the grounding surface of the grounding sled is spread over the entire area regardless of the tilting position of the container body. The surface roller can always be brought into surface contact with the ground, and the ground roller can always roll smoothly on the ground. As a result, the grounding sled and the grounding roller cooperate to move the container main body smoothly so that the container main body can be smoothly detached from the chassis.
請求項2の発明によれば、接地ソリの揺動軸と、前記接地ローラの回転軸とを一致させたので、接地ソリが揺動しても、接地ローラは、常に地面上を転動して、特に、舗装された地面などの整地面で、コンテナをスムーズに脱着することができる。 According to the second aspect of the present invention, since the rocking shaft of the grounding sled and the rotation shaft of the grounding roller are matched, the grounding roller always rolls on the ground even if the grounding sled is swung. In particular, the container can be smoothly detached and attached on a leveling surface such as a paved ground.
図1〜11を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。 A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
以下の説明において、荷役車両Vの走行方向の前後を「前後」、その上下を「上下」、その左右を「左右」とする。 In the following description, the front and rear in the traveling direction of the cargo handling vehicle V are “front and rear”, the upper and lower are “up and down”, and the left and right are “left and right”.
図1、2において、荷役車両Vは、前、後輪がいずれも駆動される、4輪駆動車両であって、シャシフレームF上の車台1に積み降ろし可能に積載される長尺物用コンテナ本体(以下、コンテナ本体という)2と、このコンテナ本体2を積み降ろしする荷役装置3と、車台1上に固定される固定荷台4とを備えている。
In FIGS. 1 and 2, a cargo handling vehicle V is a four-wheel drive vehicle in which both front and rear wheels are driven, and is a container for long objects that can be loaded and unloaded on a
まず、図1〜5を参照して、前記コンテナ本体2の構造について説明する。
First, the structure of the
コンテナ本体2は、車台1の前後方向に長い長方形状のサブフレーム10と、このサブフレーム10の上面に敷設される床板11とを備えており、その左右側面、上面および後面は開放されている。サブフレーム10の前面の左右方向の中央部には、鉛直方向に延びる支柱12が一体に立設されている。この支柱12は、前方開放の横断面コ字状で、その鉛直方向に長い棒状に形成されている。また、この支柱12の上端には、係合ピン13が横向きに固定されており、この係合ピン13は、後述する荷役装置3のフックアーム26の上端に設けたフック27に係脱可能である。
The
床板11の左右両側面には、その前後方向に間隔をあけて複数対(3対)の側部スタンション15が対称的に立設されている。これらの側部スタンション15は、床板11の両側面に沿って略鉛直に延びており、コンテナ本体2に積載される、木材などの長尺物Wが側方に転がり落ちるのを防止する。また、床板11の車幅方向の中心軸線L−L上で、かつその前後方向の中心よりも前方には、一本の中央部スタンション19 が一体に立設されている。この中央部スタンション19は前記支柱12の車幅方向の幅内にあって、木材などの長尺物Wの斜め積みを防止する。
A plurality of pairs (three pairs) of
コンテナ本体2のサブフレーム10の左右縦フレーム101 の前端部は、床板11の前端面よりも前方に突出しており、その左右縦フレーム101 の前端には、係合部14がそれぞれ一体に設けられる。図2に示すように、係合部14は、前面が開口された、前後方向に長い鞘状に形成されており、コンテナ本体2が車台1上に積載されたとき、その係合部14に、車台1の前部左右に固定した被係合部としての係止フック7が嵌入して、コンテナ本体2の前端を、車台1に適確に固縛、支持する。
The front end of the left and right
図1、4、5に示すように、コンテナ本体2の後端下部左右には、ブラケット9がそれぞれ固定されており、これらのブラケット9には、キャスタよりなる接地ローラ16および接地ソリ17がそれぞれ支持されている。すなわち、接地ローラ16の回転軸16aは、ブラケット9に、コンテナ本体2の積み降ろし方向と直交する軸線を有して回転自在に支持されており、また接地ソリ17は、ブラケット9に、接地ローラ16の回転軸16aと一致する揺動軸l7a回りに揺動可能に支持されている。そして、接地ローラ16の下部は、接地ソリ17に開口した窓孔17bを通して、その接地ソリ17の接地面よりも下方に突出されている。また、接地ソリ17の重心Gは、その揺動軸17aの略直下に位置していて、接地ソリ17は、その自由状態では、略水平行状態、すなわちコンテナ本体2の床板11と略平行に保持される。前記接地ソリ17の接地面は平坦面であり、その後端部には、後端側に向かって反り返る湾曲面17cが形成されている。
As shown in FIGS. 1, 4, and 5,
なお、接地ソリ17は、従来公知の水平保持手段により、その自由状態で略水平状態に保持するようにしてもよく、また接地ソリ17の前端部に湾曲面17cを形成してもよい。
The
後述するように、コンテナ本体2が後方に向けて傾動され、その後部下端が地面に着地したとき、前記接地ローラ16および接地ソリ17はいずれも接地するようにされる。そして、コンテナ本体2の降ろし作動に伴って、接地ローラ16は回転され、一方、接地ソリ17は前後方向に揺動して地面上を滑り、コンテナ本体2をスムーズに地面上に降ろすことができる。
As will be described later, when the container
接地ローラ16の下部は、接地ソリ17の窓孔17bを通して下方に突出しており、接地ソリ17の揺動位置に関係なく地面上に接地するようにされている。
The lower part of the
図6〜8に示すように、前記荷役装置3は、前記コンテナ本体2を、ダンプ作動あるいは車台1と地面間で積み降ろし作動するように構成されており、車台1の後部において基端部(後端部)が前後方向に回動自在に軸支21されるダンプアーム20と、このダンプアーム20の先端部(前端部)側において基端部(後端部)が車台1に前後方向に回動自在に軸支23される荷役アーム22と、この荷役アーム22の中間部と、車台1の前寄り部間に連結されるリフトシリンダ24とを備えている。荷役アーム22は、先端部(上端部)にフック27が取り付けられたフックアーム26と、リフトアーム28とを相互に伸縮可能に嵌合して構成されており、フックアーム26とリフトアーム28とは、それら間に連結されるスライドシリンダ29により伸縮作動される。そして、前記ダンプアーム20と荷役アーム22間には、それらを直線状に一体に固縛する従来公知の固縛手段(図示せず)が設けられている。
As shown in FIGS. 6-8, the said
図1〜3に示すように、荷役装置3が荷役車両Vの車台1上に設置され、また、コンテナ本体2が車台1上に積載されている状態では、車台1側の係止フック7は、コンテナ本体2側の係合部14に嵌入してコンテナ本体2の前部は、車台1上に堅固に固縛される。
As shown in FIGS. 1 to 3, when the
荷役装置3のフックアーム26は、コンテナ本体2の支柱12の前方にあって、そのフックアーム26の上端のフック27は、コンテナ本体2の支柱12の先端部の係合ピン13に係合されて、コンテナ本体2は、車台1上に安定支持されると共に、後述するように、荷役装置3の作動により、後方にダンプされ、あるいは車台1と地上間で積み降ろし可能とされている。そして、コンテナ本体2の前面と、後述の固定荷台4の後面間において、支柱12の左右両側には、外部に開放する左右開口部31,32が形成されている。また、コンテナ本体2は、その前後方向の全長を、車台1の全長よりも短く形成することにより、荷役車両Vの後端からの突出量を短くすることができる。
The
前記固定荷台4は、前記コンテナ本体2よりも前方において、前記左右開口部31,32を隔てて車台1の前部に設けられ、車台1の前部に固定した支持台40上に床板42を敷設して、平面視車幅方向(左右方向)に長い長方形状に形成されている。支持台40により、固定荷台4の床板42の上面は、コンテナ本体2の床板11の上面と一致させている。固定荷台4の前部には、遮蔽壁44が立設されている。この遮蔽壁44は、固定荷台4の前面およびその左右側面の前部を覆うように平面視チャンネル状に形成されていて、荷役車両Vの運転席Cの後面を覆っており、荷役車両V上に積載された長尺物Wが、運転席Cと接触するのを防止するようにしており、また、固定荷台4上に積載された長尺物Wの前部を積載位置に整合するのに役立っている。固定荷台4の床板42の左右側面の前後方向の中間部には、対をなす側部スタンション15が対称的に一体に立設されており、固定荷台4上に積載された長尺物Wが側方に転がり落ちないようにしている。
The
図2、10に示すように、荷役車両Vの運転席C内の適所には、前記荷役装置3を作動制御する制御装置50が設けられる。この制御装置50は、メインスイッチ51、切替スイッチ52、および操作スイッチ53を備えており、操作スイッチ53は、ダンプスイッチ54および積卸スイッチ55とよりなる。これらのスイッチ群からの入力信号が制御装置50に入力され、また該制御装置50からの出力信号は、荷役装置3のリフトシリンダ24およびスライドシリンダ29を作動制御する。
As shown in FIGS. 2 and 10, a
図11の制御装置50のフローチャート図において、切替スイッチ52を「長尺側」に切り替えると、操作スイッチ53(ダンプスイッチ54および積卸スイッチ55)を操作しても荷役装置3を動作させないように制御し、また、切替スイッチ52を「通常側」に切り替えると、荷役装置3を通常の動作が可能となるように制御する。
In the flowchart of the
つぎに、この第1の実施形態の作用について説明する。 Next, the operation of the first embodiment will be described.
コンテナ本体2により、長い長尺物W以外の短尺材、チップなどの積荷を運搬するときは、制御装置50の切替スイッチ52を「通常側」に切替える。
When the container
(1) 「車台1上のコンテナ本体2をダンプさせる場合」
制御装置50の切替スイッチ52を「通常側」に切替えて、荷役装置3のダンプスイッチ54をON作動すれば、図6に示すように、コンテナ本体2を車台1上の設置状態(図1〜3参照)から車台1の後方にダンプさせて、コンテナ本体2上の積荷を地上に放出することができる。具体的には、ダンプアーム20と荷役アーム22との間に設けた固縛手段(図示せず)の固縛作動により、両アーム20,22の相対回動を規制してそれらを一直線に固縛した状態で、前記リフトシリンダ24を伸長作動させると、フックアーム26の上端のフック27に、支柱12上端の係合ピン13が係合されているコンテナ本体2は、車台1上を後方へ傾斜されてダンプ状態となり、コンテナ本体2上に積載されている、短尺物、チップなどの積荷(木材などの長尺物を除く)を、荷役車両Vの後方に放出することができる。またリフトシリンダ24を収縮作動すれば、コンテナ本体2は下降して車台1上に降ろすことができる。
(1) “When dumping
When the
(2) 「車台1上のコンテナ本体2を地上に降ろす場合」
また、制御装置50の切替スイッチ52を「通常側」に切替えて、荷役装置3の積卸スイッチ55をON作動すれば、コンテナ本体2を車台1と地上間で積み降ろして、コンテナ本体2上に積載される短尺物、チップなどの積荷(木材などの長尺物を除く)を地上に降ろすことができる。
(2) “When the
If the
図7に示すように、スライドシリンダ29の収縮作動によりフックアーム26をリフトアーム28に対して荷役車両Vの後方へ水平移動させ、固縛手段の固縛作動を解除してダンプアーム20と荷役アーム22とが相対回動可能とした状態で、リフトシリンダ24を伸長させると、リフトアーム26とフックアーム28とよりなる荷役アーム22は軸支23点を中心として後方に回動する。これによりコンテナ本体2は車台1上を後方に移動する。
As shown in FIG. 7, the
リフトシリンダ24の伸長継続によれば、コンテナ本体2後端の、接地ローラ16および接地ソリ17は地面に接地し、引き続くリフトシリンダ24の伸長作動により、接地ローラ16は地面上を回転し、接地ソリ17は地面に倣うように揺動しながら地面上を滑り、コンテナ本体2は、接地ローラ16の回転軸16aおよび接地ソリ17の揺動軸17aを支点として後方に傾動する。
According to the extension of the
しかして、接地ソリ17は、地面上に接地されたとき、地面からの反力を受けてその揺動軸17a回りに自由に揺動できるので、コンテナ本体2を降ろす場所が、凹凸地面、軟弱地面などの不整地面やぬかるんだ地面であっても、それらの地面に追従するように自由に揺動して、接地ソリ17の接地面を地面に常に面接触させることができ、従来の接地保護キャップやローラのような線接触よりも地面と接触する面積を広く確保することができ、地面にめりこむことなく、地面上をスムーズに滑ることができる。
Thus, when the grounding
図8に示すように、リフトシリンダ24の伸長継続により、荷役アーム22が後方回動位置に至ればフックアーム26は下向きとなってコンテナ本体2は地上に降ろされる。フックアーム26先端のフック27を係合ピン13から外せば、コンテナ本体2は荷役車両Vから分離され、コンテナ本体2の脱着をスムーズに行うことができる。
As shown in FIG. 8, when the
そしてコンテナ本体2と地面間で、前記積荷(木材などの長尺物を除く)の積み降ろしを行なうことができる。
The cargo (excluding long objects such as wood) can be loaded and unloaded between the
(3) 「地上に卸されているコンテナ本体2を車台1上に積み込む場合」
地上に卸されているコンテナ本体2の前方に、適宜の間隔をあけて荷役車両Vを縦列停止させたのち、荷役アーム22を軸支23点周りに後方回動位置までフル回動させる。フックアーム26のフック27を支柱12の係合ピン13に係合させ、荷役アーム22の前方回動により、前述のコンテナ本体2を降ろす場合と同じく、接地ローラ16は地面上を転動し、接地ソリ17は地面上をスムーズに滑り、コンテナ本体2は車台1上に積み込まれてその上を前方に移動し、スライドシリンダ29の伸長作動により、フックアーム26は前端位置に移動して、図1、2に示すように、荷役車両Vへのコンテナ本体2の積み込みを終了する。
(3) “When loading
The cargo handling vehicle V is stopped in tandem at an appropriate interval in front of the
図1,2に示すように、コンテナ本体2の前端の係合部14は、車台1上の被係合部としての係止フック7に嵌入して、コンテナ本体1の前部を、車台1上に適確に固縛、支持することができる。
As shown in FIGS. 1 and 2, the engaging
荷役車両Vは、従来の荷役車両では運搬の困難な、長い長尺物の運搬を可能としている。 The cargo handling vehicle V is capable of transporting long, long objects that are difficult to transport with conventional cargo handling vehicles.
この第1の実施形態では、建築用向けの角材に加工するための長い木材(3.6m以上)などの長尺物Wを積載して運搬するようにしており、特に、その長尺物Wの輸送量を増やすべく、その長尺物Wを縦方向に2本ずつ縦列させた状態で、複数本の長尺物Wを運搬し、その輸送量を増量することができ、しかも、コンテナ本体2の前後方向の長さを短かく設定して、このコンテナ本体2を使用しないときの保管スペースを狭くできる。
In the first embodiment, a long object W such as a long timber (3.6 m or more) to be processed into a square for construction is loaded and transported. In order to increase the transport amount of the container, it is possible to transport a plurality of long objects W in a state in which the long objects W are vertically arranged two by two, and to increase the transport amount. The storage space when the
(4) 「車台1上の固定荷台4とコンテナ本体2とに跨がって木材などの長尺物Wを輸送する場合」
この場合、運転席C内の制御装置50の切替スイッチ52は、「長尺側」に切り替え、前記荷役装置3の作動を禁止する。
(4) “When transporting a long object W such as wood straddling the
In this case, the
図1、2、鎖線に示すように、荷役車両V上には、固定荷台4とコンテナ本体2とに跨がって、山から伐採した複数本の木材などの長尺物W(3.6m以上)を、縦方向に2本ずつ縦列して積載する。図9(A)に示すように、荷役装置3に依存せずに、前記長尺物Wは、地上の保管場所からクレーンなどの他の荷役機械(図示せず)により、ロープなど索条Rにより吊り上げて、複数の長尺物Wを2本ずつ縦列して、固定荷台4とコンテナ本体2とに跨がって積載する。このとき、側部スタンション15は、長尺物Wの転がり落ちるのを防いで、その積載をし易くしている。また中央部スタンション19は、長尺物Wが、車台1上に斜めに積み込まれるのを防止している。
As shown in FIGS. 1 and 2 and a chain line, on the cargo handling vehicle V, a long object W (3.6 m) such as a plurality of timbers cut from a mountain straddling the
固定荷台4とコンテナ本体2とに跨がって各2本ずつ縦列して積載された複数本の長尺物Wは、図示しないロープなどの索条により適宜コンテナ本体2に固縛する。そして、多数本の長尺物Wを積載した荷役車両Vは、その長尺物Wの加工場などに輸送される。
A plurality of long objects W stacked in series in two across the
なお、長尺物Wは2本ずつ縦列することなくコンテナ本体2上に積載するようにしてもよい。
The long objects W may be stacked on the
(5) 「車台1上の木材などの長尺物Wを地上に卸す場合」
この場合も、制御装置50の切替スイッチ52は、「長尺側」に切り替えたままである。
(5) “When long items such as wood on the
Also in this case, the
図9(B)に示すように、荷役車両Vの走行により目的地まで運搬された長尺物Wは、荷役装置3の作動に依存せずに、クレーンなどの他の荷役機械でロープなど索条Rにより吊り上げて車台1上から加工場などの地上に卸される。
As shown in FIG. 9 (B), the long object W transported to the destination by the traveling of the cargo handling vehicle V is not dependent on the operation of the
つぎに、図12を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。 Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
この第2の実施形態では、接地ソリ17の揺動軸17aを、接地ローラ16の回転軸16aよりもコンテナ本体2の後方に位置させた場合であり、前記揺動軸17aと回転軸16aは、コンテナ本体2の前後方向において互いに平行である。
In this second embodiment, the rocking
この第2の実施形態によれば、コンテナ本体2の傾動時に、接地ソリ17を接地ローラ16に優先して接地させることができ、地面の状態によっては、接地ローラ16を接地させないで、あるいは僅かに接地させた状態で、特に、不整地面やぬかるんだ地面でコンテナ本体2をスムーズに移動させることができる。
According to the second embodiment, when the container
つぎに、図13を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。 Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
この第3の実施形態では、接地ソリ17の揺動軸17aを、接地ローラ16の回転軸16aよりもコンテナ本体2の前方に位置させた場合であり、前記揺動軸17aと回転軸16aは、コンテナ本体2の前後方向において互いに平行である。
In the third embodiment, the rocking
この第3の実施形態によれば、コンテナ本体2の傾動時に、接地ローラ16を接地ソリ17に優先して接地させることができ、地面が舗装地面などの整地面で、コンテナ本体2をスムーズに前後移動させることができる。
According to the third embodiment, when the
つぎに、図14を参照して、本発明の第4の実施形態について説明する。 Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
この第4の実施形態では、接地ソリ17の重心Gを、その揺動軸17aよりも前方に位置させた場合であり、接地ローラ16の回転軸16aは、接地ソリ17の揺動軸17aと同軸上にある。
In the fourth embodiment, the center of gravity G of the grounding
この第4の実施形態によれば、接地ソリ17を後上がりに傾斜させることができ、コンテナ本体2の傾動時に、接地ソリ17が接地する瞬間に、不整地面やぬかるみなどに大きな凹凸があっても、接地ソリ17が、不整地面に引っかかりにくく、コンテナ本体2をスムーズに前後移動させることができる。
According to the fourth embodiment, the grounding
なお、この第4の実施形態では、接地ローラ16の回転軸16aと、接地ソリ17の揺動軸17aとを一致させなくてもよい。
In the fourth embodiment, the
以上、本発明の第1〜第4の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施形態が可能である。 Although the first to fourth embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to these embodiments, and various embodiments are possible within the scope of the present invention.
たとえば、コンテナは、長尺物用コンテナの他、従来公知のコンテナであってもよい。またコンテナの積み降ろしは、ウインチ、傾斜フレームをスライド移動するもの(たとえば、特許第3648075号のもの)、その他、従来公知のコンテナ積み降ろし手段を用いてもよい。 For example, the container may be a conventionally known container in addition to the container for long objects. The container can be loaded and unloaded by sliding a winch or an inclined frame (for example, Japanese Patent No. 3648075) or other conventionally known container loading / unloading means.
1・・・・・・・・・車台
2・・・・・・・・・コンテナ本体
3・・・・・・・・・荷役装置
16・・・・・・・・接地ローラ
16a・・・・・・・・回転軸
17・・・・・・・・・接地ソリ
17a・・・・・・・・揺動軸
V・・・・・・・・・荷役車両
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記コンテナは積載物を搭載可能なコンテナ本体(2)を備え、そのコンテナ本体(2)の後端下部に、接地可能なソリ(17)および接地ローラ(16)を設け、前記接地ソリ(17)は、コンテナ本体(2)の積み降ろし方向と直交する方向に軸線を有する揺動軸(17a)回りに揺動可能であり、前記接地ローラ(16)は前記揺動軸(17a)と平行な回転軸(16a)回りに回転可能に設けられることを特徴とする、荷役車両用コンテナ。 Mounted on the chassis (1) of the cargo handling vehicle (V) so as to be movable in the front-rear direction, and tilted rearward and downward between the chassis (1) and the ground by the cargo handling device (3) provided on the chassis (1). A container for a cargo handling vehicle that moves to ground while moving the lower part of the rear end to the ground,
The container includes a container body (2) on which a load can be loaded, and a groundable sled (17) and a grounding roller (16) are provided at a lower rear end of the container body (2). ) Can swing around a swing shaft (17a) having an axis in a direction perpendicular to the loading / unloading direction of the container body (2), and the ground roller (16) is parallel to the swing shaft (17a). A container for a cargo handling vehicle, characterized by being provided so as to be rotatable around a rotating shaft (16a).
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