JP6604782B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像処理装置および画像処理装置の制御方法と撮像システムに関する。
デジタルカメラなどの撮像装置において、撮像部の多画素化や動画像の高フレームレート化などに伴い、画像処理回路で処理するデータ量が増大している。データ量が増大すると1つの画像処理回路で処理することが出来なくなるため、複数の画像処理回路を搭載し、複数の画像処理回路で処理を分担するという方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2013−3986号公報
特許文献1では、画像処理回路への配線を分岐して並列に配置している。多量のデータを伝送するための高速なデータ転送において、配線を分岐させるとシグナルインテグリティに劣化が生じる。その課題に対して、高速なデータ伝送を複数の回路に分配するための専用の中継デバイスを設けたり、行き先ごとに専用の端子を設けたり、という解決策があるが、コストが高くなるという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数の画像処理回路を直列に接続した構成において、フロー制御の仕組みを設けることで、低コストで処理能力の高い画像処理装置およびその制御方法と撮像システムを提供することを目的にする。
上記課題を解決するため本発明の撮像装置は、以下の構成を有する。
その一側面によれば、撮像部と、
前記撮像部により得られた動画データに所定の処理を施す複数の画像処理回路と、
メモリと、
を有する画像処理装置であって、
前記撮像部と、前記複数の画像処理回路とは、直列に接続されており、
前記画像処理回路は、
前記撮像部および前段の画像処理回路からデータを入力する入力手段と、
前記データに前記前段の画像処理回路が所定の処理を施した第1処理データが含まれる場合に、前記第1処理データをバッファに記憶する記憶手段と、
前記バッファに記憶された前記第1処理データを、前記メモリに書き込む書込手段と、
前記バッファに記憶された前記第1処理データのデータ量が閾値に達したことに応じて、前記前段の画像処理回路に制御信号を出力する検出手段と、
前記データのうち、第1部分データに所定の画像処理を施した第2処理データを前記メモリに記憶する処理手段と、
前記データに後段の画像処理回路の前記処理手段が前記所定の画像処理を施す第2部分データが含まれる場合に、前記第2部分データと、前記メモリから読み出した前記第2処理データとを、前記後段の画像処理回路に出力する出力手段と、
を備え、
前記出力手段は、前記後段の画像処理回路が前記制御信号を出力した場合に、前記第2処理データの出力を停止する
ことを特徴とする画像処理装置が提供される。
また他の側面によれば、撮像部と、
前記撮像部と接続する第1画像処理回路と、
前記第1画像処理回路と接続する第2画像処理回路と、
前記第1画像処理回路に接続する第1メモリと、
前記第2画像処理回路に接続する第2メモリと、
を有する画像処理装置であって、
前記第1画像処理回路は、
前記撮像部から出力された動画データのうち、前記第1画像処理回路が処理する第1部分データと、前記第2画像処理回路が処理する第2部分データとを分離する分離手段と、
前記第1部分データに所定の処理を施して第1処理データを生成し、前記第1メモリに前記第1処理データを記憶する第1処理手段と、
前記第2部分データと前記第1メモリから読み出した前記第1処理データとを前記第2画像処理回路に出力する出力手段と、
を備え、
前記第2画像処理回路は、
前記第1画像処理回路から受信したデータのうち、前記第1処理データをバッファに記憶する記憶手段と、
前記バッファから前記第1処理データを読み出して、前記第1処理データを前記第2メモリに書き込む書込手段と、
前記バッファに記憶された前記第1処理データのデータ量が閾値に達したことに応じて、前記第1画像処理回路に制御信号を出力する検出手段と、
前記第1画像処理回路から受信したデータのうち、前記第2部分データに前記所定の処理を施して、第2処理データを生成し、前記第2メモリに前記第2処理データを記憶する第2処理手段と、
を備え、
前記第1画像処理回路の前記出力手段は、前記第2画像処理回路の前記検出手段から前記制御信号が出力された場合に、前記第1処理データの出力を停止することを特徴とする画像処理装置が提供される。

本発明によれば、複数の画像処理回路を直列に接続した構成で、フロー制御の仕組みを設けて処理済みデータの受信漏れを防ぎ、低コストで処理能力の高い画像処理装置および方法と撮像装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図 第1の実施形態に係る制御タイミングを説明するタイミング図 第1の実施形態に係る一連の制御を説明するフローチャート 第1の実施形態に係るフロー制御を説明するフローチャート 第2の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図 第2の実施形態に係るヘッダ構成を示す図 第2の実施形態に係る制御タイミングを説明するタイミング図 第2の実施形態に係る一連の制御を説明するフローチャート 第2の実施形態に係るフロー制御を説明するフローチャート 第3の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図 第3の実施形態に係る制御タイミングを説明するタイミング図 第3の実施形態に係る一連の制御を説明するフローチャート 第3の実施形態に係るフロー制御を説明するフローチャート 中継デバイスを使用して処理分散する構成を説明する図 画像処理回路をカスケード接続する構成を説明する図
[実施形態1]
図1は、第1の実施形態に係る撮像装置(あるいは撮像システム)の構成を示すブロック図である。本実施形態の撮像装置は、画像データの経路に関して直列にカスケード接続された2つの画像処理回路100、120を備える。画像処理回路100、120は同一の回路構成を有しており、たとえば同一の半導体チップでそれぞれの回路を提供できる。ただし、処理の対象等は、たとえばパラメータ設定等により異なるものとすることができる。ある画像処理回路から見て、カスケード接続の上流側を前段、下流側を後段と呼ぶことにする。そして、図1の撮像装置では、撮像部101により得られた、1画面が横3840画素×縦2160画素(4K2K画像)で、60フレーム枚秒(fps)の動画をこれら二つの画像処理回路を用いて処理する。画像処理部100と120はそれぞれ、横3840画素×縦2160画素、30fpsの動画を処理する能力を持つ。すなわち、横3840画素×縦1080画素、60fpsの動画を処理する能力を持つ。
そこで、本実施形態では、動画の各フレームにおける、上半分と下半分をそれぞれの画像処理部により処理する。そして、上流側の画像処理部100は、撮像部101からの動画データのうち、自分が処理する部分の画像データを取り出し、残りは下流側の画像処理部120に送る。更に、画像処理部100は、自分が処理した処理済み動画データを、画像処理部120に送る未処理動画データと多重化し、同じ伝送路を介して送信する。また、画像処理部100と120はそれぞれ、単一の半導体集積回路(LSI)として構成され、互いに同一の構成を有する。本実施形態では、このように撮像部101と複数の画像処理回路とを直列に接続した構成を有している。撮像部101からは、センサーサイズ(センサの画素数)に応じたフレームサイズ(1フレームの画素数)かつ所定のフレームレートで画像データが出力される。このため画像処理回路において何らかの理由で上流からのデータを受信し損なうことがあり得る。そこで本実施形態では、データフローを制御するフロー制御の仕組みを設けることで、上流からのデータの取りこぼしを防止している。
<初段の画像処理回路100>
まず画像処理部100について説明する。撮像装置において、撮像部101は、被写体像を光電変換し、所定サイズのデジタル画像データを所定レートで出力する。入力IF部102は、撮像部101から出力された画像データを入力データとして受信する。多重データ分離部103は、撮像部101から出力されたデータと後述する処理済みデータとを分離する。すなわち、処理済みのデータとこれから処理を行うデータとに、処理の分担に応じた出力先にデータを振り分ける。センサーデータ分離部104は、撮像部101から出力された画像データを、画像処理部100で処理するデータと後段の画像処理部120で処理するデータとに分離し、画像処理部100で処理するデータを、メモリバス116およびメモリコントローラ113経由でSDRAM115に書き込む。すなわち、複数の画像処理回路100と120がそれぞれ処理を担当する部分の画像データに応じてセンサーデータを振り分ける。画像処理部109は、センサーデータ分離部104で分離され、SDRAM115に書き込まれたデータを読み出し、画素補間やフィルタ処理、縮小といったリサイズ処理や色変換処理、例えば圧縮画像データに保存するのに最適なフォーマットであるYCbCr形式のフォーマットに変換する処理などの現像処理を行う。そして、現像処理部109は、処理後の画像データをメモリバス116、メモリコントローラ113経由でSDRAM115に記憶する。SDRAM115は、圧縮されていない状態の複数フレームの動画データを記憶可能な大容量のメモリである。SDRAM115は、画像処理部100とは別の半導体集積回路として構成されている。
メモリコントローラ113は、複数のバスマスタからのアクセス要求に対して、予め設定された優先度に沿って一つのバスマスタを選択し、SDRAM115とのデータ転送を制御する。すなわちSDRAM115は複数のバスマスタにより時分割的にアクセス可能である。複数のバスマスタは、画像処理部109、データ書き込み部110、データ読み出し部111、システム制御部112等を含む。データ読出部111は、画像処理部109で処理された処理済みデータをメモリコントローラ113経由でSDRAM115から読み出し、多重化部105に転送する。
多重化部105は、データ読出部111から読み出された処理済みデータとセンサーデータ分離部104から送信されたセンサーデータをそれぞれ所定のサイズでパケット化し、識別用のヘッダを付加したのち例えば時分割で多重化し、出力IF106から後段の画像処理部にデータを送信する。パケットの構成については後述する。
システム制御部112は、マイクロコンピュータを有し、図示しない不揮発性メモリに記録されたプログラムを実行することで、画像処理部100の動作を制御する。また、システム制御部112は、操作部117からの指示に応じて撮像装置の全体の動作を制御する。データ格納部108は、多重データ分離部103で分離された処理済みデータを一時格納する。データ量検出部107はデータ格納部108に格納されるデータの量が設定された閾値を超えたか否かの検出を行い、閾値を越えていた場合、ストップ(STOP)信号を外部に出力する。データ書き込み部110は、データ格納部108に保持した処理済みデータをSDRAM105に書き込む。STOP信号は、データの読み出し(及び読み出したデータの送信)を中断させるための信号で、中断信号と呼ぶこともできる。
操作部117は電源スイッチやその他のユーザが操作するためのスイッチ等を備える。通信部118は、他の画像処理回路との通信を行う。通信の内容は、例えば設定されたパラメータの伝達など、画像データではない制御系のデータの通信を含む。
なお、画像処理回路100では処理済みデータは入力IF部102から入力されないため、処理済みデータを格納するためのデータ格納部108、データ書き込み部110、データ量検出部107は使用しない。また、撮像部101から出力される画像データ(動画データ)はパケット化されずに出力される。即ち、撮像部101は、不図示の撮像部における1画面の左上の画素から順にラスタ走査の順に各画素の画像データを読み出して出力する。そのため、システム制御部112は、入力IF部102に対しては、受信した画像データをそのまま出力するように制御する。また処理済みの画像データの表示は後段の画像処理回路120で行われるため、表示制御部114は使用されていない。
<パケット構成>
図14を用いて多重化部105でパケット化する際のヘッダとペイロード構成について説明する。ペイロード1402は、処理済みデータもしくはセンサーデータである。ペイロード1402は転送単位で区切られており、本実施形態では256バイトとする。ヘッダ1401は、当該ヘッダを含むパケットにおけるペイロードに含まれるデータの種類を示す情報を含む。本実施例では、ヘッダ1401を4バイト構成とし、
・FFFF0100h:処理済みデータ
・FFFF0200h:センサーデータ
と定義する。センサーデータとは、撮像部101から出力される未処理の画像データである。パケット毎に多重化した構成を1403に示す。多重化部105は、このようなヘッダを生成する。そして、多重化部105は、センサーデータ分離部104からのセンサーデータ、或いは、データ読み出し部111から出力される処理済みデータを含むペイロートにヘッダを付加してパケットを生成し、出力IF106から出力する。
<画像処理回路120>
次に画像処理回路120について説明する。伝送路141は出力IF部106と入力IF部122を接続する。本実施例では一例としてSLVS(Scalable Low Voltage Signaling:スケーラブル低電圧信号伝送)とする。入力IF部122は、前段の画像処理回路100の出力IF部106から出力された多重化データを受信する。多重データ分離部123は、センサーデータと処理済みデータとを図14で説明したヘッダの識別情報を参照して識別、分離する。センサーデータ分離部124は、センサーデータに対し、画像処理回路120で処理するデータを分離し、画像処理回路120で処理するデータをメモリバス136、メモリコントローラ133経由でSDRAM135に書き込む。画像処理部129は、センサーデータ分離部124で分離されたデータをSDRAM135から読み出し、画素補間やフィルタ処理、縮小といったリサイズ処理や色変換処理、例えば圧縮画像データに保存するのに最適なフォーマットであるYCbCr形式のフォーマットに変換する処理などの現像処理を行う。画像処理部129は、処理後の画像データをメモリバス136、メモリコントローラ133経由でSDRAM135に記憶する。SDRAM135は、圧縮されていない状態の複数フレームの動画データを記憶可能な大容量のメモリである。SDRAM135は、画像処理部120とは別の半導体集積回路として構成されている。また、本実施形態では、SDRAM115とSDRAM135を別の半導体集積回路として構成する。
メモリコントローラ133は、複数のバスマスタからのアクセス要求に対して、予め設定される優先度に沿って一つのバスマスタを選択し、SDRAM135とのデータ転送を制御する。複数のバスマスタは、画像処理部129、データ書き込み部130、データ読み出し部131、システム制御部132、表示制御部134等を含む。データ格納部128は、多重データ分離部123で分離された処理済みデータを一時格納する。データ書き込み部130は、データ格納部128に保持した処理済みデータをSDRAM115に書き込む。データ量検出部127はデータ格納部128に格納されるデータの量が設定された閾値を超えたか否かの検出を行い、閾値を越えていた場合、STOP信号140を外部に出力する。画像処理回路100のデータ読出部111はSTOP信号140に応じてSDRAM115からのデータ読出しを制御する。表示制御部134は、メモリバス136、メモリコントローラ133を経由して、現像処理後の画像データを読み出し、モニタ137に出力する。システム制御部132は、マイクロコンピュータを有し、図示しない不揮発性メモリに記録されたプログラムを実行することで、画像処理回路120の動作を制御する。通信部138は、他の画像処理回路との通信を行う。図1の構成では画像処理回路100の通信部118との間で通信を行う。なお画像処理回路120は最終段であるので、下流の段に出力するための回路ブロックであるデータ読取部131、多重化部125、出力IF126は使用されていない。
<ユースケースの説明>
次に、図2と図3を用いて、撮像部101で撮影した画像をモニタ137に表示するユースケースについて説明する。図2は撮像部101が出力したセンサーデータをモニタ137に表示するまでのタイミングチャートである。縦軸は処理の種類を示し、横軸は時間を示している。Vn〜Vn+1間が、撮像部101による1フレームの画像の撮像周期であり、本実施例では1/60秒とする。Vn+1以降の各期間も同様に1フレームの撮像周期である。入力IF部102は撮像部101から出力された4K2K60fpsのセンサーデータを入力する。データ201〜209がモニタ137に表示するまでのデータである。なお、本実施例の画像処理回路の画像処理部109、129の処理能力は4K2K30fpsであるため、これら2つの画像処理部で処理を分担し、4K2K、60fpsの動画の表示を実現する。
図3は撮像部101が出力したセンサーデータをモニタ137に表示するまでの処理を説明するフローチャートである。ステップS301〜ステップS307が画像処理回路100の処理であり、ステップS311からステップS318が画像処理回路120の処理である。
(画像処理回路100)
まず、図3(A)を参照して画像処理回路100の処理フローについて説明する。ステップS301において、入力IF部102は撮像部101が出力したセンサーデータを入力する。Vn〜Vn+1間で入力するデータは図2のRaw−U0 201、Raw−L0 204である。これらはそれぞれ4K2Kフレームの上半分と下半分とに相当し、データの区別は便宜であって、センサーデータ中では特に区別されていない。ステップS302において、多重データ分離部103は入力IF部で入力した処理済みデータとセンサーデータを分離する。なお画像処理回路100への入力画像データはセンサーデータであり、処理済みデータは含まれていない。
ステップS303において、センサーデータ分離部104は、入力センサーデータから画像処理部109で画像処理するセンサーデータ204を分離し、画像処理部109で処理するセンサーデータ205をSDRAM115に書き込む。分離した残りのセンサーデータ201は後段の画像処理回路120に送信される。図2のデータ205がSDRAM115に書き込まれるセンサーデータである。本実施形態では画像処理回路100と120とで分散処理するために、図6(B)の201a、204aに示すように、各フレームの動画データを上半分の4K1KサイズのUpper側と、下半分の4K1KサイズのLower側に分割し、Lower側を画像処理回路100自身で処理し、Upper側を後段の画像処理回路120で処理させる。すなわち、各画像処理回路は4K1Kのセンサーデータを処理する。
ステップS304において、画像処理部109はステップS303でSDRAM115に書き込まれたLower側のセンサーデータを読み出して前述のように所定の処理を行い、YCbCr(以下YCCとも呼ぶ)形式の画像データを生成してSDRAM115に書き戻す。前述したとおり、画像処理部109は4K2K30fpsの処理能力のため、4K1Kのセンサーデータを1/60sのレートで画像処理を行うことができる。図2の処理206がSDRAM115からの読出し、画像処理、SDRAM115への書き戻しタイミングを示す。
ステップS305において、データ読出し部111はステップS304で処理した処理済みデータをSDRAM115から読み出し、多重化部105に送信する。
ステップS306において、多重化部105は、ステップ305で読みだした処理済みデータと、ステップS303でデータ205を分離した残りのセンサーデータ201をそれぞれ所定のサイズでパケット化し、識別情報を含むヘッダをペイロードに付加したのち多重化して、出力IF部106を経由して、後段の画像処理回路120の入力IF部122に送信する。図2のデータ207が分離後のUpper側のセンサーデータと処理済みデータの送信タイミングを示す。それ以前の期間(Vn〜Vn+2)のフレームの上半分のセンサーデータは、多重化する処理済みデータがないため、それのみが送信される(Raw−U0、Raw−U1)。
ステップS307において、システム制御部112はモードの変更や撮像装置の電源オフ等の終了処理の有無を判定し、処理を継続する場合はステップS301に戻る。
(画像処理回路120)
次に図3(B)を参照して画像処理回路120の処理について説明する。ステップS311において、入力IF部122は出力IF部106が出力した多重化データを入力する。Vn〜Vn+1で入力するデータは図2のデータ202(Raw−U0)であり、Vn+2〜Vn+3間で入力するデータは図2のデータ207(Raw−U2とYCC L0)である。
ステップS312において、多重データ分離部123は入力IF部122で入力した処理済みデータとセンサーデータを図14で説明したヘッダの識別情報を参照して識別、分離する。
ステップS313において、センサーデータ分離部123は画像処理部129で画像処理するセンサーデータと、後段の画像処理回路で画像処理するセンサーデータを分離し、自身の部で画像処理するセンサーデータをSDRAM135に書き込む。図2の203がSDRAM135に書き込まれるセンサーデータである。ただし図1の構成では画像処理回路120には後段の画像処理回路は接続されていないので、分離すべきセンサーデータはない。
ステップS314において、画像処理部129はステップS313でSDRAM135に書き込まれたUpper側のセンサーデータを読み出して前述のように所定の処理を行い、YCbCr形式の画像データを生成してSDRAM135に書き戻す。図2の208がSDRAM135からの読出し、画像処理、SDRAM135への書き戻しタイミングを示す。
ステップS315において、表示制御部134はステップS315で処理した処理済みのUpper側のYCCデータとステップS311で入力した処理済みのLower側のYCCデータとをモニタ137に転送し、モニタに表示させる。図2の209が表示制御部の処理タイミングである。なおステップS311で入力した処理済みのLower側のYCCデータもいったんRAM135に格納し、1フレームの画像データに再構したのちに表示制御部134に送信してもよい。
ステップS316において、システム制御部112はモードの変更や撮像装置の電源オフ等の終了処理が有無を判定し、処理を継続する場合はステップS311に戻る。
以上の手順をそれぞれの画像処理回路で実行することで、各フレームを2つの画像処理回路により分担して処理することができ、大サイズ高レートの動画データを実時間で処理できる。ここで図2では画像処理に1フレーム時間(1/60秒)弱の時間を要しているため、その処理済みデータが多重化されるセンサーデータは、2フレーム遅れのセンサーデータとなっている。従って画像処理に要する時間に応じて、遅延量は異なる。
<フロー制御の説明>
次に図4を用いて処理済みデータのフロー制御について説明する。本実施形態では、画像データの受信側の画像処理回路から送信側の画像処理回路にSTOP信号を出力し、送信側の画像処理回路からのデータ転送を一時停止させることでフロー制御を実現している。図4(A)に示すステップS401〜ステップS405が送信側(画像処理回路100)の処理であり、図4(B)に示すステップS411からステップS418が受信側(画像処理回路120)の処理である。なお、図4の処理は、図1の撮像装置が表示処理を行う間、繰り返し実行される。
(画像処理回路100)
まず、図4(A)を参照して送信側(画像処理回路100)の処理フローについて説明する。
ステップS401において、システム制御部112はデータ読出部111に対しSDRAM115から読みだすデータのアドレスとサイズを設定する。ステップS402において、データ読出部111は所定単位でSDRAM115から指定されたアドレスのデータを読み出し、多重化部105に転送する。本実施形態では所定単位は256バイトとする。
ステップS403において、多重化部105はセンサーデータ分離部104のセンサーデータとステップS402で送信されたSDRAM115からのデータをそれぞれ所定のサイズでパケット化し、識別情報を含むヘッダをペイロードに付加したのち多重化して、出力IF部106に送信する。
ステップS404において、データ読出部111はSTOP信号140を監視して、STOP信号140がアクティブであるかを判定する。本実施例では判定はレベル信号で行い、Hiの信号でアクティブ信号と判定する。なお信号をアクティブとすることを、信号を出力するともいう。データ読出部111は、アクティブなSTOP信号を検出している間はステップS404の処理を繰り返し、SDRAM115からの読出しを行わない。すなわち、STOP信号がアクティブである間、STOP信号の送信元である下流の画像処理回路に対するSDRAMに格納されたデータの送信は中断(あるいは抑制)される。センサーデータはSDRAMに格納されることがないので、STOP信号にかかわらず下流の画像処理回路120へと送信される。STOP信号140のアクティブ信号なしと判定した場合はステップS405に進む。
ステップS405では、データ読出し部111はステップS401で指定されたサイズ分データを送信したか判定し、未送信データがある場合はステップS402に戻り、前述した処理を繰り返す。指定サイズ送信完了した場合は処理を終える。
(画像処理回路120)
次に図4(B)を参照して受信側(画像処理回路120)の処理について説明する。ステップS411において、システム制御部132はデータ書込部130に対し、受信サイズを設定する。
ステップS412において、データ格納部128は多重データ分離部123で分離されたSDRAM135への書き込み用データを所定単位毎に受信する。本実施形態では所定単位は256バイトとする。本例では、データ格納部128が受信するデータは、前段の(および有るならそれ以前の)画像処理回路により受信した処理済み画像データである。データ格納部128は受信データを一時記憶できるバッファメモリを有しており、本実施例ではその容量は2Kバイトであるとする。ステップS413において、データ量検出部127はデータ格納部128に記憶するデータ量が閾値を超えたか判定する。本実施例では、閾値を1.5Kバイトとする。閾値を超えた場合はステップS414に進み、超えていない場合はステップS416に進む。なお閾値は所定値を固定してもよいし、設定可能であってもよい。
ステップS414において、データ量検出部127はストップ信号140をアクティブにし、送信側(画像処理回路100)のデータ読出部111の動作を一時停止させる。アクティブ信号の定義は前述したとおりである。
ステップS415において、データ書き込み部130はSDRAM135に受信したデータを書き込む。ここで、本実施形態のメモリコントローラ部133によるバス調停は固定優先度方式のため、表示系等リアルタイム性が必要な優先度が高いバスマスタがSDRAM135の帯域を占有した場合、データ書込部130はSDRAM135へのアクセスが待たされる。ステップS415以降はステップS413に戻り、前述した処理を繰り返す。
ステップS416において、データ書き込み部130はSDRAM135にデータを書き込む。ステップS417において、データ量検出部127はSTOP信号140をLowとし、アクティブ状態を解除し、非アクティブ状態とする。ステップS418において、データ書込部130はステップS411で指定されたサイズ分のデータを受信したか判定し、未受信データがある場合はステップS412に戻り、前述した処理を繰り返す。指定サイズ受信完了した場合は処理を終える。
以上のように、実施形態1によれば、撮像部のセンサーデータと処理済みのデータを同一の伝送路で時分割に多重化して伝送する。そして、受信側では、受信された処理済みデータをデータ格納部に一時的に記憶し、記憶されたデータ量が閾値を超えた場合に、送信側の画像処理回路からの処理済みデータの転送を停止するように指示し、送信側のデータ送信を一時停止する。これにより、例えば表示系等のリアルタイム性が必要な優先度が高いバスマスタがSDRAMの帯域を占有して、データ書込部がSDRAMへのアクセスが待たされても、処理済みデータの受信漏れを防ぐことができる。即ち、データ格納部128に格納される処理済みデータがあふれることがないように、送信側の画像処理回路からの処理済みデータの転送を停止する。
なお、図2でタイミングチャートを説明したが、これは本実施形態における一例であり、データの種類や処理タイミングを限定するものではない。図2において、STOP信号により処理済みデータの送信が中断される場合には、たとえばデータ207は、STOP信号が解除された、図2に示したタイミングよりも遅いタイミングで出力される。
また、データ量検出部127が検出する閾値は本実施形態における一例であり、閾値を限定するものではない。また、図14でパケットの構成を説明したが、本実施形態における一例であり、パケット構成、ヘッダの識別情報を限定するものではない。
[実施形態2]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。実施形態1では、データ格納部128の使用中の容量が閾値を越えた場合に(すなわち空き容量が閾値以下となった場合に)STOP信号をアクティブにし、送信側を一時停止させるフロー制御する方法について述べた。本実施形態においては、画像処理回路100から画像処理回路120へと送信されるデータに優先度を付与し、優先度に応じてSTOP信号の出力タイミングを変える。こうすることで、高優先度データ(あるいは優先データ)については、低優先度データ(あるいは非優先データ)と比べて、よりデータ受信が抑制され難くなるよう制御する。データ書込部130とデータ読出部111のバスマスタのプライオリティを変更することなしにSDRAMに対して帯域制御方法について述べる。
図5を参照して第2の実施形態による全体システムの構成について説明する。なお、ヘッダ付加部501、符号化部502、ヘッダ解析部503、データ格納部A504、データ格納部B505、データ量検出部506、符号化部507、メディアIF508、記録媒体509以外は実施形態1の図1で説明した構成および動作と同様であるため説明を省略する。
ヘッダ付加部501は、データ読み出し部111からの処理済みデータの優先度を示すヘッダを生成する。
符号化部502は、メモリバス116、メモリコントローラ113を経由し、SDRAM115より現像処理後の画像を読み出し、JPEGやH.264方式等の公知の符号化処理を施して情報量を圧縮する。符号化部507も同様に、メモリバス136、メモリコントローラ133を経由し、SDRAM135より現像処理後の画像を読み出し、JPEGやH.264方式等の公知の符号化処理を施して情報量を圧縮する。
メディアインターフェース(IF)508は、不図示のコネクタを介して記録媒体509と通信を行い、記録媒体509に対して各種のコマンドやデータを送信する。
<ヘッダの説明>
第1の実施例では多重化部105がヘッダを生成する構成であったが、第2の実施例では、ヘッダ付加部501が一旦ヘッダを付加した後、多重化部は、処理済みデータについては既に付加されているヘッダに対してデータの種類を示す4バイトをORすることにより変更する、という2段階の処理になる。以下その詳細を説明する。
図6(A)を用いてヘッダ付加部501で付加するヘッダとペイロード構成について説明する。ペイロード602は、画像処理回路120に送信するデータを示す。ペイロードは転送単位で区切られており、本実施形態では256バイトとする。まず、ヘッダ付加部501は、データ読み出し部111により読み出された処理済みデータの優先度を示す4バイトのヘッダをペイロードに付加して多重化部105に出力する。ヘッダ付加部501が付加するヘッダは以下の通りに定義する。
・FFFF0001h:優先データ
・FFFF0002h:非優先データ
多重化部105は実施形態1で説明したとおり、センサーデータと処理済みデータとを識別するための識別情報を含むヘッダを付加する。ただし、本実施形態では、ヘッダ付加部501からの処理済みデータに対しては、既に前述のように優先度に応じたヘッダが付加されている。そのため、多重化部105は、ヘッダ付加部501からの処理済みデータの各パケットのヘッダ情報と、データの種類を示す4バイトのデータとを論理和演算(OR)し、ヘッダ情報を下記の通り変更する。また、センサーデータ分離部104からのセンサーデータに対しては、センサーデータを示すヘッダを生成し、センサーデータを含むペイロードに付加する。
・FFFF0101h:処理済みデータ(優先データ)
・FFFF0102h:処理済みデータ(非優先データ)
・FFFF0200h:センサーデータ
ヘッダ解析部503は、ヘッダ付加部501で付加されたヘッダを解析し、データの種類に応じてデータ格納部A504またはデータ格納部B505にデータを送信する。データ格納部A504は優先データを格納する。データ格納部B505は非優先データを格納する。データ量検出部506は、データ格納部A504とデータ格納部B505とでそれぞれ独立した閾値を用いてデータ量が閾値を超えたこと検出し、STOP信号140をアクティブにする。
<ユースケースの説明>
次に図7と図8を用いて、撮像部101で撮影した画像を符号化して記録媒体509に記録しながらモニタ137に表示するユースケースについて説明する。
本実施形態では
・モニタ137に表示する表示用のYCbCrデータ:優先データ
・記録媒体509に記録する符号化データ:非優先データ
とする。なお、たとえば、モニタ137に表示する表示用のYCbCrデータと、記録媒体509に記録する符号化データとは、SDRAM115内の異なる領域に記憶することで、読み出し時にもデータ種別を区別して読み出すことができる。そしてそのデータ種別に基づいて、ヘッダ付加部501では、優先データまたは非優先データを示すヘッダをデータに付加することができる。また、ヘッダ付加部501によりデータの優先度に応じたヘッダを付加し、多重化部105がデータの種類に応じてヘッダを変更する構成としたが、ヘッダ付加部501を省略してもよい。この場合、多重化部105が、データ読み出し部111からのデータの優先度に基づいて、前記のような、処理済みデータ(優先)、処理済みデータ(非優先)、センサーデータの三種類のヘッダを生成し、ペイロードに付加する構成とする。
図7は撮像部101が出力したセンサーデータを符号化して記録媒体509に記録しながらモニタ137に表示するまでのタイミングチャートである。縦軸は処理の種類を示し、横軸は時間を示している。Vn〜Vn+1間が、撮像部101による1フレームの画像の撮像周期であり、本実施例では1/60秒とする。
入力IF部102は撮像部101から出力された4K2K60fpsのセンサーデータを入力する。データ701〜708はモニタ137に表示するまでのデータであり、データ711〜716はメディアIF508が記録媒体509に書き込むまでのデータである。なお、本実施形態の画像処理回路の画像処理部109、129の処理能力は4K2K30fpsであるため、2つの画像処理回路で処理分散して4K2K60fpsを実現する。
図8は撮像部101が出力したセンサーデータを符号化して記録媒体509に記録しながら、モニタ137に表示するまでの処理を説明するフローチャートである。ステップS801〜ステップS808が画像処理回路100の処理であり、ステップS811からステップS818が画像処理回路120の処理である。
(画像処理回路100)
まず、図8(A)を参照して画像処理回路100の処理フローについて説明する。ステップS801において、入力IF部102は撮像部101が出力したセンサーデータを入力する。Vn〜Vn+1間で入力するデータは図7のRaw−U0 701、Raw−L0 704である。ステップS802において、多重データ分離部103は入力IF部で入力した処理済みデータとセンサーデータを分離する。
ステップS803において、センサーデータ分離部104は画像処理回路100自身で画像処理するセンサーデータを、後段の画像処理回路120で画像処理するセンサーデータから分離し、画像処理回路100で画像処理するセンサーデータをSDRAM115に書き込む。図7のデータ705がSDRAM115に書き込まれるセンサーデータである。本実施形態では画像処理回路100と120で分散処理するために、各フレームをUpper側とLower側とに分割し、Upper側を後段の画像処理回路120で処理させ、Lower側を画像処理回路100自身で処理する。すなわち、画像処理回路は4K1Kのセンサーデータを処理する。
ステップS804において、画像処理部109はステップS803でSDRAM115に書き込まれたLower側のセンサーデータを読み出し、YCbCrに画像処理し、SDRAM115に書き戻す。画像処理部109は4K2K30fpsの処理能力のため、4K1Kのセンサーデータを1/60sで画像処理を行う。図7の処理706がSDRAM115からの読出し、画像処理、SDRAM115への書き戻しタイミングを示す。
ステップS805において、符号化部502はステップS804で画像処理部109が処理した画像をSDRAM115から読み出し、符号化処理を実行した後、SDRAM115に保持する。図7の処理712がSDRAM115からのYCbCrデータの読出し、符号化処理、SDRAM115への書き戻しタイミングを示す。図7では書き戻されるデータはPicで示され、それにフレームの上半分/下半分をU/Lで示し、さらにフレーム番号nを付して示されている。本例ではYCbCrデータは表示用データとして利用されるので、符号化済みデータPicU/Lnとは別の領域に格納される。またYCbCrデータを圧縮してもよく、符号化済みデータとは別の符号化方法であってもよい。また表示用のYCbCrデータは、表示装置の一般的な解像度に応じて画素を間引き、縮小しておいてもよい。
ステップS806において、データ読出し部111はステップS804とステップS805それぞれで処理した処理済みデータすなわちYCbCrデータおよび符号化済みデータをSDRAM115から読み出し、多重化部105に送信する。表示用のYCbCrデータはVSync毎に送信する。符号化データについては例えば図7のデータ713に示すように、3フレーム分の符号化データPicL0〜PicL2をまとめて送信し、所定VSync内(例えば3V)に転送できればよいとする。Vsyncは垂直同期信号であり、フレームの開始を示す。3Vとは3フレーム分の期間(たとえば3×1/60秒)に相当する。すなわち画像処理回路100で処理した半フレーム分のYCbCrデータは、未処理の半フレームのセンサーデータと多重化されて1フレームごとに画像処理回路120に送信される。一方符号化データもセンサーデータと多重化されて下流の画像処理回路120に送信される。
ステップS807において、多重化部105はステップS806で読みだした処理済みデータ(表示用YCC、符号化データ)と、ステップS803で分離したセンサーデータとをそれぞれ所定のサイズでパケット化し、識別情報を含むヘッダを付加したのち多重化して、出力IF部106を経由して、後段の画像処理回路120の入力IF部122に送信する。図7の714、715が分離後のUpper側のセンサーデータと処理済みデータ(表示用YCC、符号化データ)の送信タイミングを示す。ステップS808において、システム制御部112はモードの変更や撮像装置の電源オフ等の終了処理の有無を判定し、処理を継続する場合はステップS801に戻る。
(画像処理回路120)
次に図8(B)を参照して、画像処理回路120の処理について説明する。ステップS811において、入力IF部122は出力IF部106が出力した多重化データを入力する。Vn+1〜Vn+2間で入力するデータは図7のデータ702であり、Vn+2〜Vn+3で入力するデータは図7のデータ716(Raw−U2とYCC L0)である。
ステップS812において、多重データ分離部113は入力IF部122で入力した処理済みデータとセンサーデータとを図15で説明したヘッダの識別情報を参照して識別し、分離する。
ステップS813において、センサーデータ分離部114は画像処理回路120で画像処理するセンサーデータを、より後段の画像処理回路で画像処理するセンサーデータから分離し、画像処理回路120自身で画像処理するセンサーデータをSDRAM135に書き込む。図7のデータ703がSDRAM135に書き込まれるセンサーデータである。なお図5の構成では画像処理回路120は最終段であるので、その下流で処理する画像データはない。
ステップS814において、画像処理部119はステップS813でSDRAM135に書き込まれたUpper側のセンサーデータを読み出し、YCbCrに画像処理し、SDRAM135に書き戻す。図7の処理707がSDRAM135からの読出し、画像処理、SDRAM135への書き込みタイミングを示す。
ステップS815において、符号化部507はステップS804で画像処理部129が処理した画像をSDRAM135から読み出し、符号化処理を実行した後、SDRAM135に保持する。図7の処理711がSDRAM135からの読出し、符号化処理、SDRAM135への書き込みタイミングを示す。
ステップS816において、表示制御部134はステップS814で処理した処理済みのUpper側のYCbCrデータとステップS811で入力した処理済みのLower側のYCbCrデータを1フレームの画像データとしてモニタ137に転送し、モニタに表示させる。図7のデータ708が表示制御部134の処理タイミングである。
ステップS817において、メディアIF508はステップS815で処理した処理済みのUpper側の符号化データとステップS811で入力した処理済みのLower側の符号化データとを記録媒体509に記録する。図7の711、717,718,719がすべてそろうタイミングが記録媒体509への記録タイミングであり、そのときにフレーム0〜2の符号化データを記録する。図7では必要なデータが揃った後で行われる処理709がその記録処理に相当する。ステップS818において、システム制御部132はモードの変更や撮像装置の電源オフ等の終了処理が有無を判定し、処理を継続する場合はステップS811に戻る。
<フロー制御の説明>
次に図9を用いて処理済みデータのフロー制御について説明する。本実施例では、受信側から送信側にSTOP信号を出力し、送信側の転送を一時停止させることでフロー制御を実現している。ステップS901〜ステップS906が送信側(画像処理回路100)の処理であり、ステップS911からステップS919が受信側(画像処理回路120)の処理である。
(画像処理回路100)
まず、図9(A)を参照して送信側(画像処理回路100)の処理フローについて説明する。ステップS901において、システム制御部112はデータ読出部111に対しSDRAM115から読みだすデータのアドレスとサイズとデータ種別とを設定する。データ種別は優先データと非優先データの2種類とする。ステップS902において、データ読出部111は所定単位でSDRAM115から指定されたアドレスのデータを読み出し、ヘッダ付加部501に出力する。本実施例では所定単位は256バイトとする。
ステップS903において、ヘッダ付加部501はステップS901で指定されたデータ種別に応じて図6で説明したヘッダ601にデータ種別を付加する。ステップS904において、多重化部105はセンサーデータ分離部104のセンサーデータとステップS902で送信されたSDRAM115からのデータをそれぞれ所定のサイズでパケット化し、識別情報を含むヘッダを付加したのち多重化して、出力IF部106に送信する。
ステップS905において、データ読出部111はSTOP信号140を監視して、STOP信号140がアクティブであるかを判定する。本実施例では判定は信号レベルで行い、ハイレベルでアクティブと判定する。データ読出部111は、アクティブなSTOP信号を検出している間はステップS905の処理を繰り返し、SDRAM115からの読出しを行わない。また、データ読み出し部111は、アクティブなSTOP信号を検出している間、優先データと非優先データの読み出しを共に停止する。STOP信号140がアクティブではないと判定した場合はステップS906に進む。
ステップS906では、データ読出し部111はステップS901で指定されたサイズ分データを送信したか判定し、未送信データがある場合はステップS902に戻り、前述した処理を繰り返す。指定サイズ送信完了した場合は処理を終える。
(画像処理回路120)
次に図9(B)を参照して受信側(画像処理回路120)の処理について説明する。ステップS911において、システム制御部112はデータ書込部130に対し、受信サイズを設定する。
ステップS912において、ヘッダ解析部503は多重データ分離部123で分離された処理済みデータのヘッダを解析する。そして、ヘッダに基づいて、各処理済みデータの優先度を検出し、優先度に応じて格納先を決める。優先データはデータ格納部A504に、非優先データはデータ格納部B505に転送する。
ステップS913において、データ格納部A504は優先データを所定単位毎に受信し、データ格納部B505は非優先データを所定単位毎に受信する。本実施形態では所定単位は256バイトとする。データ格納部A504とデータ格納部B505は受信データを記憶でき、本実施形態ではそれぞれ2Kバイト記憶できるとする。
ステップS914において、データ量検出部506はデータ格納部A504とデータ格納部B505に記憶しているデータ量がそれぞれの閾値を超えたか判定する。本実施形態では、優先データを格納するデータ格納部A504の閾値を1.25Kバイトとし、非優先データを格納するデータ格納部B505の閾値を512バイトとする。いずれかのデータ格納部のデータ量が閾値を超えた場合はステップS915に進み、いずれも超えていない場合はステップS917に進む。
ステップS915において、データ量検出部506はストップ信号140をアクティブにし、送信側(画像処理回路100)のデータ読出部111の動作を一時停止させる。アクティブの定義は前述したとおりである。
ステップS916において、データ書き込み部130は、データ格納部504または505に一時格納したデータをSDRAM135に書き込む。ここで、本実施形態のメモリコントローラ部133によるバス調停は固定優先度方式のため、表示系等リアルタイム性が必要な優先度が高いバスマスタがSDRAM135の帯域を占有している場合、データ書込部130はSDRAM135へのアクセスが待たされる。この場合にはデータ格納部504または505に一時格納したデータ量は増加する一方であり、上述した閾値を超えることがあり得る。ステップS916以降はステップS914に戻り、前述した処理を繰り返す。
ステップS917において、データ書き込み部130はSDRAM135にデータを書き込む。ステップS918において、データ量検出部506はSTOP信号140をローレベルで出力し、アクティブ状態を解除する。ステップS919において、データ書込部130はステップS911で指定されたサイズ分データを受信したか判定し、未受信データがある場合はステップS912に戻り、前述した処理を繰り返す。指定サイズ受信完了した場合は処理を終える。
以上のように、実施形態2によれば、受信側のデータ格納部を優先データ用と非優先データ用という異なる優先度のデータ用に分け、それぞれでSTOP信号のアクティブ出力の閾値を変えることにより、1つのバスマスタでリアルタイム性の高いデータ(優先データ)とリアルタイム性の低いデータ(非優先データ)を送信することができる。具体的には、優先データについては閾値を上げることにより、STOP信号のアクティブ出力の頻度が下がり、SDRAMへの書き込みを優先することができる。一方、非優先データについては閾値を下げることにより、STOP信号のアクティブ出力の頻度が上がり、転送を一時停止させてSDRAMへのアクセスを低減させ、他のバスマスタがSDRAMにアクセスできる。
なお、図7でタイミングチャートを説明したが、本実施形態における一例であり、データの種類や処理タイミングを限定するものではない。また、データ量検出部506が検出する閾値は本実施形態における一例であり、閾値を限定するものではない。また、図15でパケットの構成を説明したが、本実施形態における一例であり、パケット構成、ヘッダの識別情報を限定するものではない。
[実施形態3]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。実施形態1、2では、2つの同一の画像処理回路をカスケード接続した2部構成のフロー制御方法について述べた。本実施形態においては、3部以上の構成になった場合のフロー制御について述べる。図10A、図10B(以下、これらをまとめて図10と呼ぶ。)を参照して第3の実施例による全体システムの構成について説明する。本実施例の撮像装置は3つの画像処理回路を使用する構成である。
画像処理回路100、120の構成の内、データ読出し部1020および通信部119,139以外は実施形態1の図1で説明した構成および動作と同様であるため説明を省略する。通信部119、139は通信部118,138と同じものであり、画像処理回路間で通信を行うための回路ブロックである。
データ読出し部1020は複数の記憶部を持つ。本実施形態では下記の3種類の記憶を持つこととする。
・記憶部1:画像処理回路120と画像処理回路1000への同時送信用
・記憶部2:画像処理回路120への送信用
・記憶部3:画像処理回路1000への送信用
後述するデータ読出し部の設定によって使用する記憶部を決定する。
また、多重化部105はパケットのヘッダに送信先の識別情報を付加する。本実施形態ではbit19:16を宛先の画像処理回路の識別情報とし、下記の通り付加する。
最も近い画像処理回路に送信(宛先は画像処理回路120)
・FFFF1100h:処理済みデータ
・FFFF1200h:センサーデータ
2番目に近い画像処理回路に送信(宛先は画像処理回路1000)
・FFFF2100h:処理済みデータ
・FFFF2200h:センサーデータ
4以上の画像処理回路が接続された場合でも、同様に識別情報を変えて対応できる。
次に、画像処理回路1000について説明する。伝送路1033は出力IF部126と入力IF部1002を接続する。本実施形態では一例としてSLVS(Scalable Low Voltage Signaling:スケーラブル低電圧信号伝送)とする。入力IF部1002は、前段の画像処理回路120の出力IF部126から出力された多重化データを受信する。多重データ分離部1003は、センサーデータと処理済みデータとを分離する。センサーデータ分離部1004は、センサーデータから、画像処理回路1000で処理するデータを分離する。画像処理部1009は、センサーデータ分離部1004で分離されたデータに対して、画素補間やフィルタ処理、縮小といったリサイズ処理や色変換処理、例えば圧縮画像データに保存するのに最適なフォーマットであるYCbCr 形式のフォーマットに変換する処理などの現像処理を行い、処理後の画像をメモリバス1016、メモリコントローラ1016経由でSDRAM1015に保持する。メモリコントローラ1013は、複数のバスマスタからのアクセス要求に対して、予め設定される優先度に応じて一つのバスマスタを選択し、SDRAM1015とのデータ転送を制御する。データ格納部1008は、多重データ分離部1003で分離された処理済みデータを一時格納する。データ量検出部1007はデータ格納部1008に格納されるデータの量が設定された閾値を超えたか否かの検出を行い、閾値を越えていた場合、STOP信号1032を外部に出力する。STOP信号1032は画像処理回路100と画像処理回路120とに入力される。画像処理回路100のデータ読出部1020と画像処理回路120のデータ読出し部131はSTOP信号1032と1031の結果に応じてSDRAM115、SDRAM135からのデータ読出しを制御する。
表示制御部1014は、メモリバス1016、メモリコントローラ1013を経由して、現像処理後の画像データをSDRAM1015から読み出し、モニタ1017に出力する。
システム制御部1012は、マイクロコンピュータを有し、図示しない不揮発性メモリに記録されたプログラムを実行することで、画像処理回路1000の動作を制御する。
なお画像処理回路1000と画像処理回路100とが、通信部1018と通信部119とにより接続されているが、画像処理回路100と1000とが画像処理回路120を介して通信するならこの接続はなくともよい。
<ユースケースの説明>
次に、図11A、図11Bと図12を用いて、撮像部101で撮影した画像を画像処理回路1000に接続されたモニタ1017に表示するユースケースについて説明する。本実施形態では画像処理回路100で評価値を生成する。画像処理回路120でLower側のYCbCrデータを生成する。画像処理回路1000でUpper側のYCbCrデータを生成し、Upper、LowerのYCbCrデータから、各フレームの表示用データを生成して表示する。
本実施形態では、フレームごとに下記の通り3種類の評価値を生成する。
・評価値A:露出、ホワイトバランス:画像処理回路120、画像処理回路1000で使用
・評価値B:歪補正:画像処理回路1000で使用
・評価値C:歪補正:画像処理回路120で使用
なお、評価値(あるいは評価値データ)はフレームごとに生成されるので、項目を示すA,B,Cの記号の前にフレーム番号を付加して、フレームとの対応を示す。例えばフレーム0の評価値Aは評価値0Aと示す。
図11A、図11B(以下、これらをまとめて図11と呼ぶ。)は撮像部101が出力したセンサーデータを処理してモニタ1017に表示するまでのタイミングチャートである。縦軸は処理の種類を示し、横軸は時間を示している。Vn〜Vn+1間が撮像部101による1フレームの画像の撮像周期であり、本実施例では1/120秒とする。撮像部101からの動画データの各フレームの画素数は4K2Kとする。
入力IF部102は撮像部101から出力された4K2K120fpsのセンサーデータを1/60s周期で入力する。1101〜1112はモニタ1017に表示するまでのデータである。
なお、本実施形態の画像処理回路の画像処理部109、129の処理能力は4K2K30fpsであるため、2つの画像処理部で分散処理して4K2K60fpsを実現する。
図12は撮像部101が出力したセンサーデータをモニタ1017に表示するまでの処理を説明するフローチャートである。ステップS1201〜ステップS1207が画像処理回路100の処理であり、ステップS1211〜ステップS1217が画像処理回路120の処理であり、ステップS1221〜ステップS1226が画像処理回路1000の処理である。
(画像処理回路100)
まず、図12(A)を参照して画像処理回路100の送信処理フローについて説明する。ステップS1201において、入力IF部102は撮像部101が出力したセンサーデータを入力する。Vn〜Vn+1間で入力するデータは図11のRaw−U0 1101、Raw−L0 1102である。ステップS1202において、多重データ分離部103は入力IF部102で入力した処理済みデータとセンサーデータを分離する。ステップS1203において、センサーデータ分離部104は自身の部で画像処理するセンサーデータと、後段の部で画像処理するセンサーデータとを分離する。本実施形態では各フレームに対して、評価値用の処理は画像処理回路100自身で実行し、表示用の処理は後段の画像処理回路120、1000で実行させる。
ステップS1204において、画像処理部109はセンサーデータから当該フレームの評価値データA、B、Cを生成し、SDRAM115に保持する。図11の処理1103が評価値データ生成処理、SDRAM115への書き込みタイミングを示す。画像処理部109は、たとえば撮像部101から露出やホワイトバランスなどの撮影条件を示す情報を取得し、それを基に評価値データを作成する。また、たとえば撮像部101の光学系の歪みや傾きを補正するため、予め与えられた歪みや傾斜などを示すパラメータなどに基づいて、歪み補正のための評価値を作成する。
ステップS1205において、データ読出し部111はステップS1204で処理した評価値データ(評価値0A〜0C)をSDRAM115から読み出し、多重化部105に送信する。図11の処理1120がSDRAM115からの評価値データの読出しタイミングである。
ステップS1206において、多重化部105はステップ1205で読みだした評価値データと、センサーデータをそれぞれ所定のサイズでパケット化し、ヘッダに識別情報を付加したのち多重化して、出力IF部106を経由して、後段の画像処理回路120の入力IF部122に送信する。ステップ1207において、システム制御部112はモードの変更や撮像装置の電源オフ等の終了処理の有無を判定し、処理を継続する場合はステップS1201に戻る。なお、本実施形態では、評価値Aと評価値Bは画像処理回路120と1000の両方で使用される。そのため、多重化部105は、評価値Aと評価値Bのデータについては、宛先として画像処理回路120を示すヘッダを付加したパケットと、宛先として画像処理回路1000を示すヘッダを付加したパケットとを送信する。
(画像処理回路120)
次に図12(B)を参照して画像処理回路120の送信処理について説明する。ステップS1211において、入力IF部112は出力IF部106が出力した多重化データを入力する。Vn〜Vn+2間で入力するデータは図11の1107(Raw−U0とRAW−L0と評価値0A〜0C)である。
ステップS1212において、多重データ分離部123は入力IF部で入力した処理済みデータとセンサーデータをヘッダの識別情報を参照して、識別、分離する。ここで、多重データ分離部123は、処理済みデータについては、画像処理回路120が宛先となっているデータを分離してデータ格納部128に送る。また、画像処理回路120が宛先となっていない処理済みデータ(ここでは評価値Aのうち宛先が画像処理回路1000を示すパケットと評価値B)は分離せずにそのままセンサーデータ分離部104に送る。データ書込部130は、データ格納部128に一時記憶された処理済みデータ(ここでは評価値Aと評価値C)を読み出し、メモリコントローラ133を介してSDRAM135に書き込む。ステップS1213において、センサーデータ分離部1214は、多重データ分離部103からのデータのうち、画像処理回路120で画像処理するセンサーデータを分離し、SDRAM135に書き込む。また、センサーデータ分離部104は、後段の画像処理回路1000で画像処理するセンサーデータと、宛先が画像処理回路1000となっている処理済みデータ(評価値データ)とを、多重化部105に送る。画像処理部109は4K2K30fpsの処理能力のため、4K1Kのセンサーデータを1/60sで画像処理を行う。図11のデータ1104がSDRAM135に書き込まれるセンサーデータである。
ステップS1214において、画像処理部129はステップS1213でSDRAM135に書き込まれたLower側のセンサーデータを読み出す。また、画像処理部129は、SDRAM135から、評価値0Aと評価値0Cの評価値データを読み出し、これらの評価値データを使用してセンサーデータの処理を行う。そして、YCbCrのデータを生成してSDRAM135に書き戻す。図11の1105がSDRAM135からの読出し、画像処理、SDRAM135への書き込みタイミングを示す。
ステップS1215において、データ読出し部131はステップS1214で処理した処理済みデータをSDRAM135から読み出し、多重化部125に送信する。
ステップS1216において、多重化部125はステップ1215で読みだした処理済みデータと、ステップS1212で分離したセンサーデータ及び画像処理回路1000が宛先となっている処理済みデータ(評価値データ)をそれぞれ所定のサイズでパケット化し、ヘッダに識別情報を付加したのち多重化して、出力IF部126を経由して、後段の画像処理回路1000の入力IF部1002に送信する。多重化されるデータは、画像処理回路120をスルーして画像処理回路1000に転送される評価値Aおよび評価値Bを含む。図11の1110が分離後のUpper側のセンサーデータRaw−U1と処理済みデータ(画像処理回路100で生成した評価値1Aと評価値1Bと画像処理回路120で処理したLower側の表示データYCC L0)の送信タイミングを示す。なおデータYCC L0は、Vn+1〜Vn+2で受信した評価値データ0A,0B,0Cに基づいて画像処理されている。
ステップS1217において、システム制御部132はモードの変更や撮像装置の電源オフ等の終了処理の有無を判定し、処理を継続する場合はステップS1211に戻る。
(画像処理回路1000)
次に図12(C)を参照して画像処理回路1000の受信処理について説明する。ステップS1221において、入力IF部1002は出力IF部126が出力した多重化データを入力する。Vn+2〜Vn+4間で入力するデータは図11の1110(Raw−U1とYCC L0と評価値1Aと評価値1B)である。
ステップS1222において、多重データ分離部1003は入力IF部1002で入力した処理済みデータとセンサーデータをヘッダの識別情報を参照して識別、分離する。多重データ分離部1003は、画像処理回路1000が宛先となっている処理済みデータを分離してデータ格納部1008に送る。データ書込部1010は、データ格納部1008に一時記憶された処理済みデータを読み出し、メモリコントローラ1013を介してSDRAM1015に書き込む。
ステップS1223において、センサーデータ分離部1004は画像処理回路1000自身で画像処理するセンサーデータと、後段の画像処理回路で画像処理するセンサーデータを分離し、画像処理回路1000自身で画像処理するセンサーデータをSDRAM1015に書き込む。図11のデータ1108がSDRAM1015に書き込まれるセンサーデータである。また後段の画像処理回路はないので、実質的には受信したセンサーデータは画像処理回路1000による処理の対象となる。
ステップS1224において、画像処理部1009はステップS1223でSDRAMに書き込まれたUpper側のセンサーデータを読み出す。また、画像処理部11009は、SDRAM1015から評価値Aと評価値Bの評価値データを読み出し、これらを使用してセンサーデータを処理する。そして、YCCの画像データを生成し、SDRAM1015に保持する。図11の1109がSDRAM1015からの読出し、画像処理、SDRAM1105への書き込みタイミングを示す。
ステップS1225において、表示制御部1014はステップS1224で処理した処理済みのUpper側のYCCデータとステップS1221で入力した処理済みのLower側のYCCデータをモニタ1017に転送し、モニタに表示させる。図11の1112が表示制御部の処理タイミングである。
ステップS1226において、システム制御部1012はモードの変更や撮像装置の電源オフ等の終了処理が有無を判定し、処理を継続する場合はステップS1221に戻る。
<フロー制御の説明>
次に図13を用いて処理済みデータのフロー制御について説明する。本実施形態では、受信側の画像処理回路1000から送信側の画像処理回路100、120にSTOP信号を出力し、送信側の転送を一時停止させることでフロー制御を実現している。ステップS1301〜ステップS1305が送信側1(画像処理回路100)の処理であり、ステップS1311〜ステップS1315が送信側2(画像処理回路120)の処理であり、ステップS1321〜ステップS1329が受信側(画像処理回路1000)の処理フローについて説明する。
(画像処理回路100)
まず図13(A)を参照して送信側1(画像処理回路100)の処理について説明する。ステップS1301において、システム制御部112はデータ読出部111に対しSDRAM115から読みだすデータのアドレスとサイズと送信先とを設定する。送信先に応じて下記の通り使用する記憶部(バッファ)を変更する。
・記憶部1:画像処理回路120、画像処理回路1000への同時送信用
・記憶部2:画像処理回路120への送信用
・記憶部3:画像処理回路1000への送信用
データ読出し部111は送信先(宛先)とデータの種類を識別するためのヘッダをパケットに付加して送信する。なお、本実施例では画像処理回路120と画像処理回路1000に同時送信するユースケースを説明する。
ステップS1302において、データ読出部1020は所定単位でSDRAM115から指定されたアドレスのデータを読み出し、多重化部105に転送する。本実施形態では所定単位は256バイトとする。Vn〜Vn+2の期間では図11の1120の評価値0A〜0Cが該当する。
ステップS1303において、多重化部105はセンサーデータ分離部104のセンサーデータとステップS1302で送信されたSDRAM115からのデータをそれぞれ所定のサイズでパケット化し、識別情報を含むヘッダを付加したのち多重化して、出力IF部106に送信する。
ステップS1304において、データ読出部111は、STOP信号1031とSTOP信号1032がアクティブであるかを判定する。本実施形態では信号レベルに応じてアクティブであるかを判定する。ハイレベルの信号である場合はアクティブであると判定する。STOP信号1031は記憶部2に対応し、STOP信号1032は記憶部3に対応する。ステップS1301で画像処理回路120、画像処理回路1000に同時送信を設定した場合は、STOP信号1031と1032との論理和が記憶部1に対応する。データ読出部1020は、アクティブなSTOP信号を検出している間はステップS1304の処理を繰り返し、対応する記憶部を用いて送信されるデータのSDRAM115からの読出しを行わない。たとえばSTOP信号1031がアクティブであれば、記憶部1および記憶部2を用いて送信されるデータのSDRAM115からの読み出しは停止されるが、記憶部3を用いて送信されるデータの読み出しは続行される。STOP1032がアクティブであれば、記憶部1および記憶部3を用いて送信されるデータのSDRAM115からの読み出しは停止されるが、記憶部2を用いて送信されるデータの読み出しは続行される。両方がアクティブであれば、一切の読み出しは中断される。すなわち、STOP信号の送信元の画像処理回路に対する処理済みデータの送信が抑制される。STOP信号1031とSTOP信号1032のいずれもアクティブではないと判定した場合はステップS1305に進む。
ステップS1305では、データ読出し部1020はステップS1301で指定されたサイズ分データを送信したか判定し、未送信データがある場合はステップS1302に戻り、前述した処理を繰り返す。指定サイズ送信完了した場合は処理を終える。
(画像処理回路120)
次に図13(B)を参照して送信側2(画像処理回路120)の処理について説明する。
ステップS1311において、システム制御部132はデータ読出部131に対しSDRAM135から読みだすデータのアドレスとサイズを設定する。ステップS1312において、データ読出部131は所定単位でSDRAM135から指定されたアドレスのデータを読み出し、多重化部125に転送する。本実施形態では所定単位は256バイトとする。Vn+2〜Vn+3の期間では図11の1105のYCC L0が該当する。
ステップS1313において、多重化部125はセンサーデータ分離部124のセンサーデータとステップS1312で転送されたSDRAM135からのデータをそれぞれ所定のサイズでパケット化し、ヘッダに識別情報を付加したのち多重化して、出力IF部126に送信する。
ステップS1314において、データ読出部131はSTOP信号1032を監視して、STOP信号1032がアクティブであるかを判定する。データ読出部111は、アクティブなSTOP信号を検出している間はステップS1314の処理を繰り返し、SDRAM135からの読出しを行わない。STOP信号1032がアクティブではないと判定した場合はステップS1315に進む。
ステップS1315では、データ読出し部131はステップS1311で指定されたサイズ分データを送信したか判定し、未送信データがある場合はステップS1312に戻り、前述した処理を繰り返す。指定サイズ送信完了した場合は処理を終える。
(画像処理回路1000)
最後に図13(C)を参照して受信側(画像処理回路1000)の処理について説明する。本実施形態では、データ格納部1008の記憶サイズは2Kバイトとする。
ステップS1321において、システム制御部1012は上流の(あるいは画像処理回路1000自身も含めてもよい)画像処理回路の段数から下記の通り閾値を設定する。
2チップ(2段):1.5Kバイト(2Kバイト−256バイト×2)
3チップ(3段):1.0Kバイト(2Kバイト−256バイト×2×2チップ)
4チップ(4段):512バイト(2Kバイト−256バイト×2×3チップ)
上流の画像処理回路にアクティブなSTOP信号を出力する時に、すでに送信されたデータを受信できるようにするために閾値を接続された上流の画像処理回路の段数に応じて変更する。例えば、図10のように三つの画像処理回路100、120、1000から構成される場合、STOP信号をアクティブにした時に、すでに画像処理回路100から256バイトのデータが送信済みであり、かつ、画像処理回路120からも256バイトのデータが送信済みの場合、合計512バイトのデータを受信できる必要がある。512バイトを受信でき、かつ受信余裕をもつために閾値を1.0Kバイトにする。ステップS1322において、システム制御部1012はデータ書込部1010に対し、受信サイズを設定する。
ステップS1323において、データ格納部1008は多重データ分離部1003で分離されたSDRAM1015への書き込み用データを所定単位毎に受信する。本実施形態では所定単位は256バイトとする。データ格納部1008は受信データを記憶でき、本実施形態では2Kバイト記憶できるとする。
ステップS1324において、データ量検出部1007はデータ格納部1008に記憶しているデータ量が閾値を超えたか判定する。本実施形態では、図10に示すように3段構成なので、ステップS1321で閾値を1.0Kバイトと設定したとする。閾値を超えた場合はステップS1325に進み、超えていない場合はステップS1327に進む。
ステップS1325において、データ量検出部1007はストップ信号1032をアクティブにし、送信側1(画像処理回路100)のデータ読出部111の動作と送信側2(画像処理回路120)のデータ読出部131を一時停止させる。ただし画像処理回路100については、画像処理回路1000を宛先とするデータに限る。アクティブの定義は前述したとおりである。
ステップS1326において、データ書き込み部1010はSDRAM1015にデータを書き込む。ここで、本実施形態のメモリコントローラ部1013によるバス調停は固定優先度方式のため、表示系等リアルタイム性が必要な優先度が高いバスマスタがSDRAM1015の帯域を占有した場合、データ書込部1010はSDRAM1015へのアクセスが待たされる。ステップS1326以降はステップS1324に戻り、前述した処理を繰り返す。
ステップS1327において、データ書き込み部1010はSDRAM1015にデータを書き込む。ステップS1328において、データ量検出部1007はSTOP信号1032をローレベルとし、アクティブ状態を解除する。
ステップS1329において、データ書込部1010はステップS1322で指定されたサイズ分データを受信したか判定し、未受信データがある場合はステップS1323に戻り、前述した処理を繰り返す。指定サイズ受信完了した場合は処理を終える。
以上のように、実施形態3によれば、3つ以上の画像処理装置を使用して、上流にある複数の画像処理回路から同時に最終段の画像処理回路に処理済みデータが送信されて、分散処理が行われる構成において、前段のチップ数に応じてSTOP信号をアクティブにする閾値を変更する。これにより、最終段のデータ格納部の記憶サイズを拡張することなしに、表示系等リアルタイム性が必要な優先度が高いバスマスタがSDRAMの帯域を占有して、データ書込部がSDRAMへのアクセスが待たされても、処理済みデータの受信漏れを防ぐことができる。
また、上流の画像処理回路のデータ読出し部1020に複数の記憶部を持ち、Upper YCC転送用(画像処理回路120向け)とLower YCC転送用(画像処理回路1000向け)とで別々に使用することで、下流にあるデータ送信先となる複数の画像処理装置のうち一方の画像処理回路のSDRAMの帯域が占有され受信できない場合でも、他方に対するデータ送信を停止することなく効率的に転送できる。
なお、画像部120の受信フロー制御は図13(C)のステップS1321〜ステップS1329と同様であるため説明を省略する。
また、図11でタイミングチャートを説明したが、これは本実施形態における一例であり、データの種類や処理タイミングを限定するものではない。また、データ量検出部127、1007が検出する閾値は一例であり、閾値を限定するものではない。また、データ読出し部1020がもつ記憶数は一例であり、記憶数を限定するものではない。また、ヘッダに付加する転送先の部を識別する識別情報は、本実施例における一例であり、識別情報を限定するものではない。
また、実施形態3と実施形態2とを組み合わせてもよい。その場合には、実施形態3において、実施形態2で述べたように、データの優先度に応じた閾値が各データ種別ごとに設定される。
100,120 画像処理回路;101 撮像素子部;103,123 多重データ分離部;104,124 センサデータ分離部;105,125 多重化部

Claims (13)

  1. 撮像部と、
    前記撮像部により得られた動画データに所定の処理を施す複数の画像処理回路と、
    メモリと、
    を有する画像処理装置であって、
    前記撮像部と、前記複数の画像処理回路とは、直列に接続されており、
    前記画像処理回路は、
    前記撮像部および前段の画像処理回路からデータを入力する入力手段と、
    前記データに前記前段の画像処理回路が所定の処理を施した第1処理データが含まれる場合に、前記第1処理データをバッファに記憶する記憶手段と、
    前記バッファに記憶された前記第1処理データを、前記メモリに書き込む書込手段と、
    前記バッファに記憶された前記第1処理データのデータ量が閾値に達したことに応じて、前記前段の画像処理回路に制御信号を出力する検出手段と、
    前記データのうち、第1部分データに所定の画像処理を施した第2処理データを前記メモリに記憶する処理手段と、
    前記データに後段の画像処理回路の前記処理手段が前記所定の画像処理を施す第2部分データが含まれる場合に、前記第2部分データと、前記メモリから読み出した前記第2処理データとを、前記後段の画像処理回路に出力する出力手段と、
    を備え、
    前記出力手段は、前記後段の画像処理回路が前記制御信号を出力した場合に、前記第2処理データの出力を停止する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1処理データが、それぞれが複数の前記前段の画像処理回路で処理された複数の処理データを含む場合、前記検出手段は、各前段の画像処理回路に前記制御信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記閾値は、前記画像処理回路と前記撮像部との間に接続された前記前段の画像処理回路の数に対応する値であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記出力手段は、前記第2処理データを複数の前記後段の画像処理回路に宛てて出力し、
    複数の前記後段の画像処理回路のうち、前記制御信号を出力した前記後段の画像処理回路に対して、前記第2処理データの出力を停止することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記複数の画像処理回路はそれぞれ、単一の半導体集積回路として構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 撮像部と、
    前記撮像部と接続する第1画像処理回路と、
    前記第1画像処理回路と接続する第2画像処理回路と、
    前記第1画像処理回路に接続する第1メモリと、
    前記第2画像処理回路に接続する第2メモリと、
    を有する画像処理装置であって、
    前記第1画像処理回路は、
    前記撮像部から出力された動画データのうち、前記第1画像処理回路が処理する第1部分データと、前記第2画像処理回路が処理する第2部分データとを分離する分離手段と、
    前記第1部分データに所定の処理を施して第1処理データを生成し、前記第1メモリに前記第1処理データを記憶する第1処理手段と、
    前記第2部分データと前記第1メモリから読み出した前記第1処理データとを前記第2画像処理回路に出力する出力手段と、
    を備え、
    前記第2画像処理回路は、
    前記第1画像処理回路から受信したデータのうち、前記第1処理データをバッファに記憶する記憶手段と、
    前記バッファから前記第1処理データを読み出して、前記第1処理データを前記第2メモリに書き込む書込手段と、
    前記バッファに記憶された前記第1処理データのデータ量が閾値に達したことに応じて、前記第1画像処理回路に制御信号を出力する検出手段と、
    前記第1画像処理回路から受信したデータのうち、前記第2部分データに前記所定の処理を施して、第2処理データを生成し、前記第2メモリに前記第2処理データを記憶する第2処理手段と、
    を備え、
    前記第1画像処理回路の前記出力手段は、前記第2画像処理回路の前記検出手段から前記制御信号が出力された場合に、前記第1処理データの出力を停止することを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記第1画像処理回路の前記出力手段は、前記第2画像処理回路の前記検出手段から前記制御信号が出力された場合に、前記第1処理データの出力を停止し、前記第2部分データを出力することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第2画像処理回路は、前記第2メモリから、前記第1処理データと、前記第2処理データとを読み出して、表示装置に出力する表示制御部を有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記検出手段は、前記バッファに記憶された前記第1処理データのデータ量が、前記第1処理データの種類に応じた閾値に達した場合に、前記制御信号を出力することを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記分離手段は、前記撮像部から出力された前記動画データのフレームの下半分を前記第1部分データとし、前記撮像部から出力された動画データのフレームの上半分を前記第2部分データとすることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記出力手段は、前記第1部分データを前記第2の画像処理回路に出力しないことを特徴とする求項6乃至請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記第1の画像処理回路と、前記第2の画像処理回路はそれぞれ、単一の半導体集積回路として構成されることを特徴とする請求項6乃至請求項11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記所定の処理は、前記動画データの現像処理と、前記現像処理された動画データを圧縮する圧縮処理とを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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