JP6603943B2 - 車両前部構造 - Google Patents
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Description
また、エンジンルームの側壁板と複数の前記補強部材とにより、車両前後方向に延びる複数の筒部が形成されているため、車両前方衝突時の衝突荷重を効率的に車両骨格に伝達できるようになる。
以下、図1から図4に基づいて本発明の実施形態1に係る車両前部構造の説明を行なう。本実施形態に係る車両前部構造は、車高が高いワンボックスタイプの乗用車等における前部構造である。ここで、図中に示す前後左右及び上下は、前記乗用車(以下、車両という)における前後左右及び上下に対応している。
車両10のボディの左右両側には、図1に示すように、フロントドア12により開閉される乗降口13が設けられている。乗降口13の前端縁には、フロントピラー14が立設されており、左右のフロントピラー14によってルーフパネル(図示省略)の前部が支持されている。フロントピラー14は、車両10のベルトラインBRよりも下側のピラー支柱部14dがフェンダパネル15によって覆われている。そして、前記フェンダパネル15よりも上側に位置するフロントピラー14の意匠部14eがフェンダパネル15の意匠面15eと連続するように構成されている。左右のフロントピラー14の意匠部14e等とルーフパネル(図示省略)とによって囲まれた位置には、フロントガラス16が設けられている。また、左右のフェンダパネル15の間には、車両10のエンジンルームER(図2〜図4参照)を開閉可能に構成されたエンジンフード17が設けられている。
上部補強パネル32は、図3、図4に示すように、アッパメンバ27の上部を補強するパネルであり、前記アッパメンバ27と共にフードヒンジ40を支持できるように構成されている。上部補強パネル32は、図4に示すように、下側横板部321と縦板部322とにより断面略L字形に折曲成形されて、車両前後方向に延びるように形成されている。そして、上部補強パネル32の縦板部322の上端フランジ部322fがアッパメンバ27の上端横板部272の上端フランジ部272fに接合されている。また、上部補強パネル32の下側横板部321のフランジ部321fがアッパメンバ27の縦板部271に接合されている。これにより、アッパメンバ27の上端部には車両前後方向に延びる角筒部T1が形成されるようになる。
下部補強パネル35は、図3、図4に示すように、上部補強パネル32の下方に配置された筒状体で、上部補強パネル32とほぼ平行に設けられている。下部補強パネル35は、アッパメンバ27の縦板部271の下端縦壁271dに固定されており、サスタワー24の車幅方向外側から前記サスタワー24の上部を支持できるように構成されている。下部補強パネル35は、断面略横向きU字形に形成された溝形板部352と、その溝形板部352の側面開口を塞ぐ蓋状の平板部353とが合わせられることで角筒状に形成されている。そして、下部補強パネル35の溝形板部352の底板352bがアッパメンバ27の縦板部271の下端縦壁271dと共に前記サスタワー24の上部に固定されている。
本実施形態に係る車両前部構造によると、サスタワー24の上部からアッパメンバ27(側壁板)の上部までの高さ寸法が大きな車両において、フードヒンジ40を支持する上部補強パネル32(補強部材)とサスタワー24の上部を支持する下部補強パネル35(補強部材)とにより補強部材を分けることができる。即ち、上下の必要ヶ所にのみ補強部材を設けることができる。このため、従来のように、一つの大きな補強部材を使用する場合と比較して、補強部材の無駄をなくすことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、上側の筒部である角筒部T1を上部補強パネル32とアッパメンバ27とを接合させることにより形成する例を示した。しかし、上側の筒部を上部補強パネル32により筒状に形成し、筒状に形成した上部補強パネル32をアッパメンバ27の外側に固定する構成でも可能である。また、本実施形態では、上側の筒部である角筒部T1と下側の筒部である下部補強パネル35とを上下方向に離す例を示した。しかし、サスタワー24の天井部24tからフードヒンジ40までの高さ寸法によっては、上側の筒部である角筒部T1と下側の筒部である下部補強パネル35と接触させた状態で上下に並べることも可能である。また、本実施形態では、筒部を上下二本設ける例を示したが、サスタワー24の天井部24tからフードヒンジ40までの高さ寸法によっては、前記筒部の本数を増やすことも可能である。
14・・・・フロントピラー
17・・・・エンジンフード
20t・・・前輪
24・・・・サスタワー
24t・・・天井部(サスタワーの上部)
27・・・・アッパメンバ(エンジンルームの側壁板)
32・・・・上部補強パネル(補強部材)
T1・・・・角筒部(上側の筒部)
35・・・・下部補強パネル(補強部材、下側の筒部)
40・・・・フードヒンジ
BR・・・・ベルトライン
ER・・・・エンジンルーム
Claims (4)
- エンジンルーム内の左右両側に設けられたサスタワーと、前記サスタワーの車幅方向外側に設けられた前記エンジンルームの側壁板と、前記エンジンルームの側壁板を補強する補強部材とを備える車両前部構造であって、
前記補強部材は、車両前後方向に延び、上下方向に並んだ状態で複数設けられており、
複数の前記補強部材と前記エンジンルームの側壁板とにより、車両前後方向に延びる複数の筒部が形成されており、
複数の前記筒部が上下方向に離れた状態でほぼ平行に設けられている車両前部構造。 - 請求項1に記載された車両前部構造であって、
上側の筒部がベルトラインの高さ位置に設けられている車両前部構造。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両前部構造であって、
下側の筒部がサスタワーの上部の高さ位置に設けられている車両前部構造。 - エンジンルーム内の左右両側に設けられたサスタワーと、前記サスタワーの車幅方向外側に設けられた前記エンジンルームの側壁板と、前記エンジンルームの側壁板を補強する補強部材とを備える車両前部構造であって、
前記補強部材は、車両前後方向に延び、上下方向に並んだ状態で複数設けられており、
複数の前記補強部材と前記エンジンルームの側壁板とにより、車両前後方向に延びる複数の筒部が形成されており、
上側の筒部と下側の筒部との前端位置が前輪の前端位置に合わせられている車両前部構造。
Priority Applications (1)
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JP2016157395A JP6603943B2 (ja) | 2016-08-10 | 2016-08-10 | 車両前部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016157395A JP6603943B2 (ja) | 2016-08-10 | 2016-08-10 | 車両前部構造 |
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JP2018024331A JP2018024331A (ja) | 2018-02-15 |
JP6603943B2 true JP6603943B2 (ja) | 2019-11-13 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016157395A Active JP6603943B2 (ja) | 2016-08-10 | 2016-08-10 | 車両前部構造 |
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JP (1) | JP6603943B2 (ja) |
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2016
- 2016-08-10 JP JP2016157395A patent/JP6603943B2/ja active Active
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