JP6603690B2 - 負荷電流コントローラにおける電気的電流制御デバイスの動的交換 - Google Patents

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Description

関連出願
本出願は、Spaldingらに2011年10月5日に出願され、米国特許第8,860,893号として発行された「負荷電流制御の回路および技術」と題された米国特許出願第13/253,444号に関連し、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本開示は、一般に、電気的負荷への電力供給を可能にする接続デバイスに関する。
既にオンになっている電源に電気的負荷を接続することが望まれる場合がある。これは、負荷の容量成分が充電されるので、大きな突入電流を引き起こす可能性がある。そのような容量成分は、実成分または寄生成分であってもよい。
これらの突入電流は、電源の動作を乱す可能性があり、もしかすると電源内の保護手段を遮断させる。さらに、突入電流は、電源に接続された他の負荷に供給される電力に撹乱を持ち込むかもしれず、これらの撹乱は、これらの回路の動作に影響を及ぼす可能性がある。加えて、新たに導入された負荷に異常がある場合、その異常は、電源および電源に接続された他の負荷または回路の動作にも影響する可能性がある。
これらの問題に対処するために、電源に新たに導入される負荷への電流の流れを調整または制御する「ホットスワップ」回路を提供することが知られている。
米国特許第8,860,893号明細書
いくつかの例では、本開示は、電源と負荷との間で並列構成の少なくとも2つの電子スイッチを制御する回路を目的とする。その回路は、少なくとも2つの電子スイッチのうちの第1の電子スイッチを制御するための第1の制御信号を発生し、少なくとも2つの電子スイッチのうちの第2の電子スイッチを制御するための第2の制御信号を発生し、その第1および第2の制御信号を使用して第1および第2の電子スイッチの導通シーケンスを確立するように構成された制御回路を含む。導通シーケンスは、第1の電子スイッチが電流の少なくとも一部を電源から負荷へ導通させる第1の部分、第2の電子スイッチが電流の少なくとも一部を電源から負荷へ導通させる第2の部分、および第1および第2の電子スイッチの両方が電流の少なくとも一部を電源から負荷へ導通させる第1および第2の部分の間の移行部分を含む。回路は移行部分の間に第1の電子スイッチ制御端子を流れる電流を検出するように構成された検出回路を含み、その回路は、検出された電流に応答して、第1の制御信号を調整し、導通シーケンスの第2の部分を確立するように構成される。
いくつかの例では、本開示は、電源と負荷との間で並列構成の少なくとも2つの電子スイッチを制御する方法を目的とする。その方法は、少なくとも2つの電子スイッチのうちの第1の電子スイッチと少なくとも2つの電子スイッチのうちの第2の電子スイッチとの導通シーケンスを、第1の電子スイッチと通信する第1の制御信号および第2の電子スイッチと通信する第2の制御信号を使用して、確立することを含む。導通シーケンスは、第1の電子スイッチが電流の少なくとも一部を電源から負荷へ導通させる第1の部分、第2の電子スイッチが電流の少なくとも一部を電源から負荷へ導通させる第2の部分、および第1および第2の電子スイッチの両方が電流を電源から負荷へ導通させる第1および第2の部分の間の移行部分を含む。方法は、移行部分の間に第1の電子スイッチ制御端子に流れる電流を検出することと、検出された電流に応答して、第1の制御信号を調整し、導通シーケンスの第2の部分を確立することとを含む。
この概要は、本特許出願の主題の概要を提供することを意図している。本発明の排他的または網羅的な説明を提供することを意図するものではない。本特許出願に関するさらなる情報を提供するために、詳細な説明が含まれている。
図面は、必ずしも縮尺を合わせて描かれているわけではないが、ここでは、同様の数字は異なる図で類似の構成要素を記述するものとする。異なる文字接尾辞を有する同様の数字は、同様の構成要素の異なる実体を表すものとする。図面は、例として、しかし限定することなく、本明細書で論じられる様々な実施形態を一般的に例示する。
負荷を電源に接続するのを可能にする既存のホットスワップ回路の一例である。 複数の電子スイッチをシーケンスし、本開示の様々な技術を実施するために使用することができる接続デバイスの回路図である。 2つの電子スイッチ間の導通シーケンスを例示し、回路の時間の関数として、図2の出力OP1の電圧VOP1と出力OP2の電圧VOP2の進展を描写する。 本開示の様々な技術を実施するために使用することができる回路の一例である。 本開示の様々な技術を実施するために使用することができる回路の別の例である。 本開示による電子スイッチの制御端子からの電流を検出するための回路の一例である。 本開示の様々な技術を実施するために使用することができる回路の別の例である。 本開示による電子スイッチの制御端子からの電流を検出するための回路の一例である。 本開示の様々な技術を実施するために使用することができる回路の別の例である。 本開示のスイッチ交換技術を使用したシミュレーション結果を描写するグラフを示す。 本開示のスイッチ交換技術を使用したシミュレーション結果を描写するグラフを示す。
本開示は、スイッチを横切るSOA制限を分担するために、2つ以上の電子スイッチをシーケンス、例えば時間多重化、する技術を記載する。より詳しくは、本開示の技術を使用して、電子スイッチの制御端子からの電流、例えば電界効果トランジスタのゲートからの電流、は、導通シーケンスの第1および第2の部分の間の導通シーケンスの移行部分の間に検出することができ、検出された電流に応答して、導通シーケンスの第2の部分を確立するために第1の電子スイッチへの制御信号を調整することができる。このようにして、本開示の技術は、第1の電子スイッチから第2の電子スイッチへの移行を検出することができ、交換プロセス、例えば第1の電子スイッチから第2の電子スイッチへの「ハンドオフ」制御、を終了させることができる。
電気的負荷を既にオンになっている電源に接続することが望ましい場合がある。負荷の容量成分(実または寄生の)をチャージアップするとき、大きな突入電流が発生する可能性がある。これらの突入電流は、電源の動作を乱す可能性があり、電源内の保護手段を発動することになる。さらに、突入電流は、電源に接続された他の負荷に供給される電力に撹乱をもたらし、これらの撹乱は回路の動作に影響を及ぼす可能性がある。新たに導入された負荷が故障している場合、その故障は電源およびその電源に接続された他の負荷または回路の動作にも影響する可能性がある。これらの問題に対処するために、電源に新たに導入される負荷への電流を調整する「ホットスワップ」回路を含めることができ、その例は図1に関して以下に記述されている。
図1は、負荷2を電源4に接続することを可能にする既存のホットスワップ回路を例示する。電源は、簡単のため省略された他の構成要素に電力供給してもよいと仮定している。ホットスワップ回路は一般に6で指定され、この配置では負荷2と物理的に関連付けられている。負荷2とホットスワップ回路6との組み合わせは、プラグ部品10および12と電源4に接続されているそれぞれのソケット14および16との間の接続を行うかまたは切断することによって、電気的に電源に接続または電源から切り離すことができる。
システム電流検出抵抗器20および電気的に制御可能な電流フローまたは制御デバイス22(または電子スイッチ)は、プラグと負荷2との間に直列に設けることができる。電気的電流フローデバイス22は、トランジスタ、例えばN型電界効果トランジスタとすることができる。コントローラ(または制御回路)24は、電流検出抵抗器20のいずれかの側に接続された第1と第2の入力および電界効果トランジスタ22のゲートに接続された出力を含むことができる。
使用にあたって、プラグ10および12がそれぞれのソケット14および16に導入されることによって、負荷2およびホットスワップ回路6が電源4に導入されるとき、電源の電圧をコントローラ24に供給することができ、それにより電源が投入され、また負荷2に対する電源投入シーケンスが開始される。コントローラ24は、負荷2への電流フローを可能にするために、スイッチ22の制御端子、例えば電界効果トランジスタ22の制御端子に制御信号を印加することができる。コントローラ24は、電流検出抵抗器の両端に発生する電圧を監視することができ、閉ループで、電流の変化率
が目標値に制御されるように、あるいは電流の大きさが目標値に制御されるようにトランジスタ22のゲート電圧を制御することができる。これは、過度の突入電流が負荷によって引き出されるのを防ぐことがでる。電流の増加率または目標値に達する電流を得ることがもはやできないとき、負荷は完全に電力供給されたと仮定することができる。
このような仕組の問題は、突入制御期間中にトランジスタ22に大量の電力が放散されるかもしれないことである。全体像で捉えると、負荷が完全に電力供給されとき、トランジスタ22を流れる電流はかなり高くなるとしても、トランジスタの両端の電圧は非常に小さくなることが分かる。こうして、トランジスタ内で放散されるエネルギーの量はかなり低くなる。実際、現代のスイッチング電界効果トランジスタの場合、ドレインからソースのオン抵抗はほんの数ミリオームのオーダーであり得る。結果として、IRで与えられる電力損失は低いままである。同様に、トランジスタが完全にオフの場合、トランジスタの両端の電圧はかなり高いかもしれないが、それを通る電流はゼロであり、その結果として損失はない。しかしながら、トランジスタが突入電流制限を行っている間は、トランジスタ22を通る電流はかなり高く、トランジスタの両端の電圧はかなり重要である。そのような状況下では、トランジスタ内電力損失は、そのデバイスを熱くし、それにより熱応力が生じるのに十分な高さとなり得る。熱応力は、トランジスタ内で放散される電力の量とその電力が放散される時間の積である。
共通で割り付けた米国特許第8,680,893号は、ホットスワップ移行の間に電力放散を共有するために、複数の電気的に制御可能な電流フローデバイス(電子スイッチ)を順番に使用することを可能にする「ホットスワップ」アプリケーションの改良を開示している。米国特許第8,680,893号に開示された技術は、負荷を継続するために複数のデバイスを使用することによってデバイスを安全動作領域(「SOA」)内に維持する制御回路の強化を含む。設計者が決定したように、第1の電子スイッチを安全に使用することができる第1の持続期間を表す第1の期間の終わりに、突入電流制御が完了したと仮定されていない。その結果、第2の持続時間の間、負荷への電流を制御する責任は、第1の電子スイッチから少なくとも第2の電子スイッチに渡される。共通で割り付けた米国特許第8,680,893号は、図2に関して以下に説明する複数のデバイスにわたるSOA制限を共有するために、「時間多重」の概念、例えばトランジスタなどの半導体デバイスの複数の電子スイッチをシーケンス処理する概念を述べている。
図2は、複数の電子スイッチをシーケンスするために使用することができ、本開示の様々な技術を実施することができる接続デバイスの回路図である。接続デバイス6は、負荷2または電源4のいずれかとは別個のものとして描かれている。これは、接続デバイス6がスタンドアロン構成要素であることを示すためである。代替的に、図1に示すように、負荷2に一体化されてもよいし、または電源4の一部を形成してもよい。接続デバイス6が、例えば負荷の一部であることによって、負荷に関連付けられている場合、コントローラ24は、半導体デバイスS1〜SNを非導通状態(または遮断状態)に保持しながら電源を投入することができる。コントローラの電源が投入されると、次に、続けて負荷に電力を供給するように半導体デバイスの動作を制御してもよい。すなわち、コントローラは、カットオフ状態と完全オン状態との間を変えるために、スイッチS1、S2などを制御するそれぞれの制御信号を発生することができる。
接続デバイスは、それ自体制御モジュール6aと電流切換え/制限モジュール6bとに分割することができ、これらのモジュールは分離可能であり、他の構成要素に埋め込まれてもよい。したがって、制御モジュール6aは電源の一部として提供され、電流切換え/制限モジュール6bは負荷の一部として提供され得る。
図2に示すように、複数のデバイスS1、S2〜SNが並列に設けられており、これにより、電源レール26から負荷2に接続された出力ノード28への並列電流経路を提供する。2つ以上の並列スイッチを使用できる。以下で詳細に説明するように、本開示は、複数のデバイスにわたるSOA制限を共有するために、例えば時間多重、例えばデバイスS1、S2〜SNの2つ以上の電子スイッチをシーケンスする技術を記載する。より詳しくは、本開示の技術を使用して、電子スイッチの制御端子を通る電流、例えば、電界効果トランジスタのゲートからの電流は、導通シーケンスの第1の部分と第2の部分との間の導通シーケンスの移行部分の間に検出することができ、検出された電流に応答して、第1の電子スイッチへの制御信号は、導通シーケンスの第2の部分を確立するように調整することができる。この方法で、本開示の技術は、第1の電子スイッチ、例えば図2のスイッチS1から第2の電子スイッチ、例えば図2のスイッチS2への移行を検出することができ、第1および第2の電子スイッチ間の交換プロセス、例えば第1の電子スイッチから第2の電子スイッチへの「ハンドオフ」制御を終了させることができる。
いくつかの実施例では、図1の構成と同様に、電源4と半導体デバイスS1〜SNとの間の電源レールにシステム電流検出抵抗器20を設けることができる。利用可能であれば、正確な制御信号を印加するために、移行期間中の2つ以上の電子スイッチ、例えばデバイスS1、S2〜SNの状態を検出することが、システム電流センサからのフィードバックを使用して達成できる。システム電流センサは電流フローが電子スイッチを通って変化するときを検出することができ、適切に移行を管理するために制御信号を調整することができる。
しかしながら、システム電流検出抵抗器20が利用可能でないか、または検出抵抗器20からの信号が妥当なフィードバックを提供するのに十分でないことがあり得る。そのような場合、本開示の様々な技術を使用して、電流フローが電子スイッチを通って変化するときを検出するためにシステム電流検出抵抗器20を含まない検出回路を使用することができ、適切に移行を管理するために制御信号を調整することができる。
コントローラ24は、電流検出抵抗器20の第1の側に接続された第1の入力32と、検出抵抗器20の第2の側に接続された第2の入力34とを含むことができる。コントローラは、電流検出抵抗器20の両端の電圧を測定し、それによって負荷2への電流フローを測定することができる。コントローラはまた、いつ電源4に接続されたかを判定するために入力32または34のいずれかに生じる電圧を測定することができる。これは、負荷の一部として提供される回路と比較して、スタンドアロンユニットとして提供される回路により関連性がある。
コントローラは、第1〜第Nのデバイス制御出力OP1〜OPNを含むことができる。第1の出力OP1は、第1の電子スイッチS1の制御端子に接続することができる。第2の出力OP2は、第2の電子スイッチS2の制御端子に接続することができる。2つ以上のデバイスが提供されている場合、さらにOPNまでの出力はSNまでの関連するスイッチに接続できる。図2の特定の非限定的な例において、スイッチS1〜SNは、ソース、ドレインおよびゲートを有する電界効果トランジスタとすることができる。コントローラからの出力OP1は、トランジスタS1のゲート端子に接続することができる。S1のドレインは電源レール26に接続することができ、S1のソースは出力ノード28に接続することができる。他のトランジスタS2〜SNも同様に接続されている。
任意選択的に、コントローラは、負荷2の両端に生じる電圧VLを測定するために出力ノード28に接続された第3の入力40を含むことができる。
電流フローが電源4と負荷2との間に生じるように負荷が回路に導入されると、接続デバイス6は第1の所定の期間中に電流制御を開始することができる。第1の所定の期間は、負荷への電流フローが可能になるとすぐに開始することができる。この時間の間、コントローラ24は、電流検出抵抗器20の両端に生じる電圧を監視することによって負荷に流れる電流を監視することができる。
任意選択的に、入力40が出力ノード28に接続されている場合、コントローラ24は負荷2の両端の電圧も監視することができる。コントローラは、電流の流れまたは任意に負荷への電流フローの変化率を制御しようと試みることができる。これは、ノード28の電圧がゼロから電源電圧Vまで上昇するのにある程度の時間を要することを意味することができる。許される立ち上がり時間は、システム設計者によって設定されてもよい。システム電流制御のためにシステム電流検出抵抗器20を利用する構成例では、電流検出抵抗器20の両端の予想される電圧は、負荷への電流フローが増加するにつれて、所定のレートで上昇しなければならない。この電圧は、その時点で電流が通過しているトランジスタS1〜SNのうちのいずれかに供給されるゲート電圧を制御することによって、閉ループで監視および制御することができる。
見て分かるように、図1に示されるようにFET22のような単一の半導体デバイスを有するのではなく、図2の回路は複数の電流制御デバイスS1〜SNを含むことができる。これらは、シーケンシャルでインターリーブされた方法でコントローラ24によって作動させることができる。例えば、コントローラ24は、負荷2への電流フローを可能にするために、スイッチS1の制御端子、例えば電界効果トランジスタのゲート、に第1の制御信号を発生することができ、次にスイッチS2の制御端子、例えば電界効果トランジスタのゲート、に第2の制御信号を発生することができ、それから(存在する場合)スイッチS3の制御端子、例えば電界効果トランジスタのゲート、に第3の制御信号を発生することができる。例えば、図3に示すように、コントローラ24は、第1および第2の制御信号を使用して、第1および第2の電子スイッチ、例えばスイッチS1およびS3、の導通シーケンスを確立することができ、導通シーケンスは、第1の電子スイッチが電源から負荷への電流の実質的にすべてを導通させる第1の部分と、第2の電子スイッチが電源から負荷への電流の実質的にすべてを導通させる第2の部分と、第1および第2の部分の間の移行部分とを含み、その移行中に第1および第2の電子スイッチの両方が電源から負荷へ電流を導通させる。
この方法で、ホットスワップパワーアップイベント中に生じる熱応力は、単一のトランジスタによって耐える必要はなく、2つ以上のトランジスタ間で共有することができる。これにより、回路設計者は、ホットスワップパワーアップイベント中にトランジスタが損傷を受けないようにしながら、その可使時間の大部分を占める完全オン状態の低オン抵抗に最適化されたトランジスタを使用することができる。
上述したように、また以下で詳細に説明するように、本開示は、複数のデバイスにわたってSOA制限を共有するために、2つ以上の電子スイッチをシーケンスする技術、例えば時間多重化、を記載する。より詳しくは、本開示の技術を使用して、電子スイッチの制御端子を通る電流、例えば電界効果トランジスタのゲートからの電流は、導通シーケンスの第1と第2の部分の間の導通シーケンスの移行部分中に検出することができ、検出された電流に応答して、導通シーケンスの第2の部分を確立するために第1の電子スイッチへの制御信号を調整することができる。この方法で、本開示の技術は、第1の電子スイッチ、例えば図2のスイッチS1、から第2の電子スイッチ、例えば図2のスイッチS2、への移行を検出することができ、第1および第2の電子スイッチ間の交換プロセス、例えば第1の電子スイッチから第2の電子スイッチへの「ハンドオフ」制御を終了させることができる。
図3は、2つの電子スイッチ間の導通シーケンスを例示し、回路の時間の関数として、図2の出力OP1の電圧VOP1と出力OP2の電圧VOP2の進展を描写する。時間はx軸に表され、電圧はy軸に表されている。
図3は、グランドに対するゲート電圧を描写する。図3の例では、S1およびS2は純粋なフォロワであり、S1およびS2、例えばFET、は整合したデバイスであると仮定する。共通ソース電圧(図示せず)は、時間T1〜T2で、電圧VOP1より約Vgsだけ低い。電圧VOP2は、共通ソース電圧を上回る電圧であるが、閾値より低いのでS2は非導通である。T1〜T2間における電圧VOP1と電圧VOP2との間の差は、この開示ではVデルタと呼ばれる。
導通シーケンスの第1の部分は、時間T1と時間T2との間に示され、第1の部分は、第1の電子スイッチが電源から負荷への電流の実質的すべてを導通する期間である。導通シーケンスの移行部分は、時間T2と時間T3との間に示され、第1および第2の電子スイッチの両方が電源から負荷に電流を導通する期間であり、例えば、第1の電子スイッチは第2の電子スイッチへ制御を「ハンドオフ」している。導通シーケンスの第2の部分は、時間T3と時間T4との間に示され、第2の電子スイッチが電源から負荷への電流の実質的すべてを導通する。第1の電子スイッチと第2の電子スイッチとの間の交換プロセスは、第2の部分で終了する。
時間T1で電源への負荷の導入に続いて、第1のスイッチS1に供給された出力電圧VOP1は、T1とT2との間に延びる第1の期間中に実質的に均一に上昇することができる。VOP2はVOP1を追跡するが、減じた値で追跡する。時間T2で、VOP2がVOP1よりも大きくなるように、電圧が負の値から正の値へ徐々に上る。T2からT3の移行期間の間、VOP2の変化率はVOP1の変化率よりも大きくなり、この期間中のある時点で、トランジスタS2は導通を開始することができ、電流フローはトランジスタS1を介してからトランジスタS2を介して移行し、時間T3までに、電流フローのすべてがトランジスタS2を介してとなる。その後、VOP2は、負荷両端の電圧が電源電圧に達するT4でノードが完全に電力供給される時間までT3から徐々に大きくなることができる。このとき、負荷への電流を電流制限基準値に維持するために、制御ループが試行錯誤しながらトランジスタS2がハードに駆動される。S2を横切って、そして実際にS1を横切る電圧降下は無視できる程度になる。
この開示の技術を使用して、第1の電子スイッチの制御端子からの電流、例えば電界効果トランジスタのゲートからの電流は、導通シーケンスの第1および第2の部分の間の導通シーケンスの移行部分中に検出することができ、検出された電流に応答して、第1の電子スイッチへの制御信号は、導通シーケンスの第2の部分を確立するように調整することができる。この方法で、本開示の技術は、第1の電子スイッチから第2の電子スイッチへの移行を検出することができ、交換プロセス、例えば第1の電子スイッチから第2の電子スイッチへの「ハンドオフ」制御、を終了させることができる。
図2に示すように、FETとFETとの間のシーケンシング移行は、平行にできるがFETのゲート電圧より閾値電圧(V閾値)だけ下に維持する軌道から移行することができ、FETのゲート電圧と交差することができる軌道に移動することができるように、FETのゲート電圧の上昇率を加速することによってT2で開始することができる。電圧Vデルタは閾値であってもよいが、FETのゲート電圧より閾値だけ下である必要はない。FETが(簡単にするために)整合されている場合、大きく非導通状態のままであり得るようにFETのゲート電圧は、FETのゲート電圧よりも十分に低くてもよい。FETのゲート電圧が共通ソース電圧よりも低くなるかもしれず、保護ダイオードを順方向にバイアスする危険があるので、FETのゲート電圧はFETのゲート電圧よりV閾値以上に下でなくてもよい。
この開示の様々な技術によれば、この交点は、FETおよびFETの共通ソース電圧がFETのより急速に変化するゲート電圧を追跡し始めると、コントローラ24(図2)において、第1の電子スイッチの制御端子上の変位電荷、例えばFETのゲート容量Cgsに由来する電流として検出することができる。共通ソース電圧がFETを追跡するように移動するので、一部の回路構成例では、FETのゲートのコントローラは、Cgs1および上昇するソース電圧で構成されたチャージポンプに反対して働くことができ、指令電圧を維持するためにFETのゲートから電荷を取り除く必要がある。これは、FETのゲートから流れる電流として現れ、本開示の技術を使用して、第1の電子スイッチと第2の電子スイッチとの間の交換プロセスを終了するために使用することができる。交換プロセスの終了は、FETのゲート電圧をFETのゲート電圧より閾値電圧V閾値下にすることができ、ホットスワップ機能は負荷電流を担うFETで継続することができる。
図4は、本開示の様々な技術を実施するために使用することができる回路の例である。図4の構成例では、2つの電子スイッチ、例えばFETおよびFETが共通ソース構成で配置され、両方のFETソースが負荷素子の上部に共通に接続されている。図4に示された2つの電子スイッチは、図2のスイッチS1およびS2と同様であることができる。図4の負荷素子100は、負荷容量C負荷と負荷抵抗R負荷の並列組み合わせとして描写されている。FETのそれぞれのソースとC負荷およびR負荷のそれぞれの一端子は共通に接続することができる。C負荷およびR負荷の他方の端子は、グランド基準と共通に接続することができる。
図4の構成例において、2つの独立した増幅器AmpおよびAmpは、電子スイッチの制御端子、例えば、FETおよびFETのゲートに、それぞれ接続することができ、フォロワトポロジーでAmpの出力、FETのゲート、およびAmpの反転(−)端子は電気的に接続されている。同様に、Ampの出力は、第2の電子スイッチの制御端子、例えばFETのゲート、およびそれ自身の反転端子(−)に接続することができる。各増幅器AmpおよびAmpの非反転(+)端子は、実質的に類似しているが独立した基準電圧波形発生器102A、102Bに接続することができる。波形発生器の一例は、コンデンサ、例えばCランプ1、の第1のプレートに接続された定電流源、例えばIランプ1、を含むことができるランプ発生器であってもよく、コンデンサの第2のプレートは基準グランドに接続されている。図4は、コンデンサCランプ1の第1のプレートに接続された定電流源Iランプ1を含む第1の波形発生器102AとコンデンサCランプ2の第1のプレートに接続された定電流源Iランプ2を含む第2の波形発生器102Bとを描写する。
いくつかの構成では、ランプが始動するまでコンデンサ両端の電圧が0Vに維持されるように、リセットスイッチをランプ発生器のコンデンサの両端に接続することができる。SWリセット1およびSWリセット2の、2つのリセットスイッチが図4に示されている。
ランプ発生器のコンデンサ、例えばVランプ1が発生されるランプ発生器102AのコンデンサCランプ1、の第1のプレートは、そのそれぞれの増幅器、例えばAmpの非反転端子に接続することができる。このタイプの波形発生器は、リセットスイッチが開放した後、時間に比例して直線的に増加する電圧を生成することができる。この構成では、増幅器の出力は、電子スイッの制御端子、例えばFETゲート、で出力電圧、例えばVゲート1、をVランプ1の電圧に一致させるように維持することができ、共通ソース出力電圧(V出力)もまた、おおよそ閾値電圧V閾値低くランプ電圧Vランプに追従することができる。線形ランプ波形発生器について記載したが、他の波形発生器も使用することができることを留意すべきである。
ランプ電圧Vランプ2の開始が遅れれば、ランプ電圧Vランプ2およびゲート電圧Vゲート2は、Vランプ2の電圧の下に遅らせることができる。線形ランプの場合、ランプ電圧Vランプ2を、Vランプ2+Vオフセット=Vランプ1となるようにランプ電圧Vランプ1よりも電圧(Vオフセット)だけ低くオフセットさせることができる。オフセット電圧Vオフセットの値は、ランプ電圧dV/dT、ここでdV/dT=dV/dT=Iランプ/Cランプ、の傾きであり、2つのランプ間の時間遅延(T遅延)を掛け合わせて、Vオフセット=Iランプ/Cランプ*T遅延となる。これは、T2の前に存在する図3に示すような最初のランプを生成することができる。いくつかの例では、電圧VオフセットはVデルタと同じとみなすことができる。
オフセット電圧Vオフセットが十分に大きく、例えば閾値電圧V閾値より大きく、FETが理想的に整合していると仮定すると、FETは本質的に非導通となり、負荷電流の全体がFETを通過することができる。これは、図3に示されたランプを実施する1つの非限定的な方法に過ぎないことを留意すべきである。他の技術は、図4のランプのアナログ発生を、(以下に記載されるように)デジタル電圧アナログ変換器で、またはランプ電圧Vランプ1のためのアナログランプおよび電圧フォロアおよびランプ電圧Vランプ2を発生するための電圧オフセットの使用で置き換えることができる。
電圧V閾値のオフセット電圧は控えめな条件であることを留意すべきである。VgsがV閾値に近づくまで、FET導通は著しくない可能性があるので、オフセット電圧は、例えば、約1.5VのFET閾値で約500mVであってもよい。それで、第2のFETは、約1Vのゲート電圧に維持され、一方第1のFETは、ゲート電圧Vgs=V閾値であり、1.5Vであってもよい。これは、非限定的な例である。
初期電圧ランプVランプ1の間に(FETのCgsが完全に放電されていると仮定して)、増幅器によって放出される初期電荷は、最初にゲート〜ソース電圧Vgsだけ増加することができる。VgsがおよそV閾値+Vオーバードライブに達すると、ここでVオーバードライブはVランプ1に一致するように負荷電流を放出するのに使用されるオーバードライブ電圧であり、出力電圧はVランプ1に追従するように上昇することができる。純粋に容量性負荷の場合、出力電流は単純にC出力*(dVランプ1/dt)となる。大パワーFETおよびホットスワップアプリケーションで通常使用される充電レートの場合、利用されるオーバードライブ電圧の量は通常小さく、それでゲート電圧は閾値電圧V閾値とするのは良い近似である。ゲート〜ソース電圧Vgsは閾値電圧V閾値に達することができ、増幅器が供給する電流量はCgs*(dVランプ/dt)からCgd*(dVランプ/dt)に低下することができる。
エンハンスメントモードFETでは、ゲート〜ドレイン容量Cgdは、ゲート〜ソース容量Cgsよりもはるかに小さく、V出力<V入力−V閾値である。はるかに小さいCdsを充電するのに少量のゲート電流だけが必要とされるので、ドレイン〜ソース電圧Vdsは大きいが、出力電圧V出力でのランプレートを維持するためにはわずかなゲート電流しか必要でないという結果を得ることができる。同様に、一旦Vgs2がV閾値−Vデルタに達すると、ランプレートを維持するために小さなゲート電流がAmpによって供給される。この例では、Vデルタ=V閾値−Vgs1−Vgs2である。Vgs1−Vgs2がV閾値の場合、Vデルタ=0となる。それで、V閾値が1.5V、Vgs1=1.5V、Vgs2が1Vでステージされる例では、Vデルタは1Vである。Vデルタが500mVだった場合、Vgs2は500mVになる。Vgs2が0だった場合、Vデルタは0になる。
ホットスワップ機能の初期段階では、図3のTからTの期間に出力電圧V出力が上昇しているので、図3に示すように、FETで電力消費が発生する。この電力消費は、主に容量性の出力負荷に対して、Vds*C出力*dV出力/dt=Vds*C出力*dVゲート/dtによって与えられる。この割合が、この熱がFET内で発生したときにこの熱を放散する実装材料の能力よりも大きい場合、FETのSOA限界を超える前にFETの有効動作時間が制限され、FETに不可逆的な損傷が生じる可能性がある。これが起こる前に、FET交換プロセス、例えばFETからFETへの交換を開始することができる。
FET交換プロセスを開始する1つの手法は、FET2がFET1よりも強く導通するようにFET2のゲート〜ソース電圧Vgs2を加速されたレートで増加させるコントローラ24(図2)を包含することができる。この交換は、出力電圧V出力での電圧ランプの最小限の中断で成し遂げることが望ましい。可能な手法が図5に示されており、Vゲート1のランプと交差するようにするように、FETのゲートにおけるランプレートを加速するために追加のランプ電流VゲートがCCランプ2の第1のプレートに加えられる。これは、Vゲート2におけるランプレートを加速する1つの非限定的な手法であり、本開示の範囲内と考えられる様々な他の手法が存在してもよい。
図4において、時間遅延T11〜T12は、FETとFETとの間の時間遅延ではなく、図3の開始Tの遅れであることを留意すべきであり、それは各電圧ランプVランプに対するソフトスタートランプの開始である。図4の構成例において、Iランプ1=Iランプ2およびCランプ1=Cランプ2である。時間遅延T11〜T12は、Vオフセットを生成するために使用することができ、Vオフセットは(T11〜T12)*Iランプ1/Cランプ1である。
図5は、本開示の様々な技術を実施するために使用することができる回路の別の例である。図5に示すように、追加の電流源Iデルタを含み、スイッチ104を介してCランプ2の第1のプレートに接続することができる。図3を参照して、時間Tにおいて、図5のFETのゲートの増加率を、変化率dVゲート2/dtが変化率dVゲート1/dtよりもはるかに大きくなるように増加させることができる。それで、図3の移行期間TからTにおいて、ゲート電圧Vゲート2は、移行期間の終了時にVゲート2がゲート電圧Vゲート1より大きくなるように移行することができる。前述の議論では、FETとFETは、それらの閾値電圧が等しい(V閾値1=V閾値2)ように整合されていると仮定している。実際には、製造ばらつきおよび他の状況によって、それらの閾値電圧が等しいことは見込みがないということがあり得る。この場合、実効ゲート電圧V閾値_実効=V閾値+Vオフセットとなるように実効ゲート電圧を暗に含めることができ、ここでオフセット電圧Vオフセットは、FETをFETと同じ有効導電率に上昇させるために使用される電圧である。オフセット電圧Vオフセットは、正または負の極性のいずれであってもよい。
ゲート電圧Vゲート2が実効閾値ゲート電圧V閾値_実効に達すると、ゲート電圧Vゲート2は、主として非導通(例えば、カットオフ)状態から強く導通した(例えば、完全オン)状態に移行することができ、フォロワ構成で、出力電圧V出力はVゲート2のより急速な電圧上昇レートに追従し始めることができる。増幅器Amp1は、Vゲート1を閉ループ動作で調整された電圧に維持しようとするので、第1の電子スイッチの制御端子から流れる電流、例えば、FETのゲートからの実効変位電流I変位1、に逆らって働くことができ、それはV出力がより速いスルーレートdVゲート2/dtを追跡し始めるときに生じる。スルーレートdVゲート1/dtを維持するために、Ampは、レートdVgs1/dt=dVゲート1/dt−dVゲート2/dtでゲート〜ソース電圧Vgs1を低減することができる。これは、ゲートから流れる変位電流、I変位1、それはI変位1=Cgs*(dVゲート1/dt−dVゲート2/dt)で与えられる、を生成することができ、それは以下に記述するようにして検出することができる。
本開示によれば、検出回路(その例は図6および図8に関して後述される)は、導通シーケンスの移行部分の間に、第1の電子スイッチ、例えばFETの制御端子からの電流I変位1を検出することができ、コントローラ24(図2)は、検出された電流に応答して、第1の電子スイッチの制御端子への制御信号を調整し、導通シーケンスの第2の部分を確立することができる。例えば、増幅器Amp1は、FETのゲートに電圧信号を印加するのを停止し、FETをオフにすることができる。
FETのゲート端子gateへの電流の通常のスルーの間、ゲート電流Iゲート1=Cds1*dVゲート1/dtで、それは通常、充電電流と比較して大きさが小さい。FETがV出力でスルーレートを制御し始めると、変位電流I変位1がFETのゲートから流出し始め、それは回路、例えば、Amp内の回路によって検出することができる。Vゲート1のランプは、そのランプを非反転(端子)と一致することができる。この時点で、Vランプ1がランピングを停止するようにIランプ1のスイッチ106を一瞬開くことができ、V出力のランプが元のランプレートdV出力/dt=Iランプ*Cランプに戻ることができるようにIデルタのスイッチ104を開くことができる。電圧Vランプ2=Vランプ1+Vデルタになると、Vランプ1のトラッキングランプを再開するためにIランプ2のスイッチ108を閉じることができる。これにより、負荷電流がFETで完全に維持されるので、FETからFETへのゲート交換が完了する。
図6は、本開示に従って電子スイッチの制御端子から電流を検出する回路の例である。図6の回路は、導通シーケンスの移行部分の間に、第1の電子スイッチ、例えばFET1、の制御端子からの電流I変位1(図5)を検出するために使用することができる。全体として図6の110に示された検出回路は、レプリカ電子スイッチ112(FETレプリカ)、例えば電界効果トランジスタ、レプリカ電子スイッチ112にスケーリングされた電流を供給するように構成された基準電流源114(I基準)、および論理信号を発生するように構成された論理回路116、例えばシュミットトリガ、を含むことができる。いくつかの例示的な構成では、図6の検出回路の少なくともいくつかは、図4および5に示された増幅器Amp1に組み込むことができることを留意すべきである。基準電流源114(I基準)は、ローレベル、例えば固定プルアップ電流源Iプルアップの1/10とすることができる。
図6において、電圧増幅器Amp1(例えば、図4および5に示した増幅器Amp1の一部)は、カスコードFET(FETカスコード)を有するオープンドレインFET(FET出力)を含む出力段、例えば従属接続された出力、に接続された出力118を含むことができる。カスコード接続された出力は、グランド電位に対してより高いパワーFETゲート電圧での動作を可能にすることができる。増幅器Amp1の反転端子(−)は、増幅器Amp1で必要とされる入力電圧レンジに低減できるフィードバック分圧器120に接続することができる。
このアナログ実施例では、チャージポンプVチャージポンプに接続された固定プルアップ電流源Iプルアップの出力は、例えば、Cランプ1を使用してFETのゲートにランプ電流を生成するために、スイッチ制御端子、例えばFETのゲート、に接続することができる。ランプ電流が、Cランプ1で電圧Vランプ1が非常に急速に増加するようなものである場合、検出可能な状態があればランプ電流を減少させることができる。この「速すぎる」段階は、FETカスコードに電流が流れていないことで検出できる。この状態でのI基準122およびFETレプリカの機能は、I基準122をゲート電圧にプルアップさせることであり、それによってFET124を流れる電流を制限し、こうしてCランプ1の上部プレートにおけるIランプ1および電圧スルーレートを低減することができる。ごくわずかの電流だけがレプリカFETのFETレプリカに流れており、そのため、ダイオード接続のFET122、例えばPMOS FET、は、能動的な導通に維持されない。これにより、電流源Iランプ1に接続された整合FET124、例えばPMOS FET、が出力ランプ電流を制限することになる。加えて、固定電流源126は、ゲートを引き抜き、電流ランピングを減速させることができる。電流ランピングが急激に増加している場合、この構成は電流ランピングを遅くするループを提供できる。
しかしながら、ランプ電流が非常にゆっくりと増加している場合、レプリカFETのFETレプリカは、ダイオード接続のFET122をオンに保つのに十分な電流をプルダウンできる。電流源Iランプ1はあるべきランプレートを決定することができる。ほとんどの電流がカスコードFETのFETカスコードに流れ、ランプレートが十分に遅い場合、レプリカFET(FETレプリカ)は、ランプ電流のすべてが流れるように、ダイオード接続のFET122および出力FET(FET出力)をオンに維持するための十分な電流をプルダウンすることができる。
ほとんどのプルアップ電流がFETに流れ込むと、出力FET(FET出力)にはほとんど電流が流れず、その結果、レプリカFET(FETレプリカ)はあまり電流を引っ張らない。したがって、ダイオード接続のFET122および共通ゲートのFET124はオフになり、それはIランプ1電流を低減することができる。
導通シーケンスの移行部分の間、第1の電子スイッチ、例えばFET、の制御端子からの電流I変位1を検出するために、考慮すべき2つのケースがある。第1の電子スイッチの制御端子から電流I変位1がないケースIでは、出力FET(FET出力)にはほとんど電流が流れず、その結果、レプリカFET(FETレプリカ)はあまり電流を引っ張らない。ケースIは、すべての電流IプルアップがFETのゲートに流れ、FETにはほとんど電流が流れない状態である。これは最大ランプレートのケースであり、FET1のゲート電圧VゲートがVランプ信号と相関関係を維持するように電圧ランプレートVランプを低下させて、FET122のゲート電圧は引き抜かれる。
第1の電子スイッチの制御端子からの電流I変位1が存在するケースIIでは、ケースIよりも多くの電流が出力FET(FET出力)に流れる。出力FET(FET出力)への電流が、プルアップ電流(Iプルアップ)+変位電流(I変位1)、ここでI変位1はFETからの変位電流の閾値レベル、のスケーリングされた等価な値を超えるとき、ロジック回路116、例えばシュミットトリガ、は高レベルである。この方法で、検出回路110は、導通シーケンスの移行部分の間、第1の電子スイッチの制御端子から流れる電流を検出することができる。論理回路116は、例えば、FET1とFET2との間のFET交換が完了したときに高レベルである。次に、コントローラ24(図2の)は、制御信号を調整、例えばFETをオフ、することができ、検出された電流に応答して導電シーケンスの第2の部分を確立、例えばFETを完全オン、することができる。
いくつかの実施例では、ランプ発生器を実施するのにデジタル技術を用いてことが望ましい場合がある。すなわち、上述のアナログランプ発生器を使用する代わりに、図7〜9に関して以下に図示され記述されるように、デジタルランプ発生器を使用することができる。
図7は、本開示の様々な技術を実施するために使用することができる回路の別の例である。図7では、時系列デジタルランプ発生器が、図4〜6に示したアナログランプ発生器に置き換わっている。加えて、図7は、図4〜6に示した2つのFETではなく、4つのFETを示す一般化されたアプリケーションを描写している。
図7に示されたデジタル構成例において、図4〜6のアナログランプ発生器はデジタル/アナログ変換器(DAC)DAC〜DACに置き換えられ、ゲート電圧増幅器Amp〜Ampはトランスコンダクタンス増幅器Amp´〜Amp´に置き換えられている。DAC〜DACは、4つの別個のDAC、または1つのDAC上の4つの別個のタップポイントにすることができる。各トランスコンダクタンス増幅器、例えば増幅器Amp´は、パワーFETの1つ、例えばFETのゲートに出力を駆動することができ、プルアップ電流源、例えば電流源I電流源1、および出力トランジスタ、例えばFET出力1を含むことができる。例示的な構成として、出力トランジスタはクラスA構成で描写されている。
図7に示したゲート交換技術を実施する代替構成において、DAC〜DACは、各増幅器Amp´〜Amp´に入力電圧基準を生成するためにクロックされ、使用できる。コントローラ24(図2)は、を使用して、DAC〜DACのタイミングを順番付けるために使用できる。アナログランプ基準を使用するか、または図7のように論理駆動デジタル実現法を使用するかに関係なく、各技術には利点および/または制限があるかもしれない。例えば、図7のDACアプローチは、モノリシックに実装するのが難しい4つの別個のタイミングコンデンサの必要を取り除くのに使用することができる。
図7に示す増幅器構成は、別の例示的なアプローチを例示することを意図している。クラスA出力構成の各パワーFETゲートでの固定プルアップ電流源、例えばI電流源1、の使用は、基本的には、図4〜6のゲート電圧増幅器の以前の表現と同等であるが、増幅器の出力段とともに、出力段が今明示されている。パワーFET(FET〜FET)のゲート電圧は入力電圧V入力より上に上昇するので、パワーFET(FET〜FET)のゲートに注ぐ電流源I電流源1〜I電流源4は、入力電圧V入力よりも上の供給電圧からの電流源となる。図7の例では、V入力より上の電圧を生成する便利な方法は集積チャージポンプであるので、この電圧はチャージポンプ電圧Vチャージポンプとして表示されている。これは、この電圧を生成するための例示的な技術であるが、ソース電圧Vソース(V出力)がV入力に近づくのを許すより高いゲート電圧を発生する他の技術も可能である。
アンプ出力は、固定電流源と共通ソース出力FETを備えたクラスA構成として示されているが、Vチャージポンプに接続された共通ソース出力PFETおよびグランドに接続された共通ソース出力NFETならびにパワーFETのゲートに接続されたPFETおよびNFETのドレインの両方を有するAB級出力などの他の出力段を構築することができる。最後に、図7に示す例では、増幅器Amp1´〜Amp4´は、ユニティゲイン構成で示されているが、いくつかの構成例では、それぞれの反転(−)端子へのフィードバック経路は、入力段での低電圧FETおよびDACの低電圧レンジの使用を許す抵抗分圧器の使用を含んでもよい。
プルアップ電流源I電流源1〜I電流源4の電流と出力FET出力1〜FET出力4の大きさに依存して、パワーFETのゲート〜ソース電圧Vgsを閾値電圧V閾値まで増加させる初期充電電流は、ゲートがDAC(または、可能であればアナログランプ発生器)の意図されたランプレートでスルーするのに十分ではないかもしれない。この場合、増幅器、例えばAmp´の出力FET、例えばFET出力1、がオフになるので、プルアップ電流全体がパワーFET、例えばFETのゲートに分流され得る。
図6に関して上述したのと同様に、回路は増幅器、例えば、Amp´内のこの状態、を検出することができ、固定プルアップ電流源の充電能力内にとどまる変更されたランプレートに対してDAC(またはアナログランプ発生器)の初期ランプレートを調整するためにその情報を使用する。DACの場合、一構成例は、出力段のためのプロキシとして働くことができる基準電流源およびレプリカ電子スイッチ、例えばNFETを含むことができる。この構成は、増幅器出力FETの低プルダウン電流の状態を検出し、その結果生じる論理信号をDACカウントの進捗を抑制するために出力するコンパレータとして作動することができる。検出回路の一例が図8に示されている。
図8は、本開示による電子スイッチの制御端子からの電流を検出する回路の一例である。図8の回路は、図6の回路と同様に、導通シーケンスの移行部分の間、第1の電子スイッチ、例えばFETの制御端子からの電流I変位1を検出するために使用することができる。図8の検出回路130は、例えば電界効果トランジスタなどの第1および第1のレプリカ電子スイッチFETレプリカ1、FETレプリカ2、第1および第2のレプリカ電子スイッチFETレプリカ1、FETレプリカ2にスケーリングされた電流を供給するように構成された第1および第2の基準電流源I基準1、I基準2、および検出された電流に応答して論理信号を生成するように構成された第1および第2論理回路132、134、例えばシュミットトリガ、を含むことができる。レプリカ回路は、出力段のプロキシとして働くことができる。いくつかの例示的な構成では、図6の検出回路の少なくとも一部は図7に示す増幅器Amp1´に組み込むことができることを留意すべきである。いくつかの例では、論理閾値レベルは、レプリカ電流とレプリカFETサイズとの比によって決定することができる。
図8はまた、増幅器Amp1´の入力電圧レンジを低減することができるフィードバック分圧器136を含むことができる。増幅器Amp1´は、出力段、例えばオープンドレインFET(FET出力)およびカスコードFET(FETカスコード)を含むことができる従属接続された出力に接続された出力を含むことができる。カスコード接続された出力は、グランド電位に対してより高いパワーFETゲート電圧での動作を可能にすることができる。デジタルランプ発生器のこの実施例では、例えばチャージポンプVチャージポンプからの固定プルアップ電流源Iプルアップの出力は、スイッチの制御端子、例えばFETのゲート、および増幅器Amp1´に接続でき、DACからの電圧を追跡できる。
導通シーケンスの移行部分の間に、第1の電子スイッチ、例えばFET、の制御端子からの電流I変位1を検出するために、考慮すべき2つのケースがある。ケースIは、所望のランプレートがプルアップ電流の能力を超えるケースであり、これは交換中に発生する可能性がある。ケースIは、最大レートを超えたときを認識し、増幅器の非反転端子のランプレートをシステムの能力内にとどめることを可能にするフィードバック(アナログまたは論理のいずれか)を提供することを意図している。ゲートランプレートが十分に遅いか、または電流Iプルアップが十分な量である場合、ケースIを引き起こさない実質的なランプレートが起きる可能性がある。
ケースIにおいて、第1の電子スイッチの制御端子からの電流I変位1がないとき、出力FET(FET出力)にはほとんど電流が流れず、その結果、第1のレプリカFET(FETレプリカ1)はあまり電流を引っ張らない。この場合、プルアップ電流IプルアップがパワーFET、例えばFET、のゲートを充電するとき、論理回路132、例えばシュミットトリガ、の出力は低レベルである。すべてのプルアップ電流IプルアップがFETのゲートに流れているとき、DACはそれ以上速く追跡できない。論理回路132は、コントローラ24(図2)に論理信号、例えば低レベル、発生し、それはDACが最大レートで動いていることを示す。
ケースIIにおいて、第1の電子スイッチの制御端子からの電流I変位1が存在する場合、ケースIよりも多くの電流が出力FET(FET出力)に流れる。出力FET(FET出力)の電流が、プルアップ電流(Iプルアップ)+変位電流(I変位1)、ここでI変位1はFETからの変位電流の閾値レベル、のスケーリングされた等価な値を超えるとき、論理回路134は、コントローラ24(図2)に論理信号、例えば高レベル、を発生することができる。この方法で、検出回路は、導通シーケンスの移行部分の間に第1の電子スイッチの制御端子から流れる電流を検出することができる。論理回路134は、例えば、FETとFETとの間のFET交換が完了したときに高レベルとなる。次に、コントローラ24(図2の)は、制御信号を調整、例えばFETをオフ、することができ、検出された電流に応答して導電シーケンスの第2の部分を確立、例えばFETを完全オン、することができる。基準電流源I基準1およびI基準2は、FETの比に依存してスケーリングすることができる。
図9は、本開示の様々な技術を実施するために使用することができる回路の別の例である。図9の多くの態様は、図7に図示され、記述されたものと同様であり、簡潔にするために、再度詳細には記述しない。
図9の回路は、点線で示された並列電流制限回路を含む。並列電流制限回路は、プルアップ電流I電流源1〜I電流源4を並列にプルダウンすることができる。例えばFETのような制御中のメインFETをプルダウンするとき、すべてのスタンバイFET、例えばFET〜FET、もプルダウンされるべきか、あるいは制御されずにオンになることができる。
電流制限がアクティブであるとき、センス抵抗器141に接続された点線のセンス増幅器140は、パワーFET(FET〜FET)のゲート電圧を制御することができる。増幅器Amp´〜Amp´(例えば、図8に関して上述した)に含まれる検出回路は、すべてのプルアップ電流Iプルアップ(図9には図示せず)が電流制限FET142A〜FET142Dに分流されるので、電流制限がアクティブであるときを検出することができる。それで、例えばFETが制御されている場合、FET〜FETのゲート電圧は、制御されているFETのゲート電圧よりも低く維持することができる。ゲート交換がアクティブであるとき、シーケンスの次のFET、例えばFETのゲート電圧は、それぞれの増幅器、例えばAmp2´、の制御下で前に進めることができる。
点線の電流制限増幅器140のプルダウン電流が閾値を超えるときに交換を完了することができる。この時点で、シーケンスの次のFET(例えばFET)の電圧進行を停止することができ、シーケンスの次のFET(例えばFET)を制御のメインFETにすることができ、元のメインFET(例えば、FET)のゲート電圧をステージング電圧まで下げることができる。
図10は、本開示のスイッチ交換技術を使用したシミュレーション結果を描写するグラフを示す。図10は、図8と同様の回路を用いて発生された3つの複合プロットを含む。一番上のプロットはFETとFETのゲート電圧と出力電圧を描写している。点線のトレースはFETのゲート電圧(Vゲート1)であり、実線のトレースはFETのゲート電圧(Vゲート2)であり、太線のトレースは負荷の電圧(V出力)である。グラフを作成するために使用される負荷は、1キロオームの抵抗と10ミリファラッド(mf)のコンデンサの並列接続を含む。FETおよびFETからの交換は、8ミリ秒(ms)の時間に開始され、点線の垂直線で標示されている。交換完了は、FETのゲートからの電流が正から負に極性を変える太い垂直線で開始される。ゲート交換は、FETのゲート電圧の点線トレースが約10.4ミリ秒で正のランプを再開したときに完了する。
図10の中間のプロットは、FET電流I_FET1、I_FET2および負荷電流I_C出力、I_R出力、およびI出力を描写している。中間のプロットに見られるように、ゲート交換が太い垂直線で完了した後、負荷電流はFETからFETに移されている(I_FET1は0に減少し、一方I_FET2は増加している)。V出力のスルーレートが短時間変化すると、容量性負荷において約20%の過渡電流増加および減少があるが、出力電圧への影響は極微である。
一番下のプロットはFETとFETのゲート電流、すなわちIゲート1とIゲート2を示す。2ミリ秒の前の期間中、最初に電圧Vゲート1を閾値電圧V閾値に充電し、Vゲート2をV閾値−Vデルタに充電するために、両ゲートに24マイクロAの最大ゲート電流が流れる。約2ミリ秒の後、Vdsのより小さな充電要件をサポートするために、両方のゲートで電流は落ちる。約8ミリ秒で、Vゲート2のスルーレートを増加させてVゲート1と交差させるためにIゲート1のゲート電流は約24マイクロAに増加する。Iゲート1の極性変化が検出されると、元のランプレートが復元され、一方FETの電流ランプはVゲート1がVゲート2の元の軌道を捕えるまで、一時的に停止する。
図11は、本開示のスイッチ交換技術を使用したシミュレーション結果を描写するグラフを示す。図11は、2つの複合プロットを含む。上のプロットはそれぞれのゲート電圧と出力電圧を示し、下のプロットは電流制限内でシミュレートされたFET交換のFET電流と出力電流を描写している。t=7.5ミリ秒で、過負荷がかけられ、下のプロットに示すように、電流制限回路がFETの総電流を約5Aに制限する。t=8ミリ秒で、上のプロットに示すように、FETのランプの加速とともにゲート交換が開始される。総電流に小さな上昇が、過剰なプルダウン電流として電流制限アンプに検出され、それはFETが電流を共有し始めていることを示している。この時点で、上のプロットに見られるように、その部分が再び電流制限に入るように第1のFET、FET、のゲート電圧はさらに減少し、FETのゲート電圧は増加する。
様々な実施例と注釈
実施例1は、電源と負荷との間の並列構成の少なくとも2つの電子スイッチを制御するための主題(回路、デバイス、装置、または機械など)を含み、前記回路は、少なくとも2つの電子スイッチのうちの第1の電子スイッチを制御するための第1の制御信号を発生し、少なくとも2つの電子スイッチのうちの第2の電子スイッチを制御するための第2の制御信号を発生し、および第1および第2の制御信号を使用して第1および第2の電子スイッチの導通シーケンスを確立するように構成された制御回路であって、前記導通シーケンスは、第1の電子スイッチが電源から負荷への電流の少なくとも一部を導通させる第1の部分と、第2の電子スイッチが電源から負荷への電流の少なくとも一部を導通させる第2の部分と、第1および第2の電子スイッチの両方が電源から負荷への電流の少なくとも一部を導通させる第1および第2の部分の間の移行部分とを含む、制御回路と、前記移行部分の間に、第1の電子スイッチの制御端子に流れる電流を検出するように構成された検出回路とを備え、前記回路は、検出された電流に応答して、第1の制御信号を調整し、導通シーケンスの第2の部分を確立するように構成される。
実施例2では、実施例1の主題は、第1のレプリカ電子スイッチと、第1のレプリカ電子スイッチに第1のスケーリングされた電流を供給するように構成された第1の電流源と、第1のレプリカ電子スイッチと通信する第1の論理回路であって、第1の論理信号を発生するように構成された第1の論理回路とを含む検出回路と、第1の論理信号を受信し、検出された電流に応答して、第1の制御信号を調整し、導通シーケンスの第2の部分を確立するように構成された制御回路とを任意に含むことができる。
実施例3では、実施例2の主題は、前記第1の論理信号は、電流が第1の電子スイッチの制御端子から流れているときに第1のレベルを有することと、前記検出回路は、第2のレプリカ電子スイッチと、第2のレプリカ電子スイッチに第2のスケーリングされた電流を供給するように構成された第2の電流源と、第2のレプリカ電子スイッチと通信する第2の論理回路であって、電流が第1の電子スイッチの制御端子から流れていないときに、第2のレベルを有する第2の論理信号を発生するように構成された第2の論理回路とを含むことと、前記制御回路は、第2の論理信号を受信し、第1の制御信号を維持するように構成されていることと、を任意に含んでもよい。
実施例4では、実施例3の主題は、前記第1のレプリカ電子スイッチは第1のレプリカ電界効果トランジスタを含み、前記第2のレプリカ電子スイッチは第2のレプリカ電界効果トランジスタを含むことを任意に含んでもよい。
実施例5では、実施例1〜4の1つ以上の主題は、第1の電子スイッチの制御端子と通信する第1の増幅器であって、前記検出回路を含む第1の増幅器と、第2の電子スイッチの制御端子と通信する第2の増幅器と、第1の増幅器の入力端子と通信し、第1の電子スイッチに第1のスルーレートを提供するように構成された第1のアナログランプ発生器と、第2の増幅器の入力端子と通信し、前記第2の電子スイッチに第2のスルーレートを提供するように構成された第2のアナログランプ発生器と、を任意に含んでもよい。
実施例6では、実施例5の主題は、第1の増幅器は第1の電圧増幅器であり、第2の増幅器は第2の電圧増幅器であることを任意に含んでもよい。
実施例7では、実施例1〜4の1つ以上の主題は、第1の電子スイッチの制御端子と通信する第1の増幅器であって、前記検出回路を含む第1の増幅器と、第2の電子スイッチの制御端子と通信する第2の増幅器と、第1の増幅器の入力端子と通信し、第1の電子スイッチに第1のスルーレートを提供するように構成された第1のデジタルランプ発生器と、第2の増幅器の入力端子と通信し、第2の電子スイッチに第2のスルーレートを提供するように構成された第2のデジタルランプ発生器と、を任意に含んでもよい。
実施例8では、実施例7の主題は、第1のデジタルランプ発生器は第1のデジタル/アナログ変換器を含み、第2のデジタルランプ発生器は第2のデジタル/アナログ変換器を含むことを任意に含んでもよい。
実施例9では、実施例1〜8の1つ以上の主題は、第1の電子スイッチは第1の電界効果トランジスタを含み、第2の電子スイッチは第2の電界効果トランジスタを含み、第1の電子スイッチの制御端子はゲート端子を含むことを任意に含んでもよい。
実施例10では、実施例1〜9の1つ以上の主題は、第1の電子スイッチを制御する第1の制御信号は、第1の電子スイッチのカットオフ状態と完全オン状態とを確立する間で変化するように構成され、第2の電子スイッチを制御する第2の制御信号は、第2の電子スイッチのカットオフ状態と完全オン状態とを確立する間で変化するように構成されることを任意に含んでもよい。
実施例11は、電源と負荷との間で並列構成の少なくとも2つの電子スイッチを制御するための主題(方法、動作を実行するための手段、機械によって実行されるときに機械に動作を実行させる命令を含む機械可読媒体、または実行するように構成された装置など)を含み、前記方法は、少なくとも2つの電子スイッチのうちの第1の電子スイッチと少なくとも2つの電子スイッチのうちの第2の電子スイッチとの導通シーケンスを、第1の電子スイッチと通信する第1の制御信号および第2の制御信号と通信する第2の制御信号を使用して確立することを含み、前記導通シーケンスは、第1の電子スイッチが電源から負荷への電流の少なくとも一部を導通させる第1の部分と、第2の電子スイッチが電源から負荷への電流の少なくとも一部を導通させる第2の部分と、第1および第2の電子スイッチの両方が電源から負荷への電流を導通させる第1および第2の部分の間の移行部分とを含み、さらに前記方法は、移行部分の間に、第1の電子スイッチの制御端子に流れる電流を検出することと、検出された電流に応答して、第1の制御信号を調整し、前記導通シーケンスの第2の部分を確立することとを含む。
実施例12では、実施例11の主題は、第1のレプリカ電子スイッチを設けることを任意に含んでもよく、移行部分の間に第1の電子スイッチの制御端子から流れる電流を検出することは、第1のレプリカ電子スイッチを通る第1のレプリカ電流に応答して、第1のレプリカ電子スイッチと通信する第1の論理回路を使用して第1の論理信号を発生することを含む。
実施例13では、実施例12の主題は、第2のレプリカ電子スイッチを設けることを含むことを任意に含んでもよく、論理信号は第1の論理信号であり、第1の論理信号は、電流が第1の電子スイッチの端子から流れているときに第1のレベルを有し、移行部分の間に第1の電子スイッチの制御端子から流れる電流を検出することは、第2の電子スイッチを通る第2のレプリカ電流に応答して、第2のレプリカ電子スイッチと通信する論理回路を使用して第2のレベルを有する第2の論理信号を発生することを含む。
実施例14では、実施例13の主題は、第1のレプリカ電子スイッチは第1のレプリカ電界効果トランジスタを含み、第2のレプリカ電子スイッチは第2のレプリカ電界効果トランジスタを含むことを任意に含んでもよい。
実施例15では、実施例11〜14の1つ以上の主題は、第1の電子スイッチの制御端子と通信する第1の増幅器を設けることと、第2の電子スイッチの制御端子と通信する第2の増幅器を設けることと、第1の増幅器の入力端子と通信する第1のアナログランプ発生器を設けることと、第2の増幅器の入力端子と通信する第2のアナログランプ発生器を設けることと、第1のアナログランプ発生器を使用して、第1の電子スイッチに第1のスルーレートを発生することと、第2のアナログランプ発生器を使用して、第2の電子スイッチに第2のスルーレートを発生することと、を任意に含んでもよい。
実施例16では、実施例15の主題は、第2の増幅器は第2の電圧増幅器であることを任意に含んでもよい。
実施例17では、実施例11〜14の1つ以上の主題は、第1の電子スイッチの制御端子と通信する第1の増幅器を設けることと、第2の電子スイッチの制御端子と通信する第2の増幅器を設けることと、第1の増幅器の入力端子と通信し、第1の電子スイッチに第1のスルーレートを提供するように構成された第1のデジタルランプ発生器を設けることと、第2の増幅器の入力端子と通信し、第2の電子スイッチに第2のスルーレートを提供するように構成された第2のデジタルランプ発生器を設けることと、第1のデジタルランプ発生器を使用して、第1電子スイッチに第1のスルーレートを発生することと、第2のデジタルランプ発生器を使用して、第2電子スイッチに第2のスルーレートを発生することと、を任意に含んでもよい。
実施例18では、実施例17の主題は、第1のデジタルランプ発生器は第1のデジタル/アナログ変換器を含み、第2のデジタルランプ発生器は第2のデジタル/アナログ変換器を含むことを任意に含んでもよい。
実施例19では、実施例11〜18の1つ以上の主題は、第1の電子スイッチは第1の電界効果トランジスタを含み、第2の電子スイッチは第2の電界効果トランジスタを含み、第1の電子スイッチの制御端子はゲート端子を含むことを任意に含んでもよい。
実施例20では、実施例11〜19の1つ以上の主題は、第1の電子スイッチのカットオフ状態と完全オン状態とを確立する間で第1の制御信号を変化させることと、第2の電子スイッチのカットオフ状態と完全オン状態とを確立する間で第2の制御信号を変化させることと、を任意に含んでもよい。
実施例21では、実施例1〜10の1つ以上の主題は、移行部分の間に第1の電子スイッチの制御端子を流れる電流を検出するように構成された検出回路は、システム電流検出抵抗器を含まないことを任意に含んでもよい。
実施例21では、実施例1〜10および21の1つ以上の主題は、第1および第2の電子スイッチは、少なくとも2つの電子スイッチのうちの任意の2つを含むことを任意に含んでもよい
上記の詳細な説明は、詳細な説明の一部を形成する添付の図面の参照を含む。図面は、例示として、本発明を実行することができる特定の実施形態を示す。これらの実施形態は、本明細書では「実施例」とも呼ばれる。そのような実施例は、図示または説明されたものに加えて要素を含むことができる。しかし、本発明者らは、示されまた記載された要素のみが提供される実施例も考慮に入れている。さらに、本発明者らは、特別の実施例(またはその1つ以上の態様)に関しても、または本明細書に示されまたは記載されている他の実施例(またはその1つ以上の態様)に関しても、示されまたは記載された要素(またはその1つ以上の態様)の任意の組み合わせまたは置換を使用する実施例も考慮に入れている。
本文書と参考として組み込まれている文書との間に一貫性のない使用がある場合は、この文書の使用が優先する。
本明細書では、特許文書で一般的であるように、用語「a」または「an」は、「少なくとも1つ」または「1つ以上」といった他の事例または用い方とは無関係に、1つまたは1つ以上を含むように使用されている。本明細書では、用語「または(or)」は、特に明記しない限り、非排他的に使用され、「AまたはB」は、「AであってBでない」、「BであってAでない」、および「AおよびB」を含む。この文書では、用語「含む(including)」および「そのなかで(in which)」は、それぞれ、用語「含む(comprising)」および「ここで(wherein)」に等価な平易な英語として使用される。また、以下の特許請求項において、「含む(including)」および「含む(comprising)」という用語は、制限するものではなくで、すなわち、請求項でそのような用語の後に列挙されたものに加えて、他の要素を含むシステム、デバイス、物品、組成物、処方、またはプロセスが依然としてその請求項の範囲内にあるとみなされる。さらに、以下の特許請求項において、「第1」、「第2」および「第3」などの用語は単にラベルとして使用され、それらの対象に数値的な要件を課すことを意図するものではない。
本明細書に記載の方法の実施例は、少なくとも部分的に機械的にまたはコンピュータで実施することができる。いくつかの実施例は、上記の実施例に記載した方法を実行するよう電子デバイスを構成するのに動作可能な命令でコード化されたコンピュータ可読媒体または機械可読媒体を含むことができる。そのような方法の実施には、マイクロコード、アセンブリ言語コード、高水準言語コードなどのコードを含めることができる。そのようなコードは、様々な方法を実行するためのコンピュータ可読命令を含むことができる。コードは、コンピュータプログラム製品の一部を形成してもよい。さらに、一例では、コードは、実行中または他の時などに、1つ以上の揮発性、非一時的、または不揮発性の実体的コンピュータ可読媒体に実体的に格納することができる。これらの実体的コンピュータ可読媒体の例には、限定はされないが、ハードディスク、リムーバブル磁気ディスク、リムーバブル光ディスク(例えば、コンパクトディスクおよびデジタルビデオディスク)、磁気カセット、メモリカードまたはスティック、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)などを含めることができる。
上記記載は例示的なものであり、限定的なものではない。例えば、上記の実施例(またはその1つ以上の態様)は、互いに組み合わせて使用してもよい。上記の記載をよく調べることにより、当業者によって、他の実施形態を使用することができる。読者が技術的開示の性質を迅速に確認できるようにするために、37 C.F.R.§1.72(b)に従って要約が提供されている。それは、特許請求の範囲または意味を解釈または制限するために使用されないという理解をして提出されている。また、上記の詳細な記載では、開示を効率化するために様々な特徴をグループ化することができる。これは、非請求の開示特徴がいずれかの請求項に不可欠であることを意図していると解釈されるべきではない。むしろ、本発明の主題は、開示された特定の実施形態のすべての特徴よりも少なくてもよい。したがって、添付の特許請求の範囲は、実施例または実施形態としての発明の詳細な説明に組み込まれており、各請求項は別個の実施形態として独自の立場を有し、そのような実施形態は、様々な組み合わせまたは順列で互いに組み合わせることができる。本発明の範囲は、そのような特許請求の範囲が権利化される等価物の全範囲とともに、添付の特許請求の範囲を参照して決定されるべきである。
S1〜SN 半導体デバイス
2 負荷
4 電源
6 接続デバイス
6a 制御モジュール
6b 電流切換え/制限モジュール
20 システム電流検出抵抗器
24 コントローラ
26 電源レール
28 出力ノード
32 第1の入力
34 第2の入力
40 第3の入力

Claims (21)

  1. 電源と負荷との間で並列構成の少なくとも2つの電子スイッチを制御する回路であって、前記並列構成の少なくとも2つの電子スイッチは、共通ソース構成で配置され、
    前記電子スイッチのゲート電圧を、非反転端子に入力される電圧に一致させるように構成された増幅器を備え、
    前記少なくとも2つの電子スイッチのうちの第1の電子スイッチを制御するための第1の制御信号を発生することと、
    前記少なくとも2つの電子スイッチのうちの第2の電子スイッチを制御するための第2の制御信号を発生することと、
    前記第1および第2の制御信号を使用して前記第1および第2の電子スイッチの導通シーケンスを確立することと、を行うように構成された制御回路であって、前記導通シーケンスは、
    前記第1の電子スイッチが前記電源から前記負荷への電流の少なくとも一部を導通させる第1の部分と、
    前記第2の電子スイッチが前記電源から前記負荷への前記電流の前記少なくとも一部を導通させる第2の部分と、
    前記第1および第2の電子スイッチの両方が前記電源から前記負荷への前記電流の少なくとも一部を導通させる前記第1および第2の部分の間の移行部分と、を含む、制御回路と、
    前記移行部分の間に、前記第1の電子スイッチの制御端子に流れる電流を検出するように構成された検出回路と、を備え、
    前記回路は、前記検出された電流に応答して、前記第1の制御信号を調整し、前記導通シーケンスの前記第2の部分を確立するように構成された、回路。
  2. 前記検出回路は、
    第1のレプリカ電子スイッチと、
    前記第1のレプリカ電子スイッチに第1のスケーリングされた電流を供給するように構成された第1の電流源と、
    前記第1のレプリカ電子スイッチと通信する第1の論理回路であって、第1の論理信号を発生するように構成された、第1の論理回路と、を含み、
    前記制御回路は、前記第1の論理信号を受信し、前記検出された電流に応答して、前記第1の制御信号を調整し、前記導通シーケンスの前記第2の部分を確立するように構成された、請求項1に記載の回路。
  3. 前記第1の論理信号は、前記電流が前記第1の電子スイッチの前記制御端子から流れているときに第1のレベルを有し、前記検出回路は、
    第2のレプリカ電子スイッチと、
    前記第2のレプリカ電子スイッチに第2のスケーリングされた電流を供給するように構成された第2の電流源と、
    前記第2のレプリカ電子スイッチと通信する第2の論理回路であって、前記電流が前記第1の電子スイッチの前記制御端子から流れていないときに、第2のレベルを有する第2の論理信号を発生するように構成された、第2の論理回路と、を含み、
    前記制御回路は、前記第2の論理信号を受信し、前記第1の制御信号を維持するように構成された、請求項2に記載の回路。
  4. 前記第1のレプリカ電子スイッチは第1のレプリカ電界効果トランジスタを含み、前記第2のレプリカ電子スイッチは第2のレプリカ電界効果トランジスタを含む、請求項3に記載の回路。
  5. 前記第1の電子スイッチの前記制御端子と通信する第1の増幅器であって、前記検出回路を含む、第1の増幅器と、
    前記第2の電子スイッチの制御端子と通信する第2の増幅器と、
    前記第1の増幅器の入力端子と通信し、前記第1の電子スイッチに第1のスルーレートを提供するように構成された第1のアナログランプ発生器と、
    前記第2の増幅器の入力端子と通信し、前記第2の電子スイッチに第2のスルーレートを提供するように構成された第2のアナログランプ発生器と、を備える、請求項1に記載の回路。
  6. 前記第1の増幅器は第1の電圧増幅器であり、前記第2の増幅器は第2の電圧増幅器である、請求項5に記載の回路。
  7. 前記第1の電子スイッチの前記制御端子と通信する第1の増幅器であって、前記検出回路を含む、第1の増幅器と、
    前記第2の電子スイッチの制御端子と通信する第2の増幅器と、
    前記第1の増幅器の入力端子と通信し、前記第1の電子スイッチに第1のスルーレートを提供するように構成された第1のデジタルランプ発生器と、
    前記第2の増幅器の入力端子と通信し、前記第2の電子スイッチに第2のスルーレートを提供するように構成された第2のデジタルランプ発生器と、を備える、請求項1に記載の回路。
  8. 前記第1のデジタルランプ発生器は第1のデジタル/アナログ変換器を含み、前記第2のデジタルランプ発生器は第2のデジタル/アナログ変換器を含む、請求項7に記載の回路。
  9. 前記第1の電子スイッチは第1の電界効果トランジスタを含み、前記第2の電子スイッチは第2の電界効果トランジスタを含み、前記第1の電子スイッチの前記制御端子はゲート端子を含む、請求項1に記載の回路。
  10. 前記第1の電子スイッチを制御する前記第1の制御信号は、前記第1の電子スイッチのカットオフ状態と完全オン状態とを確立する間で変化するように構成され、前記第2の電子スイッチを制御する前記第2の制御信号は、前記第2の電子スイッチのカットオフ状態と完全オン状態とを確立する間で変化するように構成された、請求項1に記載の回路。
  11. 前記移行部分の間に、前記第1の電子スイッチの制御端子に流れる電流を検出するように構成された前記検出回路は、システム電流検出抵抗器を含まない、請求項1に記載の回路。
  12. 前記第1および第2の電子スイッチは、前記少なくとも2つの電子スイッチのうちの任意の2つを含む、請求項1に記載の回路。
  13. 電源と負荷との間で並列構成の少なくとも2つの電子スイッチを制御する方法であって、前記並列構成の少なくとも2つの電子スイッチは、共通ソース構成で配置され、前記方法は、前記電子スイッチのゲート電圧を、非反転端子に入力される電圧に一致させるように構成された増幅器を用い、
    前記少なくとも2つの電子スイッチのうちの第1の電子スイッチと前記少なくとも2つの電子スイッチのうちの第2の電子スイッチとの導通シーケンスを、前記第1の電子スイッチと通信する第1の制御信号および前記第2の電子スイッチと通信する第2の制御信号を使用して、確立することであって、前記導通シーケンスは、
    前記第1の電子スイッチが前記電源から前記負荷への電流の少なくとも一部を導通させる第1の部分と、
    前記第2の電子スイッチが前記電源から前記負荷への前記電流の少なくとも一部を導通させる第2の部分と、
    前記第1および第2の電子スイッチの両方が前記電源から前記負荷への前記電流を導通させる前記第1および第2の部分の間の移行部分と、を含む、確立することと、
    前記移行部分の間に、前記第1の電子スイッチの制御端子に流れる電流を検出することと、
    前記検出された電流に応答して、前記第1の制御信号を調整し、前記導通シーケンスの第2の部分を確立することと、を含む、方法。
  14. 第1のレプリカ電子スイッチを設けることを含む方法であって、
    前記移行部分の間に前記第1の電子スイッチの制御端子から流れる電流を検出することは、
    前記第1のレプリカ電子スイッチを通る第1のレプリカ電流に応答して、前記第1のレプリカ電子スイッチと通信する第1の論理回路を使用して第1の論理信号を発生すること、を含む、請求項13に記載の方法。
  15. 第2のレプリカ電子スイッチを設けることを含む方法であって、論理信号は第1の論理信号であり、前記第1の論理信号は、前記電流が前記第1の電子スイッチの端子から流れているときに第1のレベルを有し、
    前記移行部分の間に前記第1の電子スイッチの制御端子から流れる電流を検出することは、
    前記第2の電子スイッチを通る第2のレプリカ電流に応答して、前記第2のレプリカ電子スイッチと通信する論理回路を使用して第2のレベルを有する第2の論理信号を発生することを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1のレプリカ電子スイッチは第1のレプリカ電界効果トランジスタを含み、前記第2のレプリカ電子スイッチは第2のレプリカ電界効果トランジスタを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1の電子スイッチの前記制御端子と通信する第1の増幅器を設けることと、
    前記第2の電子スイッチの制御端子と通信する第2の増幅器を設けることと、
    前記第1の増幅器の入力端子と通信する第1のアナログランプ発生器を設けることと、
    前記第2の増幅器の入力端子と通信する第2のアナログランプ発生器を設けることと、
    前記第1のアナログランプ発生器を使用して、前記第1の電子スイッチに第1のスルーレートを発生することと、
    前記第2のアナログランプ発生器を使用して、前記第2の電子スイッチに第2のスルーレートを発生することと、を含む、請求項13に記載の方法。
  18. 前記第1の増幅器は第1の電圧増幅器であり、前記第2の増幅器は第2の電圧増幅器である、請求項17に記載の方法。
  19. 前記第1の電子スイッチの前記制御端子と通信する第1の増幅器を設けることと、
    前記第2の電子スイッチの制御端子と通信する第2の増幅器を設けることと、
    前記第1の増幅器の入力端子と通信し、前記第1の電子スイッチに第1のスルーレートを提供するように構成された第1のデジタルランプ発生器を設けることと、
    前記第2の増幅器の入力端子と通信し、前記第2の電子スイッチに第2のスルーレートを提供するように構成された第2のデジタルランプ発生器を設けることと、
    前記第1のデジタルランプ発生器を使用して、前記第1の電子スイッチに第1のスルーレートを発生することと、
    前記第2のデジタルランプ発生器を使用して、前記第2の電子スイッチに第2のスルーレートを発生することと、を含む、請求項13に記載の方法。
  20. 前記第1のデジタルランプ発生器は第1のデジタル/アナログ変換器を含み、前記第2のデジタルランプ発生器は第2のデジタル/アナログ変換器を含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記第1の電子スイッチのカットオフ状態と完全オン状態とを確立する間で前記第1の制御信号を変化させることと、
    前記第2の電子スイッチのカットオフ状態と完全オン状態とを確立する間で前記第2の制御信号を変化させることと、を含む、請求項13に記載の方法。
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