JP6603052B2 - 小動物用保定用具 - Google Patents

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本発明は、小動物を安定的に保定するための袋状の保定用具に関する。
猫等の小動物を自宅でケアし、もしくは動物病院で治療等する際、小動物を安定的に保定(動かないように保つ)することが必要になる。そのための保定用具として、たとえば下記の特許文献1に記載されているものがある。
特許文献1に記載の保定用具(動物収容具)は、袋状の胴体収容部と、胴体収容部に連通する円錐台形状の頭部収容部とを有する。胴体収容部の上部に、収納及び部位露出兼用ファスナを備えている。さらに、胴体収容部と頭部収容部との接合部分の外側に紐が取り付けられていて、この紐によって動物の首を拘束する。また、胴体収容部の側部や底部にも、各部位(前足・後足・腹部等)の露出用ファスナが設けられている。
特開2002−85433号公報
上記特許文献1に記載された動物収容具では、上記の紐で動物を拘束するが、その紐は収容具の外側に巻き付けるものである。そのため、動物の首に対し十分に密には巻き付けがたく、したがって首と収容具との間に隙間ができやすい。首の回りに隙間ができると、動物は、首を内側に引っ込めてしまったり、前肢を前に出したり、あるいは胴体ごと抜き出て逃げ出したりしがちである。首の回りに隙間ができないよう、首の太さに応じて紐の締め具合を調節しようとすると、動物の動きが激しくて紐の装着作業にずいぶん時間がかかることもある。
また、治療等の際に動物の背中を露出させるためには、収納及び部位露出兼用ファスナを前方から半分以上開かねばならず、動物を安定的に保定することが困難になる。
本発明は、以上の点などを考慮したもので、小動物に無理な負担をかけずに安全で簡単に装着でき、しかも小動物が抜け出すことを防ぎ、小動物とケアする側との双方が安心して安定した状態を維持しながら保定できる小動物用保定用具を提供することを目的としている。
発明に係る小動物用保定用具は、猫や犬等の小動物を頭部が露出した状態で収容することができるとともに、小動物の背中に沿った部分を開閉できる袋状の保定用具であって、頭部を露出させる開口の近傍に、小動物の首に直接巻き付けられる内留め具が設けられていることを特徴とする。
このような保定用具によれば、収容した小動物が、袋状の保定用具で全身(頭部以外)を包まれることにより安心できるようになる。また、開口付近に設けられた内留め具が、保定用具の布等を介することなく直接首に巻き付けられて小動物を拘束するため、収容した小動物が上記開口から保定用具の内側へ頭部を引っ込めたり、胴体ごと外側へ抜け出したりすることを確実に防止できる。したがって、自宅でのケアや病院での治療の際に、安定的に小動物を保定することができる。
上記の内留め具は、長さ調節が可能であるとともに、1回の操作で小動物の首周りに装着が可能であることが好ましい。
このような保定用具であれば、収容しようとする小動物の首の太さに合わせて内留め具の長さを装着前に調節しておくことができる。すなわち、小動物の首をきつく絞めすぎたり、逆に緩すぎて前肢等が内留め具から出てしまったり、頭部が内留め具からすり抜けたりすることを防止できる。さらに、内留め具は、たとえば一対の継手片を差込式で連結する等の1回の操作で小動物の首周りに装着できるため、小動物を素早く、逃げないうちに拘束することができる。したがって、小動物を、無理な負担をかけず速やかに拘束して保定用具に収容することができる。
発明による小動物用保定用具には、さらに、上記開口に近い内側部分の下縁部から上記の内留め具にかけて、小動物の前肢が前方に出るのを防止する仕切り片が設けられているとよい(図2・図5を参照)。
このような保定用具であれば、首周りを内留め具に拘束されて収容された小動物は、内留め具の下方に上記の仕切り片があるため、開口から前方へ前肢を出すことができない。前記のとおり内留め具は直接に小動物に接触して首を密に拘束するので、内留め具の内側から前肢を前に出すことも不可能である。したがって、開口より前には頭部が露出するのみであり、前肢が出ることはないため、ケアする側が小動物から前肢で引っ掻かれたり前肢の動きで作業を妨げられたりすることが避けられる。
発明の小動物用保定用具は、猫等の小動物を頭部が露出した状態で収容することができるとともに、小動物の背中に沿った部分を開閉できる袋状の保定用具であって、上記した小動物の背中に沿った部分が、3個のスライダを備えたスライドファスナで開閉可能にされているとよい。3個のうちいずれか2個のスライダの間で上記ファスナが開くようになっているのが望ましいのである。
このような保定用具であれば、背部に輸液注射などをする際、小動物を十分に保定した状態のまま、その部分のみを露出させることができる(図7参照)。スライダを2個有するスライドファスナ(以下、単にファスナという)の場合には、ファスナの両側を別々に開くことができるだけであるが、スライダが3個あれば、ファスナの途中部分(3個のうちいずれか2個のスライダの間)のみを開くことも可能だからである。
たとえば図1・図7のように、開口(2a)に近い側からスライダS1、スライダS2、スライダS3とする。スライダS1とスライダS3は開口に向けて移動させるとファスナが閉じ、開口から離れるように移動させるとファスナが開くように設けている。それとは反対にスライダS2は、開口に向けて移動させるとファスナが開き、開口から離れるように移動させるとファスナが閉じるように設けている。図4のように3個のスライダS1・S2・S3すべて、または図示しないがスライダS3のみを開口とは反対側の端部に移動させると、ファスナが全開になる。図1のようにスライダS1のみ、または図示しないがスライダS1・S2・S3のすべてを開口側端部に移動させると、ファスナをその全長にわたって閉じることができる。
図の例でファスナは、スライダS1とスライダS2の間では閉じていてスライダS2とスライダS3の間では開いているため、スライダS2とスライダS3を適当な間隔だけ離すと、その間の部分でファスナを開くことができる(図7参照)。従来の保定用具では、背中付近を露出させたい場合などには半分以上ファスナを開かねばならず、小動物を安定した状態で保定できないこともあったが、この保定用具では3個のスライダS1・S2・S3をそれぞれ適当な位置に移動させることにより、希望する部分で、ファスナを最小限開くことが可能になるので、ケアや治療が行われている最中でも安定して小動物を保定できる。
上記小動物の背中に沿った部分の、上記開口側の端部に、リード紐を外部に出すための隙間があるとよい。
このような保定用具であれば、図8のようにリード紐を小動物(猫A)の首輪に取り付けた状態で内留め具を小動物の首に装着し、そのままファスナ3を閉めて、図9のようにリード紐を保定用具から引き出すことができる。すなわち、内留め具を小動物の首周りに装着する際、リード紐で小動物を一定の範囲内に拘束できるので、保定用具への収容作業が容易になる。また、保定中もリード紐を付けたままにできるので、ケアや治療中や保定用具から出すときなどに小動物が逃げ出すのを防止できる。
上記開口の周囲に、ネッカーが取り付けられているとさらに好ましい。ここでいうネッカーとは、保護用カラーとも言われる円錐台状の保護具のことである。動物が傷のある部分をなめたり頭部を爪で引っ掻いたりするのを防止する目的で、動物の首周りに装着される。
このような保定用具であれば、保定の際に小動物がケアする側へ噛み付こうとしても、ネッカーが存在するため、安全にケアや治療を行える。また、保定される小動物の顔周りをネッカーで囲むことで、小動物に安心感を与えることができるため、小動物をより安定した状態で保定できる。
さらに、上記小動物の前肢、後肢および下腹部に近い部分がそれぞれ開閉可能になっているのも好ましい。このような保定用具であれば、小動物の前肢、後肢および下腹部を必要に応じて容易に露出させられるので、ケアや治療がスムーズに行える。
上記小動物の胴体部分を外側から締め付ける背部ベルトが、前後方向に位置調節可能に取付けられているとさらによい。小動物が子猫のように小さい場合でも、前後方向に背部ベルトを移動させることにより、確実に背部ベルトを胴体の位置に巻き付けることができ、安定して小動物を保定できるからである。たとえば、背部ベルトを前後方向に移動させることのできるサイズのループを保定用具に固定しておき、そのループに背部ベルトを通すことが考えられる。
発明の小動物用保定用具によれば、小動物をケアしたり治療したりする際、小動物の首周りを内留め具によってしっかりと拘束できるので、小動物が前方へ前肢を出したり胴体ごと抜け出したりすることを確実に防止できる。内留め具の素早い装着を実現することもできる。
小動物の背中に沿って設けられるファスナが3個のスライダを備えるようにすると、背中の一部分を露出させるときでも安定的に保定した姿勢を維持することができる。
ネッカーが顔周りを囲むことで、小動物に安心感を与えるとともに、ケアする側も安全にケアや治療を行うことができる。
発明による小動物用保定用具の一実施形態を示す図で、保定用具1の平面図である。 保定用具1の側面図である。 保定用具1の底面図である。 保定用具1のファスナ3を開いた状態を示す平面図である。 閉めた状態の内留め具7を、ファスナ3を開いた状態で後方から見た概略図である。 開いた状態の内留め具7を、ファスナ3を開いた状態で前方から見た概略図である。 ファスナ3の途中を開けた状態を示す平面図である。 猫Aに内留め具7を装着した状態を示す部分的な平面図である。 猫Aにリード紐Cを取り付けたまま保定用具1に収容した状態を示す部分的な平面図である。
以下、発明による小動物用保定用具の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
小動物用保定用具1は、図1および図2に示すように、袋状本体2とネッカー4とを有する。袋状本体2は前方に開口2aを有し、小動物の頭部を開口2aから露出させて、頭部以外の全身を収容することができる。ネッカー4は、開口2aから露出させた小動物の顔周りを覆うためのもので、開口2aに縫い付けられている。なお、ここで「前」は小動物の頭部側を、「後」は尻部側をいう。
袋状本体2は、厚手の綿生地を用いて、図2に示すように底部2bと前面部2cとを備えた立体的な、高さのある形状に形成している。袋状本体2は、立体的で高さがあるので、尻部に筋肉注射や検温等を行う際にも形が崩れず、扱いやすい。また、立体的であるので外観にもすぐれている。
袋状本体2は、図1のように小動物の背中に沿った上部に、3個のスライダS1・S2・S3で開閉可能なスライドファスナ(以下、単にファスナという)3を備えている。ファスナ3の内側には、小動物の毛などを挟まないよう、巻込み防止片2d(図4)を縫い付けている。また、図3のように底部2bの前寄りに、左右に間隔をあけて配置された2本の前部ファスナ31を備え、さらに、底部2bの後ろ寄り中央付近に1本の後部ファスナ32を備えている。小動物を収容する際は、上部のファスナ3を図4のように開く。また、底部2bの前部ファスナ31を開くと、小動物の前肢を露出させることができ、後部ファスナ32を開くと、後肢・下腹部等を露出させることができる。
さらに袋状本体2は、図1〜図4に示すように、長手方向の中ほどにおいて周方向に回し掛けてループ18(図3)に通した背部ベルト8を備えるとともに、最後部に、指を掛けられる環状の引っ張り紐9を備えている。ループ18は袋状本体2の底部2bに縫い付けられていて、背部ベルト8の幅より大きい輪を形成している。背部ベルト8は、小動物の個体に合わせてサイズ調節が可能で、さらに、ループ18の範囲内において前後の位置も調節できる。したがって、小動物が袋状本体2に収容された状態で確実に胴体周りを締めることが可能で、小動物と袋状本体2との一体性を強めることができる。
環状の引っ張り紐9は、環の部分に指を引っ掛けることができるので、ファスナ3のスライダS1・S2・S3を開口2a方向に移動させる操作をスムーズに行え、ファスナを素早く開閉することができる。前部ファスナ31や後部ファスナ32についても、引っ張り紐9に指を引っ掛けると開閉操作が容易になる。
ネッカー4は、袋状本体2と同様に厚手の綿生地を用い、開口2aから離れるにつれて次第に広がる円錐台形状に形成している。布地を素材としているので、小動物の顔周りへの当たりがソフトであるうえ、たとえば図7に示すように、必要がない時は邪魔にならないよう袋状本体2側に折り返しておくことができる。
袋状本体2は、図4に示すように、開口2aに沿って帯状の外留め具5を備えている。外留め具5は、環状にして両端部に設けた一対の面ファスナ5aを重ね合わせることによって、開口2aを小動物の首周りで閉じることができる。
図2および図4〜図6に示すように、袋状本体2の開口2aに近い内側部分には、小動物の首周りに直に装着する帯状の内留め具7を備えている。そして、開口2aの内側の下縁部分から内留め具の下縁部までを仕切り片6でつないでいる。仕切り片6も、袋状本体2やネッカー4と同様、厚手の綿生地を用いて、袋状本体2の底部2bや前面部2cとは別に形成している。
内留め具7は、図5・図6に示すように、一方の端部を折り返すことで長さを調節できるベルト7aの両端部に、ワンタッチ(1回の操作)で着脱できる1対の留め具7bを備えている。したがって、あらかじめベルト7aの長さを小動物の首周りに合わせて調節しておけば、ワンタッチで素早く内留め具7を小動物の首周りに装着することができる。ベルト7aの長さが調節ずみなので、小動物の首をきつく絞めすぎたり、逆に緩すぎて、前肢が内留め具から抜け出したり、頭部が内留め具からすり抜けたりすることがない。
袋状本体2に収容された小動物は、前肢が、袋状本体2の底部2bと前面部2cと仕切り片6とによって囲まれた空間に置かれることになる(図2参照)。小動物は、内留め具7にて首周りを拘束されるうえ、仕切り片6や前面部2cがあるために、開口2aの前方へ前肢を出すことが不可能である。したがって、ケアする側が前肢で引っ掻かれたり作業を妨げられたりすることが防止される。小動物が胴体ごと前方へ抜け出ることも、もちろん不可能である。
上記したとおり、袋状本体2のファスナ3は、3個のスライダS1・S2・S3(図1・図7)を備えている。スライダS1・S3は開口2aに向けて移動させるとファスナ3が閉じ、開口2aから離れるように移動させるとファスナ3が開くように設けられている。それとは反対にスライダS2は、開口2aに向けて移動させるとファスナ3が開き、開口2aから離れるように移動させるとファスナ3が閉じるように設けられている。図1に示すようにスライダS1のみを開口2a側に移動させると、ファスナ3をその全長にわたって閉じることができる。図示しないが、3個のスライダS1・S2・S3すべてを開口2a側端部に移動させた場合も、ファスナ3をその全長にわたって閉じることができる。また、図4に示すように、3個のスライダS1・S2・S3すべてを開口2aとは反対側の端部に移動させると、ファスナ3が全開になる。図示しないが、スライダS3のみを開口2aとは反対側の端部に移動させたときにもファスナ3が全開になるが、この場合には開口2a付近は閉じた状態である。
ファスナ3は、スライダS1とスライダS2の間では閉じていて、スライダS2とスライダS3の間では開くことになるため、たとえば図7のようにスライダS2とスライダS3を適当な間隔だけ離すと、その間の部分だけでファスナ3を開くことができる。従来の保定用具では、背中付近を露出させたい場合などには半分以上ファスナを開かねばならず、小動物を安定した状態で保定できないこともあったが、図示の保定用具1では3個のスライダS1・S2・S3をそれぞれ適当な位置に移動させることにより、希望する部分で、ファスナ3を最小限開くことが可能になるので、ケアや治療が行われている最中でも安定して小動物を保定できる。
また、最も開口2a寄りにあるスライダS1は、開口2aとの間に、リード紐が出せる隙間3aが残るように設けられている(図1・図7参照)。したがって、図8・図9のように、小動物(猫A)に首輪Bとリード紐Cをつけたまま保定用具1に収容した場合、リード紐Cを隙間3aから出すことができる。すなわち、小動物に内留め具7を装着するとき、リード紐Cの範囲に小動物を拘束できるので、作業が容易になる。
以上に述べた小動物用保定用具1は、厚手の綿生地を用いて形成しているが、材料はこれに限られるものではなく、当たりがソフトで、立体的な高さが維持できるものであれば何でもよく、例えばナイロン布地のようなものも考えられる。外留め具や内留め具も、同様の機能を有するものであれば上記したものに限らない。
以下、本発明による小動物用保定用具1の使用方法について説明する。
1) 内留め具7(図4等)のベルト7aの長さを、小動物の首周りに合わせてあらかじめ調節しておく。
2) すべてのスライダS1・S2・S3を後部の引っ張り紐9側に移動させてファスナ3を全開にするとともに、外留め具5を開いておく(図4)。
3) 小動物の首周りに、内留め具7を装着して、頭部を開口2aから露出させた状態で小動物を袋状本体2に収容する。このとき、首輪Bとリード紐Cとはつけたままでよい(図8)。
4) さらに、外留め具5を首周りに合わせて閉じ、スライダS1またはすべてのスライダS1・S2・S3を開口2a側に移動してファスナ3を閉じる(図9)。このとき、後部の引っ張り紐9に指を掛けると、スライダS1・S2・S3の操作がスムーズに行える。これにより、ネッカー4が小動物の顔周りを覆うので、小動物に安心感を与えることができる。
5) リード紐Cがついていれば、リード紐Cを隙間3aから出す。
6) 背部ベルト8(図1・図2)を、小動物のサイズと胴体の位置に合わせながら締める。サイズはあらかじめ個体に合わせておいてもよい。これで、小動物を安定的に保定できる。
7) 小動物の背中側にケアや治療が必要な場合、3個のスライダS1・S2・S3の位置を適当に移動させて、小動物の背中の必要な部位だけを露出させるようファスナ3を開く(たとえば図7)。前肢を露出させたいときは底部2bの前部ファスナ31(図3)を開き、後肢・下腹部等を露出させたいときは、後部ファスナ32を開く。
以上説明したとおり、発明の小動物用保定用具によれば、小動物に無理な負担をかけずに安全で簡単に装着しつつ、かつ容易に抜け出すことを防ぎ、小動物とケアする側との双方が安心して安定した状態を維持しながら保定できる。
1 小動物用保定用具
2 袋状本体
2a 開口
2b 底部
2c 前面部
2d 巻込み防止片
3 ファスナ
3a 隙間
4 ネッカー
5 外留め具
5a 面ファスナ
6 仕切り片
7 内留め具
7a ベルト
7b 留め具
8 背部ベルト
9 引っ張り紐
18 ループ
31 前部ファスナ
32 後部ファスナ
S1・S2・S3 スライダ
A 猫
B 首輪
C リード紐

Claims (7)

  1. 猫等の小動物を頭部が露出した状態で収容することができるとともに、小動物の背中に沿った部分を開閉できる袋状の保定用具であって、頭部を露出させる開口の近傍において、前記袋状の保定用具の内側で小動物の首に直接巻き付けられる内留め具が設けられている小動物用保定用具において、
    上記開口の内側部分の下縁部から上記の内留め具にかけて、小動物の前肢が前方に出るのを防止する仕切り片が設けられていることを特徴とする小動物用保定用具。
  2. 上記の内留め具が、長さ調節可能であるとともに、1回の操作で小動物の首周りに装着可能であることを特徴とする請求項1に記載の小動物用保定用具。
  3. 上記した小動物の背中に沿った部分が、3個のスライダを備えたスライドファスナで開閉可能にされていることを特徴とする請求項1または2に記載の小動物用保定用具。
  4. 上記小動物の背中に沿った部分の、上記開口側の端部に、リード紐を外部に出すための隙間があることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の小動物用保定用具。
  5. 上記開口の周囲に、ネッカーが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の小動物用保定用具。
  6. 上記小動物の前肢、後肢および下腹部をそれぞれ露出可能に開閉できることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の小動物用保定用具。
  7. 上記小動物の胴体部分を外側から締め付ける背部ベルトが、前後方向に位置調節可能に取付けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の小動物用保定用具。
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