JP6603040B2 - 3次元造形装置 - Google Patents

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本発明は、3次元造形装置に関する。
従来から、所定の断面形状の樹脂材料を順次積層し、樹脂材料を硬化させることによって3次元造形物を造形する3次元造形装置が知られている。この種の3次元造形装置は、樹脂材料を吐出するノズルを備えた造形ヘッドと、ノズルから吐出された樹脂材料を保持するステージとを備えている。また、3次元造形装置は、樹脂材料を収容し、造形ヘッドに樹脂材料を供給するカートリッジを備えている。カートリッジは交換可能である。特許文献1には、一つの造形ヘッドに対して一つのカートリッジから樹脂材料を供給する3次元造形装置が開示されている。
米国特許第8647102B2号公報
ところで、造形しようとする3次元造形物の部分ごとに、使用する樹脂材料を変更して3次元造形物を造形することがある。例えば、特許文献1に記載の3次元造形装置を用いる場合、3次元造形装置は2つの造形ヘッドを備えているため、造形ヘッドごとに異なる樹脂材料を収容したカートリッジを用いることによって、2種類の樹脂材料を用いることができる。
しかしながら、2つの造形ヘッドを備えた3次元造形装置において、3種類以上の樹脂材料を用いて3次元造形物を造形しようとした場合、造形ヘッドに接続されているカートリッジを交換する必要がある。カートリッジの交換は、3次元造形物の造形途中に作業者が手作業で行わなければならず、作業者の負担が大きい。作業者によるカートリッジの交換をなくすために、造形ヘッドを追加することも考えられる。しかしながら、造形ヘッドの数を増やすと構造が複雑化すると共に、3次元造形装置が大型化してしまうといった問題がある。このように、従来は、複数の樹脂材料を用いて3次元造形物を造形しようとした場合、使用する樹脂材料の数と同数の造形ヘッドを備えた3次元造形装置を使用するか、あるいは、造形ヘッドに接続するカートリッジを作業者が手作業で交換する必要があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、造形ヘッドの数以上の樹脂材料を用いることができると共に、樹脂材料を収容するカートリッジの交換を自動で行うことができる3次元造形装置を提供することである。
本発明に係る3次元造形装置は、樹脂材料を硬化して所定の断面形状の樹脂を順次積層することにより3次元造形物を造形する3次元造形装置であって、ベースと、前記ベースの上方に配置されたホルダと、樹脂材料を吐出するノズルを備え、前記ホルダに設けられた造形ヘッドと、樹脂材料を収容する複数のカートリッジと、前記ホルダに設けられ、前記複数のカートリッジのうち一つのカートリッジが載置される載置部を備えた第1テーブルと、前記ホルダに設けられ、前記造形ヘッドと前記載置部に載置されたカートリッジとを接続する樹脂供給路と、前記第1テーブルの外方かつ前記ホルダに設けられ、前記複数のカートリッジのうち前記載置部に載置されたカートリッジを除くカートリッジが載置され、前記第1テーブルを中心に回転可能な円環状の第2テーブルと、前記第1テーブルおよび前記第2テーブルより上方に配置され、前記載置部に載置されたカートリッジを前記第2テーブルに移動させ、かつ、前記第2テーブルに載置された前記複数のカートリッジのうち一つのカートリッジを前記載置部に移動させる、所定方向に移動可能なキャリッジと、前記造形ヘッドの下方にて前記ベースに移動自在に支持され、前記ノズルから吐出される樹脂材料を保持するステージと、を備える。
本発明に係る3次元造形装置によれば、造形ヘッドのノズルから吐出される樹脂材料を変更するとき、キャリッジは、第1テーブルの載置部に載置されたカートリッジを第2テーブルに移動させる。そして、第2テーブルが回転することによって、第2テーブルに載置された複数のカートリッジのうち次に使用する一つのカートリッジは、載置部の側方に配置される。その後、キャリッジは、該カートリッジを載置部に移動させる。このように、載置部に載置されるカートリッジが変更されることによって、一つの造形ヘッドに対して、複数のカートリッジからそれぞれ樹脂材料を造形ヘッドに供給することができる。従って、従来に比べて色数の多い3次元造形物や、従来に比べて多い数の材質を備えた3次元造形物を、一度の造形によって造形することができる。また、載置部に載置されるカートリッジの交換は、キャリッジによって自動的に行われる。このため、作業者の負担が軽減されると共に、作業効率が向上する。
本発明の一態様によれば、前記ノズルから吐出される樹脂材料を回収する樹脂回収槽を備え、前記載置部に載置されたカートリッジが前記キャリッジによって前記第2テーブルに移動され、前記第2テーブルに載置された前記複数のカートリッジのうち一つのカートリッジが前記キャリッジによって前記載置部に移動された後、前記樹脂回収槽は、前記ノズルの下方に位置する。
上記態様によれば、載置部に載置されるカートリッジが交換された後に、造形ヘッドのノズルに残存する樹脂材料が樹脂回収槽に吐出される。これにより、ノズルから新たな樹脂材料を吐出することができる。さらに、造形ヘッドのノズルに残存する樹脂材料は樹脂回収槽に吐出されるため、該樹脂材料がステージ上に吐出される場合に比べて、ステージにおける3次元造形物を造形する造形領域が大きくなり、ステージを有効に活用することができる。
本発明の一態様によれば、前記カートリッジは、前記カートリッジに収容された樹脂材料を搬送するローラを備え、前記ローラは、前記載置部に載置された前記カートリッジに収容された樹脂材料を前記ノズルから吐出するときには、前記載置部に載置された前記カートリッジから樹脂材料を前記樹脂供給路に送り出し、前記載置部に載置された前記カートリッジを前記第2テーブルに移動させるときには、前記載置部に載置された前記カートリッジから前記樹脂供給路に送り出された樹脂材料を前記載置部に載置された前記カートリッジに戻す。
上記態様によれば、ノズルから樹脂材料を吐出するときには、ローラによって載置部に載置されたカートリッジからノズルに樹脂材料が確実に供給される。一方、載置部に載置されるカートリッジが交換されるときには、ローラによってカートリッジから一度送り出された樹脂材料は元のカートリッジに戻される。このため、樹脂材料の無駄を抑制することができる。
本発明の一態様によれば、前記第1テーブルには、前記ローラを駆動するローラ駆動装置が設けられている。
上記態様によれば、第1テーブルに設けられたローラ駆動装置によって駆動されたローラは、複数のカートリッジに収容された各樹脂材料を搬送することができる。各カートリッジにローラ駆動装置が設けられている場合と比較して、カートリッジの構造が簡素化すると共に、カートリッジのコストの低減を図ることができる。
本発明の一態様によれば、前記載置部より下方かつ前記造形ヘッドより上方に配置され、前記樹脂供給路内の樹脂材料を切断するカッターと、前記ホルダに設けられ、前記カッターを駆動するカッター駆動装置と、を備え、前記載置部に載置された前記カートリッジを前記第2テーブルに移動させるとき、前記カッターは、前記載置部に載置された前記カートリッジを前記第2テーブルに移動させる前に、前記樹脂供給路内の樹脂材料を切断する。
上記態様によれば、樹脂供給路内の樹脂材料がカッターによって切断されるため、載置部に載置されたカートリッジの交換をスムーズに行うことができる。
本発明の一態様によれば、前記カッターは、前記樹脂供給路内の樹脂材料を介して対向する一対の第1カッターおよび第2カッターを備え、前記カッター駆動装置は、前記第1カッターと前記第2カッターとを互いに接近する方向および離反する方向に駆動し、前記第1カッターと前記第2カッターとが重なるとき、前記第1カッターの上面と前記第2カッターの下面とが接触する。
上記態様によれば、樹脂材料をより確実に切断することができる。
本発明の一態様によれば、前記載置部に載置されたカートリッジより下方かつ前記造形ヘッドより上方に配置され、前記樹脂供給路内の樹脂材料を切断するカッターを備え、前記カッターおよび前記樹脂回収槽は、一体的に移動する。
上記態様によれば、カッターと樹脂回収槽とが別々に移動する場合と比較して、3次元造形装置の構造が簡素化される。
本発明の一態様によれば、前記樹脂材料は、熱可塑性樹脂であり、前記造形ヘッドは、前記熱可塑性樹脂に熱を加えるヒータを備えている。
ヒータが樹脂供給路に設けられている場合には、樹脂供給路において軟化した熱可塑性樹脂がノズルから吐出される前に冷えて硬化してしまう虞がある。しかし、上記態様によれば、造形ヘッドがヒータを備えているため、熱可塑性樹脂がノズルから吐出される前に熱可塑性樹脂が冷えて硬化することを防止することができる。さらに、ノズルを備える造形ヘッドと樹脂供給路とが離間して配置されている場合、樹脂供給路にヒータを設けてしまうと、軟化した熱可塑性樹脂がノズルに送られずに造形ヘッドと樹脂供給路との間から外部に漏れだす虞がある。しかし、上記態様によれば、造形ヘッドがヒータを備えているため、軟化した熱可塑性樹脂は確実にノズルに搬送される。
本発明の一態様によれば、前記第1テーブルは、前記造形ヘッドの上方に配置されている。
上記態様によれば、第1テーブルを造形ヘッドの側方に配置する場合と比べて、3次元造形装置の横幅を小さくすることができる。このため、3次元造形装置の構造がコンパクトになる。
本発明の一態様によれば、前記造形ヘッドは、樹脂材料を吐出する第1ノズルを備え、前記ホルダに設けられた第1造形ヘッドと、前記第1造形ヘッドの側方に配置され、樹脂材料を吐出する第2ノズルを備え、前記ホルダに設けられた第2造形ヘッドと、を少なくとも含み、前記第1テーブルは、前記第1ノズルから吐出される樹脂材料を収容する第1カートリッジが載置される第1載置部と、前記第2ノズルから吐出される樹脂材料を収容する第2カートリッジが載置される第2載置部と、を少なくとも備え、前記樹脂供給路は、前記第1造形ヘッドと前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジとを接続する第1樹脂供給路と、前記第2造形ヘッドと前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジとを接続する第2樹脂供給路と、を少なくとも含む。
上記態様によれば、第1載置部に載置された第1カートリッジに収容された樹脂材料は、第1樹脂供給路を介して第1造形ヘッドの第1ノズルから吐出され、第2載置部に載置された第2カートリッジに収容された樹脂材料は、第2樹脂供給路を介して第2造形ヘッドの第2ノズルから吐出される。例えば、第1造形ヘッドを用いて、3次元造形物を造形しているときに、第2載置部に載置されるカートリッジを交換することができる。このように、第1造形ヘッドを用いて3次元造形物を造形しながら、第2造形ヘッドで用いられるカートリッジを交換することができる。このため、複数種類の樹脂材料を用いて3次元造形物を造形する際には、カートリッジの交換時間が短縮され、3次元造形物を効率よく造形することができる。
本発明の一態様によれば、前記第1ノズルおよび前記第2ノズルから吐出される樹脂材料を回収する樹脂回収槽を備え、前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジが前記キャリッジによって前記第2テーブルに移動され、前記第2テーブルに載置された前記複数のカートリッジのうち一つのカートリッジが前記キャリッジによって前記第1載置部に移動された後、前記樹脂回収槽は、前記第1ノズルの下方に位置し、前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジが前記キャリッジによって前記第2テーブルに移動され、前記第2テーブルに載置された前記複数のカートリッジのうち一つのカートリッジが前記キャリッジによって前記第2載置部に移動された後、前記樹脂回収槽は、前記第2ノズルの下方に位置する。
上記態様によれば、第1載置部に載置される第1カートリッジが交換された後に、第1造形ヘッドの第1ノズルに残存する樹脂材料が樹脂回収槽に吐出される。これにより、第1ノズルから新たな樹脂材料を吐出することができる。また、第2載置部に載置される第2カートリッジが交換された後に、第2造形ヘッドの第2ノズルに残存する樹脂材料が樹脂回収槽に吐出される。これにより、第2ノズルから新たな樹脂材料を吐出することができる。さらに、第1造形ヘッドの第1ノズルおよび第2造形ヘッドの第2ノズルに残存する樹脂材料はそれぞれ樹脂回収槽に吐出されるため、該樹脂材料がステージ上に吐出される場合に比べて、ステージにおける3次元造形物を造形する造形領域が大きくなり、ステージを有効に活用することができる。
本発明の一態様によれば、前記第1カートリッジは、前記第1カートリッジに収容された樹脂材料を搬送する第1ローラを備え、前記第2カートリッジは、前記第2カートリッジに収容された樹脂材料を搬送する第2ローラを備え、前記第1ローラは、前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジに収容された樹脂材料を前記第1ノズルから吐出するときには、前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジから樹脂材料を前記第1樹脂供給路に送り出し、前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジを前記第2テーブルに移動させるときには、前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジから前記第1樹脂供給路に送り出された樹脂材料を前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジに戻し、前記第2ローラは、前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジに収容された樹脂材料を前記第2ノズルから吐出するときには、前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジから樹脂材料を前記第2樹脂供給路に送り出し、前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジを前記第2テーブルに移動させるときには、前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジから前記第2樹脂供給路に送り出された樹脂材料を前記第2載置部に載置された前記カートリッジに戻す。
上記態様によれば、第1ノズルおよび第2ノズルから樹脂材料を吐出するときには、第1ローラおよび第2ローラによって第1載置部に載置された第1カートリッジおよび第2載置部に載置された第2カートリッジから第1ノズルおよび第2ノズルにそれぞれ樹脂材料が確実に供給される。一方、第1載置部に載置される第1カートリッジおよび第2載置部に載置される第2カートリッジが交換されるときには、第1ローラおよび第2ローラによって第1カートリッジおよび第2カートリッジから一度送り出された樹脂材料は元の第1カートリッジおよび第2カートリッジにそれぞれ戻される。このため、樹脂材料の無駄を抑制することができる。
本発明の一態様によれば、前記第1テーブルには、前記第1ローラを駆動する第1ローラ駆動装置と、前記第2ローラを駆動する第2ローラ駆動装置と、が設けられている。
上記態様によれば、第1テーブルに設けられた第1ローラ駆動装置によって駆動された第1ローラは、複数のカートリッジに収容された各樹脂材料を第1造形ヘッドに搬送し、第1テーブルに設けられた第2ローラ駆動装置によって駆動された第2ローラは、複数のカートリッジに収容された各樹脂材料を第2造形ヘッドに搬送することができる。各カートリッジにローラ駆動装置が設けられている場合と比較して、カートリッジの構造が簡素化すると共に、カートリッジのコストの低減を図ることができる。
本発明の一態様によれば、前記第1載置部および前記第2載置部より下方かつ前記第1造形ヘッドおよび前記第2造形ヘッドより上方に配置され、前記第1樹脂供給路および前記第2樹脂供給路内の樹脂材料を切断するカッターと、前記ホルダに設けられ、前記カッターを駆動するカッター駆動装置と、を備え、前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジを前記第2テーブルに移動させるとき、前記カッターは、前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジを前記第2テーブルに移動させる前に、前記第1樹脂供給路内の樹脂材料を切断し、前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジを前記第2テーブルに移動させるとき、前記カッターは、前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジを前記第2テーブルに移動させる前に、前記第2樹脂供給路内の樹脂材料を切断する。
上記態様によれば、一つのカッターを用いて、第1樹脂供給路内の樹脂材料および第2樹脂供給路内の樹脂材料を切断することができる。このため、3次元造形装置の構造が簡素化する。さらに、第1樹脂供給路内の樹脂材料および第2樹脂供給路内の樹脂材料がカッターによって切断されるため、第1載置部に載置された第1カートリッジおよび第2載置部に載置された第2カートリッジの交換をスムーズに行うことができる。
本発明の一態様によれば、前記カッターは、前記第1樹脂供給路内の樹脂材料または前記第2樹脂供給路内の樹脂材料を介して対向する一対の第1カッターおよび第2カッターを備え、前記カッター駆動装置は、前記第1カッターと前記第2カッターとを互いに接近する方向および離反する方向に駆動し、前記第1カッターと前記第2カッターとが重なるとき、前記第1カッターの上面と前記第2カッターの下面とが接触する。
上記態様によれば、樹脂材料をより確実に切断することができる。
本発明の一態様によれば、前記第1載置部に載置されたカートリッジおよび前記第2載置部に載置されたカートリッジより下方かつ前記第1造形ヘッドおよび前記第2造形ヘッドより上方に配置され、前記第1樹脂供給路および前記第2樹脂供給路内の樹脂材料を切断するカッターを備え、前記カッターおよび前記樹脂回収槽は、一体的に移動する。
上記態様によれば、カッターと樹脂回収槽とが別々に移動する場合と比較して、3次元造形装置の構造が簡素化される。
本発明の一態様によれば、前記樹脂材料は、熱可塑性樹脂であり、前記第1造形ヘッドは、前記熱可塑性樹脂に熱を加える第1ヒータを備え、前記第2造形ヘッドは、前記熱可塑性樹脂に熱を加える第2ヒータを備えている。
上記態様によれば、第1ヒータが第1樹脂供給路に設けられている場合や第2ヒータが第2樹脂供給路に設けられている場合には、第1樹脂供給路または第2樹脂供給路において軟化した熱可塑性樹脂が第1ノズルまたは第2ノズルから吐出される前に冷えて硬化してしまう虞がある。しかし、上記態様によれば、第1造形ヘッドが第1ヒータを備え、第2造形ヘッドが第2ヒータを備えているため、熱可塑性樹脂が第1ノズルおよび第2ノズルから吐出される前に熱可塑性樹脂が冷えて硬化することを防止することができる。さらに、第1ノズルを備える第1造形ヘッドと第1樹脂供給路とが離間して配置されている場合や第2ノズルを備える第2造形ヘッドと第2樹脂供給路とが離間して配置されている場合、第1樹脂供給路に第1ヒータを設けたり第2樹脂供給路に第2ヒータを設けたりしてしまうと、軟化した熱可塑性樹脂が第1ノズルに送られずに第1造形ヘッドと第1樹脂供給路との間から外部に漏れだしたり、第2ノズルに送られずに第2造形ヘッドと第2樹脂供給路との間から外部に漏れだす虞がある。しかし、上記態様によれば、第1造形ヘッドが第1ヒータを備えかつ第2造形ヘッドが第2ヒータを備えているため、軟化した熱可塑性樹脂は確実に第1ノズルおよび第2ノズルに搬送される。
本発明の一態様によれば、前記第1テーブルは、前記第1造形ヘッドおよび前記第2造形ヘッドの上方に配置されている。
上記態様によれば、第1テーブルを第1造形ヘッドおよび第2造形ヘッドの側方に配置する場合と比べて、3次元造形装置の横幅を小さくすることができる。このため、3次元造形装置の構造がコンパクトになる。
本発明の一態様によれば、前記複数のカートリッジは、前記カートリッジに収容された樹脂材料の情報を記憶する識別手段をそれぞれ備え、前記第2テーブルは、前記複数のカートリッジが一つずつ載置される複数の格納部と、前記格納部に載置された前記カートリッジの前記識別手段に記憶された情報をそれぞれ読み取る複数の読み取り手段と、を備えている。
上記態様によれば、キャリッジが第1テーブルの載置部に載置されたカートリッジを第2テーブルの格納部に移動させたとき、格納部に載置されているカートリッジに収容された樹脂材料の情報は、読み取り手段によって認識される。このため、キャリッジは、第1テーブルの載置部に載置されたカートリッジを第2テーブルのどの格納部に戻してもよい。この結果、載置部に載置されるカートリッジの交換をより早く行うことができる。
本発明の一態様によれば、前記キャリッジは、前記カートリッジを押圧し、昇降自在な押圧体を備え、前記押圧体は、上昇したときには、前記カートリッジより上方に配置され、前記キャリッジが前記所定方向に移動しても前記カートリッジを押圧せず、下降したときには、少なくとも一部が前記カートリッジの上端より下方に配置され、前記キャリッジが前記所定方向に移動したときに前記カートリッジを押圧する。
上記態様によれば、載置部に載置されたカートリッジを第2テーブルに移動させ、かつ、第2テーブルに載置された複数のカートリッジのうち一つのカートリッジを載置部に移動させることを容易に行うことができる。
本発明によれば、造形ヘッドの数以上の樹脂材料を用いることができると共に、樹脂材料を収容するカートリッジの交換を自動で行うことができる3次元造形装置を提供することができる。
一実施形態に係る3次元造形装置を示す正面図である。 一実施形態に係る3次元造形装置の主要部品を示す斜視図である。 一実施形態に係る第1造形ヘッドを使用するときの第1造形ヘッドの位置を示す正面図である。 一実施形態に係る移動ユニットを示す側面図である。 一実施形態に係るカートリッジ周りの構造を示す断面図である。 一実施形態に係る第2造形ヘッドを使用するときの第2造形ヘッドの位置を示す正面図である。 一実施形態に係る第1樹脂供給路内の樹脂材料を切断するときのカッターの位置を示す正面図である。 一実施形態に係る第2樹脂供給路内の樹脂材料を切断するときのカッターの位置を示す正面図断面図である。 一実施形態に係る移動ユニットの一部の部品を示す斜視図である。 一実施形態に係るキャリッジの移動範囲を示す模式図である。 一実施形態に係るキャリッジの押圧体が下降した状態を示す模式図である。 一実施形態に係るキャリッジの押圧体が上昇した状態を示す模式図である。 一実施形態に係るキャリッジの主要部品を示す斜視図である。 一実施形態に係る第1カートリッジの交換時の状態を示す断面図である。 一実施形態に係る第1カートリッジの交換時の状態を示す断面図である。 一実施形態に係る第1カートリッジの交換時の状態を示す断面図である。 一実施形態に係る第1カートリッジの交換時の状態を示す断面図である。 一実施形態に係る第1カートリッジの交換時の状態を示す断面図である。 一実施形態に係る第1カートリッジの交換時の状態を示す断面図である。 一実施形態に係る第1カートリッジの交換時の状態を示す断面図である。 他の一実施形態に係るカッターを示す模式図である。 他の一実施形態に係るカッターが樹脂材料を切断した状態を示す模式図である。 他の一実施形態に係るカッターを示す側面図である。 他の一実施形態に係るカッターが樹脂材料を切断した状態を示す側面図である。 他の一実施形態に係るカッターを示す平面図である。 他の一実施形態に係るカッターが樹脂材料を切断した状態を示す平面図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る3次元造形装置10は、樹脂材料を硬化して所定の断面形状の樹脂を順次積層することにより3次元造形物を造形する。樹脂材料としては、熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂および紫外線硬化性樹脂等が挙げられる。以下の説明では、樹脂材料として熱可塑性樹脂を用いる場合を例に説明するが、本発明の適用対象をかかる種類の樹脂材料に限定することを意図したものではない。
以下の説明において、特に断らない限り、図1の左、右、上、下をそれぞれ3次元造形装置10の左、右、上、下とする。図4の左、右、上、下をそれぞれ3次元造形装置10の前、後、上、下とする。図面中の符号F、Rr、L、R、Up、Dnは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。図面中の符号Xは、X軸を示し、左右方向を表す。図面中の符号Yは、Y軸を示し、前後方向を表す。図面中の符号Zは、Z軸を示し、上下方向を表す。本実施形態では、X軸、Y軸、Z軸は、いずれか一つの軸が他の二つの軸に対して直交するように設定されている。ただし、X軸、Y軸、Z軸は、いずれか一つの軸が他の二つの軸に対して交差するように設定されていればよい。また、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、3次元造形装置10の設置態様を何ら限定するものではない。
図1に示すように、3次元造形装置10は、制御装置5と、ベース20と、ホルダ30と、第1テーブル40と、樹脂供給路45と、第2テーブル50と、キャリッジ60と、造形ヘッド70と、ステージ80と、ステージ移動機構90とを備えている。
制御装置5の構成は特に限定されない。例えば、制御装置5は、コンピュータであり、中央演算処理装置(以下、CPUという)と、CPUが実行するプログラムなどを格納したROMと、RAMなどを備えていてもよい。
図1に示すように、ベース20は、第1ベース22と、6つの支柱24と、第2ベース26とを備えている。支柱24は、第1ベース22から上方に延びている。第2ベース26は、第1ベース22の上方に配置されている。第2ベース26は、6つの支柱24の上に配置されている。第1ベース22および第2ベース26は、円板状に形成されている。第2ベース26には、開口27が形成されている。なお、ベース20は、第2ベース26を備えていなくてもよい。
図1に示すように、ホルダ30は、ベース20の上方に配置されている。ホルダ30は、第2ベース26の上に配置されている。なお、ベース20が第2ベース26を備えていない場合は、ホルダ30は、6つの支柱24の上に配置される。図2に示すように、ホルダ30は、円板状に形成された本体部30Aと、本体部30Aから上方に延びる第1縦壁部31Aと、本体部30Aから上方に延びる第2縦壁部31Bと、を備えている。第1縦壁部31Aおよび第2縦壁部31Bは、第2テーブル50の外方に配置されている。第1縦壁部31Aは、第2テーブル50に対し、第2縦壁部31Bと反対方向に配置されている。第1縦壁部31Aには、キャリッジ60を駆動するモータ39が設けられている。モータ39は、第1縦壁部31Aの上に配置されている。図1に示すように、第2縦壁部31Bには、第2テーブル50を駆動するモータ32が設けられている。モータ32は、第2縦壁部31Bの内部に配置されている。ホルダ30は、第1縦壁部31A、第2縦壁部31Bおよび本体部30Aの上方に配置されたカバー部34を備えている。カバー部34は、少なくとも第1縦壁部31Aおよび第2縦壁部31Bの上方に配置されているとよい。
図1に示すように、造形ヘッド70は、ホルダ30に設けられている。造形ヘッド70は、第1造形ヘッド71Aと第2造形ヘッド71Bとを備えている。第1造形ヘッド71Aおよび第2造形ヘッド71Bは、ホルダ30に設けられている。図3に示すように、第1造形ヘッド71Aは、本体部74Aと、樹脂材料を吐出する第1ノズル72Aと、第1ヒータ77Aとを備えている。第1ヒータ77Aは、第1載置部41に載置されたカートリッジ15A(図1参照)から搬送された熱可塑性樹脂に熱を加える。第1ヒータ77Aは、本体部74A内に配置されている。第1ヒータ77Aは、第1ノズル72Aより上方に配置されている。第1ヒータ77Aは、後述の第1樹脂供給路46より下流かつ第1ノズル72Aより上流に配置されている。第1ヒータ77Aは、本体部74Aの上下方向の中央位置より下方に配置されている。第2造形ヘッド71Bは、本体部74Bと、樹脂材料を吐出する第2ノズル72Bと、第2ヒータ77Bとを備えている。第2ヒータ77Bは、第2載置部42に載置されたカートリッジ15B(図1参照)から搬送された熱可塑性樹脂に熱を加える。第2ヒータ77Bは、本体部74B内に配置されている。第2ヒータ77Bは、第2ノズル72Bより上方に配置されている。第2ヒータ77Bは、後述の第2樹脂供給路47より下流かつ第2ノズル72Bより上流に配置されている。第2ヒータ77Bは、本体部74Bの上下方向の中央位置より下方に配置されている。第2造形ヘッド71Bは、第1造形ヘッド71Aの側方に配置されている。第2造形ヘッド71Bは、第1造形ヘッド71Aの左方に配置されている。なお、本実施形態では、造形ヘッド70は、2つの造形ヘッドを備えているがこれに限定されない。造形ヘッド70は、1つの造形ヘッドのみ備えていてもよいし、3つ以上の造形ヘッドを備えていてもよい。
図4に示すように、第1造形ヘッド71Aは、本体部74Aから突出する第1突出部75Aおよび第2突出部76Aを備えている。第1突出部75Aは、本体部74Aから前方に突出する。第2突出部76Aは、本体部74Aから後方に突出する。本体部74Aの内部には、樹脂供給路78Aが形成されている。樹脂供給路78Aは、上方に向けて開口している。樹脂供給路78Aは、ノズル72Aと連通する。樹脂供給路78A内には、後述する第1ガイド部材58Aが収容される。第2造形ヘッド71Bは、本体部74Bから突出する第1突出部75Bおよび第2突出部76Bを備えている。第1突出部75Bは、本体部74Bから前方に突出する。第2突出部76Bは、本体部74Bから後方に突出する。本体部74Bの内部には、樹脂供給路78Bが形成されている。樹脂供給路78Bは、上方に向けて開口している。樹脂供給路78Bは、ノズル72Bと連通する。樹脂供給路78B内には、後述する第2ガイド部材58Bが収容される。
図3に示すように、第1造形ヘッド71Aは、ホルダ30に設けられた一対のシャフト73Aに取り付けられている。第1造形ヘッド71Aは、シャフト73Aに案内されて上下方向に移動する。第2造形ヘッド71Bは、ホルダ30に設けられた一対のシャフト73Bに取り付けられている。第2造形ヘッド71Bは、シャフト73Bに案内されて上下方向に移動する。
図1に示すように、第1テーブル40は、ホルダ30に設けられている。第1テーブル40は、第1造形ヘッド71Aおよび第2造形ヘッド71Bの上方に配置されている。第1テーブル40は、ホルダ30に固定されている。図2に示すように、第1テーブル40は、円板状に形成されている。第1テーブル40は、第1載置部41と第2載置部42とを備えている。第1載置部41には、後述のカートリッジ15が一つ載置される。第2載置部42には、カートリッジ15が一つ載置される。第1載置部41には、第1ノズル72A(図1参照)から吐出される樹脂材料を収容するカートリッジ15が載置される。第2載置部42には、第2ノズル72B(図1参照)から吐出される樹脂材料を収容するカートリッジ15が載置される。第1載置部41は、カートリッジ15Aを保持する保持部材41Aと、カートリッジ15Aの移動を規制するストッパ41Bとを備えている。第2載置部42は、カートリッジ15Bを保持する保持部材42Aと、カートリッジ15Bの移動を規制するストッパ42Bとを備えている。
図1に示すように、3次元造形装置10は、複数のカートリッジ15を備えている。カートリッジ15は、樹脂材料を収容する。図5に示すように、カートリッジ15は、カートリッジ15に収容された樹脂材料の情報を記憶する識別手段14(図5参照)を備えている。以下の説明では、複数のカートリッジ15のうち、第1載置部41に載置されたカートリッジ15を第1カートリッジ15Aとし、第2載置部42に載置されたカートリッジ15を第2カートリッジ15Bとする。
図1に示すように、樹脂供給路45は、ホルダ30に設けられている。樹脂供給路45の一部は、第1テーブル40に形成されている。樹脂供給路45は、第1樹脂供給路46と、第2樹脂供給路47とを備えている。第1樹脂供給路46は、第1造形ヘッド71Aと第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aとを接続する。第1樹脂供給路46は、第1造形ヘッド71Aの上方に配置されている。第1樹脂供給路46は、第1カートリッジ15Aの下方に配置されている。第2樹脂供給路47は、第2造形ヘッド71Bと第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bとを接続する。第2樹脂供給路47は、第2造形ヘッド71Bの上方に配置されている。第2樹脂供給路47は、第2カートリッジ15Bの下方に配置されている。
図3に示すように、第1樹脂供給路46は、第1部分46Aと第2部分46Bとを備えている。第1部分46Aおよび第2部分46Bは、上下方向に延びる。第1部分46Aと第2部分46Bとの間には、後述のカッター101が移動する空間30Bが設けられている。空間30Bは、ホルダ30に形成されている。第1部分46Aの上部および第2部分46Bの上部は、上方へ行くほど半径方向外側に広がっている。第2樹脂供給路47は、第1部分47Aと第2部分47Bとを備えている。第1部分47Aおよび第2部分47Bは、上下方向に延びる。第1部分47Aと第2部分47Bとの間には、空間30B設けられている。第1部分47Aの上部および第2部分47Bの上部は、上方へ行くほど半径方向外側に広がっている。
図1に示すように、第2テーブル50は、ホルダ30に設けられている。第2テーブル50は、造形ヘッド70の上方に配置されている。図2に示すように、第2テーブル50は、円環状に形成されている。第2テーブル50は、第1テーブル40の外方に配置されている。第2テーブル50は、第1テーブル40を中心に回転する。第2テーブル50は、第1テーブル40を中心に図2の矢印L1および矢印L2の方向に回転する。第2テーブル50は、モータ32(図1参照)によって駆動される。第2テーブル50の側面51には、歯52が形成されている。図1に示すように、モータ32には、ギア32Gが設けられている。ギア32Gと第2テーブル50との間には、ギア32Gと第2テーブル50の歯52と噛み合う中間ギア33Gが設けられている。ギア32Gと第2テーブル50とは、中間ギア33Gを介して連結されている。モータ32は、制御装置5によって制御される。
図2に示すように、第2テーブル50は、複数の格納部54を備えている。格納部54には、第1載置部41に載置されたカートリッジ15Aおよび第2載置部42に載置されたカートリッジ15Bを除くカートリッジ15が載置される。各格納部54には、カートリッジ15が一つ載置される。格納部54は、カートリッジ15を保持する保持部材54Aを備えている。本実施形態では、第2テーブル50は、7つの格納部54を備えているが、これに限定されない。格納部54の数は、使用するカートリッジの数に応じて適宜決定される。第1載置部41にカートリッジ15Aが載置され、第2載置部42にカートリッジ15Bが載置されている場合、格納部54の少なくとも一つにはカートリッジ15が載置されていない。また、格納部54の全てにカートリッジ15が載置されている場合、第1載置部41および第2載置部42の少なくともいずれかには、カートリッジ15が載置されていない。
図1に示すように、3次元造形装置10は、移動ユニット100を備えている。図4に示すように、移動ユニット100は、カッター101と、樹脂回収槽102と、第1シャフト106Aと、第2シャフト106Bと、第1板部材104Aと、第2板部材104Bとを備えている。カッター101、樹脂回収槽102、第1シャフト106A、第2シャフト106B、第1板部材104Aおよび第2板部材104Bは、一体的に移動する。なお、第1板部材104Aは、図4および図9にのみ図示し、その他の図面においては便宜上その図示を省略している。
図4に示すように、第1板部材104Aは、第1造形ヘッド71Aおよび第2造形ヘッド71Bの前方に配置されている。第2板部材104Bは、第1造形ヘッド71Aおよび第2造形ヘッド71Bの後方に配置されている。第1造形ヘッド71Aおよび第2造形ヘッド71Bは、第1板部材104Aと第2板部材104Bとの間に配置されている。第1板部材104Aと第2板部材104Bとの間には、ホルダ30の一部が配置されている。ホルダ30に形成された空間30Bは、第1板部材104Aと第2板部材104Bとの間に位置する。
図1に示すように、カッター101は、第1載置部41より下方に配置されている。カッター101は、第2載置部42より下方に配置されている。カッター101は、第1造形ヘッド71Aより上方に配置されている。カッター101は、第2造形ヘッド71Bより上方に配置されている。図4に示すように、カッター101は、第1板部材104Aと第2板部材104Bとの間に配置されている。カッター101は、第1板部材104Aに設けられた第1支持部105Aおよび第2板部材104B設けられた第2支持部105Bに支持されている。カッター101は、ホルダ30に形成された空間30B内を移動する。カッター101は、第1樹脂供給路46(図3参照)および第2樹脂供給路47(図3参照)と垂直に交差する方向に移動する。カッター101は、移動ユニット100の移動に伴って移動する。カッター101は、左右方向に移動する。カッター101は、後述のモータ100Mが駆動することによって、空間30B内を移動する。カッター101は、交換可能である。
図1に示すように、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aを第2テーブル50に移動させるとき、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aを第2テーブル50に移動させる前に、カッター101は、第1樹脂供給路46内の樹脂材料46P(図3参照)を切断する。より詳細には、図3に示すように、モータ100M(図4参照)を駆動させることによって、移動ユニット100を図3の矢印F1の方向に移動させると、カッター101も図3の矢印F1の方向に移動する。図7に示すように、移動したカッター101は、第1樹脂供給路46内の樹脂材料46Pを切断する。
図1に示すように、第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bを第2テーブル50に移動させるとき、第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bを第2テーブル50に移動させる前に、カッター101は、第2樹脂供給路47内の樹脂材料47P(図3参照)を切断する。より詳細には、図6に示すように、モータ100M(図4参照)を駆動させることによって、移動ユニット100を図6の矢印F2の方向に移動させると、カッター101も図6の矢印F2の方向に移動する。図8に示すように、移動したカッター101は、第2樹脂供給路47内の樹脂材料47Pを切断する。
図4に示すように、樹脂回収槽102は、第1板部材104Aと第2板部材104Bとの間に配置されている。樹脂回収槽102は、第1板部材104Aおよび第2板部材104Bに支持されている。樹脂回収槽102は、移動ユニット100の移動に伴って、移動する。樹脂回収槽102は、所定方向に移動可能である。本実施形態では、樹脂回収槽102は、左右方向に移動する。図6に示すように、樹脂回収槽102は、移動ユニット100の移動に伴って、第1ノズル72Aの下方に位置する。樹脂回収槽102は、第1ノズル72Aから吐出される樹脂材料46Pを回収する。図3に示すように、樹脂回収槽102は、移動ユニット100の移動に伴って、第2ノズル72Bの下方に位置する。樹脂回収槽102は、第2ノズル72Bから吐出される樹脂材料47Pを回収する。
図1に示すように、樹脂回収槽102は、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aがキャリッジ60によって第2テーブル50に移動され、第2テーブル50に載置された複数のカートリッジ15のうち一つのカートリッジ15がキャリッジ60によって第1載置部41に移動された後、第1ノズル72Aの下方に位置する。即ち、図3に示すように、モータ100M(図4参照)を駆動させることによって、移動ユニット100を図3の矢印F1の方向に移動させると、樹脂回収槽102も図3の矢印F1の方向に移動する。図6に示すように、移動した樹脂回収槽102は、第1ノズル72Aの下方に位置する。このとき、樹脂回収槽102は、第2ノズル72Bの下方に位置しない。
図1に示すように、樹脂回収槽102は、第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bがキャリッジ60によって第2テーブル50に移動され、第2テーブル50に載置された複数のカートリッジ15のうち一つのカートリッジ15がキャリッジ60によって第2載置部42に移動された後、第2ノズル72Bの下方に位置する。即ち、図6に示すように、モータ100M(図4参照)を駆動させることによって、移動ユニット100を図6の矢印F2の方向に移動させると、樹脂回収槽102も図6の矢印F2の方向に移動する。図3に示すように、移動した樹脂回収槽102は、第2ノズル72Bの下方に位置する。このとき、樹脂回収槽102は、第1ノズル72Aの下方に位置しない。
図4に示すように、第1シャフト106Aおよび第2シャフト106Bは、第1板部材104Aと第2板部材104Bとの間に配置されている。第1シャフト106Aおよび第2シャフト106Bは、左右方向に延びる。第1シャフト106Aは、その両端が第1板部材104Aに設けられた第3支持部108A(図9も参照)に支持されている。第2シャフト106Bは、その両端が第2板部材104Bに設けられた第4支持部108Bに支持されている。第1シャフト106Aは、ホルダ30に設けられた第1係合部30Eに係合している。第1シャフト106Aは、第1係合部30Eの図示しない貫通孔に挿入されている。第1シャフト106Aは、第1係合部30Eの貫通孔内をスライド移動する。第2シャフト106Bは、ホルダ30に設けられた第2係合部30Fに係合している。第2シャフト106Bは、第2係合部30Fの図示しない貫通孔に挿入されている。第2シャフト106Bは、第2係合部30Fの貫通孔内をスライド移動する。
図4に示すように、第1板部材104Aには、左右方向の延びるラック109が設けられている。ラック109は、ホルダ30に設けられたモータ100Mのギア100Gと噛み合っている。モータ100Mの駆動によって、第1板部材104Aは、左右方向に移動する。即ち、モータ100Mの駆動によって、移動ユニット100は、左右方向に移動する。移動ユニット100は、図3の矢印F1の方向および矢印F2の方向に移動する。モータ100Mは、制御装置5に制御される。
図4に示すように、第1板部材104Aには、第1貫通孔107Aが形成されている。第2板部材104Bには、第2貫通孔107Bが形成されている。第1貫通孔107Aと第2貫通孔107Bとは同一の形状をしている。第1貫通孔107Aおよび第2貫通孔107Bは、ホルダ30より下方に形成されている。第1貫通孔107Aには、第1造形ヘッド71Aの第1突出部75Aと、第2造形ヘッド71Bの第1突出部75Bとが挿入されている。第2貫通孔107Bには、第1造形ヘッド71Aの第2突出部76Aと、第2造形ヘッド71Bの第2突出部76Bとが挿入されている。
図9に示すように、第1貫通孔107Aは、左右方向に延びる第1部分107AAと、第1部分107AAの右端から下方に延びる第2部分107ABと、第2部分107ABから右方に延びる第3部分107ACと、第1部分107AAの左端から下方に延びる第4部分107ADと、第4部分107ADから左方に延びる第5部分107AEとから構成されている。図3に示すように、第2貫通孔107Bは、左右方向に延びる第1部分107BAと、第1部分107BAの右端から下方に延びる第2部分107BBと、第2部分107BBから右方に延びる第3部分107BCと、第1部分107BAの左端から下方に延びる第4部分107BDと、第4部分107BDから左方に延びる第5部分107BEとから構成されている。
図3に示すように、モータ100Mを駆動させることによって、移動ユニット100を図3の矢印F1の方向に移動させると、第1造形ヘッド71Aの第1突出部75Aおよび第2突出部76Aは、第1貫通孔107Aおよび第2貫通孔107Bに案内され、第2造形ヘッド71Bの第1突出部75Bおよび第2突出部76Bは、第1貫通孔107Aおよび第2貫通孔107Bに案内される。即ち、図6に示すように、第1貫通孔107Aの第3部分107ACに位置していた第1突出部75Aは、第2部分107ABを通過して第1部分107AAに配置される。第2貫通孔107Bの第3部分107BCに位置していた第2突出部76Aは、第2部分107BBを通過して第1部分107BAに配置される。第1造形ヘッド71Aは、シャフト73Aに案内されて上方に移動する。第1貫通孔107Aの第1部分107AAに位置していた第1突出部75Bは、第4部分107ADを通過して第5部分107AEに配置される。第2貫通孔107Bの第1部分107BAに位置していた第2突出部76Bは、第4部分107BDを通過して第5部分107BEに配置される。第2造形ヘッド71Bは、シャフト73Bに案内されて下方に移動する。
図6に示すように、モータ100Mを駆動させることによって、移動ユニット100を図6の矢印F2の方向に移動させると、第1造形ヘッド71Aの第1突出部75Aおよび第2突出部76Aは、第1貫通孔107Aおよび第2貫通孔107Bに案内され、第2造形ヘッド71Bの第1突出部75Bおよび第2突出部76Bは、第1貫通孔107Aおよび第2貫通孔107Bに案内される。即ち、図3に示すように、第1貫通孔107Aの第1部分107AAに位置していた第1突出部75Aは、第2部分107ABを通過して第3部分107ACに配置される。第2貫通孔107Bの第1部分107BAに位置していた第2突出部76Aは、第2部分107BBを通過して第3部分107BCに配置される。第1造形ヘッド71Aは、シャフト73Aに案内されて下方に移動する。第1貫通孔107Aの第5部分107AEに位置していた第1突出部75Bは、第4部分107ADを通過して第1部分107AAに配置される。第2貫通孔107Bの第5部分107BEに位置していた第2突出部76Bは、第4部分107BDを通過して第1部分107BAに配置される。第2造形ヘッド71Bは、シャフト73Bに案内されて上方に移動する。
図5に示すように、第1カートリッジ15Aは、第1従動ギア17Aと、第1ローラギア16Aと、第1樹脂搬送路18Aと、弾性変形可能な第1回転防止板19Aとを備えている。第1樹脂搬送路18Aは、第1樹脂供給路46に接続されている。第1カートリッジ15A内に収容された樹脂材料46Pは、第1樹脂搬送路18Aを介して第1樹脂供給路46へと搬送される。第1従動ギア17Aは、第1樹脂搬送路18Aの側方に配置されている。第1ローラギア16Aは、第1樹脂搬送路18Aに配置されている。第1ローラギア16Aは、第1カートリッジ15Aに収容された樹脂材料46Pを搬送する。第1従動ギア17Aと第1ローラギア16Aは、相互に噛み合っている。第1回転防止板19Aは、第1従動ギア17Aに係止している。第1カートリッジ15Aが第1載置部41に載置されたとき、第1従動ギア17Aと後述の第1駆動ギア43Aとが噛み合う。第1駆動ギア43Aが回転することによって、第1ローラギア16Aが回転し、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aに収容された樹脂材料46Pが搬送される。なお、第1従動ギア17Aに第1駆動ギア43Aの回転力が加わっていないときには、第1従動ギア17Aは第1回転防止板19Aによってその動きが防止される。一方、第1従動ギア17Aに第1駆動ギア43Aの回転力が加わっているときには、第1回転防止板19Aは弾性変形し、第1従動ギア17Aの回転を許容する。
図5に示すように、第1ローラギア16Aが図5の矢印H1の方向に回転することによって、第1ローラギア16Aは、第1カートリッジ15Aに収容された樹脂材料46Pを第1樹脂供給路46に送り出す。第1ローラギア16Aは、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aに収容された樹脂材料46Pを第1ノズル72A(図3参照)から吐出するときには、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aから樹脂材料46Pを第1樹脂供給路46に送り出す。第1ローラギア16Aが図5の矢印H2の方向に回転することによって、第1ローラギア16Aは、第1カートリッジ15Aから第1樹脂供給路46に送り出された樹脂材料46Pを第1カートリッジ15Aに戻す。第1ローラギア16Aは、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aを第2テーブル50に移動させるときには、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aから第1樹脂供給路46に送り出された樹脂材料46Pを第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aに戻す。
図5に示すように、第2カートリッジ15Bは、第2従動ギア17Bと、第2ローラギア16Bと、第2樹脂搬送路18Bと、弾性変形可能な第2回転防止板19Bとを備えている。第2樹脂搬送路18Bは、第2樹脂供給路47に接続されている。第2カートリッジ15B内に収容された樹脂材料47Pは、第2樹脂搬送路18Bを介して第2樹脂供給路47へと搬送される。第2従動ギア17Bは、第2樹脂搬送路18Bの側方に配置されている。第2ローラギア16Bは、第2樹脂搬送路18Bに配置されている。第2ローラギア16Bは、第2カートリッジ15Bに収容された樹脂材料47Pを搬送する。第2従動ギア17Bと第2ローラギア16Bは、相互に噛み合っている。第2回転防止板19Bは、第2従動ギア17Bに係止している。第2カートリッジ15Bが第2載置部42に載置されたとき、第2従動ギア17Bと後述の第2駆動ギア44Aとが噛み合う。第2駆動ギア44Aが回転することによって、第2ローラギア16Bが回転し、第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bに収容された樹脂材料47Pが搬送される。なお、第2従動ギア17Bに第2駆動ギア44Aの回転力が加わっていないときには、第2従動ギア17Bは第2回転防止板19Bによってその動きが防止される。一方、第2従動ギア17Bに第2駆動ギア44Aの回転力が加わっているときには、第2回転防止板19Bは弾性変形し、第2従動ギア17Bの回転を許容する。
図5に示すように、第2ローラギア16Bが図5の矢印I1の方向に回転することによって、第2ローラギア16Bは、第2カートリッジ15Bに収容された樹脂材料47Pを第2樹脂供給路47に送り出す。第2ローラギア16Bは、第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bに収容された樹脂材料47Pを第2ノズル72B(図3参照)から吐出するときには、第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bから樹脂材料47Pを第2樹脂供給路47に送り出す。第2ローラギア16Bが図5の矢印I2の方向に回転することによって、第2ローラギア16Bは、第2カートリッジ15Bから第2樹脂供給路47に送り出された樹脂材料47Pを第2カートリッジ15Bに戻す。第2ローラギア16Bは、第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bを第2テーブル50に移動させるときには、第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bから第2樹脂供給路47に送り出された樹脂材料47Pを第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bに戻す。
図5に示すように、3次元造形装置10は、第1駆動ギア43Aと、第2駆動ギア44Aと、モータ43Mと、モータ44Mとを備えている。第1駆動ギア43A、第2駆動ギア44A、モータ43Mおよびモータ44Mは、第1テーブル40に設けられている。第1駆動ギア43Aは、第1樹脂供給路46の側方に配置されている。第2駆動ギア44Aは、第2樹脂供給路47の側方に配置されている。第1駆動ギア43Aは、モータ43Mが駆動することによって回転する。モータ43Mは、第1ローラギア16Aを駆動する。第2駆動ギア44Aは、モータ44Mが駆動することによって回転する。モータ44Mは、第2ローラギア16Bを駆動する。モータ43Mおよびモータ44Mは、制御装置5(図1参照)に制御される。
図10に示すように、3次元造形装置10は、第3ローラギア48と、第4ローラギア49とを備えている。第3ローラギア48は、第1樹脂供給路46に設けられている。第3ローラギア48は、第1樹脂供給路46の第2部分46Bに設けられている。第4ローラギア49は、第2樹脂供給路47に設けられている。第4ローラギア49は、第2樹脂供給路47の第2部分47Bに設けられている。第3ローラギア48は、モータ43Mが駆動することによって回転する。第1ローラギア16A(図5参照)および第3ローラギア48は、モータ43Mが駆動することによって同じ方向に回転する。第3ローラギア48が回転することによって、第1樹脂供給路46内に位置する樹脂材料46P(図5参照)が搬送される。第4ローラギア49は、モータ44Mが駆動することによって回転する。第2ローラギア16B(図5参照)および第4ローラギア49は、モータ44Mが駆動することによって同じ方向に回転する。第4ローラギア49が回転することによって、第2樹脂供給路47内に位置する樹脂材料47P(図5参照)が搬送される。
図3に示すように、3次元造形装置10は、第1ガイド部材58Aと、第2ガイド部材58Bとを備えている。第1ガイド部材58Aは、第1造形ヘッド71Aとホルダ40との間に配置されている。第1ガイド部材58Aは、ホルダ40の下端部に取り付けられている。第1ガイド部材58Aは、パイプ状に形成されている。第1ガイド部材58Aは、第1樹脂供給路46と、第1造形ヘッド71Aに設けられた樹脂供給路78Aとを連通する。第1造形ヘッド71Aの上下方向の移動に伴い、第1ガイド部材58Aは、樹脂供給路78A内を移動する。第1樹脂供給路46内を搬送された樹脂材料46Pは、第1ガイド部材58Aに案内されて、樹脂供給路78A内に搬送される。第2ガイド部材58Bは、第2造形ヘッド71Bとホルダ40との間に配置されている。第2ガイド部材58Bは、ホルダ40の下端部に取り付けられている。第2ガイド部材58Bは、パイプ状に形成されている。第2ガイド部材58Bは、第2樹脂供給路47と、第2造形ヘッド71Bに設けられた樹脂供給路78Bとを連通する。第2造形ヘッド71Bの上下方向の移動に伴い、第2ガイド部材58Bは、樹脂供給路78B内を移動する。第2樹脂供給路47内を搬送された樹脂材料47Pは、第2ガイド部材58Bに案内されて、樹脂供給路78B内に搬送される。
図5に示すように、第1カートリッジ15Aは、第1カートリッジ15Aに収容された樹脂材料46Pの情報を記憶する第1識別手段14Aを備えている。第1識別手段14Aは、第1カートリッジ15Aの下面15ABに設けられている。第1識別手段14Aは、第1カートリッジ15Aの側面や上面に設けられていてもよい。第2カートリッジ15Bは、第2カートリッジ15Bに収容された樹脂材料47Pの情報を記憶する第2識別手段14Bを備えている。第2識別手段14Bは、第2カートリッジ15Bの下面15BBに設けられている。第2識別手段14Bは、第2カートリッジ15Bの側面や上面に設けられていてもよい。
図5に示すように、第1テーブル40は、第1読み取り手段40Aと、第2読み取り手段40Bとを備えている。第1読み取り手段40Aは、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aの第1識別手段14Aに記憶された情報を読み取る。第1読み取り手段40Aは、第1載置部41に設けられていてもよい。第2読み取り手段40Bは、第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bの第2識別手段14Bに記憶された情報を読み取る。第2読み取り手段40Bは、第2載置部42に設けられていてもよい。第1読み取り手段40Aによって読み取られた情報および第2読み取り手段40Bによって読み取られた情報は、制御装置5に送信される。
図2に示すように、第2テーブル50は、複数の第3読み取り手段50Aを備えている。一つの格納部54に対して、一つの第3読み取り手段50Aが割り当てられている。第3読み取り手段50Aは、第2テーブル50の格納部54に載置されたカートリッジ15の識別手段14(図5参照)に記憶された情報を読み取る。第3読み取り手段50Aによって読み取られた情報は、制御装置5に送信される。
識別手段14、第1識別手段14Aおよび第2識別手段14Bは、ICタグである。第1読み取り手段40A、第2読み取り手段40Bおよび第3読み取り手段50Aは、ICタグリーダである。なお、上記識別手段の種類は何ら限定されない。識別手段として視覚的情報に基づくもの、例えば、文字、色、模様、一次元または二次元のバーコード等が付されたシール等を用いてもよい。また、識別手段は、カートリッジ15、15A、15Bに印刷されたバーコード等自体であってもよい。従来から識別手段として用いられている任意のものを利用することができる。また、上記読み取り手段は、上記識別手段に記憶された情報を読み取ることができる限り、従来から読み取り手段として用いられている任意のものを利用することができる。
図1に示すように、3次元造形装置10は、ガイドレール35を備えている。ガイドレール35は、ホルダ30のカバー部34に設けられている。ガイドレール35は、第1テーブル40より上方に配置されている。ガイドレール35は、第2テーブル50より上方に配置されている。ガイドレール35は、ホルダ30の第1縦壁部31Aから第2縦壁部31Bに向かう方向に延びている。ガイドレール35は、レール部材の一例である。
図1に示すように、3次元造形装置10は、ベルト36を備えている。ベルト36は、無端状である。ベルト36は、ガイドレール35に巻き掛けられている。ベルト36の右端には、第1プーリ37Aが巻き掛けられている。ベルト36の左端には、第2プーリ37Bが巻き掛けられている。第1プーリ37Aは、第1プーリ37Aを駆動するモータ39のモータ軸39Aに接続されている。第2プーリ37Bは、第2縦壁部31Bに設けられた回転軸38に接続されている。
図1に示すように、キャリッジ60は、第1テーブル40より上方に配置されている。キャリッジ60は、第2テーブル50より上方に配置されている。キャリッジ60は、ベルト36に取り付けられている。キャリッジ60は、ガイドレール35に沿って移動可能である。キャリッジ60は、第1載置部41および第2載置部42の上方を移動する。キャリッジ60は、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aを第2テーブル50の格納部54に移動させる。キャリッジ60は、第2テーブル50の格納部54に載置された複数のカートリッジ15のうち一つのカートリッジ15を第1載置部41に移動させる。キャリッジ60は、第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bを第2テーブル50の格納部54に移動させる。キャリッジ60は、第2テーブル50の格納部54に載置された複数のカートリッジ15のうち一つのカートリッジ15を第2載置部42に移動させる。
図11に示すように、キャリッジ60は、本体部61と、モータ62と、ピニオンギア63と、第1ローラ64Aと、第2ローラ64Bと、ラック65と、押圧体66とを備えている。モータ62は、制御装置5によって制御される。図12に示すように、モータ62、ピニオンギア63、第1ローラ64Aおよび第2ローラ64Bは、本体部61の内部に配置されている。モータ62、第1ローラ64Aおよび第2ローラ64Bは、本体部61に固定されている。ピニオンギア63は、モータ62のモータ軸62Aに設けられている。ラック65は、ピニオンギア63と、第1ローラ64Aおよび第2ローラ64Bとの間に配置されている。ラック65は、ピニオンギア63、第1ローラ64Aおよび第2ローラ64Bに支持されている。ピニオンギア63とラック65とは、互いに噛み合っている。
押圧体66は、ラック65の下端部に設けられている。押圧体66は、昇降自在であり、モータ62によって上方または下方に移動する。押圧体66は、カートリッジ15を押圧する。図13に示すように、押圧体66は、平面視においてH字形状に形成されている。押圧体66には、第1凹部67Aおよび第2凹部67Bが形成されている。第1凹部67Aおよび第2凹部67Bには、カートリッジ15が保持される。押圧体66がカートリッジ15を押圧するとき、第1凹部67Aまたは第2凹部67Bにカートリッジ15が保持される。図13において、本体部61、第1ローラ64Aおよび第2ローラ64Bの図示は便宜上省略している。また、図13において、ピニオンギア63およびラック65の歯は簡略化している。
モータ62が駆動されてピニオンギア63が図12の矢印X1の方向に回転したとき、ラック65は、図12の矢印Y1の方向に移動する。この結果、図11に示すように、ラック65および押圧体66は下降する。図10に示すように、押圧体66が下降したときには、押圧体66の少なくとも一部は、カートリッジ15の上端15Tより下方に配置される(以下、押圧体66が下降した状態ともいう。)。押圧体66の少なくとも一部がカートリッジ15の上端15Tより下方に配置された状態で、キャリッジ60がガイドレール35に沿って移動すると、押圧体66は、カートリッジ15を押圧する。
一方、モータ62が駆動されてピニオンギア63が図11の矢印X2の方向に回転したとき、ラック65は、図11の矢印Y2の方向に移動する。この結果、図12に示すように、ラック65および押圧体66は、上昇する。図1に示すように、押圧体66が上昇したときには、押圧体66は、カートリッジ15の上端15Tより上方に配置される(以下、押圧体66が上昇した状態ともいう。)。押圧体66がカートリッジ15の上端15Tより上方に配置された状態で、キャリッジ60がガイドレール35に沿って移動しても、押圧体66は、カートリッジ15を押圧しない。
図10に示すように、第2テーブル50に載置された複数のカートリッジ15のうち一つのカートリッジ15を、カートリッジ15が載置されていない第1載置部41に移動する場合、押圧体66が上昇した状態でキャリッジ60を図10の第1位置P1に移動させる。第2テーブル50を回転させ、第1載置部41の側方に所望のカートリッジ15が載置された格納部54を配置させる。押圧体66を下降させ、押圧体66が下降した状態でキャリッジ60を図10の第1位置P1から第2位置P2まで移動させる。このとき、カートリッジ15は、押圧体66の第1凹部67A(図13参照)に保持された状態で第1載置部41に移動する。このようにして、第1載置部41にカートリッジ15が載置される。
図10に示すように、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aを第2テーブル50に移動する場合、押圧体66が上昇した状態でキャリッジ60を図10の第3位置P3に移動させる。第2テーブル50を回転させ、第1載置部41の側方にカートリッジ15が載置されていない格納部54X(図2参照)を配置させる。押圧体66を下降させ、押圧体66が下降した状態でキャリッジ60を図10の第3位置P3から第2位置P2まで移動させる。このとき、カートリッジ15は、押圧体66の第2凹部67B(図13参照)に保持された状態で格納部54Xに移動する。このようにして、格納部54Xにカートリッジ15Aが載置される。
図10に示すように、第2テーブル50に載置された複数のカートリッジ15のうち一つのカートリッジ15を、カートリッジ15が載置されていない第2載置部42に移動する場合、押圧体66が上昇した状態でキャリッジ60を図10の第5位置P5に移動させる。第2テーブル50を回転させ、第2載置部42の側方に所望のカートリッジ15が載置された格納部54を配置させる。押圧体66を下降させ、押圧体66が下降した状態でキャリッジ60を図10の第5位置P5から第4位置P4まで移動させる。このとき、カートリッジ15は、押圧体66の第2凹部67B(図13参照)に保持された状態で第2載置部42に移動する。このようにして、第2載置部42にカートリッジ15が載置される。
図10に示すように、第2載置部42に載置された第1カートリッジ15Bを第2テーブル50に移動する場合、押圧体66が上昇した状態でキャリッジ60を図10の第3位置P3に移動させる。第2テーブル50を回転させ、第2載置部42の側方にカートリッジ15が載置されていない格納部54X(図2参照)を配置させる。押圧体66を下降させ、押圧体66が下降した状態でキャリッジ60を図10の第3位置P3から第4位置P4まで移動させる。このとき、カートリッジ15は、押圧体66の第1凹部67A(図13参照)に保持された状態で格納部54Xに移動する。このようにして、格納部54Xにカートリッジ15Bが載置される。なお、3次元造形物の造形中のどのタイミングで、複数のカートリッジ15のうちのいずれのカートリッジ15を第1載置部41または第2載置部42に載置するのかは、制御装置5に予め記憶されている。
図1に示すように、ステージ80は、ベース20に移動自在に支持されている。ステージ80は、ベース20に設けられたステージ移動機構90に移動自在に支持されている。ステージ80は、造形ヘッド70の下方かつベース20に配置されている。ステージ80は、第1ベース22の上方かつ第2ベース26の下方に配置されている。ステージ80は、第1ノズル72Aから吐出される樹脂材料46Pおよび第2ノズル72Bから吐出される樹脂材料47Pを保持する。3次元造形物はステージ80上で造形される。
図1に示すように、ステージ移動機構90は、ベース20に設けられている。ステージ移動機構90は、ステージ80を6自由度で駆動する。ステージ移動機構90は、ステージ80を並進3自由度および回転3自由度で駆動する。すなわち、ステージ移動機構90は、ステージ80をX軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向に並進移動させるとともに、X軸回り、Y軸回り、およびZ軸回りに回転移動させるように構成されている。
図1に示すように、ステージ移動機構90は、6自由度パラレルリンク機構によって構成されている。ステージ移動機構90は、ステージ80に連結された6本のロッド92と、それぞれロッド92に連結され、支柱24に沿って昇降自在な6つのガイド部94(図1では2つのみ図示している)と、ガイド部94を昇降させる図示しない6つのアクチュエータとを備えている。ロッド92、ガイド部94、およびアクチュエータは、ベース20に配置されている。ロッド92は、その一端92Aに第1自在継手93Aを備えている。ロッド92は、その他端92Bに第2自在継手93Bを備えている。第1自在継手93Aは、ステージ80を支持する。第1自在継手93Aは、ロッド92の一端92Aとステージ80とを連結している。
ガイド部94は、支柱24にスライド自在に係合したスライダにより構成されている。第2自在継手93Bは、ガイド部94に接続されている。第2自在継手93Bは、ロッド92の他端92Bとガイド部94とを連結している。支柱24には溝が形成されており、この溝の内側には、上下に延びるボールねじ96が配置されている。ボールねじ96の上端部には、ボールねじ96を回転させるアクチュエータが配置されている。ボールねじ96を回転させるアクチュエータは、制御装置5に接続されている。制御装置5は、ボールねじ96を回転させるアクチュエータを制御する。アクチュエータの種類は何ら限定されないが、例えば、サーボモータを用いることができる。ガイド部94には、上下に延びる図示しないねじ孔が形成されている。ガイド部94のねじ孔にはボールねじ96が挿入されており、ガイド部94のねじ孔は、ボールねじ96と噛み合っている。そのため、ボールねじ96が回転するとガイド部94は上昇し、ボールねじ96が逆回転するとガイド部94は下降する。ガイド部94が昇降することにより、ロッド92が移動する。
各アクチュエータは独立して動作可能であり、各アクチュエータは各ロッド92を相互に独立して移動させる。アクチュエータは、制御装置5により制御される。6本のロッド92が相互に独立して移動することにより、ステージ80は、ベース20内において、X軸方向の並進移動、Y軸方向の並進移動、Z軸方向の並進移動、X軸回りの回転移動、Y軸回りの回転移動、およびZ軸回りの回転移動が可能である。6本のロッド92が相互に独立して移動することにより、ステージ80の位置および姿勢を自由に設定することができる。
次に、本実施形態の3次元造形装置10の動作の一例を説明する。ここでは、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aを交換する場合について説明する。
まず、図5に示すように、モータ43Mの駆動を停止することによって第1ローラギア16Aの回転を停止させる。これにより、第1カートリッジ15Aに収容された樹脂材料46Pの搬送が停止される。すなわち、第1ノズル72Aから樹脂材料46Pが吐出されるのが停止される。
次に、図3に示すように、モータ100M(図4参照)を駆動させることによって、移動ユニット100を図3の矢印F1の方向に移動させる。これにより、図6に示すように、第1造形ヘッド71Aは、第1貫通孔107A(図9参照)および第2貫通孔107Bに案内されて上方に移動すると共に、第2造形ヘッド71Bは、第1貫通孔107Aおよび第2貫通孔107Bに案内されて下方に移動する。このとき、モータ43M(図5参照)を駆動させることによって、第1ローラギア16Aを図5の矢印H2の方向に回転させる。これにより、第1造形ヘッド71Aの上方移動分だけ、第1樹脂供給路46内の樹脂材料46Pを第1カードリッジ15Aに戻す。移動ユニット100が移動する前には第2ノズル72Bの下方に配置されていた樹脂回収槽102は、第1ノズル72Aの下方に配置される。そして、図5に示すように、モータ44Mを駆動させることによって、第2ローラギア16Bを図5の矢印I1の方向に回転させる。これにより、第2カートリッジ15Bに収容された樹脂材料47Pが搬送される。すなわち、第2ノズル72Bから樹脂材料47Pが吐出される。
図7に示すように、移動ユニット100を図7の矢印F1の方向にさらに移動させると、カッター101は、第1樹脂供給路46内の樹脂材料46Pを切断する。より詳細には、図14に示すように、移動ユニット100(図7参照)を移動させることによって、カッター101は、第1樹脂供給路46の手前まで移動する。図15に示すように、移動ユニット100をさらに移動させることによって、カッター101は、図15の矢印F1の方向にさらに移動し、第1樹脂供給路46内の樹脂材料46Pを切断する。これにより、第1樹脂供給路46内には、カッター101より上方に位置する樹脂材料46Pと、カッター101より下方に位置する切断された樹脂材料46PPとに分割される。
次に、移動ユニット100を図7の矢印F2の方向に移動させることによって、カッター101を第1樹脂供給路46と重ならない位置に配置すると共に、第1ノズル72Aの下方に樹脂回収槽102を配置する。
図16に示すように、モータ43M(図5参照)を駆動することによって第1ローラギア16Aを図16の矢印H1の方向に回転させる。これにより、第1カートリッジ15Aに収容された樹脂材料46Pが送り出される。この結果、送り出された樹脂材料46Pによって切断された樹脂材料46PPは第1造形ヘッド71A内へと押し込まれ、切断された樹脂材料46PPの一部は、第1ノズル72Aから樹脂回収槽102へと吐出される。切断された樹脂材料46PPの他の一部は、第1造形ヘッド71A内に残る。第1ローラギア16Aの回転によって、第1樹脂供給路46内に存在する切断された樹脂材料46PPの全てが第1造形ヘッド71A内へと押し込まれた後、第1ローラギア16Aを図16の矢印H2の方向に回転させる。これにより、図17に示すように、第1ローラギア16Aは、第1カートリッジ15Aから第1樹脂供給路46に送り出された樹脂材料46Pを第1カートリッジ15Aに戻す。
次に、図2に示すように、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aは、キャリッジ60によって第2テーブル50の格納部54Xに移動される。そして、第2テーブル50の格納部54に載置されていた任意のカートリッジ15は、キャリッジ60によって第1載置部41に移動される。図5に示すように、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aの第1従動ギア17Aは、第1駆動ギア43Aと噛み合う。
図5に示すように、モータ43Mを駆動することによって第1ローラギア16Aを図5の矢印H1の方向に回転させる。これにより、図18に示すように、第1カートリッジ15Aに収容された樹脂材料46Pが第1樹脂供給路47に送り出される。図19に示すように、樹脂材料46Pを第1造形ヘッド71Aに送り出すことによって、第1造形ヘッド71A内に残っていた樹脂材料46PPが樹脂回収槽102に吐出される。図20に示すように、第1造形ヘッド71A内に残っていた樹脂材料46PPの全てが樹脂回収槽102に吐出され、第1造形ヘッド71A内に樹脂材料46Pが充填されるまで、樹脂材料46Pを第1造形ヘッド71Aに送り出す。樹脂材料46Pの一部が樹脂回収槽102に回収されるまで、樹脂材料46Pを第1造形ヘッド71Aに送り出すとよい。第1造形ヘッド71A内に樹脂材料46Pが充填された後、モータ43Mの駆動を停止して、第1ローラギア16Aの回転を停止させる。これにより、第1カートリッジ15Aに収容された樹脂材料46Pの搬送が停止される。以上のようにして、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aを交換し、第1造形ヘッド71Aを使用可能な状態にする。
以上のように、3次元造形装置10によれば、第1造形ヘッド71Aの第1ノズル72Aから吐出される樹脂材料46Pを変更するとき、キャリッジ60は、第1テーブル40の第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aを第2テーブル50に移動させる。そして、第2テーブル50が回転することによって、第2テーブル50に載置された複数のカートリッジ15のうち次に使用する一つのカートリッジ15は、第1載置部41の側方に配置される。その後、キャリッジ60は、該カートリッジ15を第1載置部41に移動させる。このように、第1載置部41に載置されるカートリッジ15が変更されることによって、一つの第1造形ヘッド71Aに対して、複数のカートリッジ15からそれぞれ樹脂材料を第1造形ヘッド71Aに供給することができる。従って、従来に比べて色数の多い3次元造形物や、従来に比べて多い数の材質を備えた3次元造形物を、一度の造形によって造形することができる。また、第1載置部41に載置されるカートリッジ15の交換は、キャリッジ60によって自動的に行われる。このため、作業者の負担が軽減されると共に、作業効率が向上する。
また、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aに収容された樹脂材料46Pは、第1樹脂供給路46を介して第1造形ヘッド71Aの第1ノズル72Aから吐出され、第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bに収容された樹脂材料47Pは、第2樹脂供給路47を介して第2造形ヘッド71Bの第2ノズル72Bから吐出される。例えば、第1造形ヘッド71Aを用いて、3次元造形物を造形しているときに、第2載置部42に載置される第2カートリッジ15Bを交換することができる。このように、第1造形ヘッド71Aを用いて3次元造形物を造形しながら、第2造形ヘッド71Bで用いられる第2カートリッジ15Bを交換することができる。このため、複数種類の樹脂材料を用いて3次元造形物を造形する際には、カートリッジ15の交換時間が短縮され、3次元造形物を効率よく造形することができる。
本実施形態の3次元造形装置10によれば、図6に示すように、樹脂回収槽102は、第1ノズル72Aの下方に位置する。このため、第1載置部41に載置される第1カートリッジ15Aが交換された後に、第1造形ヘッド71Aの第1ノズル72Aに残存する樹脂材料46Pが樹脂回収槽102に吐出される。これにより、第1ノズル72Aから新たな樹脂材料を吐出することができる。また、図3に示すように、樹脂回収槽102は、第2ノズル72Bの下方に位置する。このため、第2載置部42に載置される第2カートリッジ15Bが交換された後に、第2造形ヘッド71Bの第2ノズル72Bに残存する樹脂材料47Pが樹脂回収槽102に吐出される。これにより、第2ノズル72Bから新たな樹脂材料を吐出することができる。さらに、第1造形ヘッド71Aの第1ノズル72Aおよび第2造形ヘッド71Bの第2ノズル72Bに残存する樹脂材料46P、47Pはそれぞれ樹脂回収槽102に吐出されるため、該樹脂材料46P、47Pをステージ80上に吐出する場合に比べて、ステージ80における3次元造形物を造形する造形領域が大きくなり、ステージ80を有効に活用することができる。
本実施形態の3次元造形装置10によれば、図5に示すように、第1ノズル72Aから樹脂材料46Pを吐出するときには、第1ローラギア16Aによって第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aから第1ノズル72Aに樹脂材料46Pが確実に供給され、第2ノズル72Bから樹脂材料47Pを吐出するときには、第2ローラ16Bによって第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bから第2ノズル72Aに樹脂材料47Pが確実に供給される。一方、第1載置部41に載置される第1カートリッジ15Aおよび第2載置部42に載置される第2カートリッジ15Bが交換されるときには、第1ローラギア16Aおよび第2ローラギア16Bによって第1カートリッジ15Aおよび第2カートリッジ15Bから一度送り出された樹脂材料46P、47Pは元の第1カートリッジ15Aおよび第2カートリッジ15Bにそれぞれ戻される。このため、樹脂材料15A、15Bの無駄を抑制できる。
本実施形態の3次元造形装置10によれば、図5に示すように、第1テーブル40、第1ローラギア16Aを駆動するモータ43Mと、第2ローラギア16Bを駆動するモータ44Mと、が設けられている。これにより、第1テーブル40に設けられたモータ43Mによって駆動された第1ローラギア16Aは、複数のカートリッジ15に収容された各樹脂材料を第1造形ヘッド71Aに搬送し、第1テーブル40に設けられたモータ44Mによって駆動された第2ローラギア16Bは、複数のカートリッジ15に収容された各樹脂材料を第2造形ヘッド71Bに搬送することができる。各カートリッジ15にモータが設けられている場合と比較して、カートリッジ15の構造が簡素化すると共に、カートリッジ15のコストの低減を図ることができる。
本実施形態の3次元造形装置10によれば、一つのカッター101を用いて、第1樹脂供給路46内の樹脂材料46Pおよび第2樹脂供給路47内の樹脂材料47Pを切断することができる。このため、3次元造形装置10の構造が簡素化する。さらに、第1樹脂供給路46内の樹脂材料46Pおよび第2樹脂供給路47内の樹脂材料47Pがカッター101によって切断されるため、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aおよび第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bの交換をスムーズに行うことができる。
本実施形態の3次元造形装置10によれば、図3に示すように、カッター101および樹脂回収槽102は、一体的に移動する。カッター101と樹脂回収槽102とが別々に移動する場合と比較して、3次元造形装置10の構造が簡素化される。
本実施形態の3次元造形装置10によれば、図3に示すように、第1造形ヘッド71Aは、第1ヒータ77Aを備え、第2造形ヘッド71Bは、第2ヒータ77Bを備えている。第1ヒータ77Aが第1樹脂供給路46に設けられている場合や第2ヒータ77Bが第2樹脂供給路47に設けられている場合には、第1樹脂供給路46または第2樹脂供給路47において軟化した熱可塑性樹脂が第1ノズル72Aまたは第2ノズル72Bから吐出される前に冷えて硬化してしまう虞がある。しかし、本実施形態の3次元造形装置10によれば、熱可塑性樹脂が第1ノズル72Aおよび第2ノズル72Bから吐出される前に熱可塑性樹脂が冷えて硬化することを防止することができる。さらに、第1造形ヘッド71Aと第1樹脂供給路46とが離間して配置されている場合や第2造形ヘッド71Bと第2樹脂供給路47とが離間して配置されている場合、第1樹脂供給路46に第1ヒータ77Aを設けたり第2樹脂供給路47に第2ヒータ77Bを設けたりしてしまうと、軟化した熱可塑性樹脂46Pが第1ノズル72Aに送られずに第1造形ヘッド71Aと第1樹脂供給路46との間から外部に漏れだしたり、軟化した熱可塑性樹脂47Pが第2ノズル72Bに送られずに第2造形ヘッド71Bと第2樹脂供給路47との間から外部に漏れだす虞がある。しかし、本実施形態の3次元造形装置10によれば、第1造形ヘッド71Aが第1ヒータ77Aを備えかつ第2造形ヘッド71Bが第2ヒータ77Bを備えているため、軟化した熱可塑性樹脂46P、47Pは確実に第1ノズル72Aおよび第2ノズル72Bに搬送される。
本実施形態の3次元造形装置10によれば、図1に示すように、第1テーブル40は、第1造形ヘッド71Aおよび第2造形ヘッド71Bの上方に配置されている。これにより、第1テーブル40を第1造形ヘッド71Aおよび第2造形ヘッド71Bの側方に配置する場合と比べて、3次元造形装置10の横幅を小さくすることができる。このため、3次元造形装置10の構造がコンパクトになる。
本実施形態の3次元造形装置10によれば、図2に示すように、キャリッジ60が第1テーブル40の第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aまたは第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bを第2テーブル50の格納部54に移動させたとき、格納部54に載置されているカートリッジ15に収容された樹脂材料の情報は、読み取り手段50Aによって認識される。このため、キャリッジ60は、第1テーブル40の第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aおよび第2載置部42に載置された第2カートリッジ15Bを第2テーブル50のどの格納部54に戻してもよい。この結果、第1載置部41および第2載置部42に載置されるカートリッジ15の交換をより早く行うことができる。
本実施形態の3次元造形装置10によれば、図10に示すように、キャリッジ60は、カートリッジ15を押圧し、昇降自在な押圧体66を備えている。このため、第1載置部41に載置された第1カートリッジ15Aや第2載置部42に載置された第2カートリッジを第2テーブル50に移動させ、かつ、第2テーブル50に載置された複数のカートリッジ15のうち一つのカートリッジ15を第1載置部41および第2載置部42に移動させることを容易に行うことができる。
<第2実施形態>
図21は、第2実施形態に係るカッター201を示す模式図である。図22は、カッター201が第1樹脂供給路46内の樹脂材料を切断したときのカッター201を示す模式図である。図21に示すように、カッター201は、一対の第1カッター201Aおよび第2カッター201Bを備えている。第1カッター201Aおよび第2カッター201Bは、第1樹脂供給路46内の樹脂材料46Pを介して対向する。第1カッター201Aは、第2カッター201Bに対して平行に配置されている。第1カッター201Aは、第2カッター201Bより下方に配置されている。第1カッター201Aおよび第2カッター201Bは、ホルダ30に設けられたカッター駆動装置202によって駆動される。カッター駆動装置202は、図示しないモータやギア等によって構成されている。カッター駆動装置202は、第1カッター201Aと第2カッター201Bとを互いに接近する方向および離反する方向に駆動する。第1カッター201Aと第2カッター201Bとが重なるとき、第1カッター201Aの上面201AUと第2カッター201Bの下面201BBとが接触する。カッター201は、第1樹脂供給路46内の樹脂材料46Pを切断する。図22に示すように、第1カッター201Aと第2カッター201Bとが重なるとき、第1樹脂供給路46内の樹脂材料46Pは切断される。第1カッター201Aおよび第2カッター201Bは、第2樹脂供給路47(図1参照)内の樹脂材料47Pを介して対向するように配置されてもよい。
本実施形態の3次元造形装置10によれば、第1カッター201Aと第2カッター201Bとによって、第1樹脂供給路46内の樹脂材料46Pをより確実に切断することができる。
<第3実施形態>
図23は、第3実施形態に係るカッター201を示す側面図である。図24は、カッター201が第1ノズル72Aから吐出される樹脂材料46Pを切断したときのカッター201を示す側面図である。図23に示すように、カッター201は、第1造形ヘッド71Aの第1ノズル72Aの下方に配置されている。カッター201は、ステージ80の上方に配置されている。カッター201は、第1ノズル72Aから吐出された樹脂材料46Pを切断する。図24に示すように、第1カッター201Aと第2カッター201Bとが重なるとき、第1ノズル72Aから吐出された樹脂材料46Pは切断される。カッター201は、第2造形ヘッド71Bのノズル72B(図1参照)の下方に配置されてもよい。
<第4実施形態>
図25は、第4実施形態に係るカッター201を示す平面図である。図26は、カッター201が第1ノズル72Aから吐出される樹脂材料46Pを切断したときのカッター201を示す平面図である。図25に示すように、第1カッター201Aは、第2カッター201Bから離れる方向に凹む凹部203Aを備えている。第2カッター201Bは、第1カッター201Aから離れる方向に凹む凹部203Bを備えている。第1カッター201Aは、第2カッター201Bに対して平行に配置されている。第1カッター201Aと第2カッター201Bとは、凹部203Aと凹部203Bとが対向するように配置されている。第1カッター201Aおよび第2カッター201Bは、第1造形ヘッド71A(図1参照)の第1ノズル72Aの下方に配置されている。図26に示すように、第1カッター201Aと第2カッター201Bとが重なるとき、第1ノズル72Aから吐出された樹脂材料46Pは切断される。第1カッター201Aは、第2カッター201Bより下方に配置されている。カッター201は、第2造形ヘッド71Bのノズル72B(図1参照)の下方に配置されてもよい。カッター201は、第1載置部41(図1参照)より下方かつ第1造形ヘッド71A(図1参照)より上方に配置されてもよい。カッター201は、第2載置部42(図1参照)より下方かつ第2造形ヘッド71B(図1参照)より上方に配置されてもよい。
上述した実施形態では、第1テーブル40は、第1造形ヘッド71Aおよび第2造形ヘッド71Bの上方に配置されていたが、これに限定されない。例えば、第1テーブル40は、第1造形ヘッド71Aおよび第2造形ヘッド71Bの側方に配置されていてもよい。
上述した実施形態では、押圧体66は、カートリッジ15を押圧することによってカートリッジ15を移動させていたがこれに限定されない。押圧体66は、カートリッジ15を引っ張ることによってカートリッジ15を移動させてもよい。
上述した実施形態では、ステージ移動機構90は、ステージ80を6自由度で駆動していたが、これに限定されない。ステージ80を3自由度、4自由度または5自由度で駆動するステージ移動機構を用いてもよい。
上述した実施形態では、第1造形ヘッド71Aおよび第2造形ヘッド71Bは、上下方向にのみ移動するが、これに限定されない。第1造形ヘッド71Aおよび第2造形ヘッド71Bは、前後方向に移動してもよいし、左右方向に移動してもよい。また、第1造形ヘッド71Aおよび第2造形ヘッド71Bは、固定されていてもよい。
10 3次元造形装置
40 第1テーブル
41 第1載置部
42 第2載置部
46 第1樹脂供給路
47 第2樹脂供給路
50 第2テーブル
60 キャリッジ
71A 第1造形ヘッド
71B 第2造形ヘッド
72A 第1ノズル
72B 第2ノズル
101 カッター
102 樹脂回収槽

Claims (20)

  1. 樹脂材料を硬化して所定の断面形状の樹脂を順次積層することにより3次元造形物を造形する3次元造形装置であって、
    ベースと、
    前記ベースの上方に配置されたホルダと、
    樹脂材料を吐出するノズルを備え、前記ホルダに設けられた造形ヘッドと、
    樹脂材料を収容する複数のカートリッジと、
    前記ホルダに設けられ、前記複数のカートリッジのうち一つのカートリッジが載置される載置部を備えた第1テーブルと、
    前記ホルダに設けられ、前記造形ヘッドと前記載置部に載置されたカートリッジとを接続する樹脂供給路と、
    前記第1テーブルの外方かつ前記ホルダに設けられ、前記複数のカートリッジのうち前記載置部に載置されたカートリッジを除くカートリッジが載置され、前記第1テーブルを中心に回転可能な円環状の第2テーブルと、
    前記第1テーブルおよび前記第2テーブルより上方に配置され、前記載置部に載置されたカートリッジを前記第2テーブルに移動させ、かつ、前記第2テーブルに載置された前記複数のカートリッジのうち一つのカートリッジを前記載置部に移動させる、所定方向に移動可能なキャリッジと、
    前記造形ヘッドの下方にて前記ベースに移動自在に支持され、前記ノズルから吐出される樹脂材料を保持するステージと、を備える、3次元造形装置。
  2. 前記ノズルから吐出される樹脂材料を回収する樹脂回収槽を備え、
    前記載置部に載置されたカートリッジが前記キャリッジによって前記第2テーブルに移動され、前記第2テーブルに載置された前記複数のカートリッジのうち一つのカートリッジが前記キャリッジによって前記載置部に移動された後、前記樹脂回収槽は、前記ノズルの下方に位置する、請求項1に記載の3次元造形装置。
  3. 前記カートリッジは、前記カートリッジに収容された樹脂材料を搬送するローラを備え、
    前記ローラは、前記載置部に載置された前記カートリッジに収容された樹脂材料を前記ノズルから吐出するときには、前記載置部に載置された前記カートリッジから樹脂材料を前記樹脂供給路に送り出し、前記載置部に載置された前記カートリッジを前記第2テーブルに移動させるときには、前記載置部に載置された前記カートリッジから前記樹脂供給路に送り出された樹脂材料を前記載置部に載置された前記カートリッジに戻す、請求項1または2に記載の3次元造形装置。
  4. 前記第1テーブルには、前記ローラを駆動するローラ駆動装置が設けられている、請求項3に記載の3次元造形装置。
  5. 前記載置部より下方かつ前記造形ヘッドより上方に配置され、前記樹脂供給路内の樹脂材料を切断するカッターと、
    前記ホルダに設けられ、前記カッターを駆動するカッター駆動装置と、を備え、
    前記載置部に載置された前記カートリッジを前記第2テーブルに移動させるとき、前記カッターは、前記載置部に載置された前記カートリッジを前記第2テーブルに移動させる前に、前記樹脂供給路内の樹脂材料を切断する、請求項1から4のいずれか一項に記載の3次元造形装置。
  6. 前記カッターは、前記樹脂供給路内の樹脂材料を介して対向する一対の第1カッターおよび第2カッターを備え、
    前記カッター駆動装置は、前記第1カッターと前記第2カッターとを互いに接近する方向および離反する方向に駆動し、
    前記第1カッターと前記第2カッターとが重なるとき、前記第1カッターの上面と前記第2カッターの下面とが接触する、請求項5に記載の3次元造形装置。
  7. 前記載置部に載置されたカートリッジより下方かつ前記造形ヘッドより上方に配置され、前記樹脂供給路内の樹脂材料を切断するカッターを備え、
    前記カッターおよび前記樹脂回収槽は、一体的に移動する、請求項2に記載の3次元造形装置。
  8. 前記樹脂材料は、熱可塑性樹脂であり、
    前記造形ヘッドは、前記熱可塑性樹脂に熱を加えるヒータを備えている、請求項1から7のいずれか一項に記載の3次元造形装置。
  9. 前記第1テーブルは、前記造形ヘッドの上方に配置されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の3次元造形装置。
  10. 前記造形ヘッドは、樹脂材料を吐出する第1ノズルを備え、前記ホルダに設けられた第1造形ヘッドと、前記第1造形ヘッドの側方に配置され、樹脂材料を吐出する第2ノズルを備え、前記ホルダに設けられた第2造形ヘッドと、を少なくとも含み、
    前記第1テーブルは、前記第1ノズルから吐出される樹脂材料を収容する第1カートリッジが載置される第1載置部と、前記第2ノズルから吐出される樹脂材料を収容する第2カートリッジが載置される第2載置部と、を少なくとも備え、
    前記樹脂供給路は、前記第1造形ヘッドと前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジとを接続する第1樹脂供給路と、前記第2造形ヘッドと前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジとを接続する第2樹脂供給路と、を少なくとも含む、請求項1に記載の3次元造形装置。
  11. 前記第1ノズルおよび前記第2ノズルから吐出される樹脂材料を回収する樹脂回収槽を備え、
    前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジが前記キャリッジによって前記第2テーブルに移動され、前記第2テーブルに載置された前記複数のカートリッジのうち一つのカートリッジが前記キャリッジによって前記第1載置部に移動された後、前記樹脂回収槽は、前記第1ノズルの下方に位置し、
    前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジが前記キャリッジによって前記第2テーブルに移動され、前記第2テーブルに載置された前記複数のカートリッジのうち一つのカートリッジが前記キャリッジによって前記第2載置部に移動された後、前記樹脂回収槽は、前記第2ノズルの下方に位置する、請求項10に記載の3次元造形装置。
  12. 前記第1カートリッジは、前記第1カートリッジに収容された樹脂材料を搬送する第1ローラを備え、
    前記第2カートリッジは、前記第2カートリッジに収容された樹脂材料を搬送する第2ローラを備え、
    前記第1ローラは、前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジに収容された樹脂材料を前記第1ノズルから吐出するときには、前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジから樹脂材料を前記第1樹脂供給路に送り出し、前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジを前記第2テーブルに移動させるときには、前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジから前記第1樹脂供給路に送り出された樹脂材料を前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジに戻し、
    前記第2ローラは、前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジに収容された樹脂材料を前記第2ノズルから吐出するときには、前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジから樹脂材料を前記第2樹脂供給路に送り出し、前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジを前記第2テーブルに移動させるときには、前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジから前記第2樹脂供給路に送り出された樹脂材料を前記第2載置部に載置された前記カートリッジに戻す、請求項10または11に記載の3次元造形装置。
  13. 前記第1テーブルには、前記第1ローラを駆動する第1ローラ駆動装置と、前記第2ローラを駆動する第2ローラ駆動装置と、が設けられている、請求項12に記載の3次元造形装置。
  14. 前記第1載置部および前記第2載置部より下方かつ前記第1造形ヘッドおよび前記第2造形ヘッドより上方に配置され、前記第1樹脂供給路および前記第2樹脂供給路内の樹脂材料を切断するカッターと、
    前記ホルダに設けられ、前記カッターを駆動するカッター駆動装置と、を備え、
    前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジを前記第2テーブルに移動させるとき、前記カッターは、前記第1載置部に載置された前記第1カートリッジを前記第2テーブルに移動させる前に、前記第1樹脂供給路内の樹脂材料を切断し、
    前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジを前記第2テーブルに移動させるとき、前記カッターは、前記第2載置部に載置された前記第2カートリッジを前記第2テーブルに移動させる前に、前記第2樹脂供給路内の樹脂材料を切断する、請求項10から13のいずれか一項に記載の3次元造形装置。
  15. 前記カッターは、前記第1樹脂供給路内の樹脂材料または前記第2樹脂供給路内の樹脂材料を介して対向する一対の第1カッターおよび第2カッターを備え、
    前記カッター駆動装置は、前記第1カッターと前記第2カッターとを互いに接近する方向および離反する方向に駆動し、
    前記第1カッターと前記第2カッターとが重なるとき、前記第1カッターの上面と前記第2カッターの下面とが接触する、請求項14に記載の3次元造形装置。
  16. 前記第1載置部に載置されたカートリッジおよび前記第2載置部に載置されたカートリッジより下方かつ前記第1造形ヘッドおよび前記第2造形ヘッドより上方に配置され、前記第1樹脂供給路および前記第2樹脂供給路内の樹脂材料を切断するカッターを備え、
    前記カッターおよび前記樹脂回収槽は、一体的に移動する、請求項11に記載の3次元造形装置。
  17. 前記樹脂材料は、熱可塑性樹脂であり、
    前記第1造形ヘッドは、前記熱可塑性樹脂に熱を加える第1ヒータを備え、
    前記第2造形ヘッドは、前記熱可塑性樹脂に熱を加える第2ヒータを備えている、請求項10から16のいずれか一項に記載の3次元造形装置。
  18. 前記第1テーブルは、前記第1造形ヘッドおよび前記第2造形ヘッドの上方に配置されている、請求項10から17のいずれか一項に記載の3次元造形装置。
  19. 前記複数のカートリッジは、前記カートリッジに収容された樹脂材料の情報を記憶する識別手段をそれぞれ備え、
    前記第2テーブルは、前記複数のカートリッジが一つずつ載置される複数の格納部と、前記格納部に載置された前記カートリッジの前記識別手段に記憶された情報をそれぞれ読み取る複数の読み取り手段と、を備えている、請求項1から18のいずれか一項に記載の3次元造形装置。
  20. 前記キャリッジは、前記カートリッジを押圧し、昇降自在な押圧体を備え、
    前記押圧体は、上昇したときには、前記カートリッジより上方に配置され、前記キャリッジが前記所定方向に移動しても前記カートリッジを押圧せず、下降したときには、少なくとも一部が前記カートリッジの上端より下方に配置され、前記キャリッジが前記所定方向に移動したときに前記カートリッジを押圧する、請求項1から19のいずれか一項に記載の3次元造形装置。
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