JP6602216B2 - 冷却システムおよび原子力プラント - Google Patents

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Description

本発明は、冷却システムおよび原子力プラントに関する。
近年、原子力プラントでは、非常用第三電源としてガスタービンの設置が計画されている。この非常用のガスタービンを設置する場合、ガスタービンおよび発電機が格納されるエンクロージャと、エンクロージャの内外に通じるガスタービンの吸排気ダクトと、排気ダクトにおいて騒音を低減する消音器と、が必要とされる。そして、排気ダクトは、エンクロージャの外部に引き出されており、消音器は、エンクロージャの外部で排気ダクトに設けられて原子力発電プラントにおいて、例えば原子炉建屋の施設外の設置場所を構成する基礎コンクリート上に設置される。ここで、消音器は、その内部がガスタービンの定格時で約600℃の排ガスに晒されるため、非常用電源として要求されるガスタービンの運転時間(例えば、7日間)において熱伝導により徐々に底面の基礎コンクリートの温度上昇が想定される。しかし、コンクリート製原子炉格納容器規格(JSME S NE1−2013)には、設備を設置する基礎コンクリート温度を65℃以下に抑える規定があり、非常用電源としても準用が望まれることから、基礎コンクリートの温度上昇を抑制するシステムが切望される。
従来、例えば、特許文献1には、設置周囲に与える熱負荷を低減させる排気消音器が示されている。この排気消音器は、底板により消音室と放熱室とに仕切られている。消音室の下部には、断熱材としてのライニングが設けられている。また、放熱室には、その空間内の空気が排気消音器の外部と行き来するための空気ベントが設けられている。従って、排気消音器の底部に断熱手段と放熱手段を設け、高温の排気ガスの熱が、排気消音器の設置基礎に伝わるのを防止することで、基礎に対する熱負荷を低減する。
特開2000−54823号公報
しかし、特許文献1に示される排気消音器においては、放熱室の内部の空気が排気消音器の外部と行き来するための空気ベントが設けられているものの、放熱室の空間内に空気が対流することから、当該放熱室の空間内の温度が低下し難いため、コンクリート製原子炉格納容器規格に準ずる温度以下に基礎コンクリートの温度上昇を抑制することは困難である。
本発明は上述した課題を解決するものであり、上述した消音器などの高温機器により当該高温機器が設置される基礎コンクリートの温度上昇を抑制することのできる冷却システム、および当該冷却システムが適用される原子力プラントを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の冷却システムは、ガスタービンおよび前記ガスタービンにより稼働される発電機が格納される格納部と、前記格納部内の換気を行う換気機構と、前記格納部の外部の基礎コンクリート上に設置されて前記ガスタービンの排熱により加熱される高温機器と前記基礎コンクリートとの間に配置されて前記格納部の内部と外部とを連通する通路部が貫通して設けられる冷却部と、を備え、前記換気機構の負圧により前記冷却部の前記通路部に前記格納部の外部の空気が導入されることを特徴とする。
この冷却システムによれば、換気機構の負圧により冷却部の通路部に格納部の外部の空気が導入されるため、高温機器が設置される基礎コンクリートへの熱の伝導が抑止される。この結果、高温機器が設置される基礎コンクリートの温度上昇を抑制することができる。しかも、格納部内の換気を行う換気機構の負圧を利用しているため、別途空気を送る動力を必要とせず高温機器が設置される基礎コンクリートの温度上昇を抑制することができる。
また、本発明の冷却システムでは、前記冷却部は、前記通路部が、前記高温機器の底に設けられた基台と前記基礎コンクリートとの間に設けられた冷却通路部と、前記基台から外れて設けられた空気通路部と、を含むことを特徴とする。
この冷却システムによれば、冷却通路部が高温機器の底に設けられた基台と基礎コンクリートとの間に設けられていることで高温機器が設置される基礎コンクリートへの熱の伝導を抑止する。この場合、冷却通路部を通過する空気は、高温機器の熱により加熱され格納部の内部に送られることから、格納部の内部の温度上昇が懸念される。従って、この冷却システムによれば、基台から外れて設けられた空気通路部により、基台の部分を通過せずに高温機器の熱により加熱されにくい空気を通過させて格納部の内部に送ることで、格納部の内部の温度上昇を抑制することができる。また、基台から外れて設けられた空気通路部により、基台の部分を通過せずに高温機器の熱により加熱されにくい空気を冷却通路部の後流に合流させれば、高温機器の熱により加熱された冷却通路部の空気を冷却させ、冷却効率を向上させることもできる。
また、本発明の冷却システムでは、前記基台と前記冷却通路部との間に設けられた断熱板を備えることを特徴とする。
この冷却システムによれば、断熱板を設けることで、高温機器の基台から基礎コンクリートおよび冷却通路部への熱の伝導が抑制されるため、基礎コンクリートの温度上昇を抑制する効果を顕著に得ることができ、かつ冷却部による冷却効率を向上することができる。
また、本発明の冷却システムでは、前記基台から外れて前記高温機器と前記基礎コンクリートとの間の空間に充填される断熱材を備えることを特徴とする。
この冷却システムによれば、断熱材を設けることで、高温機器の底の空間において基礎コンクリートへの熱の伝導が抑制されるため、基礎コンクリートの温度上昇を抑制する効果を顕著に得ることができる。
また、本発明の冷却システムでは、前記格納部と前記通路部との間の空気の流量を調整する調整手段を備えることを特徴とする。
この冷却システムは、格納部内の換気を行う換気機構の負圧により冷却部の通路部に格納部の外部の空気が導入されるため、格納部と通路部との間の空気の流量が多すぎると格納部内の換気機能が低下する。従って、この冷却システムによれば、調整手段により格納部と通路部との間の空気の流量を調整することで、換気機構による圧力分配を調整し、換気機構による換気機能と冷却システムにおける冷却機能とを両立させることができる。
また、本発明の冷却システムでは、前記高温機器は、前記ガスタービンの排ガスを排出する排ガス管に接続される消音器であることを特徴とする。
消音器は、ガスタービンの排ガスが通過するもので特に高温に晒されるため、消音器から基礎コンクリートへの熱の伝導を抑止することで、基礎コンクリートの温度上昇を抑制できる。
上述の目的を達成するために、本発明の原子力プラントは、ガスタービンおよび発電機が非常用電源設備として適用され上述したいずれか1つの冷却システムを備えることを特徴とする。
この原子力プラントによれば、ガスタービンおよび発電機を非常用電源設備として適用される場合に、冷却システムにより基礎コンクリートの温度上昇が抑制されるため、コンクリート製原子炉格納容器規格の規定に準じた運用を行うことができる。
本発明によれば、高温機器が設置される基礎コンクリートの温度上昇を抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る原子力プラントの概略構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係る冷却システムの概略側面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る冷却システムの概略平面図である。 図4は、本発明の実施形態に係る冷却システムの正面図である。 図5は、本発明の実施形態に係る冷却システムの冷却部の平面図である。 図6は、本発明の実施形態に係る冷却システムの部分断面図である。 図7は、本発明の実施形態に係る冷却システムの縦断面図である。 図8は、本発明の実施形態に係る冷却システムの冷却部の他の例の正面図である。 図9は、本発明の実施形態に係る冷却システムの冷却部の他の例の正面図である。 図10は、本発明の実施形態に係る冷却システムの冷却部の他の例の正面図である。 図11は、本発明の実施形態に係る冷却システムの冷却部の他の例の正面図である。 図12は、本発明の実施形態に係る冷却システムの冷却部の他の例の正面図である。 図13は、本発明の実施形態に係る冷却システムの冷却部の他の例の正面図である。 図14は、本発明の実施形態に係る冷却システムの冷却部の他の例の正面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る原子力プラントの概略構成図である。図1に示す原子力プラントは、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)である。この原子力プラントは、原子炉格納容器100内において、原子炉圧力容器101、加圧器102、蒸気発生器103および一次冷却水ポンプ104が、一次冷却水管105により順次接続されて、流体である一次冷却水の循環経路が構成されている。
原子炉圧力容器101は、内部に炉心である複数の燃料集合体101aを密閉状態で格納するもので、燃料集合体101aが挿抜できるように、容器本体101bとその上部に装着される容器蓋101cとにより構成されている。容器蓋101cは、容器本体101bに対して開閉可能に設けられている。容器本体101bは、上方が開口し、下方が半球形状とされて閉塞された円筒形状をなし、上部に、一次冷却水としての軽水を給排する入口側管台101dおよび出口側管台101eが設けられている。出口側管台101eは、蒸気発生器103の入口側水室103aに連通するように一次冷却水管105が接続されている。また、入口側管台101dは、蒸気発生器103の出口側水室103bに連通するように一次冷却水管105が接続されている。
蒸気発生器103は、半球形状に形成された下部において、入口側水室103aと出口側水室103bとが仕切板103cによって区画されて設けられている。入口側水室103aおよび出口側水室103bは、その天井部に設けられた管板103dによって蒸気発生器103の上部側と区画されている。蒸気発生器103の上部側には、逆U字形状の伝熱管103eが設けられている。伝熱管103eは、入口側水室103aと出口側水室103bとを繋ぐように各端部が管板103dに支持されている。そして、入口側水室103aは、入口側の一次冷却水管105が接続され、出口側水室103bは、出口側の一次冷却水管105が接続されている。また、蒸気発生器103は、管板103dによって区画された上部側の上端に、出口側の二次冷却水管106aが接続され、上部側の側部に、入口側の二次冷却水管106bが接続されている。
また、原子力プラントは、蒸気発生器103が、原子炉格納容器100外で二次冷却水管106a,106bを介して蒸気タービン107に接続されて、流体である二次冷却水の循環経路が構成されている。
蒸気タービン107は、高圧タービン108および低圧タービン109を有すると共に、発電機110が接続されている。また、高圧タービン108および低圧タービン109は、湿分分離加熱器111が、二次冷却水管106aから分岐して接続されている。二次冷却水管106aは、蒸気発生器103から高圧タービン108および低圧タービン109に至る途中に蒸気隔離弁(開閉弁)119が設けられている。蒸気隔離弁119は、非常時などに閉塞されて蒸気発生器103から高圧タービン108および低圧タービン109に至る蒸気が隔離される。また、低圧タービン109は、復水器112に接続されている。この復水器112は、二次冷却水管106bに接続されている。二次冷却水管106bは、上述したように蒸気発生器103に接続され、復水器112から蒸気発生器103に至り、復水ポンプ113、低圧給水加熱器114、脱気器115、主給水ポンプ116、高圧給水加熱器117および主給水弁(開閉弁)118が設けられている。
従って、原子力プラントでは、一次冷却水が原子炉圧力容器101にて加熱されて高温・高圧となり、加圧器102にて加圧されて圧力を一定に維持されつつ、一次冷却水管105を介して蒸気発生器103に供給される。蒸気発生器103では、一次冷却水と二次冷却水との熱交換が行われることにより、二次冷却水が蒸発して蒸気となる。熱交換後の冷却した一次冷却水は、一次冷却水管105を介して一次冷却水ポンプ104側に回収され、原子炉圧力容器101に戻される。一方、熱交換により蒸気となった二次冷却水は、蒸気タービン107に供給される。蒸気タービン107に係り、湿分分離加熱器111は、高圧タービン108からの排気から湿分を除去し、さらに加熱して過熱状態とした後に低圧タービン109に送る。蒸気タービン107は、二次冷却水の蒸気により駆動され、その動力が発電機110に伝達されて発電される。タービンの駆動に供された蒸気は、復水器112に排出される。復水器112は、取水管112aを介してポンプ112bにより取水した冷却水(例えば、海水)と、低圧タービン109から排出された蒸気とを熱交換し、当該蒸気を凝縮させて低圧の飽和液に戻す。熱交換に用いられた冷却水は、排水管112cから排出される。また、凝縮された飽和液は、二次冷却水となり、復水ポンプ113によって二次冷却水管106bを介して復水器112の外部に送り出される。さらに、二次冷却水管106bを経る二次冷却水は、低圧給水加熱器114で、例えば、低圧タービン109から抽気した低圧蒸気により加熱され、脱気器115で溶存酸素や不凝結ガス(アンモニアガス)などの不純物が除去された後、主給水ポンプ116により送水され、高圧給水加熱器117で、例えば、高圧タービン108から抽気した高圧蒸気により加熱された後、蒸気発生器103に戻される。ここで、二次冷却水を蒸気発生器103に給水する系統を主給水系という。主給水系は、蒸気発生器103の二次冷却水の水位を維持するため、主給水ポンプ116や主給水弁118などが制御される。
なお、上述した原子力プラントは、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)が用いられたものを説明したが、この限りではない。例えば、図には明示しないが、沸騰型原子炉(BWR:Boiling Water Reactor)が用いられた原子力プラントであってもよい。
図2は、本実施形態に係る冷却システムの概略側面図である。図3は、本実施形態に係る冷却システムの概略平面図である。
上述した原子力プラントにあっては、近年、非常用第三電源としてガスタービンの設置が計画されている。図2に示すように、非常用ガスタービン発電設備51は、基礎コンクリート52上に設置される。基礎コンクリート52上に、ガスタービン53およびガスタービン53により稼働される発電機54が格納される格納部55が設けられる。ガスタービン53は、圧縮機53Aと、燃焼器53Bと、タービン53Cとを有し、圧縮機53Aで圧縮された圧縮空気により燃焼器53Bにて燃焼ガスを生成しこの燃焼ガスによりタービン53Cを駆動する。圧縮機53Aとタービン53Cのロータが直結され、タービン53Cの駆動により圧縮機53Aが駆動する。発電機54はガスタービン53のロータに接続されており、ロータの回転により発電する。ガスタービン53の圧縮機53Aは、格納部55内に取り込まれる空気を給気して圧縮する。ガスタービン53の燃焼器53Bは、格納部55に設けられたダクト55aを通じて燃焼用空気A1が供給される。格納部55は、このようなガスタービン53および発電機54を格納するものである。ガスタービン53の駆動により加熱などされる内部の空気を換気するため、換気機構56が設けられる。換気機構56は、格納部55に設けられた換気出口56A側に換気ファン56Bが設けられ、換気ファン56Bにより格納部55内が負圧とされて換気入口56Cより格納部55内に換気用空気A2が導入される。また、ガスタービン53は、図2および図3に示すように、タービン53Cの排ガスGを排出する排ガス管53Dが格納部55の外部に延出されている。排ガス管53Dは、格納部55の外部であって基礎コンクリート52上に設置された消音器57に接続され、消音器57の内部にて消音される。そして、消音器57を経た排ガスGは排出される。なお、図3では、2台のガスタービン53を併設した形態を示している。
ここで、消音器57は、その内部がガスタービン53の定格時で約600℃の排ガスGに晒されるため、非常用電源として要求されるガスタービン53の運転時間(例えば、7日間)において熱伝導により徐々に底面の基礎コンクリート52の温度が上昇して200℃以上になることが想定される。本実施形態では、コンクリート製原子炉格納容器規格(JSME S NE1−2013)の規定である65℃以下に基礎コンクリート52の温度を抑えるため、本実施形態の冷却システムが設置される。
冷却システムは、上述した格納部55と、換気機構56と、に加え、冷却部58と、断熱板59と、断熱材60と、調整手段61と、を含む。
冷却部58は、図2に示すように、ガスタービン53の排熱により加熱される高温機器としての消音器57と当該消音器57が設置される基礎コンクリート52との間に配置されるものである。冷却部58は、格納部55の内部と外部とを連通する通路部62が貫通して設けられている。
本実施形態の冷却システムにおいては、図2および図3に示すように、格納部55と消音器57との間であって、格納部55から引き出されて消音器57に接続されるガスタービン53の排ガス管53Dを跨ぐように、門型の遮蔽壁63が形成されている。そして、遮蔽壁63により囲まれた格納部55と消音器57との間に空間Sが形成される。冷却部58の通路部62は、一端側が空間Sの外側に開口し、他端側が空間S内に開口している。また、空間Sは、排ガス管53Dの周囲において格納部55の内部に通じている。従って、冷却部58の通路部62は、一端側が格納部55の外部に通じ、他端側が格納部55の内部に通じており、格納部55の内部と外部とを連通する。従って、換気機構56の負圧の作用により冷却部58の通路部62に格納部55の外部の空気が導入される。
ここで、図4は、本実施形態に係る冷却システムの正面図である。図5は、本実施形態に係る冷却システムの冷却部の平面図である。図6は、本実施形態に係る冷却システムの部分断面図(図5におけるI−I断面)である。図7は、本実施形態に係る冷却システムの縦断面図(図5におけるII-II断面)である。
図2および図4に示すように、消音器57は、その底に基台57Aが設けられている。基台57Aは、H形鋼からなり、消音器57を支持する脚であり、矩形状の消音器57の外形に沿って矩形ロ字形状に配置されている。そして、冷却部58は、主に、消音器57の基台57Aの直下であって、基礎コンクリート52との間に配置されている。すなわち、冷却部58は、図5に示すように、その主構成が消音器57の基台57Aの形状に沿って矩形ロ字形状に形成されている。なお、図5において、冷却部58は、矩形上の隣接する角部から一部突出する部分があり、これは、本実施形態の消音器57の基台57Aの形状が同箇所で突出する部分を有してその直下に対応して設けられている。また、この突出した部分は、上述した遮蔽壁63が設けられる部分であり、図5に示すように、遮蔽壁63の内側に空間Sが形成されている。
冷却部58の通路部62は、冷却通路部62Aと空気通路部62Bとを含む。冷却通路部62Aは、基台57Aと基礎コンクリート52との間に挟まれるように設けられる。従って、冷却通路部62Aは、冷却部58の主構成であり、消音器57の基台57Aの直下で基台57Aの形状に沿って矩形ロ字形状に形成されている。一方、空気通路部62Bは、基台57Aから外れて消音器57と基礎コンクリート52との間に設けられる。
冷却通路部62Aは、長板状の4つの部材が矩形ロ字形状に組み合わされたものである。冷却通路部62Aは、長板状の部材の上面に長手方向に沿って延在する溝状の通路62Aaが、短尺方向に複数並設して形成されている。また、冷却通路部62Aは、複数の溝状の通路62Aaが繋がる凹状のチャンバ62Abが形成されている。これら、通路62Aaおよびチャンバ62Abは、板状の蓋材62Cにより長板状の部材の上面が閉塞されて通路として形成されている。なお、通路62Aaおよびチャンバ62Abは、板蓋材62Cを要せず長板状の部材の内部を貫通する通路として形成されていてもよい。
空気通路部62Bは、管状に形成された内部の迂回通路62Baが、基台57Aの直下から外れて冷却通路部62Aにおけるチャンバ62Abに接続されている。
この通路部62は、冷却通路部62Aの通路62Aaおよびチャンバ62Abや、空気通路部62Bの迂回通路62Baを適宜組み合わせ、上述したように一端側が格納部55の外部(空間Sの外側)に開口し、他端側が格納部55の内部(空間Sの内側)に開口して、格納部55の内部と外部とを連通する。
具体的に、図5に示す冷却部58では、通路部62は、図5中に矢印で示す連通ラインA,B,C,Dが形成される。連通ラインAは、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口するチャンバ62Ab、通路62Aa、チャンバ62Ab、迂回通路62Ba、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。
連通ラインBは、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口する通路62Aa、チャンバ62Ab、迂回通路62Ba、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口する下部チャンバ62Acを通じて形成されている。ここで、下部チャンバ62Acは、図6に示すように、冷却通路部62Aにおいて、長板状の部材の下面に通路62Aaとは通じず設けられたものである。
連通ラインCは、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口する通路62Aa、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。
連通ラインDは、格納部55の外部(空間Sの外側)および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口する通路62Aaを通じて形成されている。
断熱板59は、図2、図4、図6および図7に示すように、基台57Aと冷却通路部62Aとの間に設けられている。なお、冷却通路部62Aに蓋材62Cがある場合、断熱板59は、基台57Aと蓋材62Cとの間に設けられる。断熱板59は、消音器57の荷重を受けても潰れることのない硬質の断熱部材で形成されている。従って、断熱板59を設けることで、消音器57の基台57Aから基礎コンクリート52、および冷却通路部62Aへの熱の伝導が抑制される。
断熱材60は、図7に示すように、基台57Aの直下から外れて消音器57と基礎コンクリート52との間の空間に充填される断熱部材である。空気通路部62Bは、この断熱材60に覆われる。従って、断熱材60を設けることで、消音器57の底面の空間において基礎コンクリート52および空気通路部62Bへの熱の伝導が抑制される。なお、消音器57の底面の中央部分には、消音器57の底部を補強する補強梁57Bが設けられている。補強梁57Bは、H形鋼からなり、その両端が基台57Aに接続されていてもよい。
調整手段61は、図2および図3に示すように、空間Sにおいて格納部55の内部と通路部62の他端側との間に隔壁61Aが設けられ、この隔壁61Aに開口した穴であり、格納部55と通路部62との間でオリフィスとして機能する。また、調整手段61は、換気機構56において、換気出口56A部分で換気ファン56Bの上流側に隔壁61Aが設けられ、この隔壁61Aに開口した穴でオリフィスとして機能する。従って、調整手段61は、格納部55と通路部62との間の空気の流量、および換気機構56の空気の流量を調整する。
このように、上述した構成の本実施形態の冷却システムは、ガスタービン53およびガスタービン53により稼働される発電機54が格納される格納部55と、格納部55内の換気を行う換気機構56と、格納部55の外部の基礎コンクリート52上に設置されてガスタービン53の排熱により加熱される消音器(高温機器)57と基礎コンクリート52との間に配置されて格納部55の内部と外部とを連通する通路部62が貫通して設けられる冷却部58と、を備え、換気機構56の負圧により冷却部58の通路部62に格納部55の外部の空気が導入される。
この冷却システムによれば、格納部55内の換気を行う換気機構56の負圧により冷却部58の通路部62に格納部55の外部の空気が導入されるため、消音器57が設置される基礎コンクリート52への熱の伝導が抑止される。この結果、消音器57が設置される基礎コンクリート52の温度上昇を抑制することができる。しかも、格納部55内の換気を行う換気機構56の負圧を利用しているため、別途空気を送る動力を必要とせず消音器57が設置される基礎コンクリート52の温度上昇を抑制することができる。
また、本実施形態の冷却システムでは、冷却部58は、通路部62が、消音器57の底に設けられた基台57Aと基礎コンクリート52との間に設けられた冷却通路部62Aと、基台57Aから外れて設けられた空気通路部62Bと、を含むことが好ましい。
この冷却システムによれば、冷却通路部62Aが消音器57の底に設けられた基台57Aと基礎コンクリート52との間に設けられていることで消音器57が設置される基礎コンクリート52への熱の伝導を抑止する。この場合、冷却通路部62Aを通過する空気は、消音器57の熱により加熱され格納部55の内部に送られることから、格納部55の内部の温度上昇が懸念される。従って、基台57Aから外れて設けられた空気通路部62Bにより、基台57Aの部分を通過せずに消音器57の熱により加熱されにくい空気を通過させて格納部55の内部に送ることで、格納部55の内部の温度上昇を抑制することができる。また、基台57Aから外れて設けられた空気通路部62Bにより、基台57Aの部分を通過せずに消音器57の熱により加熱されにくい空気を冷却通路部62Aの後流に合流させれば、消音器57の熱により加熱された冷却通路部62Aの空気を冷却させ、冷却効率を向上させることもできる。
また、本実施形態の冷却システムでは、基台57Aと冷却通路部62Aとの間に設けられた断熱板59を備えることが好ましい。
この冷却システムによれば、断熱板59を設けることで、消音器57の基台57Aから基礎コンクリート52および冷却通路部62Aへの熱の伝導が抑制されるため、基礎コンクリート52の温度上昇を抑制する効果を顕著に得ることができ、かつ冷却部58による冷却効率を向上することができる。
また、本実施形態の冷却システムでは、基台57Aから外れて消音器57と基礎コンクリート52との間の空間に充填される断熱材60を備えることが好ましい。
この冷却システムによれば、断熱材60を設けることで、消音器57の底の空間において基礎コンクリート52への熱の伝導が抑制されるため、基礎コンクリート52の温度上昇を抑制する効果を顕著に得ることができる。
また、本実施形態の冷却システムでは、格納部55と通路部62との間の空気の流量を調整する調整手段61を備えることが好ましい。
この冷却システムは、格納部55内の換気を行う換気機構56の負圧により冷却部58の通路部62に格納部55の外部の空気が導入されるため、格納部55と通路部62との間の空気の流量が多すぎると格納部55内の換気機能が低下する。従って、調整手段61により格納部55と通路部62との間の空気の流量を調整することで、換気機構56による圧力分配を調整し、換気機構56による換気機能と冷却システムにおける冷却機能とを両立させることができる。
また、本実施形態の冷却システムでは、高温機器がガスタービン53の排ガスGを排出する排ガス管53Dに接続される消音器57である。消音器57は、ガスタービン53の排ガスGが通過するもので特に高温に晒されるため、消音器57から基礎コンクリート52への熱の伝導を抑止することで、基礎コンクリート52の温度上昇を抑制できる。なお、高温機器は、消音器57に限らず、例えば、排ガス管53Dが基礎コンクリート52に支持されている場合は排ガス管53Dが該当し、ガスタービン53が基礎コンクリート52に支持されている場合はガスタービン53が該当する。
また、本実施形態の原子力プラントは、ガスタービン53および発電機54が非常用電源設備として適用され冷却システムを備えることが好ましい。
この原子力プラントによれば、ガスタービン53および発電機54を非常用電源設備として適用される場合に、冷却システムにより基礎コンクリート52の温度上昇が抑制されるため、コンクリート製原子炉格納容器規格の規定に準じた運用を行うことができる。
ところで、図8〜図14は、本実施形態に係る冷却システムの冷却部の他の例の正面図である。なお、図8〜図14の説明において、上述した構成と同等部分には同一の符号を付す。
図8に示す冷却部58では、通路部62は、図8中に矢印で示す連通ラインE,Fが形成される。連通ラインEは、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口するチャンバ62Ab、通路62Aa、チャンバ62Ab、迂回通路62Ba、チャンバ62Ab、通路62Aa、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。連通ラインFは、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口する通路62Aa、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。
図9に示す冷却部58では、通路部62は、図9中に矢印で示す連通ラインG,H,Iが形成される。連通ラインGは、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口するチャンバ62Ab、通路62Aa、チャンバ62Ab、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口する迂回通路62Baを通じて形成されている。連通ラインHは、格納部55の外部(空間Sの外側)であって冷却通路部62Aで囲まれる矩形内に開口するチャンバ62Ab、通路62Aa、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。連通ラインIは、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口する通路62Aa、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。
図10に示す冷却部58では、通路部62は、図10中に矢印で示す連通ラインJ,K,Lが形成される。連通ラインJは、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口するチャンバ62Ab、通路62Aa、チャンバ62Ab、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口する迂回通路62Baを通じて形成されている。連通ラインKは、格納部55の外部(空間Sの外側)であって冷却通路部62Aで囲まれる矩形内に開口するチャンバ62Ab、通路62Aa、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。連通ラインLは、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口する通路62Aa、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。
図11に示す冷却部58では、通路部62は、図11中に矢印で示す連通ラインM1,M2,Nが形成される。連通ラインM1は、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口するチャンバ62Ab、通路62Aa、チャンバ62Ab、迂回通路62Ba、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。連通ラインM2は、格納部55の外部(空間Sの外側)であって冷却通路部62Aで囲まれる矩形内に開口するチャンバ62Ab、通路62Aa、および連通ラインM1において格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。連通ラインNは、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口する通路62Aa、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。
図12に示す冷却部58では、通路部62は、図12中に矢印で示す連通ラインO,P,Qが形成される。連通ラインOは、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口するチャンバ62Ab、通路62Aa、チャンバ62Ab、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口する迂回通路62Baを通じて形成されている。連通ラインPは、格納部55の外部(空間Sの外側)であって冷却通路部62Aで囲まれる矩形内に開口するチャンバ62Ab、通路62Aa、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。連通ラインQは、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口する通路62Aa、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。
図13に示す冷却部58では、通路部62は、図13中に矢印で示す連通ラインR1,R2,R3,R4,Tが形成される。連通ラインR1は、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口するチャンバ62Ab、迂回通路62Ba、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。連通ラインR1における空気通路部62Bの迂回通路62Baは、冷却通路部62Aと同様に溝状に形成されている。連通ラインR2は、連通ラインR1において格納部55の外部(空間Sの外側)に開口するチャンバ62Ab、通路62Aa、チャンバ62Ab、迂回通路62Ba、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口する下部チャンバ62Ac(図6参照)を通じて形成されている。連通ラインR3は、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口する通路62Aa、チャンバ62Ab、連通ラインR2における迂回通路62Ba、および連通ラインR2における下部チャンバ62Acを通じて形成されている。連通ラインR4は、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口する通路62Aa、チャンバ62Ab、および連通ラインR1における格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62Abを通じて形成されている。連通ラインTは、格納部55の外部(空間Sの外側)および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口する通路62Aaを通じて形成されている。
図14に示す冷却部58は、基台57Aの直下に係わらず消音器57の底全体と基礎コンクリート52との間に配置され、通路部62が、板状部材の上面に設けられた溝状の通路62aと、複数の溝状の通路62aが繋がる凹状のチャンバ62bと、が形成されている。図14に示す冷却部58の場合、図には明示しないが、通路62aやチャンバ62bは、板状部材の上面全体を覆う蓋材62C(図4、図6、図7参照)により閉塞されて通路として形成される。また、蓋材62Cの上面には、断熱板59が設けられる。そして、図14に示す冷却部58では、通路部62は、図14に矢印で示す連通ラインU,Vが形成される。連通ラインUは、格納部55の外部(空間Sの外側)および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口する通路62aを通じて形成されている。連通ラインVは、格納部55の外部(空間Sの外側)に開口する通路62a、および格納部55の内部(空間Sの内側)に開口するチャンバ62bを通じて形成されている。
そして、上述した図5、図8〜図14に示す冷却部58は、換気機構56の換気機能と冷却システムにおける冷却機能とが両立された負圧に基づく空気の流量から選択することができる。
51 非常用ガスタービン発電設備
52 基礎コンクリート
53 ガスタービン
53A 圧縮機
53B 燃焼器
53C タービン
53D 排ガス管
54 発電機
55 格納部
55a ダクト
56 換気機構
56A 換気出口
56B 換気ファン
56C 換気入口
57 消音器(高温機器)
57A 基台
57B 補強梁
58 冷却部
59 断熱板
60 断熱材
61 調整手段
61A 隔壁
62 通路部
62A 冷却通路部
62Aa 通路
62Ab チャンバ
62Ac 下部チャンバ
62B 空気通路部
62Ba 迂回通路
62a 通路
62b チャンバ
62C 蓋材
63 遮蔽壁
100 原子炉格納容器
101 原子炉圧力容器
101a 燃料集合体
101b 容器本体
101c 容器蓋
101d 入口側管台
101e 出口側管台
102 加圧器
103 蒸気発生器
103a 入口側水室
103b 出口側水室
103c 仕切板
103d 管板
103e 伝熱管
104 一次冷却水ポンプ
105 一次冷却水管
106a,106b 二次冷却水管
107 蒸気タービン
108 高圧タービン
109 低圧タービン
110 発電機
111 湿分分離加熱器
112 復水器
112a 取水管
112b ポンプ
112c 排水管
113 復水ポンプ
114 低圧給水加熱器
115 脱気器
116 主給水ポンプ
117 高圧給水加熱器
118 主給水弁
119 蒸気隔離弁
S 空間
A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K,L,M1,M2,N,O,P,Q,R1,R2,R3,R4,T,U,V 連通ライン

Claims (6)

  1. ガスタービンおよび前記ガスタービンにより稼働される発電機が格納される格納部と、
    前記格納部内の換気を行う換気機構と、
    前記格納部の外部の基礎コンクリート上に設置されて前記ガスタービンの排熱により加熱される高温機器と前記基礎コンクリートとの間に配置されて前記格納部の内部と外部とを連通する通路部が貫通して設けられ、前記通路部が、前記高温機器の底に設けられた基台と前記基礎コンクリートとの間に設けられた冷却通路部と、前記基台から外れて設けられた空気通路部と、を含む冷却部と、
    を備え、前記換気機構の負圧により前記冷却部の前記通路部に前記格納部の外部の空気が導入されることを特徴とする冷却システム。
  2. 前記基台と前記冷却通路部との間に設けられた断熱板を備えることを特徴とする請求項に記載の冷却システム。
  3. 前記基台から外れて前記高温機器と前記基礎コンクリートとの間の空間に充填される断熱材を備えることを特徴とする請求項またはに記載の冷却システム。
  4. 前記格納部と前記通路部との間の空気の流量を調整する調整手段を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の冷却システム。
  5. 前記高温機器は、前記ガスタービンの排ガスを排出する排ガス管に接続される消音器であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の冷却システム。
  6. ガスタービンおよび発電機が非常用電源設備として適用され請求項1〜のいずれか1つに記載の前記冷却システムを備えることを特徴とする原子力プラント。
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