JP4340841B2 - 原子炉格納設備 - Google Patents

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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原子力プラントの原子炉格納設備に関する。特に原子炉建屋に含まれる原子炉格納容器に係わり、原子炉建屋の容積を縮小するに際し、原子炉建屋内の主要設備である原子炉格納容器の小型化を推進するに有利な原子炉格納容器内の機器配置に関する技術的事項を含むものである。
【0002】
【従来の技術】
原子力プラントの原子炉格納容器を小型化するのに、原子炉格納容器内に格納設置される原子炉圧力容器を原子炉格納容器の水平面内の中心から偏心させた位置に設置することが好ましいとされている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭62−148888号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
原子炉格納容器と原子炉圧力容器との間の偏心で原子炉格納容器の小型化を可能としようとすれば、原子炉格納容器内の機器の設置スペースの形状や広さに変化を生じてそれらの機器の再配置が必要となる。
【0005】
本発明はこれに鑑みなされたもので、原子炉建屋を縮小する際に、原子炉格納容器を小型化することができる原子炉圧力容器の偏心配置に対応した原子炉格納容器内の機器の具体的な配置を提供し、その偏心配置による弊害を極力発生しないようにすることを本発明の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決する手段として、本発明は、円筒状の原子炉格納容器内に前記原子炉格納容器の横断面の中心から偏心させて円筒状の原子炉圧力容器を配置してなる原子炉格納設備において、前記原子炉格納容器と前記原子炉圧力容器の円筒中心を結ぶ方向を偏心方向としたとき、該偏心方向を挟んで対向する前記原子炉圧力容器の両側壁に連通され、を挟んで対向する前記原子炉圧力容器の両側壁に連通され、前記原子炉格納容器外に引き出される主蒸気逃し安全弁及び主蒸気隔離弁を備えた主蒸気配管を、前記偏心によって広がる側の前記原子炉圧力容器と前記原子炉格納容器の空間に設置したことを特徴とする。また、これに加えて、以下の(1)〜(6)いずれかの手段を講じることができる。またそれらの複数が組み合わされて講じられていても、それらの全部が組み合わされて講じられていても良い。
(1)前記原子炉格納容器内を空調する空調機を前記原子炉格納容器の外側に設置し、前記原子炉格納容器の隔壁を貫通して設けられたダクトを介して前記原子炉格納容器内を空調すること
(2)前記原子炉格納容器内で前記原子炉圧力容器の周囲に設けられたドライウェルと、前記原子炉圧力容器を支持する円筒状の原子炉本体基礎と、該原子炉本体基礎の周囲に設けられた圧力抑制室と、前記ドライウェルと前記圧力抑制室を連通させて前記原子炉本体基礎に装備された複数本のベント管とを有し、前記複数本のベント管は、前記偏心方向に直交する前記原子炉圧力容器の径方向を境に、前記偏心によって狭くなった前記圧力抑制室側の前記原子炉本体基礎の円筒部に装備された前記ベント管の本数が、前記偏心によって広くなった前記圧力抑制室側の前記原子炉本体基礎の円筒部に装備された前記ベント管の本数よりも少なく装備されていること
(3)前記原子炉格納容器内で前記原子炉圧力容器の周囲に設けられたドライウェルと、前記原子炉圧力容器を支持する円筒状の原子炉本体基礎と、該原子炉本体基礎の周囲に設けられた圧力抑制室と、前記ドライウェルと前記圧力抑制室を連通させて前記原子炉本体基礎に装備された複数本のベント管とを有し、前記複数本のベント管は、前記偏心方向に直交する前記原子炉圧力容器の径方向を境に、前記偏心によって狭くなった前記圧力抑制室側の前記原子炉本体基礎の円筒部に装備された前記ベント管の口径が、前記偏心によって広くなった前記圧力抑制室側の前記原子炉本体基礎の円筒部に装備された前記ベント管の口径よりも小径であること
(4)前記各ベント管は、前記圧力抑制室内に連通させて装備された水平ベント管をそれぞれ有し、前記偏心方向に直交する前記原子炉圧力容器の径方向を境に、前記偏心によって狭くなった側の前記圧力抑制室内に開口する前記水平ベント管の開口合計面積が、前記偏心によって広くなった側の前記圧力抑制室内に開口する前記水平ベント管の開口合計面積よりも小さいこと
(5)前記主蒸気逃し安全弁から前記圧力抑制室内に蒸気を導く複数本の排気管と、前記排気管に接続されて前記圧力抑制室内に配備された複数個のクエンチャを有し、該複数個のクエンチャは、前記偏心方向に直交する前記原子炉圧力容器の径方向を境に、前記偏心によって狭くなった側の前記圧力抑制室内に配置された前記クエンチャの数が、前記偏心によって広くなった側の前記圧力抑制室内に配置された前記クエンチャの数よりも少ないこと
(6)前記主蒸気逃し安全弁から前記圧力抑制室内に蒸気を導く複数本の排気管と、前記排気管に接続されて前記圧力抑制室内に配備された複数個のクエンチャを有し、該複数個のクエンチャは、前記偏心方向に直交する前記原子炉圧力容器の径方向を境に、前記偏心によって狭くなった側の前記圧力抑制室内に配置された前記クエンチャのサイズが、前記偏心によって広くなった側の前記圧力抑制室内に配置された前記クエンチャのサイズよりも小さいこと。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図示した実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。沸騰水型原子炉を採用した原子力プラントの原子炉格納容器1の水平断面図が図1に示されている。そして、その図1の右側から見た原子炉建屋の縦断面は図2に示されている。図2のように、原子炉格納容器1は原子炉格納設備として原子炉建屋の一部に取り込まれて建設されている。図2でハッチングを施した部分とトップヘッド4が原子炉格納容器1の原子炉建屋との境界を成している。
【0008】
原子炉格納容器1は岩盤に設置したマット2上に設置され、核分裂をコントロールし、核分裂のときに発生する熱エネルギーを取り出して水を沸騰させて蒸気を発生させる装置である原子炉圧力容器3を格納している。
【0009】
原子炉格納容器1は内部で発生した気体に対する耐圧,耐漏洩機能を持たせるために内側にライナを張った鉄筋コンクリート製で、原子炉格納容器1壁を側面、マット2を下面、そして上部をドーム形状のトップヘッド4及びトップスラブ5とする円筒形状を有する構造である。原子炉格納容器1の中央部の円筒状の空間には、低部から上側に向かって原子炉本体基礎6が設置される。その原子炉本体基礎6には原子炉圧力容器3に備わる圧力容器スカートが据付けられる。そのため原子炉圧力容器3は原子炉本体基礎6に支持されている。その原子炉本体基礎6は、原子炉圧力容器3の横断面の中心Aと同心の円筒形状をした構造物である。
【0010】
原子炉格納容器1内は、ダイヤフラムフロア7及び原子炉本体基礎6により、原子炉圧力容器3周囲の上部ドライウェル8,原子炉本体基礎6の内側であって原子炉圧力容器3下部の下部ドライウェル9及び原子炉本体基礎6の周囲で原子炉格納容器1の内壁との間に形成された圧力抑制室10に区分けされている。さらに、圧力抑制室10は、冷却水を張った圧力抑制プール11と圧力抑制プール11水面より上方の上部空間であるウェットウェル12に区分けされる。なお、上部ドライウェル8,下部ドライウェル9及び圧力抑制室10は原子炉の通常運転中は不活性ガス(窒素)で置換し、火災等の発生を防止できるようにしている。下部ドライウェル9と原子炉格納容器1外部の原子炉建屋内とを接続するアクセストンネル23が原子炉格納容器1の壁と原子炉本体基礎6との間に掛け渡されて設置されている。
【0011】
原子炉格納容器1の寸法(幅,高さ,体積)は次のように決定される。即ち、上部ドライウェル8は、主蒸気配管13,給水配管14,主蒸気逃がし安全弁
15,主蒸気隔離弁16,原子炉格納容器内空調機24等が設置される。主蒸気配管13は原子炉圧力容器3内で発生した蒸気を発電機を駆動する蒸気タービンに送るために原子炉圧力容器3に接続されているものであり、この蒸気タービンに送られた蒸気はタービンを回転させ、蒸気タービンの下部に設置される復水器により蒸気から再び水に凝縮される。この水を再び原子炉圧力容器3内へ送るため給水配管14が原子炉圧力容器3に接続されて設置される。
【0012】
主蒸気逃がし安全弁15は主蒸気系の圧力が上昇した場合、原子炉圧力容器3に過度の熱応力を生じさせないよう蒸気を圧力抑制プール11水中に放出し、圧力上昇を抑制する弁であって、主蒸気配管13に装備されている。主蒸気逃がし安全弁15は、また、蒸気を圧力抑制プール11水中に効率よく均等に放出するために、原子力プラントの出力に応じて複数個装備される。主蒸気隔離弁16は主蒸気配管破断事故時において閉じられ、原子炉を隔離することで原子炉圧力容器3及び原子炉格納容器1からの蒸気流出を防ぐために設置され、原子炉格納容器1内と原子炉格納容器1外にそれぞれ設置されるため、1本の主蒸気配管13に対して2つ設置される。
【0013】
そのため、これら主蒸気逃がし安全弁15と主蒸気隔離弁16は主蒸気配管13上に設置する必要があり、そのため主蒸気配管13は主蒸気逃がし安全弁15と主蒸気隔離弁16を設置するための必要長さを確保する必要がある。また、主蒸気配管13は原子炉圧力容器3からの蒸気をできる限り減圧させずに蒸気タービンへ供給するために、急激な曲げを設けることができないため引き廻し長さの制約となっている。
【0014】
原子炉格納容器1内には原子炉圧力容器3を中心に上記主蒸気配管13,給水配管14が引き回される空間、及び主蒸気配管13に設置された主蒸気逃がし安全弁15,主蒸気隔離弁16の設置スペースやこれらの弁のメンテナンス作業のためのスペース,原子炉格納容器内空調機24の設置スペースを確保する必要がある。そのため、沸騰水型原子炉を採用した原子力プラントでは原子炉格納容器1の横断面の中心と原子炉圧力容器の横断面の中心を合わせて建設されているものが従来実現された例である。
【0015】
下部ドライウェル9は、原子炉圧力容器3の下部に設置される制御棒駆動機構17や原子炉冷却材再循環ポンプ18等のメンテナンス作業のためのスペースが確保される。また、下部ドライウェル9の周囲に圧力抑制室10が配置されているので、圧力抑制室10高さとの整合性も考慮している。
【0016】
また、原子炉格納容器1は構造上の観点から円筒形の構造となっており、上部ドライウェル8/下部ドライウェル9の形状が設定されると必然的に圧力抑制室10の平面形状は原子炉圧力容器3の周囲を囲む形状とされる。
【0017】
次に原子炉格納容器1を設計するに際しての安全上の考慮事項について説明する。原子炉格納容器1の安全上の形状設定にあたっては、原子炉圧力容器3に接続する配管が万一破断し、高温高圧蒸気が原子炉格納容器1内へ噴出する原子炉冷却材損失事故時に次の事項を想定する。原子炉冷却材喪失事故時にはまず、高温高圧蒸気が上部/下部ドライウェル内に噴出して充満し、これら上部ドライウェル8内に充填されていた窒素を同伴して原子炉本体基礎6の中のベント管19を経由して、そのベント管19と連通している水平ベント管26から圧力抑制プール11水中に放出される。
【0018】
そのように圧力抑制プール11水中に放出された蒸気は圧力抑制プール11で凝縮され、圧力抑制プール11のプール水温は上昇する。一方、蒸気と同様に圧力抑制プール11水中に放出され不凝縮性気体の窒素は浮上してウェットウェル12内に蓄積され、ウェットウェル12の圧力は上昇する。このように原子炉冷却材喪失事故時に原子炉圧力容器3内の冷却材の熱と圧力を、動的機器を使用せずに原子炉格納容器1内中で緩和させて抑制し、もって原子力発電所全体の健全性を維持するよう原子炉格納設備は設計される。
【0019】
上記により、上部/下部ドライウェルの体積は、原子炉冷却材喪失事故時の初期圧力上昇の緩和のため確保され、上部ドライウェル8体積と下部ドライウェル9体積の総和であるドライウェル体積よりウェットウェル12体積は決定される。すなわちドライウェル体積が増加すると比例してウェットウェル12体積を増加させる必要がある。
【0020】
次に圧力抑制プール11の水量設定における考慮事項について説明する。原子炉冷却材喪失事故時には、圧力抑制プール11の水を水源とし、原子炉を冷却する系統(図示せず)を備えている。この原子炉を冷却した水は原子炉圧力容器1の下側の下部ドライウェル9に流れ落ちて貯留され、原子炉本体基礎6を横断する配管であるリターンライン20を介して圧力抑制プール11に戻され、再度冷却水として使用される。ここで、下部ドライウェル9でリターンライン20より下に貯蔵される水量をドローダウン水と呼ぶ。
【0021】
また、下部ドライウェル9と圧力抑制室10を結ぶリターンライン20は通常時に圧力抑制プール11の水が下部ドライウェル9に入ることがないよう圧力抑制プール11の通常時の水面より上の高さに配置設定される。
【0022】
また、原子炉冷却材喪失事故時に下部ドライウェル9と圧力抑制室10を結ぶためのベント管19の出口である水平ベント管26を圧力抑制プール11の水中に常時水没させておく必要があるため、圧力抑制プール11の水量は水平ベント管26の配置高さレベルにより設定される水量に前記ドローダウン水量を加えた分の水量を確保する必要がある。
【0023】
圧力抑制プール11の水量は、この幾何学的に算出される水量と原子炉の出力等各種条件より設定される安全上必要水量のうち大きな方の水量で設定される。
【0024】
今回の発明において、原子炉格納容器1を縮小することで原子炉建屋を小型化するための原子炉圧力容器3の偏心配置に対応した原子炉格納容器1内の各機器の配置について以下に説明をすすめる。原子炉格納容器1内の上部ドライウェル8には、主蒸気配管13,給水配管14,主蒸気逃がし安全弁15,主蒸気隔離弁16等が設置されるため、これら配管の引き廻しや弁の設置スペースを確保して設定されることを説明したが、上部ドライウェル8の寸法を縮小するにあたり、縮小化の阻害要因となるのは主蒸気配管13が引き廻しされる主蒸気配管13のペネトレーション21および給水配管14のペネトレーション22の設置エリアである。
【0025】
図1のように、原子炉圧力容器3はその横断面の中心Aが原子炉格納容器1の横断面の中心Bから各ペネトレーション21,22の設置エリアから遠ざかる方向へ偏心させて設置されている。このように各ペネトレーション21,22の側に広く、反対側に狭く原子炉格納容器内の空間を確保して、その広い空間側で支障なく主蒸気配管13,給水配管14,主蒸気逃がし安全弁15,主蒸気隔離弁16等が設置され、これら配管の引き廻しや弁の設置スペースを確保される。
【0026】
このように、原子炉格納容器1内に設置される原子炉圧力容器3の中心Aを原子炉格納容器1の中心Bから主蒸気配管のペネトレーション21および給水配管のペネトレーション22が設置されるエリアと逆方向にずらし、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置することで、主蒸気配管のペネトレーション21および給水配管のペネトレーション22の設置エリアの確保が可能となり、このエリアに主蒸気配管13,給水配管14の引き廻し、主蒸気逃がし安全弁15,主蒸気隔離弁16の設置、及びこれらのメンテナンススペースのサイジングを実施することにより、原子炉格納容器1の小型化が可能となる。
【0027】
それ以外のエリアでは原子炉格納容器1内に設置される主蒸気配管13や給水配管14以外の配管の合理的な引き回し、および主蒸気配管13上に設置される主蒸気逃がし安全弁15,主蒸気隔離弁16のメンテナンス作業のためのスペースを最小化することにより、原子炉格納容器1の縮小化への対応が可能となる。
【0028】
また、原子炉格納容器の小型化により原子炉格納容器内を適切な温度や湿度に維持する調節を成す原子炉格納容器内空調機24を小型化し、かつ分散して配置することで原子炉格納容器1内の空間が広くなり、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3の偏心配置への対応が可能となり、原子炉格納容器1の小型化への対応が可能となる。さらに、原子炉格納容器1内の空間利用の自由度が増し、原子炉格納容器1内のアクセス性及びメンテナンス性が向上する。原子炉格納容器内空調機24の小型化により原子炉格納容器内空調機24自体のメンテナンス性も向上する。
【0029】
図2はその原子炉格納容器内空調機24の配置について更に原子炉格納容器を小型化する配置について考慮したものである。即ち、原子炉格納容器1の上部ドライウェル8内に設置される大型の機器設備として、原子炉格納容器内空調機24があげられる。原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置により原子炉格納容器1を小型化し、従来では原子炉格納容器1の上部ドライウェル8内に設置される原子炉格納容器内空調機24を原子炉格納容器1外の原子炉建屋内に移設する。原子炉格納容器1外に移設した原子炉格納容器内空調機24は、上部ドライウェルの原子炉格納容器の壁にペネトレーション25を設置し、上部ドライウェル8と原子炉格納容器内空調機24をペネトレーション25を通過させたダクトにて接続することにより、原子炉格納容器内空調機24で原子炉格納容器内の窒素雰囲気乃至は保守点検時には空気に適切な温度と湿度を維持させる調節作用を加えて従来と同等の機能を果たすことが可能となる。
【0030】
このように、原子炉格納容器内空調機24を原子炉格納容器外に移設することにより、原子炉格納容器1内の空間利用の自由度が増し、原子炉格納容器1内のアクセス性及びメンテナンス性が向上する。さらに、原子炉格納容器1内の空間が広くなることにより、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3とを偏心配置する対応が可能となる。原子炉格納容器内空調機24を原子炉格納容器外に移設したことで、原子炉格納容器内空調機24自体のメンテナンス性も向上する。
【0031】
図3,図4は原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3とを偏心配置する際のベント管19に関する対応を行った状況を示している。原子炉格納容器1内に設置される原子炉本体基礎6内にはドライウェルと圧力抑制室10を接続しているベント管19が設置されている。原子炉冷却材喪失事故時、ドライウェル内に放出された蒸気と水の混合物はベント管19を通して圧力抑制室10内の圧力抑制プール11水中に導かれ、ここで蒸気は冷却され凝縮する。これにより、原子炉格納容器1内圧の上昇を効果的に抑制することが可能となっている。
【0032】
そのため、従来のベント管は原子炉圧力容器3と同心円上に一定の角度ピッチで均等に配置されている。しかし、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置することにより、圧力抑制プール11にも偏りが生じるため、ドライウェル内から放出される蒸気による原子炉格納容器1への動荷重も一定ではなくなり、一部に集中する可能性がある。
【0033】
そこで、原子炉本体基礎6内に設置されるベント管19を原子炉圧力容器3と同心円上に一定の角度ピッチではなく、図3のように、原子炉圧力容器3の偏心配置により拡大されたエリア、即ち反偏心寄り側に密となる分布で集中するように配置する。このように、ベント管19の設置位置を調整することにより、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置した場合でもドライウェル内からベント管19を通り放出される蒸気による原子炉格納容器1への動荷重の集中化を回避でき、動荷重に対する影響を緩和することが可能となる。また、これにより原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置への対応が可能となる。
【0034】
又、図4のように、ベント管19は原子炉圧力容器3と同心円上に一定の角度ピッチで均等に配置し、原子炉圧力容器3の偏心配置により拡大されたエリア、即ち反偏心寄り側に配置されたベント管19ほど口径が大きく、偏心寄り側に配置されたベント管19ほど口径が小さくなるように、各ベント管19毎に異なった口径サイズとする。このように、各ベント管19の口径サイズを調整することにより、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置した場合でもドライウェル内からベント管19を通り放出される蒸気による原子炉格納容器1への動荷重の集中化を回避でき、動荷重に対する影響を緩和することが可能となる。
【0035】
また、これにより原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置への対応が可能となる。さらに、上記ベント管19の設置位置の変更と合わせることで、ベント管19の設置位置の自由度がより増し、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置への対応がより容易となる。また、図5は、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3とを偏心配置する際の水平ベント管26に関する対応を行った状況を示している。即ち、原子炉格納容器1内に設置される原子炉本体基礎6内に設置される各ベント管19の口径や一定の角度ピッチでの均等配置のままで、各ベント管19に装備される水平ベント管26の上下段数を各ベント管19毎に異なった段数とした。水平ベント管26の口径はどれも同じであるが、原子炉圧力容器3の偏心配置により拡大されたエリア、即ち反偏心寄り側に配置されたベント管19に付属する水平ベント管26の上下段数(水平ベント管26の本数)を多くし、それに比較して偏心寄り側に配置されたベント管19に付属する水平ベント管26の上下段数(水平ベント管26の本数)を少なくした。これにより、反偏心寄り側に配置されたベント管19に付属する水平ベント管26の合計開口面積は広く、それに比較して偏心寄り側に配置されたベント管19に付属する水平ベント管26の合計開口面積は狭くした。
【0036】
このようにすることで、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置した場合でもドライウェル内からベント管19を通り水平ベント管26から圧力抑制プール11水中に放出される蒸気による原子炉格納容器1への動荷重の集中化を回避でき、動荷重に対する影響を緩和することが可能となる。また、これにより原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置への対応がしやすくなり、原子炉格納容器1の小型化が可能となる。さらに、ベント管19の設置位置の変更及びベント管口径の変更と合わせることで、ベント管19の設置位置の自由度がより増し、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置への対応がより容易となり、原子炉格納容器1の小型化が可能となる。
【0037】
さらに、水平ベント管26の口径を各ベント管19,各水平ベント管26毎に変更し調整することで、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置した場合でもドライウェル内からベント管19を通り放出される蒸気による原子炉格納容器1への動荷重の集中化を回避でき、動荷重に対する影響を緩和することが可能となる。また、これにより原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置への対応が可能となる。さらに、ベント管19の設置位置の変更及びベント管口径の変更,水平ベント管26段数の変更と合わせることで、ベント管19の設置位置の自由度がより増し、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置への対応がより容易となる。
【0038】
図6,図7は、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3とを偏心配置する際のクエンチャ27に関する対応を行った状況を示している。即ち、圧力抑制プール11内には主蒸気逃がし安全弁15から排気された蒸気を排気管28を通じてクエンチャ27に送り込み、そのクエンチャ27からクエンチャ27の十字形状に広がった広範囲に蒸気を圧力抑制プール11水中に放出して効率よく蒸気を凝縮できるようになっている。これにより、主蒸気系の圧力上昇を効果的に抑制することが可能となっている。従来のクエンチャ27は効率よく蒸気を凝縮させるために圧力抑制プール11内に対称かつ均等に配置されていたが、本発明の実施例では、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3とを偏心配置することにより、圧力抑制プール11にも偏りが生じるため、クエンチャ27を均等に配置したのでは主蒸気逃がし安全弁15から放出される蒸気による原子炉格納容器1への動荷重も一定ではなくなり、一部に集中する可能性がある。そこで、圧力抑制プール11内に設置されるクエンチャ27を原子炉圧力容器3の偏心配置により拡大されたエリアに集中するように、即ち反偏心寄り側に配置されたクエンチャ27の数が多く、偏心寄り側に配置されたクエンチャ27の数が少なく分布するように、複数のクエンチャ27を圧力抑制プール11内に配置する。
【0039】
このように、各クエンチャ27の設置位置を調整することにより、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置した場合でも主蒸気逃がし安全弁15から放出される蒸気による原子炉格納容器1への動荷重の集中化を回避でき、動荷重に対する影響を緩和することが可能となる。また、これにより原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置への対応が可能となる。図7は、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3とを偏心配置する際のクエンチャ27に関する対応を行った状況を示している。
【0040】
図7では、従来のように各クエンチャ27は圧力抑制プール11内に均等に配置されている。しかし、圧力抑制プール11内に設置される各クエンチャ27のサイズを同一とせずに、各クエンチャ27毎に異なったサイズとする。即ち、反偏心寄り側に配置されたクエンチャ27のサイズを大きく、それに比較して偏心寄り側に配置されたクエンチャ27のサイズを小さくしてある。ここで言うクエンチャ27のサイズが大きいとは、図7で見られるように、クエンチャ27を構成している十字方向に配置されたパイプ部材が長く太いことを意味し、サイズが小さい物に比べて、蒸気の排気流量を多くできることを意味している。
【0041】
このように、各クエンチャ27のサイズを調整することにより、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置した場合でも主蒸気逃がし安全弁15から放出される蒸気による原子炉格納容器1への動荷重の集中化を回避でき、動荷重に対する影響を緩和することが可能となる。また、これにより原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置への対応が可能となる。さらに、図6のクエンチャ27の設置位置の変更と、図7のクエンチャ27のサイズ調整とを合わせて採用することで、クエンチャ27の設置位置の自由度がより増し、原子炉格納容器1と原子炉圧力容器3を偏心配置への対応がより容易となる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば原子炉格納容器と原子炉圧力容器を偏心させて配置することにより、原子炉格納容器の小型化及び原子炉建屋の小型化を行うに際する、その偏心の弊害を受けない原子炉格納容器内の機器の配置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による沸騰水型原子炉の原子炉格納容器の水平断面図である。
【図2】本発明の実施例による沸騰水型原子炉の原子炉格納容器と原子炉建屋の縦断面図である。
【図3】本発明の実施例によるベント管の配置例を示す平面図である。
【図4】本発明の実施例による口径の異なるベント管の配置例を示す平面図である。
【図5】本発明の実施例による段数の異なる水平ベント管の配置例を示す縦断面図である。
【図6】本発明の実施例によるクエンチャの配置例を示す平面図である。
【図7】本発明の実施例によるサイズの異なるクエンチャの配置例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…原子炉格納容器、2…マット、3…原子炉圧力容器、4…トップヘッド、5…トップスラブ、6…原子炉本体基礎、7…ダイヤフラムフロア、8…上部ドライウェル、9…下部ドライウェル、10…圧力抑制室、11…圧力抑制プール、12…ウェットウェル、13…主蒸気配管、14…給水配管、15…主蒸気逃がし安全弁、16…主蒸気隔離弁、17…制御棒駆動機構、18…原子炉冷却材再循環ポンプ、19…ベント管、20…リターンライン、21…主蒸気配管のペネトレーション、22…給水配管のペネトレーション、23…アクセストンネル、24…原子炉格納容器内空調機、25…ペネトレーション、26…水平ベント管、27…クエンチャ。

Claims (2)

  1. 円筒状の原子炉格納容器内に前記原子炉格納容器の横断面の中心から偏心させて円筒状の原子炉圧力容器を配置してなる原子炉格納設備において、
    記原子炉格納容器内で前記原子炉圧力容器の周囲に設けられたドライウェルと、前記原子炉圧力容器を支持する円筒状の原子炉本体基礎と、該原子炉本体基礎の周囲に設けられた圧力抑制室と、前記ドライウェルと前記圧力抑制室を連通させて前記原子炉本体基礎に装備された複数本のベント管とを有し、
    前記複数本のベント管は、前記原子炉格納容器と前記原子炉圧力容器の円筒中心を結ぶ方向に直交する前記原子炉圧力容器の径方向を境に、前記偏心によって狭くなった前記圧力抑制室側の前記原子炉本体基礎の円筒部に装備された前記ベント管の口径が、前記偏心によって広くなった前記圧力抑制室側の前記原子炉本体基礎の円筒部に装備された前記ベント管の口径よりも小径であることを特徴とする原子炉格納設備。
  2. 円筒状の原子炉格納容器内に前記原子炉格納容器の横断面の中心から偏心させて円筒状の原子炉圧力容器を配置してなる原子炉格納設備において、
    前記原子炉圧力容器を支持する円筒状の原子炉本体基礎と、該原子炉本体基礎の周囲に圧力抑制室を設置し、
    さらに、前記原子炉圧力容器に連通され、前記原子炉格納容器外に引き出される主蒸気配管に備えられる主蒸気逃し安全弁から前記圧力抑制室内に蒸気を導く複数本の排気管と、前記排気管に接続されて前記圧力抑制室内に配備された複数個のクエンチャを有し、
    該複数個のクエンチャは、前記原子炉格納容器と前記原子炉圧力容器の円筒中心を結ぶ方向に直交する前記原子炉圧力容器の径方向を境に、前記偏心によって狭くなった側の前記圧力抑制室内に配置された前記クエンチャのサイズが、前記偏心によって広くなった側の前記圧力抑制室内に配置された前記クエンチャのサイズよりも小さいことを特徴とする原子炉格納設備。
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