JP6601255B2 - 会議資料配信システム、およびそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、会議資料配信システム、およびそのプログラムに関する。
従来から、会議等で使用する資料のデジタルデータ(以下では「原稿データ」と称する)を、事前に参加予定者に配信する会議資料配信システムが開発されている(たとえば、特許文献1)。
通常、原稿データは、会議資料配信システムの主幹となる管理装置等において管理され、必要に応じて更新(改訂、新たな原稿データの追加、等)される場合もある。
参加予定者は、原稿データが配信(保存場所の通知を含む)されると、然るべきタイミングで印刷し、事前に目を通しておくことができる。
特開2014−109811号公報
しかし、参加予定者によっては、原稿データが配信されたネットワーク(たとえば、社内LAN)から切り離された自宅や出張先で原稿データを印刷することもある。このとき、管理装置等で管理されている原稿データが更新されても、参加予定者は、その更新の有無を容易には確認し難い。そのため、参加予定者は、自宅や出張先で印刷した原稿データが最新版ではないかもしれないという不安を抱えたまま会議に参加することがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものである。すなわち、原稿データが配信されたネットワークから切り離された環境で当該原稿データを印刷した場合であっても、原稿データの更新の有無を容易に確認できる会議資料配信システム等を提供することを目的とする。
(1)会議の参加予定者が使用する可搬型の情報端末と、当該会議で使用される会議資料の原稿データを管理する管理装置とが、所定のネットワークを介して通信可能に接続された会議資料配信システムであって、前記情報端末は、前記会議を特定可能な会議情報および前記原稿データが含まれる会議開催通知を受け付け、当該会議情報および当該原稿データを対応付けて管理する会議開催通知管理部と、前記ネットワークから接続が解除された状態で、前記会議開催通知管理部により管理されている前記原稿データに基づく印刷を指示し、当該原稿データについての印刷履歴を記憶する印刷管理部と、前記印刷管理部の指示に基づき印刷された印刷済みの原稿データに対応する原稿データが、前記管理装置において更新されたか否か確認するために、前記ネットワークに接続した状態で、前記印刷履歴を前記管理装置に送信する確認要求部と、を備え、前記管理装置は、前記会議開催通知を受け付けて当該会議開催通知に含まれる前記会議情報および前記原稿データを対応付けて登録し、要求に応じて当該原稿データを更新する原稿データ管理部と、前記確認要求部から送信された前記印刷履歴と、前記原稿データ管理部により登録された前記会議情報および前記原稿データとを解析して、前記印刷済みの原稿データに対応する原稿データが前記原稿データ管理部により更新されたか否か確認する更新確認部と、前記更新確認部による確認結果を前記情報端末に通知する結果通知部と、を備える会議資料配信システム。
(2)前記原稿データ管理部による原稿データの更新には、先に登録した原稿データよりも新しい原稿データを追加すること、および先に登録した原稿データに関連する別の原稿データを追加することの少なくともいずれかが含まれる、上記(1)に記載の会議資料配信システム。
(3)前記印刷履歴には、前記印刷済みの原稿データについてのバージョン情報が含まれており、前記更新確認部は、前記印刷履歴に含まれている前記バージョン情報と、前記原稿データ管理部により登録または更新された原稿データに予め付されている前記バージョン情報とを比較して、先に登録した原稿データよりも新しい原稿データが追加されたか否か確認する、上記(2)に記載の会議資料配信システム。
(4)前記印刷管理部は、前記結果通知部から通知された前記確認結果を表示し、前記原稿データ管理部により更新された原稿データに基づく印刷を実行する指示を受け付けた場合には、前記管理装置に当該更新された原稿データに基づく印刷を指示し、前記管理装置は、前記印刷管理部の指示に基づく印刷を、前記ネットワークに接続した画像形成装置に実行させる印刷制御部を備える、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の会議資料配信システム。
(5)前記印刷管理部は、前記結果通知部から通知された前記確認結果を表示し、前記原稿データ管理部により更新された原稿データに基づく印刷を実行する指示を受け付けた場合には、前記管理装置に当該更新された原稿データに基づく印刷を指示し、前記管理装置は、前記ネットワークに接続した画像形成装置に組み込まれており、前記印刷管理部の指示に基づく印刷を実行する印刷実行部を備える、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の会議資料配信システム。
(6)前記印刷管理部は、指示した印刷が正常に完了した後、印刷した原稿データが会議資料の原稿データであるか否か判断し、会議資料の原稿データであれば、印刷した当該原稿データの印刷履歴を記憶する、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の会議資料配信システム。
(7)前記印刷管理部は、前記会議開催通知が特定のアプリケーションで開かれた状態で印刷指示された原稿データを、会議資料の原稿データであると判断する、上記(6)に記載の会議資料配信システム。
(8)前記印刷管理部は、前記会議開催通知管理部により所定のフォルダに記憶されて管理されていた原稿データを、会議資料の原稿データであると判断する、上記(6)に記載の会議資料配信システム。
(9)前記印刷管理部は、前記情報端末が前記ネットワークに接続した状態で印刷した原稿データの更新前の原稿データについての印刷履歴を削除する、上記(1)〜(8)のいずれかに記載の会議資料配信システム。
(10)前記会議情報には、会議開始時刻または会議終了時刻が含まれており、前記印刷管理部は、現在時刻を取得し、当該現在時刻が前記会議開始時刻または前記会議終了時刻を経過している印刷履歴を削除する、上記(1)〜(9)のいずれかに記載の会議資料配信システム。
(11)前記印刷管理部は、同一会議で使用される原稿データの前記バージョン情報を参照し、最新の印刷履歴以外の印刷履歴を削除する、上記(3)に記載の会議資料配信システム。
(12)前記印刷管理部は、原稿データごとに印刷履歴を記憶し、前記確認要求部は、前記印刷管理部により記憶された複数の印刷履歴を表示して、少なくとも1つの印刷履歴の選択を受け付け、選択された当該印刷履歴のみを前記管理装置に送信する、上記(1)〜(11)のいずれかに記載の会議資料配信システム。
(13)前記印刷履歴には、前記印刷済みの原稿データが含まれていた会議開催通知を受け付けた日時を示す受付日時情報が含まれており、前記更新確認部は、前記印刷履歴に含まれている前記受付日時情報と、前記原稿データ管理部により登録または更新された原稿データが含まれていた会議開催通知の受付日時情報とを比較して、先に登録した原稿データよりも新しい原稿データが追加されたか否か確認する、上記(2)に記載の会議資料配信システム。
(14)前記結果通知部は、前記印刷管理部の指示に基づく印刷が実行された場合、印刷結果を前記情報端末に通知する、上記(4)または(5)に記載の会議資料配信システム。
(15)前記確認結果の通知には、前記原稿データ管理部による原稿データの更新がされていないため印刷する必要がない旨の通知が含まれる、上記(1)〜(14)のいずれかに記載の会議資料配信システム。
(16)前記確認結果の通知には、前記会議情報または前記原稿データが未登録である旨の通知が含まれる、上記(1)〜(15)のいずれかに記載の会議資料配信システム。
(17)前記印刷管理部は、印刷済みの原稿データを削除するとともに、当該原稿データに対応付けられている前記会議情報および当該原稿データに予め付されている情報を、前記印刷履歴として記憶する、上記(1)〜(12)のいずれかに記載の会議資料配信システム。
(18)会議の参加予定者が使用する可搬型の情報端末と、当該会議で使用される会議資料の原稿データを管理する管理装置とが、所定のネットワークを介して通信可能に接続された会議資料配信システムであって、前記情報端末は、前記会議を特定可能な会議情報および前記原稿データが含まれる会議開催通知を受け付け、当該会議情報および当該原稿データを対応付けて管理する会議開催通知管理部と、前記ネットワークから接続が解除された状態で、前記会議開催通知管理部により管理されている前記原稿データに基づく印刷を指示し、当該原稿データについての印刷履歴を記憶する印刷管理部と、前記印刷管理部の指示に基づき印刷された印刷済みの原稿データに対応する原稿データが、前記管理装置において更新されたか否か確認するために、前記ネットワークに接続した状態で、前記印刷履歴を前記管理装置に送信する確認要求部と、を備え、前記管理装置は、前記会議開催通知を受け付けて当該会議開催通知に含まれる前記会議情報および前記原稿データを対応付けて登録し、要求に応じて当該原稿データを更新する原稿データ管理部と、前記確認要求部から送信された前記印刷履歴と、前記原稿データ管理部により登録された前記会議情報および前記原稿データとを解析して、前記印刷済みの原稿データに対応する原稿データが前記原稿データ管理部により更新されたか否か確認する更新確認部と、前記更新確認部により更新が確認された原稿データに基づく印刷を、前記ネットワークに接続した画像形成装置に実行させる印刷制御部と、を備える会議資料配信システム。
(19)印刷完了後に、前記更新確認部による確認結果、および印刷結果を前記情報端末に通知する結果通知部を備える、上記(18)に記載の会議資料配信システム。
(20)コンピューターを、上記(1)〜(19)のいずれかに記載の会議資料配信システムとして機能させるためのプログラム。
本発明によれば、原稿データが配信されたネットワークから切り離された環境で当該原稿データを印刷した場合には、印刷履歴を情報端末に記憶している。そのため、管理装置で管理されている原稿データが後から更新されたとしても、当該印刷履歴を用いて容易にその更新を確認できる。必要であれば、参加予定者は、更新された最新版の原稿データを印刷して会議に参加できる。
会議資料配信システムの概略構成図である。 管理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 参加者PCのハードウェア構成例を示すブロック図である。 管理装置の機能構成例を示すブロック図である。 参加者PCの機能構成例を示すブロック図である。 会議開催通知の受付処理のフローチャートである。 会議開催通知の動作を説明するための図である。 会議開催通知の表示例を示す図である。 管理データの概略データ構造を示す図である。 会議開催通知の登録処理のフローチャートである。 登録データの概略データ構造を示す図である。 印刷処理のフローチャートである。 印刷処理の動作を説明するための図である。 印刷履歴管理処理のフローチャートである。 印刷履歴データの概略データ構造を示す図である。 更新確認要求処理のフローチャートである。 印刷履歴の表示例を示す図である。 確認要求の動作を説明するための図である。 確認結果通知の動作を説明するための図である。 最新版の原稿データに基づく印刷の動作を説明するための図である。 更新確認処理のフローチャートである。 更新確認の動作を説明するための図である。 履歴削除処理のフローチャートである。 会議資料配信システムの変形例を説明するための図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
[会議資料配信システム10]
図1は、会議資料配信システム10の概略構成図である。
(1−1)全体構成
図1に示すとおり、会議資料配信システム10は、主催者PC(Personal Computer)100と、管理装置200と、画像形成装置300と、参加者PC400とを備える。
本実施形態において、各装置(100、200、300、400)は、会社等に構築された所定のコンピューターネットワーク(以下では、単に「ネットワークA」と称する)を介して相互に通信可能に接続される。ネットワークAには、有線、無線を問わず、LAN(Local Area Network)等が用いられる。
また、印刷装置500は、ネットワークAから切り離された環境(たとえば、自宅や出張先)に置かれ、会社等から持ち込まれた参加者PC400と通信可能に接続される。
(1−2)主催者PC100
主催者PC100は、会社等で開催される会議の主催者が使用する情報処理装置である。主催者PC100は、デスクトップ型のPCであってもよいし、可搬型の情報端末であってもよい。
主催者PC100は、会議で使用される資料(以下、単に「会議資料」と称する場合もある)のデジタルデータ(すなわち、「原稿データ」)の作成に用いられる。作成された原稿データは、ネットワークAを介して、主催者PC100から管理装置200および参加者PC400へ配信される。なお、原稿データには、閲覧および印刷が可能な各種フォーマットのデジタルデータ(たとえば、ワードファイル、PDFファイル等)が含まれる。
(1−3)管理装置200
管理装置200は、原稿データを管理するサーバー装置である。したがって、管理装置200は、一般的なコンピューター装置により実現され得る。
管理装置200は、主催者PC100から配信された原稿データを登録(蓄積)しておき、その原稿データを使用する会議が開始されるまで、あるいは終了するまで保管する。また、管理装置200は、必要に応じて原稿データの更新(改訂、新たな原稿データの追加、等)を受け付ける。そして、管理装置200は、参加者PC400からの要求(後述する「確認要求」)に応じて、原稿データの更新の有無を確認し、その確認結果を参加者PC400へ通知する。
(1−4)画像形成装置300
画像形成装置300は、少なくとも印刷機能を有するプリンター、複合機等である。図1には、1台の画像形成装置300しか示されていないが、ネットワークAには、複数台の画像形成装置300が接続されていてもよい。
画像形成装置300は、参加者PC400からの要求に応じて、原稿データに基づく印刷を実行する。これにより、画像形成装置300からは、会議資料に相当する印刷物が出力される。
(1−5)参加者PC400
参加者PC400は、会議の参加予定者が使用する可搬型の情報端末である。したがって、参加者PC400は、ノートパソコン、タブレット端末、スマートフォン等に代表されるモバイルコンピューターである。なお、図1には、1台の参加者PC400しか示されていないが、ネットワークAには、複数台の参加者PC400が接続されてもよい。
参加者PC400は、ネットワークAに接続した状態での利用に限らず、ネットワークAから切り離された環境でも利用可能である。たとえば、多忙な参加予定者が主催者PC100から配信された原稿データを会社内(ネットワークAに接続した状態)で印刷できないとき、参加者PC400を自宅等に持ち帰り、ネットワークAから切り離された環境で当該原稿データを印刷することができる。また、参加者PC400は、管理装置200で管理されている原稿データの更新の有無について確認要求できる。
(1−6)印刷装置500
印刷装置500は、少なくとも印刷機能を有するプリンター、複合機等である。印刷装置500は、会議の参加予定者が自宅等に持ち帰った参加者PC400からの要求に応じて印刷を実行する。
次に、会議資料配信システム10の主要な装置である管理装置200および参加者PC400のハードウェア構成について説明する。
(2−1)管理装置200(ハードウェア構成)
図2は、管理装置200のハードウェア構成例を示すブロック図である。
管理装置200は、図2に示すとおり、制御部210と、通信部220とを有し、これらは信号をやり取りするための信号線(バス等)230を介して相互に接続されている。
制御部210は、管理装置200全体を制御する。たとえば、制御部210は、CPU211と、メモリー212と、ストレージ213とを有する。
CPU211は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマルチコアのプロセッサ等から構成される制御回路であり、管理装置200の各機能は、それに対応するプログラムをCPU211が実行することにより発揮される。
メモリー212は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速アクセス可能な主記憶装置である。メモリー212には、たとえば、DRAM(Dymamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous Dymamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等が採用される。
ストレージ213は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する大容量の補助記憶装置である。ストレージ213には、たとえば、ハードディスク、ソリッドステートドライブ、フラッシュメモリー、ROM等が採用される。
通信部220は、主催者PC100、画像形成装置300、および参加者PC400とネットワークAを介して通信するためのインターフェイスである。
(2−2)参加者PC400(ハードウェア構成)
図3は、参加者PC400のハードウェア構成例を示すブロック図である。
参加者PC400は、図3に示すとおり、制御部410と、表示部420と、入力部430と、通信部440とを有し、これらは信号をやり取りするための信号線(バス等)450を介して相互に接続されている。
制御部410は、参加者PC400全体を制御する。たとえば、制御部410は、CPU411と、メモリー412と、ストレージ413とを有する。CPU411、メモリー412、ストレージ413については、それぞれ、管理装置200と同様の構成により実現できるため、説明を省略する。
表示部420は、参加者PC400を操作するために必要な情報や設定情報など、各種データを表示する。表示部420には、たとえば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)等が採用される。
入力部430は、会議の参加予定者の指示に従って各種データを入力する。入力部430には、たとえば、キーボードやタッチパッド等のポインティングデバイスが採用される。
通信部440は、主催者PC100、管理装置200、および画像形成装置300とネットワークAを介して通信するためのインターフェイスである。
次に、会議資料配信システム10の主要な装置である管理装置200および参加者PC400の機能構成について説明する。
(3−1)管理装置200(機能構成)
図4は、管理装置200の機能構成例を示すブロック図である。
管理装置200の制御部210は、図4に示すとおり、原稿データ管理部610と、更新確認部620と、結果通知部630と、印刷制御部640とを有する。
原稿データ管理部610は、主催者PC100からの会議開催通知を受け付ける。会議開催通知には、開催予定の会議を特定可能な会議情報と、当該会議で使用する会議資料のデジタルデータ(すなわち、「原稿データ」)とが含まれている。原稿データ管理部610は、受け付けた会議開催通知に含まれる会議情報および原稿データを対応付けて登録し、主催者(主催者PC100等)の要求に応じて当該原稿データを更新する。この登録および更新された会議情報、原稿データは、ストレージ213に記憶される。
なお、原稿データの更新には、先に登録した原稿データよりも新しいバージョンの原稿データを追加すること、および先に登録した原稿データに関連する別の原稿データを追加することの少なくともいずれかが含まれる。
更新確認部620は、参加者PC400からの要求(確認要求)に応じて、ネットワークAから切り離された環境で印刷済みの原稿データに対応する原稿データが、管理装置200において原稿データ管理部610により更新されたか否か確認する。
結果通知部630は、更新確認部620による確認結果を参加者PC400に通知する。
印刷制御部640は、参加者PC400からの指示に基づく印刷を、ネットワークAに接続した画像形成装置300に実行させる。
なお、原稿データ管理部610、更新確認部620、結果通知部630、および印刷制御部640は、それぞれ、CPU211が、ストレージ213にインストールされているプログラムをメモリー212に読み出して実行することにより実現される。ただし、これに限らず、ASIC等のハードウェアにより実現されてもよい。
(3−2)参加者PC400(機能構成)
図5は、参加者PC400の機能構成例を示すブロック図である。
参加者PC400の制御部410は、図5に示すとおり、会議開催通知管理部710と、印刷管理部720と、確認要求部730とを有する。
会議開催通知管理部710は、主催者PC100からの会議開催通知を受け付け、会議開催通知に含まれる会議情報および原稿データを対応付けて管理する。これらの管理された会議情報および原稿データは、ストレージ413に記憶される。
印刷管理部720は、参加者PC400がネットワークAから接続が解除された状態で、会議開催通知管理部710により管理されている原稿データに基づく印刷を指示し、当該原稿データについての印刷履歴を記憶する。
確認要求部730は、印刷管理部720の指示に基づき印刷された印刷済みの原稿データに対応する原稿データが、管理装置200において更新されたか否か確認するために、ネットワークAに接続した状態で印刷履歴を管理装置200に送信する。
なお、会議開催通知管理部710、印刷管理部720、および確認要求部730は、それぞれ、CPU411が、ストレージ413にインストールされているプログラムをメモリー412に読み出して実行することにより実現される。ただし、これに限らず、ASIC等のハードウェアにより実現されてもよい。
[会議資料配信システム10の動作]
次に、本実施形態に係る会議資料配信システム10の特徴的な動作について説明する。
(1)会議開催通知の受付処理
図6は、会議開催通知の受付処理のフローチャートである。図7は、会議開催通知の動作を説明するための図である。図8は、会議開催通知の表示例を示す図である。図9は、管理データの概略データ構造を示す図である。以下、図6〜図9を参照して、参加者PC400において実行される会議開催通知の受付処理の手順について説明する。なお、以下の会議開催通知の受付処理において、制御部410は、会議開催通知管理部710として機能する。
制御部410は、たとえば、ネットワークAに接続した状態で参加者PC400に電源が投入されたときに、会議開催通知の受付処理を開始する。
(ステップS101)
会議開催通知の受付処理を開始すると、制御部410は、主催者PC100からの会議開催通知の有無を判別する。
ここで、会議開催通知は、図7に示すように、ネットワークAを介して、主催者PC100から管理装置200および参加者PC400に送信される。たとえば、会議開催通知は、電子メールによって行われる。
会議開催通知用の電子メールには、図8に示すように、タイトル欄に会議名(例:××会議)が記載されている。また、宛先欄には、会議開催通知の送信先、すなわち、管理装置200および各参加者A、B、Cに割り当てられたメールアドレスが記載されている。また、電子メールには、会議の開催場所を示す情報(例:○○会議室)、会議の開催日時を示す情報(例:12月25日 13:00−15:00)が記載されている。また、電子メールには、会議資料の原稿データが添付されている。
制御部410は、通信部440を介して受信した電子メールのタイトル欄に少なくとも会議名が記載されている場合には、会議開催通知と判断して(ステップS101:YES)、処理をステップS102に進める。一方、制御部410は、タイトル欄に会議名が記載された電子メールを受信していない場合には、会議開催通知はないと判断して(ステップS101:NO)、会議開催通知の受付処理を終了する。
(ステップS102)
処理がステップS102に移行した場合には、制御部410は、会議開催通知に含まれている会議情報および原稿データを記憶する。
具体的には、制御部410は、図9に示すように、受付日時情報、会議情報(会議名、開催場所、開催日時、参加者情報)、および原稿データを対応付けて、管理データとしてストレージ413の所定のフォルダに記憶する。
ここで、受付日時情報は、会議開催通知用の電子メールを受け付けた時に制御部410が取得した現在時刻である。現在時刻は、CPU411が内蔵する時計(リアルタイムクロック)から取得してもよいし、外部サーバーからインターネットを介して取得してもよい。また、会議開催通知用の電子メールのヘッダに記述されている発信時刻を用いてもよい。
また、会議名、開催場所、開催日時、参加者情報は、それぞれ、会議開催通知用の電子メールに記載されていた情報である。開催日時は、図9に示すように、会議の開始時刻と終了時刻から構成される。参加者情報は、会議開催通知用の電子メールの宛先欄に記載されていたメールアドレスでもよいし、参加予定者の名前でもよい。
また、原稿データには、会議資料名(ファイル名)、バージョン情報(A版、B版等)等が予め付されており、制御部410は、原稿データとともにこれらの付属情報を記憶する。また、図9に示すように、原稿データの代わりに、原稿データの保存場所を示すリンク情報を記憶してもよい。
ステップS102の処理が終了すると、制御部410は、会議開催通知の受付処理を終了する。
以上の会議開催通知の受付処理が定期的に繰り返し実行されることにより、参加者PC400は、主催者PC100から送信された会議開催通知を受け付け、会議開催通知毎に会議情報および原稿データを対応付けて記憶し、管理できる。
(2)会議開催通知の登録処理
図10は、会議開催通知の登録処理のフローチャートである。図11は、登録データの概略データ構造を示す図である。以下、図10〜図11を参照して、管理装置200において実行される会議開催通知の登録処理の手順について説明する。なお、以下の会議開催通知の登録処理において、制御部210は、原稿データ管理部610として機能する。
制御部210は、たとえば、管理装置200に電源が投入されたときに、会議開催通知の登録処理を開始する。
(ステップS201)
会議開催通知の登録処理を開始すると、制御部210は、主催者PC100からの会議開催通知の有無を判別する。
ここで、会議開催通知は、図7に示すように、ネットワークAを介して主催者PC100から参加者PC400に送信されたものと同一の会議開催通知である。
制御部210は、通信部220を介して受信した電子メールのタイトル欄に少なくとも会議名が記載されている場合には、会議開催通知と判断して(ステップS201:YES)、処理をステップS202に進める。一方、制御部210は、タイトル欄に会議名が記載された電子メールを受信していない場合には、会議開催通知はないと判断して(ステップS201:NO)、会議開催通知の登録処理を終了する。
(ステップS202)
処理がステップS202に移行した場合には、制御部210は、会議開催通知に含まれている会議情報および原稿データを登録する。
具体的には、制御部210は、図11に示すように、受付日時情報、会議情報(会議名、開催場所、開催日時、参加者情報)、および原稿データを対応付けて、登録データとして記憶する。
ここで、受付日時情報は、会議開催通知用の電子メールを受け付けた時に制御部210が取得した現在時刻である。現在時刻は、CPU211が内蔵する時計(リアルタイムクロック)から取得してもよいし、外部サーバーからインターネットを介して取得してもよい。また、会議開催通知用の電子メールのヘッダに記述されている発信時刻を用いてもよい。
また、会議名、開催場所、開催日時、参加者情報は、それぞれ、会議開催通知用の電子メールに記載されていた情報である。開催日時は、図11に示すように、会議の開始時刻と終了時刻から構成される。参加者情報は、会議開催通知用の電子メールの宛先欄に記載されていたメールアドレスでもよいし、参加予定者の名前でもよい。
また、原稿データには、会議資料名(ファイル名)、バージョン情報(A版、B版等)等が予め付されており、制御部210は、原稿データとともにこれらの付属情報を記憶する。ただし、図11に示すように、原稿データの代わりに、原稿データの保存場所を示すリンク情報を記憶してもよい。
なお、制御部210は、複数の登録データのうち、同一会議名を持つ登録データが存在する場合には、図11に示すように、会議(会議名)毎にまとめて管理する。
ステップS202の処理が終了すると、制御部210は、会議開催通知の登録処理を終了する。
以上の会議開催通知の登録処理が定期的に繰り返し実行されることにより、管理装置200は、主催者PC100から送信された会議開催通知を受け付け、会議開催通知毎および会議毎に、会議情報および原稿データを対応付けて登録し、管理できる。
また、管理装置200に登録した原稿データを更新したい場合には、主催者PC100から管理装置200へ会議開催通知を送信するだけで、先に登録しておいた原稿データの改訂や、新たな原稿データの追加等できる。
(3)印刷処理
図12は、印刷処理のフローチャートである。図13は、印刷処理の動作を説明するための図である。以下、図12〜図13を参照して、参加者PC400において実行される印刷処理の手順について説明する。なお、以下の印刷処理において、制御部410は、印刷管理部720として機能する。
制御部410は、たとえば、ネットワークAから接続が解除された状態(たとえば、自宅や出張先)で、参加者PC400に保存されている電子メールを特定のアプリケーションで開く指示を受け付けたときに、印刷処理を開始する。
(ステップS301)
印刷処理を開始すると、制御部410は、電子メールの内容を表示部420に表示する。図8に示す例では、会議開催通知用の電子メールが、メーラー、ブラウザ等によって表示されている。
このとき、制御部410は、印刷対象の原稿データの選択を、入力部430を介して受け付ける。たとえば、電子メールに添付されている原稿データを指定する操作(クリック等)により、印刷対象の原稿データを選択できる。
ただし、原稿データの選択方法は、これに限らず、上記ステップ102で管理データとして所定のフォルダに記憶されて管理されていた原稿データから直接選択してもよい。
(ステップS302)
制御部410は、印刷を実行する画像形成装置の選択を、入力部430を介して受け付ける。図13に示す例では、参加者PC400には、印刷装置500しか接続されていないため、ステップS302では、印刷装置500が選択される。
(ステップS303)
制御部410は、画像形成装置に印刷指示を出力する。たとえば、図13に示す例では、制御部410は、ステップS302で選択された印刷装置500に対して、ステップS301で選択された原稿データに基づく印刷を指示する。より具体的には、制御部410は、印刷対象の原稿データを印刷装置500で印刷可能な形式の印刷データに変換し、印刷コマンドとともに印刷装置500に送信する。
(ステップS304)
印刷装置500は、参加者PC400からの印刷指示に基づく印刷を実行する。このとき、印刷装置500からは、図13に示すように、ステップS301で選択された原稿データに基づく印刷物(たとえば、会議資料)が出力される。印刷装置500は、印刷が正常に完了した場合には、印刷完了の通知を参加者PC400に対して送信する。
参加者PC400の制御部410は、ステップS303において指示した印刷が完了したか否か判別する。具体的には、制御部410は、印刷装置500から送信された印刷完了の通知を受信した場合には(ステップS304:YES)、印刷が完了したと判断して、処理をステップS305に進める。一方、制御部410は、印刷完了の通知を受信していない場合には(ステップS304:NO)、印刷完了の通知を受信するまで待機する。
(ステップS305)
制御部410は、ステップS303において印刷を指示した原稿データが、会議資料の原稿データであるか否か判断する。具体的には、制御部410は、会議資料通知が特定のアプリケーションで開かれた状態で印刷指示された原稿データであれば、会議資料の原稿データであると判断する。たとえば、ステップS301で会議情報を含む電子メールがメーラー、ブラウザ等で開かれ、その後ステップS303で印刷指示された原稿データであれば、会議資料の原稿データであると判断する。制御部410は、会議資料の原稿データであると判断した場合には(ステップ305:YES)、処理をステップS306に進める。
一方、制御部410は、ステップS301で開かれた電子メールに会議情報が含まれていない場合には、その後ステップS303で印刷指示された原稿データは、会議資料の原稿データではないと判断する。制御部410は、会議資料の原稿データではないと判断した場合には(ステップS305:NO)、印刷履歴を記憶(作成、更新)せずに、印刷処理を終了する。
なお、制御部410は、管理データとしてストレージ413の所定のフォルダに記憶されて管理されていた原稿データの中から選択され、その後ステップS303で印刷指示された原稿データを、会議資料の原稿データであると判断してもよい。
(ステップS306)
制御部410は、ステップS303で印刷指示された原稿データの印刷履歴を記憶(作成、更新)するために、印刷履歴管理処理を実行する。印刷履歴管理処理の詳細については後述する。
ステップS306の処理が終了すると、制御部410は、印刷処理を終了する。
以上の印刷処理が実行されることにより、会社等のネットワークAから切り離された環境で会議資料の原稿データを印刷した場合に、印刷履歴を管理できる。
(4)印刷履歴管理処理(S306)
図14は、印刷履歴管理処理のフローチャートである。図15は、印刷履歴データの概略データ構造を示す図である。以下、図14〜図15を参照して、参加者PC400において実行される印刷履歴管理処理の手順について説明する。なお、以下の印刷履歴管理処理においては、制御部410は、印刷管理部720として機能する。
制御部410は、上記印刷処理のステップS306に処理が移行すると、印刷履歴管理処理を開始する。
(ステップS361)
印刷履歴管理処理を開始すると、制御部410は、ステップS303で直前に印刷した原稿データに関する情報を取得する。具体的には、制御部410は、印刷した原稿データに対応付けて管理されている会議情報および付属情報(会議資料名、バージョン情報)を取得する。
(ステップS362)
制御部410は、ステップS303で直前に印刷した原稿データと同一会議の原稿データ(会議名が同一の原稿データ)の印刷履歴が、既に印刷履歴データに存在しているか否か判別する。制御部410は、既に印刷履歴データに存在している場合には(ステップS362:YES)、処理をステップS363に進め、印刷履歴データに存在しない場合には(ステップS362:NO)、処理をステップS365に進める。なお、印刷履歴データは、図15に示すように、受付日時情報、ファイル名(会議資料名)、バージョン情報、会議名、印刷日時が対応付けて記憶されている。
(ステップS363)
制御部410は、ステップS303で直前に印刷した原稿データが最新版であるか否か判別する。具体的には、制御部410は、ステップS361で直前に取得した原稿データに付されているバージョン情報と、印刷履歴データに記憶されている各原稿データの印刷履歴に含まれているバージョン情報とを比較して判別する。
制御部410は、ステップS303で直前に印刷した原稿データが最新版である場合には(ステップS363:YES)、処理をステップS364に進める。一方、制御部410は、ステップS303で直前に印刷した原稿データが最新版ではない場合には(ステップS363:NO)、印刷履歴として保存しておく必要がないため、印刷履歴管理処理を終了する。
(ステップS364)
制御部410は、最新の印刷履歴以外を削除する。具体的には、制御部410は、ステップS303で直前に印刷した原稿データと同一会議の原稿データの印刷履歴のうち、直前に印刷した原稿データよりも古いまたは同一のバージョン情報を持つ原稿データの印刷履歴を、図15に示す印刷履歴データから削除する。
(ステップS365)
制御部410は、最新の印刷履歴を追加する。具体的には、制御部410は、ステップS361で取得した会議情報および付属情報を、ステップS303で直前に印刷した原稿データの印刷履歴として、図15に示す印刷履歴データに追加する。これとともに、制御部410は、ステップS303で直前に印刷した印刷済みの原稿データを削除してもよい。
ステップS365の処理が終了すると、制御部410は、処理を図12の印刷処理に戻す。
以上の印刷履歴管理処理が実行されることにより、会社等のネットワークAから切り離された環境で会議資料の原稿データを印刷する毎に、印刷履歴を記憶(作成、更新)できる。また、同一会議で使用される原稿データのバージョン情報を参照して、最新の印刷履歴(最新版の原稿データの印刷履歴)以外の印刷履歴を削除しているため、印刷履歴のデータ量を最小限に抑えることができる。
(5)更新確認要求処理
図16は、更新確認要求処理のフローチャートである。図17は、印刷履歴の表示例を示す図である。図18は、確認要求の動作を説明するための図である。図19は、確認結果通知の動作を説明するための図である。以下、図16〜図19を参照して、参加者PC400において実行される更新確認要求処理の手順について説明する。なお、以下の更新確認要求処理においては、制御部410は、確認要求部730として機能する。
制御部410は、たとえば、ネットワークAに接続した状態で、印刷履歴を表示する指示を、入力部430を介して受け付けると、更新確認要求処理を開始する。
(ステップS401)
更新確認要求処理を開始すると、制御部410は、上記印刷履歴管理処理によって記憶された複数の印刷履歴(印刷履歴データに含まれている印刷履歴)を表示部420に表示する。たとえば、制御部410は、図17に示すように、原稿データごとの印刷履歴と、各印刷履歴を選択可能なチェックボックス510と、確認要求送信ボタン520とを、表示部420に表示する。
このとき、制御部410は、管理装置200に確認要求する対象の原稿データ(印刷履歴)の選択を、入力部430を介して受け付ける。ここでの確認要求は、ネットワークAから切り離された環境で印刷された印刷済みの原稿データに対応する原稿データが、管理装置200において更新されたか否か確認するための要求である。参加者PC400を操作する会議の参加予定者は、たとえば、図17に示すチェックボックス510にチェックを入れる操作により、確認要求を希望する少なくとも1つの原稿データ(印刷履歴)を選択できる。
ただし、印刷履歴の表示方法は、これに限定されず、同一会議で使用する原稿データの印刷履歴については、まとめて表示してもよい。
(ステップS402)
制御部410は、管理装置200に対して確認要求する。たとえば、制御部410は、図17に示す確認要求送信ボタン520にタッチする操作を、入力部430を介して受け付けると、ステップS401で選択された原稿データの印刷履歴を、ネットワークAを介して管理装置200に送信する(図18)。なお、ステップS402において管理装置200に送信される印刷履歴は、ステップS401で選択された原稿データの印刷履歴のみである。また、当該印刷履歴には、上述したとおり、受付日時情報、ファイル名(会議資料名)、バージョン情報、会議名、印刷日時等が含まれている(図15)。
(ステップS403)
管理装置200は、ステップS402の確認要求を受け付けると、後述する更新確認処理を実行し(図18)、確認要求の対象の原稿データが更新されたか否か確認する。管理装置200は、その確認結果を、ネットワークAを介して参加者PC400に通知する(図19)。
このとき、参加者PC400の制御部410は、管理装置200から確認結果の通知があるか否か判別する。そして、制御部410は、管理装置200から確認結果が通知された場合には(ステップS403:YES)、処理をステップS404に進める。一方、制御部410は、管理装置200から確認結果が通知されない場合には(ステップS403:NO)、確認結果が通知されるまで待機する。
(ステップS404)
制御部410は、管理装置200から通知された確認結果を表示部420に表示する(図19)。
(ステップS405)
制御部410は、管理装置200において更新された原稿データに基づく印刷の指示があるか否か判別する。たとえば、制御部410は、入力部430を介して、更新された原稿データに基づく印刷を実行する指示を受け付けた場合には(ステップS405:YES)、処理をステップS406に進める。一方、制御部410は、印刷指示を受け付けない場合、または印刷しない指示を受け付けた場合には(ステップS405:NO)、更新確認要求処理を終了する。
(ステップS406)
制御部410は、ネットワークAを介して管理装置200に更新された原稿データに基づく印刷を指示する(図20)。このとき、管理装置200の制御部210は、印刷制御部640として機能し、参加者PC400の指示に基づく印刷を、ネットワークAに接続した画像形成装置300に実行させる。より具体的には、管理装置200の制御部210は、更新された原稿データを画像形成装置300で印刷可能な形式の印刷データに変換し、印刷コマンドとともに画像形成装置300に送信する(図20)。
画像形成装置300は、管理装置200からの印刷指示に基づく印刷を実行する。このとき、画像形成装置300からは、図20に示すように、更新された原稿データに基づく印刷物が出力される。画像形成装置300は、印刷が正常に完了した場合には、印刷完了の通知を、管理装置200に送信する。このとき、管理装置200の制御部210は、結果通知部630として機能し、印刷結果(印刷完了の旨など)を参加者PC400に対して通知する。
(ステップS407)
参加者PC400の制御部410は、ステップS406において指示した印刷が完了したか否か判別する。具体的には、制御部410は、管理装置200から送信された印刷結果の通知を受信した場合には(ステップS407:YES)、処理をステップS408に進める。一方、制御部410は、印刷結果の通知を受信していない場合には(ステップS407:NO)、印刷結果の通知を受信するまで待機する。
(ステップS408)
制御部410は、ステップS406で印刷された原稿データの更新前の原稿データについての印刷履歴を削除する。たとえば、図20に示す例のように、資料1(B版)、資料2(A版(B版よりも古い))が画像形成装置300で印刷された場合には、その更新前の資料1(A版)についての印刷履歴が印刷履歴データから削除される。
なお、ステップS408の処理の代わりに、ステップS306の処理を実行してもよい。この場合には、更新前の原稿データについての印刷履歴は削除され、ステップS406で印刷された原稿データの印刷履歴が追加される。
ステップS408の処理が終了すると、制御部410は、更新確認要求処理を終了する。
以上の更新確認要求処理が実行されることにより、会社等のネットワークAから切り離された環境で会議資料の原稿データが印刷された場合であっても、その原稿データの更新の有無について管理装置200に確認要求できる。また、必要であれば、参加予定者は、更新された最新版の原稿データを印刷して会議に参加できる。
(6)更新確認処理
図21は、更新確認処理のフローチャートである。図22は、更新確認の動作を説明するための図である。以下、図21〜図22を参照して、管理装置200において実行される更新確認処理の手順について説明する。なお、以下の更新確認処理において、制御部210は、更新確認部620として機能する。
制御部210は、たとえば、管理装置200に電源が投入されたときに、更新確認処理を開始する。
(ステップS501)
更新確認処理を開始すると、制御部210は、参加者PC400から確認要求(ステップS402の確認要求)があるか否か判別する。たとえば、制御部210は、ネットワークAを介して参加者PC400から送信された印刷履歴を受信した場合には(ステップS501:YES)、これを確認要求と判断して、処理をステップS502に進める。一方、制御部210は、印刷履歴を受信していない場合には(ステップS501:NO)、印刷履歴が参加者PC400から送られてくるまで待機する。
(ステップS502)
制御部210は、確認要求された原稿データよりも新しい原稿データがあるか否か確認する。そのために、制御部210は、ステップS501において受信した印刷履歴と、管理装置200において管理されている会議情報および原稿データを解析して判断する。より具体的には、制御部210は、ステップS501において受信した印刷履歴に含まれているバージョン情報と、管理装置200において登録または更新された原稿データに予め付されているバージョン情報とを比較して判断する。
たとえば、図22に示すように、会議名が「XX会議」、会議資料名が「資料1」、バージョン情報が「A版」の印刷履歴と、会議名が「YY会議」、会議資料名が「資料3」、バージョン情報が「B版」の印刷履歴とを、管理装置200が受信したとする。
このとき、制御部210は、「XX会議」と同一の会議名を持つ会議情報を登録データから抽出する(図11、図22)。次に、制御部210は、抽出した会議情報に対応付けられている原稿データの中から、「資料1」と同一の会議資料名(ファイル名)を持つ原稿データを特定する。そして、制御部210は、ここで特定した原稿データに予め付されたバージョン情報(「A版」、「B版」)と、印刷履歴に含まれていたバージョン情報(「A版」)とを比較する。このとき、制御部210は、登録データの中から特定した原稿データのバージョン情報の方が、印刷履歴に含まれていたバージョン情報より新しければ、確認要求された原稿データよりも新しい原稿データ(最新版の原稿データ)があると判断する。
また、制御部210は、「YY会議」と同一の会議名を持つ会議情報を登録データから抽出する(図11、図22)。次に、制御部210は、抽出した会議情報に対応付けられている原稿データの中から、「資料3」と同一の会議資料名(ファイル名)を持つ原稿データを特定する。そして、制御部210は、ここで特定した原稿データに予め付されたバージョン情報(「A版」、「B版」)と、印刷履歴に含まれていたバージョン情報(「B版」)とを比較する。このとき、制御部210は、登録データの中から特定した原稿データのバージョン情報が、印刷履歴に含まれていたバージョン情報よりも古いまたは同一である場合には、確認要求された原稿データよりも新しい原稿データ(最新版の原稿データ)はないと判断する。
(ステップS503)
次に、制御部210は、確認要求された原稿データに関連する別の原稿データがあるか否か確認する。具体的には、制御部210は、ステップS501において受信した印刷履歴と、管理装置200において管理されている会議情報および原稿データを解析して判断する。
たとえば、図22に示すように、会議名が「XX会議」、会議資料名が「資料1」、バージョン情報が「A版」の印刷履歴と、会議名が「YY会議」、会議資料名が「資料3」、バージョン情報が「B版」の印刷履歴とを、管理装置200が受信したとする。
このとき、制御部210は、「XX会議」と同一の会議名を持つ会議情報を登録データから抽出する(図11、図22)。次に、制御部210は、抽出した会議情報に対応付けられている原稿データの中から、「資料1」と異なる会議資料名(ファイル名)を持つ原稿データを検索する。このとき、制御部210は、「資料1」と異なる会議資料名(ファイル名)を持つ原稿データ(「資料2(A版)」)が存在すれば、確認要求された原稿データに関連する別の原稿データがあると判断する。
また、制御部210は、「YY会議」と同一の会議名を持つ会議情報を登録データから抽出する(図11、図22)。次に、制御部210は、抽出した会議情報に対応付けられている原稿データの中から、「資料3」と異なる会議資料名(ファイル名)を持つ原稿データを検索する。このとき、制御部210は、「資料3」と異なる会議資料名(ファイル名)を持つ原稿データが存在しなければ、確認要求された原稿データに関連する別の原稿データはないと判断する。
(ステップS504)
制御部210は、結果通知部630として機能し、ステップS502およびS503の確認結果を、ネットワークAを介して参加者PC400に通知する(ステップS403の通知、図19)。したがって、制御部210は、ステップS501で確認要求された原稿データよりも新しい原稿データが管理装置200にあるか否か、ステップS501で確認要求された原稿データが関連する別の原稿データがあるか否かを、参加者PC400に通知する。
ステップS504の処理が終了すると、制御部210は、更新確認処理を終了する。
以上の更新確認処理が実行されることにより、参加者PC400からの要求に応じて、管理装置200で管理されている原稿データの更新の有無について確認し、その確認結果を通知できる。
(7)履歴削除処理
図23は、履歴削除処理のフローチャートである。以下、図23を参照して、参加者PC400において実行される履歴削除処理の手順について説明する。なお、以下の履歴削除処理において、制御部410は、印刷管理部720として機能する。
制御部410は、たとえば、参加者PC400に電源が投入されたときに、履歴削除処理を開始する。
(ステップS601)
履歴削除処理を開始すると、制御部410は、現在時刻を取得する。たとえば、制御部410は、CPU211が内蔵する時計(リアルタイムクロック)から現在時刻を取得してもよいし、外部サーバーからインターネットを介して現在時刻を取得してもよい。
(ステップS602)
制御部410は、印刷履歴データから各印刷履歴の会議開始時刻または会議終了時刻を取得する。なお、図11に示すように、印刷履歴データの会議情報には、会議の開催日時として会議開始時刻と会議終了時刻とが含まれている。
(ステップS603)
制御部410は、印刷履歴データの中に、現在時刻が会議開始時刻または会議終了時刻を経過している印刷履歴があるか否か判別する。たとえば、制御部410は、ステップS601で取得した現在時刻が、ステップS602で取得した会議開始時刻または会議終了時刻を経過しているか否か判別すればよい。
制御部410は、現在時刻が会議開始時刻または会議終了時刻を経過している印刷履歴がある場合には(ステップS603:YES)、処理をステップS604に進める。一方、制御部410は、現在時刻が会議開始時刻または会議終了時刻を経過している印刷履歴がない場合には(ステップS603:NO)、履歴削除処理を終了する。
(ステップS604)
制御部410は、現在時刻が会議開始時刻または会議終了時刻を経過している印刷履歴を削除する。
ステップS604の処理が終了すると、制御部410は、履歴削除処理を終了する。
以上の履歴削除処理が定期的に繰り返し実行されることにより、会議が開始され、または終了して不要となった印刷履歴を直ちに削除でき、印刷履歴を保存しているメモリー等を有効利用できる。
なお、上記した各フローチャートの各処理単位は、会議資料配信システム10の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。会議資料配信システム10で行われる処理は、さらに多くの処理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さらに多くの処理を実行してもよい。
<変形例>
また、上記の実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定するものではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
たとえば、上記の実施形態では、ステップS502において、制御部210は、印刷履歴に含まれているバージョン情報と、管理装置200において登録または更新された原稿データに予め付されているバージョン情報とを比較している。そして、制御部210は、このような比較処理によって、先に登録した原稿データ(すなわち、参加者PC400から確認要求された原稿データ)よりも新しい原稿データが管理装置200(図11の登録データ)に追加されたか否か確認している。
しかし、本発明は、この確認方法に限定する必要はない。たとえば、ステップS502において、制御部210は、印刷履歴に含まれている受付日時情報と、管理装置200において登録または更新された原稿データが含まれていた会議開催通知の受付日時情報とを比較することにより確認してもよい。この確認方法によれば、バージョン情報を確認しなくても、管理装置200と参加者PC400での会議開催通知の受付日時が一致しているか否かにより確認できる。そのため、原稿データにバージョン情報が付されていない場合であってもバージョンの異なる原稿データが管理装置200に追加されたことを容易かつ高速に確認できる。
また、上記の実施形態では、管理装置200は、ステップS403において、確認結果を参加者PC400に通知しており、その確認結果の通知には、原稿データが更新されている旨や、原稿データが更新されていないため印刷する必要がない旨の通知が含まれている。しかし、本発明は、これに限定されず、確認結果の通知には、確認要求された会議情報または原稿データが管理装置200に未登録である旨の通知が含まれていてもよい。
また、上記の実施形態では、管理装置200の制御部210は、参加者PC400から確認要求された原稿データよりも新しい原稿データがあるか否か確認し、その確認結果を参加者PC400に通知している。その通知後に、管理装置200は、参加者PC400からの印刷指示を受けて、更新された原稿データに基づく印刷を画像形成装置300に実行させている。
しかし、本発明は、これに限定されない。管理装置200は、参加者PC400から確認要求された原稿データよりも新しい原稿データがあることを確認後、確認結果を参加者PC400に通知せずに、更新が確認された原稿データに基づく印刷を画像形成装置300に実行させてもよい。この場合には、管理装置200の制御部210は、結果通知部630として機能し、印刷完了後に、確認結果および印刷結果を参加者PC400に通知する。このような制御により、管理装置200と参加者PC400の間で何度もやりとりすることなく、更新された原稿データに基づく会議資料を出力できる。
また、上記の実施形態では、原稿データごとに印刷履歴を選択可能に表示している(図17)。しかし、本発明は、これに限定されず、制御部410は、会議(会議名)ごとに印刷履歴を選択可能に表示してもよい。この場合には、制御部410は、選択された会議で使用する全ての原稿データについての印刷履歴を管理装置200に送信する。
また、上記の実施形態では、会議開催通知は、電子メールによって行われている。しかし、本発明は、これに限定されず、会議開催通知は、WEBブラウザで閲覧可能なデータ(たとえば、HTMLデータ)等の送信によって行われてもよい。
また、図24は、会議資料配信システム10の変形例を説明するための図である。図24に示す変形例のように、管理装置200は、画像形成装置300に組み込まれていてもよい。この場合、管理装置200が組み込まれた画像形成装置300は、参加者PC400から印刷指示を直接受け、当該印刷指示に基づく印刷を実行する印刷実行部を備える。また、上記の実施形態および変形例で説明した管理装置200の機能は、全て画像形成装置300が有していてもよい。
また、上記の会議資料配信システム10の構成は、上記の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られない。また、一般的な会議資料配信システム10が備える構成を排除するものではない。
また、図4、図5に示す各機能構成は、各機能構成の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。各機能構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、図4、図5に示す各機能構成の処理は、専用のハードウェア回路によっても実現することもできる。この場合には、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
また、会議資料配信システム10を動作させるプログラムは、USBメモリー、フレキシブルディスク、CD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、メモリーやストレージ等に転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、会議資料配信システム10の一機能としてその各装置のソフトウェアに組み込んでもよい。
10 会議資料配信システム、
100 主催者PC、
200 管理装置、
210 制御部(管理装置)、
220 通信部(管理装置)、
300 画像形成装置、
400 参加者PC、
410 制御部(参加者PC)、
420 表示部、
430 入力部、
440 通信部(参加者PC)、
500 印刷装置、
610 原稿データ管理部、
620 更新確認部、
630 結果通知部、
640 印刷制御部、
710 会議開催通知管理部、
720 印刷管理部、
730 確認要求部、
A ネットワーク。

Claims (20)

  1. 会議の参加予定者が使用する可搬型の情報端末と、当該会議で使用される会議資料の原稿データを管理する管理装置とが、所定のネットワークを介して通信可能に接続された会議資料配信システムであって、
    前記情報端末は、
    前記会議を特定可能な会議情報および前記原稿データが含まれる会議開催通知を受け付け、当該会議情報および当該原稿データを対応付けて管理する会議開催通知管理部と、
    前記ネットワークから接続が解除された状態で、前記会議開催通知管理部により管理されている前記原稿データに基づく印刷を指示し、当該原稿データについての印刷履歴を記憶する印刷管理部と、
    前記印刷管理部の指示に基づき印刷された印刷済みの原稿データに対応する原稿データが、前記管理装置において更新されたか否か確認するために、前記ネットワークに接続した状態で、前記印刷履歴を前記管理装置に送信する確認要求部と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記会議開催通知を受け付けて当該会議開催通知に含まれる前記会議情報および前記原稿データを対応付けて登録し、要求に応じて当該原稿データを更新する原稿データ管理部と、
    前記確認要求部から送信された前記印刷履歴と、前記原稿データ管理部により登録された前記会議情報および前記原稿データとを解析して、前記印刷済みの原稿データに対応する原稿データが前記原稿データ管理部により更新されたか否か確認する更新確認部と、
    前記更新確認部による確認結果を前記情報端末に通知する結果通知部と、
    を備える会議資料配信システム。
  2. 前記原稿データ管理部による原稿データの更新には、先に登録した原稿データよりも新しい原稿データを追加すること、および先に登録した原稿データに関連する別の原稿データを追加することの少なくともいずれかが含まれる、請求項1に記載の会議資料配信システム。
  3. 前記印刷履歴には、前記印刷済みの原稿データについてのバージョン情報が含まれており、
    前記更新確認部は、前記印刷履歴に含まれている前記バージョン情報と、前記原稿データ管理部により登録または更新された原稿データに予め付されている前記バージョン情報とを比較して、先に登録した原稿データよりも新しい原稿データが追加されたか否か確認する、請求項2に記載の会議資料配信システム。
  4. 前記印刷管理部は、前記結果通知部から通知された前記確認結果を表示し、前記原稿データ管理部により更新された原稿データに基づく印刷を実行する指示を受け付けた場合には、前記管理装置に当該更新された原稿データに基づく印刷を指示し、
    前記管理装置は、前記印刷管理部の指示に基づく印刷を、前記ネットワークに接続した画像形成装置に実行させる印刷制御部を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の会議資料配信システム。
  5. 前記印刷管理部は、前記結果通知部から通知された前記確認結果を表示し、前記原稿データ管理部により更新された原稿データに基づく印刷を実行する指示を受け付けた場合には、前記管理装置に当該更新された原稿データに基づく印刷を指示し、
    前記管理装置は、前記ネットワークに接続した画像形成装置に組み込まれており、前記印刷管理部の指示に基づく印刷を実行する印刷実行部を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の会議資料配信システム。
  6. 前記印刷管理部は、指示した印刷が正常に完了した後、印刷した原稿データが会議資料の原稿データであるか否か判断し、会議資料の原稿データであれば、印刷した当該原稿データの印刷履歴を記憶する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の会議資料配信システム。
  7. 前記印刷管理部は、前記会議開催通知が特定のアプリケーションで開かれた状態で印刷指示された原稿データを、会議資料の原稿データであると判断する、請求項6に記載の会議資料配信システム。
  8. 前記印刷管理部は、前記会議開催通知管理部により所定のフォルダに記憶されて管理されていた原稿データを、会議資料の原稿データであると判断する、請求項6に記載の会議資料配信システム。
  9. 前記印刷管理部は、前記情報端末が前記ネットワークに接続した状態で印刷した原稿データの更新前の原稿データについての印刷履歴を削除する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の会議資料配信システム。
  10. 前記会議情報には、会議開始時刻または会議終了時刻が含まれており、
    前記印刷管理部は、現在時刻を取得し、当該現在時刻が前記会議開始時刻または前記会議終了時刻を経過している印刷履歴を削除する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の会議資料配信システム。
  11. 前記印刷管理部は、同一会議で使用される原稿データの前記バージョン情報を参照し、最新の印刷履歴以外の印刷履歴を削除する、請求項3に記載の会議資料配信システム。
  12. 前記印刷管理部は、原稿データごとに印刷履歴を記憶し、
    前記確認要求部は、前記印刷管理部により記憶された複数の印刷履歴を表示して、少なくとも1つの印刷履歴の選択を受け付け、選択された当該印刷履歴のみを前記管理装置に送信する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の会議資料配信システム。
  13. 前記印刷履歴には、前記印刷済みの原稿データが含まれていた会議開催通知を受け付けた日時を示す受付日時情報が含まれており、
    前記更新確認部は、前記印刷履歴に含まれている前記受付日時情報と、前記原稿データ管理部により登録または更新された原稿データが含まれていた会議開催通知の受付日時情報とを比較して、先に登録した原稿データよりも新しい原稿データが追加されたか否か確認する、請求項2に記載の会議資料配信システム。
  14. 前記結果通知部は、前記印刷管理部の指示に基づく印刷が実行された場合、印刷結果を前記情報端末に通知する、請求項4または5に記載の会議資料配信システム。
  15. 前記確認結果の通知には、前記原稿データ管理部による原稿データの更新がされていないため印刷する必要がない旨の通知が含まれる、請求項1〜14のいずれか一項に記載の会議資料配信システム。
  16. 前記確認結果の通知には、前記会議情報または前記原稿データが未登録である旨の通知が含まれる、請求項1〜15のいずれか一項に記載の会議資料配信システム。
  17. 前記印刷管理部は、印刷済みの原稿データを削除するとともに、当該原稿データに対応付けられている前記会議情報および当該原稿データに予め付されている情報を、前記印刷履歴として記憶する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の会議資料配信システム。
  18. 会議の参加予定者が使用する可搬型の情報端末と、当該会議で使用される会議資料の原稿データを管理する管理装置とが、所定のネットワークを介して通信可能に接続された会議資料配信システムであって、
    前記情報端末は、
    前記会議を特定可能な会議情報および前記原稿データが含まれる会議開催通知を受け付け、当該会議情報および当該原稿データを対応付けて管理する会議開催通知管理部と、
    前記ネットワークから接続が解除された状態で、前記会議開催通知管理部により管理されている前記原稿データに基づく印刷を指示し、当該原稿データについての印刷履歴を記憶する印刷管理部と、
    前記印刷管理部の指示に基づき印刷された印刷済みの原稿データに対応する原稿データが、前記管理装置において更新されたか否か確認するために、前記ネットワークに接続した状態で、前記印刷履歴を前記管理装置に送信する確認要求部と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記会議開催通知を受け付けて当該会議開催通知に含まれる前記会議情報および前記原稿データを対応付けて登録し、要求に応じて当該原稿データを更新する原稿データ管理部と、
    前記確認要求部から送信された前記印刷履歴と、前記原稿データ管理部により登録された前記会議情報および前記原稿データとを解析して、前記印刷済みの原稿データに対応する原稿データが前記原稿データ管理部により更新されたか否か確認する更新確認部と、
    前記更新確認部により更新が確認された原稿データに基づく印刷を、前記ネットワークに接続した画像形成装置に実行させる印刷制御部と、
    を備える会議資料配信システム。
  19. 印刷完了後に、前記更新確認部による確認結果、および印刷結果を前記情報端末に通知する結果通知部を備える、請求項18に記載の会議資料配信システム。
  20. コンピューターを、請求項1〜19のいずれか一項に記載の会議資料配信システムとして機能させるためのプログラム。
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