JP6599151B2 - 積層タイプコネクタのガタ詰め構造 - Google Patents

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Description

本発明は積層タイプコネクタのガタ詰め構造、特に、端子を収納する端子収納部を具備するコネクタを配電板に積層してなる積層タイプコネクタのガタ詰め構造に関する。
従来、導電端子を収納する端子収納部を形成するハウジングを具備するコネクタを複数重ね、配電板等の支持部材に設置する構造が知られている。このとき、複数のコネクタおよび支持部材同士の「ガタつき」を防止し(以下「ガタ詰め」と称す)、相互の位置を保持するため発明が開示されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2013−51050号公報(第7−10頁、図1) 特開2004−335305号公報(第5−7頁、図4)
特許文献1に開示された発明(コネクタ及び、コネクタの支持部材への固定構造)は、複数の端子収容部が設けられたハウジングが、その両側壁から突出した一対のレール部と、両側壁から下方に立設され、コ字状に形成された一対のアーム部と、下壁から突出したストッパ部とを備えている。そして、支持部材に下層のコネクタを載置し、さらに、その上に同一構造の上層のコネクタを重ね、支持部材および上下に重ねられたコネクタを結束バンドによって締結(縛着)する。このとき、下層のハウジングの両側面に設けられたレール部が、上層のハウジングの両側面に設けられたアーム部に挟まり、上層のハウジングのストッパ部が、下層のハウジングの上壁の後端面に当接する。
したがって、支持部材と下層のハウジングとの間、あるいは下層のハウジングと上層のハウジングとの間に「ガタつき」が発生した場合、該ガタつきは結束バンドによって抑えられる(ガタ詰めされる)ことになる。
しかしながら、特許文献1に開示された発明は、結束バンドが略J字状で、先端に固定手段が設けられた短片と、短片に垂直に連なった底片と、底片に垂直(短片に平行)に連なった長片とからなっている。このため、底片を支持部材の下面に当接して、長片を折り曲げて上層のハウジングの上面に押し付け、長片の先端を固定手段によって短片に固定するものである。
このため、結束バンドによる締結作業(ガタ詰め作業)が繁雑であることから、該作業の作業性を改善したいという要請があった。
一方、特許文献2に開示された発明(ジョイントコネクタ)は、コネクタハウジングの一方側(前方側)には、上面に前方係止凹部が、下面に前方係止凸部が設けられ、コネクタハウジングの他方側(後方側)には、上面に後方係止凸部が、下面に後方係凹部が設けられている。また、コネクタハウジングの略中央には、上面に開口部が、下面に中央突起が設けられている。そして、下層のコネクタハウジングの前方係止凹部に上層のコネクタハウジングの前方係止凸部を斜めに押し込み、下層のコネクタハウジングと平行になるように上層のコネクタハウジングを回転して、下層のコネクタハウジングの後方係止凹部に上層のコネクタハウジングの後方係止凸部を挿入し、最後に上層のコネクタハウジングを前方に押し込むことによって、下層のコネクタハウジングに上層のコネクタハウジングを連結する。
しかしながら、特許文献2に開示された発明は、最後に上層のコネクタハウジングを前方に押し込んだ際の、前記凹部と前記凸部との間の摩擦力によって下層のコネクタハウジングに上層のコネクタハウジングが連結されるものであるため、振動等によって、ガタつきが生じるという問題があった。
また、最上段のコネクタハウジングについては、侵入する中央突起がないため、接続用端子を抜け出し不能に押し付けたり、接続用端子が正規の位置に収容されていないことを検知したりすることができないという問題があった。
本発明の第1の目的は、このような状況に鑑みてなされたものであり、簡素なガタ詰め作業でガタつきの抑制を可能にする積層タイプコネクタのガタ詰め構造を提供することにあり、第2の目的は、端子の保持および中途侵入の検知を可能にする積層タイプコネクタのガタ詰め構造を提供することにある。
本発明に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造は、配電板と、前記配電板に載置された下層のコネクタと、前記下層のコネクタに載置された上層のコネクタと、前記配電板、前記下層のコネクタおよび前記上層のコネクタを締結する固定カバーとを有する積層タイプコネクタのガタ詰め構造であって、
前記固定カバーは、固定カバー底部と、前記固定カバー底部に連なって垂直に立ち上がった固定カバー側部と、前記固定カバー側部に連なって前記固定カバー底部に略平行な固定カバー天部と、前記固定カバー天部の前記固定カバー側部とは反対の端縁に設けられた固定カバーバンド固定部と、前記固定カバー底部の前記固定カバー側部とは反対の端縁に設けられた固定カバーバンド部とを具備し、前記固定カバー底部の前記固定カバー天部に対向する面には固定カバー底部ビークが設けられ、前記固定カバー天部の前記固定カバー底部に対向する面には固定カバー天部ビークが設けられ、
前記配電板に、前記固定カバー底部ビークが侵入可能な大きさの配電板側被侵入部が設けられ、
前記下層のコネクタと前記上層のコネクタとは同一形状で、上面には、前記固定カバー天部ビークが侵入可能な大きさのコネクタ側被侵入部が設けられ、
前記固定カバーは、前記固定カバー底部が前記配電板の下面に当接すると共に、前記固定カバー底部ビークが前記配電板の前記配電板側被侵入部に侵入し、かつ、前記固定カバー天部が前記上層のコネクタの上面に当接すると共に、前記固定カバー天部ビークが前記上層のコネクタの前記コネクタ側被侵入部に侵入した状態で、前記配電板、前記下層のコネクタおよび前記上層のコネクタの仮固定が可能に構成されていることを特徴とする。
本発明に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造は、以上の構成であって、固定カバーを横方向に移動することによって、固定カバー底部ビークが配電板に設けられた切欠溝に侵入すると共に、固定カバー天部ビークが上層のハウジングの上面に設けられた位置決め溝に侵入して、配電板、下層のコネクタおよび上層のコネクタが仮固定され、さらに、固定カバーを締め付けることによって三者は「ガタつき」のない状態で本固定される。したがって、ガタ詰め作業が簡素化され、生産効率が向上する。
本発明の実施の形態1に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材を離して示す斜視図である。 図1に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造の部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す斜視図である。 図1に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造の部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す正面図である。 図1に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造の部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す側面視の断面図である。 図1に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造の部材の一部(メス端子)を示す斜視図である。 図1に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造の組み立て状態を説明する側面図である。 図1に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造の組み立て状態を説明する正面図である。 図1に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造の組み立て状態を説明する側面視の断面図(図7におけるB−B断面)である。 図1に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造の組み立て状態を説明する図8の一部を拡大して示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材を離して示す斜視図である。 図10に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す斜視図である。 図10に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す正面図である。 図10に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す平面図である。 図10に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す側面視の断面図(図12におけるC−C断面)である。 図10に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(固定カバー)を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造の組み立て状態を説明するものであって、仮固定された状態を示す斜視図である。 図10に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造の組み立て状態を説明するものであって、仮固定された状態を示す側面視の断面図である。 図10に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造の組み立て状態を説明するものであって、仮固定された状態を示す背面視の断面図である。 図10に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造の組み立て状態を説明するものであって、本固定された状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材を離して示す斜視図である。 図20に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す平面図である。 図20に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す正面図である。 図20に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す底面図である。 図20に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す側面図である。 図20に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す側面視の断面図(図22におけるA−A断面)である。 図20に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(固定カバー)を示す正面視の断面図(図25におけるE−E断面)である。 本発明の実施の形態3に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、固定開始時を示す側面図である。 図27に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、固定開始時を示す正面視の断面図(図27におけるF−F断面)である。 図27に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、固定中を示す側面図である。 図27に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、固定終了時を示す正面視の断面図(図29におけるC−C断面)である。 図27に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、図30の一部を拡大して示す正面視の断面図である。 本発明の実施の形態4に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材を離して示す斜視図である。 図32に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す斜視図である。 図32に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す正面図である。 図32に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す平面図である。 図32に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す側面視の断面図である。 図32に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、図37の(a)は下層のコネクタの仮固定状態を示す一部を断面にした側面図、図37の(b)は仮固定状態における下層のコネクタと配電板との係止部の一部を拡大して示す側面視の断面図である。 図32に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、下層のコネクタの本固定状態を示す一部を断面にした側面図である。 図32に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、図39の(a)は本固定状態における上層のコネクタの仮固定状態を示す一部を断面にした側面図、図39の(b)は本固定状態における上層のコネクタと下層のコネクタとの係止部の一部を拡大して示す側面視の断面図である。 図32に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、上層のコネクタの本固定状態を示す一部を断面にした側面図である。 図32に示す積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、図41の(a)は上層のコネクタの本固定状態を示す正面視の断面図(図40のE−E断面)、図41の(b)は上層のコネクタと下層のコネクタとの係止部の一部を拡大して示す正面視の断面図、(c)は下層のコネクタと配電板との係止部の一部を拡大して示す正面視の断面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図は模式的に描かれたものであって、本発明は図示された形態(部位の形状や個数等)に限定されるものではない。
[実施の形態1]
図1〜図5は本発明の実施の形態1に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、図1は部材を離して示す斜視図、図2は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す斜視図、図3は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す正面図、図4は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す側面視の断面図(図3におけるC−C断面)、図5は部材の一部(メス端子)を示す斜視図である。
(積層タイプコネクタのガタ詰め構造)
図1において、積層タイプコネクタのガタ詰め構造(以下「ガタ詰め構造」と称す)100は、配電板190と、配電板190に設置された下層のコネクタ110aと、下層のコネクタ110aに設置された上層のコネクタ110bとからなる。このとき、下層のコネクタ110aと上層のコネクタ110bとは同じ形状であるから、以下、下層のコネクタ110aについて説明する。
なお、上(上層)、下(下層)、前(前端面)あるいは後(後端面)として方向を規定しているが、かかる方向は説明の便宜上のものであって、実際の使用状態における方向を規定したものではない。また、本発明は積層されるコネクタの数を限定するものではない。すなわち、上層のコネクタ110bの上に、1または2以上のコネクタをさらに設置してもよい。
以下、まず、ガタ詰め構造100を構成する部材について説明し、その後、ガタ詰め構造100について説明する。
(コネクタ)
図2〜図5において、コネクタ110aは、ハウジング120と、ハウジング120に挿入されるメス端子130と、ハウジング120にインサート成形されたオス端子139とを具備している。
(メス端子)
メス端子130は、オス端子139が接触可能な面を具備する略管状体であって、ケーブル繋ぎ部131において、ケーブル132が接続されている。
(ハウジング)
ハウジング120は略直方体の箱体であって、一方の端面(以下「前端面」と称す)121にメス端子130の挿入を可能にする開口部が形成され、内部にメス端子130を収容可能で、オス端子139が突出している端子室123を具備している。
そして、下面124には、前端面121に近い位置に下方に向かって突出する断面半円形のガタ詰め突条125が設けられ、他方の端面(以下「後端面」と称す)122にストッパ127が設けられ、さらに、前端面121と後端面122との間に、後端面122に近づく程突出量が増加する位置決め突起126が設けられている。
また、ハウジング120の上面129には、スリット状に複数の上面開口部143が設けられ、ハウジング120の両方の側面128には、それぞれロックビーク144および積層ロック係止突条145が設けられている。
さらに、上面129には、上層のコネクタ110bの位置決め突起126が侵入可能な位置決め溝146が設けられている。なお、位置決め溝146は、位置決め突起126が侵入可能であれば底付きの凹部であってもよい。
(積層固定ロック)
ハウジング120の両方の側面128にはそれぞれ、積層ロック係止突条145の下方に積層固定ロック150が設けられている。積層固定ロック150は正面視において略コ字状であって、側面128に固定(一体的に成形)された積層ロック固定部151と、積層ロック固定部151に連なり、側面128と平行に下方に伸びた積層ロック腕部152と、積層ロック腕部152に連なり、下面124の下方にまで伸びた積層ロック係止部154とを具備している。そして、積層ロック係止部154には、下面124に平行な積層ロック係止面153が形成されている。
(カバー)
また、ハウジング120の上面129には、カバー折り曲げ線161を支点にして回転(傾斜)可能なカバー160が設けられている。カバー160は、略矩形状のカバー面部162と、カバー折り曲げ線161に垂直な仮想面内でカバー面部162に設けられた端子押さえ部163と、カバー折り曲げ線161に垂直な仮想面内でカバー面部162の側縁にそれぞれ設けられたカバー腕部165と、カバー腕部165に形成されたロックビーク係止孔164とを具備している。なお、ロックビーク係止孔164は、ロックビーク144が係止可能であれば、底付きの凹部であってもよい。
したがって、カバー160を回転(傾斜)した際、端子押さえ部163は上面開口部143に侵入し、やがて、カバー160が上面129に当接した際、ロックビーク係止孔164はロックビーク144に係止する(図1参照)。このとき、ハウジング120の端子室123の正規の位置にまでメス端子130が挿入されている場合には、カバー160はメス端子130を抜け出し不可能に保持することになる(図示しない)。
一方、正規の位置にまでメス端子130が挿入されていない場合には、カバー160がメス端子130に当接して、カバー160が上面129に当接しなくなる(図示しない)。
すなわち、カバー160が上面129に当接したか否かによって、正規の位置にまでメス端子130が挿入されているか否かを検知可能である。
(配電板)
配電板190は、略矩形状の板体であって、一方の端面(以下「後端面」と称す)192に近い位置に位置決め突起126が侵入可能な位置決め孔196が形成され、位置決め孔196が形成された範囲は幅が狭くなって、この範囲の下面194の側縁部(側面198に近い範囲)が、下層のコネクタ110aの積層ロック係止面153が係止する配電板ロック面193になっている(図1参照)。なお、位置決め孔196は、位置決め突起126が侵入可能であれば、底付きの凹部であってもよい。
(ガタ詰め構造)
図6〜図9は本発明の実施の形態1に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造の組み立て状態を説明するものであって、図6は側面図、図7は正面図、図8は側面視の断面図(図7におけるB−B断面)、図9は図8の一部を拡大して示す断面図である。
図6〜図9において、ガタ詰め構造100は、配電板190と、配電板190に設置された下層のコネクタ110aと、下層のコネクタ110aに設置された上層のコネクタ110bとからなる。
このとき、下層のコネクタ110aおよび上層のコネクタ110bとも、カバー160は倒され、端子押さえ部163は端子室123に侵入し、ロックビーク144はロックビーク係止孔164に係止している。
そして、下層のコネクタ110aは、ガタ詰め突条125が配電板190の上面199に当接する(図8において位置Pにて示す)と共に、下面124のストッパ127(後端面122)に近い位置が配電板190の上面199に当接している(図9の位置Rにて示す)。さらに、下層のコネクタ110aの積層ロック係止面153が配電板190の下面194の一部である配電板ロック面193に係止している(図9において位置Qにて示す)。
このとき、下層のコネクタ110aのストッパ127は配電板190の後端面192に当接し、また、下層のコネクタ110aの位置決め突起126は、配電板190の位置決め孔196に侵入している。
さらに、上層のコネクタ110bは、ガタ詰め突条125が下層のコネクタ110aの上面129に当接し、下面124のストッパ127に近い位置において、下層のコネクタ110aの上面129に当接している。さらに、上層のコネクタ110bの積層ロック係止面153が下層のコネクタ110aの積層ロック係止突条145に係止している。
このとき、上層のコネクタ110bのストッパ127は下層のコネクタ110aの後端面122に当接し、上層のコネクタ110bの位置決め突起126が下層のコネクタ110aの位置決め溝146に侵入している(図7、8参照)。
(作用効果)
以上のように、下層のハウジング120と配電板190とは、位置P、位置Qおよび位置Rの3点においてそれぞれ強く押し当てられて、上層のハウジング120と下層のハウジング120とは、同様に3点においてそれぞれ強く押し当てられている。
したがって、ガタ詰め構造100(実施の形態1)によると、配電板190、下層のコネクタ110aおよび上層のコネクタ110bの三者におけるガタつきが抑制されると共に、結束バンドおよび結束治具が不要になる。
また、上層のコネクタ110bの上に、1または2以上のハウジングを設置することができるから、3台以上のコネクタを容易かつ確実に積層することができる。
さらに、カバー160に設けられた端子押さえ部163が端子室123に侵入することによって、正規の位置にまで挿入されたメス端子130を抜け出し不可能に保持し、一方、カバー160が上面129に当接したか否かによって、正規の位置にまでメス端子130が挿入されているか否かを検知することが可能になる。
[実施の形態2]
図10〜図15は本発明の実施の形態2に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、図10は部材を離して示す斜視図、図11は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す斜視図、図12は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す正面図、図13は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す平面図、図14は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す側面視の断面図(図12におけるC−C断面)、図15は部材の一部(固定カバー)を示す斜視図である。
(積層タイプコネクタのガタ詰め構造)
図10において、積層タイプコネクタのガタ詰め構造(以下「ガタ詰め構造」と称す)200は、配電板290と、配電板290に設置された下層のコネクタ210aと、下層のコネクタ210aに設置された上層のコネクタ210bと、これらを締結(縛着)する固定カバー270とからなる。
すなわち、以下に説明するように、ガタ詰め構造200は、実施の形態1のガタ詰め構造100の積層固定ロック150および積層ロック係止突条145に代えて、固定カバー270を有するものである。したがって、ガタ詰め構造100の部材(または部位)に同じまたは相当する部材(または部位)には、符号の下二桁を同じにして、説明を省略する場合がある。
また、下層のコネクタ210aと上層のコネクタ210bとは同じ形状であるから、以下、コネクタ210aについて説明する。なお、本発明は積層されるコネクタの数を限定するものではない。すなわち、下層のコネクタ210aと上層のコネクタ210bとの間に、1または2以上のコネクタを設置してもよい。
以下、まず、ガタ詰め構造200を構成する部材について説明し、その後、ガタ詰め構造200について説明する。
(コネクタ)
図11〜図14において、コネクタ210aは、ハウジング220と、ハウジング220に挿入されるメス端子230と、ハウジング220にインサート成形されたオス端子239とを具備している。なお、メス端子230およびオス端子239はそれぞれ、ガタ詰め構造100(実施の形態1)におけるメス端子130およびオス端子139に同じであるから、説明を省略するが、メス端子130およびオス端子139と相違するものであってよい。
(ハウジング)
ハウジング220は略直方体の箱体であって、一方の端面(以下「前端面」と称す)221にメス端子230の挿入を可能にする開口部が形成され、内部にメス端子230を収容可能で、オス端子239が突出している端子室223を具備している。
そして、下面224には、一方の端面(以下「後端面」と称す)222にストッパ227が設けられ、さらに、後端面222に近づく程突出量が増加する位置決め突起226が設けられている。
さらに、ハウジング220の上面229には、スリット状に複数の上面開口部243と、略矩形状の位置決め溝246が設けられ、ハウジング220の両方の側面228には、それぞれロックビーク244が設けられている。
(カバー)
カバー260は、カバー160(実施の形態1)と略同じであって、カバー折り曲げ線261、カバー面部262、端子押さえ部263、カバー腕部265およびロックビーク係止孔264を具備し、さらに、カバー面部262にカバー面部溝266が形成されている。
したがって、カバー160と同様に、端子室223の正規の位置にまでメス端子230が挿入されている場合には、カバー260はメス端子230を抜け出し不可能に保持することになり、また、カバー260が上面229に当接したか否かによって、正規の位置にまでメス端子230が挿入されているか否かを検知可能である。
(固定カバー)
図15において、固定カバー270は、樹脂等の可撓性を有する材料によって形成された略コ字状の板材であって、固定カバー底部272と、固定カバー底部272に連なって垂直に立ち上がった固定カバー側部273と、固定カバー側部273に連なって固定カバー底部272に略平行な固定カバー天部274とを具備している。そして、固定カバー天部274の固定カバー側部273とは反対の端縁に固定カバーバンド固定部275が設けられている。一方、固定カバー底部272の固定カバー側部273とは反対の端縁に固定カバーバンド部271が設けられている。そして、固定カバーバンド部271は、固定カバー底部272との境界部において折れ曲がり可能であり、固定カバーバンド固定部275に挿入可能かつ抜け出し不可能であるから、固定カバー270は、締め付け機能を有している。
さらに、固定カバー底部272の固定カバー天部174に対向する面には、固定カバー底部ビーク276、277が設けられ、一方、固定カバー天部274の固定カバー底部272に対向する面には、固定カバー天部ビーク278、279が設けられている。
(配電板)
配電板290は、略矩形状の板体であって、一方の端面(以下「後端面」と称す)292に位置決め突起226が侵入可能な切欠溝296と、切欠溝296から中央寄りの位置に固定カバー底部ビーク277が侵入可能な矩形状の固定用孔297が形成されている(図10参照)。なお、切欠溝296および固定用孔297はそれぞれ、位置決め突起226および固定カバー底部ビーク277が侵入可能であれば、底付きの凹部であってもよい。
(ガタ詰め構造)
図16〜図19は本発明の実施の形態2に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造の組み立て状態を説明するものであって、図16は仮固定された状態を示す斜視図、図17は仮固定された状態を示す側面視の断面図、図18は仮固定された状態を示す背面視の断面図、図19は本固定された状態を示す斜視図である。なお、説明の便宜上、メス端子230等を一部図示しない。
(仮固定)
図16〜図18において、ガタ詰め構造200は、配電板290の上に下層のコネクタ210aが載置され、さらに、下層のコネクタ210aの上に上層のコネクタ210bが載置された状態で、固定カバー270が仮固定されている。このとき、カバー260は倒され、端子押さえ部263は端子室223に侵入し、ロックビーク244はロックビーク係止孔264に係止している。
そして、下層のコネクタ210aの位置決め突起226は配電板290の切欠溝296に侵入し、下層のコネクタ210aのストッパ227は配電板290の後端面292に当接している。また、上層のコネクタ210bの位置決め突起226は下層のコネクタ210aの位置決め溝246に侵入し、上層のコネクタ210bのストッパ227は下層のコネクタ210aの後端面222に当接している。
さらに、固定カバー270が、下面224に平行で横方向(メス端子230が挿入される方向に対して垂直方向、矢印201にて示す)に移動され、固定カバー底部272が配電板290の下面294に当接し、固定カバー天部274が上層のコネクタ210bの上面229およびカバー面部262に当接している。
このとき、固定カバー270の固定カバー底部ビーク276および固定カバー底部ビーク277はそれぞれ、配電板290の切欠溝296および固定用孔297に侵入している。また、固定カバー270の固定カバー天部ビーク278および固定カバー天部ビーク279はそれぞれ、上層のコネクタ210bの位置決め溝246およびカバー面部溝266に侵入している。したがって、固定カバー270は位置決めされ、移動不可能な状態になっている。
(本固定)
図19において、固定カバー270の固定カバーバンド部271は、固定カバー底部272との境界において折り曲げられ、固定カバーバンド固定部275挿入され(矢印202にて示す)、さらに、矢印203にて示す方向に引き上げられ、配電板290、下層のコネクタ210aおよび上層のコネクタ210bの三者を締め付けている。
したがって、配電板290、下層のコネクタ210aおよび上層のコネクタ210bの三者は、ガタつきが抑えられた状態で締結(縛着)されている(「本固定」と称す)。
(作用効果)
以上のように、ガタ詰め構造200(実施の形態2)は、固定カバー270が配電板290、下層のコネクタ210aおよび上層のコネクタ210bを締め付けて、三者を互いに相対移動不可能に締結(縛着)するから、該三者を「ガタつき」のない状態で本固定することができる。
また、固定カバー270を下面224に平行で横方向に移動することによって仮固定し、その後、固定カバーバンド部271を固定カバーバンド固定部275挿入して締め付けるだけで本固定することができるから、固定作業が簡素化され、生産効率が向上する。
また、固定カバー270には固定カバー底部ビーク276や固定カバー天部ビーク278等が形成され、これらが配電板290の切欠溝296や上層のコネクタ210bの位置決め溝246等に侵入するから、前記三者の「ガタつき」をより確実に抑えることができる。そうすると、固定カバー270は、一体成形され、仮固定を容易にする効果と本固定における締め付け効果とを兼ね備えていると言える。
さらに、下層のコネクタ210aと上層のコネクタ210bとの間に、コネクタを追加することができるから、3台以上のコネクタを容易かつ確実に積層することができる。
さらに、ガタ詰め構造100(実施の形態1)と同様に、メス端子230の保持あるいはメス端子230の中間挿入の検知が可能になる。
[実施の形態3]
図20〜図26は本発明の実施の形態3に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、図20は部材を離して示す斜視図、図21は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す平面図、図22は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す正面図、図23は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す底面図、図24は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す側面図、図25は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す側面視の断面図(図22におけるA−A断面)、図26は部材の一部(固定カバー)を示す正面視の断面図(図25におけるE−E断面)である。
(積層タイプコネクタのガタ詰め構造)
図20において、積層タイプコネクタのガタ詰め構造(以下「ガタ詰め構造」と称す)300は、配電板380と、配電板380に設置された下層のコネクタ310aと、下層のコネクタ310aに設置された上層のコネクタ310bと、これらを締結(縛着)する固定バンド370とからなる。
すなわち、以下に説明するように、ガタ詰め構造300は、実施の形態1のガタ詰め構造100の積層固定ロック150および積層ロック係止突条145に代えて、固定バンド370を有するものである。したがって、ガタ詰め構造100の部材(または部位)に同じまたは相当する部材(または部位)には、符号の下二桁を同じにして、説明を省略する場合がある。
また、下層のコネクタ310aと上層のコネクタ310bとは同じ形状であるから、以下、コネクタ310aについて説明する。なお、本発明は積層されるコネクタの数を限定するものではない。すなわち、下層のコネクタ210aと上層のコネクタ210bとの間に、1または2以上のコネクタを設置してもよい。
以下、まず、ガタ詰め構造300を構成する部材について説明し、その後、ガタ詰め構造300について説明する。
(コネクタ)
図21〜図26において、コネクタ310aは、ハウジング320と、ハウジング320に挿入されるメス端子330と、ハウジング320にインサート成形されたオス端子339とを具備している。なお、メス端子330およびオス端子339はそれぞれ、ガタ詰め構造100(実施の形態1)におけるメス端子130およびオス端子139に同じであるから、説明を省略するが、メス端子130およびオス端子139と相違するものであってよい。
(ハウジング)
ハウジング320は略直方体の箱体であって、前端面321にメス端子330の挿入を可能にする開口部が形成され、内部にメス端子330を収容可能で、オス端子339が突出している端子室323を具備している。
そして、下面324には、後端面322にストッパ327が設けられ、後端面322に近い範囲に、矩形状に配置された位置決めボス(突起)326が設けられている。
さらに、ハウジング320の上面329には、スリット状に複数の上面開口部343が設けられ、ハウジング320の両方の側面128には、それぞれロックビーク344およびバンド挿入腕345が設けられている。
なお、バンド挿入腕345には上下方向に貫通した固定バンド挿入孔346が形成され、固定バンド挿入孔346には固定バンド挿入孔突起349が設けられている。固定バンド挿入孔突起349は、下面324に近づく程突出する固定バンド挿入孔案内面347と、固定バンド挿入孔案内面347に連なって下面324に平行な固定バンド挿入孔係止面348とを具備する。
(カバー)
また、ハウジング320の上面329には、カバー折り曲げ線361を支点にして回転(傾斜)可能なカバー360が設けられている。カバー360はカバー160(実施の形態1)と同様に、カバー面部362、端子押さえ部363、カバー腕部365およびロックビーク係止孔364を具備する。
したがって、カバー360は、カバー160と同様に回転(傾斜)した際、端子押さえ部363は上面開口部343に侵入して、メス端子330を抜け出し不可能に保持する。また、カバー360が上面329に当接したか否かによって、正規の位置にまでメス端子330が挿入されているか否かを検知可能である。
(固定バンド)
図20において、固定バンド370は、樹脂等の可撓性を有する材料によって形成された略コ字状の板材であって、対向した一対の固定バンド側部371と、固定バンド側部371の一方の端部同士を連結する固定バンド天部372とを具備している。
そして、固定バンド側部371の互いに対向する面(内面に相当する)には、複数の固定バンド突起379が設けられている。なお、固定バンド突起379は、固定バンド天部372に近づく程突出量が増加する固定バンド突起案内面377と、固定バンド突起案内面377に繋がって、固定バンド天部372に平行な固定バンド突起係止面378とを具備し、鋸歯状を呈している(後記する図31参照)。
(配電板)
配電板380は、略矩形状の板体であって、一方の端面(以下「後端面」と称す)382に近い範囲に、下層のコネクタ310aの位置決めボス326が侵入可能な位置決め孔385が形成され、側縁に沿って、固定バンド370の固定バンド側部371が貫通可能なバンド固定バンド係止孔386が形成されている。
そして、バンド固定バンド係止孔386には、固定バンド370の固定バンド突起379が係止可能な固定バンド係止孔突起389が設けられている。固定バンド係止孔突起389は、上面381に近づく程突出量が減少する係止案内面387と、係止案内面387に繋がって、上面381に平行な係止面388とを具備している(後記する図31参照)。
なお、位置決め孔385は二列に形成された長い孔あるが、その数量や形状は限定されるものではなく、矩形状に配置された円形や矩形の孔であってもよい。また、位置決め孔385は位置決めボス326が侵入可能であれば、底付きの凹部であってもよい。
(ガタ詰め構造)
図27〜図31は本発明の実施の形態3に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、図27は固定開始時を示す側面図、図28は固定開始時を示す正面視の断面図(図27におけるF−F断面)、図29は固定中を示す側面図、図30は固定終了時を示す正面視の断面図(図29におけるC−C断面)、図31は図30の一部を拡大して示す正面視の断面図である。
(固定開始時)
図27および図28において、ガタ詰め構造300は、配電板380の上に、下層のコネクタ310aが載置され、さらに、下層のコネクタ310aの上に上層のコネクタ310bが載置された状態で、固定バンド370が設置される。このとき、カバー360は倒され、カバー360のロックビーク係止孔364はロックビーク344に係止し、端子押さえ部363は端子室323に侵入している(図25参照)。
そして、下層のコネクタ310aの位置決めボス326は配電板380の位置決め孔385に侵入し、下層のコネクタ310aのストッパ327は配電板290の後端面292に当接している。また、上層のコネクタ310bの位置決めボス326は下層のコネクタ310aの位置決め溝366に侵入し、上層のコネクタ310bのストッパ227は下層のコネクタ310aの後端面322に当接している。
さらに、固定バンド370が上層のコネクタ310bの固定バンド挿入孔346の直上に配置され、固定バンド側部371(正確には固定バンド突起379の先端)は上層のコネクタ310bの側面328に当接(摺動)している。
そして、固定カバー270は、矢印301にて示すように、下方に押し込まれる。
(固定中)
図29において、固定バンド370は下方に押し込まれ、上層のコネクタ310bの固定バンド挿入孔346および下層のコネクタ310aの固定バンド挿入孔346に差し込まれ、さらに、配電板380のバンド固定バンド係止孔386に差し込まれている。
このとき、固定カバー270の固定バンド突起案内面377は、上層のコネクタ310bおよび下層のコネクタ310aの固定バンド挿入孔案内面347に案内されながら下降し、かつ、固定バンド挿入孔案内面347から外れる状況が繰り返される。また、同様に、固定カバー270の固定バンド突起案内面377は、配電板380の係止案内面387に案内されながら下降し、かつ、係止案内面387から外れる状況が繰り返される。
(固定終了時)
図30および図31において、固定バンド370の固定バンド天部372に当接した際、固定バンド370の下降は停止して、固定バンド突起係止面378が、配電板380の係止面388に係止する(本固定される)。また、固定バンド突起係止面378は、上層のコネクタ310bの係止面348および下層のコネクタ310aの係止面348にも係止している。
(作用効果)
以上のように、ガタ詰め構造300(実施の形態3)は、固定バンド370を押し込んで、上層のコネクタ310bの固定バンド挿入孔346および下層のコネクタ310aの固定バンド挿入孔346に差し込み、さらに、配電板380のバンド固定バンド係止孔386に下方に向かって差し込むことによって、配電板380、下層のコネクタ310aおよび上層のコネクタ310bの三者を締め付け、「ガタつき」のない状態で本固定することができる。
このとき、固定バンド370を、上方から下方に向けての「差し込み式」にしているから、固定作業が容易になり、生産効率が向上する。
さらに、下層のコネクタ310aと上層のコネクタ310bとの間に、コネクタを追加することができるから、3台以上のコネクタを容易かつ確実に積層することができる。
さらに、ガタ詰め構造100(実施の形態1)と同様に、メス端子230の保持あるいはメス端子230の中間挿入の検知が可能になる。
[実施の形態4]
図32〜図36は本発明の実施の形態4に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、図32は部材を離して示す斜視図、図33は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す斜視図、図34は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す正面図、図35は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す平面図、図36は部材の一部(コネクタおよびカバー)を示す側面視の断面図である。
(積層タイプコネクタのガタ詰め構造)
図32において、積層タイプコネクタのガタ詰め構造(以下「ガタ詰め構造」と称す)400は、配電板490と、配電板490に設置された下層のコネクタ410aと、下層のコネクタ410aに設置された上層のコネクタ410bとからなる。
すなわち、以下に説明するように、ガタ詰め構造400は、ガタ詰め構造100(実施の形態1)の積層固定ロック150および積層ロック係止突条145に代えて、カバー460に設けた積層ロック467(積層ロック爪466)および積層ロック孔445を有するものである。したがって、ガタ詰め構造100の部材(または部位)に同じまたは相当する部材(または部位)には、符号の下二桁を同じにして、説明を省略する場合がある。
また、下層のコネクタ410aと上層のコネクタ410bとは同じ形状であるから、以下、コネクタ410aについて説明する。なお、本発明は積層されるコネクタの数を限定するものではない。すなわち、上層のコネクタ410bの上に、1または2以上のコネクタをさらに設置してもよい。
以下、まず、ガタ詰め構造400を構成する部材について説明し、その後、ガタ詰め構造400について説明する。
(コネクタ)
図33〜図36において、コネクタ410aは、ハウジング420と、ハウジング420に挿入されるメス端子430と、ハウジング420にインサート成形されたオス端子439とを具備している。なお、メス端子430およびオス端子439はそれぞれ、ガタ詰め構造100(実施の形態1)におけるメス端子130およびオス端子139に同じであるから、説明を省略するが、メス端子130およびオス端子139と相違するものであってよい。
(ハウジング)
ハウジング420は略直方体の箱体であって、前端面421にメス端子430の挿入を可能にする開口部が形成され、内部にメス端子430を収容可能で、オス端子439が突出している端子室423を具備している。
そして、下面424には、後端面422にストッパ427が設けられ、後端面422に近い位置に、側面視でL字状の位置決め突起426が設けられている。位置決め突起426の先端(下端)には、ストッパ427とは反対の方向に突出し、下面424に平行な位置決め爪425が形成されている。
さらに、ハウジング420の上面429には、前端面421側にスリット状に複数の上面開口部443が設けられ、後端面422側に位置決め突起426が侵入可能な大きさの位置決め突起侵入溝446が設けられ、位置決め突起侵入溝446の前端面側の縁部が、位置決め突起係止部447になっている。
さらに、ハウジング420の両方の側面428には、それぞれロックビーク444が設けられている。
(カバー)
また、ハウジング420の上面429には、ハウジング120と同様に、カバー折り曲げ線461を支点にして回転(傾斜)可能なカバー460が設けられている。カバー460は、カバー面部462と、端子押さえ部463と、カバー腕部465と、ロックビーク係止孔464とを具備している。そして、ロックビーク係止孔464を挟むように、積層ロック孔445が一対設けられている。
さらに、カバー腕部465には積層ロック467が一対延設され、積層ロック467の先端には積層ロック爪466が設けられている。このとき、積層ロック467と積層ロック孔445とを結ぶ仮想線はカバー面部462に対して垂直になっている。また、積層ロック爪466はカバー面部462に対して平行で、他方の積層ロック爪466に対向している。すなわち、対向する積層ロック467同士の距離は、側面428同士の距離に略同じ(わずかに大きい)であり、対向する積層ロック爪466の先端同士の距離は、側面428同士の距離よりも小さく(狭く)なっている。
なお、後記する理由により、ロックビーク444およびロックビーク係止孔464を設けなくてもよい。
したがって、カバー460は、カバー160(実施の形態1)と同様に、回転(傾斜)した際、端子押さえ部463は上面開口部443に侵入し、やがて、カバー460が上面429に当接した際、ロックビーク係止孔464はロックビーク444に係止して、正規の位置にまで挿入されたメス端子430を抜け出し不可能に保持することになる。このとき、積層ロック467は下面424に対して垂直になり、積層ロック爪466は下面424よりも下方に位置する。
また、カバー160と同様に、カバー460が上面429に当接したか否かによって、正規の位置にまでメス端子430が挿入されているか否かを検知可能である。
(配電板)
配電板490は、略矩形状の板体であって、一方の端面(以下「後端面」と称す)492に位置決め突起426が侵入可能な切欠溝496が形成され、切欠溝496の奥には下面494に段差状の切欠溝係止部495が設けられ、側面498には、幅の狭くなった係止用範囲497が設けられている(図32参照)。
(ガタ詰め構造)
図37〜図41は本発明の実施の形態4に係る積層タイプコネクタのガタ詰め構造を説明するものであって、図37の(a)は下層のコネクタの仮固定状態を示す一部を断面にした側面図、図37の(b)は仮固定状態における下層のコネクタと配電板との係止部の一部を拡大して示す側面視の断面図、図38は下層のコネクタの本固定状態を示す一部を断面にした側面図、図39の(a)は本固定状態における上層のコネクタの仮固定状態を示す一部を断面にした側面図、図39の(b)は本固定状態における上層のコネクタと下層のコネクタとの係止部の一部を拡大して示す側面視の断面図、図40は上層のコネクタの本固定状態を示す一部を断面にした側面図、図41の(a)は上層のコネクタの本固定状態を示す正面視の断面図(図40のE−E断面)、図41の(b)は上層のコネクタと下層のコネクタとの係止部の一部を拡大して示す正面視の断面図、(c)は下層のコネクタと配電板との係止部の一部を拡大して示す正面視の断面図である。
(下層のコネクタの仮固定)
図37の(a)および(b)において、ガタ詰め構造400は、配電板490の上に、下層のコネクタ410aが載置され、さらに、下層のコネクタ410aの上に上層のコネクタ410bが載置される。このとき、下層のコネクタ410aのカバー460は倒され、カバー460のロックビーク係止孔464はロックビーク444に係止し、端子押さえ部463は端子室423内に侵入している(図示しない)。
そして、下層のコネクタ410aの位置決め突起426が、配電板490の切欠溝496内に侵入して、位置決め突起426に形成された位置決め爪425が切欠溝496の奥の下面494に形成された切欠溝係止部495に係止している。
さらに、カバー460は、位置決め爪425と切欠溝係止部495との係止点を回転中心にして矢印401にて示す方向に回転される。
(下層のコネクタの本固定)
図38において、下層のコネクタ410aの前記矢印401の方向の回転によって、下層のコネクタ410aの下面424は配電板490の上面499と平行になり、積層ロック467は配電板490の下面494に対して垂直になっている。そして、積層ロック爪466は下面494に対して平行になり、係止用範囲497において下面494に係止している。すなわち、下層のコネクタ410aは配電板490に本固定されている。
なお、積層ロック爪466の下面494への係止によって、カバー460は回転(立ち上がり)不可能になっているから、ロックビーク444およびロックビーク係止孔464を撤去してもよい。このとき、カバー460を上面429に押し付けながら、下層のコネクタ410aを矢印401の方向に回転することになる。
(上層のコネクタの仮固定)
図39(a)および(b)において、配電板490に本固定された下層のコネクタ410aの上に上層のコネクタ410bが載置されている。このとき、上層のコネクタ410bのカバー460は倒され、カバー460のロックビーク係止孔464はロックビーク444に係止し、端子押さえ部463は端子室423内に侵入している(図示しない)
そして、上層のコネクタ410bの位置決め突起426が、下層のコネクタ410aの位置決め突起侵入溝446に侵入して、位置決め突起426に形成された位置決め爪425が、位置決め突起侵入溝446に形成された位置決め突起係止部447に係止している。
さらに、位置決め爪425と位置決め突起係止部447との係止点を回転中心にして矢印402にて示す方向に回転される。
(上層のコネクタの本固定)
図40と図41の(a)、(b)および(c)とにおいて、上層のコネクタ410bの前記矢印402の方向の回転によって、上層のコネクタ410bの下面424は下層のコネクタ410aの上面429と平行になり、上層のコネクタ410bの積層ロック467は下層のコネクタ410aの上面429に対して垂直になっている。そして、上層のコネクタ410bの積層ロック爪466は、下層のコネクタ410aの積層ロック孔445に係止している。すなわち、上層のコネクタ410bは下層のコネクタ410aに本固定されている。
なお、積層ロック爪466の積層ロック孔445への係止によって、カバー460は回転(立ち上がり)不可能になっているから、ロックビーク444およびロックビーク係止孔464を撤去してもよい。このとき、カバー460を上面429に押し付けながら、上層のコネクタ410bを矢印402の方向に回転することになる。
(作用効果)
以上のように、ガタ詰め構造400(実施の形態4)は、位置決め爪425と切欠溝係止部495との係止、および積層ロック爪466と係止用範囲497との係止の二重係止構造によって、下層のコネクタ410aは配電板490に本固定され、さらに、位置決め爪425と切欠溝係止部495との係止、および積層ロック爪466と積層ロック孔445との係止の二重係止構造によって、上層のコネクタ410bは下層のコネクタ410aに本固定されている。したがって、配電板490、下層のコネクタ410aおよび上層のコネクタ410bの三者のガタつきを抑えることができる。
また、構造が簡素で小型であるから、小型化が促進され、省スペース化が可能になる。
さらに、上層のコネクタ410bの上にコネクタを追加することができるから、3以上のコネクタを容易かつ確実に積層することが可能である。
さらに、ガタ詰め構造100(実施の形態1)と同様に、メス端子430の保持あるいは中途挿入の検出が可能で、3個以上のコネクタを容易かつ確実に積層することができる。
[発明の開示]
以上の説明から明らかなように、実施の形態1〜4は以下の発明を開示している。
すなわち、配電板と、前記配電板に設置された下層のコネクタと、前記下層のコネクタに設置された上層のコネクタとを有する積層タイプコネクタのガタ詰め構造であって、
前記下層のコネクタと前記上層のコネクタとは同一形状で、前端面が開口した略直方体のハウジングを具備し、
前記ハウジングの下面には、前端面に近い位置に下方に突出したガタ詰め突条が設けられ、
前記ハウジングの両方の側面にはそれぞれ、前記ハウジングの上面寄りの位置に側方に突出した積層ロック係止突条と、上端部が前記積層ロック係止突条の下方に設置され、下端部が前記ハウジングの下面よりも下方に突出した積層固定ロックとが設けられ、前記積層固定ロックの下端部には積層ロック係止面が形成され、
前記下層のコネクタの下面は、後端面に近い位置および前記ガタ詰め突条において前記配電板の上面に当接すると共に、前記下層のコネクタの前記積層ロック係止面が前記配電板の下面に係止することによって、前記下層のコネクタは前記配電板に本固定され、
前記上層のコネクタの下面は、後端面に近い位置および前記ガタ詰め突条において前記下層のコネクタの上面に当接すると共に、前記上層のコネクタの前記積層ロック係止面が前記下層のコネクタの前記積層ロック係止突条に係止することによって、前記上層のコネクタは前記下層のコネクタに本固定されることを特徴とする積層タイプコネクタのガタ詰め構造。
また、配電板と、前記配電板に載置された下層のコネクタと、前記下層のコネクタに載置された上層のコネクタと、前記配電板、前記下層のコネクタおよび前記上層のコネクタを締結する固定バンドとを有する積層タイプコネクタのガタ詰め構造であって、
前記固定バンドは可撓性を有する材料によって形成された略コ字状の板材であって、対向した一対の固定バンド側部と、前記固定バンド側部の一方の端部同士を連結する固定バンド天部とを具備し、前記固定バンド側部の互いに対向する面には複数の鋸歯状の固定バンド突起が設けられ、
前記配電板に、前記固定バンド側部が貫通可能な大きさの固定バンド係止孔が形成され、前記固定バンド係止孔には、前記固定バンド突起が係止可能な固定バンド係止孔突起が設けられ、
前記下層のコネクタと前記上層のコネクタとは同一形状で、前端面が開口した略直方体のハウジングを具備し、
前記ハウジングの両方の側面にはそれぞれバンド挿入腕が設けられ、前記バンド挿入腕には、前記固定バンド側部が下方に向かって挿入可能な大きさの固定バンド挿入孔が形成され、
固定バンド側部は、前記上層のコネクタの前記固定バンド挿入孔および前記下層のコネクタの前記固定バンド挿入孔を経由して前記配電板の前記固定バンド係止孔に下方に向かって挿入され、固定バンド天部が前記上層のコネクタの上面に当接した際、前記固定バンド突起は前記配電板の前記固定バンド係止孔突起に上方に抜け出し不能に係止することによって、前記固定バンドは、前記配電板、前記下層のコネクタおよび前記上層のコネクタを締結していることを特徴とする積層タイプコネクタのガタ詰め構造。
さらに、配電板と、前記配電板に設置された下層のコネクタと、前記下層のコネクタに設置された上層のコネクタとを有する積層タイプコネクタのガタ詰め構造であって、
前記下層のコネクタと前記上層のコネクタとは同一形状で、前端面が開口した略直方体のハウジングを具備し、
前記ハウジングの下面には、下方に突出した位置決め突起が設けられ、前記位置決め突起の端部には位置決め爪が形成され、
前記ハウジングの上面には、前記位置決め突起が侵入可能な大きさの位置決め突起侵入溝と、折り曲げ線において回転可能なカバーが設けられ、前記位置決め突起侵入溝には前記位置決め爪が係止可能な位置決め突起係止部が形成され、
前記配電板の一方の端面には前記位置決め突起が侵入可能な大きさの切欠溝が形成され、前記切欠溝には前記位置決め爪が係止可能な切欠溝係止部が形成され、
前記カバーは、略矩形状のカバー面部と、前記カバー面部の側縁にそれぞれ設けられ、前記カバー折り曲げ線および前記カバー面部に対して垂直なカバー腕部と、前記カバー腕部に形成された積層ロック孔と、前記カバー腕部に延設された積層ロックと、前記積層ロックの先端部に形成され、前記積層ロック孔に係止可能な大きさの積層ロック爪とを具備し、前記積層ロック孔と前記積層ロック爪とを結ぶ仮想線が前記カバー面部に垂直で、
前記下層のコネクタの前記位置決め突起は前記配電板の前記切欠溝に侵入して、前記下層のコネクタの位置決め爪は前記配電板の前記切欠溝係止部に係止すると共に、前記下層のコネクタの前記カバーは回転されて前記下層のコネクタの前記カバー面部は前記下層のコネクタの上面に当接し、前記下層のコネクタの前記積層ロック爪は前記配電板の下面に係止することによって、前記下層のコネクタは前記配電板に本固定され、
前記上層のコネクタの前記位置決め突起は前記下層のコネクタの前記位置決め突起侵入溝に侵入して、前記上層のコネクタの前記位置決め爪は前記下層のコネクタの前記位置決め突起係止部に係止すると共に、前記上層のコネクタの前記カバーは回転されて前記上層のコネクタの前記カバー面部は前記上層のコネクタの上面に当接し、前記上層のコネクタの前記積層ロック爪は前記下層のコネクタの前記積層ロック孔に係止することによって、前記上層のコネクタは前記下層のコネクタに本固定されることを特徴とする積層タイプコネクタのガタ詰め構造。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素及びその組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明は以上であるから、各種機器に設置される積層タイプコネクタのガタ詰め構造として広く利用することができる。
100 :積層タイプコネクタのガタ詰め構造(実施の形態1)
110a:下層のコネクタ
110b:上層のコネクタ
120 :ハウジング
121 :前端面
122 :後端面
123 :端子室
124 :下面
125 :ガタ詰め突条
126 :位置決め突起
127 :ストッパ
128 :側面
129 :上面
130 :メス端子
131 :ケーブル繋ぎ部
132 :ケーブル
139 :オス端子
143 :上面開口部
144 :ロックビーク
145 :積層ロック係止突条
146 :位置決め溝
150 :積層固定ロック
151 :積層ロック固定部
152 :積層ロック腕部
153 :積層ロック係止面
154 :積層ロック係止部
160 :カバー
161 :カバー折り曲げ線
162 :カバー面部
163 :端子押さえ部
164 :ロックビーク係止孔
165 :カバー腕部
190 :配電板
192 :後端面
193 :配電板ロック面
194 :下面
196 :位置決め孔
198 :側面
199 :上面
200 :積層タイプコネクタのガタ詰め構造(実施の形態2)
201 :矢印
202 :矢印
203 :矢印
210a:下層のコネクタ
210b:上層のコネクタ
220 :ハウジング
221 :前端面
222 :後端面
223 :端子室
224 :下面
226 :位置決め突起
227 :ストッパ
228 :側面
229 :上面
230 :メス端子
239 :オス端子
243 :上面開口部
244 :ロックビーク
246 :位置決め溝
260 :カバー
261 :カバー折り曲げ線
262 :カバー面部
263 :端子押さえ部
264 :ロックビーク係止孔
265 :カバー腕部
266 :カバー面部溝
270 :固定カバー
271 :固定カバーバンド部
272 :固定カバー底部
273 :固定カバー側部
274 :固定カバー天部
275 :固定カバーバンド固定部
276 :固定カバー底部ビーク
277 :固定カバー底部ビーク
278 :固定カバー天部ビーク
279 :固定カバー天部ビーク
290 :配電板
292 :後端面
294 :下面
296 :切欠溝
297 :固定用孔
300 :積層タイプコネクタのガタ詰め構造(実施の形態3)
301 :矢印
310a:下層のコネクタ
310b:上層のコネクタ
320 :ハウジング
321 :前端面
322 :後端面
323 :端子室
324 :下面
326 :位置決めボス
327 :ストッパ
328 :側面
329 :上面
330 :メス端子
339 :オス端子
343 :上面開口部
344 :ロックビーク
345 :バンド挿入腕
346 :固定バンド挿入孔
347 :固定バンド挿入孔案内面
348 :固定バンド挿入孔係止面
349 :固定バンド挿入孔突起
360 :カバー
361 :カバー折り曲げ線
362 :カバー面部
363 :端子押さえ部
364 :ロックビーク係止孔
365 :カバー腕部
366 :位置決め溝
370 :固定バンド
371 :固定バンド側部
372 :固定バンド天部
377 :固定バンド突起案内面
378 :固定バンド突起係止面
379 :固定バンド突起
380 :配電板
381 :上面
385 :位置決め孔
386 :固定バンド係止孔
387 :係止案内面
388 :係止面
389 :固定バンド係止孔突起
400 :積層タイプコネクタのガタ詰め構造(実施の形態4)
401 :矢印
402 :矢印
410a:下層のコネクタ
410b:上層のコネクタ
420 :下層のハウジング
420a:上層のハウジング
421 :前端面
422 :後端面
423 :端子室
424 :下面
425 :位置決め爪
426 :位置決め突起
427 :ストッパ
428 :側面
429 :上面
430 :メス端子
439 :オス端子
443 :上面開口部
444 :ロックビーク
445 :積層ロック孔
446 :位置決め突起侵入溝
447 :位置決め突起係止部
460 :カバー
461 :カバー折り曲げ線
462 :カバー面部
463 :端子押さえ部
464 :ロックビーク係止孔
465 :カバー腕部
466 :積層ロック爪
467 :積層ロック
490 :配電板
492 :後端面
494 :下面
495 :切欠溝係止部
496 :切欠溝
497 :係止用範囲
498 :側面
499 :上面

Claims (2)

  1. 配電板と、前記配電板に載置された下層のコネクタと、前記下層のコネクタに載置された上層のコネクタと、前記配電板、前記下層のコネクタおよび前記上層のコネクタを締結する固定カバーとを有する積層タイプコネクタのガタ詰め構造であって、
    前記固定カバーは、固定カバー底部と、前記固定カバー底部に連なって垂直に立ち上がった固定カバー側部と、前記固定カバー側部に連なって前記固定カバー底部に略平行な固定カバー天部と、前記固定カバー天部の前記固定カバー側部とは反対の端縁に設けられた固定カバーバンド固定部と、前記固定カバー底部の前記固定カバー側部とは反対の端縁に設けられた固定カバーバンド部とを具備し、前記固定カバー底部の前記固定カバー天部に対向する面には固定カバー底部ビークが設けられ、前記固定カバー天部の前記固定カバー底部に対向する面には固定カバー天部ビークが設けられ、
    前記配電板に、前記固定カバー底部ビークが侵入可能な大きさの配電板側被侵入部が設けられ、
    前記下層のコネクタと前記上層のコネクタとは同一形状で、上面には、前記固定カバー天部ビークが侵入可能な大きさのコネクタ側被侵入部が設けられ、
    前記固定カバーは、前記固定カバー底部が前記配電板の下面に当接すると共に、前記固定カバー底部ビークが前記配電板の前記配電板側被侵入部に侵入し、かつ、前記固定カバー天部が前記上層のコネクタの上面に当接すると共に、前記固定カバー天部ビークが前記上層のコネクタの前記コネクタ側被侵入部に侵入した状態で、前記配電板、前記下層のコネクタおよび前記上層のコネクタの仮固定が可能に構成されている
    ことを特徴とする積層タイプコネクタのガタ詰め構造。
  2. 前記下層のコネクタおよび前記上層のコネクタは、
    略直方体の箱体であって、一方の端面にメス端子の挿入を可能にする開口部が形成されていると共に、上面に上面開口部が形成されたハウジングと、前記ハウジングの上面に当接した際、前記上面開口部に侵入して前記メス端子を抜け出し不可能に保持する端子押さえ部が設けられたカバーと、を具備し、
    前記コネクタ側被侵入部は、前記カバーに形成されていることを特徴とする請求項に記載の積層タイプコネクタのガタ詰め構造。
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