JP6598885B2 - 物体認識装置および物体認識方法 - Google Patents

物体認識装置および物体認識方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載する物体検出装置であって、車両の上下運動により発生する、認識した物体の検出誤差を補正できる物体認識装置および物体認識方法に関するものである。
従来から、レーダによって取得されるレーダ物標情報と、カメラによって取得される画像物標情報とを、フュージョン(融合)させて、車両前方の物体を検出する障害物検出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の障害物検出装置は、車両の減速度に応じてフュージョン検出の検出範囲を拡大設定できる構成を備えている。その結果、車両の減速度に起因して、上下に運動するピッチングあるいはノーズダイブと呼ばれる事象が発生することで、レーダ物標情報の信頼度が低下した場合であっても、確実にレーダ物標情報と画像物標情報とのフュージョン検出を行うことができる。
特許第5910046号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
車両に搭載されるセンサは、電磁波の送受信により物体を識別するセンサ、物体の画像を取得するカメラ、などがある。特に、電磁波の送受信により物体までの位置を測定するセンサを含む、複数のセンサで同一物体を検出する場合には、電磁波が照射される上下角は、車両の動きに伴い変動する。このため、従来の物体認識装置は、車両の動きによって検出誤差が発生してしまう。検出誤差は、車両の走行環境により随時変動するため、推定することが困難である。
従来の物体認識装置は、上述した検出誤差の補正を考慮していない。また、従来の物体認識装置は、車両の減速度に伴い発生する上下の運動に対しては、物体の検出範囲を広げることで対処している。そのため、従来の物体認識装置は、検出誤差を含んだままフュージョン検出している。その結果、複数のセンサが実際には同一物体の位置を検出している場合でも、実際の物体の位置とフュージョン検出した位置とで異なる結果になってしまうという課題がある。
本発明は、上述したような課題を解決するためになされたものであり、車両の上下運動の大きさに対応して検出誤差を補正できる物体認識装置および物体認識方法を得ることを目的とする。
本発明における物体認識装置は、車両に搭載され、車両の上下運動の大きさを検出する上下運動検出部と、車両の周囲の物体の位置を第1の位置情報として検出する第1の物体検出部と、車両の周囲の物体の位置を第2の位置情報として検出する検出部であり、第1の位置情報と比較して、車両の上下運動の大きさに対する第2の位置情報に含まれる位置検出誤差が大きい第2の物体検出部と、車両の上下運動の大きさと関連付けて、第2の物体検出部の位置検出誤差を補正するための補正情報をあらかじめ記憶する記憶部と、第1の物体検出部により検出された第1の位置情報と、第2の物体検出部により検出された第2の位置情報とに基づいて、車両の周囲の物体を認識する物体認識処理部と、を備え、物体認識処理部は、上下運動検出部により検出された車両の上下運動の大きさが、あらかじめ設定した許容範囲を逸脱している場合には、記憶部から車両の上下運動の大きさに応じて補正情報を抽出し、抽出した補正情報に基づいて第2の位置情報を補正することで、補正後の第2の位置情報を生成し、第1の位置情報および補正後の第2の位置情報に基づいて車両の周囲の物体の位置を特定し、物体認識処理部は、第1の位置情報と第2の位置情報との相関処理により、第1の位置情報を有する物体と第2の位置情報を有する物体とが同一物体であるか否かを判断する第1認識処理部と、同一物体であると判断した場合には、第1の位置情報および補正後の第2の位置情報に基づいて車両の周囲の物体の位置を特定し、同一物体でないと判断した場合には、第1の位置情報を有する物体の位置の特定と、補正後の第2の位置情報を有する物体の位置の特定を個別に行う第2認識処理部と、を含み、物体認識処理部に含まれる第2認識処理部は、前回周期において特定した物体の今回周期における予測位置情報を算出し、第1の位置情報と予測位置情報との相関処理により、第1の位置情報を有する物体と前回周期において特定した物体とが同一物体であるか否かを判断する第1判断処理を実行し、第2の位置情報と予測位置情報との相関処理により、第2の位置情報を有する物体と前回周期において特定した物体とが同一物体であるか否かを判断する第2判断処理を実行し、第1判断処理および第2判断処理の両方で同一物体であると判断できた場合には、第1の位置情報を有する物体と第2の位置情報を有する物体とが同一物体であると判断し、第1判断処理および第2判断処理の両方で同一物体であると判断できなかった場合には、第1の位置情報を有する物体と第2の位置情報を有する物体とが同一物体でないと判断し、同一物体であると判断した場合には、第1の位置情報および補正後の第2の位置情報に基づいて車両の周囲の物体の位置を特定し、同一物体でないと判断した場合には、第1の位置情報を有する物体の位置の特定と、補正後の第2の位置情報を有する物体の位置の特定を個別に行う、ものである。
また、本発明における物体認識方法は、車両に搭載され、車両の上下運動の大きさを検出する上下運動検出部と、車両の周囲の物体の位置を第1の位置情報として検出する第1の物体検出部と、車両の周囲の物体の位置を第2の位置情報として検出する検出部であり、第1の位置情報と比較して、車両の上下運動の大きさに対する第2の位置情報に含まれる位置検出誤差が大きい第2の物体検出部と、車両の上下運動の大きさと関連付けて、第2の物体検出部の位置検出誤差を補正するための補正情報をあらかじめ記憶する記憶部と、第1の物体検出部により検出された第1の位置情報と、第2の物体検出部により検出された第2の位置情報とに基づいて、車両の周囲の物体を認識する物体認識処理部と、を備えた物体認識装置において、物体認識処理部により実行される物体認識処理方法であって、上下運動検出部により検出された車両の上下運動の大きさが、あらかじめ設定した許容範囲を逸脱している場合には、記憶部から車両の上下運動の大きさに応じて補正情報を抽出する抽出ステップと、抽出した補正情報に基づいて第2の位置情報を補正することで、補正後の第2の位置情報を生成する補正ステップと、第1の位置情報および補正後の第2の位置情報に基づいて車両の周囲の物体の位置を特定する物体特定ステップと、を有し、物体認識処理部は、第1の位置情報と第2の位置情報との相関処理により、第1の位置情報を有する物体と第2の位置情報を有する物体とが同一物体であるか否かを判断する第1認識処理部と、同一物体であると判断した場合には、第1の位置情報および補正後の第2の位置情報に基づいて車両の周囲の物体の位置を特定し、同一物体でないと判断した場合には、第1の位置情報を有する物体の位置の特定と、補正後の第2の位置情報を有する物体の位置の特定を個別に行う第2認識処理部と、を含み、物体認識処理部に含まれる第2認識処理部は、前回周期において特定した物体の今回周期における予測位置情報を算出するステップと、第1の位置情報と予測位置情報との相関処理により、第1の位置情報を有する物体と前回周期において特定した物体とが同一物体であるか否かを判断する第1判断処理を実行するステップと、第2の位置情報と予測位置情報との相関処理により、第2の位置情報を有する物体と前回周期において特定した物体とが同一物体であるか否かを判断する第2判断処理を実行するステップと、第1判断処理および第2判断処理の両方で同一物体であると判断できた場合には、第1の位置情報を有する物体と第2の位置情報を有する物体とが同一物体であると判断するステップと、第1判断処理および第2判断処理の両方で同一物体であると判断できなかった場合には、第1の位置情報を有する物体と第2の位置情報を有する物体とが同一物体でないと判断するステップと、同一物体であると判断した場合には、第1の位置情報および補正後の第2の位置情報に基づいて車両の周囲の物体の位置を特定するステップと、同一物体でないと判断した場合には、第1の位置情報を有する物体の位置の特定と、補正後の第2の位置情報を有する物体の位置の特定を個別に行うステップと、を有するものである。
本発明による物体認識装置によれば、第1の物体認識装置および第2の物体認識装置によって検出された物体の位置情報から、差分演算の結果を判定することにより、自車両の上下運動が検出できる。さらに、補正データにより、車両の上下運動の大きさに対応して検出誤差を補正でき、正確に物体の認識を更新することができる。その結果、車両の上下運動の大きさに対応して検出誤差を補正できる物体認識装置および物体認識方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る物体認識装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る物体認識装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る物体認識装置における上下運動検出部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る物体認識装置における物体認識処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1および2に係る物体認識装置における記憶部に格納する関連付けテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る物体認識装置における動作処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る物体認識装置における上下運動の検出方法を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る物体認識装置における(A)の動作処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る物体認識装置における位置情報の補正方法を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る物体認識装置における(B)の動作処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る物体認識装置における(C)の動作処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る物体認識装置における重み付けを利用した物体認識処理部の構成を示すブロック図である。
以下に、本発明の物体認識装置および物体認識方法の好適な実施の形態について、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る物体認識装置1の構成を示すブロック図である。本実施の形態1において、上下運動検出部20は、自車両の上下運動の有無を検出する。そして、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100および第2の物体検出部200が検出した位置情報に基づいて、同一物体であるか否かを判定する。その判定結果に基づいて、物体認識装置1は、自車両の上下運動の大きさに対応して検出誤差を補正する。
本実施の形態1に係る物体認識装置1は、上下運動検出部20、物体認識処理部30、記憶部50、第1の物体検出部100、および第2の物体検出部200を備えて構成されている。以下の説明では、これらを、物体認識装置1の各ブロックと称する場合がある。
図1に示すように、第1の物体検出部100および第2の物体検出部200は、自車両周辺における物体の位置情報を検出する。検出された物体の位置情報は、上下運動検出部20へ送出されるとともに、物体認識処理部30へも送出される。ここで、第1の物体検出部100と第2の物体検出部200は、検出方法が異なる検出部であり、自車両の上下運動の大きさによって、それぞれの検出結果が異なるものとする。
物体認識処理部30は、第1の物体検出部100および第2の物体検出部200から受信した物体の位置情報を統合して、一つの認識結果を生成する。物体の認識結果は、上下運動検出部20へフィードバックされる。
ここで、認識結果とは、第1の物体検出部100と第2の物体検出部200とで検出した、物体の位置情報が、同一物体のものであると認識した場合のことである。
また、第2の物体検出部200に関係する、自車両の上下運動に対応した誤差の補正情報は、記憶部50に、あらかじめ格納されている。記憶部50に格納されている誤差の補正情報は、上下運動検出部20から送出される、第1の物体検出部100と第2の物体検出部200による物体の検出位置の差分情報と関連付けられている。物体認識処理部30は、記憶部50に記憶された誤差の補正情報に基づいて、自車両の上下運動に対応して、第1の物体検出部100と第2の物体検出部200の検出誤差に対する補正データを生成する。
本発明の実施の形態1に係る物体認識装置1の機能について、図2を用いて説明する。図2は、図1に示した物体認識装置1の構成を示す機能ブロック図である。物体認識装置1は、制御部10、上下運動検出部20、物体認識処理部30、電気信号変換部40、記憶部50、第1の物体検出部100、および第2の物体検出部200を備えている。
制御部10は、物体認識装置1の機能を統括して制御するECU(Electronic Control Unit)である。また、制御部10は、後述する、上下運動検出部20および物体認識処理部30の各ブロックと、記憶部50とを、それぞれ単独で制御する、または組み合わせて制御する機能を備えている。
ところで、本発明の実施の形態1に係る物体認識装置1は、後述するように、自車両の上下運動に対応する検出誤差を補正する一連の処理を、周期的に、かつ、繰り返し実行する。周期的な一連の繰り返し処理を実行するために必要な時刻データは、制御部10で管理している。
上述したように、自車両の上下運動に対応する検出誤差を補正する一連の処理は、一度終了した後、必要に応じて繰り返し実行される。以下では、説明を簡単にするため、次回以降の繰り返し処理において必要となる、相関データ、検出誤差、検出値、補正値などの一連のデータのことを、「前回データ」と称する。
前回データは、記憶部50に格納される。そして、制御部10の指令に応じて、格納された前回データは、呼び出すことが可能になっている。
上下運動検出部20は、差分演算部21、比較部22、および判定部23を備えている。上下運動検出部20は、差分演算部21において、第1の物体検出部100と第2の物体検出部200とから受信した物体の位置情報の差分を演算する。
比較部22は、差分演算の結果とあらかじめ設定してある閾値条件とを比較する。なお、使用する閾値条件は、記憶部50に格納されている。
さらに、判定部23は、比較結果に基づいて、自車両の上下運動のレベルを判定する。そして、判定部23は、物体の位置の差分情報を記憶部50へ送出する。なお、記憶部50には、上下運動のレベルによって検出誤差を補正するための、タグを付けた関連付けテーブルが、あらかじめ用意してある。
物体認識処理部30は、補正処理部31、予測処理部32、および相関処理部33を備えている。物体認識処理部30は、第2の物体検出部200が検出した物体の位置情報を受信すると、補正処理部31において、記憶部50から呼び出した検出誤差のデータに基づいて、物体の位置情報を補正する。物体の位置情報を補正するデータは、測定毎に取得した2つのデータを使用する。
予測処理部32は、第1の物体検出部100、第2の物体検出部200のいずれか、または、その両方で検出した物体の位置情報から生成した前回の認識結果の位置情報に基づいて、第1の物体検出部100、第2の物体検出部200のいずれか、または、その両方で物体が検出された時刻における認識結果の位置を予測する。
相関処理部33は、制御部10の命令により、第1の物体検出部100および第2の物体検出部200で検出された物体と、予測処理部32から出力された予測処理後の認識結果とを対応付ける相関処理を実行し、相関データとして認識結果を生成する。
さらに、相関処理部33は、認識した物体の位置を予測するために、予測処理部32へ認識結果を送出されるとともに、車両の上下運動を検出するために、上下運動検出部20へ認識結果と相関した物体検出部が検出した物体の情報を送出する。
なお、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100および第2の物体検出部200の、それぞれに対して独立した構成にしてもよいし、一部または全ブロックがひとつにまとめられていてもよい。
また、物体認識処理部30は、周期的な繰り返し処理に対応できるように、認識処理部に関するブロックを個別に設置して、測定周期毎に検出した物体が、同一であるか否かの判断処理を実行できるように構成してもよい。
電気信号変換部40は、自車両の上下運動に関する機械的な変位を電気信号に変換して検出する。例えば、電気信号変換部40は、磁気効果を利用する磁気センサ、圧電効果を利用する圧電センサなどを適用して、機械的な変位を電気的な信号の変化に変換している。
記憶部50は、揮発メモリ、不揮発メモリなどで構成される。記憶部50は、補正データ、差分演算データ、誤差データ、検出閾値などを保存する。また、記憶部50は、タグで分類した検出誤差を補正するための関連付けテーブルが格納してある。その関連付けテーブルは、必要に応じて書き換えが可能である。さらに、記憶部50には、物体認識装置1の機能を制御するためのプログラムデータが保存されている。
第1の物体検出部100および第2の物体検出部200は、物体から放射または反射した光、電磁波などを受信して、信号処理、画像処理などを適用することで、物体までの距離、方位角、相対速度などを計測し、自車両の位置情報を検出する。具体的には、第1の物体検出部100および第2の物体検出部200は、例えば、カメラ、ミリ波レーダ、レーザレーダ、超音波センサ、赤外線センサなどを、それぞれ単独または組み合わせて使用することができる。
ここで、第1の物体検出部100は、第2の物体検出部200よりも検出誤差が小さいものとする。つまり、第2の物体検出部200の検出誤差は、第1の物体検出部100の検出誤差よりも大きいものとする。
第1の物体検出部100は、例えば、画角の広いカメラを自車両の室内に設置することで、上下方向に自車両が運動した場合においても、物体の検出に対して影響を受け難く、物体の位置に関する検出誤差は、小さくなる。
一方、第2の物体検出部200は、例えば、ミリ波レーダ、レーザレーダなどを自車両の前面部に設置することで、高い指向性により感度の良い検出特性が得られる。しかしながら、上下方向に自車両が運動した場合には、検出角度が狭いため、物体の検出に対して影響を受け易く、物体の位置に関する検出誤差は大きくなる。
なお、本実施の形態1の説明では、物体検出部の個数を2としている。ただし、物体検出部の個数は、自車両の上下運動による検出の誤差が、あらかじめ測定されている場合には、特に制限を設けていない。
本実施の形態1において、第1の物体検出部100の検出誤差は、第2の物体検出部200の検出誤差よりも小さい場合を想定している。また、第2の物体検出部200は、高い感度を有し、物体の検出特性に優れるというメリットがある。上述した物体検出部の状況を想定して説明する。
次に、本発明の実施の形態1に係る物体認識装置1における、上下運動検出部20および物体認識処理部30の構成、記憶部50に格納されている関連付けテーブルの一例について、図3〜図5を用いて説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る物体認識装置1における上下運動検出部20の構成を示すブロック図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る物体認識装置1における物体認識処理部30の構成を示すブロック図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る物体認識装置1における記憶部50に格納する関連付けテーブルの一例を示す図である。
本発明の実施の形態1に係る物体認識装置1は、図1および図2に示すように、制御部10が統括して、上下運動検出部20、物体認識処理部30、および記憶部50を、並列に処理できる構成となっている。
ここでは、上下運動検出部20、物体認識処理部30、および記憶部50に関連する部分を説明し、図1および図2で説明した重複部分については、説明を省略する。
上下運動検出部20は、差分演算部21において、第1の物体検出部100と第2の物体検出部200とから受信した物体の位置情報の差分を演算する。なお、差分演算部21は、図4に示すように、物体認識処理部30において、相関処理部33で実行した前回データの相関データから、物体が同一であると判断された場合には、差分演算を実行する。なお、図4に示す物体認識処理部30については、上述したように、図1および図2を用いて説明しているため、説明を省略する。
比較部22は、差分演算の結果とあらかじめ設定してある閾値条件とを比較する。閾値条件は、上下運動検出閾値24として、記憶部50に格納してあるデータを呼び出す。上下運動の有無は、比較部22の結果に基づいて、判定部23が判断する。
上下運動の有無に関するデータは、上下運動検出部20の判定部23から記憶部50へ送出される。図5に示すように、判定部23から記憶部50へ送出される結果は、タグが付けられた検出誤差データとして保存される。
つまり、検出誤差データは、差分演算部21の結果と第2の物体検出部200の位置情報に対する補正量とを表し、タグで区別されている。なお、第2の物体検出部200の位置情報に対する補正量は、あらかじめ検出誤差として計測されている。そして、自車両の上下運動の大きさに対応した誤差の量が、データとして格納されている。
なお、物体認識装置1内の各ブロックおよび制御部10の各ブロックは、それぞれ独立したECUに搭載されるように構成してもよいし、一部または全ブロックが一つのECUに搭載されるように構成してもよい。
次に、図6のフローチャートを用いて、実施の形態1に係る物体認識装置1の処理の流れを説明する。図6は、本発明の実施の形態1に係る物体認識装置1における動作処理のフローチャートを示す図である。なお、以下の説明では、図1に示した各構成による動作として説明し、全体の統括制御を行う制御部10の動作については、適宜、説明を省略する。
最初に、第1の物体検出部100は、位置情報に関する検出データの取得処理を行う(ステップS100)。第1の物体検出部100は、自車両の上下運動の影響を受け難く、物体の位置に関する検出誤差が小さい。その結果、最初に、第1の物体検出部100は、物体の有無を、物体の位置情報として検出する。
ステップS100において、第1の物体検出部100が、物体の位置情報を検出した場合には(ステップS100においてYesの場合)、続いて、第2の物体検出部200は、位置情報に関する検出データの取得処理を行う(ステップS110)。
第2の物体検出部200は、自車両の上下運動の影響を受け易く、物体の位置に関する検出誤差が大きい。そのため、第2の物体検出部200で取得された位置情報は、補正処理を繰り返し実行する必要がある。
ステップS110において、第2の物体検出部200が、物体の位置情報を検出した場合には(ステップS110においてYesの場合)、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100で検出された物体と、第2の物体検出部200で検出された物体とが、同一の物体であるか否かを照合判定する。
つまり、物体認識処理部30は、相関処理部33により、第1の物体検出部100で検出された物体と、第2の物体検出部200で検出された物体との相関処理を行うことで、それぞれで検出された物体が同一であるか否かを判断する。その結果、同一の物体であると判定された場合には(ステップS120においてYesの場合)、上下運動検出部20は、位置情報に関する差分演算を実行する(ステップS130)。
一方、物体が同一でないと判断された場合には(ステップS120においてNoの場合)、(A)以降のステップが実行される。
ステップS130の続きとして、上下運動検出部20は、位置情報に関する差分演算の結果を、あらかじめ設定して記憶部50に格納されている上下運動検出閾値24の値と比較する。
つまり、上下運動検出部20は、比較部22において、記憶部50から呼び出された上下運動検出閾値24と位置情報に関する差分演算の結果とを比較する。
ステップS130において、位置情報に関する差分演算の結果が、あらかじめ設定されている上下運動検出閾値24の値以上の場合には(ステップS130においてYesの場合)、上下運動検出部20は、上下運動を検知したか否かを判定するため、ステップS140へ進む。なお、上下運動検出閾値24の値は、「補正を必要とする上下運動があった」ことを判断するためのものであり、可変できるようになっている。
一方、位置情報に関する差分演算の結果が、上下運動検出閾値24よりも小さい場合には(ステップS130においてNoの場合)、(A)以降のステップが実行される。
ここで、ステップS120およびステップS130における上下運動の検出方法について、図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態1に係る物体認識装置1における上下運動の検出方法を説明する図である。
図7に示すように、前回の検出時において、自車両は、先行車両との位置関係を認識している。つまり、自車両の第1の物体検出部100および第2の物体検出部200は、どちらも先行車両の位置情報を検出し、物体認識処理部30によって同一物体と認識されている。そして、前回の測定における相関データから、認識結果が生成された状態が、図7の1001として示されている。
次に、今回の測定時において、自車両に上下運動が発生した状態が、図7の1002として示されている。上下運動の影響を強く受ける自車両の第2の物体検出部200は、誤差を含んだ状態で位置情報を検出する。一方、上下運動の影響を受け難い自車両の第1の物体検出部100は、ほとんど誤差を含まない状態で位置情報を検出している。
前回の測定時には、前回データの結果から、第1の物体検出部100により検出された物体と第2の物体検出部200により検出された物体とが同一物体と認識されている。そこで、今回の測定時には、同一物体であることを前提にして、上下運動検出部20は、第1の物体検出部100と第2の物体検出部200とで検出された、2つの位置情報の差分を算出することで、上下運動による影響を定量的に求めている。
つまり、上下運動検出部20は、図7の1003に示したように、あらかじめ上下運動に対応する閾値の計測結果が記憶されたデータと、算出した差分値との比較により、上下運動を定量的に検出できる。
図6の説明に戻り、ステップS140において、上下運動検出部20は、位置情報に関する差分演算の結果が、あらかじめ設定されている上下運動検出閾値24の値以上の場合には、上下運動が生じたと判定し、位置情報に関する差分演算の結果を検出誤差データとして記憶部50へ送出する。
つまり、ステップS140における、上下運動の定量的な判定は、位置情報に関する差分演算の結果に基づいて実行される。
ところで、電気信号変換部40は、自車両の上下運動に関する機械的な変位を電気信号に変換して検出する機能を有する。電気信号変換部40は、例えば、磁気効果を利用する磁気センサ、圧電効果を利用する圧電センサなどを適用して、機械的な変位を電気的な信号の変化に変換している。
したがって、電気信号変換部40を利用できる場合には、上下運動の定量的な判定は、電気信号変換部40からの電気的な信号の変化に基づいて実行することも可能である。
例えば、上下運動検出部20は、図5に示すような関連付けテーブルを利用することも可能である。第1の物体検出部100および第2の物体検出部200において、誤差の大きさを含む位置情報を事前に計測しておき、記憶部50に格納しておく。そして、上下運動検出部20は、記憶部50に記憶された計測結果と、電気信号変換部40で検出された電気的な変化量とを対応させることで、上下運動を定量的に判定できる。
上述したように、上下運動の検出、判定は、位置情報に関する差分演算の結果に基づいてもよく、機械的な変位を電気的な信号の変化に変換した結果に基づいてもよい。また、それらの結果を併用してもよい。
ステップS140において、上下運動が検出された場合には(ステップS140においてYesの場合)、物体認識処理部30は、第2の物体検出部200の位置情報を補正するための補正量を呼び出す(ステップS150)。そして、(A)以降の処理が実行される。
一方、ステップS140において、上下運動が検出されかなった場合には(ステップS140においてNoの場合)、ステップS150を実行せず、直接(A)以降の処理が実行される。
次に、先のステップS110において、第2の物体検出部200が、物体の位置情報を検出できなかった場合について説明する。
この場合には、第1の物体検出部100で検出された物体の位置情報と第2の物体検出部200で検出された物体の位置情報との差分演算ができない。このため、第1の物体検出部100で検出された物体の位置情報のみに基づいて(B)以降の処理が実行される(ステップS160)。
なお、ステップS160において、制御部10は、位置情報の差分をとる相手が存在しないことを、上下運動検出部20へ送出するように、記憶部50へ指令する。例えば、記憶部50から「0」の信号を出力してもよい。そして、ステップS160から(B)のステップへ移行する。
次に、ステップS100において、第1の物体検出部100が、物体の位置情報を検出できなかった場合について説明する。
この場合には、第2の物体検出部200は、位置情報に関する検出データの取得処理を行う(ステップS170)。
第2の物体検出部200が、物体の位置情報を検出しなかった場合には(ステップS170においてNoの場合)、一連の処理が終了する。
一方、第2の物体検出部200が、物体の位置情報を検出した場合には(ステップS170においてYesの場合)、第1の物体検出部100で検出された物体の位置情報と第2の物体検出部200で検出された物体の位置情報との差分演算ができない。このため、第2の物体検出部200で検出された物体の位置情報のみに基づいて(C)以降の処理が実行される(ステップS180)。
なお、ステップS180において、制御部10は、位置情報の差分をとる相手が存在しないことを、上下運動検出部20へ送出するように、記憶部50へ指令する。例えば、記憶部50から「0」の信号を出力してもよい。そして、ステップS180から(C)のステップへ移行する。
次に、図8〜図11を用いて、実施の形態1に係る物体認識装置1におけるステップ(A)〜ステップ(C)の処理の流れを説明する。
図8は、本発明の実施の形態1に係る物体認識装置1における(A)の動作処理のフローチャートを示す図である。図9は、本発明の実施の形態1に係る物体認識装置1における位置情報の補正方法を説明する図である。図10は、本発明の実施の形態1に係る物体認識装置1における(B)の動作処理のフローチャートを示す図である。図11は、本発明の実施の形態1に係る物体認識装置1における(C)の動作処理のフローチャートを示す図である。
まず、図8を用いて、(A)の処理の流れを説明する。物体認識処理部30は、ステップS150で呼び出した補正量データに基づいて、第2の物体検出部200の位置情報を補正する(ステップS200)。具体的な補正処理について、図9を用いて説明する。
図9に示したように、前回の測定時において、自車両は、先行車両との位置関係を認識している。つまり、自車両の第1の物体検出部100および第2の物体検出部200は、どちらも先行車両の位置情報を検出し、同一物体と認識している。そして、相関データから認識結果を生成した状態が2001に示されている。なお、この2001に示す状態を、通常状態と称することとする。
2001に示す通常状態から、自車両に上下運動が発生した状況を2002に示す。自車両に上下運動が発生した場合には、上下運動の影響を強く受ける第2の物体検出部200は、誤差を含んだ状態で位置情報を検出する。
その結果、第2の物体検出部200が検出した位置情報は、実際の物体の位置よりも大きなズレが生じている。一方、上下運動の影響を受け難い第1の物体検出部100は、ほとんど誤差を含まない状態で位置情報を検出する。
2002の状況では、第2の物体検出部200からの位置情報は、誤差を含み、実際の物体の位置情報とは一致しない。そのため、物体認識処理部30は、位置情報の補正を実行する。具体的には、物体認識処理部30は、記憶部50から抽出した補正量データの情報を用いて、第2の物体検出部200が検出した位置情報を補正する。補正を実施した状態が、2003に示されている。
位置情報の補正は、例えば、図5に示すような関連付けテーブルを用いる方法がある。物体認識処理部30は、上下運動検出部20によって算出された差分結果が「10」であった場合には、図5のタグ7で関連付けられた、「+10」を補正量として、記憶部から抽出する。
物体認識処理部30は、2003に示す場合のように、誤差を含んだ位置情報に対して、補正量である「+10」を加算する補正処理を実行する。この結果、第2の物体検出部200の位置情報を、上下運動による誤差の分だけ補正することができる。
このような補正処理が実行されることで、自車両に上下運動が発生して、第2の物体検出部200の位置情報に誤差が生じていた場合にも、位置情報に含まれる誤差の成分を除去できる。
図8の説明に戻り、ステップS200において、第2の物体検出部200の位置情報を補正した後、物体認識処理部30は、前回の周期で認識された物体が、今回の周期でどの位置に存在するかを予測する(ステップS210)。
つまり、ステップS210において、物体認識処理部30は、前回データの認識結果に基づいて、時間の経過に伴って移動した物体の予測位置情報を生成する。
次に、ステップS220において、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100で検出された位置情報と、ステップS210で生成した予測位置情報とを比較し、第1の物体検出部100によって前回データと同一の物体が検出されているか否かを判定する。
つまり、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100で検出された物体の位置情報とステップS210で生成した予測位置情報との差分が、あらかじめ設定された閾値以下であるか否かを判定する。
物体認識処理部30は、差分が閾値以下の場合には(ステップS220においてYesの場合)、第1の物体検出部100によって前回データと同一の物体が検出されたと判定し、ステップS230に処理を進める。
一方、物体認識処理部30は、差分が閾値を超える場合には(ステップS220においてNoの場合)、第1の物体検出部100によって検出された物体は、前回データで認識した物体とは異なると判定し、ステップS270に処理を進める。
ステップS230において、物体認識処理部30は、第2の物体検出部200で検出された位置情報と、ステップS210で生成した予測位置情報とを比較し、第2の物体検出部200によって前回データと同一の物体が検出されているか否かを判定する。
つまり、物体認識処理部30は、第2の物体検出部200で検出された物体の位置情報とステップS210で生成した予測位置情報との差分が、あらかじめ設定された閾値以下であるか否かを判定する。
物体認識処理部30は、差分が閾値以下の場合には(ステップS230においてYesの場合)、第2の物体検出部200によって前回データと同一の物体が検出されたと判定し、ステップS240に処理を進める。
一方、物体認識処理部30は、差分が閾値を超える場合には(ステップS230においてNoの場合)、第2の物体検出部200によって検出された物体は、前回データで認識した物体とは異なると判定し、ステップS260に処理を進める。
ステップS240に進んだ場合には、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100で検出された物体の位置情報と、第2の物体検出部200で検出された物体の位置情報の補正後の値とを統合して、物体の認識結果を更新する。そして、ステップS250に処理を進める。
例えば、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100で検出された物体の位置情報と、第2の物体検出部200で検出された物体の位置情報の補正後の値との加算平均を求めることで、物体の認識結果を更新する。
さらに、ステップS250において、物体認識処理部30は、更新した物体の認識結果を上下運動検出部20へフィードバックし、一連の処理を終了する。
次に、先のステップS230においてNoと判定されることで、ステップS260に進んだ場合について説明する。
この場合には、第1の物体検出部100で検出された物体が、前回データの物体と同一であると判定されていることになる。そこで、ステップS260において、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100で検出された物体の位置情報を用いて、物体の認識結果を更新する。そして、ステップS250に処理を進める。
例えば、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100で検出された物体の位置情報と、ステップS210で生成された予測位置情報との加算平均を求めることで、物体の認識結果を更新する。
さらに、このステップS260において、物体認識処理部30は、第2の物体検出部200で検出された物体の位置情報を用いて、新規の物体に相当する認識結果を新たに生成する。
そして、ステップS250に進み、物体認識処理部30は、更新した物体の認識結果、および新たに作成した認識結果を上下運動検出部20へフィードバックし、一連の処理を終了する。
次に、先のステップS220においてNoと判定されることで、ステップS270に進んだ場合について説明する。
この場合には、第2の物体検出部200で検出された物体が、前回データの物体と同一であると判定されていることになる。そこで、ステップS270において、物体認識処理部30は、第2の物体検出部200で検出された物体の位置情報の補正後の値を用いて、物体の認識結果を更新する。そして、ステップS280に処理を進める。
例えば、物体認識処理部30は、第2の物体検出部200で検出された物体の位置情報の補正値と、ステップS210で生成された予測位置情報との加算平均を求めることで、物体の認識結果を更新する。
さらに、このステップS280において、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100で検出された物体の位置情報を用いて、新規の物体に相当する認識結果を新たに生成する。
そして、ステップS250に進み、物体認識処理部30は、更新した物体の認識結果、および新たに作成した認識結果を上下運動検出部20へフィードバックし、一連の処理を終了する。
次に、先のステップS270においてNoと判定されることで、ステップS290に進んだ場合について説明する。
この場合には、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100で検出された物体の位置情報、および第2の物体検出部200で検出された物体の位置情報の補正後の値を用いて、新規の物体に相当する認識結果を新たに生成する。
なお、ステップS290において、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100と第2の物体検出部200のそれぞれで検出された物体が同一でないと判断された場合には、認識結果の情報を破棄するように指令することもできる。
そして、ステップS250に進み、物体認識処理部30は、新たに作成した認識結果を上下運動検出部20へフィードバックし、一連の処理を終了する。
次に、図10を用いて、(B)の処理の流れを説明する。(B)に進む前段のステップS160では、第1の物体検出部100でのみ、物体の位置情報が検出されている。すなわち、第2の物体検出部200により物体の位置情報が検出できなかったため、差分演算ができず、物体の上下運動の検出が不可能になった場合に、(B)の処理が実行されることとなる。
ステップS300において、物体認識処理部30は、前回の周期で認識された物体が、今回の周期でどの位置に存在するかを予測する。つまり、ステップS300において、物体認識処理部は、前回データの認識結果に基づいて、時間の経過に伴って移動した物体の予測位置情報を生成する。
次に、ステップS310において、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100で検出された位置情報と、ステップS300で生成した予測位置情報とを比較し、第1の物体検出部100によって前回データと同一の物体が検出されているか否かを判定する。
つまり、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100で検出された物体の位置情報とステップS300で生成した予測位置情報との差分が、あらかじめ設定された閾値以下であるか否かを判定する。
物体認識処理部30は、差分が閾値以下の場合には(ステップS310においてYesの場合)、第1の物体検出部100によって前回データと同一の物体が検出されたと判定し、ステップS320に処理を進める。
ステップS320に進んだ場合には、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100で検出された物体の位置情報を用いて、物体の認識結果を更新する。そして、ステップS340に処理を進める。
一方、ステップS310において、差分が閾値を超える場合には(ステップS310においてNoの場合)、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100によって検出された物体は、前回データで認識した物体とは異なると判定し、ステップS330に処理を進める。
ステップS330に進んだ場合には、物体認識処理部30は、第1の物体検出部100で検出された物体の位置情報を用いて、新規の物体に相当する認識結果を新たに生成する。そして、ステップS340に処理を進める。
そして、ステップS340において、物体認識処理部30は、更新した物体の認識結果、および新たに作成した認識結果を上下運動検出部20へフィードバックし、一連の処理を終了する。
次に、図11を用いて、(C)の処理の流れを説明する。(C)に進む前段のステップS180では、第2の物体検出部200でのみ、物体の位置情報が検出されている。すなわち、第1の物体検出部100により物体の位置情報が検出できなかったため、差分演算ができず、物体の上下運動の検出が不可能になった場合に、(C)の処理が実行されることとなる。
ステップS400において、物体認識処理部30は、前回の周期で認識された物体が、今回の周期でどの位置に存在するかを予測する。つまり、ステップS400において、物体認識処理部は、前回データの認識結果に基づいて、時間の経過に伴って移動した物体の予測位置情報を生成する。
次に、ステップS410において、物体認識処理部30は、第2の物体検出部200で検出された位置情報と、ステップS400で生成した予測位置情報とを比較し、第2の物体検出部200によって前回データと同一の物体が検出されているか否かを判定する。
つまり、物体認識処理部30は、第2の物体検出部200で検出された物体の位置情報とステップS400で生成した予測位置情報との差分が、あらかじめ設定された閾値以下であるか否かを判定する。
物体認識処理部30は、差分が閾値以下の場合には(ステップS410においてYesの場合)、第2の物体検出部200によって前回データと同一の物体が検出されたと判定し、ステップS420に処理を進める。
ステップS420に進んだ場合には、物体認識処理部30は、第2の物体検出部200で検出された物体の位置情報を用いて、物体の認識結果を更新する。そして、ステップS440に処理を進める。
一方、ステップS410において、差分が閾値を超える場合には(ステップS410においてNoの場合)、物体認識処理部30は、第2の物体検出部200によって検出された物体は、前回データで認識した物体とは異なると判定し、ステップS430に処理を進める。
ステップS430に進んだ場合には、物体認識処理部30は、第2の物体検出部200で検出された物体の位置情報を用いて、新規の物体に相当する認識結果を新たに生成する。そして、ステップS440に処理を進める。
そして、ステップS440において、物体認識処理部30は、更新した物体の認識結果、および新たに作成した認識結果を上下運動検出部20へフィードバックし、一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態1に係る物体認識装置によれば、第1の物体認識装置および第2の物体認識装置によって検出された物体の位置情報から、差分演算の結果を判定することにより、自車両の上下運動が検出できる。さらに、補正データにより、車両の上下運動の大きさに対応して検出誤差を補正でき、正確に物体の認識を更新することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る物体認識装置1における物体認識処理部30の装置構成について、図12を用いて説明する。
本発明の実施の形態2と実施の形態1では、認識した物体の位置情報を補正する方法が異なり、物体認識処理部30の構成に差異がある。実施の形態2の物体認識装置1の構成は、実施の形態1の図1で示したブロック図と同様のため、説明は、省略する。
実施の形態1では、第1の物体検出部100で検出された位置情報と、第2の物体検出部200で検出された位置情報の補正後の値とを、単純に加算平均する補正処理について説明した。これに対して、本実施の形態2では、第1の物体検出部100で検出された位置情報と、第2の物体検出部200で検出された位置情報との差分の大きさに応じた重み付けによって、補正処理を行う場合について説明する。
図12は、本発明の実施の形態2に係る物体認識装置1における重み付けを利用した物体認識処理部30の構成を示すブロック図である。実施の形態1と同様の部分は、同じ符号を付して説明を省略する。
図12に示すように、物体認識処理部30は、予測処理部32および相関処理部33を備えて構成されている。重み付けに利用するデータは、あらかじめ設定された係数として、記憶部50に格納されている。
そして、物体認識処理部30は、重み付けによる補正処理を実行する際に、記憶部50から係数を読み出す。
なお、物体認識処理部30は、(1)式に従って認識結果の位置情報を更新する。
Xf=a・X1+(1−a)・X2 (1)
ここで、Xfは、更新された後の認識結果の縦位置情報、aは、記憶装置から出力される重み付け係数(1≧a≧0)、X1は、第1の物体検出部100により検出された縦位置情報、X2は、第2の物体検出部200により検出された縦位置情報、をそれぞれ示している。
なお、本実施の形態2において、自車両の進行方向を「縦位置情報」と称する。例えば、図7および図9に示したような場合には、x軸方向が縦位置、y軸方向が横位置、である。
自車両に上下運動が発生し、第2の物体検出部200が検出した縦位置情報に、大きな誤差を生じた場合に対して、本実施の形態2による重み付けによる補正処理を適用した具体例を、以下に説明する。
上下運動検出部20から、X1とX2との差分結果として「10」が出力され、この差分結果「10」に対応する重き付け係数として、0.9があらかじめ設定されており、かつ、第1の物体検出部100と第2の物体検出部200とで同一物体を検出した場合を想定する。
この場合には、物体認識処理部30は、上式(1)において、a=0.9を用いて、更新された後の認識結果としての縦位置情報Xfを算出することができる。したがって、縦方向の誤差が相対的に大きい第2の物体検出部200で検出された縦位置情報の反映度を、相対的に低く設定できる。この結果、第1の物体検出部100と第2の物体検出部200の検出感度に応じて、差分結果に関連付けた重み係数を適切な値にあらかじめ設定しておくことで、2つの検出部の検出結果に基づく位置情報の認識精度を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態2に係る物体認識装置によれば、あらかじめ設定した重み付け係数に従って、同一物体であると認識している場合には、自車両の上下運動に伴う誤差を相対的に多く含んだ位置情報の反映度を低く抑えることができる。この結果、複数の物体検出器を用いた際の認識精度を向上させる事のできる物体認識装置および物体認識方法を実現できる。
1 物体認識装置、10 制御部、20 上下運動検出部、21 差分演算部、22 比較部、23 判定部、30 物体認識処理部、31 補正処理部、32 予測処理部、33 相関処理部、40 電気信号変換部、50 記憶部、100 第1の物体検出部、200 第2の物体検出部。

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、前記車両の上下運動の大きさを検出する上下運動検出部と、
    前記車両の周囲の物体の位置を第1の位置情報として検出する第1の物体検出部と、
    前記車両の周囲の物体の位置を第2の位置情報として検出する検出部であり、前記第1の位置情報と比較して、前記車両の上下運動の大きさに対する前記第2の位置情報に含まれる位置検出誤差が大きい第2の物体検出部と、
    前記車両の上下運動の大きさと関連付けて、前記第2の物体検出部の位置検出誤差を補正するための補正情報をあらかじめ記憶する記憶部と、
    前記第1の物体検出部により検出された前記第1の位置情報と、前記第2の物体検出部により検出された前記第2の位置情報とに基づいて、前記車両の周囲の物体を認識する物体認識処理部と、
    を備え、
    前記物体認識処理部は、
    前記上下運動検出部により検出された前記車両の上下運動の大きさが、あらかじめ設定した許容範囲を逸脱している場合には、前記記憶部から前記車両の上下運動の大きさに応じて前記補正情報を抽出し、
    抽出した前記補正情報に基づいて前記第2の位置情報を補正することで、補正後の第2の位置情報を生成し、
    前記第1の位置情報および前記補正後の第2の位置情報に基づいて前記車両の周囲の物体の位置を特定し、
    前記物体認識処理部は、
    前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との相関処理により、前記第1の位置情報を有する物体と前記第2の位置情報を有する物体とが同一物体であるか否かを判断する第1認識処理部と、
    前記同一物体であると判断した場合には、前記第1の位置情報および前記補正後の第2の位置情報に基づいて前記車両の周囲の物体の位置を特定し、前記同一物体でないと判断した場合には、前記第1の位置情報を有する物体の位置の特定と、前記補正後の第2の位置情報を有する物体の位置の特定を個別に行う第2認識処理部と
    を含み、
    前記物体認識処理部に含まれる前記第2認識処理部は、
    前回周期において特定した物体の今回周期における予測位置情報を算出し、
    前記第1の位置情報と前記予測位置情報との相関処理により、前記第1の位置情報を有する物体と前記前回周期において特定した物体とが同一物体であるか否かを判断する第1判断処理を実行し、
    前記第2の位置情報と前記予測位置情報との相関処理により、前記第2の位置情報を有する物体と前記前回周期において特定した物体とが同一物体であるか否かを判断する第2判断処理を実行し、
    前記第1判断処理および前記第2判断処理の両方で同一物体であると判断できた場合には、前記第1の位置情報を有する物体と前記第2の位置情報を有する物体とが同一物体であると判断し、
    前記第1判断処理および前記第2判断処理の両方で同一物体であると判断できなかった場合には、前記第1の位置情報を有する物体と前記第2の位置情報を有する物体とが同一物体でないと判断し、
    前記同一物体であると判断した場合には、前記第1の位置情報および前記補正後の第2の位置情報に基づいて前記車両の周囲の物体の位置を特定し、
    前記同一物体でないと判断した場合には、前記第1の位置情報を有する物体の位置の特定と、前記補正後の第2の位置情報を有する物体の位置の特定を個別に行う
    物体認識装置。
  2. 前記上下運動検出部は、前記物体認識処理部により、前記第1の位置情報を有する物体と前記第2の位置情報を有する物体とが同一物体であると判断された場合には、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との差分値を算出し、前記差分値を前記車両の上下運動の大きさとする
    請求項に記載の物体認識装置。
  3. 前記車両の上下運動に関する機械的な変位を電気信号に変換する電気信号変換部をさらに備え、
    前記上下運動検出部は、前記電気信号変換部で変換された前記電気信号を前記車両の上下運動の大きさとする
    求項1に記載の物体認識装置。
  4. 車両に搭載され、前記車両の上下運動の大きさを検出する上下運動検出部と、
    前記車両の周囲の物体の位置を第1の位置情報として検出する第1の物体検出部と、
    前記車両の周囲の物体の位置を第2の位置情報として検出する検出部であり、前記第1の位置情報と比較して、前記車両の上下運動の大きさに対する前記第2の位置情報に含まれる位置検出誤差が大きい第2の物体検出部と、
    前記車両の上下運動の大きさと関連付けて、前記第2の物体検出部の位置検出誤差を補正するための補正情報をあらかじめ記憶する記憶部と、
    前記第1の物体検出部により検出された前記第1の位置情報と、前記第2の物体検出部により検出された前記第2の位置情報とに基づいて、前記車両の周囲の物体を認識する物体認識処理部と、
    を備え、
    前記物体認識処理部は、
    前記上下運動検出部により検出された前記車両の上下運動の大きさが、あらかじめ設定した許容範囲を逸脱している場合には、前記記憶部から前記車両の上下運動の大きさに応じて前記補正情報を抽出し、
    抽出した前記補正情報に基づいて前記第2の位置情報を補正することで、補正後の第2の位置情報を生成し、
    前記第1の位置情報および前記補正後の第2の位置情報に基づいて前記車両の周囲の物体の位置を特定し、
    前記物体認識処理部は、
    前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との相関処理により、前記第1の位置情報を有する物体と前記第2の位置情報を有する物体とが同一物体であるか否かを判断する第1認識処理部と、
    前記同一物体であると判断した場合には、前記第1の位置情報および前記補正後の第2の位置情報に基づいて前記車両の周囲の物体の位置を特定し、前記同一物体でないと判断した場合には、前記第1の位置情報を有する物体の位置の特定と、前記補正後の第2の位置情報を有する物体の位置の特定を個別に行う第2認識処理部と
    を含み、
    前記上下運動検出部は、前記物体認識処理部により、前記第1の位置情報を有する物体と前記第2の位置情報を有する物体とが同一物体であると判断された場合には、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との差分値を算出し、前記差分値を前記車両の上下運動の大きさとす
    体認識装置。
  5. 車両に搭載され、前記車両の上下運動の大きさを検出する上下運動検出部と、
    前記車両の周囲の物体の位置を第1の位置情報として検出する第1の物体検出部と、
    前記車両の周囲の物体の位置を第2の位置情報として検出する検出部であり、前記第1の位置情報と比較して、前記車両の上下運動の大きさに対する前記第2の位置情報に含まれる位置検出誤差が大きい第2の物体検出部と、
    前記車両の上下運動の大きさと関連付けて、前記第2の物体検出部の位置検出誤差を補正するための補正情報をあらかじめ記憶する記憶部と、
    前記第1の物体検出部により検出された前記第1の位置情報と、前記第2の物体検出部により検出された前記第2の位置情報とに基づいて、前記車両の周囲の物体を認識する物体認識処理部と、
    を備えた物体認識装置において、前記物体認識処理部により実行される物体認識処理方法であって、
    前記上下運動検出部により検出された前記車両の上下運動の大きさが、あらかじめ設定した許容範囲を逸脱している場合には、前記記憶部から前記車両の上下運動の大きさに応じて前記補正情報を抽出する抽出ステップと、
    抽出した前記補正情報に基づいて前記第2の位置情報を補正することで、補正後の第2の位置情報を生成する補正ステップと、
    前記第1の位置情報および前記補正後の第2の位置情報に基づいて前記車両の周囲の物体の位置を特定する物体特定ステップと、を有し、
    前記物体認識処理部は、
    前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との相関処理により、前記第1の位置情報を有する物体と前記第2の位置情報を有する物体とが同一物体であるか否かを判断する第1認識処理部と、
    前記同一物体であると判断した場合には、前記第1の位置情報および前記補正後の第2の位置情報に基づいて前記車両の周囲の物体の位置を特定し、前記同一物体でないと判断した場合には、前記第1の位置情報を有する物体の位置の特定と、前記補正後の第2の位置情報を有する物体の位置の特定を個別に行う第2認識処理部と、を含み、
    前記物体認識処理部に含まれる前記第2認識処理部は、
    前回周期において特定した物体の今回周期における予測位置情報を算出するステップと、
    前記第1の位置情報と前記予測位置情報との相関処理により、前記第1の位置情報を有する物体と前記前回周期において特定した物体とが同一物体であるか否かを判断する第1判断処理を実行するステップと、
    前記第2の位置情報と前記予測位置情報との相関処理により、前記第2の位置情報を有する物体と前記前回周期において特定した物体とが同一物体であるか否かを判断する第2判断処理を実行するステップと、
    前記第1判断処理および前記第2判断処理の両方で同一物体であると判断できた場合には、前記第1の位置情報を有する物体と前記第2の位置情報を有する物体とが同一物体であると判断するステップと、
    前記第1判断処理および前記第2判断処理の両方で同一物体であると判断できなかった場合には、前記第1の位置情報を有する物体と前記第2の位置情報を有する物体とが同一物体でないと判断するステップと、
    前記同一物体であると判断した場合には、前記第1の位置情報および前記補正後の第2の位置情報に基づいて前記車両の周囲の物体の位置を特定するステップと、
    前記同一物体でないと判断した場合には、前記第1の位置情報を有する物体の位置の特定と、前記補正後の第2の位置情報を有する物体の位置の特定を個別に行うステップと、
    を有する物体認識方法。
  6. 車両に搭載され、前記車両の上下運動の大きさを検出する上下運動検出部と、
    前記車両の周囲の物体の位置を第1の位置情報として検出する第1の物体検出部と、
    前記車両の周囲の物体の位置を第2の位置情報として検出する検出部であり、前記第1の位置情報と比較して、前記車両の上下運動の大きさに対する前記第2の位置情報に含まれる位置検出誤差が大きい第2の物体検出部と、
    前記車両の上下運動の大きさと関連付けて、前記第2の物体検出部の位置検出誤差を補正するための補正情報をあらかじめ記憶する記憶部と、
    前記第1の物体検出部により検出された前記第1の位置情報と、前記第2の物体検出部により検出された前記第2の位置情報とに基づいて、前記車両の周囲の物体を認識する物体認識処理部と、
    を備えた物体認識装置において、前記物体認識処理部により実行される物体認識処理方法であって、
    前記上下運動検出部により検出された前記車両の上下運動の大きさが、あらかじめ設定した許容範囲を逸脱している場合には、前記記憶部から前記車両の上下運動の大きさに応じて前記補正情報を抽出する抽出ステップと、
    抽出した前記補正情報に基づいて前記第2の位置情報を補正することで、補正後の第2の位置情報を生成する補正ステップと、
    前記第1の位置情報および前記補正後の第2の位置情報に基づいて前記車両の周囲の物体の位置を特定する物体特定ステップと、を有し、
    前記物体認識処理部は、
    前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との相関処理により、前記第1の位置情報を有する物体と前記第2の位置情報を有する物体とが同一物体であるか否かを判断する第1認識処理部と、
    前記同一物体であると判断した場合には、前記第1の位置情報および前記補正後の第2の位置情報に基づいて前記車両の周囲の物体の位置を特定し、前記同一物体でないと判断した場合には、前記第1の位置情報を有する物体の位置の特定と、前記補正後の第2の位置情報を有する物体の位置の特定を個別に行う第2認識処理部と、を含み、
    前記上下運動検出部は、前記物体認識処理部により、前記第1の位置情報を有する物体と前記第2の位置情報を有する物体とが同一物体であると判断された場合には、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との差分値を算出し、前記差分値を前記車両の上下運動の大きさとするステップと、
    を有する物体認識方法。
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