JP6597708B2 - 動力伝達装置 - Google Patents
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Description
ケース内の圧力が増加したときに、ケースの外に空気を排出する保圧弁として機能するブリーザは、ケースの様々な位置に配置することができる。しかしながら、本発明者等は、保圧弁として機能するブリーザが取り付けられたケース内の圧力が、大気圧より低くなると、ケース内に水が侵入するという課題を見出した。たとえば、水が、動力伝達装置に浴びせられると、ケース内の温度が、急激に低下することもある。保圧弁として機能するブリーザは、ケース内に空気を吸入する機能を有さないので、ケース内の温度の急降下は、ケース内の圧力の低下に起因する。動力伝達装置に浴びせられた水が、ケースに取り付けられたシール部材の近くに存在しているならば、水は、ケースの外部から内部への圧力勾配によって、シール部材を通じてケース内へ吸引されることもある。水は、ケース内で錆を発生させることもあるし、ケース内の電子部品に電気的な故障を引き起こすこともある。ケース内で生じた錆は、ケース内の部品の機械的又は電気的な故障をその後引き起こすこともある。第1実施形態において、ケース内への水の流入を防止する構造を有する例示的な動力伝達装置が説明される。
設計者は、上述の動力伝達装置100に様々な特徴を与えることができる。以下に説明される特徴は、上述の動力伝達装置100の設計原理を何ら限定しない。
カップリング装置140は、コイル141と、カム機構142と、外殻143と、接続筒144と、複数の第1摩擦板145と、複数の第2摩擦板146と、を含む。入力シャフト111は、コイル141を貫通する。コイル141は、連通空間185に配置された電力線を通じて、外部電源(図示せず)から電力を受け取る。カム機構142は、コイル141への電力供給下で発生した電磁力によって動作する。本実施形態に関して、電気制御部品は、カップリング装置140によって例示される。しかしながら、電子制御部品は、電気式に制御される他の装置であってもよい。本実施形態の原理は、電子制御部品として用いられる特定の装置に限定されない。
第2シール部材のシール位置が、第1シール部材のシール位置から大きく離れているならば、第2シール部材を通過した水は、第1シール部材のシール位置に到達しにくくなる。第2実施形態において、第1シール部材のシール位置から大きく離れた位置でシールする第2シール部材を備える例示的な動力伝達装置が説明される。
貯水空間に流入する水量が少ないならば、第1シール部材を通じた水の流入のリスクは低減される。第3実施形態において、貯水空間に流入する水量を低減するための構造を有する例示的な動力伝達装置が説明される。
上述の実施形態に関して、第2シール部材の第2シールド部は、ケースに圧接される。代替的に、第2シールド部は、第1シール部材の第1シールド部に圧接されてもよい。第4実施形態において、第1シールド部に圧接される第2シールド部を有する例示的な動力伝達装置が説明される。
110,110B・・・・・・・・・・・・・・・軸部材
120,120C・・・・・・・・・・・・・・・ケース
121・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・端壁
122・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・開口部(第1開口部)
123・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1内周面
125・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2内周面
126・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・開口領域
130・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザ
140・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カップリング装置
150・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・仕切シール部材
181・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1空間
182・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2空間
185・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・連通空間
186,187・・・・・・・・・・・・・・・・開口部(第2開口部)
210,210A,210C・・・・・・・・・・第1シール部材
211・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1シールリング
212,212A,212C・・・・・・・・・・第1シールド部
215・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・密着部
216・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・開口形成部
220,220A・・・・・・・・・・・・・・・第2シール部材
221,221A・・・・・・・・・・・・・・・第2シールリング
222,222A・・・・・・・・・・・・・・・第2シールド部
223,223A・・・・・・・・・・・・・・・ドレイン穴
231,232・・・・・・・・・・・・・・・・シール部材(第3シール部材)
RAX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・回転軸
Claims (7)
- 所定の回転軸周りに回転する軸部材と、
前記軸部材が挿入される第1開口部を形成する第1内周面を有するケースと、
前記ケース内の気圧を所定値以下に保つ保圧弁として機能するブリーザと、
前記軸部材と前記第1内周面との間の環状空隙をシールする第1シール部材と、
前記回転軸の延設方向において外方に前記第1シール部材から離間した位置に配置された第2シール部材と、を備え、
前記第2シール部材は、前記回転軸の延設方向において前記ケースの外側に膨出し、前記第1内周面の最下点よりも下方に拡がる貯水空間を形成する
動力伝達装置。 - 前記ケースは、前記第1開口部の隣で前記第1開口部よりも直径において大きな開口領域を形成する第2内周面と、を含み、
前記第1シール部材は、前記軸部材に密着される第1シールリングと、前記第1内周面に密着される第1シールド部と、を含み、
前記第2シール部材は、前記軸部材に密着される第2シールリングと、前記第2内周面に密着される第2シールド部と、を含み、
前記第2シールド部は、前記ケース及び前記第1シールド部と協働して、前記貯水空間を形成する
請求項1に記載の動力伝達装置。 - 前記第1シール部材は、前記軸部材に密着される第1シールリングと、前記第1内周面に密着される密着部及び前記第1開口部の隣で前記第1開口部よりも直径において大きな開口領域を形成する開口形成部を有する第1シールド部と、を含み、
前記第2シール部材は、前記軸部材に密着される第2シールリングと、前記開口形成部によって形成された前記開口領域に嵌入された第2シールド部と、を含み、
前記第2シールド部は、前記開口形成部に密着され、前記第1シールド部と協働して、前記貯水空間を形成する
請求項1に記載の動力伝達装置。 - ドレイン穴は、前記第2シールド部に形成され、
前記貯水空間に貯まった水は、前記ドレイン穴から排出される
請求項2又は3に記載の動力伝達装置。 - 前記第1開口部に連通するように前記ケースに形成された第2開口部をシールする第3シール部材を更に備え、
前記第3シール部材は、前記第1シール部材よりも高いシール性能を有している
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動力伝達装置。 - 前記ケース内に形成された内部空間を、前記ブリーザによって保圧される第1空間と、前記第1空間と前記第1開口部との間に位置する第2空間と、に仕切る仕切シール部材と、を更に備え、
前記ケースは、前記第1開口部が形成された端壁を含み、且つ、前記第1空間から前記端壁まで延びる連通空間を形成している
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の動力伝達装置。 - 電気式に制御される電気制御部品を更に備え、
前記電気制御部品は、前記第2空間内に配置される
請求項6に記載の動力伝達装置。
Priority Applications (1)
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JP2017099033A JP6597708B2 (ja) | 2017-05-18 | 2017-05-18 | 動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017099033A JP6597708B2 (ja) | 2017-05-18 | 2017-05-18 | 動力伝達装置 |
Publications (2)
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Family
ID=64570240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017099033A Active JP6597708B2 (ja) | 2017-05-18 | 2017-05-18 | 動力伝達装置 |
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