JP6597663B2 - エンジンバルブ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関用のエンジンバルブに関する。
内燃機関用のエンジンバルブ(吸気バルブあるいは排気バルブ)の材料に関する先行技術文献として、次のものが知られている。
特許文献1は、チタン金属系のエンジンバルブを開示している。より詳細には、エンジンバルブ本体は、Ti−Alの金属間化合物で形成されている。エンジンバルブの軸端部はカムと接触するが、その軸端部は、SUH3、SUH11等の耐熱鋼で形成されている。
特許文献2は、吸気バルブを開示している。その吸気バルブの本体は、アルミニウム合金で形成されている。吸気バルブの傘部の弁フェースはバルブシートと接触するが、その弁フェースの表層部には、熱硬化層が形成されている。更に、熱硬化層の下には、強化元素(Ti,Cr,Ni,Cu,Mn,Fe,Coのいずれか)を含む合金層が形成されている。
特許文献3は、吸気バルブを開示している。その吸気バルブの骨格部及び軸部は、SUH3、SUH11等の鉄系材料で形成されている。その骨格部に含まれるリング部が、バルブシートと接触する。また、骨格部の周りの部分は、アルミニウム合金で形成されている。
特許文献4は、排気バルブを開示している。その排気バルブの傘部は、SUH1、SUH3等の耐熱鋼で形成されている。また、その排気バルブの軸部は、チタニウム又はチタニウム合金で形成されている。更に、軸部のほぼ全面から傘部の一部に跨って、金属モリブデン溶射層が形成されている。
特開平8−144722号公報 特開平11−62525号公報 特開2012−162999号公報 特開昭62−41908号公報
本願発明者は、次の点に着目した。すなわち、エンジンバルブの温度が上がると、燃焼室においてノッキングが発生しやすくなる。ノッキングを抑えるためには、エンジンバルブの温度を下げることが有効である。そして、エンジンバルブの温度を下げるためには、エンジンバルブからバルブシートになるべく多くの熱を逃がすことが有効である。しかしながら、上記の先行技術では、エンジンバルブからバルブシートへの熱移動が十分ではない。エンジンバルブからバルブシートへの熱移動には、まだ改善の余地がある。
本発明の1つの目的は、エンジンバルブからバルブシートへの熱移動を促進することができる技術を提供することにある。
本発明の1つの観点において、内燃機関用のエンジンバルブが提供される。
当該エンジンバルブは、
内燃機関の燃焼室に面する主面と、バルブシートと接触する弁フェースとを有する傘部と、
エンジンバルブの移動方向に沿って延びる軸部と、
傘部と軸部との間の首部と
を含む。
軸部の材料は、耐熱鋼である。
傘部の材料は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金である。
本発明の他の観点において、内燃機関用のエンジンバルブが提供される。
当該エンジンバルブは、
内燃機関の燃焼室に面する主面と、バルブシートと接触する弁フェースとを有する傘部と、
エンジンバルブの移動方向に沿って延びる軸部と、
傘部と軸部との間の首部と
を含む。
軸部の材料は、耐熱鋼である。
傘部の材料は、タングステン鋼、クロム鋼、低クロム鋼、及び低炭素鋼のいずれかである。
本発明の更に他の観点において、内燃機関用のエンジンバルブが提供される。
当該エンジンバルブは、
内燃機関の燃焼室に面する主面と、バルブシートと接触する弁フェースとを有する傘部と、
エンジンバルブの移動方向に沿って延びる軸部と、
傘部と軸部との間の首部と
を含む。
軸部の材料は、耐熱鋼である。
100℃における傘部の材料の熱伝導率λの逆数は、0.01(m・K/W)以上0.04(m・K/W)以下の範囲にある。
本発明によれば、エンジンバルブの軸部は耐熱鋼で形成され、傘部は耐熱鋼よりも熱伝導率λが高い高λ材料(アルミニウム、アルミニウム合金、タングステン鋼、クロム鋼、低クロム鋼、低炭素鋼、等)で形成される。言い換えれば、軸部の熱伝導率λは、傘部の熱伝導率λよりも低い。従って、傘部から軸部の方に熱が伝わりにくく、結果として、弁フェースを通したバルブシートへの熱移動が促進される。これにより、エンジンバルブの温度が効果的に下がる。エンジンバルブの温度が下がることによって、燃焼室の温度が下がり、ノッキングが抑制される。
本発明の実施の形態に係る内燃機関の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る内燃機関の吸気バルブの構造を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態に係る吸気バルブによる効果を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態に係る吸気バルブによる効果を説明するためのグラフ図である。 本発明の実施の形態に係る吸気バルブによる効果を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態に係る吸気バルブによる効果を説明するためのグラフ図である。 本発明の実施の形態に係る吸気バルブによる効果を説明するためのグラフ図である。 本発明の実施の形態に係る吸気バルブにおける第1材料の第1の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る吸気バルブによる効果を説明するためのグラフ図である。 本発明の実施の形態に係る吸気バルブにおける第1材料の第2の例を示す図である。 様々な材料の引張り強さを示すグラフ図である。 本発明の実施の形態に係る吸気バルブの構造の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る吸気バルブの構造の他の例を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る吸気バルブの構造の更に他の例を示す模式図である。 図14で示された吸気バルブの構造の変形例を示す模式図である。 図14で示された吸気バルブの構造の他の変形例を示す模式図である。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
1.概要
図1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の構成を概略的に示す断面図である。内燃機関は、燃焼室1を有している。吸気ポート2は、燃焼室1に吸気ガスを供給するために設けられている。より詳細には、吸気ポート2は、シリンダヘッド3内に形成されており、且つ、吸気開口部4において燃焼室1につながっている。
吸気バルブ10は、燃焼室1と吸気ポート2との間の連通を制御するために用いられるエンジンバルブである。より詳細には、吸気バルブ10は、図1に示される軸線Cに沿って往復移動することによって開閉する。吸気バルブ10が開いたとき、燃焼室1と吸気ポート2との間が連通し、吸気ガスが吸気ポート2から燃焼室1内に導入される。一方、吸気バルブ10が閉じたとき、吸気バルブ10によって吸気開口部4が覆われ、燃焼室1と吸気ポート2との間の連通が遮断される。
吸気開口部4の周囲のシリンダヘッド3には、バルブシート5が設けられている。吸気バルブ10が閉じたとき、吸気バルブ10の一部がこのバルブシート5と接触することにより、吸気開口部4が覆われる。
更に、シリンダヘッド3の内部には、シリンダヘッド3を冷却するための冷却通路6(ウォータージャケット)が形成されている。図1に示されるように、冷却通路6は、バルブシート5を効率的に冷却できるように、バルブシート5の周りにも配置されている。
図2は、本実施の形態に係る吸気バルブ10の構造を説明するための模式図である。吸気バルブ10は、傘部11、首部12、及び軸部13を含んでいる。
傘部11は、吸気バルブ10のうち最も燃焼室1側に位置する部分である。つまり、傘部11は、燃焼室1に面する主面11Sを有している。主面11Sは、吸気バルブ10の移動方向(軸線C)と直交している。また、傘部11は、吸気開口部4を覆うことができる程度に広がるように形成されている。吸気バルブ10が閉じたとき、傘部11が上記のバルブシート5と接触することにより、吸気開口部4が覆われる。バルブシート5と接触する傘部11の表面は、以下「弁フェース11F」と呼ばれる。図2に示されるように、傘部11の周縁部はテーパー状に形成されており、そのテーパー形状の斜面が弁フェース11Fに相当する。
軸部13は、吸気バルブ10の移動方向(軸線C)に沿って延びる棒状の部分であり、「ステム」とも呼ばれる。首部12は、傘部11と軸部13との間の部分である。図2に示される例では、首部12の側面は、傘部11の弁フェース11Fと軸部13の側面との間をつなぐように湾曲している。
図2において、傘部11と首部12との間の境界は“BD1”で示され、首部12と軸部13との間の境界は“BD2”で示されている。但し、境界BD1及び境界BD2は、便宜的なものであり、必ずしも物理的な境界を意味しているわけではない。すなわち、傘部11と首部12は、別材料で形成されている必要は必ずしもなく、また、別部材である必要も必ずしもない。同様に、首部12と軸部13は、別材料で形成されている必要は必ずしもなく、また、別部材である必要も必ずしもない。
本実施の形態に係る吸気バルブ10は、材料の観点から2つの部分に区分される。1つ目は、第1材料で形成された第1材料部21である。2つ目は、第1材料とは異なる第2材料で形成された第2材料部22である。第1材料部21と第2材料部22とは、接合面23において接合されている。
より詳細には、第1材料部21は、少なくとも傘部11の全体を含んでいる。一方、第2材料部22は、少なくとも軸部13を含んでいる。首部12は、第1材料部21に属していてもよいし、第2材料部22に属していてもよい。あるいは、首部12の一部が第1材料部21に属し、首部12の残りが第2材料部22に属していてもよい。すなわち、第1材料部21と第2材料部22との間の接合面23は、境界BD1、首部12の途中、あるいは境界BD2のいずれに位置していてもよい。
本実施の形態によれば、軸部13の材料である第2材料は、高温強度及び耐磨耗性の観点から優れた「耐熱鋼」である。第2材料としては、SUH3、SUH1、SUH11等が例示される。一方、傘部11の材料である第1材料は、第2材料よりも熱伝導率λが高い「高λ材料」である。第1材料(高λ材料)としては、アルミニウム、アルミニウム合金、タングステン鋼、クロム鋼、低クロム鋼、低炭素鋼等が例示される。
図3は、本実施の形態に係る吸気バルブ10による効果を説明するための概念図である。燃焼室1から吸気バルブ10には、主に傘部11の主面11Sを通して熱が流入する。吸気バルブ10に流入した熱の一部は、傘部11の弁フェース11Fを通してバルブシート5に抜けていく。傘部11からバルブシート5への熱流は、図3において“q1”で示されている。また、吸気バルブ10に流入した熱の一部は、首部12を通して軸部13の方に伝わっていく。傘部11から軸部13の方への熱流は、図3において“q2”で示されている。
吸気バルブ10の温度を下げるには、吸気バルブ10に流入した熱を吸気バルブ10の外に逃がすことが必要である。そのためには、弁フェース11Fを通してバルブシート5になるべく多くの熱を逃がすことが有効である。言い換えれば、傘部11からバルブシート5への熱流q1をなるべく増やすことが有効である。熱流q1を増やすためには、軸部13の方への熱流q2を減らせばよい。
上述の通り、本実施の形態によれば、軸部13は耐熱鋼で形成されており、傘部11は耐熱鋼よりも熱伝導率λが高い高λ材料で形成されている。言い換えれば、軸部13の熱伝導率λは、傘部11の熱伝導率λよりも低い。従って、傘部11から軸部13の方に熱が伝わりにくく、結果として、弁フェース11Fを通したバルブシート5への熱移動が促進される。つまり、軸部13の方への熱流q2が抑制され、一方、傘部11からバルブシート5への熱流q1が促進される。これにより、吸気バルブ10の温度が効果的に下がる。吸気バルブ10の温度が下がることによって、燃焼室1の温度が下がり、ノッキングが抑制される。
また、吸気バルブ10の中でも特に首部12の温度は、首部12の周りの吸気ポート2(図1参照)中の吸気ガスの温度に影響を与える。本実施の形態によれば、傘部11からバルブシート5への熱流q1が増え、軸部13の方への熱流q2が抑えられるため、首部12の温度が下がる。首部12の温度が下がると、首部12の周りの吸気ポート2中の吸気ガスの温度も下がる。燃焼室1に供給される吸気ガスの温度が下がるため、ノッキングが更に抑制される。
尚、本実施の形態に係るバルブ構造の適用先は、吸気バルブ10に限られない。本実施の形態に係るバルブ構造は、内燃機関の排気バルブ(図示されない)に適用されてもよい。排気バルブは、燃焼室1と排気ポートとの間の連通を制御するために用いられるエンジンバルブである。排気バルブの温度が下がることによって、燃焼室1の温度が下がり、ノッキングが抑制される。
2.第1材料(高λ材料)の様々な例
2−1.第1の例
第1の例において、傘部11を構成する第1材料は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金である。以下、第1の例による効果を説明する。
図4は、吸気バルブ10及びその周辺における温度分布を示すグラフ図である。縦軸は温度を表しており、横軸は温度の測定位置(B1、B2、B3、A1、A2)を表している。それぞれの位置(B1、B2、B3、A1、A2)は、図5に示されている。位置B1は、傘部11の主面11S上の位置である。位置B2は、傘部11の裏側の湾曲部、つまり、首部12の湾曲部上の位置である。位置B3は、首部12がはじまる位置であり、傘部11の弁フェース11Fからわずかに離れた位置である。位置A1は、バルブシート5と冷却通路6との間の位置である。位置A2は、バルブシート5の周りの冷却通路6内の位置である。
図4中の「アルミニウム弁」で示される線は、本実施の形態に係る吸気バルブ10の場合の温度分布を表している。本実施の形態による効果を説明するために、比較例も考える。比較例では、第1材料も第2材料も共にSUH3(耐熱鋼)であるとする。図4中の「耐熱鋼弁」で示される線は、この比較例の場合の温度分布を表している。
図4から明らかなように、本実施の形態に係る吸気バルブ10の温度は、比較例の場合の温度よりも有意に低くなっている。特に、位置B2における温度の低下に着目されたい。位置B2は、主面11Sと弁フェース11Fとの間ではなく、主面11Sと軸部13との間にある(図5参照)。よって、位置B2における温度の低下は、軸部13の温度の低下、すなわち、軸部13への熱流q2(図3参照)の減少を意味している。軸部13への熱流q2が減少し、傘部11からバルブシート5への熱流q1が促進されるため、吸気バルブ10の温度が効果的に低下する。そして、吸気バルブ10の温度が下がることによって、ノッキングが抑制される。
尚、図4には、位置A2(バルブシート5の周りの冷却通路6)における冷却水温度に対するバルブ温度分布の依存性も示されている。位置A2における冷却水温度が80℃から45℃に低下すると、冷却効果の増大により、バルブシート5及び吸気バルブ10の温度は更に低下する。
図6は、本実施の形態及び比較例の場合の位置B2における温度の計算結果を示している。横軸は、熱伝導率λを表している。縦軸は、位置B2における温度(以下「B2温度」と呼ばれる)を表している。本実施の形態の場合の第1材料として、熱伝導率λが236[W/(m・K)]である純アルミと、熱伝導率λが110[W/(m・K)]であるジュラルミンの2種類を考える。比較例の場合のSUH3の熱伝導率λは、20[W/(m・K)]である。尚、各々の熱伝導率λの値は、100℃における値である。以下の説明においても、特に断りの無い限り、熱伝導率λの値は100℃における値である。
図6に示されるように、第1材料が純アルミの場合のB2温度は、比較例の場合より78℃も低い。第1材料がジュラルミンの場合であっても、B2温度は、比較例の場合より66℃低い。このように、第1の例に係る第1材料によって、B2温度は顕著に低下する。また、高価な純アルミではなく、ジュラルミンを用いる場合であっても、十分な温度低下効果が得られることが分かる。
図7も、本実施の形態及び比較例の場合のB2温度の計算結果を示している。横軸は熱伝導率λの逆数(1/λ)を表し、縦軸はB2温度を表している。比較例の場合のSUH3の1/λは、0.05[m・K/W]である。一方、本実施の形態の場合の純アルミ及びジュラルミンの1/λは、共に0.01[m・K/W]未満である。図7に示されるように、1/λが小さくなるにつれて、B2温度がより低くなる、つまり、温度低下効果がより強くなる。
尚、図7には、放出割合も示されている。放出割合は、吸気バルブ10からの熱放射の量を反映している。より詳細には、既出の図3を参照して、吸気バルブ10に流入した熱は、上記の熱流q1、q2だけでなく、吸気バルブ10からの熱放射によっても消費される。放出割合とは、熱流q1、q2以外の熱放射による放射熱量の総熱量に対する割合である。放出割合は、吸気バルブ10の温度の関数であり、吸気バルブ10の温度が高くなるにつれて高くなる。従って、図7に示されるように、1/λが大きくなるに従って、放出割合も増加する。
図8は、第1の例に係る第1材料(アルミニウムあるいはアルミニウム合金)の具体例とそれぞれの1/λを示している。第1の例に係る第1材料は、純アルミ、ジュラルミン、超ジュラルミン、及び超々ジュラルミンを含む。いずれの場合であっても、1/λは、0.01[m・K/W]未満である。
以上に説明されたように、第1の例によれば、比較例の場合よりもB2温度が顕著に低下する。B2温度の低下は、軸部13の温度の低下、及び、傘部11からバルブシート5への熱移動の増加を意味する。従って、ノッキングが効果的に抑制される。
2−2.第2の例
図9は、既出の図7と同じフォーマットのグラフ図である。上述の第1の例では、第1材料はアルミニウムあるいはアルミニウム合金であり、1/λは0.01[m・K/W]未満であった。第2の例では、第1の例とは異なる1/λの範囲、つまり、図9中の範囲REについて考える。
より詳細には、範囲REの下限及び上限は、それぞれ、0.01[m・K/W]及び0.04[m・K/W]である。この範囲REの上限である0.04[m・K/W]は、比較例(SUH3)の場合の0.05[m・K/W]よりも小さい。上述の通り、また、図9に示されるように、1/λが小さくなるにつれて、B2温度がより低くなる、つまり、温度低下効果がより強くなる。よって、1/λが範囲REにある第2の例でも、比較例の場合との比較において温度低下効果は得られる。すなわち、範囲REも有効である。
図10は、第2の例に係る第1材料の具体例を示している。第2の例に係る第1材料としては、タングステン鋼、クロム鋼(SCr15)、低クロム鋼(SCrL15)、及び低炭素鋼(S15)が挙げられる。各材料の1/λは、上述の範囲REにある。尚、図10中の熱伝導率λ及び1/λの値は、いずれも100℃における値である。
図11は、様々な材料の引張り強さ(tensile strength)を示すグラフ図である。縦軸は引張り強さを表し、横軸は1/λを示している。図11に示されるように、1/λが小さくなるにつれ、つまり、熱伝導率λが高くなるにつれ、引張り強さが小さくなる。特に、1/λが0.01[m・K/W]未満になると、引張り強さが急激に低下する。従って、1/λが0.01[m・K/W]以上である範囲REは、引張り強さの観点からも好適であると言える。
以上に説明されたように、第2の例によれば、比較例の場合よりもB2温度が低下する。すなわち、第2の例によっても、傘部11からバルブシート5への熱移動が促進されるため、ノッキング抑制の効果が得られる。
更に、第2の例によれば、次のような効果も得られる。すなわち、第2の例に係る鋼系材料(タングステン鋼、クロム鋼、低クロム鋼、低炭素鋼)は、第1の例に係る材料(アルミニウム、アルミニウム合金)よりも、強度、引張り強さ、耐磨耗性等の観点で優れている。従って、第1の例の場合よりも、吸気バルブ10の耐久性が向上し、また、弁フェース11Fの磨耗も抑制される。また、第2の例に係る鋼系材料は、コストの面でも、第1の例より有利である。
2−3.特許文献1〜特許文献4との対比
以下、上述の特許文献1〜特許文献4の場合のバルブ構造について議論する。
特許文献1(特開平8−144722号公報)では、エンジンバルブ本体は、Ti−Alの金属間化合物で形成されている。この金属間化合物によって強度は確保されるが、バルブシートへの熱移動が促進されるわけではない。
特許文献2(特開平11−62525号公報)では、吸気バルブの本体はアルミニウム合金で形成されているが、弁フェースには熱硬化層が形成されている。更に、熱硬化層の下には、強化元素を含む合金層が形成されている。これら熱硬化層及び合金層の熱伝導率λは、アルミニウム合金(吸気バルブ本体)の熱伝導率λよりも低い。つまり、熱硬化層及び合金層は、バルブシートへの熱移動を妨げるように働いてしまう。その一方で、吸気バルブの軸部はアルミニウム合金で形成されており、熱伝導率λが高い。よって、吸気バルブに流入した熱は、弁フェースではなく、むしろ軸部の方に流れていく。すなわち、特許文献2の場合、バルブシートへの熱移動ではなく、軸部への熱移動が促進される。これは、本実施の形態における熱移動の傾向とは正反対である。
特許文献3(特開2012−162999号公報)及び特許文献4(特開昭62−41908号公報)では、バルブシートと接触する弁フェースがSUH3等の耐熱鋼で形成されている。これは、上述の比較例と同じである。
3.接合面の位置に関する様々な例
以下、第1材料部21と第2材料部22との間の接合面23の位置に関する様々な例を説明する。
図12は、本実施の形態に係る吸気バルブ10の構造の一例を示す模式図である。図12に示される例では、接合面23は、傘部11と首部12との間の境界BD1に位置している。つまり、傘部11は、第1材料で形成され、首部12と軸部13が、第2材料(耐熱鋼)で形成されている。ここで、吸気バルブ10に係る応力を考える。図12に示されるように、応力が最大となる最大応力部SMは、首部12の途中の湾曲部に存在する。その首部12の材料が高強度の耐熱鋼であるため、最大応力部SMも高強度の耐熱鋼内に位置することになる。このことは、吸気バルブ10の耐久性の観点から好ましい。
図13は、本実施の形態に係る吸気バルブ10の構造の他の例を示す模式図である。図13に示される例では、接合面23は、首部12の途中に位置している。より詳細には、接合面23の位置は、最大応力部SMの位置と一致している。よって、最大応力部SMの位置での強度を、接合によって強化することができる。このことは、吸気バルブ10の耐久性の観点から好ましい。
図14は、本実施の形態に係る吸気バルブ10の構造の更に他の例を示す模式図である。図14に示される例では、接合面23は、首部12と軸部13との間の境界BD2に位置している。図14に示される構造であっても、軸部13への熱流q2の抑制、軸部13の温度の低下といった効果は得られる。
図15は、図14で示された吸気バルブ10の構造の変形例を示している。図15に示される変形例では、接合面23に隣接する軸部13内に中空部30が形成されている。このような中空部30の存在により、軸部13への熱流q2が更に抑制され、結果として、バルブシート5への熱移動が更に促進される。
図16は、図14で示された吸気バルブ10の構造の他の変形例を示している。図15で示された場合と同じく、接合面23に隣接する軸部13内に中空部30が形成されている。更に、その中空部30には断熱材31が充填されている。このような中空部30及び断熱材31の存在により、軸部13への熱流q2が更に抑制され、結果として、バルブシート5への熱移動が更に促進される。
1 燃焼室
2 吸気ポート
3 シリンダヘッド
4 吸気開口部
5 バルブシート
6 冷却通路
10 吸気バルブ(エンジンバルブ)
11 傘部
11S 主面
11F 弁フェース
12 首部
13 軸部
21 第1材料部
22 第2材料部
23 接合面
30 中空部
31 断熱材

Claims (7)

  1. 内燃機関用のエンジンバルブであって、
    前記内燃機関の燃焼室に面する主面と、バルブシートと接触する弁フェースとを有する傘部と、
    前記エンジンバルブの移動方向に沿って延びる軸部と、
    前記傘部と前記軸部との間の首部と
    を含み、
    前記軸部の材料は、耐熱鋼であり、
    前記傘部の材料は、タングステン鋼、クロム鋼、低クロム鋼、及び低炭素鋼のいずれかである
    エンジンバルブ。
  2. 内燃機関用のエンジンバルブであって、
    前記内燃機関の燃焼室に面する主面と、バルブシートと接触する弁フェースとを有する傘部と、
    前記エンジンバルブの移動方向に沿って延びる軸部と、
    前記傘部と前記軸部との間の首部と
    を含み、
    前記軸部の材料は、耐熱鋼であり、
    100℃における前記傘部の材料の熱伝導率の逆数は、0.01(m・K/W)以上0.04(m・K/W)以下の範囲にある
    エンジンバルブ。
  3. 請求項1又は2に記載のエンジンバルブであって、
    前記傘部の前記材料で形成された部分は第1材料部であり、
    前記軸部の前記材料で形成された部分は第2材料部であり、
    前記第1材料部と前記第2材料部との間の接合面は、前記傘部と前記首部との間の境界に位置している
    エンジンバルブ。
  4. 請求項1又は2に記載のエンジンバルブであって、
    前記傘部の前記材料で形成された部分は第1材料部であり、
    前記軸部の前記材料で形成された部分は第2材料部であり、
    前記第1材料部と前記第2材料部との間の接合面は、前記首部の途中に位置している
    エンジンバルブ。
  5. 請求項1又は2に記載のエンジンバルブであって、
    前記傘部の前記材料で形成された部分は第1材料部であり、
    前記軸部の前記材料で形成された部分は第2材料部であり、
    前記第1材料部と前記第2材料部との間の接合面は、前記首部と前記軸部との間の境界に位置している
    エンジンバルブ。
  6. 請求項に記載のエンジンバルブであって、
    前記接合面に隣接する前記軸部内に中空部が存在する
    エンジンバルブ。
  7. 請求項に記載のエンジンバルブであって、
    前記接合面に隣接する前記軸部内に断熱材が存在する
    エンジンバルブ。
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