JP6597473B2 - ヒートポンプ式給湯システム - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプ式給湯システムに関する。
下記特許文献1に開示されたヒートポンプ式給湯機は、以下のように構成されている。ヒートポンプユニットの加熱能力を制御するヒートポンプユニット制御手段を備える。ヒートポンプユニット制御手段は、夜間時間帯におけるヒートポンプユニットの加熱能力を、ヒートポンプユニットの定格出力での運転モードにおける加熱能力である定格加熱能力より低く、かつ、少なくとも貯湯ユニットの満容量分の被加熱液体を夜間時間帯中に所定の出湯温度まで沸き上げ可能な加熱能力とする。
特開2013−167409号公報
蓄熱運転の初期に、ヒートポンプ装置から流出する湯の温度が目標値をオーバーシュートし、成績係数(COP:Coefficient Of Performance)が低くなる可能性がある。特許文献1の技術では、そのようなCOPの低下を防止できない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、蓄熱運転のCOPを向上できるヒートポンプ式給湯システムを提供することを目的とする。
本発明に係るヒートポンプ式給湯システムは、水を加熱するヒートポンプ装置と、貯湯タンクと、ヒートポンプ装置から流出する湯の温度である出湯温度を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、ヒートポンプ装置により加熱された湯を貯湯タンクに蓄積する運転である蓄熱運転を行う場合に、第一モードと、ヒートポンプ装置を起動してから出湯温度が目標出湯温度に到達するまでの時間である到達時間が第一モードに比べて長い第二モードとのいずれかを選択し、蓄熱運転を継続する時間、貯湯タンク内の湯の温度、及び、ユーザーにより設定された運転モード、のうちの少なくとも一つに応じて、第一モードか第二モードかが選択され、蓄熱運転を継続する時間が基準に比べて長い場合には第二モードが選択されるものである。
また、本発明に係るヒートポンプ式給湯システムは、水を加熱するヒートポンプ装置と、貯湯タンクと、ヒートポンプ装置から流出する湯の温度である出湯温度を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、ヒートポンプ装置により加熱された湯を貯湯タンクに蓄積する運転である蓄熱運転を行う場合に、第一モードと、ヒートポンプ装置を起動してから出湯温度が目標出湯温度に到達するまでの時間である到達時間が第一モードに比べて長い第二モードとのいずれかを選択し、蓄熱運転を継続する時間、貯湯タンク内の湯の温度、及び、ユーザーにより設定された運転モード、のうちの少なくとも一つに応じて、第一モードか第二モードかが選択され、貯湯タンク内の湯の温度が基準に比べて高い場合には第二モードが選択されるものである。
また、本発明に係るヒートポンプ式給湯システムは、水を加熱するヒートポンプ装置と、貯湯タンクと、ヒートポンプ装置から流出する湯の温度である出湯温度を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、ヒートポンプ装置により加熱された湯を貯湯タンクに蓄積する運転である蓄熱運転を行う場合に、第一モードと、ヒートポンプ装置を起動してから出湯温度が目標出湯温度に到達するまでの時間である到達時間が第一モードに比べて長い第二モードとのいずれかを選択し、蓄熱運転を継続する時間、貯湯タンク内の湯の温度、及び、ユーザーにより設定された運転モード、のうちの少なくとも一つに応じて、第一モードか第二モードかが選択され、制御手段は、第二モードが選択される場合に、蓄熱運転後の貯湯タンク内の湯の温度が給湯設定温度以上の温度となるように蓄熱運転を制御するものである。
本発明のヒートポンプ式給湯システムによれば、蓄熱運転のCOPを向上することが可能となる。
実施の形態1のヒートポンプ式給湯システムを示す図である。 実施の形態1における第二モードでの蓄熱運転のときの出湯温度の時間的な変化の例を示す図である。 実施の形態1における第二モードでの蓄熱運転のときのCOPの時間的な変化の例を示す図である。 実施の形態1における第一モードでの蓄熱運転のときの出湯温度の時間的な変化の例を示す図である。 実施の形態1における第一モードでの蓄熱運転のときのCOPの時間的な変化の例を示す図である。 実施の形態1における第二モードでの蓄熱運転のときの出湯温度の時間的な変化の例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組合わせ可能な構成のあらゆる組合わせを含み得る。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1のヒートポンプ式給湯システム1を示す図である。図1に示すように、実施の形態1のヒートポンプ式給湯システム1は、水を加熱するヒートポンプ装置2と、貯湯タンク8を内蔵した貯湯ユニット24とを備える。本実施の形態では、ヒートポンプ装置2と貯湯ユニット24とが別体である。このような構成に限らず、ヒートポンプ装置2と貯湯ユニット24とが一体的に構成されてもよい。
ヒートポンプ装置2は、圧縮機3、熱交換器4、膨張弁5、及び蒸発器6を含む機器が冷媒配管7により環状に接続された冷媒回路を備える。圧縮機3で圧縮された高温高圧の冷媒と、水とが熱交換器4にて熱を交換することで、水が加熱される。膨張弁5は、熱交換後の高圧冷媒を膨張させて低圧冷媒にする。蒸発器6は、低圧冷媒を蒸発させる。蒸発器6は、例えば外気、地下水、排水、太陽熱温水のいずれかの熱で低圧冷媒を蒸発させてもよい。ヒートポンプ装置2は、自然冷媒である二酸化炭素を冷媒として用いてもよい。
貯湯ユニット24には、貯湯タンク8のほか、制御装置9、循環ポンプ10、混合弁14、流路切替弁17、逃がし弁16、及び減圧弁18等の機器が内蔵されている。貯湯タンク8の内部では、温度の違いによる水の密度の差により、上側が高温で下側が低温になる温度成層が形成される。貯湯タンク8内には、ヒートポンプ装置2により加熱された湯が上側に貯留され、加熱される前の水が下側に貯留される。
貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口83には、給水管19が接続されている。給水管19の上流側は、例えば水道のような水源に接続される。給水管19の途中に接続された減圧弁18は、水源の水圧を所定圧力に減圧する。給水管19から貯湯タンク8内に水が流入することで、貯湯タンク8は満水状態に維持される。給水管19には給水温度センサ28が取り付けられている。給水温度センサ28は、水源から供給される水の温度(以下、「給水温度」と称する)を検知する。
貯湯タンク8には、鉛直方向の湯水の温度分布を検知するための複数のタンク温度センサ23が取り付けられている。例えば、貯湯タンク8の容量が370Lだとすると、貯湯タンク8の上部からの容積が、50L、100L、150L、200L、250L、300Lとなる位置に、それぞれタンク温度センサ23を配置してもよい。これらのタンク温度センサ23により鉛直方向の湯水の温度分布を検知することで、貯湯タンク8内の湯の温度及び量を検知できる。貯湯タンク8内の湯の温度及び量から、貯湯タンク8内の蓄熱量を計算できる。
混合弁14は、aポート、bポート、及びcポートを備える。給湯管13の一端は、貯湯タンク8の上部に設けられた上部口81に連通する。給湯管13の他端は、混合弁14のaポートに接続されている。減圧弁18の下流の給水管19から、給水管26が分岐する。給水管26は、混合弁14のbポートに接続されている。混合弁14のcポートには、給湯管27が接続されている。給湯管27の下流側は、貯湯ユニット24の外部にある給湯端末15に接続される。給湯端末15は、例えば、シャワー、キッチンシンクの蛇口、洗面台の蛇口、浴槽のうちの少なくとも一つを含んでもよい。給湯管27には、給湯温度センサ29が取り付けられている。給湯温度センサ29は、給湯端末15へ流れる湯の温度(以下、「給湯温度」と称する)を検知する。混合弁14で湯と水を混合することで、給湯温度を調節できる。
貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口84は、導管11を介して、ヒートポンプ装置2の熱交換器4の水入口につながる。導管11の途中に、循環ポンプ10が接続されている。導管11は、部分的に、ヒートポンプ装置2及び貯湯ユニット24の外部の空間を通る。
流路切替弁17は、aポート、bポート、及びcポートを備える。流路切替弁17は、aポートをbポートに連通させてcポートを遮断する第一状態と、aポートをcポートに連通させてbポートを遮断する第二状態とに切り替え可能である。流路切替弁17は、流路切替手段の例である。
ヒートポンプ装置2の熱交換器4の水出口は、導管12を介して、流路切替弁17のaポートにつながる。導管12は、部分的に、ヒートポンプ装置2及び貯湯ユニット24の外部の空間を通る。導管12には、出湯温度センサ21が取り付けられている。出湯温度センサ21は、ヒートポンプ装置2の熱交換器4から流出する湯の温度(以下、「出湯温度」と称する)を検知する。循環ポンプ10は、図示の位置に代えて、導管12の途中に接続されてもよい。
流路切替弁17のbポートは、上部導管25を介して、貯湯タンク8の上部口81に連通する。流路切替弁17のcポートは、バイパス導管20を介して、貯湯タンク8の下部に設けられた水戻り口82につながる。図示の構成では、上部導管25と給湯管13とが共通の上部口81に連通しているが、このような構成に代えて、上部導管25と給湯管13とが別々に貯湯タンク8の上部に接続されてもよい。
制御装置9は、ヒートポンプ式給湯システム1の動作を制御する制御手段の例である。ヒートポンプ式給湯システム1が備える各アクチュエータ及び各センサは、制御装置9に対して電気的に接続される。すなわち、ヒートポンプ装置2、循環ポンプ10、混合弁14、流路切替弁17、出湯温度センサ21、タンク温度センサ23、給水温度センサ28、給湯温度センサ29等は、制御装置9に対して電気的に接続される。
操作端末22は、制御装置9に対して、無線または有線により、双方向にデータ通信可能に接続されている。操作端末22は、ユーザーインターフェースの例である。操作端末22は、例えば、台所あるいは浴室に設置されてもよい。操作端末22は、ユーザーが操作する操作部と、ヒートポンプ式給湯システム1に関する情報を表示する表示部とを備えてもよい。ユーザーは、ヒートポンプ式給湯システム1の運転に関する指令及び設定値の変更などを、操作端末22に対して入力できる。操作端末22は、その入力された情報を制御装置9へ送信する。制御装置9は、操作端末22から受信した情報に応じて、ヒートポンプ式給湯システム1の動作を制御してもよい。
図示を省略するが、貯湯ユニット24の内部には、風呂の湯張りに用いる機器、風呂追い焚き加熱用の配管、熱交換器、弁、センサ等がさらに備えられてもよい。
ヒートポンプ式給湯システム1は、蓄熱運転を実行できる。蓄熱運転は、ヒートポンプ装置2により加熱された湯を貯湯タンク8内に蓄積する運転である。蓄熱運転のときには、以下のようになる。ヒートポンプ装置2及び循環ポンプ10が運転される。流路切替弁17は、第一状態にされる。貯湯タンク8の下部の水導出口84から流出した水が、導管11、循環ポンプ10、及び導管11を通って、ヒートポンプ装置2の熱交換器4に導かれる。熱交換器4にて加熱された湯が、導管12、流路切替弁17、及び上部導管25を通って、上部口81から貯湯タンク8内へ流入する。貯湯タンク8内で、上から下へ向かって湯が蓄積していく。
蓄熱運転のとき、制御装置9は、ヒートポンプ装置2及び循環ポンプ10のいずれか一方または両方を制御することで、出湯温度センサ21により検知される出湯温度が目標出湯温度に等しくなるように制御できる。その場合、以下のようにしてもよい。制御装置9は、循環ポンプ10の回転速度を調整することで、水の流量を制御してもよい。制御装置9は、膨張弁5の開度及び圧縮機3の駆動速度のうちの少なくとも一方を調整することで、圧縮機3からの冷媒の吐出温度を制御してもよい。制御装置9は、目標出湯温度と、出湯温度センサ21により検知される出湯温度との偏差に基づいて、循環ポンプ10の回転速度、圧縮機3の駆動速度、及び膨張弁5の開度のうちの少なくとも一つを、比例制御、積分制御、微分制御、またはこれらのうちの二以上を組み合わせた制御をしてもよい。
蓄熱運転により貯湯タンク8内の水が加熱されることで膨張水及びガス化した溶存空気が生成すると、貯湯タンク8の内圧が上昇する。貯湯タンク8の内圧が上昇すると、貯湯タンク8の上部に接続された逃がし弁16が開いて、膨張水及びガス化した溶存空気を系外に逃がすことで、貯湯タンク8の内圧の過上昇が防止される。
ヒートポンプ式給湯システム1は、バイパス運転を実行できる。バイパス運転のときには、以下のようになる。循環ポンプ10が運転される。流路切替弁17は、第二状態にされる。貯湯タンク8の下部の水導出口84から流出した水が、導管11、循環ポンプ10、及び導管11を通って、ヒートポンプ装置2の熱交換器4に導かれる。熱交換器4を通過した水が、導管12、流路切替弁17、及びバイパス導管20を通って、水戻り口82から貯湯タンク8内へ流入する。
制御装置9は、蓄熱運転の初期、すなわちヒートポンプ装置2が起動して間もないときに、バイパス運転を実行してもよい。ヒートポンプ装置2が起動した直後は、水を十分に加熱することができないため、出湯温度が目標出湯温度に満たない状態になる。制御装置9は、バイパス運転を実行しながら、出湯温度が上昇するのを待って、蓄熱運転へ移行してもよい。例えば、ヒートポンプ装置2の起動後、出湯温度センサ21により検知される出湯温度が所定の閾値に達するのを待って、バイパス運転から蓄熱運転へ移行してもよい。制御装置9は、流路切替弁17を第二状態から第一状態へ切り替えることで、バイパス運転から蓄熱運転へ移行できる。上記のようにすることで、低温水が貯湯タンク8の上部に流入することを防止できる。制御装置9は、その他の目的、例えば導管11,12の凍結を防止する目的で、バイパス運転を実行してもよい。
次に、ヒートポンプ式給湯システム1による給湯動作について説明する。給湯端末15が開かれると、給湯動作が開始する。給湯動作のときには、以下のようになる。貯湯タンク8の上部から流出した湯が給湯管13を通って混合弁14のaポートに流入する。水が給水管26を通って混合弁14のbポートに流入する。その湯と水が混合弁14で混合される。混合弁14は、湯と水の混合比を変えることができる。混合された湯は、給湯管27を通って給湯端末15へ供給される。給湯動作のとき、制御装置9は、給湯温度センサ29により検知される給湯温度が目標値に等しくなるように、混合弁14の動作を制御してもよい。給湯温度の目標値は、ユーザーが操作端末22にて設定した温度でもよい。以下の説明では、給湯温度の目標値を「給湯設定温度」と称する。
蓄熱運転を開始するにあたって、制御装置9は、必要な蓄熱運転時間を計算する。蓄熱運転時間は、蓄熱運転を継続する時間である。制御装置9は、過去の複数の日(例えば過去2週間)の使用湯量または使用熱量の実績値と、タンク温度センサ23で検知される現在の貯湯量または蓄熱量とに基づいて、必要な蓄熱運転時間を計算してもよい。
前述したように、ヒートポンプ装置2が起動した直後は、水を十分に加熱することができないため、出湯温度が目標出湯温度に満たない状態になる。以下の説明では、ヒートポンプ装置2を起動してから出湯温度が目標出湯温度に到達するまでの時間を「到達時間」と称する。制御装置9は、蓄熱運転を行う場合に、第一モードと第二モードとのいずれかを選択する。第二モードは、到達時間が第一モードに比べて長いモードである。
第一モードを選択した場合には、第二モードに比べて、到達時間が短いという利点がある。また、第一モードを選択した場合には、第二モードに比べて、目標出湯温度に満たない温度の湯が貯湯タンク8に流入する量が少ないという利点がある。
一方、第二モードには、以下のような利点がある。ヒートポンプ装置2の起動後に出湯温度を短時間で目標出湯温度へ上昇させると、出湯温度が目標出湯温度をオーバーシュートしやすい。出湯温度が目標出湯温度をオーバーシュートすると、COPが低下する。第二モードは、第一モードに比べて、長い時間をかけて出湯温度を目標出湯温度へ上昇させる。このため、第二モードは、第一モードに比べて、出湯温度が目標出湯温度をオーバーシュートしにくい。よって、第二モードは、第一モードに比べて、COPが低下しにくい。それゆえ、第二モードを選択した場合には、第一モードに比べて、蓄熱運転のCOPを向上できるという利点がある。
本実施の形態では、第一モードのとき、以下のようになる。制御装置9は、ヒートポンプ装置2の起動当初から、出湯温度が目標出湯温度に等しくなるように、ヒートポンプ装置2及び循環ポンプ10のいずれか一方または両方を制御する。その結果、ヒートポンプ装置2の起動後、出湯温度は、目標出湯温度まで、連続的に上昇する。
本実施の形態では、第二モードのとき、以下のようになる。ヒートポンプ装置2の起動後、制御装置9は、まず、出湯温度が中間目標温度に等しくなるように、ヒートポンプ装置2及び循環ポンプ10のいずれか一方または両方を制御する。中間目標温度は、目標出湯温度よりも低い温度である。制御装置9は、出湯温度を中間目標温度に等しくする運転を所定時間継続する。その後、制御装置9は、出湯温度が目標出湯温度に等しくなるように、ヒートポンプ装置2及び循環ポンプ10のいずれか一方または両方を制御する。このような第二モードでは、出湯温度は、目標出湯温度まで、段階的に上昇する。本実施の形態であれば、第二モードのときに、出湯温度を段階的に上昇させることで、出湯温度のオーバーシュートの発生をより確実に防止でき、COPをさらに向上できる。
本実施の形態では、第二モードのときに、出湯温度が二段階に上昇する例を説明する。すなわち、本実施の形態では、以下のようになる。第二モードのとき、制御装置9は、蓄熱運転を第一段階及び第二段階に分ける。第一段階では、制御装置9は、出湯温度が中間目標温度に等しくなるように、ヒートポンプ装置2及び循環ポンプ10のいずれか一方または両方を制御する。第二段階では、制御装置9は、出湯温度が目標出湯温度に等しくなるように、ヒートポンプ装置2及び循環ポンプ10のいずれか一方または両方を制御する。
本例に限らず、第二モードのときに、出湯温度が三段階またはそれ以上の複数段階に上昇するように制御してもよい。その場合には、異なる複数の中間目標温度を設定し、中間目標温度を段階的に高くすればよい。また、本発明では、第二モードのときに、出湯温度が連続的に上昇するように制御してもよい。その場合には、第二モードのときの出湯温度の上昇速度が、第一モードのときの出湯温度の上昇速度に比べて遅くなるように、ヒートポンプ装置2及び循環ポンプ10のいずれか一方または両方を制御すればよい。
本実施の形態であれば、第二モードを選択可能であることで、蓄熱運転のCOPを向上できる。以下に説明するように、本実施の形態では、制御装置9は、蓄熱運転時間、貯湯タンク8内にある湯の温度、及び、ユーザーにより設定された運転モード、のうちの少なくとも一つに応じて、第一モードか第二モードかを選択する。これにより、第一モードか第二モードかを適切に選択できる。
制御装置9は、蓄熱運転時間に応じて、第一モードと第二モードとのいずれかを選択してもよい。蓄熱運転時間が長い場合には、到達時間が長くなっても問題はないと考えられる。これに対し、蓄熱運転時間が短い場合には、到達時間が長いと、蓄熱運転の終了までに出湯温度が目標出湯温度に到達しなかったり、蓄熱運転後の貯湯タンク8内の湯の温度が蓄熱運転前に比べて大きく低下したりする可能性がある。このような理由から、制御装置9は、蓄熱運転の開始前に計算した必要な蓄熱運転時間が基準に比べて長い場合には第二モードを選択し、そうでない場合には第一モードを選択してもよい。
ヒートポンプ装置2の加熱能力と、水の流量と、水温との間には、次の式(I)の関係が成り立つ。
Q=ρ・Cp・(x/60)・(Tp−T0) …(I)
Q[kW] :加熱能力
ρ[kg/L] :水の密度(定数)
Cp[kJ/kg・℃]:水の定圧比熱(定数)
x[L/分] :水の流量
T0[℃] :給水温度
Tp[℃] :出湯温度
例として、容量370Lの貯湯タンク8全体に9℃の水があり、ヒートポンプ装置2の加熱能力が4.5kW、第一段階の中間目標温度が50℃、第一段階の運転時間が20分間、第二段階の目標出湯温度が70℃、第二段階の運転時間がti2[分]とすると、上記(I)式より、第一段階、第二段階の水の流量は、それぞれ1.57L/分、1.06L/分と求められる。以下の説明では、ヒートポンプ装置2から流出する湯の体積、すなわち貯湯タンク8に蓄積される湯の体積を「蓄積湯量」と称する。蓄積湯量は、水の流量に運転時間を乗算することで得られる。上記例では、第一段階の蓄積湯量は31L、第二段階の蓄積湯量は(1.06・ti2)Lとして求められる。
貯湯タンク8の蓄熱量は、次の関係式(II)で示される。
貯湯タンク8の蓄熱量=ρ・Cp・V・(T−T0) …(II)
V[L]:貯湯タンク8内の湯の体積
T[℃]:貯湯タンク8内の湯の温度
(II)式において、蓄熱運転前の蓄熱量に、第一段階の蓄熱運転により増加した蓄熱量及び第二段階の蓄熱運転により増加した蓄熱量を加えたものが、蓄熱運転後の蓄熱量と等しくなる。すなわち、次の式(III)の関係が成り立つ。
ρ・Cp・V0・(Tb−T0)+ρ・Cp・V1・(Tp1−T0)+ρ・Cp・V2・(Tp2−T0)=ρ・Cp・(V0+V1+V2)・(Ta−T0) …(III)
V0[L] :蓄熱運転前の貯湯タンク8内の湯の体積
V1[L] :第一段階での蓄積湯量
V2[L] :第二段階での蓄積湯量
Tb[℃] :蓄熱運転前の貯湯タンク8内の湯の温度
Ta[℃] :蓄熱運転後の貯湯タンク8内の湯の温度
Tp1[℃]:第一段階の中間目標温度
Tp2[℃]:第二段階の目標出湯温度
制御装置9は、貯湯タンク8内の湯の温度に応じて、第一モードと第二モードとのいずれかを選択してもよい。第二モードが選択されると、第一モードが選択された場合に比べて、蓄熱運転後の貯湯タンク8内の湯の温度が低くなる。また、第二モードで蓄熱運転を行うと、蓄熱運転前の貯湯タンク8内の湯の温度に比べて、蓄熱運転後の貯湯タンク8内の湯の温度が低くなる可能性がある。貯湯タンク8内の湯の温度が低い場合には、上記の理由から、第一モードを選択した方が良い場合がある。これに対し、貯湯タンク8内の湯の温度が高い場合には、第二モードを選択しても、問題ないと考えられる。このような理由から、制御装置9は、貯湯タンク8内にある湯の温度が基準に比べて高い場合には第二モードを選択し、そうでない場合には第一モードを選択してもよい。
制御装置9は、第一モードか第二モードかを選択する基準を、以下のようにして決めてもよい。制御装置9は、第二モードを選択したと仮定したときに蓄熱運転後の貯湯タンク8内の湯の温度が給湯設定温度の最高値以上になると予測される場合には第二モードを選択し、そうでない場合には第一モードを選択してもよい。例として、給湯設定温度の最高値を60℃とする。前述した各数値と(III)式とから、蓄熱運転後の貯湯タンク8内の湯の温度が60℃になるような第二段階の運転時間ti2は、29.2分間と求められる。これに第一段階の運転時間である20分間を加えた49.2分間以上運転すれば、第二モードを選択したときの蓄熱運転後の貯湯タンク8内の湯の温度が60℃以上になる。よって、制御装置9は、蓄熱運転時間が49.2分間以上である場合には、第二モードを選択し、そうでない場合には第一モードを選択すればよい。
また、必要な蓄熱運転時間が例えば60分間である場合には、以下のようにしてもよい。例として、容量370Lの貯湯タンク8内に80℃の湯が100Lあり、ヒートポンプ装置2の加熱能力が4.5kW、給水温度が9℃、第一段階の中間目標温度が50℃、第一段階の運転時間が20分間、第二段階の目標出湯温度が70℃、第二段階の運転時間が40分間とすると、上記(I)式より、第一段階、第二段階の水の流量は、それぞれ1.57L/分、1.06L/分と求められる。また、第一段階の蓄積湯量は31L、第二段階の蓄積湯量は42Lとして求められる。蓄熱運転後の貯湯タンク8内の湯の温度は、前述した各数値と(III)式とから72℃と求められる。この例では、給湯設定温度の最高値である60℃以上の湯が貯湯できることになるので、制御装置9は、第二モードで蓄熱運転を行う。
図2は、実施の形態1における第二モードでの蓄熱運転のときの出湯温度の時間的な変化の例を示す図である。本例では、以下のようになる。出湯温度は、ヒートポンプ装置2の起動後、時間tpで第一段階の中間目標温度Tp1に到達する。その後、所定の時間tcまで、出湯温度が中間目標温度Tp1に等しい状態を維持する。時間tcから第二段階に移行する。第二時間t2で出湯温度が目標出湯温度Tpに到達する。
図3は、実施の形態1における第二モードでの蓄熱運転のときのCOPの時間的な変化の例を示す図である。本例では、以下のようになる。COPは、ヒートポンプ装置2の起動後、時間tpでピーク値Ctに到達する。その後、所定の時間tcまで、COPは、ピーク値Ctに等しい状態を維持する。時間tcからの第二段階の初期に、COPは低下する。第二時間t2でCOPはCstdに等しくなる。その後、COPはCstdに等しい状態を維持する。Cstdは、定常COPに相当する。一般に、出湯温度が低いほど、COPが高くなる。このため、図3に示すように、第一段階のCOPは、第二段階のCOPに比べて高くなる。
図4は、実施の形態1における第一モードでの蓄熱運転のときの出湯温度の時間的な変化の例を示す図である。本例では、以下のようになる。出湯温度は、ヒートポンプ装置2の起動後、目標出湯温度Tpへと連続的に上昇する。目標出湯温度Tpが高いと、冷媒吐出温度が上昇したときに水の流量制御の追従が遅れることにより、時間tbに見られるような出湯温度のオーバーシュートが発生しやすくなる。その後、出湯温度は、第一時間t1で目標出湯温度Tpに到達し安定する。
図5は、実施の形態1における第一モードでの蓄熱運転のときのCOPの時間的な変化の例を示す図である。本例では、以下のようになる。COPは、ヒートポンプ装置2の起動後、第一時間t1で定常COPのCstdに到達するが、図4の時間tbに見られるようなオーバーシュートが発生することにより、COPが低くなる。また、蓄熱運転の初期において、目標出湯温度と実際の出湯温度との偏差が大きくなると、水流量を大きく低下させる制御が行われることで、COPが低くなる。
本実施の形態のヒートポンプ式給湯システム1は、省エネルギーを優先する運転モードをユーザーが設定可能にする手段を備えてもよい。省エネルギーを優先する運転モードの名称は、いかなる名称でもよく、例えば、省エネモード、節電モードなどでもよい。ユーザーが操作端末22を操作することで、省エネルギーを優先する運転モードを設定可能でもよい。制御装置9は、省エネルギーを優先する運転モードが設定されている場合には、第二モードを選択してもよい。制御装置9は、省エネルギーを優先する運転モードが設定されている場合には、第二モードが選択される基準を緩和することで、第二モードが選択される機会を増やしてもよい。あるいは、制御装置9は、省エネルギーを優先する運転モードが設定されている場合には、蓄熱運転時間及び貯湯タンク8内にある湯の温度にかかわらず、常に第二モードを選択してもよい。上記のようにすることで、省エネルギーを優先する運転モードを設定したユーザーの意向に合わせて、COPの高い第二モードが選択される機会をより確実に増やすことが可能となる。
図6は、実施の形態1における第二モードでの蓄熱運転のときの出湯温度の時間的な変化の例を示す図である。図6中の実線で示す出湯温度は、目標出湯温度Tpの場合の例である。図6中の破線で示す出湯温度は、目標出湯温度Tpより高い目標出湯温度Tp’の場合の例である。本実施の形態では、第二段階の出湯温度は、目標出湯温度に到達するまで、ほぼ一定の割合で高くなっていく。このため、目標出湯温度Tp’の場合の到達時間t2’は、目標出湯温度Tpの場合の到達時間t2に比べて、長くなる。このように、本実施の形態では、目標出湯温度が高いほど、第二モードにおける到達時間が長くされる。このようにすることで、出湯温度のオーバーシュートの発生をより確実に防止でき、COPをさらに向上できる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。実施の形態2のヒートポンプ式給湯システム1のハードウェア構成は、実施の形態1と同様であるので、図面及び説明を省略する。
実施の形態1では、第二モードの第一段階の運転時間を一定の時間とした。制御装置9は、そのような制御方法に代えて、本実施の形態2のように、必要となる熱量などから、第二モードの第一段階の運転時間を計算してもよい。以下、具体的な数値例に基づいて、実施の形態2において制御装置9が行う処理を説明する。
制御装置9が計算した必要な蓄熱運転時間が180分間であるとする。この場合に、第二モードの蓄熱運転によって、目標出湯温度より低温の湯が貯湯タンク8に流入しても、蓄熱運転後の貯湯タンク8内の湯の温度が給湯設定温度以上になるように、第一段階の運転時間を決定する。
蓄熱運転による蓄熱量の増加分は、次の式(IV)で示される。
蓄熱量の増加分=Q・(60・ti) …(IV)
ti[分]:蓄熱運転時間
蓄熱運転前の蓄熱量に、蓄熱運転により増加した蓄熱量を加えたものが蓄熱運転後の蓄熱量と等しくなるので、(II)式及び(IV)式より、次の式(V)の関係が成り立つ。
ρ・Cp・V0・(Tb−T0)+Q・(60・ti)=ρ・Cp・Vp・(Tp−T0) …(V)
Vp[L]:蓄熱運転後の貯湯タンク8内の湯の体積
蓄熱運転前に容量370Lの貯湯タンク8内に68℃の湯が50Lあり、ヒートポンプ装置2の加熱能力が4.5kW、蓄熱運転時間が180分間、目標出湯温度を60℃とすると、前述した各数値と(V)式とから、蓄熱運転後の貯湯タンク8内の湯の体積は286Lと求められる。この場合、蓄熱運転後の貯湯タンク8内の湯の体積286Lは、貯湯タンク8の容量370L以内であるため、第二モードの蓄熱運転を実行可能であることが確認できる。
次に、第一段階の運転時間ti1[分]及び第二段階の運転時間ti2[分]を求める。蓄熱運転により増加する蓄熱量は、(II)式及び(IV)式より、次の式(VI)で表わされる。
ρ・Cp・V1・(Tp1−T0)+ρ・Cp・V2・(Tp2−T0)=Q・(60・ti) …(VI)
第一段階での蓄積湯量V1及び第二段階での蓄積湯量V2は、次の式(VII)及び(VIII)で表わされる。
V1=x1・ti1 …(VII)
V2=x2・ti2 …(VIII)
x1[L/分]:第一段階の水の流量
x2[L/分]:第二段階の水の流量
第一段階の運転時間ti1及び第二段階の運転時間ti2の合計は、蓄熱運転時間tiに等しい。すなわち、次の式(IX)が成り立つ。
ti=ti1+ti2 …(IX)
給水温度が9℃、第一段階の中間目標温度が50℃、第二段階の目標出湯温度が70℃とすると、(I)式より、第一段階、第二段階の水の流量は、それぞれ1.57L/分、1.06L/分と求められる。また、(VI)〜(IX)式より、第一段階の運転時間ti1は99分間、第二段階の運転時間ti2は81分間と求められる。
本実施の形態であれば、第二モードの蓄熱運転を行う場合に、蓄熱運転後の貯湯タンク8内の湯の温度が、より確実に、給湯設定温度以上の温度になるように制御できる。
ヒートポンプ式給湯システム1の制御装置9及び操作端末22が備える制御装置、の各々は、以下のように構成されてもよい。制御装置の各機能は、処理回路により実現されてもよい。制御装置の処理回路は、少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリとを備えてもよい。処理回路が少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリとを備える場合、制御装置の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。ソフトウェア及びファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述されてもよい。ソフトウェア及びファームウェアの少なくとも一方は、少なくとも1つのメモリに格納されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御装置の各機能を実現してもよい。少なくとも1つのメモリは、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク等を含んでもよい。
制御装置の処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェアを備えてもよい。処理回路が少なくとも1つの専用のハードウェアを備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものでもよい。制御装置の各部の機能がそれぞれ処理回路で実現されても良い。また、制御装置の各部の機能がまとめて処理回路で実現されても良い。制御装置の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、他の一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、制御装置の各機能を実現しても良い。
単一の制御装置により動作が制御される構成に限定されるものではなく、複数の制御装置が連携することで動作を制御する構成にしてもよい。
1 ヒートポンプ式給湯システム、 2 ヒートポンプ装置、 3 圧縮機、 4 熱交換器、 5 膨張弁、 6 蒸発器、 7 冷媒配管、 8 貯湯タンク、 9 制御装置、 10 循環ポンプ、 11,12 導管、 13 給湯管、 14 混合弁、 15 給湯端末、 16 逃がし弁、 17 流路切替弁、 18 減圧弁、 19 給水管、 20 バイパス導管、 21 出湯温度センサ、 22 操作端末、 23 タンク温度センサ、 24 貯湯ユニット、 25 上部導管、 26 給水管、 27 給湯管、 28 給水温度センサ、 29 給湯温度センサ、 81 上部口、 82 水戻り口、 83 水導入口、 84 水導出口

Claims (6)

  1. 水を加熱するヒートポンプ装置と、
    貯湯タンクと、
    前記ヒートポンプ装置から流出する湯の温度である出湯温度を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記ヒートポンプ装置により加熱された湯を前記貯湯タンクに蓄積する運転である蓄熱運転を行う場合に、第一モードと、前記ヒートポンプ装置を起動してから前記出湯温度が目標出湯温度に到達するまでの時間である到達時間が前記第一モードに比べて長い第二モードとのいずれかを選択し、
    前記蓄熱運転を継続する時間、前記貯湯タンク内の湯の温度、及び、ユーザーにより設定された運転モード、のうちの少なくとも一つに応じて、前記第一モードか前記第二モードかが選択され
    前記蓄熱運転を継続する時間が基準に比べて長い場合には前記第二モードが選択されるヒートポンプ式給湯システム。
  2. 水を加熱するヒートポンプ装置と、
    貯湯タンクと、
    前記ヒートポンプ装置から流出する湯の温度である出湯温度を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記ヒートポンプ装置により加熱された湯を前記貯湯タンクに蓄積する運転である蓄熱運転を行う場合に、第一モードと、前記ヒートポンプ装置を起動してから前記出湯温度が目標出湯温度に到達するまでの時間である到達時間が前記第一モードに比べて長い第二モードとのいずれかを選択し、
    前記蓄熱運転を継続する時間、前記貯湯タンク内の湯の温度、及び、ユーザーにより設定された運転モード、のうちの少なくとも一つに応じて、前記第一モードか前記第二モードかが選択され
    前記貯湯タンク内の湯の温度が基準に比べて高い場合には前記第二モードが選択されるヒートポンプ式給湯システム。
  3. 水を加熱するヒートポンプ装置と、
    貯湯タンクと、
    前記ヒートポンプ装置から流出する湯の温度である出湯温度を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記ヒートポンプ装置により加熱された湯を前記貯湯タンクに蓄積する運転である蓄熱運転を行う場合に、第一モードと、前記ヒートポンプ装置を起動してから前記出湯温度が目標出湯温度に到達するまでの時間である到達時間が前記第一モードに比べて長い第二モードとのいずれかを選択し、
    前記蓄熱運転を継続する時間、前記貯湯タンク内の湯の温度、及び、ユーザーにより設定された運転モード、のうちの少なくとも一つに応じて、前記第一モードか前記第二モードかが選択され
    前記制御手段は、前記第二モードが選択される場合に、前記蓄熱運転後の前記貯湯タンク内の湯の温度が給湯設定温度以上の温度となるように前記蓄熱運転を制御するヒートポンプ式給湯システム。
  4. 前記第一モードは、前記出湯温度が連続的に上昇するモードであり、
    前記第二モードは、前記出湯温度が段階的に上昇するモードである請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のヒートポンプ式給湯システム。
  5. 省エネルギーを優先する運転モードをユーザーが設定可能にする手段を備え、
    前記省エネルギーを優先する運転モードが設定されている場合には前記第二モードが選択される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のヒートポンプ式給湯システム。
  6. 前記目標出湯温度が高いほど、前記第二モードにおける前記到達時間が長くされる請求項1から請求項のいずれか一項に記載のヒートポンプ式給湯システム。
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