JP6095749B1 - 給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、貯湯タンクに中温水を発生させず、加熱手段の運転効率を高く維持することができる給湯システムを得る事を目的とする。【解決手段】本発明の給湯システム100は、貯湯タンクと、貯湯タンクの水を加熱する熱源ユニット301と、貯湯タンクから出湯する第1流路と、貯湯タンクに冷水を供給する第2流路と、一方を第1流路に他方を第2流路にそれぞれ接続し、貯湯タンクに対して並列に設けた補助熱源ユニット303とを備えている。補助熱源ユニット303は、冷水を加熱して第1流路に温水を供給すること、循環流路を介して浴槽の水を加熱することが可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、温水の貯湯および給湯が可能な貯湯式の給湯システムにおいて、特に、補助熱源を有する給湯システムに関するものである。
従来、夜間の安価な電力を使用して貯湯タンクに温水を貯めて、昼間の給湯負荷(たとえば風呂やシャワー等の給湯)に対して温水を使用する貯湯式の給湯システムが知られている。特に、貯湯式の給湯システムのうち、ヒートポンプ式の加熱手段を有する給湯システムでは、空気の熱を利用して水を加熱することができるため、高い運転効率で温水を供給することができる。しかし、ヒートポンプ式の加熱手段は、夜間に長時間かけて温水を貯湯することを想定しているため、加熱能力が非常に低い。そのため、ヒートポンプ式の加熱手段を有する給湯システムでは、予め貯湯タンクに消費する給湯負荷の温水を貯湯しておかなければならない。仮に、高い給湯負荷が発生して貯湯タンクに貯湯している温水をすべて消費した場合、当該給湯システムでは、その後の給湯負荷に対して給湯を行うことができなくなる。
そこで、ガスバーナーや灯油バーナー等の燃焼バーナーを利用する補助熱源を有する給湯システムが提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載の給湯システムでは、ガス給湯器等の補助給湯器を有しており、貯湯タンクに貯湯した温水で十分に賄える程度の低い給湯負荷時には貯湯タンクに貯湯した温水で給湯を行い、貯湯タンクに貯湯した温水で十分に賄えない高い給湯負荷時には、賄えない給湯負荷を補助給湯器で給湯を行う。
特開2012−127635号公報
特許文献1には、貯湯タンクの出湯経路の下流側に設けられ、貯湯タンクからの温水を追加加熱することが可能な補助給湯器を有する給湯システムが記載されている。当該給湯システムでは、貯湯タンクからの温水の温度が設定温度未満の場合、補助給湯器を通して給湯を行い、貯湯タンクからの温水の温度が設定温度より高い場合、補助給湯器を通らないバイパス配管を通して給湯を行う。
一般家庭に給湯システムを設置する場合、浴槽に供給した温水を再度加熱する追い焚き機能を設けることが一般的である。しかし、特許文献1に記載の給湯システムでは、浴槽の追い焚きに貯湯タンクの温水を利用するので、浴槽の水の再度加熱により温度が低下した温水(中温水)が貯湯タンクに戻ることになる。そのため、特許文献1に記載の給湯システムでは、沸上げた高温の温水(高温水)が貯湯された貯湯タンクに中温水が発生し、その中温水がヒートポンプ式の加熱手段に供給されると、運転効率が著しく低下し消費電力が増大する問題があった。
そこで、本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、貯湯タンクに中温水を発生させず、加熱手段の運転効率を高く維持することができる給湯システムを得る事を目的とする。
本発明の給湯システムは、温水を貯湯する貯湯タンクと、貯湯タンクに貯湯する水を加熱する熱源部と、貯湯タンクから温水を出湯する第1流路と、貯湯タンクに冷水を供給する第2流路と、一方を第1流路に他方を第2流路にそれぞれ接続し、貯湯タンクに対して並列に設けた補助熱源部とを備え、補助熱源部は、第2流路から供給される冷水を加熱して第1流路に温水を供給すること、および浴槽の水を循環させる循環流路を介して浴槽の水を加熱することが可能である。
本発明によれば、補助熱源部が浴槽の水を循環させる循環流路を介して浴槽の水を加熱することが可能であるので、貯湯タンクに中温水を発生させず、熱源部の運転効率を高く維持することができる。
本発明の実施の形態1における給湯システムのシステム構成を示した概略図である。 本発明の実施の形態1における給湯システムの水回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1における給湯システムの制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における給湯システムの運転モードの決定を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における給湯システムが夜間の時間帯に蓄熱運転を行う場合の運転状態を示した概略図である。 本発明の実施の形態1における給湯システムが昼間の時間帯に蓄熱運転を行う場合の運転状態を示した概略図である。 本発明の実施の形態2における給湯システムの水回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態3における給湯システムのシステム構成を示した概略図である。 本発明の実施の形態3における給湯システムの水回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態4における給湯システムの水回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態4における給湯システムの運転モードの決定を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
以下、本発明に係る給湯システムについて、図面を用いて詳細に説明する。なお、図面に示す各構成部材の大きさの関係は、実際の装置における各構成部材の大きさの関係と異なる場合がある。また、本明細書および図面において同一の符号を付した構成部材は、同一又はこれに相当するものである。さらに、本明細書に記載されている実施の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
<システム構成>
図1は、本発明の実施の形態1における給湯システム100のシステム構成を示した概略図である。給湯システム100は、熱源ユニット(熱源部)301以外に、補助熱源ユニット(補助熱源部)303を有するハイブリット型の給湯システムである。また、給湯システム100は、主に一般家庭に設置され、一般家庭で消費される給湯負荷を賄うための給湯システムであり、室内に設置されたリモコン320で入力した設定温度の温水を浴槽、蛇口等に供給することができる。
給湯システム100は、熱源ユニット301、貯湯ユニット302、補助熱源ユニット303を備えている。熱源ユニット301は、加熱手段であり、貯湯ユニット302と熱源戻り配管305および熱源往き配管306で接続されている。貯湯ユニット302は、温水を貯湯する蓄熱手段であり、浴槽304と浴槽往き配管307および浴槽戻り配管308で接続されている。補助熱源ユニット303は、補助加熱手段であり、貯湯ユニット302と給湯往き配管311および給湯戻り配管312で接続されている。なお、貯湯ユニット302は、給湯を行うための給湯端309、市水(冷水)を給湯システム100に供給するための入水端310、および貯湯ユニット302の水を排水するための排水端321を備えている。
<機器構成>
図2は、本発明の実施の形態1における給湯システム100の水回路の構成を示す図である。熱源ユニット301は、たとえばヒートポンプ式の加熱手段で構成し、後述する貯湯タンク3の下部から供給される水を加熱する(沸上げる)。もちろん、熱源ユニット301は、ヒートポンプ式以外のガスバーナーや灯油バーナー等の燃焼バーナーを用いる加熱手段であってもよい。熱源ユニット301により沸上げた高温の温水(高温水)は、運転形態に応じて、貯湯タンク3の上部に供給されて貯湯されるか、給湯対象に供給される。ヒートポンプ式の加熱手段は、冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を用いた加熱装置であり、たとえば、図示しない圧縮機、水冷媒熱交換器、膨張弁および空気熱交換器を冷媒配管により環状に接続したもので構成されている。
入水端310は、市水を給湯システム100に供給するための接続端である。給湯端309はユーザーが使用するシャワー、カラン等の蛇口(図示せず)に接続され、給湯システム100で温調した湯水を一般家庭に供給するための接続端である。排水端321は、メンテナンス時などに貯湯タンク3に貯まった水を排水するための接続端である。
補助熱源ユニット303は、水ポンプ19、水加熱装置21、追い焚き加熱装置20により構成されている。水加熱装置21は、たとえば、ガスバーナー又は灯油バーナーにて構成される燃焼バーナーであり、入水端310から供給される市水を加熱する加熱手段である。追い焚き加熱装置20は、浴槽戻り配管308と、浴槽往き配管307と、浴槽304とで形成される追い焚き循環流路を介して浴槽の水を加熱する加熱手段である。追い焚き加熱装置20は、たとえば、ガスバーナー又は灯油バーナーにて構成される燃焼バーナーで、渦式ポンプである水ポンプ19によって追い焚き循環流路内を循環する浴槽の水を加熱する。なお、水加熱装置21と追い焚き加熱装置20とは、共通の燃焼バーナーを用いる構成でもよい。また、水加熱装置21および追い焚き加熱装置20の燃焼バーナーには、図示していないが外部からガス又は灯油等の燃料を供給する配管も接続されている。
また、補助熱源ユニット303は、水加熱装置21で加熱した温水の温度を計測するための温度センサ210が設置されている。温度センサ210は、水加熱装置21の下流側に設けてあり、給湯戻り配管312を経て貯湯ユニット302に供給される温水の温度を計測している。さらに、補助熱源ユニット303は、追い焚き循環流路を流れる温水の温度を計測するための温度センサ215が設置されている。温度センサ215は、水ポンプ19の上流側に設けてあり、追い焚き加熱装置20に加熱される前の温水の温度を計測している。これにより、水ポンプ19は、後述するように温度センサ215で計測した温度が追い焚き設定温度に到達した場合に、停止することができる。
貯湯ユニット302は、貯湯タンク3と、三方弁1と、三方弁4と、三方弁(流路切替弁)7と、三方弁18(追い焚き切替弁)と、混合弁10と、混合弁14と、電磁弁16と、減圧弁11と、逆止弁8と、逆止弁12とにより構成されている。貯湯タンク3は、熱源ユニット301により沸上げた温水を貯湯するための密閉式タンクである。入水端310から延びる配管は、減圧弁11を経て分岐点6で分岐した一方が貯湯タンク3の下部に接続される。この入水端310から貯湯タンク3の下部に至る配管が少なくとも第2流路(貯湯タンク3に市水を供給する流路)の一部を形成している。そのため、貯湯タンク3に給水を行う場合、貯湯タンク3の下部に、水道等の水源から低い温度の市水を供給できるようになっている。減圧弁11は、入水端310から供給される市水の水圧を所定圧力に調圧するためのものである。熱源ユニット301から延びる配管は、三方弁1を経て分岐点2で分岐した一方が貯湯タンク3の上部に接続される。そのため、熱源ユニット301で沸上げた高温水を貯湯タンクの上部に供給することができる。また、分岐点2で分岐した他方の配管は、三方弁7および混合弁10を経て給湯端309に接続されている。なお、分岐点2で分岐した他方の配管は、三方弁7および混合弁14を経て浴槽304にも接続されている。そのため、貯湯タンク3の高温水を給湯端309および浴槽304に供給することができる。
貯湯タンク3では、タンクの上下方向において温水の温度に差があり、上部側に行くほど温度が高い温水(高温水)、下部側に行くほど温度が低い温水(低温水)となる温度成層が形成されている。貯湯タンク3の表面には、複数の温度センサ201〜205が高さを変えて取付けられており、貯湯タンク3内に形成される温水の温度成層を計測することができる。温度センサ201〜205の計測結果により貯湯タンク3内の貯湯量を把握することができ、後述する沸上げ運転の開始および停止等の制御に当該計測結果を利用することができる。
次に、貯湯タンク3の下部の温水は、三方弁4を経て熱源往き配管306を通って熱源ユニット301に供給される。熱源往き配管306と貯湯タンク3の間には、水ポンプ5が設けられている。水ポンプ5は、貯湯ユニット302の各種配管に湯水を循環させるための渦式ポンプである。熱源ユニット301と分岐点2,25との間には、三方弁1が設けられている。三方弁1は、熱源ユニット301で加熱された温水を分岐点2へ供給するか、分岐点25へ供給するかの流路方向を切り替えることができる。
次に、分岐点2と混合弁10との間には、三方弁7が設けられている。貯湯タンク3の上部から分岐点2を経て三方弁7に至る配管が少なくとも第1流路(貯湯タンク3から温水を出湯する流路)の一部を形成している。三方弁7は、補助熱源ユニット303から延びる給湯戻り配管312が接続されており、貯湯タンク3からの温水を混合弁10に供給するか、給湯戻り配管312からの温水を混合弁10に供給するかの流路方向を切り替えることができる。つまり、貯湯タンク3と補助熱源ユニット303とは三方弁7で並列に接続されており、三方弁7により温水の供給源を貯湯タンク3と補助熱源ユニット303とのいずれか一方に切替える構成になっている。混合弁10、14は、モータ駆動での電動弁であり、入水端310の市水と温水とを混合して設定温度の温水を生成する。混合弁10、14に供給される温水は、三方弁7で流路を切替えることで、貯湯タンク3から供給される温水か、補助熱源ユニット303から供給される温水かのいずれかの温水である。なお、混合弁10、14は、1個のモータにより1個の弁体を駆動する単一の弁装置を例示したが、単一モータにより複数個の弁体を駆動する複合型の弁装置により混合弁を構成してもよい。
次に、混合弁14と浴槽304との間には三方弁18が設けられている。三方弁18は、浴槽戻り配管308から追い焚き循環流路に浴槽304の水が流れるように流路を切り替えることができる。これにより、補助熱源ユニット303は、追い焚き循環流路を介して浴槽304の水を加熱することができる。混合弁14の下流には、電磁弁16が設けられている。電磁弁16は、混合弁14から浴槽304へ供給する温水の流路を開閉するためのものである。さらに、電磁弁16の下流には、分岐点15,17が設けられている。分岐点15は、浴槽戻り配管308と追い焚き戻り配管314とに配管を分岐する。分岐点17は、浴槽往き配管307に配管を分岐する。また、貯湯ユニット302の水回路では、三方弁7と混合弁10の間に逆止弁8、入水端310と混合弁10との間に逆止弁12がそれぞれ設けられている。逆止弁8,12は、温水または市水の流れ方向を限定するためのものである。
浴槽戻り配管308には、温度センサ208が設けられている。これにより、温度センサ208は、追い焚きの際の浴槽304の水の温度を計測することができる。浴槽往き配管307には、温度センサ209が設けられている。これにより、温度センサ209は、混合弁14から浴槽304に供給される温水の温度を計測できる。また、分岐点23と入水端310との間に温度センサ206が設けられている。これにより、温度センサ206は、入水端310から供給される市水の温度を計測することができる。混合弁10と給湯端309との間に温度センサ207が設けられている。これにより、温度センサ207は、ユーザーが使用するシャワー、カラン等の蛇口から供給する温水の温度を計測することができる。
貯湯タンク3に貯湯されている温水の熱量(蓄熱量)は、以下のようにして求めることができる。まず、貯湯タンク3に設けられている温度センサ201〜205の設置位置に対応して、貯湯タンク3を複数の区間に分割する。そして各区間における上端および下端の温度センサの計測データに基づいて、各区間の平均温度を算出する。たとえば、温度センサ201と温度センサ202との間の区間では、上端の温度センサ201で計測した温度と下端の温度センサ202で計測した温度との平均温度を算出する。なお、最上部区間は下端の温度センサ(温度センサ201)で計測して温度を、最下部区間は上端の温度センサ(温度センサ205)で計測した温度を平均温度とする。そして、各区間での湯量と、水の比熱と、算出した平均温度から最大設定温度を引いた値とを掛け合わせて、各区間の蓄熱量を推算する。推算した各区間の蓄熱量を積算し、貯湯タンク3全体の蓄熱量を推算する。ここで、最大設定温度とは、混合弁14から浴槽304に供給する温水の設定温度(湯張り設定温度)と、混合弁10からシャワー、カラン等の蛇口より供給する温水の設定温度(一般給湯設定温度)とのうち、いずれか高い方の設定温度である。
<制御装置>
貯湯ユニット302には、制御装置101が設けられており、補助熱源ユニット303には、補助熱源制御装置121が設けられている。それぞれの制御装置について、構成および動作を以下に説明する。図3は、本発明の実施の形態1における給湯システム100の制御装置の構成を示すブロック図である。貯湯ユニット302には、例えばマイクロコンピュータにより構成された制御装置101が設けられている。制御装置101には、測定部102、制御部103、通信部104、記憶部105が設けられている。測定部102は、温度センサ201〜209で計測した温度の計測データを取得する。制御部103は、測定部102で取得した計測データ等に基づいて、三方弁1,4,7、水ポンプ5、電磁弁16などを制御する。通信部104は、通信線、無線などの通信手段を制御して、リモコン320および補助熱源制御装置121との通信を行ったり、外部とデータ情報の通信を行ったりすることが可能である。記憶部105は、半導体メモリなどによって構成され、制御装置101に予め設定してある設定値、リモコン320で入力した設定値、測定部102で取得した温度の計測データ等の情報を記憶する。
補助熱源ユニット303には、例えばマイクロコンピュータにより構成された補助熱源制御装置121が設けられている。補助熱源制御装置121には、測定部122、制御部123、通信部124が設けられている。測定部122は、温度センサ210,215で計測した温度の計測データを取得する。制御部123は、測定部102で取得した温度の計測データ等に基づいて、水ポンプ19、追い焚き加熱装置20などを制御する。通信部124は、通信線、無線などの通信手段を制御して、リモコン320および制御装置101との通信を行う。
リモコン320には、表示部141、入力部142が設けられている。表示部141は、制御装置101の通信部104および補助熱源制御装置121の通信部124から出力された給湯システム100の運転状態、入力部142で入力した設定温度などを表示する。また、入力部142は、ユーザーが設定温度の変更や、浴槽304への湯張り開始指示、浴槽304の追い焚き開始指示を入力することが可能である。
なお、給湯システム100には、一般給湯設定温度、湯張り設定温度、追い焚き設定温度の3つの設定温度がある。一般給湯設定温度とは、給湯端309より供給する温水の設定温度、湯張り設定温度とは、浴槽304に供給する温水の設定温度、追い焚き設定温度とは、浴槽304の水を再度加熱した後の温水の設定温度である。通常、一般給湯設定温度は40℃、湯張り設定温度は42℃、追い焚き温度は42℃程度に設定してある。ここで、本明細書において、単に設定温度と記述している場合、一般給湯設定温度、湯張り設定温度、追い焚き設定温度を総称した表記であるものとする。
<システムの運転モード>
次に、給湯システム100で実行可能な運転モードについて説明する。当該運転モードには、蓄熱運転、蓄熱一般給湯運転、蓄熱湯張り運転、補助熱源一般給湯運転、補助熱源湯張り運転、追い焚き運転の6つの主な運転モードがある。
蓄熱運転は、熱源ユニット301により貯湯タンク3内の湯水を沸上げ、貯湯タンク3の蓄熱量が設定量となるようにする運転モードである。蓄熱運転は、時刻がリモコン320にてユーザーが設定した開始時刻(たとえば電力料金の安い夜間の時刻)になると自動的に開始される。また、蓄熱運転は、昼間に太陽光パネル(図示せず)にて電力が供給される場合に自動的に開始するようにしてもよい。
まず、制御装置101は、蓄熱運転において、熱源戻り配管305と分岐点2とが連通するように三方弁1の弁体を保持し、熱源戻り配管305と分岐点25との流路を遮断する。さらに、制御装置101は、三方弁4を貯湯タンク3下部と熱源往き配管306とが連通するように三方弁4の弁体を保持し、貯湯タンク3下部と排水端321との流路を遮断する。次に、制御装置101は、熱源ユニット301および水ポンプ5を駆動し、貯湯タンク3の下部から供給される低温水を、三方弁4、水ポンプ5、熱源往き配管306を経て熱源ユニット301に流入させて加熱する。制御装置101は、熱源ユニット301で加熱した高温水を、熱源戻り配管305、三方弁1、分岐点2を経て貯湯タンク3上部に供給し、貯湯タンク3の内部に貯湯する。なお、制御装置101は、熱源ユニット301から供給される高温水の温度がリモコン320で設定した沸上げ温度となるように、水ポンプ5の運転を制御する。ここで、熱源ユニット301から供給する高温水の温度は、熱源ユニット301から熱源戻り配管305へ高温水を供給する出口に設けられた温度センサ(図示せず)により計測される。リモコン320にて設定される沸上げ温度は、たとえば65℃程度である。このように、給湯システム100は、蓄熱運転を実行することで、貯湯タンク3の上部から高温水が貯湯されていき、設定の蓄熱量が貯湯タンク3に蓄熱される。なお、制御装置101は、設定の蓄熱量が貯湯タンク3に蓄熱された場合、水ポンプ5および熱源ユニット301を停止して、蓄熱運転を終了する。
蓄熱一般給湯運転は、貯湯タンク3の蓄熱量が所定量以上である場合に、貯湯タンク3の温水を給湯端309から供給する運転モードである。ここで、貯湯タンク3の蓄熱量が所定量以上とは、たとえば、最大設定温度の温水を100リットル以上供給することができる蓄熱量、または、最大設定温度の温水を供給することができる蓄熱量(蓄熱量が正の値)のいずれであってもよい。なお、所定量を最大設定温度の温水を100リットル以上供給することができる蓄熱量とする場合とは、たとえば、湯張りに利用するために100リットルの温水を確保する場合の設定である。
まず、制御装置101は、蓄熱一般給湯運転において、分岐点2と分岐点9とが連通するように三方弁7の弁体を保持し、分岐点2と給湯戻り配管312との流路を遮断する。さらに、制御装置101は、電磁弁16を閉路とし、水ポンプ5を停止する。これにより、貯湯タンク3の上部の高温水は、分岐点2、三方弁7、逆止弁8、分岐点9を経て混合弁10に流入する。制御装置101は、温度センサ207で計測した温度が一般給湯設定温度となるように、混合弁10の弁体の開度を制御して、入水端310より供給される市水と、貯湯タンク3の上部の高温水とを混合させる。その後、給湯システム100は、給湯端309を開路にすることで、給湯端309から一般給湯設定温度の温水を供給することができる。
補助熱源一般給湯運転は、貯湯タンク3の蓄熱量が所定量未満である場合に、補助熱源ユニット303で加熱した温水を給湯端309から供給する運転モードである。
まず、制御装置101は、補助熱源一般給湯運転において、給湯戻り配管312と分岐点9とが連通するように三方弁7の弁体を保持し、分岐点2と分岐点9との流路を遮断する。さらに、制御装置101は、電磁弁16を閉路とし、水ポンプ5を停止する。この状態で給湯端309を開路とすると、補助熱源ユニット303は、入水端310より供給される市水が減圧弁11を経て給湯往き配管311に流入し、流入した市水を水加熱装置21で加熱する。ここで、補助熱源制御装置121は、水加熱装置21の出口にある温度センサ210で計測した温度が、一般給湯設定温度以上になるように水加熱装置21の加熱量を制御する。その後、給湯システム100は、給湯端309を開路にすることで、補助熱源ユニット303で加熱した温水を給湯戻り配管312、三方弁7、逆止弁8、分岐点9、混合弁10を経て給湯端309に流入させ、給湯端309から一般給湯設定温度の温水を供給することができる。なお、補助熱源一般給湯運転の場合、温度センサ210で計測した温度により水加熱装置21の加熱量が制御されているので、混合弁10において市水との混合は不要である。
蓄熱湯張り運転は、貯湯タンク3の蓄熱量が所定量以上である場合に、貯湯タンク3の温水で浴槽304に湯を張る運転モードである。
まず、制御装置101は、蓄熱湯張り運転において分岐点2と分岐点9とが連通するように三方弁7の弁体を保持し、分岐点2と給湯戻り配管312との流路を遮断する。さらに、制御装置101は、電磁弁16を開路とし、水ポンプ5を停止する。なお、補助熱源ユニット303で追い焚き運転を行わないので、補助熱源制御装置121は、水ポンプ19を停止し、制御装置101は、分岐点15と浴槽戻り配管308とが連通するように三方弁18の弁体を保持し、分岐点15と追い焚き往き配管313との流路を遮断する。これにより、貯湯タンク3の上部の高温水は、分岐点2、三方弁7、逆止弁8、分岐点9を経て混合弁14に流入する。制御装置101は、温度センサ209で計測した温度が湯張り設定温度となるように、混合弁14の弁体の開度を制御して、入水端310より供給される市水と、貯湯タンク3の上部の高温水とを混合させる。その後、給湯システム100は、電磁弁16、分岐点17、浴槽往き配管307を経て、浴槽304から湯張り設定温度の温水を供給することができる。
補助熱源湯張り運転は、貯湯タンク3の蓄熱量が所定量未満である場合に、補助熱源ユニット303で加熱した温水で浴槽304に湯を張る運転モードである。
まず、制御装置101は、補助熱源湯張り運転において、給湯戻り配管312と分岐点9とが連通するように三方弁7の弁体を保持し、分岐点2と分岐点9との流路を遮断する。さらに、制御装置101は、電磁弁16を開路とし、水ポンプ5を停止する。なお、補助熱源ユニット303で追い焚き運転を行わないので、補助熱源制御装置121は、水ポンプ19を停止し、制御装置101は、分岐点15と浴槽戻り配管308とが連通するように三方弁18の弁体を保持し、分岐点15と追い焚き往き配管313との流路を遮断する。この状態で補助熱源ユニット303は、入水端310より供給される市水が減圧弁11を経て給湯往き配管311に流入し、流入した市水を水加熱装置21で加熱する。ここで、補助熱源制御装置121は、水加熱装置21の出口にある温度センサ210で計測した温度が、湯張り設定温度以上になるように水加熱装置21の加熱量を制御する。その後、給湯システム100は、補助熱源ユニット303で加熱した温水を給湯戻り配管312、三方弁7、逆止弁8、分岐点9、混合弁14を経て浴槽304に供給することができる。なお、補助熱源湯張り運転の場合、温度センサ209で計測した温度により水加熱装置21の加熱量が制御されているので、混合弁14において市水との混合は不要である。
追い焚き運転は、補助熱源ユニット303で浴槽304の水を再度加熱する運転である。追い焚き運転は、リモコン320にてユーザーから追い焚き要求の入力がなされた時に開始される。
まず、制御装置101は、追い焚き運転において、電磁弁16を閉路とし、追い焚き往き配管313と浴槽戻り配管308とが連通するように三方弁18の弁体を保持し、分岐点15と浴槽戻り配管308との流路を遮断する。これにより、浴槽304から、浴槽戻り配管308、三方弁18、追い焚き往き配管313、追い焚き加熱装置20、追い焚き戻り配管314、分岐点15,17、浴槽往き配管307を経て浴槽304に戻る追い焚き循環流路が形成される。この状態で補助熱源制御装置121は、水ポンプ19の運転を開始し、追い焚き循環流路に浴槽304の水を循環させることで、追い焚き加熱装置20で浴槽304の水を加熱する。なお、補助熱源制御装置121は、追い焚き加熱装置20で加熱した浴槽304の水の温度がリモコン320で設定した追い焚き設定温度となるように、水ポンプ19の運転を制御する。ここで、追い焚き加熱装置20で加熱した浴槽304の水の温度は、温度センサ215により計測される。また、補助熱源制御装置121は、温度センサ215により計測された温度が追い焚き設定温度以上になった場合、水ポンプ19および追い焚き加熱装置20を停止して、追い焚き運転を終了する。
ここで、給湯システム100は、補助熱源一般給湯運転、補助熱源湯張り運転および追い焚き運転を行う場合、補助熱源ユニット303の追い焚き加熱装置20、水加熱装置21および水ポンプ19の制御を補助熱源ユニット303内の温度センサ210,215のみに基づいて行っている。つまり、給湯システム100では、制御装置101から指示を受けることなく、補助熱源ユニット303で独立して補助熱源一般給湯運転、補助熱源湯張り運転および追い焚き運転を行うことが可能である。また、補助熱源ユニット303は、一方を三方弁7に他方を分岐点23にそれぞれ接続し、貯湯タンク3に対して並列に設けてある。そのため、給湯システム100は、熱源ユニット301と貯湯ユニット302とで構成されたシステムに、後から補助熱源ユニット303を追加設置することも、逆に補助熱源ユニット303のみで構成されたシステムに、後から熱源ユニット301と貯湯ユニット302とを追加設置することも可能になる。熱源ユニット301は、大気の熱を汲み上げて熱量を生成するため、補助熱源ユニット303で生成する熱量よりも単位熱量あたりの消費エネルギーが少なく、運転効率が高い。そのため、たとえば、補助熱源ユニット303のようなに燃焼バーナーを用いて水を加熱する熱源ユニットを既に導入している一般家庭において、熱源ユニット301および貯湯ユニット302を追加設置することで、消費エネルギーが少なく、運転効率が高い給湯システムを提供することが可能となる。
<1日の運転状態>
次に、給湯システム100での1日の運転状態について説明する。まず、給湯システム100が、運転モードをどのように決定しているのかについてフローチャートを用いて説明する。図4は、本発明の実施の形態1における給湯システム100の運転モードの決定を示すフローチャートである。まず、制御装置101は、給湯端309が開路され、給湯端309から温水を供給する一般給湯の給湯動作か否かを判定する(ステップS1)。なお、給湯端309が開路されたか否かの判定は、給湯端309に至る配管の途中にたとえば流量計(図示せず)を設け、当該流量計の変化に基づいて判定を行うことが可能である。一般給湯の給湯動作であると判定した場合(ステップS1:YES)、制御装置101は、貯湯タンク3の蓄熱量が所定量以上か否かを判定する(ステップS2)。貯湯タンク3の蓄熱量が所定量以上である場合(ステップS2:YES)、制御装置101は、運転モードを蓄熱一般給湯運転に決定する(ステップS3)。一方、貯湯タンク3の蓄熱量が所定量未満である場合(ステップS2:NO)、制御装置101は、運転モードを補助熱源一般給湯運転に決定する(ステップS4)。
次に、一般給湯の給湯動作でないと判定した場合(ステップS1:NO)、制御装置101は、浴槽304に温水を供給する浴槽湯張りの給湯動作か否かを判定する(ステップS5)。なお、浴槽湯張りの給湯動作か否かの判定は、リモコン320の入力部142に浴槽304への湯張り開始指示が入力されたのか、浴槽304の追い焚き開始指示が入力されたのかにより判定を行うことが可能である。浴槽湯張りの給湯動作であると判定した場合(ステップS5:YES)、制御装置101は、貯湯タンク3の蓄熱量が所定量以上か否かを判定する(ステップS6)。貯湯タンク3の蓄熱量が所定量以上である場合(ステップS6:YES)、制御装置101は、運転モードを蓄熱湯張り運転に決定する(ステップS7)。一方、貯湯タンク3の蓄熱量が所定量未満である場合(ステップS6:NO)、制御装置101は、運転モードを補助熱源湯張り運転に決定する(ステップS8)。浴槽湯張りの給湯動作でないと判定した場合(ステップS5:NO)、制御装置101は、運転モードを追い焚き運転に決定する(ステップS9)。
次に、図4に示すフローチャートに基づき決定された運転モードにより、給湯システム100が1日においてどのように運転されるのかについて説明する。まず、給湯システム100では、蓄熱運転をどの時間帯で実施するのかを設定することが可能である。蓄熱運転を実施する時間帯が、夜間の時間帯であるのか、昼間の時間帯であるのかにより給湯システム100の1日の運転状態が大きく異なる。図5は、本発明の実施の形態1における給湯システム100が夜間の時間帯に蓄熱運転を行う場合の運転状態を示した概略図である。図6は、本発明の実施の形態1における給湯システム100が昼間の時間帯に蓄熱運転を行う場合の運転状態を示した概略図である。図5および図6には、1日の貯湯タンク3の蓄熱量(単位:[MJ])の変化、1日の給湯負荷(単位:[kW])の変化、1日の追い焚き負荷(単位:[kW])の変化、1日の熱源ユニット301の動作状態の変化、1日の補助熱源ユニット303の動作状態の変化をそれぞれ図示している。ここで、給湯負荷には、給湯端309から温水を供給する一般給湯に関する給湯負荷と、浴槽304に温水を供給する湯張りに関する給湯負荷とが含まれている。具体的に給湯負荷として、たとえば、7時〜8時(朝食の用意,片付、会社,学校の身支度などで消費される給湯を想定)、18時半〜20時(夕食の用意などで消費される給湯を想定)、21時〜23時(夕食の片付などで消費される給湯を想定)に一般給湯に関する給湯負荷が発生し、18時半〜20時に湯張りに関する給湯負荷が発生する。追い焚き負荷として、たとえば、5人家族が入浴前に追い焚きを行うと想定すると4回発生することになる。
通常、電力料金体系は昼間の時間帯よりも夜間の時間帯の方が、電気代が安いので、給湯システム100は、図5のように蓄熱運転を夜間の時間帯に実施する夜間蓄熱運転が設定される。夜間蓄熱運転の場合、給湯システム100は、6時前までに貯湯タンク3の蓄熱量が設定熱量(たとえば、1日の平均給湯負荷に対応する熱量)以上となるように、熱源ユニット301の運転を開始する(たとえば、3時にON状態となり5時半にOFF状態となる)。貯湯タンク3の蓄熱量は、図5に示すように6時前までに貯湯タンク3の蓄熱量が設定熱量に達している。その後、給湯システム100は、7時〜8時の給湯負荷に対して蓄熱一般給湯運転を行うことで貯湯タンク3の蓄熱量が減少する。なお、8時〜18時半までの間、給湯負荷はないが、貯湯タンク3の壁面などから外気に放熱するため、貯湯タンク3の蓄熱量が徐々に減少する。次に、給湯システム100は、18時半〜20時の給湯負荷に対して蓄熱一般給湯運転を行うことで貯湯タンク3の蓄熱量が減少する。しかし、給湯システム100は、18時半〜20時の給湯負荷の途中で貯湯タンク3の蓄熱量が所定量以下(ここで、所定量をゼロとする)となるので、蓄熱一般給湯運転から補助熱源一般給湯運転に運転モードが切替わる。なお、運転モードが補助熱源一般給湯運転に切替わると、補助熱源ユニット303の運転が開始される(運転がON状態となる)。
給湯システム100では、貯湯タンク3の蓄熱量がゼロとなっても運転モードを補助熱源一般給湯運転に切替えることで、給湯端309から温水を供給することができる。したがって、給湯システム100では、高い給湯負荷が発生した時でも、予め貯湯タンク3の蓄熱量を多くしておく必要がなく、補助熱源ユニット303により不足する給湯負荷を賄うことができる。また、給湯システム100では、貯湯タンク3の蓄熱量に関わらず、追い焚きを補助熱源ユニット303で行い、貯湯タンクの蓄熱量を利用した追い焚きを行わないシステムであるため、追い焚きによる中温水が貯湯タンク3に発生することがない。そのため、給湯システム100は、貯湯タンク3での中温水の発生を回避し、熱源ユニット301の運転効率を高く維持することができ、消費電力の増大を抑えることができる。また、給湯システム100は、ランニングコストの低下も期待できる。
給湯システム100では、18時半〜20時の給湯負荷により貯湯タンク3の蓄熱量がゼロとなるため、その後浴槽304への湯張り開始指示が入力部142から入力されると、補助熱源ユニット303が湯張りと一般給湯とを同時に行う場合がある。この場合に、たとえば、湯張り設定温度が42℃に、一般給湯設定温度が40℃にそれぞれ設定されていると、水加熱装置21は、出口温度(温度センサ210で計測される温度)が高い設定温度の湯張り設定温度となるように水を加熱する。そして、給湯システム100は、湯張り設定温度の42℃に加熱した温水を、混合弁14を経て浴槽304に直接供給し、湯張り設定温度の42℃に加熱した温水を、混合弁10で市水と混合して一般給湯設定温度の40℃の温水を給湯端309から供給する。このようにすることで、給湯システム100は、1つの補助熱源ユニット303で異なる温度の温水を浴槽304および給湯端309から同時に供給することができる。
一方、太陽光パネルが設置されている一般家庭において、給湯システム100は、図6のように蓄熱運転を太陽の光が当たる昼間の時間帯に実施する昼間蓄熱運転が設定される。昼間蓄熱運転の場合、給湯システム100は、7時〜8時の給湯負荷に対して、貯湯タンク3の蓄熱量がゼロであるため、補助熱源一般給湯運転が実施され補助熱源ユニット303の運転が開始される(運転がON状態となる)。その後、給湯システム100は、11時半〜13時半までに貯湯タンク3の蓄熱量が設定熱量以上となるように、熱源ユニット301の運転を開始する。貯湯タンク3の蓄熱量は、図6に示すように13時半までに貯湯タンク3の蓄熱量が設定熱量に達している。なお、13時半〜18時半までの間、給湯負荷はないが、貯湯タンク3の壁面などから外気に放熱するため、貯湯タンク3の蓄熱量が徐々に減少する。次に、給湯システム100は、18時半〜20時の給湯負荷に対して蓄熱一般給湯運転を行うことで貯湯タンク3の蓄熱量が減少する。その後、給湯システム100は、21時〜23時の給湯負荷に対して蓄熱一般給湯運転を行うことで貯湯タンク3の蓄熱量が減少する。しかし、給湯システム100は、21時〜23時の給湯負荷の途中で貯湯タンク3の蓄熱量がゼロとなるので、蓄熱一般給湯運転から補助熱源一般給湯運転に運転モードが切替わる。
ここで、貯湯タンク3からの放熱時間は、夜間蓄熱運転の場合8時〜18時半の10時間半と長いのに対して、昼間蓄熱運転の場合13時半〜18時半の5時間と短い。そのため、給湯システム100は、昼間蓄熱運転の場合、貯湯タンク3の蓄熱量の損失(給湯負荷に利用されない)が少なくなる。なお、昼間蓄熱運転の場合、21時〜23時にて貯湯タンク3の蓄熱量を全て使い切っている(貯湯タンク3の蓄熱量がゼロとなる)ため、給湯負荷がない夜間に貯湯タンク3の蓄熱量が放熱されない。逆に、昼間蓄熱運転の場合、21時〜23時にて貯湯タンク3の蓄熱量を全て使い切っていないと、夜間に貯湯タンク3の蓄熱量が放熱され、夜間蓄熱運転の場合よりも貯湯タンク3の蓄熱量の損失が多くなる。日本工業規格(Japanese Industrial Standards:JIS)では、18時〜23時の間の冬季標準の給湯負荷をおよそ50.0MJと規定しており、沸上げ温度を65℃に設定すると貯湯タンク3の貯湯量として215リットルに相当する。そのため、給湯システム100は、貯湯タンク3の貯湯量を215リットル以下にすることで、23時までに貯湯タンク3の蓄熱量を全て使い切って、貯湯タンク3からの放熱時間を短縮して貯湯タンク3からの放熱量を低減することができ、エネルギー消費量を低下させることが期待できる。
また、給湯システム100は、補助熱源ユニット303での加熱を禁止する補助熱源加熱禁止モードを設けてもよい。具体的に、補助熱源ユニット303は、補助熱源加熱禁止モード時、追い焚きのために循環流路を介して浴槽304の水を加熱する以外の加熱(補助熱源一般給湯運転および補助熱源湯張り運転)を禁止する。こうすることで、給湯システム100は、一般給湯を行う場合、常に蓄熱一般給湯運転が実施され、かつ湯張りを行う場合、常に蓄熱湯張り運転が実施されるので、運転効率が高い熱源ユニット301により生成された熱量のみを利用して給湯を行うことができ、エネルギー消費量の低下、ランニングコストの低下を期待することができる。
なお、給湯システム100において、昼間蓄熱運転に設定するか、夜間蓄熱運転に設定するかは、入力部142でユーザーが設定する以外に、HEMS(Home Energy Management System)などの上位の外部端末が家族構成、生活パターン、地域情報(たとえば天気予報)などから判定して自動的に設定してもよい。
(実施の形態2)
<機器構成>
実施の形態1に係る給湯システム100では、熱源ユニット301と貯湯タンク3とが配管で直接接続され、貯湯タンク3の水を熱源ユニット301が加熱する構成を説明した。一方、本実施の形態2に係る給湯システムでは、貯湯タンクの水を熱源ユニットが直接加熱しない構成について説明する。図7は、本発明の実施の形態2における給湯システム200の水回路の構成を示す図である。ここで、実施の形態1と同一部分については同一符号を付し、実施の形態1との相違点を中心に以下、本実施の形態2における給湯システム200を説明する。給湯システム200は、実施の形態1における給湯システム100と異なり、貯湯ユニット318に冷媒水熱交換器250が設けられている。そのため、熱源ユニット315は、貯湯ユニット318の冷媒水熱交換器250と、熱源往き冷媒配管316および熱源戻り冷媒配管317で接続されている。
給湯システム200は、蓄熱運転を実施する場合、熱源ユニット315および水ポンプ5が駆動される。水ポンプ5が駆動されると、貯湯タンク3の下部から供給される温水(低温水)は、三方弁4、水ポンプ5を経て冷媒水熱交換器250に流入し、冷媒水熱交換器250を通過する高温高圧の冷媒により加熱(沸上げ)される。冷媒水熱交換器250で加熱された温水(高温水)は、三方弁1、分岐点2を経て貯湯タンク3の上部に供給されて貯湯される。なお、制御装置101は、冷媒水熱交換器250から供給される高温水の温度がリモコン320で設定した沸上げ温度となるように、水ポンプ5の運転を制御する。
一方、熱源ユニット315は、たとえばコンプレッサなど圧縮機で冷媒を高温高圧して熱源往き冷媒配管316から冷媒水熱交換器250に冷媒を供給し、冷媒水熱交換器250で高温高圧の冷媒と熱交換により水を加熱する。冷媒水熱交換器250で冷却された冷媒は、熱源戻り冷媒配管317から熱源ユニット315に戻る。熱源ユニット315に戻った冷媒は、膨張弁、圧縮機などを経て再び高温高圧されて熱源往き冷媒配管316から冷媒水熱交換器250に供給される。なお、ここで、使用される冷媒は、CO2やプロパンなどの自然冷媒、R32やR410Aなどのフロン冷媒などのいずれの冷媒でもよく、冷媒の種類は問わない。
空調用の熱源ユニットは、一般的に熱源ユニットと利用ユニットとが冷媒配管で接続される構成であるため、貯湯ユニット318に冷媒水熱交換器250を設けることで、貯湯ユニット318と冷媒配管で接続することが可能になる。つまり、本実施の形態2における給湯システム200は、冷媒水熱交換器250を介して熱源ユニット315と接続する構成にすることで、空調用の熱源ユニットを利用することが可能となる。空調用の熱源ユニットを給湯システム200に利用することで、専用の熱源ユニットを新規に製造する必要が無く、熱源ユニットを空調用と給湯用とで共通化することができるため、製造コストを抑えることが可能となる。
(実施の形態3)
<機器構成>
実施の形態1に係る給湯システム100では、貯湯ユニット302とは別に熱源ユニット301を設け、貯湯ユニット302と熱源ユニット301とが熱源戻り配管305および熱源往き配管306で接続される構成を説明した。一方、本実施の形態3に係る給湯システムでは、熱源ユニットの加熱手段の構成を貯湯ユニット内に設けて熱源ユニットと貯湯ユニットとを一体化した構成について説明する。図8は、本発明の実施の形態3における給湯システム300のシステム構成を示した概略図である。図9は、本発明の実施の形態3における給湯システム300の水回路の構成を示す図である。ここで、実施の形態1と同一部分については同一符号を付し、実施の形態1との相違点を中心に以下、本実施の形態3における給湯システム300を説明する。給湯システム300は、実施の形態1における給湯システム100と異なり、図8に示すように熱源ユニットの構成がなく、熱源ユニットの加熱手段を貯湯ユニット319に内蔵して熱源ユニットと貯湯ユニットとを一体化してある。
貯湯ユニット319は、圧縮機26、冷媒水熱交換器30、膨張弁27、空気熱交換器28を備えており、それぞれの機器が冷媒配管で環状に接続されている。貯湯ユニット319は、冷媒配管に冷媒を流すことで、冷媒水熱交換器30で貯湯タンク3の水を加熱している。空気熱交換器28は、室外送風機29にて外気を導入することができる。貯湯ユニット319は、蓄熱運転を実施する場合、冷媒水熱交換器30で圧縮機26より圧縮された高温高圧の冷媒と熱交換により、貯湯タンク3の水を加熱する。冷媒水熱交換器30で熱交換を行った冷媒は、膨張弁27で減圧されて低温低圧の冷媒になり、空気熱交換器28で外気から吸熱して圧縮機26で再び高温高圧の冷媒となる。圧縮機26の冷媒吐出部には冷媒温度を計測する温度センサ214が設けてあり、制御装置101は、温度センサ214で計測した冷媒の温度に基づいて圧縮機26を制御する。なお、ここで、使用される冷媒は、CO2やプロパンなどの自然冷媒、R32やR410Aなどのフロン冷媒などのいずれの冷媒でもよく、冷媒の種類は問わない。また、室外送風機29の外気導入口には外気温度を計測する温度センサ213が設けてあり、制御装置101は、温度センサ213で計測した外気の温度に基づいて室外送風機29のファンの回転数を制御する。
以上のように、本実施の形態3における給湯システム300では、熱源ユニットの加熱手段を貯湯ユニット319に内蔵する構成としたことで、熱源ユニットを削除することができ、貯湯ユニットと熱源ユニットとの間の配管工事が不要となり、据付け工事が簡単になる。また、給湯システム300は、熱源ユニットと貯湯ユニットとが一体化してあるので、熱源ユニット分の設置スペースを節約することができる。
(実施の形態4)
<機器構成>
実施の形態1に係る給湯システム100では、浴槽304の湯張りを行う場合、貯湯タンク3の温水を供給するか、補助熱源ユニット303で加熱した温水を供給するかのいずれか一方からしか温水を供給することができない構成について説明した。一方、本実施の形態4に係る給湯システムでは、浴槽の湯張りを行う場合、貯湯タンクの温水と補助熱源ユニットで加熱した温水とを同時に供給することが可能な構成について説明する。図10は、本発明の実施の形態4における給湯システムの水回路の構成を示す図である。ここで、実施の形態1と同一部分については同一符号を付し、実施の形態1との相違点を中心に以下、本実施の形態4における給湯システム400を説明する。給湯システム400は、実施の形態1における給湯システム100と異なり、給湯戻り配管312の途中に三方弁24(補助風呂切替弁)を設け、三方弁24から浴槽往き配管307に至る配管を有している。そのため、給湯システム400は、分岐点2から混合弁14至る配管と三方弁24から浴槽往き配管307に至る配管とを利用して、貯湯タンク3の温水と補助熱源ユニット303で加熱した温水とを同時に浴槽304に供給することが可能となっている。
<蓄熱と補助熱源とによる同時湯張り>
次に、給湯システム400が、貯湯タンク3の温水と補助熱源ユニット303で加熱した温水とを同時に浴槽304に供給する同時湯張り運転について具体的に説明する。まず、制御装置101は、同時湯張り運転において給湯戻り配管312と浴槽往き配管307とが連通するように三方弁24の弁体を保持し、三方弁7と給湯戻り配管312との流路を遮断する。この状態で補助熱源ユニット303は、入水端310より供給される市水が減圧弁11を経て給湯往き配管311に流入し、流入した市水を水加熱装置21で加熱する。その後、補助熱源ユニット303で加熱した温水は、給湯戻り配管312、分岐点25、浴槽往き配管307を経て浴槽304に供給される。
一方、制御装置101は、電磁弁16を開路とし、水ポンプ5を停止する。なお、補助熱源ユニット303で追い焚き運転を行わないので、補助熱源制御装置121は、水ポンプ19を停止し、制御装置101は、分岐点15と浴槽戻り配管308とが連通するように三方弁18の弁体を保持し、分岐点15と追い焚き往き配管313との流路を遮断する。これにより、貯湯タンク3の上部の高温水は、分岐点2、三方弁7、逆止弁8、分岐点9を経て混合弁14に流入する。制御装置101は、温度センサ209で計測した温度が湯張り設定温度となるように、混合弁14の弁体の開度を制御して、入水端310より供給される市水と、貯湯タンク3の上部の高温水とを混合させる。その後、混合弁14で温調された湯張り設定温度の温水は、電磁弁16、分岐点17、浴槽往き配管307を経て浴槽304に供給される。これにより、給湯システム400は、同時湯張り運転を行う場合に、貯湯タンク3の温水と補助熱源ユニット303で加熱した温水とを同時に浴槽304に供給することが可能となる。
次に、給湯システム400が、運転モードをどのように決定しているのかについてフローチャートを用いて説明する。図11は、本発明の実施の形態4における給湯システム400の運転モードの決定を示すフローチャートである。まず、制御装置101は、給湯端309が開路され、給湯端309から温水を供給する一般給湯の給湯動作か否かを判定する(ステップS21)。一般給湯の給湯動作であると判定した場合(ステップS21:YES)、制御装置101は、貯湯タンク3の蓄熱量が所定量以上か否かを判定する(ステップS22)。貯湯タンク3の蓄熱量が所定量以上である場合(ステップS22:YES)、制御装置101は、運転モードを蓄熱一般給湯運転に決定する(ステップS23)。一方、貯湯タンク3の蓄熱量が所定量未満である場合(ステップS22:NO)、制御装置101は、運転モードを補助熱源一般給湯運転に決定する(ステップS24)。
次に、一般給湯の給湯動作でないと判定した場合(ステップS21:NO)、制御装置101は、浴槽304に温水を供給する浴槽湯張りの給湯動作か否かを判定する(ステップS25)。浴槽湯張りの給湯動作であると判定した場合(ステップS25:YES)、制御装置101は、貯湯タンク3の蓄熱量が所定量以上か否かを判定する(ステップS26)。貯湯タンク3の蓄熱量が所定量以上である場合(ステップS26:YES)、制御装置101は、運転モードを同時湯張り運転に決定する(ステップS27)。一方、貯湯タンク3の蓄熱量が所定量未満である場合(ステップS26:NO)、制御装置101は、運転モードを補助熱源湯張り運転に決定する(ステップS28)。浴槽湯張りの給湯動作でないと判定した場合(ステップS25:NO)、制御装置101は、運転モードを追い焚き運転に決定する(ステップS29)。
以上のように、本実施の形態4における給湯システム400では、三方弁24から浴槽往き配管307に至る配管を設け、貯湯タンク3の温水と補助熱源ユニット303で加熱した温水とを同時に浴槽304に供給することができるため、湯張り開始から湯張り完了までの時間を大幅に短縮することができる。たとえば、貯湯タンク3の温水または補助熱源ユニット303で加熱した温水のいずれか一方のみで湯張りを行う場合、湯張り開始から湯張り完了までの時間が約12分程度必要であったが、貯湯タンク3の温水と補助熱源ユニット303で加熱した温水とで同時に湯張りを行う場合、湯張り開始から湯張り完了までの時間を約6分程度に短縮することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,4,7,18,24 三方弁、2,6,9,13,15,17,23 分岐点、3 貯湯タンク、5,19 水ポンプ、8,12 逆止弁、10,14 混合弁、11 減圧弁、16 電磁弁、20 追い焚き加熱装置、21 水加熱装置、26 圧縮機、27 膨張弁、28 空気熱交換器、29 室外送風機、30,250 冷媒水熱交換器、100,200,300,400 給湯システム、101 制御装置、102 測定部、103 制御部、104 通信部、105 記憶部、121 補助熱源制御装置、122 測定部、123 制御部、124 通信部、141 表示部、142 入力部、201〜215 温度センサ、301,315 熱源ユニット、302,318,319 貯湯ユニット、303 補助熱源ユニット、304 浴槽、305 熱源戻り配管、306 熱源往き配管、307 浴槽往き配管、308 浴槽戻り配管、309 給湯端、310 入水端、311 給湯往き配管、312 給湯戻り配管、313 追い焚き往き配管、314 追い焚き戻り配管、316 熱源往き冷媒配管、317 熱源戻り冷媒配管、320 リモコン、321 排水端。

Claims (13)

  1. 温水を貯湯する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクに貯湯する水を加熱する熱源部と、
    前記貯湯タンクから温水を出湯する第1流路と、
    前記貯湯タンクに冷水を供給する第2流路と、
    一方を前記第1流路に他方を前記第2流路にそれぞれ接続し、前記貯湯タンクに対して並列に設けた補助熱源部とを備え、
    前記補助熱源部は、前記第2流路から供給される冷水を加熱して前記第1流路に温水を供給すること、および浴槽の水を循環させる循環流路を介して前記浴槽の水を加熱することが可能な、給湯システム。
  2. 前記貯湯タンクと、前記熱源部とを一体化して貯湯ユニットを構成してある、請求項1に記載の給湯システム。
  3. 前記浴槽の水を再度加熱する場合には、前記補助熱源部が前記循環流路を介して前記浴槽の水を加熱し、
    前記浴槽の水を再度加熱する以外の場合には、前記第1流路を経て前記貯湯タンクから温水を出湯する、請求項1または請求項2に記載の給湯システム。
  4. 前記貯湯タンクの貯湯量は、215リットル以下である、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の給湯システム。
  5. 前記第1流路は、前記貯湯タンクからの温水と、前記補助熱源部からの温水とを切替え可能な第1切替部を有し、
    前記補助熱源部は、前記第1切替部で前記第1流路に接続される、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の給湯システム。
  6. 前記第1流路の温水と前記第2流路の冷水とを混合させる混合部と、
    前記混合部から前記浴槽に至る流路と前記循環流路とを切替え可能な第2切替部とをさらに備え、
    前記補助熱源部は、前記浴槽の水を再度加熱する場合に前記第2切替部から前記循環流路に流れる前記浴槽の水を加熱して前記浴槽に戻す、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の給湯システム。
  7. 前記貯湯タンクは、貯湯されている温水の蓄熱量が所定量未満の場合、前記第1流路から温水を出湯せず、
    前記補助熱源部が、前記第2流路から供給される冷水を加熱して前記第1流路に温水を供給する、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の給湯システム。
  8. 前記補助熱源部は、前記循環流路を介して前記浴槽の水を加熱する以外の加熱を禁止することが可能である、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の給湯システム。
  9. 前記熱源部は、熱交換器を有し、
    前記熱交換器は、前記熱源部で発生した熱で加熱された冷媒と熱交換により、前記貯湯タンクに貯湯する水を加熱する、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の給湯システム。
  10. 前記補助熱源部で加熱した温水を前記浴槽へ供給する供給流路と、
    前記供給流路と前記第1流路とを切替え可能な第3切替部をさらに備える、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の給湯システム。
  11. 前記貯湯タンクは、貯湯されている温水の蓄熱量が所定量以上の場合、前記補助熱源部と同時に前記浴槽に温水を供給する、請求項10に記載の給湯システム。
  12. 出湯する温度を制御する温度制御装置と、
    前記混合部の下流側に設けた第1温度センサと、
    前記補助熱源部で加熱した温水の温度を計測する第2温度センサとをさらに備え、
    前記温度制御装置は、前記貯湯タンクから出湯する場合、前記第1温度センサの温度が設定温度以上となるように出湯する温度を制御し、前記補助熱源部で加熱した温水を出湯する場合、前記第2温度センサの温度が設定温度以上となるように出湯する温度を制御する、請求項6に記載の給湯システム。
  13. 前記補助熱源部は、加熱した温水を前記浴槽へ供給するとともに前記浴槽以外へも供給する場合、前記浴槽へ供給する第1設定温度と、前記浴槽以外へ供給する第2設定温度とのうち高い設定温度以上に温水を加熱し、
    前記温度制御装置は、前記混合部の下流側を流れる温水の温度を、前記第1設定温度と前記第2設定温度とのうち低い設定温度以上とする、請求項12に記載の給湯システム。
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