JP6597282B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮影装置で撮影された映像を表示器に表示する車両用表示装置に関する。
従来より、撮像部によって撮影された物体の有無、物体までの距離、物体の移動速度等の情報に基づいて、撮像部のフレームレート及び解像度を設定するように構成された車載画像認識装置が、例えば特許文献1で提案されている。
特開2007−172035号公報
ここで、撮影装置によって撮影された車両の外部の映像を表示器に表示する装置を構成することが考えられる。しかしながら、車載用の表示器に表示される映像のフレームレートは予め固定されているので、上記従来の技術を利用して表示器のフレームレートを変更することはできない。
このため、例えば右旋回、左旋回、高速道路での高速走行等の車両の状態に応じたフレームレートでの映像の表示ができないので、車両の状態によっては映像が映像として認識可能に表示器に表示されない。すなわち、映像の表示が車両の状態に追従できずに、映像の表示に遅延が発生してしまう。したがって、映像の視認性が低下してしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、映像の視認性を向上させることができる車両用表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、撮影装置(10)によって撮影された車両(100)の外部の映像の映像信号を撮影装置から入力し、映像信号に基づくフレームの画像を表示可能に処理して表示信号を生成する処理装置(20)を備えている。また、処理装置から表示信号を入力し、当該表示信号に含まれる複数のフレームの画像を画面(31)に連続して表示することにより映像を表示する表示器(30)を備えている。
ここで、映像が映像として認識可能に表示器に表示されるために必要なフレームレートを必要フレーム数とする。そして、処理装置は、車両の状態を示す車両情報を取得し、車両情報に基づく必要フレーム数が閾値を超えるか否かに応じて、表示器に表示される映像のフレームレートを変更する切替信号を表示器に出力する。また、表示器は、処理装置から切替信号を入力し、当該切替信号に応じたフレームレートで映像を表示する。
必要フレーム数は、車両の車速及び操舵角を考慮して設定されている。処理装置は、車両情報として車速及び操舵角を取得し、車速及び操舵角を考慮した必要フレーム数が閾値を超える場合、表示器に切替信号を出力することによって、車速及び操舵角に基づく必要フレーム数が閾値を超えない場合よりも表示器のフレームレートを高くする。
これによると、車両の状態に応じて表示器に表示される映像のフレームレートが変更されるので、車両の状態に追従した映像を表示することができる。このため、映像が映像として認識可能に表示されるので、映像の表示に遅延が発生しないようにすることができる。したがって、表示器に表示される映像の視認性を向上させることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る電子ミラーシステムの構成図である。 車両に搭載された撮影装置を示した模式図である。 撮影装置の撮影範囲を示した平面図である。 操舵角及び車速を考慮した必要フレーム数を説明するための図である。 車両に搭載された表示器を示した模式図である。 表示器の構成図である。 第1実施形態に係る電子ミラーシステムの作動を説明するための図である。 フレームレートの切り替えの例を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る必要フレーム数を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係る必要フレーム数を説明するための図である。 本発明の第4実施形態に係る電子ミラーシステムの構成図である。 第4実施形態に係る電子ミラーシステムの作動を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る車両用表示装置は、例えば撮影装置で撮影された映像を表示器に表示させる電子ミラーシステムに適用される。これにより、例えば車外の景色を車内に表示させることが可能となる。
図1に示されるように、電子ミラーシステムは、撮影装置10、処理装置20、及び表示器30を備えて構成されている。
撮影装置10は、例えば車両の外部を撮影する撮影手段である。図2に示されるように、撮影装置10は、例えば車両100の左右のサイドミラーに対応する位置にそれぞれ設置されている。すなわち、2台の撮影装置10が車両100に搭載されている。これにより、図3の斜線部に示されるように、撮影装置10は、車両100の後方を撮影する。
撮影装置10は、処理装置20から制御信号を入力し、当該制御信号に従って例えば1秒間に複数のフレームの画像を撮影する。本実施形態では、撮影装置10は、1/60秒間に2フレームの画像を撮影する機能を有している。つまり、撮影装置10は1秒間に120フレームの画像を撮影する。
撮影装置10は、撮影した画像の画像データを映像信号として処理装置20に出力する。映像信号は、例えばビデオ信号であるHD信号である。すなわち、映像信号は、フレーム毎の信号として撮影装置10から処理装置20に出力される。なお、各撮影装置10は、処理装置20から制御信号をそれぞれ入力し、映像信号を処理装置20にそれぞれ出力する。
処理装置20は、撮影装置10から映像信号を入力すると共に、当該映像信号に基づく各フレームの画像を表示器30で表示可能に処理して表示信号を生成する電子制御装置(Electrical Control Unit;ECU)である。処理装置20は、制御信号によって撮影装置10を制御する機能や、映像信号に含まれる各フレームの画像に対して画像の明るさ等の画像処理等を行う機能、及び表示器30に表示信号を出力する機能を有している。なお、制御信号には、クロック信号、水平同期信号、垂直同期信号等の信号が含まれている。
また、処理装置20は、車両100の状態を示す車両情報に基づく必要フレーム数が閾値を超えるか否かに応じて、表示器30に表示される映像のフレームレートを変更する切替信号を表示器30に出力する機能を有している。処理装置20は、車両情報として車両100の動きを示す車速及び操舵角を車両100に搭載されたセンサや他の電子制御装置等から取得する。
ここで、「必要フレーム数」とは、映像が映像として認識可能に表示器30に表示されるために必要なフレームの数のことをいう。言い換えると、「必要フレーム数」は、映像が映像として認識可能に表示器30に表示されるために必要なフレームレートである。必要フレーム数は、車両100の車速及び操舵角を考慮して設定されている。
具体的には、図4に示されるように、必要フレーム数は、車速及び操舵角に応じて設定されている。一つの例として、車両100が、操舵角が0度、車速が120km/hで高速道路を走行する状況が考えられる。この場合、フレームレートは、例えば70fpsが必要である。しかし、現状の60fpsのフレームレートで映像が画面31に表示されると、映像が矢印の方向に追従できずに映像の表示に遅延が発生する。つまり、高速道度の外壁が表示器30に滑らかに表示されない。
別の例として、車両100が、操舵角が30度、車速が15km/hでロータリーを旋回する状況が考えられる。この場合、フレームレートは例えば90fpsが必要である。しかし、上記と同様に映像の表示に遅延が発生する。つまり、路側帯の様子が表示器30に滑らかに表示されない。
以上のように、車両100の地面に対する平行な方向の移動量が大きい状況では、表示器30の画面31に表示される映像も画面31の左右方向に大きく動く。このため、映像が映像として認識可能に表示器30に表示されるためには60fps以上の必要フレーム数が必要になる。
したがって、処理装置20は、車速及び操舵角を考慮した必要フレーム数が閾値を超える場合、表示器30に切替信号を出力することによって、車速及び操舵角に基づく必要フレーム数が閾値を超えない場合よりも表示器30のフレームレートを高くする。閾値は、例えば60fpsである。これは閾値の一例であり、閾値は適宜設定される。そして、必要フレーム数が60fpsから120fpsまでの範囲に含まれる場合、処理装置20はフレームレートを120fpsに上げる。本実施形態では、処理装置20は、表示器30の垂直解像度を変更することによりフレームレートを変更する。
処理装置20は、各機能を実現するため、図示しないマイクロコンピュータを有している。マイクロコンピュータは、命令を実行するCPU、プログラムが記憶されたROM、A/D変換器、D/A変換器、信号の入出力を行うI/O等を有して構成されている。
表示器30は、撮影装置10で撮影された映像を表示するための表示手段である。図5に示されるように、表示器30は、各撮影装置10に対応してダッシュボードの左右にそれぞれ設けられている。表示器30は、処理装置20から制御信号及び表示信号を入力し、当該表示信号に含まれる複数のフレームの画像を画面31に連続して表示することにより映像を表示する。
具体的には、図6に示されるように、表示器30は、画素アレイ部32、切替回路部33、データドライバ34、及びゲートドライバ35を有している。また、ゲートドライバ35は、1行選択部36及び2行選択部37を有している。
画素アレイ部32は、図示しない複数のデータ線と図示しない複数の走査線とが交差するように配置されたドットマトリクス型のものである。つまり、各データ線と各走査線とが交わる部分が画素に対応すると共に、当該交差部分で構成された領域が画面31に表示される有効表示領域とされている。本実施形態では、画素アレイ部32は、有機ELパネルとして構成されている。つまり、表示器30は有機ELディスプレイとして構成されている。
切替回路部33は、処理装置20から入力する制御信号及び表示信号に基づいて、データドライバ34及びゲートドライバ35を駆動する回路部である。また、切替回路部33は、処理装置20から切替信号を入力した場合、ゲートドライバ35の1行選択部36及び2行選択部37のいずれか一方を駆動する。
データドライバ34は、切替回路部33から入力した表示信号に基づいて各データ線に駆動電圧を印加する回路部である。データドライバ34は、画像の左右方向の描画を行う。
ゲートドライバ35は、切替回路部33から表示信号を入力し、表示信号に基づいて各走査線に駆動電圧を印加する回路部である。ゲートドライバ35は、1行選択部36または2行選択部37によって画像の上下方向の描画を行う。
1行選択部36は、画素アレイ部32の各走査線を1行毎に選択する。すなわち、1行選択部36は、表示信号に含まれるフレームの画像の第1行をそのまま各走査線の第1行に描写する。一方、2行選択部37は、画素アレイ部32の各走査線を2行毎に選択する。すなわち、2行選択部37は、表示信号に含まれるフレームの画像の第1行を各走査線の第1行及び第2行に同時に描写する。
したがって、2行選択部37によって表示される画像は、1行選択部36によって表示される画像に対して垂直解像度が下がる。しかし、2行選択部37は1行選択部36に対して2倍の行数を選択するので、1行選択部36が1枚のフレームの画像を描く間に2行選択部37は2枚のフレームの画像を描くことができる。
本実施形態では、表示器30は、1行選択部36が選択された場合は例えば60fpsのフレームレートで映像を表示する。一方、表示器30は、2行選択部37が選択された場合は例えば120fpsのフレームレートで映像を表示する。このように、2行選択部37は、1行選択部36よりも高いフレームレートで画像を表示する。
したがって、表示器30は、切替信号を入力した場合、当該切替信号に応じたフレームレートで映像を表示する。すなわち、表示器30は、切替回路部33によって1行選択部36または2行選択部37のいずれか一方を動作させることで、切替信号に応じたフレームレートで映像を表示する。
さらに、表示器30は、映像を表示中に処理装置20から切替信号を入力した場合、当該表示中のフレームの画像を最後まで表示した後、切替信号に従ったフレームレートで映像を表示する機能を有する。「最後」とは、最終行及び最終列の画素を指す。これにより、画像の途中でフレームレートが変化したことによる映像の乱れを防止することができる。以上が、本実施形態に係る電子ミラーシステムの全体構成である。
次に、電子ミラーシステムの作動について説明する。なお、処理装置20は、図5で示されるダッシュボードの右側の撮影装置10及び表示器30と、左側の撮影装置10及び表示器30と、をそれぞれ処理する。
まず、撮影装置10は、処理装置20から制御信号を入力することにより、120fpsのフレームレートで映像を撮影する。したがって、図7(a)に示されるように、撮影装置10は、1/60秒間に2フレームの画像を撮影する。
処理装置20は、随時、車両情報として車速及び操舵角を取得する。そして、処理装置20は、図4に示されたテーブルを用いて、車速及び操舵角に基づく必要フレーム数が閾値を超えるか否かを判定する。必要フレーム数が閾値を超えない場合では、すなわち低速走行時や操舵角が小さい旋回時等では、処理装置20は通常のフレームレートで映像を表示すると判定する。
したがって、図7(b)に示されるように、処理装置20は通常のフレームレートである60fpsの表示信号を生成し、当該表示信号及び制御信号を表示器30に出力する。表示器30の切替回路部33は、ゲートドライバ35のうち1行選択部36の駆動を選択すると共に、60fpsのフレームレートで映像を表示する。これにより、図7(c)に示されるように、60fpsのフレームレートの映像が表示器30に表示される。
一方、必要フレーム数が閾値を超える場合では、すなわち高速走行時や操舵角が大きい旋回時等では、処理装置20はフレームレートを高くして映像を表示すると判定する。一つの例として、直進(操舵角0度)のときに100km/hでフレームレートを変更する。別の例として、操舵角30度のときに10km/hでフレームレートを変更する。このような場合、処理装置20は通常の2倍のフレームレートである120fpsの表示信号を生成する。
具体的には、図7(d)に示されるように、処理装置20は、1/60秒間に2枚のフレームの画像を表示器30に表示させるために、1/60秒間に撮影された2フレームの画像の奇数行を選択する。つまり、処理装置20は、フレームの垂直方向を間引きする。これにより、1/60秒間に2フレーム分の画像の表示が可能になる。このように、処理装置20は、フレームの垂直解像度を下げることによりフレームレートを変更する。処理装置20は、上記のように生成した表示信号及び制御信号を表示器30に出力する。
続いて、表示器30の切替回路部33は、ゲートドライバ35のうち2行選択部37の駆動を選択する。これにより、図7(e)に示されるように、フレームの画像の奇数行が2行分に表示されるので、1/60秒間に2枚のフレームの画像が表示される。すなわち、表示器30は、120fpsのフレームレートで映像を表示する。これにより、表示器30は、フレームの垂直方向が間引きされた画像を表示する。
そして、処理装置20は、常時、車速及び操舵角に基づく必要フレーム数が閾値を超えるか否かを判定し、判定結果に応じて表示器30のフレームレートを変更する。例えば、図8に示されるように、40km/hの低速走行時では60fpsのフレームレートで映像を表示する。この場合の解像度は1280×720である。一方、100km/hの高速走行時では120fpsのフレームレートで映像を表示する。この場合の解像度は1280×360であり、低速走行時よりも垂直解像度が低い。
ここで、高速走行時や旋回時に映像が画面31の左右方向に流れるため、水平解像度とフレーム数の両立が重要となる。一方、高速走行時や旋回時ではフレームの垂直解像度の影響は小さい。したがって、フレームの垂直解像度を50%に下げても映像の視認性を確保することができる。
上記のように、車両100の車速に応じてフレームレートが切り替えられるが、処理装置20及び表示器30の処理速度は75MHz/dotで一定である。すなわち、データ転送速度を増加させなくても高フレームレートの表示を実現することができる。このため、表示器30は低速走行時では2枚のフレームの画像を表示する時間において、高速走行時では4枚のフレームの画像を表示することができる。
以上説明したように、本実施形態では、車速及び操舵角に応じて表示器30に表示される映像のフレームレートが変更される構成である。言い換えると、車両100の地面に対する平行な方向の移動量が大きい場合には表示器30の画面31に表示される映像も画面31の左右方向の動きが大きくなるので、表示器30のフレームレートを高くすることで映像の表示に遅延が発生しないようにすることができる。したがって、映像が映像として認識可能に表示器30に表示されるので、映像の視認性を向上させることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、表示器30は、液晶ディスプレイとして構成されている。液晶ディスプレイは、液晶材料の特性上、温度に応じて見え方が変化する。そこで、必要フレーム数は、車速及び操舵角だけでなく表示器30の温度情報を考慮して設定されている。
具体的には、図9に示されるように、温度情報を考慮した必要フレーム数は第1実施形態で示された図4のテーブルとは異なる。なお、図9に示されたテーブルは、表示器30の画面31の温度が0℃の場合を現状としている。
一つの例として、直進すなわち操舵角0度のときに80km/hでフレームレートを変更する。別の例として、操舵角30度のときに8km/hでフレームレートを変更する。このように、表示器30の温度情報を考慮した必要フレーム数は、温度情報を考慮しない場合よりも高くなる。つまり、図9に示された操舵角の傾きが図4に示された操舵角の傾きよりも大きくなる。
処理装置20は、車両情報として温度情報を取得する機能を有している。処理装置20は、表示器30に設けられた温度センサや、表示器30の温度を取得した他の電子制御装置等から温度情報を取得する。温度情報は、表示器30の温度であるが、映像が表示される画面31の温度を取得することが好ましい。また、表示器30の温度として、車室内温度を代用しても良い。
したがって、処理装置20は、車両情報として温度情報を取得し、図9に示された温度情報を考慮した必要フレーム数のテーブルを用いて、必要フレーム数が閾値を超えるか否かに応じて表示器30に切替信号を出力する。そして、必要フレーム数が閾値を超える場合、処理装置20は、温度情報を考慮した必要フレーム数が閾値を超えない場合よりも表示器30のフレームレートを高くする。
以上のように、液晶ディスプレイとして構成された表示器30の温度情報を考慮して表示器30のフレームレートを変更することにより、表示器30の温度に応じたフレームレートで映像を表示器30に表示させることができる。したがって、液晶ディスプレイに表示される映像の視認性を向上させることができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、昼間または夜間に応じて必要フレーム数が変化することに対応している。つまり、必要フレーム数は、車両100の車内照度を考慮して設定されている。
例えば、第1実施形態で示された図4のテーブルを昼用とする。これに対し、図10に示されたテーブルを夜用とする。夜の場合、一つの例として、直進すなわち操舵角0度のときに75km/hでフレームレートを変更する。別の例として、操舵角30度の時に7.5km/hでフレームレートを変更する。このように、夜における必要フレーム数は、昼における必要フレーム数よりも高くなる。つまり、図10に示された操舵角の傾きが図4に示された操舵角の傾きよりも大きくなる。これは、昼よりも夜の景色及び画面31が見づらくなるからである。
処理装置20は、車両情報として車内照度を取得する機能を有している。処理装置20は、車両100に設けられた日射センサや、日射センサから照度情報を取得した他の電子制御装置等から照度情報を取得する。照度情報は、車室内の明るさを示す情報であるが、処理装置20は、車両100のライトのON/OFFを照度情報として取得しても良い。
したがって、処理装置20は、車両情報として車内照度を取得し、図4及び図10に示された車内照度を考慮した必要フレーム数のテーブルを用いて、必要フレーム数が閾値を超えるか否かに応じて表示器30に切替信号を出力する。
以上のように、車室内の明るさを考慮して表示器30のフレームレートを変更することにより、表示器30の照度環境に応じたフレームレートで映像を表示器30に表示させることができる。したがって、映像の視認性を向上させることができる。
(第4実施形態)
本実施形態では、第1〜第3実施形態と異なる部分について説明する。図11に示されるように、処理装置20は、撮影装置10と表示器30の両方に切替信号を出力する構成になっている。したがって、撮影装置10は、切替信号に応じて撮影する映像のフレームレートを60fpsまたは120fpsに変更する機能を有している。
次に、本実施形態に係る電子ミラーシステムの作動について説明する。まず、処理装置20は、図4に示されたテーブルを用いて、車速及び操舵角に基づく必要フレーム数が閾値を超えるか否かを判定する。
そして、必要フレーム数が閾値を超えない場合では、処理装置20は通常のフレームレートで映像を撮影及び表示すると判定する。この場合、処理装置20は、60fpsのフレームレートで映像を撮影及び表示するための切替信号を撮影装置10及び表示器30に出力する。これにより、図12(a)に示されるように、撮影装置10は、60fpsのフレームレートで映像を撮影すると共に、映像信号を処理装置20に出力する。
図12(b)に示されるように、処理装置20は、切替信号によって変更させられたフレームレートに応じた映像信号を撮影装置10から入力し、当該映像信号に基づくフレームの画像を表示可能に処理して表示信号を生成する。また、処理装置20は、当該表示信号及び制御信号を表示器30に出力する。そして、表示器30の切替回路部33は、ゲートドライバ35のうち1行選択部36の駆動を選択しているので、図12(c)に示されるように、表示器30は60fpsのフレームレートの映像を表示する。
一方、必要フレーム数が閾値を超える場合では、処理装置20はフレームレートを高くして映像を撮影及び表示すると判定する。この場合、処理装置20は、120fpsのフレームレートで映像を撮影及び表示するための切替信号を撮影装置10及び表示器30に出力する。これにより、図12(d)に示されるように、撮影装置10は、120fpsのフレームレートで映像を撮影する。つまり、撮影装置10は、フレームの垂直方向を間引きした映像を撮影する。そして、撮影装置10は、当該映像の映像信号を処理装置20に出力する。
この後、上記と同様に、図12(e)に示されるように、処理装置20は、映像信号に基づくフレームの画像を表示可能に処理して表示信号及び制御信号を表示器30に出力する。つまり、処理装置20は予めフレームの垂直方向が間引きされた映像信号を処理する。また、表示器30の切替回路部33は、ゲートドライバ35のうち2行選択部37の駆動を選択しているので、図12(f)に示されるように、表示器30は120fpsのフレームレートの映像を表示する。
以上の構成によると、撮影装置10から処理装置20に送られてくる映像信号は既に所望のフレームレートに切り替えられているので、処理装置20における映像信号の処理を少なくすることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された車両用表示装置の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、電子ミラーシステムが構成されていれば良いので、撮影装置10と処理装置20とが一体化されても良いし、処理装置20と表示器30とが一体化されても良い。
第2実施形態では、表示器30は液晶ディスプレイとして構成されているが、表示器30が有機ELディスプレイとして構成されていても、表示器30の温度情報を考慮した必要フレーム数に基づいて表示器30のフレームレートを変更する構成でも良い。
また、第2実施形態では第3実施形態で示された照度情報を必要フレーム数に含めても良いし、第3実施形態では第2実施形態で示された温度情報を必要フレーム数に含めても良い。また、処理装置20は、車速、操舵角、照度情報、及び温度情報を考慮した必要フレーム数に基づいて切替信号を表示器30に出力する構成でも良い。また、車両100の状態を示す車両情報は、車速、操舵角、照度情報、及び温度情報に限られない。
上記各実施形態では、電子ミラーシステムに撮影装置10が備えられているが、撮影装置10は必須の構成ではなく、撮影装置10で撮影された映像の映像信号が処理装置20に入力される構成でも良い。この場合、映像信号は有線で処理装置20に入力される構成に限られず、撮影装置10と処理装置20とが電気的に分離された状態で処理装置20が撮影装置10から無線で映像信号を受信する構成になっていても良い。
上記各実施形態では、電子ミラーシステムが車両100のサイドミラーとして使用される例について説明したが、電子ミラーシステムが車両100のバックミラーとして使用されても良い。もちろん、サイドミラー及びバックミラーに限られず、車両100の周囲を撮影して車室内の表示器30に表示させる際に上記の電子ミラーシステムを用いることができる。
10 撮影装置
20 処理装置
30 表示器
31 画面
100 車両

Claims (7)

  1. 撮影装置(10)によって撮影された車両(100)の外部の映像の映像信号を前記撮影装置から入力し、前記映像信号に基づくフレームの画像を表示可能に処理して表示信号を生成する処理装置(20)と、
    前記処理装置から前記表示信号を入力し、当該表示信号に含まれる複数のフレームの画像を画面(31)に連続して表示することにより前記映像を表示する表示器(30)と、
    を備え、
    前記映像が前記映像として認識可能に前記表示器に表示されるために必要なフレームレートを必要フレーム数とすると、
    前記処理装置は、前記車両の状態を示す車両情報を取得し、前記車両情報に基づく必要フレーム数が閾値を超えるか否かに応じて、前記表示器に表示される前記映像のフレームレートを変更する切替信号を前記表示器に出力し、
    前記表示器は、前記処理装置から前記切替信号を入力し、当該切替信号に応じたフレームレートで前記映像を表示し、
    前記必要フレーム数は、前記車両の車速及び操舵角を考慮して設定されており、
    前記処理装置は、前記車両情報として前記車速及び前記操舵角を取得し、前記車速及び前記操舵角を考慮した必要フレーム数が前記閾値を超える場合、前記表示器に前記切替信号を出力することによって、前記車速及び前記操舵角に基づく必要フレーム数が前記閾値を超えない場合よりも前記表示器のフレームレートを高くする車両用表示装置。
  2. 前記必要フレーム数は、前記表示器の温度情報を考慮して設定されており、
    前記処理装置は、前記車両情報として前記温度情報を取得し、前記温度情報を考慮した必要フレーム数が前記閾値を超える場合、前記表示器に前記切替信号を出力することによって、前記温度情報を考慮した必要フレーム数が前記閾値を超えない場合よりも前記表示器のフレームレートを高くする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記必要フレーム数は、前記車両の車内照度を考慮して設定されており、
    前記処理装置は、前記車両情報として前記車内照度を取得し、前記車内照度を考慮した必要フレーム数が前記閾値を超えるか否かに応じて、前記表示器に前記切替信号を出力する請求項1または2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記処理装置は、前記表示器の垂直解像度を変更することにより前記フレームレートを変更する請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用表示装置。
  5. 前記処理装置は、前記必要フレーム数が前記閾値を超えるか否かに応じて、前記撮影装置及び前記表示器に前記切替信号を出力し、前記切替信号によって変更させられたフレームレートに応じた映像信号を前記撮影装置から入力し、当該映像信号に基づくフレームの画像を表示可能に処理して前記表示信号を生成すると共に前記表示器に出力する請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用表示装置。
  6. 前記表示器は、前記映像を表示中に前記処理装置から前記切替信号を入力した場合、当該表示中のフレームの画像を最後まで表示した後に、前記切替信号に従ったフレームレートで前記映像を表示する請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用表示装置。
  7. 前記撮影装置を備えている請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用表示装置。
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