JP6595860B2 - 電線束 - Google Patents

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本発明は、複数の電線を束ねた電線束に関する。
従来から、複数の電線から伸びる複数の芯線を超音波溶接するにあたり、超音波溶接された溶接部を外力から保護する手法が知られている。例えば、従来の電線束の一つ(以下「従来電線束」という。)は、複数の電線から延びる芯線同士を超音波溶接によって接合した溶接部よりも基端側に電線同士が撚り合わされた箇所を設け、電線同士を引き離そうとする外力を撚り合わされた箇所において吸収することにより、溶接部の剥離を防止するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−235671号公報
従来電線束では、電線同士が撚り合わされた箇所において外力を吸収するようになっている。しかし、この箇所において吸収可能な外力はそれほど大きくないため、電線に作用する外力が大きい場合にはこの箇所にて外力を十分に吸収できず、溶接部に大きな外力が及ぶ場合がある。この場合、溶接部において芯線が剥離するなどの破損が生じる可能性がある。溶接部の破損は、電線束が使用される際の耐久性などに関わるため、出来る限り防がれることが望ましい。そこで、芯線を超音波溶接した電線束において、溶接部の破損を防ぐ新たな手法が望まれていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の電線の芯線が超音波溶接された電線束について、電線束に外力が及ぼされた場合であっても出来る限り溶接部の破損を防ぐことが可能な電線束を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る電線束は、下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1)
複数の電線と、前記複数の電線から延びる複数の芯線が超音波溶接によって一体化された溶接部と、を備えた電線束であって、
前記複数の電線は、
前記溶接部からの電線長さが第1長さである第1箇所前記溶接部からの電線長さが前記第1長さよりも長い第2長さである第2箇所との間の距離が小さくなるようにも前記距離が大きくなるようにも前記第1箇所及び前記第2箇所が相対移動可能に、前記第1箇所と前記第2箇所との間において該複数の電線が湾曲した、湾曲部を有する、
電線束であること。
(2)
上記(1)に記載の電線束において、
前記複数の電線が、
前記湾曲部として、前記第1箇所と前記第2箇所との間において、少なくとも1つの環を形成する、
電線束であること。
(3)
上記(2)に記載の電線束において、
前記少なくとも1つの環が、
螺旋状の形状、又は、結び目状の形状を有する、
電線束であること。
(4)
上記(2)又は上記(3)に記載の電線束であって、
前記湾曲部を格納可能なケースを更に備え、
前記湾曲部が、前記ケース内に格納された、
電線束であること。
(5)
上記(1)に記載の電線束であって、
前記複数の電線を支持可能な一つ又は複数の支持部を有するサポータを更に備え、
前記サポータが、
前記第1箇所及び前記第2箇所の少なくとも一方を前記支持部によって支持すると共に、
前記複数の電線が、
前記支持部に支持された箇所から前記溶接部に向かう該複数の電線の向きと、前記支持部に支持された箇所から前記溶接部とは逆側へ向かう該複数の電線の向きとが同一直線上に位置しないように、前記サポータに配索された、
電線束であること。
(6)
上記(5)に記載の電線束において、
前記サポータが、
前記支持部の一つである第1支持部によって前記第1箇所を支持し、前記支持部の他の一つである第2支持部によって前記第2箇所を支持した、
電線束であること。
上記(1)の構成の電線束によれば、湾曲部が、電線束への外力(例えば、一の電線と他の電線とを異なる方向に引く力)を吸収できる。更に、湾曲部の大きさ(換言すると、第1箇所と第2箇所との間の電線長さ)を長くすれば、湾曲部にて吸収可能な外力の許容量を大きくできる。よって、従来電線束のように単に電線同士を撚り合わせた場合に比べ、外力を吸収する機能であるバッファ機能の拡張性に優れる。よって、想定される外力の大きさに合わせて湾曲部の大きさを調整すれば、出来る限り溶接部の破損を防止できる。したがって、本構成の電線束は、電線束に外力が及ぼされた場合であっても出来る限り溶接部の破損を防止できる。
上記(2)の構成の電線束によれば、湾曲部の少なくとも1つの環の径が小さくなる(引き締まる)ことにより、電線に作用する外力を吸収できる。更に、環の径の大きさ及び環の数などを調整することにより、湾曲部にて吸収可能な外力の許容量を容易に調整できる。
上記(3)の構成の電線束によれば、湾曲部の螺旋状または結び目状の環の径が小さくなる(引き締まる)ことにより、電線に作用する外力を吸収できる。しかも、環の径の大きさ及び環の数(例えば、螺旋巻きの場合の旋回数)等を調整することにより、湾曲部にて吸収可能な外力の許容量を容易に調整できる。
上記(4)の構成の電線束によれば、ケースにより、湾曲部の環を外部から隔離できる。そのため、例えば、自動車の車体などの対象物に電線束を取り付ける際、湾曲部の環が意図せず周辺の物に引っ掛かることを防止できる。よって、電線束を対象物に取り付ける際の作業性を向上できる。更に、ケース内に湾曲部を収めることにより、湾曲部をコンパクトに纏めることができ、電線束を設置するスペースの確保も容易となる。
上記(5)の構成の電線束によれば、湾曲部によって吸収可能な外力の許容量よりも大きい外力が電線束に及んだ場合であっても、支持部が溶接部よりも先に外力を受け、溶接部に外力が直接及ぶことを防止できる。換言すると、支持部は、湾曲部によるバッファ機能を使い尽くした後(湾曲部によって吸収可能な外力の許容量よりも大きい外力が電線束に及んだ場合)であっても溶接部に外力が直接及ぶことを防ぐ働き、を有する。よって、サポータがない場合に比べ、出来る限り溶接部の破損を防止できる。
上記(6)の構成の電線束によれば、湾曲部によって吸収可能な外力の許容量よりも大きい外力が電線束に及んだ場合であっても、電線が第1支持部及び第2支持部に絡み付くことにより、第1支持部及び第2支持部が溶接部よりも先に外力を受け、溶接部に外力が直接及ぶことを防止できる。
本発明によれば、複数の電線の芯線が超音波溶接された電線束について、電線束に外力が及ぼされた場合であっても出来る限り溶接部の破損を防ぐことが可能な電線束を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電線束を説明する模式図である。 図2は、の電線束の湾曲部が格納されるケースの断面図である。 図3は、ケースの支持棒に装着される環状スペーサの断面図である。 図4は、ケースへの湾曲部の格納手順を説明する説明図である。 図5は、カバーが装着されたケースの平面図である。 図6は、本発明の第1実施形態の変形例に係る電線束を説明する模式図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係る電線束を説明する模式図である。 図8は、サポータへの湾曲部の支持手順を説明する説明図である。 図9は、電線に外力が作用した状態を説明する湾曲部の側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る電線束(以下「電線束1」という。)を説明する。
図1に示すように、電線束1は、複数の電線21を備えている。電線21は、芯線22の外周を絶縁被覆23で覆った絶縁電線である。芯線22は、例えば、銅を主成分とする金属材料及びアルミニウム等から形成された導体である。絶縁被覆23は、絶縁性を有する樹脂材料である。芯線22は、先端部が露出するように絶縁被覆23によって覆われている。
複数の電線21は、先端部から延びる複数の芯線22が超音波溶接によって一体化された溶接部25を備えている。
電線束1は、溶接部25の近傍箇所に、湾曲部31を備えている。湾曲部31では、複数の電線21が湾曲されて螺旋状に1回周回し、1つの環を形成した状態とされている。この環が、余長部32を形成している。電線21は、溶接部25からの電線長さが第1長さである箇所を第1箇所P1と、溶接部25からの電線長さが第1長さよりも長い第2長さである箇所を第2箇所P2と、が近づくように湾曲し、湾曲部31を形成している。
図2に示すように、電線束1の湾曲部31が格納されるケース41は、底板部42と、底板部42の周縁から立設された周壁部43とを有しており、内部が収容空間Sとされた箱型に形成されている。周壁部43には、互いに対向する位置に、切欠き部44が形成されている。ケース41には、その底板部42に、支持棒45が立設されている。ケース41には、湾曲部31が収容され、電線21における湾曲部31よりも溶接部25側及び湾曲部31よりも溶接部25と反対側の部分が切欠き部44に通されている。ケース41に収容された湾曲部31は、支持棒45に対して、隙間をあけて周囲を囲うように配置されている。
ケース41は、固定片47を有している。固定片47には、挿通孔48が形成されている。ケース41は、固定片47の挿通孔48にボルト(図示省略)を挿通し、そのボルトを自動車等の車両のボディに設けられたねじ孔にねじ込むことにより、車両のボディの所定位置に締結固定される。但し、ケース41は、必ずしも固定片47及び挿通孔48を有する必要はない。
ケース41に電線21の湾曲部31を収容させる際には、図3に示すように、支持棒45よりも大径の孔部33を有する環状スペーサ34を用いる。具体的には、環状スペーサ34を用いて湾曲部31をケース41に収容させるには、まず、環状スペーサ34を、孔部33に支持棒45が挿通されるように、ケース41に装着する。次いで、図4に示すように、電線21を環状に湾曲させ、環状スペーサ34の外周側に巻回させながらケース41の収容空間S内に収容させ、電線21の湾曲部31から延びる電線21の両端(溶接部25に向かう電線、及び、溶接部25とは逆側に向かう電線)を切欠き部44に通す。その後、ケース41から環状スペーサ34を取り外す。このようにすると、電線21は、支持棒45に対して周方向に隙間をあけた状態でケース41の収容空間S内に収容される。
図5に示すように、ケース41には、カバー49が装着される。カバー49は、ケース41の底板部42と反対側に装着される。これにより、ケース41の収容空間Sがカバー49によって封鎖され、電線21の湾曲部31のケース41への収容状態が維持される。
上述したように構成された電線束1において、電線21の各々が異なる方向に引かれたとき(電線21同士を引き離そうとする外力が電線束1に及んだとき)、溶接部25から離れる方向に電線21が移動し、ケース41内の湾曲部31の余長部32である環が縮径する。したがって、電線束1に外力が及んだとき、外力が余長部32にて吸収されることとなる。
更に、電線21に作用する外力が余長部32にて吸収可能な許容量よりも大きい場合、ケース41の支持棒45に対し、縮径した電線21の湾曲部31が巻き付く。これにより、電線21に大きな外力が作用しても、溶接部25へ外力が直接作用することが出来る限り防がれる。
このように、第1実施形態に係る電線束1によれば、湾曲部31の環(余長部32)が、電線束1への外力を吸収する。これにより、外力が電線束1の溶接部25に直接及ぶことを防止できる。更に、湾曲部31の大きさ(第1箇所P1と第2箇所P2との間の電線長さ)を長くすれば、湾曲部31にて吸収可能な外力の許容量を大きくできる。即ち、単に電線同士をねじった従来電線束と比べ、外力を吸収する機能であるバッファ機能の拡張性に優れる。よって、想定される外力の大きさに合わせて湾曲部31の大きさを調整すれば、電線束1に外力が及ぼされた場合であっても出来る限り溶接部25の破損を防止できる。
なお、湾曲部31を構成する環の数は、1つに限らず、2つ以上でも良い。更に、湾曲部31の環の径の大きさ、及び、環の数等を調整することにより、湾曲部31にて吸収可能な外力の許容量を容易に調整できる。
更に、第1実施形態では、湾曲部31をケース41内に格納している。そのため、自動車の車体などの対象物に電線束1を取り付ける際、湾曲部31の環が意図せず周辺の物に引っ掛かることを防止できる。よって、電線束1を対象物に取り付ける際の作業性を向上できる。更に、ケース41内に湾曲部31を収めることにより、湾曲部31をコンパクトに纏めることができ、湾曲部31の設置スペースの確保が容易となる。
なお、電線21の環を形成する湾曲部31は、螺旋状に巻いたものに限らない。例えば、図6に示すように、電線21の環を形成する湾曲部31として、結び目状に環を形成しても良い。この湾曲部31では、図1に示すように電線21を湾曲させて環状に巻いた後、溶接部25を有する一端側の電線21部分を互いの交差箇所で他端側の電線21部分に巻き付け、電線21の環状部分に通している。これにより、電線21に結び目状の環からなる湾曲部31が形成されている。
この結び目状の湾曲部31を有する電線束1の場合も、上記同様、電線束1に外力が及んだとき、結び目状の湾曲部31の余長部32である環が縮径して締まり、その外力が吸収されることとなる。なお、この結び目状の環からなる湾曲部31は、上記同様、ケース41内に格納されても良い。
更に、上記同様、環の径の大きさ等を調整することにより、湾曲部31にて吸収可能な外力の許容量を容易に調整できる。
(第2実施形態)
次いで、本発明の第2実施形態に係る電線束(以下「電線束1A」という。)を説明する。なお、電線束1Aにおいて電線束1と同一の構造を有する部位には、電線束1のそのような部位に付された符号と同一の符号が付されている。これら部位についての詳細な説明は、適宜省略される。
図7に示すように、第2実施形態に係る電線束1Aでは、サポータ51が用いられる。サポータ51は、固定板52と支持部53とを備えている。支持部53は、棒状に形成されたもので、固定板52に立設されている。支持部53は、固定板52に、2つ設けられており、それぞれ第1支持部53A及び第2支持部53Bとされている。第1支持部53A及び第2支持部53Bは、それぞれ電線21の配策方向に対して直交する方向へ間隔をあけて配置されている。
電線21は、第1支持部53A及び第2支持部53Bにそれぞれ係止されて支持されており、第1支持部53A及び第2支持部53Bで支持された箇所が、それぞれ第1箇所P1及び第2箇所P2とされている。これにより、複数の電線21は、第1支持部53Aに支持された箇所から溶接部25に向かう部分の向きと、第2支持部53Bに支持された箇所から溶接部25とは逆側へ向かう部分の向きと、が同一直線上に位置しないようにサポータ51に配索されている。
電線21は、第1支持部53Aと第2支持部53Bとで支持されて湾曲された部分が、溶接部25からの電線長さが第1長さである第1箇所P1に、溶接部25からの電線長さが第1長さよりも長い第2長さである第2箇所P2が近付くように、複数の電線21が湾曲した湾曲部31Aとされている。また、電線21は、湾曲部31Aに、交互に反対方向へ屈曲して蛇腹形状とされて弛んだ余長部55を有している。
サポータ51に電線21を支持させるには、図8に示すように、千鳥状に配置された複数のボス61を有する治具62を用いる。
具体的には、サポータ51の第1支持部53A及び第2支持部53Bに電線21を係止させて支持させる。次に、第1支持部53A及び第2支持部53Bの間における電線21を弛ませ、治具62のボス61に交互に係止させる。このようにすると、電線21は、第1支持部53A及び第2支持部53Bの間で、交互に反対方向へ屈曲される。その後、治具62をサポータ51から離間させ、ボス61を電線21から外す。これにより、電線21は、第1支持部53A及び第2支持部53Bの間で、交互に反対方向へ屈曲されて弛み、余長部55が形成される。
電線束1Aにおいて、電線束1Aに外力が及ぶと、図9に示すように、サポータ51における湾曲部31Aの余長部55が延びる。その結果、外力が吸収されることとなる。
電線21に作用する外力が余長部55にて吸収可能な許容量よりも大きい場合、サポータ51の第1支持部53A及び第2支持部53Bに電線21が絡み付く。これにより、電線21に大きな外力が作用しても、溶接部25へ外力が直接作用することが出来る限り防がれる。
このように、第2実施形態に係る電線束1Aによれば、湾曲部31Aの余長部55が、電線束1への外力を吸収する。これにより、一の電線21と他の電線21とを異なる方向に引く力(外力)を吸収し、外力が電線束1の溶接部25に直接及ぶことを防止できる。更に、湾曲部31Aの大きさ(第1箇所P1と第2箇所P2との間の電線長さ)を長くすれば、湾曲部31Aにて吸収可能な外力の許容量を大きくできる。即ち、単に電線同士をねじった従来電線束と比べ、外力を吸収する機能であるバッファ機能の拡張性に優れる。よって、想定される外力の大きさに合わせて湾曲部31Aの大きさを調整すれば、電線束1Aに外力が及ぼされた場合であっても出来る限り溶接部25の破損を防止できる。
特に、第2実施形態によれば、湾曲部31Aによって吸収可能な外力の上限よりも大きい外力が電線束1Aに及び、電線21が引っ張られて湾曲部31Aの弛みからなる余長部55の余長がなくなっても、電線21が第1支持部53A及び第2支持部53Bに絡み付くことにより、溶接部25に外力が直接及ぶことを防止できる。
なお、上記第2実施形態では、第1支持部53A及び第2支持部53Bの二つの支持部53を設けたが、支持部53は、一つであっても良く、三つ以上であっても良い。更に、支持部53は、棒状に形成されたものに限らず、リング状及びクランク状などであっても良い。
(他の態様)
本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。
ここで、上述した本発明に係る電線束の特徴をそれぞれ以下(1)〜(6)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
複数の電線(21)と、前記複数の電線から延びる複数の芯線(22)が超音波溶接によって一体化された溶接部(25)と、を備えた電線束であって、
前記複数の電線(21)は、
前記溶接部(25)からの電線長さが第1長さである第1箇所(P1)に、前記溶接部からの電線長さが前記第1長さよりも長い第2長さである第2箇所(P2)が近付くように、該複数の電線が湾曲した、湾曲部(31)を有する、
電線束。
(2)
上記(1)に記載の電線束において、
前記複数の電線(21)が、
前記湾曲部(31)として、前記第1箇所と前記第2箇所との間において、少なくとも1つの環を形成する、
電線束。
(3)
上記(2)に記載の電線束において、
前記少なくとも1つの環が、
螺旋状の形状、又は、結び目状の形状を有する、
電線束。
(4)
上記(2)又は上記(3)に記載の電線束であって、
前記湾曲部(31)を格納可能なケース(41)を更に備え、
前記湾曲部(31)が、前記ケース(41)内に格納された、
電線束。
(5)
上記(1)に記載の電線束であって、
前記複数の電線(21)を支持可能な一又は複数の支持部(53)を有するサポータ(51)を更に備え、
前記サポータ(51)が、
前記第1箇所(P1)及び前記第2箇所(P2)の少なくとも一方を前記支持部(53)によって支持すると共に、
前記複数の電線(21)が、
前記支持部に支持された箇所から前記溶接部(25)に向かう該複数の電線の向きと、前記支持部に支持された箇所から前記溶接部とは逆側へ向かう該複数の電線の向きと、が同一直線上に位置しないように、前記サポータに配索された、
電線束。
(6)
上記(5)に記載の電線束において、
前記サポータ(51)が、
前記支持部の一つである第1支持部(53A)によって前記第1箇所(P1)を支持し、前記支持部の他の一つである第2支持部(53B)によって前記第2箇所(P2)を支持した、
電線束。
1 電線束
21 電線
22 芯線
25 溶接部
31 湾曲部
P1 第1箇所
P2 第2箇所
41 ケース
51 サポータ
53 支持部
53A 第1支持部
53B 第2支持部

Claims (6)

  1. 複数の電線と、前記複数の電線から延びる複数の芯線が超音波溶接によって一体化された溶接部と、を備えた電線束であって、
    前記複数の電線は、
    前記溶接部からの電線長さが第1長さである第1箇所前記溶接部からの電線長さが前記第1長さよりも長い第2長さである第2箇所との間の距離が小さくなるようにも前記距離が大きくなるようにも前記第1箇所及び前記第2箇所が相対移動可能に、前記第1箇所と前記第2箇所との間において該複数の電線が湾曲した、湾曲部を有する、
    電線束。
  2. 請求項1に記載の電線束において、
    前記複数の電線が、
    前記湾曲部として、前記第1箇所と前記第2箇所との間において、少なくとも1つの環を形成する、
    電線束。
  3. 請求項2に記載の電線束において、
    前記少なくとも1つの環が、
    螺旋状の形状、又は、結び目状の形状を有する、
    電線束。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の電線束であって、
    前記湾曲部を格納可能なケースを更に備え、
    前記湾曲部が、前記ケース内に格納された、
    電線束。
  5. 請求項1に記載の電線束であって、
    前記複数の電線を支持可能な一又は複数の支持部を有するサポータを更に備え、
    前記サポータが、
    前記第1箇所及び前記第2箇所の少なくとも一方を前記支持部によって支持すると共に、
    前記複数の電線が、
    前記支持部に支持された箇所から前記溶接部に向かう該複数の電線の向きと、前記支持部に支持された箇所から前記溶接部とは逆側へ向かう該複数の電線の向きと、が同一直線上に位置しないように、前記サポータに配索された、
    電線束。
  6. 請求項5に記載の電線束において、
    前記サポータが、
    前記支持部の一つである第1支持部によって前記第1箇所を支持し、前記支持部の他の一つである第2支持部によって前記第2箇所を支持した、
    電線束。
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