JP6595643B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、スロットマシン等の遊技機に関する。
従来から、メイン制御部からの情報をもとに、サブ制御部による制御によって報知された内容に基づいて、遊技者が、所定のタイミングで各ストップスイッチを操作したり、所定の押し順で各ストップスイッチを操作したりすれば、当選した特定役(いわゆるAT役)に入賞し易くなるアシストタイム(AT)を行う遊技機(AT機)があった(特許文献1)。
上記したAT機では、AT期間に移行するか否かはサブ制御部で決定されるため、AT期間中の遊技以外においても、押し順等の各ストップスイッチの操作態様を確認できる情報が、メイン制御部からサブ制御部に送信される。したがって、例えば、特定の操作を行えばATが発生するようにサブ制御部を改造し、強制的にATを発生させるという不正行為が行われるおそれがある。この場合、本来報知演出が行われるはずのない遊技でも報知演出を受けることができるため、想定されている以上のメダルが遊技者に払出されることになる。また別のケースでは、メイン制御部からサブ制御部に送信される情報が、途中の信号線へのアクセスにより不正に抽出されるおそれがあり、特定役(AT役)への入賞に係る押し順等の各ストップスイッチの操作態様に関する情報が、AT中でないにもかかわらず抽出される事態が起こり得る。
そこで、サブ制御部により受信されたコマンドが正規なものかを判定するために、不正判定用の特殊な信号を含むコマンドを、常にメイン制御部からサブ制御部に送信し、サブ制御部において受信されたコマンドに特殊な信号が含まれていなかった場合に、何らかの不正が行われているとサブ制御部において判断することが提案されている(特許文献2)。
特開2002−172200号公報 特開2014−57703号公報
しかし、特許文献2ではサブ制御部で不正か否かを判断するので、サブ制御部が故障している場合は判断が難しいという問題点があった。
本発明は、サブ制御装置(サブ制御部)の不正改造によって不正行為が行われることを防止するとともに、仮に不正があってもメイン制御装置(メイン制御部)だけで遊技を進めることが可能で、さらに、遊技機に特定事象が発生した場合に、特定事象の発生を伝える遊技機を提供することを目的とし、特に、ストップスイッチの操作態様を報知しているときに所定のエラーが発生した場合でも適切に報知を行うことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数のリール62と、複数のストップスイッチ50と、遊技の進行を制御するメイン制御手段200と、演出の実行を制御するサブ制御手段300と、前記ストップスイッチ50の操作態様を示すメイン操作情報を報知可能な第1の報知装置(報知手段90であって、具体的には、例えば払出枚数表示器88)と、前記ストップスイッチ50の操作態様を示すサブ操作情報を報知可能な第2の報知装置(具体的には、例えば、表示装置84)と、を備え、前記第1の報知装置は、前記メイン制御手段200により制御され、前記第2の報知装置は、前記サブ制御手段300により制御され、前記メイン制御手段200は、前記第1の報知装置による前記メイン操作情報の報知を行っている状況下では、所定のエラーが発生しても、前記第1の報知装置による前記メイン操作情報の報知を継続し、前記サブ制御手段300は、前記第2の報知装置による前記サブ操作情報の報知を行っている状況下では、前記所定のエラーが発生したとき、前記第2の報知装置による前記サブ操作情報の報知に替え、エラーが発生したことを報知し、前記所定のエラーが発生しても、前記ストップスイッチ50が操作されたときは、対応する前記リールが停止可能であり、前記所定のエラーは、投入メダルセンサに異常入力があった場合に発生するエラーであり、前記所定のエラーを含む複数種類のエラーがあり、前記複数種類のエラーに応じた複数種類のエラー情報があり、前記メイン操作情報には、前記複数のストップスイッチ50の操作態様に応じた複数種類の報知態様があり、前記メイン制御手段200は、前記複数種類のエラーの何れかが発生したときは当該発生したエラーに応じた前記エラー情報を報知可能であって、全ての種類の前記エラー情報で用いる報知態様には、何れの種類の前記メイン操作情報を報知するときにも出現しない報知態様を含み、前記メイン制御手段により報知される前記メイン操作情報は、いずれの前記ストップスイッチ50を操作すべきかを指示し、当該指示された当該ストップスイッチへの操作毎に態様が変化する第1のメイン操作情報と、複数種類ある操作態様のうちいずれの操作態様であるかを示し、前記ストップスイッチ50への操作毎に態様が変化しない第2のメイン操作情報と、を含むものであり、前記第1のメイン操作情報と前記第2のメイン操作情報とをともに報知する、ことを特徴とする。
また、他の例として、複数種類の図柄61を可変表示するリール62を複数有する表示手段と、前記リール62それぞれの可変表示を停止させる停止操作手段とを備え、全ての前記リール62が停止したときの図柄61組合せに応じて遊技者に特典を付与する遊技機10において、遊技の進行を制御するメイン制御手段200と、前記メイン制御手段200から送信されるコマンドに基づき遊技の進行に合わせた演出の制御を行うサブ制御手段300と、前記メイン制御手段200に基づいて情報を報知する報知手段90(具体的には、例えば払出枚数表示器88)と、前記サブ制御手段300に基づいて演出を行う演出実行手段83(具体的には、例えば表示装置84)とを備え、前記メイン制御手段200は、前記停止操作手段の操作態様によって遊技者に付与する有利度の異なる特定役(具体的には、例えば左中右正解ベル1〜4、昇格リプレイ1〜6等)を含む複数の役のいずれに当選したか否かを決定する役抽選を行う役抽選手段210と、特定事象(具体的には、例えばエラー)の発生を検知する特定事象検知手段270と、少なくとも1の前記リール62の可変表示中に前記特定事象検知手段270で前記特定事象を検知したことに基づいて、全ての前記リール62が停止しているときに遊技の進行ができない遊技停止に移行することを定めておく情報である遊技停止移行情報を設定する遊技停止移行情報設定手段と、前記遊技停止移行情報設定手段により前記遊技停止移行情報が設定されていることに基づいて、全ての前記リール62が停止しているときに前記遊技停止(具体的には、例えばエラー処理)する遊技停止手段280と、前記サブ制御手段300にコマンドを送信する送信手段290とを備え、前記サブ制御手段300は、前記送信手段290から送信されたコマンドを受信する受信手段310を備え、所定条件(具体的には、例えばAT許可状態)が成立しており前記役抽選手段210にて前記特定役(具体的には、例えばAT役)に当選したときに、前記メイン制御手段200は、前記送信手段290により当該特定役(具体的には、例えばAT役)に対応する有利な操作態様を特定可能な操作態様特定コマンド(具体的には、例えばAT役の打順に関するコマンド)を送信するとともに、前記報知手段90(具体的には、例えば払出枚数表示器88)にて、当該有利な操作態様が特定可能な情報である操作態様情報を少なくとも前記リール62の可変表示中に報知する操作態様報知状態(具体的には、例えば指示モニタで指示中)とする一方、前記サブ制御手段300は、前記受信手段310により受信した前記操作態様特定コマンド(具体的には、例えばAT役の打順に関するコマンド)から当該有利な操作態様を特定するとともに、前記演出実行手段83(具体的には、例えば表示装置84)にて当該有利な操作態様が特定可能となる演出を行う操作態様演出実行状態とし、前記メイン制御手段200は、前記遊技停止手段280による前記遊技停止(具体的には、例えばエラー処理)においては前記報知手段90(具体的には、例えば払出枚数表示器88)にて前記特定事象(具体的には、例えばエラー)の種類を特定可能な情報である特別情報(具体的には、例えばエラーコード)を報知する制御を行い、前記操作態様報知状態(具体的には、例えば指示モニタで指示中)において前記特定事象検知手段270により前記特定事象(具体的には、例えばエラー)の発生を検知したときに、前記メイン制御手段200は、最後まで可変表示している最終リール62に対する停止操作が行われるまでにおいては、前記操作態様報知状態(具体的には、例えば指示モニタで指示中)を継続し、前記最終リール62に対する停止操作が行われた以降の所定のタイミングにおいては、前記遊技停止手段280による前記遊技停止(具体的には、例えばエラー処理)を行い、前記報知手段90(具体的には、例えば払出枚数表示器88)によって前記特別情報(具体的には、例えばエラーコード)を報知し、前記サブ制御手段300は、前記遊技停止において、前記演出実行手段83にて前記特定事象が発生していることを特定可能な報知をする制御を行い、さらに、前記報知手段90(具体的には、例えば払出枚数表示器88)は複数の点灯箇所を備えた複数の表示器(具体的には、例えば左7セグ88a、右7セグ88b)からなり、前記報知手段90による全ての前記特別情報の報知態様におけるいずれかの前記表示器の前記点灯箇所の組合せにより特定される報知態様は、前記報知手段90による前記操作態様情報の報知ではいずれの前記表示器にも出現しない前記点灯箇所の組合せにより特定される報知態様であり、遊技者による前記停止操作手段の操作が、前記操作態様情報の指示通りでない場合であっても、前記操作態様情報の報知は継続することとしてもよい。
本発明によれば、サブ制御手段300に不正や故障が発生した場合でも、メイン制御手段200には影響がないので、メイン制御手段200による報知手段により、遊技機10の状況を把握することができる。
加えて、演出実行手段83(具体的には例えば表示装置84)の演出内容とメイン制御手段200の制御内容とが整合性が取れていないことが分かるので、サブ制御手段300や演出実行手段83(具体的には例えば表示装置84)の不正改造や故障などを認識することができ、適切な対応ができる。
さらに、特に、ストップスイッチの操作態様を報知しているときに所定のエラーが発生した場合でも適切に報知を行うことが可能な遊技機を提供できる。
すなわち、本発明によれば、サブ制御手段300に不正や故障が発生した場合には、演出実行手段83(具体的には例えば表示装置84)の演出内容とメイン制御手段200による報知手段90の制御内容とは関連のない内容となる。このため、メイン制御手段200は正常に作動し、サブ制御手段300が正常に作動しないような状況が発生する。これにより、サブ制御手段300に問題があることが一目瞭然となり、メイン制御手段200や演出実行手段83(具体的には例えば表示装置84)の不正改造や故障を容易に発見することができ、不正行為を未然に防ぐことができる。
また、サブ制御手段300に何らかの特定事象(具体的には例えばエラー)が生じて演出実行手段83(具体的には例えば表示装置84)で適正な演出を行えない状態であっても、遊技者は、メイン制御手段200による報知手段90(具体的には、例えば払出枚数表示器88)の報知を利用して、操作態様が有利度にかかわる演出である操作態様報知状態(具体的には、例えば指示モニタで指示中)であることを認識することができる。
また、他の例として、遊技機10に特定事象(具体的には例えばエラー)が発生した場合に、サブ制御手段300に何らかの異常が生じて演出実行手段83(具体的には例えば表示装置84)で適正な演出や報知を行えない状態であっても、最終リール62の停止操作後に、遊技者は、メイン制御手段200による報知手段90(具体的には、例えば払出枚数表示器88)の報知を利用して、特定事象が発生したことを認識することができるようにしてもよい。
具体的には、最終リール62の停止操作が行われた後に、特定事象の種類を報知手段90(具体的には、例えば払出枚数表示器88)で報知するので、停止操作を終了させた遊技者に対して確実に報知することができる。
すなわち、停止操作中、遊技者はリール62を注視して停止操作に集中しているので、その他(演出等)のことに注意を向け難いのに対して、停止操作後は、気持ちに余裕を持ってリール62周囲の報知手段90(具体的には、例えば払出枚数表示器88)の表示や演出等に注意を向けることができる。最終リール62の操作後に特定事象の種類が報知手段90(具体的には、例えば払出枚数表示器88)を介して報知されることで、特定事象の種類を確実に報知することができる。
さらに、報知手段90(具体的には、例えば払出枚数表示器88)によって有利な操作態様の報知が行われている操作態様報知状態(具体的には、例えば指示モニタで指示中)のときに、遊技機10に異常が発生した場合であっても、有利な操作態様の報知に対応する最終リール62の停止操作が行われた後に、特定事象の種類を報知手段90(具体的には、例えば払出枚数表示器88)で報知するので、両者の発生期間を分離することができ、有利な操作態様の報知と特定事象の種類の報知とを混同することがない。
た、本発明に係る遊技機10は、さらに、遊技者による前記停止操作手段(具体的には、ストップスイッチ50)の操作が、前記操作態様情報(具体的には例えばメイン操作情報)の指示通りでない場合には、前記第1の操作態様情報(具体的には例えば第1のメイン操作情報)の報知は中止される一方で、前記第2の操作態様情報(具体的には例えば第2のメイン操作情報)の報知は継続することを特徴とする。
また、他の例として遊技機10は、さらに、前記遊技停止手段280による遊技停止を解除させる所定の解除条件(具体的には、例えばエラー解除やリセット操作)が成立することにより、前記メイン制御手段200は、前記遊技停止手段280による遊技停止を解除して遊技の進行を可能な状態にするとともに、前記報知手段90にて行われていた前記特別情報の報知を停止し、前記サブ制御手段300は、前記演出実行手段83にて行われていた前記特殊報知を停止してもよい。
上記他の例によれば、遊技停止手段280による遊技停止を解除させる所定の解除条件が成立することにより、遊技停止手段280による遊技停止が解除されて遊技の進行が可能になり、報知手段90の特別情報の報知が停止され、演出実行手段83での特殊報知が停止される。特別情報の報知や、特殊報知が停止することにより、遊技者に対して、特定事象の発生が解除されたことを知らせることができ、特定事象の発生という異常事態が終了し、通常の遊技可能な状態に戻ったことを知らせることができる。それに伴って、遊技の進行が可能になることで、遊技者は遊技の進行を開始することができる。
本発明の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、各リールに設けてある図柄の配置を示す図柄テーブルである。 本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、メイン制御手段を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、サブ制御手段を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、遊技状態の移行を示す図である。 本発明の実施の形態であって、演出状態の移行を示す図である。 本発明の実施の形態であって、役の種類、組み合わせ名称、図柄組み合わせ等を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、ボーナス役の図柄組み合わせグループ等を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、再遊技役や小役の図柄組み合わせグループ等を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、昇格リプレイの停止操作順番や、メイン制御手段及びサブ制御手段による報知内容等を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、転落リプレイの停止操作順番や、メイン制御手段及びサブ制御手段による報知内容等を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、ベル役等の停止操作順番や、メイン制御手段及びサブ制御手段による報知内容等を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、遊技状態と役との関係を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、RT0における各役の報知種類を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、RT1における各役の報知種類を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、RT2における各役の報知種類を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、BB1における各役の報知種類を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、報知手段(指示モニタ)の構成を示す図である。 本発明の実施の形態であって、各報知種類における報知手段の表示内容を示す図である。 本発明の実施の形態であって、エラーコードの表示内容を示すテーブルである。 本発明の実施の形態であって、停止操作と表示内容との関係を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態であって、電源投入時の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、RAMバックアップ不良判定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、センサエラー(EAエラー)判定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、メイン制御手段の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、オーバーフローエラーの判定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、リールエラーの判定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、メダル払出処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、タイマ割込処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、電断処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、外部信号出力処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、各種センサ監視処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、セレクターセンサ監視処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、セレクターセンサ監視処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、セレクターセンサ監視処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、払出センサ監視処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、払出センサ監視処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、ドア監視処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、エラー処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、設定変更処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、サブ制御手段におけるエラー報知処理を示すフローチャートである。
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している(椅子に座っている)遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技機10の前に座っている遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した場合における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1及び図3を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個のリール62(正面から向かって左側の左リール64、中央の中リール66、右側の右リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全てのリール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、リール62の正面側に設けられて、リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。リール62は、複数の図柄61を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個のリール駆動モータ65と、この各リール駆動モータ65によってそれぞれ回転させられる合計3個の前記リール62と、前記リール駆動モータ65及び前記リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。また、リールユニット60には、リール62の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためリール位置センサ63が設けられている。このリール駆動モータ65は、メイン制御手段200から出力されるリール駆動モータ65を駆動するための駆動信号に基づき駆動する。さらに、リールユニット60には、リール62上の図柄61を照らすためのバックランプ67が設けられている。
前記図柄表示窓部16の下方には、クレジットメダルの貯留枚数を表示するクレジット表示器87と、このクレジット表示器87の左側に配置され、遊技機10から払出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器88とが設けられている。これらの表示器は、2個の7セグメントLED表示器で構成されている。7セグメントLED表示器は、10進法のアラビア数字等の1文字を表現するために、それぞれ個別に点灯・消灯が可能な7つのセグメント(LED)から構成されているものである。2個の7セグメントLED表示器を有することにより、クレジット表示器87は2桁の貯留枚数、払出枚数表示器88は2桁の払出枚数等が表示可能になっている。
この払出枚数表示器88は、払出枚数を表示する払出枚数表示と、ストップスイッチ50の停止操作順番を指示する指示モニタ表示と、エラーが発生した場合に発生したエラーの種類(エラーコード)を表示するエラーコード表示との3種類の表示機能を有する報知手段90として機能している。これらの詳細は、後で説明する。
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上部に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記操作部30の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
筐体12内部であって、前記メダル投入口38の近傍には、メダル投入口38に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみをホッパーユニット24に導くメダルセレクター17が設けられている。このメダルセレクター17には、メダル投入口38に投入されたメダルを1枚ずつ検出する投入センサ92が設けられている。なお、この投入センサ92は、セレクターセンサA、セレクターセンサB、セレクターセンサCの3つが通路に設けられている。投入されたメダルは、セレクターセンサC、セレクターセンサA、セレクターセンサBの順序及び所定の範囲の時間の間隔(タイミング)で検知するように配置されている。
なお、筐体12内部には図示しないメダル通路が設けられており、メダルセレクター17において非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット24から払出されたメダルが、このメダル通路を通過して後述するメダル払出口28から払出される。
具体的には、メダルセレクター17には、特に図示していないが、電磁石を用いたキャンセルコイルの作動により、メダル投入口38から投入されたメダルをホッパーユニット24内に貯留させる通路と、メダル払出口28から後述するメダル受け皿26へ進ませる通路との切り換えが可能に形成されている。これにより、メダル投入口38から投入されたメダルをクレジットメダルとして貯留するか、メダル受け皿26へ払出すかの切り換えをすることができる。
メダル投入口38の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払出すための精算スイッチ36が設けられている。
前記操作部30の中央には、操作により対応するリール62の回転を停止させるため、3個のリール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数のリール62それぞれに対応して設けられ、複数のリール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作によりリール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ32の操作を条件にリール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作によりリール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
このスタートスイッチ40の上方には、貯留されたクレジットメダルから投入されたメダル数(クレジットされたメダル数)から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34と、クレジットしたメダル数から1枚のメダル数を減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチ35とが設けられている。
マックスベットスイッチ34の右側には、所定の演出において遊技者が操作可能な演出用ボタンスイッチ42が設けられている。
前記前扉14の裏側には、設定変更スイッチ46、設定表示器89などが配置されている(図3参照)。
扉開閉用スイッチ19は、筐体12側に設置されているものであって、前扉14が閉じているか否かを検知するための扉センサである。この扉開閉用スイッチ19は、前扉14が閉塞している場合に、前扉14の背面と扉開閉用スイッチ19の前面とが近接することで接触センサによりオン状態(ON状態)となり、前扉14が開放するに従って、前扉14の背面が扉開閉用スイッチ19の前面から離間して接触センサによりオフ状態(OFF状態)となる。もちろん、接触センサに限定されるものではなく、光センサや磁気センサ等により前扉14の開閉を検知するようにしてもよい。
設定変更スイッチ46は、後述する電源ユニット43の設定キースイッチ45と共に設定変更を行うためのものである。なお、この設定変更スイッチ46は、前扉14の背面に設けられているが(特に図示せず)、後述するリセットスイッチとしても兼用される。
設定表示器89は、7セグメントの小型のLEDにより、当選確率の設定値(具体的には、1〜6の6段階)を表示するものである。設定表示器89には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、筐体12の内部、詳しくは、前扉14の背面に設けられており、設定値の設定後、その表示は解除される。
前記前扉14の下部に相当する筐体12の内部には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払出すことができるホッパーユニット24と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44を有すると共に各部品に電力を供給するための電源ユニット43とが配置されている(図3参照)。
このホッパーユニット24には、その駆動によりメダルをメダル払出口28に向けて払出すホッパーモータ95と、ホッパーユニット24の出口に設けられ、メダル払出口28に払出されたメダルを1枚ずつ検出する払出センサ94と、ホッパーユニット24のメダルを貯留するメダルタンクから溢れたメダルを収納するための補助タンクの近傍に設けられ、補助タンク内のメダルが満杯になったことを検出してメイン制御手段200へ信号を出力するオーバーフローセンサ96とが設けられている。
なお、特に図示していないが、払出センサ94は、払出センサAと、払出センサBとの2つが所定距離を開けて配置されてある。正常な状態でのメダル通過時のタイミングチャートでは、ホッパーモータ95が駆動中(オン状態)のときに、両センサがオン状態に移行可能になっている。さらに、払出センサBは、オフ状態からオン状態へ2回移行するように設定され、払出センサBの1回目のオン状態の際に、払出センサAがオフ状態からオン状態へ移行し、払出センサBの2回目のオン状態の際に、払出センサAがオン状態からオフ状態へ移行するような配置に設定されている。
この電源ユニット43には、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44と、設定変更処理のための設定キースイッチ45とが設けられている。
前記前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルが払出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34やシングルベットスイッチ35の操作又はメダル投入により所定枚数(具体的には、3枚)のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄61の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄61の組み合わせが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組み合わせが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
この有効ライン86は、具体的には3個のリール62にそれぞれ表示されている図柄61のうち図柄表示窓部16から視認可能な図柄61を各リール62につき1個ずつ繋いでできる、複数のリール62の全てを貫くライン(途中で折れ曲がりも可)のうち、入賞等するために有効となる図柄61の組み合わせの並びを規定したラインである。このラインは、規定の賭け数(予め定められた数であって本実施の形態では3)のメダルをベットすることにより有効ライン86になる。本実施の形態の有効ライン86は、左リール64と中リール66と右リール68との中段とを結んだ1本のみからなるものである。
図2に示すように、左リール64、中リール66及び右リール68の表面には、「赤7、青7、バー(BAR)、ブランク(BL)、スイカ(WM)、チェリー(CH)、リプレイ(RP1)、リプレイ2(RP2)、ベル1(BE1)、ベル2(BE2)」の複数の種々の図柄61が形成されている。そして、図8に示すように、これらの図柄の組み合せが複数種類の役に対応して設けられている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープをリール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2の図柄61の図柄番号(コマ番号)は、リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置70が形成されている。この演出装置70は、後述するサブ制御手段300に基づいて演出を行う演出実行手段であって、スピーカー72と、演出用ランプ78と、表示装置84と、リールユニット60のバックランプ67とを備えている。
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するための液晶表示装置である。
前記リールユニット60のバックランプ67は、リールユニット60の内部に配置されてLEDを発光させることによりリール62を種々の色の光で照らすためのものである。
図3に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技状態を制御するメイン制御手段200(メイン制御基板ともいう)と、このメイン制御手段200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行うサブ制御手段300(サブ制御基板ともいう)とを備えている。
なお、メイン制御手段200とサブ制御手段300との間は、メイン制御手段200への不正操作を防止するために、メイン制御手段200からサブ制御手段300への一方向の通信により行われ、サブ制御手段300からメイン制御手段200への逆方向の通信は行われていない(すなわち双方向の通信ではない)。メイン制御手段200は、投入センサ92、ベットスイッチ32、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50、設定変更スイッチ46、精算スイッチ36、扉開閉用スイッチ19、電源スイッチ44、設定キースイッチ45、リール位置センサ63、払出センサ94、オーバーフローセンサ96の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60、ホッパーユニット24、外部集中端子板18、設定表示器89、クレジット表示器87及び払出枚数表示器88の作動を制御する。サブ制御手段300は、演出用ボタンスイッチ42、メイン制御手段200から信号を入力し、表示装置84等の演出装置70の作動を制御する。サブ制御手段300の出力側には、演出装置70としての表示装置84、スピーカー72、演出用ランプ78、バックランプ67の各パーツが接続されている。
なお、特に図示していないが、メイン制御手段200を有するメイン制御基板と、サブ制御手段300を有するサブ制御基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、メイン制御手段200のメイン制御基板は、メイン基板ケースの内部に収納され、サブ制御手段300のサブ制御基板は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
メイン制御手段200及びサブ制御手段300は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
本実施の形態に係る遊技機10では、通常に行われるノーマル遊技が設けられている。このノーマル遊技よりも再遊技役(リプレイ役)の当選の確率が高く(或いは低く)設定されているリプレイタイム(RT)遊技が設けられている。さらに、メイン制御手段200では、ボーナス移行役に入賞することにより実行されるボーナス遊技が設けられている(図6参照)。これらの遊技は、メイン制御手段200により制御される。
また、演出状態としてストップスイッチ50の押し順や当選図柄61等を報知することによって役に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86上に揃って停止させるためのアシストをするアシストタイム(AT)状態が設けられている。また、通常の演出状態(いわゆる通常演出状態)からAT状態へ移行する際には、通常演出状態からAT状態に当たっているかもしれないという期待感を持たせるための演出が行われる前兆演出状態へ移行する。この前兆演出状態からAT移行が確定しており、リプレイ確率を変動させるための特定図柄(昇格リプレイ)の入賞を待つ状態であるAT準備中状態へ移行し、当該特定図柄(昇格リプレイ)の入賞によりAT状態(詳しくは、AT状態かつリプレイ高確率状態のART状態)へ移行することになる(図7参照)。
また、筐体12内部の正面から向かって右側には、外部集中端子板18が設けられている。
外部集中端子板18は、遊技データを遊技機10外部に出力させるものであり、メイン制御手段200と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板18は、図示しないが、遊技島設備(例えばデータ表示器)やホールコンピュータに接続されている。
図4に示すように、メイン制御手段200は、役抽選手段210、リール制御手段220、停止図柄判定手段230、払出制御手段240、遊技制御手段250、演出状態制御手段260、特定事象検知手段270、遊技停止手段280、情報報知制御手段285及び送信手段290の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。なお、演出状態制御手段260、特定事象検知手段270等は、メイン制御手段200ではなく、サブ制御手段300が有しても良いし、又、メイン制御手段200とサブ制御手段300との両方に分けて有するようにしても良い。
以上の構成をもって、メイン制御手段200は、役の抽選を行い、リール62の回転及び停止を制御し、リール62が全て停止したときに停止図柄61の判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
メイン制御手段200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
規定の賭け数(3枚)が設定されると、1本の有効ライン86(図1参照)が設定される。なお、本実施の形態に係る遊技機10は、規定の賭け数として3が設定されている。賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、マックスベットスイッチ34を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技でのリール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個全てのリール62の回転が開始する。
本実施の形態では、役抽選手段210により抽選される役として、図8に示すように、大別すると、小役(メダルの払出しを伴う役)、再遊技役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆるリプレイ役)、ボーナス移行役(遊技状態の移行を伴う役)が設けられている。
具体的には、小役には、ストップスイッチ50の押し順が予め定められた順番で操作された場合に入賞となるAT役(具体的には、左中右正解ベル1〜4等)が含まれ、当該予め定められた順番で操作されない場合はAT役こぼし図柄が停止表示される。
また、再遊技役には、ストップスイッチ50の押し順が予め定められた順番で操作された場合に入賞となる押し順リプレイ役が含まれ、所定の遊技状態において当該押し順リプレイが当選し当該予め定められた順番で操作された場合に、RT2移行図柄(先の特定図柄である昇格リプレイ図柄)が停止表示され、当該予め定められた順番で操作されない場合は転落リプレイ図柄が停止表示される。
つぎに、図8〜図18を用いて、役抽選手段210により抽選される役に関連する内容について、一括して説明する。
なお、役抽選手段210により抽選される役は図8〜図18に示すものに限定されない。
図8に示すように、ボーナス移行役として、図柄組み合わせグループ名「ビッグ1」であって、図柄組み合わせ名称がRBB1役のビッグボーナス(BB)があり、RBB1役の場合は、その図柄組み合わせが、左リール64、中リール66、右リール68の順(以下同様)に「赤7、赤7、赤7」であり、配当(メダル払出枚数)は0枚となっている。なお、このような図柄組み合わせの表現を以下、RBB1「赤7、赤7、赤7」のように記載する。
図8に示すように、再遊技役(リプレイ役)として、NRP1〜NRP12の基本リプレイ役(Nリプ役)、URP1〜URP24の昇格リプレイ役(Uリプ役)、DRP1〜DRP16の転落リプレイ役(Dリプ役)、SRP1〜SRP4の制御変更用役(SPリプ1〜4)があり、その図柄組み合わせが、NRP1「RP1、RP1、RP1」、NRP12「BE2、RP2、BE2」等であり、配当(メダル払出枚数)は、無し(但し次の遊技がメダル投入無しで遊技開始可能)となっている。
なお、このSP1〜SP4は、制御変更用の役であって、基本的に表示されることはないが、特定の遊技状態において特定の操作態様で停止操作することによって停止表示されるようにしてもよいものである。
図8に示すように、小役として、TBE1〜TBE2の上段ベル役(Tベル役)、CDBE1〜CDBE4の斜め下がり(クロスダウン)ベル役(CDベル役)、CBE1〜CBE4の中段ベル役(Cベル役)、CUBE1の斜め上がり(クロスアップ)ベル役(CUベル役)、KYBE1〜KYBE2の小山揃いベル役(KYベル役)、BBE1〜BBE4の下段(ボトム)ベル役(Bベル役)があり、その図柄組み合わせが、TBE1「RP1、CH、WM」、TBE2「RP2、CH、WM」等であり、配当(メダル払出枚数)は、全て9枚となっている。
図8に示すように、小役として、ATA1〜ATA8の左正解AT役、ATB1〜ATB4の中正解AT役、ATC1〜ATC8の右正解AT役、ATL1等のA左不正解AT役、ATL2等のB左不正解AT役、ATL7等のC左不正解AT役、ATL8等のD左不正解AT役、ATC1−5等のA1中不正解AT役、ATC1−6等のB1中不正解AT役、ATC1−1等のC1中不正解AT役、ATC1−2等のD1中不正解AT役、ATC2−5等のA2中不正解AT役、ATC2−6等のB2中不正解AT役、ATC2−1等のC2中不正解AT役、ATC2−2等のD2中不正解AT役、ATR5等のA右不正解AT役、ATR7等のB右不正解AT役、ATR1等のC右不正解AT役、ATR3等のD右不正解AT役、BCHの下段(ボトム)チェリー役(Bチェリー役)があり、その図柄組み合わせが、ATA1「RP1、BL、BE1」、ATA8「RP2、WM、BE2」等であり、配当(メダル払出枚数)は、全て1枚となっている。
図8に示すように、小役として、CDWM1〜CDWM4の斜め下がり(クロスダウン)スイカ役(CDスイカ役)があり、その図柄組み合わせが、CDWM1「BE1、WM、BE1」、CDWM4「BE2、WM、BE2」等であり、配当(メダル払出枚数)は、全て4枚となっている。
図9に示すように、役抽選の結果として、ビッグ1役が当選する赤7ビッグが設けられている。
図10に示すように、役抽選の結果として、Nリプ役が当選する通常リプレイが設けられている。
また、役抽選の結果として、Nリプ役とUリプ役とが同時に当選(重複して当選)する昇格リプレイ1、Nリプ役とUリプ役とSP1役とが同時に当選(重複して当選)する昇格リプレイ2、Nリプ役とUリプ役とSP2役とが同時に当選(重複して当選)する昇格リプレイ3、Nリプ役とUリプ役とSP3役とが同時に当選(重複して当選)する昇格リプレイ4、Nリプ役とUリプ役とSP4役とが同時に当選(重複して当選)する昇格リプレイ5、Nリプ役とUリプ役とSP1役とSP2役とが同時に当選(重複して当選)する昇格リプレイ6が設けられている。
また、役抽選の結果として、Nリプ役とDリプ役とが同時に当選(重複して当選)する転落リプレイ1、Nリプ役とDリプ役とSP1役とが同時に当選(重複して当選)する転落リプレイ2、Nリプ役とDリプ役とSP2役とが同時に当選(重複して当選)する転落リプレイ3が設けられている。
また、役抽選の結果として、Bチェリー役が当選するチェリー、CDスイカ役が当選するスイカ、Cベル役が当選する押し順不問ベルが設けられている。
また、役抽選の結果として、Tベル役と左正解AT役とA1中不正解AT役とA右不正解AT役とが同時に当選(重複して当選)する左中右正解ベル1、Tベル役と左正解AT役とB1中不正解AT役とB右不正解AT役とが同時に当選(重複して当選)する左中右正解ベル2等が設けられている。
また、ここで、昇格リプレイ1〜6がグループ(イ)、転落リプレイ1〜3がグループ(ロ)、左中右正解ベル1〜4がグループ(ハ)、左右中正解ベル1〜4がグループ(ニ)、中左右正解ベル1〜4がグループ(ホ)、中右左正解ベル1〜4がグループ(ヘ)、右左中正解ベル1〜4がグループ(ト)、右中左正解ベル1〜4がグループ(チ)に分類されている。なお、これらの昇格リプレイ1〜6、転落リプレイ1〜3、左中右正解ベル1〜4、左右中正解ベル1〜4、中左右正解ベル1〜4、中右左正解ベル1〜4、右左中正解ベル1〜4、右中左正解ベル1〜4が、本発明に係る特定役であり、左中右正解ベル1〜4、左右中正解ベル1〜4、中左右正解ベル1〜4、中右左正解ベル1〜4、右左中正解ベル1〜4、右中左正解ベル1〜4が、本実施例におけるAT役となる。
図11に示すように、グループ(イ)として役抽選により同時に当選する重複当選役として、昇格リプレイ1〜6が設けられている。例えば、昇格リプレイ1が当選した場合、Uリプ役と、Nリプ役とが同時に当選することになる。ここで、Uリプ役は、停止操作順番が左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチRの順番(左中右)であるときに優先して入賞するものである。なお、ここで、停止操作順番が左中右とは、遊技者によるストップスイッチ50の停止操作順番が、左リール64、中リール66、右リール68にそれぞれ対応するストップスイッチ50である左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチRを順番に操作することを意味する。また、Nリプ役は、停止操作順番が、左右中、中左右、中右左、右左中、右中左のときに優先して入賞するものである。すなわち、重複当選役の昇格リプレイ1に当選すると、Uリプ役と、Nリプ役との両方に当選するが、全ての停止操作順番の組合せ全6択のうち、1択の停止操作順番(左中右)のときに優先してUリプ役が入賞し、その1択を除いた残りの5択の停止操作順番でNリプ役が入賞することになる。この昇格リプレイ1が当選した場合のAT状態での払出枚数表示器88を指示モニタとして用いた指示モニタ表示には、報知種類1(図20参照)の表示が行われ、表示装置84としての液晶表示装置の画面には、「1、2、3」の表示が行われる。これらは、いずれも遊技者に有利な停止操作順番が左中右の順番であることを報知しているものである。
また、重複当選役の昇格リプレイ2に当選すると、Uリプ役と、Nリプ役との両方に当選するが、全ての停止操作順番の組合せ全6択のうち、1択の停止操作順番(左右中)のときに優先してUリプ役が入賞し、その1択を除いた残りの5択の停止操作順番でNリプ役が入賞することになる。この昇格リプレイ2が当選した場合のAT状態での払出枚数表示器88を指示モニタとして用いた指示モニタ表示には、報知種類2(図20参照)の表示が行われ、表示装置84としての液晶表示装置の画面には、「1、3、2」の表示が行われる。これらは、いずれも遊技者に有利な停止操作順番が左右中の順番であることを報知しているものである。
また、重複当選役の昇格リプレイ3に当選すると、Uリプ役と、Nリプ役との両方に当選するが、全ての停止操作順番の組合せ全6択のうち、1択の停止操作順番(中左右)のときに優先してUリプ役が入賞し、その1択を除いた残りの5択の停止操作順番でNリプ役が入賞することになる。この昇格リプレイ3が当選した場合のAT状態での払出枚数表示器88を指示モニタとして用いた指示モニタ表示には、報知種類3(図20参照)の表示が行われ、表示装置84としての液晶表示装置の画面には、「2、1、3」の表示が行われる。これらは、いずれも遊技者に有利な停止操作順番が中左右の順番であることを報知しているものである。
また、重複当選役の昇格リプレイ4に当選すると、Uリプ役と、Nリプ役との両方に当選するが、全ての停止操作順番の組合せ全6択のうち、1択の停止操作順番(中右左)のときに優先してUリプ役が入賞し、その1択を除いた残りの5択の停止操作順番でNリプ役が入賞することになる。この昇格リプレイ4が当選した場合のAT状態での払出枚数表示器88を指示モニタとして用いた指示モニタ表示には、報知種類4(図20参照)の表示が行われ、表示装置84としての液晶表示装置の画面には、「3、1、2」の表示が行われる。これらは、いずれも遊技者に有利な停止操作順番が中右左の順番であることを報知しているものである。
また、重複当選役の昇格リプレイ5に当選すると、Uリプ役と、Nリプ役との両方に当選するが、全ての停止操作順番の組合せ全6択のうち、1択の停止操作順番(右左中)のときに優先してUリプ役が入賞し、その1択を除いた残りの5択の停止操作順番でNリプ役が入賞することになる。この昇格リプレイ5が当選した場合のAT状態での払出枚数表示器88を指示モニタとして用いた指示モニタ表示には、報知種類5(図20参照)の表示が行われ、表示装置84としての液晶表示装置の画面には、「2、3、1」の表示が行われる。これらは、いずれも遊技者に有利な停止操作順番が右左中の順番であることを報知しているものである。
また、重複当選役の昇格リプレイ6に当選すると、Uリプ役と、Nリプ役との両方に当選するが、全ての停止操作順番の組合せ全6択のうち、1択の停止操作順番(右中左)のときに優先してUリプ役が入賞し、その1択を除いた残りの5択の停止操作順番でNリプ役が入賞することになる。この昇格リプレイ6が当選した場合のAT状態での払出枚数表示器88を指示モニタとして用いた指示モニタ表示には、報知種類6(図20参照)の表示が行われ、表示装置84としての液晶表示装置の画面には、「3、2、1」の表示が行われる。これらは、いずれも遊技者に有利な停止操作順番が右中左の順番であることを報知しているものである。
図12に示すように、重複当選役の転落リプレイ1に当選すると、Nリプ役と、Dリプ役との両方に当選するが、全ての停止操作順番の組合せ全6択のうち、2択の停止操作順番(左中右、左右中)のときに優先してNリプ役が入賞し、その2択を除いた残りの4択の停止操作順番でDリプ役が入賞することになる。この転落リプレイ1が当選した場合のAT状態での払出枚数表示器88を指示モニタとして用いた指示モニタ表示には、報知種類1(図20参照)の表示が行われ、表示装置84としての液晶表示装置の画面には、「1、2、3」の表示が行われる。これらは、いずれも遊技者に有利な停止操作順番が左中右の順番であることを報知しているものであって、具体的には、第1番目に停止操作する第1停止操作が左である左第1停止操作が有利であることを報知しているものである。
また、重複当選役の転落リプレイ2に当選すると、Nリプ役と、Dリプ役との両方に当選するが、全ての停止操作順番の組合せ全6択のうち、2択の停止操作順番(中左右、中右左)のときに優先してNリプ役が入賞し、その2択を除いた残りの4択の停止操作順番でDリプ役が入賞することになる。この転落リプレイ2が当選した場合のAT状態での払出枚数表示器88を指示モニタとして用いた指示モニタ表示には、報知種類3(図20参照)の表示が行われ、表示装置84としての液晶表示装置の画面には、「2、1、3」の表示が行われる。これらは、いずれも遊技者に有利な停止操作順番が中左右の順番であることを報知しているものであって、具体的には、第1番目に停止操作する第1停止操作が中である中第1停止操作が有利であることを報知しているものである。
また、重複当選役の転落リプレイ3に当選すると、Nリプ役と、Dリプ役との両方に当選するが、全ての停止操作順番の組合せ全6択のうち、2択の停止操作順番(右左中、右中左)のときに優先してNリプ役が入賞し、その2択を除いた残りの4択の停止操作順番でDリプ役が入賞することになる。この転落リプレイ3が当選した場合のAT状態での払出枚数表示器88を指示モニタとして用いた指示モニタ表示には、報知種類5(図20参照)の表示が行われ、表示装置84としての液晶表示装置の画面には、「2、3、1」の表示が行われる。これらは、いずれも遊技者に有利な停止操作順番が右左中の順番であることを報知しているものであって、具体的には、第1番目に停止操作する第1停止操作が右である右第1停止操作が有利であることを報知しているものである。
図13に示すように、グループ(ハ)において、重複当選役の左中右正解ベル1に当選すると、Tベル役と、左正解AT役と、A1中不正解AT役と、A右不正解AT役とに当選する。全ての停止操作順番の組合せ全6択のうち、左中右の停止操作順番のときに優先してTベル役が入賞し、左右中の停止操作順番のときに優先して左正解AT役が入賞し、中左右や中右左の停止操作順番(いわゆる第1停止操作が中)のときに優先してA1中不正解AT役が入賞するか、或いは、停止操作タイミングによっては取りこぼしとなり、右左中や右中左の停止操作順番(いわゆる第1停止操作が右)のときに優先してA右不正解AT役が入賞するか、或いは、停止操作タイミングによっては取りこぼしとなる。この左中右正解ベル1が当選した場合のAT状態での払出枚数表示器88を指示モニタとして用いた指示モニタ表示には、報知種類1(図20参照)の表示が行われる。また、表示装置84としての液晶表示装置の画面には、「1、2、3」の表示が行われる。これらは、いずれも遊技者に有利な停止操作順番が左中右の順番であることを報知しているものである。
また、重複当選役の左中右正解ベル2に当選すると、Tベル役と、左正解AT役と、B1中不正解AT役と、B右不正解AT役とに当選する。全ての停止操作順番の組合せ全6択のうち、左中右の停止操作順番のときに優先してTベル役が入賞し、左右中の停止操作順番のときに優先して左正解AT役が入賞し、中左右や中右左の停止操作順番(いわゆる第1停止操作が中)のときに優先してB1中不正解AT役が入賞するか、或いは、停止操作タイミングによっては取りこぼしとなり、右左中や右中左の停止操作順番(いわゆる第1停止操作が右)のときに優先してB右不正解AT役が入賞するか、或いは、停止操作タイミングによっては取りこぼしとなる。この左中右正解ベル2が当選した場合のAT状態での払出枚数表示器88を指示モニタとして用いた指示モニタ表示には、報知種類1(図20参照)の表示が行われる。また、表示装置84としての液晶表示装置の画面には、「1、2、3」の表示が行われる。これらは、いずれも遊技者に有利な停止操作順番が左中右の順番であることを報知しているものである。
また、重複当選役の左中右正解ベル3に当選すると、Tベル役と、左正解AT役と、C1中不正解AT役と、C右不正解AT役とに当選する。全ての停止操作順番の組合せ全6択のうち、左中右の停止操作順番のときに優先してTベル役が入賞し、左右中の停止操作順番のときに優先して左正解AT役が入賞し、中左右や中右左の停止操作順番(いわゆる第1停止操作が中)のときに優先してC1中不正解AT役が入賞するか、或いは、停止操作タイミングによっては取りこぼしとなり、右左中や右中左の停止操作順番(いわゆる第1停止操作が右)のときに優先してC右不正解AT役が入賞するか、或いは、停止操作タイミングによっては取りこぼしとなる。この左中右正解ベル3が当選した場合のAT状態での払出枚数表示器88を指示モニタとして用いた指示モニタ表示には、報知種類1(図20参照)の表示が行われる。また、表示装置84としての液晶表示装置の画面には、「1、2、3」の表示が行われる。これらは、いずれも遊技者に有利な停止操作順番が左中右の順番であることを報知しているものである。
また、重複当選役の左中右正解ベル4に当選すると、Tベル役と、左正解AT役と、D1中不正解AT役と、D右不正解AT役とに当選する。全ての停止操作順番の組合せ全6択のうち、左中右の停止操作順番のときに優先してTベル役が入賞し、左右中の停止操作順番のときに優先して左正解AT役が入賞し、中左右や中右左の停止操作順番(いわゆる第1停止操作が中)のときに優先してD1中不正解AT役が入賞するか、或いは、停止操作タイミングによっては取りこぼしとなり、右左中や右中左の停止操作順番(いわゆる第1停止操作が右)のときに優先してD右不正解AT役が入賞するか、或いは、停止操作タイミングによっては取りこぼしとなる。この左中右正解ベル4が当選した場合のAT状態での払出枚数表示器88を指示モニタとして用いた指示モニタ表示には、報知種類1(図20参照)の表示が行われる。また、表示装置84としての液晶表示装置の画面には、「1、2、3」の表示が行われる。これらは、いずれも遊技者に有利な停止操作順番が左中右の順番であることを報知しているものである。
図13では、グループ(ハ)について説明したが、グループ(ニ)(ホ)(ヘ)(ト)(チ)でも同様の考え方で規定されており、それらの説明は省略する。
図14に示すように、各遊技状態において、各抽選役の抽選が行われるか否かが規定されている。具体的には、例えば、通常リプレイは、ボーナス遊技状態を除く、RT0、RT1、RT2、RT3状態において抽選が行われる。また、例えば、昇格リプレイ1〜6は、RT1状態においてのみ、抽選が行われる。また、例えば、転落リプレイ1〜3は、RT2状態においてのみ、抽選が行われるように規定されている。
次に図15〜図18では、各遊技状態(RT0、RT1、RT2、BB1)における各役を抽選するか否かと、非AT中、AT準備中、AT中の各状態における各役の報知種類(図20参照)が設定されているものである。メイン制御手段200からサブ制御手段300へは、グループの種類と、報知種類(図20参照)を特定する情報がコマンドとして送信される。メイン制御手段200における指示モニタ表示は、報知種類に応じた報知が行われる。
図15に示すように、RT0状態における各役を抽選するか否かと、演出状態(非AT中、AT準備中、AT中)による報知種類(図20参照)が規定されている。RT0状態から押し順ベル(AT役)の取りこぼしでRT1状態へ移行する。演出状態がAT準備中であっても、RT1に移行させるためには、押し順ベル(AT役)の取りこぼしが必要なので、ナビはしないように設定されている。
図16に示すように、RT1状態における各役を抽選するか否かと、演出状態(非AT中、AT準備中、AT中)による報知種類(図20参照)が規定されている。RT1状態から昇格リプレイ入賞によりRT2状態へ移行するように規定されており、昇格リプレイ1〜6の抽選が行われる。ここで、RT1状態のAT準備中及びAT中における指示モニタ表示の報知種類(図20参照)は、昇格リプレイ1のとき報知種類1、昇格リプレイ2のとき報知種類2、昇格リプレイ3のとき報知種類3、昇格リプレイ4のとき報知種類4、昇格リプレイ5のとき報知種類5、昇格リプレイ6のとき報知種類6が規定されている。また、左中右正解ベル1〜4のとき報知種類1、左右中正解ベル1〜4のとき報知種類2、中左右正解ベル1〜4のとき報知種類3、中右左正解ベル1〜4のとき報知種類4、右左中正解ベル1〜4のとき報知種類5、右中左正解ベル1〜4のとき報知種類6が規定されている。
図17に示すように、RT2状態における各役を抽選するか否かと、演出状態(非AT中、AT準備中、AT中)による報知種類(図20参照)が規定されている。RT2状態から転落リプレイ入賞によりRT1状態へ移行するように規定されており、転落リプレイ1〜3の抽選が行われる。ここで、RT2状態のAT中における指示モニタ表示の報知種類(図20参照)は、転落リプレイ1入賞で報知種類1、転落リプレイ2入賞で報知種類3、転落リプレイ3入賞で報知種類5が規定されている。また、左中右正解ベル1〜4のとき報知種類1、左右中正解ベル1〜4のとき報知種類2、中左右正解ベル1〜4のとき報知種類3、中右左正解ベル1〜4のとき報知種類4、右左中正解ベル1〜4のとき報知種類5、右中左正解ベル1〜4のとき報知種類6が規定されている。
図18に示すように、BB1状態における各役を抽選するか否かと、演出状態(非AT中、AT準備中、AT中)による報知種類(図20参照)が規定されている。BB1状態では、BB1中役、いわゆる全小役の抽選が行われ、報知種類0が規定され、アシストは行われない。
リール制御手段220は、メイン制御手段200が備える手段であり、各リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応するリール62の回転位置とに基づいて、各リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(押し順)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。リール制御手段220による処理は、後述するステップ216(図26参照)において行われる。
停止図柄判定手段230は、メイン制御手段200が備える手段であり、全てのリール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、停止図柄判定手段230による処理は、後述するステップ219(図26参照)において行われる。
払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払出等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払出しを行う。
遊技制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技制御手段250は、図4に示すように、大別すると、ノーマル遊技制御手段251、RT制御手段252、ボーナス遊技制御手段253及びボーナス内部中制御手段254の各手段を有する。
ノーマル遊技制御手段251は、ノーマル遊技の進行を制御するものである。ここで、ノーマル遊技は、後述するRT制御手段252によるRT遊技(リプレイタイム遊技)や、ボーナス遊技制御手段253によるボーナス遊技以外の遊技状態をいい、RT0及びRT1を含む(図6参照)。
RT制御手段252は、RT遊技の進行を制御するものである。ここで、RT遊技は、RT2を含む(図6参照)。
ボーナス遊技制御手段253は、ボーナス遊技を制御するものである(図6参照)。
ボーナス遊技は、ボーナス内部中にボーナス移行役の図柄を有効ライン86上に揃えることで移行し、いわゆるRBが連続作動し、所定の枚数、本実施の形態では、200枚を超えるメダルの払出しで終了し、RT0に移行する。
演出状態制御手段260は、演出状態を制御するためのものである。演出状態には、大別して、AT状態と、AT準備中状態と、非AT中状態(通常演出状態、前兆演出状態)と、ボーナス状態とがある(図7参照)。
AT状態は、停止操作順番を報知する、いわゆるアシストを行う状態である。
AT準備中状態は、非AT中状態の前兆演出状態からAT移行が確定しており、リプレイ確率を変動させるための特定図柄(昇格リプレイ)の入賞を待つ状態である。このAT準備中状態では、前記特定図柄(昇格リプレイ)の入賞によりAT状態(詳しくは、AT状態かつリプレイ高確率状態のART状態)へ移行する。なお、本実施形態ではAT準備状態中から、停止操作順番を報知する、いわゆるアシストが行われる。
非AT中状態は、停止操作順番を報知しない状態である。この非AT中状態では、通常の演出状態(いわゆる通常演出状態)と、この通常演出状態からAT状態へ当たっているかもしれないという期待感を持たせるための演出が行われる前兆演出状態とが設けてある。
なお、この前兆演出状態は、チェリー等のAT抽選役に当選し、AT非当選である場合に、ATに当選している可能性を示唆するガセ前兆演出と、AT当選である場合に、ATに当選している可能性を示唆する本前兆演出とを備えている。
この演出状態制御手段260は、非AT中状態において、チェリーなどのAT抽選役に当選し、更に、AT状態へ移行するか否かの抽選を行って、当該抽選に当選することでAT状態へ移行可能となるようにしているが、AT移行の条件は、もちろん当該内容に限定されるものではない。例えば、AT抽選役に当選すれば、自動的にAT状態へ移行することが確定するようにしてもよい。また、所定のAT抽選役に複数回当選することや、所定のポイント抽選を行い、ポイント数の合計が所定の閾値に到達することにより、AT状態へ移行できるようにしてもよい。
本実施の形態に係る遊技機10では、通常演出状態よりも多くの特典(利益)を付与可能な特別状態としてのアシストタイム(AT)状態を備えている。AT状態とは、ストップスイッチ50の停止操作順番や当選図柄等を報知することによって役に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86上に揃って停止させるためのアシストが可能な状態である。
AT状態は、演出状態が当該AT状態に移行すると、当選した小役の押し順が報知される遊技が開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、当選した小役の図柄の組み合わせを停止表示させることができる。このため、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払出される。また、AT状態は、本実施の形態では、メイン制御手段200側で制御され、このとき、メイン制御手段200側のRT制御手段252で制御される「RT遊技」に移行すると、「ART」状態となる。「ART」状態は、「RT遊技」で、且つ「AT遊技」の遊技状態をいう。
また、AT状態は、本実施の形態では、初期ゲーム数として50ゲームの遊技が可能に設定されており、実施したゲーム数が当該50ゲームに到達した場合に、「AT状態」を終了するように設定されている。もちろん、AT状態の終了条件は、これに限定されるものではなく、所定の払出枚数に到達した場合に終了する等、他の種々の条件や、それらの組み合わせにしてもよいものである。
なお、AT状態を制御するのは、メイン制御手段200の演出状態制御手段260であるが、これに限定されるものではなく、サブ制御手段300で制御するようにしてもよい。また、部分的に一部の手段を他の制御装置で制御し、両方の制御装置に跨がって制御するようにしてもよい。
また、AT状態は、予め所定の終了条件が定められていても、さらに所定の契機で所定の上乗せ抽選等を実施することにより、終了遊技回数の上乗せ等を決定することで、終了条件の変更が可能となるようにしてもよい。
特定事象検知手段270は、メイン制御手段200が有する手段であり、特定事象が発生したか否かを検知するためのものである。この特定事象とは、具体的には、遊技機10において、通常の状態とは異なる異常な状態が発生している状態、いわゆるエラー発生が含まれる。
本実施の形態では、特定事象検知手段270は、メイン制御手段200に備えている例を説明しているが、特にこれに限定されるものではなく、特定事象検知手段270は、サブ制御手段300に備えているようにしてもよく、また、メイン制御手段200及びサブ制御手段300の両方に備えているようにしてもよい。
この特定事象には、具体的には、例えば、後述する投入メダルエラー、払出メダルエラー、払出不良エラー、払出メダル切れエラー、RWMエラー、リールエラー、オーバーフローエラー、メダル払出装置接続エラー、センサエラー等(図21参照)が該当する。これらの特定事象(エラー)には、それぞれの種類を分類するためのエラーコード(上記の順番にE0、E1、E2、E3、E4、E5、E6、E7、EA)が設定されている(図21参照)。
なお、この特定事象検知手段270は、上述したような各種エラーの発生を検知することができるものであり、所定の状態が発生したときに当該状態が予め定めた時間を経過したか否かの時間をカウント(計時)する各種タイマ(具体的には、例えば後述するEAタイマや、ドア監視保留タイマ等)や、所定の事象が所定の順番で発生しているか否か等を複数のセンサの検知順番で判断することができるような各種判定手段(具体的には、例えば後述する複数のセレクターセンサA、B、Cや、払出センサA、B等が所定の順番(通過順)でメダルを検知しているか等の判定手段)を備えているものである。
例えば、リール62が回転中であるときは、本来ならばメダルの払出しは行われないが、リール62が回転中であるときにメダルの払出しが発生してしまった場合は、これが異常な状態、つまり、本発明に係る特定事象であり、本実施例中のエラーであって、この場合は払出センサA,Bに関する処理が特定事象検知手段270となる。また、リール62が回転中であるときは、本来ならばメダルの投入は受け付けられないが、リール62が回転中であるときに投入メダルエラーが発生した場合は、これが異常な状態、つまり、本発明に係る特定事象であり、本実施例中のエラーであって、この場合はセレクターセンサA、B、Cに関する処理が特定事象検知手段270となる。
遊技停止手段280は、特定事象検知手段270で特定事象(エラー)の発生を検知したことに基づいて遊技の進行ができないように遊技停止(エラー処理)するためのものである。
情報報知制御手段285は、メイン制御手段200が有する手段であって、報知手段90(払出枚数表示器88)を用いて、(1)払出制御手段240を介して払出枚数を表示させる払出枚数表示と、(2)特定事象(エラー)の種類を特定可能な情報である特別情報(エラーコード)を表示させるエラーコード表示と、(3)指示モニタとしてリール62の停止操作順番を指示する指示モニタ表示とを切り換えて報知する制御を行う。
情報報知制御手段285は、AT状態でない場合や、エラーが発生していない場合には、通常の遊技において、払出制御手段240からのデータに基づいて、当該遊技で払出される払出枚数を表示させる制御を行う。
また、情報報知制御手段285は、遊技停止手段280による遊技停止(エラー処理)においては、所定のタイミング(具体的には、後述する最終リールの回転停止後)において、報知手段90(払出枚数表示器88)にて特定事象(エラー)の種類を特定可能な情報である特別情報(エラーコード)を報知する制御を行う。
また、情報報知制御手段285は、AT状態(AT役の停止操作順番を報知するAT許可状態)において、AT役に当選している場合は、回転しているリール62の停止操作順番である停止操作順番を指示する指示モニタとして機能させる制御を行う。
ここで、遊技停止手段280は、最終リール(最終に停止操作するリール62)に対する停止操作が行われるまで遊技停止(エラー処理)をせずに、最終リールに対する停止操作が行われた以降の所定のタイミング(具体的には、第3停止操作後のスベり発生後であって、ステッピングモータによる4相励磁後)において遊技停止(エラー処理)を行う。それとともに、情報報知制御手段285は、報知手段90(払出枚数表示器88)によって特別情報(エラーコード)を報知する。
すなわち、遊技停止手段280は、最終停止操作のリール62(最終リール)に対する停止操作が行われるまで遊技停止(エラー処理)をせずに、操作手順報知状態であった場合には情報報知制御手段285は、操作手順報知状態(指示モニタとしての報知手段90で指示モニタ表示中)を継続する。
そして、遊技停止手段280は、最終リールに対する停止操作が行われた以降の所定のタイミングにおいて遊技停止(エラー処理)を行い、情報報知制御手段285は、報知手段90(払出枚数表示器88)によって特別情報(エラーコード)を報知する。
また、エラーが発生している状態で、リセットスイッチ(特に図示していないが、前扉14の背面に設けられている設定変更スイッチ46がリセットスイッチと兼用している)が操作されることで、遊技停止手段280による遊技停止(エラー処理)を解除させる解除条件が成立する。この場合、メイン制御手段200の遊技停止手段280は、遊技停止手段280による遊技停止を解除して遊技の進行を可能な状態にする。さらに、メイン制御手段200の情報報知制御手段285は、報知手段90にて行われていた特別情報(エラーコード表示)の報知を停止する。また、遊技停止(エラー処理)を解除させる解除条件が成立した場合には、メイン制御手段200からサブ制御手段300に、エラー解除イベント(信号)が送信され、サブ制御手段300は、演出実行手段83(演出装置70)にて行われていた特殊報知(いわゆるエラー報知)を停止する。
送信手段290は、サブ制御手段300へ信号(コマンド)を送信するためのものである。
送信手段290は、少なくとも1のリール62の可変表示中に特定事象検知手段270によって特定事象(エラー)を検知したときに、特定事象(エラー)が発生したことを特定可能な特定事象発生コマンドをサブ制御手段300の受信手段310へ送信する。
さらに、AT状態のときに役抽選手段210にて特定役(AT役)に当選したときに、送信手段290は、特定役(AT役)に対応する有利な操作手順を特定可能な操作手順特定コマンド(AT役の停止操作順番に関するコマンド)を受信手段310へ送信する。それとともに、情報報知制御手段285は、報知手段90(払出枚数表示器88)にて、当該有利な操作手順が特定可能な情報を少なくともリール62の可変表示中に報知する操作手順報知状態(指示モニタとしての報知手段90が指示モニタ表示中)とする。
換言すれば、停止操作順番を報知する、いわゆるアシストが行われるAT状態やAT準備中状態において、報知手段90(払出数表示器88)にて当該有利な停止操作順番が特定可能な情報(後述する報知種類1〜6)は、遊技者としてはAT役が当選したのではという示唆演出としても機能しうるということになる。さらに、先に述べたようにリプレイ役に当選しても操作手順報知状態となることから、リプレイ役またはAT役が当選したのではという示唆演出として機能しうる。
なお、ここで、特定事象検知手段270をサブ制御手段300が有するようにしてもよく、この場合は送信手段290を介することなくサブ制御手段300へ情報が伝達される。また、特定事象検知手段270を、メイン制御手段200とサブ制御手段300の両方が有している場合は、メイン制御手段200からの情報は送信手段290を介して送信されてもよく、また、扉開閉用スイッチ19、投入センサ92や払出センサ94などの各種センサがメイン制御手段200とサブ制御手段300と並列で接続されていてもよい。また、前扉14の開状態を検知することについてはメイン制御手段200で検知を行い、開放している時間(タイマ)についてはサブ制御手段300が検知するように、一部の情報はメイン制御手段200が検知・送信し、他の一部の情報はサブ制御手段300が直接検知するようにしてもよい。
サブ制御手段300は、図5に示すように、受信手段310及び演出実行制御手段320の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、サブ制御手段300は、メイン制御手段200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
具体的には、サブ制御手段300は、ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、表示装置84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
受信手段310は、送信手段290から送信された信号(コマンド)を受信するものである。
演出実行制御手段320は、表示装置84により行われる表示演出を実行するためのものである。
演出実行制御手段320は、役抽選の結果に基づく当選役に応じた演出や、通常遊技状態、RT遊技状態、ボーナス遊技状態等の各遊技状態に応じた演出や、停止操作順番を報知するための演出等を行う。これらの演出は、それぞれ複数設けられており、演出実行制御手段320は、抽選により所定の演出を選択するとともに選択した演出を演出装置70を介して実行する。
AT状態のときに役抽選手段210にて特定役(AT役)に当選したときに、演出実行制御手段320は、受信手段310により受信した操作手順特定コマンド(AT役の停止操作順番に関するコマンド)から当該有利な操作手順を特定するとともに、演出実行手段83(表示装置84)にて当該有利な操作手順が特定可能となる演出を行う操作手順演出実行状態とする。
つぎに、図6を用いて遊技の状態について説明する。
遊技の状態は、メイン制御手段200により管理され、図6に示すように、大別すると、ノーマル遊技、RT遊技、ボーナス内部中及びボーナス遊技がある。RTは、いわゆるリプレイタイムの略語であり、RT遊技に移行すると、再遊技役(リプレイ役)に当選する抽選確率、すなわち再遊技確率が原則として高くなる。
なお、各遊技における再遊技役への当選確率は、ノーマル遊技のRT0(初期状態)においては1/7.3に設定されており、ノーマル遊技のRT1では、RT0と同じ約1/7.3に設定されている。また、RT2やRT3ではノーマル遊技のRT0やRT1よりも高く設定されている。
ノーマル遊技は、ノーマル遊技制御手段251により制御され、RT0と、RT1とがある。
RT0からRT1には、押し順ベル取りこぼし図柄(AT役こぼし図柄、不正解ATの図柄)を停止表示させた時に移行する。
RT遊技は、RT制御手段252により制御され、ノーマル遊技より再遊技役への当選確率の高いRT2が設けられている。
なお、ボーナス移行役に当選し当該ボーナス移行役に対応した図柄61を有効ライン86上に停止表示できなかった場合に移行するボーナス内部中(RT3)では、RT2より低いがノーマル遊技より再遊技役への当選確率は高くなるように設定されている。もちろん、このRT3の再遊技役の当選確率は、ノーマル遊技と同等に設定してもよいし、RT2と同等又はRT2より高くなるように設定してもよい。
ここで、ノーマル遊技からRT遊技、具体的には、RT1からRT2には、RT2移行図柄としての昇格リプレイ(Uリプ)を停止表示させた時に移行する。例えば、Uリプの押し順「正解」時に、RT2移行図柄(左、中、右の各リールの停止図柄が順に、RP1、RP1、BE1)を停止表示させた時に移行する。
また、RT2において押し順ベル取りこぼし図柄(AT役こぼし図柄)や転落リプレイ(Dリプ)図柄を停止表示させるとRT1に移行する。
ボーナス内部中は、ボーナス内部中制御手段254により制御され、ボーナス移行役に当選すると、移行する。
ボーナス遊技は、ボーナス遊技制御手段253により制御され、「ボーナス内部中」に「ボーナス図柄(ボーナス移行図柄)」を揃えることで移行する。
ボーナス遊技には、BB1がある。ここで、BB1はいわゆるRBが連続作動し、所定の枚数、例えば200枚を超えるメダルの払出しで終了する。
そして、ボーナス遊技終了後、RT0に移行する。
次に図7を用いて、演出状態について説明する。
図7に示すように、通常の演出状態である通常演出状態から、ATの前兆となる演出状態である前兆演出状態へ移行可能となり、この前兆演出状態からAT準備中状態へ移行可能となり、このAT準備中状態からAT状態へ移行可能となり、AT状態が終了すると、通常演出状態へ戻る。なお、これらの状態からボーナス状態への移行が可能となる。
特別状態としてのAT状態は、所定の開始条件を達成したときに開始可能であり、所定の終了条件を達成したときに終了可能に形成されている。具体的には、通常演出状態中にAT状態への移行抽選に当選すると、前兆演出状態へ移行し、数回の遊技で前兆演出の後、AT準備中状態へ移行し、数回の遊技の後、AT状態へ移行する。AT状態への移行抽選において当選していないにもかかわらず、前兆演出状態へ移行して前兆演出が開始される場合(いわゆるガセ演出)があり、かかる場合は、数回の遊技の後、通常演出状態へ戻る。
なお、AT状態への移行抽選において、当選した後、前兆演出状態へ移行して、更に抽選等によりAT準備中状態やAT状態へ移行するか否かが抽選により決定されるようにしてもよい。また、AT状態への移行抽選に当選した場合、前兆演出状態を経由せずに直接、AT準備中状態やAT状態へ移行するようにしてもよい。
また、AT状態は、AT中に遊技者が獲得した(遊技者に払出された)メダルの枚数が所定の払出枚数に到達することで終了可能なものである。
AT状態は、所定の移行抽選の結果に応じて実施した際に遊技者が獲得したメダルの獲得枚数(払出枚数)が所定の枚数に到達するまで実行可能であるが、この実行可能な所定の枚数は、所定の抽選により上乗せ可能となるようにしてもよい。
また、AT状態の終了条件は、上述したものに限定されるものではなく、遊技回数が所定の遊技回数に到達すること等にしてもよい。また、遊技進行に伴ってポイントを獲得可能であって、そのポイントの合計が所定ポイントに到達すること等の他の条件に設定してもよい。
図19に示すように、報知手段90(払出枚数表示器88)は、7セグメントのLEDが2つ(図中の「左7セグ88a」「右7セグ88b」)配置されているものである。この報知手段90(払出枚数表示器88)は、払出枚数表示器88としての払出枚数を表示する払出枚数表示と、停止操作順番を指示する指示モニタ表示と、特定事象(エラー)の種類を特定するためのエラーコードを表示するエラーコード表示との3つの機能を有している。
ここで、7セグメントLED表示器の各セグメントは、左上部a、中上部b、右上部c、中間部d、左下部e、右下部f、中下部gの7つから構成されている。
図20には、指示モニタ表示器としての報知手段90(払出枚数表示器88)の各報知種類0〜6の具体的な表示形態を示している。
左7セグ88aは、所定のセグメントが点灯することにより「今、停止操作したほうが良い推奨ストップスイッチ50の種類」を指示することができるものである。
左7セグ88aの左上部aのセグメントのみが点灯することにより、左ストップスイッチLを停止操作したほうが良いことを示している。また、左7セグ88aの中上部bのセグメントのみが点灯することにより、中ストップスイッチCを停止操作したほうが良いことを示している。また、左7セグ88aの右上部cのセグメントのみが点灯することにより、右ストップスイッチRを停止操作したほうが良いことを示している。
右7セグ88bは、所定のセグメントが点灯することにより「何れの停止操作態様(停止操作順番(報知種類1〜6))が当選したか」を指示することができるものである。
具体的には、右7セグ88bの左上部aのセグメントのみが点灯することにより、報知種類1の停止操作態様(停止操作順番)として左中右が当選したことを示している。また、右7セグ88bの中上部bのセグメントのみが点灯することにより、報知種類2の停止操作態様(停止操作順番)として左右中が当選したことを示している。また、右7セグ88bの右上部cのセグメントのみが点灯することにより、報知種類3の停止操作態様(停止操作順番)として中左右が当選したことを示している。また、右7セグ88bの中間部dのセグメントのみが点灯することにより、報知種類4の停止操作態様(停止操作順番)として中右左が当選したことを示している。また、右7セグ88bの左下部eのセグメントのみが点灯することにより、報知種類5の停止操作態様(停止操作順番)として右左中が当選したことを示している。また、右7セグ88bの右下部fのセグメントのみが点灯することにより、報知種類6の停止操作態様(停止操作順番)として右中左が当選したことを示している。
なお、報知種類0では、左7セグ88a及び右7セグ88bの全てのセグメントが消灯することで、当該遊技では、最初から最後まで停止操作態様(停止操作順番)を遊技者に報知しないことを示している。
また、報知種類0〜6と推奨する停止操作態様(停止操作順番)との関係は、予め遊技者に認識可能な状態が好ましい。例えば、遊技機10の上パネル20に表示してもよいし、遊技ホール等で配布したり、各遊技機10に置いてあるパンフレットやスロットマシン関連の雑誌等に掲載してもよく、また、表示装置84により予め表示することで遊技者に報知するようにしてもよいものである。また、そのような積極的な報知を行わなくても、遊技者が遊技の遊技回数を重ねるにつれて経験則により自ら理解できるようにしてもよい。
図20に示すように、具体的には、例えば、報知種類1では、スタートスイッチ40のON状態から第1停止操作までは、左7セグ88aは、左上部aのみが点灯し、右7セグ88bも、左上部aのみが点灯している。右7セグ88bが左上部aのセグメントのみが点灯していることで、現在の報知種類が1であり、推奨する停止操作態様(停止操作順番)が左中右であることを示している。この右7セグ88bは、スタートスイッチ40のON状態から第3番目に停止操作する第3停止操作まで点灯・消灯の状態は変化しないように設定されており、この間中、左上部aが点灯している状態が継続され、報知種類1であって、推奨する停止操作順番が左中右であることの報知が継続して行われている。
そして、報知種類1において、スタートスイッチ40のON状態から第1停止操作までは、左7セグ88aは、左上部aのみが点灯していることにより、スタートスイッチ40のON状態から第1停止操作までの間である現時点での推奨する停止操作は、左ストップスイッチLであることが報知されている。
そして、報知種類1において、第1停止操作から、第2番目の停止操作順番である第2停止操作までの間である現時点での推奨する停止操作は、左7セグ88aの中上部bのみが点灯していることにより、中ストップスイッチCであることが報知される。
そして、報知種類1において、第2停止操作から、第3停止操作までの間である現時点での推奨する停止操作は、左7セグ88aの右上部cのみが点灯していることにより、右ストップスイッチRであることが報知される。
そして、報知種類1において、第3停止後(正確には、スベり中を経過し、4相励磁したタイミング)は、遊技が終了することで、左7セグ88aと右7セグ88bとの両方共、全てのセグメントが消灯状態となる。つまり換言すれば、最終リールの4相励磁がかかるまでは、左7セグ88aと右7セグ88bは点灯状態ということとなる。
このように、左7セグ88aと、右7セグ88bとの2種類の7セグメントLED表示器で上述したように表示することにより、遊技のいつの時点でも、適切な停止操作が可能となるように形成されている。
なお、指示モニタ表示器としての報知手段90(払出枚数表示器88)の各報知種類0〜6の具体的な表示形態として、本実施形態では、左7セグ88aにおいて「今、停止操作したほうが良い推奨ストップスイッチ50の種類」を指示しており、一方、右7セグ88bにおいて、「何れの停止操作態様(停止操作順番(報知種類1〜6))が当選したか」を指示しているがこれに限らず、いずれか一方(例えば、右7セグ88bにおいて、「何れの停止操作態様(停止操作順番(報知種類1〜6))が当選したか」の指示のみ)でも良い。
また、全てのセグメントが消灯状態となるタイミングを、最終リールの停止操作後における4相励磁がかかったときとしているが、これに限らず、最終リールに対する停止操作を検知したとき、最終リールに対する停止操作したストップスイッチ50から指を離反したときなどでも良い。
なお、停止操作順番が上記報知手段90の指示通りに行われなかった場合には、その時点以降は、左7セグ88aのセグメントは消灯状態となり、右7セグ88bのセグメントは点灯状態が維持される。
そして、報知種類2〜6においても、説明は省略するが、図20に示すように、各報知種類に対応する停止操作順番に適合する上述で説明したものと同様の報知が行われる。
図21に示すように、エラーコードE0〜EAの報知手段90(払出枚数表示器88)による表示形態と、エラー名称と、エラー内容の詳細とが設定されている。
具体的には、投入メダルエラー(エラーコードE0)は、メダルが滞留したり、或いは、メダルセレクター17の投入センサ92を異常な状態で通過したりする状態が発生しているものである。
払出メダルエラー(エラーコードE1)は、ホッパーユニット24の払出口でのメダル詰まりが発生しているものである。
払出不良エラー(エラーコードE2)は、メダルの払出し時以外で払出センサ94がON状態になっているものである。
払出メダル切れエラー(エラーコードE3)は、ホッパーユニット24内のメダルが空になっている、いわゆるホッパーエンプティー状態が発生しているものである。
RWMエラー(エラーコードE4)は、RWM((Read Write Memory)読み出し書き込みメモリであって、RAM(Random Access Memory)随時書き込み読み出しメモリとも言う)のバックアップ不良等が発生しているものである。
リールエラー(エラーコードE5)は、回胴(リール)位置検出エラーであって、リール62の停止処理中に電源断になった場合や、リール62の停止処理中のリールユニット60の故障等によりリール62の位置検出に関するエラーが発生している状態である。
オーバーフローエラー(エラーコードE6)は、ホッパーユニット24の横に設けられている補助タンクがメダルで満杯になっている状態である。
メダル払出装置接続エラー(エラーコードE7)は、ホッパーユニット24の払出センサ94が不良になっている状態であって、ホッパーユニット24が正常位置から外れている場合等に発生するものである。
センサエラー(エラーコードEA)は、メダルの異常通過が発生している状態であって、メダルの投入不可の状態において、メダルの投入を検知する投入センサ92がメダルの通過を検知した場合に発生する。
これらのエラーのうち、投入メダルエラー(エラーコードE0)、払出不良エラー(エラーコードE2)、リールエラー(エラーコードE5)、センサエラー(エラーコードEA)においては、少なくとも1のリール62が回転中のときであっても検知可能なエラーである。
図22に示すタイミングチャートの1例を用いて、本実施の形態に係る停止操作と表示内容との関係について説明する。これは、有利な停止操作順番として「中、左、右」が定められているAT役(具体的には、中左右正解ベル1〜4のいずれか)が当選したときの例である。
図22に示すように、メイン制御手段200の動作状態において、遊技状態がRT2状態であり、演出状態がAT状態(AT許可状態)であって、推奨する停止操作態様(停止操作順番)が中左右となる報知種類3に決定されている。そして、停止操作可能な状態になると、サブ制御手段300により、表示装置84には、左リール64、中リール66、右リール68の各位置(左、中、右)に対応して、「2、1、3」の停止操作順番が表示される。このとき、「1」の数字が他の数字に比べて強調された状態(図中では数字を丸(円)で囲んでいる)となる。これは、中リール66が第1停止操作、左リール64が第2停止操作、右リール68が第3停止操作であることを報知しているものである。さらに、「1」が強調されていることで、現在、停止操作すべきものが第1停止操作の中リール66であることを報知している。
また、スピーカー72からは、第1停止操作が、中リール66であることを意味する「中だ!」の音声が出力される。またこのときに、上部ランプ80を点灯・点滅させてもよい。
遊技者が第1停止操作として中ストップスイッチCを選択した場合、次に、表示装置84には、左リール64、停止操作済み、右リール68の各位置(左、停止操作済み、右)に対応して、「2、−、3」の残りの停止操作順番が表示される。このとき、「2」の数字が他の数字より強調された状態(図中では数字を丸(円)で囲んでいる)となる。これは、左リール64が第2停止操作、右リール68が第3停止操作であることを報知しているものである。
さらに、「2」が強調されていることで、現在、停止操作すべきものが第2停止操作の左リール64であることを報知している。また、スピーカー72からは、第2停止操作が、左リール64であることを意味する「左だ!」の音声が出力される。またこのときに、左側の下部ランプ82を点灯・点滅させてもよい。
そして、図22に示す実施の形態では、遊技者が第1停止操作を行った後、第2停止操作をするタイミングの前に、不正行為等やセンサの故障等により払出不良エラーを意味するE2エラーが発生したことを特定事象検知手段270が検知している。
この特定事象検知手段270がE2エラーを検知したタイミングで、サブ制御手段300の演出実行制御手段320は、液晶表示装置としての表示装置84によりE2エラーが発生したことを意味する「E2」を表示させ、スピーカー72からは、「エラーです」の音声出力を行わせる。
なお、液晶表示装置としての表示装置84に表示されるのは、エラーコードとしての「E2」が表示されるが、特にこれに限定されるものではなく、「E2」に加えて、又は、「E2」の代わりに「払出不良エラー」や「払出異常」等の文字表示を出力するようにしてもよい。
また、スピーカー72からも「エラーです」の代わりに、「E2エラーです」や、「払出不良エラーです」等の音声を出力するようにしてもよい。
また、演出用ランプ78の発光態様も、例えば赤色で点灯・点滅するようにしてもよい。
また、音声出力等の他の手段でエラー発生を報知しているのであれば、液晶表示装置としての表示装置84では、上述したエラー表示に加えて、または、そのエラー表示に代えて、メイン制御手段200の報知手段90と同様に停止操作順番を報知するようにしてもよい。いずれも、E2エラーの発生が検知されたタイミングでスピーカー72からの音声出力が即時に行われていることで、エラー発生の即時報知は行われているものである。
このように、一部の演出実行手段83(演出装置70)ではエラー報知を行い、他の演出実行手段83(演出装置70)では、停止操作順番を報知するようにしてもよい。このようにすることで、エラーが発生した場合にメイン制御手段200の報知手段90に加えて、演出実行手段83(演出装置70)においても停止操作順番を分かり易く遊技者に伝えることができる。
一方、遊技停止手段280により、最終停止操作のリール62(最終リール)に対する停止操作が行われるまで遊技停止(エラー処理)は行われずに、情報報知制御手段285により、操作手順報知状態(指示モニタとしての報知手段90で指示モニタ表示中)が継続される。
なお、第3停止操作が行われて、最終のリール62が所定図柄を停止させるため、或いは、所定の図柄を停止させないための滑り(スベり)が行われた後、ステッピングモータによる4相励磁が行われて、リール62の回転は停止する。なお、図22のタイミングチャートにおいて、説明の都合上、第3停止操作における最終リールの態様のみ「スベり中」を図示しているが、第1停止操作、第2停止操作が行われた際の、第1停止操作のリール62、第2停止操作のリール62の停止の際にも同様にスベりが発生し、4相励磁が生じる。
遊技停止手段280により、最終リールとしての第3停止操作が行われた以降の所定のタイミング、具体的には、第3停止操作後の予め定めた所定コマ数の範囲内の回転(スベり)を経過して4相励磁による回転停止まで、操作手順報知状態(指示モニタとしての報知手段90で指示モニタ表示中)が継続される。
遊技停止手段280により、第3停止操作後の予め定めた所定コマ数の範囲内の回転(スベり)を経過して4相励磁による回転停止のタイミングにおいて遊技進行不可の状態となり、遊技停止(エラー処理)が行われる。
エラー処理が開始されたタイミングで、情報報知制御手段285により、報知手段90(払出枚数表示器88)によって特別情報(エラーコード)が報知される。
本実施の形態では、AT状態(AT許可状態)中にAT役に当選したときに、報知手段90(払出枚数表示器88)にて、リール62の回転中に有利な停止操作順番を報知する操作手順報知状態としている。この操作手順報知状態において、特定事象検知手段270により特定事象(エラー)の発生を検知したときに、サブ制御手段300は、最後まで可変表示している最終リールに対する停止操作が行われることを待つことなく、特殊報知としてのエラーの報知(スピーカー72からの音声「エラーです」発生による報知、表示装置84からの画像「E2」発生による報知)を行う。
一方、メイン制御手段200は、最終リールに対する停止操作が行われるまで遊技停止手段280による遊技停止(エラー処理)をせずに操作手順報知状態(指示モニタで指示している状態)を継続し、最終リールに対する停止操作が行われた以降の所定のタイミング(具体的には、リール62の回転がスベり中を経過してステッピングモータによる4相励磁したタイミング)において、遊技停止手段280による遊技停止(エラー処理)を行い、報知手段90(払出枚数表示器88)によって特別情報としてのエラーコードを報知する。
図22に示す本実施の形態の場合、報知手段90(払出枚数表示器88)を用いた指示モニタ表示は、報知種類3(中左右)であって、指示モニタ表示は、P、Q、Rの態様となる。なお、この指示モニタ表示のP、Q、Rの表示の概略は図22の下部に示されているものである。
スタートスイッチ40のON状態から第3停止操作までは、順に報知態様P、Q、Rと変更され、指示モニタ表示では、全て右7セグ88bの右上部cのセグメントのみが点灯することにより、報知種類3の停止操作態様(停止操作順番)として中左右が当選したことを示す。
図22に示すように、報知種類3では、スタートスイッチ40のON状態から第1停止操作までは、報知態様Pとなり、左7セグ88aは、中上部bのみが点灯し、右7セグ88bは、中上部bのみが点灯している。
すなわち、報知種類3において、スタートスイッチ40のON状態から第1停止操作までは、報知態様Pとなって、左7セグ88aは、中上部bのみが点灯していることにより、スタートスイッチ40のON状態から第1停止操作までの間での推奨する停止操作は、中ストップスイッチCであることが報知されている。
そして、第1停止操作から第2停止操作までは、報知態様Qとなり、推奨する停止操作は、左7セグ88aの左上部aのみが点灯していることにより、左ストップスイッチLであることが報知される。
そして、第2停止操作から第3停止操作を経て最終リールが停止するまでは、報知態様Rとなり、推奨する停止操作は、左7セグ88aの右上部cのみが点灯していることにより、右ストップスイッチRであることが報知される。
そして、最終リールが停止した後、本来ならば、4相励磁がかかったタイミングで全てのセグメントが消灯する報知態様Sとなるが、E2エラーが発生しているので、報知態様Sに代わり、4相励磁がかかったタイミングからエラー処理が解除されるまでは、報知態様Tとなり、左7セグ88aには、「E」が表示され、右7セグ88bには、「2」が表示され、両者によりエラーコード「E2」が表示される。
なお、ここで、本実施の形態では、報知態様P、報知態様Q、報知態様Rの後に、いきなり報知態様Tとしているが、これに限定されるものではない。具体的には、例えば、第3停止操作から最終リールが停止するまでは、報知態様Sとして、左7セグ88aと右7セグ88bとの両方共、全てのセグメントが消灯状態となるようにしてもよい。また、最終リールの4相励磁がかかるまでは報知態様Rとし、報知態様Tになる前に一時的に報知態様Sとしてもよい。このように報知態様Sを挿入することで、報知態様P、報知態様Q、報知態様Rの停止操作順番を報知するものと、報知態様Tのエラーコード表示を報知するものとが互いに誤認してしまうことを防止することができる。
また、本実施の形態では、メイン制御手段200は、最終リールに対する停止操作が行われた以降の「所定のタイミング」(具体的には、第3停止操作後のステッピングモータによる4相励磁のタイミング)において遊技停止手段280による遊技停止(エラー処理)を行って、報知手段90(払出枚数表示器88)によって特別情報(エラーコード)を報知している。もちろん、この「所定のタイミング」は、上述したものに限定されるものではない。具体的には、例えば、この「所定のタイミング」を、第3停止操作した後、第3停止操作したストップスイッチ50から指を離反したタイミングにしてもよい。また、この「所定のタイミング」を、いわゆるウェイト期間(4.1秒)が残っている場合は、このウェイト期間経過のタイミングや、ウェイト期間経過後の所定時間経過後でもよく、次の遊技のスタートスイッチ40の操作を受付可能になったときや、次の遊技のためのメダルを投入(ベット)することが可能になったとき等にエラー処理を開始するようにしてもよい。
また、この「所定のタイミング」を、例えばメダル払出のある小役であるベル役に当選した場合は、メダルの払出終了後にエラー処理を開始したり、メダルの払出開始前にエラー処理を開始するようなものでもよい。
また、この「所定のタイミング」を、例えば、リプレイ役(再遊技役)に当選の場合には、遊技者がメダルを投入する(ベットする)前に、自動的にメダルを投入した(ベットした)自動ベット状態となるが、この自動ベット後や、自動ベット前にエラー処理を開始するようにしてもよい。
また、ここで、エラーコードE2に対応するエラーが発生した場合には、メイン制御手段200は、直ぐにエラー処理に移行せずに、エラーコードE2に対応するエラー状態であって、送信用コマンドとしての払出異常であることをサブ制御手段300へ送信するとともに、外部集中端子板18を介して、遊技ホールのホールコンピュータへ出力する。そして、メイン制御手段200は、全てのリール62が停止した後は、E2エラーの信号をサブ制御手段300へ送信するとともに、外部集中端子板18を介して、遊技ホールのホールコンピュータへ出力するように形成されている。
また、図22において、エラー発生から第3停止操作のリール62が停止するまでのサブ動作の音(スピーカー72)の前半部分の「エラーです」の音声発生と、第3停止操作のリール62が停止した後のサブ動作の音(スピーカー72)の後半部分の「エラーです」の音声発生との2回に区切って示されている。また、同様に図22において、エラー発生から第3停止操作のリール62が停止するまでのサブ動作の液晶(表示装置84)の前半部分の「E2」表示と、第3停止操作のリール62が停止した後のサブ動作の液晶(表示装置84)の後半部分の「E2」表示との2回に区切って示されている。これは、音(スピーカー72)及び液晶(表示装置84)の何れも前半部分の「エラーです」や「E2」は、サブ制御手段300が後述するエラー判定フラグ(いわゆる保留フラグ(予約フラグ))に基づく送信用コマンドを受信したことによるエラー報知を意味し、後半部分の「エラーです」や「E2」は、メイン制御手段200がエラー処理に移行したことによって発生されるエラー状態のコマンドを受信したことによるエラー報知を意味する。このように、前半部分と、後半部分とでは、受信しているコマンドが相違しているものである。なお、前半部分と、後半部分とで、エラー報知の演出内容を明確に異なるようにしてもよい。
図23に示すフローチャートに基づいて、電源投入時の処理について説明する。
先ず、ステップ110において、電断信号がONであるか否かの判定が行われる。遊技機10の電源スイッチ44が操作される(ONされる)と、電断信号がONであるか否かの判定が行われ、電断信号がON(ステップ110がYES)の場合には、そのまま待機し、電断信号がOFF(ステップ110がNO)の場合には次のステップ111に進む。
ステップ111において、RAMへのアクセスが可能な状態となる。そして、次のステップ112に進む。
ステップ112において、RAMのバックアップ不良判定処理が行われる。なお、当該処理は後で詳細に説明する。そして、次のステップ113に進む。
ステップ113において、扉センサ(具体的には扉開閉用スイッチ19)がON状態(前扉14が閉状態)であるか否かが判定される。そして、扉センサ(扉開閉用スイッチ19)がON状態(前扉14が閉状態)でない、すなわち前扉14が開状態であると判定された場合、次のステップ114に進み、ON状態(前扉14が閉状態)であると判定された場合、ステップ115に進む。
ステップ114において、設定変更処理用の開始スイッチ(具体的には、設定キースイッチ45)が操作されてON状態であるか否かが判定される。開始スイッチ(設定キースイッチ45)がON状態であると判定された場合、ステップ119に進み、ON状態でないと判定された場合、ステップ115に進む。このように遊技機10は、不正対策として安全性を高めるために、前扉14が開放状態であって、且つ、設定キースイッチ45がON状態でないと、ステップ119の設定変更処理に移行しないようになっている。
ステップ115において、RAMのバックアップの不良判定処理の結果(ステップ112)が不良であるか否かが判定される。RAMのバックアップの状態が不良であると判定された場合、ステップ120に進み、不良でないと判定された場合、ステップ116に進む。
ステップ116において、いずれかのリール62が回転中であるか否かが判定される。いずれかのリール62が回転中であると判定された場合、次のステップ117に進み、いずれのリール62も回転中でないと判定された場合、ステップ118に進む。
ステップ117において、リール62の再起動状態が設定される。具体的には、回転中のリール62を電断前の状態に戻す処理を行うものである。電源が投入された際、現在のリール62の状態が復元可能となるような設定が行われるものである。そして、次のステップ118に進む。
ステップ118において、センサエラー(EAエラー)の判定処理が行われる。なお、当該処理は後で詳細に説明する(図25参照)。そして、当該処理は終了する。
一方、前記ステップ114で開始スイッチ(設定キースイッチ45)がON状態であると判定された場合は、ステップ119において、設定変更処理が行われる。なお、この設定変更処理は後で詳細に説明する(図41参照)。
一方、前記ステップ115のRAMのバックアップの状態が不良であると判定された場合は、ステップ120において、エラー処理(具体的には、E4エラーとなる)が行われる。なお、このエラー処理は、後で詳細に説明する(図40参照)。そして、当該処理は終了する。
図24に示すフローチャートに基づいて、図23のステップ112のRAMのバックアップの不良判定処理について説明する。
ステップ140において、チェックサム値の判定が行われる。これは、電断時に保存しておいたチェックサム値と一致するか判定するものである。不一致ならばバックアップ不良と判定されるものである。なお、このチェックサム値は、RAMの所定領域に記憶されたデータを整数値の列とみなして和を求め、所定の定数で割った余りを検査用のデータとしているものである。そして、次のステップ141に進む。
ステップ141において、電断フラグの判定が行われる。これは、電断時に予め定めた所定の数値が記憶されているものであって、この所定の数値以外のものである場合には異常な状態の電断と判定されるものである。そして、次のステップ142に進む。
ステップ142において、スタックポインタの判定が行われる。電断時のスタックポインタの範囲を判定するものであり、最も直近に参照された位置のアドレスを保持しているものであって、このアドレスが予め定めたアドレスの範囲以外ならば、異常な状態として判定するものである。そして、次のステップ143に進む。
ステップ143において、設定値の判定が行われる。具体的には、設定値が1〜6の範囲内であるか否かを判定するものである。当該範囲外である場合には、異常な状態として判定するものである。そして、次のステップ144に進む。
ステップ144において、当選情報上位の判定が行われる。これは、役抽選における当選情報(くじ情報)のボーナス情報が予め定めた上位データの範囲内であるか否かを判定するものである。役抽選の当選情報(くじ情報)のボーナス情報が予め定めた上位データの範囲外である場合には、異常な状態として判定するものである。そして、次のステップ145に進む。
ステップ145において、RAMのバックアップが不良であるか否かが判定される。ステップ140〜ステップ144の判定結果に基づいて、異常な状態であるか否か、すなわち不良な状態であるか否かが判定されるものである。不良な状態であると判定された場合、次のステップ146においてRAMバックアップ不良を設定し、不良な状態でないと判定された場合、当該処理は終了する。
図25に示すフローチャートに基づいて、図23のステップ118のセンサエラー(EAエラー)の判定処理について説明する。
ステップ150において、セレクターセンサA又はBがON状態であるか否かが判定される。ON状態であると判定された場合、次のステップ151に進み、ON状態でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ151において、センサエラー(EAエラー)フラグを、エラー判定フラグに設定する。このエラー判定フラグは、エラー処理に移行するのを保留するためのサブ制御手段300によりエラー報知を行うか否かの判定用のフラグ、いわゆる先に記載した予約フラグ(保留フラグ)である。このエラー判定フラグに基づき、後述する送信用コマンドの「払出異常」等がサブ制御手段300に送信されるものである。そして、当該処理は終了する。
図26に示すフローチャートに基づいて、メイン制御手段200の制御処理について説明する。
先ず、ステップ210において、オーバーフローエラー(E6エラー)の判定処理が行われる。具体的には、このオーバーフローエラー(E6エラー)は、ホッパーユニット24に隣接して配置されている補助タンクにメダルが満杯となって、オーバーフローセンサ96により検知されるものである。なお、このオーバーフローエラーの判定処理は、後で詳細に説明する(図27参照)。そして、次のステップ211に進む。
ステップ211において、メダルが規定数(規定枚数、具体的には、本実施の形態では3枚)、投入されているか否かが判定される。そして、規定数のメダルが投入されたと判定された場合、次のステップ212に進み、規定数のメダルが投入されていないと判定された場合、規定数のメダルが投入するまで待機する。
ステップ212において、スタートスイッチ40の操作が行われたか否かが判定される。スタートスイッチ40の操作が行われたと判定された場合、次のステップ213に進み、当該操作が行われていないと判定された場合、当該操作が行われるまで待機する。
ステップ213において、役抽選手段210により役抽選処理が行われる。そして、次のステップ214に進む。
ステップ214において、リール制御手段220によりリール62の回転が開始される。そして、次のステップ215に進む。
ステップ215において、ストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。ストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ216に進み、当該操作が行われていないと判定された場合、当該操作が行われるまで待機する。
ステップ216において、リール制御手段220により、リール62の停止制御が行われる。そして、次のステップ217に進む。
ステップ217において、リールエラー(E5エラー)の判定処理が行われる。なお、このリールエラー(E5エラー)の判定処理は、後で詳細に説明する(図28参照)。
ステップ218において、全部(3個)のリール62の回転が停止したか否かが判定される。全てのリール62の回転が停止したと判定された場合、次のステップ219に進み、全てのリール62の回転が停止していないと判定された場合、ステップ215に戻る。
ステップ219において、図柄判定処理が行われる。停止図柄判定手段230により、当選役に係る図柄が有効ライン86上に停止しているか否かが判定されるものである。そして、次のステップ220に進む。
ステップ220において、払出制御手段240により、メダルの払出処理が行われる。なお、このメダルの払出処理は、後で詳細に説明する(図29参照)。そして、ステップ210に戻る。
図27に示すフローチャートに基づいて、図26のステップ210のオーバーフローエラー(E6エラー)の判定処理について説明する。
ステップ230において、オーバーフローエラーが発生しているか否かが判定される。具体的には、補助タンクにメダルが満杯状態となったときに、補助タンクに差し込まれている2本のオーバーフローセンサ96が通電することにより検知されるものである。オーバーフローエラーが発生していると判定された場合、次のステップ231に進み、オーバーフローエラーが発生していないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ231において、エラーコード「E6」が設定される。そして、次のステップ232に進む。
ステップ232において、エラー処理が行われる。なお、このエラー処理は、後で詳細に説明する(図40参照)。そして、当該処理が終了する。
図28に示すフローチャートに基づいて、図26のステップ217のリールエラー(E5エラー)の判定処理について説明する。
ステップ240において、リール62(回胴)が回転を停止したか否かが判定される。リール62が回転を停止したと判定された場合、当該処理は終了し、リール62が回転を停止していないと判定された場合、次のステップ241に進む。
ステップ241において、リール62(回胴)の回転が定常回転速度で回転している状態である定常回転の状態であるか否かが判定される。定常回転の状態であると判定された場合、ステップ240に戻り、定常回転の状態でないと判定された場合、次のステップ242に進む。
ステップ242において、エラーコード「E5」が設定される。そして、次のステップ243に進む。
ステップ243において、エラー処理が行われる。なお、このエラー処理は、後で詳細に説明する(図40参照)。そして、次のステップ244に進む。
ステップ244において、リール62の再起動が行われる。具体的には、いったん、回転を停止して、正常な回転加速度で正常な回転速度まで回転を開始するものである。なお、いったん、停止せずに正常な回転速度になるようにしてもよい。そして、次のステップ245に進む。
ステップ245において、リール62が回転を停止可能な状態となる。すなわち、当該ステップの回胴停止可を設定することにより、ストップスイッチ50の操作無しでリール62が停止すべき位置で停止する。そして、ステップ240に戻る。
図29に示すフローチャートに基づいて、図26のステップ220のメダル払出処理について説明する。
ステップ250において、停止図柄判定手段230によりメダルの払出しが有るか否かが判定される。メダルの払出しが有ると判定された場合、次のステップ251に進み、メダルの払出しが無いと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ251において、クレジットメダルの枚数が50枚であるか否かが判定される。クレジットメダルの枚数が50枚であると判定された場合、次のステップ252に進み、クレジットメダルの枚数が50枚未満であると判定された場合、ステップ257に進む。
ステップ252において、払出メダル切れエラー(E3エラー)の判定時間が設定される。予め定めた時間が経過しても払出しが行われない場合に、ホッパーユニット24の中のメダルが空になっていると判定するための判定時間の計時(時間のカウント)が開始される。そして、次のステップ253に進む。
ステップ253において、ホッパーユニット24のホッパーモータ95が回転を開始する。そして、次のステップ254に進む。
ステップ254において、払出メダル切れエラー(E3エラー)の判定時間が経過したか否かが判定される。当該判定時間が経過したと判定された場合、ステップ259に進み、当該判定時間が経過していないと判定された場合、ステップ255に進む。
ステップ255において、メダルが1枚、払出されたか否かが判定される。これは、ホッパーユニット24の払出センサ94によりメダルが1枚、払出されたか否かの検知が行われるものである。そして、メダルが1枚、払出されたと判定された場合、次のステップ256に進み、メダルが1枚、払出されていないと判定された場合、ステップ253に戻る。
ステップ256において、払出制御手段240により、メダルの払出しが終了したか否かが判定される。メダルの払出しが終了したと判定された場合、当該処理は終了し、メダルの払出しが終了していないと判定された場合、ステップ252に戻る。
一方、ステップ251でクレジットメダルの枚数が50枚未満であると判定された場合は、ステップ257において、クレジットメダルの枚数(貯留枚数)に1枚が加算される。そして、次のステップ258に進む。
ステップ258において、メダルの払出しが終了したか否かが判定される。メダルの払出しが終了したと判定された場合、当該処理は終了し、メダルの払出しが終了していないと判定された場合、ステップ251に戻る。
また、一方、前記ステップ254で当該判定時間が経過したと判定された場合は、ステップ259において、エラーコード「E3」が設定される。そして、次のステップ260に進む。
ステップ260において、エラー処理が行われる。なお、このエラー処理は、後で詳細に説明する(図40参照)。そして、ステップ252に戻る。
図30に示すフローチャートに基づいて、タイマ割込処理について説明する。
先ず、ステップ310において、リール駆動モータ65としてのステッピングモータに位相出力処理が行われる。具体的には、このステッピングモータに対して、リール62の回転のための励磁データが出力されるものである。そして、次のステップ311に進む。
ステップ311において、メイン制御手段200の送信手段290からサブ制御手段300の受信手段310へコマンド送信処理が行われる。具体的には、このコマンドは、メイン制御手段200から通常に送信しているサブ制御手段300へのコマンド送信処理であって、実際に送信手段290から受信手段310へ送信するものである。そして、次のステップ312に進む。
ステップ312において、電源ユニット43において、電源断(電源の遮断、すなわち電力供給の中止)となったか否かが判定される。電源断になったと判定された場合は、ステップ320に進み、電源断になっていないと判定された場合は、ステップ313に進む。
ステップ313において、ランプ処理が行われる。このランプは、特に図示していないが、ベット数表示ランプや、再遊技表示ランプ等であって、メイン制御手段200で制御処理するものである。そして、次のステップ314に進む。
ステップ314において、ポート入力処理が行われる。このポート入力処理は、メイン制御手段200に対するセンサ(メダルセレクター17の投入センサ92、ホッパーユニット24の払出センサ94やオーバーフローセンサ96、ベットスイッチ32、ストップスイッチ50等)による入力処理となるものである。そして、次のステップ315に進む。
ステップ315において、各種センサの監視処理が行われる。なお、この各種センサの監視処理は、後で詳細に説明する(図33参照)。そして、次のステップ316に進む。
ステップ316において、メイン制御手段200からサブ制御手段300へ送信するための送信用コマンドがあるか否かが判定される。当該送信用コマンドがあると判定された場合、ステップ317に進み、設定されている送信用コマンド(後に詳述するS373、S381の投入異常や、S422の払出異常、S514のドア状態)の送信処理を行い、当該送信用コマンドがないと判定された場合、ステップ318に進む。
ステップ318において、エラーデータがあるか否かが判定される。このエラーデータは、メイン制御手段200でエラー報知する(エラー処理に移行する)ためのフラグであって、エラーデータが設定される(オン状態となる)と、メイン制御手段200でエラー処理に移行することになるものである。具体的には、後述するS382、S383、S430、S427、S453で設定されるものである。エラーデータが設定されている(オン状態である)と判定された場合、ステップ319に進み、エラーデータが設定されていない(オン状態でない)と判定された場合、ステップ321に進む。
ステップ319において、エラー処理が行われる。なお、このエラー処理は、後で詳細に説明する(図40参照)。そして、当該処理が終了する。
ステップ321において、メダルの投入判定が行われる。そして、次のステップ322に進む。
ステップ322において、メダルの払出判定が行われる。そして、次のステップ323に進む。
ステップ323において、タイマ更新処理が行われる。そして、次のステップ324に進む。
ステップ324において、ポート出力処理が行われる。そして、次のステップ325に進む。
ステップ325において、外部信号出力処理が行われる。なお、この外部信号出力処理は、後で詳細に説明する(図32参照)。
ステップ326において、リール62(回胴)の制御処理が行われる。そして、当該処理が終了する。
一方、前記ステップ312で電源断になったと判定された場合は、ステップ320において、電断処理が行われる。なお、この電断処理は、後で詳細に説明する(図31)。
また、一方、前記ステップ318でエラーデータがあると判定された場合、ステップ319において、エラー処理が行われる。なお、このエラー処理は、後で詳細に説明する(図40参照)。そして、当該処理が終了する。
図31に示すフローチャートに基づいて、図30のステップ320の電断処理について説明する。
ステップ330において、スタックポインタの設定が行われる。これはスタックと呼ばれるメモリ領域のうち、最も直近に参照された位置のアドレスを保持しているものである。そして、次のステップ331に進む。
ステップ331において、電断フラグの設定が行われる。予め定めた所定の数値を記憶するものである。そして、次のステップ332に進む。
ステップ332において、チェックサム値の設定が行われる。そして、当該処理が終了する。
図32に示すフローチャートに基づいて、図30のステップ325の外部信号出力処理について説明する。
ステップ340において、ドア(具体的には、前扉14)が開状態であるか否かが判定される。具体的には、扉センサ(扉開閉用スイッチ19)のON、OFFの検知信号により判定しているものである。前扉14が閉状態である場合は、ステップ342に進み、前扉14が開状態である場合には、次のステップ341に進む。
ステップ341において、外部信号5出力保留タイマの設定が行われる。具体的には、外部信号5出力保留タイマのカウント(計時)が開始されるものである。ここで、「出力保留タイマ」は、ドア(前扉14)が開状態になったり、所定のエラーが発生したりした場合等に所定の信号を出力し続けるためのタイマとなるものである。具体的には、例えば、ドア(前扉14)が開放すると、開放したときから3秒間タイマが設定され、その間にドア(前扉14)が開状態から閉状態へ移行しても、3秒間の当該タイマの時間を経過しないと、信号がオフ状態にならないように設定されているものである。これにより、仮に瞬間的に開状態から閉状態へ移行しても、ドア(前扉14)がいったん開放されたという状態を確実に外部に出力することができるものである。この信号出力は、具体的には、外部集中端子板18により、遊技ホールのホール管理者が管理するホールコンピュータへ出力されるものである。なお、後述する外部信号4出力保留タイマの「保留タイマ」も同様の機能を有するものである。そして、次のステップ342に進む。
ステップ342において、外部信号5出力保留タイマが作動中であるか否かが判定される。外部信号5出力保留タイマが作動中であると判定された場合、ステップ343に進み、外部信号5出力保留タイマが作動中でないと判定された場合、ステップ344に進む。
ステップ343において、外部信号5がオン状態となる。そして、次のステップ345に進む。
一方、前記ステップ342で外部信号5出力保留タイマが作動中でないと判定された場合は、ステップ344において、外部信号5をオフ状態にする。
ステップ345において、特定条件に一致したか否かが判定される。ここで、この特定条件に一致するとは、具体的には、(1)E0エラー、(2)E1エラー、(3)E2エラー、(4)E7エラー、(5)EAエラー、(6)E0エラー判定フラグオン、(7)E2エラー判定フラグオン、(8)EAエラー判定フラグオンの(1)〜(8)のいずれかに該当していることを意味する。ここで、(1)〜(5)は、エラーコードに対応するエラーが発生した状態を示す正規のエラー信号によるものであり、(6)〜(8)の「エラー判定フラグ」は、いわゆる予約フラグ(保留フラグ)のことである。そして、特定条件のいずれかに一致していると判定された場合は、次のステップ346に進み、特定条件のいずれにも一致していないと判定された場合は、ステップ347に進む。
ステップ346において、外部信号4出力保留タイマの設定が行われる。具体的には、外部信号4出力保留タイマのカウント(計時)が開始されるものである。そして、次のステップ347に進む。
ステップ347において、外部信号4出力保留タイマが作動中であるか否かが判定される。外部信号4出力保留タイマが作動中であると判定された場合、次のステップ348に進み、外部信号4出力保留タイマが作動中でないと判定された場合、ステップ349に進む。
ステップ348において、外部信号4がオン状態となる。そして、当該処理が終了する。
一方、前記ステップ347で外部信号4の出力保留タイマが作動中でないと判定された場合、ステップ349において、外部信号4がオフ状態となる。そして、当該処理が終了する。
図33に示すフローチャートに基づいて、図30のステップ315の各種センサの監視処理について説明する。
ステップ360において、メダルセレクター17のセレクターセンサ(具体的には、投入センサ92)の監視処理が行われる。なお、このセレクターセンサ(具体的には、投入センサ92)の監視処理は後で詳細に説明する(図34参照)。そして、次のステップ361に進む。
ステップ361において、払出センサ94の監視処理が行われる。なお、この払出センサ94の監視処理は後で詳細に説明する(図37参照)。そして、次のステップ362に進む。
ステップ362において、ドア(具体的には前扉14)の監視処理が行われる。なお、このドア(具体的には前扉14)の監視処理は後で詳細に説明する(図39参照)。そして、当該処理が終了する。
図34に示すフローチャートに基づいて、図33のステップ360のセレクターセンサの監視処理について説明する。
ステップ370において、セレクターセンサCがタイムオーバーか否かが判定される。これは、セレクターセンサCにおいて、1.6秒間、オン状態が継続するとE0エラー(投入メダルエラー)とするためのものである。セレクターセンサCがタイムオーバーであると判定された場合、次のステップ371に進み、セレクターセンサCがタイムオーバーでないと判定された場合、ステップ374に進む。
ステップ371において、E0エラーフラグをエラー判定フラグに設定する。そして、E0エラーフラグ及びエラー判定フラグがオン(ON)状態となる。このエラー判定フラグは、エラーが発生してエラー処理に移行することを予約(保留)するフラグである。なお、このエラー判定フラグに基づき、後述する送信用コマンドの「投入異常」や「払出異常」等がサブ制御手段300に送信されるものである。そして、次のステップ372に進む。
ステップ372において、いずれかのリール62が回転中であるか否かが判定される。リール62が回転中であると判定された場合、次のステップ373に進み、リール62が回転中でないと判定された場合、ステップ374に進む。
ステップ373において、メイン制御手段200からサブ制御手段300への送信用コマンドにメダルの「投入異常」が設定される。そして、次のステップ374に進む。
ステップ374において、いずれかのリール62が回転中であるか否かが判定される。いずれかのリール62が回転中であると判定された場合、ステップ378に進み、いずれのリール62も回転中でないと判定された場合、ステップ375に進む。
ステップ375において、メダルが払出中であるか否かが判定される。メダルが払出中であると判定された場合、ステップ378に進み、メダルが払出中でないと判定された場合、ステップ376に進む。
ステップ376において、S371において設定されるE0エラー(投入メダルエラー)フラグがオン状態であるか否かが判定される。E0エラーフラグがオン状態であると判定された場合、E0エラーのエラー判定フラグがクリアされ、ステップ382に進み、また、E0エラーフラグがオン状態でないと判定された場合、ステップ377に進む。
ステップ377において、S151またはS379において設定されるEAエラー(センサエラー)フラグがオン状態であるか否かが判定される。EAエラーフラグがオン状態であると判定された場合、EAエラーのエラー判定フラグがクリアされ、ステップ383に進み、EAエラーフラグがオン状態でないと判定された場合、図35に示すステップ384に進む。
一方、前記ステップ374でいずれかのリール62が回転中であると判定された場合は、ステップ378において、投入センサ92としてのセレクターセンサA又はBがオン状態であるか否かが判定される。セレクターセンサA又はBがオン状態であると判定された場合、ステップ379に進み、セレクターセンサA及びBのいずれもオン状態でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ379において、EAエラー(センサエラー)フラグをエラー判定フラグに設定する。このエラー判定フラグは、エラーが発生してエラー処理に移行することを予約するフラグである。そして、次のステップ380に進む。
ステップ380において、リール62が回転中であるか否かが判定される。リール62が回転中であると判定された場合、ステップ381に進み、リール62が回転中でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ381において、メイン制御手段200からサブ制御手段300への送信用コマンドにメダルの「投入異常」が設定される。そして、当該処理が終了する。
前記ステップ376でE0エラーフラグがオン状態であると判定された場合、ステップ382において、エラーコード「E0」によりエラーデータが設定される(エラーデータのフラグがオン状態に設定される)。このエラーデータが設定されるとは、エラーデータのフラグがオン状態になることを意味し、メイン制御手段200でエラー処理に移行するためのフラグがオン状態になることを意味する。そして、当該処理が終了する。
前記ステップ377でEAエラーフラグがオン状態であると判定された場合は、ステップ383において、エラーコード「EA」によりエラーデータが設定される(エラーデータのフラグがオン状態に設定される)。そして、当該処理が終了する。
図35に示すフローチャートに基づいて、図34に続いて、セレクターセンサの監視処理について説明する。
ステップ384において、キャンセルコイルがオン状態になっているか否かが判定される。なお、このキャンセルコイルは、特に図示していないが、メダルセレクター17において、メダル投入口38から投入されたメダルをホッパーユニット24側へ投入してクレジットメダルとするか、又は、メダル受け皿26へ排出させるかのメダル通路の切り換えを行うためのものである。メダル投入口38から投入されたメダルは、キャンセルコイルがオン状態のときクレジットメダルとして採用され、オン状態でないときには、メダル受け皿26は排出される。キャンセルコイルがオン状態であると判定された場合、次のステップ385に進み、キャンセルコイルがオン状態でないと判定された場合、ステップ378(図34)に進む。
ステップ385において、セレクターセンサBのタイミングチャートが立ち下がり状態(オン状態からオフ状態へ移行する状態)であるか否かが判定される。このセレクターセンサBのタイミングチャートの立ち下がり状態とは、通路内において、セレクターセンサBの前をメダルが通過して過ぎ去ろうとしている状態を意味する。立ち下がり状態であると判定された場合、ステップ387に進み、立ち下がり状態でないと判定された場合、ステップ386に進む。
ステップ386において、セレクターセンサAのタイミングチャートが立ち下がりの状態(オン状態からオフ状態へ移行する状態)であるか否かが判定される。同様に、セレクターセンサAの前をメダルが通過して過ぎ去ろうとしている状態を意味する。立ち下がり状態であると判定された場合、ステップ389へ進み、立ち下がり状態でないと判定された場合、図36に示すステップ390に進む。
一方、前記ステップ385でセレクターセンサBのタイミングチャートが立ち下がり状態であると判定された場合、ステップ387において、メダルの通過順が異常であるか否かが判定される。このメダルの通過順が異常であるか否かとは、セレクターセンサA、B、Cは、メダルの通過順としては、セレクターセンサC、セレクターセンサA、セレクターセンサBの順番に検知するように配置されているため、当該順番で検知されていない場合には、異常であると判定されるものである。メダルの通過順が異常であると判定された場合、ステップ383(図34)に進み、メダルの通過順が異常でないと判定された場合、ステップ388に進む。
ステップ388において、EAタイマがクリア(初期化)される。そして、当該処理が終了する。
また、一方、前記ステップ386でセレクターセンサAのタイミングチャートが立ち下がり状態であると判定された場合は、ステップ389において、メダルの通過順が異常であるか否かが判定される。メダルの通過順が異常であると判定された場合、ステップ382(図34)に進み、メダルの通過順が異常でないと判定された場合、図36のステップ392に進む。
図36に示すフローチャートに基づいて、図35に続いて、セレクターセンサの監視処理について説明する。
ステップ390において、セレクターセンサBのタイミングチャートが立ち上がり状態(オフ状態からオン状態への移行状態)であるか否かが判定される。このセレクターセンサBのタイミングチャートの立ち上がり状態とは、通路内において、セレクターセンサBの前にメダルが移行してきた状態を意味する。セレクターセンサBのタイミングチャートが立ち上がり状態であると判定された場合、ステップ393に進み、立ち上がり状態でないと判定された場合、ステップ391に進む。
ステップ391において、セレクターセンサAのタイミングチャートが立ち上がり状態であるか否かが判定される。このセレクターセンサAのタイミングチャートの立ち上がり状態とは、通路内において、セレクターセンサAの前にメダルが移行してきた状態を意味する。セレクターセンサAのタイミングチャートが立ち上がり状態であると判定された場合、ステップ395に進み、立ち上がり状態でないと判定された場合、ステップ392に進む。
ステップ392において、EAタイマが予め定めた所定の時間が経過(カウントダウン、減算)して、0になったか否かが判定される。EAタイマが0になっていると判定された場合、ステップ383(図34)に進み、EAタイマが0になっていないと判定された場合、当該処理は終了する。
一方、前記ステップ390でセレクターセンサBのタイミングチャートの立ち上がり状態であると判定された場合は、ステップ393において、メダルの通過順が異常であるか否かが判定される。メダルの通過順が異常であると判定された場合、ステップ383(図34)に進み、メダルの通過順が異常でないと判定された場合、ステップ394に進む。
ステップ394において、EAタイマが設定される。そして、当該処理が終了する。
また、一方、前記ステップ391でセレクターセンサAのタイミングチャートが立ち上がり状態であると判定された場合、ステップ395において、セレクターセンサCから500ms以上経過しているか否かが判定される。当該条件を満足していると判定された場合は、ステップ382(図34)に進み、当該条件を満足していないと判定された場合は、ステップ396に進む。
ステップ396において、メダルの通過順が異常であるか否かが判定される。セレクターセンサA、B、Cの検知順番に基づいて、メダルの通過順が異常であると判定された場合は、ステップ382(図34)に進み、メダルの通過順が異常でないと判定された場合は、ステップ397に進む。
ステップ397において、EAタイマが設定される。そして、当該処理が終了する。
図37に示すフローチャートに基づいて、図33に示すステップ361の払出センサの監視処理について説明する。
ステップ420において、いずれかのリール62が回転中であるか否かが判定される。いずれかのリール62が回転中であると判定された場合、ステップ421に進み、いずれのリール62も回転中でない、すなわち全てのリール62が回転を停止していると判定された場合、ステップ423に進む。
ステップ421において、払出センサA又はBがオン状態であるか否かが判定される。払出センサA又はBがオン状態であると判定された場合、ステップ422に進み、払出センサA及びBのいずれもオン状態でないと判定された場合、ステップ423に進む。
ステップ422において、メイン制御手段200からサブ制御手段300への送信用コマンドにメダルの「払出異常」が設定される。そして、次のステップ423に進む。
ステップ423において、ステップ428において設定されたエラー判定フラグとしてのE2エラーフラグがオン状態であるか否かが判定される。E2エラーフラグがオン状態であると判定された場合、ステップ428に進み、E2エラーフラグがオン状態でない、オフ状態であると判定された場合、ステップ424に進む。
ステップ424において、エラーコードE7の判定時間がちょうど経過したか否かが判定される。エラーコードE7の判定時間がちょうど経過したと判定された場合、ステップ425に進み、エラーコードE7の判定時間が経過していないと判定された場合、ステップ431に進む。
ステップ425において、ホッパーユニット24が駆動中であるか否かが判定される。具体的には、ホッパーモータ95が回転駆動中であるか否かが判定される。ホッパーユニット24が駆動中であると判定された場合、ステップ426に進み、ホッパーユニット24が駆動中でないと判定された場合、ステップ431に進む。
ステップ426において、払出センサBがオン状態であるか否かが判定される。払出センサBがオン状態であると判定された場合、ステップ431に進み、オン状態でないと判定された場合、ステップ427に進む。
ステップ427において、エラーコード「E7」により、メイン制御手段200に用いられるエラーデータが設定される。そして、当該処理が終了する。
一方、前記ステップ423でE2エラーフラグがオン状態であると判定された場合は、ステップ428において、E2エラーフラグが、エラー判定フラグに設定される。すなわち、E2エラーフラグのオン状態により、エラー判定フラグがオン状態に設定される。そして、ステップ429に進む。
ステップ429において、いずれかのリール62が回転中であるか否かが判定される。いずれかのリール62が回転中であると判定された場合、当該処理は終了し、全てのリール62が回転中でない、すなわち停止していると判定された場合、E2エラーのエラー判定フラグをクリアし、ステップ430に進む。
ステップ430において、エラーコードE2が、メイン制御手段200で用いられるエラーデータに設定される。そして、当該処理が終了する。
一方、前記ステップ424でエラーコードE7の判定時間が経過していないと判定された場合、前記ステップ425でホッパーユニット24が駆動中でないと判定された場合、前記ステップ426で払出センサBがオン状態であると判定された場合は、ステップ431において、払出センサA又はBがオン状態であるか否かが判定される。払出センサA又はBがオン状態であると判定された場合、ステップ432に進み、払出センサA及びBもオン状態でないと判定された場合、図38のステップ450に進む。
ステップ432において、ホッパーユニット24が駆動中であるか否か、具体的には、ホッパーモータ95が回転駆動中であるか否かが判定される。ホッパーユニット24が駆動中であると判定された場合、ステップ433に進み、ホッパーユニット24が駆動中でないと判定された場合、ステップ428に進む。
ステップ433において、払出センサAが立ち上がり状態(オフ状態からオン状態への移行状態)であるか否かが判定される。立ち上がり状態であると判定された場合、ステップ434に進み、立ち上がり状態でないと判定された場合、図38のステップ450に進む。
ステップ434において、E1タイマが設定される(E1タイマのカウントダウン(計時)が開始される)。そして、当該処理は終了する。
図38に示すフローチャートに基づいて、図37に続いて、払出センサの監視処理について説明する。
ステップ450において、ホッパーユニット24が駆動中であるか否か、具体的には、ホッパーモータ95が回転駆動中であるか否かが判定される。ホッパーユニット24が駆動中であると判定された場合、ステップ451に進み、ホッパーユニット24が駆動中でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ451において、エラーコードE7の判定時間経過後に払出センサA及びBの両方がオフ状態であるか否かが判定される。両方ともオフ状態であると判定された場合、ステップ453に進み、両方ともオフ状態ではない、すなわち少なくとも一方がオン状態であると判定された場合、ステップ452に進む。
ステップ452において、E1タイマで所定時間が経過(カウントダウン(減算))して残り時間が0になっているか否かが判定される。E1タイマが0になっていると判定された場合、ステップ453に進み、0になっていないと判定された場合、ステップ454に進む。
ステップ453において、エラーコード「E1」により、メイン制御手段200で用いられるエラーデータが設定される。そして、当該処理が終了する。
前記ステップ452でE1タイマで所定時間が経過(カウントダウン(減算))して残り時間が0になっていない場合は、ステップ454において、払出センサAが立ち下がり状態(オン状態からオフ状態へ移行する状態)であるか否かが判定される。立ち下がり状態であると判定された場合は、ステップ455に進み、立ち下がり状態でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ455において、E1タイマのクリア(初期化)が行われる。そして、次のステップ456に進む。
ステップ456において、払出センサAの立ち上がり状態(オフ状態からオン状態へ移行する状態)から立ち下がり状態(オン状態からオフ状態へ移行する状態)の間に払出センサBの立ち下がり状態(オン状態からオフ状態へ移行する状態)が発生したか否かが判定される。立ち下がり状態が発生したと判定された場合、当該処理は終了し、立ち下がり状態が発生していないと判定された場合、ステップ453に進む。
図39に示すフローチャートに基づいて、図33のステップ362のドア(前扉14)の監視処理について説明する。
ステップ510において、ドア(前扉14)の監視保留タイマにより予め定めた所定時間が経過したか否かが判定される。経過したと判定された場合は、ステップ511に進み、経過していないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ511において、ドア(前扉14)の状態が取得される。そして、次のステップ512に進む。
ステップ512において、取得したドア(前扉14)の状態が前回取得したドア(前扉14)情報と異なるか否かが判定される。当該情報と異なると判定された場合、次のステップ513に進み、当該情報と異ならないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ513において、ドア(前扉14)の状態が更新される。そして、次のステップ514に進む。
ステップ514において、メイン制御手段200からサブ制御手段300へ送信するための送信用コマンドにドア(前扉14)状態が設定される。そして、次のステップ515に進む。
ステップ515において、ドア(前扉14)監視保留タイマが設定される。そして、当該処理が終了する。
図40に示すフローチャートに基づいて、図27のステップ232、図28のステップ243、図29のステップ260、図30のステップ319のエラー処理について説明する。
ステップ520において、現在の遊技状態が保存される。そして、次のステップ521に進む。
ステップ521において、発生しているエラーの状態(エラー状態)をサブCPUへ送信する。具体的には、メイン制御手段200の送信手段290からサブ制御手段300の受信手段310へ送信されるものである。そして、次のステップ522に進む。
ステップ522において、払出枚数表示器88の内容が保存される。そして、次のステップ523に進む。
ステップ523において、情報報知制御手段285により報知手段(払出枚数表示器88)によりエラーコード表示が行われ、エラーコードが表示される。そして、次のステップ524に進む。
ステップ524において、ホッパーユニット24及びキャンセルコイル(メダルセレクター17)の状態が保存される。そして、次のステップ525に進む。
ステップ525において、ホッパーユニット24及びキャンセルコイル(メダルセレクター17)の設定(オフ状態)が行われる。そして、次のステップ526に進む。
ステップ526において、E4エラーの状態であるか否かが判定される。E4エラーの状態であると判定された場合、ステップ528に進み、E4エラーの状態でないと判定された場合、ステップ527に進む。
ステップ527において、E3エラー状態であるか否かが判定される。E3エラー状態であると判定された場合、ステップ528に進み、E3エラー状態でないと判定された場合、ステップ529に進む。
ステップ528において、エラー解除センサがオン状態であるか否かが判定される。なお、このステップ528は、E3エラー(ホッパーエンプティエラー)となるので、ここでのエラー解除センサは、ドアキーリセットとなるものである。このドアキーリセットは、前扉14を開くための鍵(ドアキー)を、前扉14の解錠方向とは反対の方向に回すことで成立するものである。エラー解除センサがオン状態であると判定された場合、ステップ531に進み、エラー解除センサがオン状態でないと判定された場合、ステップ529に進む。
ステップ529において、設定変更スイッチ46がオン状態であるか否かが判定される。なお、ここでの設定変更スイッチ46がリセットスイッチになるものである。設定変更スイッチ46がオン状態であると判定された場合、ステップ530に進み、オン状態でないと判定された場合、ステップ526に戻る。
ステップ530において、ドア(前扉14)の開閉センサ(具体的には、扉開閉用スイッチ19)がオン状態であるか否かが判定される。オン状態であると判定された場合、ステップ526に戻り、オン状態でないと判定された場合、ステップ531に進む。
ステップ531において、セレクターセンサA、B、C、払出センサA、Bのいずれかがオン状態であるか否かが判定される。オン状態であると判定された場合、ステップ526に戻り、オン状態でないと判定された場合、ステップ532に進む。
ステップ532において、ホッパーユニット24及びキャンセルコイルの状態を元の状態に復帰させる。そして、次のステップ533に進む。
ステップ533において、エラーコード表示のクリア(初期化)が行われる。そして、次のステップ534に進む。
ステップ534において、払出枚数表示器88の内容の復帰が行われる。そして、ステップ535に進む。
ステップ535において、遊技状態の復帰が行われる。そして、ステップ536に進む。
ステップ536において、サブ制御手段300のCPUへエラー解除イベント(信号)の送信が行われる。そして、次のステップ537に進む。
ステップ537において、サブ制御手段300のCPUのメダル払出開始イベント(信号)の送信判定が行われる。そして、当該処理が終了する。
一方、前記ステップ526のE4エラーの状態であると判定された場合、ステップ538において、設定変更が行われるまで待機状態となる。
図41に示すフローチャートに基づいて、設定変更処理について説明する。
ステップ550において、メイン制御手段200のRAMのバックアップ不良が設定されているか否かが判定される。そして、バックアップ不良が設定されていると判定された場合、ステップ552に進み、バックアップ不良が設定されていないと判定された場合、ステップ551に進む。
ステップ551において、設定値情報の読み取りが行われる。そして、次のステップ555に進む。
一方、前記ステップ550でRAMのバックアップ不良が設定されていると判定された場合、ステップ552において、設定表示器89に「C」の表示が行われる。そして、次のステップ553に進む。
ステップ553において、設定変更スイッチ46がオン状態になっているか否かが判定される。オン状態になっていると判定された場合、次のステップ554に進み、オン状態になっていないと判定された場合、待機状態となる。
ステップ554において、設定値1が設定される。そして、ステップ555に進む。
ステップ555において、設定変更スイッチ46がオン状態になっているか否かが判定される。オン状態になっていると判定された場合、ステップ556に進み、オン状態になっていないと判定された場合、ステップ557に進む。
ステップ556において、設定値の更新が行われる。そして、ステップ555に戻る。
一方、前記ステップ555において、設定変更スイッチ46がオン状態になっていないと判定された場合は、ステップ557において、スタートスイッチ40のオン状態が検知されたか否かが判定される。検知されたと判定された場合、ステップ558に進み、検知されていないと判定された場合、ステップ555に戻る。
ステップ558において、設定キースイッチ45がオフ状態であるか否かが判定される。オフ状態であると判定された場合、ステップ559に進み、オフ状態でないと判定された場合、待機状態となる。
ステップ559において、設定値の確定が行われる。そして、当該処理が終了する。
図42に示すフローチャートに基づいて、サブ制御手段300におけるエラー報知処理について説明する。
先ず、ステップ610において、サブ制御手段300の受信手段310が、メイン制御手段200の送信手段290からS317における送信用コマンドを受信したか否かが判定される。送信用コマンドを受信したと判定された場合、次のステップ611に進み、送信用コマンドを受信していないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ611において、送信用コマンドがドア状態か否かが判定される。具体的には、送信用コマンドが、ドア(前扉14)の開閉に関するドア状態のものであるか否かが判定されるものである。送信用コマンドがドア状態のものであると判定された場合、ステップ617に進み、送信用コマンドがドア状態のものではないと判定された場合、ステップ612に進む。
ステップ612において、エラー報知が行われる。具体的には、スピーカー72から「エラーです」の音声報知が行われ、演出実行手段83としての表示装置84には例えば「E2」等のエラーコードの表示が行われる。そして、次のステップ613に進む。
ステップ613において、S521におけるエラー状態であることの情報を受信しているか否かが判定される。エラー状態であることの情報を受信していると判定された場合は、ステップ614に進み、エラー状態であることの情報を受信していないと判定された場合は、待機状態となる。
ステップ614において、エラー再報知が行われる。そして、次のステップ615に進む。
ステップ615において、エラー解除イベント(信号)を受信しているか否かが判定される。エラー解除イベント(信号)を受信していると判定された場合、次のステップ616に進み、エラー解除イベント(信号)を受信していないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ616において、エラー報知がクリア(初期化)される。すなわち、エラー報知が行われていない状態に戻る。そして、当該処理は終了する。
一方、前記ステップ611で送信用コマンドがドア状態(前扉14の開閉状態)であると判定された場合は、ステップ617において、ドア状態が前扉14の開状態であるか否かが判定される。前扉14が開状態であると判定された場合、ステップ619に進み、前扉14が開状態でない、すなわち閉状態であると判定された場合、ステップ618に進む。
ステップ618において、エラー報知がクリア(初期化)される。具体的には、スピーカー72からの音声出力を停止し、表示装置84の画像出力を停止し、演出用ランプ78の点灯、点滅が停止する。そして、当該処理は終了する。
一方、前記ステップ617でドア状態が開状態であると判定された場合は、ステップ619において、エラー報知が行われる。具体的には、スピーカー72から音声が出力され、表示装置84の画像出力が行われ、演出用ランプ78が点灯、点滅する。そして、当該処理は終了する。
本実施の形態では、上述したような構成を有することにより、以下に示すような作用及び効果を有する。
本実施の形態によれば、サブ制御手段300に不正や故障が発生した場合でも、最終リール62に対する停止操作が行われるまで、遊技停止手段280による遊技停止をせずに、操作手順報知状態が継続されてメイン制御手段200には影響がない。このため、メイン制御手段200による操作手順報知状態により、遊技機10の状況を把握することが可能となる。
加えて、演出実行手段83としての表示装置84等の演出内容とメイン制御手段200の制御内容とが整合性が取れていないことが遊技者や、ホール管理者に分かる。このため、サブ制御手段300や演出実行手段83としての表示装置84等の不正改造や故障などを認識することができ、適切な対応ができる。
すなわち、本実施の形態によれば、サブ制御手段300に不正や故障が発生した場合には、メイン制御手段200による報知手段90の制御内容とは関連のない内容となる。メイン制御手段200は正常に作動し、サブ制御手段300が正常に作動しないような状況が発生すると、サブ制御手段300に問題があることが一目瞭然となり、メイン制御手段200や演出実行手段83としての表示装置84等の不正改造や故障を容易に発見することができ、不正行為を未然に防ぐことができる。
また、サブ制御手段300に何らかの特定事象(エラー)が生じて演出実行手段83としての表示装置84で適正な演出を行えない状態であっても、遊技者は、メイン制御手段200による報知手段90(払出枚数表示器88)による指示モニタ表示の報知を利用して、操作手順が有利度にかかわる演出である操作手順報知状態(指示モニタで停止操作順番を指示中)であることを認識することができる。
さらに、遊技機10に特定事象(エラー)が発生した場合に、サブ制御手段300に何らかの異常が生じて演出実行手段83としての表示装置84で適正な演出や報知を行えない状態であっても、最終リール62の停止操作後に、遊技者は、メイン制御手段200による報知手段90(払出枚数表示器88)の特別情報(エラーコード表示)の報知を利用して、特定事象(エラー)が発生したことを認識することができる。
具体的には、最終リール62の停止操作が行われた後に、特定事象(エラー)の種類を報知手段90(払出枚数表示器88)でエラーコード表示による報知を行うので、停止操作を終了させた遊技者に対して確実に報知することができる。
すなわち、停止操作中、遊技者はリール62を注視して停止操作に集中しているので、その他(演出等)のことに注意を向け難いのに対して、停止操作後は、気持ちに余裕を持ってリール62周囲の報知手段90(払出枚数表示器88)の表示や演出等に注意を向けることができる。最終リール62の操作後に特定事象(エラー)の種類が報知手段90(払出枚数表示器88)を介してエラーコード表示として報知されることで、特定事象(エラー)の種類を確実に報知することができる。
さらに、本実施の形態によれば、サブ制御手段300による演出実行手段83(表示装置84)では、特定事象(エラー)が発生した場合には、メイン制御手段200による報知手段90(払出枚数表示器88)とは異なり遅滞なく特定事象(エラー)の発生を報知するので、特定事象(エラー)の発生を特定事象(エラー)が発生した段階で即時に認識することができる。
さらに、報知手段90(払出枚数表示器88)によって有利な操作手順の報知が行われている操作手順報知状態(指示モニタ表示による停止操作順番の報知中)のときに、遊技機10に異常が発生した場合であっても、有利な停止操作順番の報知に対応する最終リール62の停止操作が行われた後に、特定事象(エラー)の種類を報知手段90(払出枚数表示器88)で報知するので、両者の発生期間を分離することができ、有利な操作手順の報知と特定事象(エラー)の種類の報知とを混同することがない。
また、本実施の形態によれば、リセットスイッチ(図示せず)等の操作によって、遊技停止手段280による遊技停止を解除させる所定の解除条件が成立することにより、遊技停止手段280による遊技停止が解除されて遊技の進行が可能になり、報知手段90の特別情報(エラーコード表示)の報知が停止され、演出実行手段83での特殊報知(エラー報知)が停止される。特別情報(エラーコード)の報知や、特殊報知(エラー報知)が停止することにより、遊技者に対して、特定事象(エラー)の発生が解除されたことを知らせることができ、特定事象(エラー)の発生という異常事態が終了し、通常の遊技可能な状態に戻ったことを知らせることができる。それに伴って、遊技の進行が可能になることで、遊技者は時間を無断にすることなく即時に遊技の進行を開始することができる。
なお、本実施形態では、AT許可状態においてAT役当選の際の操作手順報知状態中の際にエラーが発生した場合を説明したが、これに限らず、AT役に代わりリプレイ当選の際の操作手順報知状態中の際にエラーが発生した場合でもよい。
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
17 メダルセレクター 18 外部集中端子板
19 扉開閉用スイッチ 20 上パネル
22 下パネル 24 ホッパーユニット
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 32 ベットスイッチ
34 マックスベットスイッチ 35 シングルベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 42 演出用ボタンスイッチ
43 電源ユニット 44 電源スイッチ
45 設定キースイッチ 46 設定変更スイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 リール 63 リール位置センサ
64 左リール 65 リール駆動モータ
66 中リール 67 バックランプ
68 右リール 70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
83 演出実行手段 84 表示装置
86 有効ライン 87 クレジット表示器
88 払出枚数表示器 88a 左7セグ
88b 右7セグ a 左上部
b 中上部 c 右上部
d 中間部 e 左下部
f 右下部 g 中下部
89 設定表示器 90 報知手段
92 投入センサ 94 払出センサ
95 ホッパーモータ 96 オーバーフローセンサ
100 制御装置 200 メイン制御手段
210 役抽選手段 220 リール制御手段
230 停止図柄判定手段 240 払出制御手段
250 遊技制御手段 251 ノーマル遊技制御手段
252 RT制御手段 253 ボーナス遊技制御手段
254 ボーナス内部中制御手段 260 演出状態制御手段
270 特定事象検知手段 280 遊技停止手段
285 情報報知制御手段 290 送信手段
300 サブ制御手段 310 受信手段
320 演出実行制御手段

Claims (2)

  1. 複数のリールと、
    複数のストップスイッチと、
    遊技の進行を制御するメイン制御手段と、
    演出の実行を制御するサブ制御手段と、
    前記ストップスイッチの操作態様を示すメイン操作情報を報知可能な第1の報知装置と、
    前記ストップスイッチの操作態様を示すサブ操作情報を報知可能な第2の報知装置と、を備え、
    前記第1の報知装置は、前記メイン制御手段により制御され、
    前記第2の報知装置は、前記サブ制御手段により制御され、
    前記メイン制御手段は、前記第1の報知装置による前記メイン操作情報の報知を行っている状況下では、所定のエラーが発生しても、前記第1の報知装置による前記メイン操作情報の報知を継続し、
    前記サブ制御手段は、前記第2の報知装置による前記サブ操作情報の報知を行っている状況下では、前記所定のエラーが発生したとき、前記第2の報知装置による前記サブ操作情報の報知に替え、エラーが発生したことを報知し、
    前記所定のエラーが発生しても、前記ストップスイッチが操作されたときは、対応する前記リールが停止可能であり、
    前記所定のエラーは、投入メダルセンサに異常入力があった場合に発生するエラーであり、
    前記所定のエラーを含む複数種類のエラーがあり、
    前記複数種類のエラーに応じた複数種類のエラー情報があり、
    前記メイン操作情報には、前記複数のストップスイッチの操作態様に応じた複数種類の報知態様があり、
    前記メイン制御手段は、前記複数種類のエラーの何れかが発生したときは当該発生したエラーに応じた前記エラー情報を報知可能であって、全ての種類の前記エラー情報で用いる報知態様には、何れの種類の前記メイン操作情報を報知するときにも出現しない報知態様を含
    前記メイン制御手段により報知される前記メイン操作情報は、
    いずれの前記ストップスイッチを操作すべきかを指示し、当該指示された当該ストップスイッチへの操作毎に態様が変化する第1のメイン操作情報と、
    複数種類ある操作態様のうちいずれの操作態様であるかを示し、前記ストップスイッチへの操作毎に態様が変化しない第2のメイン操作情報と、を含むものであり、
    前記第1のメイン操作情報と前記第2のメイン操作情報とをともに報知する、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技者による前記ストップスイッチの操作が、前記メイン操作情報の指示通りでない場合には、前記第1のメイン操作情報の報知は中止される一方で、前記第2のメイン操作情報の報知は継続することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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