JP6595190B2 - 熱交換ユニット、温水システム、接続管理プログラムおよび接続管理方法 - Google Patents

熱交換ユニット、温水システム、接続管理プログラムおよび接続管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、温水などの熱媒を利用して暖房や乾燥などの熱交換を行う熱交換技術および配管管理に関する。
給湯機などの熱源機に生成させた温水を暖房や乾燥などに利用する温水システムが知られている。この温水システムではたとえば、既存の熱源機に暖房・乾燥機の管路を接続する。この暖房・乾燥機は、温水の熱と空気を熱交換する熱交換器である。
斯かる温水システムに関し、熱源機に対する熱交換器の往き管と戻り管の逆接続を判断することが開示されている(たとえば、特許文献1)。この逆接続の判断に関し、熱交換器の入水管路の水温が設定された基準変化量以下に低下した場合に逆接続状態であると判定することが知られている(たとえば、特許文献2)。同様に正常接続状態における入水管路の水温が基準温度より低い場合に逆接続状態であると判定することが知られている(たとえば、特許文献3)。また、浴室暖房器が空気との熱交換を開始する前の温度と開始後の温度との差が閾値を超えているかの判断をすることにより、誤配管を判断することが知られている(たとえば、特許文献4)。
特開2008−304072号公報 特開2009−019844号公報 特開2009−019845号公報 特開2011−106735号公報
このような温水システムでは、熱源機に生成させた温水で浴室暖房や浴室乾燥を行えば、温水の有効利用を図ることができ、有益である。しかし、浴室暖房や浴室乾燥を行う熱交換器には逆止弁などの温水調整手段を備えていない簡易な構造であり、熱交換器の入側管路と出側管路を熱源機に逆接続しても動作が可能であるものの、効率悪化や制御不良を来すなどの弊害を生じるという課題がある。
このような管路の逆接続を防止するには、管路接続時に正常であるか否かを試運転などにより判定することが必要である。斯かる判定を行う手段として、既述の対策(たとえば、特許文献1〜5)が提案されている。これらの対策では、いずれも判定機能が複雑であり、扱いにくいなどの不都合がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑み、温水を暖房や乾燥などに利用する熱交換器の管路接続の判定を容易化し、管路接続の信頼性を高めた熱交換ユニット、温水システム、接続管理プログラムまたは接続管理方法を実現することにある。
上記目的を達成するため、本発明の熱交換ユニットの一側面によれば、熱源機と接続された熱交換器を備え、前記熱源機の出側から前記熱交換器の入側管路に所定温度の熱媒を受け該熱媒と他の媒体の熱交換を行い、前記熱交換器の出側管路から前記熱源機に熱媒を循環させる熱交換ユニットであって、前記熱交換器の入側管路または出側管路の少なくとも一方で熱媒温度を検出する温度センサと、熱交換前の検出温度を第1の基準温度、または熱交換前の検出温度より所定温度だけ低い温度を第1の基準温度とし、いずれかの前記第1の基準温度と熱交換後の検出温度を比較し、熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度を第2の基準温度、または熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度より所定温度だけ高い温度を第2の基準温度とし、前記第2の基準温度と熱交換ファンの停止後の検出温度を比較し、前記熱源機の出側に前記出側管路が接続され且つ前記熱源機の入側に前記入側管路が接続された管路接続の誤りを判定する判定手段とを備える。
上記熱交換ユニットにおいて、さらに、前記判定手段は、熱交換前の検出温度が下限温度以上を所定時間継続した場合の検出温度を前記第1の基準温度、または前記検出温度より所定温度だけ低い温度を前記第1の基準温度に設定してもよい。
上記目的を達成するため、本発明の熱交換ユニットの一側面によれば、熱源機と接続されて該熱源機から所定温度の熱媒を受け該熱媒と他の熱媒の熱交換を行う熱交換ユニットであって、前記熱交換ユニットの入側管路または出側管路の少なくとも一方で熱媒温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出温度と上限温度とを比較し、該上限温度より前記検出温度が低い場合、熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度を基準温度、または前記検出温度より所定温度だけ高い温度を基準温度とし、いずれかの前記基準温度と熱交換ファンの停止後の検出温度を比較し、前記熱源機との管路接続を判定する判定手段とを備える。
上記目的を達成するため、本発明の温水システムの一側面によれば、所定温度の温水を生成する熱源機と、前記熱源機の出側から入側管路に供給される前記温水と空気の熱交換を行い、出側管路から前記熱源機に前記温水を循環させる熱交換器と、前記熱交換器の入側管路または出側管路の少なくとも一方で前記温水の温度を検出する温度センサと、熱交換前の検出温度を第1の基準温度、または熱交換前の検出温度より所定温度だけ低い温度を第1の基準温度とし、いずれかの前記第1の基準温度と熱交換後の検出温度を比較し、熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度を第2の基準温度、または熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度より所定温度だけ高い温度を第2の基準温度とし、前記第2の基準温度と熱交換ファンの停止後の検出温度を比較し、前記熱源機の出側に前記出側管路が接続され且つ前記熱源機の入側に前記入側管路が接続された管路接続の誤りを判定する判定手段とを備える。
上記目的を達成するため、本発明の接続管理プログラムの一側面によれば、熱源機と接続された熱交換器を備え、前記熱源機の出側から前記熱交換器の入側管路に所定温度の熱媒を受け該熱媒と他の媒体の熱交換を行い、前記熱交換器の出側管路から前記熱源機に熱媒を循環させる熱交換ユニットのコンピュータに実行させる接続管理プログラムであって、前記熱交換器の入側管路または出側管路の少なくとも一方で検出される熱媒温度を取り込み、熱交換前の検出温度を第1の基準温度、または熱交換前の検出温度より所定温度だけ低い温度を第1の基準温度とし、いずれかの前記第1の基準温度と熱交換後の検出温度を比較し、熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度を第2の基準温度、または熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度より所定温度だけ高い温度を第2の基準温度とし、前記第2の基準温度と熱交換ファンの停止後の検出温度を比較し、前記熱源機の出側に前記出側管路が接続され且つ前記熱源機の入側に前記入側管路が接続された管路接続の誤りを判定する機能を前記コンピュータに実現させる。
上記目的を達成するため、本発明の接続管理方法の一側面によれば、熱源機に熱交換ユニットを接続する工程と、前記熱源機の出側から前記熱交換ユニットの入側管路に所定温度の熱媒を供給し、前記熱交換ユニットの出側管路から前記熱源機の入側に熱媒を循環させる工程と、前記熱交換ユニットの入側管路または出側管路の少なくとも一方で検出される熱媒温度を取り込む工程と、熱交換前の検出温度を第1の基準温度、または熱交換前の検出温度より所定温度だけ低い温度を第1の基準温度とし、いずれかの前記第1の基準温度と熱交換後の検出温度を比較し、前記熱源機の出側に前記出側管路が接続され且つ前記熱源機の入側に前記入側管路が接続された管路接続の誤りを判定する工程と、熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度を第2の基準温度、または熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度より所定温度だけ高い温度を第2の基準温度とし、前記第2の基準温度と熱交換ファンの停止後の検出温度を比較し、前記熱源機の出側に前記出側管路が接続され且つ前記熱源機の入側に前記入側管路が接続された管路接続の誤りを判定する工程とを含む。
本発明によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) 熱源機と温水などの熱媒の熱を暖房や乾燥などの媒体に熱交換する熱交換器との管路接続の正誤を熱交換ユニットまたは熱源機側で管理することができる。
(2) 熱源機と熱交換ユニットとの管路接続の正誤を熱交換器の試運転時に迅速かつ容易に判定でき、その判定結果を熱交換ユニットまたは熱源機側で知ることができる。
(3) 熱源機と熱交換器との管路接続の誤りによる熱交換器の効率悪化や熱源機の制御不良を未然に防止でき、熱源機や温水システムの信頼性を高めることができる。
(4) 既設の熱源機に対してたとえば、温水で暖房や乾燥を行う熱交換ユニットを増設する場合にも熱源機側で熱交換ユニットの管路接続の管理を行うことができ、熱交換ユニットの増設や動作の信頼性確保を容易化することができる。
第1の実施の形態に係る温水システムの一例を示す図である。 温水システムの試運転の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る浴室暖房・乾燥システムの一例を示す図である。 温水熱源機の構成例を示す図である。 制御系統の構成例を示す図である。 管路接続の逆接続例を示す図である。 試運転の処理手順を示すフローチャートである。 試運転の処理手順を示すフローチャートである。 管路接続の正誤時の動作例を示す図である。 管路接続の正誤時の動作例を示す図である。 管路接続の正誤時の動作例を示す図である。 温水熱源機コントローラの変形例を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
<温水システムの構成>
図1のAおよびBは、第1の実施の形態に係る温水システムを示している。図1に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この温水システム2−1には、熱源機4および熱交換ユニット6が備えられる。熱源機4は、熱媒の一例として所定温度の温水HWを生成する。温水HWは熱媒の一例である。所定温度とはたとえば、80〔℃〕程度の一定温度を想定すればよい。熱交換ユニット6は熱交換器8を備え、熱源機4から供給される温水HWとたとえば、空気Aの熱交換を行い、熱交換により加熱された温風HAを吐き出す。温水HWの熱量が温風HAとして暖房や乾燥に利用される。
熱交換ユニット6は入側管路10−1と出側管路10−2を含む循環路10を備えており、熱源機4との管路接続が正常であれば、熱源機4から入側管路10−1に温水HWが供給され、熱交換後の低温化した温水HWが出側管路10−2から熱源機4に循環する。
入側管路10−1または出側管路10−2の少なくとも一方、この例では入側管路10−1に熱媒温度を検出する温度センサ12が備えられる。この温度センサ12には、入側管路10−1に流れる温水HWの温度が検出される。
熱交換ユニット6に備える判定手段14では熱交換前に温度センサ12の検出温度を基準温度に設定し、試運転時、熱交換後の検出温度と基準温度とを比較し、この比較結果により熱源機4と熱交換器8の入側管路10−1および出側管路10−2の接続を判定する。この判定手段14は熱交換ユニット6の外部に熱交換ユニット6と別個に備えてもよいが、熱交換ユニット6の内部にたとえば、制御部に設置してもよい。
斯かる構成では、熱源機4に熱交換器8の入側管路10−1および出側管路10−2を接続すれば、接続の正誤に関係なく、熱源機4から熱交換器8に所定温度の温水HWを循環させることができる。
図1のAに示すように、熱源機4と熱交換器8の管路接続が正常であれば、高温度の温水HWが熱交換器8の入側管路10−1に流入する。この場合、温度センサ12には、熱交換前の温水HWの温度THが検出される。この検出温度は、熱源機4から熱交換器8に流入する温水HWの温度とほぼ同等である。つまり、熱源機4と熱交換器8の間の接続管路が長ければ、その管路での放熱があるとしても、温度センサ12の検出温度は高い温度となる。
これに対し、図1のBに示すように、熱源機4と熱交換器8の管路接続が異常であればたとえば、熱源機4の出側に熱交換器8の出側管路10−2が接続され、入側管路10−1が熱源機4の入側に接続されている場合には、熱源機4の出側の温水HWが熱交換器8の出側管路10−2に流入することになる。この場合、温度センサ12は、入側管路10−1に設置されているので、この逆接続の場合には熱交換後の温水HWの温度TLを検出することになる。この検出温度は、熱源機4から熱交換器8に流入する温水HWより低い温度である。
このように接続形態で生じる熱交換前か後かの検出温度により熱源機4と熱交換器8の管路接続に逆接続があるかを判断することが可能である。この場合、判定手段14には基準温度Trefを設定し、この基準温度Trefの値をたとえば、TH>Tref>TLとなる温度である所定温度TH−Txに設定すればよい。ここで、Txは配管形態などにより、熱交換時に見込まれる温度低下の最大値であり、熱交換による温度低下の値よりは小さい値である。
この判定手段14では、温度センサ12の検出温度Tsと基準温度Trefを比較し、Ts≧Trefであれば、熱源機4と熱交換器8の管路接続は正常、Ts<Trefであれば、熱源機4と熱交換器8の管路接続は逆接続であると判断できる。
<試運転の処理手順>
図2は、試運転の処理手順の一例を示している。この処理手順は、熱源機4と熱交換器8の管路接続の正誤判定処理の一例であり、本発明の接続管理プログラムにおける処理手順または接続管理方法の処理工程の一例でもある。
この処理手順では、熱源機4と熱交換器8を接続し(S101)、熱源機4および熱交換器8を起動させる(S102)。
熱源機4から熱交換器8に所定温度の温水HWを供給する(S103)。熱交換前、熱交換器8の温水HWの入側管路10−1で温度センサ12に検出される温水HWの検出温度Ts(=TH)により基準温度Trefを設定する(S104)。そして、熱交換器8に温水HWと空気Aの熱交換を行わせる(S105)。S104において、熱交換前とはたとえば、熱交換ファンを停止している状態で、温水HWを熱交換器8に流す場合である。
この熱交換後、温度センサ12の検出温度Tsを判定手段14に取り込み、この検出温度Tsと基準温度Trefとを比較し(S106)、Ts≧Trefであるかを判定する(S107)。熱交換後とはたとえば、熱交換ファンを動作させて熱交換を行った状態である。
Ts≧Trefであれば(S107のYES)、熱源機4と熱交換器8の管路接続は正常接続と判定する(S108)。つまり、温水HWの検出温度Tsは熱交換前の温度であり、熱交換器8の入側管路10−1には温水HWが供給されていることになる。
また、Ts<Trefであれば(S107のNO)、熱源機4と熱交換器8の管路接続は逆接続と判定する(S109)。つまり、温水HWの検出温度Tsは熱交換後の温度であり、熱交換器8の出側管路10−2から温水HWが供給されていることになり、管路接続は逆接続である。
この第1の実施の形態では、熱交換器8の入側管路10−1に温度センサ12を設置して入側管路10−1に入る温水HWの温度を検出しているが、出側管路10−2に温度センサ12を設置し、その検出温度から熱交換器8の管路接続の正誤を判断してもよい。この場合には、熱交換前の高い温度を検出している場合には、熱源機4と熱交換器8との管路接続が逆接続である場合を表す。
<第1の実施の形態の効果>
第1の実施の形態によれば、次の効果が得られる。
(1) 熱源機4と熱交換器8との管路接続の正誤を試運転により熱交換ユニット6側または熱源機4側で判断し、管理することができる。
(2) 熱源機4と熱交換器8との管路接続の正誤を熱交換器8の試運転時に迅速かつ容易に判定できる。その判定結果は判定手段14により、また、熱交換ユニット6側または熱源機4側で知ることができる。
(3) 熱源機4と熱交換器8との管路接続の誤りによる熱交換器8の効率悪化や熱源機4の制御不良を未然に防止でき、熱源機4や温水システム2の信頼性を高めることができる。
(4) 既設の熱源機4に対して温水で暖房や乾燥を行う熱交換器8を増設する場合にも熱源機4や熱交換ユニット6側で管路接続の管理を行うことができ、熱交換ユニット6の増設や動作の信頼性確保を容易化することができる。
〔第2の実施の形態〕
<浴室乾燥・暖房システムの構成>
図3は、第2の実施の形態に係る浴室乾燥・暖房システムを示している。
この浴室乾燥・暖房システム(以下単に「乾燥・暖房システム」と称する)2−2は本発明の温水システムの一例である。この乾燥・暖房システム2−2には、温水熱源機24、乾燥・暖房ユニット26、換気ユニット28および乾燥・暖房リモコン装置30が備えられる。
温水熱源機24にはたとえば、燃料ガスの燃焼熱を熱源とする給湯・暖房装置が用いられる。この温水熱源機24は浴室外たとえば、家屋の壁面に設置される。この温水熱源機24には温水熱源機コントローラ26−1が備えられる。温水熱源機コントローラ26−1は判定手段14の一例であり、既述の判定機能を備え、温水熱源機24の制御を行う。
乾燥・暖房ユニット26は、温水熱源機24から供給される温水HWと空気Aとの熱交換により、乾燥や暖房に適する温風HAを熱交換室32から生成する。この熱交換室32には熱交換器36−1とともにクロスフローファン34が備えられる。クロスフローファン34は、熱交換ファンの一例であり、たとえば、吸気および吹き出しのための循環ファンである。
熱交換器36−1は既述の熱交換器8の一例である。この熱交換器36−1には温水HWの循環路10として入側管路10−1および出側管路10−2が備えられる。これら入側管路10−1および出側管路10−2は温水熱源機24と接続される。入側管路10−1には温度センサ12−1および開閉弁38−1が備えられる。温度センサ12は入側管路10−1に流れる温水HWの受水温度を検出する。開閉弁38−1は、乾燥・暖房コントローラ26−2により開閉される。入側管路10−1および出側管路10−2と温水熱源機24との管路接続が正常であれば、温水熱源機24から温水HWが入側管路10−1に供給され、熱交換後の温水HWが出側管路10−2に循環し、温水熱源機24に戻る。
乾燥・暖房コントローラ26−2は判定手段14の一例であり、温水熱源機コントローラ26−1と別の独立した電源から給電され、温水熱源機コントローラ26−1または乾燥・暖房リモコン装置30と有線または無線により接続される。この乾燥・暖房コントローラ26−2には受光部60−1が設置され、この受光部60−1は乾燥・暖房リモコン装置30との赤外線などの光通信に用いられる。
クロスフローファン34は、軸受部35に回転可能に支持され、ファンモータ42−1から回転力を受ける。ファンモータ42−1は乾燥・暖房コントローラ26−2により制御される。クロスフローファン34が回転すると、熱交換室32の吸気口44に浴室内の空気Aを取り込む吸気を生じ、熱交換時、吹出し口46から温風HAが吹き出される。
吸気口44には湿度センサ48および温度センサ12−2が備えられる。湿度センサ48は、吸気中の湿度を検出する。この検出湿度は、乾燥時、乾燥・暖房ユニット26の停止制御に用いられる。温度センサ12−2は吸気温度を検出する。この検出温度は、乾燥・暖房ユニット26の駆動制御に用いられる。
換気ユニット28は、浴室の壁面たとえば、外気に接する壁面に設置され、浴室内の換気を行う。この換気ユニット28には換気ダクト50が備えられ、この換気ダクト50には浴室内を換気する換気ファン52が設置されている。この換気ファン52はファンモータ42−2により回転する。このファンモータ42−2は乾燥・暖房コントローラ26−2によって制御される。換気ダクト50の吹出し口54側には逆風ダンパー56が備えられる。逆風ダンパー56が逆風を受けて開閉し、換気ダクト50に対する換気を妨げる逆風が阻止される。
受光部60−1は、乾燥・暖房リモコン装置30とたとえば、赤外線を用いた光通信に用いられる。発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)表示部80−1は、エラー判定の結果を表示する表示手段の一例であり、エラー表示や運転状態表示に用いられる。
乾燥・暖房リモコン装置30には、自動乾燥スイッチ(SW)58−1、乾燥SW58−2、暖房SW58−3、時間設定SW58−4などが備えられる。自動乾燥SW58−1を操作すれば、自動乾燥モードが実行され、所定の湿度を検知したとき、乾燥動作が終了する。乾燥SW58−2および時間設定SW58−4を操作すれば、マニュアルで乾燥時間を設定し、設定された乾燥時間での乾燥が実行される。暖房SW58−3を押せば、暖房モードが実行され、時間設定SW58−4を操作すれば、暖房時間を設定できる。
<温水熱源機24の構成>
図4は、温水熱源機24の基本構成の一例を示している。この温水熱源機24には熱交換器36−2が備えられ、この熱交換器36−2には温水HWを循環させる循環路11が接続されている。この循環路11には往き管11−1、戻り管11−2が備えられる。往き管11−1にはヘッダー13を介在させて入側管路10−1が接続され、戻り管11−2にはヘッダー13を介在させて出側管路10−2が接続される。これが正規の管路接続の形態である。
戻り管11−2側には膨張タンク62や循環ポンプ64が備えられる。温水HWの循環は循環ポンプ64の駆動によって行われる。膨張タンク62では循環する温水HWが溜められ、温水HW中の空気などの排出を行う。
この例ではバーナ66の燃焼熱を温水HWの熱源に用いる。バーナ66は燃料ガスGを燃焼し、熱交換器36−2に燃焼排気を供給する。したがって、熱交換器36−2では、バーナ66の燃焼排気の熱と乾燥・暖房ユニット26に供給する温水HWを熱交換して加熱する。燃料ガスGはバーナ66に燃料供給管路68を通して供給され、この燃料供給管路68にある開閉弁38−2は燃焼時、開状態に切り替えられ、比例弁38−3は温水HWを所定温度とはたとえば、80〔℃〕程度の一定温度に加熱するために開度を制御する。この例では、燃料に燃料ガスGを用いているが、他の燃料として灯油などの液体燃料を用いてもよい。
<制御系統の構成>
図5のAおよびBは、制御系統の構成例を示している。
この乾燥・暖房システム2−2では温水熱源機コントローラ26−1、乾燥・暖房コントローラ26−2、乾燥・暖房リモコン装置30および温水・暖房リモコン装置70がコンピュータで構成され、通信ケーブルを媒介とする有線接続や、近距離無線などを用いた無線接続により連係される。
温水熱源機コントローラ26−1にはプロセッサ72−1、メモリ部74−1、システム通信部76−1および入出力部(I/O)78−1が備えられる。プロセッサ72−1は、判定手段14(図1)の一例であり、メモリ部74−1にあるプログラムを実行し、温水熱源機24の燃焼制御、温水温度制御、管路接続の逆接続の表示などの制御を行う。メモリ部74−1にはプログラムやデータが格納され、不揮発性メモリなどの記録媒体が用いられる。このメモリ部にはROM(Read-Only Memory)やRAM(Random-Access Memory)が備えられる。
システム通信部76−1は、他のシステム通信部76−2、76−3とのデータ通信を行う。システム通信部76−1には乾燥・暖房コントローラ26−2からの検出信号データや判定データが提供される。温水熱源機コントローラ26−1で得られた判定結果などの信号データはシステム通信部76−3に提供される。この例では通信ケーブル82を用いているが、この有線接続に代え、無線接続としてもよい。
I/O78−1には試運転スイッチ(SW)80−3から試運転開始入力が与えられる。このI/O78−1の制御出力が開閉弁38−2、比例弁38−3、循環ポンプ64、セグメント表示部80−2に提供される。
乾燥・暖房コントローラ26−2にはプロセッサ72−2、メモリ部74−2、システム通信部76−2およびI/O78−2が備えられる。プロセッサ72−2は、判定手段14(図1)の一例であり、メモリ部74−2にあるプログラムを実行し、ファンモータ42−1、42−2の駆動制御、温度・湿度制御などの制御を行う。メモリ部74−2にはプログラムやデータが格納され、不揮発性メモリなどの記録媒体が用いられる。このメモリ部にはROMやRAMが備えられる。このメモリ部74−2では図5のBに示すように、検出温度・記憶部THが設定され、検出温度・記憶部THには熱交換前の検出温度TH1、熱交換後の検出温度TH2が個別に格納される。
システム通信部76−2はたとえば、温水熱源機24と独立して設置される乾燥・暖房ユニット26との間の連係動作を実現するため、システム通信部76−1とのデータ通信を行う。システム通信部76−2では温度センサ12−1、12−2の検出温度データ、湿度センサ48の検出湿度データなどのデータをシステム通信部76−1に伝送し、システム通信部76−1から開閉弁38−1の開閉制御情報、LED表示部80−1の表示情報などの情報を受ける。つまり、温水熱源機24と乾燥・暖房ユニット26とが独立し、場合によっては製造者も異なる組合せが想定される。この場合、システム間の通信は、運転指令関連、ステータスなどの基本的な情報の授受を行うことになる。
I/O78−2には温度センサ12−1、12−2の検出温度、湿度センサ48の検出湿度、および受光部60−1の受光信号などの情報が取り込まれる。このI/O78−2の制御出力が開閉弁38−1、ファンモータ42−1、42−2、LED表示部80−1に提供される。受光部60−1は、暖房リモコン装置30の発光部60−2と光通信を行う。
乾燥・暖房リモコン装置30にはプロセッサ72−3、メモリ部74−3およびI/O78−3が備えられる。プロセッサ72−3はメモリ部74−3にあるプログラムを実行し、乾燥・暖房コントローラ26−2との暖房や乾燥時間の設定や、制御情報の授受などを行う。メモリ部74−3にはプログラムやデータが格納され、不揮発性メモリなどの記録媒体が用いられる。このメモリ部にはROMやRAMが備えられる。
I/O78−3には自動乾燥SW58−1から自動モード設定指令、乾燥SW58−2から乾燥開始指令または停止指令、暖房SW58−3から暖房開始指令または停止指令、時間設定SW58−4から暖房時間または乾燥時間の設定を行うことができる。
温水・暖房リモコン装置70にはシステム通信部76−3の他、図示しないプロセッサ、メモリ部およびI/Oなどが備えられる。システム通信部76−3は温水・暖房リモコン装置70からの指示情報、他のシステム通信部76−1などからの制御情報を受ける。
<温水熱源機24と乾燥・暖房ユニット26の管路接続の逆接続例>
図6は、温水熱源機24と乾燥・暖房ユニット26の管路接続の逆接続例を示している。乾燥・暖房ユニット26の入側管路10−1、出側管路10−2は温水熱源機24側のヘッダー13(図4)に接続され、両者間の管路接続が行われる。このヘッダー13に対する入側管路10−1、出側管路10−2の接続を逆接続すると、図6に示すように、温水熱源機24の往き管11−1に乾燥・暖房ユニット26の出側管路10−2が接続され、戻り管11−2に乾燥・暖房ユニット26の入側管路10−1が接続されることになる。つまり、管路接続が逆接続状態を呈する。この場合、温水熱源機24から温水HWが乾燥・暖房ユニット26の出側管路10−2から入側管路10−1に循環することになり、異常状態である。
<試運転の処理手順>
図7および図8は、試運転の処理手順を示している。図7および図8において、a、b、c、dおよびはeフローチャート間の連結部を示している。この処理手順は、乾燥・暖房システムの試運転の処理手順の一例であり、本発明の接続管理プログラムにおける処理手順または接続管理方法の処理工程の一例でもある。
この処理手順には、
a)S201〜S214の正常判定から試運転終了の処理、
b)S215、S217を経てS212〜S214に至るエラー判定処理から試運転終了の処理、
c)S201〜S204を経てS217〜S220からS212〜S214に至る正常判定から試運転終了の処理、
d)S209、S222〜S224を経てS211〜S214に至る正常判定から試運転終了の処理、
e)S209、S222〜S225を経てS227からS211〜S214に至るエラー判定(逆接続)から試運転終了の処理
が含まれる。また、この処理手順にはS204からS217に至る処理ルートは管路判定までの時間短縮モードであり、このモードではS207に相当するステップ部分がなく、処理時間が1分程度短縮されることが確認されている。
そこで、この処理手順では、試運転開始の入力を待機する(S201)。この試運転開始は、温水熱源機コントローラ26−1の試運転SW80−3を操作し、試運転開始入力を付与する。この試運転開始入力は、温水熱源機コントローラ26−1からシステム通信部76−1、76−2の通信により乾燥・暖房コントローラ26−2に伝達される。
これにより、温水HWを流す準備として開閉弁38−1が開かれる(S202)。開閉弁38−1を備えていない場合にはS202をスキップすればよい。
開閉弁38−1を開とすれば、温水熱源機24から高温の温水HWが乾燥・暖房ユニット26に供給され、循環を開始する(S203)。温水熱源機24から乾燥・暖房ユニット26に供給される温水HWの温度は一定温度としてたとえば、80〔℃〕である。温水熱源機によっては80〔℃〕の高温の温水HWが得られない場合には80〔℃〕未満の温水HWであってもよい。
この温水HWの温度が温度センサ12−1により検出される。この検出温度Tsが上位側温度T1以上であるか(Ts≧T1)を判定する(S204)。温度T1はたとえば、T1=70〔℃〕である。上位側温度T1は上限温度の一例である。
Ts≧T1でなければ(S204のNO)、検出温度Tsが下位側温度T2以上であるか(Ts≧T2)を判定する(S205)。温度T2はたとえば、T2=55〔℃〕である。下位側温度T2は下限温度の一例である。
Ts≧T2であれば(S205のYES)、Ts≧T2が所定時間としてたとえば、1分以上継続したかを判定する(S206)。T2=55〔℃〕であれば、温水HWの温度が安定するまでの所定時間をたとえば、t=1分あればよい。
Ts≧T2が1分以上継続すれば(S206のYES)、メモリ部74−2の検出温度記憶部の熱交換前の検出温度TH1の格納部に検出温度Tsを記憶する(S207)。これにより、クロスフローファン34の駆動前に安定した温水HWの検出温度Tsを熱交換前の検出温度TH1としてメモリ部74−2の格納部に格納することができる。そして、クロスフローファン34を高回転させる(S208)。このクロスフローファン34の駆動を開始により温水HWと浴室内の空気Aとの熱交換が行われ、空気Aが加熱される。
クロスフローファン34の高回転状態で、検出温度Tsが基準温度Tref1としてたとえば、Tref1=TH1−α以上であるか{Ts≧(TH1−α)}を判定する(S209)。TH1は熱交換前の検出温度であり、温度αはたとえば、α=5〔℃〕である。
このS209では、熱交換の開始後、温度センサ12−1の検出温度TsがTs≧(TH1−α)であるかを判定している。管路接続が正しければ、温水HWの温度は熱交換の影響はほとんど受けない。しかし、管路接続が逆接続であれば、温水HWの温度は熱交換の影響を受け、温度低下が生じる。つまり、検出温度Tsは熱交換後の温水HWの温度を表す。検出温度Tsの低下する温度幅は少なくとも、α〔℃〕であり、この温度幅αはたとえば、α=5〔℃〕以上とすればよい。
Ts≧(TH1−α)であれば(S209のYES)、Ts≧(TH1−α)が所定時間としてたとえば、1分以上継続したかを判定する(S210)。
Ts≧(TH1−α)が1分以上継続すれば(S210のYES)、管路接続は正常であると判定する(S211)。つまり、熱交換の開始から所定時間tとしてたとえば、t=1分以上が経過しても、検出温度が低下しなければ、管路接続は正常と判定し、この管路接続が正常であるとの判定結果を乾燥・暖房コントローラ26−2から温水熱源機コントローラ26−1に伝達する。これにより、クロスフローファン34を停止し(S212)、温水熱源機24の温水循環を停止し(S213)、開閉弁38−1=閉に切り替え、試運転を終了する。
また、S205において、Ts≧T2でなければ(S205のNO)、試運転開始から所定時間tの経過たとえば、t=9分30秒が経過したかを判定する(S215)。試運転開始から所定時間たとえば、t=9分30秒が経過していなければ(S215のNO)、S204に戻り、S204、S205を実行する。
試運転開始から所定時間たとえば、t=9分30秒が経過すれば(S215のYES)、エラー判定とし(S216)、S212、S213、S214を経て試運転を終了する。エラー判定の場合、LED表示部80−1の点滅や、温水熱源機24に通信により通知し、セグメント表示部80−2にエラー表示を行い、エラーを告知する。
ステップS204において、Ts≧T1であれば(S204のYES)、クロスフローファン34を高回転させる(S217)。この場合、温度上昇中であっても、クロスフローファン34を駆動し、温水HWと浴室内空気の熱交換を開始する。クロスフローファン34を高回転に維持しながら、Ts≧T1であるかを判定する(S218)。つまり、S218で温度低下を判定すれば(S218のNO)、温度が安定化する時間としてたとえば、2分だけ待機し(S221)、S223に移行する。
Ts≧T1であれば(S218のYES)、Ts≧T1で所定時間としてたとえば、1分以上継続かを判定する(S219)。Ts≧T1で所定時間t=1分以上継続していなければ(S219のNO)、S218に戻り、Ts≧T1の判定を継続して行う。そして、Ts≧T1で所定時間t=1分以上継続すれば(S219のYES)、正常判定とし(S220)、S212、S213、S214の処理(図7)を実行する。つまり、Ts≧T1で所定時間t=1分以上が経過しても温度低下がなければ(S219のYES)、正常と判定する(S220)。
ステップS218において、Ts≧T1でなければ(S218のNO)、クロスフローファン34の回転開始から所定時間tとしてたとえば、2分以上が経過したかを判定する(S221)。クロスフローファン34の回転開始から所定時間tとしてたとえば、2分以上が経過していなければ(S221のNO)、S218に戻り、Ts≧T1の判定を継続して行う。そして、クロスフローファン34の回転開始から所定時間t=2分以上継続すれば(S221のYES)、後述のS223、S224、S225、S227などの処理を実行する。
S209(図7)において、Ts≧(TH1−α)でなければ(S209のNO)、クロスフローファン34の回転開始から所定時間tとしてたとえば、2分以上が経過したかを判定し(S222)、クロスフローファン34の回転開始から所定時間t=2分以上が経過していなければ(S222のNO)、S209に戻り、Ts≧(TH1−α)の監視を継続する。
クロスフローファン34の回転開始から所定時間t=2分以上継続すれば(S221およびS222のYES)、温度センサ12−1の検出温度Tsを熱交換後の検出温度TH2の格納部に入れ(S223)、クロスフローファン34の回転を停止させる(S224)。
このクロスフローファン34の回転停止の後、つまり、熱交換停止後、検出温度Tsが第2の基準温度TH2+βより大きいか、すなわち、Ts≧(TH2+β)を判定する(S225)。Ts≧(TH2+β)でなければ(S225のNO)、クロスフローファン34の回転停止から所定時間tとしてたとえば、1分が経過したかを判定し(S226)、クロスフローファン34の回転停止から所定時間t=1分以上が経過していなければ(S226のNO)、S225に戻り、Ts≧(TH1+β)の監視を継続する。
クロスフローファン34の回転停止から所定時間t=1分が経過すれば(S226のYES)、正常判定(S211=図7)とする。つまり、クロスフローファン34の回転停止から所定時間t=1分が経過しても、温度上昇がなければ(S225のNO)、正常と判定すればよい。そして、S212、S213、S214の処理を行い、試運転を終了する。
S225において、クロスフローファン34の回転停止から所定時間t=1分が経過する前に、Ts≧(TH2+β)であれば(S225のYES)、エラー判定(管路接続=逆接続)と判定する(S227)。このエラー判定の結果、LED表示部80−1の点滅や、乾燥・暖房コントローラ26−2から温水熱源機コントローラ26−1への情報伝達を経てセグメント表示部80−2にエラー表示を行い、エラー告知をする。このエラー判定(S227)の後、S212、S213、S214の処理(図7)を実行する。
この処理手順では、S218において、温度センサ12−1で熱交換開始後の温水温度を検出し、この検出温度Tsを用いて管路接続の正誤を判定する。管路接続に逆接続が生じていなければ、温水HWの温度は熱交換の影響をほとんどないが、逆接続があれば、熱交換後の温水温度を検出することになる。このため、温水HWの検出温度Tsに温度低下を生じる。この場合、S207のように安定温度の検出はしていないが温水HWの温度としてたとえば、70〔℃〕から80〔℃〕であれば、管路接続に逆接続があれば検出温度Tsは少なくとも70〔℃〕を下回る温度に低下することになる。これにより、安定温度の検出なしに管路接続の正誤を判断することができる。
また、この処理手順では、S209やS218の判定において、そのタイミングによっては管路が冷やされてS209やS218のNOとなる場合がある。管路接続が正しければ、熱交換の影響はほとんど受けることはなく、S224の熱交換停止後、検出温度Tsの変化はほとんど生じない。これに対し、管路接続が逆接続であれば熱交換停止により温度上昇を生じる。この温度上昇幅は少なくとも、既述の温度β〔℃〕であり、たとえば、β=7〔℃〕)以上になる。そこで、S209の判定では、管路接続が正常の場合の温度変化より大きく、判断精度を高めるために必要な値としてたとえば、α=5℃とし、管路接続が逆接続で熱交換の有無により発生する温度差の最小値より小さい値で温度上昇を判断できる、つまり管路接続が正常であるのに逆接続と誤認識しないための値としてβ=7〔℃〕としている。したがって、α=βとし、その値をたとえば、α=β=6〔℃〕に設定してもよい。
<試運転の動作状態>
図9のAは、管路接続が正常で、検出温度Ts=55〜70〔℃〕の場合であり、処理手順(図7、図8)との関係を示している。
図9のBは、管路接続が逆接続で、検出温度Ts=55〜70〔℃〕の場合であり、処理手順(図7、図8)との関係を示している。
図10のAは、管路接続が正常で、検出温度Ts≧70〔℃〕の場合であり、処理手順(図7、図8)との関係を示している。
図10のBは、管路接続が逆接続で、検出温度Ts≧70〔℃〕の場合であり、処理手順(図7、図8)との関係を示している。
図11は、管路接続が逆接続判断から正常接続判定に変更、検出温度Ts=70〔℃〕近傍の場合であり、処理手順(図7、図8)との関係を示している。
<第2の実施の形態の効果>
第2の実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(1) 温水熱源機24に乾燥・暖房ユニット26の管路接続を行い、上記試運転を行えば管路接続が正常であるか、逆接続であるかを容易に判定でき、逆接続であれば正常接続に変更すればよい。
(2) 試運転では温度センサ12の検出温度Tsを用いて管路接続が正常であるか逆接続であるかを判定でき、温水HWの温度のみで判定するので、管路接続の簡易かつ正確な正誤判定を行うことができる。
(3) 管路接続の正誤判定では、試運転でクロスフローファン34を動作させたとき、その動作を停止したときの温度変化を判定するので、精度の高い正誤判定を行うことができる。
(4) 検出温度Tsに対し上位側の基準温度T1たとえば、70〔℃〕、下位側の基準温度T2たとえば、55〔℃〕の2つの温度を設定し、検出温度Tsが所定範囲にあるか否かを判断するので、温度の判定精度が高めることができ、信頼性の高い正誤判定を行うことができる。
(5) 管路接続の正誤判定には、フロー上に時間設定が行われており、試運転時間を最小限に止めることができ、迅速な試運転と管路接続の正誤判定を行うことができる。
(6) 温水熱源機24に乾燥・暖房ユニット26の管路接続を先に行い、試運転を行えば、管路接続が正常であるか逆接続であるかを知ることができ、管路接続の簡易化と作業管理を容易化できる。
(7) 試運転時のエラー判定はたとえば、温水熱源機コントローラ26−1のメモリ部74−1に履歴情報として記録することができる。この履歴情報を参照すれば、工事の経歴を知ることができ、工程管理や作業管理を行うことができ、施工の信頼性を高めることができる。
(8) 試運転時、管路接続のエラー表示を乾燥・暖房コントローラ26−1側にあるセグメント表示部80−2で確認できるとともに、乾燥・暖房コントローラ26−2にあるLED表示部80−1で確認できるので、エラー確認が容易である。管路接続が逆接続か正常かを容易に知ることができる。
(9) 乾燥・暖房ユニット26側で管路接続の正誤を判定し、その判定結果を温水熱源機24側および乾燥・暖房ユニット26に正常表示やエラー表示を行うことができ、判定機能と表示機能とに仕分けられている。乾燥・暖房ユニット26側をマスターとして機能させ、温水熱源機24をスレーブとして機能させることができ、試運転などの管理が容易である。これとは逆に温水熱源機24側をマスターとして機能させ、乾燥・暖房ユニット26をスレーブとして機能させてもよい。
(10) 既設の温水熱源機24に対し、乾燥・暖房ユニット26を増設する場合、温水熱源機24と乾燥・暖房ユニット26との整合や連係を取ることが容易であり、乾燥・暖房ユニット26の増設の利便性が高められる。
(11) 乾燥・暖房ユニット26の操作は乾燥・暖房リモコン装置30で行えるとともに、試運転操作は温水熱源機24側の温水熱源機コントローラ26−1にある試運転SW80−3を用いればよく、通常動作と工事者や管理者が行う試運転とを区別でき、誤動作などの防止を図ることができる。
(12) 乾燥・暖房ユニット26と換気ユニット28を連動させることができ、浴室乾燥時に換気ユニット28を動作させ、湿度センサ48の検出湿度を用いて浴室内の湿度を最適に制御することができる。
(13) 換気ユニット28の動作を温水熱源機24と連動させ、湿度センサ48の検出湿度を用いて浴室内の暖房時の湿度を最適に制御することもできる。
〔他の実施の形態〕
a) 第2の実施の形態では、第1の基準温度Tref1としてTref1=TH1−αを用いているが、第1の基準温度Tref1=TH1としてもよい。また、第2の基準温度Tref2としてTref2=TH2+βを用いているが、第2の基準温度Tref2=TH2としてもよい。
b) 第2の実施の形態では、熱交換器36−1の入側管路10−1に温度センサ12−1を設置して入側管路10−1に入る温水HWの温度を検出しているが、出側管路10−2に温度センサ12−1を設置し、その検出温度から熱交換器8の管路接続の正誤を判断してもよい。この場合、正誤判定のための基準温度を入側管路10−1に温度センサ12−1を設置した場合と異なる温度に設定すればよい。
c) 上記実施の形態では、熱交換器8や熱交換器36−1では熱媒である温水HWと空気Aの熱交換を行っているが、熱交換器8や熱交換器36−1には熱媒と他の熱媒との熱交換を行う熱交換手段を用いてもよく、熱交換器8や熱交換器36−1に限定されない。
d) 上記実施の形態では、温水HWを例示しているが、熱媒は、不凍液などの液体の他、気体であってもよい。
e)上記実施の形態では、エラー表示をLED表示部80−1やセグメント表示部80−2に表示したが、表示手段として乾燥・暖房リモコン装置30の表示部に表示してもよく、また、温水熱源機リモコン装置70に表示させてもよい。
f)第2の実施の形態では、図5のBに示すように、メモリ部74−2に検出温度記憶部THを備えて熱交換前後の検出温度を格納し、乾燥・暖房コントローラ26−2を判定手段14(図1)に用いているが、図12に示すように、メモリ部74−1に検出温度記憶部THを備えて熱交換前後の検出温度を格納し、温水熱源機コントローラ26−1を判定手段14(図1)に用いてもよい。
以上説明したように、温水システムや浴室乾燥・暖房システムの最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、熱源機と熱交換器との管路接続の逆接続を試運転により判定でき、しかも、熱源機側で熱交換器の接続形態を判定するので、逆接続による動作不良や熱交換効率の低下を防止でき、新規設置や熱交換器の増設に伴う管路接続の信頼性を高め、管路接続の作業を簡易化することができる。
2−1 温水システム
2−2 乾燥・暖房システム
4 熱源機
6 熱交換ユニット
8 熱交換器
10 循環路
10−1 入側管路
10−2 出側管路
11 循環路
11−1 往き管
11−2 戻り管
12、12−1、12−2 温度センサ
13 ヘッダー
14 判定手段
24 温水熱源機
26 乾燥・暖房ユニット
26−1 温水熱源機コントローラ
26−2 乾燥・暖房コントローラ
28 換気ユニット
30 乾燥・暖房リモコン装置
32 熱交換室
34 クロスフローファン
35 軸受部
36−1 熱交換器
36−2 熱交換器
38−1 開閉弁
38−2 開閉弁
38−3 比例弁
42−1、42−2 ファンモータ
44 吸気口
46 吹出し口
48 湿度センサ
50 換気ダクト
52 換気ファン
54 吹出し口
56 逆風ダンパー
58−1 自動乾燥SW
58−2 乾燥SW
58−3 暖房SW
58−4 時間設定SW
60−1 受光部
60−2 発光部
62 膨張タンク
64 循環ポンプ
66 バーナ
68 燃料供給管路
70 温水・暖房リモコン装置
72−1、72−2 プロセッサ
74−1、74−2、74−3 メモリ部
76−1 システム通信部
76−2、76−3 システム通信部
78−1、78−2、78−3 入出力部(I/O)
80−1 LED表示部
80−2 セグメント表示部
80−3 試運転スイッチ
82 通信ケーブル

Claims (6)

  1. 熱源機と接続された熱交換器を備え、前記熱源機の出側から前記熱交換器の入側管路に所定温度の熱媒を受け該熱媒と他の媒体の熱交換を行い、前記熱交換器の出側管路から前記熱源機に熱媒を循環させる熱交換ユニットであって、
    前記熱交換器の入側管路または出側管路の少なくとも一方で熱媒温度を検出する温度センサと、
    熱交換前の検出温度を第1の基準温度、または熱交換前の検出温度より所定温度だけ低い温度を第1の基準温度とし、いずれかの前記第1の基準温度と熱交換後の検出温度を比較し、熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度を第2の基準温度、または熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度より所定温度だけ高い温度を第2の基準温度とし、前記第2の基準温度と熱交換ファンの停止後の検出温度を比較し、前記熱源機の出側に前記出側管路が接続され且つ前記熱源機の入側に前記入側管路が接続された管路接続の誤りを判定する判定手段と
    を備えることを特徴とする熱交換ユニット。
  2. さらに、前記判定手段は、熱交換前の検出温度が下限温度以上を所定時間継続した場合の検出温度を前記第1の基準温度、または前記検出温度より所定温度だけ低い温度を前記第1の基準温度に設定することを特徴とする請求項1に記載の熱交換ユニット。
  3. 熱源機と接続されて該熱源機から所定温度の熱媒を受け該熱媒と他の熱媒の熱交換を行う熱交換ユニットであって、
    前記熱交換ユニットの入側管路または出側管路の少なくとも一方で熱媒温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサの検出温度と上限温度とを比較し、該上限温度より前記検出温度が低い場合、熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度を基準温度、または前記検出温度より所定温度だけ高い温度を基準温度とし、いずれかの前記基準温度と熱交換ファンの停止後の検出温度を比較し、前記熱源機との管路接続を判定する判定手段と
    を備える熱交換ユニット。
  4. 所定温度の温水を生成する熱源機と、
    前記熱源機の出側から入側管路に供給される前記温水と空気の熱交換を行い、出側管路から前記熱源機に前記温水を循環させる熱交換器と、
    前記熱交換器の入側管路または出側管路の少なくとも一方で前記温水の温度を検出する温度センサと、
    熱交換前の検出温度を第1の基準温度、または熱交換前の検出温度より所定温度だけ低い温度を第1の基準温度とし、いずれかの前記第1の基準温度と熱交換後の検出温度を比較し、熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度を第2の基準温度、または熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度より所定温度だけ高い温度を第2の基準温度とし、前記第2の基準温度と熱交換ファンの停止後の検出温度を比較し、前記熱源機の出側に前記出側管路が接続され且つ前記熱源機の入側に前記入側管路が接続された管路接続の誤りを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする温水システム。
  5. 熱源機と接続された熱交換器を備え、前記熱源機の出側から前記熱交換器の入側管路に所定温度の熱媒を受け該熱媒と他の媒体の熱交換を行い、前記熱交換器の出側管路から前記熱源機に熱媒を循環させる熱交換ユニットのコンピュータに実行させる接続管理プログラムであって、
    前記熱交換器の入側管路または出側管路の少なくとも一方で検出される熱媒温度を取り込み、
    熱交換前の検出温度を第1の基準温度、または熱交換前の検出温度より所定温度だけ低い温度を第1の基準温度とし、いずれかの前記第1の基準温度と熱交換後の検出温度を比較し、熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度を第2の基準温度、または熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度より所定温度だけ高い温度を第2の基準温度とし、前記第2の基準温度と熱交換ファンの停止後の検出温度を比較し、前記熱源機の出側に前記出側管路が接続され且つ前記熱源機の入側に前記入側管路が接続された管路接続の誤りを判定する、
    機能を前記コンピュータに実現させることを特徴とする接続管理プログラム。
  6. 熱源機に熱交換ユニットを接続する工程と、
    前記熱源機の出側から前記熱交換ユニットの入側管路に所定温度の熱媒を供給し、前記熱交換ユニットの出側管路から前記熱源機の入側に熱媒を循環させる工程と、
    前記熱交換ユニットの入側管路または出側管路の少なくとも一方で検出される熱媒温度を取り込む工程と、
    熱交換前の検出温度を第1の基準温度、または熱交換前の検出温度より所定温度だけ低い温度を第1の基準温度とし、いずれかの前記第1の基準温度と熱交換後の検出温度を比較し、前記熱源機の出側に前記出側管路が接続され且つ前記熱源機の入側に前記入側管路が接続された管路接続の誤りを判定する工程と、
    熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度を第2の基準温度、または熱交換の開始から所定時間の経過後の検出温度より所定温度だけ高い温度を第2の基準温度とし、前記第2の基準温度と熱交換ファンの停止後の検出温度を比較し、前記熱源機の出側に前記出側管路が接続され且つ前記熱源機の入側に前記入側管路が接続された管路接続の誤りを判定する工程と、
    を含むことを特徴とする接続管理方法。
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