JP6594046B2 - 撮像装置及び焦点調節方法 - Google Patents

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Description

本発明は、焦点調節が可能な撮像装置に関する。
近年、レンズ交換式カメラ等の撮像装置において、表示又は記録のための画像信号を取得するとともに位相差式の焦点検出を行う撮像素子を複数有するものが知られている。特許文献1の撮像装置では、画像の生成に用いる撮像素子を2つ有する。動画を撮影するか静止画を撮影するかによって、どちらの撮像素子で画像を生成するかを使い分けている。一方の撮像素子で画像を生成しようとする場合は、他方の撮像素子を用いて焦点検出を行うことが開示されている。
特開2015−034917号公報
しかしながら、特許文献1では、各撮像素子における焦点検出性能の違いを使いわけることについては考慮されていないため、デフォーカスの程度に関係なく画像の生成に用いない撮像素子のみを焦点検出に用いる。そのため、デフォーカスの程度によっては焦点検出精度が下がってしまう場合がある。
本発明は、表示又は記録用の画像信号を取得するとともに焦点検出を行う2つの撮像素子について、デフォーカスの程度による焦点検出精度の低下を抑制することができる撮像装置、焦点調節方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明は、それぞれが表示又は記録のための画像信号を取得するとともに、位相差式の焦点検出を行うための信号を取得することができる第1、第2の撮像素子を有する撮像装置において、撮影レンズを通過した光束を複数の光束に分割する光束分割手段と、 デフォーカスの程度を判定する第1の判定手段と、を有し、前記分割された光束の一方を受光する前記第1の撮像素子と、他方の光束を受光する前記第2の撮像素子がそれぞれ有する複数の画素部は1つの画素部につき1対の光電変換部を有し、前記1対の光電変換部が受光する光束がそれぞれ通過する撮影レンズの領域である1対の瞳領域の面積は、前記第1の撮像素子と前記第2の撮像素子とでは異なり、前記第1の判定手段の判定結果に応じて、前記制御手段は前記第1の撮像素子から取得した信号と、前記第2の撮像素子から取得した信号のどちらを焦点調節に用いるかを制御する制御手段を有するよう構成したことを特徴とする。
本発明によれば、デフォーカスの程度による焦点検出精度の低下を抑制することができる。
レンズ交換式カメラの模式図 撮像素子102及び撮像素子103の有する画素部の構造図 撮像素子102及び103に対応した瞳領域を示す図 撮像素子102及び103を用いた焦点検出のフロー図 図4の変形例としてのフロー図 撮像素子104に対応した瞳領域を示す図 撮像素子102及び104を用いた焦点検出のフロー図 図7の変形例としてのフロー図 瞳領域の分割方向が異なる場合を示した図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。
[第1の実施形態]
[撮像装置の説明]
図1は、本発明を実施した撮像装置の一例としての、レンズ交換式カメラ本体100および交換レンズ200の模式図である。交換レンズ200はレンズ群を有しており、ここでは撮影レンズ201と定義する。また、撮影レンズの中でもフォーカス機能を持つレンズをフォーカスレンズ210と定義する。
交換レンズ200の撮影レンズ201を透過した光束は、カメラ本体100に備え付けられた不図示のミラーユニット内のメインミラー101に入射する。光束分割手段であるメインミラー101は本実施形態ではハーフミラーであるが、光束を分割できるものであればハーフミラーでなくても良い。メインミラー101によって分割された光束の一方はメインミラー101を透過し、第1の撮像素子としての撮像素子102へと導かれる。メインミラー101によって分割された光束の他方はメインミラー101において反射し、第2の撮像素子としての撮像素子103へと導かれる。一般に、ハーフミラーであるメインミラー101に関して、ミラー面精度等に敏感に影響される反射光よりも、透過光のほうが撮像素子に結像する像の画質は良いことが知られている。本実施形態においては、透過光を受光する撮像素子102を焦点検出とともに撮像にも用い、反射光を受光する撮像素子103は主に焦点検出に用いることとする。ただし、このことは撮像素子103を用いて撮像を行う、撮像素子102と撮像素子103の位置を入れ替え反射光で撮像を行うといった形態であっても良い。なお、焦点検出とは、焦点状態を検出することであり、言い換えると、ピントがどの程度あっているかを検出することである。
CMOSエリアセンサからなる撮像素子102および撮像素子103は、被写体像を電気信号に変換するマトリクス状に配置された画素部を有する。撮像素子102および撮像素子103のそれぞれが有する複数の画素部は、焦点検出信号と記録又は表示用の画像信号の両方を取得することができる。画素部の構造については後述する。電気信号に変換された画像信号は、カメラCPU107で画像処理や補正処理、記録画像への変換処理が行われる。表示用画像やカメラ本体100の各種設定状態は、LCD(液晶表示器)で構成された外部モニタである外部表示部109や、後述するファインダ内部表示部106に表示される。ファインダユニット110にはLEDで構成される不図示のバックライトとTFT液晶表示ディスプレイで構成されるファインダ内部表示部106が接眼レンズユニット105と組み合わされて配置さる。ファインダ内部表示部106に撮像素子102で変換された表示用画像を画面表示することで、ファインダ表示(EVF)がなされる。撮影時には、カメラCPU107内部の画像補正処理ユニットからなる補正処理部107aで処理された撮像情報が、内蔵メモリや外部メモリーカードからなる記録装置108へ記録される。
本実施形態では、撮像素子102および撮像素子103の焦点件検出信号を用いることによって焦点検出(オートフォーカス、AF)を行う。カメラCPU107内部の焦点検出演算部107bは、撮像素子102および撮像素子103から出力される信号を取得し、デフォーカス量を演算する。カメラCPU107はデフォーカス量をもとに、フォーカスレンズ210を合焦状態となるような位置まで移動するためのレンズ駆動量に対応する値を算出する。当該レンズ駆動量は、レンズ通信部204を通じてレンズCPU203に伝達される。ただし、焦点検出演算部107bによって求められたデフォーカス量をもとにしたレンズ駆動量に対応する値の算出は、レンズCPU203において行っても良い。この場合、レンズCPU203はカメラCPU107からデフォーカス量を受け取る。レンズCPU203はアクチュエータ202を制御して、撮影レンズ201を駆動させて焦点調節を行う。
[画素部の構造]
図2を用いて、撮像素子102および103の有する複数の画素部の構造について説明する。図2は、撮像素子102の有する当該複数の画素部のうち、数個の画素部の断面図である。
撮像素子102が有する画素部はマイクロレンズ301の下に配線層302を備え、配線層302の下には受光した光を電気信号に変換する1対の光電変換部303aおよび303bを備える。光束304aは、光電変換部303aが受光する光束を示したものである。
位相差式の焦点検出を行なう際は、カメラCPUが、光電変換部303a及び光電変換部303bの出力信号を独立に処理して1対2像を取得し、当該2像の相対的な像ずれ量から撮像面における被写体像のデフォーカス量を算出する。また、画像の記録又は表示を行う場合には、光電変換部303a及び光電変換部303bの出力信号を加算して記録用もしくは表示用の信号を得る。
撮像素子103が有する画素部(不図示)も、撮像素子102と同様に1対の光電変換部310aと光電変換部310bを有する。カメラCPUは撮像素子102と同様の方法で位相差式の焦点検出を行い、記録用もしくは表示用の信号を得る。
[撮像素子102に対応する射出瞳における1対の瞳領域]
本実施形態では、カメラCPUが、撮像素子102及び103を選択的に用い、焦点調節のための焦点検出を行う。図3を用いて、撮像素子102と撮像素子103の、焦点検出特性と、画質について説明する。
図3(a)は撮像素子102の画素部が有する1対の光電変換部の光電変換部303a及び303bに対応する撮影レンズ上の領域を示す図である。マイクロレンズ301を介して、撮影レンズ201の射出瞳401と光電変換部303a及び光電変換部303bの上面が光学的に略共役となっている。撮像素子102の画素部が有する1対の光電変換部303aと303bは、撮影レンズ201の射出瞳401を通過した1対の光束をそれぞれ受光する。光電変換部303aは射出瞳401における瞳領域402aの内側を通過した光束を主に受光して光電変換する。同じように、光電変換部303bは射出瞳401における瞳領域402bの内側を通過した光束を主に受光して光電変換する。そして撮像素子102の有する複数の画素部において、各画素部の有する1対の光電変換部は、対応する1対の瞳領域402a及び402bの内側を通過して撮像面に結像した光束を受光する。
[撮像素子102の焦点検出特性]
撮像素子102の瞳領域402a及び瞳領域402bは、撮像素子103の瞳領域502a及び瞳領域502bと比較してそれぞれ面積が大きい。つまり、撮像素子102の画素部はより多くの光を取り込むことができる。このことから、撮像素子102を焦点検出に用いた場合は撮像素子103を焦点検出に用いた場合に比べ、被写体が低輝度の状況下での焦点検出精度が高い。一方、当該1対の瞳領域が大きいほど、デフォーカスの程度が大きい場合に焦点検出信号波形がボケやすい。このことから、撮像素子102を用いた場合は撮像素子103を焦点検出に用いた場合に比べ、デフォーカス量が第1の所定値以上である場合、すなわちデフォーカスの程度が大デフォーカスではない状況下における焦点検出精度が劣る。また、撮像素子102の1対の瞳領域402a及び瞳領域402bそれぞれの面積は、撮像素子103における1対の瞳領域の面積と比較して大きい。これにより、撮像素子103の場合に比べ、撮像素子102の1対の瞳領域402a及び瞳領域402bによって射出瞳401のより広い範囲を覆うことができる。つまり、より広い領域の光を取りこむことが出来る。このことから、1対の瞳領域402a及び瞳領域402bに対応する光電変換部303a及び303bの信号を加算した場合に、より画質の高い画像信号を取得することができる。瞳領域402a及び瞳領域402bの重心間の距離である基線長は、撮像素子103の画素部の瞳領域502a及び瞳領域502bと比べて短い。
[撮像素子103に対応する射出瞳における1対の瞳領域]
図3(b)は撮像素子103の画素部が有する1対の光電変換部の光電変換部310a及び310b(不図示)に対応する撮影レンズ上の領域を示す図である。マイクロレンズ311(不図示)を介して、撮影レンズ201の射出瞳401と光電変換部310a及び光電変換部310bの上面が光学的に略共役となっている。撮像素子103の画素部が有する1対の光電変換部310aと310bは、撮影レンズ201の射出瞳401を通過した1対の光束をそれぞれ受光する。光電変換部310aは射出瞳401における瞳領域402aの内側を通過した光を主に受光して光電変換する。同じように、光電変換部310bは射出瞳401における瞳領域402bの内側を通過した光を主に受光して光電変換する。
そして撮像素子103の有する複数の画素部において、各画素部の有する1対の光電変換部は、対応する1対の瞳領域502a及び502bの内側を通過して撮像面に結像した光束を受光する。
なお、本実施例では、撮像素子102と撮像素子103との間で瞳領域の面積を比較するにあたって、瞳領域402aと瞳領域402bの面積が概ね等しく、瞳領域502aと瞳領域502bの面積が概ね等しい場合を想定している。
しかしながら、画素の像高や光束のけられ等の影響しだいでは、1対の瞳領域の面積が大きく異なる場合もある。このため、撮像素子102と撮像素子103との間で瞳領域の面積を比較するにあたって、1対の瞳領域の合計面積をさ2つの撮像素子間で比較しても良い。すなわち、撮像素子102の瞳領域402aと瞳領域402bの合計面積と、撮像素子103の瞳領域502aと瞳領域502bの合計面積とを比較しても良い。
[撮像素子103の焦点検出特性]
撮像素子103の瞳領域502a及び瞳領域502bは、撮像素子102の瞳領域402a及び瞳領域402bと比較してそれぞれ面積が小さい。これにより、デフォーカスの程度が大きい場合にも焦点検出信号波形が崩れにくい。このことから、撮像素子103を焦点検出に用いた場合は、撮像素子102を用いた場合に比べ大デフォーカスである状況下での焦点検出精度が高い。一方、撮像素子103瞳領域502a及び瞳領域502bは撮像素子102の瞳領域402a及び瞳領域402bに比べ光を取りこむ領域が小さい。このことから、撮像素子103を焦点検出に用いた場合は撮像素子102を用いた場合に比べ被写体が低輝度の状況下での焦点検出精度では劣る。
また、瞳領域502a及び瞳領域502bのそれぞれの面積が瞳領域402a及び瞳領域402bと比べて小さく、光を取りこむことが出来る領域がより小さいことから、撮像素子103では撮像素子102と比較して画質の面で劣る。瞳領域502a及び瞳領域502bの重心間の距離である基線長は、撮像素子103の画素部の瞳領域402a及び瞳領域402bの基線長と比べて長い。基線長が長く取ることで、焦点検出における分解能が高くなるため、焦点検出精度がより向上する。
なお、瞳領域402a及び402b並びに瞳領域502a及び502bの大きさや配置については、光電変換部303a及び303b並び光電変換部310a及び310bの配置や画素部の寸法、マイクロレンズの形状等の画素部の構造によって変更可能である。
[焦点調節フロー]
図4に、撮像素子102及び103を焦点検出に用いた場合の焦点調節のフローチャートを示す。焦点検出動作が開始されると、ステップS601において撮像素子102による焦点検出を実施する。焦点検出結果としての焦点検出信号はCPU107に記憶され、後のステップで適宜読みだされる。
続くステップS602において撮像素子103による焦点検出を実施する。焦点検出結果としての焦点検出信号はCPU107に記憶され、後のステップで適宜読みだされる。ステップS602で焦点検出結果が記憶されると、次のステップS603に移る。
ステップS603では、焦点検出した対象である被写体が撮像素子103で焦点検出を行うにあたって焦点検出精度が低くなる可能性のある低輝度被写体であるかどうかが、第2の判定手段としてのカメラCPU107によって判定される。ここでの低輝度の判定は、ステップS601又はステップS602で取得した焦点検出信号を用いても良いし、別途に設けられたAEセンサ等で行っても良い。被写体の輝度が第2の所定値以下である場合は、カメラCPU107は被写体が低輝度であると判定し、ステップS604へと移る。
被写体の輝度が第2の所定値より高い場合は、カメラCPU107は被写体が低輝度ではないと判定する。カメラCPU107が被写体を低輝度でないと判定した場合は、制御手段としてのカメラCPU107は、撮像素子103から取得した信号を焦点調節に用いるよう制御する。すなわち、ステップS609に移行し、ステップS602における撮像素子103の焦点検出結果を用いてレンズ駆動量を算出する。そして続くステップS610において、当該レンズ駆動量に基づき、調節手段としてのアクチュエータ202がフォーカスレンズ210を駆動する。被写体が低輝度ではないことから1対の瞳領域の面積の小さい撮像素子103でも精度良く焦点検出することができる。更に、撮像素子103は基線長が長いので、撮像素子102と比較してより精度良く焦点検出を行うことができる。更に、仮に被写体が大デフォーカスであったとしても、1対の瞳領域の面積の小さい撮像素子103を用いればより精度よく焦点検出を行うことができる。
ステップS604では、ステップS602又はステップ603における焦点検出結果を用いて、デフォーカスの程度が大デフォーカスであるかどうかを、カメラCPU107が判定する。デフォーカス量が第1の所定値以下である場合は、第1の判定手段としてのカメラCPU107は、デフォーカスの程度が大デフォーカスではないと判定する。この場合、制御手段としてのカメラCPU107は、ステップS608において、低輝度被写体に対しても精度良く焦点検出することができる撮像素子102から取得した信号を焦点調節に用いるよう制御する。すなわち、ステップS608に移行し、ステップS601における撮像素子102の焦点検出結果を用いてレンズ駆動量を算出し、ステップS610において調節手段としてのアクチュエータ202が当該レンズ駆動量に基づきフォーカスレンズ210を駆動する。
一方、デフォーカス量が第1の所定値より大きい場合は、第1の判定手段としてのカメラCPU107は、デフォーカスの程度が大デフォーカスであると判定する。この場合、制御手段としてのカメラCPU107は、大デフォーカスにでも精度よく焦点検出することができる撮像素子103から取得した信号を、焦点調節に用いるよう制御する。すなわち、ステップS605へと移行し、ステップ602の撮像素子103の焦点検出結果を用いてレンズ駆動量を算出し、ステップS606において当該レンズ駆動量に基づき調節手段としてのアクチュエータ202がフォーカスレンズ210を駆動する。レンズが駆動されると、ステップS607へと移る。
S607では、第1の撮像素子としての撮像素子102から再度信号を取得して、再度焦点検出を行う。
ここで、ステップS605において駆動量の算出の際に用いたステップS602における焦点検出結果は、低輝度被写体に対する焦点検出精度が高い撮像素子103による低輝度被写体に対する焦点検出結果である。低輝度被写体に対してより焦点検出精度を向上させるため、ステップS607では、低輝度被写体に対する焦点検出精度が高い撮像素子102から取得した信号を用いて再度焦点検出を行う。なお、前述の通り撮像素子102は大デフォーカスにおいて焦点検出精度が低下する場合がある。しかしながらステップS606において撮像素子103による焦点検出結果をもとにレンズ駆動をしているため、大デフォーカスの状況は脱しており、より精度の高い焦点検出を行うことが可能である。
ステップS608では、S607において記憶した焦点検出結果を用いて、ピントを合わせるためのフォーカスレンズ210のレンズ駆動量を算出する。レンズの駆動量が算出されると、ステップS609に移る。ステップS609では、ステップS608で算出したレンズ駆動量だけ調節手段としてのアクチュエータ202がフォーカスレンズ210を駆動する。
なお、本実施例形態におけるレンズ駆動量の算出にあたっては、個別のレンズによるピントずれやカメラ個体の持つずれなどの補正値が適用され、各カメラに対して最適な焦点状態になるよう駆動量が算出される。
以上のように、本実施形態における撮像装置は、焦点調節のための焦点検出をするにあたって、被写体が低輝度でなければ基線長の長い撮像素子103による焦点検出結果を用いる。撮像素子103は基線長が撮像素子102における基線長よりも長い分より焦点検出精度が高いためである。ただし、撮像素子103は瞳領域502a及び502bの面積が撮像素子102の瞳領域402a及び402bと比べて小さいことから、低輝度被写体に対する焦点検出精度は撮像素子102に劣る。低輝度でありかつ大デフォーカスではない場合は、撮像素子103よりも瞳領域の面積が大きい撮像素子102による焦点検出結果を用いる。撮像素子102はでは瞳領域が大きいため、大デフォーカスにおいては焦点検出精度が低下する場合があるが、低輝度被写体に対して精度良く焦点検出を行うことができるからである。また、低輝度かつ大デフォーカスである場合には撮像素子103での焦点検出結果を用いてレンズ駆動することで大デフォーカス状態を脱した後に、低輝度被写体に対しても精度良く焦点検出することができる撮像素子102での焦点検出結果を用いる。
以上のように、本実施形態では、焦点検出をするにあたって、デフォーカスの程度に応じて2つの撮像素子を適切に使い分けることが可能である。また、本実施形態によれば、焦点検出をするにあたって、被写体の輝度に応じて2つの撮像素子を適切に使い分けることが可能である。被写体輝度やデフォーカスの程度に応じて2つの撮像素子を焦点検出において使い分けることで、総合的な焦点検出精度を向上させることができる。
なお、本実施形態では前述のように、フローの最初にステップS601の撮像素子102を用いた焦点検出及びステップS602の撮像素子103を用いた焦点検出を行っており、両方の撮像素子を用いて焦点検出を行っている。しかし、最初にどちらか一方の撮像素子を用いて焦点検出を行い、後々必要になった場合のみ他方の撮像素子を用いて焦点検出を行ってもよい。
例として図5のようなフローが挙げられる。図5のフローでは、最初のステップS701において、撮像素子103から取得した信号を用いて焦点検出を行っている。一方で、ステップS703において大デフォーカスではないと判定された場合は、新たに撮像素子102の信号を用いた焦点検出を行っている。ステップS702で被写体が低輝度でないと判定された場合は、図4のフローについて説明したのと同様に、図5のフローにおいても撮像素子103を用いた焦点検出結果を、ステップS709におけるレンズ駆動量の算出に用いる。このように、最初に撮像素子103だけを焦点検出に用いることで、被写体が低輝度でない場合は撮像素子102を駆動して焦点検出を行わずに済むので、消費電力を抑えることができる。
なお、最初に焦点検出に用いる撮像素子は、撮像素子102でも良い。この場合、図5のステップS707に対応するフローを省くことができる。以上のように、最初に一方の撮像素子のみで焦点検出を行うことで、被写体の輝度やデフォーカスの程度によっては一方の撮像素子の焦点検出において駆動する必要がなくなることから、消費電力を抑えることができる。
[第2の実施形態]
続いて、第2の実施形態に係る撮像装置について説明する。第1の実施形態と同様の構成については説明を省略し、相違点を中心に取り上げる。本実施形態では、第1の実施形態における撮像素子103に代わり、第2の撮像素子としての撮像素子104を有する。本実施形態における撮像装置は、撮像素子102及び撮像素子104を選択的に用い、焦点調節のための焦点検出を行う。
[画素部の構造]
撮像素子104は、撮像素子102と同様に1対の光電変換部333a及び333b(不図示)を有する。撮像素子104は撮像素子102と同様の方法で位相差式の焦点検出を行い、記録用もしくは表示用の信号を得る。
[撮像素子104に対応する射出瞳における1対の瞳領域]
図6を用いて、第2の撮像素子としての撮像素子104の焦点検出特性と画質について説明する。図6は撮像素子104の画素部が有する1対の光電変換部333a及び333b(不図示)に対応する撮影レンズ上の領域を示す図である。
マイクロレンズ331(不図示)を介して、撮影レンズ201の射出瞳401と光電変換部333a及び光電変換部333bの上面が光学的に略共役となっている。撮像素子104の画素部が有する1対の光電変換部333aと333bは、撮影レンズ201の射出瞳401を通過した1対の光束をそれぞれ受光する。光電変換部333aは、射出瞳401における瞳領域602aの内側を通過した光を主に受光して光電変換する。同じように、光電変換部333bは、射出瞳401における瞳領域602bの内側を通過した光を主に受光して光電変換する。そして、撮像素子104の有する複数の画素部において、各画素部の有する1対の光電変換部は、1対の光電変換部に対応する1対の瞳領域602a及び602bの内側を通過して撮像面に結像した光束を受光する。
[撮像素子104の焦点検出特性]
撮像素子104の瞳領域602a及び瞳領域602bは、撮像素子102の瞳領域402a及び瞳領域402bと比較してそれぞれ面積が小さい。面積が小さい瞳領域を通過した光を用いて取得した信号は、面積が大きい瞳領域を通過した光を用いて取得した信号よりも、デフォーカス量が第1の所定値より大きい大デフォーカスの場合にも、焦点検出信号波形が崩れにくい。すなわち、撮像素子104を焦点検出に用いた場合は撮像素子102を用いた場合に比べ、大デフォーカスの状況下における焦点検出精度が良い。一方、撮像素子104の瞳領域602a及び瞳領域602bでは、撮像素子102の瞳領域402a及び瞳領域402bに比べ光を取りこむ領域が小さい。このことから、撮像素子104を焦点検出に用いた場合は撮像素子102を用いた場合に比べ被写体が低輝度である状況下での焦点検出精度では劣る。
また、瞳領域602a及び瞳領域602bの面積が、瞳領域402a及び瞳領域402bの面積と比較して小さいため、光を取りこむことが出来る領域が小さくなることから、撮像素子103では撮像素子102と比較して画質の面で劣る。瞳領域602a及び瞳領域602bの重心間の距離である基線長は、撮像素子103の画素部の瞳領域402a及び瞳領域402bの基線長と比べて短い。撮像素子102は撮像素子104と比較して基線長が長いため、焦点検出の分解能が高いことから、より焦点検出精度が高い。
なお、瞳領域602a及び602bの大きさや配置については、光電変換部303の配置や画素部の寸法、マイクロレンズ331の形状といった画素部の構造によって変更可能である。
また、本実施例においても、撮像素子102と撮像素子104の1対の瞳領域の面積を比較するにあたって、撮像素子102の瞳領域402aと瞳領域402bの合計面積と、撮像素子104の瞳領域602a及び瞳領域602bの合計面積を比較しても良い。
[焦点調節フロー]
図7に、撮像素子102及び104を焦点検出に用いた場合の焦点調節におけるフローチャートを示す。焦点検出動作が開始されると、ステップS801において撮像素子102による焦点検出を実施する。焦点検出結果としての焦点検出信号はCPU107に記憶され、後のステップで適宜読みだされる。
続くステップS802において撮像素子104による焦点検出を実施する。焦点検出結果としての焦点検出信号はCPU107に記憶され、後のステップで適宜読みだされる。ステップS802で焦点検出結果が記憶されると、次のステップS803に移る。
ステップS803では、ステップS801において記憶した焦点検出結果を用いて、デフォーカスの程度が大デフォーカスであるかどうかを、カメラCPU107が判定する。デフォーカス量が第1の所定値以下である場合は、第1の判定手段としてのカメラCPU107は、デフォーカスの程度が大デフォーカスではないと判定する。この場合、制御手段としてのカメラCPU107は、ステップS801において、撮像素子103よりも基線長が長い撮像素子102から取得した信号を焦点調節に用いるよう制御する。撮像素子102は大デフォーカスにおいて焦点検出精度が低下する可能性があるが、デフォーカスの程度が大デフォーカスでなければ、より基線長が長く焦点検出精度の高い撮像素子102を用いたほうが焦点検出精度が高いからである。すなわち、ステップS807に移行し、ステップS801における撮像素子102の焦点検出結果を用いてレンズ駆動量を算出し、ステップS808において調節手段としてのアクチュエータ202が当該レンズ駆動量に基づきフォーカスレンズ210を駆動する。
一方、デフォーカス量が第1の所定値より大きい場合は、第1の判定手段としてのカメラCPU107は、デフォーカスの程度が大デフォーカスであると判定する。この場合、制御手段としてのカメラCPU107は、大デフォーカスにおいても焦点検出精度の高い撮像素子103から取得した信号を焦点調節に用いるよう制御する。すなわち、ステップS804へと移行し、ステップ802における撮像素子104の焦点検出結果を用いてレンズ駆動量を算出する。そして続くステップS805において、当該レンズ駆動量に基づき、調節手段としてのアクチュエータ202がフォーカスレンズ210を駆動する。レンズが駆動されると、ステップS806へと移る。
ステップS805によって大デフォーカスを脱した状況で、ステップS806では、第1の撮像素子としての撮像素子102から再度信号を取得して、再度焦点検出を行う。撮像素子102により再度焦点検出を行うことで、仮に被写体が撮像素子103において焦点検出精度が低下する場合のあるとする低輝度であったとしても、より精度の高い焦点検出が可能となる。また、撮像素子102は撮像素子103と比べて基線長が長いことから、撮像素子102により再度焦点検出を行うことで、より精度の高い焦点検出が可能となる。
ステップS807では、ステップS806において記憶した撮像素子102による焦点検出結果である焦点検信号を用いて、ピントを合わせるためのフォーカスレンズ210のレンズ駆動量を算出する。レンズの駆動量が算出されると、ステップS808に移る。
ステップS808では、ステップS807で算出したレンズ駆動量だけ調節手段としてのアクチュエータ202がフォーカスレンズ210を駆動する。
なお、本実施例形態におけるレンズ駆動量の算出にあたっては、個別のレンズによるピントずれやカメラ個体の持つずれなどの補正値が適用され、各カメラに対して最適な焦点状態になるよう駆動量が算出される。
以上のように、本実施形態における撮像装置は、焦点検出をするにあたって、判定結果が大デフォーカスでなければ基線長の長い撮像素子102による焦点検出結果を用いる。撮像素子104よりも基線長が長い分焦点検出精度が高いからである。しかしながら、撮像素子102の瞳領域402a及び402bの面積は、撮像素子104の瞳領域602a及び602bよりも面積が大きいことから、大デフォーカスにおける焦点検出精度は低下する場合がある。よって判定結果が大デフォーカスである場合には撮像素子104での焦点検出結果を用いてレンズ駆動することで、大デフォーカス状態を脱した後に、基線長の長い撮像素子102での焦点検出結果を用いる。まず撮像素子104を用いることにより、撮像素子104の瞳領域602a及び602bは撮像素子102の瞳領域402a及び402bと比較して面積が小さいため、大デフォーカスにおいても精度良く焦点検出を行うことができる。一方で撮像素子102よりも撮像素子104では基線長が短く、基線長という観点では撮像素子104は撮像素子102に焦点検出精度が劣るので、より高い精度で焦点検出を行うために、撮像素子102により再度焦点検出を行っている。このように、本実施形態では、焦点検出をするにあたって、デフォーカスの程度に応じて2つの撮像素子を適切に使い分けることが可能である。デフォーカスの程度に応じて2つの撮像素子を焦点検出において使い分けることで、総合的な焦点検出精度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、フローの最初にステップS801の撮像素子102を用いた焦点検出及びステップS802の撮像素子104を用いた焦点検出を行っているように、両方の撮像素子を用いて焦点検出を行っている。しかし、最初にどちらか一方の撮像素子を用いて焦点検出を行い、後々必要になった場合のみ他方の撮像素子を用いて焦点検出を行ってもよい。
例として図8のようなフローが挙げられる。図8のフローでは、最初のステップS901では撮像素子102から取得した信号を用いて焦点検出を行っている。ステップS902においてデフォーカス量が第1の所定値より大きく、デフォーカスの程度が大デフォーカスであると判定された場合は、ステップS903において新たに撮像素子104の信号を用いた焦点検出を行う。一方、ステップS902においてデフォーカス量が第1の所定値以下である場合には、デフォーカスの程度が大デフォーカスではないと判定される。このとき、ステップS901の焦点検出結果である撮像素子102による焦点検出信号を用いてステップS907においてフォーカスレンズ210のレンズ駆動量を算出する。このように、最初に撮像素子102だけを用いて焦点検出することで、デフォーカスの程度が大デフォーカスでない場合は撮像素子104を駆動して焦点検出を行わずに済むので、消費電力を抑えることができる。
なお、最初に焦点検出に用いる撮像素子は、撮像素子104でも良い。この場合は図8におけるステップS903に対応するステップを省くことができる。以上のように、最初に一方の撮像素子のみで焦点検出を行うことで、被写体の輝度やデフォーカスの程度によっては一方の撮像素子の焦点検出において駆動する必要がなくなることから、消費電力を抑えることができる。
[その他の実施形態]
前述の実施形態では、図3及び図6のように1対の瞳領域が横方向に並んでいる。しかし、瞳領域の分割方向は異なっていても良い。例えば、図9に示すように1対の瞳領域は縦方向に並んでいても良い。撮像装置の有する2つの撮像素子のうち、一方の撮像素子においてのみ1対の瞳領域を縦方向に配置しても良い。
また、2つの撮像素子の一方または両方において、1対の瞳領域を縦方向及び横方向に並べるよう、対応する2種類の画素部を離散的に配置しても良い。特に、焦点検出を主に行う第2の撮像素子(撮像素子103又は撮像素子104)において当該2種類の画素部を離散的に配置することが好ましい。これにより、第1の撮像素子(撮像素子102)による画質を保ちながら、被写体に応じて2つの撮像素子を焦点検出において使い分けることができる。紙面横方向に並んだ1対の瞳領域を通過する光を受光する画素部と、縦方向に並んだ1対の瞳領域を通過する光を受光する画素部を撮像素子を有することで、被写体のコントラスト方向によらない焦点検出が可能となる。
また、第2の撮像素子の像高0付近には図3(b)の基線長が長い1対の瞳領域を通過する光を受光する画素部を配置し、像高が高い部分には図6の基線長の短い1対の瞳領域を通過する光を受光する画素部を配置してもよい。射出瞳のけられが起きやすい撮像素子の端部に撮像素子の像高に応じて当該形態の画素部を配置することで、射出瞳がけられてもAF瞳はけられることなく、より高い精度で焦点検出をすることができる。
また、図3(b)の基線長が長い1対の瞳領域を通過する光を受光する画素部と、図6の基線長の短い1対の瞳領域を通過する光を受光する画素部とを、撮像素子において離散的に配置しても良い。特に、焦点検出を主に行う第2の撮像素子(撮像素子103又は撮像素子104)において当該2種類の画素部を離散的に配置することが好ましい。これにより、第1の撮像素子(撮像素子102)による画質を保ちながら、被写体に応じて2つの撮像素子を焦点検出において使い分けることができる。図3(b)の1対の瞳領域に対応する画素部と、図6の1対の瞳領域に対応する画素部とを撮像素子上に離散的に配置することで、開放F値が大きく射出瞳が小さな交換レンズにおいても焦点検出精度が向上する。
前述の実施形態において、2つの撮像素子はそれぞれ、1対の光電変換部を有する画素部を有し、当該1対の光電変換部のそれぞれの信号を用いて位相差式の焦点検出を行うことを説明した。また、1対の光電変換部の信号を加算して記録用又は表示用の画像を生成することも説明した。これに対し、2つの撮像素子の両方又は一方が、記録用又は表示用の画像を取得するための画素部と焦点検出用の画素部の2種類の画素部を有する公知の撮像素子であっても良い。このとき、画質の観点から、第1の撮像素子では第2の撮像素子よりも焦点検出用の画素部が少なくなるように構成しても良い。これにより、第1の撮像素子(撮像素子102)による画質を保ちながら、被写体に応じて2つの撮像素子を焦点検出において使い分けることができる。
また、本発明は上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 カメラ本体
101 メインミラー
102 第一の撮像素子
103 第二の撮像素子
107 カメラCPU
201 撮影レンズ
301 マイクロレンズ
303 撮像素子102の画素部の光電変換部
310 撮像素子103の画素部の光電変換部
401 射出瞳
402 撮像素子102の1対の瞳領域
502 撮像素子103の1対の瞳領域

Claims (16)

  1. それぞれが表示又は記録のための画像信号を取得するとともに、位相差式の焦点検出を行うための信号を取得することができる第1、第2の撮像素子を有する撮像装置において、
    撮影レンズを通過した光束を複数の光束に分割する光束分割手段と、
    デフォーカスの程度を判定する第1の判定手段と、を有し、
    前記分割された光束の一方を受光する前記第1の撮像素子と、他方の光束を受光する前記第2の撮像素子がそれぞれ有する複数の画素部は1つの画素部につき1対の光電変換部を有し、前記1対の光電変換部が受光する光束がそれぞれ通過する撮影レンズの領域である1対の瞳領域の面積は、前記第1の撮像素子と前記第2の撮像素子とでは異なり、
    前記第1の判定手段の判定結果に応じて、前記第1の撮像素子から取得した信号と前記第2の撮像素子から取得した信号のどちらを焦点調節に用いるかを制御する制御手段を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第の撮像素子における前記1対の瞳領域の面積は、前記第の撮像素子における前記1対の瞳領域の面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記1対の瞳領域の面積は、1対の瞳領域の面積の合計面積であることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の判定手段は、前記第1の撮像素子から取得した信号又は前記第2の撮像素子から取得した信号を用いてデフォーカスの程度を判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の判定手段がデフォーカス量を第1の所定値以下であると判定した場合には、前記制御手段は、前記第1の撮像素子から取得した信号を焦点調節に用いるよう制御することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の判定手段がデフォーカス量を前記第1の所定値より大きいと判定した場合には、前記制御手段は、前記第2の撮像素子から取得した信号を焦点検出に用いるよう制御することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段の制御に応じて焦点調節を行う調節手段を有し、
    前記制御手段が前記第2の撮像素子から取得した信号を用いて焦点検出を行うよう制御し前記調節手段が焦点調節を行った場合において、前記制御手段は前記第1の撮像素子から新たに取得した信号を用いて焦点検出を行うよう制御することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 被写体の輝度を判定する第2の判定手段を有し、
    前記第2の判定手段が被写体の輝度を第2の所定値より高いと判定した場合には、前記第2の撮像素子から取得した信号を用いて焦点検出を行うよう前記制御手段が制御することを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記第2の判定手段は、前記第1の撮像素子から取得した信号もしくは前記第2の撮像素子から取得した信号又はAEセンサから取得した信号を用いて被写体の輝度を判定することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記第2の判定手段が被写体の輝度を前記第2の所定値以下であると判定した場合に前記第1の判定手段によってデフォーカス量を判定することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記1対の瞳領域の重心間の距離は、前記第1、第2の撮像素子では異なることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記第2の撮像素子における前記1対の瞳領域の重心間の距離が前記第1の撮像素子における前記1対の瞳領域の重心間の距離よりも大きい場合において、被写体の輝度が第2の所定値より大きい場合又はデフォーカス量が第1の所定値以下である場合は、前記制御手段は前記第2の撮像素子から取得した信号を用いて焦点検出を行うよう制御する請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記第1の撮像素子では前記第2の撮像素子よりも前記1対の瞳領域の重心間の距離が大きい場合において、デフォーカス量が第1の所定値以下の場合、前記制御手段は第1の撮像素子から取得した信号を用いて焦点検出を行うよう制御する請求項11に記載の撮像装置。
  14. それぞれが表示又は記録のための画像信号を取得するとともに、位相差式の焦点検出を行うための信号を取得することができる撮像素子であって、撮影レンズを通過した光束を複数の光束に分割する光束分割手段によって分割された光束の一方を受光する第1の撮像素子と、分割された前記光束の他方を受光する第2の撮像素子と有し、前記第1、第2の撮像素子がそれぞれ有する複数の画素部は1つの画素部につき1対の光電変換部を有し、前記1対の光電変換部が受光する光束がそれぞれ通過する撮影レンズ上の領域である1対の瞳領域の面積が、前記第1、第2の撮像素子では異なる撮像装置を用いた焦点調節方法において、
    デフォーカスの程度を判定する第1の判定ステップを有し、
    前記第1の判定ステップにおける判定結果に応じて、前記第1の撮像素子から取得した信号と前記第2の撮像素子から取得した信号のどちらを焦点調節に用いるかを制御する制御ステップを有することを特徴とする撮像装置の焦点調節方法。
  15. それぞれが表示又は記録のための画像信号を取得するとともに、位相差式の焦点検出を行うための信号を取得することができる撮像素子であって、撮影レンズを通過した光束を複数の光束に分割する光束分割手段によって分割された光束の一方を受光する第1の撮像素子と、分割された前記光束の他方を受光する第2の撮像素子と有し、前記第1、第2の撮像素子がそれぞれ有する複数の画素部は1つの画素部につき1対の光電変換部を有し、前記1対の光電変換部が受光する光束がそれぞれ通過する撮影レンズ上の領域である1対の瞳領域の面積が、前記第1、第2の撮像素子では異なる撮像装置を用いた焦点調節方法を実行させるためのプログラムにおいて、
    デフォーカスの程度を判定する第1の判定ステップを有し、
    前記第1の判定ステップにおける判定結果に応じて、前記第1の撮像素子から取得した信号と前記第2の撮像素子から取得した信号のどちらを焦点調節に用いるかを制御する制御ステップを有することを特徴とする撮像装置の焦点調節方法を実行させるためのプログラム。
  16. それぞれが表示又は記録のための画像信号を取得するとともに、位相差式の焦点検出を行うための信号を取得することができる撮像素子であって、撮影レンズを通過した光束を複数の光束に分割する光束分割手段によって分割された光束の一方を受光する第1の撮像素子と、分割された前記光束の他方を受光する第2の撮像素子と有し、前記第1、第2の撮像素子がそれぞれ有する複数の画素部は1つの画素部につき1対の光電変換部を有し、前記1対の光電変換部が受光する光束がそれぞれ通過する撮影レンズ上の領域である1対の瞳領域の面積が、前記第1、第2の撮像素子では異なる撮像装置を用いた焦点調節方法を実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体において、
    デフォーカスの程度を判定する第1の判定ステップを有し、
    前記第1の判定ステップにおける判定結果に応じて、前記第1の撮像素子から取得した信号と前記第2の撮像素子から取得した信号のどちらを焦点調節に用いるかを制御する制御ステップを有することを特徴とする撮像装置の焦点調節方法を実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体。
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