JP6592286B2 - 血液浄化装置 - Google Patents
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Description
第1の実施形態に係る血液浄化装置は、患者の血液を体外循環させて血液浄化治療(例えば血液透析治療)を行わせるためのもので、図1に示すように、先端1aaに動脈側穿刺針(不図示)が接続可能で内部に液体の流路を備える動脈側血液回路1a、及び先端1baに静脈側穿刺針(不図示)が接続可能な静脈側血液回路1bを有し、患者の血液を体外循環させ得る血液回路1と、動脈側血液回路1a及び静脈側血液回路1bの基端にそれぞれ接続され、当該血液回路1を流れる血液を浄化するダイアライザ2(血液浄化手段)と、動脈側血液回路1aに配設された血液ポンプ3(しごき型ポンプ)と、動脈側血液回路1aに接続された動脈側エアトラップチャンバ4と、静脈側血液回路1bに接続された静脈側エアトラップチャンバ5と、ダイアライザ2に透析液を導入する透析液導入ラインL1と、ダイアライザ2から排液を排出する透析液排出ラインL2と、圧力検出手段10と、制御手段11と、判定手段12とを有して構成されている。動脈側血液回路1a及び静脈側血液回路1bの各々は、その内部に液体の流路を備えている。
先ず、制御手段11による制御によって、圧力検出手段10(或いは圧力センサP3、P4)及び血液ポンプ3を含んだ範囲で液体の流路を閉止して所定の画成範囲H1(又はH2、H3)を形成する(S1)。そして、圧力検出手段10により画成範囲H1(又はH2、H3)の圧力を検出して検出値(Pphase0)を得た後(S2)、血液ポンプ3を駆動(本実施形態においては正回転駆動)させる(S3)。
先ず、制御手段11による制御によって、圧力検出手段10(或いは圧力センサP3、P4)及び血液ポンプ3を含んだ範囲で液体の流路を閉止して所定の画成範囲H1(又はH2、H3)を形成(S1)した後、血液ポンプ3を駆動(本実施形態においては正回転駆動)させる(S2)。そして、圧力検出手段10により画成範囲H1(又はH2、H3)の圧力を検出して検出値(Pphase1)を得た後(S3)、血液ポンプ3を停止する(S4)。
先ず、制御手段11による制御によって、圧力検出手段10(或いは圧力センサP3、P4)及び血液ポンプ3を含んだ範囲で液体の流路を閉止して所定の画成範囲H1(又はH2、H3)を形成(S1)した後、血液ポンプ3を駆動(本実施形態においては正回転駆動)させる(S2)。そして、血液ポンプ3を停止(S3)した後、圧力検出手段10により画成範囲H1(又はH2、H3)の圧力を検出して絶対値としての検出値(Pphase2)を得る(S4)。
血液ポンプ3のローラ15の位置を調整してステータ13における取付凹部13aの内周面とローラ15との間の隙間寸法を種々変更してサンプルI〜Xを得るとともに、それぞれのサンプルI〜Xを駆動させた際の液体の吐出量(平均流量)について調べる実験を行ったところ、図18に示すような結果が得られた。この結果によると、サンプルI〜VIの隙間寸法に設定した場合、所定の閾値より高い吐出量を得ることができるため、締切が正常と判定されるとともに、サンプルVII〜Xの隙間寸法に設定した場合、所定の閾値より高い吐出量を得ることができず、締切不良と判定される。
1a 動脈側血液回路
1b 静脈側血液回路
2 ダイアライザ(血液浄化手段)
3、3’ 血液ポンプ(しごき型ポンプ)
4 動脈側エアトラップチャンバ
5 静脈側エアトラップチャンバ
6 複式ポンプ
7 除水ポンプ
8 加圧ポンプ
9 脱ガスチャンバ
10 圧力検出手段
11 制御手段
12 判定手段
13 ステータ
14 ロータ
15 ローラ(しごき部)
16 ガイドピン
17、17’ 上流側把持手段
18 下流側把持手段
19 把持片
20 ねじりバネ(付勢手段)
21 把持片
22 ねじりバネ
C 被しごきチューブ
P1〜P4 圧力センサ(圧力検出手段)
H1〜H6 画成範囲
Claims (11)
- 先端に穿刺針が接続可能で内部に液体の流路を備える動脈側血液回路及び静脈側血液回路を有し、患者の血液を体外循環させ得る血液回路と、
前記動脈側血液回路及び静脈側血液回路の基端にそれぞれ接続され、前記血液回路にて体外循環する血液を浄化する血液浄化手段と、
前記の液体の流路に接続された被しごきチューブを径方向に圧縮して流路を締切しつつ長手方向にしごくことにより内部の液体を流動させ得るローラを有したしごき型ポンプと、
前記液体の流路内の圧力を検出するための圧力検出手段と、
を具備した血液浄化装置において、
前記圧力検出手段及びしごき型ポンプを含んだ範囲、且つ、前記しごき型ポンプの上流側又は下流側に位置する範囲で、前記液体の流路を閉止して所定の画成範囲を形成した後、当該しごき型ポンプを回転駆動させ、前記圧力検出手段にて前記画成範囲の圧力を検出する判定工程を行わせる制御手段と、
前記圧力検出手段にて検出された前記画成範囲の圧力に基づいて、前記しごき型ポンプのローラによる前記被しごきチューブの締切の良否を判定する判定手段と、
を備えたことを特徴とする血液浄化装置。 - 前記判定工程は、前記しごき型ポンプを回転駆動させるものとされ、前記圧力検出手段にて当該しごき型ポンプの回転駆動前から回転駆動時までの前記画成範囲の圧力変化を検出する工程とされるとともに、前記判定手段は、当該圧力変化に基づいて前記しごき型ポンプのローラによる前記被しごきチューブの締切の良否を判定することを特徴とする請求項1記載の血液浄化装置。
- 前記判定工程は、前記しごき型ポンプを回転駆動させるものとされ、前記圧力検出手段にて当該しごき型ポンプの回転駆動前からの経過時間に対する前記画成範囲の圧力を絶対値として検出する工程とされるとともに、前記判定手段は、絶対値としての検出値に基づいて前記しごき型ポンプのローラによる前記被しごきチューブの締切の良否を判定することを特徴とする請求項1記載の血液浄化装置。
- 前記判定工程は、前記しごき型ポンプを回転駆動させた後、停止させるものとされ、前記圧力検出手段にて当該しごき型ポンプの回転駆動時から停止時までの経過時間に対する前記画成範囲の圧力変化を検出する工程とされるとともに、前記判定手段は、当該圧力変化に基づいて前記しごき型ポンプのローラによる前記被しごきチューブの締切の良否を判定することを特徴とする請求項1記載の血液浄化装置。
- 前記判定工程は、前記しごき型ポンプを回転駆動させた後、停止させるものとされ、前記圧力検出手段にて当該しごき型ポンプの停止時からの経過時間に対する前記画成範囲の圧力を絶対値として検出する工程とされるとともに、前記判定手段は、絶対値としての検出値に基づいて前記しごき型ポンプのローラによる前記被しごきチューブの締切の良否を判定することを特徴とする請求項1記載の血液浄化装置。
- 前記判定工程時、前記しごき型ポンプのロータを任意角度毎に分けて1回転分だけ回転駆動させ、当該任意角度毎に前記圧力検出手段にて圧力を検出させることを特徴とする請求項1〜5の何れか1つに記載の血液浄化装置。
- 前記圧力検出手段は、前記しごき型ポンプに取り付けられるとともに、
前記被しごきチューブの径方向の変位を検出する変位検出手段と、
該変位検出手段で検出された前記被しごきチューブの径方向の変位に基づいて、前記液体流路の圧力を算出し得る圧力算出手段と、
を具備したことを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載の血液浄化装置。 - 前記圧力検出手段は、前記血液回路内の圧力を検出し得る圧力センサ、又は前記血液浄化手段に透析液を導入又は導出するための配管内の圧力を検出し得る圧力センサから成ることを特徴とする請求項1〜7の何れか1つに記載の血液浄化装置。
- 前記しごき型ポンプは、前記動脈側血液回路に配設された血液ポンプ、又は前記血液回路に接続された補液ラインに配設された補液ポンプから成ることを特徴とする請求項1〜8の何れか1つに記載の血液浄化装置。
- 先端に穿刺針が接続可能で内部に液体の流路を備える動脈側血液回路及び静脈側血液回路を有し、患者の血液を体外循環させ得る血液回路と、
前記動脈側血液回路及び静脈側血液回路の基端にそれぞれ接続され、前記血液回路にて体外循環する血液を浄化する血液浄化手段と、
前記の液体の流路に接続された被しごきチューブを径方向に圧縮して流路を締切しつつ長手方向にしごくことにより内部の液体を流動させ得るローラを有したしごき型ポンプと、
前記液体の流路内の圧力を検出するための圧力検出手段と、
を具備した血液浄化装置において、
前記の液体の流路内を加圧又は減圧する加減圧手段と、
前記加減圧手段、圧力検出手段及びしごき型ポンプを含んだ範囲、且つ、前記しごき型ポンプの上流側又は下流側に位置する範囲で、前記液体の流路を閉止して所定の画成範囲を形成した後、前記加減圧手段によって前記の液体の流路内を加圧又は減圧し、前記圧力検出手段にて前記画成範囲の圧力を検出する判定工程を行わせる制御手段と、
前記圧力検出手段にて検出された前記画成範囲の圧力に基づいて、前記しごき型ポンプのローラによる前記被しごきチューブの締切の良否を判定する判定手段と、
を備えたことを特徴とする血液浄化装置。 - 前記加減圧手段は、前記しごき型ポンプとは別のしごき型ポンプから成ることを特徴とする請求項10記載の血液浄化装置。
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