JP6591977B2 - 埋設アセスメント調査を実行するための方法および装置 - Google Patents

埋設アセスメント調査を実行するための方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6591977B2
JP6591977B2 JP2016530949A JP2016530949A JP6591977B2 JP 6591977 B2 JP6591977 B2 JP 6591977B2 JP 2016530949 A JP2016530949 A JP 2016530949A JP 2016530949 A JP2016530949 A JP 2016530949A JP 6591977 B2 JP6591977 B2 JP 6591977B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plow
chassis
bas
skid
trench
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016530949A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016537538A (ja
Inventor
エヌ. ウィルソン マイケル ダブリュー.
エヌ. ウィルソン マイケル ダブリュー.
Original Assignee
マスファブ リミテッド
マスファブ リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US14/083,095 external-priority patent/US9422690B2/en
Application filed by マスファブ リミテッド, マスファブ リミテッド filed Critical マスファブ リミテッド
Publication of JP2016537538A publication Critical patent/JP2016537538A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6591977B2 publication Critical patent/JP6591977B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F5/00Dredgers or soil-shifting machines for special purposes
    • E02F5/02Dredgers or soil-shifting machines for special purposes for digging trenches or ditches
    • E02F5/10Dredgers or soil-shifting machines for special purposes for digging trenches or ditches with arrangements for reinforcing trenches or ditches; with arrangements for making or assembling conduits or for laying conduits or cables
    • E02F5/104Dredgers or soil-shifting machines for special purposes for digging trenches or ditches with arrangements for reinforcing trenches or ditches; with arrangements for making or assembling conduits or for laying conduits or cables for burying conduits or cables in trenches under water
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F5/00Dredgers or soil-shifting machines for special purposes
    • E02F5/02Dredgers or soil-shifting machines for special purposes for digging trenches or ditches
    • E02F5/10Dredgers or soil-shifting machines for special purposes for digging trenches or ditches with arrangements for reinforcing trenches or ditches; with arrangements for making or assembling conduits or for laying conduits or cables
    • E02F5/104Dredgers or soil-shifting machines for special purposes for digging trenches or ditches with arrangements for reinforcing trenches or ditches; with arrangements for making or assembling conduits or for laying conduits or cables for burying conduits or cables in trenches under water
    • E02F5/106Dredgers or soil-shifting machines for special purposes for digging trenches or ditches with arrangements for reinforcing trenches or ditches; with arrangements for making or assembling conduits or for laying conduits or cables for burying conduits or cables in trenches under water using ploughs, coulters, rippers
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F5/00Dredgers or soil-shifting machines for special purposes
    • E02F5/02Dredgers or soil-shifting machines for special purposes for digging trenches or ditches
    • E02F5/12Dredgers or soil-shifting machines for special purposes for digging trenches or ditches with equipment for back-filling trenches or ditches
    • E02F5/125Dredgers or soil-shifting machines for special purposes for digging trenches or ditches with equipment for back-filling trenches or ditches underwater
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F5/00Dredgers or soil-shifting machines for special purposes
    • E02F5/02Dredgers or soil-shifting machines for special purposes for digging trenches or ditches
    • E02F5/14Component parts for trench excavators, e.g. indicating devices travelling gear chassis, supports, skids
    • E02F5/145Component parts for trench excavators, e.g. indicating devices travelling gear chassis, supports, skids control and indicating devices
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/003Devices for transporting the soil-shifting machines or excavators, e.g. by pushing them or by hitching them to a tractor
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/26Indicating devices
    • E02F9/264Sensors and their calibration for indicating the position of the work tool

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
  • Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Description

本発明は、概して、パイプおよびケーブルの沖合の敷設に関し、より詳細には、パイプまたはケーブルを受容するための海底の準備およびトレンチ掘り、ならびにパイプまたはケーブルが敷設された後のトレンチの埋戻しに使用される設備に関する。
現在のパイプ敷設方法は、長く受け入れられてきた、時間を浪費し予算のかかる業務および設備を用いて実行される、いくつかの基本的な海底トレンチ掘りタスクを含む。
課題の1つは、往々にして、トレンチ掘りが開始可能になる前に、意図されたパイプライン経路上にあるかまたは部分的に埋まっている巨礫を海底から除去することが必要な場合があることである。現在、巨礫除去プロセスは、輸送船/牽引船からケーブル端部で1つずつ巨礫を引くことを必要とする。一部の巨礫の分野では、これは延々と続く退屈なプロセスである場合がある。これは、常に、1人または複数人のダイバ、遠隔操作式輸送手段(ROV)、または巨礫にケーブルを接続する他の巨礫処理機構を必要とする。
別の課題は、トレンチ切削の時間になるとトレンチ切削プラウを海底まで降ろさなければならないことである。トレンチ切削プラウの送出には、通常、船からプラウを持ち上げ、デッキから離れたプラウを揺動させ、プラウを海中に降ろすために、クレーン支持設備を運ぶ大型船を必要とする。最後のトレンチ切削段階の後に、海底から牽引船上の格納領域にトレンチ切削プラウを回収することは、やはりクレーン支持設備の使用を必要とする。海底で動作させる際に、既知のトレンチ切削プラウにはさらなる課題がある。例えば、多くは切削途中のトレンチの幅をまたぐスキッドを必要とし、したがって、実行できる可能な段階(pass)の数および切削できるトレンチの深さが限定される。
パイプをカバーするためにトレンチを埋め戻す際に同様の課題に遭遇する。まず、重い埋戻しプラウを海底まで降下させなければならない。トレンチ切削プラウを送出するのと同様に、既知の埋戻しプラウを送出することは、通常、船からプラウを持ち上げ、デッキから離れたプラウを揺動させ、プラウを海中に降ろすために、大型船およびクレーン支持設備を必要とする。その最後の段階の後に、クレーン支持設備を使用することによって海底から埋戻しプラウを回収し、牽引船のその位置に戻さなければならない。海底で埋戻しプラウが動作する際に、パイプラインをカバーしトレンチを埋めるためにプラウの1つまたは複数の段階が必要である。通常の既知の埋戻しプラウは、シャシを有する。シャシの正面スキッドは、トレンチ内を移動しパイプラインをまたぎ、それに続くすき板は、それらの経路の掘削土を収集し、パイプラインの側方でトレンチ中に堆積させるように、シャシから離れる方に前方に傾斜する。スキッドがパイプラインのすぐ近くでトレンチ内を進むので、スキッドとの接触によりパイプの完全性を損なうという有意なリスクがある。また、中空のパイプよりも密度が高い、海水と掘削土との混合物が、すき板によってトレンチの外側の限界まで押されパイプの側方に吐出されるので、掘削土が沈降したときにパイプが「浮いて」パイプラインの埋設が不完全になるという有意なリスクがある。
海底掘削タスクの設備および動作方法のほとんどが、時間および金員の点で非常に効率が悪く、改善が求められる。しかし、個々のプラウおよびその動作方法の不完全性は、これらのプラウを輸送、送出および回収するために、そうでなければ動作のために使用された可能性のあるずっと小型の船の代わりに、重装備の大型船を必要とすることによって抑えられる。通常、既知のトレンチ切削プラウおよび埋戻しプラウのコストは、それぞれ$8,000,000の範囲にある。クレーン支持設備を有する輸送船/牽引船のコストは、$500,000,000の範囲にある。船およびプラウのレンタル料金は、1日当たり$150,000から$600,000の範囲にある。
したがって、本発明の目的は、パイプおよびケーブルの沖合の敷設に使用されるプラウ、設備および船の重量およびコストを削減し、効率を高めることである。
本発明は、概して、沖合のパイプラインおよびケーブルの埋設に関し、より詳細には、沖合のパイプラインおよびケーブルの現場で埋設アセスメント調査の実行に関するように適合することもできる。
パイプラインまたはケーブルの経路に沿った砂、粘土および巨礫の相対的な量は、トレンチ掘りツールの選択に有意に影響を有する。そのために、従来から埋設アセスメント調査(BAS:burial assessment survey)が行われている。現在知られたBAS方法は、コアサンプルを採取し、コアの硬度試験を行い、続いて、収集されたデータを地質技術者によって分析することを含む。次いで、収集されたデータは、適切なトレンチ掘りツールの選択を容易にするために、さらに、予期されるトレンチ掘りの進捗度の推定を準備するために用いられる。
コアのサンプル採取および硬度試験の第1の目的は、構築のための「岩盤」を見つけることである。サンプル採取および試験の実行は、局所的な構築現場の評価に合理的に適した、実質的に垂直の動きの活動である。しかし、パイプライン経路およびケーブル経路の評価の際には、過度の補間および当て推量を必要とする。通常、パイプラインおよびケーブルのサンプル採取および試験は、1km間隔で実行される。したがって、こうした経路を評価するために既知のBAS方法を使用すると、大幅に時間がかかり、空白の大きいデータストリームが生み出される。
往々にして、一部のトレンチ中央ラインのデータを提供するためにナイフタイプの切削プラウが搭載されるが、収集される線形データは、V字トレンチの幅の分析を支援するには不十分である。さらに、この線形のアプローチでは、経路の中央線を追跡するのに必要な合計時間は、非常に長く、概して、限られた線形データを収集すること以外の目的は果たさない。さらに、追跡が完了するときに、ナイフタイプの切削により海底が破壊された状態になる。
したがって、本発明の目的は、埋設アセスメント調査の実行の際に有用な方法および装置を提供することである。パイプラインまたはケーブルの可能な経路のV字トレンチの断面を説明する、連続するデータストリームを生み出すことができるBAS方法およびBAS装置を提供することも、本発明の目的である。本発明のさらなる目的は、BASと実際のパイプラインまたはケーブルのV字トレンチ切削プロセスとの組み合わせに必要な合計時間を短縮できるBAS方法およびBAS装置を提供することである。本発明の別の目的は、追跡が完了するときに破壊された海底を残さずに埋設アセスメント調査を実行する際に使用できるBAS方法およびBAS装置を提供することである。
[シングルモードシャシおよびマルチモードシャシ]
本発明によれば、長形部材が、その端部のうちの一方にスキッドを装着してその端部を海底の上方に支持するように適合され、他方の端部に1つまたは複数のツールを装着して様々な海底トレンチ掘りタスクを実行するように適合された、海底プラウシャシが提供される。
シャシが巨礫除去プラウの一部分である第1の動作モードでは、ツールはすき板から構成され、そのすき板は、スキッドが海底に沿ってすき板に先行するときに、スキッドが移動する経路から外向きに、最初にスキッドによって押された巨礫を、さらに経路から外向きに除去する。
シャシがトレンチ切削プラウの一部分である第2の動作モードでは、ツールはプラウシェアおよびすき板から構成され、それらのプラウシェアおよびすき板は、スキッドが海底に沿ってプラウシェアおよびすき板に先行するときに、トレンチを作製するように、順次、掘削土を切削し移動させる。
シャシが埋戻しプラウの一部分である第3の動作モードでは、ツールはブレードおよびすき板から構成され、それらのブレードおよびすき板は、ブレードおよびすき板が海底に沿ってスキッドに先行するときに、順次、トレンチの外側にあるトレンチ掘削土を収集し、内向きに中央に集め、下向きに放出するように協働する。
様々なシャシが、各モードに対応するように適合することができるか、または同じシャシが、所望の動作モードに応じて、任意のツールをスキッドと相互連結するように適合することができる。
シャシの長形部材は、1もしくは複数の恒久的な移行面、または移行面を設ける1つもしくは複数のアタッチメントを有することができる。移行面は、シャシに装着できるスキッドと様々なツールとの間を延びるように構成される。移行面の輪郭は、船から海への放出の間および海から船への回収の間にプラウがプラウの輸送船/牽引船の尾部の支点を横断するときに、適切な移行面がその支点と接触しその支点を中心に枢動するように形成および配置される。移行面の形状および配置ならびに長形部材の重量は、プラウがデッキ上または支点を横切るように移動するときに、移行軸を中心としたシャシのロールに抵抗するように調整される。
好ましくは、移行面の長軸方向の垂直断面は凹形であり、支点はローラであり、移行面の連続する対称的な両側の点によって画定される経路は、プラウがローラを横断するときにローラとの接触を維持するような輪郭を有する。
2以上の動作モードで使用されるシャシの好ましい実施形態では、第1の/巨礫除去モードおよび第3の/埋戻しモードでは第1の移行面がスキッドとツールとの間を延びるように構成され、第2の/トレンチ切削モードでは第2の移行面がスキッドとツールとの間を延びるように構成される。
[巨礫除去プラウおよび巨礫除去方法]
海底から巨礫を除去するために、プラウは、シャシと、海底の上方でシャシの一方の端部に装着されその端部を支持するスキッドと、シャシの他方の端部に装着されその端部に対して斜めになるように向けられるすき板とを含む。随行すき板は、スキッドが海底に沿ってすき板に先行するときに、先行スキッドによって最初に外向きに押された巨礫をさらに外向きに除去する。
巨礫除去プラウの好ましい実施形態では、スキッドの前方端部にヘッドが装着される。ヘッドは前方面を有し、その前方面は、スキッドの長軸方向の垂直中央平面から後方に傾斜し、その上縁部から後方に向かって先細りになり、海底に部分的に埋まっている巨礫を動かしてスキッドから離すことが可能である。シャシの移行面は、スキッドとすき板との間を延び、プラウが送出中および取戻し中に支点を横断するときに船尾の支点/ローラとの接触を維持し支点/ローラを中心に枢動するような輪郭を有する。
巨礫除去プラウは、キールプレートを含むこともでき、少なくとも1つのキールプレートは、各すき板の下を延びる。キールプレートの第1の機能は、プラウが海底の障害物または一様でない量の掘削土に遭遇するときでもその意図した経路からプラウが外れることに抵抗することによって、動作中のプラウの横方向の安定性を確保することである。
プラウの構成要素は、巨礫除去プラウの送出および取戻しの移行軸を中心にしたプラウのロールに抵抗するように重量および支点との接触面が調整される。
巨礫除去プラウへの引張り線の接続のための引張り点は、シャシの長軸に関して対称に配置され、プラウの接触面が船のローラを乗り越えるのを容易にするように、船のローラの半径よりも小さい高さだけ、巨礫除去プラウの底部からずれている。
海底の経路から巨礫を除去する方法は、初期海底経路の方向で前端が前方に向くようにプラウを位置決めするステップと、次いで、初期海底経路にある巨礫をプラウの左舷側および右舷側に押すように初期海底経路に沿ってプラウを推進させるステップとを含む。より幅広い経路が必要な場合には、初期経路から除去した後に、初期海底経路の左舷側および右舷側の一方に沿って第2の海底経路上を初期海底経路方向の反対の方向にプラウ前端が前方に向くように再位置決めするステップを用いることで本方法が継続する。一旦そのように再位置決めされると、それぞれプラウの右舷側および左舷側の一方にさらに遠くに第2の海底経路から巨礫を押すように第2の海底経路に沿ってプラウを推進するステップを用いることで本方法が継続する。さらに幅広い経路が必要な場合には、第2の経路から除去した後に、初期海底経路の右舷側および左舷側のうちの他方に沿って第3の海底経路上を初期海底経路の方向にプラウ前端が前方に向くように再位置決めするステップを用いることで本方法が継続する。一旦そのように位置決めされると、それぞれプラウの右舷側および左舷側の他方にさらに遠くに第3の海底経路から巨礫を押すように第3の海底経路に沿ってプラウを推進するステップを用いることで本方法が継続する。さらに幅広い経路が必要な場合には、本方法はさらに、初期、第2および第3の経路が隣接することで生じる経路に関して上記の拡幅ステップの繰返しを含むことができる。本方法は、海底に沿って所望の幅の単一の経路から除去するまで次々に連続する経路のためのこれらのステップの繰返しを予期する。
本明細書に開示する船尾越しの巨礫除去プラウのために、海底経路から巨礫を除去する方法は、船尾の支点に向かいそれを横切るように、船のデッキ上でプラウを推進するステップと、プラウが支点を横断し支点から海中に放出されるときに、プラウが支点を中心に回転できるようにするステップと、放出されたプラウを牽引線端部で海底に向かって降下させるステップとが先に起こる。さらに、海底経路から巨礫を除去する方法は、牽引線の他方の端部にある船尾の支点に向けて、牽引線端部でプラウを持ち上げるステップと、船のデッキに向けて支点を横切るようにプラウを引っ張るステップとが続く。
[埋戻しプラウおよび埋戻し方法]
海底トレンチに掘削土を埋め戻すために、プラウは、シャシと、海底の上方でシャシの後端を支持するスキッドと、スキッドの前方でシャシに装着されるすき板と、すき板の底部の縁部に装着されそれらをつなぐブレードとを含む。ブレードは、プラウが海底で前方に移動するときにその経路の掘削土を収集する。すき板は、プラウが海底を前方に移動するときに、トレンチをまたぎ、収集された掘削土をブレードの中央に向けて集めるようにサイズおよび方向が設定される。ブレードはその後方の頂点に通路を有し、その通路は、収集されて中央に集められた掘削土を、通路の下方のトレンチに配設されたパイプの上に供給するように構成される。
好ましい実施形態では、埋戻しプラウはさらに、通路を通して吐出される掘削土をばらばらにするフラッパボードを通路の後部に含む。フラッパボードは、重量が垂直の向きにプレートを付勢する、水平シャフトの下方で揺動するプレートから構成される。
スキッドは、トレンチをまたぐように構成され、シャシの後方端部に装着された横棒と、横棒の各端部に1つずつの1対のスキッドポストと、各ポストの底部に1つずつの1対のスキーとを含む。横棒の正面の表面は、トレンチ中に吐出された掘削土を平らにするように適合することができる。
埋戻しプラウは、ブレードの下で離間したキールプレートを少なくとも2つ含むこともできる。キールプレートの第1の機能は、プラウが海底の障害物または一様でない量の掘削土に遭遇するときでもその意図した経路からプラウが外れることに抵抗することによって、動作中のプラウの横方向の安定性を確保することである。
プラウは、スキッドとすき板との間に移行面を少なくとも1つ有する。移行面は、埋戻しプラウが埋戻しプラウの船からの送出中および船への回収中に支点を横断するときに、船尾の支点と接触し支点を中心に枢動するような輪郭を有する。
プラウの構成要素は、プラウの移行軸を中心にした埋戻しプラウのロールに抵抗するように重量および支点との接触面が調整される。
埋戻しプラウへの引張り線の接続のための引張り点は、シャシの長軸に関して対称に配置され、プラウの接触面がローラを乗り越えるのを容易にするように、ローラの半径よりも小さい高さだけ、埋戻しプラウの底部からずれている。
海底トレンチ中に掘削土を埋め戻す方法は、海底で前方に移動しトレンチの側部に沿って掘削土を収集するようにブレードを推進するステップと、収集された掘削土をブレードの後方の頂点に向けて中央に集めるステップと、中央に集められた掘削土がブレード頂点の開口部を通トレンチに配設されたパイプの上面にして吐出されることを可能にするステップとを含む。本方法はさらに、吐出された掘削土がパイプに到達する前に吐出された掘削土をばらばらにするステップ、および/または掘削土がトレンチ中に吐出された後で掘削土を平らにするステップのうちの一方または両方を含むこともできる。
本明細書で開示する船尾越しの埋戻しプラウのために、トレンチ中に掘削土を埋め戻す方法は、船尾の支点に向かいそれを横切るように、船のデッキ上でプラウを推進するステップと、埋戻しプラウが支点を横断し支点から海中に放出されるときに、プラウが支点を中心に回転できるようにするステップと、放出されたプラウを牽引線端部で海底に向かって降下させるステップとが先に起こる。さらに、トレンチ中に掘削土を埋め戻す方法は、牽引線の他方の端部にある船尾の支点に向けて、牽引線端部でプラウを持ち上げるステップと、船のデッキに向けて支点を横切るようにプラウを引っ張るステップとが続くことができる。
上記のプラウの構造および方法の結果、プラウの輸送、送出、取戻しおよび動作に必要な船はより小さく、現在豊富にある。それらは、1日当たり$10,000から$100,000のレンタル料金でユーザが利用可能である。これは、古いプラウの構造および方法に必要な船に現在支払われている1日当たり$150,000から$600,000のレンタル料金と比べると大幅な節約である。
さらに本発明によれば、パイプライン経路またはケーブル経路の直線ルート全体に沿ってデータを連続して収集する新規のBAS装置およびBAS方法が提供される。各経路は、典型的なアンカタイプのトレンチ切削プラウが敷設プロセスの間にパイプラインまたはケーブルのトレンチ経路を移動するのと同じようにして新規のBAS装置によって追跡される。
BASプラウは、シャシと、シャシの前方端部に装着されるスキッドと、シャシの後方端部に隣接するように装着されるアンカタイプのプラウシェアと、シャシに平行になるように位置合わせされシャシと同時に動くように装着されるボトルとを有する。
ボトルは、シャシのピッチ、ロール、ヘディング、ヨー、速度および深さを示す電子ロギングデータを取得するのに適した機器を収容する。プラウシェアの先端部に装着されたセンサは、プラウシェアによって海底に加えられるせん断力を示すデータを取得する。センサは、取得済みのデータの連続する表示を提供する。スキッドに装着された追加のロードセルは、スキッドに加えられる牽引力を示すデータを提供する。ボトルは、シャシの外部または内部に装着することができる。
プラウの埋戻しの実施形態では、T字形の延長部は、シャシの後方端部に装着され後方端部から後方に延びるレッグと、レッグの後方端部から外向きに延びるアームとを有する。すき板は、アームの遠位端から前方向外向きに延びる。レッグ、アームおよびすき板の底面は共通の平面にある。アームに関するすき板の高さは調節可能である。
埋戻し実施形態の変形形態では、T字形の延長部は、シャシの後方端部に装着され後方端部から上方向後方に延びるレッグと、レッグの後方端部から下方向外向きに延びるアームとを有する。すき板は、アームの遠位端から前方に延びる。レッグおよびアームの底面はすき板間にアーチを画定する。アームに関するすき板の高さは調節可能である。
ボトル機器は、プラウのピッチ、ロール、ヘディング、ヨーおよび速度を測定するジャイロを含む。ボトルは、取得済みのデータを収集するために入れ替えできるか、またはリアルタイムのデータストリームを供給するためにデータ伝送連結部品(data transmission umbilical)を使用することができる。水中音波リンクを使用することもできる。
沖合のパイプライン経路およびケーブル経路に沿って埋設アセスメント調査(BAS)を実行するBAS方法は、V字形トレンチを作製するステップと、それと同時に、作製途中のトレンチに沿ってBASデータを連続して取得するステップとを含む。V字形トレンチは、海底でアンカタイプのプラウシェアを有するBASプラウを牽引することによって作製される。データは、選択されたタイプのBASデータを収集するように適合された機器を収容するボトルを有するBASプラウを牽引することによって連続して取得される。こうしたデータは、プラウ速度、トレンチ深さ、プラウのピッチおよびロール、ヘディングおよびヨー、ならびにプラウの3次元の位置決めを含むことができる。データはまた、センサを有するBASプラウを牽引することによって、連続して取得され、センサは、プラウシェアの先端部に装着され、選択された他のタイプのBASデータを収集するように適合される。こうした他のデータは、プラウシェアの先端部の抵抗を含むことができる。データはさらに、プラウに加えられる牽引張力および/または牽引力を監視するように配置されたロードセルを有するBASプラウを牽引することによって連続して取得することができる。
Basプラウはさらに、作製されたトレンチを同時に埋め戻すステップを実行することができる。埋戻しは、掘削土を収集し作製されたトレンチ内に堆積させるように、シャシ延長部の後方端部から前方向外向きに延びるすき板を有するBASプラウを牽引することによって実現することができる。すき板は、直線のT字形の延長部または傾斜したT字形の延長部によってBASプラウに連結することができる。直線のT字形の延長部は、作製されたトレンチの上部に掘削土および巨礫の堆積を可能にするように延長部およびすき板の底面が共通の平面にあり、傾斜したT字形の延長部は、掘削土および巨礫の堆積が作製されたトレンチの上方を延びることを可能にするすき板間のアーチを有する。
本方法は、BASトレンチにパイプライン、ケーブルまたは連結部品を敷設するステップ、または少なくとも1つの追加のトレンチ切削段階によって、作製されたV字形BASトレンチを深く広くするステップ、および深く広くなったトレンチにパイプライン、ケーブルまたは連結部品を敷設するステップを企図する。
BASプラウは、船尾の支点に向かいそれを横切るように船のデッキ上でプラウを推進するステップと、プラウが支点を横断し支点から海に放出されるときに、プラウが支点を中心に回転できるようにするステップと、放出されるプラウを牽引線端部で海底に向かって降下させるステップとによって、牽引船のデッキから放出することができる。BASプラウは、牽引線の他方の端部にある船尾の支点に向けて、牽引線端部でプラウを持ち上げるステップと、船のデッキに向けて支点を横切るようにプラウを引っ張るステップとによって、牽引船のデッキに回収することができる。
以下の詳細な説明を読み図面を参照することで本発明の他の目的および利点が明らかになるであろう。
巨礫除去モード、トレンチ切削モードおよび埋戻しモードのうちのいずれのモードでも使用するように適合されたシャシを示す左上背面斜視図である。 図1のシャシの右下正面斜視図である。 図1のシャシの側面図である。 図1のシャシの上面図である。 図1のシャシの底面図である。 図1のシャシと共に使用する移行アタッチメントの左上正面斜視図である。 図6の移行アタッチメントの左下正面斜視図である。 図6の移行アタッチメントの上面図である。 図6の移行アタッチメントの側面図である。 巨礫除去モードおよびトレンチ切削プラウモードのプラウの第1の段階で使用するように構成されたスキッドを示す左上正面斜視図である。 図10に見られるようなスキッド2つを埋戻しプラウモードで使用するように構成されたスキッドに転用するために使用できる横梁を示す左上正面斜視図である。 トレンチ切削プラウモードのプラウの第2の後続の段階で使用するように構成されたスキッドを示す正面図である。 巨礫除去プラウモードで使用される図1のシャシを示す右上背面斜視図である。 図13の巨礫除去プラウの右下正面斜視図である。 図13の巨礫除去プラウの上面図である。 図13の巨礫除去プラウの側面図である。 図13の巨礫除去プラウの正面図である。 図13の巨礫除去プラウおよび図37の埋戻しプラウと共に使用する典型的なキールプレートの左上背面斜視図である。 プラウのスキッドが船尾を中心に枢動する状態の、船から放出/船に回収される間の図13の巨礫除去プラウの側面図である。 プラウのシャシの傾斜部分が船尾を中心に枢動する状態の、船から放出/船に回収される間の図13の巨礫除去プラウの側面図である。 プラウの移行アタッチメントが船尾を中心に枢動する状態の、船から放出/船に回収される間の図13の巨礫除去プラウの側面図である。 プラウのキールプレートが船尾を中心に枢動する状態の、船から放出/船に回収される間の図13の巨礫除去プラウの側面図である。 巨礫の領域を通る経路から除去するように位置決めされる、図13の巨礫除去プラウを示す上面図である。 図13の巨礫除去プラウの典型的な巨礫除去ルートパターンの図形表示である。 動作中の図13の巨礫除去プラウの側面図である。 トレンチ切削プラウモードで使用される図1のシャシを示す左上背面斜視図である。 図26のトレンチ切削プラウの上面図である。 図26のトレンチ切削プラウの側面図である。 図26のトレンチ切削プラウの正面図である。 図26のトレンチ切削プラウと共に使用する着脱可能なシェアの左上正面斜視図である。 図30の着脱可能なシェアの右下背面斜視図である。 図30の着脱可能なシェアの長軸方向の垂直中央断面図である。 スキッドポストが船尾を乗り越える状態の、船から放出/船に回収される間の図26のトレンチ切削プラウの側面図である。 シャシの傾斜部分が船尾を乗り越える状態の、船から放出/船に回収される間の図26のトレンチ切削プラウの側面図である。 シャシの移行面およびシェアアタッチメントプレートが船尾を乗り越える状態の、船から放出/船に回収される間の図26のトレンチ切削プラウの側面図である。 すき板が船尾を乗り越える状態の、船から放出/船に回収される間の図26のトレンチ切削プラウの側面図である。 埋戻しプラウモードで使用される図1のシャシを示す左上正面斜視図である。 図37の埋戻しプラウの上面図である。 図37の埋戻しプラウの側面図である。 図37の埋戻しプラウの正面図である。 図37の埋戻しプラウと共に使用する掘削土収集ブレードを示す左上背面斜視図である。 図37の埋戻しプラウと共に使用するフラッパボードを示す右上背面斜視図である。 プラウのスキッドが船尾を中心に枢動する状態の、船から放出/船に回収される間の図37の埋戻しプラウの側面図である。 シャシの傾斜部分が船尾を中心に枢動する状態の、船から放出/船に回収される間の図37の埋戻しプラウの側面図である。 プラウの移行アタッチメントが船尾を中心に枢動する状態の、船から放出/船に回収される間の図37の埋戻しプラウの側面図である。 プラウのキールプレートが船尾を中心に枢動する状態の、船から放出/船に回収される間の図37の埋戻しプラウの側面図である。 動作中の図37の埋戻しプラウの上面図である。 動作中の図37の埋戻しプラウの側面図である。 典型的な幅広トレンチの埋戻しルートパターン上に幅広のトレンチを埋め戻すように位置決めされた、図13の巨礫除去プラウを示す上面図である。 船尾のローラの下方に吊り下げられたプラウを示す側面図である。 すき板を有さないBASプラウの、外部に装着された機器搭載ボトルの実施形態の右上正面斜視図である。 図51のBASプラウの正面図である。 図51のBASプラウの側面図である。 図51のBASプラウの左上背面斜視図である。 図51のBASプラウの上面図である。 直線の延長部にすき板が装着されたBASプラウの、外部に装着された機器搭載ボトルの実施形態の右上正面斜視図である。 図56のBASプラウの正面図である。 図56のBASプラウの側面図である。 図56のBASプラウの左上背面斜視図である。 図56のBASプラウの上面図である。 傾斜した延長部にすき板が装着されたBASプラウの、外部に装着された機器搭載ボトルの実施形態の右上正面斜視図である。 図61のBASプラウの正面図である。 図61のBASプラウの側面図である。 図61のBASプラウの左上背面斜視図である。 図61のBASプラウの上面図である。 巨礫除去板なしのBASプラウの、内部に装着された機器搭載ボトルの実施形態の右上正面斜視図である。 図66のBASプラウの正面図である。 図66のBASプラウの側面図である。 図66のBASプラウの左上背面斜視図である。 図66のBASプラウの上面図である。 図51のBASプラウによって作製されるトレンチのプロフィルである。 図56のBASプラウによって作製されるトレンチのプロフィルである。 図61および図66のBASプラウによって作製されるトレンチのプロフィルである。 プラウシェア先端部のセンサの動作を示す概略図である。 機器搭載ボトルの収容物および動作を示す概略図である。 船から海に放出/海から船に回収される際の、BASプラウの第1/第5の順次起きる枢動の側面図である。 船から海に放出/海から船に回収される際の、BASプラウの第2/第4の順次起きる枢動の側面図である。 船から海に放出/海から船に回収される際の、BASプラウの第3の順次起きる枢動の側面図である。 船から海に放出/海から船に回収される際の、BASプラウの第4/第2の順次起きる枢動の側面図である。 船から海に放出/海から船に回収される際の、BASプラウの第5/第1の順次起きる枢動の側面図である。
本発明をその好ましい実施形態に関連して説明するが、それら実施形態にまたは添付の図面に示す部品の構造もしくは配置の詳細に本発明を限定する意図がないことが理解されるであろう。
[シングルモードシャシおよびマルチモードシャシ]
まず図1〜図5を参照すると、様々な海底プラウの構成要素として使用される海底プラウシャシ10は、長形部材11を有しており、その長形部材11は、その一方の端部13にスキッドを、他方の端部15に1つまたは複数のツールを装着するように適合される。
図13〜図17に見られるように、シャシ10は、第1の動作モードでは巨礫除去プラウ100の一部として使用される。第1のモード100では、海底上の巨礫Bまたは海底に部分的に埋まっている巨礫Bは、最初に、スキッド40が通る経路Pから外向きにスキッド40によって押される。ツールはすき板90を含む。そのすき板90は、スキッド40が海底Sに沿ってすき板90に先行するときに、スキッド40によって最初に押しのけられた巨礫Bおよびすき板90の経路にある他の巨礫Bをさらに外向きに押す。
図26〜図29に見られるように、シャシ10は、第2の動作モードではトレンチ切削プラウ200の一部として使用される。第2のモード200では、ツールは、プラウシェア210およびすき板90を含む。それらプラウシェア210およびすき板90は、スキッド40が海底Sに沿ってプラウシェア210およびすき板90に先行するときに、順次、掘削土Mを切削し移動させてトレンチTを作製する。
図37〜図40に見られるように、シャシ10は、第3の動作モードでは埋戻しプラウ300の一部として使用される。第3のモード300では、ツールは、ブレード310およびすき板90を含む。それらブレード310およびすき板90は、ブレード310およびすき板90が海底Sに沿ってスキッド40に先行するときに、順次、トレンチの外側にある掘削土Mを収集し、収集した掘削土Mを内向きに中央に集め、中央に集めた掘削土Mを下向きにトレンチT中に放出するように協働する。
シャシ10は、船VのデッキDから船尾越しに海底Sにプラウ100、200または300を送出し、海底Sから船尾越しに船VのデッキDにプラウ100、200または300を回収するのを容易にするように独自に構成される。船VのデッキD上の休止位置から、船Vとのプラウ100、200または300の全ての接触が終了する点まで、またはその点から休止位置までの、プラウ100、200または300の移動は、本明細書では「移行(transition)」と称される。図15、図27および図38に注目すると、本明細書で説明するプラウ100、200または300は、長軸101、201および301をそれぞれ有する。図示のように、長軸101、201および301は、海底S上のそれらの予期される移動方向と平行になるように位置合わせされる。図19〜図22、図33〜図36および図43〜図46に注目すると、プラウの軸103、203および303は、それぞれデッキD上のプラウ100、200および300の「移行」方向に位置合わせされる。図示のように、図15、図27および図38の長軸101、201、および301は、図19〜図22、図33〜図36および図42〜図46の移行軸103、203、および303とそれぞれ位置合わせされる。しかし、プラウ100、200および300は、海底Sで動作中に想定するのと同じ向きになるようにデッキD上で位置合わせされる必要がない。したがって、本明細書で用いるように、「移行軸(transition axis)」は、送出中または回収中のプラウの予期される移動方向39に平行な方向にプラウ100、200または300を貫通する、長軸の場合も長軸でない場合もある任意の軸である。
プラウ100、200または300は、放出中または回収中に船Vの尾部のデッキDおよび支点/ローラRに接触する表面の位置および重量分布が、それぞれの移行軸103、203および303をそれぞれ中心にしたプラウ100、200または300のロールに抵抗するように調整されることが好ましい。図示および説明のように、シャシ10、スキッド40およびスキッドポスト45、移行アタッチメント70、すき板90ならびにキールプレート110および370は、プラウ100、200または300がプラウの放出中/回収中に支点/ローラRを横切るときに、デッキDと摺動接触するようにプラウを支持し船Vの尾部上で支点/ローラRを中心に枢動するような輪郭を有する様々な表面を有する。そのために他の構成要素を使用するかまたは特別に追加することができる。
[シャシ構造]
図1〜図5に戻ると、シャシ10の好ましい実施形態は、図13、図26および図37にそれぞれ見られるプラウのモード100、200および300のうちのいずれのモードでも使用することができる。図1および図2で最も良く見られるように、シャシ10の好ましい実施形態では、長形部材19のスキッド用端部13およびツール用端部15は、実質的に水平であり、スキッド用端部13からツール用端部15に下向きに傾斜する中間部分27によって繋げられる。ポストレセプタクル19は、スキッド用端部13を通って垂直に延びる。フォークリフトレセプタクル21は、横向きに長形部材11のツール用端部15の上部を横切るように延びる。一方のレセプタクル21は、長形部材11の傾斜部分17とのツール用端部15の境目にある。他方のレセプタクル21は、長形部材11の後方に向かってさらに先にあり、長形部材11の上方で延びる互いに離間した1対のシェア連結プレート23のすぐ正面の位置にある。
長形部材11のツール用端部15の上方でフォークリフトレセプタクル21間を移行部材25が延びる。図3に最も良く見られるように、レセプタクル21、シェア連結プレート23および移行部材25の上面は、本明細書で以下に第2の/トレンチ切削モード200に関して説明するように送出および取戻しのために有用な、実質的に連続する移行面27を形成する。
側面延長プレート29は、ツール用端部15から下に向かって先細りになり、背面フランジプレート31は、長形部材11のツール用端部15を覆う。シェア連結スロット33は、シェア連結プレート23間で長形部材11のツール用端部15の底部を貫通する。
図13〜図17、図26〜図29および図37〜図40に注目すると、プラウ100、200および300はそれぞれ、プラウ100、200および300に引張り線Lを接続するための、長形部材11のスキッド用端部13から横に延びる牽引バー67上に示すような引張り点65を有する。好ましくは、引張り点65は、プラウ100、200および300の中央の長軸101、201および301に関して対称に配置され、接触点がローラRを横切るのを容易にするように、ローラRの半径よりも小さい高さだけ、デッキDまたはローラRとのプラウ100、200および300の接触点からずれている。
[移行アタッチメント]
図6〜図9に移ると、シャシが図13、図26および図37に見られるようなその第1の/巨礫除去モード100または第3/トレンチ切削モード300で使用されるときに、移行アタッチメント70は、シャシ10の長形部材11の底部でスキッド用端部13とツール用端部15との間を延びるように構成される。
図6〜図9に示すように、移行アタッチメント70は、概して水平のウィッシュボーン形状になるように延び、その枝部71はその正面端部73から後方端部75に開いている。移行アタッチメント70の上面77は、シャシ10の長形部材11の底面31に噛み合うような輪郭を有し、移行アタッチメント70は、底面31に対して、図16および図39に最も良く示すような移行Uリンクプレート83間でシャシ10の移行部材25をピン留めすることによって固定される。移行アタッチメント70の底面79は、プラウ100または300が船から海に放出される間および海から船に回収される間に支点/ローラRを横切るときに、図21および図22ならびに図44および図45に見られるプラウ輸送/牽引船Vの尾部にある支点Rと接触し支点Rを中心に枢動するような輪郭を有する。
アタッチメントの底面79の形状ならびに長形部材11およびアタッチメント70の重量は、プラウ100または300が支点Rと離接するようにデッキD上を移動するときにプラウの移行軸103または303を中心にしたシャシ11のロールに抵抗するように調整される。
好ましくは、支点Rはローラであり、図9に最も良く示すように、アタッチメントの底面79の長軸方向の垂直断面は凹形である。図16、図39および図50に注目すると、凹所79の半径は、プラウ100および300の放出中および回収中に移行アタッチメント70が支点Rを横切るのを容易にするように、支点Rの半径よりも大きい。図8に注目すると、凹所79は、アタッチメント70の中央にある長軸方向の垂直面を中心に対称である。面79は、プラウ100または300の船尾越しの放出および回収を容易にする経路を設ける限り、どのような形状を有することもできる。経路は、直線でも平面でもよく、好ましくは、アタッチメントの底面79の両側の連続する点によって対称的に画定される。
図示のように、アタッチメント70の正面端部73は前方面81を有し、その前方面81は、シャシ10の長形部材11のスキッド用端部13との間の移行部を滑らかにするように傾斜する。枝部71の端部には、すき板90につながるように背面プレート85が設けられる。枝部71間の隙間87は、本明細書で以下に説明するように第3の/埋戻しモード300の際にデブリのための通路として機能する。
[スキッド]
図10および図11を参照すると、スキッド40の好ましい実施形態は、図13、図26および図37にそれぞれ示すプラウモード100、200および300のうちのいずれのモードでも使用されるように適合することができる。
図10では、図13および図26にそれぞれ見られる第1の/巨礫除去モード100および第2の/トレンチ切削モード200で使用されるように構成されるスキッド40が示される。第1の/巨礫除去モード100または第2の/トレンチ切削モード200で使用されるときに、スキッド40の平行な外側スキー41は、中央スキー43の両側にボルト留めされて互いに近接する。このボルト留めの構成では、第1の/巨礫除去モード100または第1の段階の場合の第2の/トレンチ切削モード200において、スキー41および43の正面にヘッド51を装着することができる。あるいは、図12に示すように、ヘッド51がスキー41および43に取り付けられない場合には、外側スキー41を中央スキー43から横方向上向きに傾けることができるように、リンク機構48を用いて外側スキー41を中央スキー43に枢動式に装着することができる。傾いた外側スキー41の使用は、この第2の/トレンチ切削モード200の第2の後続の段階に特別に応用でき、傾いたスキー41がトレンチTの側壁に沿うことが可能になり、トレンチ切削プラウ200の第2の後続の段階によってトレンチTを深くすることが容易になる。このように、より大きいトレンチ掘削プラウの必要なしにより深いトレンチを切削することができる。
外側スキー41のための上記のボルト留めの構成または枢動式の構成では、ヘッド51が使用されるか否かにかかわらず、中央スキー43のレセプタクル47にピン留めされるポスト45は、上部49まで上向きに延び、上部49は正面から背面に凸形である。図示のように、外側スキー41は、中央スキーのレセプタクル47と同じレセプタクル47を有する。第1の/巨礫除去モード100で使用されるときには、巨礫除去ヘッド51は、好ましくは、スキー41および43の正面を横切るようにスキッド40の前方端部に追加される。図示のように、ヘッド51の前方面53は、スキッド40の長軸方向の垂直中央平面から後方に向かって傾斜し、上縁部55から後方に向かって先細りになる。傾斜および先細りする面53は、部分的に埋まっている巨礫を海底から動かしてスキッド40から離し、必要な場合には、ヘッド51にその上縁部55の下方でぶつかる巨礫Bの上にプラウ200が乗ることを可能にする。
第2の/トレンチ切削モード200で使用されるときには、スキー41のボルト留めの構成も傾いていないスキー41の枢動式の構成も、好ましくは、プラウ200の第1の段階のために適位置にあるヘッド51と共に使用することができる。後続の段階に関しては、スキー41の枢動式の構成がヘッド51なしの傾いた状況で使用されることが好ましい。第2の/トレンチ切削モード200では、幅25メートルまでのトレンチを複数の段階を用いて切削することができる。
図11では、第3の/埋戻しモード300で使用する、図10に示すスキッド40の外側スキー41を転用するための横梁57が示される。埋戻しモード300では、横梁57により、端部が開放した1対のレセプタクル63が間隔をおいて配置され、レセプタクル63は横梁57の中間点から上向きに延びる中央ポスト59から離間する。図37に見られるように、2つのポスト45は、図10に示すような2つの外側スキー41のレセプタクル47にそれぞれ1つずつ着座する。ポスト45は、それぞれの外側スキー41から上に延び、横梁57の端部が開放したそれぞれのレセプタクル63を貫通し、横梁57の下方で所望の距離の位置でスキー41にピン留めされる。横梁の中央ポスト59は、スキー41の上方でシャシ10の所望の高さを設定するようにシャシのポストレセプタクル19にピン留めされる。図示の横梁57は、埋戻しモード300では掘削土地ならし機としても働くように構成された正面の表面61を有する。
[巨礫除去プラウおよび巨礫除去方法]
図13〜図17に注目すると、巨礫除去プラウ100は、シャシ10、スキッド40、移行アタッチメント70およびすき板90を含む。図10に示すヘッド51を有する構成のスキッド40は、海底Sの上方でシャシ10のスキッド用端部13に装着されスキッド用端部13を支持する。すき板90は、シャシ10のツール用端部15に装着された第1のすき板91、第2のすき板93および第3のすき板95を含む。移行アタッチメント70は、シャシ10の下でスキッド40と第1のすき板91との間に装着される。
図13に最も良く見られるように、第1の/巨礫除去モード100では、シャシ10は、図1および図2に示す向きと比べると上下反対に向いている。すなわち、巨礫除去プラウ100では、スキッド用端部13は、長形部材11のツール用端部15よりも低く、スキッドポスト45は、シャシ10のスキッド用端部13のレセプタクル19を通って上向きに延びる。
図13〜図17に見られるように、シャシ10のツール用端部15に恒久的にまたは着脱可能なように装着できる第1のすき板91は、シャシ10のツール用端部15および移行アタッチメント70から外方向後方に傾斜している。第2のすき板93は、すき板91の全体的な深さを大きくするように第1のすき板91および移行アタッチメント70の下方に装着される。第3のすき板95は、より幅広い経路から巨礫Bを除去するときに使用される。第3のすき板95は、第1のすき板91および第2のすき板93の自由端に装着され、第1のすき板91と第2のすき板93とを組み合わせた全体の深さに対してすき板90の長さを大きくする。
図13〜図15に最も良く見られるように、第3のすき板95が使用されるときには、シャシ延長部33は、その正面フランジ35によってシャシ10の背面フランジプレート31に連結される。梁および支柱から構成される支持構造37は、シャシ延長部33を第3のすき板95につなぐ。すき板90の自由端にはリカバリフィン97が添えられる。フィン97は、送出および取戻しの間にローラRと接触するための末広がりのアーチ形端部99を有する。
巨礫除去プラウ100は、図18に詳細に示すキールプレート110を含むこともできる。キールプレート110は、垂直の中央プレート111と、中央プレート111から横に延びる水平のベースプレート113とを有する。ベースプレート113および中央プレート111は、すき板90の角度に相補的な角度になるようにして垂直の装着プレート115を支持する。この構造は、小型の支持プレート117および大型の支持プレート119によって補強される。少なくとも1つのキールプレート110は、各組のすき板90の正面に装着され、各組のすき板90の下で延びる。図14、図15、図17および図18に最も良く見られるように、キールプレート110は、第2のすき板93と第3のすき板95との継ぎ目において互いに平行に装着される。キールプレート110の第1の機能は、ヘッド51およびすき板90が海底Sで巨礫B、掘削土Mおよび/または他の障害物に遭遇するときに、巨礫除去プラウ100の経路を安定させることである。
図19〜図22および図50を参照すると、巨礫除去プラウ100の船尾越しの船Vから海底Sへの放出(図19〜図22)および海底Sから船Vへの回収(図22〜図19)が示される。放出中には、プラウ100は、好ましくは図示のように、最初に、そのすき板90が後部にありプラウ100の長軸101がプラウ100の移行軸103に位置合わせされた状態で、デッキD上に位置決めされる。スキッド40およびキールプレート110は、デッキDとのプラウ100の初期の接触点または接触面をもたらす。図19に見られるように、ウインチまたは他の適切なプッシュ/プル設備(図示せず)によって、プラウ100が船VのデッキDに沿って船Vの尾部の支点/ローラRに向かいそれを横切るように推進されるときに、キールプレート110が支点/ローラRから離れると、プラウ100は、すき板90が接した状態で降下し、移行アタッチメント70の凹形面に達するまですき板が接したまま摺動する。その地点で、すき板は移行アタッチメント70が支点/ローラRに達するまで摺動し、スキッド40はデッキDから上昇し始める。プラウ100と船Vとの間の接触は全て、移行アタッチメント70および船Vの支点/ローラRに移っている。図20に注目すると、移行アタッチメント70が船尾方向に支点/ローラRを越えて移動すると、プラウ100と船Vとの間の接触は全て、アタッチメント70の凹形の移行面79および船Vの支点/ローラRに残り、プラウ100は海に向かって傾き続け、スキッド40は上昇し続ける。図21に見られるように、アタッチメント70がさらに船尾方向に支点/ローラR上を移動すると、プラウ100と船Vとの間の接触は全て、やはり移行アタッチメント70と支点/ローラRとの間にあるが、スキッド40はほぼ垂直になっている。図22に注目すると、プラウ100が支点/ローラR上を回転し続けそれを横切るように移動し続けると、海水の浮力および船Vの移動速度がプラウ100の回転を制限する。移行アタッチメント70が摺動して支点/ローラRを離れると、プラウ100が引張り線Lの端部で海底Sに完全に放出されるまで、スキッド40は支点/ローラRとの最後の接触になる。
引張り線Lの端部における海底Sからの巨礫除去プラウ100の回収は、放出方法を逆にすることによって実現される。図22に見られるように、プラウ100が線Lの端部で船Vの尾部の支点/ローラRに向かって持ち上げられると、まずスキッド40が支点/ローラRに接触する。上記で言及したように、プラウ110の引張り点65は、ヘッド51ならびにそり40のスキー41および43が支点/ローラR上で確実に異常停止しないように配置される。支点/ローラRとのさらなる接触は、順次、図21に見られるような移行アタッチメント70の移行面79、図20に見られるようなアタッチメント移行面79の凹形部分に移り、次いで、図19に見られるようなすき板90の底部に沿ってキールプレート110に接触するまで移る。プラウ100は、支点/ローラRを完全に横切るまで引っ張られており、スキッド40およびキールプレート110を船VのデッキD上の接触点として用いて着座するようになる。
図23〜図25を参照すると、海底上の経路Pから巨礫Bを除去する巨礫除去プラウ100の使用が示されている。図24に見られるように、プラウ100は、意図される最終経路Pの中央にある初期海底経路Pの方向でプラウ100の前端が前方に向いた状態になるように位置決めされる。最終経路Pのパターンは、初期経路Pから渦巻き状に広がる。そのとき、プラウ100は、場合によっては引張り線Lの端部でウインチまたは船の移動によって動力を与えられて、初期経路Pからプラウ100の左舷側および右舷側に巨礫Bを除去するように初期経路Pに沿って推進される。より幅広い経路Pが必要な場合には、初期経路Pから除去した後に、図示のように初期経路Pの右舷側に沿って第2の海底経路P上を初期海底経路方向の反対の方向に移動するようにプラウ100の前端が前方に向いた状態になるように再位置決めすることによって巨礫除去が継続する。次いで、プラウ100は、経路Pからさらに遠くに第2の経路Pで巨礫を除去するように第2の経路Pに沿って推進される。より幅広い経路Pが必要な場合には、第2の経路Pから除去した後に、初期経路Pの左舷側に沿って第3の海底経路P上を初期海底経路方向の方向に移動するようにプラウ100の前端が前方に向いた状態になるように再位置決めすることによって巨礫除去が継続する。次いで、プラウ100は、第1の経路P1からさらに遠くに第3の経路Pから巨礫を除去するように第3の経路Pに沿って推進される。さらに幅広い経路Pが必要な場合には、巨礫除去はさらに、経路PおよびPに沿って図示される初期経路P、第2の経路Pおよび第3の経路Pが隣接することで生じる経路Pに沿った拡幅の繰返しを含むことができる。巨礫除去プロセスは、海底に沿って所望の幅の単一の経路Pから除去するまで、次々に連続する経路Pを拡幅する拡幅ステップの繰返しを予期する。
図25に注目すると、ヘッド51がその初期経路Pで1つまたは複数の巨礫Bにぶつかると、ヘッド51のどちら側が巨礫Bにぶつかるかに応じて、巨礫Bは、海底からヘッド51の左舷側または右舷側の周りで動かされている。随行すき板90は、さらに左舷または右舷にプラウ100から離れる方に巨礫Bを動かして押す。続く経路P2−nでは、ヘッド51の外側および外側のすき板90だけが経路上で巨礫Bにぶつかって、巨礫Bをさらに初期経路Pから離れる方に押す。図22に見られるように、脇に押された巨礫Bは堆積して、すき板90が海底に部分的に貫入することによってプラウ100の後部に作製される掘削土の小さい山Hになる。
[トレンチ切削プラウおよびトレンチ切削方法]
図26〜図29に注目すると、トレンチ切削プラウ200は、シャシ10、スキッド40、すき板90およびシェア210を含む。スキッド40は、図10に示す構成では、海底の上方でシャシ10のスキッド用端部13に装着されスキッド用端部13を支持する。すき板90は、最初は、シャシ10のツール用端部15に装着される第1のすき板91だけを含む。トレンチ切削プラウ200の2以上の段階が実行される場合に、第2のすき板93および第3のすき板95を追加することができる。プラウの第2の後続の段階のためにシャシ10から上方向後方に所望の角度にすき板を傾斜させるように、シャシ10とすき板90との間にくさび(図示せず)を位置決めすることができる。移行アタッチメント70は使用されない。図示のように、ヘッド51は、任意選択で、第2の/トレンチ切削モード200の第1の段階でスキッド40に取り付けることができる。
図20に最も良く見られるように、第2の/トレンチ切削モード200では、シャシ10は図1および図2に示すように表を上にする向きに向けられる。すなわち、トレンチ切削プラウ200では、スキッド用端部13は長形部材11のツール用端部15より高く、スキッドポスト45はシャシ10のスキッド用端部13のレセプタクル19を通って上向きに延びる。
プラウシェア210は、恒久的にまたは着脱可能なようにシャシ10に装着することができる。図26〜図32に示すシェア210の好ましい実施形態は、中央リブ213の底部と側部プレート215とをつなぐシューボックス211を含み、側部プレート215は、シェア210の分割プレート217を支持する。シューボックス211と位置合わせされた垂直プレート219は、分割プレート217の上方を上向きに延び、シャシ10のシェア連結プレート23間に挿入される。ピン221が垂直プレート219のボス223を通して挿入され、連結プレート23はシェア210をシャシ10に固定する。
図33〜図36を参照すると、トレンチ切削プラウ200の船尾越しの船Vから海底Sへの放出(図36〜図33)および海底Sから船Vへの回収(図33〜図36)が示される。放出中には、本明細書で説明するプラウ200は、最初に、すき板90が後部にありプラウ200の長軸201がプラウの移行軸203に位置合わせされた状態で、デッキD上で上下反対に位置決めされる。スキッドポスト45のアーチ形の上部49およびすき板90の自由端は、デッキDとの初期の接触点または接触面をもたらす。図36に見られるように、ウインチまたは他の適切なプッシュ/プル設備(図示せず)によって、プラウ200が船VのデッキDに沿って船Vの尾部の支点/ローラRに向かいそれを横切るように推進されるときに、シェア連結プレート23が支点/ローラRに到達するまで、すき板90およびポスト45のアーチ形の上部49だけが支点/ローラRと接触したままになる。図35に見られるように、プラウ200が船尾方向に移動し続けると、シェア連結プレート23の上部、それに続く移行部材25の後方上部または移行面27、およびポスト45のアーチ形の上部49だけが、支点/ローラRと接触したままになる。図34に見られるように、プラウ200の重心が支点/ローラRを通過すると、プラウ200の片持ちになった重量により、プラウ200が移行部材25の移行面27を中心に枢動して、すき板90が海底Sに向かって降下しスキッドポスト45がデッキDから上昇することを可能にする。移行のこの地点では、プラウ200と船Vとの間の接触は全て、シャシ長形部材11の傾斜部分17および船Vの支点/ローラRに移る。図33に注目すると、シャシ長形部材11の傾斜部分17が船尾方向に支点/ローラRを越えて移動した後で、プラウ200はさらに海底Sに向かって回転し、プラウ200と船Vとの間のさらなる接触は全て、スキッドポスト45のアーチ形の上部49および船Vの支点/ローラRに移ることになる。スキッドポスト45のアーチ形の上部49は、プラウ200が引張り線Lの端部で海底Sに完全に放出されるときに支点/ローラRとの最後の接触をもたらす。
引張り線Lの端部における海底Sからのトレンチ切削プラウ200の回収は、放出方法を逆にすることによって実現される。図33に見られるように、プラウ200が線Lの端部で船Vの尾部の支点/ローラRに向かって持ち上げられると、まずスキッドポスト45のアーチ形の上部49が支点/ローラRに接触する。上記で言及したように、プラウ110の引張り点65は、ポスト45が支点/ローラR上で確実に異常停止しないように配置される。支点/ローラRとのさらなる接触は、順次、図34に見られるようなシャシ長形部材11の傾斜部分17、図35に見られるような移行面27、図36に見られるようなシェア連結プレート23の上部に移る。プラウ200は、支点/ローラRを完全に横切るまで引っ張られたときに、スキッドポスト45のアーチ形の上部49およびすき板90の自由端の上部を船VのデッキDとの接触点として用いて着座するようになる。
[埋戻しプラウおよび埋戻し方法]
図37〜図40を参照すると、海底トレンチ中に掘削土を埋め戻すために、埋戻しプラウ300は、シャシ10と、埋戻し途中のトレンチをまたぐように構成されるスキッド40と、スキッド40の前方でシャシ10に装着されるすき板90と、すき板90の底部の縁部に装着されそれらをつなぐブレード310とを含む。
図37に最も良く見られるように、第3の/埋戻しモード300では、シャシ10は、図1および図2に示す向きと比べると上下反対に向いている。すなわち、埋戻しプラウ300では、図13に示す第1の/巨礫除去モード100の場合のようにスキッド用端部13が長形部材11のツール用端部15より下にあり、横梁中央ポスト59は、図13に示す第1の/巨礫除去モード100のポスト45と同様に、シャシ10のスキッド用端部13のレセプタクル19を通って上向きに延びる。しかし、シャシ10は、スキッド40が埋戻しプラウ300の後方端部にくるように、図13に示す第1の/巨礫除去モード100と比べると反対に向けられている。第1の/巨礫除去モード100と比べると、スキー41も第3/巨礫除去モード300では後方位置で前方に移動するように逆になる。
図37〜図40に見られるように、第3の/埋戻しモードでは、第1のすき板91、第2のすき板93および第3のすき板95を含むすき板90は、シャシ延長部33および支持構造37を使用して、図13〜図17の第1の/巨礫除去モード100に関して説明したのと同じ手法でシャシ10に装着される。移行アタッチメント70も、図13〜図17の第1の/巨礫除去モード100に関して説明したのと同じように、シャシ10に装着される。リカバリフィン97は、図13〜図17の第1の/巨礫除去モード100に関して説明したように第3のすき板95の自由端に添えられる。
図41に注目すると、ブレード310は、その後方の頂点313に通路311を有する。通路311は、ブレード310によって収集されすき板90によって中央に集められた掘削土を、通路311の下方でトレンチTに配設されたパイプまたはケーブルCの上部に供給するように構成される。ブレード310の側方の縁部は、側部プレート315を使用してそれぞれのすき板90の下側部分に固定され、直立の装着構造317を使用してシャシ延長部33に固定される。装着構造317は、ブレード310の前方縁部319上に心合わせされ、図示のように、ブレードの縁部319から通路311まで延びる。ブレード310は、リブ321によって補強することができる。図示のように、通路311は、ブレードの前方縁部319に平行な直径323を有する半円よりもわずかに大きい。補強リブ321は、通路の周囲325に沿った点からブレードの前方縁部319に沿ったそれぞれの点まで扇形に広がる。
図42に注目すると、埋戻しプラウ300は、さらに好ましくは、通路311の後部にフラッパボード340を含む。フラッパボード340は、水平シャフト343に固定されその下方で揺動するプレート341を含む。シャフト343は、通路の直径323に平行な軸上を往復運動するように軸支される。錘345は、垂直の向きにプレート341を付勢する。フラッパボード340のスラッピング作用が、ブレード通路311を通して吐出される掘削土をばらばらにする。大型の補強材347および小型の補強材349がプレート341を補強する。通路311を通って吐出する水および掘削土が後方に向けてプレート341を揺動し、錘345がプレート341を垂直に戻すように揺動させるときに、プレート341は、そのシャフト343を中心に往復揺動する。
埋戻しプラウ300は、キールプレート370を含むこともでき、少なくとも1つのキールプレート370は、掘削土の通路311の両側を延びる。第1の/巨礫除去モード100で使用される図18に示すキールプレート110は、埋戻しモード300ですき板90の正面に装着されブレード310の下を延在することを除いて、第3の/埋戻しモード300で使用することができる。図38〜図40に見られるように、キールプレート370は、第2のすき板93と第3のすき板95との継ぎ目において互いに平行に装着される。キールプレート370の第1の機能は、ブレード310およびすき板90が海底Sで掘削土Mに遭遇しそれを収集するときに、埋戻しプラウ300の経路を安定させることである。
図43〜図46を参照すると、埋戻しプラウ300の船尾越しの船Vから海底Sへの放出(図46〜図43)および海底Sから船Vへの回収(図43〜図46)が示される。放出中には、本明細書で説明するプラウ300は、最初に、すき板90が後部にありプラウ300の長軸301がプラウ300の移行軸303に位置合わせされた状態で、デッキD上に位置決めされる。スキッド40およびキールプレート370の底部は、デッキDとの初期の接触点をもたらす。図46に見られるように、ウインチまたは他の適切なプッシュ/プル設備(図示せず)によって、プラウ300が船VのデッキDに沿って船Vの尾部の支点/ローラRに向かいそれを横切るように推進されるときに、キールプレート370は支点/ローラRから離れて、すき板90を海底Sに向けて降下させることが可能になる。プラウは移行面79を中心に枢動し初め、スキッド40はデッキDから上昇し始める。移行のこの地点では、プラウ300と船Vとの間の接触は全て、移行アタッチメント70および船Vの支点/ローラRに移っている。図45に注目すると、プラウ300がさらに船尾方向に支点/ローラRを横切るように移動すると、プラウ300と船Vとの間の接触は全て、アタッチメント70の移行面79の凹形部分および船Vの支点/ローラRに移っている。図44に見られるように、アタッチメント70が支点/ローラRを越えて船尾方向に移動すると、プラウ300と船Vとの間の接触は全て、シャシ長形部材11の傾斜部分17および船Vの支点/ローラRに残る。プラウ300は、スキッド40が垂直に近づくように傾いている。図43に注目すると、プラウ300が支点/ローラRを中心に回転し続けそれを横切るように移動し続けると、移行アタッチメント70が摺動して支点/ローラRを離れるときに海水の浮力および船Vの移動速度がプラウ300の回転を制限する。アタッチメント70の形状は、移行面79からスキッド40への滑らかな移行をもたらす。プラウ100が引張り線Lの端部で海底Sに完全に放出されるまで、スキッド40は支点/ローラRとの最後の接触になる。
引張り線Lの端部における海底Sからの埋戻しプラウ300の回収は、放出方法を逆にすることによって実現される。図43に見られるように、プラウ300が線Lの端部で船Vの尾部の支点/ローラRに向かって持ち上げられると、まずスキッド40が支点/ローラRに接触する。上記で言及したように、プラウ300の引張り点65は、ヘッド51ならびにそり40のスキー41および43が支点/ローラR上で確実に異常停止しないように配置される。支点/ローラRとのさらなる接触は、順次、図44に見られるようなシャシ長形部材11の傾斜部分17、図45に見られるようなアタッチメント移行面79、図46に見られるようなキールプレート370の底部に移る。プラウ300は、支点/ローラRを完全に横切るまで引っ張られたときに、スキッド40およびキールプレート370を船VのデッキD上の接触点として用いて着座するようになる。
図47および図48を参照すると、海底トレンチTに敷設されたパイプPをカバーするように掘削土Mを埋め戻す際には、海底S上を移動しトレンチTの両側に沿って掘削土Mを収集するように、前方にブレード310がある埋戻しプラウ300が推進される。すき板90は、ブレード310の後方の頂点313に向かって、収集された掘削土Mを中央に集め、中央に集められた掘削土Mは、ブレード頂点313の通路311を通して、トレンチTに配設されたパイプPの上面に吐出される。好ましくは、吐出された掘削土Mは、吐出された掘削土MがパイプPに到達する前に図示のようにフラッパボード340によってばらばらにされ、パイプP上におよびトレンチT中に吐出された掘削土Mは、スキッドの横梁57の正面の表面61によって平らにされる。パイプPの側部ではなくパイプP上に直接的に掘削土Mを吐出するように通路311を使用すると、埋戻し中により密度の高い掘削土MがトレンチTのパイプPを持ち上げる可能性が低下する。
図49を参照すると、トレンチがすき板90の最も幅広のスパンよりも幅広い場合には、図13に見られる巨礫除去プラウ100を使用してトレンチTの幅を狭くすることができる。これは、右舷のすき板90だけが掘削土Mを押すところを示すように、トレンチTの片側にある掘削土Mの外側にプラウ100の長軸101を位置合わせすることによって実現される。第1の段階Pでは、右舷のすき板の経路にある掘削土Mは、トレンチTに向けてまたはトレンチT中に押される。第1の段階Pが完了すると、やはり右舷のすき板90だけが掘削土Mを押すところを示すように、プラウ100は、トレンチTの反対側に位置合わせされる。第2の段階Pでは、右舷のすき板の経路にある掘削土Mは、トレンチTに向けてまたはトレンチT中に押される。第2の段階Pが完了すると、そのプロセスは、トレンチTが満たされるまでまたは埋戻しプラウ300を用いた埋戻しを完了するのにトレンチTが十分に満たされるまで、段階Pのために繰り返すことができる。
図50を参照すると、プラウ100、200または300は、回収フィン97に接続された牽引線Lを使用することによって回収することができる。プラウ100、200または300のどれが回収されるかに応じて、プラウ100、200または300の向きは、牽引線Lの軸を中心に適切な回収位置まで180°回転することができる。いずれの180°の向きでも、フィン97のアーチ形の端部99によりプラウ100、200または300は支点/ローラRを乗り越えることが可能になる。
プラウ100、200および300は、連結される構成要素の意図される不変性または着脱性に応じて溶接、ボルト留めまたはピン留めされた鋼板を用いて作られる。同じシャシ10、スキッド40、移行アタッチメント70、すき板90およびキールプレート110は、3つの異なる動作モードになるように構成することができ、それぞれのモードに対して必要に応じてシェア210およびブレード310を追加することができる。プラウモード100、200および300はいずれも船尾越しの送出および取戻しができるので、大型の船、クレーンおよび支持設備の必要がなくなる。
従来の装置および方法を、敷設パイプに関して説明してきたが、それらは敷設ケーブルにも応用可能である。さらに、プラウ100、200および300はいずれも、スキッド高さ調整などの追加の機械的機能性またはカメラ、照明、および負荷測定などの追加の電気的機能性を与えるようにプラウに「合体」できる遠隔操作式輸送手段(ROV)と共に使用されるように適合することができる。
[BASプラウおよびBAS方法]
図51〜図55、図56〜図60、図61〜図65および図66〜図70は、機器搭載ボトル型BASプラウ400のいくつかの可能な実施形態を示す。図51〜図70に示すBASプラウの実施形態はいずれも、図26〜図29のトレンチ切削プラウ200に関して本明細書で上記に説明したのと同じシャシ10およびスキッド40を使用することができる。それらはいずれも、トレンチ切削プラウシェア210の先端部にBASプラウセンサ410が追加されることを除いて、やはり図26〜図29のトレンチ切削プラウ200に関して本明細書で上記に説明したのと同じプラウシェア210を使用することができる。さらに、仮にすき板を使用するなら、図26〜図29のトレンチ切削プラウ200に関して本明細書で上記に説明したのと同じすき板90を使用できるが、使用する場合には、すき板は、シャシ10のツール用端部15で追加される、直線のBAS延長部430または傾斜したBAS延長部450のいずれかに装着される。延長部430および450は、図13〜図15の巨礫除去プラウ100に追加される延長部33に関して説明したような手法で、BASプラウのシャシ10に追加することができる。BASのいずれの実施形態でも、シャシ10の外部または内部に機器搭載ボトル470が追加される。BASプラウは、BASプラウトレンチを掘ることによって作製される掘削土の山をなくすかまたは減らすように構造的に修正することができる。いずれも使用できない複数のルートがトレンチ切削されるとき、ならびに海底を復元することおよび海底への影響を最小限に抑えることが望ましいときには、BASプラウの自動埋戻しの実施形態が特に有益である。
図51〜図55では、機器搭載ボトル470はシャシ10の外部に装着され、BASプラウ400はすき板を有さない。図示のように、機器ボトル470は、シャシ10のツール用端部15の上部に固定され、ツール用端部15と長軸方向に位置合わせされる。埋設アセスメント調査が完了した後にBASプラウ400に単にすき板90を追加するだけでトレンチ切削プラウ200を作製することができるので、これがBASプラウ400の最も便利な実施形態である。機器搭載ボトル470は、トレンチ切削プラウ200上に残すこともでき、所望の場合は取り外すこともできる。図51〜図55のBASプラウの実施形態の第1の段階から生じるトレンチのプロフィル500が図71に見られる。図71では、海底503の下方のV字トレンチ501には、掘削土505が海底503の上方で横に並び海底503の上方でV字トレンチ501の壁となって延びる。
図56〜図60に注目すると、機器搭載ボトル470は、BASプラウ400のシャシ10の外部に装着され、すき板90は、シャシ10のツール用端部15の直線の延長部430に装着される。本実施形態は、BASプラウ400によって作製されたトレンチを埋め戻すことが望ましいときに用いられるが、図37に関して説明した埋戻しプラウ300とは異なる。埋戻しプラウ300では、すき板90は、すき板90の頂点がスキッド40に向けられた状態でスキッド40に先行する。図56〜図60のBASプラウ400では、すき板90は、すき板90の頂点がスキッド40の反対に向いた状態でスキッド40に随行する。これは、図37の埋戻しプラウ300のすき板90だけでなく図26のトレンチ切削プラウ200のすき板90とも反対であり、したがって、BASプラウ400の本実施形態をトレンチ切削プラウ200に変換するには、延長部430およびすき板90を取り外し、所望の場合には直接的にシャシ10にすき板90を取り付ける必要がある。図60に最も良く見られるように、直線の延長部430はT字形である。T字形の延長部430は、シャシ10の後方端部15に装着されそこから後方に延びるレッグ431と、レッグ431の後方端部から外向き延びるアーム433とを有する。すき板90は、アーム433の遠位端から前方向外向きに延びる。図57および図58に最も良く見られるように、レッグ431、アーム433およびすき板90の底面は共通の平面435にある。本実施形態は、パイプラインまたはケーブルの経路上に大型の巨礫がないときに特に有用である。本明細書で用いる大型とは、トレンチの断面内にフィットしないことが予想される巨礫を指す。しかし、すき板90の高さは、海底の砂/巨礫含有物を収容しトレンチを最良に埋め戻すように、延長部430のアーム433上で調節することができる。図56〜図60のBASプラウの実施形態の第1の段階から生じるトレンチのプロフィル510が図72に見られる。図72では、海底513の下方のV字トレンチ511は、掘削土または、掘削土および小型の巨礫515で満たされる。
図61〜図65に注目すると、機器搭載ボトル470は、BASプラウ400のシャシ10の外部に装着され、すき板90は、シャシ10のツール用端部15の傾斜した延長部450に装着される。BASプラウ400の本実施形態は、図56〜図60の実施形態と同様であり、BASプラウ400によって作製されたトレンチを埋め戻すためにも使用される。T字形であるが、T字のレッグ451がそのアーム453に対して上方向後方に傾斜し、アーム453のアーム453の外側部分がすき板90に向かって下方向外向きに傾斜するという点で図56〜図60の実施形態とは異なる。このように、レッグ451およびアーム453の底面がアーチ455を画定して、掘削土および巨礫などの大型の物体が、すき板90間を通りトレンチ内に堆積させかつ/またはアーチの内周の範囲内でトレンチ上に敷設されることを可能にする。すき板90の高さは、海底の砂/巨礫含有物を収容しトレンチを最良に埋め戻すように、延長部450のアーム453上で調節することができる。図61〜図65のBASプラウの実施形態の第1の段階から生じるトレンチのプロフィル520が図73に見られる。図73では、海底523の下方のV字トレンチ521が、収集される掘削土、または掘削土および巨礫525によって満たされ、収集される掘削土またはアーチ455を通り抜けた掘削土および巨礫527によってカバーされる。
図66〜図70を参照すると、BASプラウ400の図示の実施形態は、機器搭載ボトル470がBASプラウ400のシャシ10の内部に装着されることを除き、全ての点で図61〜図65に示す実施形態と同じである。外部ボトルの実施形態と同様に、内部の機器ボトル470は、シャシ10のツール用端部15と長軸方向に位置合わせした状態で固定される。機器搭載ボトル470は、同様に、図51〜図55および図56〜図60のBASプラウ400の実施形態のシャシ10内に装着することができる。図66〜図70のBASプラウの実施形態の第1の段階によって生じるトレンチのプロフィル520が図73に見られる。図73では、海底523の下方のV字トレンチ521は、収集される掘削土、または掘削土および巨礫525によって満たされ、収集される掘削土またはアーチ455を通り抜けた掘削土および巨礫527によってカバーされる。
図51、図56、図61および図66に見られるように、本明細書で図示し論じるBASプラウのいずれの構成でも、プラウシェア210の先端部にセンサ410が装着される。図71に注目すると、センサ410の先端部はロードセル411を収容し、ロードセル411は、プラウ400の先端部によって海底523に加えられるせん断力を計算する。ロードセル411は、海底の物質をせん断するのに必要な力を測定し、データ481を送信して機器搭載ボトル470に収容されるデータロガー471に戻す。図72に見られるように、機器搭載ボトル470は、動力源471、データロガー473、ジャイロ475およびロードセンサインプット477を含む。ジャイロは、プラウ400のピッチ、ロール、ヘディング、ヨー、3次元の位置決めおよび速度ならびにV字トレンチの深さを測定する。さらに、スキッド40の牽引点65に装着されるロードセル479は、プラウ400に加えられる牽引力を計算し、このロードセルデータ483は、ロードセルインプット接続部477を通してデータロガー473に送信される。プラウのシャシ10において測定されるせん断力と牽引力との差は、プラウシェア40の上部で実際に切削している力の比を示す。収集されるデータはいずれもデータロガー473に格納される。そのデータロガー473は、データをダウンロードするために一定の時間間隔で入れ替えることができるか、またはライブデータの供給を実行するように連結部品によって牽引船Vに接続することができる。あるいは、データを伝送するために水中音波リンクを使用することもできるが、水中音波リンクは、現時点で実現可能な伝送速度が遅いのでせいぜい「全てが良好である」という信号を提供することになる。ボトルの機器は、海底のBASプラウ400の向きを画像化するように、海底に対するBASプラウの反応を事実上監視する。パイプラインまたはケーブルの可能な埋設経路に沿ってBASプラウ400が牽引されると、BASプラウ400の海底面位置に対する牽引力のプロットを容易にするように連続するデータストリームが取得および格納される。
本明細書で説明したアンカタイプのプラウシェア210は、ナイフタイプの海底切削具よりも海底への貫入を大きくする。さらに深いトレンチが望まれる場合には、BASプラウ400のいずれのすき板構成でも、すき板90は、図26〜図29のトレンチ切削プラウ200に関して説明したような第3のすき板93および95を追加することによって延長することができる。これは、やはり図26〜図29のトレンチ切削プラウ200に関して先に説明したように複数段階のBASプラウの使用を容易にする。
巨礫除去プラウ100/トレンチ切削プラウ200/埋戻しプラウ300に関して本明細書でここまでに説明した原理を用いて船尾越しに放出および回収されるように、BASプラウ400の様々な実施形態を構成することができる。図76〜図80に注目すると、本明細書で説明したような直線の延長部430に装着される内部の機器搭載ボトル470およびすき板90を有する図示のような、BASプラウ400の船尾越しの船Vから海底Sへの放出(図76〜図80)および海底Sから船Vへの回収(図80〜図76)が示される。放出中には、プラウ400は、最初に、すき板90が後部にありプラウ400の長軸がプラウの移行軸に位置合わせされた状態で、デッキD上に上下反対に位置決めされる。スキッドポスト45のアーチ形の上部49およびすき板90の自由端は、デッキDとの初期の接触点または接触面をもたらす。図76に見られるように、ウインチまたは他の適切なプッシュ/プル設備(図示せず)によって、プラウ400が船VのデッキDに沿って船Vの尾部の支点/ローラRに向かいそれを横切るように推進されるときに、シェア連結プレート23が支点/ローラRに達するまで、すき板90およびポスト45のアーチ形の上部49だけが支点/ローラRと接触したままになる。図77に見られるように、プラウ400が船尾方向に移動し続けると、シェア連結プレート23の上部、それに続く移行部材25の後方上部または移行面27、およびポスト45のアーチ形の上部49だけが、支点/ローラRと接触したままになる。図78に見られるように、プラウ400の重心が支点/ローラRを通過すると、プラウ400の片持ちになった重量により、プラウ400が枢動して、すき板90が海底Sに向かって降下し、スキッドポスト45がデッキDから上昇することを可能にする。移行のこの地点では、プラウ400と船Vとの間の接触は全て、シャシ長形部材11の傾斜部分17および船Vの支点/ローラRに移る。図79に注目すると、シャシ長形部材11の傾斜部分17が船尾方向に支点/ローラRを越えて移動した後に、プラウ400はさらに海底Sに向かって回転し、プラウ200と船Vとの間のさらなる接触は全て、スキッドポスト45のアーチ形の上部49および船Vの支点/ローラRに移ることになる。スキッドポスト45のアーチ形の上部49は、支点/ローラRとの最後の接触をもたらす。図80に見られるように、プラウ400は、引張り線Lの端部で海底Sに完全に放出される。
引張り線Lの端部における海底SからのBASプラウ400の回収は、放出方法を逆にすることによって実現される。図80に見られるように、プラウ400が線Lの端部で船Vの尾部の支点/ローラRに向かって持ち上げられると、まずスキッドポスト45のアーチ形の上部49が支点/ローラRに接触する。上記で言及したように、プラウ110の引張り点65は、ポスト45が支点/ローラR上で確実に異常停止しないように配置される。支点/ローラRとのさらなる接触は、順次、図79に見られるようなシャシ10の傾斜部分17、図78に見られるような移行面27、図77に見られるようなシェア連結プレート23の上部に移る。プラウ400は、支点/ローラRを完全に横切るまで引っ張られたときに、図76に見られるようにスキッドポスト45のアーチ形の上部49およびすき板90の自由端の上部を船VのデッキD上の接触点として用いて着座するようになる。
本方法および本装置は、埋設アセスメント調査の実行の際に有用である。パイプラインまたはケーブルの可能な経路のV字トレンチの断面を説明する、連続するデータストリームを生み出すことができる。トレンチ切削プロセスの第1の段階として使用できるV字トレンチを作製するので、BASと実際のパイプラインまたはケーブルのV字トレンチ切削プロセスとの組み合わせに必要な合計時間を短縮することもできる。さらに、BASV字トレンチの埋戻しを可能にすることもできるので、追跡が完了したときに破壊された海底を残すことなく埋設アセスメント調査を実行するために使用することができる。
したがって、本発明によれば、上記に記載した目的、目標および利点を十分に満たすマルチモード海底プラウ、ならびにプラウの放出、動作および回収の方法が提供されたことが明らかである。本発明によれば、上記に記載した目的、目標および利点を十分に満たす、埋設アセスメント調査を実行するための方法および装置が提供されたことも明らかである。本発明をその特定の実施形態と併せて説明してきたが、前述の説明に鑑みて多数の代替形態、修正形態および変形形態が当業者には明らかであることは明白である。したがって、このような代替形態、修正形態および変形形態が全て添付の特許請求の範囲の精神に包含されることが意図される。
本発明の実施の態様は、つぎのとおりである。
[1]
沖合のパイプライン経路およびケーブル経路に沿って埋設アセスメント調査(BAS)を実行するためのBASプラウ(400)であって、
シャシ(10)と、
前記シャシ(10)の前方端部に装着されるスキッド(40)と、
前記シャシ(10)の後方端部(15)に隣接するように装着されるアンカタイプのプラウシェア(210)と、
前記シャシ(10)に平行になるように位置合わせされて前記シャシ(10)と同時に動くように装着されるボトル(470)であって、前記シャシのピッチ、ロール、ヘディング、ヨー、3次元の位置決め、速度および深さのうちの少なくとも1つを示す電子ロギングデータを取得する機器を収容する、ボトル(470)と、
を備える、BASプラウ(400)。
[2]
前記プラウシェア(210)の先端部に装着されたセンサ(410)をさらに備え、前記センサ(410)は、前記プラウ先端部によって海底(503、513、523)に加えられるせん断力を示すデータを取得する、[1]に記載のBASプラウ(400)。
[3]
前記センサ(410)は、前記取得済みデータの連続する表示をさらに提供する、[2]に記載のBASプラウ(400)。
[4]
前記スキッド(40)に装着されて前記シャシ(10)に加えられる牽引力を示すデータを提供するロードセル(479)をさらに備える、[1]に記載のBASプラウ(400)。
[5]
前記ボトル(470)は、前記シャシ(10)の外部に装着される、[1]に記載のBASプラウ(400)。
[6]
前記ボトル(470)は、前記シャシ(10)の内部に装着される、[1]に記載のBASプラウ(400)。
[7]
前記シャシ(10)の前記後方端部(15)に装着されて前記後方端部(15)から後方に延びるレッグ(431)、および前記レッグ(431)の後方端部から外向きに延びるアーム(433)を有する、T字形の延長部(430)と、
前記アーム(433)の遠位端から前方向外向きに延びるすき板(90)であって、前記レッグ(433)、前記アームおよび前記すき板(90)の底面が共通の平面(435)にある、すき板(90)と、
をさらに備える、[1]に記載のBASプラウ(400)。
[8]
前記アーム(433)に関する前記すき板(90)の高さが調節可能である、[7]に記載のBASプラウ(400)。
[9]
前記シャシ(10)の前記後方端部(15)に装着されて前記後方端部(15)から上方向後方に延びるレッグ(451)、および前記レッグ(451)の後方端部から下方向外向きに延びるアーム(453)を有する、T字形の延長部(450)と、
前記アーム(453)の遠位端から前方に延びるすき板(90)であって、前記レッグ(451)および前記アーム(453)の底面が前記すき板(90)間にアーチ(455)を画定する、すき板(90)と、
をさらに備える、[1]に記載のBASプラウ(400)。
[10]
前記アーム(453)に関する前記すき板(90)の高さが調節可能である、[9]に記載のBASプラウ(400)。
[11]
前記機器は、前記プラウのピッチ、ロール、ヘディング、ヨー、3次元の位置決めおよび速度のうちの少なくとも1つを示す電子ロギングデータを測定するジャイロ(475)を含む、[1]に記載のBASプラウ(400)。
[12]
リアルタイムのデータストリームを供給するデータ伝送連結部品をさらに備える、[1]に記載のBASプラウ(400)。
[13]
水中音波リンクをさらに備える、[1]に記載のBASプラウ(400)。
[14]
沖合のパイプライン経路およびケーブル経路に沿って埋設アセスメント調査(BAS)を実行する方法であって、V字形トレンチ(501、511、521)を作製するステップと、それと同時に、作製途中の前記トレンチ(501、511、521)に沿ってBASデータを連続して取得するステップと、
を含む、方法。
[15]
V字形トレンチを作製する前記ステップは、海底(503、513、523)にアンカタイプのプラウシェア(210)を有するBASプラウ(400)を牽引するステップを含む、[14]に記載の方法。
[16]
データを連続して取得する前記ステップは、ボトル(470)が装着された前記BASプラウ(400)を牽引するステップを含み、前記ボトル(470)は、選択されたタイプのBASデータを収集するように適合された機器を収容する、[15]に記載の方法。
[17]
前記選択されたタイプのBASデータは、
前記プラウの速度、
前記トレンチの深さ、
前記プラウのピッチとロール、および
前記プラウのヘディングとヨー、
のうちの少なくとも1つを含む、[16]に記載の方法。
[18]
データを連続して取得する前記ステップは、プラウシェア(210)の先端部にセンサ(410)が装着された前記BASプラウ(400)を牽引するステップを含み、前記センサ(410)は、選択された他のタイプのBASデータを収集するように適合される、[16]に記載の方法。
[19]
前記選択された他のタイプのBASデータは、前記プラウシェア(210)の少なくとも先端部の抵抗を含む、[18]に記載の方法。
[20]
データを連続して取得する前記ステップは、前記プラウ(400)に加えられる牽引張力および牽引力のうち少なくとも1つを監視するように配置されたロードセル(479)を有する前記BASプラウ(400)を牽引するステップを含む、[18]に記載の方法。
[21]
前記作製されたトレンチ(501、511、521)を同時に埋め戻すステップをさらに含む、[14]に記載の方法。
[22]
埋め戻す前記ステップは、掘削土(525、527)を収集して前記作製されたトレンチ(501、511、521)内に堆積させるように、前方向外向きに延びて前記プラウシェア(210)を随行するすき板(90)を有する前記BASプラウ(400)を牽引するステップを含む、[21]に記載の方法。
[23]
前記すき板(90)は、前記BASプラウ(400)から後方に延びるT字形の延長部(430)によって前記BASプラウ(400)の後方端部に連結され、前記延長部(430)のアーム(433)は、前記すき板(90)の近位端へ外向きに延び、前記延長部(430)および前記すき板(90)の底面は、共通の平面(435)にある、[22]に記載の方法。
[24]
埋め戻す前記ステップは、掘削土および巨礫を収集して前記作製されたトレンチ(501、511、521)内に堆積させるように、前記BASプラウ(400)から前方向外向きに延びて前記プラウシェア(210)に随行するすき板(90)を有する前記BASプラウ(400)を牽引するステップを含む、[21]に記載の方法。
[25]
前記すき板は、前記BASプラウ(400)から上方向後方に延びるT字形の延長部(450)によって前記BASプラウ(400)の後方端部に連結され、前記延長部(450)のアーム(453)は、前記作製されたトレンチ(501)、(511)、(521)内に掘削土および巨礫(515、528)を堆積させるように、前記すき板(90)の近位端に対して外向きに、さらに下向きに延び、前記延長部(450)および前記アーム(453)の底面は、前記すき板(90)間にアーチ(455)を画定して、前記作製されたトレンチ(501、511、521)の上方を延びる掘削土および巨礫(527)が前記アーチ(455)の周囲内に堆積できるようにする、[24]に記載の方法。
[26]
前記作製されたトレンチ(501、511、521)内にパイプライン、ケーブルおよび連結部品のうちの少なくとも1つを敷設するステップが続く、[14]に記載の方法。
[27]
少なくとも1つの追加のトレンチ切削段階によって、前記作製されたV字形トレンチ(501)、(511)、(521)を深く広くするステップ、および
前記深く広くされたトレンチ内にパイプライン、ケーブルおよび連結部品のうちの少なくとも1つを敷設するステップ、
が続く、[14]に記載の方法。
[28]
船(V)の尾部の支点(F)に向かいそれを横切るように、前記船(V)のデッキ(D)上で前記プラウ(400)を推進するステップと、
前記プラウ(400)が前記支点(R)を横断して前記支点(R)から海中に放出されるときに、前記プラウ(400)が前記支点(R)のまわりに回転できるようにするステップと、
前記放出されるプラウ(400)を牽引ライン端部で海底(503)、(513)、(523)に向かって降下させるステップと
が先に起こる、[14]に記載の方法。
[29]
牽引ラインの別の端部において、船の尾部の支点に向けて、牽引ライン端部で前記プラウ(400)を持ち上げるステップと、
前記船(V)のデッキ(D)に向けて前記支点(R)を横切るように前記プラウ(400)を引っ張るステップと、
が続く、[14]に記載の方法。

Claims (11)

  1. 沖合のパイプライン経路およびケーブル経路に沿って埋設アセスメント調査(BAS)を実行するためのBASプラウ(400)であって、
    a.シャシ(10)と、
    b.前記シャシ(10)の前方端部に装着されるスキッド(40)と、
    c.前記シャシ(10)の後方端部(15)に隣接するように装着されるアンカタイプのプラウシェア(210)と、
    d.前記プラウシェア(210)の先端部に装着されたセンサ(410)であって、前記センサ(410)は、前記BASプラウ(400)先端部によって海底(503、513、523)に加えられるせん断力を示すデータを取得可能である、センサ(410)と、
    e.前記スキッド(40)に装着されて、前記シャシ(10)に加えられる牽引力を示すデータを提供するために適合されたロードセル(479)と、
    を備える、BASプラウ(400)。
  2. 前記センサ(410)は、連続して取得する取得済みデータの連続する表示を提供するためにさらに適合される、請求項1に記載のBASプラウ(400)。
  3. 前記シャシ(10)の外部に装着されるボトル(470)をさらに備え、前記ボトル(470)は、前記シャシ(10)と同時に動くように前記シャシ(10)に平行に位置合わせされかつ装着され、前記ボトル(470)は、前記BASプラウ(400)のピッチ、ロール、ヘディング、ヨー、3次元の位置決め、速度、およびV字形トレンチの深さ、のうちの少なくとも1つを示す電子ロギングデータを取得するために適合された機器を収容する、請求項1に記載のBASプラウ(400)。
  4. 前記シャシ(10)の内部に装着されるボトル(470)をさらに備え、前記ボトル(470)は、前記シャシ(10)と同時に動くように前記シャシ(10)に平行に位置合わせされかつ装着され、前記ボトル(470)は、前記BASプラウ(400)のピッチ、ロール、ヘディング、ヨー、3次元の位置決め、速度、およびV字形トレンチの深さ、のうちの少なくとも1つを示す電子ロギングデータを取得するために適合された機器を収容する、請求項1に記載のBASプラウ(400)。
  5. a.前記シャシ(10)の前記後方端部(15)に装着されて前記後方端部(15)から後方に延びるレッグ(431)、および前記レッグ(431)の後方端部から外向きに延びるアーム(433)を有する、T字形の延長部(430)と、
    b.前記アーム(433)の遠位端から前方向外向きに延びるすき板(90)であって、前記レッグ(431)、前記アームおよび前記すき板(90)の底面が共通の平面(435)にある、すき板(90)と、
    をさらに備える、請求項1に記載のBASプラウ(400)。
  6. 前記アーム(433)に関する前記すき板(90)の高さが調節可能である、請求項に記載のBASプラウ(400)。
  7. a.前記シャシ(10)の前記後方端部(15)に装着されて前記後方端部(15)から上方向後方に延びるレッグ(451)、および前記レッグ(451)の後方端部から下方向外向きに延びるアーム(453)を有する、T字形の延長部(450)と、
    b.前記アーム(453)の遠位端から前方に延びるすき板(90)であって、前記レッグ(451)および前記アーム(453)の底面が前記すき板(90)間にアーチ(455)を画定する、すき板(90)と、
    をさらに備える、請求項1に記載のBASプラウ(400)。
  8. 前記アーム(453)に関する前記すき板(90)の高さが調節可能である、請求項に記載のBASプラウ(400)。
  9. 前記機器は、前記BASプラウ(400)のピッチ、ロール、ヘディング、ヨー、3次元の位置決めおよび速度のうちの少なくとも1つを示す電子ロギングデータを測定するジャイロ(475)を含む、請求項3または4に記載のBASプラウ(400)。
  10. リアルタイムのデータストリームを供給するために適合されたデータ伝送連結部品をさらに備える、請求項1に記載のBASプラウ(400)。
  11. 水中音波リンクをさらに備える、請求項1に記載のBASプラウ(400)。
JP2016530949A 2013-11-18 2014-10-14 埋設アセスメント調査を実行するための方法および装置 Expired - Fee Related JP6591977B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/083,095 US9422690B2 (en) 2012-11-30 2013-11-18 Method and apparatus for performing burial assessment surveys
US14/083,095 2013-11-18
PCT/GB2014/053088 WO2015071637A2 (en) 2013-11-18 2014-10-14 Method and apparatus for performing burial assessment surveys

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019148925A Division JP2019214934A (ja) 2013-11-18 2019-08-14 埋設アセスメント調査を実行するための方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016537538A JP2016537538A (ja) 2016-12-01
JP6591977B2 true JP6591977B2 (ja) 2019-10-16

Family

ID=51900471

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016530949A Expired - Fee Related JP6591977B2 (ja) 2013-11-18 2014-10-14 埋設アセスメント調査を実行するための方法および装置
JP2019148925A Pending JP2019214934A (ja) 2013-11-18 2019-08-14 埋設アセスメント調査を実行するための方法および装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019148925A Pending JP2019214934A (ja) 2013-11-18 2019-08-14 埋設アセスメント調査を実行するための方法および装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP3071756A2 (ja)
JP (2) JP6591977B2 (ja)
AU (3) AU2014349889B2 (ja)
CA (1) CA2929673A1 (ja)
WO (1) WO2015071637A2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9657455B2 (en) * 2015-06-24 2017-05-23 Michael W. N. Wilson Over-the-stern deep digging trenching plow with instrumentation for assessing the protective capabilities of a seabed trench
EP3677727B1 (en) * 2016-03-08 2024-10-09 Soil Machine Dynamics Limited Method and apparatus for forming a trench in a sea floor
CN114678799B (zh) * 2022-03-04 2023-11-28 东南数字经济发展研究院 一种轨道障碍物清洁装置

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2194947A (en) * 1937-07-23 1940-03-26 Western Union Telegraph Co Method and apparatus for determining topography of ocean bed
FR1156475A (fr) * 1956-07-20 1958-05-16 Machine à poser des tuyaux ou câbles souples en tranchée
DE1105355B (de) * 1957-01-30 1961-04-20 Kaessbohrer Fahrzeug Karl Fahrbares Geraet fuer in das Erdreich laufend zu verlegende Gegenstaende
US3347054A (en) * 1966-04-15 1967-10-17 Buddy L Sherrod Underwater pipe trenching device
SE401141B (sv) * 1976-05-03 1978-04-24 Ericsson Telefon Ab L M Forleggningsverktyg for forleggning av sjokabel i sjobotten
JPS5952258B2 (ja) * 1977-01-25 1984-12-19 株式会社小松製作所 地下埋設物埋設装置
US4410297A (en) * 1981-01-19 1983-10-18 Lynch Robert P Marine continuous pipe laying system
GB8301515D0 (en) * 1983-01-20 1983-02-23 British Petroleum Co Plc Trench backfill device
JPS60129679A (ja) * 1983-12-19 1985-07-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 海底土質調査装置
JPS60131016A (ja) * 1983-12-19 1985-07-12 住友電気工業株式会社 海底調査兼埋設装置
GB8714515D0 (en) * 1987-06-20 1987-07-22 Land & Marine Eng Ltd Seabed trenching apparatus
JPH0330712U (ja) * 1989-08-02 1991-03-26
US5462389A (en) * 1993-01-04 1995-10-31 At&T Ipm Corp. Undersea cable burial plowshare and sled apparatus
JPH08189059A (ja) * 1995-01-06 1996-07-23 Kansai Electric Power Co Inc:The ケーブル埋設機
EP0816574A1 (en) * 1996-07-03 1998-01-07 Jan De Nul N.V. Apparatus for burying pipes or cables in the sea bed
JP2001259562A (ja) * 2000-03-14 2001-09-25 Ge Systems Kk 腐敗性廃棄物の処理システム
US6821054B2 (en) * 2002-08-19 2004-11-23 Horizon Vessels, Inc. Method and system for laying pipe through the use of a plow
GB2448909B (en) * 2007-05-02 2010-12-15 Ecosse Subsea Systems Ltd A plough for excavating a subsea channel and sea-going vessel comprising a plough
CN101187211B (zh) * 2007-06-25 2010-09-22 中国海洋石油总公司 一种具有双重功能的海底挖掘机
GB201018670D0 (en) * 2010-11-05 2010-12-22 Brupat Ltd Anchor data communicaiton system
RS58757B1 (sr) * 2010-11-10 2019-06-28 Dellcron Innovation Ab Postupak za postavljanje najmanje jedne cevi/komunikacionog kabla ispod površine puta u nekoj oblasti

Also Published As

Publication number Publication date
AU2018253586A1 (en) 2018-11-22
AU2018253588A1 (en) 2018-11-22
JP2019214934A (ja) 2019-12-19
AU2014349889B2 (en) 2018-09-20
JP2016537538A (ja) 2016-12-01
WO2015071637A2 (en) 2015-05-21
AU2014349889A1 (en) 2016-05-26
EP3071756A2 (en) 2016-09-28
WO2015071637A3 (en) 2015-07-09
CA2929673A1 (en) 2015-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10519624B2 (en) Seabed backfill plow and method
AU2018203403B2 (en) A Seabed Plow Capable of Over-The-Stern Release and Retrieval in any of Boulder Clearing, Trenching and Backfill Configurations
US4091629A (en) Marine pipeline installation system
JP2019214934A (ja) 埋設アセスメント調査を実行するための方法および装置
JP4700761B1 (ja) 水底均し装置
JP2005504202A (ja) ケーブル又はパイプの回収及び埋設装置及び方法
US20170254045A1 (en) Over-the-Stern Deep Digging Trenching Plow with Instrumentation for Assessing the Protective Capabilities of a Seabed Trench
KR101140789B1 (ko) 해저케이블 매설장치
AU2006200517A1 (en) Trenching apparatus
CN118412786A (zh) 一种水平定向钻海缆敷设系统及其工作方法
ROCKWELL Cable burial in the deep ocean floor

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170801

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171122

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190326

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190814

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6591977

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees