JP6591032B1 - エキスパンションジョイント構造 - Google Patents

エキスパンションジョイント構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6591032B1
JP6591032B1 JP2018232125A JP2018232125A JP6591032B1 JP 6591032 B1 JP6591032 B1 JP 6591032B1 JP 2018232125 A JP2018232125 A JP 2018232125A JP 2018232125 A JP2018232125 A JP 2018232125A JP 6591032 B1 JP6591032 B1 JP 6591032B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
roof
rain
keraba
retainer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018232125A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020094369A (ja
Inventor
佐野 正典
正典 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP2018232125A priority Critical patent/JP6591032B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6591032B1 publication Critical patent/JP6591032B1/ja
Publication of JP2020094369A publication Critical patent/JP2020094369A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

【課題】壁から間隔を開けて構築される下屋と壁との間に設けられるエキスパンションジョイントにおいて、簡単な構造で地震発生時のずれを許容しながら、地震が止まった後はずれの吸収を可能にする。【解決手段】壁101の外側に固定される壁側雨押え281と、下屋200の屋根上に固定される下屋側雨押え285と、を備え、壁側雨押え281と下屋側雨押え285とが部分的に重ね合わされて、かつ伸縮自在な軟粘性テープ41で接着されている、エキスパンションジョイント構造。例えば、壁側雨押え281は、下方へ延びる垂下部284を有し、下屋側雨押え285は、上方へ延びる立上がり部289を有しており、壁側雨押え281の垂下部284と下屋側雨押え285の立上がり部289とが重ね合わされて、かつ伸縮自在な軟粘性テープ41で接着されている。【選択図】図1

Description

本発明は、壁から間隔を開けて構築される下屋と壁との間に設けられるエキスパンションジョイントの構造に関する。
間隔をおいて設けられた建物の入隅部において、一方の建物の躯体と他方の建物の躯体との間隙をカバー材によって覆設したエキスパンションジョイントが特許文献1に提案される。このエキスパンションジョイントは、一方の建物の躯体と他方の建物の躯体とにそれぞれ支持部材を固定し、これらの建物間の間隙を覆うカバー材の一側を一方の躯体の支持部材に支持させ、カバー材の他側を他方の躯体の支持部材に摺動自在に係合させるとともに、その他方の躯体の支持部材にカバー材が離脱するのを防止する押え部材を設けて構成される。
また、既設の家屋本体部の外壁と、その外壁と間隔を隔てる屋根を有して建て増しされる増築部の屋根との間において、その間隔を雨仕舞して閉じる連結金物が特許文献2に提案される。この連結金物は、家屋本体と増築部の屋根との間の少なくとも近離方向の変動をスライドによって吸収するずれ吸収部を備え、増築部の屋根葺き材押え板に固定される第1の連結カバーと、家屋本体部の外壁に固定される第2の連結カバーとからなる。第2の連結カバーは、家屋本体部の外壁に固定される第2の固定片と、この第2の固定片に連なりかつ外壁との間隔を横切るとともに屋根葺き材押え板を軒先側に越えて屋根に沿ってのびる第2の基片と、その前端でこの第2の基片とは空隙を隔てて下方に折り返す第2の折返し片とを備える。第1の連結カバーは、屋根葺き材押え板に固定される第1の固定片と、この第1の固定片に連なりかつ第2の連結カバーの第2の基片との空隙内にスライド可能に挿入されることによりずれ吸収部を形成する第1の基片とを備える。
なお、壁体に取り付けられる下屋において、壁体側の透水性防水シートと下屋側の屋根耐水シートとが重ねられる部分に配置される雨押え等による防水処理部が特許文献3に提案される。この防水処理部において、雨押えの上部は、壁体の外面側で前後に重ねられた状態の屋根耐水シート及び透湿性防水シートとの間に配置されており、内側に配置された屋根耐水シートの外側に雨押えが配置され、雨押えの外側に透湿性防水シートの下部が重ねられる。そして、透湿性防水シートの下側縁部が、防水テープにより雨押えの外面に接合される。防水テープは、耐水性及び防水性を有して、片面に接着層が形成され、接着テープとして使用できるものである。
実開昭62−187003号公報 特許第3676743号公報 特開2000−204730号公報
しかし、特許文献1のエキスパンションジョイントでは、一方の建物の躯体と他方の建物の躯体との間隙を覆うカバー材の一側を一方の躯体の支持部材に支持させ、カバー材の他側を他方の躯体の支持部材に摺動自在に係合させる構造により、地震発生時の水平方向のずれを吸収できるが、そのずれ吸収のために支持部材に対し摺動する部材等を必要とし、その支持構造も複雑となっていた。
また、特許文献2の連結金物では、家屋本体と増築部の屋根との間の少なくとも近離方向の変動をスライドによって吸収するずれ吸収部により、地震発生時の屋根勾配に沿った方向のずれを吸収できるが、そのずれ吸収のために折返し部材と、その折返し部内へ挿入する部材を必要とし、構造も複雑となっていた。
なお、特許文献3の下屋の施工は地震発生時のずれ吸収対策ではないが、特許文献3の防水テープでは、壁と下屋の屋根との間に跨る雨押えの外側に重ねられる透湿性防水シートの下側縁部を雨押えの外面に接合する単なる接着テープのため、地震発生時の垂直方向のずれを吸収できずに破断してしまうことが考えられる。
本発明の課題は、壁から間隔を開けて構築される下屋と壁との間に設けられるエキスパンションジョイントにおいて、簡単な構造で地震発生時のずれを許容しながら、地震が止まった後はずれの吸収を可能にすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1(図2)、図3(図4)、図5、図7に示すように、
壁101(102)から間隔を開けて構築される下屋200と壁101(102)との間に設けられるエキスパンションジョイントの構造であって、
前記壁101(102)の外側に固定される壁側雨押え281(301)と、
前記下屋200の屋根203上に固定される下屋側雨押え285(305)と、を備え、
前記壁側雨押え281(301)と前記下屋側雨押え285(305)とが部分的に重ね合わされて、かつ伸縮自在な軟粘性テープ41(42)で接着されており、
前記壁側雨押え281(301)の内側に前記下屋側雨押え285(305)が重ね合わされて、
前記壁側雨押え281(301)及び前記下屋側雨押え285(305)の内側面に前記伸縮自在な軟粘性テープ41(42)が接着されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、壁101(102)の外側に固定される壁側雨押え281(301)と、下屋200の屋根上に固定される下屋側雨押え285(305)と、が部分的に重ね合わされて、かつ伸縮自在な軟粘性テープ41(42)で接着されているので、地震発生時において、壁側雨押え281(301)と下屋側雨押え285(305)の部分的に重ね合わされた部分が、接着された軟粘性テープ41(42)の伸縮を伴ってずれる。
すなわち、壁側雨押え281(301)と下屋側雨押え285(305)の部分的な重ね合わせ部と、その部分的な重ね合わせ部を接着する伸縮自在な軟粘性テープ41(42)との簡単な構造によって、地震発生時のずれを許容しながら、接着状態を維持することができ、地震が止まった後はずれを吸収することができる。
そして、壁側雨押え281(301)の内側に下屋側雨押え285(305)が重ね合わされているので、地震発生時において、壁側雨押え281(301)とその内側に重ね合わされた下屋側雨押え285(305)とが、接着された軟粘性テープ41(42)の伸縮を伴ってずれる。
したがって、地震発生時のずれを許容しながら、接着状態を維持することができ、地震が止まった後はずれを吸収することができる。
さらに、壁側雨押え281(301)及び下屋側雨押え285(305)の内側面に伸縮自在な軟粘性テープ41(42)が接着されているので、地震発生時において、壁側雨押え281(301)とその内側に重ね合わされた下屋側雨押え285(305)とが、その内側に接着された軟粘性テープ41(42)の伸縮を伴ってずれる。
したがって、地震発生時のずれを許容しながら、接着状態を維持することができ、地震が止まった後はずれを吸収することができる。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のエキスパンションジョイント構造において、例えば図1(図2)、図3(図4)、図5、図7に示すように、
前記壁側雨押え281(301)は、下方へ延びる垂下部284(304)を有し、
前記下屋側雨押え285(305)は、上方へ延びる立上がり部289(309)を有しており、
前記壁側雨押え281(301)の前記垂下部284(304)と前記下屋側雨押え285(305)の前記立上がり部289(309)とが重ね合わされて、かつ前記伸縮自在な軟粘性テープ41(42)で接着されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、壁側雨押え281(301)の下方へ延びる垂下部284(304)と、下屋側雨押え285(305)の上方へ延びる立上がり部289(309)と、が重ね合わされて、かつ伸縮自在な軟粘性テープで接着されているので、地震発生時において、壁側雨押え281(301)の垂下部284(304)と下屋側雨押え285(305)の立上がり部289(309)との重ね合わされた部分が、接着された軟粘性テープ41(42)の伸縮を伴ってずれる。
すなわち、壁側雨押え281(301)の垂下部284(304)と下屋側雨押え285(305)の立上がり部289(309)との重ね合わせ部と、その垂下部284(304)と立上がり部289(309)の重ね合わせ部を接着する伸縮自在な軟粘性テープ41(42)との簡単な構造によって、地震発生時のずれを許容しながら、接着状態を維持することができ、地震が止まった後はずれを吸収することができる。
また、強風雨時の重ね部分からの雨水浸入を止めることができる。
請求項に記載の発明は、
請求項2に記載のエキスパンションジョイント構造において、例えば図1(図2)、図3(図4)、図5、図7に示すように、
前記壁側雨押え281(301)の前記垂下部284(304)の外側に、前記壁101(102)の外側に固定された外装材104に固定される上部水切り33(34)が配置されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、壁側雨押え281(301)の垂下部284(304)の外側に、壁101(102)の外側に固定された外装材104に固定される上部水切り33(34)が配置されているので、その上部水切り33(34)によって、壁側雨押え281(301)の上部への雨の進入を防ぐことができる。
請求項に記載の発明は、
請求項2又は3に記載のエキスパンションジョイント構造において、例えば図2、図4〜図6に示すように、
前記下屋側雨押え305は、前記下屋200の屋根上に固定される下屋側固定部306を有し、
前記下屋側固定部306の端部上に端部かぶせ29が固定されて、
前記端部かぶせ29の上に、前記壁102の外側に固定された外装材104に固定される端部カバー36が配置されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、下屋側雨押え305における下屋200の屋根上に固定される下屋側固定部306の端部上に端部かぶせ29が固定されて、その端部かぶせ29の上に、壁102の外側に固定された外装材104に固定される端部カバー36が配置されているので、地震発生時において、下屋側雨押え305の下屋側固定部306の端部上に固定された端部かぶせ29と、その端部かぶせ29の上に配置されて、壁102に固定された外装材104に固定された端部カバー36とがずれる。
したがって、地震発生時のずれを許容することができる。
本発明によれば、壁から間隔を開けて構築される下屋と壁との間に設けられるエキスパンションジョイントにおいて、簡単な構造で地震発生時のずれを許容しながら、地震が止まった後はずれを吸収することができる。
本発明に係るエキスパンションジョイント構造を示す妻ケラバ壁取合縦断面図である。 本発明に係るエキスパンションジョイント構造を示す棟壁取合縦断面図である。 図1のエキスパンションジョイント構造を含む屋根周り施工部品を示す分解斜視図である。 図2のエキスパンションジョイント構造を含む屋根周り施工部品を示す分解斜視図である。 図3及び図4の屋根周り施工状態を示す斜視図で、端部カバー及び鼻隠し端部の取り付け方を示した図である。 図5の端部カバーの取り付け後を示した拡大斜視図である。 本発明に係るエキスパンションジョイント構造を適用する建物の入隅部を示した概略斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図7は本発明に係るエキスパンションジョイント構造を適用する建物の入隅部を示したもので、100は建物本体、200は増築部で、図示のように、建物本体100の入隅部に下屋200が増築されている。
(実施形態)
図1は本発明に係るエキスパンションジョイント構造の妻ケラバ壁取合を示すもので、7は第一の軟粘性テープ、10はルーフィング、11はケラバ壁取合屋根耐水シート、14はケラバ壁取合受桟(屋根調整材)、18はケラバ壁取合捨て水切り、19は屋根材、20はケラバ壁取合不燃材、23はケラバ壁取合中貫屋根下地材、28はケラバ壁取合雨押え、33はケラバ壁取合上部後付け水切り、41は第四の軟粘性テープである。
図示のように、下屋200は、ケラバ壁側において、建物本体100の入隅部を形成する一方の壁パネル101から間隔(例えば50mm程度)を開けて壁パネル201、屋根パネル203等が構築されている。
そして、下屋200の屋根パネル203の面材204の上にルーフィング10が敷設されて、屋根パネル203の面材204及び端部の屋根調整材205の上と建物本体100の壁パネル101とにわたって、伸縮しても破断しない伸縮自在な第一の軟粘性テープ7が貼られ、その上にケラバ壁取合屋根耐水シート11が敷き込まれている。
さらに、ルーフィング10の上に屋根材19が敷設され、屋根調整材205の上には、屋根材19の上面と同じ厚みのケラバ壁取合受桟(屋根調整材)14が釘207で固定されて、このケラバ壁取合受桟14の上にケラバ壁取合捨て水切り18が釘208で固定されている。
ケラバ壁取合捨て水切り18は、ケラバ壁取合屋根耐水シート11と屋根材19との間の挿入部181と、ケラバ壁取合受桟14の外側から屈曲して上方に伸びる立上がり部182を有している。
ケラバ壁取合捨て水切り18の上には、ケラバ壁取合中貫屋根下地材23が配置され、ケラバ壁取合中貫屋根下地材23は、釘208でケラバ壁取合捨て水切り18を貫通してケラバ壁取合受桟14に固定されている。
また、建物本体100の壁パネル101には、ケラバ壁取合屋根耐水シート11に重ねてケラバ壁取合不燃材20が釘(不図示)で固定されている。
そして、建物本体100の壁パネル101と下屋200の屋根とにわたって、本発明を適用した鋼板製エキスパンションジョイントによるケラバ壁取合雨押え28が架け渡されている。
すなわち、ケラバ壁取合雨押え28は、建物本体100の壁パネル101に固定される壁側雨押え281と、下屋200の屋根上に固定される下屋側雨押え285と、を備え、これら壁側雨押え281と下屋側雨押え285とが部分的に重ね合わされて、かつ伸縮自在な第四の軟粘性テープ41で接着されている。
壁側雨押え281は、壁パネル101にビス106で固定された垂直な壁側固定部282の下部に水平部283を介して垂直な長い垂下部284を有している。
下屋側雨押え285は、ケラバ壁取合中貫屋根下地材23の上に載せる水平な下屋側固定部286から垂直な短い垂下部287で、ケラバ壁取合中貫屋根下地材23の端面に釘209で固定されている。
垂下部287から略水平な突出部288が形成されており、下屋側固定部286の他端からは垂直な立上がり部289が形成されている。
壁側雨押え281の垂下部284の内側に下屋側雨押え285の立上がり部289が重ね合わされた状態で、その重ね合わされた垂下部284及び立上がり部289の内側面にわたって、伸縮しても破断しない伸縮自在な第四の軟粘性テープ41が接着されている。
こうして、壁側雨押え281及び下屋側雨押え285からなる鋼板製エキスパンションジョイントによるケラバ壁取合雨押え28が、建物本体100の壁パネル101と下屋200の屋根とに架け渡されている。
そして、建物本体100の壁パネル101には、ケラバ壁取合雨押え28の上方に、胴縁ピース103を介して外装材104が張り付け固定されている。
さらに、外装材104の下端部には、ケラバ壁取合上部後付け水切り33がビス105により取り付けられている。ケラバ壁取合上部後付け水切り33から傾斜部を介して垂直に延びる下端部がケラバ壁取合雨押え28の垂下部284の外側に離間して位置している。
図2は本発明に係るエキスパンションジョイント構造の棟壁取合を示すもので、8は第二の軟粘性テープ、13は棟壁取合屋根耐水シート、21は棟壁取合不燃材、24は棟壁取合中貫屋根下地材、30は棟壁取合雨押え、34は棟壁取合上部後付け水切り、42は第五の軟粘性テープである。
図示のように、下屋200は、棟壁側においても、建物本体100の入隅部を形成する他方の壁パネル102から間隔(例えば50mm程度)を開けて壁パネル202、屋根パネル203等が構築されている。
そして、屋根パネル203の面材204及び端部の屋根調整材213・214の上と建物本体100の壁パネル102とにわたって、伸縮しても破断しない伸縮自在な第二の軟粘性テープ8が貼られ、その上に棟壁取合屋根耐水シート13が敷き込まれている。
なお、屋根材19の端部上には、棟壁取合中貫屋根下地材24が釘215で固定されている。
また、建物本体100の壁パネル102には、棟壁取合屋根耐水シート13に重ねて棟壁取合不燃材21が釘(不図示)で固定されている。
そして、建物本体100の壁パネル102と下屋200の屋根とにわたって、本発明を適用した鋼板製エキスパンションジョイントによる棟壁取合雨押え30が架け渡されている。
すなわち、棟壁取合雨押え30は、建物本体100の壁パネル102に固定される壁側雨押え301と、下屋200の屋根上に固定される下屋側雨押え305と、を備え、これら壁側雨押え301と下屋側雨押え305とが部分的に重ね合わされて、かつ伸縮自在な第五の軟粘性テープ42で接着されている。
壁側雨押え301は、壁パネル102にビス106で固定された垂直な壁側固定部302の下部に傾斜部303を介して垂直な長い垂下部304を有している。
下屋側雨押え305は、棟壁取合中貫屋根下地材24の上に載せる傾斜した下屋側固定部306から垂直な短い垂下部307で、棟壁取合中貫屋根下地材24の端面に釘216で固定されている。
垂下部307から傾斜部308が形成されており、下屋側固定部306の他端からは垂直な立上がり部309が形成されている。
壁側雨押え301の垂下部304の内側に下屋側雨押え305の立上がり部309が重ね合わされた状態で、その重ね合わされた垂下部304及び立上がり部309の内側面にわたって、伸縮しても破断しない伸縮自在な第五の軟粘性テープ42が接着されている。
こうして、壁側雨押え301及び下屋側雨押え305からなる鋼板製エキスパンションジョイントによる棟壁取合雨押え30が、建物本体100の壁パネル102と下屋200の屋根とに架け渡されている。
そして、建物本体100の壁パネル102には、棟壁取合雨押え30の上方に、胴縁ピース103を介して外装材104が張り付け固定されている。
さらに、外装材104の下端部には、棟壁取合上部後付け水切り34がビス105により取り付けられている。棟壁取合上部後付け水切り34から傾斜部を介して垂直に延びる下端部が棟壁取合雨押え30の垂下部304の外側に離間して位置している。
図3は図1のエキスパンションジョイント構造を含む屋根周り施工部品を示すもので、図1の第一の軟粘性テープ7、ルーフィング10、ケラバ壁取合屋根耐水シート11、ケラバ壁取合受桟14、ケラバ壁取合捨て水切り18、屋根材19、ケラバ壁取合不燃材20、ケラバ壁取合中貫屋根下地材23、ケラバ壁取合雨押え28、ケラバ壁取合上部後付け水切り33の他、1は屋根耐水シート、4は換気鼻隠し、5は軒先水切り、6はケラバ壁取合軒先水切り端部、9は屋根軒先用両面テープ、14はケラバ壁受桟、25はケラバ壁取合雨押え端部、32はブチルテープ、38は鼻隠し端部である。
図4は図2のエキスパンションジョイント構造を含む屋根周り施工部品を示すもので、図2の棟壁取合屋根耐水シート13、棟壁取合不燃材21、棟壁取合中貫屋根下地材24、棟壁取合雨押え30、棟壁取合後上部付け水切り34の他、2は屋根耐水シート、3は破風、8は第二の軟粘性テープ、15は唐草屋根調整材、16は1/2屋根勾配止まりA、17はケラバ水切り、22は第三の軟粘性テープ、24は棟壁取合中貫屋根下地材、27は棟壁取合雨押え端部水切り、29は雨押え端部かぶせ、30は棟壁取合雨押え、31は雨押えコーナー、35は入隅後付け水切り、36は後付け端部カバー、37は1/2屋根勾配止まりBである。
次に、施工手順を説明する。
「工程1.ケラバ壁取合屋根耐水シート1、ケラバ屋根耐水シート2」
先ず、工程1では、下屋200の屋根パネル203において、図3に示すように、軒先の既存壁取合い部分に降り曲げ加工したケラバ壁取合屋根耐水シート1をステープル(不図示、以下同様につき省略)により止め付ける。
また、ケラバの木口に、図4に示すように、ケラバ屋根耐水シート2をステープルにより止め付ける。
「工程2.破風3、換気鼻隠し4、軒先水切り5」
次の工程2では、図4に示すように、下屋の屋根パネル203のケラバ側木口に破風3を取り付ける。
また、軒先部分の木口に、図3に示すように、換気鼻隠し4を取り付ける。この換気鼻隠し4に被せるように、軒先水切り5を取り付ける。
「工程3.ケラバ壁取合軒先水切り端部6、第一の軟粘性テープ7、第二の軟粘性テープ8」
次の工程3では、図3に示すように、ケラバ壁取合軒先水切り端部6を軒先水切り5に重ねて被せ、既存壁面(壁パネル101)にビス(不図示、以下同様につき省略)で固定する。
そして、図1及び図3に示すように、既存壁面(壁パネル101)と屋根パネル203の隙間を覆うようにして、第一の軟粘性テープ7を壁パネル101と屋根パネル203に貼り付ける。
また、図2及び図4に示すように、既存壁面(壁パネル102)と屋根パネル203の隙間を覆うようにして、第二の軟粘性テープ8を壁パネル102と屋根パネル203に貼り付ける。
「工程4.屋根軒先用両面テープ9、ルーフィング10」
次の工程4では、図3に示すように、屋根軒先用両面テープ9を、軒先水切り5の折り曲げ位置より10〜40mm上がった位置に貼り付けた後、ルーフィング10を貼り付ける。
「工程5.ケラバ壁取合屋根耐水シート11、屋根耐水シート2折り返し、棟壁取合屋根耐水シート13」
次の工程5では、図1から図4に示すように、ケラバ壁取合屋根耐水シート11を軒先水切り5の折曲位置に合わせて第一の軟粘性テープ7の上に敷き込む。
また、ケラバ屋根耐水シート2を折り曲げて、貼り終えた前工程4でルーフィング10にステープルで固定する。
そして、棟壁取合屋根耐水シート13を第二の軟粘性テープ8の上に敷き込む。
「工程6.ケラバ壁取合受桟14、唐草屋根調整材15」
次の工程6では、図3に示すように、ケラバ壁取合受桟(屋根調整材)14を軒先水切り5の折曲位置に合わせて取り付ける。
また、ケラバにおいて、図4に示すように、唐草屋根調整材15を破風3の先端立上がりより7mmひかえて取り付ける。
「工程7.1/2屋根勾配止まりA16、ケラバ水切り17」
次の工程7では、図4に示すように、1/2屋根勾配止まりA16を破風3にかぶせ、その折曲ツバを既存壁面(壁パネル102)にビスで取り付ける。
また、ケラバ水切り17を唐草屋根調整材15にかぶせて、ルーフィング10の上にビスで取り付ける。
「工程8.ケラバ壁取合捨て水切り18、屋根材19」
次の工程8では、図1及び図3に示すように、ケラバ壁取合捨て水切り18をケラバ壁取合受桟(屋根調整材)14に合わせて取り付ける。
また、図1から図4に示すように、屋根材19を順次敷設する。
「工程9.ケラバ壁取合不燃材20、棟壁取合不燃材21、第三の軟粘性テープ22」
次の工程9では、図1及び図3に示すように、ケラバ壁取合不燃材20を既存壁面(壁パネル101)に釘で取り付ける。
また、図2及び図4に示すように、棟壁取合不燃材21を既存壁面(壁パネル102)に釘で取り付けた後、伸縮しても破断しない伸縮自在な第三の軟粘性テープ22をケラバ水切り17と棟壁取合不燃材21の端部に貼り付ける。
「工程10.ケラバ壁取合中貫屋根下地材23、棟壁取合中貫屋根下地材24」
次の工程10では、図1及び図3に示すように、ケラバ壁取合中貫屋根下地材23を、軒先部はケラバ壁取合捨て水切り18より10mmの位置からで、水平方向はケラバ壁取合捨て水切り18の小口より45mmの位置で釘208により取り付ける。
また、図2及び図4に示すように、棟壁取合中貫屋根下地材24を、ケラバ壁取合中貫屋根下地材23とケラバ水切り17との間に釘215で取り付ける。
「工程11.ケラバ壁取合雨押え端部水切り25、ケラバ水切り上部止水材26、棟壁取合雨押え端部水切り27」
次の工程11では、図3に示すように、ケラバ壁取合雨押え端部水切り25を、ケラバ壁取合中貫屋根下地材23と平行で、軒先水切り5の先端に当たる位置でビスにより取り付ける。
また、図4に示すように、ケラバ水切り上部止水材26を、予め棟壁取合雨押え端部水切り27に合わせた位置でビスにより取り付ける。
そして、棟壁取合雨押え端部水切り27を、ケラバ水切り17の立上げ部に沿わせてビスにより取り付ける。
「工程12.ケラバ壁取合雨押え28」
次の工程12では、図1及び図3に示すように、予め壁側雨押え281と下屋側雨押え285とが伸縮自在な第四の軟粘性テープ41で接着されたケラバ壁取合雨押え28を、軒先側はケラバ壁取合雨押え端部水切り25に位置に合わせ、かぶせて取り付け、棟部は既存壁面(壁パネル102)から30mm離れるように端部を現場加工して取り付ける。
「工程13.雨押え端部かぶせ29、棟壁取合雨押え30」
次の工程13では、図4に示すように、予め壁側雨押え301と下屋側雨押え305とが伸縮自在な第五の軟粘性テープ42で接着された棟壁取合雨押え30の右端部に雨押え端部かぶせ29をかぶせて、その棟壁取合雨押え30の下屋側雨押え305の右端部305Rを棟壁取合雨押え端部水切り27にかぶせて取り付ける。
棟壁取合雨押え30(下屋側雨押え305)の右端部305Rは、棟壁取合雨押え端部水切り27にかぶせるための一段上がった形状に予め形成されている。
そして、雨押え端部かぶせ29は、棟壁取合雨押え30の下屋側雨押え305の上に重なる部分291に連続して棟壁取合雨押え端部水切り27の上に重なる上面部292、前面部293及び外側面部294を有するとともに、棟壁取合雨押え30の壁側雨押え301の前に重なる立上がり部295を有している。
また、棟壁取合雨押え30の左端部は、現場加工してケラバ壁取合雨押え28にかぶせて取り付ける。
「工程14.雨押えコーナー31、ブチルテープ32」
次の工程14では、図4に示すように、雨押えコーナー31を、ケラバ壁取合雨押え28と棟壁取合雨押え30とのコーナー接続部に合わせて、捨てシーリング(図略)を打ってから、かぶせてビスにより取り付ける。
雨押えコーナー31の後、雨押えコーナー31及びケラバ壁取合雨押え28の上端部に沿ってブチルテープ32を貼り付けて、ケラバ壁取合雨押え28の前端部に沿ってブチルテープ32を貼り付ける。
また、雨押えコーナー31及び棟壁取合雨押え30の上端部に沿ってブチルテープ32を貼り付けて、棟壁取合雨押え30の右端部に沿ってブチルテープ32を貼り付ける。
「工程15.ケラバ壁取合上部後付け水切り33、棟壁取合上部後付け水切り34、入隅後付け水切り35」
次の工程15は、既存壁面(壁パネル101・102)に対する外装材104の張り付け終了後に行う。
工程15では、図1及び図3に示すように、ケラバ壁取合上部後付け水切り33を、外装材104の下端部にビス105により取り付ける。
なお、図1に示すように、外装材104のビス105部分の直上部にシーリング107を盛り付ける。
また、図4に示すように、棟壁取合上部後付け水切り34を、外装材104の下端部にビス105により取り付ける。
棟壁取合上部後付け水切り34は、外装材104の下端部に重なる部分341の下に外方への斜め下方延出部342を介して垂下部343を有している。
そして、入隅後付け水切り35を、ケラバ壁取合上部後付け水切り33と棟壁取合上部後付け水切り34とのコーナー接続部に合わせて、かぶせて取り付ける。
なお、図2に示すように、外装材104のビス105部分の直上部にシーリング107を盛り付ける。
「工程16.後付け端部カバー36、1/2屋根勾配壁止まりB37、鼻隠し端部38」
最後の工程16では、図4に示すように、エキスパンションジョイントカバーである後付け端部カバー36を雨押え端部かぶせ29及び棟壁取合上部後付け水切り34にかぶせて、ビスにより取り付ける。
後付け端部カバー36は、雨押え端部かぶせ29の上面部292と外側面部294に各々重なる上面部362及び外側面部364と、その外側面部364の前面に沿った幅狭の折り曲げ部366と、上面部362及び外側面部364から連続する上面傾斜部367及び頭頂部368と、その頭頂部368及び外側面部364に沿った逆L字状のフランジ部369を有している。
このような形状の後付け端部カバー36は、図5に示すように、雨押え端部かぶせ29に対し前方から組み付けて、逆L字状のフランジ部369をビスにより外装材104に固定し、棟壁取合上部後付け水切り34と後付け端部カバー36の外周部にシーリング(図略)を充填する。
以上の後付け端部カバー36の取り付け後の状態を、図6に拡大して示している。
また、図4及び図5に示すように、1/2屋根勾配壁止まりB37をビスにより取り付ける。
そして、図5に示すように、鼻隠し端部38を換気鼻隠し4にかぶせて、ビスにより取り付ける。
以上、実施形態のエキスパンションジョイント構造によれば、ケラバ壁取合雨押え28が、壁パネル101の外側に固定される壁側雨押え281の下方へ延びる垂下部284と、下屋200の屋根上に固定される下屋側雨押え285上方へ延びる立上がり部289と、が重ね合わされて、その重ね合わされた垂下部284と立上がり部289の内側に、伸縮しても破断しない伸縮自在な第四の軟粘性テープ41で接着されている。
この構造により、地震発生時において、壁側雨押え281の垂下部284と下屋側雨押え285の立上がり部289の重ね合わされた部分が、その内側に接着された第四の軟粘性テープ41の伸縮を伴って上下方向及び左右方向にずれる。
すなわち、壁側雨押え281の垂下部284と下屋側雨押え285の立上がり部289の重ね合わせ部と、その垂下部284と立上がり部289の重ね合わせ部を接着する伸縮自在な第四の軟粘性テープ41との簡単な構造によって、地震発生時の上下方向及び左右方向のずれを第四の軟粘性テープ41の伸縮挙動により許容しながら、その第四の軟粘性テープ41により垂下部284と立上がり部289の重ね合わせ部の接着状態を維持することができる。
また、地震が止まった後は、第四の軟粘性テープ41が元の状態に戻ることによって、地震発生時の垂下部284と立上がり部289の重ね合わせ部の上下方向及び左右方向のずれを吸収することができる。
また、強風雨時の重ね部分からの雨水浸入を止めることができる。
同様に、棟壁取合雨押え30も、壁パネル102の外側に固定される壁側雨押え301の下方へ延びる垂下部304と、下屋200の屋根上に固定される下屋側雨押え305上方へ延びる立上がり部309と、が重ね合わされて、その重ね合わされた垂下部304と立上がり部309の内側に、伸縮しても破断しない伸縮自在な第五の軟粘性テープ42で接着されている。
この構造により、地震発生時において、壁側雨押え301の垂下部304と下屋側雨押え305の立上がり部309の重ね合わされた部分が、その内側に接着された第五の軟粘性テープ42の伸縮を伴って上下方向及び左右方向にずれる。
すなわち、壁側雨押え301の垂下部304と下屋側雨押え305の立上がり部309の重ね合わせ部と、その垂下部304と立上がり部309の重ね合わせ部を接着する伸縮自在な第五の軟粘性テープ42との簡単な構造によって、地震発生時の上下方向及び左右方向のずれを第五の軟粘性テープ42の伸縮挙動により許容しながら、その第五の軟粘性テープ42により垂下部304と立上がり部309の重ね合わせ部の接着状態を維持することができる。
また、地震が止まった後は、第五の軟粘性テープ42が元の状態に戻ることによって、地震発生時の垂下部304と立上がり部309の重ね合わせ部の上下方向及び左右方向のずれを吸収することができる。
また、強風雨時の重ね部分からの雨水浸入を止めることができる。
そして、ケラバ壁取合雨押え28が、その壁側雨押え281の垂下部284の外側に、壁パネル101の外側に固定された外装材104に固定されるケラバ壁取合上部後付け水切り33が配置されているので、そのケラバ壁取合上部後付け水切り33によって、壁側雨押え281の上部への雨の進入を防ぐことができる。
同様に、棟壁取合雨押え30も、その壁側雨押え301の垂下部304の外側に、壁パネル102の外側に固定された外装材104に固定される棟壁取合上部後付け水切り34が配置されているので、その棟壁取合上部後付け水切り34によって、壁側雨押え301の上部への雨の進入を防ぐことができる。
さらに、棟壁取合雨押え30において、その下屋側雨押え305における下屋200の屋根上に固定される下屋側固定部306の端部上に雨押え端部かぶせ29が固定されて、その雨押え端部かぶせ29の上に、壁パネル102の外側に固定された外装材104に固定される後付け端部カバー36が配置されている。
この構造により、地震発生時において、下屋側雨押え305の下屋側固定部306の端部上に固定された雨押え端部かぶせ29と、その雨押え端部かぶせ29の上に配置されて、壁パネル102に固定された外装材104に固定された後付け端部カバー36が上下方向及び左右方向にずれる。
したがって、地震発生時の雨押え端部かぶせ29と後付け端部カバー36の上下方向及び左右方向のずれを許容することができる。
(変形例)
以上の実施形態においては、パネル工法による建物としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、軸組み工法による建物であってもよい。
また、実施形態では、建物本体の入隅部に増築される下屋としたが、単に建物本体の壁に増築される下屋であればよい。
さらに、建物本体の壁と下屋の壁との間隔や、屋根勾配、雨押えの形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
10 ルーフィング
19 屋根材
20 ケラバ壁取合不燃材
21 棟壁取合不燃材
23 ケラバ壁取合中貫屋根下地材
24 棟壁取合中貫屋根下地材
28 ケラバ壁取合雨押え
281 壁側雨押え
282 壁側固定部
283 水平部
284 垂下部
285 下屋側雨押え
286 下屋側固定部
287 垂下部
288 突出部
289 立上がり部
29 雨押え端部かぶせ
291 雨押え上に重なる部分
292 上面部
293 前面部
294 外側面部
295 立上がり部
30 棟壁取合雨押え
301 壁側雨押え
302 壁側固定部
303 傾斜部
304 垂下部
305 下屋側雨押え
305R 右端部
306 下屋側固定部
307 垂下部
308 突出部
309 立上がり部
31 雨押えコーナー
33 ケラバ壁取合上部後付け水切り
34 棟壁取合上部後付け水切り
341 外装材下端部に重なる部分
342 斜め下方延出部
343 垂下部
35 入隅後付け水切り
36 後付け端部カバー
362 上面部
364 外側面部
366 折曲片
367 上面傾斜部
368 頭頂部
369 フランジ部
41 軟粘性テープ
42 軟粘性テープ
100 建物本体
101 壁
102 壁
104 外装材
200 下屋
201 壁
202 壁
203 屋根

Claims (4)

  1. 壁から間隔を開けて構築される下屋と壁との間に設けられるエキスパンションジョイントの構造であって、
    前記壁の外側に固定される壁側雨押えと、
    前記下屋の屋根上に固定される下屋側雨押えと、を備え、
    前記壁側雨押えと前記下屋側雨押えとが部分的に重ね合わされて、かつ伸縮自在な軟粘性テープで接着されており、
    前記壁側雨押えの内側に前記下屋側雨押えが重ね合わされて、
    前記壁側雨押え及び前記下屋側雨押えの内側面に前記伸縮自在な軟粘性テープが接着されていることを特徴とするエキスパンションジョイント構造。
  2. 請求項1に記載のエキスパンションジョイント構造において、
    前記壁側雨押えは、下方へ延びる垂下部を有し、
    前記下屋側雨押えは、上方へ延びる立上がり部を有しており、
    前記壁側雨押えの前記垂下部と前記下屋側雨押えの前記立上がり部とが重ね合わされて、かつ前記伸縮自在な軟粘性テープで接着されていることを特徴とするエキスパンションジョイント構造。
  3. 請求項2に記載のエキスパンションジョイント構造において、
    前記壁側雨押えの前記垂下部の外側に、前記壁の外側に固定された外装材に固定される上部水切りが配置されていることを特徴とするエキスパンションジョイント構造。
  4. 請求項2又は3に記載のエキスパンションジョイント構造において、
    前記下屋側雨押えは、前記下屋の屋根上に固定される下屋側固定部を有し、
    前記下屋側固定部の端部上に端部かぶせが固定されて、
    前記端部かぶせの上に、前記壁の外側に固定された外装材に固定される端部カバーが配置されていることを特徴とするエキスパンションジョイント構造。
JP2018232125A 2018-12-12 2018-12-12 エキスパンションジョイント構造 Active JP6591032B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018232125A JP6591032B1 (ja) 2018-12-12 2018-12-12 エキスパンションジョイント構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018232125A JP6591032B1 (ja) 2018-12-12 2018-12-12 エキスパンションジョイント構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6591032B1 true JP6591032B1 (ja) 2019-10-16
JP2020094369A JP2020094369A (ja) 2020-06-18

Family

ID=68234861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018232125A Active JP6591032B1 (ja) 2018-12-12 2018-12-12 エキスパンションジョイント構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6591032B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113152803A (zh) * 2021-05-17 2021-07-23 广东腾越建筑工程有限公司 女儿墙结构及女儿墙施工方法
JP2021156156A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 株式会社ハウゼコ 通気立平構造体及び換気構造体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021156156A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 株式会社ハウゼコ 通気立平構造体及び換気構造体
JP7290879B2 (ja) 2020-03-27 2023-06-14 株式会社ハウゼコ 通気立平構造体
CN113152803A (zh) * 2021-05-17 2021-07-23 广东腾越建筑工程有限公司 女儿墙结构及女儿墙施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020094369A (ja) 2020-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10501980B2 (en) Three-dimensional prefabricated flashing scaffolding system
EA026820B1 (ru) Изолирующая рама для мансардного окна и способ монтажа мансардного окна
US10378269B2 (en) Sill pan
JP2008523284A (ja) フランジのない窓に用いる粘着性フランジ
JP6591032B1 (ja) エキスパンションジョイント構造
US7874108B2 (en) Window frame with installation flange
PL234404B1 (pl) Kołnierz uszczelniający łączący konstrukcję budowlaną przenikającą przez dach ze strukturą podpokryciową dachu
JPS6043557A (ja) 雨仕舞製品
DK150464B (da) Taetningsdel til aftaetning af en fuge mellem en af tagdaekningsplader dannet flade og et tagvindue
JP4925221B2 (ja) 壁用防水シート
CN204566813U (zh) 复合柔性泛水带
JP5284682B2 (ja) 下屋部防水ガスケット及びこれを用いた外壁目地部のシール構造並びに外壁目地部のシール方法
CN204475542U (zh) 防水雨布
JP2010037728A (ja) 屋根用防水シート、棟用防水シート、棟用防水シートの設置方法、棟用防水シートを用いた棟施工ユニット
US3805460A (en) Building element
JP2010037930A5 (ja)
CN104652619A (zh) 防水雨布
JP2010037930A (ja) 多層防水シート、屋根用防水シート、棟用防水シート、棟用防水シートの設置方法、棟用防水シートを用いた棟施工ユニット
EP3453811B1 (en) A method for installing a window frame in an inclined roof structure and a sealing collar for use when installing a window frame
US8230651B2 (en) Window frame with taped installation flange
JP2007146367A (ja) 立上がり部の防水納まり構造及び改修方法
JP7007889B2 (ja) 防水構造
JP3184278B2 (ja) 屋根構造
JP3513069B2 (ja) 防水シート押え板のカバーシート取付構造及び取付方法
JP5504042B2 (ja) 防水シート留め具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190717

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190717

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190806

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6591032

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150