JP6590240B2 - スライド式門扉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両通行部にレール類を必要とせず、門扉本体のみが移動して開閉するようにしたスライド式門扉装置に関するものである。
門を開閉する扉にはスライド式のものがあり、スライド式門扉にも様々な構成のものがある。しかし、間口のごく狭い門扉の場合は例外として、間口が或る程度広い場合には路面にレールを敷設し、そこを走行する車輪によって門扉を支える構成が採用されている。例えば、特開2008−75256号や特開2013−64292号の門扉などはその代表的な例である。
しかし、レールを敷設するにはかなりの経費が掛かる上、ごみなどの異物を堆積させてしまい見苦しく、また、通行車両にショックを与えるなど、幾つかの問題がある。また、降雪地域では車輪が乗り上げたり脱輪したりすることも問題とされている。そのため、レールを省略できる門扉が提案されている(例えば、特開平9−67989号)。しかし、同発明の門扉はこれを上段と下段の門扉部分に分けて、あたかも消防車のハシゴのように長手方向へ繰り出させる方式をとっている。この方式は構造が非常に複雑であり、また、門扉部分が上段部分、下段部分に分けられている構造上、それぞれ半分しか覆うことができない。
特開2000−34877号の発明も、地表上のレールを用いずに開閉される門扉である。同発明の場合、門扉の長手方向に隔てた左右ガイドローラ部と下枠により門扉本体の荷重を支持するもので、下枠の支持強度を大きくでき門扉本体の軽量化を図ることができると説明されている。しかし、図面を見る限り左右ガイドローラ部の間隔は門扉本体全長の約五分の一しかなく、最大に伸び出たとき左右ガイドローラ部にかかる荷重は先端にかかる荷重の約五倍に達することなる。図面は参考であることを考慮しても、門扉本体を軽量化しなければ、門扉本体を支持すること自体が問題となるように思われる。
重量の問題は、例えば、降雪地域において、雪の荷重を考慮しなければならないときに重要であり、上記発明には荷重に弱いという欠点があるといわなければならない。また、降雪地域では積雪重量のみならず、雪が凍結しガイドローラなどに付着して門扉の開閉を妨げることもある。これらの事柄を考慮すると、上記発明は積雪地域には不向きであるということになる。
特開2008−75256号 特開2013−64292号 特開平9−67989号 特開2000−34877号
本発明は前記の点に鑑みなされたもので、その課題は車両通行部にレール類を必要としないスライド式門扉装置について、簡潔な構造により構造車両通行部を完全に開閉することができ、比較的短期間で容易に設置することができるスライド式門扉装置を提供することである。また、本発明の他の課題は、特にコンクリート二次製品と組み合わせることによって、設置の容易化が図られるとともに、耐候性を具備し得るスライド式門扉装置を提供することである。
前記の課題を解決するため、本発明は、車両通行部にレール類を敷設しないスライド式門扉装置について、車両通行部を開閉する門扉本体と、上記門扉本体を概ね片持ち的に水平方向へ移動可能とするために、門扉本体が配置される門扉取付け体とを有して構成するとともに、門扉本体は先端側で軽く、門扉取付け体に保持される基端側で重い重量配分を有するものとし、それによって車両通行部を閉じたときに先端側が接地しないように設け、門扉取付け体はコンクリート構造体より成り、かつ、門扉本体を移動可能に設けるための開閉移動機構を、門扉本体との間に備えて構成するという手段を講じたものである。
本発明において、車両通行部というのは、「主として車両が通行する部分」というほどの意味である。よって、車両通行部は、人もまた当然に通行し得る部分でもあるから、門扉本体の開閉移動によって開かれ或いは閉じられる通行部分、或いは、単に、門の開口部分であるといっても良い。
本発明に係るスライド式門扉装置は車両通行部にレール類を敷設しない構成である。車両通行部には、レールは勿論のこと、溝など、門扉本体の開閉に関する一切のものを設ける必要がない。従って、レールを敷設する経費などは不要であり、ごみなどの異物を堆積させたり溜めこんだりすることがなく、通行車両にショックを与えるというような問題も起こらない。
本発明に係る門扉装置は、門扉本体と門扉取付け体とを有する。門扉本体は車両通行部を開閉できる大きさと形状を有するものを指し、門扉取付け体は門扉本体を配置するものを指す。門扉本体は概ね片持ち的に水平方向へ移動可能に門扉取付け体に配置されているが、重量バランスがとられており、門扉取付け体に載置されるだけでも良いので、厳密には片持ち構造である必要はない。
しかし、門扉取付け体の壁面に保持部を設け、あたかも門扉本体を横抱きするように保持する構成を採用することも可能であるが、この場合には門扉本体が片持ち式に保持されることになる。いずれにしても、門扉本体は先端側で軽く、門扉取付け体に保持される基端側で重い重量配分を有することが必要である。
門扉本体は、車両通行部を閉じたときに先端側が接地しないように、片持ち的に配置されているものであるが、さらに、門扉本体には先端側に平面的構造の枠状部分、基端側に立体的構造の枠状部分を有するものとし、基端側に重量を加重するバランスウエイト部を設けることが望ましい。さらに、バランスウエイト部には、そこを取り付け部として、走行車輪を駆動する自動開閉機構を設けることができる。
また、門扉取付け体はコンクリート構造体より成り、かつ、門扉本体を移動可能に設けるための開閉移動機構を、門扉本体との間に備えて構成されている。コンクリート構造体より成る門扉取付け体をL字型ブロックによって構成し、その水平部分の側に、開閉移動機構の一部を構成する軌道ブロックを設置し、L字型の垂直部分は門扉本体が隠れる程度の高さの塀として構成することができる。
L字型ブロックというコンクリート二次製品を使用することの大きな利点として、現場でのコンクリート打設工事の大幅な省略による工期短縮、コンクリート構造体の精度の保証、価格の低減などの事項を挙げることができる。コンクリート構造体のプレキャスト化によって、工場における製品管理、生産計画などが可能になり、また、門扉本体との組み合わせ状態を、予め正確に把握できることも有利である。
上記開閉移動機構は、門扉取付け体側に設けたガイドレールと、上記ガイドレールに沿って門扉本体が移動するようにその基端側に設けた走行車輪とから構成される。しかしながら、上記は逆に、ガイドレールを門扉本体側に設け、走行車輪を門扉本体側に設けることも可能である。
本発明の実施形態では、左右一対の門扉本体から成るスライド式門扉装置について説明するが、一対であることは必須要件ではなく、片側だけのスライド式門扉装置も当然成立する。また、左右一対の門扉本体の間に仕切りを設け、車両通行部を仕切る形態を採用しても基本的構成が変わるものではなく、想定される範囲内の事柄である。
コンクリート構造体より成る門扉取付け体は、門扉本体のほぼ全体が隠される程度の大きさの箱型構造を有することにより、耐候性を向上する手段となる。特に、箱型構造は全体を覆うことができるので、スライド式門扉装置の耐候性向上に役立つ。このような箱型構造は、U字型のコンクリート構造体に蓋を被せて形成することができる。
開閉移動機構の一部を設置するために、L字型ブロックの水平部分の側に軌道ブロックを設置し、軌道ブロック上にガイドレールを敷設する構成は好ましいものである。しかしながら、必ず独立した軌道ブロックがなければならないというものでもない。また、コンクリート構造体より成る門扉取付け体は、設置地盤に対する門扉取付け体の滑り止め手段として、その水平部分の側にアンカーを備えていることが望ましい。
本発明は以上のように構成され、かつ、作用するものであるから車両通行部にレール類を必要としないスライド式門扉装置について、構造を複雑化することなく車両通行部を完全に開閉することができ、比較的短期間で容易に設置することが可能なスライド式門扉装置を提供することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、特にコンクリート二次製品と組み合わせることによって、設置の容易化が図られるとともに、降雪地帯にも適した耐候性を具備し得るスライド式門扉装置を提供することができる。
本発明に係るスライド式門扉装置の実施形態の例1を示す正面側の斜視図である。 同上装置における裏面側の斜視図である。 同上装置における基端側を示す正面図である。 同上装置における基端側を示す端面図である。 スライド式門扉装置に自動開閉機構を搭載した実施形態の例2を示す斜視図である。 同上装置における駆動部を示す断面図である。 同じく駆動部を拡大して示す斜視図である。 同上装置の他の例を示す斜視図である。 同じくスライド式門扉装置の実施形態の例3を示す斜視図である。 同じくスライド式門扉装置の実施形態の例4に関するもので、Aは例1の変形に係る断面図、Bは例3の変形に係る断面図である。
以下、図示の実施形態を参照して本発明をより詳細に説明する。図1は本発明に係るスライド式門扉装置10の全体像を示しており、左右両方へ開く一対の門扉本体11、12を備えた形態を有している。この門扉装置10は左右対称の構成であるので、詳細は一方の側についてのみ記載し、左右対称構造であるものについては必要に応じてその旨を記載する。
図1に示された、本発明に係るスライド式門扉装置10は、左右の塀13、14と共に設けられており、例えば、工場の入り口などに設置される門扉装置である。従って、左右の塀13、14の間が車両通行部15であり、紙面に向かって左側が構内、右側が道路、市街地等の構外である。なお、スライド式門扉装置10の設置されている領域は、凡その設置範囲を示しており、そこを構成する地盤は、一般的には舗装された平面である。
門扉本体11、12は先端側で軽く、門扉取付け体に保持される基端側で重い重量配分を有し、それによって車両通行部15を閉じたときに先端側が接地しないように企図されている。このため、門扉本体11、12は先端側に平面的構造の枠状部分11a、12aを有しており、かつ、基端側に立体的構造の枠状部分11b、12bを有しており(図2参照)、このようにして先端側の軽量化と基端側の重量化が図られている。
実施形態では、平面的枠状部分11a、12aと立体的枠状部分11b、12bとの間に先端側に向かってテーパー状に設けられた中間立体部分11c、12cが設けてある。すなわち、門扉本体11、12を6梁間とするとき、基端部側の枠状部分11b、12bを二梁間、先端部側の枠状部分11a、12aを一梁間、中間枠状部分11c、12cを三梁間に設定している(先端、中間、基端の各部分を均等割りしても良い。)。
このような門扉本体11、12は鉄合金、アルミ合金等の金属製とするのが望ましく、公知の方法、一般的には溶接手段によって組み立てられるトラス構造の枠体として形成される。扉本体11、12は、工場生産によって生産され、サイズ、デザインの異なる製品としてストックされる。一対の門扉本体11、12には、さらに、基端側重量を加重するバランスウエイト部16が設けられている。バランスウエイト部16は重量物であれば何によって形成しても良いが、実施形態では、後述する自動開閉機構30の取り付け部を兼ねるために、厚板より成る鋼板を用いて基端側に固定している。
上記門扉本体11、12には筋かい17及び張り線18等が設けられており、軽量化と補強を兼ねる手段の一助となっている(図3参照)。また、必要に応じて平面的、立体的軸組み部分の正面に板材を張り、さらに門扉本体11、12の構造の強化を図ることもできる。19は把手を示しており、門扉本体11、12の先端側枠状部分11a、12aに設けられている。また、門扉本体11、12の下の隙間高さHは、コンクリート構造体ブロック27の根入れ深さと、軌道ブロック24の高さ調節により、所望の寸法に調節することができる
門扉本体11、12と後述の門扉取付け体25、26との間には、門扉本体11、12を移動可能に設けるための開閉移動機構20が設けられている。門扉本体11、12側の開閉移動機構20としては走行車輪21が設けられている(図4参照)。
実施形態として示した走行車輪21は車輪21aを車軸21bの両端に各1個有するもので、基端部側の枠状部分11b、12bの下枠に取り付けた軸箱22、22を用いて、車軸21bの両端にて軸承されている。この走行車輪21が基端部側の枠状部分11b、12bに2軸設けられ、一つの門扉本体11の移動手段を構成している。図4では一つの門扉本体11のみ示しているが、他の門扉本体12も全く同じ構成であるから、説明は繰り返さない。
レール23、23が、走行車輪21と共に開閉移動機構20の一部を構成するものとして、門扉取付け体25、26の水平部分の側に、軌道ブロック24を用いて設置されている。レール23、23は軌道ブロック24上に形成された段状の敷設部に、門扉本体11の全長とほぼ同程度の長さに亘って敷設されており、移動限界で走行車輪21を停止させるストッパー23aが設けられている。軌道ブロック24は平板状の横断面を有しているが、これに限るものでもない。
前述の門扉取付け体25、26は上記門扉本体11、12を概ね片持ち的に水平方向へ移動可能とするために、門扉本体11、12が配置される部分である。上記の門扉取付け体25、26はコンクリート構造体より成り、その水平部分の側には、開閉移動機構20の一部を構成する軌道ブロック24が設置されており、L字型の垂直部分は門扉本体が隠れる程度の高さの塀を構成する。つまり、L字型の垂直部分は、前記した左右の塀13、14を構成するものである。
コンクリート構造体ブロック27より成る門扉取付け体25、26はL字型ブロック、即ち、コンクリート二次製品によって構成されている。従って、L字型ブロックはタテ、ヨコ及び長さが一定のブロックとして型成形され、そのブロック(コンクリート二次製品)を、設置部に応じた個数連結して門扉取付け体25、26が形成される。このようなL字型ブロックは任意の工場にて生産が可能であるから、施工現場に搬入設置することで、容易、かつ、迅速に門扉装置10を設置できるようになる。なお、塀13、14の表面には装飾28として縦筋模様が形成されている。
図4において、符号29は調整部分であり、門扉本体11、12の水平部分がテーパー状に形成されている場合に、レール敷設部が水平になるようにモルタル等を充填し、軌道ブロック24の傾きを防止下部分である。本発明に係るスライド式門扉装置10は、門扉本体11、12と門扉取付け体25、26という、主構成材が工場生産されるものであるので、予めそれぞれのサイズやデザインの異なる製品を用意しておくことができ、工事現場に搬入して組み立てることができるので、施工に要する時間は極めて短くて良い。
本発明に係る実施形態1のスライド式門扉装置10はこのような構成を有しており、比較的簡単なタイプであれば、一日程度で据え付けることができる。施工が完了した状態において把手19を持って中央へ押すと、図1に示すようにレール類の敷設されていない、車両通行部15に左右の門扉本体11、12が中央へ向って迫り出し、完全に閉門した環境を作り出す。また、閉門するには、把手19をもって左右へ押し開くようにする(図2参照)。
図5〜図7を参照して本発明に係る実施形態2のスライド式門扉装置10について説明する。実施形態2は、門扉本体11、12の基端側に設けたバランスウエイト部16を取り付け部として、走行車輪21を駆動する自動開閉機構30を設けたもので、自動開閉機構30はバランスウエイト部16の外方端部側に位置している。
上記自動開閉機構30は、簡略には、車軸21bに受動歯車31、モーター33に駆動歯車32を取り付け、モーター33をバランスウエイト部16に据え付けて構成される。実施形態2では外れ止め34が門扉本体11、12の下枠側に設けてあり、先端はレール顎部に係合可能として駆動力の確実な伝達を図っている(図6参照)。
実施形態2における他の構成は実施形態1と同様で良いので符号を援用し、詳細な説明は省略する。実施形態2のスライド式門扉装置では、スライド式門扉装置近くに設けた制御部の操作又は遠隔操作によって自動開閉機構30が操作され、開閉及び開閉位置の調節を自動で行なうことができる。
さらに、本発明に係る実施形態3のスライド式門扉装置10について、図8及び図9を参照して説明する。実施形態3は、コンクリート構造体より成る門扉取付け体35、36を、門扉本体11、12のほぼ全体が隠される程度の大きさの箱型構造のものにより構成し、耐候性を向上した例である。
実施形態3の門扉取付け体35、36は、U字型のコンクリート構造体37に蓋38を被せることによって箱型構造に形成されている(図9参照)。U字型のコンクリート構造体37は、前記と同様に工場生産されたコンクリート二次製品であり、開口縁部内側に、蓋38を受け止める段部が蓋取り付け手段37aとして形成されている。他の構成は実施形態1又2と同様で良いので符号を援用し、詳細な説明は省略する。すなわち、実施形態2の自動開閉機構30も実施形態3に併用することができる。
このように構成されている実施形態3によれば、スライド式門扉装置10の全体が覆われるので、耐候性は著しく向上する。図示ではスライド式門扉装置10の外方端部を開放した状態としている。しかし、開口を閉じることは容易であり、そのようにすることで雪害のみならず、ごみ侵入の対策ともなり得る。
さらに、実施形態の例4を示す。この例4は軌道ブロックを使用しない例であり、コンクリート構造体27、37より成る門扉取付け体25、26、36、36の水平部分に、直接、レール23が設置されている。従って、上記水平部分は文字通り水平であり、実施形態の例1等のような調整部分29を必要としない。
例4のものは、また、設置地盤39に対する門扉取付け体の滑り止め手段40として、その水平部分の側にアンカーを備えている。そのため、水平部分にアンカーの配置される開口部41が設けてあり、開口部41にはモルタルを固結材42として充填し、突出したアンカーを固定する。現場打ちでは基礎工事が必要になるところ、本発明によればその必要がない。
以上の説明では、一般的な材料、技術、工法等に従って本発明を実施した場合の一例を述べており、これを例示した以外の手段方法に従って実施できることは当然である。例えば、車輪21、レール23をV溝付き車輪とV型レールなどに代えたり、門扉本体11、12をパネル状部材から成る構造体に代えたりするようなことなどは、当然可能な事項である。
以上のように、本発明に係るスライド式門扉装置10によれば、石材同等の堅牢性を有するとともに、型成形が容易にできるコンクリートという材料を用いるに当たり、従来は現場打ちで施工された門扉という構造物にコンクリートブロックという二次製品を使用したので、施工が著しく容易化され、同様に工場生産される金属製の門扉本体11、12との組み合わせにより、スライド式門扉装置の施工を短時間で、著しく容易に完了することができる。
10 スライド式門扉装置
11、12 一対の門扉本体
13、14 左右の塀
15 車両通行部
16 バランスウエイト部
17 筋かい
18 張り線
19 把手
20 開閉移動機構
21 走行車輪
22 軸箱
23 レール
24 軌道ブロック
25、26、35、36 門扉取付け体
27、37 コンクリート構造体
28 装飾
29 調整部分
30 自動開閉機構
31 受動歯車
32 駆動歯車
33 モーター
34 外れ止め
38 蓋
39 地盤
40 滑り止め手段
41 開口部
42 固結材

Claims (8)

  1. 車両通行部にレール類を必要としないスライド式門扉装置であって、
    車両通行部を開閉する門扉本体と、上記門扉本体を概ね片持ち的に水平方向へ移動可能とするために、門扉本体が配置される門扉取付け体とを有して構成され、門扉本体は先端側で軽く、門扉取付け体に保持される基端側で重い重量配分を有するとともに、
    前記門扉本体は先端側に平面的構造の枠状部分と、前記基端側に立体的構造の枠状部分を有し、さらに、前記先端側に有する平面的構造の枠状部分と、前記基端側に有する立体的構造の枠状部分と、の間に、前記先端側に向かってテーパー状に設けられた中間立体部分をさらに有し、
    それによって車両通行部を閉じたときに先端側が接地しないように設けられており、門扉取付け体はコンクリート構造体より成り、かつ、門扉本体を移動可能に設けるための開閉移動機構を、門扉本体との間に備えていることを特徴とするスライド式門扉装置。
  2. コンクリート構造体より成る門扉取付け体はL字型ブロックによって構成されており、その水平部分の側に、開閉移動機構の一部を設置する一方、L字型の垂直部分は門扉本体が隠れる程度の高さの塀を構成するようにした請求項1記載のスライド式門扉装置。
  3. 開閉移動機構は、門扉取付け体側に設けたガイドレールと、上記ガイドレールに沿って門扉本体が移動するようにその基端側に設けた走行車輪とから成る請求項1記載のスライド式門扉装置。
  4. 前記基端側にて重量を加重するバランスウエイト部を設けている請求項1記載のスライド式門扉装置。
  5. 門扉本体はその基端側に設けたバランスウエイト部を取り付け部として、走行車輪を駆動する自動開閉機構を設けている請求項3記載のスライド式門扉装置。
  6. コンクリート構造体より成る門扉取付け体は、耐候性を向上する手段として、門扉本体のほぼ全体が隠される程度の大きさの箱型構造を有している請求項1記載のスライド式門扉装置。
  7. コンクリート構造体より成る門扉取付け体はL字型ブロックによって構成されており、その水平部分の側に、開閉移動機構の一部を設置する一方、L字型の垂直部分は門扉本体が隠れる程度の高さの塀を構成するようにし、前記開閉移動機構の一部を設置するために、前記L字型ブロックの水平部分の側に軌道ブロックを設置し、軌道ブロック上にガイドレールを敷設するようにした請求項3記載のスライド式門扉装置。
  8. コンクリート構造体より成る門扉取付け体は、設置地盤に対する門扉取付け体の滑り止め手段として、その水平部分の側にアンカーを備えている請求項1、2又は6の何れかに記載のスライド式門扉装置。
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