JP6589308B2 - エンボスが付与されたペーパーロール及びロール製品の製造方法 - Google Patents

エンボスが付与されたペーパーロール及びロール製品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は,トイレットロールやその製造中間体であるログなどのペーパーロールに関する。また,本発明はトイレットロール等のロール製品の製造方法に関する。具体的に説明すると,本発明は,異なるパターンのエンボスが付与されたペーパーロール等に関するものである。
従来から,トイレットペーパーやキッチンペーパーなどの衛生薄葉紙を巻回してロール状にしたペーパーロールが製造されている。ペーパーロールは,長尺の薄葉紙がその長さ方向に多層巻きされることで,中心孔を有する略円筒状に形成されている。また,衛生薄葉紙に用途に応じた所定パターンのエンボスを付与したペーパーロールも知られている(特許文献1,特許文献2等)。このように,衛生薄葉紙にエンボスを付与することで,薄葉紙を嵩高くして,その吸収性や肌触りを向上させることができる。このため,エンボスが付与された衛生薄葉紙は,例えばトイレットペーパーやキッチンペーパーとして好適に用いることができる。
特開2005−40620号公報 特開2006−21020号公報
ところで,ペーパーロールを構成する衛生薄葉紙にエンボスを付与する場合,生産性の悪化を防止するために,そのエンボスのパターンは1種類のみとすることが一般的であった。すなわち,衛生薄葉紙に異なる種類の複数のパターンのエンボスを付与すると,各パターンのエンボス面積率の違いにより,衛生薄葉紙の嵩(体積)が部分的に高くなったり低くなったりする。そして,このように嵩の異なる部位を有する衛生薄葉紙をロール状に巻回すると,得られたペーパーロールの巻径が部位によって異なってしまうという問題があった。例えば,衛生薄葉紙の幅方向に2分割して,左半分に第1のエンボスパターンを付与し,右半分に第2のエンボスパターンを付与したとする。この場合に,第1のエンボスパターンと第2のエンボスパターンのエンボス面積率が大きく異なると,この衛生薄葉紙を巻回して得られたペーパーロールは,幅方向の左半分と右半分とでその巻径に大きな差が生まれ,全体形状に歪みが発生するという問題があった。このように個々のペーパーロールの形状に歪みが発生すると,ペーパーロールを大量に生産して搬送する際や複数個をまとめて包装袋に詰める際に,その歪みを考慮しなければならず生産性の悪化を招くおそれがあった。このため,現在では,ペーパーロールを構成する衛生薄葉紙には,一般的に1種類のみのエンボスパターンが付与されている。
一方で,エンボスは,衛生薄葉紙の表面に幾何学的な図形や動植物の絵柄等を表すことのできるため,ペーパーロールに意匠的な審美性を与えることができる。このため,ペーパーロールを生産する際に,衛生薄葉紙に対して様々な種類の図柄を表すエンボスパターを付与したいとの要望が多い。様々なバリエーションのエンボスパターンを一つの衛生薄葉紙に付与してペーパーロールを生産できれば,トイレットロールやキッチンロールの商品価値をさらに高めることができる。
そこで,本発明は,衛生薄葉紙に複数種類のエンボスパターンを付与した場合であっても,ペーパーロールの巻径を揃えることのできる技術を提供することを解決課題とする。
本発明の発明者は,鋭意研究の結果,薄葉紙のほぼ全領域に異なるパターンのエンボスを区分けして付与するとともに,各エンボスパターンのエンボス面積率をおよそ等しくすることで,ペーパーロールの巻径を揃えることができるという知見を得た。そして,本発明者は,上記知見に基づけば従来技術の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。具体的に説明すると,本発明は以下の構成・工程を有する。
本発明の第1の側面は,ペーパーロールに関する。
本発明のペーパーロールは,所定の長さ及び幅を有する薄葉紙が長さ方向に巻回されている。薄葉紙は,それぞれ異なるパターンのエンボスが付与された複数箇所のエンボス領域1a,1b…を有している。このエンボス領域1a,1b…の箇所数は,n(n≧2)で表される。
ここで,n箇所のエンボス領域1a,1b…は,それぞれエンボス面積率の差が1%以内である。例えば,第1のエンボス領域1aエンボス面積率をα%とし,第2のエンボス領域1bのエンボス面積率をβ%としたときに,αとβの差が1%以内となる。
上記構成のように,ペーパーロールに対して,異なるパターンのエンボスが付与されたエンボス領域1a,1b…を複数箇所に区分けして形成することで,ペーパーロール及び薄葉紙の審美性を高めることができる。また,複数のエンボス領域1a,1b…のエンボス面積率の差を1%以内に留めることで,薄葉紙全体の嵩高さを揃えることができる。これにより,薄葉紙を多層的に巻回して得られるペーパーロールに歪みが発生することを防止でき,その生産性を維持することが可能となる。
上記のとおり,本発明の第1の側面はペーパーロールに関する。ここにいう「ペーパーロール」は,所定の長さ及び幅を有する薄葉紙が長さ方向に巻回されたものを広く包含する。例えば,「ペーパーロール」には,トイレットロール及びキッチンロールなどの最終製品であるロール製品や,このロール製品の製造過程で得られるログと呼ばれる製造中間体が含まれる。
本発明のペーパーロールにおいて,薄葉紙は,長さ方向及び幅方向の端部を除き,エンボス同士の間に5cm四方以上に亘ってエンボスが付与されていない領域が存在しないことが好ましい。
上記構成のように,薄葉紙の表面には,5cm四方の中に少なくとも一つのエンボスが形成されていることが好ましい。つまり,薄葉紙の表面には略全域に亘ってエンボスが形成されていることが好ましい。5cm四方以上に亘ってエンボスが形成されていない領域が存在すると,その領域における嵩が部分的に小さくなり,ペーパーロールに歪みを発生させる原因になる。そこで,本発明の好ましい形態では,5cm四方以上に亘ってエンボスが形成されていない領域を存在させない。なお,薄葉紙は長さ方向及び幅方向の端部は,製造過程において廃棄されるクリアランスとなることがあるため,この部分にはエンボスを付与する必要はない。
本発明のペーパーロールにおいて,薄葉紙は,長さ方向及び幅方向に亘ってエンボスが付与されていない領域が存在しないことが好ましい。
上記構成のように,薄葉紙の表面には,長さ方向及び幅方向に仮想的な直線をひいたときに,その直線上に少なくとも一つのエンボスが位置することとなる。これにより,薄葉紙の表面の全域に亘ってエンボスが形成されることとなるため,ペーパーロールに歪みが発生することを防止できる。
本発明のペーパーロールにおいて,複数のエンボス領域1a,1b…は,それぞれエンボス面積率が7%以上10%以下であり,そのエンボス面積率の差が1%以内であることが好ましい。
上記構成のように,各エンボス領域1a,1bのエンボス面積率を7%〜10%とすることで,薄葉紙の表面には比較的細かいエンボスパターンが付与されることとなる。このように,ある程度エンボスを密集して形成することで,薄葉紙の審美性を高めるとともに,薄葉紙の表面に形成される凹凸のバランスが良くなり,その嵩高さを均一化することができる。
本発明のペーパーロールは,ロール製品20の製造過程で得られるログ10であることが好ましい。ログ10は,薄葉紙の幅方向に分断することにより,複数個のロール製品20a,20b…が得られる製造中間体である。つまり,ログ10は,複数個のロール製品20が幅方向に複数個連なった状態のものであると言い換えることができる。一つのログ10から得られるロール製品20a,20b…の個数は,m(m≧2)で表される。
この場合に,n箇所のエンボス領域1a,1b…は,薄葉紙の幅方向に区分されていることが好ましい。
上記構成のように,ログ10を構成する薄葉紙の表面には,幅方向に区分されるように,複数のエンボス領域1a,1b…を形成することが好ましい。つまり,薄葉紙を幅方向に見ると,複数のエンボス領域1a,1b…が隣接して形成されていることとなる。他方,各エンボス領域1a,1b…は,薄葉紙の長さ方向に沿って延び,長さ方向の一端から他端まで続くものとなる。このように,ログ10の状態においては,薄葉紙の幅方向に区分して,それぞれエンボスパターンの異なるエンボス領域1a,1b…を設ける。これにより,ログ10を個別のロール製品20a,20b…に分断したとき,ロール製品20a,20b…のエンボスパターンを異ならせることができる。従って,エンボスパターンの異なる複数のロール製品20a,20b…を効率的に製造することができる。
本発明のペーパーロールにおいて,ログ10から得られるロール製品20一つの幅を144±2mmとした場合に,このログ10から得られるロール製品20の個数mとエンボス領域1a,1b…の箇所数nが等しいことが好ましい。なお,幅44±2mmのロール製品20は,トイレットロールの標準規格に準じたものである。
上記構成のように,例えば,一つのログ10から7個のロール製品20を得る場合には,このログ10を構成する薄葉紙に,幅方向に区分して7パターンのエンボスパターンを付与しておく。これにより,一つのログ10から得られるロール製品20それぞれのエンボスパターンを異ならせることが可能である。
ペーパーロールは,ロール製品20であってもよい。この場合,n箇所のエンボス領域1a,1b…は,薄葉紙の長さ方向に区分されていることが好ましい。また,n箇所のエンボス領域1a,1b…は,薄葉紙の長さ方向に周期的に繰り返し形成されている。
上記構成のように,エンボスパターンの異なるエンボス領域1a,1b…を薄葉紙の長手方向に区分して形成することもできる。これにより,薄葉紙を引き出したときに,エンボスパターンが移り変わるロール製品20を提供することができる。
本発明の第2の側面は,ロール製品20の製造方法に関する。
まず,所定の長さ及び幅を有する薄葉紙の全領域に対して,薄葉紙の幅方向に区分して異なるパターンのエンボスを付与し,それぞれ異なるパターンのエンボスが付与されたn(n≧2)箇所のエンボス領域1a,1b…を形成する(第1工程)。次に,薄葉紙を長手方向に巻回したログ10を形成する(第2工程)。さらに,ログ10を薄葉紙の幅方向に分割して,m(m≧2)個のロール製品20a,20b…を形成する(第3工程)。
ここで,上記第1工程において,n箇所のエンボス領域1a,1b…は,それぞれエンボス面積率の差が1%以内となる。
また,ログ10から得られるロール製品20の個数mとエンボス領域1a,1b…の箇所数nは等しいこと好ましい。
上記工程に従ってロール製品20を製造することで,それぞれエンボスパターンの異なる複数のロール製品20a,20b…をほぼ同時に製造することが可能となる。また,複数種類のエンボスパターンが付与されているにも関わらず,ログ10の巻径をほぼ全域に亘って揃えることができる。このため,ロール製品20の生産性を高めることができる。
本発明によれば,薄葉紙に複数種類のエンボスパターンが付与された審美性の高いペーパーロールを得ることができる。さらに,本発明のペーパーロールは,その巻径が全体的に揃っているため,効率的に製造することができる。
図1は,ロール製品の製造工程を概念的に示したフロー図である。 図2は,本発明に係るペーパーロールの第1の実施形態を示している。図2は,製造中間体であるログの構造を示した模式図である。 図3は,第1の実施形態において,ログを構成する薄葉紙に付与されたエンボスパターンの例を示している。 図4は,本発明に係るペーパーロールの第2の実施形態を示している。図4は,最終製品であるロール製品の構造を示した模式図である。 図5は,第2の実施形態において,ロール製品を構成する薄葉紙に付与されたエンボスパターンの例を示している。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜変更したものも含む。
なお,本願明細書において,「A〜B」とは,「A以上B以下」であることを意味する。
また,図2〜図5においては,便宜的に,X軸とY軸の直交座標系を示している。X軸は薄葉紙の幅方向に相当し,Y軸は薄葉紙の長さ方向に相当する。
[1.ロール製品の製造工程]
図1は,ロール製品の製造フローを示している。
図1に示されるように,まず,原反ロール31から長尺広幅の薄葉紙32(原紙)を繰り出す。薄葉紙32は,一枚(1プライ)であってもよいし,二枚以上が積層されたもの(2プライ以上)であってもよい。薄葉紙32の原料については特に限定されないが,トイレットペーパーやキッチンペーパーなどの衛生薄葉紙の原料として用いられる公知のものを用いればよい。例えば,薄葉紙の原料には,古紙パルプや,バージンパルプ,又はこれらを配合したものを用いることができる。ここにいうバージンパルプには,例えば,木材パルプ,非木材パルプ,合成パルプなどが含まれる。
その後,原反ロール31から繰り出された薄葉紙32に対して,所定パターンのエンボスを付与する。エンボスは,公知のエンボスロール41とアンビルロール42を利用して付与すればよい。エンボスロール41は薄葉紙32の一方面側に配置され,アンビルロール42は薄葉紙32の他方面側に配置されている。エンボスロール41の周面には,所定のエンボスパターンに対応した形状の多数の突起が形成されている。他方,アンビルロール42の周面は,金属製又はラバー製の平坦面となっている。このため,エンボスロール41とアンビルロール42との間に圧接状態で薄葉紙32を導入することで,エンボスロール41の突起の形状に対応したパターンのエンボスが薄葉紙32に付与される。薄葉紙32に対して付与するエンボスのパターンについて,詳しくは後述する。
その後,エンボスが付与された長尺の薄葉紙32を所定の長さで紙管に巻き付けることで,ログ10を形成する。このとき,紙管に巻き付ける薄葉紙32の長さを調節することで,ログ10の直径を調整できる。なお,ここにいうログ10の直径とは,紙管の直径に薄葉紙32の巻径を加えた値である。ログ10は,最終的に製造されるロール製品20が,薄葉紙32の幅方向(ログ10の軸方向)に複数個連結した形状となっている。このため,この段階において,ログ10の直径と最終製品であるロール製品20の直径は一致している。例えば,トイレットロールやキッチンロールを製造する場合には,ログ10の直径は,110mm〜120mmとすればよい。
その後,ログ10の搬送タイミングなどを調整した後,このログ10を薄葉紙32の幅方向(ログ10の軸方向)に分断する。図1に示されるように,ログ10は,ログソー43によって,連続的に分断される。これにより,1本のログ10から,所定の幅を有するロール製品20が複数個(m個:m≧2)得られる。例えば,1本のログ10からは,4〜10個程度のロール製品20を得られるようにすればよい。ロール製品20の幅は,その用途に応じて変更できる。例えば,トイレットロールの場合,その幅(紙幅)を114±2mmとすればよい。また,キッチンロールの場合,その幅(紙幅)を210〜235mm程度とすればよい。
以上のようにして,エンボスが付与された薄葉紙を巻回したロール製品20を製造することができる。その後,ロール製品20は,所定個数にまとめられて一袋に包装され,ロール製品の包装体となって出荷される。
[2.シートロールの第1の実施形態:ログ]
続いて,図2及び図3を参照して,本発明に係るシートロールの第1の実施形態について説明する。第1の実施形態に係るシートロールは,上述したログ10である。図2に示されるように,ログ10は,長尺幅広の薄葉紙がその長さ方向に多層に亘って巻回した構成となっている。図2及び図3において,符号Cは,ログ10から個別のロール製品20を得るときに,このログ10を分断するときの切断予定線を示している。この切断予定線Cに沿ってログ10を切断することで,複数個(m個)のロール製品20a,20b…20gが得られる。図2及び図3では,1つのログ10から,114±2mmの幅を持つロール製品20(トイレットロール)が7個得られる例を示している(m=7)。このため,ログ10の幅(X軸方向の長さ)は,114±2mm×m(例:m=7)となる。ただし,1つのログ10から得られるロール製品20の個数は,ログ10の幅(薄葉紙の横幅)を調整することで適宜増減させることもできる。
また,図2に示されるように,ログ10を構成する薄葉紙には,その幅方向(X軸方向)に区分されるように,複数(n個:n≧2)のエンボス領域1a,1b…が形成される。複数のエンボス領域1a,1b…1gは,それぞれ,図3に示されるように,異なるパターンのエンボスが付与される領域である。エンボスが形成された部位において,薄葉紙は厚み方向に圧縮される。このため,薄葉紙の表面は,エンボスの形成された部位が凹部となり,それ以外の部位が凸部となる。また,薄葉紙が複数の紙材を重ねて形成されたものである場合,エンボスの形成された凹部において,各紙材を接合(融着)することもできる。また,ここにいうエンボスのパターン(又はエンボスパターン)とは,幾何学的な図形や動植物等の絵柄を表すエンボスが規則的に形成された一連の模様を意味する。幾何学的な図形の例は,直線,曲線,円形,四角形,五角形,その他多角形等であるが,これらのもの限定されない。また,絵柄の例は,動植物(草,木,花,動物,昆虫等),人工物(自動車,飛行機,列車,建造物等),キャラクタ等であるが,これらのものに限定されない。
図3に示した実施例においては,ログ10を構成する薄葉紙に,第1から第7までの7つのエンボス領域1a,1b…1gが形成されている(n=7)。図3に示されるように,第1のエンボス領域1aから第7のエンボス領域1gは,それぞれ,エンボスパターンが異なる。具体的には,各エンボス領域1a,1b…1gは,エンボスパターンを構成する構成要素となる個々のエンボスの種類(図形や絵柄の種類)が異なっている。例えば,第2のエンボス領域1bのエンボスパターンは,ひまわり,葉,及び曲線を表すエンボスを構成要素としている。また,例えば,第3のエンボス領域1cのエンボスパターンは,リス及びどんぐりを表すエンボスを構成要素としている。このように,エンボスパターンを構成するエンボスの種類の違いによって,異なるエンボスパターンであると判別することができる。
図2及び図3に示した実施形態において,各エンボス領域1a,1b…1gは,薄葉紙の幅方向(X軸方向)に区分される。このため,図示は省略されているが,各エンボス領域1a,1b…1gは,薄葉紙の長手方向(Y軸方向)には,一端から他端まで連続的に続いていることとなる。また,本発明において,エンボス領域の箇所数(n)は,2以上であればよく,3以上であることが好ましく,4以上又は5以上であることが特に好ましい。エンボス領域の箇所数(n)の上限は特にないが,例えば,10以下又は15以下とすればよい。
また,図3に示されるように,薄葉紙の表面には,エンボスがほぼ全域に亘って形成されている。つまり,薄葉紙の表面は,エンボス領域1a,1b…のみからなり,エンボスパターンが付与されていない領域は存在しないことが好ましい。具体的に説明すると,図3の左下に,5cm四方の参考図形を示している。図3に示したエンボスの例と5cm四方の参考図形を参照すればわかるように,薄葉紙の表面には,5cm四方以上に亘ってエンボスが形成されていない領域(すなわち,非エンボス領域)が存在していない。つまり,薄葉紙の表面のうちのどの部分を見ても,5cm四方の領域内には少なくともエンボスの一部が存在していることとなる。このような意味において,薄葉紙は,その表面のほぼ全域に亘ってエンボスが形成されていることとなる。ただし,ログ10の状態において,薄葉市の幅方向の左右両端部や長さ方向の前後両端部には,製造上のクリアランス(余白)が設けられており,この部分にはエンボスが形成されていないことがある。このようなクリアランスは製造過程において除去・廃棄されることもあるため,このようなクリアランスはエンボスを形成すべき薄葉紙の表面としては考慮しない。つまり,エンボスの存在しないクリアランスが5cm四方以上に亘って形成されている場合であっても,当該クリアランス以外の部位において5cm四方の領域内に少なくともエンボスの一部が存在しているのであれば,そのようなログは本発明の権利範囲に含まれる。
さらに具体的に説明すると,図3に示されるように,薄葉紙の表面には,その長さ方向及び幅方向の全域に亘ってエンボスが形成されていない領域(すなわち,非エンボス領域)が存在していない。すなわち,長さ方向及び幅方向に沿って仮想的な直線をひいたときに,その直線上には少なくともエンボスの一部が位置することとなる。このような意味において,薄葉紙の表面には,幅方向と長さ方向のほぼ全域に亘ってエンボスが形成されていることが好ましい。
ここで,図3には,各エンボス領域1a,1b…1gに形成されたエンボスパターンのエンボス面積率が示されている。ここにいう「エンボス面積率」とは,エンボス加工により薄葉紙が圧縮された部分(圧縮部)若しくは薄葉紙を構成する複数の紙材が接合された部分(接合部)の面積が,各エンボス領域の面積に対して占める割合(比率)である。各エンボス領域のエンボス面積率を測定するためには,例えば,各エンボス領域から5cm四方の試片を3枚切り取り,各試片を画像解析してエンボスの面積を求め,試片ごとに試片全体の面積に対するエンボスの面積の比率(エンボス面積率)を算出する。そして,3枚の試片から求めたエンボス面積率の平均値を,各エンボス領域のエンボス面積率とすればよい。
図3に示されるように,本発明において,各エンボス領域1a,1b…1gは,そこに形成されたエンボスパターンのエンボス面積率の差が,それぞれ1%以内となる。図3に示された例において,第1のエンボス領域1aのエンボス面積率は8.161%であり,第2のエンボス領域1bのエンボス面積率は8.288%であり,第3のエンボス領域1cのエンボス面積率は8.276%であり,第4のエンボス領域1dのエンボス面積率は8.275%であり,第5のエンボス領域1eのエンボス面積率は8.276%であり,第6のエンボス領域1fのエンボス面積率は8.307%であり,第7のエンボス領域1gのエンボス面積率は8.112%である。従って,図3の例では,すべてのエンボス領域1a,1b…1gにおいて,そのエンボス面積率が8%台となっている。このように,各エンボス領域1a,1b…1gはエンボス面積率の差が,それぞれ1%以内であることが好ましい。特に,エンボス面積率の差は,0.5%以内,0.3%以内,又は0.2%以内であることがより好ましい。このように,複数のエンボス領域1a,1b…1gのエンボス面積率の差を1%以内に留めることで,薄葉紙全体の嵩高さを揃えることができる。これにより,薄葉紙を多層的に巻回して得られるログ10の巻径に歪みが発生することを防止できるため,ロール製品20の生産性を維持することが可能となる。
各エンボス領域1a,1b…1gのエンボス面積率は,最終的に得られるロール製品20の用途などに応じて適宜設計することができる。例えば,各エンボス領域1a,1b…1gのエンボス面積率は,3%〜15%又は7%〜10%とすることができる。特に,エンボス面積率を7%〜10%とすることにより,図3に示されるようなエンボスが一様に付与された審美性の高い薄葉紙とすることが可能である。また,エンボス面積率を7%〜10%とすることで,エンボスが薄葉紙全体に亘って密集して存在することとなるため,薄葉紙表面に形成される凹凸が細かくなり,薄葉紙の嵩高さをほぼ揃えることができる。これにより,薄葉紙を巻回してログ10を得たときに,このログ10の巻径に生じる歪みをほぼ解消することができる。
また,本発明において,1本のログ10を構成する薄葉紙に形成されたエンボスパターンの異なるエンボス領域1a,1b…の箇所数は,n(n≧2)で表される。なお,nは,薄葉紙表面上のエンボスパターンの種類の数であると言い換えることもできる。また,1本のログ10を分断して得られるロール製品20の個数は,m(m≧2)で表される。この場合において,nとmは必ずしも等しい数である必要はない。例えば,nをmよりも多くすることもできるし(n>m),nをmよりも少なくすることもできる(n<m)。ただし,本発明において,nはmと等しい数であることが最も好ましい(n=m)。このように“n=m”とすることで,1本のログ10から得られる複数のロール製品20のそれぞれに対して,異なるパターンのエンボスを付与することが可能になる。これにより,様々なバリエーションの違うロール製品20を使用者に対して提供できるため,使用者を楽しませて,その購買意欲を高めることができる。
また,図3に示されるように,薄葉紙の表面上に形成された各エンボス領域1a,1b…1gの境界は,必ずしもログ10の切断予定線Cと一致している必要はない。言い換えると,各エンボス領域1a,1b…1gの幅は,ログ10の切断予定線Cの間の間隔(すなわち,ロール製品20の幅)と一致していなくてもよい。ただし,各エンボス領域1a,1b…1gの境界をログ10の切断予定線Cと一致させることもできる。このようにすれば,ロール製品20ごとに,エンボスパターンを明確に異ならせることができる。なお,各エンボス領域1a,1b…1gの境界とログ10の切断予定線Cを厳密に一致させようとしても,加工機械の精度によっては2mm程度のずれが生じることもある。このため,2mm程度のずれであれば,各エンボス領域1a,1b…1gの境界とログ10の切断予定線Cとは一致しているものとする。
以上のとおり,本発明の第1の実施形態によれば,異なるエンボスパターンが付与されたログ10であっても,その巻径の歪みを最小限に抑えることができる。従って,ログ10を分断して複数のロール製品20を生産性良く製造することができる。また,1本のログ10から,異なるエンボスパターンを有する複数のロール製品20を連続的に製造できる。このため,商品価値の高いロール製品20を効率的に供給することが可能となる。
[3.シートロールの第2の実施形態:ロール製品]
続いて,図4及び図5を参照して,本発明に係るシートロールの第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係るシートロールは,上述したロール製品である。上述したとおり,ロール製品20は,ログ10を分断することにより得られるものである。図4に示されるように,ロール製品20は,長尺の帯状の薄葉紙がその長さ方向に多層に亘って巻回した構造となっている。図4及び図5において,ロール製品20は,114±2mmの幅を持つトイレットロールである。また,ロール製品20(トイレットロール)は,薄葉紙をその幅方向に沿って個別に切り離すためのミシン目線Pが形成されている。このミシン目線Pは,薄葉紙の長手方向に一定の間隔で設けられている。
図4及び図5に示されるように,第2の実施形態に係るロール製品20では,上述した第1の実施形態とは異なり,エンボスパターンのそれぞれ異なるn箇所(n≧2)のエンボス領域1a,1b…が,薄葉紙の長さ方向に区分されている。また,n箇所のエンボス領域1a,1b…が,薄葉紙の長さ方向に周期的に繰り返し形成されている。つまり,図に示された例では,薄葉紙の長さ方向に,第1のエンボス領域1aから第7のエンボス領域1gまでが隣接して形成される。さらに,これら第1のエンボス領域1aから第7のエンボス領域1gは,それぞれエンボスパターンが異なっている。また,第1のエンボス領域1aから第7のエンボス領域1gは周期的に繰り返される。つまり,第1のエンボス領域1aから第7のエンボス領域1gまでの一群の後には,再び,第1のエンボス領域1aから第7のエンボス領域1gの一群が形成されていることとなる。
このように,第1の実施形態と第2の実施形態とでは,薄葉紙上に形成される各エンボス領域1a,1b…の区分されている方向が異なっているといえる。その他の条件については,基本的に,第2の実施形態では,第1の実施形態で説明した条件を援用することができる。例えば,第2の実施形態において,n箇所のエンボス領域1a,1b…は,それぞれエンボス面積率の差が1%以内となる。また,薄葉紙は,長さ方向及び幅方向の端部を除き,エンボス同士の間に5cm四方以上に亘ってエンボスが付与されていない領域(非エンボス領域)が存在しない。また,薄葉紙は,長さ方向及び幅方向に亘ってエンボスが付与されていない領域(非エンボス領域)が存在しない。さらに,複数のエンボス領域1a,1b…は,それぞれエンボス面積率が7%以上10%以下となることが好ましい。
また,第2の実施形態のロール製品20では,薄葉紙の幅方向に沿ったミシン目線Pが,薄葉紙の長手方向に一定の間隔で設けられている。ここで,図5に示されるように,薄葉紙の表面上に形成された各エンボス領域1a,1b…1gの境界は,必ずしも,ミシン目線Pと一致している必要はない。言い換えると,各エンボス領域1a,1b…1gの幅は,ミシン目線Pの間の間隔と一致していなくてもよい。ただし,各エンボス領域1a,1b…1gの境界をミシン目線Pと一致させることもできる。このようにすれば,ミシン目線Pに沿って切り離した薄葉紙の個片ごとに,エンボスパターンを明確に異ならせることができる。これにより,使用者は,ミシン目線Pに沿って薄葉紙を切り離したときに,個片ごとに異なるエンボスパターンの違いを楽しむことができる。なお,各エンボス領域1a,1b…1gの境界とミシン目線Pを厳密に一致させようとしても,加工機械の精度によっては2mm程度のずれが生じることもある。このため,2mm程度のずれであれば,各エンボス領域1a,1b…1gの境界ミシン目線Pとは一致しているものとする。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
本発明は,トイレットロールなどのロール製品や,製造中間体であるログなどのペーパーロールに関する。また,本発明は,ロール製品の製造方法に関する。従って,本発明は,トイレットロール等の衛生薄葉紙の製造業において好適に利用しうる。
1(1a,1b等)…エンボス領域 10…ログ
20(20a,20b等)…ロール製品 31…原反ロール
32…薄葉紙(原紙) 41…エンボスロール
42…アンビルロール 43…ログソー
C…切断予定線 P…ミシン目線

Claims (7)

  1. 所定の長さ及び幅を有する薄葉紙が長さ方向に巻回され,前記薄葉紙の幅方向に分断することによりm(m≧2)個のロール製品(20a,20b…)が得られるペーパーロールであって,
    前記薄葉紙は,前記薄葉紙の幅方向に区分され,それぞれ構成要素となる個々のエンボスの種類が異なるパターンエンボスが付与されたn(n≧3)箇所のエンボス領域(1a,1b,1c…)を有しており,
    前記n箇所のエンボス領域(1a,1b,1c…)は,それぞれのエンボス面積率の差が1%以内である
    ペーパーロール。
  2. 前記薄葉紙は,長さ方向及び幅方向の端部を除き,前記エンボス同士の間に5cm四方以上に亘って前記エンボスが付与されていない領域が存在せず,
    前記エンボス面積率は,前記エンボス領域から5cm四方の試片を3枚切り取り,各試片を画像解析してエンボスの面積を求め,試片ごとに試片全体の面積に対するエンボスの面積の比率を算出し,3枚の試片から求めたエンボスの面積の比率の平均値を,各エンボス領域のエンボス面積率として測定される
    請求項1に記載のペーパーロール。
  3. 前記薄葉紙は,長さ方向及び幅方向に亘って前記エンボスが付与されていない領域が存在しない
    請求項1又は請求項2に記載のペーパーロール。
  4. 前記複数のエンボス領域(1a,1b…)は,それぞれエンボス面積率が7%以上10%以下であり,そのエンボス面積率の差が1%以内である
    請求項1又は請求項2に記載のペーパーロール。
  5. 前記ペーパーロールから得られる前記ロール製品(20)一つの幅を144±2mmとした場合に,
    前記ペーパーロールから得られる前記ロール製品(20)の個数mと前記エンボス領域(1a,1b…)の箇所数nが等しい
    請求項1から請求項4のいずれかに記載のペーパーロール。
  6. ロール製品(20)の製造方法であって,
    所定の長さ及び幅を有する薄葉紙の全領域に対して,前記薄葉紙の幅方向に区分して構成要素となる個々のエンボスの種類が異なるパターンエンボスを付与し,それぞれ前記異なるパターンエンボスが付与されたn(n≧3)箇所のエンボス領域(1a,1b,1c…)を形成する工程と,
    前記薄葉紙を長手方向に巻回したログ(10)を形成する工程と,
    前記ログ(10)を前記薄葉紙の幅方向に分割して,m(m≧2)個のロール製品(20a,20b…)を形成する工程と,を含み,
    前記n箇所のエンボス領域(1a,1b,1c…)は,それぞれのエンボス面積率の差が1%以内である
    ロール製品の製造方法。
  7. 前記ログ(10)から得られる前記ロール製品(20)の個数mと前記エンボス領域(1a,1b,1c…)の箇所数nが等しい
    請求項6に記載のロール製品の製造方法。
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