JP6588540B2 - 湾曲機構および軟性医療器具 - Google Patents

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本発明は、湾曲機構および軟性医療器具に関するものである。
従来、長手軸に沿って直列に連結された複数の関節駒と該関節駒に接続されたワイヤとを備え、ワイヤに張力を加えることによって関節駒を長手軸に交差する揺動軸線回りに揺動駆動する湾曲機構が知られている(例えば、特許文献1および2参照。)。このような湾曲機構において、各関節駒に個別にワイヤを接続することによって、各関節駒を選択的に揺動駆動することができる。また、1つの関節駒に対して、長手軸回りの周方向に異なる位置に複数のワイヤを接続することによって、関節駒を複数の方向に揺動駆動することができる。
特開2009−119064号公報 特許第4332031号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2の湾曲機構においては、一の関節駒を揺動駆動したときに、他の関節駒に接続されているワイヤの経路長が変化し、ワイヤが長手方向に変位する。このときに、同一の関節駒に接続されている複数のワイヤ間で変位量が異なることによって、駆動対象ではない他の関節が意図せずに揺動してしまうという問題がある。また、このときの他の関節の揺動角度は制御不能であるため、湾曲機構を同一の湾曲形状に変形しようとしても湾曲機構の湾曲形状がその都度異なってしまい、湾曲機構の同一の動作を正確に再現することが難しいという問題がある。
本発明は、意図しない関節駒の揺動を防止し、動作の再現性を向上することができる湾曲機構および軟性医療器具を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様は、長手軸に沿って先端側から基端側へ向かって直列に配列し、前記長手軸に交差する揺動軸線回りに相互に揺動可能に連結された複数の湾曲関節部材と、該複数の湾曲関節部材の各々に一対ずつ接続され、前記複数の湾曲関節部材を互いに独立して揺動させるための張力を伝達する複数対の長尺の張力伝達部材と、各対の前記張力伝達部材を長手方向に相対移動可能に束ねる可撓性を有する複数本のシース部材とを備え、該複数本のシース部材の各々は、前記各対の張力伝達部材が接続されている湾曲関節部材の直基端側に位置する前記揺動軸線よりも先端側に配置された分岐位置まで前記一対の張力伝達部材を束ね、前記分岐位置よりも先端側において互いに分離した前記一対の張力伝達部材が、前記湾曲関節部材の異なる位置に接続されている湾曲機構である。
本発明の第1の態様によれば、いずれかの張力伝達部材に張力が付与されると、該張力伝達部材が接続されている湾曲関節部材に張力が伝播され、該湾曲関節部材が隣接する湾曲関節部材に対して揺動する。これにより、湾曲機構の先端部の位置および姿勢を変化させることができる。
この場合に、同一の湾曲関節部材に接続される一対の張力伝達部材は、当該湾曲関節部材の直基端側の揺動軸線よりも先端側の位置までシース部材によって束ねられている。したがって、一の湾曲関節部材が揺動したときに、他の同一の湾曲関節部材に接続されている一対の張力伝達部材は長手方向に略等しく変位する。これにより、意図しない他の関節駒の揺動を防止し、動作の再現性を向上することができる。
上記第1の態様においては、前記シース部材が、1本の前記張力伝達部材を各々収容する一対のシースが半径方向に連結されたペアシースであってもよい。
このようにすることで、シース部材を簡易に製造することができる。
上記第1の態様においては、各前記湾曲関節部材の基端側に前記長手軸に交差して配置され、板厚方向に貫通し前記シース部材が挿入される貫通孔を有する複数の平板状のガイド部材を備えていてもよい。
このようにすることで、シース部材をガイド部材の貫通孔を経由して長手軸に沿う方向に配線することによって、張力伝達部材の配線経路を規定することができる。
上記第1の態様においては前記ガイド部材が、前記揺動軸線を含む平面上に配置されていてもよい。
このようにすることで、張力伝達部材が揺動軸線回りに湾曲することによって、同一の湾曲関節部材に接続されている一対の張力伝達部材間の変位量の差をさらに低減し、意図しない関節駒の揺動をさらに確実に防止することができる。
上記第1の態様においては、前記貫通孔が、前記一対の前記張力伝達部材を前記揺動軸線に対して同一方向にほぼ同一距離だけ離れた位置に配置するように設けられていてもよい。
このようにすることで、同一の湾曲関節部材に接続されている一対の張力伝達部材が同一の曲率で揺動軸線回りに湾曲するので、一対の張力伝達部材間の変位量の差をさらに低減し、意図しない関節駒の揺動をさらに確実に防止することができる。
上記第1の態様においては、前記ガイド部材が、前記貫通孔よりも半径方向内側に、板厚方向に貫通する開口部を有していてもよい。
このようにすることで、処置具や配管等の内蔵物を、開口部を経由して湾曲機構の基端側から先端側まで長手軸に沿う方向に配線することができる。
本発明の参考態様は、長手軸に沿って先端側から基端側へ向かって直列に配列し、前記長手軸に交差する揺動軸線回りに相互に揺動可能に連結された複数の湾曲関節部材と、該複数の湾曲関節部材の各々に一対ずつ接続され、前記複数の湾曲関節部材を互いに独立して揺動させるための張力を伝達する複数対の長尺の張力伝達部材と、各前記湾曲関節部材の基端側に前記長手軸に交差して配置され、板厚方向に貫通し前記張力伝達部材が挿入される貫通孔を有する複数の平板状のガイド部材とを備え、各前記貫通孔に一対の張力伝達部材が挿入されている湾曲機構である。
本発明の参考態様によれば、いずれかの張力伝達部材に張力が付与されると、該張力伝達部材が接続されている湾曲関節部材に張力が伝播され、該湾曲関節部材が隣接する湾曲関節部材に対して揺動する。これにより、湾曲機構の先端部の位置および姿勢を変化させることができる。
この場合に、同一の湾曲関節部材に接続される一対の張力伝達部材は、ガイド部材の同一の貫通孔を通過することによって束ねられている。したがって、一の湾曲関節部材が揺動したときに、他の同一の湾曲関節部材に接続されている一対の張力伝達部材は長手方向に略等しく変位する。これにより、意図しない他の関節駒の揺動を防止し、動作の再現性を向上することができる。
上記参考態様においては、前記ガイド部材が、前記揺動軸線を含む平面上に配置されていてもよい。
上記参考態様においては、前記貫通孔が、前記一対の前記張力伝達部材を前記揺動軸に対して同一方向にほぼ同一距離だけ離れた位置に配置するように設けられていてもよい。
本発明の第の態様は、上記いずれかの湾曲機構と、該湾曲機構の外周を被覆する可撓性を有する筒状のアウタシースとを備える軟性医療器具である。
本態様によれば、湾曲機構をアウタシースによって被覆することにより、体内に挿入しても湾曲機構が体内の組織に直接接触することを防止して、組織および湾曲機構の保護、湾曲機構の円滑な動作を確保することができる。
本発明によれば、意図しない関節駒の揺動を防止し、動作の再現性を向上することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る軟性医療器具を備える医療用システムを示す全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る湾曲機構および軟性医療器具の先端部分の斜視図である。 図2の湾曲機構における関節駒の斜視図である。 図2の湾曲機構におけるガイドプレートの正面図である。 図2の湾曲機構におけるシース部材の構成を示す側面図である。 図5のシース部材のI−I横断面図である。 図5のガイドプレートにおける貫通孔の変形例を示す図である。 図2のシース部材の変形例の側面図である。 図8のシース部材のII−II横断面図である。 図2の湾曲機構の変形例の側面図である。 図10の湾曲機構のIII−III横断面図である。
本発明の一実施形態に係る軟性医療器具および湾曲機構について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る軟性医療器具2は、例えば、図1に示される医療用システム100に適用されるものである。
医療用システム100は、スレーブ装置101と、該スレーブ装置101に対する操作が医師Aによって入力されるマスタ装置102と、該マスタ装置102への入力に基づいてスレーブ装置101を制御するコントローラ103と、モニタ104とを備えている。スレーブ装置101は、患者Pの体腔内に挿入される挿入部1を備えている。本実施形態に係る軟性医療器具2は、挿入部1の先端に設けられている。
本実施形態に係る軟性医療器具2は、図2に示されるように、湾曲機構3と、該湾曲機構3の外面を被覆し可撓性を有する材料からなるアウタシース19とを備えている。
本実施形態に係る湾曲機構3は、図2に示されるように、長手軸方向に配列し直列に連結された複数の関節駒(湾曲関節部材)4と、各関節駒4に取り付けられた複数のガイドプレート(ガイド部材)5と、ガイドプレート5および関節駒4を貫通して先端がいずれか1つの関節駒4に接続された複数本の張力伝達部材6と、該張力伝達部材6を被覆するシース部材7とを備えている。
関節駒4は、図3に示されるように、周方向に配列し厚さ方向に貫通する4つの貫通孔8を有する円板状の本体部9と、該本体部9の中央に設けられ長手軸に沿って基端側へ延びる第1の支柱部10とを備えている。具体的には、本体部9は、外周の円環状部分9aと該円環状部分9aの中央に位置する第1の支柱部10とを4本のスポーク11によって半径方向に連結した構造を有している。これにより、円環状部分9a、第1の支柱部10および隣接する2本のスポーク11によって囲まれた貫通孔8が形成されている。
最先端の関節駒4以外の関節駒4は、本体部9を挟んで第1の支柱部10とは逆方向に長手軸に沿って延びる第2の支柱部12をさらに備えている。第1の支柱部10の基端には、隣接する関節駒4に設けられている第2の支柱部12の先端と長手軸に交差する揺動軸線S回りに揺動可能に連結される連結部13が設けられている。
図2および図3に示す例では、隣接する関節駒4が互いに直交する揺動軸線S回りに揺動するように連結部13が構成されている。ただし、連結部13の具体的な構成はこれに限定されるものではない。例えば、隣接する関節駒4の揺動軸線Sが90°以外の角度で交差するように連結部13が構成されていてもよく、隣接する関節駒4が互いに平行な揺動軸線S回りに揺動するように連結部13が構成されていてもよい。
ガイドプレート5は、円板状の部材であり、長手軸に交差し揺動軸線Sを含む平面上に配置されている。ガイドプレート5は、図4に示されるように、それぞれ板厚方向に貫通する1個の嵌合孔14および2個の貫通孔(開口部)15を有している。嵌合孔14は、ガイドプレート5の中央に形成され、第1の支柱部10の基端部が嵌合孔14内に嵌合することによってガイドプレート5が関節駒4に取り付けられている。貫通孔15は、揺動軸線Sに沿って嵌合孔14と一列に配列するように嵌合孔14の半径方向両側に設けられている。軟性の処置具、配管あるいは軟性内視鏡のような内蔵物16を貫通孔15内に挿入することによって、内蔵物16を軟性医療器具2の基端側から先端側へ導くことができるようになっている。
さらに、ガイドプレート5は、周方向に間隔をあけて配列し、板厚方向に貫通する複数個の貫通孔17を有している。複数個の貫通孔17の内、少なくとも1つは、揺動軸線Sに沿って嵌合孔14および貫通孔15と一列に配列するように、貫通孔15の半径方向外側に設けられている。貫通孔17の口径は、シース部材7の外径よりも大きく、シース部材7が長手方向に移動可能に挿入される寸法に形成されている。
張力伝達部材6は、金属製のワイヤからなる。
シース部材7は、図5および図6に示されるように、一対の細長い円筒状のシース7aが先端から基端まで半径方向に連結されたペアシースからなる。各シース7aは、可撓性を有する材料から形成されている。シース7aは、張力伝達部材6の外径よりも大きな内径と、張力伝達部材6の長さよりも短い長さとを有している。各シース7a内には、張力伝達部材6の先端部および基端部がシース7aの先端および基端からそれぞれ突出するように、張力伝達部材6が1本ずつ長手方向に移動可能に挿入されている。これにより、一対の張力伝達部材6は、シース部材7によって1つに束ねられ、シース7aの先端および基端において分岐している。
各関節駒4には、シース部材7によって束ねられた一対の張力伝達部材6の先端が固定されている。一対の張力伝達部材6は、長手軸を含み揺動軸線Sに直交する平面内の第1の支柱部10を挟んで互いに対向する位置において、本体部9の円環状部分9aに1本ずつ固定されている。関節駒4に先端が固定された張力伝達部材6は、図2に示されるように、該関節駒4よりも基端側に配されている1以上のガイドプレート5の貫通孔17および本体部9の貫通孔8を通過して挿入部1の基端側まで導かれている。
揺動軸線S上の貫通孔17内には、該貫通孔17が設けられているガイドプレート5が取り付けられている関節駒4に固定されている張力伝達部材6が貫通するように、複数のシース部材7が配線されている。シース部材7は揺動軸線S上の貫通孔17を貫通し、一対の張力伝達部材6の分岐位置であるシース7aの先端が揺動軸線Sよりも先端側に配置されている。
ここで、ガイドプレート5の貫通孔17は、長手軸および揺動軸線Sに直交する平面において長軸および短軸を有する扁平な矩形形状を有し、長軸方向には2本のシース7aを挿入可能な寸法を有し、短軸方向には1本のシース7aのみを挿入可能な寸法を有している。また、貫通孔17は、長軸が揺動軸線Sと平行になるように形成されている。これにより、貫通孔17内を貫通する一対の張力伝達部材6は、揺動軸線Sから等しい距離に配置され、揺動軸線S回りに同一の曲率で湾曲するようになっている。
なお、貫通孔17の形状は、該貫通孔17を貫通するシース部材7の向きを規定することができる形状であればよく、例えば、図7に示されるように、シース部材7の横断面の外形に対して相補的な形状であってもよい。
張力伝達部材6の基端は、挿入部1の基端に設けられたモータ(図示略)に接続されている。マスタ装置102への入力に従ってコントローラ103がモータを駆動し、モータによっていずれかの張力伝達部材6が牽引されて該張力伝達部材6に張力が発生すると、牽引されている張力伝達部材6の先端が固定されている関節駒4と該関節駒4に取り付けられたガイドプレート5とが一体的に揺動軸線S回りに揺動するようになっている。
張力伝達部材6に張力が生じることによってシース部材7が貫通孔17の内壁に密着したときにシース部材7が貫通孔17の内壁に固着することがないように、シース部材7の表面と貫通孔17の内壁とは、互いに異なる材料から形成されている。
次に、このように構成された本実施形態に係る軟性医療器具2および湾曲機構3の作用について説明する。
本実施形態に係る湾曲機構3によれば、張力伝達部材6が牽引されて張力が付与されると、張力が付与された張力伝達部材6の先端が固定されている関節駒4が揺動軸線S回りに揺動する。これにより、湾曲機構3の先端部の位置および姿勢を変化させることができる。また、関節駒4毎に別々の一対の張力伝達部材6が接続されているので、複数対の張力伝達部材6の内のいずれか1つを牽引することによって、複数の関節駒4の内の1つのみを選択的に揺動させることができる。
この場合に、一の関節駒4が揺動軸線S回りに揺動したときに、他の関節駒4に接続されている張力伝達部材6が、一の関節駒4と同一の揺動軸線S回りに湾曲する。これにより、他の関節駒4に接続されている張力伝達部材6の経路長が変化し、張力伝達部材6が長手方向に変位する。ただし、同一の関節駒4に接続されている一対の張力伝達部材6は、シース部材7によって束ねられていることにより、当該関節駒4の直基端側の揺動軸線Sよりも先端側まで同一経路を通り、かつ、揺動軸線S回りに等しい曲率で湾曲する。したがって、他の関節駒4に接続されている一対の張力伝達部材6の変位量は互いに略等しくなる。これにより、一の関節駒4の揺動に伴って他の関節駒4の揺動角度が意図せずに変化してしまうことを防止し、湾曲機構3の動作の再現性を向上することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、ペアシースを構成する2本のシース7aの先端が同一の長手方向位置に配置され、2本のシース7aの先端が分岐位置であることとしたが、これに代えて、図8に示されるように、2本のシース7aが長手方向の途中位置まで連結され、2本のシース7aの先端部が互いに分離していてもよい。また、シース7aの横断面形状は、円形以外の形状であってもよく、例えば、図9に示されるように四角形であってもよい。
また、本実施形態においては、関節駒4として中央に第1の支柱部10を有するものを採用し、ガイドプレート5として第1の支柱部10を嵌合させる嵌合孔14を有するものを例示したが、これに代えて、図10および図11に示されるように、筒状の関節駒18を採用し、該関節駒18の内側にガイドプレート5を配置してもよい。図11の湾曲機構3のガイドプレート5においては、嵌合孔14が不要であり、貫通孔15がガイドプレート5の中央に設けられている。
また、本実施形態においては、同一の関節駒4に接続されている一対の張力伝達部材6をシース部材7によって束ねることとしたが、これに代えて、シース部材7を省略し、一対の張力伝達部材6をガイドプレート5の同一の貫通孔15に貫通させることによって一対の張力伝達部材6を束ねて同一の経路に沿って配線してもよい。
このようにしても、関節駒4の揺動に伴う一対の張力伝達部材6間の変位量の差を低減し、意図しない関節駒4の揺動角度の変化を防止することができる。
3 湾曲機構
4,18 関節駒(湾曲関節部材)
5 ガイドプレート(ガイド部材)
6 張力伝達部材
7 シース部材
7a シース
15 貫通孔(開口部)
17 貫通孔
19 アウタシース
S 揺動軸線

Claims (6)

  1. 長手軸に沿って先端側から基端側へ向かって直列に配列し、前記長手軸に交差する揺動軸線回りに相互に揺動可能に連結された複数の湾曲関節部材と、
    該複数の湾曲関節部材の各々に一対ずつ接続され、前記複数の湾曲関節部材を互いに独立して揺動させるための張力を伝達する複数対の長尺の張力伝達部材と、
    各対の前記張力伝達部材を長手方向に相対移動可能に束ねる可撓性を有する複数本のシース部材とを備え、
    該複数本のシース部材の各々は、前記各対の張力伝達部材が接続されている湾曲関節部材の直基端側に位置する前記揺動軸線よりも先端側に配置された分岐位置まで前記一対の張力伝達部材を束ね、
    前記分岐位置よりも先端側において互いに分離した前記一対の張力伝達部材が、前記湾曲関節部材の異なる位置に接続されている湾曲機構。
  2. 前記シース部材が、1本の前記張力伝達部材を各々収容する一対のシースが半径方向に連結されたペアシースである請求項1に記載の湾曲機構。
  3. 各前記湾曲関節部材の基端側に前記長手軸に交差して配置され、板厚方向に貫通し前記シース部材が挿入される貫通孔を有する複数の平板状のガイド部材を備える請求項1または請求項2に記載の湾曲機構。
  4. 前記ガイド部材が、前記揺動軸線を含む平面上に配置されている請求項3に記載の湾曲機構。
  5. 前記ガイド部材が、前記貫通孔よりも半径方向内側に、板厚方向に貫通する開口部を有する請求項3または請求項に記載の湾曲機構。
  6. 請求項1から請求項のいずれかに記載の湾曲機構と、
    該湾曲機構の外周を被覆する可撓性を有する筒状のアウタシースとを備える軟性医療器具。
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