JP6588353B2 - 同期リラクタンスモータ - Google Patents

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Description

実施例は同期リラクタンスモータに関する。
同期リラクタンスモータは複数の電磁鋼板を積層してなる回転子鉄心を備えたものであり、回転子鉄心には円周方向に並ぶ複数のスリットが設けられている。これら複数のスリットのそれぞれは軸方向から見た場合に長手方向の中央部から両端部のそれぞれに向けて回転子鉄心の外周面に接近する湾曲形状をなすものであり、複数のスリット内のそれぞれには金属製の導体が設けられている。これら複数の導体は同期リラクタンスモータを自己始動させるためのものであり、回転子鉄心の軸方向の両端面の短絡環に接続されている。
特開平09−261930号公報 特開2002−95227号公報 特開2003−9484号公報
上記従来の同期リラクタンスモータの場合には複数のスリット内のそれぞれに液化金属を加圧注入することに応じて複数のスリット内の全域を金属製の導体で埋めていたので、回転子鉄心が重くなることに応じて慣性モーメントが大きくなる傾向にあった。従って、回転子鉄心の外周部のうちスリットの端部に隣接するブリッジ部に大きな外力が作用するので、回転子鉄心がブリッジ部から破損する虞があった。
実施例の同期リラクタンスモータは、複数の電磁鋼板を積層してなる回転子鉄心と、前記回転子鉄心に設けられたものであって軸方向から見た場合に長手方向の中央部から両端部のそれぞれに向けて前記回転子鉄心の外周面に接近する湾曲形状をなすと共に円周方向に並ぶ複数のスリットと、前記複数のスリット内のそれぞれの両端部に設けられたものであって前記スリット内の端部を埋める絶縁性の樹脂部と、前記回転子鉄心の軸方向の両端面のそれぞれに設けられた短絡環と、前記複数のスリット内のそれぞれに前記両樹脂部間に位置して設けられたものであって前記両短絡環に接続された導体棒を備えたものであり、前記複数の導体棒のそれぞれは絶縁性および接着性を有する樹脂を介して前記スリットの内面に固定されている。
実施例の同期リラクタンスモータは、複数の電磁鋼板を積層してなる回転子鉄心と、前記回転子鉄心に円周方向に並べて設けられたものであって「軸方向から見た場合に長手方向の中央部から両端部のそれぞれに向けて前記回転子鉄心の外周面に接近する湾曲形状をなすスリット」として径方向に並ぶ2以上を有すると共に当該2以上のスリットの長手方向の寸法が内側のスリットから外側のスリットに向けて順に短く設定された複数のスット群と、前記回転子鉄心の軸方向の両端面のそれぞれに設けられた短絡環と、前記各スリット群の2以上のスリットうち最も外側の1つである外スリット内に設けられたものであって前記両短絡環に接続された外導体棒と、前記各スリット群の外スリット内に設けられたものであって前記外スリット内のうち前記外導体棒を除く残余部を埋める絶縁性および接着性の外樹脂部と、前記各スリット群の2以上のスリットうち前記外スリット以外のスリットである内スリット内の両端部のそれぞれに設けられたものであって当該内スリット内の端部を埋める絶縁性の内樹脂部と、前記各スリット群の1以上の内スリット内に前記両内樹脂部間に位置して設けられたものであって前記両短絡環に接続された内導体棒を備えたものであり、前記各外導体棒は前記外スリットの内面に前記外樹脂部を介して固定され、前記各内導体棒は絶縁性および接着性を有する樹脂を介して前記内スリットの内面に固定されている。

実施例1を示す図(モータフレームの内部構成を示す図) 固定子鉄心および回転子鉄心を軸方向から示す図 回転子鉄心の外観を示す図 回転子鉄心を軸方向から示す図 補助ブリッジ部の成形方法を説明するための図 内導体棒の固定方法を説明するための図 外導体棒の固定方法を説明するための図 実施例2を示す図(回転子鉄心を軸方向から示す図) 実施例3を示す図(回転子鉄心を軸方向から示す図)
図1のモータフレーム1は両端面が開口する円筒状をなすものであり、モータフレーム1の両端面のそれぞれにはブラケット2が固定されている。これら両ブラケット2のそれぞれはモータフレーム1の端面を塞ぐものであり、両ブラケット2のそれぞれには軸受3が装着されている。
モータフレーム1内には、図1に示すように、固定子鉄心4が収納されている。この固定子鉄心4は複数の電磁鋼板を軸方向に積層することから構成されたものであり、円筒状をなしている。この固定子鉄心4は、図2に示すように、48のスロット5を有するものであり、固定子鉄心4には三相4極の固定子巻線6が装着されている。
モータフレーム1内には、図1に示すように、回転子鉄心7が収納されている。この回転子鉄心7は固定子鉄心4内に配置されたものであり、複数の電磁鋼板を軸方向に積層することから構成されている。これら複数の電磁鋼板は順送プレス加工装置が帯状の電磁鋼板から打抜いたものであり、溶接されることに応じて積層状態に保持されている。
回転子鉄心7には、図3に示すように、回転軸8が固定されている。この回転軸8の一端部は一方の軸受3に回転可能に支持され、回転軸8の他端部は他方の軸受3に回転可能に支持されており、回転子鉄心7は固定子鉄心4内に回転可能に収納されている。
回転子鉄心7には、図4に示すように、4つのスリット群10が形成されている。これら4つのスリット群10は円周方向に90°の等ピッチで配列されたものであり、3つの内スリット11および1つの外スリット12の4つのスリットから構成されている。これら各スリット群10の3つの内スリット11および1つの外スリット12は径方向に配列されたものであり、外スリット12はスリット群10の4つのスリットのうち最も外側の1つを称し、各スリット群10の3つの内スリット11はスリット群10の4つのスリットのうち外スリット12以外のスリットを称する。
各スリット群10の3つの内スリット11および1つの外スリット12の4つのそれぞれは回転子鉄心7を軸方向に貫通するものであり、図4に示すように、軸方向から見た場合に長手方向の中央から両端のそれぞれに向けて回転子鉄心7の外周面に接近する湾曲形状をなしている。これら各スリット群10の3つの内スリット11および1つの外スリット12の4つのそれぞれは長手方向の中央が回転子鉄心7の軸心CPに最も接近するものであり、長手方向の両端のそれぞれが回転子鉄心7の外周面に最も接近している。
各スリット群10の3つの内スリット11および1つの外スリット12の4つは、図4に示すように、径方向に等ピッチで配列されたものであり、回転子鉄心7の軸心CPから外周面に向かう順序で長さ寸法が短く設定されている。これら各スリット群10の3つの内スリット11および1つの外スリット12の4つのそれぞれは幅寸法Wが一定に設定されたものであり、幅寸法Wは3つの内スリット11および1つの外スリット12の4つ間で同一に設定されている。
各スリット群10の3つの内スリット11および1つの外スリット12の4つは、図4に示すように、回転子鉄心7に複数の磁路(矢印参照)を形成するものであり、電気的なQ軸方向の磁束を容易に透過させ、電気的なD軸方向の磁束を透過困難とする。この回転子鉄心7には複数のブリッジ部13が形成されている。これら複数のブリッジ部13のそれぞれは回転子鉄心7の外周部の機械的な強度を確保するものであり、回転子鉄心7の外周部のうち内スリット11の両端部のそれぞれに隣接する部分および外スリット12の両端部のそれぞれに隣接する部分を称する。
各スリット群10の3つの内スリット11内のそれぞれには、図4に示すように、両端部に位置して補助ブリッジ部14が形成されている。これら計24の補助ブリッジ部14のそれぞれは合成樹脂を材料とするものであり、外周側に隣接するブリッジ部13の機械的な強度を高めている。下記[1]〜[3]は補助ブリッジ部14の成形方法である。
[1]内スリット11内の両端部のそれぞれにセパレータ15を挿入し(図5参照)、内スリット11内の両端部のそれぞれに空間状の樹脂充填部16を区画形成する。
[2]各樹脂充填部16内に絶縁性および難燃性の合成樹脂を充填する。この合成樹脂は金属に対して接着性を有するものであり、各樹脂充填部16内の合成樹脂が硬化することに応じて補助ブリッジ部14となる。この補助ブリッジ部14は樹脂部および内樹脂部に相当する。
[3]内スリット11内の両端部のそれぞれからセパレータ15を取外す。
各スリット群10の3つの内スリット11内のそれぞれには、図3に示すように、長手方向の中央部に位置して直状の内導体棒17が挿入されている。これら複数の内導体棒17のそれぞれの軸方向の長さ寸法は回転子鉄心7に比べて長く設定されており、複数の内導体棒17のそれぞれの厚さ寸法T(図4参照)は内スリット11の幅寸法Wに比べて薄く設定されている。これら複数の内導体棒17のそれぞれの一端部は回転子鉄心7の一端面から突出しており、複数の内導体棒17のそれぞれの他端部は回転子鉄心7の他端面から突出している。これら複数の内導体棒17のそれぞれは金属を材料とするものであり、導体棒に相当する。
各スリット群10の3つの内スリット11内のそれぞれには、図4に示すように、合成樹脂製の接合部18が形成されている。これら複数の接合部18のそれぞれは樹脂に相当するものであり、内導体棒17の表面を軸方向の両端部を除いて覆っている(図3参照)。これら複数の接合部18のそれぞれは内導体棒17を内スリット11内に固定するものであり、複数の内導体棒17のそれぞれの内周側の一面および外周側の一面は接合部18を介して内スリット11の内面に接合されている。下記[11]〜[14]は接合部18の成形方法である。
[11]内スリット11内に内導体棒17を挿入する。この内導体棒17は内導体棒17の内周側の一面および内スリット11の内面間に楔19を介在し(図6参照)、内導体棒17の外周側の一面および内スリット11の内面間に楔19を介在することに応じて内スリット11内に固定されるものである。
[12]内スリット11内に2つのセパレータ20を挿入する(図6参照)。これら両セパレータ20は内導体棒17を挟んで相互に対向するものであり、内スリット11内に空間状の樹脂充填部21を区画形成する(図6参照)。
[13]樹脂充填部21内に絶縁性および難燃性の合成樹脂を充填する。この合成樹脂は金属に対して接着性を有するものであり、樹脂充填部21内の合成樹脂が硬化することに応じて接合部18となる。
[14]内スリット11内から両楔19および両セパレータ20を取外す。
各スリット群10の外スリット12内には、図3に示すように、長手方向の中央部に位置して直状の外導体棒22が挿入されている。これら複数の外導体棒22の軸方向の長さ寸法は回転子鉄心7に比べて長く設定されており、複数の外導体棒22のそれぞれの一端部は回転子鉄心7の一端面から突出し、複数の外導体棒22のそれぞれの他端部は回転子鉄心7の他端面から突出している。これら複数の外導体棒22のそれぞれは金属を材料とするものであり、図4に示すように、複数の外導体棒22のそれぞれの径方向の厚さ寸法Tは外スリット12の幅寸法Wに比べて薄く設定されている。
各スリット群10の外スリット12内には、図4に示すように、合成樹脂製の充填部23が形成されている。これら複数の充填部23のそれぞれは外スリット12内のうち外導体棒22を除いた残余部分の全域を埋めるものであり、複数の外導体棒22のそれぞれの内周側の一面および外周側の一面は充填部23を介して外スリット12の内面に固定されている。これら複数の充填部23のそれぞれは外樹脂部に相当するものであり、外スリット12の外周側に隣接する両ブリッジ部13の機械的な強度を高めている。下記[21]〜[24]は充填部23の成形方法である。
[21]外スリット12内に外導体棒22を挿入し、外導体棒22を2つの楔24によって外スリット12内に固定する(図7参照)。
[22]外スリット12内に絶縁性および難燃性の合成樹脂を充填する。この合成樹脂は金属に対して接着性を有するものであり、外スリット12内の合成樹脂が硬化することに応じて充填部23となる。
[23]外スリット12内から両楔24を取外す。
回転子鉄心7には、図1に示すように、軸方向の両端面のそれぞれに位置してエンドリング25が固定されている。これら両エンドリング25のそれぞれは回転子鉄心7の軸方向の端面を覆う円環状をなすものであり、複数の内導体棒17の一端部および複数の外導体棒22の一端部のそれぞれは一方のエンドリング25内に挿入されており、一方のエンドリング25を介して相互に接続されている。これら複数の内導体棒17の他端部および複数の外導体棒22の他端部のそれぞれは他方のエンドリング25内に挿入されており、他方のエンドリング25を介して相互に接続されている。これら両エンドリング25のそれぞれは短絡環に相当する。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
複数の内スリット11内のそれぞれに内導体棒17を挿入、複数の内導体棒17のそれぞれの一端部を一方のエンドリング25に接続すると共に複数の内導体棒17のそれぞれの他端部を他方のエンドリング25に接続したので、複数のスリット内の全域を金属製の導体で埋めていた従来に比べて軽量な構成で回転子鉄心7の自己始動が可能となる。従って、回転子鉄心7の回転時にブリッジ部13に作用する外力が小さくなるので、回転子鉄心7がブリッジ部13から破損することが防止される。
複数の内スリット11内のそれぞれの両端部に補助ブリッジ部14を設けた。このため、複数の内スリット11内の全域を樹脂で埋める場合に比べて軽い重量で回転子鉄心7のブリッジ部13が補強されるので、回転子鉄心7がブリッジ部13から破損することを幅狭なブリッジ部13で防止できる。従って、ブリッジ部13を経由して漏れるQ軸方向の磁束が減るので、高いトルクを得ることができる。
複数の内導体棒17のそれぞれを内スリット11の内面に絶縁性の接合部18を介して固定したので、複数の内導体棒17のそれぞれが内スリット11の内面から電気的に遮断される。従って、Q軸方向の磁束が内導体棒17を経由して漏れることがなくなるので、内スリット11内に内導体棒17を挿入した影響でトルクが低下することが防止される。
複数の外スリット12内のそれぞれのうち外導体棒22を除く残余部分を絶縁性の充填部23によって埋めた。従って、補助ブリッジ部14を成形する細かな作業を短尺な外スリット12に対して行うことなく外スリット12の両端部のブリッジ部13が補強されるので、製造作業性が悪化することが防止される。
各スリット群10の3つの内スリット11内のそれぞれには、図8に示すように、2つの内導体棒17が挿入されている。これら各内スリット11内の両内導体棒17のそれぞれは接合部18を介して内スリット11の内面に接合されたものであり、接合部18を介して隣接する内導体棒17に接合されている。これら各内スリット11内の両内導体棒17のそれぞれは一端部が一方のエンドリング25内に挿入されることで接続されたものであり、他端部が他方のエンドリング25内に挿入されることで接続されている。
各スリット群10の外スリット12内には、図8に示すように、2つの外導体棒22が挿入されている。これら各外スリット12内の両外導体棒22のそれぞれは充填部23を介して外スリット12の内面に接合されたものであり、充填部23を介して隣接する外導体棒22に接合されている。これら各外スリット12内の両外導体棒22のそれぞれは一端部が一方のエンドリング25内に挿入されることで接続されたものであり、他端部が他方のエンドリング25内に挿入されることで接続されている。
各スリット群10の3つの内スリット11のうち内周側から1番目の1つには、図9に示すように、内導体棒17が挿入されておらず、内周側から2番目の1つには3つの内導体棒17が挿入され、内周側から3番目の1つには2つの内導体棒17が挿入されている。これら各内導体棒17は接合部18を介して内スリット11の内面に接合されたものであり、接合部18を介して隣接する内導体棒17に接合されている。これら各内導体棒17の一端部は一方のエンドリング25内に挿入されることで接続されており、他端部は他方のエンドリング25内に挿入されることで接続されている。
上記実施例1〜3においては、各スリット群10の3つの内スリット11のうち内周側から1番目および2番目の2つに内導体棒17を挿入せず、各スリット群10の外スリット12内に外導体棒22を挿入すると共に3つの内スリット11のうち内周側から3番目の1つに内導体棒17を挿入しても良い。即ち、スリット群10が径方向にN(Nは偶数)層のスリットからなる場合には外周側から1層目〜(N/2)層目までのスリット内のみに導体棒を挿入することが好ましい。
上記実施例1〜3においては、各スリット群10を径方向に並ぶM(Mは奇数)層のスリットから構成しても良い。この場合には外周側から1層目〜(M−1)/2層目までのスリット内のみに導体棒を挿入することが好ましい。
上記実施例1〜3においては、各スリット群10を2つの内スリット11および1つの外スリット12から構成しても良く、要は計3つ以上のスリットから構成することが好ましい。
上記実施例1〜3においては、各スリット群10の外スリット12内の両端部のそれぞれに補助ブリッジ部14を形成しても良い。この場合には外導体棒22を外スリット12の内面に接合部18を介して接合することが好ましい。
上記実施例1〜3においては、帯状の電磁鋼板から打抜かれた複数の電磁鋼板をピンまたは通しボルトによって積層状態に固定することから回転子鉄心7を構成しても良い。
上記実施例1〜3においては、内スリット11の樹脂充填部16内に合成樹脂を充填することに応じて補助ブリッジ部14を成形した後にセパレータ15をそのまま残しても良い。この場合にはセパレータ15として絶縁性のものを使用することが好ましい。
上記実施例1〜3においては、内スリット11の樹脂充填部21内に合成樹脂を充填することに応じて接合部18を成形した後に両楔19および両セパレータ20をそのまま残しても良い。この場合には両楔19および両セパレータ20として絶縁性のものを使用することが好ましい。
上記実施例1〜3においては、外スリット12内に合成樹脂を充填することに応じて充填部23を成形した後に両楔24をそのまま残しても良い。この場合には両楔24として絶縁性のものを使用することが好ましい。
上記実施例1〜3においては、各スリット群10の外スリット12内に充填部23に換えて2つの補助ブリッジ部14を形成しても良い。即ち、各スリット群10の外スリット12内の両端部のそれぞれを絶縁性の樹脂部によって部分的に埋めても良い。
以上、本発明の実施例を説明したが、この実施例は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施例やその変形は発明の範囲や要旨に含まれると共に特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
7は回転子鉄心、10はスリット群、11は内スリット(スリット)、12は外スリット(スリット)、14は補助ブリッジ部(樹脂部,内樹脂部)、17は内導体棒(導体棒)、18は接合部(樹脂)、22は外導体棒、23は充填部(外樹脂部)、25はエンドリング(短絡環)である。

Claims (5)

  1. 複数の電磁鋼板を積層してなる回転子鉄心と、
    前記回転子鉄心に設けられたものであって、軸方向から見た場合に長手方向の中央部から両端部のそれぞれに向けて前記回転子鉄心の外周面に接近する湾曲形状をなすと共に円周方向に並ぶ複数のスリットと、
    前記複数のスリット内のそれぞれの両端部に設けられたものであって、前記スリット内の端部を埋める絶縁性の樹脂部と、
    前記回転子鉄心の軸方向の両端面のそれぞれに設けられた短絡環と、
    前記複数のスリット内のそれぞれに前記両樹脂部間に位置して設けられたものであって、前記両短絡環に接続された導体棒を備え、
    前記複数の導体棒のそれぞれは、絶縁性および接着性を有する樹脂を介して前記スリットの内面に固定されていることを特徴とする同期リラクタンスモータ。
  2. 前記スリットとして、複数の前記導体棒が設けられたものを備えていることを特徴とする請求項1に記載の同期リラクタンスモータ。
  3. 複数の電磁鋼板を積層してなる回転子鉄心と、
    前記回転子鉄心に円周方向に並べて設けられたものであって、次の[1]スリットとして径方向に並ぶ2以上を有すると共に当該2以上のスリットの長手方向の寸法が内側のスリットから外側のスリットに向けて順に短く設定された複数のスット群と、
    [1]軸方向から見た場合に長手方向の中央部から両端部のそれぞれに向けて前記回転子鉄心の外周面に接近する湾曲形状をなすスリット
    前記回転子鉄心の軸方向の両端面のそれぞれに設けられた短絡環と、
    前記各スリット群の2以上のスリットうち最も外側の1つである外スリット内に設けられたものであって、前記両短絡環に接続された外導体棒と、
    前記各スリット群の外スリット内に設けられたものであって、前記外スリット内のうち前記外導体棒を除く残余部を埋める絶縁性および接着性の外樹脂部と、
    前記各スリット群の2以上のスリットうち前記外スリット以外のスリットである内スリット内の両端部のそれぞれに設けられたものであって、当該内スリット内の端部を埋める絶縁性の内樹脂部と、
    前記各スリット群の1以上の内スリット内に前記両内樹脂部間に位置して設けられたものであって、前記両短絡環に接続された内導体棒を備え、
    前記各外導体棒は、前記外スリットの内面に前記外樹脂部を介して固定され、
    前記各内導体棒は、絶縁性および接着性を有する樹脂を介して前記内スリットの内面に固定されていることを特徴とする同期リラクタンスモータ。
  4. 前記外スリットとして、複数の前記外導体棒が設けられたものを備えていることを特徴とする請求項3に記載の同期リラクタンスモータ。
  5. 前記内スリットとして、複数の前記内導体棒が設けられたものを備えていることを特徴とする請求項3または4に記載の同期リラクタンスモータ。
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