JP6587482B2 - 誤接続防止システム - Google Patents

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Description

本発明は、セメント等の粉体や流体を容器に対してホースを用いて投入または吸引する際の容器へのホースの誤接続を防止する誤接続防止システムに関する。
セメント等の粉体や流体は、各サービスステーションから搬送されて納入先のタンクに貯蔵される場合が多い。その際、複数の種類の粉体や流体は異なるタンクに貯蔵されることになるため、納入先において、搬送されてきた粉体や流体をその種類に対応するタンクに正確に貯蔵する必要がある。ところが、従来は、粉体や流体を搬送する搬送者が、指定されたタンクをそのタンクに付与された色や番号等によって識別し、該当するタンクにホースを接続し、搬送してきた粉体や流体をそのタンクに投入して貯蔵しているため、いわゆるヒューマンエラーが生じる可能性が高く、粉体や流体が誤ったタンクに貯蔵されてしまう虞れがある。
ここで、タンクローリー車からホースを用いて油種をタンクに荷卸するシステムにおいて、ホースの先端部にICタグを取り付け、給油口の近傍に設けられたリーダライタにてICタグを読み取ることで、ホースが給油口に確実に接続されたことを検知して荷卸時の誤作業を防止する技術が、特許文献1に開示されている。また、インキヘラとインキ溜りのそれぞれにRFIDタグを取り付け、リーダでこれらRFIDタグを読み取ってマッチング確認を行い、間違ったインキヘラでインキ溜りにインキを投入することを防止する技術が、特許文献2に開示されている。
これらの技術を用いることにより、粉体や流体をホースを用いてタンクに投入する際に、ホースとタンクとが誤って接続された場合にその旨を認識することができるようになる。
特許第4072021号公報 特開2006−76157号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術においては、タンクの給油口にホースが接続された後にICタグを読み取ることで、ホースが給油口に確実に接続されたことを検知しているため、粉体や流体を容器に対してホースを用いて投入または吸引する際の容器へのホースの誤接続を防止する誤接続防止システムに適用した場合、誤接続が検出された状態では既にホースが容器に接続されており、それにより、ホースの先端に付着した流体や粉体の残留物が、この流体や粉体が貯蔵されるべきではない容器に混入してしまうという問題点がある。
また、特許文献2に開示された技術においても、インキヘラとインキ溜りとのマッチング確認が行われる前にそのインキヘラでインキ溜りにインキを投入することが可能であるため、粉体や流体を容器に対してホースを用いて投入または吸引する際の容器へのホースの誤接続を防止する誤接続防止システムに適用した場合、ホースと容器とのマッチング確認を行う前にこれらを接続することが可能となり、それにより、ホースの先端に付着した流体や粉体の残留物が、この流体や粉体が貯蔵されるべきではない容器に混入してしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、粉体や流体を容器に対してホースを用いて投入または吸引する際の容器へのホースの誤接続を防止する誤接続防止システムにおいて、容器へのホースの誤接続を確実に防止することができるとともに、ホースの先端に付着した流体や粉体の残留物が、この流体や粉体が貯蔵されるべきではない容器に混入してしまうことを回避できる誤接続防止システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
容器と、該容器に対して流体または粉体を投入または吸引するためのホースとを有し、前記容器への前記ホースの誤接続を防止する誤接続防止システムであって、
前記ホースは、前記容器との接続部に、当該ホースと前記容器との接続を物理的に防止する接続防止ロックが設けられるとともに、ロック解除命令が付与された場合に前記接続防止ロックを解除するロック解除制御部を具備し、
前記容器またはその近傍に設けられ、照合用データを記憶した第1の通信装置と、
前記第1の通信装置から前記照合用データを取得する照合用データ取得手段と、
前記取得した照合用データを事前情報と照合することでこれらの整合性を確認する照合手段と、
前記照合手段にて前記照合用データと前記事前情報との整合性が確認された場合、前記ロック解除制御部に前記ロック解除命令を付与する解除命令付与手段と
前記照合用データ取得手段、前記照合手段及び前記解除命令付与手段を具備し、前記ロック解除命令を非接触で送信する第3の通信装置と、
前記ホースに設けられ、前記第3の通信装置から前記ロック解除命令を非接触で受信する第4の通信装置とを有し、
前記ロック解除制御部は、前記第4の通信装置にて前記ロック解除命令が受信された場合に前記接続防止ロックを解除する
上記のように構成された本発明においては、ホースを用いて容器に対して流体または粉体を投入または吸引するために容器にホースを接続する場合、照合用データ取得手段において容器またはその近傍に設けられた第1の通信装置から照合用データが取得されると、照合手段において、取得した照合用データが事前情報と照合されることでこれらの整合性が確認され、照合用データと事前情報との整合性が確認された場合、解除命令付与手段から、ホースの容器との接続部に設けられた接続防止ロックを解除するためのロック解除命令がロック解除制御部に付与され、ロック解除制御部によって接続防止ロックが解除されてホースと容器とが接続可能となる。
このように、照合用データが事前情報と照合されてこれらの整合性が確認された後に初めてホースと容器とが接続可能となるので、容器へのホースの誤接続を確実に防止することができるとともに、ホースの先端に付着した流体や粉体の残留物が、この流体や粉体が貯蔵されるべきではない容器に混入してしまうことが回避されることになる。
また、事前情報を記憶した第の通信装置と、照合用データ取得手段、照合手段及び解除命令付与手段を有し、第の通信装置から事前情報を取得する第の通信装置と、ホースに設けられ、第の通信装置からロック解除命令を取得する第の通信装置とを有し、ロック解除制御部が、第の通信装置にてロック解除命令が取得された場合に接続防止ロックを解除する構成とすることで、照合手段がネットワークを介して中央サーバ等にアクセスして事前情報を取得する必要がなくなり、山中等、ネットワークを使用できない環境においても、容器へのホースの誤接続を確実に防止することができるとともに、ホースの先端に付着した流体や粉体の残留物が、この流体や粉体が貯蔵されるべきではない容器に混入してしまうことを回避できる。
本発明によれば、照合用データが事前情報と照合されてこれらの整合性が確認された後に初めてホースと容器とが接続可能となるため、容器へのホースの誤接続を確実に防止することができるとともに、ホースの先端に付着した流体や粉体の残留物が、この流体や粉体が貯蔵されるべきではない容器に混入してしまうことを回避できる。
また、事前情報を記憶した第の通信装置と、照合用データ取得手段、照合手段及び解除命令付与手段を有し、第の通信装置から事前情報を取得する第の通信装置と、ホースに設けられ、第の通信装置からロック解除命令を取得する第の通信装置とを有し、ロック解除制御部が、第の通信装置にてロック解除命令が取得された場合に接続防止ロックを解除するものにおいては、照合手段がネットワークを介して中央サーバ等にアクセスして事前情報を取得する必要がなくなり、山中等、ネットワークを使用できない環境においても、容器へのホースの誤接続を確実に防止することができるとともに、ホースの先端に付着した流体や粉体の残留物が、この流体や粉体が貯蔵されるべきではない容器に混入してしまうことを回避できる。
本発明の誤接続防止システムの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は全体の構成を示す図、(b)は(a)に示した構成のブロック図である。 図1に示した電子錠の詳細な構造を示す図であり、(a)はロックが解除された状態を示す図、(b)はロックが解除されていない状態を示す図である。 図1及び図2に示した誤接続防止システムにおける処理の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の誤接続防止システムの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は全体の構成を示す図、(b)は(a)に示した構成のブロック図である。 図4に示した誤接続防止システムにおける処理の流れを説明するためのフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の誤接続防止システムの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は全体の構成を示す図、(b)は(a)に示した構成のブロック図である。
本形態は図1に示すように、容器となるタンク40に取り付けられた第1の通信装置であるICタグ41と、第の通信装置となるICカード10と、第の通信装置となるハンディ型ICリーダ20と、タンク40に貯蔵するセメントを搬送するトラック30のホース31に取り付けられた電子錠32とを有している。
タンク40は、トラック30によって搬送されてきたセメントを貯蔵するものであって、セメントの納入先に設けられており、その外部にICタグ41が取り付けられている。ICタグ41は、タンク40に貯蔵されるセメントの種類を示す照合用データとなる製品データを記憶した記憶部43と、ハンディ型ICリーダ20と非接触通信を行うことで、記憶部43に記憶された製品データをハンディ型ICリーダ20に送信する通信部42とを有している。なお、ICタグ41は、タンク40に取り付けられているものに限らず、タンク40の近傍に設けられていてもよい。
ICカード10は、タンク40が設けられた納入先にセメントを搬送する搬送者がセメントの搬送時に所持するものであって、その搬送者が搬送するセメントの種類を示す事前情報となる製品データを記憶する記憶部12と、ハンディ型ICリーダ20と非接触通信を行うことで、記憶部12に記憶された製品データをハンディ型ICリーダ20に送信する通信部11とを有している。
ハンディ型ICリーダ20は、タンク40が設けられた納入先にセメントを搬送する搬送者がセメントの搬送時に所持するものであって、ICカード10やICタグ41と非接触通信を行うことで、記憶部12,43に記憶された製品データを読み出して取得するための照合用データ取得手段となる通信部21と、通信部21にてICタグ41の記憶部43から読み出した製品データを一時的に記憶する記憶部22と、記憶部22に記憶された製品データと通信部21にてICカード10の記憶部12から読み出した製品データとを照合することでこれらの整合性を確認する照合部23と、照合部23にて記憶部22に記憶された製品データと通信部21にてICカード10の記憶部12から読み出した製品データとの整合性が確認された場合、電子錠32にロック解除命令を通信部21を介して送信する解除命令部24とを有している。
電子錠32は、タンク40に貯蔵されるセメントが搭載されたトラック30から延びたホース31に取り付けられており、ハンディ型ICリーダ20から送信されたロック解除命令を受信して取得する第の通信装置となる通信部33と、ホース31のタンク40との接続を物理的に防止する接続防止ロック35と、通信部33にてロック解除命令が受信された場合に接続防止ロック35を解除するロック解除制御部34とを有している。
図2は、図1に示した電子錠32の詳細な構造を示す図であり、(a)はロックが解除された状態を示す図、(b)はロックが解除されていない状態を示す図である。
図1に示した電子錠32は図2に示すように、ホース31のセメントが吐出される吐出口36に設けられている。この吐出口36が、ホース31とタンク40との接続部となる。電子錠32は、ホース31をタンク40に接続した状態を維持するための鍵部37a,37bを有しており、鍵部37a,37bの先端には、タンク40の投入口の突起部(不図示)に係合する爪部38a,38bが設けられている。接続防止ロック35は、鍵部37aの動きを規制するための鍵部37aに対向する領域に設けられた物理的な規制板からなる。
上記のように構成された電子錠32は、ロックが解除された状態においては、吐出口36をタンク40の投入口に近づけると、タンク40の投入口によって鍵部37a,37bがその間隔が開くように動き、その後、吐出口36がタンク40の投入口に完全に当接すると、鍵部37a,37bが元の状態に戻る。その際、爪部38a,38bが、タンク40の投入口の突起部に係合し、ホース31とタンク40とが接続された状態が維持されることになる。
一方、ロックが解除されていない状態においては、図2(b)に示すように、接続防止ロック35によって鍵部37aが押し上げられている。そのため、吐出口36をタンク40の投入口に当接させた際、鍵部37aが元の状態に戻らず、それにより、ホース31とタンク40とが接続された状態を維持することができない構成となっている。電子錠32は、ロック解除命令24が付与されていない状態においては、常に、図2(b)に示すようなロックが解除されていない状態となっている。
以下に、上記のように構成された誤接続防止システムにおける処理の流れについて説明する。
図3は、図1及び図2に示した誤接続防止システムにおける処理の流れを説明するためのフローチャートであり、粉体となるセメントをサービスステーションからトラック30で搬送し、納入先のタンク40にホース31によって投入、貯蔵する際の処理を示す。
セメントをサービスステーションからトラック30で搬送し、納入先のタンク40にホース31によって投入、貯蔵する場合は、まず、サービスステーションにおいて、タンク40に貯蔵するセメントの種類を示す製品データがICカード10に書き込まれる(ステップ1)。この製品データは、サービスステーションに設置されたカードリーダ(不図示)から送信され、ICカード10の通信部11を介して記憶部12に書き込まれて記憶される。
そして、セメントがトラック30に搭載された後、トラック30でセメントを搬送する搬送者は、ハンディ型ICリーダ20と、製品データを記憶したICカード10とを所持してトラック30でセメントを納入先に搬送する。
トラック30がセメントの納入先に到着すると、搬送者が所持するハンディ型ICリーダ20によってまず、タンク40に取り付けられたICタグ41に記憶された製品データが読み出される(ステップ2)。ここで、タンク40に取り付けられたICタグ41には、そのタンク40に貯蔵されるべきセメントの種類を示す製品データが予め書き込まれており、記憶部43に記憶されている。そのため、ハンディ型ICリーダ20をICタグ41に近接させると、ICタグ41の記憶部43に記憶された製品データがICタグ41の通信部42を介して送信され、ハンディ型ICリーダ20の通信部21にて受信、取得される。
そして、ハンディ型ICリーダ20の通信部21にて取得された製品データは、ハンディ型ICリーダ20の記憶部22に一時的に記憶される。
次に、搬送者が所持するハンディ型ICリーダ20によって、搬送者が所持するICカード10に記憶された製品データが読み出される(ステップ3)。上述したように、搬送者が所持するICカード10においては、納入先に搬送されたセメントの種類を示す製品データが記憶部12に記憶されているため、ハンディ型ICリーダ20にICカード10を翳すことで、ICカード10の記憶部12に記憶された製品データがICカード10の通信部11を介して送信され、ハンディ型ICリーダ20の通信部21にて受信、取得される。
ハンディ型ICリーダ20において、ICタグ41及びICカード10のそれぞれから製品データが取得されると、ハンディ型ICリーダ20の照合部23において、ICタグ41から取得されて記憶部22に記憶された製品データと、ICカード10から取得された製品データとが照合されてこれらの整合性が確認される(ステップ4)。
そして、これら2つの製品データが一致した場合(ステップ5)、ICタグ41が取り付けられたタンク40は、搬送者がトラック30で搬送してきたセメントを貯蔵するものであると判断される。
その後、ハンディ型ICリーダ20が電子錠32に翳されると、ハンディ型ICリーダ20の通信部21と電子錠32の通信部33との間にて非接触通信が行われ、ハンディ型ICリーダ20の解除命令部24から、ロック解除命令が通信部21を介して送信される(ステップ6)。
ハンディ型ICリーダ20から送信されたロック解除命令は、電子錠32の通信部33にて受信され(ステップ7)、電子錠32のロック解除制御部34の制御によって、接続防止ロック35が解除される(ステップ8)。
すると、電子錠32が図2(b)に示した状態から図2(a)に示した状態となり、ホース31の吐出口をタンク40の投入口に当接させた場合に、爪部38a,38bが、タンク40の投入口の突起部に係合し、ホース31とタンク40とが接続された状態が維持されることになる。
一方、ICタグ41から取得されて記憶部22に記憶された製品データと、ICカード10から取得された製品データとが一致しない場合は、接続防止ロック35が解除されずに電子錠32が図2(b)に示した状態のままとなり、ホース31の吐出口をタンク40の投入口に当接させても、ホース31とタンク40とが接続された状態とすることができない(ステップ9)。
このように、本形態においては、セメントを搬送してタンク40に投入しようとする搬送者が所持するICカード10に、そのセメントの種類を示す製品データを記憶させるとともに、セメントが貯蔵されるタンク40に取り付けられたICタグ41に、貯蔵されるセメントを示す製品データを記憶させておき、ICカード10に記憶された製品データと、ICタグ41に記憶された製品データとが一致した場合に初めて、セメントをタンク40に投入するためのホース31とタンク40とが接続可能となるので、タンク40へのホース31の誤接続を確実に防止することができるとともに、ホース31の先端に付着したセメントの残留物が、このセメントが貯蔵されるべきではないタンク40に混入してしまうことを回避できる。
また、セメントを搬送する搬送者が所持するICカード10に製品データを記憶させておき、このICカード10から製品データを読み出すことで、ICカード10の所持者が搬送してきたセメントの種類が特定されるので、ハンディ型ICリーダ20を用いてネットワークを介して中央サーバ等にアクセスし、搬送されてきたセメントの種類を問い合わせる必要がなくなり、山中等、ネットワークを使用できない環境においても、上記効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の誤接続防止システムの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は全体の構成を示す図、(b)は(a)に示した構成のブロック図である。
本形態は図4に示すように、第1の実施の形態に示したものに対して、ICカード10を用いずに、ハンディ型ICリーダ120が中央サーバ150にアクセス可能に構成されている点が異なるものである。そのため、ハンディ型ICリーダ120は、第1の実施の形態に示したものに対して、中央サーバ150にアクセスするための通信部125を有している。
以下に、上記のように構成された誤接続防止システムにおける処理の流れについて説明する。
図5は、図4に示した誤接続防止システムにおける処理の流れを説明するためのフローチャートであり、粉体となるセメントをトラック130で搬送し、納入先のタンク140にホース131によって投入、貯蔵する際の処理を示す。
セメントをトラック130で搬送し、納入先のタンク140にホース131によって投入、貯蔵する場合は、トラック130でセメントを搬送する搬送者は、ハンディ型ICリーダ120を所持してトラック130でセメントを納入先に搬送する。
トラック130がセメントの納入先に到着すると、搬送者が所持するハンディ型ICリーダ120によってまず、タンク140に取り付けられたICタグ141に記憶された製品データが読み出される(ステップ101)。ここで、タンク140に取り付けられたICタグ141には、そのタンク140に貯蔵されるべきセメントの種類を示す製品データが予め書き込まれており、記憶部143に記憶されている。そのため、ハンディ型ICリーダ120をICタグ141に近接させると、ICタグ141の記憶部143に記憶された製品データがICタグ141の通信部142を介して送信され、ハンディ型ICリーダ120の通信部121にて受信、取得される。
そして、ハンディ型ICリーダ120の通信部121にて取得された製品データは、ハンディ型ICリーダ120の記憶部122に一時的に記憶される。
次に、搬送者が所持するハンディ型ICリーダ120の通信部125によって、ネットワーク(不図示)を介して中央サーバ150にアクセスが行われ、搬送者がトラック130で搬送してきたセメントの種類を示す製品データが事前情報として取得される(ステップ102)。ここで、ハンディ型ICリーダ120における中央サーバ150からの製品データの取得は、例えば、中央サーバ150において、セメントを搬送する搬送者のIDとその搬送者が搬送するセメントの種類を示す製品データとを対応づけておき、搬送者が中央サーバ150にアクセスしてハンディ型ICリーダ120を介して自分のIDを中央サーバ150に送信した場合、中央サーバ150において、ハンディ型ICリーダ120から送信されてきたIDに対応づけられた製品データをハンディ型ICリーダ120に送信すること等によることが考えられる。
ハンディ型ICリーダ120において、ICタグ141及び中央サーバ125のそれぞれから製品データが取得されると、ハンディ型ICリーダ120の照合部123において、ICタグ141から取得されて記憶部122に記憶された製品データと、中央サーバ150から取得された製品データとが照合されてこれらの整合性が確認される(ステップ103)。
そして、これら2つの製品データが一致した場合(ステップ104)、ICタグ141が取り付けられたタンク140は、搬送者がトラック130で搬送してきたセメントを貯蔵するものであると判断される。
その後、ハンディ型ICリーダ120が電子錠132に翳されると、ハンディ型ICリーダ120の通信部121と電子錠132の通信部133との間にて非接触通信が行われ、ハンディ型ICリーダ120の解除命令部124から、ロック解除命令が通信部121を介して送信される(ステップ105)。
ハンディ型ICリーダ120から送信されたロック解除命令は、電子錠132の通信部133にて受信され(ステップ106)、電子錠132のロック解除制御部134の制御によって、接続防止ロック135が解除される(ステップ107)。
そして、第1の実施の形態にて示したものと同様に、ホース31とタンク40とが接続された状態が維持されることになる。
一方、ICタグ141から取得されて記憶部122に記憶された製品データと、中央サーバ150から取得された製品データとが一致しない場合は、接続防止ロック135が解除されず、ホース131とタンク140とが接続された状態とすることができない(ステップ108)。
このように、本形態においては、セメントが貯蔵されるタンク140に取り付けられたICタグ141に、貯蔵されるセメントを示す製品データを記憶させておくとともに、中央サーバ150においてそのセメントを搬送する搬送者のIDとセメントの製品データを対応づけておき、ハンディ型ICリーダ120にこれらを取得し、これら2つの製品データが一致した場合に初めて、セメントをタンク140に投入するためのホース131とタンク140とが接続可能となるので、タンク140へのホース131の誤接続を確実に防止することができるとともに、ホース131の先端に付着したセメントの残留物が、このセメントが貯蔵されるべきではないタンク140に混入してしまうことを回避できる。
なお、上述した2つの実施の形態においては、電子錠32,132が通信部33,133を有しており、ハンディ型ICリーダ20,120から送信されたロック解除命令が通信部33,133にて受信されることで、解除命令部24,124から電子錠32,132にロック解除命令が付与されているが、ハンディ型ICリーダ20,120と電子錠32,132とを有線で接続し、解除命令部24,124からロック解除制御部34,134にロック解除命令を直接付与する構成であってもよい。
また、上述した2つの実施の形態においては、粉体となるセメントをタンク40,140にホース31,131によって投入、貯蔵するものを例に挙げて説明したが、粉体としてはセメントに限らず、また、流体であってもよい。さらに、粉体や流体をホースによって容器に投入するものに限らず、容器に貯蔵された粉体や流体をホースによって吸引するものにも本発明を適用することができる。
10 ICカード
11,21,33,42,121,125,133,142 通信部
12,22,43,122,143 記憶部
20,120 ハンディ型ICリーダ
23,123 照合部
24,124 解除命令部
30,130 トラック
31,131 ホース
32,132 電子錠
34,134 ロック解除制御部
35,135 接続防止ロック
36 吐出口
37a,37b 鍵部
38a,38b 爪部
40,140 タンク
41,141 ICタグ
150 中央サーバ

Claims (2)

  1. 容器と、該容器に対して流体または粉体を投入または吸引するためのホースとを有し、前記容器への前記ホースの誤接続を防止する誤接続防止システムであって、
    前記ホースは、前記容器との接続部に、当該ホースと前記容器との接続を物理的に防止する接続防止ロックが設けられるとともに、ロック解除命令が付与された場合に前記接続防止ロックを解除するロック解除制御部を具備し、
    前記容器またはその近傍に設けられ、照合用データを記憶した第1の通信装置と、
    前記第1の通信装置から前記照合用データを取得する照合用データ取得手段と、
    前記取得した照合用データを事前情報と照合することでこれらの整合性を確認する照合手段と、
    前記照合手段にて前記照合用データと前記事前情報との整合性が確認された場合、前記ロック解除制御部に前記ロック解除命令を付与する解除命令付与手段と
    前記照合用データ取得手段、前記照合手段及び前記解除命令付与手段を具備し、前記ロック解除命令を非接触で送信する第2の通信装置と、
    前記ホースに設けられ、前記第2の通信装置から前記ロック解除命令を非接触で受信する第3の通信装置とを有し、
    前記ロック解除制御部は、前記第3の通信装置にて前記ロック解除命令が受信された場合に前記接続防止ロックを解除する誤接続防止システム。
  2. 請求項1に記載の誤接続防止システムにおいて、
    前記事前情報を記憶した第の通信装置を有し、
    前記第2の通信装置は、前記第4の通信装置から前記事前情報を取得する、誤接続防止システム。
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