JP6586823B2 - 通信システム、端局装置、及び制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信システム、端局装置、及び制御プログラムに関する。
近年、光ファイバを用いた通信ネットワークが整備されている。光ファイバを用いた通信ネットワークとしては、例えばPON(Passive Optical Network)が知られている。
図6は、一般的なPON50の構成例を示す図である。図6に示すように、PON50は、例えばPON50のサービス加入者であるユーザの宅内(ユーザ宅内7)と、一定範囲内のユーザ宅内7からのデータを収容し、当該データを例えばインターネット等の上位ネットワーク18に中継する局舎32と、を光ファイバ15で接続する通信システムである。
ユーザ宅内7には、例えば光回線終端装置(ONU:Optical Network Unit)1及び通信端末3が含まれ、ONU1と通信端末3とは、UNI(User Network Interface)5で接続される。ここで、UNI5は、PON50を提供する通信事業者の通信設備と、ユーザの通信設備と、の境界を表すインターフェースであり、ONU1がPON50を提供する通信事業者の通信設備であり、通信端末3がユーザの通信設備となる。
局舎32には、例えば光回線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)22、監視制御装置(OpS:Operation System)14、及びルータ16が設置される。また、OLT22は、例えばOLT−IF(Optical Line Terminal-Interface)24及び制御部26を含む。
OLT22は、OLT−IF24を経由してONU1と光ファイバ15で接続されると共に、NNI(Network Network Interface)30及びルータ16を経由して上位ネットワーク18と接続される。ここでNNI30は、PON50を提供する通信事業者の通信設備と、上位ネットワークを提供する通信事業者の通信設備と、の境界を表すインターフェースである。
なお、光ファイバ15は光スプリッタ9によって複数の光通信路に分岐され、それぞれの光通信路は各ユーザ宅内7のONU1に接続される。
通信端末3が送信したデータはONU1を経由してOLT22に集められ、OLT22は、通信端末3から受信したデータを上位ネットワーク18に送信する。また、上位ネットワーク18から受信したデータはルータ16を経由してOLT22に集められ、OLT22は、上位ネットワーク18から受信したデータを各ユーザ宅内7のONU1に送信することで、通信端末3と上位ネットワーク18とのデータ中継を実現する。
一方、制御部26にはOLT−IF24及びOpS14が接続され、OpS14は、PON50の運用に関する各種指示を制御部26に送信することで、例えばONU1及びOLT22に対して各種設定を行い、PON50を制御する。また、OpS14は、例えばONU1及びOLT22の運用状態、並びにPON50におけるデータの通信速度等の情報を制御部26から受信することで、PON50の運用状態を監視する。
すなわち、ONU1及びOLT22といった各種装置の設定、並びに運用状況の監視等、PON50全般に関する監視制御は局舎32に設置されたOpS14で実行される。
特開2012−10271号公報
しかしながら、図6に示したPON50では、局舎32にOpS14を設置するスペースを確保する必要がある。また、OpS14には例えばサーバコンピュータ等の周囲の温度変化に比較的影響を受けやすい電子機器が適用されることから、OpS14を設置するスペースには、例えば温湿度を調整する空調システムが必要となる場合がある。したがって、局舎32のOLT22に数十台程度のONU1を接続して小規模PONを構築する場合、その費用対効果が問題となる場合がある。
更に、図6に示したPON50の場合、例えば新たなONU1を接続する際、接続に必要な情報をOpS14から登録する必要があるため、ONU1を新設するユーザ宅内7と局舎32にそれぞれ人員を配置しなければならず、人員の確保及び人員の確保に伴うコスト増が問題となる場合がある。
本発明は、上記の事項を考慮して成されたものであり、局舎32におけるPON関連装置の設置スペースを削減すると共に、PONの運用効率を向上させることを目的とする。
本発明に係る通信システムは、通信装置を通信回線に接続する第一の終端装置と、制御用通信装置を前記通信回線に接続する第二の終端装置と、前記通信回線に接続され、前記第一の終端装置及び前記第二の終端装置からデータを受信する端局装置と、を備える通信システムであって、前記端局装置が、前記第二の終端装置から受信した前記データが制御データの場合に、前記制御データが示す制御先が前記端局装置であれば前記制御データに従って前記端局装置を制御し、前記制御データが示す制御先が前記第一の終端装置であれば前記制御データを前記第一の終端装置へ転送する制御を行う制御部を備える。
また、本発明に係る端局装置は、通信装置を通信回線に接続する第一の終端装置と、制御用通信装置を前記通信回線に接続する第二の終端装置のうち、前記第二の終端装置から受信したデータが制御データの場合に、前記制御データが示す制御先が自装置であれば前記制御データによって指示された制御を行い、前記制御データが示す制御先が前記第一の終端装置であれば前記制御データを前記第一の終端装置へ転送する制御を行う制御部を備える。
また、本発明に係る制御プログラムは、コンピュータを、通信装置を通信回線に接続する第一の終端装置と、制御用通信装置を前記通信回線に接続する第二の終端装置のうち、前記第二の終端装置から受信したデータが制御データの場合に、前記制御データが示す制御先が自装置であれば前記制御データによって指示された制御を行い、前記制御データが示す制御先が前記第一の終端装置であれば前記制御データを前記第一の終端装置へ転送する制御を行う端局装置の制御部、として機能させる。
本発明によれば、局舎におけるPON関連装置の設置スペースを削減すると共に、PONの運用効率を向上させることができる、という効果を奏する。
実施形態に係るPONの構成の一例を示す図である。 OLTの構成の一例を示す図である。 制御部をコンピュータで実現する場合の構成の一例を示す図である。 第1のルーティング処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2のルーティング処理の流れの一例を示すフローチャートである。 従来のPONの構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、同じ働きを担う構成要素または処理には全図面を通して同じ符号を付与し、重複する説明を適宜省略する場合がある。
図1は、本実施の形態に係るPON10の構成の一例を示す図である。図1に示すように、PON10は、ONU1と、ルータ16を経由して上位ネットワーク18に接続されるOLT2と、ONU1及びOLT2を接続する光ファイバ15と、光ファイバ15を分岐して各々のONU1と接続する光スプリッタ9と、を含む。
ONU1には、ユーザ宅内7に設置された通信端末3と接続されるONU1と、局舎32とは異なる場所に設置された簡易OpS11と接続されるONU1が存在する。以降では、簡易OpS11と接続されるONU1が設置される場所を「運用エリア13」といい、運用エリア13のONU1を「制御用ONU1」という。また、ユーザ宅内7のONU1と制御用ONU1を区別する必要がない場合には、単に「ONU1」という。なお、ユーザ宅内7に設置されるONU1と、制御用ONU1は、ハードウエア構成や機能が同じであっても良い。
OLT2はOLT−IF4を含み、OLT2とOLT−IF4は内部で互いに接続されると共に、OLT2は、OLT−IF4を経由してONU1に接続される。
図1の例では、1つのOLT−IF4がOLT2に実装されているが、OLT2は、複数のOLT−IF4を実装するようにしても良い。1つのOLT−IF4に接続可能なONU1の数は予め定められているため、OLT2に実装するOLT−IF4の数を調整することで、1つのOLT2に接続できるONU1の数を調整し、ONU1の収容効率を高めている。なお、OLT2は「端局装置」と呼ばれることがある。
OLT−IF4をOLT2に実装する際、OLT−IF4は、予め接続可能なONU1を特定する情報、例えばONU1に割り当てられているMAC(Media Access Control)アドレス、またはONU1の製造番号等のシリアル番号を参照する。
OLT−IF4に新たなONU1を接続する場合、当該新たに接続するONU1は、自身のONU1に割り当てられているシリアル番号をOLT−IF4に送信する。OLT−IF4は、接続可能なONU1のシリアル番号の中に、新たに接続するONU1から送信されたシリアル番号が含まれる場合、当該ONU1に対してOLT−IF4への接続を許可する。OLT−IF4に接続が許可された以降、ONU1とOLT2との通信が行われる。
通信端末3には、例えばコンピュータ、スマートフォン、またはタブレット等の端末装置、或いは、通信機能を有するテレビ等の電子機器が適用される。通信端末3はUNI5を経由してONU1に接続され、通信データをONU1に送信する。
ここで、通信データとは、上位ネットワーク18に接続される図示しない端末宛、或いは、PON10に接続される他の通信端末3宛のデータである。
ユーザ宅内7のONU1は、通信端末3から受信した通信データを電気信号から光信号に変換し、通信データに対応する光信号を光ファイバ15で伝送することで、OLT−IF4に通信データを送信する。
また、ユーザ宅内7のONU1は、運用データを電気信号から光信号に変換し、運用データに対応する光信号を光ファイバ15で伝送することで、OLT−IF4に運用データを送信する。ここで、運用データとは、例えば、ONU1の稼動状況を表す状態情報、ONU1を保守する際に必要となる情報(例えば製造番号等)等の保守情報、及び故障といったONU1の運用の可否に関する情報である警報情報を含む。
一方、簡易OpS11には、例えばコンピュータ等の端末装置が用いられる。簡易OpS11は、UNI5を経由してONU1に接続され、制御データをONU1に送信する。なお、簡易OpS11とONU1の接続形態に制限はなく、例えば有線、無線、または有線と無線を混合した接続形態の何れであっても良い。簡易OpS11とONU1を有線で接続する場合には、例えば有線LANが適用でき、無線で接続する場合には、例えば無線LANが適用できる。また、簡易OpS11と図6に示したOpS14に機能上の相違はない。
ここで、制御データとは、PON10に含まれる各種装置、例えばユーザ宅内7の各ONU1及びOLT2へ運用に関する指示を通知し、ユーザ宅内7の各ONU1及びOLT2を制御するデータである。
運用エリア13のONU1は、制御データを電気信号から光信号に変換し、制御データに対応する光信号を光ファイバ15で伝送することで、OLT−IF4に制御データを送信する。
以降、通信データ、運用データ、及び制御データの総称を「データ」という。
OLT−IF4は、データをONU1から受け付けるとデータの種別を判定し、通信データであれば上位ネットワーク18に送信し、運用データであれば制御用ONU1に送信し、制御データであれば制御データで指示されたPON10内の各種装置に送信するルーティング処理を実行する。
また、OLT−IF4は、光ファイバ15における通信速度、及びユーザ宅内7のONU1毎の通信量等を通信データに基づいて推定し、推定した通信速度及び通信量等を制御用ONU1に送信する。なお、OLT−IF4の詳細な動作については後ほど説明する。
また、ルータ16と上位ネットワーク18を接続する回線35は、光ファイバであっても、例えば銅線等のメタル回線であっても良く、回線35の種類に対応したルータ16が用いられる。ここでは一例として、回線35を光ファイバとして説明を行う。
次に、OLT2の構成について更に説明する。図2は、PON10におけるOLT2の構成の一例を示す図である。
OLT2は、OLT−IF4、ルータ16、及び電源回路28を含む。例えば商用電源に接続された電源回路28は、商用電源の電圧をOLT−IF4の駆動電圧に変換して、OLT−IF4に供給する。
ルータ16は、前述したようにOLT−IF4及び上位ネットワーク18に接続され、OLT−IF4から受信した通信データを上位ネットワーク18に中継すると共に、上位ネットワーク18から受信した通信データをOLT−IF4に中継する。
一方、OLT−IF4は、制御部6、信号処理部8、及びIF回路20A、20Bを含む。
IF回路20Aは、ONU1及び信号処理部8と接続され、ONU1から受信したデータに対応する光信号を電気信号に変換して、信号処理部8に出力する。また、IF回路20Aは、信号処理部8から受信したデータに対応する電気信号を光信号に変換して、ONU1に出力する。
信号処理部8は制御データ判定部12を含み、制御データ判定部12は、OLT2と簡易OpS11、すなわち、OLT2と制御用ONU1との間のデータのルーティング処理を実行する。
具体的には、制御データ判定部12は、受信したデータが制御用ONU1から送信されたデータ、すなわち制御データであれば制御部6に転送する一方、制御データ以外のデータ、すなわち通信データ及び運用データであれば信号処理部8に転送する。また、制御データ判定部12は、制御部6から受け付けた後述する監視情報を制御用ONU1に転送する。なお、制御データ判定部12は、本発明におけるデータ転送先決定部の一例である。
一方、信号処理部8は、通信端末3、すなわちユーザ宅内7のONU1との間のデータを処理する。
具体的には、信号処理部8は、ユーザ宅内7のONU1から送信された通信データを上位ネットワーク18に中継すると共に、上位ネットワーク18から受信した通信データを、通信データで指定されたユーザ宅内7のONU1に中継する。
また、信号処理部8は、ユーザ宅内7のONU1から送信された運用データを、PON10における監視情報として制御部6に出力すると共に、OLT−IF4の稼動状況を表す各種状態情報、OLT−IF4を保守する際に必要となる情報、及び故障といったOLT−IF4の運用の可否に関する情報である警報情報を収集し、これらの収集した情報もPON10における監視情報として制御部6に出力する。
また、信号処理部8は、受信した通信データに基づいて、光ファイバ15における通信データの通信速度及びユーザ宅内7のONU1毎のデータ通信量等を計測し、計測した通信速度及びデータ通信量等を監視情報として制御部6に出力する。
なお、OLT2におけるデータのルーティング処理の詳細については後ほど説明する。
制御部6は、受信したデータの種別に応じて以降の処理を決定し、制御データ判定部12を含む信号処理部8に対して、決定した処理に応じた制御を実行する。
IF回路20Bは、信号処理部8及びルータ16と接続され、信号処理部8から受信した通信データに対応する電気信号を光信号に変換して、ルータ16に出力する。また、IF回路20Bは、ルータ16から受信した通信データに対応する光信号を電気信号に変換して、信号処理部8に出力する。
図2では、OLT2とOLT−IF4をそれぞれ独立した装置として説明したが、例えばOLT2とOLT−IF4が一体化されていても良い。また、OLT2に複数のOLT−IF4を実装している場合は制御部6をOLT2に配置し、複数のOLT−IF4と接続されていても良い。
一方、制御部6は、例えばコンピュータとして構成することができる。図3は、制御部6をコンピュータ60で実現する場合の構成の一例を示す図である。
コンピュータ60は、CPU(Central Processing Unit)61、ROM(Read Only Memory)62、RAM(Random Access Memory)63、不揮発性メモリ64、及び入出力インターフェース(I/O)65がバス66を介して電気的に各々接続された構成を有し、I/O65には信号処理部8及び制御データ判定部12が接続される。
この場合、例えば、コンピュータ60のROM62に後述する転送プログラムを書き込んでおき、CPU61が転送プログラムをROM62から読み込んで実行することで、信号処理部8及び制御データ判定部12の処理が実行され、OLT2が動作する。
ここで、不揮発性メモリ64は、I/O65を介してコンピュータ60の外部に接続されても良く、例えばメモリカード等の外部記憶装置であっても良い。なお、コンピュータ60は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に、OLT2におけるデータのルーティング処理について説明する。
図4は、OLT2起動後の第1のルーティング処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS10において、制御データ判定部12は何れかのONU1からデータを受信したか否かを判定し、否定判定の場合にはステップS10を繰り返し実行することで、何れかのONU1からデータを受信するまで待機する。一方、何れかのONU1からデータを受信した場合には、ステップS20に移行する。
ステップS20において、制御データ判定部12は、ステップS10で受信したデータの送信元アドレスを参照し、データの送信元が制御用ONU1か否かを判定する。この際、例えば不揮発性メモリ64の予め定めた領域に制御用ONU1のアドレスを記憶しておくことによって、制御データ判定部12は、当該不揮発性メモリ64を参照して受信したデータの送信元が制御用ONU1である否か判定することができる。
なお、ONU1のアドレスは、例えば簡易OpS11から登録する方法、或いはOLT2に設けられたインターフェースから登録する方法が用いられる。
ステップS20の判定処理が肯定判定の場合には、ステップS30に移行する。
ステップS30において、制御データ判定部12は、ステップS10で受信したデータを制御部6に転送する。すなわち、制御データ判定部12は、制御データを制御部6に転送して、図4に示す第1のルーティング処理を終了する。
一方、ステップS20の判定処理が否定判定の場合には、ステップS40に移行する。
ステップS40において、制御データ判定部12は、ステップS10で受信したデータを信号処理部8に転送する。
ステップS50において、信号処理部8は、ステップS40で制御データ判定部12から転送されたデータに含まれるデータ種別を表す情報を参照し、データが通信データか否かを判定する。ステップS50の判定処理が肯定判定の場合にはステップS60に移行する。
ステップS60において、信号処理部8は、ステップS40で制御データ判定部12から転送された通信データをIF回路20Bに出力することで、通信データを上位ネットワーク18に送信し、図4に示す第1のルーティング処理を終了する。
この際、信号処理部8は、例えば単位時間あたりの通信データのデータ量等を計測して、光ファイバ15における通信データの通信速度、及びユーザ宅内7のONU1毎のデータ通信量等を推定し、推定した通信速度及びデータ通信量等をPON10における監視情報として制御部6に出力しても良い。
なお、ユーザ宅内7の各ONU1のアドレスは、制御用ONU1のアドレスと同様に例えば不揮発性メモリ64の予め定めた領域に記憶しておき、信号処理部8は通信データの送信元アドレスと、不揮発性メモリ64に記憶された各ONU1のアドレスと、を比較することで、通信データを送信したONU1を特定することができる。
一方、ステップS50の判定処理が否定判定の場合にはステップS70に移行する。
この場合、ステップS40で制御データ判定部12から転送されたデータは、制御データでも通信データでもないことから、運用データと判断することができる。
したがって、ステップS70において、信号処理部8は、受信した運用データを監視情報として制御部6に出力して、図4に示す第1のルーティング処理を終了する。
以上により、ONU1から受信したデータがデータ種別に応じて制御部6または上位ネットワーク18に出力される。
図5は、制御部6が制御データまたは監視情報を受け付けた場合における、OLT2での第2のルーティング処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS100において、制御部6は、受け付けたデータの種別が制御データであるか否かを判定し、肯定判定の場合には、ステップS110に移行する。
ステップS110において、制御部6は、制御データに含まれる制御先アドレスを参照し、簡易OpS11による制御の対象がOLT2か否かを判定する。当該判定処理が肯定判定の場合には、ステップS120に移行する。
ステップS120において、制御部6は、制御データを信号処理部8に出力すると共に、OLT2に対して制御データに含まれる制御内容に応じた処理を実行するよう指示する。制御データを受信した信号処理部8は、制御データに含まれる制御内容に応じた処理、例えば通信速度の設定といったOLT2の動作に関する各種設定を実行する。
一方、ステップS110の判定処理が否定判定の場合には、ステップS130に移行する。
ステップS130において、制御部6は、制御データを信号処理部8に出力すると共に、制御データに含まれる制御先アドレスに当該制御データを送信するよう指示する。制御データを受信した信号処理部8は、受信した制御データを制御データに含まれる制御先アドレスに対応するユーザ宅内7のONU1に送信する。
制御データを受信したユーザ宅内7のONU1は、制御データに含まれる制御内容に応じた処理、例えば通信速度の設定といったユーザ宅内7のONU1の動作に関する各種設定を実行する。
また、ステップS100の判定処理が否定判定の場合には、ステップS140に移行する。この場合、制御部6が受信したデータは監視情報である。
ステップS140において、制御部6は、監視情報を制御データ判定部12に出力する。制御データ判定部12は、制御部6から受信した監視情報を制御用ONU1に転送する。制御用ONU1に転送された監視情報は簡易OpS11に通知され、簡易OpS11によって監視情報を確認することができる。
このように本実施形態に係るPON10によれば、簡易OpS11が局舎32と異なる場所に設置される。また、OLT2には、簡易OpS11が送信した制御データを制御部6に転送することで制御データの内容に応じた処理を制御部6に依頼し、かつ、信号処理部8で収集された監視情報を簡易OpS11に転送する制御データ判定部12が含まれる。
したがって、従来は局舎32内のOpS14で行っていたPONの監視制御業務と同等の業務を、局舎32と異なる運用エリア13に設置された簡易OpS11で実施することができる。すなわち、局舎32内にOpS14を設置する必要がなくなるため、局舎32におけるPON関連装置の設置スペースを削減することができる。
また、本実施形態に係るPON10によれば、簡易OpS11は、光ファイバ15が敷設されている場所であれば何れの場所にも設置することができる。したがって、例えばユーザ宅内7に新たなONU1を設置する場合、当該新たなONU1を設置するユーザ宅内7に一時的に簡易OpS11を設置することができる。この場合、新たなONU1の情報をユーザ宅内7の簡易OpS11から登録し、かつ、当該新たに設置したONU1の動作確認をすることができるため、ユーザ宅内7にのみ人員を配置すればONU1の設置作業が完了する。
なお、図1に示すPON10の例では簡易OpS11が1台接続されているが、PON10に運用エリア13を複数設け、運用エリア13毎に簡易OpS11を接続する運用形態であっても良い。この場合、制御データ判定部12は、簡易OpS11の各々から受信した制御データを制御部6に転送し、かつ、制御部6から受信した監視情報を簡易OpS11が接続されている制御用ONU1の各々に送信することで、何れの簡易OpS11でもPON10の監視制御を実施することができる。
また、簡易OpS11はPON10に常時必要な装置ではない。例えば、PON10の監視制御が不要な場合には、簡易OpS11を制御用ONU1に接続しなくても良い。この場合、運用エリア13における簡易OpS11の設置スペースを削減することができる。更に、簡易OpS11を常時運用しないことに伴い、運用エリア13に空調システムを設置しなくてもよい場合がある。
また、本実施形態では、通信端末3及び簡易OpS11をそれぞれ光ファイバ15でOLT2に接続する形態を示したが、本実施形態は、光ファイバ15の代わりに例えばメタル回線を用いた時分割通信システムにも適用することができる。この場合、ONU1及びOLT2をメタル回線に対応した終端装置に置き換えると共に、光スプリッタ9もメタル回線に対応した多重化装置に置き換えれば良い。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明は実施形態に記載の範囲に限定されない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、当該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。例えば、本発明の要旨を逸脱しない範囲で処理の順序を変更してもよい。
また、実施形態では、転送プログラムがROM62に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されるものではない。本発明に係る転送プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供することも可能である。例えば、本発明に係る転送プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、またはUSBメモリ等の可搬型記録媒体に記録された形態で提供することも可能である。また、本発明に係る転送プログラムは、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等に記録された形態で提供することも可能である。
1・・・ONU(終端装置)、2(22)・・・OLT(端局装置)、3・・・通信端末、4(24)・・・OLT−IF、6(26)・・・制御部、7・・・ユーザ宅内、8・・・信号処理部、9・・・光スプリッタ、10(50)・・・PON、11・・・簡易OpS、12・・・制御データ判定部、13・・・運用エリア、14・・・OpS、15・・・光ファイバ、16・・・ルータ、18・・・上位ネットワーク、20A(20B)・・・IF回路、28・・・電源回路、32・・・局舎、60・・・コンピュータ、61・・・CPU、62・・・ROM、63・・・RAM、64・・・不揮発性メモリ、66・・・バス

Claims (8)

  1. 通信装置を通信回線に接続する第一の終端装置と、
    制御用通信装置を前記通信回線に接続する第二の終端装置と、
    前記通信回線に接続され、前記第一の終端装置及び前記第二の終端装置からデータを受信する端局装置と、
    を備える通信システムであって、
    前記端局装置が、前記第二の終端装置から受信した前記データが制御データの場合に、前記制御データが示す制御先が前記端局装置であれば前記制御データに従って前記端局装置を制御し、前記制御データが示す制御先が前記第一の終端装置であれば前記制御データを前記第一の終端装置へ転送する制御を行う制御部
    を備えた通信システム。
  2. 前記端局装置は、更に上位ネットワークと接続され、
    前記データの送信元が前記第二の終端装置であれば前記データを前記制御部へ転送し、前記データの送信元が前記第一の終端装置で、かつ、前記第一の終端装置から受信した前記データの種別が通信データであれば、前記データを前記上位ネットワークに転送するデータ転送先決定部
    を有することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記端局装置は、前記第一の終端装置、前記第二の終端装置、または前記端局装置との通信に関する監視情報を収集する監視情報収集部を更に含み、
    前記制御部は、前記監視情報収集部によって収集された前記監視情報を前記データ転送先決定部に出力し
    前記データ転送先決定部は、前記制御部から受信した前記監視情報を前記第二の終端装置に送信する
    請求項2記載の通信システム。
  4. 前記監視情報は、前記第一の終端装置及び前記第二の終端装置の各々と、前記端局装置とを接続する前記通信回線の通信速度、前記第一の終端装置及び前記第二の終端装置における各々のデータ通信量、並びに、前記端局装置の運用に関する情報のうち、少なくとも1つの項目を含む
    請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記制御データは、前記通信回線の通信速度、前記第一の終端装置及び前記第二の終端装置における各々のデータ通信量、並びに前記第一の終端装置、前記第二の終端装置、及び前記端局装置に関する動作内容のうち、少なくとも1つの項目を指示する
    請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の通信システム。
  6. 前記通信回線として光ケーブルが用いられ、前記光ケーブルを分岐する光スプリッタに前記第一の終端装置及び前記第二の終端装置が接続される
    請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の通信システム。
  7. 通信装置を通信回線に接続する第一の終端装置と、制御用通信装置を前記通信回線に接続する第二の終端装置のうち、前記第二の終端装置から受信したデータが制御データの場合に、前記制御データが示す制御先が自装置であれば前記制御データによって指示された制御を行い、前記制御データが示す制御先が前記第一の終端装置であれば前記制御データを前記第一の終端装置へ転送する制御を行う制御部
    を備えた端局装置。
  8. コンピュータを、通信装置を通信回線に接続する第一の終端装置と、制御用通信装置を前記通信回線に接続する第二の終端装置のうち、前記第二の終端装置から受信したデータが制御データの場合に、前記制御データが示す制御先が自装置であれば前記制御データによって指示された制御を行い、前記制御データが示す制御先が前記第一の終端装置であれば前記制御データを前記第一の終端装置へ転送する制御を行う端局装置の制御部、
    として機能させるための制御プログラム。
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