JP6586335B2 - スイッチトリラクタンスモータおよび電動カート - Google Patents

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本発明は、スイッチトリラクタンスモータおよび電動カートに関するものである。
従来から、ロータとステータの両方に突極を設けたスイッチトリラクタンスモータ(Switched ReluctanceMotor、以下SRモータという)が知られている。SRモータは、ステータに設けられている複数のステータ突極にそれぞれ巻線が巻装されており、この巻線に電流を供給することによりステータ突極を励磁する。そして、ステータ突極に生じた磁気的吸引力によって、ロータに設けられている複数のロータ突極を吸引して回転力を発生させる。
ここで、SRモータは、ロータ突極を吸引して回転力を発生させるので、作動音が大きくなる。このため、作動音の発生原因の一つと考えられる駆動中のトルクリップルを小さくする技術が提案されている。
例えば、ロータ突極のステータ突極と対向する先端面で、かつ周方向両端部となる位置に、凸条部を設けたものがある。これによれば、ロータ突極の周方向両端部にかかるステータ突極の磁気的吸引力を弱めることができ、トルクリップルを小さくできる。ここで、凸条部の大きさは、突出高さで定義されている。
特開2002−291212号公報
ところで、ステータ突極への巻線の占積率を向上させることにより、少ない電流でステータ突極に生じる磁界を大きくできる。このため、巻線の銅損低減を図る場合、ステータ突極の突極角を極力小さくすることが望ましい。
しかしながら、ステータ突極の突極角を小さくすると、SRモータの平均トルクが低下してしまう可能性があった。また、例えばSRモータを電動カート等の駆動源として用いる場合、トルク低減に伴って起動性が低下してしまう可能性があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、巻線の占積率を向上させつつ、トルクの低下、起動性の低下を抑制できるスイッチトリラクタンスモータおよび電動カートを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るスイッチトリラクタンスモータは、ステータと、該ステータの径方向中央に配置され、前記ステータに対して回転自在に設けられたロータと、を備え、前記ステータは、円筒状のステータコアと、該ステータコアの内周面から径方向中央に向かって突設された複数のステータ突極と、各ステータ突極に巻回される巻線と、を有し、前記ロータは、回転軸と、該回転軸に外嵌固定されるロータコアと、該ロータコアの外周面から径方向外側に向かって突設されたロータ突極と、を有するスイッチトリラクタンスモータにおいて、前記ロータ突極の前記ステータ突極と対向する先端面側で、かつ周方向両側縁に、それぞれ軸方向に沿って同一形状の凸条部が設けられており、各前記凸条部は、周方向両側に向かうに従って先細りとなるように形成されており、基本ステップ角をθstepとし、前記ステータ突極の突極角をθsとし、各前記凸条部の周方向先端間の角度をθrとし、各前記凸条部の根元のうち、前記ロータ突極の基端側の根元間の離間角度をθr1とし、係数をAとしたとき、前記基本ステップ角θstep、前記突極角θs、前記周方向先端間の角度θr、前記離間角度θr1、および係数Aは、
θstep=15°
θr1=16°
θr−θr1=A(θstep−θs)
{(A−2)θstep+θr1}/A<θs<θstep
2≦A≦8
を満たすように設定されていることを特徴とする。
このように構成することで、ステータ突極の突極角θsをできるかぎり小さく設定しつつ、ステータ突極による磁力によってロータ突極の先端面が吸引される範囲をできるかぎり大きく設定できる。また、ロータ突極の先端面が吸引される範囲をできるかぎり大きく設定しつつ、ロータを確実に回転させることができる。このため、SRモータの巻線の占積率を向上させつつ、トルクの低下を抑制できる。
本発明に係るスイッチトリラクタンスモータにおいて、前記係数Aは、A=6に設定されており、記ステータ突極の突極角θsは、12°≦θs≦14°を満たすように設定されていることを特徴とする。
このように構成することで、SRモータの巻線の占積率をより確実に向上させつつ、トルクの低下をより確実に抑制できる。
本発明に係るスイッチトリラクタンスモータにおいて、前記ステータ突極の個数は12個、前記ロータ突極の個数は8個、前記巻線の前記ステータ突極ごとの巻回数は24回、それぞれ設定されていると共に、前記周方向先端間の角度θr、θr=25°を満たすように設定されており、前記巻線は、前記ステータ突極に巻回された状態で径方向が長くなるように形成された断面長方形状の平角線であり、前記平角線の短手方向の寸法は1mm、前記平角線の長手方向の寸法は3mm、に設定されていることを特徴とする。
このように構成することで、SRモータの巻線の占積率を最大限高めることができ、さらに、トルクの低下も確実に抑制できる。
本発明に係る電動カートは、上記に記載のスイッチトリラクタンスモータと、前記スイッチトリラクタンスモータが搭載された車体と、前記車体に設けられ、前記スイッチトリラクタンスモータの動力によって回転駆動する車輪と、を備えたことを特徴とする。
上記SRモータは、ロータを確実に回転させることができるので、ロータの回転位置によってロータが起動しない点(以下、不起動点という)を無くすことができる。このようなSRモータを電動カートに採用することにより、電動カートが駆動しない場合が生じることを確実に防止できる。
本発明によれば、ステータ突極の突極角θsをできるかぎり小さく設定しつつ、ステータ突極による磁力によってロータ突極の先端面が吸引される範囲をできるかぎり大きく設定できる。また、ロータ突極の先端面が吸引される範囲をできるかぎり大きく設定しつつ、ロータを確実に回転させることができる。このため、SRモータの巻線の占積率を向上させつつ、トルクの低下を抑制できる。
本発明の実施形態における電動カートの概略構成図である。 本発明の実施形態におけるステータおよびロータの断面図である。 本発明の実施形態におけるロータ突極の拡大図である。 本発明の実施形態におけるトルク最小値の変化を示すグラフである。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(電動カート)
図1は、電動カート1の概略構成図である。
同図に示すように、電動カート1は、遊戯用(カートレース用)などとして利用されるものである。なお、以下の説明では、進行方向前側を単に前側、進行方向後側を単に後側などと称して説明する。
電動カート1は、フレーム構造の車体2と、車体2の前部に回転自在に設けられたシャフト7bを介して設けられた前輪6bと、車体2の後部に回転自在に設けられた駆動シャフト7aを介して設けられた後輪6aと、駆動シャフト7aに減速機構5を介して動力を伝達するSRモータ3と、を主構成としている。
SRモータ3は、車体2の後部に設けられている。車体2の前後方向略中央で、車幅方向両側には、バッテリ4が設けられている。そして、SRモータ3は、このSRモータ3を駆動するドライバ10を介し、バッテリ4と電気的に接続されている。ドライバ10は、コントローラ12と共に、車体2の後部に設けられている。コントローラ12は、SRモータ3に対して供給される電力を制御するためのものである。
一方、車体2の前後方向略中央にはシート11が設けられている。さらに、車体2の前部には、電動カート1を操作するためのハンドル8と、SRモータ3の駆動力を制御するアクセルペダル7と、が設けられている。このアクセルペダル7のアクセル信号がコントローラ12に入力され、SRモータ3の駆動力が制御される。
また、車体2の車幅方向中央の前部には、操作パネル9が設けられている。この操作パネル9に、バッテリ4からSRモータ3への電力供給を可能または遮断するリレーを駆動するリレー駆動スイッチ、アクセルペダル7の踏み込み量を視覚化し表示するアクセル量インジケータ、コントローラ12に対して電源電力を供給・遮断することにより、コントローラ12の起動・停止を行うコントローラ電源スイッチ等(何れも不図示)が設けられている。
(SRモータ)
次に、図2〜図4に基づいて、SRモータ3について詳述する。
図2は、SRモータ3のステータ20およびロータ30の断面図である。
同図に示すように、SRモータ3は、略円筒状のステータ20と、ステータ20の内側に配置され、ステータ20に対して回転自在に設けられたロータ30と、を備えている。
なお、以下の説明では、ステータ20の周方向、およびロータ30の回転方向を単に周方向と称し、ステータ20、およびロータ30の径方向を単に径方向と称し、ステータ20、およびロータ30の軸方向を単に軸方向と称して説明する。
ステータ20は、例えば電磁鋼板を複数積層して形成されるものであって、略円筒状のステータコア21を有している。ステータコア21の内周面21aには、複数(例えば、この実施形態では12個)のステータ突極22が径方向中央に向かって突設されている。各ステータ突極22は、周方向に等間隔に配置されており、それぞれステータ突極22に、巻線23が巻装されている。
ここで、本実施形態では、ステータ突極22(巻線23)は、3相に構成されている。また、巻線23は、断面略長方形状に形成されたいわゆる平角線により構成されている。巻線23の短手方向の寸法Lsは、約1mmに設定されており、長手方向の寸法Llは、約3mmに設定されている。また、巻線23のステータ突極22ごとの巻回数は24回に設定されている。
一方、ロータ30は、ステータ20の径方向中央に配置され、ステータ20に対して回転自在に設けられた回転軸31を有している。回転軸31にはロータコア32が外嵌固定されている。
ロータコア32は、例えば電磁鋼板を複数積層して略円柱状に形成されたものであって、径方向中央に、回転軸31が圧入される圧入孔32aが形成されている。この圧入孔32aには、ロータコア32と回転軸31との相対回転を規制するためのキー34(図3参照)が、ロータコア32の中心C1に向かって突出形成されている。なお、回転軸31には、キー34と嵌め合わされる不図示のキー溝が形成されている。
また、ロータコア32の外周面32bには、複数(例えば、この実施形態では8個)のロータ突極33が径方向外側に向かって突設されている。各ロータ突極33は、周方向に等間隔に配置されている。
図3は、ロータ突極33の拡大図である。
同図に示すように、ロータ突極33のステータ突極22と対向する先端側の端面33aは、ステータ突極22側に向かって僅かに膨出するように湾曲形成されている。より具体的には、ロータ突極33の端面33aは、その曲率半径の中心がロータコア32の中心C1と一致するように円弧状に形成されている。
また、ロータ突極33の端面33a側には、周方向両側に、それぞれ軸方向に沿って同一形状の凸条部35が一体成形されている。凸条部35は、軸方向に直交する水平方向に沿う断面形状(図3の平面形状)が、ロータ30の周方向両側に向かって先細りとなるように略三角形状に形成されている。
このような構成のもと、巻線23に電流を供給すると、ステータ突極22が励磁される。そして、ステータ突極22に生じた磁気的吸引力によってロータ突極33を吸引し、回転力を発生させる。この回転力は、図1に示すように、減速機構5を介して駆動シャフト7aに伝達される。これにより、後輪6aが回転し、電動カート1が走行する。
このとき、アクセルペダル7のアクセル信号に基づいて、コントローラ12が各ステータ突極22の巻線23への電流供給タイミングを所定のタイミングでずらす。これにより、SRモータ3の回転速度が制御される。
ここで、SRモータ3は、ロータ30の凸条部35を、以下の条件を満たすように形成することにより、SRモータ3のモータ性能を向上させている。すなわち、
基本ステップ角をθstepとし、ステータ突極22の突極角をθs(図2参照)とし、凸条部35の周方向先端間の角度をθrとし、凸条部35の根元部35aのうち、ロータ突極33の基端側の根元間の離間角度をθr1とし、係数をAとしたとき、
基本ステップ角θstep、突極角θs、周方向先端間の角度θr、離間角度θr1、および係数Aは、
θr−θr1=A(θstep−θs) ・・・(1)
{(A−2)θstep+θr1}/<θs<θstep・・・(2)
2≦A≦8 ・・・(3)
を満たすように設定されている。
なお、基本ステップ角θstepは、SRモータ3の巻線23に供給する電流を一回切り替えるごとの回転量(回転角度)であって、SRモータ3(ステータ20)の相数と、ロータ突極33の数によって決定される。具体的には、相数をmとし、ロータ突極33の突極数をNrとしたとき、基本ステップ角θstepは、
θstep=360°/(m・Nr) ・・・(4)
を満たすように設定される。
本実施形態では、ステータ20の相数mが3相に設定されており、ロータ突極33の突極数Nrが8個に設定されているので、基本ステップ角θstepは、θstep=15°となる。
ここで、係数A、離間角度θr1、およびステータ突極22の突極角θsは、以下のように設定されていることが、より望ましい。すなわち、
係数Aは、
A=6 ・・・(5)
に設定されており、
離間角度θr1は、
θr1=16° ・・・(6)
に設定されており、
ステータ突極22の突極角θsは、
12°≦θs≦14°・・・(7)
を満たすように設定されていることがより望ましい。
さらに、ステータ突極22の個数は12個、ロータ突極33の個数は8個、基本ステップ角θstepは15°、にそれぞれ設定されていると共に、周方向先端間の角度θr、および離間角度θr1は、
θr−θr1=9°・・・(8)
を満たすように設定されていることが望ましい。
上記式(1)〜式(8)の理由について、図4に基づいて説明する。
図4は、縦軸をSRモータ3のトルク最小値[Nm]とし、横軸をステータ突極22の突極角θs[°]とした場合のトルク最小値の変化を示すグラフであって、係数Aごとに比較したものである。
なお、図4中、「通常形状」とは、SRモータ3のロータ突極33に凸条部35が設けられていないものをいう。また、図4中破線で示した横ラインの「基準トルク最小値」とは、「通常形状」のSRモータにおけるステータ突極22の突極角θsが15°に設定され、ロータ突極33の突極角(離間角度θr1に相当)が15°に設定されている場合のトルク最小値をいう。この「基準トルク最小値」よりもSRモータ3のトルク最小値が小さい場合、SRモータ3のトルクが不足してロータ30が回転しない(電動カートが起動しない:不起動点が生じる)場合がある。
同図に示すように、上記式(1)〜式(3)を満たすようにロータ突極33の凸条部35を形成することにより、SRモータ3のトルク最小値が基準トルク最小値を上回ることが確認できる。とりわけ、上記式(5)〜式(7)を満たすようにロータ突極33の凸条部35を形成することにより、SRモータ3のトルク最小値を格段に向上させることができる。さらに、上記式(5)〜式(7)に加え、ステータ突極22の個数は12個、ロータ突極33の個数は8個、基本ステップ角θstepは15°、にそれぞれ設定されている要件のもと、周方向先端間の角度θr、および離間角度θr1を式(8)を満たすように設定することにより、トルク最小値が最大になることが確認できる(図4における点X参照)。
したがって、上述の実施形態によれば、ステータ突極22の突極角θsをできるかぎり小さく設定しつつ、ステータ突極22による磁力によってロータ突極33の端面33aが吸引される範囲をできるかぎり大きく設定できる。また、ロータ突極33の端面33aが吸引される範囲をできるかぎり大きく設定しつつ、ロータ30を確実に回転させることができる。このため、SRモータ3の巻線の占積率を向上させることができる。具体的には、ステータ突極22の個数が12個、ロータ突極33の個数が8個の条件のもと、ステータ突極22ごとに巻線23を24回巻回できる。そして、SRモータ3のトルクの低下を抑制できる。
ここで、ステータ突極22の個数が12個、ロータ突極33の個数が8個、基本ステップ角θstepが15°に設定されている場合において、上記式(8)を満たすように凸条部35を形成することにより、SRモータ3を確実に回転させることができる。
すなわち、凸条部35の突出高さを大きくし過ぎると、任意のステータ突極22と任意のロータ突極33とが対向した際、凸条部35が隣接するステータ突極22に近づき過ぎてSRモータ3が回転しなくなる不起動点が生じるおそれがある。しかしながら、上記式(8)を満たすように、凸条部35を形成することにより、確実にSRモータ3を起動でき、電動カート1を確実に走行させることができる。
また、上記式(5)〜式(7)を満たすようにロータ突極33の凸条部35を形成することにより、SRモータ3のトルク性能を向上させることができる。
さらに、巻線23は、断面略長方形状に形成されたいわゆる平角線により構成されている。巻線23の短手方向の寸法Lsは、約1mmに設定されており、長手方向の寸法Llは、約3mmに設定されている。このため、ステータ突極22に巻回されている巻線23間の隙間を極力減少させることができる。よって、ステータ20の巻線23の占積率を、より確実に向上できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、ステータ20は、ステータ突極22を12個備え、ロータ30は、ロータ突極33を8個備えている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、SRモータ3として成立可能な関係であれば、ステータ突極22の数、およびロータ突極33の数を任意に設定することができる。この場合、ロータ突極33に一体成形されている凸条部35は、少なくとも上記式(1)〜式(3)を満たすように形成されていればよい。
また、上述の実施形態では、SRモータ3は、電動カート1の駆動源として用いられている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、さまざまな電動装置にSRモータ3を用いることが可能である。
さらに、上述の実施形態では、巻線23は断面略長方形状に形成されたいわゆる平角線であって、巻線23の短手方向の寸法Lsは、約1mmに設定されており、長手方向の寸法Llは、約3mmに設定されている場合について説明した。また、巻線23のステータ突極22ごとの巻回数は24回に設定されている場合について説明した。しかしながら、これらに限られるものではなく、巻線23の形状は、任意に決定することができる。
例えば、巻線23に断面略円形状の丸線を採用することも可能である。さらに、巻線23の巻回数もSRモータ3の仕様に応じて任意に設定することが可能である。
1…電動カート、2…車体、3…SRモータ、6a…後輪(車輪)、6b…前輪(車輪)、20…ステータ、21…ステータコア、21a…内周面、22…ステータ突極、23…巻線、30…ロータ、31…回転軸、32…ロータコア、32b…外周面、33…ロータ突極、35…凸条部、35a…根元部

Claims (4)

  1. ステータと、
    該ステータの径方向中央に配置され、前記ステータに対して回転自在に設けられたロータと、
    を備え、
    前記ステータは、
    円筒状のステータコアと、
    該ステータコアの内周面から径方向中央に向かって突設された複数のステータ突極と、
    各ステータ突極に巻回される巻線と、
    を有し、
    前記ロータは、
    回転軸と、
    該回転軸に外嵌固定されるロータコアと、
    該ロータコアの外周面から径方向外側に向かって突設されたロータ突極と、
    を有するスイッチトリラクタンスモータにおいて、
    前記ロータ突極の前記ステータ突極と対向する先端面側で、かつ周方向両側縁に、それぞれ軸方向に沿って同一形状の凸条部が設けられており、
    各前記凸条部は、周方向両側に向かうに従って先細りとなるように形成されており、
    基本ステップ角をθstepとし、前記ステータ突極の突極角をθsとし、各前記凸条部の周方向先端間の角度をθrとし、各前記凸条部の根元のうち、前記ロータ突極の基端側の根元間の離間角度をθr1とし、係数をAとしたとき、
    前記基本ステップ角θstep、前記突極角θs、前記周方向先端間の角度θr、前記離間角度θr1、および係数Aは、
    θstep=15°
    θr1=16°
    θr−θr1=A(θstep−θs)
    {(A−2)θstep+θr1}/A<θs<θstep
    2≦A≦8
    を満たすように設定されていることを特徴とするスイッチトリラクタンスモータ。
  2. 前記係数Aは、
    A=6
    に設定されており、
    記ステータ突極の突極角θsは、
    12°≦θs≦14°
    を満たすように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチトリラクタンスモータ。
  3. 前記ステータ突極の個数は12個、前記ロータ突極の個数は8個、前記巻線の前記ステータ突極ごとの巻回数は24回、それぞれ設定されていると共に、前記周方向先端間の角度θr
    θr=25°
    を満たすように設定されており、
    前記巻線は、前記ステータ突極に巻回された状態で径方向が長くなるように形成された断面長方形状の平角線であり、
    前記平角線の短手方向の寸法は1mm、前記平角線の長手方向の寸法は3mm、
    に設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチトリラクタンスモータ。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載のスイッチトリラクタンスモータと、
    前記スイッチトリラクタンスモータが搭載された車体と、
    前記車体に設けられ、前記スイッチトリラクタンスモータの動力によって回転駆動する車輪と、
    を備えたことを特徴とする電動カート。
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