JP6584874B2 - 棚板面発光システム - Google Patents

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Description

本発明は、棚板面発光システムに関し、特に、着脱可能な面発光照明部材を含む棚板面発光システムに関する。
近年、白熱灯や蛍光灯に代わる光源として、有機ELパネルに代表される面発光パネルが注目され、多くの研究がなされている。ここで、有機ELパネルは、薄く且つ面状に発光する有機ELタイルを、ベゼル(フレーム、枠)などの筐体で収納したものである。
有機ELタイルは、基材となるガラス基板や透明樹脂フィルム/金属シート等の基板上に、一方又は双方が透光性を有し対向する陽極層及び陰極層と、これら電極層間に積層した有機機能層と、からなる有機EL素子を形成したもの、一般には、凹状に窪みを作った封止ガラスキャップや、この有機EL素子上に製膜した酸化、及び/又は、窒化した珪素等の無機絶縁膜、又はアクリル系絶縁膜等の有機絶縁膜などからなる封止膜で封止したものとされる。電極層間への給電により、有機EL素子の中で電気的に励起された電子と正孔が再結合し、有機ELタイルは発光する。即ち、有機ELタイルは、薄くて軽く面状に発光する特徴を有するデバイスである。
このような有機ELタイルに代表され、この他、LEDを面状に並べて面発光素子としたり、LED及び拡散板を組み合わせて面発光素子としたりして作製されたLEDタイルの如き、面発光タイルを光源として用いる際に、前記面発光素子への給電の為に、前記タイルに外部電源等を接続する為FPC(フレキシブルプリント基板)やRPC(リジッドプリント基板)等のプリント基板(PCB)が必要となる。
ところで、最近図1に示すような、棚先に配置した光源から、多くの場合斜めに、下方から上方に照らすことで、室内の明るさと無関係に少ないエネルギーで、棚板面上に載置した照明対象物をその美しさを強調しつつ照明する、本発明に係る棚板面発光システムを構築する試みが多数見受けられる。図1は、本発明に係る棚板面発光システムの一実施態様を示す概念図である。
また、一方、近年、装着された照明部材に対して給電可能であり、かつ、照明部材の装着位置を長手方向に沿って移動させることが可能な、照明部材支持給電部材としてダクトレールが汎用されており、商品を魅力的に見せるためのペンダントやスポット照明部材の支持給電のために商店で多用されているだけではなく、一般家庭への導入も進んでいる。このようなダクトレールは、例えばライティングレール(商標)、ライティングダク、給電ダクト、スライドコンセント等とも称されており、JIS C8366にて規格化されており、プラグタイプと称されるライティングダクトの規格に合致した直接取り付け可能な照明部材のほかに、ライティングダクト用の引っ掛けシーリング(ペンダント照明部材等を吊るして点灯させるための器具)や、コンセントプラグ部材などが装着可能である。
例えば、特許文献1は、プラグタイプの照明部材として、ダクトレールに装着可能な直管型照明部材を開示しており、この直管型照明部材は、ダクトレールにその一部が着脱される支持部を含み、当該支持部は、着脱用突起部を戴載し、直管型照明部を支持するとともに、直管型照明部に給電する配線をその内部に埋設しており、着脱用突起部は、ダクトレールに装着されたときにダクトレールと電気的に接続するターミナルを有しており、支持部に埋設されている配線は、ターミナルと電気的に接続され、支持部の上面には板バネが形成されており、この板バネは、天井面に当接保持されて、着脱用突起部(ダクトレール)に対し回動設定された支持部を安定的に保持するようにされている。
特開2014−017169号公報
前述の棚板面発光システムの構築に当たって、面発光タイル、特に、その中でも薄くて軽い有機ELタイルを光源として用いることは、照明対象物を遮ることなく、特に、その存在を図1に示すように観察者に認識させることなく、また、照明部材の取り付けのために壁に造作を施すことなく、光源を支持可能であるので魅力的である。
また、前述の如く、室内の明るさと無関係に少ないエネルギーで棚板面上に載置した照明対象物をその美しさを強調しつつ照明するためには、一般に、棚本体の壁と当接する壁側辺が水平方向に長い、即ち、水平方向に長尺の棚本体においては、その一部に照明対象物が載置されることとなるので、その長尺長手方向に沿って、光源を移動させることが可能な、照明部材支持給電構造とすることが魅力的であり、ダクトレールを応用したシステムを提供することが、当業者に与えられた社会的な使命と考える。
さらに、棚板面発光システムの実現に当たっては、光源に給電するためのコード類が照明対象物の載置の障害となったり、光源の棚板面への固定が十分でなかったりすることが想定される。従って、このような課題を整然と、そして、問題の発生を未然に防止しつつ簡便に解決することが求められる。
本発明は、このような技術ニーズに応えるべく為されたものであり、棚板面上に載置される照明対象物を照明可能であり、その長尺長手方向に沿って光源を移動可能であり、照明対象物を遮ることなく観察者に認識されにくい着脱可能な面発光照明部材を含む棚板面発光システムであって、照明対象物載置の障害となることなく整然と光源を固定可能な棚板面発光システムを提供するものである。
本発明者らは上記課題に鑑み鋭意検討した結果、特定のダクトレールを含む棚部材と、特定の面発光照明部材とを、特定の組み合わせで構成することにより、前述の課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、棚部材、及び、これに着脱可能な面発光照明部材を含む棚板面発光システムであって、
該棚部材が、水平面である棚板面、及び下面を両主面とする棚本体と、平均水平厚みDのダクトレールとを含み、
該棚本体が、平均水平間隔Wで互いに対向する照明側辺、及び壁側辺であって、該棚板面、及び該下面の端部を含む照明側辺、及び壁側辺を含み、
該ダクトレールは、該照明側辺に沿って配され、
該面発光照明部材が、発光面、及び裏面を両主面とし、その1辺として該照明側辺に対
応する嵌合辺を含み、かつ、面発光パネル、及び該嵌合辺に嵌合部を含み、
該面発光照明部材が、発光面、及び裏面を両主面とし、その1辺として該照明側辺に対応する嵌合辺を含み、かつ、面発光パネル、及び該嵌合辺に嵌合部を含み、さらに、該裏面が該棚板面に平行に、該棚板面の上に配置され、
該面発光パネルが、発光領域を含み、かつ、該発光面の側の主面である発光面側主面、及び該裏面の側の主面である裏面側主面を両主面とする板状の部材であり、さらに、該発光領域に対応する面発光素子を備え、
嵌合部に、該面発光素子に給電可能な、一方、及び他方の電極端子を備え、
該発光領域からの照射光が、該棚板面上に載置される照明対象物を照明可能であり、かつ、
嵌合部の該ダクトレールへの嵌合/非嵌合により、該着脱が可能である、棚板面発光システムに関する。本発明において、前記面発光パネルは、好ましくは、有機ELパネルである。このように、本発明の棚板面発光システムは、特定のダクトレールを含む棚部材と、特定の面発光照明部材とを、特定の組み合わせで構成したシステムなので、棚板面上に載置される照明対象物を照明可能であり、その長尺長手方向に沿って光源を移動可能であり、照明対象物を遮ることなく観察者に認識されにくい着脱可能な面発光照明部材を含み、さらに、照明対象物載置の障害となることなく整然と光源を固定可能な棚板面発光システムを提供する事ができる。
前記面発光照明部材は、前記裏面を有し、かつ、前記面発光パネルとは異なる、別本体を含み、
該別本体は、その発光面の側の面が前記棚板面と平行に配置され、さらに、
前記面発光パネルの前記発光面側主面を、前記棚板面に対して0度〜45度の範囲の角度θを有するようにできることが好ましい。
また、前記面発光パネルは、幅に対して長さが長い長尺矩形の、前記発光領域、及び外形を有する長尺矩形の長尺パネルであることが好ましく、照明対象物を載置するための領域を十分に確保しつつこれを照明可能であり、この場合に、
前記面発光素子は、一長辺を含む有機EL素子として、
該有機EL素子の透光性陽極層への給電が、少なくとも2個以上の、該透光性陽極層を含む透光性導電膜の該一長辺側の延在部である、陽極用給電パッド部を介してのみなされ、かつ、
該有機EL素子の反射性陰極層への給電が、該反射性陰極層を含む反射性導電膜の該一長辺側の延在部が接する1個以上の陰極用給電パッド部であって、2つの該陽極用給電パッド部に挟まれた陰極用給電パッド部を介してのみなされるようにすることが好ましく、十分な発光領域が確保され、その長さに対して幅が狭い長尺パネルを提供することで、前述の照明対象物の載置領域確保性をより向上せしめることができる。
また、前記面発光照明部材は、前記嵌合部の前記発光面に前記一方の電極端子を備え、かつ、
少なくとも前記一方の電極端子が、前記非嵌合の時に露出せず、かつ、前記嵌合の時に鉛直上方に突出するようにすることが好ましく、感電の虞が無くなると共に、非嵌合時に電極端子を保護でき、嵌合時にダクトレールの後述する側導体に導通し、さらには、後述の如く、水分付着防止の為の防水保護された側導体に対しても良好な通電が可能となる。
また、前記面発光照明部材が、前記嵌合部の前記発光面に前記他方の電極端子も備え、かつ、
前記他方の電極端子も、前記非嵌合の時に露出せず、かつ、前記嵌合の時に鉛直上方に突出するようにすることが好ましく、感電の虞が完全に無くなると共に、非嵌合時に両方の電極端子を保護でき、嵌合時に両方の電極端子がダクトレールの後述する側導体に導通し、さらには、前述の防水保護側導体に対する通電性が良好なると同時に、長時間棚板面上及びダクトレールに水が滞留したとしても漏電の虞を極小化することができる。
また、前記面発光照明部材全体が、前記照明側辺から照明設置幅WLの範囲内に前記着脱可能であり、かつ、下記(数式1)を満たすが好ましく、上述の照明対象物載置領域の確保性をより確実なものとすることができる。
また、前記ダクトレールの前記平均水平厚みDが、下記(数式2)を満たすことが好ましく、上述の面発光照明部材やダクトレールの存在非認識性をより向上させることができると共に、前述の発光領域確保性をより向上せしめることができる。
さらに、本発明は、発光面、及び裏面を両主面とし、その1辺として嵌合辺を含み、かつ、面発光パネル、及び該嵌合辺に嵌合部を含む面発光照明部材であって、
該面発光パネルが、発光領域を含む発光面側主面、及び裏面側主面を両主面とする板状の部材であり、かつ、該発光領域に対応する面発光素子を備え、
嵌合部が、ダクトレールへの嵌合/非嵌合が可能であり、
嵌合部が、該面発光素子に給電可能な、該一方の電極端子、及び、他方の電極端子を備え、かつ、
少なくとも該一方の電極端子が、該嵌合部の該発光面側主面側に配され、該非嵌合の時に露出せず、かつ、該嵌合の時に鉛直上方に突出する、面発光照明部材に関する。このように、本発明の面発光照明部材は、ダクトレールに嵌合/非嵌合が可能な特定の面発光照明部材なので、本発明の棚板面発光システム等に好適に使用可能であり、ダクトレールの長尺長手方向に沿って光源を移動可能であり、感電の虞が無くなると共に、非嵌合時に電極端子を保護でき、嵌合時にダクトレールの後述する側導体に導通し、さらには、後述の如く、水分付着防止の為の防水保護された側導体に対しても良好な通電が可能となる。
また、前記発光領域は、幅に対して長さが長い長尺矩形であることが、前述の発光領域確保性の観点から好ましく、前記面発光素子が、一長辺を含む有機EL素子であることが好ましく、その場合には、
該有機EL素子の透光性陽極層への給電が、少なくとも2個以上の、該透光性陽極層を含む透光性導電膜の該一長辺側の延在部である、陽極用給電パッド部を介してのみなされ、かつ、
該有機EL素子の反射性陰極層への給電が、該反射性陰極層を含む反射性導電膜の該一長辺側の延在部が接する1個以上の陰極用給電パッド部であって、2つの該陽極用給電パッド部に挟まれた陰極用給電パッド部を介してのみなされるようにすることが好ましく、十分な発光領域が確保され、その長さに対して幅が狭い長尺パネルを提供することで、前述の照明対象物の載置領域確保性をより向上せしめることができる。
本発明の棚板面発光システムは、棚板面上に載置される照明対象物を照明可能であり、その長尺長手方向に沿って光源を移動可能であり、照明対象物を遮ることなく観察者に認識されにくい着脱可能な面発光照明部材を含み、さらに、照明対象物載置の障害となることなく整然と光源を固定可能な棚板面発光システムである。
また、本発明の面発光照明部材は、本発明の棚板面発光システム等に好適に使用可能であり、ダクトレールの長尺長手方向に沿って光源を移動可能であり、感電の虞が無くなると共に、非嵌合時に電極端子を保護でき、嵌合時にダクトレールの後述する側導体に導通し、さらには、後述の如く、水分付着防止の為の防水保護された側導体に対しても良好な通電が可能であり、整然と固定可能である。
本発明に係る棚板面発光システムの一実施態様を示す概念図である。 本発明の棚板面発光システム100の一実施形態の断面概念図である。 本発明に係るダクトレール42の一実施形態を示す断面図である。 本発明に係るダクトレール42の別の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る面発光パネル60の一実施形態を示す断面図である。 本発明に係る有機ELパネル60の一実施形態における、透光性導電膜7、有機機能膜8、及び反射性導電膜9の各々のパターンの形状、及び相互の位置関係を示す概念透視図である。 図6おける透光性導電膜7を抜き出して示した平面図である。 図6おける有機機能膜8を抜き出して示した平面図である。 図6おける反射性導電膜9を抜き出して示した平面図である。 本発明に係る嵌合部4の一実施形態を示す非嵌合時の断面図(a)、及び図3のダクトレール42への嵌合時の断面図(b)である。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
(棚板面発光システム100)
図2は、本発明の棚板面発光システム100の一実施形態の断面概念図である。
本発明の棚板面発光システム100は、棚部材40、及びこれに着脱可能な面発光照明部材10を含み、棚部材40に含まれる棚本体41上面の棚板面上に載置される照明対象物を、面発光照明部材10に含まれる面発光パネル60の発光領域2からの照射光が、照明可能である。
本発明の棚板面発光システム100は、棚部材40が、面発光照明部材10に給電し、かつ、これを固定するダクトレール42を含み、かつ、面発光照明部材10が、当該ダクトレール42に嵌合/非嵌合可能な嵌合部4を含むことを一つの特徴とする。即ち、面発光照明部材10は、棚部材40に、嵌合部4のダクトレール42への嵌合/非嵌合により着脱可能である。
前記棚本体41が、その両端の辺として、互いに対向する照明側辺、及び壁側辺を含み、これらの平均水平間隔をWとした時に、本発明に係る照明対象物載置領域確保性の観点から、面発光照明部材10全体が、照明側辺から照明設置幅WLであって、下記(数式1)を満たす照明設置幅WLの範囲内にあることが好ましい。
(棚部材40)
本発明に係る棚部材40は、棚本体41、及び平均水平厚みDのダクトレール42を含み、例えば、前記壁側辺を壁に取り付けること等により、棚本体41を建物に固定していられる。
前記棚本体41は、水平面である棚板面、及び下面を両主面とし、好ましくは板状の部
材であり、前記棚板面、及び前記下面の端部を含む、平均水平間隔Wで互いに対向する照明側辺、及び壁側辺を含み、その棚板面に本発明に係る照明対象物を載置する機能を有し、その照明側辺には、本発明に係るダクトレール42が固定される。
前記ダクトレール42は、その前記照明側辺から前記壁側辺に向かう水平方向の平均水平厚みがDであり、前記棚本体41の前記照明側辺に沿って固定され配され、本発明に係る、ダクトレール存在非認識性、及び発光領域確保性の観点から、前記Dは、前記WLに対して、下記(数式2)を満たすことが好ましい。
(ダクトレール42)
図3は、本発明に係るダクトレール42の一実施形態を示す断面図である。
本発明に係るダクトレール42は、図3に示すように、少なくとも、上面板423、下面板424を含み、これらの間に間隙を有する細長い部材であり、この間隙の内側となる上面板423、及び/又は、下面板424に、少なくとも2本のレール422と、少なくとも2本の線状導体(導電性部材)421が固定されており、好ましくは、さらに、側面板425を含む。
前記レール422は、長手方向に連続して前記間隙の内側に向かって開口する凹部を有し、当該凹部の内部に前記線状導体(導電性部材)421が固定されている。
図3のダクトレール42では、上面板423に、1本の線状導体421が固定された1本のレール422が2組、並んで、かつ、前記凹部が下向きとなるように固定されている。
図4は、本発明に係るダクトレール42の別の実施形態を示す断面図であり、図4のダクトレール42では、上面板423、及び下面板424の各々に、前記凹部が対向するように、1本の線状導体421が固定された1本のレール422が固定されている。
(面発光照明部材10)
本発明に係る面発光照明部材10は、発光面(図2において上側の面)、及び裏面(図2において下側の面であって、図2では、前記棚板面に接している。)を両主面とし、その1辺として前記照明側辺に対応する嵌合辺を含み、面発光パネル60、及び前記嵌合辺に嵌合部4を含み、前記棚部材40に装着された状態において、その発光領域2からの照射光が、棚板面上に載置される照明対象物を照明する機能を有する。
本発明に係る面発光照明部材10は、面発光パネル60自体を本体として、その発光領域2を含み、かつ、発光面の側の主面である発光面側主面を棚板面と平行に配置し、その裏面の側の主面である裏面側主面を、前記棚板面に、例えば接するよう、平行に配置しても良いが、面発光パネル60とは異なる別本体であって、その発光面の側の面が棚板面と平行、その裏面の側の面が前記棚板面に、例えば接する、平行な別本体を含むようにすることが好ましく、面発光パネル60の発光面側主面を、棚板面に対してθの角度を有するようにできるので、照明対象物への光照射の効率を高めることができる。角度θは、0度〜45度の範囲で可変であることが好ましく、より好ましくは、可変かつその角度で維持可能であることであり、照明対象物の高さやその照明演出に合わせて、光照射効率や照明効果を向上できる。
本発明に係る面発光照明部材10は、上述した面発光パネル60、及び嵌合部4以外にも、面発光パネル60を構成し、面発光タイルの筐体として機能するベゼルや、プリント基板(PCB)62、配線部材61等を含むことができる。
以下、本発明に係る面発光照明部材10について、上述した各構成部材の詳細について説明しつつ、その製造方法についても説明する。
(面発光パネル60)
図5は、本発明に係る面発光パネル60の一実施形態を示す断面図であり、後述する図6のX−X‘直線における断面図である。
本発明に係る面発光パネル60は、発光領域2を含み、かつ、前記発光面の側の主面である発光面側主面、及び前記裏面の側の主面である裏面側主面を両主面とする板状の部材であり、発光領域2に対応する面発光素子1を備える。
前記面発光素子1は、好ましくは有機EL素子1であり、より好ましくは、一長辺3を含む長尺の発光領域2を備える長尺有機EL素子1である。
本発明に係る面発光パネル60は、好ましくは、幅に対して長さが長い長尺矩形の、発光領域2、及び外形を有する長尺矩形の長尺面発光パネル60である。
前記裏面側主面は、前記面発光素子1への給電の電気接続を容易ならしめるために、後述する封止がなされていない電極用給電パッド領域55を含むことが好ましく、また、前記面発光素子1への水分等の浸入を防止することで長寿命かつ高信頼性を確保する観点から、平面視、少なくとも前記発光領域2を含む領域に亘って連続する後述する封止がなされた封止領域50を含むことが好ましい。
ここで、上述したように、好ましい実施態様である長尺面発光パネル60とする場合には、その両長辺のうちの片側である一長辺3側にのみ前記電極用給電パッド領域55を設けることが好ましく、こうすることで、上述の如く、平面視前記発光領域2含む封止領域50は、前記両長辺のうちのもう一方の片側である他長辺側に偏在することとなるが、前記発光領域2が長尺であるため、輝度分布が生じない給電を維持しつつ、コンパクト、かつ、高面積効率の面発光パネル60が実現できる。
また、前記電極用給電パッド領域55は、本発明に係る面発光照明部材10内における給電配線簡略化の観点から、前記別本体を含む場合には、前記嵌合辺の反対側の辺に存在することが好ましく、前記別本体を含まない場合には、前記嵌合辺側に存在することが好ましい。
さらに、このような面発光パネル60には、輝度や色、角度依存の光学特性や、照明対象物に対する配光性の向上ために、前記発光面側主面側の少なくとも前記発光領域2を含む領域の最表面、即ち、例えば、前記ガラス基板5の光射出側に光学機能体を備えることが好ましい。
この光学機能体としては、レンズやプリズムを含む、例えば、レンズシート、プリズムシート、又はレンチキュラーレンズシート等を例示することができ、ガラス表面にアクリル等からなる樹脂を塗ってナノインプリントしたものやガラスビーズを含んだ樹脂をスプレーコートやスリットコートしたものとすることもできる。好ましくは、一表面に凹凸構造をもち、他表面に粘着材が付いた樹脂フィルム(光学フィルム)を、その一表面が前記最表面となるようにガラス表面に貼ることであり、の光学フィルムに、光散乱性を付与することもできる。さらに、この光学フィルムの貼り付けは、フィルム表面にキズが付き易いため、場合に応じて、面発光パネル60の組み立て後でもよいし、前でもよく、本発明に係る面発光照明部材10へのパネル60の取り付け後でもよい。
このような本発明に係る面発光パネル60の内の、簡単安価な内部配線で柔らかい面発光を単一の発光デバイスで実現できることから好ましい実施態様である、有機ELパネル60について詳述すると以下の通りである。
まず、本発明に係る有機ELパネル60は、面積効率を高める観点等から、パネル外部から直接給電される等電位電極層が、対向する透光性陽極層71、及び反射性陰極層91の1組のみであるデバイスのみを含む有機EL素子1であることが好ましい。
このような有機EL素子1は、例えば、透明性および封止性の観点から好ましい基材であり、かつ、面発光素子1に対して前記発光面側主面側に位置することとなるガラス基板5上に、所定の形状で、透光性導電膜7、有機化合物を含有する発光層を含み、かつ、複数の薄膜が積層されたものである有機機能膜8、及び反射性導電膜9を製膜することで、これらの膜の重畳部分として形成されたデバイスである。好ましくは、このようにして形成した有機EL素子1は封止膜により封止される。
(有機ELパネル60)
本発明に係る有機ELパネル60は、有機EL素子1に含まれる透光性陽極層71以外に、透光性導電膜7が、陰極用給電パッド部73を含むことを一つの特徴としている。
図6は、本発明に係る有機ELパネル60の一実施形態における、透光性導電膜7、有機機能膜8、及び反射性導電膜9の各々のパターンの形状、及び相互の位置関係を示す概念透視図である。図6において、前記一長辺3側は、矢印で示すように下側であり、また、図6には、陰極用給電パッド部73も示されている。
(有機EL素子1)
本発明に係る有機EL素子1は、本発明に係る発光領域2から光を放射可能とするための素子であり、前述したように発光領域2は、幅に対して長さが長い長尺の領域であることが好ましく、この場合、この発光領域2に対応する有機L素子1は、前記長尺方向に平行な、一長辺3、及びこの一長辺3と発光領域2を挟んで対向する他長辺を含むこととなる。
このような本発明に係る有機EL素子1は、本発明に係る透光導電性陽極層71、有機機能層81、及び反射性陰極層91を含み、この透光導電性陽極層71、及び反射性陰極層91に印加される電圧に応じて、これらの重畳部分に挟持された有機機能層81に電流が流れることで発光する。
(透光性導電膜7)
図7は、図6おける透光性導電膜7を抜き出して示した平面図であり、透光性導電膜7に含まれる、透光導電性陽極層71、陽極用給電パッド部72、及び陰極用給電パッド部73が示されている。
前記透光性導電膜7は、好ましくはガラス基板5上に形成された透光導電性金属酸化物(TCO)を含む層であり、図7に示すように、透光導電性陽極層71の一長辺3側の延在部として、好ましくは少なくとも2個以上、より好ましくは3個以上の陽極用給電パッド部72を含む。また、好ましくは、本発明に係る一長辺3側において、両端に存在する給電パッド部は陽極用給電パッド部72である。
前記透光性導電膜7の材料としては、透光性であれば、アルミニウムやクロム等の金属薄膜であってもよいが、TCOであることが好ましく、より好ましくは、ガラス基板11に直接形成されたTCOとすることである。このようなTCOは、ガラスとの密着力が強く、薄膜であっても信頼性の高い膜であり、かつ、ウェットエッチングやレーザー加工によるパターニングが容易である。
また、図7に示すように、陰極用給電パッド部73は、前記透光導電性陽極層71と絶縁された、透光導電性アイランド層であり、後述する反射性導電膜9の一長辺3側の延在層93が接し、かつ、2つの陽極用給電パッド部72に挟まれた層であり、1個以上、好ましくは2個以上存在する。即ち、図7の実施形態では、一長辺3側に3つの陽極用給電パッド部72があり、その陽極用給電パッド72に挟まれた2つの陰極用給電パッド部73があり、これらのパッド部を介してのみ透光性陽極層71および反射性陰極層91は給電されるが、これらのパッドの数は長尺の大きさや長さによって適宜決めればよいが、高性能の長尺有機ELパネル60とする観点からは、少なくとも2以上の陽極用給電パッド部72を介してのみ透光性陽極層71に給電され、1以上の陰極用給電パッド部であって2つの陽極用給電パッド部71に挟まれた陰極用給電パッド部73を介してのみ反射性陰極層91に給電されることが好ましい。
本発明に係る透光性陽極層71は、本発明に係る有機EL素子1の構成要素であり、前記有機機能層81に外部から電流を流す機能を有し、好ましくは、前記反射性陰極層91に対してプラスの電位が印加される。
本発明に係る陽極用給電パッド部72は、前記透光性陽極層71から本発明に係る一長辺3側に、前記透光性導電膜7が延在した領域であり、本発明に係る透光性陽極層71へ外部から電流を中継して流す機能を有する。
本発明に係る陰極用給電パッド部73は、本発明に係る反射性陰極層91から外部に電流を中継して流す機能を有し、好ましくは、前記透光性陽極層71に対してマイナスの電位が印加される。
(有機機能膜8)
図8は、図6おける有機機能膜8を抜き出して示した平面図であり、有機機能膜8に含まれる、有機機能層81であって、本発明の発光領域2となる領域が示されている。
前記有機機能膜8は、有機化合物を主成分とする膜であり、発光層を含む複数の薄膜が積層されたものである。前記有機機能膜8に含まれる材料としては、一般的な有機EL素子に用いられている低分子系色素材料や、共役系高分子材料等の公知の材料を挙げることができ、有機化合物のポリマーやオリゴマーを塗布形成したものを用いることもできる。
前記有機機能膜8は、好ましくは、前記各層をいずれも真空蒸着法によって成膜したものであり、高性能の有機EL素子1とすることができる。また、前記有機機能膜8は、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層などを含む。これら各層は、真空蒸着法やスパッタ法、CVD法、ディッピング法、ロールコート法(印刷法)、スピンコート法、バーコート法、スプレー法、ダイコート法、フローコート法など適宜公知の方法を併用して形成することも可能である。
前記有機機能膜8は、平面視、図5に示すように少なくとも本発明に係る発光領域2の全領域を含む領域に形成されていることを要し、図6に示すように、本発明に係る一長辺3側において、本発明に係る陽極用給電パッド部72においてはこれより内側に、それ以外の陰極用給電パッド部73に対応する部分ではこれより外側に、より好ましくは一部前記ガラス基板5に直接接するように、形成されていることが好ましく、さらに好ましくは、各辺に凹凸を含まない完全な長方形に形成されていることである。
(反射性導電膜9)
図9は、図6おける反射性導電膜9を抜き出して示した平面図であり、反射性導電膜9は、反射性陰極層91となる領域であって、本発明の発光領域2となる領域(図示せず。)、及び前述の反射性導電膜一長辺側延在層93を含む。
前記反射性導電膜9は、平面視、図5に示すように少なくとも本発明に係る発光領域2の全領域を含む領域に形成されていることを要し、図6に示すように、本発明に係る一長辺3側において、本発明に係る陽極用給電パッド部72においてはこれより内側であって、さらに、前記有機機能膜8より内側に、それ以外の陰極用給電パッド部73に対応する部分ではこれに直接接するように形成される。
前記反射性導電膜9の材料としては、大きな反射率を有し輝度向上に有効なアルミニウム、又は銀が好ましく、その製膜方法としては、高純度な膜が製膜でき材料本来の物性が得易い真空蒸着法が好ましい。
本発明に係る反射性陰極層91は、本発明に係る有機EL素子1の構成要素であり、前記有機機能層81から外部へ電流を流す機能を有し、好ましくは、本発明に係る透光導電性陽極層21に対しマイナスの電位が印加される。前記長尺有機ELパネル60においては、反射性陰極層91への給電が、陰極用給電パッド部73を介してのみなされることが好ましい。
(封止)
本発明に係る有機EL素子1は、外部からの水分の侵入を防ぐために、封止膜により封止がなされることが好ましい。また、膜封止の場合、機械的な外力によるキズを防ぐために、PETなどからなる保護フィルムを粘着材で貼り付けることが好ましく、DSの発生や、突然の発光停止を防止することができる。
嵌合部4)
図10は、本発明に係る嵌合部4の一実施形態を示す非嵌合時の断面図(a)、及び図3のダクトレール42への嵌合時の断面図(b)である。
本発明に係る嵌合部4は、前記嵌合辺に配され、具体的には、図2に示すように前記別本体を含む場合には、その別本体の一部として、前記別本体を含まない場合には、本発明に係る発光領域2に隣接して、いずれにしても、本発明に係る面発光照明部材10の構成部材の一部として、例えば、前記プリント基板62の一部として含まれる部分である。
本発明に係る嵌合部4は、図10(a)に示すように、面発光素子1に給電可能な、一方、及び他方の電極端子11、12であって、本発明に係る面発光素子1に、本発明に係るダクトレール42から給電するための、2種類の電極端子を含み、少なくとも一方の電極端子11は(好ましくは他方の電極端子12も)、嵌合部の発光面に配されていることが好ましく、本発明に係る非嵌合の時に露出しないように保護されていることがより好ましく、本発明に係る嵌合の時に鉛直上方に突出して、本発明に係るダクトレール42の側導体に導通するようにされていることがさらに好ましい。
具体的には、図10(a)、(b)に示す如く、非嵌合時に電極端子11、12が露出しないようにするスライド板13を嵌合部4に設け、非嵌合時、当該スライド板13が非嵌合時位置にあることにより、これと当接する電極端子11、12に結合した電極端子用バネ14を縮んだ状態で保持し、嵌合するために嵌合部4をダクトレール42に挿入する際、ダクトレール42の例えばレール422の一部に押されて当該スライド板13が嵌合時位置に移動することにより、これと結合したスライド板用バネ15を縮んだ状態にすると共に、電極端子用バネ14の前記縮んだ状態から開放されて伸びる力を利用して、電極端子11、12を鉛直上方に突出させてダクトレール42の線状導体421と当接させるような機構が好ましい。
(配線部材61)
前記配線部材61は、前記有機ELパネル60に外部から給電するための部材であり、パッド部分を含み、前記有機ELパネル60の厚みを薄くする観点から、平板状の部材とすることが好ましい。具体的には、パネルの作製において、当該パッド部分に含まれる陽極パッドが陽極用給電パッド部72に接続され、当該パッド部分に含まれる陰極パッドが陰極用給電パッド部73に接続される。
ここで、前記配線部材61は、前記陽極用給電パッド部72、及び前記陰極用給電パッド部73からなるパッド部が並んで存在する、本発明に係る一長辺3側に、その一長辺3とほぼ同じ長さの1個の配線部材61が取り付けられているようにしてもよいが、配線部材とガラス基板の線膨張係数の差が大きくても、配線部材やガラス基板が反ったり、配線部材61が外れたりしないように、2個以上の配線部材を、本発明に係る一長辺3側に、取り付けることが望ましく、より好ましくは、部品点数を減らすこと、及び、同一の取り付け工程で取り付け可能とすることで、コストや工程負荷を削減せしめる観点から、2個以上の配線部材61を同一とすることであり、さらに好ましくは、隣接する配線部材61が、それらの配線部材61の間に位置する1個の前記陽極用給電パッド部72である、中央陽極用給電パッド部のみに共通に接続されていることである。
また、本発明に係る配線部材61は、前記パッド部分と、外部電源との間の導通経路として端子部分を含むことが好ましく、この端子部分は、前記陽極パッドに電気接続された陽極端子、及び前記陰極パッドに接続された陰極端子を含む。
前記配線部材61としては、リード線や銅箔、アルミニウム箔を用いることもできるが、プリント基板を用いることが望ましく、フレキシブルプリント基板(FPC)を用いることがより望ましい。FPCはポリイミドやその他の有機フィルム上に銅箔やアルミニウム箔による配線をパターニングしたものであり、薄いため、それを備えたパネルの厚みを薄くすることができ、且つ、自由に曲げることができる。
前記配線部材61のパッド部分の、前記有機ELパネル60の給電パッド部72、73への接続には、導電性接着剤を用いることもできるが、接着強度を高めることで接続の信頼性を向上せしめる観点からは、異方性導電フィルム(ACF)を用いて熱圧着すること望ましい。
(プリント基板62)
前記プリント基板62は、前記配線部材61に、本発明に係るダクトレール42を介して、外部から給電する機能を有し、本発明に係る面発光パネル60の前記裏面側主面側、又は、前記別本体が有る場合は、これに含まれるようにして配される。
加えて、前記PCB62は、本発明に係る嵌合部4を含むことが好ましく、また、保護回路を備えていれば、多機能な面発光パネル60であっても、故障が生じ難い面発光照明部材10となり好ましく、さらに、調光回路を備えていれば、多機能な面発光パネル60
となり好ましい。
1 面発光素子(面配置LED素子、有機EL素子)
10 面発光照明部材
11 一方の電極端子
12 他方の電極端子
13 スライド板
14 電極端子用バネ
15 スライド板用バネ
100 棚板面発光システム
2 発光領域
3 一長辺
嵌合
40 棚部材
41 棚本体
42 ダクトレール
421 線状導体(導電性部材)
422 レール
423 上面板
424 下面板
425 側面板
5 ガラス基板
50 封止領域
55 電極用給電パッド領域
60 面発光パネル(有機ELパネル、長尺パネル)
61 配線部材
62 プリント基板(PCB)
7 透光性導電膜
71 透光性陽極層
72 陽極用給電パッド部
73 陰極用給電パッド部
8 有機機能膜
81 有機機能層
9 反射性導電膜
91 反射性陰極層
93 反射性導電膜一長辺側延在層

Claims (7)

  1. 棚部材、及び、これに着脱可能な面発光照明部材を含む棚板面発光システムであって、
    該棚部材が、水平面である棚板面、及び下面を両主面とする棚本体と、平均水平厚みDのダクトレールとを含み、
    該棚本体が、平均水平間隔Wで互いに対向する照明側辺、及び壁側辺であって、該棚板面、及び該下面の端部を含む照明側辺、及び壁側辺を含み、
    該ダクトレールは、該照明側辺に沿って配され、
    該面発光照明部材が、発光面、及び裏面を両主面とし、その1辺として該照明側辺に対応する嵌合辺を含み、かつ、面発光パネル、及び該嵌合辺に嵌合部を含み、さらに、該裏面が該棚板面に平行に、該棚板面の上に配置され、
    該面発光パネルが、発光領域を含み、かつ、該発光面の側の主面である発光面側主面、及び該裏面の側の主面である裏面側主面を両主面とする板状の部材であり、さらに、該発光領域に対応する面発光素子を備え、
    嵌合部に、該面発光素子に給電可能な、一方、及び他方の電極端子を備え、
    該発光領域からの照射光が、該棚板面上に載置される照明対象物を照明可能であり、かつ、
    嵌合部の該ダクトレールへの嵌合/非嵌合により、該着脱が可能である、棚板面発光システム。
  2. 前記面発光照明部材が、前記裏面を有し、かつ、前記面発光パネルとは異なる、別本体を含み、
    該別本体が、その発光面の側の面が前記棚板面と平行に配置され、さらに、
    前記面発光パネルの前記発光面側主面を、前記棚板面に対して0度〜45度の範囲の角度θを有するようにできる、請求項1に記載の棚板面発光システム。
  3. 前記面発光パネルが、幅に対して長さが長い長尺矩形の、前記発光領域、及び外形を有する長尺矩形の長尺パネルであり、
    前記面発光素子が、一長辺を含む有機EL素子であり、
    該有機EL素子の透光性陽極層への給電が、少なくとも2個以上の、該透光性陽極層を含む透光性導電膜の該一長辺側の延在部である、陽極用給電パッド部を介してのみなされ、かつ、
    該有機EL素子の反射性陰極層への給電が、該反射性陰極層を含む反射性導電膜の該一長辺側の延在部が接する1個以上の陰極用給電パッド部であって、2つの該陽極用給電パッド部に挟まれた陰極用給電パッド部を介してのみなされる、請求項1、又は2に記載の棚板面発
    光システム。
  4. 前記面発光照明部材が、前記嵌合部の前記発光面に前記一方の電極端子を備え、かつ、
    少なくとも前記一方の電極端子が、前記非嵌合の時に露出せず、かつ、前記嵌合の時に鉛直上方に突出する、請求項1〜3のいずれかに記載の棚板面発光システム。
  5. 前記面発光照明部材が、前記嵌合部の前記発光面に前記他方の電極端子も備え、かつ、
    前記他方の電極端子も、前記非嵌合の時に露出せず、かつ、前記嵌合の時に鉛直上方に突出する、請求項に記載の棚板面発光システム。
  6. 前記面発光照明部材全体が、前記照明側辺から照明設置幅WLの範囲内に前記着脱可能であり、かつ、下記(数式1)を満たす、請求項1〜のいずれかに記載の棚板面発光システム。
  7. 前記ダクトレールの前記平均水平厚みDが、下記(数式2)を満たす、請求項1〜のいずれかに記載の棚板面発光システム。
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