JP6584703B2 - 超音波発信装置、超音波受信装置、シート判別装置及び画像形成装置 - Google Patents

超音波発信装置、超音波受信装置、シート判別装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、超音波発信装置や超音波受信装置の保護に関する。
複写機やレーザープリンタ等の画像形成装置は、画像形成装置内部にシートの種類を超音波センサにより判別し、判別結果に応じて転写条件や定着条件等の画像形成条件を設定する。ところで、送信部から送信された超音波が複数回反射して受信部に受信されることがある。反射は、シートだけなく、シートを搬送するための搬送ローラや搬送ガイド等の送信部及び受信部の周囲にある部材によって発生しうる。
特許文献1によれば、送波器と受波器とのそれぞれに音波を収束する音波ガイドを取り付けることが提案されている。特許文献2によれば、超音波の波長に基づきガイドの長さを決定することで、記録媒体を透過した超音波の出力を安定させることが提案されている。
特開2001−351141号公報 特開2010−018432号公報
ところで、超音波センサは、ユーザが指で触れることが可能な位置に配置されることがある。超音波センサは振動部材が振動することによって超音波を発信したり受信したりするため、振動部材が触れられてしまうと正常に動作することができない。ときには超音波センサが故障することもある。そこで、超音波の発信部または受信部の少なくとも一方においてユーザが振動部材に触れにくくすることを目的とする。
本発明は、たとえば、
超音波を発信するために振動する振動部材と、
前記振動部材の周りを囲うように設けられ、前記振動部材の周りを囲うことによって形成される開口から前記超音波を外部に導くためのイド部材と、
前記ガイド部材の内側に設けられ、前記振動部材を保護する保護部材とを有し、
前記保護部材は、前記振動部材から前記開口に至るまでの前記ガイド部材の内側の空間において、前記開口側から見て、前記ガイド部材の内側の第1の位置から前記第1の位置とは異なる第2の位置に架け渡して伸びる、1つの部材、又は互いに交差しない複数の部材であることを特徴とする超音波発信装置を提供する。
本発明によれば、超音波発信装置または超音波受信装置の少なくとも一方に保護部材を設けることで、ユーザが振動部材に触れにくくなる。また、保護部材の構造を工夫することで、保護部材が超音波の検知信号に与える影響を小さくすることが可能となる
画像形成装置の概略構成図 シート判別装置を構成する制御部と超音波センサを示すブロック図 超音波受信部の構成を示す図 保護部材の配置位置と透過係数との関係を示す図 複数の反射波の合成を示す図 超音波受信部の構成を示す図 超音波発信部の構成を示す図 保護部材の配置位置と透過係数との関係を示す図 超音波発信部の構成を示す図 保護部材の配置位置と透過係数との関係を示す図 保護部材の他の例を示す図 ガイド部材の断面構造の例を示す図
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせのすべてが発明の解決部に必須のものとは限らない。
<第1の実施形態>
本実施形態のシート判別装置は、たとえば複写機やプリンタ等の画像形成装置で用いることが可能である。図1は、その一例としてシート判別装置を搭載した画像形成装置1を示している。画像形成装置1は、複数の画像形成部が並列に配置されており、中間転写体によりトナー画像をシートに転写する。この例で、複数の画像形成部はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかのトナー像を用いて画像を形成する。
シートPは給紙カセット2または給紙トレイ3から給紙する給紙ローラ4a、4bによって給紙される。搬送ローラ5は、シートPの搬送方向で上流側から下流側にシートPを搬送する。超音波センサ30は、超音波発信部31と超音波受信部32とを備え、シートPの種類(坪量や厚みなど)に対応した超音波を検知する。制御部10は、超音波センサ30の検知結果に基づき、シートPの種類(坪量や厚みなど)を判別し、定着ユニット21の定着温度を制御する。これは、シートPの坪量や厚みに依存して、適切な定着温度が異なるためである。なお、制御部10は、判別結果に基づき、シートPの搬送速度を調整してもよい。これは、薄いシートと比較して厚いシートでは搬送速度を相対的に低下させて、トナーに加わる熱エネルギーを増加させるためである。なお、制御部10は、判別結果に基づき、二次転写ローラ対19に供給する電圧値を調整してもよい。これは、シートPの坪量や厚みに依存して、適切な電圧値が異なるためである。ここでは、画像形成条件の一例として上記の処理を列挙したが、これに限定されるものではなく、シートPの坪量や厚みに応じて制御できるものであれば、如何なるものでもよい。このように、超音波センサ30と制御部10は、シート判別装置として機能している。また、制御部10は、超音波センサから出力される検知信号に基づきシートの種類を判別する判別部として機能する。また、制御部10はシートPの種類を判別する処理を省略し、超音波センサ30の出力結果から直接画像形成条件を制御してもよい。
感光ドラム11は、帯電部12によって一様に所定の電位に帯電する。光学ユニット13は、一様に帯電した感光ドラム11上に画像データに対応したレーザ光を照射し、静電潜像を形成する。現像器15は、感光ドラム11に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する。一次転写ローラ16は、トナー像を感光ドラム11から中間転写ベルト17に転写する。二次転写ローラ対19は、中間転写ベルト17上に形成されたトナー像をシートPに二次転写する。定着ユニット21は、シートPを搬送しながら、シートPに転写されたトナー像を溶融定着させる。排紙ローラ22は、定着ユニット21によって定着処理されたシートPを排紙する。
図1において、超音波センサ30は、給紙カセット2からの搬送路と給紙トレイ3からの搬送路との合流部と、二次転写ローラ対19との間に設けられている。これは給紙カセット2と給紙トレイ3とのどちらから給紙されたシートPであっても1つの超音波センサ30で種類を判別できるようにするためである。
図2を用いて、超音波センサ30の動作に関与するハードウェアやその機能について説明する。超音波発信装置である超音波発信部31は、供給された駆動信号に応じて発信振動部材が振動して超音波をシートPに対して発信する。超音波受信装置である超音波受信部32は、超音波発信部31から発信され、シートPを透過してきた超音波によって受信振動部材が振動して受信信号を生成する。超音波はシートPを透過する際に減衰する。本実施形態では、超音波発信部31は40kHzの周波数特性を持つ超音波を発信し、それを超音波受信部32が受信するように設定される。超音波の周波数は予め設定される。たとえば、超音波発信部31および超音波受信部32の構成や検知精度等に応じて適切な範囲の周波数が選択される。発信制御部33は、超音波を発信するための駆動信号を生成する駆動信号生成部331と、駆動信号を増幅して超音波発信部31に供給する増幅器332とを有している。受信制御部34は、超音波受信部32で受信した超音波を電圧として検知する検知回路342と、検知信号をアナログデジタル変換するAD変換部343と、超音波のピークを抽出するピーク抽出部344と、ピークの値を記憶する記憶部346とを有している。制御部10は、記憶部346からピーク値(判別結果)を読み出し、定着ユニットにおける搬送速度や定着温度などの画像形成条件の制御に使用する。
次に、一連の動作について説明する。制御部10が測定開始を示す測定開始信号を駆動信号制御部341に入力する。駆動信号制御部341は、測定開始信号を受け取ると、所定周波数(例:40kHz)の超音波を発信するために、駆動信号生成部331に駆動信号の生成を指示する。駆動信号は、一定周期のパルス波である。これは、シートPや搬送路の周囲に配置された部材による反射波等の外乱の影響を低減することや、超音波発信部31が照射した直接波をメインに超音波受信部32で受信できるようにすることを考慮して決定される。一般に反射波の発生と複数の反射波の合成波の振幅とは超音波の波長に依存するからである。一定周期のパルス波はバースト波と呼ばれることもある。本実施形態では、20msの期間内で、5パルスの40kHzのパルス波が超音波発信部31に入力される。このように、駆動信号生成部331は、予め設定された周波数を持つ信号を生成して出力する。増幅器332は、駆動信号生成部331が出力した駆動信号のレベル(電圧値)を増幅し、超音波発信部31へ供給する。
超音波受信部32は、超音波発信部31から発信された超音波を受信して受信制御部34の検知回路342に検知信号を出力する。検知回路342は、検知信号の増幅機能と検知信号の整流機能を有している。増幅機能は、シートPが超音波発信部31と超音波受信部32との間に存在しない状態と、存在する状態とで増幅率を可変できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものでない。たとえば、シートPが存在しない状態と存在する状態で同様の増幅率にしてもよい。また、整流機能は、半波整流を行っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、両波整流を行ってもよい。AD変換部343は検知回路342で生成されたアナログの検知信号をデジタルの検知信号へ変換する。AD変換部343は検知回路342の出力に対応する12bitのデジタル信号に変換しているがこれに限定されるものでなく、適宜の複数bitのデジタル信号に変換してもよい。ピーク抽出部344では、AD変換部343から出力されるデジタル信号のピーク(極大値)を抽出する。ピーク抽出部344は、1回の超音波測定終了のタイミングで抽出したピーク値を記憶部346に保存する。記憶部346に保存されたピーク値に基づいて、制御部10は、シートPの坪量を判別し、判別結果に応じて画像形成装置1の動作を制御する。ここでいう坪量とは、シートの単位面積当たりの質量であり、1平方メートル当たりの質量を(g/m^2)で表す。ピーク値と坪量(または厚み)とには明確な相関関係が存在する。よって、制御部10は、数式やテーブルを用いてピーク値から坪量(または厚み)を決定できる。
図3(A)ないし図3(C)を用いて超音波センサ30の超音波受信部32の構成を説明する。図3(A)は超音波受信部32の斜視図であり、図3(B)は超音波受信部32の平面図であり、図3(C)は超音波発信部31と超音波受信部32のA−A断面図である。
一般に画像形成装置1は、内部の搬送路でジャムとなったシートPをユーザが手動で取り除くために、開閉式のドアを備えている。上述したように超音波発信部31と超音波受信部32とは搬送路を挟んで対向配置されている。そのため、ドアを開くと、ユーザが手で触れることが可能な位置に超音波発信部31と超音波受信部32とが配置されうる。もし、超音波発信部31と超音波受信部32とのうち少なくとも一方にユーザが指で触れると、故障の原因や超音波の検知精度が低下しかねない。そこで、本実施形態では、超音波受信部32に保護部材を設けて、ユーザが超音波受信部32の内部部材に触れにくくする。
図3(A)によれば、超音波受信部32は、超音波を増幅する受信イコライザー324と、超音波に応じて振動して検知信号を発生する受信振動部材321とを有している。超音波受信部32の周囲には、受信ガイド325が設けられている。図3(A)が示すように、受信ガイド325は、超音波が通過する開口323を有し、超音波を誘導する筒状のガイド部材として機能する。受信ガイド325は、長さ方向(z方向)に延びており、不要な反射波を低減する。この例の受信ガイド325は円筒形状のガイドであり、D1は開口寸法を示している。図3(A)が示すように、L1は受信振動部材321の表面の中心から受信ガイド先端面326を含む平面(開口面)までの距離を示している。なお、受信振動部材321の表面と受信ガイド先端面326はxy平面に平行である。L1は受信ガイド325の長さ方向(z方向)の距離である。距離L1を受信ガイド長と定義する。なお、受信イコライザー324は省略されてもよい。
受信ガイド325の開口面と受信振動部材321との間であって受信ガイド325の内側には2つの保護部材328が設けられている。図3(A)が示すように、2つの保護部材328はxy平面と平行に設けられている概ね直方体形状の部材である。なお、保護部材328の形状は円柱状であってもよい。このように、保護部材328は、開口面と平行に設けられた柱状部材であってもよいが、板状部材であってもよい。2つの保護部材328の間にある空間や2つの保護部材328の周囲にある空間は、超音波が通過する穴として機能する。図3(A)においてL2は2つの保護部材328の中心から受信ガイド先端面326を含む平面までの距離を示している。距離L2を保護部材距離と称し、保護部材328の配置位置を示すパラメータとして利用する。ここで、受信ガイド先端面326を含む平面、つまり受信ガイド325の開口部を仮想面と定義する。受信振動部材321の中心を通り、かつ、受信振動部材321の表面に対して垂直な線327は実際に受信振動部材321に存在するものではない仮想的な線である。垂直な線327は受信振動部材321の表面から受信ガイド先端面326までの距離L1と距離L2を一義的に決めるための基準となる。垂直な線327はz軸方向と平行である。
図3(A)や図3(C)のように、受信振動部材321を受信ガイド325で囲むことによって、超音波に指向性をもたすことが可能となる。さらに受信ガイド325によって周辺部材からの反射波の影響を低減することができる。受信ガイド325に対して、保護部材328を配置することで、受信ガイド先端面326からユーザが受信振動部材321にアクセスすることや破片等が受信ガイド325の内側に侵入することを抑制できる。これにより、受信振動部材321や受信イコライザー324を保護することができる。
図3(C)が示すように、受信ガイド325は、超音波受信部32と受信ガイド325の内周面が接するように配置される。しかし、ユーザのアクセスや破片等の侵入を抑制可能であれば、超音波受信部32と受信ガイド325の内周面との接触構造は必須ではない。受信ガイド325および保護部材328の素材としては、たとえば、樹脂を用いることができるが、本実施形態と同様の効果を得られるものであれば、金属など他の素材が用いられてもよい。
図4を用いて、保護部材328の位置とシートPを透過した超音波との関係について説明する。図4に示した結果は、シートPの坪量60g/m^2を用いて得られたものである。図4の横軸は、保護部材328の配置位置を示している。ここでは、距離L2が距離L1の半分となる保護部材328の配置位置を中央と称している。保護部材328の配置位置は中央から正の方向にずれるに従って受信ガイド先端面326に近づいていき、負の方向にずれるに従って受信振動部材321に近づいていく。横軸に記載した数字の単位はmmである。縦軸は、超音波の透過係数を示している。透過係数とは、超音波発信部31と超音波受信部32との間にシートPが存在しないときの受信制御部34の出力とシートPを透過した超音波を受信した受信制御部34の出力との比率である。実線は保護部材328があるときの透過係数を示している。破線は保護部材328がないときの透過係数を示している。
図4によれば、保護部材328の配置位置に依存して透過係数が大きく変化することがわかる。また、保護部材328がない状態での透過係数は約0.049である。図4から、保護部材328を中央(L2=L1/2)に配置にすることで、保護部材328がない場合の透過特性と同様な透過特性が得られることがわかる。つまり、2つの保護部材328を中央に配置することで、2つの保護部材328が超音波の検知信号に与える影響を小さくすることが可能となる。
この理由について図5(A)〜図5(C)を用いて説明する。超音波発信部31から出力された超音波のいくつかは何度か反射して超音波受信部32に入射する。たとえば、図5(A)が示すように、シートPを透過した超音波は保護部材328で反射し、さらにシートPで反射し、超音波受信部32に入射する。これを反射波W1と称する。一方で、シートPを透過した超音波が超音波受信部32の表面で反射し、保護部材328でさらに反射して超音波受信部32に入射する。これを反射波W2と称する。図5(B)が示すように、反射波W1と反射波W2との振幅はほぼ同じであるため、反射波W1と反射波W2との位相が180度異なっていれば、反射波W1と反射波W2が打ち消し合う。この状態は、L2=L1/2となるように2つの保護部材328を配置した状態である。W1とW2の位相が180度ずれるのは、W1では保護部材328で固定端反射し、シートPで自由端反射するに対して、W2では振動部材321で固定端反射し、保護部材328でまた固定端反射するためである。
一方で、図5(C)が示すように、反射波W1と反射波W2との位相差が180度からずれていると、反射波W1と反射波W2との合成波W3が顕在化する。そのため、透過係数は保護部材328がない時に比べて変動する。ちなみに、図5(C)は、L2=L1/2 + λ/64となる位置に2つの保護部材328が配置されたときに観測された波形を示している。λは超音波の波長である。このように、2つの保護部材328の配置位置を中央から近い位置とすることで、複数の反射波から形成される合成波の振幅を非常に小さくすることができる。
このように、本実施形態では、受信ガイド325の開口面から保護部材328の中心までの受信ガイド325の長さ方向における距離L2は、受信ガイド325の開口面から受信振動部材321の表面までの受信ガイド325の長さ方向における距離L1の半分である。つまり、保護部材328の配置位置を中央(L2=L1/2)にすることで、保護部材328が存在しない場合の透過係数と同等の透過係数が得られる。つまり、超音波センサ30の検知特性を変更することなく受信振動部材321を保護することが可能となる。なお、この関係は、次のように言い換えることができる。第2の振動部材である受信振動部材321の中心を通り、かつ受信振動部材321の表面と垂直な線における、第2のガイド部材である受信ガイド325の平面から第2の保護部材における第2のガイド部材の先端面側の表面までの長さは、第2の振動部材である保護部材328の表面から保護部材328における第2の振動部材側の表面までの長さと等しい。
このように、保護部材328の位置は、超音波の検知精度(ひいては坪量の判別精度)に影響を及ぼすが、超音波センサ30に要求される検知精度は、超音波センサ30の応用形態に依存する。たとえば、シートPの検知精度(誤差)を1%とするには、図4のグラフから中央よりプラスマイナス0.15mmの範囲内に、保護部材328を配置すればよいことがわかる。超音波の周波数fは40kHzであるため、波長λは約8.6mmである。0.15mmの波長λに対する割合は、0.15÷8.6≒0.0174である。これは、約1/57.2である。よって、超音波の周波数fから算出される波長λの約1/57.2以内であれば、1%の検知精度を実現できる。1%の検知精度は例示にすぎないが、経験上好ましい検知精度である。このように、距離L2は距離L1の半分から、超音波の要求検知精度を満たす範囲内でシフトしていてもよい。つまり、半分とは、完全に半分である必要はなく、略半分であればよい。また、距離L1の半分からの保護部材328の中心のシフト量は、たとえば、超音波の波長の±1/64となる範囲内のシフト量であればよい。このように、略半分の長さの範囲とは、たとえば、第1の振動部材から発信される超音波の波長の±1/64の範囲である。
本実施形態においては一例として、図3に示した保護部材328の構成を説明した。図3では、受信振動部材321の表面の中心と発信振動部材の表面の中心とを結ぶ線上を避けた位置に保護部材328が配置されている。これは、超音波のうちより多くの直接波を超音波受信部32に導くためである。
しかし、図6(A)ないし図6(C)に示すように、1つの保護部材328を受信振動部材321の中心軸上に配置する構成が採用されてもよい。なお、図6(A)は超音波受信部32の斜視図である。図6(B)は平面図である。図6(C)は、超音波発信部31と超音波受信部32のA−A断面図である。
このような構成であっても、保護部材328の配置位置と透過係数との関係は、図4に示した特性と同様であった。よって、1つの保護部材328を中央に配置しても、保護部材328がない場合の透過係数が得られるようになる。ただし、保護部材328の強度を目標強度にするために保護部材328のx方向の寸法を大きくせざるを得ないことがある。この場合、超音波の受信強度が低下する可能性がある。これは、受信振動部材321の中心軸上が超音波の強度が最も強くなる位置だからである。よって、図3に示したように、受信振動部材321の中心軸上を空けるように保護部材328を配置することで、超音波発信部31で発信した超音波を効率よく超音波受信部32が受信できるようになる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、超音波受信部32に対して保護部材328を配置する例について説明した。第2の実施形態においては、超音波発信部31および超音波受信部32の双方に保護部材を配置する例を説明する。なお、シート判別装置等、第1の実施形態と同様の構成については省略することで、明細書の簡明化を図ることとする。
第2の実施形態における超音波センサ30の超音波発信部31および超音波受信部32の構成を図7に示す。図7(A)は、超音波発信部31の斜視図である。図7(B)は超音波発信部31の平面図である。図7(C)は超音波発信部31と超音波受信部32の位置関係を示すA−A断面図である。ユーザが本体のドアを開けると、ユーザが超音波発信部31および超音波受信部32に触ることが可能な位置にこれらが配置されているものとする。ただし、触ることが困難な位置に超音波発信部31および超音波受信部32が配置されていてもよい。
発信振動部材311は発信制御部33から供給された駆動信号に応じて振動して超音波を発信する部材である。超音波発信部31の周囲には発信ガイド315が設けられている。 図7(A)が示すように、発信ガイド315は、超音波が通過する開口313を有し、超音波を誘導する筒状のガイド部材として機能する。発信ガイド315は、長さ方向(z方向)に延びており、不要な反射波を低減する。この例の発信ガイド315は円筒形状のガイドであり、D2は開口寸法を示している。図5(A)が示すように、L3は発信振動部材311の円形の表面の中心から発信ガイド先端面316を含む平面(開口面)までの距離を示している。なお、発信振動部材311の表面と発信ガイド先端面316はxy平面に平行である。L3は発信ガイド315の長さ方向(z方向)の距離である。距離L3を発信ガイド長と定義する。発信イコライザー314は、発信振動部材311で発信される超音波を増幅するための部材である。なお、この発信イコライザー314がない構成であっても発信振動部材311があれば超音波を発信することは可能である。
発信ガイド315の開口面と発信振動部材311との間であって発信ガイド315の内側には2つの保護部材318が設けられている。図7(A)が示すように、2つの保護部材318はxy平面と平行に設けられている概ね直方体形状の部材である。なお、保護部材318の形状は円柱状であってもよい。このように、保護部材318は、開口面と平行に設けられた柱状部材であってもよいが、板状部材であってもよい。図7(A)においてL4は2つの保護部材318の中心から発信ガイド先端面316を含む平面までの距離を示している。距離L4を保護部材距離と称し、保護部材318の配置位置を示すパラメータとして利用する。ここで、発信ガイド先端面316を含む平面、つまり発信ガイド315の開口部を仮想面と定義する。発信振動部材311の中心を通り、かつ、発信振動部材311の表面に対して垂直な線317は実際に発信振動部材311に存在するものではない仮想的な線である。垂直な線317は発信振動部材311の表面から発信ガイド先端面316までの距離L1と距離L2を一義的に決めるための基準となる。垂直な線317はz軸方向と平行である。
図7(A)や図7(C)のように、発信振動部材311を発信ガイド315で囲むことによって超音波の伝搬方向を規制して超音波に指向性をもたすことが可能となる。発信ガイド315に対して、保護部材318を配置することで、発信ガイド先端面316からユーザが発信振動部材311にアクセスすることや破片等が発信ガイド315の内側に侵入することを抑制できる。これにより、発信振動部材311や発信イコライザー314を保護することができる。
図7(C)が示すように、発信ガイド315は、超音波発信部31と発信ガイド315の内周面が接するように配置される。しかし、ユーザのアクセスや破片等の侵入を抑制可能であれば、超音波発信部31と発信ガイド315の内周面との接触構造は必須ではない。発信ガイド315および保護部材318の素材としては、たとえば、樹脂を用いることができるが、本実施形態と同様の効果を得られるものであれば、金属など他の素材が用いられてもよい。
図8を用いて、保護部材318及び328の位置とシートPを透過した超音波との関係について説明する。図8に示した結果は、シートPの坪量60g/m^2を用いて得られたものである。図8の横軸は、保護部材318及び328の配置位置を示している。ここでは、距離L2が距離L1の半分となるように保護部材328が配置されていて、距離L4が距離L3の半分となるように保護部材318が配置されている位置を中央と称している。保護部材328の配置位置は中央から正の方向にずれるに従って受信ガイド先端面326に近づいていき、負の方向にずれるに従って受信振動部材321に近づいていく。また、保護部材318の配置位置は中央から正の方向にずれるに従って発信ガイド先端面316に近づいていき、負の方向にずれるに従って発信振動部材311に近づいていく。保護部材318と328は同じ分だけ移動する。横軸に記載した数字の単位はmmである。縦軸は、超音波の透過係数を示している。透過係数とは、超音波発信部31と超音波受信部32との間にシートPが存在しないときの受信制御部34の出力とシートPを透過した超音波を受信した受信制御部34の出力との比率である。実線は保護部材318及び328があるときの透過係数を示している。破線は保護部材318及び328がないときの透過係数を示している。
図8によれば、保護部材318及び328の配置位置に依存して透過係数が大きく変化することがわかる。また、保護部材318及び328がない状態での透過係数は約0.049である。図8から、保護部材318及び328を中央(L4=L3/2、L2=L1/2)に配置にすることで、保護部材318及び328がない場合の透過特性と同様な透過特性が得られることがわかる。つまり、2つの保護部材318及び328を中央に配置することで、2つの保護部材318及び328が超音波の検知信号に与える影響を小さくすることが可能となる。距離L3とL4に関する条件は次のように言い換えてもよい。第1の振動部材である発信振動部材311の中心を通り、かつ発信振動部材311の表面と垂直な線における、第1のガイド部材である発信ガイド315の平面から第1の保護部材である保護部材318における発信ガイド315の先端面側の表面までの長さは、発信振動部材311の表面から保護部材318における第1の振動部材側の表面までの長さと等しい。
このように、ガイド部材の開口面から保護部材の中心までのガイド部材の長さ方向における距離(L2,L4)は、ガイド部材の開口面から発信振動部材と受信振動部材とのうちガイド部材が設けられている振動部材の表面までのガイド部材の長さ方向における距離(L1,L3)の半分、または、超音波の要求検知精度を満たす範囲内で当該半分からシフトしている。たとえば、超音波発信部31に関しては、発信ガイド315の開口面から保護部材318の中心までの発信ガイド315の長さ方向における距離L4は、発信ガイド315の開口面から発信振動部材311の表面までの発信ガイド315の長さ方向における距離L3の半分である。つまり、2つの保護部材318の配置位置を中央(L4=L3/2)にすることで、保護部材318が存在しない場合の透過係数と同等の透過係数が得られる。つまり、超音波センサ30の検知特性を変更することなく発信振動部材311を保護することが可能となる。第1の実施形態で説明したように、距離L4は距離L3の半分から、超音波の要求検知精度を満たす範囲内でシフトしていてもよい。また、距離L3の半分からの保護部材318の中心のシフト量は、たとえば、超音波の波長の±1/64となる範囲内のシフト量であればよい。
また、図4と比較すると、図8では、配置位置に依存した透過係数の変化の割合が小さくなっていることがわかる。そのため、保護部材318と保護部材328を、振動部材と開口面に対して同一の関係となるように配置することで、保護部材の配置位置の精度の軽減を図ることが可能である。
また、第2の実施形態では、送信側および受信側の双方で2つの保護部材を設けている。とりわけ、図7では、受信振動部材321の表面の中心と発信振動部材311の表面の中心とを結ぶ線上を避けた位置に保護部材328、318が配置されている。これは、超音波のうちより多くの直接波を超音波受信部32に導くためである。ただし、送信側および受信側の双方とも1つの保護部材が配置されてもよいし、一方が2つで他方が1つであってもよい。なお、図6では1つの保護部材が、受信振動部材321の表面の中心と発信振動部材311の表面の中心とを結ぶ線上に配置されているが、1つの保護部材がこの線上を避けた位置に配置されてもよい。
<第3の実施形態>
第1の実施形態では、超音波受信部32に保護部材328を配置した構成を説明した。第2の実施形態では、超音波受信部32だけでなく超音波発信部31にも保護部材を配置する構成を説明した。第3の実施形態では、超音波発信部31にだけ保護部材318を配置する構成を説明する。なお、第1の実施形態や第2の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図9(A)ないし図9(C)を用いて超音波センサ30の超音波発信部31について説明する。図9(A)は超音波発信部31の斜視図である。図9(B)は、超音波発信部31の平面図である。図9(C)は、超音波発信部31と超音波受信部32の位置関係を示すA−A断面図である。図9(A)および図9(B)と図7(A)および図7(B)と比較すると、超音波発信部31の構成はすでに説明したとおりのものであることがわかる。ただし、図9(C)と図7(C)とを比較すると、超音波受信部32には保護部材328が取り付けられていないことがわかる。このように、第3の実施形態では、超音波発信部31にだけ保護部材318が配置されている。
図10を用いて第3の実施形態における保護部材318の配置位置と透過係数との関係を説明する。シートPの坪量60g/m^2である。図10の横軸は、保護部材318の配置位置を示している。ここでは、距離L4が距離L3の半分となる保護部材318の配置位置を中央と称している。保護部材318の配置位置は中央から正の方向にずれるに従って発信ガイド先端面316に近づいていき、負の方向にずれるに従って発信振動部材311に近づいていく。横軸に記載した数字の単位はmmである。縦軸は、超音波の透過係数を示している。
図10によれば透過係数は保護部材318の配置位置に依存して変化することがわかる。また、保護部材318がない状態でのシートPの透過係数約0.049である。よって、保護部材318を中央(L4=L3/2)に配置にすることで、保護部材318の影響を非常に小さくすることができる。ただし、要求される検知精度に応じて中央からある程度の範囲で配置位置がオフセットされてもよい。この点はすでに説明したとおりである。
保護部材318の位置を中央に配置することで保護部材318が超音波の受信強度に与える影響を小さくしつつ、超音波振動部材を異物から保護することができる。なお、第3の実施形態では2つの保護部材318を採用したが、図6に関して説明したように1つの保護部材が採用されてもよい。
<その他>
第1の実施形態ないし第3の実施形態では直方体形状の1つまたは2つの保護部材を採用する事例について説明した。しかし、保護部材の数や形状はこれらと異なってもよい。図11(A)ないし図11(D)はガイドと保護部材の一例を示す平面図である。第1の実施形態ないし第3の実施形態で例示したように、各保護部材のz方向の厚みは一定の幅であってもよい。
図11(A)が示すように、保護部材318、328の数は3つ以上であってもよい。図11(B)が示すように、十字形状の保護部材318、328が採用されてもよい。図11(C)が示すように、板状の主材の中央に円形または方形の穴を設けた保護部材318、328が採用されてもよい。図11(D)が示すように、網状または格子状の保護部材318、328が採用されてもよい。ただし、いずれの形状であっても保護部材318、328の配置位置は、ガイドの開口面から振動部材までの距離L1,L3の半分に相当する位置または半分から幾分z方向でシフトした位置である。これにより、保護部材318、328が超音波の受信強度に与える影響を小さくしつつ、超音波振動部材を異物から保護することができる。
第2の実施形態では保護部材318、328の形状と数が一致していた。これは、ガイドと保護部材とを超音波発信部31と超音波受信部32とで共通化でき、コスト削減に有効である。また、超音波発信部31と超音波受信部32とは同一の部品とすることも可能なため、保護部材318、328の形状と数が一致していると、コスト削減に有効である。ただし、保護部材318、328の形状と数が一致することは必須ではなく、保護部材318、328の形状と数が異なっていてもよい。ただし、保護部材318、328の配置位置は、ガイドの開口面から振動部材までの距離L1,L3の半分に相当する位置とすればよい。
超音波発信部31と超音波受信部32との一方にのみ保護部材を設けることについて言及した。この場合、超音波発信部31と超音波受信部32とのうち保護部材が設けられない方は、ユーザが指で触れることが困難な位置に配置してもよい。また、超音波発信部31がモータにより回転して、ユーザが指で触れられない位置に退避してもよい。
シートの種類を判別するシート判別装置に対して上述した超音波センサを採用することで、超音波センサを保護しつつ、シートの種類の判別精度を維持することができる。またこのようなシート判別装置を画像形成装置1に適用してもよい。この場合、制御部10は、シート判別装置の判別結果に応じて画像形成部が使用する画像形成条件を制御する制御部として機能する。これにより、シートの種類(坪量や厚み)に応じて適切な画像形成条件(定着ユニット21におけるシートの搬送速度や定着温度)を設定できるようになる。その結果、種類の異なるシートであってもムラのないトナー画像を形成できるようになろう。
本実施形態の超音波センサは画像読取装置に採用されてもよい。画像読取装置の自動原稿給送装置は、シートの重送を検知するために超音波センサを採用することがある。このような超音波センサについても異物の侵入を抑制することで、超音波センサの検知精度を維持し、かつ、故障を抑制できるであろう。
本実施形態では、xy方向での断面積が一定である筒状のガイド部材について説明したが、xy方向での断面積が徐々に変化するような筒状のガイド部材が採用されてもよい。たとえば、振動部材側から開口側に向かうにしたがってxy方向での断面積が徐々に増加または減少してもよい。このようなテーパーが施されたガイド部材(ホーン形状または逆ホーン形状)が採用されてもよい。断面形状は円形、楕円形、方形などいずれであってもよい。すなわち、振動部材の中心を通り、超音波を発信または受信する側の振動部材の表面に対して垂直な直線の方向において、保護部が設けられる第一の位置P1におけるガイド部材の開口サイズ(断面積)は、保護部が設けられない第二の位置P2におけるガイド部材の開口サイズ(断面積)よりも小さくなる。換言すれば、第一の位置P1におけるガイド部材の内側半径は第二の位置P2におけるガイド部材の内側半径よりも小さくなる。この構成を図12に示す。図12(A)、(B)は超音波発信部31又は超音波受信部32の平面図である。図12(C)は図12(A)の平面図に対応するA−A断面図であり、図12(D)は図12(B)の平面図に対応するA−A断面図である。図12(A)において、開口390は図12(B)の第一の位置に対応する開口である。また、開口391は図12(B)の第二の位置に対応する開口である。図12(C)では、発信ガイド315又は受信ガイド325が逆ホーンの形状になっている。また、図12(B)において、開口392は図12(D)の第一の位置P1に対応する開口である。また、開口393は図12(D)の第二の位置P2に対応する開口である。図12(D)では発信ガイド315又は受信ガイド325が砂時計の形状になっている。ガイド部材のうち収縮した部分は保護部材または保護部として機能することになる。すなわち、ガイド部材と保護部材とは統合されたり、一体化されたりしていてもよいのである。ガイド部材の収縮部を設けることでユーザは振動部材に容易には触れることができなくなろう。開口の形状は円形であってもよいし、より複雑な形状であってもよい。
振動部材の中心を通り、超音波を発信または受信する側の振動部材の表面に対して垂直な直線の方向において、振動部材の一部が保護部材と重なっていてもよい。
画像形成条件はシートの搬送速度であってもよいし、トナー画像をシートに定着させるための定着温度であってもよいし、トナー画像をシートに転写するための転写電圧であってもよい。
31...超音波発信部、32...超音波受信部、311...発信振動部材、315...発信ガイド、318...保護部材、321...受信振動部材、325...受信ガイド、328...保護部材

Claims (32)

  1. 超音波を発信するために振動する振動部材と、
    前記振動部材の周りを囲うように設けられ、前記振動部材の周りを囲うことによって形成される開口から前記超音波を外部に導くためのイド部材と、
    前記ガイド部材の内側に設けられ、前記振動部材を保護する保護部材とを有し、
    前記保護部材は、前記振動部材から前記開口に至るまでの前記ガイド部材の内側の空間において、前記開口側から見て、前記ガイド部材の内側の第1の位置から前記第1の位置とは異なる第2の位置に架け渡して伸びる、1つの部材、又は互いに交差しない複数の部材であることを特徴とする超音波発信装置。
  2. 前記振動部材の中心を通り、かつ前記振動部材の超音波を発信する側の表面と垂直な線の方向において、前記開口側から前記振動部材を見たとき、前記保護部材は前記振動部材の少なくとも一部と重なっていることを特徴とする請求項1に記載の超音波発信装置。
  3. 前記振動部材の中心を通り、かつ前記振動部材の超音波を発信する側の表面と垂直な線の方向において、前記保護部材は前記振動部材から離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波発信装置。
  4. 前記振動部材の中心を通り、かつ前記振動部材の超音波を発信する側の表面と垂直な線の方向において、前記を形成する前記ガイド部材の端部を含む平面から前記保護部材までの距離は、前記平面から前記表面までの距離の略半分であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の超音波発信装置。
  5. 前記保護部材は、前記を形成する前記ガイド部材の端部を含む平面と平行に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の超音波発信装置。
  6. 前記振動部材の中心を通り、かつ前記振動部材の超音波を発信する側の表面と垂直な線の方向において、前記平面から前記保護部材における前記ガイド部材の開口側に面した表面までの距離は、前記振動部材の超音波を発信する側の表面から前記保護部材における前記振動部材側に面した表面までの距離と等しいことを特徴とする請求項4又は5に記載の超音波発信装置。
  7. 前記略半分の距離とは、前記平面から前記表面までの距離に対して前記超音波の波長の1/64の距離を加算した距離から、前記平面から前記表面までの距離に対して前記超音波の波長の1/64の距離を減算した距離の間に含まれることを特徴とする請求項4に記載の超音波発信装置。
  8. 前記数の部材は、互いに平行に設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の超音波発信装置。
  9. 前記保護部材と前記ガイド部材は、樹脂で一体成型されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の超音波発信装置。
  10. 前記保護部材の形状は、直方体形状、又は円柱形状、又は板形状であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の超音波発信装置。
  11. 前記超音波発信装置が本体に装着された状態において、前記本体の開閉部材が開かれると前記超音波発信装置は前記本体の外部に露出することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の超音波発信装置。
  12. 前記振動部材から発信された超音波を増幅する増幅部材を有し、
    前記増幅部材は、前記保護部材と前記振動部材の間に設けられていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の超音波発信装置。
  13. 超音波を受信して振動する振動部材と、
    前記振動部材の周りを囲うように設けられ、前記振動部材の周りを囲うことによって形成される開口に外部から入る超音波を前記振動部材に導くためのイド部材と、
    前記ガイド部材の内側に設けられ、前記振動部材を保護する保護部材とを有し、
    前記保護部材は、前記振動部材から前記開口に至るまでの前記ガイド部材の内側の空間において、前記開口側から見て、前記ガイド部材の内側の第1の位置から前記第1の位置とは異なる第2の位置に架け渡して伸びる、1つの部材、又は互いに交差しない複数の部材であることを特徴とする超音波受信装置。
  14. 前記振動部材の中心を通り、かつ前記振動部材の超音波を受信する側の表面と垂直な線の方向において、前記開口側から前記振動部材を見たとき、前記保護部材は前記振動部材の少なくとも一部と重なっていることを特徴とする請求項13に記載の超音波受信装置。
  15. 前記振動部材の中心を通り、かつ前記振動部材の超音波を受信する側の表面と垂直な線の方向において、前記保護部材は前記振動部材から離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項13又は14に記載の超音波受信装置。
  16. 前記振動部材の中心を通り、かつ前記振動部材の超音波を受信する側の表面と垂直な線の方向において、前記を形成する前記ガイド部材の端部を含む平面から前記保護部材までの距離は、前記平面から前記表面までの距離の略半分であることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載の超音波受信装置。
  17. 前記保護部材は、前記を形成する前記ガイド部材の端部を含む平面と平行に設けられていることを特徴とする請求項13乃至16のいずれか1項に記載の超音波受信装置。
  18. 前記振動部材の中心を通り、かつ前記振動部材の超音波を受信する側の表面と垂直な線の方向において、前記平面から前記保護部材における前記ガイド部材の開口側に面した表面までの距離は、前記振動部材の超音波を受信する側の表面から前記保護部材における前記振動部材側に面した表面までの距離と等しいことを特徴とする請求項16又は17に記載の超音波受信装置。
  19. 前記略半分の距離とは、前記平面から前記表面までの距離に対して前記超音波の波長の1/64の距離を加算した距離から、前記平面から前記表面までの距離に対して前記超音波の波長の1/64の距離を減算した距離の間に含まれることを特徴とする請求項16に記載の超音波受信装置。
  20. 前記数の部材は、互いに平行に設けられていることを特徴とする請求項13乃至19のいずれか1項に記載の超音波受信装置。
  21. 前記保護部材と前記ガイド部材は、樹脂で一体成型されていることを特徴とする請求項13乃至20のいずれか1項に記載の超音波受信装置。
  22. 前記保護部材の形状は、直方体形状、又は円柱形状、又は板形状であることを特徴とする請求項13乃至21のいずれか1項に記載の超音波受信装置。
  23. 前記超音波受信装置が本体に装着された状態において、前記本体の開閉部材が開かれると前記超音波受信装置は前記本体の外部に露出することを特徴とする請求項13乃至22のいずれか1項に記載の超音波受信装置。
  24. 前記振動部材で受信する超音波を増幅する増幅部材を有し、
    前記増幅部材は、前記保護部材と前記振動部材の間に設けられていることを特徴とする請求項13乃至23のいずれか1項に記載の超音波受信装置。
  25. シートの種類を判別するシート判別装置であって、
    超音波を発信するために振動する振動部材と、前記振動部材の周りを囲うように設けられ、前記振動部材の周りを囲うことによって形成される開口から前記超音波を外部に導くためのイド部材と、前記ガイド部材の内側に設けられ、前記振動部材を保護する保護部材とを有する発信部であって、
    前記保護部材は、前記振動部材から前記開口に至るまでの前記ガイド部材の内側の空間において、前記開口側から見て、前記ガイド部材の内側の第1の位置から前記第1の位置とは異なる第2の位置に架け渡して伸びる、1つの部材、又は互いに交差しない複数の部材である発信部と、
    前記振動部材から発信された超音波を、シートを介して受信する受信部と、
    を有する超音波センサと、
    前記受信部により受信された超音波に基づきシートの種類を判別する判別部と、を有することを特徴とするシート判別装置。
  26. 前記受信部は、超音波を受信して振動する受信側の振動部材と、前記受信側の振動部材の周りを囲うように設けられ、前記受信側の振動部材の周りを囲うことによって形成される受信側の開口に外部から入る超音波を前記受信側の振動部材に導くための信側のガイド部材と、前記受信側のガイド部材の内側に設けられ、前記受信側の振動部材を保護する受信側の保護部材と、を有し、
    前記受信側の保護部材は、前記受信側の振動部材から前記受信側の開口に至るまでの前記受信側のガイド部材の内側の空間において、前記受信側のガイド部材の開口側から見て、前記ガイド部材の内側の第1の位置から前記第1の位置とは異なる第2の位置に架け渡して伸びる、1つの部材、又は互いに交差しない複数の部材であることを特徴とする請求項25に記載のシート判別装置。
  27. シートの種類を判別するシート判別装置であって、
    超音波を発信する発信部と、
    超音波を受信して振動する振動部材と、前記振動部材の周りを囲うように設けられ、前記振動部材の周りを囲うことによって形成される開口に外部から入る超音波を前記振動部材に導くためのイド部材と、前記ガイド部材の内側に設けられ、前記振動部材を保護する保護部材とを有する受信部であって、
    前記保護部材は、前記振動部材から前記開口に至るまでの前記ガイド部材の内側の空間において、前記開口側から見て、前記ガイド部材の内側の第1の位置から前記第1の位置とは異なる第2の位置に架け渡して伸びる、1つの部材、又は互いに交差しない複数の部材である受信部と、
    を有する超音波センサと、
    前記受信部により受信された超音波に基づきシートの種類を判別する判別部と、を有することを特徴とするシート判別装置。
  28. 前記シートの種類はシートの坪量、又は厚みであることを特徴とする請求項27に記載のシート判別装置。
  29. 画像形成装置であって、
    超音波を発信するために振動する振動部材と、前記振動部材の周りを囲うように設けられ、前記振動部材の周りを囲うことによって形成される開口から前記超音波を外部に導くためのイド部材と、前記ガイド部材の内側に設けられ、前記振動部材を保護する保護部材とを有する発信部であって、
    前記保護部材は、前記振動部材から前記開口に至るまでの前記ガイド部材の内側の空間において、前記開口側から見て、前記ガイド部材の内側の第1の位置から前記第1の位置とは異なる第2の位置に架け渡して伸びる、1つの部材、又は互いに交差しない複数の部材である発信部と、
    前記振動部材から発信され、シートを介して減衰した超音波を受信する受信部と、を有する超音波センサと、
    シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記受信部により受信された超音波に応じて前記画像形成部の画像形成条件を制御する制御部と、有することを特徴とする画像形成装置。
  30. 前記受信部は、超音波を受信して振動する受信側の振動部材と、前記受信側の振動部材の周りを囲うように設けられ、前記受信側の振動部材の周りを囲うことによって形成される受信側の開口に外部から入る超音波を前記受信側の振動部材に導くための信側のガイド部材と、前記受信側のガイド部材の内側に設けられ、前記受信側の振動部材を保護する受信側の保護部材と、を有し、
    前記受信側の保護部材は、前記受信側の振動部材から前記受信側の開口に至るまでの前記受信側のガイド部材の内側の空間において、前記受信側のガイド部材の開口側から見て、前記受信側のガイド部材の内側の第1の位置から前記第1の位置とは異なる第2の位置に架け渡して伸びる、1つの部材、又は互いに交差しない複数の部材であることを特徴とする請求項29に記載の画像形成装置。
  31. 画像形成装置であって、
    超音波を発信する発信部と、
    超音波を受信して振動する振動部材と、前記振動部材の周りを囲うように設けられ、前記振動部材の周りを囲うことによって形成される開口に外部から入る超音波を前記振動部材に導くためのイド部材と、前記ガイド部材の内側に設けられ、前記振動部材を保護する保護部材とを有する受信部であって、
    前記保護部材は、前記振動部材から前記開口に至るまでの前記ガイド部材の内側の空間において、前記開口側から見て、前記ガイド部材の内側の第1の位置から前記第1の位置とは異なる第2の位置に架け渡して伸びる、1つの部材、又は互いに交差しない複数の部材である受信部と、
    を有する超音波センサと、
    シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記受信部により受信された超音波に応じて前記画像形成部の画像形成条件を制御する制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  32. 前記画像形成条件は、前記シートにトナー画像を定着させるための定着温度、前記シートの搬送速度または前記シートにトナー画像を転写させるための電圧値であることを特徴とする請求項29乃至31のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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