JP6583726B2 - 昇降装置および移動車両 - Google Patents
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Description
まず、本発明が適用される昇降装置の概要について説明する。図1は、本発明が適用される昇降装置の一例を示す図であり、上昇時の状態を示している。また、図2は、図1に示す昇降装置の最下降時の状態を示す図である。
端が回動可能に固着されている。さらに、ヒンジ部12に対してそれぞれの一端を回動可能に固着された一対のアーム15、16が、ヒンジ部13に対しても同様に回動可能に固着されている。ヒンジ部13の上側には、例えば、カメラやレーザレンジファインダなどの監視装置の物体認識部14が搭載される。
図3は、本発明に係る昇降装置の参考例を示す図であり、図4は、図3に示す昇降装置のX−X断面の一部を示す図である。本参考例では、ヒンジ部12に近い個所のアーム16の下面16a、すなわち、ヒンジ部12から見た場合の先端側フレーム部材の下面に、所定の間隙を空けて上下方向に移動可能な外装部材20を設けている。この外装部材20は、例えば樹脂製の板状部材から構成することができる。そして、外装部材20は、外装部材20に設けた貫通孔22に、例えばフランジ付きの2段ビス21を通すことによってアーム16の下面16aに対して所定の間隙をあけて取り付けられている。外装部材20に設けた貫通孔22の径は、貫通孔22を貫通する2段ビス21の部分の径よりも大きく形成されており、これによって、外装部材20は、2段ビス21の軸方向、すなわちアーム16の下面16aに向かう方向に移動可能となっている。
図5は、本発明に係る昇降装置の例を示す図であり、図6は、図5に示す昇降装置のX−X断面の一部を示す図である。本実施形態では、ヒンジ部12に近い個所のフレーム部材を構成するアーム16の下面16a、すなわち、ヒンジ部12から見た場合の基端側フレーム部材の下面に、所定の間隙を空けて上下方向に移動可能な外装部材30を設けている。この外装部材30は、アーム16の側面16bに対向するまで延長した延長部分30aを有しており、この延長部分30aに設けた長孔32に通したフランジ付きのビス31によってアーム16の側面16bに取り付けられている。外装部材30は、例えば樹脂製の板状部材から構成することができる。長孔32は、アーム16が水平の位置に来た場合に鉛直方向に長く形成されている。これにより、外装部材30がアーム16の下面16aの方向に移動可能となっている。
図7は、本発明に係る昇降装置のさらに他の参考例の断面の一部を示す図であり、第2の参考例の構成を示している。本参考例では、第1の参考例と比べて、アーム16の下面16aに例えばテープスイッチなどの接触式検知部材50を設けているとともに、アーム16の下面16aと外装部材20との間に弾性部材40を設けている点で異なっている。アーム16の下面16aに設けた接触式検知部材50は、外装部材20がアーム16の下面16a側に移動した際に、外装部材20の接触を検知する。そして、接触式検知部材50が外装部材20の接触を検知した際に、昇降装置1の動作を緊急停止するようにしている。このため、昇降装置1の下降動作中において、接触者が外装部材20に触れた際に回避行動をとるのが遅れた場合であっても、接触式検知部材50が外装部材20に接触した時点で昇降装置1の動作が停止するため、重大な挟まれ事故の発生を防止できる。
図8は、本発明に係る昇降装置のさらに他の参考例の断面の一部を示す図であり、第3の参考例の構成を示している。本参考例では、第2の参考例に比べて、接触式検知部材50を外装部材20の近くに位置させるように弾性部材41の台を介してアーム16の下面16aに設けている。これにより、接触者が外装部材20に触れてわずかに外装部材20がアーム16側に移動することで、接触式検知部材50が外装部材20の接触を検知することができるため、昇降装置1が接触者を挟み込む前に停止させることができ、第2の参考例よりも挟まれ事故発生の防止効果を向上することができる。
図9は、本発明に係る昇降装置のさらに他の参考例の断面の一部を示す図であり、第4の参考例の構成を示している。本参考例では、第3の参考例と比べて、外装部材20に凹部20aを設け、この凹部20aに貫通孔22を設けるようにしている点で異なる。これにより、第3の参考例では、2段ビス21のフランジの部分に接触者が触れた際は、外装部材20が動かないために、接触者は2段ビス21とアーム17との間に挟まれるおそれがあるが、本参考例では、2段ビス21のフランジ部分は、外装部材20の凹部20a内にあるため、接触者は2段ビス21のフランジ部に接触することはなく、確実に外装部材20に接触するため、接触者は2段ビス21とアーム17との間に挟まれることがない。また、凹部20aに蓋部材を設けることによってビス21のフランジを隠すようにしてもよく、これにより、外装部材20の外観のデザインを良好なものにできる。
図10は、本発明に係る昇降装置のさらに他の例の断面の一部を示す図であり、第2の実施形態の構成を示している。本実施形態は、図6に示した第1の実施形態と比べて、アーム16の下面16aに例えばテープスイッチなどの接触式検知部材50を設けているとともに、アーム16の下面16aと外装部材20との間に弾性部材40を設けている点で異なっている。アーム16の下面16aに設けた接触式検知部材50は、外装部材20がアーム16の下面16a側に移動した際に、外装部材20の接触を検知する。そして、接触式検知部材50が外装部材20の接触を検知した際に、昇降装置1の動作を緊急停止するようにしている。このため、昇降装置1の下降動作中において、接触者が外装部材20に触れた際に回避行動をとるのが遅れた場合であっても、接触式検知部材50が外装部材20に接触した時点で昇降装置1の動作が停止するため、重大な挟まれ事故の発生を防止できる。
図11は、本発明に係る昇降装置のさらに他の例の断面の一部を示す図であり、第3の実施形態の構成を示している。本実施形態では、第6の実施形態に比べて、接触式検知部材50を外装部材20の近くに位置させるように弾性部材41の台を介してアーム16の下面16aに設けている。これにより、接触者が外装部材20に触れてわずかに外装部材20がアーム16側に移動することで、接触式検知部材50が外装部材20の接触を検知することができるため、昇降装置1が接触者を挟み込む前に停止させることができ、第6の実施形態よりも挟まれ事故発生の防止効果を向上することができる。
Claims (6)
- ヒンジ部と、該ヒンジ部に設けられた先端側フレーム部材および基端側フレーム部材と、前記先端側フレーム部材と前記基端側フレーム部材との角度を変更する駆動部とを有し、該駆動部を駆動することによって前記先端側フレーム部材を前記基端側フレーム部材に対して昇降させる昇降装置であって、
前記先端側フレーム部材の下面と所定の間隙を空けて、前記先端側フレーム部材の方向に移動可能な外装部材を有し、
該外装部材は、前記先端側フレーム部材の側面に対向するまで延長した延長部分を有しており、前記延長部分に設けた長孔に通した固定部材によって前記先端側フレーム部材の側面に取り付けられいることを特徴とする昇降装置。 - 前記外装部材は、前記先端側フレーム部材の前記ヒンジ部側に近い部分にのみ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。
- 前記先端側フレーム部材の下面と前記外装部材との前記所定の間隙に、弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の昇降装置。
- 前記先端側フレーム部材の下面に接触式検知部材が取り付けられ、
該接触式検知部材からの接触を検知した信号に応じて、前記駆動部による昇降動作を停止することを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載の昇降装置。 - 前記接触式検知部材が前記先端側フレーム部材の下面に対して弾性部材を介して取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の昇降装置。
- 請求項1から5のいずれか1に記載の昇降装置を備えたことを特徴とする移動車両。
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