JP6580876B2 - 塗布具 - Google Patents

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Description

本発明は、塗布液を毛細管作用によって誘導可能な多孔質芯や繊維を固めた塗布芯等の塗布体を固定した塗布具に関する。
塗布具において塗布芯の固定手段は、従来、塗布芯に凹部を設け、先軸に凸部を設けて凹部に凸部を嵌合させるか、塗布芯を締め付けて固定する等していた。
前者のように塗布芯に凹部を設けるのでは塗布芯の断面積が減少し、また、後者のように塗布芯を締め付けるのでは、締め付けによる流路閉塞が生じ、いずれもスムーズな送液が困難になる問題がある。
そのため、特許文献1に記載の塗布具では、複数の塗布芯を樹脂製の先軸にピンを打ち込んで固定して前記の問題を解決している。この特許文献1記載の塗布具は、前記先軸に形成した塗布芯挿通孔に挿通して複数の塗布芯を同一平面上に配列し、針状のピンをその先軸側面に対して打ち込むことで前記複数の塗布芯に、その長手方向に略垂直に同一のピンを一連で貫通させて先軸に前記複数の塗布芯を固定する構造である。
しかしながら、特許文献1の塗布具では、樹脂成形品の塗布芯にピンを貫通させるため、勢いよく打ち込み、かつ、位置決め精度を高くして、まっすぐにピンを打ち込む必要があることから、製造が難しい。具体的には、そのような打ち込みができない場合、図11(a)に示すように、ピンaが塗布芯bに対してずれて打ち込まれてしまうため、塗布芯bを先軸cに確実な固定ができない。そのとき生じるずれには、位置決め失敗によるピンaのずれ(符号「a1」で示す)や、斜め打ち込みによるずれ(符号「a2」で示す)がある。ずれをなくすために、作業者が手組(手作業で組み付け)では対応できないので、専用設備が必要になっており、作業性を阻害していた。
また、ピン穴付近は、図11(b)に示すように、ピンaを打ち込んだときに塗布芯bが膨らみ、ピンaと先軸c内壁で挟まれた塗布芯bの部分b1で塗布芯bの流通路を制限するので、塗布液の十分な供給を阻害する問題があった。
実用新案登録第2605023号公報
本発明は、斯かる実情に鑑み、容易に塗布体を固定でき、かつ、塗布液の流路を確保して固定できる塗布具を提供するものである。
本発明は、塗布体を有する塗布部を設けた塗布具において、
突起がありかつ折り曲げ可能な固定部材を設け、当該固定部材を折り曲げることによって、前記突起を前記塗布体に突き刺して前記固定部材に塗布体を固定した塗布部を形成したことを特徴とする塗布具である。
本発明においては、前記固定部材には、本体と、蓋部と、前記本体及び前記蓋部同士を繋ぐ折り曲げ用のヒンジとを設けたものであり、
前記固定部材を前記ヒンジから折り曲げた状態で、前記本体と前記蓋部とによって塗布体を挟んで固定する構造となっていることが好適である。
本発明においては、前記本体又は蓋部には、前記本体と前記蓋部とによって前記塗布体を挟んで固定するときに前記本体と前記蓋部との対向面方向の位置決めをする位置決め手段を設けたことが好適である。
本発明においては、前記折り曲げた状態の固定部材の内側には、前記突起の対向部に空間を設けたことが好適である。
本発明の塗布具によれば、突起がありかつ折り曲げ可能な固定部材を設け、当該固定部材を折り曲げることによって、前記突起を塗布体に突き刺して当該固定部材に塗布体を固定した塗布部を形成したので、従来のような塗布体にピンを打ち込んで固定する構造と比較して容易に位置決めが容易である。また、突起を塗布体に突き刺すが、ピンを貫通させるのに比べて、塗布体が膨らまないので塗布液の流路制限が生じにくく、流路を確保できる。
したがって、容易に塗布体を固定でき、かつ、塗布液の流路を確保できる塗布具を提供できる。
なお、折り曲げた状態の固定部材の内側には、前記突起の対向部に空間を設けたことにより、仮に、突起によって突き刺した塗布体が膨らんでも対向部の空間が逃がしになるため、流路制限を引き起こさない等の優れた効果を奏し得る。
本発明の実施形態に係る塗布具の全体図で、(a)が先方からの視図、(b)が正面図、(c)が(a)のC−C線に沿う断面図である。 図1の塗布具の塗布部を外した状態図である。 図1の塗布具に設ける塗布部の部品図であり、(a)が下方(本体側)からの斜視図、(b)が先方からの視図、(c)が上面図、(d)が側方から視図、(e)が下面図、(f)が(d)のF−F線に沿う断面図、(g)が後方からの視図、(h)が上方(蓋部側)からの斜視図である。 図3の塗布部の組み立て状態の説明図で、(a)が固定部材を開いた状態、(b)が固定部材の蓋部を閉じかけた状態、(c)が固定部材の蓋部を閉じた状態の図である。 図3の塗布部の固定部材の部品図で、(a)が固定部材を開いた状態、(b)が固定部材の蓋部を閉じかけた状態、(c)が固定部材の蓋部を閉じた状態の図である。 図3の塗布部の固定部材を開いた状態の部品図で、(a)が上方からの斜視図、(b)が先方からの視図、(c)が上面図、(d)が側方から視図、(e)が(c)のE−E線に沿う断面図、(f)が下面図、(g)が後方からの視図、(h)が下方からの斜視図である。 図3の塗布部の組み立て状態の立体的な説明図で、(a)が固定部材を開いた状態、(b)が固定部材に塗布体を装着した状態、(c)が蓋部を起こした状態、(d)が蓋部を閉じかけの状態、(e)が蓋部を閉じて突起を塗布体に刺した状態である。 図3の塗布部において組み立て後の状態の立体的な説明図で、(a)が図3の(e)のA−A線断面視図、(b)が図3の(e)のB−B線断面視図である。 本発明の実施例1〜3に係る塗布部の塗布体に突起(形状1〜3)を刺した状態の各説明図である。 図9に実施例1〜3の形状1〜3と従来例1〜2(既存品1,2)の実験結果を比較して示す説明図で、(a)が芯1本当たりの塗布量の比較、(b)が落下時の芯ずれを比較したものである。 従来の塗布部の説明図で、(a)がピンの位置決めを失敗した状態図、(b)がピンによる流路制限の説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1、図2は本発明の実施形態に係る塗布具の説明図、図3、図4は塗布部の説明図、図5、図6に固定部材の説明図である。
実施形態に係る塗布具は、複数の塗布体10を有する塗布部12を設けたものである。塗布部12は、突起14がありかつ折り曲げ可能な固定部材16を設け、当該固定部材16に塗布体10を固定した塗布部12を形成し、当該塗布部12を塗布具に設けたものである。
図1に示すように、塗布具は、塗布液を収容する容器18と、該容器18内の塗布液を含浸して毛髪に塗布する塗布体10と、該塗布体10に並設される複数の櫛体20を備えた櫛部22とを備え、櫛部22によって梳いた毛髪に前記塗布体10から前記塗布液を塗布するための髪用塗布具に関するものである。
前記髪用塗布具は、容器18の先方部に、塗布体10及び櫛部22を不使用時に覆うキャップ(図示省略)を着脱自在に設けたものである。当該髪用塗布具は、使用時に、図1、図2に示すように、前記キャップを外して、塗布体10及び櫛部22を露出した状態にできる。
各部を説明する。
〔容器18〕
図1、図2に示すように、本実施形態に係る髪用塗布具は、容器18の先端部に設けた櫛部22に複数の櫛体20が形成され、その櫛部22によって髪を梳くと共に、取り付けられる容器18内の塗布液を、塗布体10を介して毛髪に塗布するものである。
前記髪用塗布具において、樹脂製の容器18は、後端が閉鎖され、先端の開口した筒状に成形された容器本体18aと、容器本体18aの外部を覆うカバー体18bとを備えている。容器本体18a内には、貯溜体26が挿入収容される。当該貯溜体26には化粧料である塗布液が担持(貯溜)される。
容器本体18aには、その前端外周にフランジ18a1が拡径して形成されている。カバー体18bは、そのフランジ18a1の後面に、カバー体18bの前端が当接した状態になる。また、容器本体18a外周の凹部(又は凸部)に、カバー体18b内周の凸部(又は凹部)が着脱可能に嵌まって抜け止めすることによって、容器本体18aに対してカバー体18bが着脱可能に固定される。また、フランジ18a1の先方の外周面には、キャップ(図示省略)が螺合する雄ネジ山18a2が形成される。
なお、カバー体18bは、外周面に窪み18b1の形成で持ちやすくなっており、かつ窪みやその他の模様、シュリンク等外面に意匠的な装飾も施すことができるものである。
また、前記貯溜体26は、塗布液を担持できるものである限り、その材料に制限されるものではなく、例えば、中綿等を挙げることができる。
〔櫛部22〕
図1、図2に示されるように、容器18の先端部には、塗布部12と櫛部22を取り付けるための先軸28が当該容器18の先方の開口を塞ぐように嵌着される。先軸28は、概略筒状であり、先方から見て長円形の壁部28aが中心軸付近を覆って軸方向に延設される。塗布部12及び櫛部22は容器18の先端部に嵌着した先軸28に着脱自在に設けられる。
櫛部22は、配列された櫛体20が前記塗布部12を挟んで二列に配列されている。また、櫛部22は、前記壁部28aの幅方向両側から挟むように対で固定される。図1(a)に示すように、塗布具を先方から見た場合に、塗布部12の塗布体10の並び方向が櫛部22の櫛体20の並び方向と平行になるように配列されている。この配列されている櫛体20は、横断面視して髪の撫でつけ方向に長くなるほぼ楕円断面形状又は長円形形状に形成されている。また、並び端部に位置した櫛体20は断面異形に形成されている。
先軸28の壁部28aは先方に突設しており、その壁部28aの外側面の係止部材28bによって櫛部22が先軸28に着脱自在に係止されている。
なお、前記先軸28は、その外壁面が容器本体18aの筒状開口部の内壁面と液密に密着している。また、前記先軸28は、上記開口部から着脱可能でも、完全に固定されてもよい。
また、前記塗布体10は、その使用する塗布体の液保持力が特許第4726439号公報記載等のものを適用できる。実施形態の塗布体10の素材を挙げれば、スライバーペン芯、フェルト状物、連続気泡スポンジ状物等が好適である。
〔固定部材16〕
実施形態に係る塗布具には、複数の塗布体10を有する塗布部12は、複数の塗布体10を列状に配列して固定部材16によって固定して設けている。
塗布部12は、図3〜図4に示すように、突起14がありかつヒンジ16cで折り曲げ可能な固定部材16を当該ヒンジ16cから折り曲げることによって、前記突起14を塗布体10に突き刺して当該固定部材16に塗布体10を固定するものである。塗布具は、この構成の塗布部12を容器18の先端の先軸28に装着したものである。前記のように、先軸28の壁部28a内に差し込んで塗布部12を着脱自在に固定する。
実施形態の髪用塗布具における、前記固定部材16について図3〜図6に基づき、説明する。
図3〜図5に示すように、固定部材16には、概略厚板状の本体16aと薄板状の蓋部16bを有するものである。
前記固定部材16には、本体16aと、蓋部16bと、前記本体16a及び前記蓋部16b同士を繋ぐ折り曲げ用のヒンジ16cとを設けたものである。
塗布部12は、前記固定部材16を前記ヒンジ16cから折り曲げた状態で、前記本体16aと前記蓋部16bとによって塗布体10を挟んで固定する構造となっている。
また、塗布部12は、実施形態では、前記本体16aと前記蓋部16bとによって前記塗布体10を挟んで固定するときに前記本体16aと前記蓋部16bとの対向面方向の位置決めをする位置決め手段として、図6に示すように、蓋部16bにガイドピン16dを設け、本体16aに穴16d1を形成している。
また、前記折り曲げた状態の固定部材16の内側には、前記突起14の対向部に空間32を設けている。
詳しくは、前記固定部材16は、図4、図5に示すようにヒンジ16cから折り曲げることができる。固定部材16は、その本体16aと蓋部16bとの間に薄膜状のヒンジ16cを形成した状態に、当該固定部材16が樹脂製で一体成型されたものである(折り曲げ前の状態を図6に示す)。ヒンジ16cは、側方視で二つ山の凹凸構造であり、凹の箇所から折れ曲がりやすくなっている。
固定部材16は、材質としては各種樹脂(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブチレンテレフタレート等)を用いることができる。
また、図5、図6に示すように、前記本体16aには四本(複数)の塗布体10を装着するための複数の溝30が形成されている。前記蓋部16bの内側に略四角錐状に尖った突起14は、塗布体10及び溝30に対応する個数が突出形成されている。
また、折り曲げた状態における固定部材16の内側の本体16aには、前記突起14の対向部に空間32を設けたものである。空間32は前記溝30を横断する形で形成される。空間32は突起14を塗布体10に突き刺して周りに逃がす空間である。
また、蓋部16bには、本体16a側に閉じたときに間隔を一定にして確実に固定するためのガイドピン16dを突設している。空間32の内壁には、前記ガイドピン16dを差し込むための穴16d1が形成される。なお、固定部材16において、本体16aの側部には、図3に示すように、先軸28に対する装着時の位置決め用のリブ(突起)16e1と抜け止め用の突起16e2(図1(c)に係止状態を示す)が形成される。
ここで、塗布部12を塗布体10と固定部材16を用いて形成する工程を図4、図7によって説明する。
当初、図7の(a)に示すように固定部材16は開いた状態とする。
そして、図7(b)(図4(a))に示すように、塗布体10を溝30に挿入する。
次いで、図7(c)(図4(b))に示すように、ヒンジ16cから蓋部16bを本体16a側に折り曲げる。
さらに、図7(d)(図4(c))に示すように、ヒンジ16cのおり曲げを深くして蓋部16bを本体16aに被せる。ヒンジ16cは、凹凸の凹の箇所から曲がる。
次いで、図7(e)に示すように、蓋部16bを本体16a方向に押圧して、突起14を塗布体10に突き刺して固定する。断面視すると図8に示すように緊密に突き刺し固定する。この場合、ガイドピン16dが穴16d1に嵌り込んで位置決めする。
組み付けた後は、図8に示すように、塗布体10に突起14が刺さって食い込む。つまり、図8(a)、(b)に示すように、突起14を塗布体10に突き刺して固定する。塗布体10に差し込む力だけで済むので手組することが可能である。したがって、手組できるので専用設備はいらなくなる。もちろん専用設備で組み立ててもよい。
また、図8(a)に示すように、組み立て時には、前記ガイドピン16dが穴16d1に差し込まれるので、位置決めが正確になり、突起14を塗布体10中心に刺せることから、容易に精度のある組付けができ、手組が可能である。したがって、手組できるので専用設備はいらなくなる。もちろん専用設備で組み立ててもよい。
次に、実施形態に係る塗布部が各種突起形状の実施例1〜3を既存品と比較して説明する。
図9に示すような、実施例1〜3(形状1〜3)について、ピンで固定した従来例(既存品1,2)を比較した。
比較条件は、実施例1〜3、既存品共に、芯の塗布体を変形させて固定するため塗布量への影響を確認した。
塗布量評価方法は、工業用紙ウエス(日本製紙クレシア製:4プライ12枚重ね)に、芯を当てて10秒間の液吐出量(液消費量)を記録した(各n=1、櫛体は外しておく)。塗布液は、ELD型粘度計(東機産業社製)にて25℃における粘度が3.4mPa・sで、ガラス電極pH計により定法にて測定したpH2.9の酸性染毛料を用い、以下の配合とした。
水溶性染料 橙色205号 0.5重量%
水溶性染料 赤色227号 0.5重量%
両性アクリル樹脂 0.3重量%(固形分換算)
ベンジルアルコール 10重量%
グリコール酸 5重量%
エチルアルコール 54.7重量%
精製水 残部
記録結果は、図10(a)に示すように、実施例1〜3は芯1本あたりの塗布量が0.0225〜0.0250gであるの対して、既存品は0.0175〜0.0180gであり、実施例品が既存品に対して、2割以上塗布量が多いのが確認された。
また、実施例品1〜3と既存品の落下試験を実施した。
製品を上向きにしてコンクリート床に1m→1.2m→1.5m→1.5mの順で落下させたときの芯ずれを確認した。
記録結果は、図10(b)に示すようになった。
実施例1(形状1)が最も芯ずれしなかった。
実使用上、実施例1、実施例2は十分な芯固定力を有しているといえる。
以上説明したとおり実施形態の塗布具によれば、突起14がありかつ折り曲げ可能な固定部材16を設け、当該固定部材16を折り曲げて、前記突起14を塗布体10に突き刺して当該固定部材16に塗布体10を固定した塗布部12を形成した塗布具であるので、前記突起14を塗布体10に突き刺して当該固定部材16に塗布体10を固定した塗布部12を形成したので、従来のような塗布体にピンを打ち込んで固定する構造に比較して容易に位置決めが容易である。また、突起14を塗布体に突き刺すが、ピンを貫通させるのに比べて、塗布体が膨らまないので塗布液の流路制限が生じにくく、流路を確保できる。
したがって、容易に塗布体10を固定でき、かつ、塗布液の流路を確保して固定できる塗布具を提供できる。
また、折り曲げた状態の固定部材16の内側には、前記突起14の対向部に空間32を設けたことにより、仮に、突起14によって突き刺した塗布体10が膨らんでも対向部の空間32が逃がしになるため、流路制限を引き起こさないので十分な液流量を確保できる。
なお、本発明は、前記実施形態に係る塗布具に限定されず、髪用以外の種々の塗布具に用いることができる。また、塗布具の構造や塗布体の形状、材質、本数及び配置などの塗布部の構成は、実施形態に限定されず、本発明の範囲内で種々に変形実施できる。
本発明の塗布具は、髪用塗布具などの化粧品に使用できるほか、一般的に筆記用の筆記具にも利用することができる。
10 塗布体
12 塗布部
14 突起
16 固定部材
16a 本体
16b 蓋部
16c ヒンジ
16d ガイドピン
18 容器
18a 容器本体
18b カバー体
20 櫛体
22 櫛部
26 貯溜体
28 先軸
30 溝
32 空間

Claims (3)

  1. 塗布体を有する塗布部を設けた塗布具において、
    突起がありかつ折り曲げ可能な固定部材を設け、当該固定部材を折り曲げることによって、四角錐状に尖った前記突起を前記塗布体に突き刺して前記固定部材に塗布体を固定した塗布部を形成し、
    前記固定部材には、本体と、蓋部とを有し、前記本体及び前記蓋部同士を繋ぐ折り曲げ用のヒンジを設けたものであり、
    前記固定部材を前記ヒンジから折り曲げた状態で、前記ヒンジは容器後端側に位置し、前記本体と前記蓋部とによって塗布体を挟んで固定する塗布部を容器先端に嵌着したことを特徴とする塗布具。
  2. 前記ヒンジは、側方視で二つ山の凹凸構造であることを特徴とする請求項1に記載の塗布具。
  3. 前記折り曲げた状態の固定部材の外周面に空間を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布具。
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