JP6580833B2 - 制御装置、制御方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

制御装置、制御方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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本発明は、制御装置、制御方法、及びコンピュータプログラムに関する。
従来、無線通信システムにおいて、基地局装置のアンテナのチルト角を変えることによって、基地局装置のカバレッジを変えることが行われる(例えば、特許文献1、2参照)。チルト角を小さくすると、アンテナの垂直放射パターンのメインローブの指向方向が水平に近づくので、通常、基地局装置のカバレッジが大きくなる。一方、チルト角を大きくすると、アンテナの垂直放射パターンのメインローブの指向方向が垂直に近づくので、通常、基地局装置のカバレッジが小さくなる。
特開2008−48107号公報 特開2012−16015号公報
上述のチルト角の変更によればカバレッジを変更できるが、カバレッジの拡大は周辺に在る他のカバレッジに電波干渉を与えたり、カバレッジの縮小は周辺にカバレッジホールを発生させたりする可能性がある。一方で無線通信環境の変化に応じてカバレッジを調整することは好ましい。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、無線通信環境の変化に応じたカバレッジの調整と、カバレッジの変更による悪影響の低減とを図ることができる制御装置、制御方法、及びコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
)本発明の一態様は、端末との間の無線通信に複数の搬送周波数を使用する基地局が制御対象である制御情報を出力する制御装置であり、前記各搬送周波数のカバレッジを決定する搬送波制御部と、前記決定されたカバレッジについての制御情報を出力する出力部と、を備え、前記搬送波制御部は、第1のカバレッジ決定条件が設けられた第1の搬送周波数のカバレッジを、第2のカバレッジ決定条件が設けられた第2の搬送周波数のカバレッジ変更時に、前記第2の搬送周波数のカバレッジに基づいて決定し、前記搬送波制御部は、前記第2の搬送周波数のカバレッジの境界部分の通信品質が不安定であることを条件に、前記第1の搬送周波数のカバレッジの変更を開始する、制御装置である。
)本発明の一態様は、端末との間の無線通信に複数の搬送周波数を使用する基地局が制御対象である制御情報を出力する制御方法であり、搬送波制御部が、前記各搬送周波数のカバレッジを決定するステップと、出力部が、前記決定されたカバレッジについての制御情報を出力するステップと、を含み、前記搬送波制御部は、第1のカバレッジ決定条件が設けられた第1の搬送周波数のカバレッジを、第2のカバレッジ決定条件が設けられた第2の搬送周波数のカバレッジ変更時に、前記第2の搬送周波数のカバレッジに基づいて決定し、前記搬送波制御部は、前記第2の搬送周波数のカバレッジの境界部分の通信品質が不安定であることを条件に、前記第1の搬送周波数のカバレッジの変更を開始する、制御方法である。
)本発明の一態様は、端末との間の無線通信に複数の搬送周波数を使用する基地局が制御対象である制御情報を出力する制御処理を行うためのコンピュータプログラムであり、前記各搬送周波数のカバレッジを決定する搬送波制御ステップと、前記決定されたカバレッジについての制御情報を出力する出力ステップと、をコンピュータに実行させ、前記搬送波制御ステップは、第1のカバレッジ決定条件が設けられた第1の搬送周波数のカバレッジを、第2のカバレッジ決定条件が設けられた第2の搬送周波数のカバレッジ変更時に、前記第2の搬送周波数のカバレッジに基づいて決定し、前記搬送波制御ステップは、前記第2の搬送周波数のカバレッジの境界部分の通信品質が不安定であることを条件に、前記第1の搬送周波数のカバレッジの変更を開始する、コンピュータプログラムである。
本発明によれば、無線通信環境の変化に応じたカバレッジの調整と、カバレッジの変更による悪影響の低減とを図ることができるという効果が得られる。
本発明の第1実施形態に係る無線通信システム1を示す構成図である。 本発明の第1実施形態に係るカバレッジの例を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るアンテナ装置31のチルト角θ_tiltを示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る制御装置10の搬送波制御部11を示す構成図である。 本発明の第1実施形態に係るカバレッジ決定条件記憶部51の構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る制御方法の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る制御方法の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る制御方法の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る無線通信システム2を示す構成図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線通信システム1を示す構成図である。図1において、無線通信システム1は、制御装置10と、M(Mは、2以上の整数)個の基地局装置20−1〜Mと、基地局装置20−1〜Mの各々に対応して設けられるM個のチルト制御装置(RET:Remote Electrical Tilt Unit、リモート・チルト・ユニット)30−1〜Mと、基地局装置20−1〜Mの各々に対応して設けられるM個のアンテナ装置31−1〜Mと、端末装置40とを備える。チルト制御装置30−1〜Mとアンテナ装置31−1〜Mとは、各々に対応して設けられる。以下、基地局装置20−1〜Mを特に区別しないときは「基地局装置20」と称する。チルト制御装置30−1〜Mを特に区別しないときは「チルト制御装置30」と称する。アンテナ装置31−1〜Mを特に区別しないときは「アンテナ装置31」と称する。
制御装置10と基地局装置20とは、有線又は無線の通信ネットワークを介して接続される。制御装置10は、M個の基地局装置20−1〜Mを集中制御する。基地局装置20は自己のカバレッジ内に存在する端末装置40と無線通信を行う。基地局装置20は、複数の搬送周波数を使用する。搬送周波数ごとにカバレッジがある。複数の搬送周波数としては、例えば、搬送周波数に使用可能な周波数帯のうち、比較的低い周波数帯と、比較的高い周波数帯とが挙げられる。チルト制御装置30は、通信ケーブル等を介して、自己に対応する基地局装置20に接続される。チルト制御装置30は、通信ケーブル等を介して、自己に対応するアンテナ装置31に接続される。アンテナ装置31は、通信ケーブル等を介して、自己に対応する基地局装置20に接続される。
図2は、本発明の第1実施形態に係るカバレッジの例を示す説明図である。図2の例では、基地局装置20は、2つの搬送周波数f1、f2を使用する。アンテナ装置31は、搬送周波数f1の電波の送受信と、搬送周波数f2の電波の送受信とを行う。搬送周波数f1、f2ごとにカバレッジCov_f1、Cov_f2がある。カバレッジCov_f1は、端末装置40が基地局装置20との間で搬送周波数f1の電波の送受信が可能な区域である。基地局装置20は、カバレッジCov_f1内に存在する端末装置40と搬送周波数f1を使用して無線通信を行うことができる。カバレッジCov_f2は、端末装置40が基地局装置20との間で搬送周波数f2の電波の送受信が可能な区域である。基地局装置20は、カバレッジCov_f2内に存在する端末装置40と搬送周波数f2を使用して無線通信を行うことができる。
説明を図1に戻す。制御装置10は、搬送波制御部11と出力部12とを備える。基地局装置20は、情報出力部21と制御部22と無線部23と信号処理部24とを備える。基地局装置20に対応するアンテナ装置31は、搬送周波数ごとに設けられてもよく、又は、複数の搬送周波数を送受可能であってもよい。基地局装置20に対応するアンテナ装置31が搬送周波数ごとに設けられる場合、当該基地局装置20に対応するチルト制御装置30は、当該基地局装置20に対応する搬送周波数ごとのアンテナ装置31を各々制御する。
基地局装置20の情報出力部21は、基地局情報A1を制御装置10へ送信する。基地局情報A1として、カバレッジ品質情報とトラフィック負荷情報とがある。
カバレッジ品質情報は、基地局装置20の各カバレッジの無線通信品質を示す。カバレッジ品質情報として、例えば、共通パイロットチャネル(CPICH:Common Pilot Channel)の受信電力(CPICH RSCP:Received Signal Code Power)、共通パイロットチャネルの受信品質(CPICH Ec/No)、下りリンク(基地局装置20から端末装置40へのリンク)リファレンス信号(Downlink Reference Signal)の受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)、下りリンクリファレンス信号の受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)、CQI(Channel Quality Indicator)、接続率、呼損率などの情報が挙げられる。これらの情報のうち、いずれか1つをカバレッジ品質情報に使用してもよく、又は、いずれか複数をカバレッジ品質情報に使用してもよい。
トラフィック負荷情報は、基地局装置20のトラフィック負荷を示す。トラフィック負荷は、基地局装置20全体のトラフィック負荷であってもよく、又は、カバレッジ毎のトラフィック負荷であってもよい。トラフィック負荷情報として、例えば、基地局装置20に接続する端末装置40の数(セル単位の接続端末数)、基地局装置20に接続する端末装置40のセクタスループット、基地局装置20の無線リソース使用率などの情報が挙げられる。これらの情報のうち、いずれか1つをトラフィック負荷情報に使用してもよく、又は、いずれか複数をトラフィック負荷情報に使用してもよい。
制御装置10の搬送波制御部11は、基地局装置20から受信した基地局情報A1に基づいて、基地局装置20の各カバレッジを決定する。搬送波制御部11は、決定したカバレッジについての情報であるカバレッジ決定情報A2を出力部12へ送信する。出力部12は、搬送波制御部11から受信したカバレッジ決定情報A2に基づいて、カバレッジ制御情報A3を基地局装置20へ送信する。
基地局装置20の制御部22は、制御装置10から受信したカバレッジ制御情報A3に基づいて、基地局装置20の各カバレッジを変更するカバレッジ変更制御処理を実行する。
制御部22が実行するカバレッジ変更制御処理として、例えば、カバレッジ制御情報A3に基づいたチルト角変更指示をチルト制御装置30へ送信することが挙げられる。チルト角変更指示は、搬送周波数ごとにある。チルト制御装置30は、搬送周波数ごとに、チルト角変更指示に従ってアンテナ装置31のチルト角を変更する。なお、制御装置10の出力部12は、チルト角の変更情報をカバレッジ制御情報A3としてもよい。チルト角の変更情報は、アンテナ装置31のアンテナ制御情報の例である。
図3は、アンテナ装置31のチルト角θ_tiltを示す説明図である。図3の例では、基地局装置20と、チルト制御装置30と、アンテナ装置31とは、建物Buの屋上にそれぞれ備えられる。図3において、アンテナ装置31のチルト角θ_tiltは、水平方向DirHからメインローブ方向DirBMへの垂直方向の角度である。メインローブ方向DirBMは、アンテナ装置31の垂直放射パターンのメインローブBMの指向方向である。チルト角θ_tiltが大きくなると(ダウンチルトすると)、メインローブ方向DirBMはより地面Grに向くようになる。このため、基地局装置20のカバレッジは縮小する。一方、チルト角θ_tiltが小さくなると(アップチルトすると)、メインローブ方向DirBMは地面Grとは反対に天空に向くようになる。このため、基地局装置20のカバレッジは拡大する。
説明を図1に戻す。制御部22が実行するカバレッジ変更制御処理として、例えば、カバレッジ制御情報A3に基づいたアンテナパラメータ変更指示を無線部23へ送信することが挙げられる。アンテナパラメータ変更指示は、搬送周波数ごとにある。無線部23は、搬送周波数ごとに、アンテナパラメータ変更指示に従ってアンテナ装置31のアンテナパラメータを変更する。アンテナパラメータとして、例えば、アンテナゲイン、ビーム幅、水平無線パラメータ、垂直無線パラメータなどが挙げられる。なお、制御装置10の出力部12は、アンテナパラメータの変更情報をカバレッジ制御情報A3としてもよい。アンテナパラメータの変更情報は、アンテナ装置31のアンテナ制御情報の例である。
制御部22が実行するカバレッジ変更制御処理として、例えば、カバレッジ制御情報A3に基づいた送信電力変更指示を無線部23へ送信することが挙げられる。送信電力変更指示は、搬送周波数ごとにある。無線部23は、搬送周波数ごとに、送信電力変更指示に従って送信電力を変更する。なお、制御装置10の出力部12は、送信電力の変更情報をカバレッジ制御情報A3としてもよい。送信電力の変更情報は、基地局装置20の送信電力の送信電力制御情報の例である。また、セクタ毎に送信電力を変更するようにしてもよい。例えば、アンテナ装置31が複数のセクタの各々対応するセクタアンテナを備え、無線部23が、セクタ毎に、各セクタの送信電力変更指示に従って、各セクタアンテナから送信される信号の送信電力を変更する。
基地局装置20の制御部22は、制御装置10から受信したカバレッジ制御情報A3に基づいて、信号処理部24に対し、搬送周波数の使用方法の変更を指示してもよい。
図4は、本発明の第1実施形態に係る制御装置10の搬送波制御部11を示す構成図である。図4において、搬送波制御部11は、カバレッジ決定条件記憶部51とカバレッジ決定部52と基地局管理情報記憶部53とを備える。
図5は、本発明の第1実施形態に係るカバレッジ決定条件記憶部51の構成例を示す図である。図5において、カバレッジ決定条件記憶部51は、搬送周波数毎に、カバレッジ決定条件を示す情報を記憶する。図5の例では、基地局装置20が使用する搬送周波数には、第1の搬送周波数と、第2の搬送周波数との2つがある。第1の搬送周波数に対して第1のカバレッジ決定条件が設けられる。第1のカバレッジ決定条件は、基地局装置20が第1の搬送周波数のカバレッジを決定するときの一つの条件である。第2の搬送周波数に対して第2のカバレッジ決定条件が設けられる。第2のカバレッジ決定条件は、基地局装置20が第2の搬送周波数のカバレッジを決定するときの一つの条件である。
カバレッジ決定条件記憶部51は、第1の搬送周波数に対して、第1のカバレッジ連携条件を示す情報を記憶する。第1のカバレッジ連携条件は、第2の搬送周波数のカバレッジが変更された場合に、第1の搬送周波数のカバレッジを決定するときの条件である。
カバレッジ決定条件記憶部51は、第1の搬送周波数に対して、第1のカバレッジ復帰条件を示す情報を記憶する。第1のカバレッジ復帰条件は、第2の搬送周波数のカバレッジが変更された時に変更された第1の搬送周波数のカバレッジを、第1のカバレッジ決定条件に基づくカバレッジに決定するときの条件である。
なお、図5の例では第2の搬送周波数に対してカバレッジ連携条件及びカバレッジ復帰条件が設けられていないが、第2の搬送周波数に対して、第1の搬送周波数と同様に、カバレッジ連携条件及びカバレッジ復帰条件を設けてもよい。
説明を図4に戻す。カバレッジ決定部52は、カバレッジ決定条件記憶部51に記憶される情報に基づいて、基地局装置20のカバレッジを決定する。基地局管理情報記憶部53は、基地局装置20の管理情報を記憶する。基地局装置20の管理情報として、基地局装置20が使用する搬送周波数、基地局装置20のカバレッジ、基地局装置20を運用する際の運用方針などの情報がある。
図6は、本発明の第1実施形態に係る制御方法を示すフローチャートである。図6を参照して、本発明の第1実施形態に係る制御装置10の動作を説明する。制御装置10は、一の基地局装置20から基地局情報A1を受信すると、当該一の基地局装置20を制御対象として図6の制御処理を開始する。以下、図6の制御処理の説明において、基地局装置20とは、制御対象である同一の基地局装置20を指す。
(ステップS1)カバレッジ決定部52は、基地局装置20から受信した基地局情報A1に基づいて、基地局装置20の複数のカバレッジのうち変更するカバレッジがあるかを判断する。この判断は、例えば、基地局管理情報記憶部53に記憶される基地局装置20の運用方針の情報に基づいて行われる。
基地局装置20の運用方針として、例えば、「カバレッジホールを減らす」がある場合、基地局情報A1のカバレッジ品質情報に基づいてカバレッジホールの有無を判断する。この判断の結果が「カバレッジホールあり」である場合、変更するカバレッジがあると判断する。
基地局装置20の運用方針として、例えば、「基地局装置20のトラフィック負荷を一定量以下とする」がある場合、基地局情報A1のトラフィック負荷情報に基づいて基地局装置20のトラフィック負荷が一定量を超えるかを判断する。この判断の結果が「基地局装置20のトラフィック負荷が一定量を超える」である場合、変更するカバレッジがあると判断する。
ステップS1の判断の結果、変更するカバレッジがある場合にはステップS2に進む。一方、変更するカバレッジがない場合には図6の制御処理を終了する。
ステップS2以降の説明では、ステップS1で変更すると判断されたカバレッジの搬送周波数を、説明の便宜上、第2の搬送周波数f2とする。第2の搬送周波数f2のカバレッジはカバレッジCov_f2である。また、基地局装置20の複数の搬送周波数のうち、第2の搬送周波数f2以外の一の搬送周波数を、説明の便宜上、第1の搬送周波数f1とする。第1の搬送周波数f1のカバレッジはカバレッジCov_f1である。
また、第2の搬送周波数f2には第2のカバレッジ決定条件が設けられる。第2の搬送周波数f2の第2のカバレッジ決定条件を示す情報は、カバレッジ決定条件記憶部51に記憶される。第1の搬送周波数f1には第1のカバレッジ決定条件が設けられる。第1の搬送周波数f1の第1のカバレッジ決定条件を示す情報は、カバレッジ決定条件記憶部51に記憶される。また、第1の搬送周波数f1には第1のカバレッジ連携条件と第1のカバレッジ復帰条件とが設けられる。第1のカバレッジ連携条件を示す情報と第1のカバレッジ復帰条件を示す情報とはカバレッジ決定条件記憶部51に記憶される。
(ステップS2)カバレッジ決定部52は、ステップS1でカバレッジを変更すると判断された基地局装置20の第2の搬送周波数f2について、第2のカバレッジ決定条件に基づいてカバレッジCov_f2を決定する。
(ステップS3)カバレッジ決定部52は、ステップS2で決定したカバレッジCov_f2に基づいて、基地局装置20の第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1を決定する。このカバレッジCov_f1の決定において、カバレッジ決定部52は、第1のカバレッジ連携条件に従う。
(ステップS4)カバレッジ決定部52は、ステップS2で決定したカバレッジCov_f2のカバレッジ決定情報A2と、ステップS3で決定したカバレッジCov_f1のカバレッジ決定情報A2と、を出力部12へ送信する。出力部12は、搬送波制御部11から受信したカバレッジ決定情報A2に基づいて、カバレッジ制御情報A3を基地局装置20へ送信する。これにより、基地局装置20の制御部22は、制御装置10から受信したカバレッジ制御情報A3に基づいて、基地局装置20のカバレッジCov_f1とカバレッジCov_f2とを変更するカバレッジ変更制御処理を実行する。
カバレッジ決定部52は、ステップS2で決定したカバレッジCov_f2のカバレッジ決定情報A2とステップS3で決定したカバレッジCov_f1のカバレッジ決定情報A2とに基づいて、基地局管理情報記憶部53に記憶される基地局装置20の管理情報を更新する。
(ステップS5)カバレッジ決定部52は、基地局装置20から新たに受信した基地局情報A1に基づいて、基地局装置20の第1の搬送周波数f1の第1のカバレッジ復帰条件を満足するかを判定する。
(ステップS6)ステップS5の判定の結果、第1のカバレッジ復帰条件を満足する場合にはステップS7に進む。一方、第1のカバレッジ復帰条件を満足しない場合にはステップS5に戻る。
(ステップS7)カバレッジ決定部52は、基地局装置20の第1の搬送周波数f1について、第1のカバレッジ決定条件に基づいてカバレッジCov_f1を決定する。
(ステップS8)カバレッジ決定部52は、ステップS7で決定したカバレッジCov_f1のカバレッジ決定情報A2を出力部12へ送信する。出力部12は、搬送波制御部11から受信したカバレッジ決定情報A2に基づいて、カバレッジ制御情報A3を基地局装置20へ送信する。これにより、基地局装置20の制御部22は、制御装置10から受信したカバレッジ制御情報A3に基づいて、基地局装置20のカバレッジCov_f1を変更するカバレッジ変更制御処理を実行する。
カバレッジ決定部52は、ステップS7で決定したカバレッジCov_f1のカバレッジ決定情報A2に基づいて、基地局管理情報記憶部53に記憶される基地局装置20の管理情報を更新する。
次に、上述したカバレッジ決定条件の例を説明する。
(カバレッジ決定条件の例A−1)
カバレッジ決定条件の例A−1は、カバレッジの境界付近にカバレッジホールが存在する場合に、カバレッジを拡大することである。例えば、カバレッジCov_f2の境界付近に、第2の搬送周波数f2を使用して基地局装置20と通信接続する端末装置40が所定期間存在しない領域がある場合には、当該領域にカバレッジホールが存在すると判断する。この場合、カバレッジCov_f2を拡大する。カバレッジ決定条件の例A−1が設けられた搬送周波数に対しては、無線通信品質を重視してカバレッジを決定することができる。
(カバレッジ決定条件の例A−2)
カバレッジ決定条件の例A−2は、カバレッジの境界付近に電波干渉が発生している場合に、カバレッジを縮小することである。例えば、カバレッジCov_f2の境界付近に、第2の搬送周波数f2の無線通信品質がカバレッジの変更の条件の基準値よりも悪い領域がある場合には、当該領域に電波干渉が発生していると判断する。この場合、カバレッジCov_f2を縮小する。カバレッジ決定条件の例A−2が設けられた搬送周波数に対しては、無線通信品質を重視してカバレッジを決定することができる。
上記カバレッジ決定条件の例A−1,2は、無線通信品質を重視してカバレッジを決定する場合のカバレッジ決定条件の例である。
なお、上記カバレッジ決定条件の例A−1,2を組み合わせる条件を設けてもよい。これは、例えば、カバレッジホールの対策のためにカバレッジを拡大した結果として、カバレッジの境界付近に電波干渉が発生することを想定する場合や、その逆に、カバレッジの境界付近に発生した電波干渉の対策のためにカバレッジを縮小した結果として、カバレッジの境界付近にカバレッジホールが発生することを想定する場合である。これらの場合に対する上記カバレッジ決定条件の例A−1,2を組み合わせる条件の例として、上記カバレッジ決定条件の例A−1によりカバレッジを拡大した後のカバレッジの境界付近の無線通信品質を監視し、また、上記カバレッジ決定条件の例A−2によりカバレッジを縮小した後のカバレッジの境界付近の無線通信品質を監視し、両者の監視結果のうち無線通信品質が最も良いカバレッジに決定する。さらには、上記カバレッジ決定条件の例A−1,2の組み合わせではカバレッジの境界付近の無線通信品質が許容できる範囲内に収まらないと判断した場合、他の基地局装置とのカバレッジの変更の連携を実行することの条件を設けてもよい。
(カバレッジ決定条件の例B−1)
カバレッジ決定条件の例B−1は、基地局装置20のトラフィック負荷がカバレッジの変更の条件の基準値よりも大きい場合に、カバレッジを縮小することである。例えば、基地局装置20に接続する端末装置40の数がカバレッジの変更の条件の基準値よりも多い場合に、カバレッジCov_f2を縮小する。カバレッジ決定条件の例B−1が設けられた搬送周波数に対しては、基地局装置20の通信容量を重視してカバレッジを決定することができる。
(カバレッジ決定条件の例B−2)
カバレッジ決定条件の例B−2は、基地局装置20のトラフィック負荷がカバレッジの変更の条件の基準値よりも小さい場合に、カバレッジを拡大することである。例えば、基地局装置20に接続する端末装置40の数がカバレッジの変更の条件の基準値よりも少ない場合に、カバレッジCov_f2を拡大する。カバレッジ決定条件の例B−2が設けられた搬送周波数に対しては、基地局装置20の通信容量を重視してカバレッジを決定することができる。
上記カバレッジ決定条件の例B−1,2は、基地局装置20の通信容量を重視してカバレッジを決定する場合のカバレッジ決定条件の例である。
なお、第1の搬送周波数f1の第1のカバレッジ決定条件と、第2の搬送周波数f2の第2のカバレッジ決定条件とが同じであってもよい。例えば、第1のカバレッジ決定条件と第2のカバレッジ決定条件とが、両方ともに、無線通信品質を重視してカバレッジを決定する場合のカバレッジ決定条件であってもよい。例えば、第1のカバレッジ決定条件と第2のカバレッジ決定条件とが、両方ともにカバレッジ決定条件の例A−1であってもよく、又は、両方ともにカバレッジ決定条件の例A−2であってもよい。また、例えば、第1のカバレッジ決定条件がカバレッジ決定条件の例A−1であり、第2のカバレッジ決定条件がカバレッジ決定条件の例A−2である場合は、第1のカバレッジ決定条件と第2のカバレッジ決定条件とが、両方ともに、無線通信品質を重視してカバレッジを決定する場合のカバレッジ決定条件として同じであるとしてもよい。
例えば、第1のカバレッジ決定条件と第2のカバレッジ決定条件とが、両方ともに、基地局装置20の通信容量を重視してカバレッジを決定する場合のカバレッジ決定条件であってもよい。例えば、第1のカバレッジ決定条件と第2のカバレッジ決定条件とが、両方ともにカバレッジ決定条件の例B−1であってもよく、又は、両方ともにカバレッジ決定条件の例B−2であってもよい。また、例えば、第1のカバレッジ決定条件がカバレッジ決定条件の例B−1であり、第2のカバレッジ決定条件がカバレッジ決定条件の例B−2である場合は、第1のカバレッジ決定条件と第2のカバレッジ決定条件とが、両方ともに、基地局装置20の通信容量を重視してカバレッジを決定する場合のカバレッジ決定条件として同じであるとしてもよい。
次に、上述したカバレッジ連携条件の例を説明する。以下のカバレッジ連携条件の例の説明では、説明の便宜上、第1の搬送周波数f1の第1のカバレッジ連携条件を例に挙げる。ここでは、第1のカバレッジ連携条件は、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2が変更された場合に、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1を決定するときの条件とする。
(カバレッジ連携条件の例C−1)
カバレッジ連携条件の例C−1は、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2を拡大する場合に、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1を拡大することである。カバレッジ連携条件の例C−1によれば、カバレッジ決定部52は、例えば図7に示されるように、カバレッジCov_f2を、破線で示されるカバレッジCov_f2_1から実線で示されるカバレッジCov_f2_2に拡大する場合に、カバレッジCov_f1を、破線で示されるカバレッジCov_f1_1から実線で示されるカバレッジCov_f1_2に拡大すると決定する。これにより、例えば、カバレッジCov_f2の境界付近に存在するカバレッジホールを解消するためにカバレッジCov_f2を拡大する場合に、カバレッジCov_f1を拡大することによって、カバレッジを増強する効果が得られる。
(カバレッジ連携条件の例C−2)
カバレッジ連携条件の例C−2は、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2を縮小する場合に、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1を拡大することである。カバレッジ連携条件の例C−2によれば、カバレッジ決定部52は、例えば図8に示されるように、カバレッジCov_f2を、破線で示されるカバレッジCov_f2_1から実線で示されるカバレッジCov_f2_2に縮小する場合に、カバレッジCov_f1を、破線で示されるカバレッジCov_f1_1から実線で示されるカバレッジCov_f1_2に拡大すると決定する。これにより、例えば、カバレッジCov_f2の境界付近で発生している電波干渉を低減するためにカバレッジCov_f2を縮小する場合に、カバレッジCov_f1を拡大することによって、カバレッジを補完する効果が得られる。例えば、基地局装置20の通信容量が逼迫している等の状況下において基地局装置20のトラフィック負荷を軽減させるためにカバレッジCov_f2を縮小する場合に、カバレッジCov_f1を拡大することによって、カバレッジを補完する効果が得られる。
(カバレッジ連携条件の例C−3)
カバレッジ連携条件の例C−3は、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2の境界部分の通信品質が不安定であることを条件に、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1の変更を開始することである。カバレッジ連携条件の例C−3によれば、カバレッジ決定部52は、例えば図7に示されるように、カバレッジCov_f2を、破線で示されるカバレッジCov_f2_1から実線で示されるカバレッジCov_f2_2に拡大する場合において、カバレッジCov_f2_2の境界部分の通信品質が電波干渉の発生等により不安定であることが検出されたときに、カバレッジCov_f1を、破線で示されるカバレッジCov_f1_1から実線で示されるカバレッジCov_f1_2に拡大すると決定する。この場合、基地局装置20の制御部22は、カバレッジCov_f2_1をカバレッジCov_f2_2に拡大した後に、カバレッジCov_f2_2の境界部分の通信品質を一定時間監視し、カバレッジCov_f2_2の境界部分の通信品質が不安定であることが検出された場合に、カバレッジCov_f1_1をカバレッジCov_f1_2へ拡大する。これにより、例えば、カバレッジCov_f2_2の境界付近では通信品質が不安定であったとしても、カバレッジCov_f1_2によってカバレッジを補完する効果が得られる。
(カバレッジ連携条件の例C−4)
カバレッジ連携条件の例C−4は、第2の搬送周波数f2の第2のカバレッジ決定条件と、第1の搬送周波数f1の第1のカバレッジ決定条件とが同じである場合において、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2の変更時に、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1の変更を、カバレッジCov_f2の変更に追従させることである。カバレッジ連携条件の例C−4によれば、カバレッジ決定部52は、第2の搬送周波数f2の第2のカバレッジ決定条件と、第1の搬送周波数f1の第1のカバレッジ決定条件とが同じである場合において、例えば図7に示されるように、カバレッジCov_f2を、破線で示されるカバレッジCov_f2_1から実線で示されるカバレッジCov_f2_2に拡大するときに、カバレッジCov_f1を、破線で示されるカバレッジCov_f1_1から実線で示されるカバレッジCov_f1_2に拡大すると決定する。
例えば、第2の搬送周波数f2の第2のカバレッジ決定条件と、第1の搬送周波数f1の第1のカバレッジ決定条件とが、両方ともに、カバレッジ決定条件の例A−1であるとする。この場合、カバレッジ決定部52は、カバレッジCov_f2の境界付近にカバレッジホールが存在する場合においてカバレッジCov_f2を拡大するときに、カバレッジCov_f1を拡大すると決定する。これにより、カバレッジホールの対処において、カバレッジを増強する効果が得られる。
カバレッジ連携条件の例C−4によれば、カバレッジ決定部52は、第2の搬送周波数f2の第2のカバレッジ決定条件と、第1の搬送周波数f1の第1のカバレッジ決定条件とが同じである場合において、例えば図9に示されるように、カバレッジCov_f2を、破線で示されるカバレッジCov_f2_1から実線で示されるカバレッジCov_f2_2に縮小するときに、カバレッジCov_f1を、破線で示されるカバレッジCov_f1_1から実線で示されるカバレッジCov_f1_2に縮小すると決定する。
例えば、第2の搬送周波数f2の第2のカバレッジ決定条件と、第1の搬送周波数f1の第1のカバレッジ決定条件とが、両方ともに、カバレッジ決定条件の例A−2であるとする。この場合、カバレッジ決定部52は、カバレッジCov_f2の境界付近に電波干渉が発生している場合においてカバレッジCov_f2を縮小するときに、カバレッジCov_f1を縮小すると決定する。これにより、カバレッジの境界付近の電波干渉の対処において、電波干渉の抑制を増強する効果が得られる。
(カバレッジ連携条件の例C−5)
カバレッジ連携条件の例C−5は、カバレッジCov_f2の存在を条件にカバレッジCov_f1を縮小することである。カバレッジ連携条件の例C−5によれば、カバレッジ決定部52は、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2の存在を条件に、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1を縮小する。カバレッジCov_f2の存在を条件にとは、カバレッジCov_f1を縮小した結果として発生する第1の搬送周波数f1のカバレッジホールの範囲の少なくとも一部分に、カバレッジCov_f2が存在することである。より好ましくは、カバレッジCov_f2の存在を条件にとは、カバレッジCov_f1を縮小した結果として発生する第1の搬送周波数f1のカバレッジホールの範囲の全てに、カバレッジCov_f2が存在することである。
ある領域(判断対象領域)にカバレッジCov_f2が及んでいるか否かを判断する方法の例を以下に挙げる。第2の搬送周波数f2を使用して基地局装置20と通信接続する端末装置40が判断対象領域に存在する場合には、判断対象領域にカバレッジCov_f2が及んでいる、と判断する。一方、第2の搬送周波数f2を使用して基地局装置20と通信接続する端末装置40が判断対象領域に所定期間存在しない場合には、判断対象領域にカバレッジCov_f2が及んでいない、と判断する。又は、第2の搬送周波数f2を使用して基地局装置20と通信接続する端末装置40が判断対象領域に所定期間存在しない場合には、カバレッジCov_f2が及んでいない領域(カバレッジホール)が判断対象領域に存在する、と判断してもよい。
カバレッジ連携条件の例C−5の変形例を挙げる。
(カバレッジ連携条件の例C−5の変形例C−5−1)
変形例C−5−1は、カバレッジCov_f2の存在を条件にし、且つ、第1の搬送周波数f1の通信容量の逼迫時に縮小することである。変形例C−5−1によれば、カバレッジ決定部52は、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2の存在を条件に、且つ、第1の搬送周波数f1の通信容量の逼迫時にカバレッジCov_f1を縮小すると決定する。カバレッジ決定部52は、基地局装置20から受信した基地局情報A1のトラフィック負荷情報に基づいて、基地局装置20の第1の搬送周波数f1の通信容量が逼迫しているか否かを判断する。例えば、基地局情報A1のトラフィック負荷情報に含まれる第1の搬送周波数f1の接続端末数が、所定値以上である場合に第1の搬送周波数f1の通信容量が逼迫していると判断し、所定値未満である場合に第1の搬送周波数f1の通信容量が逼迫していないと判断する。
(カバレッジ連携条件の例C−5の変形例C−5−2)
変形例C−5−2は、カバレッジCov_f2の存在を条件にし、且つ、第1の搬送周波数f1の通信容量の余裕発生時に拡大することである。変形例C−5−2によれば、カバレッジ決定部52は、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2の存在を条件に、且つ、第1の搬送周波数f1の通信容量の余裕発生時にカバレッジCov_f1を拡大すると決定する。カバレッジ決定部52は、基地局装置20から受信した基地局情報A1のトラフィック負荷情報に基づいて、基地局装置20の第1の搬送周波数f1の通信容量に余裕が発生しているか否かを判断する。例えば、基地局情報A1のトラフィック負荷情報に含まれる第1の搬送周波数f1の接続端末数が、所定値未満である場合に第1の搬送周波数f1の通信容量に余裕が発生していると判断し、所定値以上である場合に第1の搬送周波数f1の通信容量に余裕が発生していないと判断する。
次に、上述したカバレッジ復帰条件の例を説明する。以下のカバレッジ復帰条件の例の説明では、説明の便宜上、第1の搬送周波数f1の第1のカバレッジ復帰条件を例に挙げる。ここでは、第1のカバレッジ復帰条件は、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2が変更された時に変更された第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1を、第1のカバレッジ決定条件に基づくカバレッジに決定するときの条件とする。
(カバレッジ復帰条件の例D−1)
カバレッジ復帰条件の例D−1は、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2の境界部分の通信品質が安定であることである。例えば図7に示されるように、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2が、破線で示されるカバレッジCov_f2_1から実線で示されるカバレッジCov_f2_2に拡大された時に、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1が、破線で示されるカバレッジCov_f1_1から実線で示されるカバレッジCov_f1_2に拡大されたとする。このとき、カバレッジ復帰条件の例D−1によれば、カバレッジ決定部52は、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2_2の境界部分の通信品質が安定である場合に、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1を元のカバレッジCov_f1_1に決定する。カバレッジ決定部52は、基地局情報A1のカバレッジ品質情報に基づいて、カバレッジCov_f2_2の境界部分の通信品質を一定時間監視し、カバレッジCov_f2_2の境界部分の通信品質が安定であるか否かを判断する。
例えば、第2の搬送周波数f2の第2のカバレッジ決定条件が無線通信品質を重視してカバレッジを決定する場合のカバレッジ決定条件の例A−1やA−2であり、第1の搬送周波数f1の第1のカバレッジ決定条件が基地局装置20の通信容量を重視してカバレッジを決定する場合のカバレッジ決定条件の例B−1やB−2であったとする。ここで、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2を変更することによる悪影響を、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1を変更することによって低減したとする。この場合、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2の変更は第2のカバレッジ決定条件(無線通信品質を重視)に沿ったものであるが、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1の変更は第1のカバレッジ決定条件(基地局装置20の通信容量を重視)に沿ったものではない。このため、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2の境界部分の通信品質が安定であることによって、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1を第1のカバレッジ決定条件(基地局装置20の通信容量を重視)に沿ったものに戻すことは好ましい。
(カバレッジ復帰条件の例D−2)
カバレッジ復帰条件の例D−2は、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1の変更の開始から所定の時間が経過したことである。例えば図7に示されるように、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2が、破線で示されるカバレッジCov_f2_1から実線で示されるカバレッジCov_f2_2に拡大された時に、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1が、破線で示されるカバレッジCov_f1_1から実線で示されるカバレッジCov_f1_2に拡大されたとする。このとき、カバレッジ復帰条件の例D−2によれば、カバレッジ決定部52は、カバレッジCov_f1を拡大するカバレッジ制御情報A3が出力部12から基地局装置20へ送信されてから、所定の時間が経過した時に、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1を元のカバレッジCov_f1_1に決定する。カバレッジ復帰条件の例D−2を満足するかを判断するための所定の時間は、例えば、通信品質の変動やトラフィック負荷の変動などの実測データから予め決定しておく。又は、例えばコンサートの開催等の情報により、予め、通信品質やトラフィック負荷の一時的な変動期間が分かっている場合には、該一時的な変動期間に基づいて該所定の時間を決定しておく。
(カバレッジ復帰条件の例D−3)
カバレッジ復帰条件の例D−3は、基地局装置20のトラフィック負荷が軽減されたことである。例えば、第2の搬送周波数f2の第2のカバレッジ決定条件が基地局装置20の通信容量を重視してカバレッジを決定する場合のカバレッジ決定条件の例B−1やB−2であり、第1の搬送周波数f1の第1のカバレッジ決定条件が無線通信品質を重視してカバレッジを決定する場合のカバレッジ決定条件の例A−1やA−2であったとする。ここで、基地局装置20の一時的なトラフィック負荷の増大の解消のために第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2を変更し、このカバレッジCov_f2の変更による悪影響を、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1を変更することによって低減したとする。この場合、第2の搬送周波数f2のカバレッジCov_f2の変更は第2のカバレッジ決定条件(基地局装置20の通信容量を重視)に沿ったものであるが、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1の変更は第1のカバレッジ決定条件(無線通信品質を重視)に沿ったものではない。このため、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1の変更の開始後から基地局装置20のトラフィック負荷を監視し、この監視データに基づいて基地局装置20のトラフィック負荷が軽減されたと判断された場合には、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1を第1のカバレッジ決定条件(無線通信品質を重視)に沿ったものに戻すことは好ましい。トラフィック負荷が軽減されたと判断する方法として、例えば、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1の変更の開始前後の一定時間当たりのトラフィック負荷の統計値(例えば平均値)を比較し、開始前よりも開始後の方が小さく且つ一定以上の差がある場合に、トラフィック負荷が軽減されたと判断することが挙げられる。又は、第1の搬送周波数f1のカバレッジCov_f1の変更の開始後の基地局装置20のトラフィック負荷が一定の時間以上継続して閾値を下回った場合に、トラフィック負荷が軽減されたと判断することが挙げられる。
上述した第1実施形態によれば、同一の基地局装置20において、複数の搬送周波数のカバレッジの決定を連携することにより、一方の搬送周波数のカバレッジの変更による悪影響を他方の搬送周波数のカバレッジにより低減することができる。さらに、各搬送周波数にカバレッジ決定条件を設けることにより、無線通信環境の変化に応じたカバレッジの調整を実現することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態は第1実施形態の変形例である。図10は、本発明の第2実施形態に係る無線通信システム2を示す構成図である。図10において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図10において、無線通信システム2は、M(Mは、2以上の整数)個の基地局装置20a−1〜Mと、基地局装置20a−1〜Mの各々に対応して設けられるM個のチルト制御装置30−1〜Mと、基地局装置20a−1〜Mの各々に対応して設けられるM個のアンテナ装置31−1〜Mと、端末装置40と、を備える。上述した第1実施形態では、図1に示される制御装置10がM個の基地局装置20−1〜Mを集中制御したが、第2実施形態では、図10に示されるM個の基地局装置20a−1〜Mの各々が搬送波制御部11と出力部12とを備え、M個の基地局装置20a−1〜Mの各々で分散制御する。以下、基地局装置20a−1〜Mを特に区別しないときは「基地局装置20a」と称する。
基地局装置20aは自己のカバレッジ内に存在する端末装置40と無線通信を行う。基地局装置20aは、複数の搬送周波数を使用する。搬送周波数ごとにカバレッジがある。基地局装置20aにおいて、情報出力部21は、基地局情報A1を搬送波制御部11へ送信する。搬送波制御部11は、情報出力部21から受信した基地局情報A1に基づいて、自基地局装置20aの各カバレッジを決定する。搬送波制御部11は、決定したカバレッジについての情報であるカバレッジ決定情報A2を出力部12へ送信する。出力部12は、搬送波制御部11から受信したカバレッジ決定情報A2に基づいて、カバレッジ制御情報A3を制御部22へ送信する。制御部22は、出力部12から受信したカバレッジ制御情報A3に基づいて、自基地局装置20aの各カバレッジを変更するカバレッジ変更制御処理を実行する。基地局装置20aの各部の動作は、上述した第1実施形態の対応する各部と同じである。
上述した第1実施形態に係る制御装置10による集中制御によれば、制御装置10がM個の基地局装置20−1〜Mのカバレッジを管理するので、隣接する基地局装置20のカバレッジ間の状態を把握してカバレッジの長期的な運用を目指したカバレッジ変更を行うことができる。一方、上述した第2実施形態に係る各基地局装置20aによる分散制御によれば、基地局装置20aの各々が自己のカバレッジの状態に基づいて迅速にカバレッジ変更を行うことができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、図6に示す各ステップを実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1,2…無線通信システム、10…制御装置、11…搬送波制御部、12…出力部、20−1〜M…基地局装置、20a−1〜M…基地局装置、21…情報出力部、22…制御部、23…無線部、24…信号処理部、30−1〜M…チルト制御装置、31−1〜M…アンテナ装置、40…端末装置、51…カバレッジ決定条件記憶部、52…カバレッジ決定部、53…基地局管理情報記憶部

Claims (3)

  1. 端末との間の無線通信に複数の搬送周波数を使用する基地局が制御対象である制御情報を出力する制御装置であり、
    前記各搬送周波数のカバレッジを決定する搬送波制御部と、
    前記決定されたカバレッジについての制御情報を出力する出力部と、を備え、
    前記搬送波制御部は、第1のカバレッジ決定条件が設けられた第1の搬送周波数のカバレッジを、第2のカバレッジ決定条件が設けられた第2の搬送周波数のカバレッジ変更時に、前記第2の搬送周波数のカバレッジに基づいて決定し、
    前記搬送波制御部は、前記第2の搬送周波数のカバレッジの境界部分の通信品質が不安定であることを条件に、前記第1の搬送周波数のカバレッジの変更を開始する、
    制御装置。
  2. 端末との間の無線通信に複数の搬送周波数を使用する基地局が制御対象である制御情報を出力する制御方法であり、
    搬送波制御部が、前記各搬送周波数のカバレッジを決定するステップと、
    出力部が、前記決定されたカバレッジについての制御情報を出力するステップと、を含み、
    前記搬送波制御部は、第1のカバレッジ決定条件が設けられた第1の搬送周波数のカバレッジを、第2のカバレッジ決定条件が設けられた第2の搬送周波数のカバレッジ変更時に、前記第2の搬送周波数のカバレッジに基づいて決定し、
    前記搬送波制御部は、前記第2の搬送周波数のカバレッジの境界部分の通信品質が不安定であることを条件に、前記第1の搬送周波数のカバレッジの変更を開始する、
    制御方法。
  3. 端末との間の無線通信に複数の搬送周波数を使用する基地局が制御対象である制御情報を出力する制御処理を行うためのコンピュータプログラムであり、
    前記各搬送周波数のカバレッジを決定する搬送波制御ステップと、
    前記決定されたカバレッジについての制御情報を出力する出力ステップと、をコンピュータに実行させ、
    前記搬送波制御ステップは、第1のカバレッジ決定条件が設けられた第1の搬送周波数のカバレッジを、第2のカバレッジ決定条件が設けられた第2の搬送周波数のカバレッジ変更時に、前記第2の搬送周波数のカバレッジに基づいて決定し、
    前記搬送波制御ステップは、前記第2の搬送周波数のカバレッジの境界部分の通信品質が不安定であることを条件に、前記第1の搬送周波数のカバレッジの変更を開始する、
    コンピュータプログラム。
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