JP6579365B2 - エネルギーハーベスト装置 - Google Patents

エネルギーハーベスト装置

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本発明は機械的な振動エネルギーを、電気エネルギーに変換するエネルギーハーベスト装置に関する。
環境内に存在しながら従来利用されずに捨てられてきたエネルギーを、電力に変換して活用するエネルギーハーベスティングと呼ばれる技術が注目されている。エネルギーハーベスティングの一つとして、機械的な振動エネルギーを圧電素子により電気エネルギーに変換し、電子機器の動作、電池の充電等に利用するエネルギーハーベスト装置が提案されている(特許文献1、2)。
振動エネルギーを電気エネルギーに変換する圧電素子は、従来から圧力センサやアクチュエータ等に広く利用されている素子である。しかし、エネルギーハーベスト装置に利用する場合、圧電素子のインピーダンスが高く変換した電気エネルギーを取り出すことが難しい、また圧電素子による発電は瞬間的で電荷量が少ない等の課題がある。このため、エネルギーハーベスト装置には圧電素子と負荷の間にトランスやスイッチング素子等の整合回路や制御回路を設ける必要があり装置を複雑なものにしていた。
特表2008−537847号公報 特表2013−523080号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、簡単な回路構成で振動エネルギーを電気エネルギーに変換するエネルギーハーベスト装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、機械的振動を電気エネルギーに変換するエネルギーハーベスト装置であって、圧電性高分子フィルムと電極からなる第1圧電素子と、前記第1圧電素子よりも容量が小さい第2圧電素子と、前記第1圧電素子に接続された第1整流器と、前記第1整流器に接続された第1コンデンサと、前記第2圧電素子に接続された第2整流器と、前記第2整流器に接続された第2コンデンサとを備え、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサは直列に接続されることを特徴とする。
前記第2コンデンサの容量は、前記第1コンデンサの容量よりも大きいことを特徴とする。
前記第2圧電素子の容量は、前記第1圧電素子の容量の1/10以下であることを特徴とする。
複数の前記第1圧電素子が前記第1コンデンサに並列に接続されていることを特徴とする。
前記第1圧電素子の出力電圧と前記第2圧電素子の出力電圧は略同位相であることを特徴とする。
前記第1圧電素子は、圧電性高分子フィルムと電極とが複数積層された高分子フィルム積層体であることを特徴とする。
前記第2圧電素子は、高分子フィルムからなるユニモルフタイプまたはバイモルフタイプの圧電素子であることを特徴とする。
前記第1圧電素子のインピーダンスは1GΩ以上であることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な回路構成で圧電素子により振動エネルギーを電力エネルギーに変換するエネルギーハーベスト装置を提供できる。
第1実施形態のエネルギーハーベスト装置構成を示す図。 図1のエネルギーハーベスト装置の回路図 第1圧電素子の構造を示す図。 エネルギーハーベスト装置の出力電圧を示す図。 第2実施形態の回路図。 比較例の回路図。 場所による荷重の位相差を示す図。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号または符号を付している。
図1は本発明の第1実施形態のエネルギーハーベスト装置の構成図であり、図2は図1に示す第1実施形態の回路図である。第1実施形態のエネルギーハーベスト装置は、第1圧電素子1、第1圧電素子よりも容量が小さい第2圧電素子2、第1、第2整流器3、4、及び第1、第2コンデンサ5、6を備える。
第1、第2圧電素子はそれぞれ第1、第2整流器3、4を介して第1、第2コンデンサ5、6に接続される。第1コンデンサ5と第2コンデンサ6は直列に接続され、出力は負荷に接続される。図1、2に示す第1実施形態では、負荷として発光ダイオード7が接続されており、エネルギーハーベスト装置は振動エネルギーを電気エネルギーに変換し発光ダイオード7を光らせる。
第1、第2圧電素子1、2は、それぞれ一方の端部が固定された梁状に支持され、固定された一方の端部の反対側の他端部に、機械的エネルギー源から振動が荷重F(t)として加わる。第1圧電素子1と第2圧電素子2は、荷重F(t)がほぼ同位相で加わるように配置されている。第1、第2圧電素子1、2の支持方法は、振動による荷重Fにより変形を受ける構造であれば梁状に限定されるものではなく、例えば圧電素子の両端が固定され中央に荷重Fが加わる構造、両端に引っ張り方向または圧縮方向の荷重Fが加わる構造としてもよい。
第1圧電素子1は圧電性高分子フィルムと電極からなる。すなわち、圧電性高分子フィルムと電極を積層した構造であり、好ましくは前記構造を複数積層した高分子フィルム積層体からなる。圧電性高分子フィルムは加工が容易であり、硬くて脆い圧電性セラミックスに比べて柔軟性を有し、長期間繰り返し応力が加えられても破損し難いため、エネルギーハーベスト装置の圧電素子に適している。また、高分子フィルム積層体とすることにより、第1圧電素子の容量が大きくなり、発電量を大きくすることができる。
高分子フィルム積層体からなる第1圧電素子1の構造を図3に示す。高分子フィルム積層体は、図3(a)に示すように、L1〜L6層を構成する導電ペーストによって電極12が印刷形成された圧電性高分子フィルム11を積層して、圧電素子の容量を大きくしたものが好ましい。この積層の方向は同一方向の変形に対し、圧電素子の発生電荷が大きくなるように積層することが肝要である。圧電性高分子フィルム11を形成する樹脂としては、ポリフッ化ビニリデンやポリ乳酸などが例示でき、以下でポリ乳酸フィルムの場合を例に説明する。
まず、ポリ乳酸にはL体とD体とが存在し、光学純度が高くなるほど圧電特性が発現しやすく、またポリ乳酸の圧電特性は延伸方向に対して45°の方向にずり変形としてもっとも発現しやすい。そのため、光学純度の高いポリ乳酸フィルムを一軸方向に延伸し、変形に対して最も大きな圧電特性が発現する方向に配置するのが好ましい。
例えばポリL乳酸(PLLA)を主たる成分とする樹脂からなるフィルム層(L1、L3、L5)と、ポリD乳酸(PDLA)を主たる成分とする樹脂からなるフィルム層(L2、L4、L6)を、各層の延伸方向を一致させつつ交互に合計層数が3以上となるように積層することが好ましい。また、ポリL乳酸(PLLA)を主たる成分とする樹脂からなるフィルム層(L1〜L6)のみを用いる場合、L1、L3、L5の各層の延伸方向は一致させ、L2、L4、L6の各層の延伸方向はL1、L3、L5に対し90°回転させた方向に一致させつつ、交互に、合計層数が3以上となるように積層することが好ましい。
このような積層形態をとる理由は、圧電性高分子フィルム11表面に設けられた電極12が、図3(b)に示すように積層体の左右に交互に露出し、それぞれの側面に設けられた電極12によって導通が取られる形態であるため、L1、L3、L5とL2、L4、L6は同一方向の変形に対し、厚み方向に正反対の電荷が発生する形態とするためである。この方向が不一致では、各圧電性高分子フィルム11で発生した電荷が打ち消し合い、得られる発電量が低下してしまう。なお、ここで「主たる」とは、各層を構成する樹脂の質量に対して、ポリ乳酸(ポリL乳酸を主たる成分とする樹脂においてはポリL乳酸、ポリD乳酸を主たる成分とする樹脂においてポリD乳酸)が60質量%以上、好ましくは75質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上、特に好ましくは95質量%以上であることを示す。
図3(b)は、図3(a)の圧電性高分子フィルム11(L1〜L6)を積層した第1圧電素子1の断面を示した図である。圧電性高分子フィルム11表面に設けられた電極12は、積層体の左右に交互に露出し、それぞれの側面に設けられた電極12によって導通が取られる。それぞれの側面に設けられた電極12は第1整流器3に接続される。
第1圧電素子1の圧電性高分子フィルム11の積層数は特に制限されず、目的とする発電量に応じて適宜設定すればよいが、3層以上、5層以上、さらに6層以上が好ましい。積層数の上限は特に制限されないが、過度に厚くなると第1圧電素子1の剛性が過度に強くなり、変形しにくくなるので、厚みで3mm以下、さらに2mm以下であることが好ましい。
図3(c)は高分子フィルム積層体の他の例の断面図である。高分子フィルム積層体は、両面に電極12が形成された圧電性高分子フィルム11を絶縁性接着剤層13によって接合して形成されている。これは、前述の図3(a)で説明したL2、L4、L6層が絶縁性接着剤層13に置換された形態であり、このような積層形態では各圧電性高分子フィルム層は前述のL1、L3、L5の関係になるように同一方向の変形に対し、厚み方向に正反対の電荷が発生する形態であれば良い。
圧電性高分子フィルム11にはポリ乳酸フィルムの他に公知の圧電性高分子フィルムを利用することができる。例えば、ポリフッ化ビニリデンのようなフッ素系圧電性高分子フィルムであっても良い。また、電極12は導電ペーストで形成する他に、金属の蒸着、めっき等によって形成してもよい。
第1圧電素子の形状は、その共振周波数がエネルギー源とする機械的振動の周波数と略等しくなるように設定することが好ましく、高分子フィルム積層体は、圧電性高分子フィルムを10〜50層積層したものが好ましい。また、第1圧電素子のインピーダンスは圧電性高分子フィルム11の表面に多くの電荷を溜められるよう、1GΩ以上であることが好ましい。
第2圧電素子2は第1圧電素子1よりも容量が小さく、特に第1圧電素子1の容量の1/10以下であることが好ましい。このような圧電素子として、例えば2枚の高分子フィルム層の両表面に電極が形成されているバイモルフタイプの圧電素子、又はユニモルフタイプの圧電素子を用いることができる。第2の圧電素子は容量が小さく発生する電荷は小さいが、柔軟で変形量が大きいので、第1圧電素子に比べて高い電圧を発生させることが容易である。第2圧電素子2は振動による荷重F(t)が第1圧電素子1と同位相で加わるよう、第1圧電素子の近傍に配置される。
具体的なユニモルフタイプの圧電素子としては、前述の第1圧電素子で説明した高分子フィルム積層体の積層数を少なくしたもの、最も好ましくは単層のフィルムが挙げられる。また、具体的なバイモルフタイプの圧電素子としては、圧電素子の二つの対向する主面における電荷を付加した場合の伸縮挙動が一方は伸長、他方は収縮となる圧電素子である。具体的な圧電素子としては、ポリL乳酸(PLLA)を主たる成分とする樹脂からなるフィルム層(L1)と、ポリD乳酸(PDLA)を主たる成分とする樹脂からなるフィルム層(L2)を、共押出により積層状態で押出した積層未延伸シートを、一方向に延伸した一軸延伸ポリ乳酸フィルムの両主面にそれぞれ電極を設けたものが挙げられる。特に曲げ変形による圧電特性を大きく発現しやすいことから、エネルギーハーベストとして用いる場合、このバイモルフタイプが好ましい。
第1、第2整流器3、4は、例えばダイオードのブリッジ整流器を用いることができる。第2コンデンサ6の容量は第1コンデンサ5の容量よりも大きく、第1コンデンサ5の容量の5倍程度が好ましい。また、第1コンデンサ5の容量は、第1圧電素子1の容量の約1/10とすることが好ましい。第1、第2コンデンサ5、6の少なくとも一方を容量可変コンデンサとすれば、エネルギーハーベスト装置を組立て後に、エネルギーハーベスト装置の出力が最適となるようにコンデンサの容量を調整することもできる。
次に、第1実施形態のエネルギーハーベスト装置による発電について説明する。図1に示すように、機械的な振動により第1圧電素子1に荷重F(t)が加わり変形が起こると、圧電効果によって振動エネルギーが電気エネルギーに変換される。
第1実施形態では、第1圧電素子1で変換された電気エネルギーを負荷である発光ダイオード7に供給するために、図2に示すように容量が小さい第2圧電素子2と、直列に接続された第1、第2コンデンサ5、6を設けている。
荷重F(t)が第1圧電素子1に加わり変形すると、圧電効果により振動エネルギーが電気エネルギーに変換され、交流電流I1(t)が生じる。第1圧電素子1で発生した交流電流I1(t)は、第1整流器3によって直流にされ第1コンデンサ5に充電される。
また、第2圧電素子2にも、機械的振動により同じ位相の荷重F(t)が加わり、交流電流I2(t)に変換される。交流電流I2(t)は第2整流器4によって直流にされ第2コンデンサ6に充電される。
このとき、第1コンデンサ5の両端には電圧VP1-P2が、また第2コンデンサ6の両端に加は電圧VP2-P3が加わる。
第1圧電素子1は第2圧電素子2よりも容量が大きいので、電圧VP1-P2とVP2-P3が同程度でも、第1圧電素子1が発生する電荷は大きい。このため、電圧VP1-P2とVP2-P3がピークとなった時点において、第1コンデンサ5に蓄えられた電荷Qp1と第2コンデンサ6に蓄えられた電荷Qp2は、
Qp1>Qp2
となる。
荷重F(t)のピークが過ぎ、第1、第2圧電素子1、2の変形が復元方向に向かうと、第1、第2コンデンサ5、6に印加されていた電圧VP1-P2とVP2-P3は急速に0Vに向かう。ピーク時のQp1はQp2より大きく、第2コンデンサ6の容量は第1コンデンサ5の容量よりも大きい。このため、電圧VP2-P3が0Vとなると第1コンデンサ5の負極側にあった電荷は、第1コンデンサ5の負極側に接続された第2コンデンサ6の正極側へと移動する。一方第1コンデンサ5の正極側では負極側の電荷が移動するのに伴い、第1コンデンサ5の正極側から出力として発光ダイオード7へと流れる。このとき、第2圧電素子2による電圧がバイアスとして加わり、負荷である発光ダイオード7の両端に加わるエネルギーハーベスト装置の出力電圧VP4-P5のピーク電圧は、第1圧電素子1の出力電圧VP1-P2のピーク電圧よりも大きくなる。
このようにして、第1圧電素子1によって発電された電力は、発光ダイオード7に供給される。第1圧電素子1を高分子フィルム積層体とすると容量を大きくできるが剛性が高まる。このため荷重が加わったときの変形量が小さくなるため高い出力電圧を得ることが難しくなる。しかし、第1実施形態では第2圧電素子2と第2コンデンサ6を設けることにより、昇圧して第1圧電素子1によって発電された電力を発光ダイオード7に供給することができる。
実施例として、図2の回路において圧電性高分子フィルム11を20層積層した高分子フィルム積層体で容量98nFの第1圧電素子1と、2枚の高分子フィルムを積層したバイモルフ構造で容量1nFの第2圧電素子2を用い、第1、第2コンデンサ5、6の容量をそれぞれ10nF、47nFとしたエネルギーハーベスト装置で出力を測定した。第1、第2整流器3、4にはダイオードのブリッジ整流器を用い、抵抗8、9はそれぞれ10MΩである。
図4に図2のP1−P2、P2−P3、P4−P5で測定した電圧を示す。実施例ではエネルギーハーベスト装置の出力であるP4−P5のピーク電圧を、P1−P2のピーク電圧より大きくできた。実施例のエネルギーハーベスト装置の出力は、電圧、電流のピーク値として2.2V、20mAが得られ、発光ダイオード7を光らせることができた。
比較例として、実施例と同じ第1圧電素子1を用い、図6に示す回路のエネルギーハーベスト装置に、同じ強度、周期の機械的振動を加えたが、十分な電圧、電流を出力することができず、発光ダイオード7を光らせることはできなかった。
本発明の第2実施形態を図5に示す。第2実施形態は第1実施形態の第1圧電素子1を複数個並列に配置し、より多くの電気エネルギーを得るものである。第1圧電素子1からの出力は第1整流器3で整流された後、位相マッチング回路10により略同位相とされて第1コンデンサ5に充電される。
第1圧電素子1を複数設ける場合、配置場所によって機械的振動に位相差が生じる場合がある。例えば、図7に示すように距離の離れたA点とB点で機械的振動による荷重に位相差が生じていると、A点に設けられた第1圧電素子と、B点に設けられた第1圧電素子とでは、圧電素子からの出力にも位相差が生じる。
第2実施形態では個々の第1圧電素子1に位相マッチング回路10を設けて出力の位相を調整し、第2圧電素子2からの出力と同期するようにしている。個々の第1圧電素子1ごとに位相を調整し、第1コンデンサ5に加わる電圧のピークと、第2コンデンサ6に加わる電圧のピークのタイミングを略一致させる。位相マッチング回路は、遅延経路などによって構成できる。
第2実施形態においても位相マッチング回路10により、複数の第1圧電素子1からの出力を、第2圧電素子2の出力と同期させることにより、出力電圧を高くして負荷に電力を供給することができる。なお、図5では位相マッチング回路10を各第1整流器3の出力側に接続し、整流後に位相のマッチングを行っているが、第1圧電素子1の後に位相マッチング回路10を設けて同位相の出力としてから整流器3に入力する回路構成とすれば、複数設けている第1整流器3を共通にして、整流器3を1つに削減することも可能である。
本発明では、トランスやスイッチング素子などのインピーダンスマッチング回路や昇圧回路を設けることなく、回路構成を簡略化できるため、低コストで小型、軽量のエネルギーハーベスト装置を提供することができる。
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明は実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
1 第1圧電素子
2 第2圧電素子
3 第1整流器
4 第2整流器
5 第1コンデンサ
6 第2コンデンサ

Claims (8)

  1. 機械的振動を電気エネルギーに変換するエネルギーハーベスト装置であって、
    圧電性高分子フィルムと電極からなる第1圧電素子と、
    圧電性高分子フィルムと電極からなり、前記第1圧電素子よりも容量が小さく柔軟で変形量の大きい第2圧電素子と、
    前記第1圧電素子に接続された第1整流器と、前記第1整流器に接続された第1コンデンサと、
    前記第2圧電素子に接続された第2整流器と、前記第2整流器に接続された第2コンデンサとを備え、
    前記第1圧電素子と前記第2圧電素子とは積層されておらず別々に配置され
    前記第2圧電素子は前記第1圧電素子の近傍に配置され、
    前記第1コンデンサと前記第2コンデンサは直列に接続されることを特徴とするエネルギーハーベスト装置。
  2. 前記第2コンデンサの容量は、前記第1コンデンサの容量よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のエネルギーハーベスト装置。
  3. 前記第2圧電素子の容量は、前記第1圧電素子の容量の1/10以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のエネルギーハーベスト装置。
  4. 複数の前記第1圧電素子が前記第1コンデンサに並列に接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のエネルギーハーベスト装置。
  5. 前記第1圧電素子の出力電圧と前記第2圧電素子の出力電圧は略同位相であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のエネルギーハーベスト装置。
  6. 前記第1圧電素子は、圧電性高分子フィルムと電極とが複数積層された高分子フィルム積層体であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のエネルギーハーベスト装置。
  7. 前記第2圧電素子は、高分子フィルムからなるユニモルフタイプまたはバイモルフタイプの圧電素子であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のエネルギーハーベスト装置。
  8. 前記第1圧電素子のインピーダンスは1GΩ以上であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のエネルギーハーベスト装置。
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