JP2014039405A - 振動発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部振動の方向に依存することなく効率よく発電を行うことができ、しかも小型化に適した振動発電装置を提供する。
【解決手段】筐体11が、上下壁が正方形の四角柱からなり、筐体11の4つの側壁11a、11b、11c、11dの内面のそれぞれの高さ方向中央部に、電極を有する圧電素子であるばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dを、筐体11の高さ方向中央部断面において中心対称になるように固定し、筐体11の4つの側壁11a、11b、11c、11dの内面に固定した4本のばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dの自由端の部分と、筐体の上下壁11e、11fにより、筐体11の内部の中心部に空間10を形成し、その空間10の中に一つの錘14を配置した振動発電装置。
【選択図】図1
【解決手段】筐体11が、上下壁が正方形の四角柱からなり、筐体11の4つの側壁11a、11b、11c、11dの内面のそれぞれの高さ方向中央部に、電極を有する圧電素子であるばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dを、筐体11の高さ方向中央部断面において中心対称になるように固定し、筐体11の4つの側壁11a、11b、11c、11dの内面に固定した4本のばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dの自由端の部分と、筐体の上下壁11e、11fにより、筐体11の内部の中心部に空間10を形成し、その空間10の中に一つの錘14を配置した振動発電装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、機械的な振動エネルギーを電気エネルギーに変換する、小型・携帯型の装置に適した振動発電装置に関する。
小型携帯機器に用いられる電池の長寿命化の方策の1つとして、人や動物の振動(機械エネルギー)を電気エネルギーに変換する小型の振動発電機を利用する方法が提案されている。
振動発電の方式は電磁誘導方式、エレクトレット等の静電誘導方式、圧電方式の3種に分類されるが、圧電方式は構造をシンプルにできるため小型化に有利である。
圧電素子を利用する構造には幾つかあるが、その内の典型的な二つは以下である。
たとえば、板状の圧電素子の一端を固定しもう片方を自由端にして錘を設置した片持ち梁(はり)構造にして、外力により固定端を振動させ、自由端を共振させ圧電素子を変形することで発電を行う方式や板状の圧電素子を鋼体により打撃して圧電素子を歪ませることで発電を行う方式がある。
振動発電の具体例として、転動子を圧電素子に衝突させて発電する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この方法では、転動室を有するケース内に弾性体を介して支持された圧電素子と、転動室を移動して圧電素子に打撃を加える転動子とを備え、弾性体は、圧電素子の外周部を少なくとも二ヵ所支持した発電装置により、振動により衝撃物が移動して圧電素子を打撃することにより発電する。
また、2次元方向の振動に対応した振動発電機が開示されている(例えば、特許文献2参照)。この振動発電機では、筒状の圧電素子と、棒状の片持ち梁と、片持ち梁の自由端部に固定され、圧電素子の内周面を打撃する振動子と、梁の他方の端部を固定する台座とで構成され、振動子が筒状の圧電素子の中心軸に鉛直な2軸方向の振動によって圧電素子の内周面を打撃することにより発電する。圧電素子はスペーサーを介し複数個所で台座に支持されている。
また、2次元方向の外力により、圧電板を一斉に撓ませて発電し、電気エネルギーを得る方法が開示されている例えば、特許文献3参照)。この方法では、凸状または山形状に屈曲した矩形状に貼着した圧電板を有する複数の板状圧電素子と、圧電素子の長手方向の一端を保持する円形断面の中空状の第1の保持部材と、圧電素子の長手方向の別の一端を保持し、第1の保持部材の断面の中心部に位置する第2の保持部材とで構成され、第1の保持部材又は第2の保持部材に加えられる2次元方向の外力により、圧電板が一斉に撓む。
圧電素子を共振により変形することで発電を行なう方式の場合、外部振動と圧電素子の変形方向とを同一方向にそろえないと効率的に発電することができない。また打撃による方式においても打撃子である剛体の運動方向は外部振動の方向に依存するが、この運動方向が圧電素子面に向かっていないと効率の良い発電ができない。
特許文献1、2に開示されている方法では、振動子の衝撃力によって圧電素子を破損する恐れがあり、信頼性を高くすることに課題があった。また、圧電素子が複数個所で支持されているので、圧電素子の大きな変位を得ることが難しいという問題があった。
大きな起電力を得るには変位を大きくとる構造が望ましい。特許文献3に開示されている方法では、両持ち梁構造を用いており、また、構成している圧電素子に振動による外力が分散されるため、構造上圧電素子の大きな変位を得ることが難しいので、発電機の小型化が困難であるという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたもので、外部振動の方向に依存することなく効率よく発電を行うことができ、しかも小型化に適した振動発電装置を提供することを目的とする。
本発明に係る振動発電装置の特徴は、筐体の内部に、1本又は複数本のばね性片持ち梁と、1つ又は複数の錘と、を少なくとも備え、そのばね性片持ち梁は圧電体から構成され、そのばね性片持ち梁は両面に電極を有し、そのばね性片持ち梁の長手方向が筐体の上下壁に平行になるように固定するとともに、そのばね性片持ち梁のもう1方の端部を自由端とし、筐体の内部に、少なくとも1本のそのばね性片持ち梁を1辺とする空間を1つ又は複数形成し、錘はその空間に1つずつ配置され、その空間の中で自由運動することを要旨とする。
ここで、筐体は、同一形状、寸法の上壁及び下壁と、上壁及び下壁に垂直な側壁によって囲まれた中空部を有する。以下、上壁及び下壁をX−Y軸とし、側壁の高さ方向をZ軸とする筐体配置とする。
空間の中で自由運動する錘が圧電体から構成されるばね性片持ち梁に衝突すると、ばね性片持ち梁の自由端が変位して発電する。本発明の振動発電装置は、この発電電流を取り出して利用するためのものである。
筐体が、上下壁が正方形の四角柱からなり、筐体の4つの側壁の内面のそれぞれの高さ方向中央部に、ばね性片持ち梁の電極を有する面を、筐体の高さ方向中央部断面において中心対称になるように固定し、筐体の4つの側壁の内面に固定した4本のばね性片持ち梁の自由端の部分と、筐体の上下壁により、筐体の内部の中心部に空間を形成し、その空間の中に一つの錘を配置した振動発電装置を構成することができる。
この構成では、筐体の中心部に、4本のばね性片持ち梁と、筐体の上下壁によって囲まれる空間が形成され、この空間の中に配置された錘のX−Y面における2次元運動に対して、4本のばね性片持ち梁の変位により発電が生じる。
類似の構成として、筐体が、上下壁が三角形の三角柱からなり、記筐体の3つの側壁の内面のそれぞれの高さ方向中央部に、ばね性片持ち梁の一端を、筐体の高さ方向中央部断面において中心対称になるように固定し、筐体の3つの側壁の内面に固定した3本のばね性片持ち梁と、筐体の上下壁により、筐体の内部の中心部に空間を形成し、その空間の中に一つの錘を配置した振動発電装置が可能である。
筐体の内部に、1つ又は複数のブロックを固定し、その1つ又は複数のブロックのそれぞれに、1つ又は複数のばね性片持ち梁の一端を固定して空間を形成すると、空間形成の自由度が高まる。
空間の筐体の高さ方向の上下部分に1本ずつ、ばね性片持ち梁を固定することにより、この空間の中に配置された錘のX−Y−Z軸における3次元運動に対して、ばね性片持ち梁により起電力が発生する。
ばね性片持ち梁の自由端の端部をはさんで空間の反対側に、ストッパを設けることにより、ばね性片持ち梁の自由端の最大変位を設定することができる。
圧電体はモノモルフ構造又はバイモルフ構造のいずれでもよい。
錘は自由運動させるため、球形状をしていることが好ましい。
ばね性片持ち梁に設けられた電極から取り出した電流をそれぞれ全波整流器により交直変換して直流とし、それらの直流をすべて1つの蓄電装置に蓄積してから出力することができる。
蓄電装置としては、2次電池またはコンデンサ(キャパシタとも呼ばれる)を用いることができる。
本発明によれば、外部振動の方向に依存することなく効率よく発電を行うことができ、しかも小型化に適した振動発電装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)について詳細に説明する。
ここで、ばね性片持ち梁とは可逆的変形可能な圧電体と、前記圧電体の片面または両面に形成された電極によって構成される板状の発電体である。
ここで、ばね性片持ち梁とは可逆的変形可能な圧電体と、前記圧電体の片面または両面に形成された電極によって構成される板状の発電体である。
筐体の側壁にばね性片持ち梁を固定した振動発電装置を第1実施形態、筐体の内部に設けたブロックにばね性片持ち梁を固定した振動発電装置を第2実施形態とする。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施例1に係る、錘のX−Y2次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図1(a)は、X−Y平面断面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A矢視図である。
図1は、本発明の実施例1に係る、錘のX−Y2次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図1(a)は、X−Y平面断面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A矢視図である。
振動発電装置1は、X−Y平面において正方形をなす筐体11の内部に、電極13a、13b、13c、13dをそれぞれ有する4本のばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dと、錘14と、ストッパ15a、15b、15c、15dとを備える。ばね性片持ち梁12aは筐体11の側壁11aに、ばね性片持ち梁12bは側壁11bに、ばね性片持ち梁12cは側壁11cに、ばね性片持ち梁12dは側壁11dに、それぞれ垂直に、4本のばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dがX−Y面内で中心対称になるように、電極13a、13b、13c、13dを有する端部が固定されている。図1(b)に示したように、筐体11のZ軸方向上下には、上壁11e、下壁11fが配置されており、筐体1の中央部には、4本のばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dの自由端の端部と、筐体11の上壁11eと、下壁11fで囲まれた空間10が形成されている。空間10の中に錘14が運動自由に配置されており、4本のばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dの自由端の端部を挟んで、空間10の反対側に、順にストッパ15a、15b、15c、15dが設けられている。
筐体11は、金属製でもポリマー製でもよい。
ストッパ15a、15b、15c、15dは、筐体11に固定されており、筐体11と同じ材料からなる。
ばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dは、ポリフッ化ビニリデン等のポリマーや、セラミックスの圧電体から構成することができるが、破壊耐性の大きいポリマー圧電体が有利である。ばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dは、バイモルフ構造でも、モノモルフ構造でもよい。
図3は、図1(a)のB−B矢視図であり、ばね性片持ち梁12cの両側に電極13cを設けた部分のバイモルフ構造断面構成を示したものである。図3(a)は、中心の接着層12tの両側に圧電体12を配置した構造であり、図3(b)は、中心の金属板12mの両側に圧電体12を配置した構造である。本発明の実施形態で用いるばね性片持ち梁は、すべて上記と同様の断面構成を有する。
錘14は金属製が好ましく、形状は、ころがり易い球状が好ましい。
筐体1が振動すると、空間10内で錘14のX−Y面内での2次元運動を生じ、錘14がばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dの自由端部付近を押して圧電体を大きく変位させることにより発電する。
ばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dの自由端部が曲った時に、電極13a、13b、13c、13dを設けた部分に大きな応力が加わるが、圧電体に、ばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dの自由端部の変位はストッパ15a、15b、15c、15dにより制限されるので、ばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dの圧電体の破壊が起こらない構造になっている。
図4は、振動発電装置1で発電された電力を取り出す交直変換回路を示したものである。交直変換回路18には、ばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dの各圧電体に対し、それぞれ全波整流器16a、16b、16c、16dが設けられており、それぞれの圧電体による直流電力が加算されて蓄電装置としてのコンデンサ17に蓄積される。蓄電装置には2次電池を用いてもよい。
圧電体を利用した振動発電装置において大きな電力を得るには、(イ)質量の大きな錘と、(ロ)圧電体の変位を大きくする構造、が重要である。本発明の実施形態では、圧電体からなるばね性片持ち梁を用いているので、振動による錘の慣性力がそれぞれの圧電体に独立に印加されるため、圧電体の変位を大きくとることができる。また、第1実施形態においては錘が1つであり、錘の質量を比較的大きくすることができるため大きな電力を得ることができる。さらに、錘を複数の圧電素子で共有することができるため構造がシンプルになる。圧電体が片持ち梁構造であると、梁の変位が大きく取れるため錘がぶつかる時の衝突のエネルギーを変位により効率よく吸収するので圧電体へのダメージが少ないという利点もある。これらのことから、本発明の振動発電装置は発電装置の小型化に適している。
(第2実施形態)
図6は、本発明の実施例4に係る、2つの錘の直交する1次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図6(a)、(b)ともに、X−Y平面断面図である。
図6は、本発明の実施例4に係る、2つの錘の直交する1次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図6(a)、(b)ともに、X−Y平面断面図である。
図6(b)の振動発電装置4’は、図6(a)の振動発電装置4の2本のばね性片持ち梁42a、42bを1本の圧電体から形成したこと以外は、機能的には図6(a)の振動発電装置4と同様であるので、以下図6(a)の振動発電装置4の構成について説明する。図6(b)の符号は、図6(a)の符号に’をつけて示した。
振動発電装置4は、X−Y平面において正方形をなす筐体41の内部に、電極43a、43bを有する2本のばね性片持ち梁42a、42bと、錘44a、44bと、ブロック46と、ストッパ45とを備える。ばね性片持ち梁42aはX方向に、ばね性片持ち梁42bはY方向に、ばね性片持ち梁42a、42bが90°の角度をなすように、電極43a、43bをそれぞれ有する端部がブロック46に固定されている。図1(b)に示したように、筐体41のZ軸方向上下には、上壁(図示せず)、下壁(図示せず))が配置されており、筐体41の内部には、空間40a、40bが形成されている。空間40aは、ばね性片持ち梁42a自由端の端部と、筐体11の側壁41a、41dと、筐体11の上壁、下壁で囲まれている。空間40bは、ばね性片持ち梁42bの自由端の端部と、筐体11の側壁41b、41cと、筐体11の上壁、下壁で囲まれている。空間40a、40bの中には、錘44a、44bが運動自由に入れられている。ばね性片持ち梁42aの自由端の端部を挟んで、空間40aの反対側、及び、ばね性片持ち梁42bの自由端の端部を挟んで、空間40bの反対側に、ストッパ45が設けられている。
ストッパ45、ブロック46は筐体41に固定されており、ともに筐体41と同じ材料からなる。
筐体4が振動すると、空間40a内では錘44aのY軸方向の1次元運動を生じ、錘44aがばね性片持ち梁42aの自由端部付近を押して圧電体を大きく変位させることにより発電する。また、空間40b内では錘44bのX軸方向の1次元運動を生じ、錘44bがばね性片持ち梁42bの自由端部付近を押して圧電体を大きく変位させることにより発電する。
振動発電装置4で発電された電力は、図4に示した交直変換回路18と同様のものを用いて取り出すことができるが、振動発電装置4に対しては、全波整流器を2つ備えた交直変換回路を用いることができる。
本発明の振動発電装置は、公知の技術を用いて製造することができる。筐体、ブロックの製造は、金属製とする場合にはダイカスト法、ポリマー製とする場合には射出成型法によるのが、製造コストの観点で好ましい。ばね性片持ち梁の、筐体の側壁やブロックへの固定は、ばね性片持ち梁の自由端部が変位したときに固定端部に大きな曲げ応力が加わるので、筐体の側壁やブロックに穴をあけてばね性片持ち梁の固定端を挿入して接着するなどして、機械的に強度を高めるのが好ましい。
以下、第1実施形態に係る実施例1〜3、第2実施形態に係る実施例4〜7について説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1に係る、錘のX−Y2次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図1(a)は、X−Y平面断面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A矢視図である。これらについては、(第1実施形態)で説明したので、重複を避けるため、詳細は省略する。
図1は、本発明の実施例1に係る、錘のX−Y2次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図1(a)は、X−Y平面断面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A矢視図である。これらについては、(第1実施形態)で説明したので、重複を避けるため、詳細は省略する。
振動発電装置1の中央部に、4本のばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dの自由端部と、筐体11の上壁11eと、筐体11の下壁11fとによって囲まれる空間10を形成し、空間10の中に金属製の球状の錘14を運動自由に配置した。
振動発電装置1を振動させたときに、錘14が空間10内でX−Y2次元運動をして、ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)からなるバイモルフ構造の4本のばね性片持ち梁12a、12b、12c、12dの自由端部を押すことにより発生した電流を、図4に示した、全波整流器16a、16b、16c、16dを備えた交直変換回路18により直流とし、コンデンサ17に蓄電した。
(実施例2)
図2は、本発明の実施例2に係る、錘のX−Y−Z3次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図2(a)は、X−Y平面断面図であり、図2(b)は図2(a)のC−C矢視図である。
図2は、本発明の実施例2に係る、錘のX−Y−Z3次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図2(a)は、X−Y平面断面図であり、図2(b)は図2(a)のC−C矢視図である。
図2(a)に示した振動発電装置2の構成は、図1(a)に示した振動発電装置1の構成と同様である。振動発電装置2においては、図2(b)に示したように、空間20のZ軸方向の上下に、ばね性片持ち梁22e、22fを設けた。従って、空間20は、6本のばね性片持ち梁22a、22b、22c、22d、22e、22fによって囲まれた空間となる。空間20の中に金属製の球状の錘24を運動自由に配置した。
振動発電装置2を振動させたときに、錘24が空間20内でX−Y−Z3次元運動をして、ポリフッ化ビニリデン樹脂からなるバイモルフ構造の6本のばね性片持ち梁22a、22b、22c、22d、22e、22fの自由端部を押すことにより発生した電流を、図4に示した交直変換回路18と同様の、6つの全波整流器を備えた交直変換回路により直流とし、コンデンサに蓄電した。
(実施例3)
図5は、本発明の実施例3に係る、錘のX−Y2次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図5(a)は、X−Y平面断面図であり、図5(b)は図3(a)のD−D矢視図である。
図5は、本発明の実施例3に係る、錘のX−Y2次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図5(a)は、X−Y平面断面図であり、図5(b)は図3(a)のD−D矢視図である。
図5(a)に示した振動発電装置3の基本構成は、図1(a)に示した振動発電装置1の構成と同様である。振動発電装置3は、X−Y平面において三角形をなす筐体31の内部に、電極33a、33b、33cをそれぞれ有する3本のばね性片持ち梁32a、32b、32cと、錘34と、ストッパ35a、35b、35cとを備える。ばね性片持ち梁32aは筐体11の側壁31aに、ばね性片持ち梁32bは側壁31bに、ばね性片持ち梁32cは側壁31cに、それぞれ垂直に、3本のばね性片持ち梁32a、32b、32cがX−Y面内で中心対称になるように、電極33a、33d、33cを有する端部を固定した。図5(b)に示したように、筐体31のZ軸方向上下には、上壁31e、下壁31fを配置し、筐体3の中央部には、3本のばね性片持ち梁32a、32b、32cの自由端の端部と、筐体31の上壁31eと、下壁31fで囲まれた空間30を形成した。空間30の中に錘34を運動自由に配置し、3本のばね性片持ち梁32a、32b、32cの自由端の端部を挟んで、空間30の反対側に、順にストッパ35a、35b、35cを設けた。
振動発電装置2を振動させたときに、金属製の球状の錘24が空間20内でX−Y−Z3次元運動をして、ポリフッ化ビニリデン樹脂からなるバイモルフ構造の6本のばね性片持ち梁22a、22b、22c、22d、22e、22fの自由端部を押すことにより発生した電流を、図4に示した交直変換回路18と同様の、6つの全波整流器を備えた交直変換回路により直流とし、コンデンサに蓄電した。
振動発電装置3を振動させたときに、金属製の球状の錘34が空間30内でX−Y2次元運動をして、ポリフッ化ビニリデン樹脂からなるバイモルフ構造の3本のばね性片持ち梁32a、32b、32cの自由端部を押すことにより発生した電流を、図4に示した交直変換回路18と同様の、3つの全波整流器を備えた交直変換回路により直流とし、コンデンサに蓄電した。
実施例3は、空間30内でX−Y2次元運動する錘34に対する構成として説明したが、実施例2の図2(b)で示したのと同様に、空間30の高さ方向(Z軸方向)の上下に1本ずつばね性片持ち梁を設けて、空間30内でX−Y−Z3次元運動する錘34に対する構成とすることもできる。
(実施例4)
図6は、本発明の実施例4に係る、2つの錘の直交する1次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図6(a)、(b)ともに、X−Y平面断面図である。これらについては、(第2実施形態)で説明したので、重複を避けるため、詳細は省略する。
図6は、本発明の実施例4に係る、2つの錘の直交する1次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図6(a)、(b)ともに、X−Y平面断面図である。これらについては、(第2実施形態)で説明したので、重複を避けるため、詳細は省略する。
図6(b)の振動発電装置4’は、図6(a)の振動発電装置4の2本のばね性片持ち梁42a、42bを1本の圧電体から形成したこと以外は、機能的には図6(a)の振動発電装置4と同様である。図6(b)の符号は、図6(a)の符号に’をつけて示した。
振動発電装置4では、図6(a)に示したように、ばね性片持ち梁42aと、ブロック46と、筐体41の側壁41a、41dと、筐体41の上下壁(図示せず)によって囲まれた空間40aの中に錘44aを運動自由に設けた。さらに、ばね性片持ち梁42bと、ブロック46と、筐体41の側壁41b、41cと、筐体41の上下壁(図示せず)によって囲まれた空間40aの中に錘44bを運動自由に設けた。
振動発電装置4を振動させたときに、金属製の球状の錘44aが空間40a内でY軸方向の1次元運動をして、ポリフッ化ビニリデン樹脂からなるバイモルフ構造のばね性片持ち梁42aの自由端部を押すことにより電流が発生した。同時に、金属製の球状の錘44bが空間40b内でX軸方向の1次元運動をして、ポリフッ化ビニリデン樹脂からなるバイモルフ構造のばね性片持ち梁42bの自由端部を押すことにより電流が発生した。これらの電流を、図4に示した交直変換回路18と同様の、2つの全波整流器を備えた交直変換回路により直流とし、コンデンサに蓄電した。
実施例4は、空間40a内でY軸方向の1次元運動する錘44a、及び空間40b内でX軸方向の1次元運動する錘44aに対する構成として説明したが、実施例2の図2(b)で示したのと同様に、空間40a、40bの高さ方向(Z軸方向)の上下に1本ずつばね性片持ち梁を設けて、空間40a内でY−Z2次元運動する錘44a、及び空間40b内でX−Z2次元運動する錘44bに対する構成とすることもできる。
(実施例5)
図7は、本発明の実施例5に係る、2つの錘の直交する1次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図7(a)、(b)ともに、X−Y平面断面図である。
図7は、本発明の実施例5に係る、2つの錘の直交する1次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図7(a)、(b)ともに、X−Y平面断面図である。
図7(b)の振動発電装置4’は、図7(a)の振動発電装置4の2本のばね性片持ち梁52a、52bを1本の圧電体から形成したこと以外は、機能的には図7(a)の振動発電装置4と同様である。図7(b)の符号は、図7(a)の符号に’をつけて示した。
実施例5の振動発電装置5においては、図6(a)に示したばね性片持ち梁42a、42bを、図7(a)に示したように、それぞれ、筐体41の側壁41d、41cの側に配置して、ばね性片持ち梁52a、52bとしたものである。
実施例5の振動発電装置5の作用、機能は上記実施例4の振動発電装置4の作用、機能と同様である。
(実施例6)
図8は、本発明の実施例6に係る、2つの錘の直交する1次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図8(a)、(b)ともに、X−Y平面断面図である。
図8は、本発明の実施例6に係る、2つの錘の直交する1次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図8(a)、(b)ともに、X−Y平面断面図である。
図8(b)の振動発電装置6’は、図8(a)の振動発電装置4の2本のばね性片持ち梁62a、62bを1本の圧電体から形成したこと以外は、機能的には図8(a)の振動発電装置6と同様である。図8(b)の符号は、図8(a)の符号に’をつけて示した。
振動発電装置6では、図8(a)に示したように、2本のばね性片持ち梁62a、62cと、ブロック66bと、筐体61の側壁61aと、筐体61の上下壁(図示せず)によって囲まれた空間60aの中に錘64aを運動自由に設けた。さらに、2本のばね性片持ち梁62b、62dと、ブロック66cと、筐体61の側壁61bと、筐体61の上下壁(図示せず)によって囲まれた空間60bの中に錘64bを運動自由に設けた。
振動発電装置6を振動させたときに、金属製の球状の錘64aが空間60a内でY軸方向の1次元運動をして、ポリフッ化ビニリデン樹脂からなるバイモルフ構造のばね性片持ち梁62a,62cの自由端部を押すことにより電流が発生した。同時に、金属製の球状の錘64bが空間60b内でX軸方向の1次元運動をして、ポリフッ化ビニリデン樹脂からなるバイモルフ構造のばね性片持ち梁62b、62dの自由端部を押すことにより電流が発生した。これらの電流を、図4に示した交直変換回路18と同様の、2つの全波整流器を備えた交直変換回路により直流とし、コンデンサに蓄電した。
実施例6は、空間60a内でY軸方向の1次元運動する錘64a、及び空間60b内でX軸方向の1次元運動する錘64aに対する構成として説明したが、実施例2の図2(b)で示したのと同様に、空間60a、60bの高さ方向(Z軸方向)の上下に1本ずつばね性片持ち梁を設けて、空間60a内でY−Z2次元運動する錘64a、及び空間60b内でX−Z2次元運動する錘64bに対する構成とすることもできる。
(実施例7)
図9は、本発明の実施例7に係る、2つの錘のX−Y2次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図9(a)、(b)ともに、X−Y平面断面図である。
図9は、本発明の実施例7に係る、2つの錘のX−Y2次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図9(a)、(b)ともに、X−Y平面断面図である。
図9(b)の振動発電装置7’は、図8(a)の振動発電装置7の2本のばね性片持ち梁72a、72bを1本の圧電体から、2本のばね性片持ち梁72c、72dを1本の圧電体から形成したこと以外は、機能的には図9(a)の振動発電装置7と同様である。図9(b)の符号は、図9(a)の符号に’をつけて示した。
振動発電装置7では、図9(a)に示したように、2本のばね性片持ち梁72a、72cと、ブロック76cと、筐体71の上下壁(図示せず)によって囲まれた空間70aの中に錘74aを運動自由に設けた。さらに、2本のばね性片持ち梁72b、72dと、ブロック76cと、筐体71の上下壁(図示せず)によって囲まれた空間70bの中に錘74bを運動自由に設けた。
振動発電装置7を振動させたときに、金属製の球状の錘74aが空間70a内でY−Y2次元運動をして、ポリフッ化ビニリデン樹脂からなるバイモルフ構造のばね性片持ち梁72a,72cの自由端部を押すことにより電流が発生した。同時に、金属製の球状の錘74bが空間70b内でX−Y2次元運動をして、ポリフッ化ビニリデン樹脂からなるバイモルフ構造のばね性片持ち梁72b、72dの自由端部を押すことにより電流が発生した。これらの電流を、図4に示した交直変換回路18と同様の、4つの全波整流器を備えた交直変換回路により直流とし、コンデンサに蓄電した。
実施例7は、空間70a内でX−Y2次元運動する錘74a、及び空間70b内でX−Y2次元運動する錘74aに対する構成として説明したが、実施例2の図2(b)で示したのと同様に、空間70a、70bの高さ方向(Z軸方向)の上下に1本ずつばね性片持ち梁を設けて、空間70a内でX−Y−Z3次元運動する錘74a、及び空間70b内でX−Y−Z3次元運動する錘74bに対する構成とすることもできる。
(実施例8)
実施例8は本発明の実施例1の変形例である。図10は、本発明の実施例8に係る、錘のX−Y2次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図10(a)は、4本のばね性片持ち梁の一端を筐体の4隅にそれぞれ固定した場合のX−Y平面断面図であり、図10(b)は筐体に円筒を用いた場合のX−Y平面断面図である。
実施例8は本発明の実施例1の変形例である。図10は、本発明の実施例8に係る、錘のX−Y2次元運動に対応した振動発電装置を示す図であり、図10(a)は、4本のばね性片持ち梁の一端を筐体の4隅にそれぞれ固定した場合のX−Y平面断面図であり、図10(b)は筐体に円筒を用いた場合のX−Y平面断面図である。
図10(a)に示したように、実施例8においては、ばね性片持ち梁12a’の一端は筐体11’の側壁11a’と11b’によって形成される隅に、ばね性片持ち梁12b’の一端は筐体11’の側壁11b’と11c’によって形成される隅に、ばね性片持ち梁12c’の一端は筐体11’の側壁11c’と11d’によって形成される隅に、ばね性片持ち梁12d’の一端は筐体11’の側壁11d’と11a’によって形成される隅に、それぞれ固定した。
図1(a)に示した実施例1の振動発電装置1の筐体11の内部の部材寸法と
幾何学的部材配置の寸法と、図10(a)に示した実施例8の振動発電装置1’の筐体11の内部の部材寸法と幾何学的部材配置の寸法をすべて同様とすると、実施例8の筐体11’のサイズは、実施例1の筐体11のサイズより一回り小さくなる。従って、図10(a)に示した実施例8においては、実施例1よりも振動発電装置の小型化が達成できた。
幾何学的部材配置の寸法と、図10(a)に示した実施例8の振動発電装置1’の筐体11の内部の部材寸法と幾何学的部材配置の寸法をすべて同様とすると、実施例8の筐体11’のサイズは、実施例1の筐体11のサイズより一回り小さくなる。従って、図10(a)に示した実施例8においては、実施例1よりも振動発電装置の小型化が達成できた。
図10(b)は、実施例8において、図11(a)の筐体11’の代りに、円筒状の筐体11”を用いた例である。
図1(a)に示した実施例1の振動発電装置1の筐体11の内部の部材寸法と
幾何学的部材配置の寸法と、図10(b)に示した実施例8の振動発電装置1’の筐体11の内部の部材寸法と幾何学的部材配置の寸法をすべて同様とすることにより、図10(b)に示した実施例8においても、実施例1よりも振動発電装置の小型化が達成できた。
幾何学的部材配置の寸法と、図10(b)に示した実施例8の振動発電装置1’の筐体11の内部の部材寸法と幾何学的部材配置の寸法をすべて同様とすることにより、図10(b)に示した実施例8においても、実施例1よりも振動発電装置の小型化が達成できた。
以上、実施例1〜3、8を、ばね性片持ち梁を筐体の側壁に取り付ける第1実施形態の例として、実施例4〜7を、ばね性片持ち梁をブロックに取り付ける第2実施形態の例として説明したが、両者を併用して設計の自由度をさらに高めることができる。
また、本発明の実施形態は、上記で説明した形態に限定されることはなく、例えば図10に示すような形態であってもよい。このように筐体内部の部品配置や筐体の形状を工夫することにより、実施例1〜3よりさらに小型化することも可能である。
さらに、本発明の実施例では圧電素子の梁の両面に電極がある構成を用いて説明したが、梁の片面に電極がある圧電素子を用いてもよい。また、圧電素子に形成される電極は、梁の全面に電極が設ける構成でも、梁の一部分の面にのみ電極が設けられる構成(特に固定側に近い面の一部のみに電極を形成する手段が有効である)であってもよい。
また、本発明の実施形態は、上記で説明した形態に限定されることはなく、例えば図10に示すような形態であってもよい。このように筐体内部の部品配置や筐体の形状を工夫することにより、実施例1〜3よりさらに小型化することも可能である。
さらに、本発明の実施例では圧電素子の梁の両面に電極がある構成を用いて説明したが、梁の片面に電極がある圧電素子を用いてもよい。また、圧電素子に形成される電極は、梁の全面に電極が設ける構成でも、梁の一部分の面にのみ電極が設けられる構成(特に固定側に近い面の一部のみに電極を形成する手段が有効である)であってもよい。
本発明は小型で多方向の振動に対応する効率の良い振動発電機を提供することを可能とするものである。圧電体が片持ち梁構造であるので変位が大きく取れ、また1つの錘の質量を比較的大きくすることができる。これらのことから大きな電力を得ることができ、発電機の小型化にも有利である。さらに錘を複数の圧電体で共有することができるため構造がシンプルになる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが、当業者には明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1、1’、1”、2、3、4、5、6、7、4’、5’、6’、7’
振動発電装置
10、10’、10”、20、30、40a、40b、50a、50b、60a、60b、70a、70b、40a’、40b’、50a’、50b’、60a’、60b’、70a’、70b’
空間
11、11’、11”、21、31、41、51、61、71、41’、51’、61’、71’
筐体
11a、11a’、11a”、11b、11b’、11b”、11c、11c’、11c”、11d、11d’、11d”、21a、21b、21c、21d、31a、31b、31c、41a、41b、41c、41d、51a、51b、51c、51d、61a、61b、61c、61d、71a、71b、71c、71d、
41a’、41b’、41c’、41d’、51a’、51b’、51c’、51d’、61a’、61b’、61c’、61d’、71a’、71b’、71c’、71d’
側壁
11e、21e、31e 上壁
11f、21f、31f 下壁
12a、12b、12c、12d、22a、22b、22c、22d、22e、
22f、32a、32b、32c、42a、42b、52a、52b、62a、62b、62c、62d、72a、72b、72c、72d、42a’、42b’、
52a’、52b’、62b’、62a’、62c’、62d’、72a’、72b’、72c’、72d’
ばね性片持ち梁
12 圧電体
12t 接着層
12m 金属板
13a、13b、13c、13d、23a、23b、23c、23d、23e、
23f、33a、33b、33c、43a、43b、53a、53b、63a、63b、63c、63d、73a、73b、73c、73d、43a’、43b’、
53a’、53b’、63b’、63a’、63c’、63d’、73a’、73b’、73c’、73d’
電極
14,14’、14”、24、34、44a、44b、54a、54b、64a、64b、74a、74b、44a’、44b’、54a’、54b’、64a’、64b’、74a’、74b’
錘
15a、15a’、15a”、15b、15b’、15b”、15c、15c’、15c”、15d、15d’、15d”、25a、25b、25c、25d、35a、35b、35c、45、65、45a’、45b’、65’
ストッパ
16a、16b、16c、16d 全波整流器
17 コンデンサ
18 交直変換回路
46、56a、56b、66a、66b、66c、66d、76a、76b、76c、46’、56a’、56b’、66a’、66b’、66c’、66d’、76a’、76b’、76c’
ブロック
振動発電装置
10、10’、10”、20、30、40a、40b、50a、50b、60a、60b、70a、70b、40a’、40b’、50a’、50b’、60a’、60b’、70a’、70b’
空間
11、11’、11”、21、31、41、51、61、71、41’、51’、61’、71’
筐体
11a、11a’、11a”、11b、11b’、11b”、11c、11c’、11c”、11d、11d’、11d”、21a、21b、21c、21d、31a、31b、31c、41a、41b、41c、41d、51a、51b、51c、51d、61a、61b、61c、61d、71a、71b、71c、71d、
41a’、41b’、41c’、41d’、51a’、51b’、51c’、51d’、61a’、61b’、61c’、61d’、71a’、71b’、71c’、71d’
側壁
11e、21e、31e 上壁
11f、21f、31f 下壁
12a、12b、12c、12d、22a、22b、22c、22d、22e、
22f、32a、32b、32c、42a、42b、52a、52b、62a、62b、62c、62d、72a、72b、72c、72d、42a’、42b’、
52a’、52b’、62b’、62a’、62c’、62d’、72a’、72b’、72c’、72d’
ばね性片持ち梁
12 圧電体
12t 接着層
12m 金属板
13a、13b、13c、13d、23a、23b、23c、23d、23e、
23f、33a、33b、33c、43a、43b、53a、53b、63a、63b、63c、63d、73a、73b、73c、73d、43a’、43b’、
53a’、53b’、63b’、63a’、63c’、63d’、73a’、73b’、73c’、73d’
電極
14,14’、14”、24、34、44a、44b、54a、54b、64a、64b、74a、74b、44a’、44b’、54a’、54b’、64a’、64b’、74a’、74b’
錘
15a、15a’、15a”、15b、15b’、15b”、15c、15c’、15c”、15d、15d’、15d”、25a、25b、25c、25d、35a、35b、35c、45、65、45a’、45b’、65’
ストッパ
16a、16b、16c、16d 全波整流器
17 コンデンサ
18 交直変換回路
46、56a、56b、66a、66b、66c、66d、76a、76b、76c、46’、56a’、56b’、66a’、66b’、66c’、66d’、76a’、76b’、76c’
ブロック
Claims (10)
- 筐体の内部に、1本又は複数本のばね性片持ち梁と、1つ又は複数の錘と、を少なくとも備え、
前記ばね性片持ち梁は圧電体から構成され、
前記ばね性片持ち梁は少なくとも片面に電極を有し、
前記ばね性片持ち梁の一端を、前記ばね性片持ち梁の長手方向において前記筐体の上下壁に平行になるように固定するとともに、前記ばね性片持ち梁のもう1方の端部を自由端とし、
前記筐体の内部に、少なくとも1本の前記ばね性片持ち梁を1辺とする空間を1つ又は複数形成し、
前記錘は前記空間に1つずつ配置され、前記空間の中で自由運動することを特徴とする振動発電装置。 - 前記筐体が、上下壁が正方形の四角柱からなり、
前記筐体の4つの側壁の内面のそれぞれの高さ方向中央部に、前記ばね性片持ち梁の一端を、前記筐体の高さ方向中央部断面において中心対称になるように固定し、
前記筐体の4つの側壁の内面に固定した4本の前記ばね性片持ち梁の前記自由端の部分と、前記筐体の上下壁により、前記筐体の内部の中心部に前記空間を形成し、
該空間の中に一つの前記錘を配置したことを特徴とする請求項1に記載の振動発電装置。 - 前記筐体が、上下壁が三角形の三角柱からなり、
前記筐体の3つの側壁の内面のそれぞれの高さ方向中央部に、前記ばね性片持ち梁の一端を、前記筐体の高さ方向中央部断面において中心対称になるように固定し、
前記筐体の3つの側壁の内面に固定した3本の前記ばね性片持ち梁と、前記筐体の上下壁により、前記筐体の内部の中心部に前記空間を形成し、
該空間の中に一つの前記錘を配置したことを特徴とする請求項1に記載の振動発電装置。 - 前記筐体の内部に、1つ又は複数のブロックを固定し、該1つ又は複数のブロックのそれぞれに、1つ又は複数の前記ばね性片持ち梁の一端を固定したことを特徴とする請求項1に記載の振動発電装置。
- 前記空間の前記筐体の高さ方向の上下部分に1本ずつ、前記ばね性片持ち梁を固定したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の振動発電装置。
- 前記ばね性片持ち梁の前記自由端の端部をはさんで前記空間の反対側に、ストッパを設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の振動発電装置。
- 前記圧電体はモノモルフ構造又はバイモルフ構造であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の振動発電装置。
- 前記錘は球形状をしていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の振動発電装置。
- 前記ばね性片持ち梁に設けられた前記電極から取り出した電流をそれぞれ交直変換して直流とし、該直流をすべて1つの蓄電装置に蓄積してから出力することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の振動発電装置。
- 前記蓄電装置が2次電池またはコンデンサであることを特徴とする請求項9に記載の振動発電装置。
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