JP6579363B2 - 光学ホイール装置、光源装置及び投影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学ホイールを備える光学ホイール装置と、この光学ホイール装置を備える光源装置及び投影装置に関する。
今日、パーソナルコンピュータの画面やビデオ画面、さらにメモリカード等に記憶されている画像データによる画像等をスクリーンに投影する画像撮影装置としてのデータプロジェクタが多用されている。このプロジェクタは、光源から出射された光をDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)と呼ばれるマイクロミラー表示素子又は液晶板に集光させ、スクリーン上にカラー画像を表示させるものである。
このようなプロジェクタにおいて、従来は高輝度の放電ランプを光源とするものが主流であったが、近年、発光ダイオードやレーザダイオード、有機EL、あるいは、蛍光体等を光源として用いる種々のプロジェクタの開発が多々なされている。
例えば、特許文献1には、小型、軽量な光学ホイール装置と、それを用いた投影装置が開示されている。この光学ホイール装置は、光を集光させる集光レンズと光学ホイールを有する。光源から出射された青色波長帯域光は、その集光レンズにより集光され、光学ホイール上に照射される。照射された青色波長帯域光は、光学ホイール上に設けられた光を拡散及び透過させる拡散透過領域を通過し、照射された面の裏側から出射される。そして、光学ホイールを拡散透過した青色波長帯域光は、光学ホイールの裏側に設けられた集光レンズによって集光された後、所定の光路に導光される。
特開2015−7751号公報
上述の通り、光学ホイールの拡散透過領域を透過して出射される拡散光は、光学ホイールの裏面に配置された集光レンズにより集光される。一方、拡散透過領域からの拡散光は広がって出射される。従って、より多くの拡散光を集光させるには、光学ホイールの背面の集光レンズを光学ホイール(拡散透過領域)に近づける必要がある。しかしながら、光学ホイールは回転するため、光学ホイールと集光レンズとの間は、一定以上のクリアランスを確保することが望ましい。従って、光学ホイールと集光レンズとの間のクリアランスによっては、拡散光が集光レンズに入射されずに漏れ光とされてしまい、光の利用効率が低下する恐れがあった。
本発明は、以上の点に鑑み、光学ホイールで拡散透過させた光の利用効率を向上させた光学ホイール装置、光源装置及び投影装置を提供することを目的とする。
本発明の光学ホイール装置は、励起光が照射されることにより蛍光を発する蛍光体層が形成された蛍光発光領域と、照射された前記励起光を拡散透過させる拡散層が入射側に設けられ、前記拡散層から出射された前記光を集光するレンズ部が出射側に設けられる拡散 透過部材と、が周方向に並設された光学ホイールを含むことを特徴とする。
本発明の光源装置は、上述の光学ホイール装置と、複数の前記半導体発光素子が行及び列をなしてマトリクス状に配置される励起光照射装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の投影装置は、上述の光源装置と、前記光源装置からの光源光が照射され、画像光を形成する表示素子と、前記表示素子から出射された前記画像光をスクリーンに投影する投影側光学系と、前記表示素子と、前記光源装置を制御する投影装置制御部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、光学ホイールで拡散透過させた光の利用効率を向上させた光学ホイール装置、光源装置及び投影装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る投影装置を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る投影装置の機能回路ブロックを示す図である。 本発明の実施形態に係る投影装置の内部構造を示す平面模式図である。 本発明の実施形態に係る光学ホイール装置の一部分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る拡散透過部材の(a)正面斜視図、及び(b)裏面斜視図である。 本発明の実施形態に係る光学ホイール装置の(a)平面図、及び(b)図6(a)のA−A断面図である。 本発明の実施形態に係る青色波長帯域光の光路を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について述べる。図1は、本実施形態に係る投影装置10の外観斜視図である。尚、本実施形態において、投影装置10における左右とは投影方向に対しての左右方向を示し、前後とは投影装置10のスクリーン側方向及び光線束の進行方向に対しての前後方向を示す。
投影装置10は、図1に示すように、略直方体形状であって、投影装置10筐体の前方の側板とされる正面パネル12の側方に投影口を覆うレンズカバー19を有すると共に、この正面パネル12には複数の吸気孔18や排気孔17を設けている。さらに、図示しないがリモートコントローラからの制御信号を受信するIr受信部を備えている。
また、筐体の上面パネル11にはキー/インジケータ部37が設けられ、このキー/インジケータ部37には、電源スイッチキーや電源のオン又はオフを報知するパワーインジケータ、投影のオン、オフを切りかえる投影スイッチキー、光源ユニットや表示素子又は制御回路等が過熱したときに報知する過熱インジケータ等のキーやインジケータが配置されている。
さらに、筐体の背面には、背面パネルにUSB端子や画像信号入力用のD−SUB端子、S端子、RCA端子等を設ける入出力コネクタ部及び電源アダプタプラグ等の各種端子20が設けられている。また、背面パネルには、複数の吸気孔が形成されている。尚、図示しない筐体の側板である右側パネル、及び、図1に示した側板である左側パネル15には、各々複数の排気孔17が形成されている。また、左側パネル15の背面パネル近傍の隅部には、吸気孔18も形成されている。
つぎに、投影装置10の投影装置制御部について、図2の機能回路ブロック図を用いて述べる。投影装置制御部は、制御部38(投影装置制御部)、入出力インターフェース22、画像変換部23、表示エンコーダ24、表示駆動部26等から構成される。入出力コネクタ部21から入力された各種規格の画像信号は、入出力インターフェース22、システムバス(SB)を介して画像変換部23で表示に適した所定のフォーマットの画像信号に統一するように変換された後、表示エンコーダ24に出力される。
また、表示エンコーダ24は、入力された画像信号をビデオRAM25に展開記憶された上でこのビデオRAM25の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部26に出力する。
表示駆動部26は、表示素子制御手段として機能するものであり、表示エンコーダ24から出力された画像信号に対応して適宜のフレームレートで空間的光変調素子(SOM)である表示素子51を駆動するものである。そして、この投影装置10は、光源装置60から出射された光線束を、導光光学系を介して表示素子51に照射することにより、表示素子51の反射光で光学像を形成し、後述する投影側光学系を介して図示しないスクリーンに画像を投影表示する。尚、この投影側光学系の可動レンズ群は、レンズモータ45によりズーム調整やフォーカス調整のための駆動が行われる。
また、画像圧縮/伸長部31は、画像信号の輝度信号及び色差信号をADCT及びハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮して着脱自在な記録媒体とされるメモリカード32に順次書き込む記録処理を行う。さらに、画像圧縮/伸長部31は、再生モード時にメモリカード32に記録された画像データを読み出し、一連の動画を構成する個々の画像データを1フレーム単位で伸長し、この画像データを、画像変換部23を介して表示エンコーダ24に出力し、メモリカード32に記憶された画像データに基づいて動画等の表示を可能とする処理を行う。
制御部38は、投影装置10内の各回路の動作制御を司るものであって、CPUや各種セッティング等の動作プログラムを固定的に記憶したROM及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成されている。
筐体の上面パネル11に設けられるメインキー及びインジケータ等により構成されるキー/インジケータ部37の操作信号は、直接に制御部38に送出され、リモートコントローラからのキー操作信号は、Ir受信部35で受信され、Ir処理部36で復調されたコード信号が制御部38に出力される。
尚、制御部38にはシステムバス(SB)を介して音声処理部47が接続されている。この音声処理部47は、PCM音源等の音源回路を備えており、投影モード及び再生モード時には音声データをアナログ化し、スピーカ48を駆動して拡声報音させる。
また、制御部38は、光源制御手段としての光源制御回路41を制御しており、この光源制御回路41は、画像生成時に要求される所定波長帯域の光が光源装置60から出射されるように、光源装置60の励起光照射装置、赤色光源装置の発光を個別に制御する。
さらに、制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43に光源装置60等に設けた複数の温度センサによる温度検出を行わせ、この温度検出の結果から冷却ファンの回転速度を制御させている。また、制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43にタイマー等により投影装置本体の電源OFF後も冷却ファンの回転を持続させる、あるいは、温度センサによる温度検出の結果によっては投影装置本体の電源をOFFにする等の制御も行う。
図3は、投影装置10の内部構造を示す平面模式図である。投影装置10は、右側パネル14の近傍に制御回路基板241を備えている。この制御回路基板241は、電源回路ブロックや光源制御ブロック等を備えている。また、投影装置10は、制御回路基板241の側方、つまり、投影装置10の筐体の略中央部分に光源装置60を備えている。さらに、投影装置10は、光源装置60と左側パネル15との間に、光源側光学系170や投影側光学系220が配置されている。
光源装置60は、赤色波長帯域光の光源とされる赤色光源装置120と、青色波長帯域光の光源であって、励起光源ともされる励起光照射装置70と、緑色波長帯域光の光源とされる緑色光源装置90と、を備える。緑色光源装置90は、励起光照射装置70と、光学ホイール装置100とにより構成される。そして、光源装置60には、赤、緑、青の各色波長帯域光を導光し、出射する導光光学系140が配置されている。導光光学系140は、各色光源装置から出射される各色波長帯域光をライトトンネル175の入射口に集光する。
励起光照射装置70は、投影装置10の筐体の左右方向における略中央部分であって背面パネル13近傍に配置される。そして、励起光照射装置70は、左側パネル15と光軸が平行になるよう配置された複数の半導体発光素子である青色レーザダイオード71から成る光源群、各青色レーザダイオード71からの出射光を集光する集光レンズ78,79、及び、青色レーザダイオード71と背面パネル13との間に配置されたヒートシンク81等を備える。光源群は、複数の青色レーザダイオード71が投影装置10の左右方向に一列に8個が配置されて構成される。
各青色レーザダイオード71の光軸上には、青色レーザダイオード71からの出射光を、夫々指向性を高めるように平行光に変換する複数のコリメータレンズ73が配置されている。これらのコリメータレンズ73は、単一のレンズを各青色レーザダイオード71に対応させて配置してもよいし、複数のレンズを一つの部材に含めたレンズアレイとしてもよい。
各青色レーザダイオード71から出射される各光線束同士は、集光レンズ78,79,76と集光レンズ群111により、その軸方向に集光されて光学ホイール装置100の光学ホイール101上の照射領域S(図6(a)参照)に照射される。したがって、光線束の横断面積は、光源側から光学ホイール装置100側へ向かうに従い漸次縮小される。
また、ヒートシンク81と背面パネル13との近傍には冷却ファン261が配置されている。この冷却ファン261とヒートシンク81とによって青色レーザダイオード71は冷却される。
赤色光源装置120は、赤色光源121と、赤色光源121からの出射光を集光する集光レンズ群125と、を備える。この赤色光源121は、赤色波長帯域の光を発する半導体発光素子である赤色発光ダイオードである。そして、赤色光源装置120は、赤色光源装置120が出射する赤色波長帯域光の光軸が、励起光照射装置70から出射される青色波長帯域光と光学ホイール101から出射される緑色波長帯域光との光軸と交差するように配置されている。さらに、赤色光源装置120は、赤色光源121の右側パネル14側に配置されるヒートシンク130を備える。そして、ヒートシンク130と正面パネル12との間には冷却ファン261が配置されており、この冷却ファン261及びヒートシンク130によって赤色光源121が冷却される。
緑色光源装置90を構成する光学ホイール装置100は、励起光照射装置70から出射される励起光の光路上であって、正面パネル12の近傍に配置される。光学ホイール装置100は、正面パネル12と平行となるように、つまり、励起光照射装置70からの出射光の光軸と直交するように配置された光学ホイール101と、この光学ホイール101を回転駆動するモータ110と、励起光照射装置70から出射される励起光の光線束を光学ホイール101に集光するとともに光学ホイール101から背面パネル13方向に出射される光線束を集光する集光レンズ群111と、光学ホイール101から正面パネル12方向に出射される光線束を集光する集光レンズ115と、を備える。本実施形態では、集光レンズ群111は、二つの集光レンズ112,113により構成される。また、モータ110の右側パネル14側には冷却ファン261が配置されており、この冷却ファン261によって光学ホイール装置100等が冷却される。
光学ホイール101は、図6(a)に示すように、照射領域Sの範囲に励起光照射装置70からの出射光が照射される。一方、励起光照射装置70から出射される光線束は、1行8列の青色レーザダイオード71から出射された光が、集光レンズ78等により、集光方向を左右方向(すなわち横方向)として集光される。ここで、集光方向とは、光線束の光軸に光を寄せる方向をいう。一方、照射領域Sにおける光学ホイール101の径方向も、左右方向(すなわち横方向)とされている。従って、励起光照射装置70から出射される光線束の集光方向は、照射領域Sにおける光学ホイール101の径方向と略平行とされている。
また、光学ホイール101には、励起光照射装置70からの出射光を励起光として受けて緑色波長帯域の蛍光光を出射する蛍光発光領域335と、励起光照射装置70からの出射光である励起光を拡散透過する拡散透過領域337とが、周方向に並設されている。
光学ホイール101の正面ホイール330は銅やアルミニウム等の金属により形成されている。正面ホイール330の励起光照射装置70側の表面はミラー加工されている。そして、ミラー加工された表面に緑色蛍光体の層が敷設されている。この緑色蛍光体の層により蛍光発光領域335が形成される。
励起光照射装置70から青色波長帯域光が光学ホイール101の蛍光発光領域335に照射されると、蛍光発光領域335における緑色蛍光体が励起され、緑色蛍光体から全方位に緑色波長帯域光を出射する。蛍光発光された光線束は、光学ホイール101の正面側(換言すれば、背面パネル13側)へ出射され、集光レンズ群111に入射する。一方、励起光照射装置70からの青色波長帯域光は、光学ホイール101の拡散透過領域に照射されると、光学ホイール101にて拡散透過し、光学ホイール101の背面側(換言すれば、正面パネル12側)に配置された集光レンズ115に入射する。
また、図3に示す導光光学系140は、赤色、緑色、青色波長帯域の光線束を集光させる集光レンズや、各色波長帯域の光線束の光軸を変換して同一の光軸とさせる反射ミラー、ダイクロイックミラー等からなる。具体的には、導光光学系140には、励起光照射装置70から出射される青色波長帯域光及び光学ホイール101から出射される緑色波長帯域光と、赤色光源装置120から出射される赤色波長帯域光とが交差する位置に、第一ダイクロイックミラー141が配置されている。この第一ダイクロイックミラー141は、青色及び赤色波長帯域光を透過し、緑色波長帯域光を反射する。その反射した緑色波長帯域光は、光軸を左側パネル15方向に90度変換される。
また、光学ホイール101を拡散透過した青色波長帯域光の光軸上、つまり、集光レンズ115と正面パネル12との間には、青色波長帯域光を反射してその光軸を左側パネル15方向に90度変換する第一反射ミラー143が配置されている。第一反射ミラー143における左側パネル15側には、集光レンズ146が配置され、さらにこの集光レンズ146の左側パネル15側には、第二反射ミラー145が配置されている。第二反射ミラー145の背面パネル13側には、集光レンズ147が配置されている。第二反射ミラー145は、集光レンズ146を介して入射される青色波長帯域光の光軸を背面パネル13側に90度変換する。
また、第一ダイクロイックミラー141の左側パネル15側には、集光レンズ149が配置されている。さらに、集光レンズ149の左側パネル15側であって、集光レンズ147の背面パネル13側には、第二ダイクロイックミラー148が配置されている。第二ダイクロイックミラー148は、赤色波長帯域光及び緑色波長帯域光を反射して背面パネル13側に90度光軸を変換し、青色波長帯域光を透過させる。
第一ダイクロイックミラー141を透過した赤色波長帯域光の光軸と、この赤色波長帯域光の光軸と一致するように第一ダイクロイックミラー141により反射された緑色波長帯域光の光軸は、集光レンズ149に入射する。そして、集光レンズ149を透過した赤色及び緑色波長帯域光は、第二ダイクロイックミラー148により反射され、光源側光学系170の集光レンズ173を介してライトトンネル175の入射口に集光される。一方、集光レンズ147を透過した青色波長帯域光は、第二ダイクロイックミラー148を透過して、集光レンズ173を介してライトトンネル175の入射口に集光される。
ライトトンネル175の近傍には、ライトトンネル175の入射口に光源光を集光する集光レンズ173が配置されている。赤色波長帯域光、緑色波長帯域光及び青色波長帯域光は、集光レンズ173により集光され、ライトトンネル175に入射される。ライトトンネル175に入射された光線束は、ライトトンネル175により均一な強度分布の光線束とされる。
ライトトンネル175の背面パネル13側の光軸上には、集光レンズ178を介して、光軸変換ミラー181が配置されている。ライトトンネル175の出射口から出射した光線束は、集光レンズ178で集光された後、光軸変換ミラー181により、左側パネル15側に光軸を変換される。
光源側光学系170は、集光レンズ173、ライトトンネル175、集光レンズ178、光軸変換ミラー181、集光レンズ183、照射ミラー185、コンデンサレンズ195により構成されている。なお、コンデンサレンズ195は、コンデンサレンズ195の背面パネル13側に配置される表示素子51から出射された画像光を固定レンズ群225及び可動レンズ群235に向けて出射するので、投影側光学系220の一部ともされている。
光軸変換ミラー181で反射した光線束は、集光レンズ183により集光された後、照射ミラー185により、コンデンサレンズ195を介して表示素子51に所定の角度で照射される。なお、DMDとされる表示素子51は、背面パネル13側のヒートシンク190により冷却される。
光源側光学系170により表示素子51の画像形成面に照射された光源光である光線束は、表示素子51の画像形成面で反射され、投影光として投影側光学系220を介してスクリーンに投影される。ここで、投影側光学系220は、コンデンサレンズ195、可動レンズ群235、固定レンズ群225により構成されている。可動レンズ群235は、レンズモータにより移動可能に形成される。そして、可動レンズ群235及び固定レンズ群225は、固定鏡筒に内蔵される。よって、可動レンズ群235を備える固定鏡筒は、可変焦点型レンズとされ、ズーム調節やフォーカス調節が可能に形成される。
このように投影装置10を構成することで、光学ホイール101を回転させるとともに励起光照射装置70及び赤色光源装置120から異なるタイミングで光を出射すると、赤色、緑色及び青色の各波長帯域光が導光光学系140を介して集光レンズ173及びライトトンネル175に順次入射され、さらに光源側光学系170を介して表示素子51に入射されるため、投影装置10の表示素子51であるDMDがデータに応じて各色の光を時分割表示することにより、スクリーンにカラー画像を投影することができる。
つぎに、光学ホイール装置100の詳細について説明する。図4は、光学ホイール装置100における光学ホイール101の一部分解斜視図である。光学ホイール101は、背面ホイール310と中間ホイール320と正面ホイール330が、順に積層され、円板状に形成される。また、背面ホイール310と中間ホイール320と正面ホイール330は、バランスホイール340によってモータ110のモータ軸361に対して固定される。そして、光学ホイール101は拡散透過部材300を有している。
背面ホイール310は略円板状に形成される。背面ホイール310は、円形の貫通孔である取付孔部311と、二つの背面切欠き部312,313を有する。取付孔部311は、背面ホイール310の中央に設けられている。この取付孔部311がモータ軸361に取り付けられる。背面切欠き部312,313は、背面ホイール310の外周を含んで円弧状に切り欠かれて形成されている。
中間ホイール320は略円板状に形成される。中間ホイール320は、背面ホイール310の正面側に配置される。中間ホイール320は、円形の貫通孔である取付孔部321と中間切欠き部322を有する。取付孔部321は、中間ホイール320の中央に設けられている。この取付孔部321がモータ軸361に取り付けられる。中間切欠き部322は、中間ホイール320の外周を含んで略円弧状に切り欠かれて形成されている。中間切欠き部322は、背面ホイール310の背面切欠き部312,313よりも大きく形成されている。中間切欠き部322は、円弧状の両端が尖状に形成されている。さらに、中間ホイール320は、その外周部から中間切欠き部322側に向けて尖状に突出される2箇所の鋭端部324a,324bが形成されている。
正面ホイール330は略円板状に形成される。正面ホイール330は、中間ホイール320の正面側に配置される。正面ホイール330は、円形の貫通孔である取付孔部331、正面切欠き部332、開口部333を有する。取付孔部331は、正面ホイール330の中央に設けられている。この取付孔部331がモータ軸361に取り付けられる。
正面切欠き部332は、正面ホイール330の外周を含んで円弧状に切り欠かれて形成されている。正面切欠き部332は、背面切欠き部312,313とほぼ同形状とされている。この正面切欠き部332により、拡散透過領域337が規定される。そして、正面ホイール330の正面側の表面上には、蛍光発光領域335が正面切欠き部332と周方向に並設される。換言すれば、蛍光発光領域335は、正面切欠き部332を備える正面ホイール330に合わせて、略C環状に形成されている。開口部333は、円弧状の貫通孔として形成されている。
バランスホイール340は略円板状に形成される。バランスホイール340は、正面ホイール330の正面側に配置される。バランスホイール340は、円形の貫通孔である取付孔部341を有する。取付孔部341は、バランスホイール340の中央に設けられる。取付孔部341がモータ軸361に固定されて、背面ホイール310、中間ホイール320及び正面ホイール330がモータ110に取り付けられる。
拡散透過部材300は、図5(a),(b)に示すように、平面視略円弧形状に形成されている。拡散透過部材300は、拡散層301aを有する平板部301とレンズ部302とにより形成される。拡散透過部材300は、ガラスや樹脂等の適宜の材料で形成される。
平板部301は、平面視の形状が光学ホイール101の中心を原点とする周方向を長手方向とした円弧状に形成される。平板部301の厚さは、中間ホイール320の厚さと略同一に形成される。平板部301の両端部は、尖状とされる周端側平板保持部303a,303bが形成されている。
平板部301の正面側の表面には、サンドブラスト等により微細な凹凸を有した拡散層301aが形成される。拡散層301aは表面側の全面に亘って設けてもよいし、その一部の面に設けてもよい。そして、図4に示す正面ホイール330の正面切欠き部332から露出する平板部301の部分により、拡散透過領域337が形成される。
平板部301の背面側には、レンズ部302が設けられる。レンズ部302は、平板部301の周方向に沿って(換言すれば、光学ホイール101の外周に沿って)、平面視において円弧形状とされている。そして、レンズ部302は、凸型のシリンドリカルレンズ状に形成される。すなわち、図6(b)及び図7に示すように、レンズ部302の平面視円弧状の径方向における断面(すなわち径方向断面)の縁307は、レンズ部302(拡散透過部材300)の出射側に向けて凸とする円弧形状に形成される。そして、図5(b)に示すように、レンズ部302は、レンズ部302の平面視における周方向に亘って、同一の径方向断面形状とされている。また、レンズ部302は、平板部301の外周寄りに配置されている。従って、レンズ部302の内側には、内側平板保持部304が形成されている。
なお、レンズ部302は、この円弧形状に限らず、径方向断面の出射側に、径方向に集光効果を有した凹型のシリンドリカルレンズ状のレンズ部や、フレネルレンズ等の非球面レンズや他の球面レンズの断面形状を備えるようにしてもよい。
図6(a),(b)に示すように、拡散透過部材300は、中間ホイール320の中間切欠き部322に配置される。このとき、拡散透過部材300の周端側平板保持部303a,303bの外側縁が鋭端部324a,324bの内側縁と当接することにより、拡散透過部材300の遠心方向の移動が規制される。
そして、正面ホイール330及び背面ホイール310は、それぞれ拡散透過部材300が露出されるように、拡散透過部材300に合わせて正面切欠き部332及び背面切欠き部312は配置される。このとき、正面ホイール330と背面ホイール310により拡散透過部材300の内側平板保持部304が挟持される。このようにして、拡散透過部材300は、光学ホイール101に設けられる。
次に、励起光照射装置70から出射される青色波長帯域光が拡散透過部材300を透過する様子を図7に基づいて説明する。図7は、青色波長帯域光の光線束LDの光路を示す光学ホイール装置100の模式図である。
励起光照射装置70の青色レーザダイオード71から出射されて集光方向が横方向とされる光線束LDは、集光レンズ113に入射する。その後、光線束LDは、光線束LDの光軸方向に屈折して集光レンズ113から出射される。集光レンズ113から出射された光線束LDは、照射領域Sで拡散透過部材300の拡散層301aに照射される。照射領域Sで拡散層301aに照射された光線束LDは、拡散層301aにより拡散される。
拡散層301aにより拡散された光線束LDは、レンズ部302により横方向に集光されて、レンズ部302の表面とされる出光面から出射される。レンズ部302から出射された光線束LDは、集光レンズ115に入射される。
このように、本実施形態では、拡散透過部材300の入射側に拡散層301aを設けて、出射側にレンズ部302を設けた。従って、拡散層301aにより光線束LDが拡散されて、光線束LDの光軸に対して外方に離れる方向に拡散される拡散光に対しても、レンズ部302により光線束LDの光軸側に寄せることができる。よって、拡散層301aで拡散された光線束LDの拡散光の漏れ光の発生が低減される。
そして、左右方向一列に並べて配置される8個の青色レーザダイオード71から出射されて集光方向を横方向とされた青色波長帯域光の光線束は、拡散層301aにより横方向に広がる。従って、照射領域Sは、照射領域Sにおける光学ホイール101の径方向が横方向となるよう配置することで、照射領域Sにおける径方向断面が円弧形状とされるレンズ部302により、効率よく漏れ光を低減させることができる。
つぎに、本実施形態の変形例について説明する。本実施形態においては、複数の青色レーザダイオード71は、投影装置10の左右方向に一列に配置したが、例えば、上下方向に一列に配置してもよい。このような場合、複数の青色レーザダイオード71からの出射光は、複数の集光レンズにより、集光方向が上下方向とされる。そして、光学ホイール101の拡散層301a透過後の光線束は、上下方向に広がる。よって、照射領域Sは、照射領域Sにおける光学ホイール101の径方向が上下方向となるように、光学ホイール101の上部又は下部に配置する。これにより、照射領域Sにおけるレンズ部302の径方向断面が円弧形状となる。
また、光源群を構成する青色レーザダイオード71は、一列に配置することに限らず、マトリクス状に複数行及び複数列に配置させてもよい。この場合も、光学ホイール101に入射する光線束の集光方向と、光学ホイール101の径方向とが、照射領域Sにおいて略平行となるように、適宜の位置に光学ホイール装置100を配置させる。こうすることで、より多くの青色レーザダイオード71を青色光源及び励起光源として使用しつつ、拡散層301aを透過した青色波長帯域光を集光することができる。
また、本実施形態では、複数の青色レーザダイオード71から出射された青色波長帯域光は、複数の集光レンズ78,79,76,112,113によって集光された後、光学ホイール101に照射されているが、複数の青色レーザダイオード71から出射される各青色波長帯域光を、夫々複数の反射部材により反射させた後に、集光レンズ78,79,76,112,113に入射させてもよい。なお、複数の青色レーザダイオード71と光学ホイール101の間には、各青色波長帯域光を集光するための集光レンズを適宜の数設けることができる。このような配置とすることで、複数の青色レーザダイオード71を様々な方向や位置に配置させつつ、光学ホイール101を透過後の光の利用効率を向上させることができる。
以上、本実施形態によると、光学ホイール101は拡散透過部材300を備える。拡散透過部材300は、入射側に光を拡散透過させる拡散層301aが設けられ、出射側に拡散層301aから出射された光を集光するレンズ部302が設けられる。これにより、拡散層301aからの出射光がレンズ部302により集光されるので、拡散光の漏れ光を低減させて、光の利用効率を向上させることができる。
また、レンズ部302は、光学ホイール101の周方向に渡って同一の径方向断面となるよう形成した。これにより、光学ホイール101の外周形状に倣ったレンズ部302とすることができるので、光学ホイール101に装着し易い構造の拡散透過部材300とすることができる。さらに、レンズ部302の周囲に、光学ホイール101に固定するための平板状の部分を形成することができるので、拡散透過部材300はレンズ部302と干渉させずに光学ホイール101に固定させることができる。
また、レンズ部302は、径方向断面が円弧形状となるよう形成した。これにより、レンズ部302を凸型のシリンドリカル状とすることができるので、拡散層301aにより拡散された光を効率よく、光線束LDの光軸側に寄せることができる。
また、複数の半導体発光素子である青色レーザダイオード71から出射された光線束の集光方向は、照射領域Sにおける光学ホイール101の径方向と平行となるように形成した。これにより、光線束の広がりの方向に対して、レンズ部302が効率よく集光できるように照射領域Sを配置することができる。
また、複数の半導体発光素子である青色レーザダイオード71から出射された光線束の集光方向及び照射領域Sにおける光学ホイール101の径方向は、横方向又は上下方向とすることができる。これにより、横方向又は上下方向に長く青色レーザダイオード71が配列された光源に対して、拡散層301aを透過した拡散光の漏れ光を低減させることができる。
また、光源装置60は、青色レーザダイオード71が行及び列をなしてマトリクス状に配置される励起光照射装置70を備える。これにより、高輝度で省エネルギーのレーザダイオード等の半導体発光素子を用いた光源装置60を得ることができる。
また、励起光照射装置70は、複数の青色レーザダイオード71を1行で配置される。これにより、拡散層301aにより拡散しつつ、レンズ部302により効率よく光線束LDの光軸に寄せることができるので、拡散層301aからの拡散光の漏れ光を低減させて光の利用効率を向上させた光源装置60を得ることができる。
また、光源装置60の光学ホイール装置100は、励起光照射装置70の出射光を励起光として緑色波長帯域の蛍光光を発する蛍光発光領域335を備える。さらに、光源装置60は、半導体発光素子とされる赤色発光ダイオードからなる赤色光源装置120を備える。従って、励起光照射装置70からの青色波長帯域光を青色光源とすることができるので、青色光源の光の利用効率を向上させた三色光源を備えた光源装置60を提供することができる。
また、投影装置10は、光源装置60と、表示素子51と、投影側光学系220と、投影装置制御部とにより構成した。これにより、光の利用効率を向上させた光源装置60を備える投影装置を提供することができる。
以上説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲とに含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]光学ホイールは、拡散透過部材を備え、
前記拡散透過部材は、光を拡散透過させる拡散層が入射側に設けられ、前記拡散層から出射された前記光を集光するレンズ部が出射側に設けられることを特徴とする光学ホイール装置。
[2]前記レンズ部は、前記光学ホイールの周方向に亘って同一の径方向断面とされることを特徴とする前記[1]に記載の光学ホイール装置。
[3]前記レンズ部は、径方向断面が円弧形状であることを特徴とする前記[1]又は前記[2]に記載の光学ホイール装置。
[4]前記光は、複数の半導体発光素子から出射される光線束であり、
前記光線束の集光方向は、前記光線束が前記光学ホイールに照射される照射領域における前記光学ホイールの径方向と平行となることを特徴とする前記[1]乃至前記[3]の何れか記載の光学ホイール装置。
[5]前記光線束の集光方向及び前記光線束が前記光学ホイールに照射される照射領域における前記光学ホイールの径方向は横方向又は上下方向であることを特徴とする前記[4]に記載の光学ホイール装置。
[6]前記[1]乃至前記[5]の何れか記載の光学ホイール装置と、
複数の半導体発光素子が行及び列をなしてマトリクス状に配置される励起光照射装置と、
を備えることを特徴とする光源装置。
[7]前記励起光照射装置は、前記複数の半導体発光素子が1行に配置されることを特徴とする前記[6]に記載の光源装置。
[8]前記励起光照射装置は、青色波長帯域光を発する青色レーザダイオードを含み、
前記光学ホイール装置は、前記拡散透過部材と周方向に並設される蛍光発光領域から緑色波長帯域光の蛍光光が出射されるとともに、
赤色波長帯域光を発する半導体発光素子からなる赤色光源装置と、
を有することを特徴とする前記[6]又は前記[7]に記載の光源装置。
[9]前記[6]乃至前記[8]の何れか記載の光源装置と、
前記光源装置からの光源光が照射され、画像光を形成する表示素子と、
前記表示素子から出射された前記画像光をスクリーンに投影する投影側光学系と、
前記表示素子と、前記光源装置を制御する投影装置制御部と、
を有することを特徴とする投影装置。
10 投影装置 11 上面パネル
12 正面パネル 13 背面パネル
14 右側パネル 15 左側パネル
17 排気孔 18 吸気孔
19 レンズカバー 20 端子
21 入出力コネクタ部 22 入出力インターフェース
23 画像変換部 24 表示エンコーダ
25 ビデオRAM 26 表示駆動部
31 画像圧縮/伸長部 32 メモリカード
35 Ir受信部 36 Ir処理部
37 キー/インジケータ部 38 制御部
41 光源制御回路 43 冷却ファン駆動制御回路
45 レンズモータ 47 音声処理部
48 スピーカ 51 表示素子
60 光源装置 70 励起光照射装置
71 青色レーザダイオード 73 コリメータレンズ
76,78,79 集光レンズ 81 ヒートシンク
90 緑色光源装置 100 光学ホイール装置
101 光学ホイール 110 モータ
111 集光レンズ群 112,113,115 集光レンズ
120 赤色光源装置 121 赤色光源
125 集光レンズ群 130 ヒートシンク
140 導光光学系 141 第一ダイクロイックミラー
143 第一反射ミラー 145 第二反射ミラー
146,147 集光レンズ 148 第二ダイクロイックミラー
149 集光レンズ 170 光源側光学系
173 集光レンズ 175 ライトトンネル
178 集光レンズ 181 光軸変換ミラー
183 集光レンズ 185 照射ミラー
190 ヒートシンク 195 コンデンサレンズ
220 投影側光学系 225 固定レンズ群
235 可動レンズ群 241 制御回路基板
261 冷却ファン
300 拡散透過部材 301 平板部
301a 拡散層 302 レンズ部
303a 周端側平板保持部 303b 周端側平板保持部
304 内側平板保持部 307 縁
310 背面ホイール 311 取付孔部
312 背面切欠き部 313 背面切欠き部
316 背面ホイール外周縁
320 中間ホイール 321 取付孔部
322 中間切欠き部 324a 鋭端部
324b 鋭端部 326 中間ホイール外周縁
330 正面ホイール 331 取付孔部
332 正面切欠き部 333 開口部
335 蛍光発光領域 336 正面ホイール外周縁
337 拡散透過領域
340 バランスホイール 341 取付孔部
361 モータ軸

Claims (9)

  1. 励起光が照射されることにより蛍光を発する蛍光体層が形成された蛍光発光領域と、照 射された前記励起光を拡散透過させる拡散層が入射側に設けられ、前記拡散層から出射された前記光を集光するレンズ部が出射側に設けられる拡散透過部材と、が周方向に並設された光学ホイールを含むことを特徴とする光学ホイール装置。
  2. 前記レンズ部は、前記光学ホイールの周方向に亘って同一の径方向断面とされることを特徴とする請求項1に記載の光学ホイール装置。
  3. 前記レンズ部は、径方向断面が円弧形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学ホイール装置。
  4. 前記光は、複数の半導体発光素子から出射される光線束であり、
    前記光線束の集光方向は、前記光線束が前記光学ホイールに照射される照射領域における前記光学ホイールの径方向と平行となることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載の光学ホイール装置。
  5. 前記光線束の集光方向及び前記光線束が前記光学ホイールに照射される照射領域における前記光学ホイールの径方向は横方向又は上下方向であることを特徴とする請求項4に記載の光学ホイール装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか記載の光学ホイール装置と、
    複数の半導体発光素子が行及び列をなしてマトリクス状に配置される励起光照射装置と、
    を備えることを特徴とする光源装置。
  7. 前記励起光照射装置は、前記複数の半導体発光素子が1行に配置されることを特徴とする請求項6に記載の光源装置。
  8. 前記励起光照射装置は、青色波長帯域光を発する青色レーザダイオードを含み、
    前記光学ホイール装置は、前記拡散透過部材と周方向に並設される前記蛍光発光領域から緑色波長帯域光の蛍光光が出射されるとともに、
    赤色波長帯域光を発する半導体発光素子からなる赤色光源装置と、
    を有することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の光源装置。
  9. 請求項6乃至請求項8の何れか記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光源光が照射され、画像光を形成する表示素子と、
    前記表示素子から出射された前記画像光をスクリーンに投影する投影側光学系と、
    前記表示素子と、前記光源装置を制御する投影装置制御部と、
    を有することを特徴とする投影装置。
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