JP6579115B2 - 通信装置、通信方法および通信システム - Google Patents

通信装置、通信方法および通信システム Download PDF

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Description

本開示は、通信装置、通信方法および通信システムに関する。
近年、様々な通信方式が開発され、通信の目的または用途等に応じた通信方式が用いられるようになっている。さらに、互いに異なる通信方式に対応する複数の通信手段を自動的に切り替えて通信を行う、いわゆるハンドオーバ技術が開発されている。
例えば、特許文献1および特許文献2では、NFC(Near Field Communication)通信によりBluetooth(登録商標)通信(以下、BT通信とも称する。)のための認証情報が送信され、当該認証情報に基づくBT通信を用いてデータの送受信を行う通信装置に係る発明が開示されている。これにより、ユーザは、BT通信の認証情報についての操作を行うことなく、BT通信を利用することが可能となる。
特開2010−213334号公報 特開2009−218845号公報
しかし、特許文献1および特許文献2で開示される発明では、通信装置にNFC通信を行わせるためにユーザが通信装置自体を通信相手となる装置に隣接させることになる。そのため、通信装置がユーザの持ち運びに不便な大きさまたは重さである場合、ユーザに負担がかかる。
そこで、本開示では、通信確立の際のユーザの利便性を維持しながら、ユーザの負担を軽減することが可能な、新規かつ改良された通信装置、通信方法および通信システムを提案する。
本開示によれば、第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を確立するための設定情報について、前記第1の通信装置または前記第2の通信装置と人体通信を用いて通信する通信部を備える通信装置が提供される。
また、本開示によれば、第2の通信装置との間の通信を確立するための設定情報について第3の通信装置と人体通信を用いて通信し、前記設定情報に基づく前記第2の通信装置との通信を確立する通信部を備える通信装置が提供される。
また、本開示によれば、第1の通信装置との間の通信を確立するための設定情報について第3の通信装置と人体通信を用いて通信し、前記設定情報に基づく前記第1の通信装置との通信を確立する通信部を備える通信装置が提供される。
また、本開示によれば、第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を確立するための設定情報を、前記第1の通信装置または前記第2の通信装置に人体通信を用いて送信することと、前記設定情報に基づいて前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との通信を確立することと、を備える通信方法が提供される。
また、本開示によれば、第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を確立するための設定情報を、前記第1の通信装置または前記第2の通信装置に人体通信を用いて送信する機能と、前記設定情報に基づいて前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との通信を確立する機能と、を備える通信システムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、通信確立の際のユーザの利便性を維持しながら、ユーザの負担を軽減することが可能な通信装置、通信方法および通信システムが提供される。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
従来のNFCを利用した通信システムの課題を説明するための図である。 本開示の一実施形態に係る制御システムの概要を説明するための図である。 本開示の第1の実施形態に係る通信装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る通信システムにおける設定情報の事前登録処理を概念的に示すシーケンス図である。 本実施形態に係る通信システムにおける電波通信の確立処理を概念的に示すシーケンス図である。 本実施形態の第1の変形例に係る通信システムの電波通信の確立処理を概念的に示すシーケンス図である。 本開示の第2の実施形態に係る通信システムにおける電波通信の確立処理を概念的に示すシーケンス図である。 本実施形態の変形例に係る通信システムにおける電波通信の確立処理を概念的に示すシーケンス図である。 本開示に係る通信装置のハードウェア構成を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の一実施形態に係る通信システムの概要
2.第1の実施形態(人体通信を介してMDの設定情報をSDに送信する例)
3.第2の実施形態(人体通信を介してSDの設定情報をMDに送信する例)
4.本開示の一実施形態に係るハードウェア構成
5.むすび
<1.本開示の一実施形態に係る通信システムの概要>
まず、従来の通信システムの課題および本開示の一実施形態に係る制御システムの概要について説明する。図1は、従来のNFCを利用した通信システムの課題を説明するための図であり、図2は、本開示の一実施形態に係る制御システムの概要を説明するための図である。
従来の通信システムは、複数の通信装置で構成される。複数の通信装置の各々は、2種類の通信方式を用いて通信を行う無線通信機能を有する。そして、通信システムでは、一方の通信方式を用いて他方の通信方式による通信確立のための情報が通信相手となる通信装置に送信される。
例えば、従来の通信システムを構成する通信装置10および通信装置20は、NFC通信およびBT通信を行う機能を有し得る。図1に示したように、通信装置10は、通信装置20に隣接する位置に移動され、NFC通信を介してBT通信の設定情報を通信装置20に送信する。当該BT通信の設定情報を受信した通信装置20は、当該設定情報を用いて通信装置10とBT通信を確立する。
ここで、BT通信等の設定情報の送信にNFC通信が用いられる場合、通信装置にNFC通信を行わせるためにユーザが通信装置自体を通信相手となる装置に隣接させることになる。例えば、ユーザは、図1に示される通信装置10を通信装置20に隣接させる。また、通信装置10が1階に設置され、通信装置20が2階に設置される場合、通信装置10を1階から2階まで移動させることになる。そのため、通信装置がユーザの持ち運びに不便な大きさまたは重さである場合、ユーザに負担がかかっていた。また、通信装置10が取り外しの困難な装置、例えばセットトップボックスのような装置である場合、移動に際しての取り外しがユーザにとって煩雑であった。
また、NFC通信では、通信装置のアンテナの各々の位置が合わない場合、通信接続が確立されないが、アンテナの位置の合致について比較的高い精度が要求されるため、実際には通信接続の確立が困難となる場合があった。例えば、アンテナを形成する円形コイルが互いに円形の面積の半分程度が重なる状態では、通信が困難であり、一般的には互いの円形の面積の80%程度が重なる状態であることがNFC通信を行うに当たって望ましいとされる。また、アンテナの形状が互いに異なる場合、一般にアンテナの形状はユーザに視認されないため、アンテナの位置合わせはさらに困難となる。
そこで、本開示の一実施形態に係る通信システムでは、第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を確立するための設定情報について、第3の通信装置が第1の通信装置または第2の通信装置と人体通信を用いて通信する。そして、当該設定情報に基づいて第1の通信装置と第2の通信装置との通信が確立される。
本開示の一実施形態に係る通信システムは、上述したように第1〜第3の通信装置で構成される。第1〜第3の通信装置の各々は、人体通信および他の通信方式の通信、例えばBT通信を用いて他の通信装置と通信を行う。また、第3の通信装置は、人体に装着され、人体通信を用いて他の通信装置の設定情報の仲介を行い、第1および第2の通信装置は、当該設定情報に基づいて他の通信方式の通信を確立する。
例えば、図2に示したように、本開示の一実施形態に係る情報システムは、第3の通信装置としてのバンド300、第1の通信装置としてのタブレット端末100Aおよびディスプレイ100B、ならびに第2の通信装置としてのスピーカ200で構成され得る。
まず、バンド300は、図2の左図に示したように、タブレット端末100Aおよびディスプレイ100BからBT通信を確立するための設定情報を受信し、受信される設定情報を記憶する。
次に、バンド300は、図2の右図に示したように、ユーザに装着され、ユーザはバンド300が装着された状態でスピーカ200に触れる。当該ユーザがスピーカ200に触れた際に、バンド300からスピーカ200に人体通信を介してバンド300に記憶されるタブレット端末100Aの設定情報が送信される。そして、スピーカ200は受信されるタブレット端末100Aの設定情報を用いてタブレット端末100AとのBT通信を確立する。
このように、本開示の一実施形態に係る通信システムでは、第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を確立するための設定情報について、第3の通信装置が第1の通信装置または第2の通信装置と人体通信を用いて通信する。そして、当該設定情報に基づいて第1の通信装置と第2の通信装置との通信が確立される。このため、ユーザは第1および第2の通信装置を隣接する位置に移動させることなく当該通信装置間の通信を確立させることができ、通信確立の際のユーザの利便性を維持しながら、ユーザの負担を軽減することが可能となる。なお、図2においては第3の通信装置の一例としてバンド形状の通信装置を示しているが、第3の通信装置は、人体に装着され、または人体によって保持される装置であれば、これに限定されない。また、第1の通信装置100および第2の通信装置の一例として、タブレット端末およびディスプレイ、ならびにスピーカを示しているが、第1の通信装置および第2の通信装置は、その他の通信可能な通信端末、表示装置または出力装置等であってもよい。
なお、以下では、通信装置100、通信装置200および通信装置300をMD(Master Device)、SD(Slave Device)、およびWD(Wearable Device)とも称する。また、説明の便宜上、第1、第2の実施形態による通信装置100等の各々を、通信装置100−1、および通信装置100−2のように、末尾に実施形態に対応する番号を付することにより区別する。
<2.第1の実施形態(人体通信を介してMDの設定情報をSDに送信する例)>
以上、本開示の一実施形態に係る通信システムの概要について説明した。次に、本開示の第1の実施形態に係る通信システムについて説明する。本実施形態では、人体通信を用いて、第1の通信装置の設定情報が第3の通信装置を介して第2の通信装置に送信される。
<2−1.通信システムの構成>
まず、図3を参照して、本開示の第1の実施形態に係る通信装置100−1、通信装置200−1および通信装置300−1の構成について説明する。図3は、本開示の第1の実施形態に係る通信装置100−1、通信装置200−1および通信装置300−1の概略的な機能構成を示すブロック図である。
(通信装置100−1の構成)
通信装置100−1は、図3に示したように、制御部102、人体通信部104、電波通信部106および記憶部108を備える。例えば、通信装置100−1は、ユーザによって操作される携帯通信端末等であり得る。
制御部102は、通信装置100−1の動作を全体的に制御する。具体的には、制御部102は、人体通信部104および電波通信部106の制御を行う。例えば、制御部102は、人体通信部104および電波通信部106の起動および停止、ならびにデータの送信指示等を行う。
人体通信部104は、通信部の一部として、他の通信装置と人体を介した通信を行う。具体的には、人体通信部104は、通信装置200−1との通信を確立するための設定情報を送信する。例えば、人体通信部104は、第1の設定情報として、通信装置100−1のBT通信の設定情報を通信装置300−1に送信する。設定情報は、例えばペアリング情報等の認証情報であり得る。なお、人体通信部104は、図示しない通信電極および基準電極を有し、基準電極と通信電極との間に電位差を生じさせることによって通信を行う。
電波通信部106は、通信部の一部として、他の通信装置と電波を介した通信を行う。具体的には、電波通信部106は、人体通信部104によって送信された設定情報に基づいて通信装置200−1から送信される接続要求を受信し、当該接続要求に基づく通信を確立する。そして、電波通信部106は、通信装置200−1とデータの送受信を行う。例えば、電波通信部106は、BluetoothまたはWiFi(登録商標)等の無線通信方式を用いて通信を行う。
記憶部108は、送信される情報を記憶する。具体的には、記憶部108は、通信装置200−1に送信され、通信装置200−1において使用されるデータを記憶する。例えば、当該データは、音声もしくは画像のデータ、または動作プログラム等であり得る。また、記憶部108には、設定情報が事前に記憶されてもよい。なお、記憶部108に代えて、通信装置100−1の外部から当該データを取得する取得部が備えられてもよい。
(通信装置200−1の構成)
また、通信装置200−1は、図3に示したように、制御部202、人体通信部204、電波通信部206および出力部208を備える。例えば、通信装置200−1は、据置型の通信装置であり得る。
制御部202は、通信装置200−1の動作を全体的に制御する。具体的には、制御部202は、人体通信部204および電波通信部206の制御を行う。また、制御部202は、出力部208の制御を行う。例えば、制御部202は、電波通信部206によって受信されたデータを出力部208に提供し、出力部208に当該データに基づく出力を行わせる。
人体通信部204は、通信部の一部として、他の通信装置と人体を介した通信を行う。具体的には、人体通信部204は、通信装置100−1との通信を確立するための設定情報を受信する。例えば、人体通信部204は、通信装置100−1のBT通信の設定情報を通信装置300−1から受信する。
電波通信部206は、通信部の一部として、他の通信装置と電波を介した通信を行う。具体的には、電波通信部206は、人体通信部204によって受信された設定情報に基づいて通信装置100−1との通信を確立し、データの送受信を行う。
出力部208は、制御部202の指示に基づいて出力を行う。具体的には、出力部208は、電波通信部206によって受信されたデータに基づく出力を行う。例えば、出力部208は、音声、画像または振動等を出力し得る。
(通信装置300−1の構成)
また、通信装置300−1は、図3に示したように、制御部302、人体通信部304、記憶部306および電波通信部308を備える。例えば、通信装置300−1は、可搬性があり、ユーザの身体に装着され、またはユーザの身体によって保持される通信装置であり得る。
制御部302は、通信装置300−1の動作を全体的に制御する。具体的には、制御部302は、人体通信部304の制御を行う。例えば、制御部302は、人体通信部304の起動および停止、ならびにデータの送信指示等を行う。
人体通信部304は、通信部の一部として、他の通信装置と人体を介した通信を行う。具体的には、人体通信部304は、通信装置100−1と通信装置200−1との間の通信を確立するための設定情報の送受信を行う。例えば、人体通信部304は、通信装置100−1のBT通信の設定情報を通信装置100−1から受信し、当該BT通信の設定情報を通信装置200−1に送信する。
記憶部306は、送受信される設定情報を記憶する。具体的には、記憶部306は、人体通信部304によって受信された設定情報を記憶する。なお、当該設定情報は、人体通信部304によって記憶部306から読み出され、送信される。
電波通信部308は、通信部の一部として、他の通信装置と電波を介した通信を行う。具体的には、電波通信部308は、通信装置100−1もしくは200−1またはその他の通信装置と通信する。
<2−2.通信システムの処理>
次に、図4および図5を参照して、本実施形態における通信システムの処理について説明する。まず、図4を参照して、設定情報の事前登録処理について説明する。図4は、本実施形態に係る通信システムにおける設定情報の事前登録処理を概念的に示すシーケンス図である。
(設定情報の事前登録処理)
まず、MD−1およびWD−1は、人体通信機能を起動する(ステップS402)。具体的には、制御部102および302は、それぞれ人体通信部104および304を起動する。例えば、MD−1は別途タッチパネル等の操作部を備え、当該操作部に対するユーザ操作、例えば人体通信の開始指示操作が行われると、制御部102は、人体通信部104を起動する。また、WD−1は別途ボタン等の操作部を備え、当該操作部に対するユーザ操作、例えばユーザによるボタン押下等の操作が行われた際に、制御部302は人体通信部304を起動する。なお、制御部102および302は、定期的に人体通信部104および304を起動させてもよい。また、MD−1では、人体通信機能の起動方法が設定され、当該設定により起動方法が変化されてもよい。例えば、ユーザ操作による起動と定期的な起動とが設定によって切り替えられ得る。
次に、MD−1およびWD−1は、人体通信で相互認証を行う(ステップS404)。具体的には、人体通信部104および人体通信部304は、各々の認証情報を送信し、他方の認証情報を受信する。なお、認証情報が予めMD−1およびWD−1の間で共有されている場合または特定の製品である場合は、本ステップの処理が省略されてもよい。
次に、MD−1は、WD−1を認識する(ステップS406)。具体的には、制御部102は、WD−1との相互認証が正常に完了した場合、当該WD−1を通信相手として認識する。なお、ステップS404にて、相互認証が行われない場合、制御部102は、WD−1を通信可能なデバイスとして認識する。
次に、MD−1は、検出されたWD−1の登録有無をユーザに確認する(ステップS408)。具体的には、制御部102は、WD−1が認識された旨をユーザに提示し、ユーザに当該WD−1を登録するかどうかを判断させる。例えば、制御部102は、MD−1の別途備える表示部にWD−1が認識された旨を表示し、MD−1への当該WD−1の登録有無、およびWD−1へのMD−1の登録すなわちMD−1の設定情報の提供有無の選択操作をユーザに行わせる。例えば、ユーザが認識されたWD−1をUnlockデバイスとして登録する場合、両方の登録が選択され、ユーザがWD−1をUnlockデバイスとして登録せず、MD−1の設定情報をWD−1に登録させる場合、WD−1へのMD−1の登録が選択される。
次に、MD−1は、WD−1を登録する(ステップS410)。具体的には、認識されたWD−1をMD−1に登録する旨がユーザによって選択される場合、制御部102は、認証情報等の当該WD−1に係る情報を記憶部108に記憶させる。なお、WD−1へのMD−1の登録のみが選択される場合および両方を登録しない旨が選択される場合、本ステップの処理は省略される。
次に、MD−1は、人体通信で自装置の設定情報を送信する(ステップS412)。具体的には、制御部102は、人体通信部104に、MD−1のBT通信の設定情報をWD−1へ送信させる。なお、MD−1へのWD−1の登録のみが選択される場合および両方を登録しない旨が選択される場合、処理が終了される。
設定情報が受信されると、WD−1は、設定情報を記憶する(ステップS414)。具体的には、制御部302は、人体通信部304によって受信された設定情報を記憶部306に記憶させる。
(電波通信の確立処理)
次に、図5を参照して、電波通信の確立処理について説明する。図5は、本実施形態に係る通信システムにおける電波通信の確立処理を概念的に示すシーケンス図である。なお、設定情報の事前登録処理と実質的に同一である処理については説明を省略する。
まず、WD−1は、人体通信機能を起動し(ステップS502)、WD−1およびSD−1は、人体通信で相互認証を行う(ステップS504)。なお、相互認証が行われない場合、本ステップの処理は省略される。
次に、WD−1は、人体通信でMD−1の設定情報をSD−1に送信する(ステップS506)。具体的には、制御部302は、人体通信の相互認証が完了すると、記憶部306に記憶されるMD−1の設定情報を取得する。そして、制御部302は、人体通信部304に、取得されるMD−1の設定情報をSD−1へ送信させる。なお、制御部302は、SD−1から設定情報の送信要求が受信される場合に、人体通信部304にMD−1の設定情報を送信させてもよい。
MD−1の設定情報を受信したSD−1は、MD−1に対してBT通信の接続要求を行う(ステップS508)。具体的には、制御部202は、人体通信部204によってMD−1の設定情報が受信されると、電波通信部206に、受信されたMD−1の設定情報に基づくBT通信の接続要求をMD−1へ送信させる。
SD−1およびBT通信の接続要求を受けたMD−1は、BT通信のリンクを確立する(ステップS510)。具体的には、電波通信部106は、SD−1からBT通信の接続要求が受信されると、SD−1に接続を許可し、SD−1とのBT通信のリンクを確立する。
BT通信のリンク確立後、MD−1は、BT通信でデータをSD−1に送信する(ステップS512)。具体的には、制御部102は、記憶部108に記憶されるデータを取得し、電波通信部106に、取得されるデータをSD−1へ送信させる。なお、制御部102は、SD−1からデータ送信要求が受信される場合に、電波通信部106に、当該データ送信要求の示すデータをSD−1へ送信させてもよい。
データを受信したSD−1は、受信データに基づいて出力を行う(ステップS514)。具体的には、制御部202は、電波通信部206によって受信されたデータを出力部208に提供し、出力部208に当該データに基づく出力を行わせる。
なお、ステップS512およびS514の処理は繰り返し行われてもよく、またステップS512およびS514の処理が並列して行われ、ステップS512で受信されたデータは受信バッファにバッファリングされ、バッファリングされたデータがステップS514の処理で使用されてもよい。
このように、本開示の第1の実施形態によれば、通信装置300−1は、通信装置100−1と通信装置200−1との間の通信を確立するための設定情報について、通信装置100−1または通信装置200−1と人体通信を用いて通信する。また、通信装置100−1は、通信装置200−1との間の通信を確立するための設定情報について通信装置300−1と人体通信を用いて通信し、当該設定情報に基づく通信装置200−1との通信を確立する。また、通信装置200−1は、通信装置100−1との間の通信を確立するための設定情報について通信装置300−1と人体通信を用いて通信し、当該設定情報に基づく通信装置100−1との通信を確立する。このため、ユーザは通信装置100−1および通信装置200−1を隣接する位置に移動させることなく、通信装置300−1を装着し、または保持するユーザが、通信を確立させたい通信装置に接触することのみによって当該通信装置間の通信を確立させることができる。その結果、通信確立の際のユーザの利便性を維持しながら、ユーザの負担を軽減することが可能となる。
また、上記の設定情報は、通信装置100−1の設定情報を含み、通信装置300−1は、当該設定情報を通信装置100−1から人体通信を用いて受信する。また、通信装置100−1は、当該設定情報を通信装置300−1に人体通信を用いて送信する。また、通信装置200−1は、当該設定情報を通信装置300−1から人体通信を用いて受信する。このため、一方の通信装置の設定情報のみが通信されることにより、両方の設定情報が通信されるよりも通信確立にかかるオーバヘッドを低減することが可能となる。
<2−3.変形例>
以上、本開示の第1の実施形態について説明した。なお、本実施形態は、上述の例に限定されない。以下に、本実施形態の第1〜第4の変形例について説明する。
(第1の変形例)
本実施形態の第1の変形例として、通信システムは、通信装置300−1が通信装置100−1の設定情報を通信装置200−1に送信する際に、ユーザに送信許可の有無を確認してもよい。
具体的には、通信装置300−1は、通信装置100−1の設定情報の送信許可照会を通信装置100−1に送信し、送信許可が通信装置100−1から受信される場合、当該設定情報を通信装置200−1に電波通信を用いて送信する。また、通信装置100−1は、当該設定情報の送信許可照会が通信装置300−1から受信される場合に、ユーザに対して当該送信許可照会があった旨の提示を行い、当該提示に対して行われるユーザ操作に基づいて当該設定情報の送信許否についての決定を行う。さらに、図6を参照して、本変形例の処理を詳細に説明する。図6は、本実施形態の第1の変形例に係る通信システムの電波通信の確立処理を概念的に示すシーケンス図である。なお、本実施形態の処理と実質的に同一である処理については説明を省略する。
まず、WD−1は、人体通信機能を起動し(ステップS602)、WD−1およびSD−1は、人体通信で相互認証を行う(ステップS604)。なお、相互認証が行われない場合、本ステップの処理は省略される。
次に、WD−1は、BT通信で送信許可照会をMD−1に送信する(ステップS606)。具体的には、制御部302は、記憶部306に記憶される設定情報の送信元であるMD−1に当該設定情報の送信許可を問い合わせるための送信許可照会を電波通信部308に送信させる。
送信許可照会を受信したMD−1は、ユーザに送信許可の有無を確認する(ステップS608)。具体的には、制御部102は、電波通信部106によって送信許可照会が受信されると、MD−1が別途備える表示部等を介して送信許可照会のあった旨をユーザに提示し、送信許可の有無の選択をユーザに促す。そして、制御部102は、ユーザの選択操作に基づいて設定情報の送信を許可するかを決定する。なお、送信許可照会には、設定情報の送信先となるSD−1を示す情報が含まれていてもよく、制御部102は、当該SD−1を示す情報をユーザに提示してもよい。
次に、MD−1は、BT通信で送信許可をWD−1に送信する(ステップS610)。具体的には、制御部102は、ユーザの選択操作が送信許可を示す場合、送信を許可する旨の決定を行い、電波通信部106に送信許可をWD−1へ送信させる。
送信許可を受信したWD−1は、人体通信でMD−1の設定情報をSD−1に送信する(ステップS612)。具体的には、人体通信部304によって送信許可が受信されると、制御部302は、人体通信部304に記憶部306から取得されたMD−1の設定情報をSD−1へ送信させる。
MD−1の設定情報を受信したSD−1は、MD−1に対してBT通信の接続要求を行い(ステップS614)、SD−1およびBT通信の接続要求を受けたMD−1は、BT通信のリンクを確立する(ステップS616)。そして、BT通信のリンク確立後、MD−1は、BT通信でデータを送信し(ステップS618)、当該データを受信したSD−1は、受信データに基づいて出力を行う(ステップS620)。
このように、本実施形態の第1の変形例によれば、通信装置300−1は、通信装置100−1の設定情報の送信許可照会を通信装置100−1に送信し、送信許可が通信装置100−1から受信される場合、当該設定情報を通信装置200−1に人体通信を用いて送信する。このため、MD−1の設定情報が無条件に提供され、不特定の通信装置からアクセスされることを防止し、MD−1に係る情報の安全性を維持することが可能となる。
また、通信装置100−1は、当該設定情報の送信許可照会が通信装置300−1から受信される場合に、ユーザに対して当該送信許可照会があった旨の提示を行い、当該提示に対して行われるユーザ操作に基づいて当該設定情報の送信許否についての決定を行う。このため、ユーザの意図に反した設定情報の送信が行われないことにより、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
なお、上記では、制御部102が設定情報の送信許否をユーザ操作に基づいて決定する例を説明したが、設定情報の送信許否は予め決定されていてもよい。例えば、記憶部108には、送信を許可するSD−1の種類を示す種類情報が記憶され、送信許可照会に含まれるSD−1を示す情報には、当該SD−1の種類情報が含まれ得る。そして、制御部102は、受信された送信許可照会に含まれる種類情報が、記憶部108に記憶される種類情報と一致するかを判定し、一致すると判定される場合に、電波通信部106に送信許可を送信させる。なお、当該種類情報は、ユーザの設定により記憶部108に記憶される。この場合、記憶される設定に従って自動的に送信許可が送信されることにより、ユーザの意図に即しながらユーザの手間を省くことが可能となる。
(第2の変形例)
本実施形態の第2の変形例として、通信装置300−1は、通信装置100−1の設定情報が複数存在する場合、いずれの設定情報を送信するかを通信装置100−1に問い合わせてもよい。具体的には、通信装置300−1は、通信装置100−1の設定情報が複数存在する場合、送信許可照会を通信装置100−1に送信し、受信される送信許可が示す設定情報を通信装置200−1に人体通信を用いて送信する。
例えば、制御部302は、SD−1にMD−1の設定情報を送信する際に、記憶部306に設定情報が複数記憶されているかを判定する。設定情報が複数記憶されていると判定される場合、制御部302は、電波通信部308を介して、設定情報に係る複数のMD−1の各々に送信許可照会を送信する。
当該送信許可照会が受信されると、制御部102は、MD−1が別途備える表示部等を介して送信許可照会のあった旨をユーザに提示し、設定情報の送信許否の選択をユーザに促す。そして、制御部102は、ユーザの選択操作に基づいて設定情報の送信許否を決定する。設定情報の送信を許可する旨が決定されると、制御部102は、電波通信部106に送信許可をWD−1へ送信させる。
当該送信許可が受信されると、制御部302は、人体通信部304に当該送信許可の送信元であるMD−1の設定情報をSD−1へ送信させる。
このように、本実施形態の第2の変形例によれば、通信装置300−1は、通信装置100−1の設定情報が複数存在する場合、送信許可照会を通信装置100−1に送信し、受信される送信許可が示す設定情報を通信装置200−1に人体通信を用いて送信する。このため、設定情報が不特定の通信装置に拡散されることを防止し、MD−1に係る情報の安全性を維持することが可能となる。
なお、送信許可照会に複数の通信装置100−1の設定情報が含まれ、1つの通信装置100−1の操作によって送信が許可される設定情報が決定されてもよい。例えば、スマートフォンのような通信装置100−1およびテレビジョン受像機のような通信装置100−1の設定情報が通信装置300−1に登録されている場合、設定情報のリストを含む送信許可照会が通信装置300−1から両方の通信装置100−1に送信される。そして、スマートフォンにおいて送信が許可される通信装置100−1、例えばテレビジョン受像機の設定情報が選択され、スマートフォンから当該設定情報を示す情報を含む送信許可が通信装置300−1に送信される。そして、当該送信許可を受信した通信装置300−1は、当該送信許可が示す設定情報を通信装置200−1に送信する。この場合、送信の許可される設定情報が他の通信装置100−1によって選択されることにより、ユーザ操作が困難な通信装置100−1と通信装置200−1との間で通信を確立させることが可能となる。
(第3の変形例)
本実施形態の第3の変形例として、通信装置300−1は、通信装置100−1の設定情報が複数存在する場合、当該複数の設定情報の各々について通信装置200−1に接続を要求させてもよい。具体的には、通信装置300−1は、通信装置100−1の設定情報が複数存在する場合、複数の設定情報のうちの一部または全部を通信装置200−1に人体通信を用いて送信する。
例えば、制御部302は、SD−1にMD−1の設定情報を送信する際に、記憶部306に設定情報が複数記憶されているかを判定する。設定情報が記憶部306に複数記憶されていると判定される場合、制御部302は、人体通信部304を介してSD−1に複数の設定情報のうちの一部を送信する。
複数の設定情報が受信されると、制御部202は、電波通信部206に、受信された複数の設定情報の1つに基づいてMD−1へ接続要求を行わせる。そして、当該接続要求によって通信が確立されなかった場合、電波通信部206は、次の設定情報に基づいて接続要求を行う。受信された全ての設定情報について通信が確立されなかった場合、制御部202は、人体通信部204に設定情報の送信要求をWD−1へ送信させる。
設定情報の送信要求が受信されると、制御部302は、人体通信部304に記憶部306に記憶される未送信の設定情報をSD−1へ送信させる。
なお、制御部302は、設定情報の初回の送信において、人体通信部304に記憶部306に記憶されている全ての設定情報をSD−1へ送信させてもよい。
このように、本実施形態の第3の変形例によれば、通信装置300−1は、通信装置100−1の設定情報が複数存在する場合、複数の設定情報のうちの一部または全部を通信装置200−1に人体通信を用いて送信する。このため、不特定の通信装置にMD−1の設定情報が拡散されるおそれがない場合に、ユーザの確認にかかる手間を省略することができ、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
(第4の変形例)
本実施形態の第4の変形例として、通信装置200−1は、通信装置100−1との通信後に、設定情報を破棄してもよい。具体的には、制御部202は、通信装置300−1から受信された通信装置100−1の設定情報を一時的に通信装置200−1の別途備える記憶部等に記憶させる。そして、電波通信部206は、当該設定情報に基づいて通信装置100−1との通信を行う。そして、通信装置100−1との通信が終了した際に、制御部202は、記憶部に記憶される当該設定情報を消去する。
このように、本実施形態の第4の変形例によれば、通信装置200−1は、通信装置100−1との通信後に、設定情報を破棄する。このため、MD−1の設定情報がSD−1を介して他の通信装置に拡散されることを抑制し、MD−1に係る情報の安全性を維持することが可能となる。また、設定情報の登録数に上限がある場合、設定情報の登録数が上限に達することを抑制し、追加的な設定情報の登録が困難となることを防止することが可能となる。
なお、通信装置200−1は、登録される設定情報が所定数に達した場合、所定の条件を満たす設定情報を削除してもよい。例えば、制御部202は、設定情報の登録数が上限に達した場合、設定情報の利用時間が他の設定情報よりも古い設定情報を削除してもよく、登録時間が他の設定情報よりも古い設定情報を削除してもよい。また、通信装置200−1は、登録される設定情報が所定数に達した場合、不作為に1つまたは複数の設定情報を削除してもよい。
<3.第2の実施形態(人体通信を介してSDの設定情報をMDに送信する例)>
以上、本開示の第1の実施形態に係る通信システムについて説明した。次に、本開示の第2の実施形態に係る通信システムについて説明する。本実施形態では、人体通信を用いて、第2の通信装置の設定情報が第3の通信装置を介して第1の通信装置に送信される。
<3−1.通信システムの構成>
まず、本開示の第2の実施形態に係る通信装置100−2、通信装置200−2および通信装置300−2の構成について説明する。なお、第1の実施形態における構成と実質的に同一である構成については説明を省略する。
(通信装置100−2の構成)
電波通信部106は、通信装置200−2との通信を確立するための設定情報を受信する。例えば、電波通信部106は、第2の設定情報として、通信装置200−2の設定情報を通信装置300−2から受信する。
また、電波通信部106は、通信装置300−2から受信された通信装置200−2の設定情報に基づいて通信装置200−2との通信を確立し、データの送受信を行う。例えば、電波通信部106は、通信装置300−2から受信された設定情報に基づいて通信装置200−2にBT通信の接続要求を送信し、通信確立後にデータの送受信を行う。
記憶部108は、受信される設定情報を記憶する。例えば、記憶部108は、電波通信部106によって受信された通信装置200−2の設定情報を記憶する。
(通信装置200−2の構成)
人体通信部204は、通信装置100−2との通信を確立するための設定情報を送信する。例えば、人体通信部204は、通信装置200−2の設定情報を通信装置300−2に送信する。
電波通信部206は、人体通信部204によって送信された設定情報に基づいて通信装置100−2から送信される接続要求を受信し、当該接続要求に基づく通信を確立する。そして、電波通信部206は、通信装置100−2とデータの送受信を行う。
(通信装置300−2の構成)
制御部302は、人体通信部304と同様に、電波通信部308の制御を行う。例えば、制御部302は、電波通信部308の起動および停止、ならびにデータの送信指示等を行う。
人体通信部304は、通信装置100−2と通信装置200−2との通信を確立するための設定情報を受信する。例えば、人体通信部304は、通信装置200−2の設定情報を通信装置200−2から受信する。
電波通信部308は、人体通信部304によって受信される設定情報を送信する。例えば、電波通信部308は、人体通信部304によって受信される通信装置200−2の設定情報を通信装置100−2に送信する。
<3−2.通信システムの処理>
次に、図7を参照して、本実施形態に係る通信システムの電波通信の確立処理について説明する。図7は、本実施形態に係る通信システムにおける電波通信の確立処理を概念的に示すシーケンス図である。なお、第1の実施形態と実質的に同一である設定情報の事前登録処理その他の処理については説明を省略する。
(電波通信の確立処理)
まず、WD−2は、人体通信機能を起動し(ステップS702)、WD−2およびSD−2は、人体通信で相互認証を行う(ステップS704)。なお、相互認証が行われない場合、本ステップの処理は省略される。
次に、SD−2は、人体通信でSD−2の設定情報をWD−2に送信する(ステップS706)。具体的には、制御部202は、人体通信の相互認証が完了すると、人体通信部204に、電波通信に係るSD−2の設定情報をWD−2へ送信させる。なお、制御部202は、WD−2から設定情報の送信要求が受信される場合に、人体通信部204にSD−2の設定情報を送信させてもよい。
SD−2の設定情報を受信したWD−2は、BT通信でSD−2の設定情報をMD−2に送信する(ステップS708)。具体的には、制御部302は、人体通信部304によってSD−2の設定情報が受信されると、電波通信部308に、受信されたSD−2の設定情報をMD−2へ送信させる。なお、MD−2への当該設定情報の送信の際には、設定情報の事前登録処理において記憶部306に記憶されたMD−2の設定情報が用いられる。また、制御部302は、受信されたSD−2の設定情報を記憶部306に記憶させてもよい。
SD−2の設定情報を受信したMD−2は、SD−2に対してBT通信の接続要求を行う(ステップS710)。具体的には、制御部102は、電波通信部106によってSD−2の設定情報が受信されると、電波通信部106に、受信されたSD−2の設定情報に基づくBT通信の接続要求をSD−2へ送信させる。
次に、MD−2およびBT通信の接続要求を受けたSD−2は、BT通信のリンクを確立し(ステップS712)、BT通信のリンク確立後、MD−2は、BT通信でデータをSD−2に送信し(ステップS714)、当該データを受信したSD−2は、受信データに基づいて出力を行う(ステップS716)。なお、ステップS714およびS716の処理は、第1の実施形態におけるステップS512およびS514と同様に行われてもよい。
このように、本開示の第2の実施形態によれば、通信装置300−2は、通信装置200−2の設定情報を通信装置200−2から人体通信を用いて受信し、受信される当該設定情報を通信装置100−2に送信する。また、通信装置100−2は、通信装置200−2の設定情報を通信装置300−2から受信し、受信される当該設定情報に基づいて通信装置200−2との通信を確立する。また、通信装置200−2は、通信装置200−2の設定情報を通信装置300−2に人体通信を用いて送信し、当該設定情報に基づいて送信される通信装置100−2からの通信確立要求を受信し、当該通信確立要求に基づいて通信装置100−2との通信を確立する。このため、通信装置100−2の設定情報が他の通信装置に提供されないことにより、当該設定情報が拡散されることを防止し、通信装置100−2に係る情報の安全性を向上させることが可能となる。
なお、上記では、ユーザが通信装置200−2に接触することによってBT通信が確立される例を説明したが、ユーザが通信装置100−2に接触することによってBT通信が確立されてもよい。例えば、事前に通信装置300−2に通信装置200−2の設定情報が登録される場合、通信装置300−2は、ユーザが通信装置100−2に接触することによって人体通信を介して通信装置200−2の設定情報を通信装置100−2に送信する。そして、通信装置100−2は通信装置200−2とのBT通信を確立する。
<3−3.変形例>
以上、本開示の第2の実施形態について説明した。なお、本実施形態は、上述の例に限定されない。以下に、本実施形態の変形例について説明する。
本実施形態の変形例として、通信装置300−2は、通信が行われない間はスリープ状態であってもよい。具体的には、通信装置300−2は、所定の信号が他の通信装置から受信された際に、人体通信可能な状態に遷移する。例えば、通信装置200−2は、自装置に対するユーザの近接を検出し、当該ユーザの近接が検出された際に、人体通信を促す信号を送信し、当該信号を受信した通信装置300−2は、人体通信可能な状態に遷移する。さらに、図8を参照して、本変形例の処理について詳細に説明する。図8は、本実施形態の変形例に係る通信システムにおける電波通信の確立処理を概念的に示すシーケンス図である。なお、第2の実施形態の処理と実質的に同一である処理については説明を省略する。
まず、SD−2は、ユーザの近接を検出する(ステップS802)。具体的には、SD−2は、ユーザの近接を検出するセンサを備える。例えば、センサは、赤外線センサ、超音波センサもしくは可視光センサ等の人感センサであり得て、SD−2に対するユーザの接近または接触を検出する。また、上記センサの代わりに、プッシュボタン等のスイッチが押下アクションを検出し、または押圧センサがユーザによる押圧を検出することによってユーザの近接が検出されてもよい。
ユーザの近接が検出される場合、SD−2は、BT通信でビーコンを送信する(ステップS804)。具体的には、制御部202は、センサによってユーザの近接が検出された際に、電波通信部206にビーコン、例えばアドバタイジングパケットを送信させる。なお、人体通信を促す信号として送信される信号はこれに限定されない。例えば、所定のデータパケットまたは制御パケット等が送信されてもよい。
ビーコンが受信されると、WD−2は、人体通信機能を起動する(ステップS806)。具体的には、制御部302は、電波通信部308によってビーコンが受信されると、人体通信部304を起動する。
なお、ステップS808〜S820の処理については、図7に示した第2の実施形態のステップS704〜S716の処理と実質的に同一であるため説明を省略する。
このように、本実施形態の変形例によれば、通信装置300−2は、所定の信号が他の通信装置から受信された際に、人体通信可能な状態に遷移する。このため、通信が開始されるまでの間は人体通信機能がスリープ状態にされることにより、電力消費を抑制し、通信装置300−3をより長期に稼働させることが可能となる。
また、通信装置200−2は、自装置に対するユーザの近接を検出し、当該ユーザの近接が検出された際に、人体通信を促す信号を送信する。ここで、人体通信では、人体通信に対応する装置を装着した人と通信相手となる通信装置とが近接しなければ通信が行われない。そのため、ユーザが通信装置200−2に近接した場合にのみ当該ユーザが装着する通信装置300−2の人体通信機能を起動させることにより、通信装置300−2の電力消費の抑制と効率的な人体通信とを両立させることが可能となる。
また、上記では、通信装置200−2が、人体通信を促す信号を送信する例を説明したが、通信装置100−2が当該信号を送信してもよい。例えば、制御部102は、電波通信部106にビーコンを定期的に送信させ、または通信装置100−2に対するユーザ操作に応じて電波通信部106にビーコンを送信させる。この場合、通信装置200−2から上記の信号が送信されない場合であっても通信装置300−2の人体通信機能が起動されることにより、通信装置300−2の電力消費を抑制しながら通信が不通となることを回避することが可能となる。
<4.本開示の一実施形態に係るハードウェア構成>
以上、本開示の各実施形態に係る通信装置100、200および300(以下、通信装置100等とも称する。)について説明した。上述した通信装置100等の処理は、ソフトウェアと、以下に説明する通信装置100等のハードウェアとの協働により実現される。
図9は、本開示に係る通信装置100等のハードウェア構成を示した説明図である。図9に示したように、通信装置100等は、CPU(Central Processing Unit)132と、ROM(Read Only Memory)134と、RAM(Random Access Memory)136と、ブリッジ138と、バス140と、インターフェース142と、入力装置144と、出力装置146と、ストレージ装置148と、ドライブ150と、接続ポート152と、通信制御装置154とを備える。
CPU132は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムと協働して通信装置100等内の制御部の動作を実現する。また、CPU132は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM134は、CPU132が使用するプログラムまたは演算パラメータ等を記憶する。RAM136は、CPU132の実行にいて使用するプログラムまたは実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。ROM134およびRAM136により、通信装置100等内の記憶部の一部を実現する。CPU132、ROM134およびRAM136は、CPUバスなどから構成される内部バスにより相互に接続されている。
入力装置144は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段、およびユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU132に出力する入力制御回路などから構成されている。通信装置100等のユーザは、入力装置144を操作することにより、通信装置100等に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置146は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、ランプなどの装置への出力を行う。さらに、出力装置146は、スピーカおよびヘッドフォンなどの音声出力を行ってもよい。
ストレージ装置148は、データ格納用の装置である。ストレージ装置148は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されるデータを削除する削除装置等を含んでもよい。ストレージ装置148は、CPU132が実行するプログラムや各種データを格納する。
ドライブ150は、記憶媒体用リーダライタであり、通信装置100等に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ150は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体に記録されている情報を読み出して、RAM134に出力する。また、ドライブ150は、リムーバブル記憶媒体に情報を書込むこともできる。
接続ポート152は、例えば、通信装置100等の外部の情報処理装置または周辺機器と接続するためのバスである。また、接続ポート152は、USB(Universal Serial Bus)であってもよい。
通信制御装置154は、例えば、通信装置100等の電波通信部の一例として、ネットワークに接続するための通信デバイスで構成される通信インターフェースである。また、通信制御装置154は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であってもよく、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置であってもよい。さらに、通信制御装置154は、人体通信に係るデバイスを含む。
<5.むすび>
以上、本開示の第1の実施形態によれば、ユーザは通信装置100および通信装置200を隣接する位置に移動させることなく通信装置に接触することのみによって当該通信装置間の通信を確立させることができ、通信確立の際のユーザの利便性を維持しながら、ユーザの負担を軽減することが可能となる。また、本開示の第2の実施形態によれば、通信装置100の設定情報が他の通信装置に提供されないことにより、当該設定情報が拡散されることを防止し、通信装置100に係る情報の安全性を向上させることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、1つの通信装置300を介して通信装置100と通信装置200との間で設定情報が送受信されるとしたが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、複数の通信装置300を介して設定情報が送受信されてもよい。
また、上記実施形態では、通信装置300は、通信装置100の設定情報を事前登録処理において記憶する例を説明したが、当該設定情報は、通信装置300に予め記憶されていてもよい。この場合、事前登録処理は省略される。
また、上記第1の実施形態の第1の変形例では、通信装置300は、人体通信を用いて送信許可照会を通信装置100に送信する例を説明したが、通信装置300は、他の通信方式、例えばBT通信を用いて送信許可照会を通信装置100に送信してもよい。なお、BT通信が用いられる場合、当該BT通信には、設定情報の事前登録処理において通信装置300に記憶された通信装置100の設定情報が用いられる。
また、上記第2の実施形態では、通信装置300から設定情報の送信要求が受信される場合に通信装置200が自装置の設定情報を送信する例を説明したが、通信装置300は、通信装置100から設定情報の送信要求指示が受信される場合に、当該送信要求を通信装置200に送信してもよい。
例えば、制御部102は、通信装置200へのデータ送信指示操作、例えば音楽再生開始指示または表示番組選択等の操作が通信装置100に対して行われると、人体通信部104または電波通信部106に送信要求指示を通信装置300へ送信させる。当該送信要求指示が受信され、かつ人体通信が可能な場合に、制御部302は、人体通信部304に送信要求を通信装置200へ送信させる。
この場合、ユーザ操作に基づいて通信装置200から設定情報が取得されることにより、ユーザが誤って通信装置200に触れる等して通信装置200の設定情報が送信され、通信装置200が誤作動することを防止することが可能となる。
また、上記第2の実施形態の変形例では、通信装置300がスリープ状態である例を説明したが、通信装置100または通信装置200がスリープ状態であってもよい。例えば、通信装置100または通信装置200は、通信装置300から所定の信号が受信されると、人体通信可能な状態に遷移する。この場合、通信装置300だけでなく、通信装置100または通信装置200の電力消費を抑制することが可能となる。
また、上記第2の実施形態の変形例では、通信装置300は通信装置100または通信装置200から所定の信号を受信する例を説明したが、当該所定の信号は、通信装置100または通信装置200から他の通信装置等を経由して通信装置300に受信されてもよい。
また、上記実施形態では、通信装置300が電波通信部308を備える例を説明したが、通信装置300は電波通信部308を備えなくてもよい。例えば、通信装置300は、人体通信部304のみを用いて通信装置100および200と通信を行う。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を確立するための設定情報について、前記第1の通信装置または前記第2の通信装置と人体通信を用いて通信する通信部を備える通信装置。
(2)前記設定情報は、前記第1の通信装置の設定情報である第1の設定情報を含み、前記通信部は、前記第1の設定情報を前記第1の通信装置から人体通信を用いて受信する、前記(1)に記載の通信装置。
(3)前記通信部は、前記第1の設定情報の送信許可照会を前記第1の通信装置に送信し、送信許可が前記第1の通信装置から受信される場合、前記第1の設定情報を前記第2の通信装置に人体通信を用いて送信する、前記(2)に記載の通信装置。
(4)前記通信部は、前記第1の設定情報が複数存在する場合、前記送信許可照会を前記第1の通信装置に送信し、受信される前記送信許可が示す第1の設定情報を前記第2の通信装置に人体通信を用いて送信する、前記(3)に記載の通信装置。
(5)前記通信部は、前記第1の設定情報が複数存在する場合、複数の前記第1の設定情報のうちの一部または全部を前記第2の通信装置に人体通信を用いて送信する、前記(2)または(3)に記載の通信装置。
(6)前記設定情報は、前記第2の通信装置の設定情報である第2の設定情報を含み、前記通信部は、前記第2の設定情報を前記第2の通信装置から人体通信を用いて受信し、受信される前記第2の設定情報を前記第1の通信装置に送信する、前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の通信装置。
(7)前記通信部は、所定の信号が他の通信装置から受信された際に、人体通信可能な状態に遷移する、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の通信装置。
(8)第2の通信装置との間の通信を確立するための設定情報について第3の通信装置と人体通信を用いて通信し、前記設定情報に基づく前記第2の通信装置との通信を確立する通信部を備える通信装置。
(9)前記設定情報は、自装置の設定情報である第1の設定情報を含み、前記通信部は、前記第1の設定情報を前記第3の通信装置に前記人体通信を用いて送信する、前記(8)に記載の通信装置。
(10)前記第1の設定情報の送信許可照会が前記第3の通信装置から受信される場合に、ユーザに対して前記送信許可照会があった旨の提示を行い、前記提示に対して行われるユーザ操作に基づいて前記第1の設定情報の送信許否についての決定を行う制御部をさらに備える、前記(9)に記載の通信装置。
(11)前記設定情報は、前記第2の通信装置の設定情報である第2の設定情報を含み、前記通信部は、前記第2の設定情報を前記第3の通信装置から受信し、受信される前記第2の設定情報に基づいて、前記第2の通信装置との前記人体通信とは異なる通信を確立する、前記(9)または(10)に記載の通信装置。
(12)前記通信部は、人体通信を促す信号を送信する、前記(8)〜(11)のいずれか1項に記載の通信装置。
(13)第1の通信装置との間の通信を確立するための設定情報について第3の通信装置と人体通信を用いて通信し、前記設定情報に基づく前記第1の通信装置との通信を確立する通信部を備える通信装置。
(14)前記設定情報は、前記第1の通信装置の設定情報である第1の設定情報を含み、前記通信部は、前記第1の設定情報を前記第3の通信装置から人体通信を用いて受信する、前記(13)に記載の通信装置。
(15)前記通信部は、前記第1の通信装置との通信後、前記第1の設定情報を破棄する、前記(14)に記載の通信装置。
(16)前記設定情報は、自装置の設定情報である第2の設定情報を含み、前記通信部は、前記第2の設定情報を前記第3の通信装置に人体通信を用いて送信し、前記第2の設定情報に基づいて送信される前記第1の通信装置からの通信確立要求を受信し、前記通信確立要求に基づいて前記第1の通信装置との通信を確立する、前記(13)〜(15)のいずれか1項に記載の通信装置。
(17)自装置に対するユーザの近接を検出する検出部をさらに備え、前記通信部は、前記検出部により前記ユーザの近接が検出された際に、人体通信を促す信号を送信する、前記(13)〜(16)のいずれか1項に記載の通信装置。
(18)第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を確立するための設定情報を、前記第1の通信装置または前記第2の通信装置に人体通信を用いて送信することと、前記設定情報に基づいて前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との通信を確立することと、
を含む通信方法。
(19)第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を確立するための設定情報を、前記第1の通信装置または前記第2の通信装置に人体通信を用いて送信する機能と、前記設定情報に基づいて前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との通信を確立する機能と、を備える通信システム。
100、200、300 通信装置
102、202、302 制御部
104、204、304 人体通信部
106、206、308 電波通信部
108、306 記憶部
208 出力部

Claims (10)

  1. 第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を確立するための設定情報について、前記第1の通信装置または前記第2の通信装置と人体通信を用いて通信する通信部を備え、
    前記設定情報は、前記第1の通信装置の設定情報である第1の設定情報を含み、
    前記通信部は、
    前記第1の設定情報を前記第1の通信装置から人体通信を用いて受信し、
    前記第1の設定情報の送信許可照会を前記第1の通信装置に送信し、
    送信許可が前記第1の通信装置から受信される場合、前記第1の設定情報を前記第2の通信装置に人体通信を用いて送信する、
    通信装置。
  2. 前記通信部は、前記第1の設定情報が複数存在する場合、前記送信許可照会を前記第1の通信装置に送信し、
    受信される前記送信許可が示す第1の設定情報を前記第2の通信装置に人体通信を用いて送信する、請求項に記載の通信装置。
  3. 前記通信部は、前記第1の設定情報が複数存在する場合、複数の前記第1の設定情報のうちの一部または全部を前記第2の通信装置に人体通信を用いて送信する、請求項に記載の通信装置。
  4. 前記設定情報は、前記第2の通信装置の設定情報である第2の設定情報を含み、
    前記通信部は、前記第2の設定情報を前記第2の通信装置から人体通信を用いて受信し、
    受信される前記第2の設定情報を前記第1の通信装置に送信する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記通信部は、所定の信号が他の通信装置から受信された際に、人体通信可能な状態に遷移する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 第2の通信装置との間の通信を確立するための設定情報について第3の通信装置と人体通信を用いて通信し、
    前記設定情報に基づく前記第2の通信装置との通信を確立する通信部を備え、
    前記設定情報は、自装置の設定情報である第1の設定情報を含み、
    前記通信部は、前記第1の設定情報を前記第3の通信装置に前記人体通信を用いて送信し、
    前記第1の設定情報の送信許可照会が前記第3の通信装置から受信される場合に、ユーザに対して前記送信許可照会があった旨の提示を行い、前記提示に対して行われるユーザ操作に基づいて前記第1の設定情報の送信許否についての決定を行う制御部をさらに備える、
    通信装置。
  7. 前記設定情報は、前記第2の通信装置の設定情報である第2の設定情報を含み、
    前記通信部は、前記第2の設定情報を前記第3の通信装置から受信し、
    受信される前記第2の設定情報に基づいて、前記第2の通信装置との間に、前記人体通信とは異なる方式の通信を確立する、請求項に記載の通信装置。
  8. 前記通信部は、人体通信を促す信号を送信する、請求項6又は7に記載の通信装置。
  9. 第3の通信装置が、第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を確立するための設定情報を、前記第1の通信装置または前記第2の通信装置に人体通信を用いて送信することと、前記設定情報に基づいて前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との通信を確立することと、
    を含み、
    前記設定情報は、前記第1の通信装置の設定情報である第1の設定情報を含み、
    前記第3の通信装置が、
    前記第1の設定情報を前記第1の通信装置から人体通信を用いて受信し、
    前記第1の設定情報の送信許可照会を前記第1の通信装置に送信し、
    送信許可が前記第1の通信装置から受信される場合、前記第1の設定情報を前記第2の通信装置に人体通信を用いて送信する、
    ことをさらに含む、
    通信方法。
  10. 第1及び第2の通信装置と、
    前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間の通信を確立するための設定情報を、前記第1の通信装置または前記第2の通信装置に人体通信を用いて送信し、前記設定情報に基づいて前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との通信を確立する第3の通信装置と、
    を備え、
    前記設定情報は、前記第1の通信装置の設定情報である第1の設定情報を含み、
    前記第3の通信装置は、前記第1の設定情報を前記第1の通信装置から人体通信を用いて受信し、前記第1の設定情報の送信許可照会を前記第1の通信装置に送信し、送信許可が前記第1の通信装置から受信される場合、前記第1の設定情報を前記第2の通信装置に人体通信を用いて送信する、
    通信システム。
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