JP6578599B2 - 水中用薬注装置 - Google Patents

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本発明は、汚濁水の処理等に用いられる薬注装置に係り、さらに詳しくは汚濁水の処理等に用いられる水中用薬注装置に関する。
従来、汚濁水の処理方法の代表的な方法として凝集法が広く知られている。一般的な方法としては急速撹拌槽の表層水に凝集剤を添加して行われていた。しかしながら、この方法では急速撹拌槽内で汚濁水と凝集剤を全般的に混合することを形成することは困難であり、さらに短時間の混合でフロックを形成することも困難であった。
そこでこれらの方法の改良法として処理槽内に小区画域を設け、該小区画域内には不均一性触媒の多面積接触体を内在させ、かかる小区画域内に、酸性凝集剤と、該酸性凝集剤が弱酸性から弱アルカリ性のpHに調整するのに必要な化学当量の均一性触媒のアルカリ剤とを添加することを特徴とする原水の処理方法が提案されている(特許文献1)。
特開2012−61426号公報
前記特許文献1には、処理層内に小区画域を設け、該小区画域内に凝集剤を添加することが開示されている。そして小区画域として用いられるものとして、ロート形の筒状体が開示され、さらに該ロート形の筒状体の周壁面にスリットを設けることが開示されている。しかしながら、このロート形の筒状体を用いた場合、従来の小区画域を設けない場合に比べれば格段に混合効率は向上したが、未だ満足にするものではなかった。
本発明者は、さらに効率的に汚濁水中の汚濁物質をフロック化させるかについて種々研究を重ねた結果本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、逆円錐形のテーパーコーン部の先端に管状部を設け、かつ前記テーパーコーン部の側壁に水導入口を設けた水中用薬注装置および逆円錐形のテーパーコーン部の先端に管状部を設け、かつ前記テーパーコーン部の側壁に水導入口を設けてなる水中用薬注装置の下部に、間隔を設けて、逆円錐形のテーパーコーン部の先端に管状部を設けた水中用薬注装置を少なくとも1個垂設することを特徴とする水中用多段薬注装置に関する。
本発明の薬注装置を用いることによって、凝集剤と汚濁水の接触頻度が高まることから、高濁度のフロックを形成させることができ、それに伴い汚濁水の諸条件に左右されにくいため、従来のような凝集剤の多量注入を防止することができる。また本発明の薬注装置は処理する汚濁水の水流を利用するため、特に撹拌装置等を設置する必要もないので省エネルギー化を行うことができる。
水中用薬注装置の側面図である。 多段の水中用薬注装置の側面図である。 他の態様を示す多段の水中用薬注装置の側面図である。 多段の水中用薬注装置の使用状態を示す側断面概略図である。 多段の水中用薬注装置に撹拌器を設けたときの使用状態を示す側断面概略図である。
次に本発明を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の水中用薬注装置の正面図である。
逆円錐形のテーパーコーン部2の先端部3に円管の管状部4を設け、かつ前記テーパーコーン部2の側壁に水導入口5を設けることによって構成されている。
また最上部の水導入口5を有する水中用薬注装置の下部に設けられる水中用薬注装置は必ずしも水導入口5を設ける必要はない。
本発明の水中用薬注装置におけるテーパーコーン部2の上縁部の直径Aと管状部4の直径Bとの関係はA:B=1:0.05〜0.5の範囲が好ましい。管状部4の長さCは、テーパーコーン部2の上縁部の直径Aに対してA:C=1:0.05〜0.5であることが好ましい。
また図2に示すように水導入口5を有する水中用薬注装置1の下部に例えば水導入口5を有しない水中用薬注装置6を間隔を設けて垂設することもできる。この両者を固定する方法としては、例えば水導入口5を有する水中用薬注装置のテーパーコーン部2の外壁面に、ネジ穴を有する支持部7を設け、また下部に設けられた水中用薬注装置6のテーパーコーン部の外壁部にもネジ穴を有する支持部8を設ける。そしてネジ棒9によってそれぞれ支持部7と支持部8に螺着する。
また図3に示すように、水中用薬注装置1と水中用薬注装置6との間に間隔を設けて水中用薬注装置10を設けることもできる。これら固定方法は前記した様にそれぞれに支持部を設けネジで固定することによって構成することができる。この際水中用薬注装置10は、水中用薬注装置6のそのテーパーコーン部の内に収容する形で設けることが好ましい。
水中用薬注装置1のテーパーコーン部の上縁部の直径Aと水中用薬注装置10のテーパーコーン部の上縁部の直径Dとの関係は、[A:D=1:0.1〜0.8]の範囲が好ましい。
次に、本発明の水中用薬注装置の使用方法について説明する。
図4に示すように水中用薬注装置1のテーパーコーン部2の上縁部11を水面より上に設けると共に水導入口5を前記テーパーコーン部2の接線方向から汚濁水の水流が導入されるように設ける。水導入口5からテーパーコーン部2に流入した汚濁水は渦巻流を生起する。ここに上部から例えばアルカリ剤12と無機系凝集剤13を添加すると渦巻流によって撹拌混合されると共に汚濁水の汚濁物質を高濃度凝集でフロック化させる。このフロック化された汚濁粒子は高濃度凝集体となり、渦巻流と共に下降し、下部に設けられたテーパーコーン部を有する水中用薬注装置10に移行する。
またテーパーコーン部2と水中用薬注装置10のテーパーコーン部との間に間隔を有することから、該間隔部より汚濁水が流入して、さらに渦巻流を生起させ、水中用薬注装置10のテーパーコーン部に導入され、ここで上部から下降してきた高濃度凝集体と接し、汚濁物質が付着する。このようにして肥大化したフロックはテーパーコーン部を有する水中用薬注装置6の管状部14から汚濁水中に均一に分散され汚濁水中に混合されて、さらにフロックが肥大化して汚濁水中の汚濁物質を除去することができる。
更に図4に示した構造とすることによって、水中用薬注装置1内の水域に水導入口5から汚濁水が入り最初の渦巻流16が生起する。次に水中用薬注装置1と水中用薬注装置6との隙間から汚濁水が入り2段の渦巻流17が生起する。2段の渦巻流17は最初の渦巻流16より速い。更に2段の渦巻流17は水中用薬注装置1の管状部4と水中用薬注装置10との隙間および水中用薬注装置10と水中用薬注装置6との隙間にそれぞれ渦巻流18、渦巻流19を生起させる。最初の渦巻流16は撹拌流と成り、渦巻流18は管状部4を通る汚濁水の引き込み流と撹拌流と成り、渦巻流19は水中用薬注装置10の汚濁水の引き込み流と成って、汚濁水を段階的に撹拌することで、凝集剤と汚濁水の接触頻度を高め、短時間でかつ汚濁水の諸条件に左右されにくい状態でフロックの形成を確実に行う水中用薬注装置とすることができる。
本発明の水中用薬注装置を水中に設置する場合、水流に対し水導入口5の角度を調整することによってテーパーコーン部2内に生起する渦巻流の流れの速さを調整することができる。
また汚濁水に水流がなかったり、水流が弱い場合には、図5に示すようにテーパーコーン部2を有する水中用薬注装置1の下部に撹拌装置15を設け回転させることによって、装置全体に渦巻流を生起させることができる。
2・・・テーパーコーン部
4・・・管状部
5・・・水導入口

Claims (2)

  1. 逆円錐形のテーパーコーン部の先端に管状部を設け、かつ前記テーパーコーン部の側壁に、テーパーコーン部の接線方向から汚濁水の水流が導入されるように水導入口を設けたことを特徴とする、水中用薬注装置。
  2. 逆円錐形のテーパーコーン部の先端に管状部を設け、かつ前記テーパーコーン部の側壁に、テーパーコーン部の接線方向から汚濁水の水流が導入されるように水導入口を設けてなる水中用薬注装置の下部に、間隔を設けて、逆円錐形のテーパーコーン部の先端に管状部を設けた水中用薬注装置を少なくとも1個垂設することを特徴とする水中用多段薬注装置。

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