JP6578493B1 - 薬代確認支援サーバ、方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】調剤薬局における薬代を効率的かつ好適な精度で確認可能にする。【解決手段】薬代確認支援サーバ10において、厚生労働省由来の所定情報と、各調剤薬局の取扱情報とを格納し、ユーザの処方箋データが示す処方薬に関して、前記所定情報に基づく調剤薬局ごとの基本料等と、前記所定情報および前記取扱情報に基づく調剤薬局ごとの薬剤料とを、調剤薬局ごとに集計して、各調剤薬局の薬代を算定し、前記処方薬に関して算定した各調剤薬局の薬代のうち、少なくとも、最安値の薬代と当該調剤薬局の情報を、前記ユーザの端末に配信する構成とする。【選択図】図1

Description

本開示は、調剤薬局における薬代の確認支援を行う薬代確認支援サーバ、方法およびプログラムに関する。
医療機関から処方箋を受領した患者は、特段の検討を行うことなく、例えば、その医療機関に隣接する薬局に赴き、処方薬を購入する状況が一般的である。ところが患者としては、自身にとって都合のよい条件で処方薬の購入を行いたいニーズを持っている。
そうした条件とは、例えば、医療機関ではなく自宅や職場からのアクセスが良好といった条件や、ジェネリック医薬品を選択できるといった条件、或いは、所望の時刻に購入が可能な営業時間の店舗である、といった条件等が該当する。
そこで、こうした条件に対応した処方薬購入を支援する従来技術としては、例えば、新薬からジェネリック医薬品に変更した被保険者又は被扶養者に対し、その薬価の差額に応じたポイントを付与し、インターネット上に開設した特定ウェブサイトから、前記ポイントを、複数あるサービスの中から所望のサービスを選択して使用することができるポイント付与サービスシステム(特許文献1参照)などが提案されている。こうした特許文献1の技術によれば、先発医薬品からジェネリック医薬品への変更にインセンティブを伴うことになり、患者として経済性をより追求しやすくなる。
また他にも、患者が調剤薬局の選択システムにアクセスし、調剤薬局と受取予定時刻を指定可能な技術(特許文献2参照)なども提案されている。こうした特許文献2の技術によれば、患者が自身の都合に応じて効率的に病院の利用や薬の受取を行えるといった効果がある。
特開2014−98987号公報 特開2003−345902号公報
政府による施策等もあり、調剤薬局を訪れた患者が、先発医薬品に代えて後発医薬品(ジェネリック)を選択するか否か、その要否について問われる状況は珍しくない。
ところが、こうした状況で後発医薬品を選択する患者であっても、同成分の後発医薬品の間で価格差が存在しうることや、同一製品の後発医薬品でも薬局間で薬代が異なりうることは認識していない。
患者がこうした認識を持ち得ない状況であれば、後発医薬品の選択有無にかかわらず、実際には、より低廉な薬代での処方薬の購入機会を逸している可能性も大いにある。
そこで大切なことは、患者にとって、少なくとも経済的に好ましい条件での処方薬の購入を行えるよう、調剤薬局における薬代の情報が認識可能なようにオープンに提供されることである。しかしながら、そうしたニーズに応える技術、サービスは提供されていない。
しかもこうした現状において、処方薬の代金算定根拠のうち、厚生労働省が公開する情報の他に、調剤薬局それぞれで管理する情報が算定結果に大きく影響するが、当該情報は公開情報ではなく、良好な精度での算定には自ずと限界がある。
そこで本開示の目的は、調剤薬局における薬代を効率的かつ好適な精度で確認可能にする技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本開示の一態様における薬代確認支援サーバは、厚生労働省由来の各調剤薬局に関する施設基準、診療報酬、および薬価の各情報を含む所定情報と、各調剤薬局における仕入れ情報ないし卸業者における当該調剤薬局への納入情報を含む取扱情報とを格納した記憶部と、ユーザの処方箋データが示す処方薬に関して、各調剤薬局の前記施設基準および前記診療報酬の各情報に基づき、処方薬の薬代のうち、調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算、地域支援体制加算、および服薬管理指導料を含む基本料と、調剤料とを調剤薬局ごとに算定する基本料等算定部と、前記各調剤薬局に関する前記薬価と前記仕入れ情報ないし前記納入情報との各情報に基づき、前記処方薬の薬代のうち薬剤料を調剤薬局ごとに算定する薬剤料算定部と、前記算定した基本料、調剤料、および薬剤料を、調剤薬局ごとに集計して、各調剤薬局の薬代を算定する薬代算定部と、前記処方薬に関して算定した各調剤薬局の薬代のうち、少なくとも、最安値の薬代と当該調剤薬局の情報を、前記ユーザの端末に配信する情報配信部を備え前記情報配信部は、一連の前記算定に伴い得られる、前記処方薬に対応する後発医薬品の薬剤料の情報として、仕入れ情報が無い調剤薬局における前記後発医薬品に関して、前記薬価に基づく値幅を前記ユーザの端末に配信し、仕入れ情報が有る調剤薬局における前記後発医薬品に関して、前記仕入れ情報に基づく値幅を前記ユーザの端末にさらに配信するものである。
また、本開示の一態様における薬代確認支援サーバでは、所定期間の経過ごと又は前記ユーザの端末からの要求に応じて、前記施設基準、前記診療報酬、および前記薬価の各情報を、厚生労働省のシステムから取得して前記記憶部に格納し、前記仕入れ情報を、調剤薬局または卸業者のシステムから取得して前記記憶部に格納する、情報取得部を備える、としてもよい。
また、本開示の一態様における薬代確認支援サーバでは、前記情報配信部は、前記処方薬に関して算定した各調剤薬局の薬代のうち、少なくとも、最安値および最高値の各薬代と当該調剤薬局の情報を、前記ユーザの端末に配信するものである、としてもよい。
また、本開示の一態様における薬代確認支援サーバでは、前記情報配信部は、前記処方薬に関して算定した各調剤薬局の薬代の高低に基づいて各薬代と当該調剤薬局の情報をソートしたリストを生成し、当該リストを前記ユーザの端末に配信するものである、としてもよい。
また、本開示の一態様における薬代確認支援サーバでは、前記情報配信部は、一連の前記算定に伴い得られる、前記基本料が含む調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算、地域支援体制加算、および服薬管理指導料、の少なくともいずれかの最安値から最高値の間の値幅、前記処方薬に関して、調剤薬局間で差異が無い前記調剤料、前記処方薬に対応する、先発医薬品および後発医薬品の薬剤料、の少なくともいずれかの情報を、前記ユーザの端末に配信するものである、としてもよい。
また、本開示の一態様における薬代確認支援サーバでは、前記情報配信部は、前記情報を前記ユーザの端末に配信するに際し、前記処方薬に対応する先発医薬品または後発医薬品を在庫している調剤薬局を前記仕入れ情報に基づき特定し、該当調剤薬局に関する情報を前記ユーザの端末に配信するものである、としてもよい。
また、本開示の一態様における薬代確認支援サーバでは、前記情報配信部は、前記特定した調剤薬局が在庫し、前記処方薬に対応する先発医薬品または後発医薬品の一覧を、当該調剤薬局ごとの処方可能性のある薬剤一覧として前記ユーザの端末に配信するものである、としてもよい。
また、本開示の一態様における薬代確認支援サーバでは、前記情報配信部は、前記情報を前記ユーザの端末に配信するに際し、前記処方箋データまたは前記ユーザが指定する特定薬である先発医薬品または後発医薬品を在庫している調剤薬局を、前記仕入れ情報に基づき特定し、該当調剤薬局に関する情報を前記ユーザの端末に配信するものである、としてもよい。
また、本開示の一態様における薬代確認支援サーバでは、前記情報配信部は、前記情報を前記ユーザの端末に配信するに際し、前記ユーザの端末から当該ユーザの現在位置またはユーザ指定の場所の情報を取得し、前記配信の対象となっている情報のうち、前記現在位置または前記場所から所定の距離又は位置に存在する調剤薬局に関する情報を配信するものである、としてもよい。
また、本開示の一態様における薬代確認支援サーバでは、前記情報配信部は、前記情報を前記ユーザの端末に配信するに際し、前記調剤薬局のシステムから当該調剤薬局における混雑状況の情報を取得し、前記配信の対象となっている情報のうち、前記混雑状況が所定レベル以下である調剤薬局に関する情報を配信するものである、としてもよい。
また、本開示の一態様における薬代確認支援サーバでは、前記情報配信部は、前記情報の配信に応じて、前記ユーザによる調剤薬局の選択指示を前記ユーザの端末から受けた場合、前記処方箋データを前記調剤薬局の端末に送信するものである、としてもよい。
また、本開示の一態様における薬代確認支援サーバでは、前記ユーザの処方箋に対する文字認識処理またはコード読み取り処理により、または、前記ユーザの端末から前記処方箋の記載データを受信することで前記処方箋データを取得する、処方箋データ取得部を備える、としてもよい。
また、本開示の一態様における薬代確認支援サーバでは、前記情報取得部は、調剤薬局から前記ユーザに提供された調剤情報に対する文字認識処理またはコード読み取り処理により、または、前記ユーザの端末または前記調剤薬局の端末から前記調剤情報のデータを受信することで、当該調剤薬局での前記処方薬の販売価格の情報を取得し、前記販売価格の情報を調剤薬局ごとに集約することで、当該調剤薬局における取扱薬剤の販売価格リストを生成し、当該販売価格リストを前記仕入れ情報として記憶部に格納するものである、としてもよい。
上記目的を達成するため、本開示の一態様における薬代確認支援方法は、情報処理装置が、 厚生労働省由来の各調剤薬局に関する施設基準、診療報酬、および薬価の各情報を含む所定情報と、各調剤薬局における仕入れ情報ないし卸業者における当該調剤薬局への納入情報を含む取扱情報とを格納した記憶部を備えて、ユーザの処方箋データが示す処方薬に関して、各調剤薬局の前記施設基準および前記診療報酬の各情報に基づき、処方薬の薬代のうち、調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算、地域支援体制加算、および服薬管理指導料を含む基本料と、調剤料とを調剤薬局ごとに算定するステップと、前記各調剤薬局に関する前記薬価と前記仕入れ情報ないし前記納入情報との各情報に基づき、前記処方薬の薬代のうち薬剤料を調剤薬局ごとに算定するステップと、前記算定した基本料、調剤料、および薬剤料を、調剤薬局ごとに集計して、各調剤薬局の薬代を算定するステップと、前記処方薬に関して算定した各調剤薬局の薬代のうち、少なくとも、最安値の薬代と当該調剤薬局の情報を、前記ユーザの端末に配信するに際し、一連の前記算定に伴い得られる、前記処方薬に対応する後発医薬品の薬剤料の情報として、仕入れ情報が無い調剤薬局における前記後発医薬品に関して、前記薬価に基づく値幅を前記ユーザの端末に配信し、仕入れ情報が有る調剤薬局における前記後発医薬品に関して、前記仕入れ情報に基づく値幅を前記ユーザの端末にさらに配信するステップと、を実行するものである。
また、上記目的を達成するため、本開示の一態様における薬代確認支援プログラムは、厚生労働省由来の各調剤薬局に関する施設基準、診療報酬、および薬価の各情報を含む所定情報と、各調剤薬局における仕入れ情報ないし卸業者における当該調剤薬局への納入情報を含む取扱情報とを格納した記憶部を備える情報処理装置に、ユーザの処方箋データが示す処方薬に関して、各調剤薬局の前記施設基準および前記診療報酬の各情報に基づき、処方薬の薬代のうち、調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算、地域支援体制加算、および服薬管理指導料を含む基本料と、調剤料とを調剤薬局ごとに算定するステップと、前記各調剤薬局に関する前記薬価と前記仕入れ情報ないし前記納入情報との各情報に基づき、前記処方薬の薬代のうち薬剤料を調剤薬局ごとに算定するステップと、前記算定した基本料、調剤料、および薬剤料を、調剤薬局ごとに集計して、各調剤薬局の薬代を算定するステップと、前記処方薬に関して算定した各調剤薬局の薬代のうち、少なくとも、最安値の薬代と当該調剤薬局の情報を、前記ユーザの端末に配信するに際し、一連の前記算定に伴い得られる、前記処方薬に対応する後発医薬品の薬剤料の情報として、仕入れ情報が無い調剤薬局における前記後発医薬品に関して、前記薬価に基づく値幅を前記ユーザの端末に配信し、仕入れ情報が有る調剤薬局における前記後発医薬品に関して、前記仕入れ情報に基づく値幅を前記ユーザの端末にさらに配信するステップと、を実行させるものである。
本開示によれば、調剤薬局における薬代を、効率的かつ好適な精度で確認可能となる。
本実施形態の薬代確認支援サーバを含むネットワーク構成例の図である。 本実施形態における薬代確認支援サーバの構成例を示す図である。 本実施形態におけるユーザ端末の構成例を示す図である。 本実施形態における施設基準情報の構成例を示す図である。 本実施形態における診療報酬情報の構成例を示す図である。 本実施形態における薬価情報の構成例を示す図である。 本実施形態における仕入れ情報の構成例を示す図である。 本実施形態における在庫情報の構成例を示す図である。 本実施形態における混雑情報の構成例を示す図である。 本実施形態におけるコード変換情報の構成例を示す図である。 本実施形態における薬代確認支援方法のフロー例1を示す図である。 本実施形態における薬代確認支援方法のフロー例2を示す図である。 本実施形態における薬代確認支援方法のフロー例3を示す図である。 本実施形態における薬代確認支援方法のフロー例4を示す図である。 本実施形態における薬代確認支援方法のフロー例5を示す図である。 本実施形態における画面の例1を示す図である。 本実施形態における画面の例2を示す図である。 本実施形態における画面の例3を示す図である。 本実施形態における画面の例4を示す図である。 本実施形態における画面の例5を示す図である。 本実施形態における画面の例6を示す図である。 本実施形態における画面の例7を示す図である。 本実施形態における画面の例8を示す図である。 本実施形態における画面の例9を示す図である。
<薬代確認支援サーバを含むネットワーク構成>
以下に本開示の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の薬代確認支援サーバ10を含むネットワーク構成例の図である。
本実施形態の薬代確認支援サーバ10は、所定の処方箋データに基づき各調剤薬局での薬代に関する情報を、所定のウェブサイトを介して患者等に適宜に提供するサーバ装置を想定する。
このため図1で例示するネットワーク1には、上述の薬代確認支援サーバ10の他に、ユーザ端末2、薬局システム3、卸業者システム4、および厚労省システム5が通信可能に接続されている。
このうちユーザ端末2は、処方薬の購入を行う患者(代理者の概念も含みうる。以下同様)が操作する端末である。ユーザ端末2としては、ネットワーク1への適宜な通信機能を備えた個人用電子機器であり、スマートフォン、タブレット端末、PC等を想定できる。
また、その構成として、ユーザ端末2には、一般的な情報処理端末としての構成に加え、アプリ2121、GPSユニット208、およびカメラユニット209が少なくとも含まれている。
このうちアプリ2121は、携帯端末上で動作するモバイルアプリケーションであり、薬代確認支援サーバ10がネットワーク1上で配信する、調剤薬局における薬代に関する情報の取得および出力を行うためのアプリケーションである。
また、GPSユニット208は、GPS衛星の発信する測位信号を受信し、自機の現在位置および現在日時を特定するユニットである。このGPSユニット208で得られる現在位置および現在日時の各値は、薬代確認支援サーバ10が配信する調剤薬局ごとの薬代の情報を、上述の患者の現在位置から所定の距離又は位置にある調剤薬局に関するものに絞り込む際に利用されることとなる。
また、カメラユニット209は、いわゆるデジタルカメラのユニットであり、アプリ2121からの指示を受けて起動し、アプリ2121における文字認識エンジンまたはコード読み取りエンジンに提供するイメージを撮影する。なお、本実施形態におけるカメラユニット209が撮影対象とするのは、患者が提示した処方箋を想定する。
一方、薬局システム3は、当該調剤薬局における薬の仕入れ情報300および在庫情報301を、薬代確認支援サーバ10に配信するシステムである。
具体的には、当該調剤薬局が卸業者から仕入れた薬の各種情報(在庫情報含む)を管理し、また、当該調剤薬局における混雑状況を監視し、これらに関する各種情報をネットワーク1経由で薬代確認支援サーバ10に配信するサーバ装置を想定できる。
なお、こうした薬局システム3は、薬の在庫管理システムおよび店内の混雑状況を監視するシステムと連携可能となっている。
また、卸業者システム4は、上述の調剤薬局に薬を卸売りする卸業者のシステムである。この卸業者システム4は、調剤薬局に薬を納入した際の納入情報を管理し、これをネットワーク1経由で薬代確認支援サーバ10に配信するサーバ装置を想定できる。
なお、上述の納入情報400は、薬局システム3における仕入れ情報300と対をなすもので、薬の売買情報を納入側から見た情報となる。換言すれば、薬局システム3が保持する仕入れ情報300は、薬の売買情報を仕入れ側から見た情報となる。
また、厚労省システム5は、厚生労働省ないしその委託事業者等が運用するシステムであり、調剤薬局や医療機関などに関して管理している情報を、適宜公開するサーバ装置となる。
本実施形態における厚労省システム5が公開している情報は、例えば、施設基準情報500、診療報酬情報501、および薬価情報502といった情報となる。
こうした情報は、例えば、薬代確認支援サーバ10からの要求に応じて又は所定期間の経過ごとに、厚労省システム5から薬代確認支援サーバ10に配信される。また、これらの情報は、薬代確認支援サーバ10において、施設基準情報30、診療報酬情報31、および薬価情報32として保持されることとなる。
上述のようなネットワーク構成を前提として、処方箋を保持する患者は、ユーザ端末2のアプリ2121を操作して上述のウェブサイトにアクセスする。また患者は、当該ウェブサイトのインターフェイスに対し、ユーザ端末2を操作して自身の処方箋の内容を入力し、各調剤薬局での薬代に関する情報提供をリクエストすることとなる。
なお、患者がウェブサイトで処方箋の内容を入力することに代え、処方箋に対する文字認識処理またはコード読み取り処理で処方箋データを得て、アプリ2121を介してウェブサイトすなわち薬代確認支援サーバ10に送信するとしてもよい。
この場合のアプリ2121は、例えば患者指示に応じてカメラユニット209を起動し、処方箋に対する撮影とこの撮影で得たイメージでの文字認識処理またはコード読み取り処理を行い、処方箋データを取得する。アプリ2121は、この処方箋データを上述のインターフェイスに自動設定し、薬代確認支援サーバ10に送信する。
一方、薬代確認支援サーバ10は、ユーザ端末2から、処方箋データを含む情報提供のリクエストを受信し、当該処方箋データが示す処方薬に関して、各調剤薬局の薬代を算定する。また、算定した薬代とその調剤薬局のリストや、最安値の薬代と当該調剤薬局の情報など、適宜な情報をユーザ端末2に配信する。
他方、患者は、ユーザ端末2において、上述の処方箋を踏まえた、各調剤薬局での薬代の情報を漏れなく閲覧し、自身が所望する条件に合致する調剤薬局を特定・利用することが可能となる。
従来においては、そうした情報の閲覧・利用は思いも寄らないことであったが、本実施形態の薬代確認支援サーバ10によれば、患者にとって、自身の経済的、地理的、時間的な各都合に応じた好ましい条件下での処方薬の購入を行えるよう、調剤薬局における薬代の情報が認識可能なようにオープンに提供されることになる。
これに対し調剤薬局では、薬局システム3を介し、上述のウェブサイトすなわち薬代確認支援サーバ10に対して、自店の仕入れ情報300を例えば定期的に又は薬代確認支援サーバ10の要求に応じて配信する。そして、この配信を通じて、上述のウェブサイトでの選択対象店舗として患者それぞれに認識してもらい、処方薬の購入先として最終的に選択されやすくなる効果も期待できる。
従来であれば、自店での薬代の情報を各患者に的確に周知させることが困難で、決して小さくはない販売機会の取りこぼしが生じていたと推測されるが、本実施形態によれば、調剤薬局それぞれの存在自体とその薬代に関する情報を、処方薬の購入を考えている各患者に的確に周知させ、当該処方薬の販売機会の取りこぼしを抑制することにもつながる。
以下、本実施形態の薬代確認支援サーバ10やユーザ端末2の具体的な構成や、その処理手順等について順次説明する。
<薬代確認支援サーバの構成>
本実施形態における薬代確認支援サーバ10の構成は、図2に示すように、記憶部11、メモリ12、演算部13、入力部14、出力部15、通信部16、およびカメラユニット17を備える。
このうち記憶部11は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)といった不揮発性記憶素子で構成される。
記憶部11には、本実施形態の薬代確認支援サーバとして必要な機能を実装する為のプログラム111に加え、施設基準情報30、診療報酬情報31、薬価情報32、仕入れ情報33、在庫情報34、および混雑情報35が少なくとも記憶されている。これらのデータベースの詳細については後述する。また、メモリ12は、RAMなどの揮発性記憶素子で構成される。
また、演算部13は、記憶部11に保持されるプログラム111をメモリ12に読み込んで実行し、薬代確認支援サーバとして必要な機能を実装するCPUを想定する。ここで実装される機能は、基本料等算定部20、薬剤料算定部21、薬代算定部22、情報配信部23、情報取得部24、および処方箋データ取得部25である。これらの詳細については後述する。
また、入力部14は、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付けるキーボードやマウス、キーパッド、タッチパネル、マイク等を想定する。また、出力部15は、処理データの表示を行うディスプレイ等を想定する。
また、通信部16は、ネットワーク1と接続して、ユーザ端末2、薬局システム3、卸業者システム4、厚労省システム5、など他装置との通信処理を担うNIC(Network Interface Card)等を想定する。
なお、上述の入力部14および出力部15は、必須の構成ではない。これらは、薬代確認支援サーバ10が、自身の入力部14で患者からの指示を受け付け、その処理結果を出力部15で表示する形態を想定する場合、必要となる構成である。
また、カメラユニット17は、いわゆるデジタルカメラのユニットであり、情報取得部24や処方箋データ取得部25からの指示を受けて起動し、情報取得部24や処方箋データ取得部25における文字認識エンジンまたはコード読み取りエンジンに提供する画像データを撮影する。なお、本実施形態におけるカメラユニット17が撮影対象とするのは、患者から得た調剤情報の一種である調剤明細書や処方箋を想定する。また、上述のコードは、バーコードやQRコード(登録商標)が想定できる。
<ユーザ端末の構成>
また、本実施形態のユーザ端末2の構成例を図3に示す。本実施形態におけるユーザ端末2は、記憶部201、メモリ203、演算部204、入力部205、出力部206、通信部207、GPSユニット208、およびカメラユニット209を備える。なお、GPSユニット208およびカメラユニット209については、既に説明したとおりである。
このうち記憶部201は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)といった不揮発性記憶素子で構成される。
記憶201には、本実施形態のユーザ端末として必要な機能を実装する為のプログラム202として、アプリ2121が少なくとも記憶されている。このアプリ2121の機能等については既に説明したとおりである。また、メモリ203は、RAMなどの揮発性記憶素子で構成される。
また、演算部204は、記憶部201に保持されるプログラム202をメモリ203に読み込んで実行し、ユーザ端末として必要な機能を実装するCPUを想定する。
また、入力部205は、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付けるキーボードやマウス、キーパッド、タッチパネル、マイク等を想定する。また、出力部206は、処理データの表示を行うディスプレイ等を想定する。
また、通信部207は、ネットワーク1と接続して、薬代確認支援サーバ10など他装置との通信処理を担うNIC(Network Interface Card)等を想定する。
<データの具体例>
次に、本実施形態の薬代確認支援サーバ10が利用する各種の情報について説明する。図4に、本実施形態における施設基準情報30の一例を示す。
本実施形態の施設基準情報30は、厚労省システム5から得た施設基準情報500を格納したデータベースである。その構造は、例えば、調剤薬局の所在都道府県および名称に対し、その所在地、連絡先、受理届出名称、受理記号、および受理番号といった値を対応づけたレコードの集合体となっている。
また、図5に本実施形態における診療報酬情報31の一例を示す。本実施形態の診療報酬情報31は、厚労省システム5から得た診療報酬情報501を格納したデータベースである。
その構造は、例えば、明細分類およびカテゴリに対し、受理届出名称、受理記号、および金額といったデータを対応づけたレコードの集合体となっている。
また、図6に本実施形態における薬価情報32の一例を示す。本実施形態の薬価情報32は、厚労省システム5から得た薬価情報502を格納したデータベースである。
その構造は、例えば、薬の種別、薬品コードの値をキー項目として、当該薬の成分、規格、商品名、メーカー、後発品情報、先発品情報、ジェネリック有無、および薬価といった値を対応づけたレコードの集合体となっている。
このうち「後発品情報」の項目に「後発品」の値が設定されている薬は、先行して開発された先発医薬品と同成分の薬、すなわちジェネリック医薬品であることを示す。
また、「先発品情報」の項目に「先発品」の値が設定されている薬は、他社に先駆けて開発された先発医薬品であることを示している。
また、「ジェネリック有無」の項目に「○」の値が設定されている薬は、本薬と同成分の後発医薬品、すなわちジェネリック医薬品が他社から発売されていることを示している。
また、図7に本実施形態における仕入れ情報33の一例を示す。本実施形態の仕入れ情報33は、各調剤薬局の薬局システム3から得た仕入れ情報300(または卸業者システム4から得た納入情報400であってもよい)を格納したデータベースである。
その構造は、例えば、調剤薬局の名称および伝票日付および伝票番号をキー項目として、取引対象とされた薬の、商品名・規格/容量、数量、単位薬価、包装薬価、納入単価、納入価、および消費税といったデータを対応づけたレコードの集合体となっている。
また、図8に本実施形態における在庫情報34の一例を示す。本実施形態の在庫情報34は、各調剤薬局の薬局システム3から得た在庫情報301を格納したデータベースである。
その構造は、例えば、調剤薬局の名称をキー項目として、取扱対象の薬の商品名・規格/容量、および在庫量といったデータを対応づけたレコードの集合体となっている。
また、図9に本実施形態における混雑情報35の一例を示す。本実施形態の混雑情報35は、各調剤薬局の薬局システム3から得た混雑情報302を格納したデータベースである。
その構造は、例えば、調剤薬局の名称をキー項目として、現在の混雑状況である待ち人数といったデータを対応づけたレコードの集合体となっている。勿論、この待ち人数は混雑状況を示す一例であって、現時点で来店した場合の待ち時間を採用するケースや、或いは、混雑状況を数段階のレベルで示す形態など、調剤薬局における混雑状況の監視/管理システムの仕様等に応じて適宜に採用すればよい。
また、図10に本実施形態におけるコード変換情報36の一例を示す。本実施形態のコード変換情報36は、薬ごとに付与された複数種のコードを格納したデータベースである。
その構造は、例えば、薬のメーカー名及び品名をキー項目として、当該薬の成分、規格、薬価基準収載医薬品コード、JANコード、一般名コード、HOT番号、などといったデータを対応づけたレコードの集合体となっている。勿論、この図10の例で記載したコードの種類はあくまでもスペースの関係で限定的に示したものであって、レセプト電算コード、YJコード、など他の種類のコードについても定義されているものとする。
以後の説明における各処理において、薬代確認支援サーバ10は、対象となる薬の各種データ、情報を参照、取得等する場合、その時点で得られているコードを、必要に応じてコード変換情報36に照合して他種のコードを特定する。そしてここで特定した他種のコードをキーにデータや情報の参照、取得等を行う。
<基本料等算定部の機能>
薬代確認支援サーバ10が備える機能は、既に述べたように、基本料等算定部20、薬剤料算定部21、薬代算定部22、情報配信部23、情報取得部24、および処方箋データ取得部25である。
このうち、基本料等算定部20は、処方箋データが示す処方薬に関して、各調剤薬局の施設基準情報30および診療報酬情報31に基づき、処方薬の薬代のうち基本料等と調剤料を調剤薬局ごとに算定する機能部である。このうち基本料等は、調剤薬局によって異なりうる。一方、調剤料は調剤薬局に関わらず一定である。
基本料等の算定方式は、予め定められた既知のものであり、調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算、地域支援体制加算、薬学管理料といった項目の値を適用して計算される。また、調剤料は調剤技術料であり、図5で例示した診療報酬情報31における「調剤基本料」および「後発医薬品調剤体制加算」の各カテゴリにおける各受理届出名称の金額を、予め定められた既知の方式で演算したものとなる。
<薬剤料算定部の機能>
また、薬剤料算定部21は、図6、7で例示した各調剤薬局に関する薬価情報32および仕入れ情報33の各情報に基づき、上述の処方薬の薬代のうち薬剤料を調剤薬局ごとに算定する機能部である。
薬剤料の算定は、当該薬(同成分・同規格)の薬価群と処方量を踏まえ、厚生労働省規定の算定式に沿って算定することで、その処方薬の価格すなわち薬剤料が算定できる。ただし、処方薬のうち仕入れ情報33に情報が含まれている薬(該当調剤薬局で卸業者から仕入れた薬)については、薬価情報32における同一成分の複数製品のうち、当該仕入れ情報33が示す特定薬剤を特定した上で、当該特定薬剤の薬価(薬価情報32にて特定)およびその処方量を踏まえ、厚生労働省規定の算定式に沿って算定を行えるため、特定薬局で処方され得る正確な薬剤料、もしくは薬剤料の値幅を提示できる。
一方、処方薬のうち仕入れ情報33に情報が含まれていない薬については、薬価情報32における同一成分の複数製品のうち特定薬剤を仕入れ情報33に基づき特定できない。そのため、薬価情報32における同一成分の複数製品について算定を行うことになり、仕入れ情報33に基づき特定薬剤を特定した上で算定した薬剤料と比べ、算定結果の薬剤料に幅が生じる。
<薬代算定部の機能>
また、薬代算定部22は、上述の基本料等算定部20が算定した基本料等および調剤料と、薬剤料算定部21が算定した薬剤料とを、調剤薬局ごとに集計し、各調剤薬局の薬代を算定する機能部である。
<情報配信部の機能>
また、情報配信部23は、上述の薬代算定部22が処方薬に関して算定した各調剤薬局の薬代のうち、少なくとも、最安値の薬代と当該調剤薬局の情報を、ユーザ端末2に配信する機能部である。これにより、患者としては、処方箋が示す処方薬を最も安価に購入できる調剤薬局の存在を認識可能となる。
この情報配信部23は、算定した各調剤薬局の薬代のうち、少なくとも、最安値および最高値の各薬代と当該調剤薬局の情報を、ユーザ端末2に配信する。これにより、患者としては、処方箋が示す処方薬が、調剤薬局間でどのような値幅をもっているのか認識した上で、当該処方薬の購入を検討することができる。
また、情報配信部23は、算定した各調剤薬局の薬代の高低に基づいて、各薬代と当該調剤薬局の情報をソートしたリストを生成し、このリストをユーザ端末2に配信することも可能である。上述のリストは、当然ながら最安値の薬代とその調剤薬局から、最高値の薬代とその調剤薬局に至る(全部または一部の)、各薬代とその調剤薬局の情報が列挙されている。
これをユーザ端末2で閲覧する患者としては、処方箋が示す処方薬が、調剤薬局間でどのような値幅をもっているのか俯瞰的にチェックし、最安値圏にどのような調剤薬局が存在し、最高値圏にどのような調剤薬局が存在するか、といった全体のイメージを把握しつつ、当該処方薬の購入を検討することができる。
なお、こうした情報配信部23は、基本料等算定部20における一連の算定に伴い得られた、基本料等が含む調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算、地域支援体制加算、および服薬管理指導料、の少なくともいずれかの最安値から最高値の間の値幅を特定し、その情報をユーザ端末2に配信する(図16〜22参照)。
また情報配信部23は、当該処方薬に関して基本料等算定部20における算定で得られた調剤料(調剤薬局間で差異が無い)の情報(図16〜22参照)も、例えばユーザ端末2からの指示に応じ表示させる。
また情報配信部23は、当該処方薬に対応する先発医薬品および後発医薬品の薬剤料に関する情報も(図16〜22参照)、例えばユーザ端末2からの指示に応じ表示させる。
なお、情報配信部23は、先発医薬品および後発医薬品の薬剤料として、仕入れ情報33に含まれていない調剤薬局における後発医薬品に関して、薬価情報32に基づく値幅をユーザ端末2に配信する。一方、仕入れ情報33に含まれている調剤薬局における後発医薬品に関して、仕入れ情報33に基づく値幅をユーザ端末2に配信するものとする。
また、情報配信部23は、例えばユーザ端末2での指定に応じて又は当該指定の有無に関係なく、処方薬に対応する先発医薬品または後発医薬品を在庫している、すなわち取り扱っている調剤薬局を在庫情報34(ないし仕入れ情報33)に基づき特定し、該当調剤薬局に関する情報をユーザ端末2に配信する(図20等参照)。
また、情報配信部23は、上述のように調剤薬局が在庫し、当該処方薬に対応する先発医薬品または後発医薬品の一覧を、当該調剤薬局ごとの処方可能性のある薬剤一覧としてユーザ端末2に配信する。なお、この場合の先発医薬品または後発医薬品は、処方箋データまたはユーザ指定の特定メーカーの特定薬との概念を含みうる。
また、情報配信部23は、ユーザ端末2から当該ユーザの現在位置またはユーザ指定の場所の情報を取得し、当該ユーザ端末2に対する配信対象の情報のうち、当該現在位置または当該場所から所定の距離又は位置に存在する調剤薬局に関する情報を配信する(図18〜22等参照)。
また、情報配信部23は、例えばユーザ端末2での指定に応じて又は当該指定の有無に関係なく、薬局システム3から当該調剤薬局における混雑状況の情報すなわち混雑情報302を混雑情報35として取得し、この混雑情報35に基づいて、当該ユーザ端末2に対する配信対象の情報のうち混雑状況が所定レベル以下である調剤薬局に関する情報を配信する(図18〜22等参照)。
また、情報配信部23は、ユーザ端末2に対する上述の情報配信に応じて、当該ユーザによる調剤薬局の選択指示をユーザ端末2から受けた場合、当該ユーザの処方箋データを該当調剤薬局の端末(薬局システム3)に送信する(図24等参照)。
<情報取得部の機能>
また、薬代確認支援サーバ10における情報取得部24は、施設基準情報30、診療報酬情報31、薬価情報32、仕入れ情報33、在庫情報34、および混雑情報35を外部装置から取得する機能部である。
この情報取得部24は、例えば、所定期間の経過ごと又はユーザ端末2からの要求に応じて、施設基準情報500、診療報酬情報501、および薬価情報502を、厚労省システム5から取得し、これを記憶部11にて、施設基準情報30、診療報酬情報31、および薬価情報32として格納する。
また、情報取得部24は、例えば、所定期間の経過ごと又はユーザ端末2からの要求に応じて、或いは、薬代確認支援方法における所定ステップの実行に伴い、仕入れ情報300および在庫情報301を、各調剤薬局の薬局システム3または各卸業者の卸業者システム4から取得し、これを記憶部11にて仕入れ情報33および在庫情報34として格納する。
また、情報取得部24は、例えば、所定期間の経過ごと又はユーザ端末2からの要求に応じて、或いは、薬代確認支援方法における所定ステップの実行に伴い、混雑情報302を各調剤薬局の薬局システム3から取得し、これを記憶部11にて混雑情報35として格納する。
また、情報取得部24は、調剤薬局から患者に提供された調剤情報の一種である調剤明細書に対する文字認識処理やコード読み取り処理により、または、ユーザ端末2または薬局システム3から調剤明細書のデータ(すなわち調剤情報のデータ)を受信することで、当該調剤薬局での当該処方薬の販売価格の情報を取得する。
こうした調剤明細書に対する文字認識処理やコード読み取り処理は、情報取得部24が、例えば薬代確認支援サーバ10のユーザからの指示に応じて、カメラユニット17を起動し、患者から得た調剤明細書に対する撮影とこの撮影で得たイメージに対する文字認識処理やコードの読み取り処理を行い、調剤明細書の記載データを取得する。
本実施形態では、調剤情報の一例として調剤明細書の記載データを挙げて説明を行っているが、調剤情報としては調剤明細書の他にも、いわゆる、お薬手帳やその管理データ、など種々に想定できる。当然ながら、紙や樹脂等の媒体に印字し発行した情報、記憶装置ないし記憶媒体に格納・管理している情報、あるいは、電子メールやチャット、SNSといったコミュニケーションツールでの授受情報、などその形態は問わない。
したがって、調剤情報が電子データとして管理されている形態のものである場合、情報取得部24は、上述のごときカメラユニット17による文字認識処理やコード読み取り処理に代えて、薬局システム3やユーザ端末2など、調剤情報を保持している適宜な装置から、調剤明細書の記載データと同様の情報を取得することとなる。
また、情報取得部24は、各患者の各調剤明細書から得た販売価格の情報を、調剤薬局ごとに集約することで、当該調剤薬局における取扱薬材の販売価格リストを生成し、当該販売価格リストを仕入れ情報33として記憶部11に格納する。
薬局システム3から仕入れ情報33を得られない状況下では、こうした調剤明細書に対する文字認識処理またはコード読み取り処理によって仕入れ情報33を取得することは有用である。
<処方箋データ取得部>
また、薬代確認支援サーバ10における処方箋データ取得部25は、患者が提示した処方箋に対する文字認識処理またはコード読み取り処理により、または、当該ユーザのユーザ端末2から処方箋の記載データを受信することで処方箋データを取得する機能部である。
上述の文字認識処理またはコード読み取り処理は、処方箋データ取得部25が、例えば薬代確認支援サーバ10のユーザからの指示に応じて、カメラユニット17を起動し、患者から得た処方箋に対する撮影とこの撮影で得たイメージでの文字認識処理またはコード読み取り処理を行い、処方箋データを取得する。
<薬代確認支援方法:情報取得手順>
続いて、本実施形態における薬代確認支援方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する薬代確認支援方法に対応する各種動作は、例えば、薬代確認支援サーバ10が実行するプログラムにより実装される。また、プログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図11は、本実施形態における薬代確認支援方法のフロー例1を示す図である。ここでは、薬代確認支援サーバ10が、薬局システム3、卸業者システム4、および厚労省システム5から、処理に必要な情報を取得する手順について説明する。
この場合、薬代確認支援サーバ10の情報取得部24は、例えば、1日や1週間など所定期間の経過ごと又はユーザ端末2からの要求に応じて、施設基準情報500、診療報酬情報501、および薬価情報502を、厚労省システム5から取得する(s1)。
また、情報取得部24は、s1で得た各情報を、施設基準情報30、診療報酬情報31、および薬価情報32として記憶部11に格納する(s2)。
続いて、情報取得部24は、s1と同様、例えば所定期間の経過ごと又はユーザ端末2からの要求に応じて、仕入れ情報300および在庫情報301を、各調剤薬局の薬局システム3または各卸業者の卸業者システム4から取得する(s3)。
また、情報取得部24は、s3で得た各情報を、仕入れ情報33および在庫情報34として記憶部11に格納し(s4)、処理を終了する。
上述のフローでは、薬代確認支援サーバ10が、薬局システム3、卸業者システム4、および厚労省システム5といった外部装置から必要な情報を取得する例を示したが、適宜な媒体(記録メディア、データ読み取り可能なメモリなど)から取得するとしてもよく、取得形態の限定はしない。
また、図12のフロー例2に示すように、情報取得部24は、例えば、10分など所定時間の経過ごと又はユーザ端末2からの要求に応じて、或いは、後述するフロー例5における所定ステップ(例:ステップs27)の実行に合わせて、混雑情報302を、調剤薬局の薬局システム3から取得する(s5)。
また、情報取得部24は、s5で得た混雑情報302を、混雑情報35として記憶部11に格納する(s6)。
上述のフロー例1、2では、薬代確認支援サーバ10が、薬局システム3から必要な情報を取得する例を示したが、適宜な媒体(記録メディア、データ読み取り可能なメモリなど)から取得するとしてもよく、取得形態の限定はしない。
<薬代確認支援方法:処方箋データ取得手順>
図13に、本実施形態における薬代確認支援方法のフロー例3を示す。ここで想定する状況の一例として、或る医療機関から処方箋を提供された患者が、自身の都合に応じて処方薬の購入を行いたいと考えているものとする。また、当該患者は自身のユーザ端末2のアプリ2121を操作して、その処方箋に対する文字認識処理またはコード読み取り処理のうち、例えば文字認識処理を実行したとする。この場合のアプリ2121は、文字認識処理で得た処方箋データを、薬代確認支援サーバ10に送信してくる。
この場合、薬代確認支援サーバ10の処方箋データ取得部25は、上述のユーザ端末2から送信されてきた処方箋の記載データ、すなわち処方箋データを受信する(s10)。
また、処方箋データ取得部25は、s10で得た処方箋データを、記憶部11またはメモリ12の適宜な記憶領域に保持し(s11)、処理を終了する。
処方箋データには、一般的な処方箋に記載されている情報のうち、例えば、処方薬の名称(特定メーカーの特定薬である場合と、そうした個別の指定がなく成分等による指定のみの場合の両ケースがありうる)、錠剤やカプセルといった形状、処方量、一回当たりの服薬量・回数、ジェネリック医薬品への変更可否、といった値が含まれるものとする。
なお、患者が薬代確認支援サーバ10の設置場所を訪れ、その処方箋に対する文字認識処理(またはコード読み取り処理)を薬代確認支援サーバ10が実行し、処方箋データを取得する形態も想定しうる。その場合、処方箋データ取得部25がカメラユニット17を起動し、患者から得た処方箋に対する撮影とこの撮影で得た画像データでの文字認識処理(またはコード読み取り処理)を行い、処方箋データを取得する。
<薬代確認支援方法:仕入れ情報取得手順>
図14に本実施形態における薬代確認支援方法のフロー例4を示す。本実施形態の薬代確認支援サーバ10は、薬局システム3などから仕入れ情報33を取得出来ない状況が存在した場合、患者らから調剤明細書の提示を受け、この調剤明細書から抽出した情報で仕入れ情報33を生成することが可能である。なお、上述の調剤明細書は、調剤薬局が患者に対し、処方薬の販売を行った際に提供する調剤明細書であり、販売対象となった薬の名称や処方量など種々の情報が記載されている。
この場合、情報取得部24は、調剤薬局から患者に提供された上述の調剤明細書に対する文字認識処理またはコード読み取り処理により、当該調剤薬局での当該処方薬の販売価格の情報を取得する(s15)。なお、調剤明細書に対する文字認識処理またはコード読み取り処理は、上述の処方箋に対するものと同様である。
続いて、情報取得部24は、s15で、各患者の各調剤明細書から得た販売価格の情報を、調剤薬局ごとに集約して、当該調剤薬局における取扱薬材の販売価格リストを生成する(s16)。この販売価格リストは、データ形式として仕入れ情報33と同様のものとなる。
また、情報取得部24は、s16で生成した販売価格リストを、仕入れ情報33として記憶部11に格納し(s17)、処理を終了する。
薬局システム3から仕入れ情報33を得られない状況下では、こうした調剤明細書に対する文字認識処理またはコード読み取り処理によって仕入れ情報33を取得することは有用である。
なお、上述の例とは異なり、調剤明細書のデータをユーザ端末2から受信し、取得するとしてもよい。この場合、ユーザ端末2のアプリ2121は、当該調剤明細書に対する文字認識処理またはコード読み取り処理を実行し、その記載データの抽出と薬代確認支援サーバ10への送信処理を実行するものとする。
<薬代確認支援方法:薬代算定および情報配信手順>
図15に、本実施形態における薬代確認支援方法のフロー例5を示す図である。ここでは、上述のフロー例1〜4での処理により、施設基準情報30、診療報酬情報31、薬価情報32、仕入れ情報33、在庫情報34、および混雑情報35が記憶部11に保持されている状態を前提とする。ただし、本フローの実行に伴い、適宜なタイミングで上述のフロー例1〜4の一部または全部を実行し、処理に必要な情報を都度取得するとしてもよい。
ここでまず、薬代確認支援サーバ10の基本料等算定部20は、図13のフローで得ている処方箋データに基づき、当該処方箋データが示す処方薬に関して、各調剤薬局の施設基準情報30および診療報酬情報31に基づき、処方薬の薬代のうち基本料等と調剤料を調剤薬局ごとに算定する(s20)。このうち基本料等は、調剤薬局によって異なりうる。一方、調剤料は調剤薬局に関わらず一定である。
基本料等の算定方式は、予め定められた既知のものであり、調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算、地域支援体制加算、薬学管理料といった項目の値を適用して計算される。また、調剤料は調剤技術料であり、図5で例示した診療報酬情報31における「調剤基本料」および「後発医薬品調剤体制加算」の各カテゴリにおける各受理届出名称の金額を、予め定められた既知の方式で演算したものとなる。
続いて、薬代確認支援サーバ10の薬剤料算定部21は、図6、7で例示した各調剤薬局に関する薬価情報32および仕入れ情報33の各情報に基づき、上述の処方薬の薬代のうち薬剤料を調剤薬局ごとに算定する(s21)。
薬剤料の算定は、例えば、処方薬のうち仕入れ情報33に情報が含まれている薬(該当調剤薬局で卸業者から仕入れた薬)については、薬価情報32における同一成分の複数製品中のうち当該仕入れ情報33が示す特定薬剤を特定した上で、当該特定薬剤の薬価(薬価情報32にて特定)およびその処方量を踏まえ、厚生労働省規定の算定式に沿って算定することで、その処方薬の価格すなわち薬剤料が算定できる。
一方、処方薬のうち仕入れ情報33に情報が含まれていない薬については、薬価情報32における同一成分の複数製品中のうち特定薬剤を仕入れ情報33に基づき特定できないため、当該複数製品に関して薬価情報32が示す各薬価と処方量を踏まえ、厚生労働省規定の算定式に沿って薬剤料の算定を行うことになる。したがって、ここで得られる薬剤料は、薬価情報32において仕入れ情報33に基づき特定薬剤を特定した上で算定した薬剤料と比べ、算定結果の薬剤料に幅が生じる。
続いて、薬代算定部22は、上述の基本料等算定部20が算定した基本料等および調剤料と、薬剤料算定部21が算定した薬剤料とを、調剤薬局ごとに集計し、各調剤薬局の薬代を算定する(s22)。
次に、情報配信部23は、上述の薬代算定部22が処方薬に関して算定した各調剤薬局の薬代のうち、少なくとも、最安値の薬代と当該調剤薬局の情報を、ユーザ端末2に配信する(s23)。
こうした情報901の配信形態として、図16にて画面900を例示した。ただし、この画面900における情報901の例では、情報配信部23は、各調剤薬局の薬代のうち、最安値のみならず最高値の薬代と当該調剤薬局の情報も特定し、これを配信対象に含めている。
これにより、患者としては、処方箋が示す処方薬を最も安価(図16の例では、“¥1,920”)に購入できる調剤薬局(図16の例では、“A薬局F支店”)の存在と共に、最も高価(図16の例では、“¥4,440”)に購入することになる調剤薬局(図16の例では、“X薬局B支店”)の存在も認識可能となる。よって、患者としては、処方箋が示す処方薬が、調剤薬局間でどのような値幅をもっているのか十分認識した上で、当該処方薬の購入を検討することができる。
画面900で、最安値と最高値の各薬代と当該調剤薬局の情報901を閲覧した患者は、そうした情報901の明細を確認する意思を持ったとする。その場合の患者は、例えば「見込み価格の明細を見る」ことを指示するボタン902をクリックする。
するとこのクリック事象を受けた情報配信部23は(s24:Y)、基本料等算定部20における一連の算定に伴い得られた、基本料等が含む調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算、地域支援体制加算、および服薬管理指導料、の少なくともいずれかの最安値から最高値の間の値幅を特定し、その情報をユーザ端末2に配信する(s25)。
また情報配信部23は、このs25において、当該処方薬に関して基本料等算定部20における算定で得られた調剤料(調剤薬局間で差異が無い)の情報もユーザ端末2に配信する。
また情報配信部23は、当該処方薬に対応する先発医薬品および後発医薬品の薬剤料に関する情報も、ユーザ端末2に配信する(s26)。
こうしたs25、s26で情報配信部23がユーザ端末2に配信した画面910を、図17に例示する。画面910は、基本料等が含む調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算、地域支援体制加算、および服薬管理指導料、の最安値から最高値の間の値幅と、調剤料(調剤薬局間で差異が無い)に関する情報911を含んでいる。
また、画面910には、当該処方薬に対応する先発医薬品および後発医薬品の薬剤料に関する情報912も含まれている。この情報912は、先発医薬品および後発医薬品の薬剤料として、仕入れ情報33に含まれている調剤薬局における後発医薬品に関して、仕入れ情報33に基づく値幅を示している。
一方、情報配信部23は、先発医薬品および後発医薬品の薬剤料として、仕入れ情報33に含まれていない調剤薬局における後発医薬品に関しては、薬価情報32に基づく値幅の情報913を画面910に含め配信する。
上述の患者は画面910で明細を確認し、OKボタン913をクリックしたとする。情報配信部23は、これを受けて画面910を画面900に遷移させる。そしてこの画面900において、患者が絞込指定ボタン903をクリックしたとする。
絞込指定ボタン903は、情報901で表示中の薬代が最安値から最高値の間に含まれる調剤薬局を、患者の都合に応じて絞り込む条件の指定操作を開始するボタンとなる。
絞込指定ボタン903のクリック事象を受けた情報配信部23は、図18で例示する画面920をユーザ端末2に配信し、絞込の条件指定を受け付ける(s27)。
画面920で示すように、絞込の条件としては、例えば、現在地付近、自宅付近、指定場所付近といった「場所」に関する条件921、922、マップ又はリストといった「表示形式」に関する条件923、924、該当処方薬の「在庫有無」に関する条件925、926、調剤薬局での待ち人数レベルといった「混雑状況」に関する条件927〜929、およびこれら各条件のうち最も優先すべき「優先条件」に関する条件930を想定する。
勿論、これら全てが必須の絞込条件ではなく、患者や薬代確認支援サーバ10の運用者の置かれた状況等に応じて適宜に選定すればよい。
図18の画面920での条件指定を受けた情報配信部23は、その指定条件に応じて、例えば、患者の現在地付近から所定の距離(例:3km圏内)又は位置(例:自治体名、特定住所、方角などの概念含む)に所在し、処方薬に対応する先発医薬品または後発医薬品を在庫している、すなわち取り扱っている調剤薬局を施設基準情報30および在庫情報34(ないし仕入れ情報33)に基づき特定する。
情報配信部23は、ここで特定した調剤薬局のうち、待ち人数が「3人以下」の混雑状況であり、この混雑の無さを優先条件に選定した該当調剤薬局に関する情報をマップ形式ないしリスト形式でユーザ端末2に配信する(s28)。
例えば、患者が、図18の画面920において、場所の条件921として「現在地付近」、表示形式の条件923、924としてリスト形式924、在庫有無に関する条件として限定なし926、混雑状況として「待ち3人以下」という条件927、という条件選択がなされ、これらの条件のうち「混雑状況」に関して「混雑の無さ」を優先条件930として指定した場合、情報配信部23は、図19に例示する画面930をユーザ端末2に配信する。
この画面930は、処方薬に対応した先発医薬品または後発医薬品を在庫しているか否かにかかわらず、患者の現在地から所定の距離又は位置に所在し、混雑の無さを最優先に選定した調剤薬局の情報をリスト表示したものとなる。
ここで表示する情報としては、優先条件に関する情報(上記例では混雑状況)、調剤薬局の店舗名、患者の現在地からの距離、薬代の値幅といった情報が少なくとも含まれる。
この画面930でわかるように、「A調剤 飯田橋支店」と「B薬局 江戸川橋店」とでは、患者からの距離としては「B薬局 江戸川橋店」が近いが、混雑状況では「待ち無し」の「A調剤 飯田橋支店」がリスト933の上位に配置されていることがわかる。
なお、このリスト933の表示には、昇順ソート934および降順ソート935の各ボタンが配置されている。
このうち昇順ソート934のボタンがクリックされた場合、情報配信部23は、当該リスト933に含まれる各調剤薬局における薬代の低い順に、各薬代と当該調剤薬局の情報をソートしてリストを更新し、当該リストをユーザ端末2に配信する。
一方、降順ソート935のボタンがクリックされた場合、情報配信部23は、当該リスト933に含まれる各調剤薬局における薬代の高い順に、各薬代と当該調剤薬局の情報をソートしてリストを更新し、当該リストをユーザ端末2に配信する。
なお、上述のソートに際して、対象とする薬代としては、通常は値幅のうち低い方(例:“A調剤飯田橋支店”の“2,960円〜3,990円”の値幅うち“2,960円”)を想定するが、これに限定しない。
また、この画面930におけるマップ931のボタンがクリックされた場合、情報配信部23は、リスト933に含まれる各調剤薬局の情報に基づき、図23の画面940と同様の画面を生成し、これをユーザ端末2に配信することとなる。こうした画面の生成手順等については画面940に関して後述するものと同様である。
一方、図18の画面920で、在庫有無に関する条件として在庫有のみ925、という条件選択がなされた場合、情報配信部23は、図20に例示する画面935をユーザ端末2に配信する。
この図20の画面935は、処方薬に対応した先発医薬品または後発医薬品を在庫しており、かつ患者の現在地から所定の距離又は位置にあって、混雑の無さを最優先に選定した調剤薬局の情報をリスト表示したものとなる。
なお、情報配信部23は、ユーザ端末2からの所定指示を受けて、上述のように調剤薬局が在庫し、当該処方薬に対応する先発医薬品または後発医薬品の一覧を、当該調剤薬局ごとの処方可能性のある薬剤一覧937としてユーザ端末2に配信するとしてもよい(図21参照)。なお、この場合の先発医薬品または後発医薬品は、処方箋データまたはユーザ指定の特定メーカーの特定薬との概念を含みうる。
また、図22の画面920に示すように、上述の患者が、場所の条件921として「ご指定場所付近」で場所指定922を「霞が関駅」とし、表示形式としてマップ形式923、在庫有無に関する条件として限定なし926、という条件選択を行ったとする。
その場合、情報配信部23は、図23に例示する画面940をユーザ端末2に配信する。なお、当然ながら、図18〜図20で例示した条件の組合せをこの例に更に適用し、調剤薬局を絞り込むとしても良い。
この画面940は、当該患者が指定した「霞が関駅」を中心としたマップ941上で、処方薬に対応した先発医薬品または後発医薬品を在庫しているか否かにかかわらず、「霞が関駅」から所定の距離又は位置にある調剤薬局のオブジェクト942と、その情報のポップアップ943を配置したものとなる。このポップアップ943で表示する情報としては、調剤薬局の店舗名、指定場所からの距離、薬代の値幅といった情報が少なくとも含まれる。
また、薬代確認支援サーバ10は、この画面940を生成するため、各地のマップデータと、調剤薬局のオブジェクトデータ、といったデータを予め利用可能に保持しているものとする。
例えば、薬代確認支援サーバ10は、そうしたマップデータにおける各調剤薬局および患者指定の場所(例:現在位置駅或いは駅などの特定場所)それぞれの座標値に基づき、当該座標間の直線距離を算定し、上述の「所定距離」の範囲内の調剤薬局を特定することとなる。
患者は、これまでに情報を確認した中で、処方薬購入を行う調剤薬局を決断した場合、例えば、図19の画面930または図20の画面935におけるリスト中の該当調剤薬局の表示領域、または、図23の画面940における該当調剤薬局のオブジェクト、に対するクリック動作を行う。
一方、情報配信部23は、上述のクリック動作の対象となった調剤薬局に関して、当該患者による調剤薬局の選択指示があったと認識し、該当調剤薬局の詳細情報951(図24の画面950参照)をユーザ端末2にあらためて送信し(s29)、処方箋データの送信指示を受け付ける。
患者はこの画面950で詳細情報951を閲覧し、見込み価格の明細をボタン952で表示させて再確認するなどした上で、処方箋を送るボタン953をクリックする。
情報配信部23は、このボタン953のクリック事象を受けて、当該患者の処方箋データを該当調剤薬局の端末(薬局システム3)に送信し(s30)、処理を終了する。
この調剤薬局の薬局システム3では、薬代確認支援サーバ10から送信されてきた処方箋データを受信し、これに基づいて処方の準備を行い、患者の来訪を待つこととなる。
以上、本開示を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本開示はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、調剤薬局における薬代を効率的かつ好適な精度で確認可能となる。
なお、薬代確認支援サーバを構成する各機能を実現するためのプログラムを、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、指示することによって、本実施形態の薬代確認支援方法を実現するとしてもよい。
具体的には、当該プログラムは、厚生労働省由来の所定情報と、各調剤薬局の取扱情報とを格納した記憶部を備える情報処理装置において、ユーザの処方箋データが示す処方薬に関して、前記所定情報に基づく調剤薬局ごとの基本料等と、前記所定情報および前記取扱情報に基づく調剤薬局ごとの薬剤料とを、調剤薬局ごとに集計して、各調剤薬局の薬代を算定するステップと、前記処方薬に関して算定した各調剤薬局の薬代のうち、少なくとも、最安値の薬代と当該調剤薬局の情報を、前記ユーザの端末に配信するステップと、を実行する動作をコンピュータによって実現するためのプログラムである。
ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、USBメモリ等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクやSSD等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
1 ネットワーク
2 ユーザ端末
201 記憶部
202 プログラム
2121 アプリ
203 メモリ
204 演算部
205 入力部
206 出力部
207 通信部
208 GPSユニット
209 カメラユニット
3 薬局システム
4 卸業者システム
5 厚労省システム
10 薬代確認支援サーバ
11 記憶部
111 プログラム
12 メモリ
13 演算部
14 入力部
15 出力部
16 通信部
17 カメラユニット
20 基本料等算定部
21 薬剤料算定部
22 薬代算定部
23 情報配信部
24 情報取得部
25 処方箋データ取得部
30 施設基準情報
31 診療報酬情報
32 薬価情報
33 仕入れ情報
34 在庫情報
35 混雑情報
36 コード変換情報
300 仕入れ情報
301 在庫情報
302 混雑情報
400 納入情報
500 施設基準情報
501 診療報酬情報
502 薬価情報

Claims (15)

  1. 厚生労働省由来の各調剤薬局に関する施設基準、診療報酬、および薬価の各情報を含む所定情報と、各調剤薬局における仕入れ情報ないし卸業者における当該調剤薬局への納入情報を含む取扱情報とを格納した記憶部と、
    ユーザの処方箋データが示す処方薬に関して、各調剤薬局の前記施設基準および前記診療報酬の各情報に基づき、処方薬の薬代のうち、調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算、地域支援体制加算、および服薬管理指導料を含む基本料と、調剤料とを調剤薬局ごとに算定する基本料等算定部と、
    前記各調剤薬局に関する前記薬価と前記仕入れ情報ないし前記納入情報との各情報に基づき、前記処方薬の薬代のうち薬剤料を調剤薬局ごとに算定する薬剤料算定部と、
    前記算定した基本料、調剤料、および薬剤料を、調剤薬局ごとに集計して、各調剤薬局の薬代を算定する薬代算定部と、
    前記処方薬に関して算定した各調剤薬局の薬代のうち、少なくとも、最安値の薬代と当該調剤薬局の情報を、前記ユーザの端末に配信する情報配信部を備え
    前記情報配信部は、一連の前記算定に伴い得られる、前記処方薬に対応する後発医薬品の薬剤料の情報として、仕入れ情報が無い調剤薬局における前記後発医薬品に関して、前記薬価に基づく値幅を前記ユーザの端末に配信し、仕入れ情報が有る調剤薬局における前記後発医薬品に関して、前記仕入れ情報に基づく値幅を前記ユーザの端末にさらに配信するものである、薬代確認支援サーバ。
  2. 所定期間の経過ごと又は前記ユーザの端末からの要求に応じて、
    前記施設基準、前記診療報酬、および前記薬価の各情報を、厚生労働省のシステムから取得して前記記憶部に格納し、前記仕入れ情報を、調剤薬局または卸業者のシステムから取得して前記記憶部に格納する、情報取得部を備える、
    ことを特徴とする請求項に記載の薬代確認支援サーバ。
  3. 前記情報配信部は、
    前記処方薬に関して算定した各調剤薬局の薬代のうち、少なくとも、最安値および最高値の各薬代と当該調剤薬局の情報を、前記ユーザの端末に配信するものである、
    ことを特徴とする請求項1またはに記載の薬代確認支援サーバ。
  4. 前記情報配信部は、
    前記処方薬に関して算定した各調剤薬局の薬代の高低に基づいて各薬代と当該調剤薬局の情報をソートしたリストを生成し、当該リストを前記ユーザの端末に配信するものである、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の薬代確認支援サーバ。
  5. 前記情報配信部は、
    一連の前記算定に伴い得られる、
    前記基本料が含む調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算、地域支援体制加算、および服薬管理指導料、の少なくともいずれかの最安値から最高値の間の値幅、
    前記処方薬に関して、調剤薬局間で差異が無い前記調剤料、
    前記処方薬に対応する、先発医薬品および後発医薬品の薬剤料、
    の少なくともいずれかの情報を、前記ユーザの端末に配信するものである、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の薬代確認支援サーバ。
  6. 前記情報配信部は、
    前記情報を前記ユーザの端末に配信するに際し、前記処方薬に対応する先発医薬品または後発医薬品を在庫している調剤薬局を前記仕入れ情報に基づき特定し、該当調剤薬局に関する情報を前記ユーザの端末に配信するものである、
    ことを特徴とする請求項に記載の薬代確認支援サーバ。
  7. 前記情報配信部は、
    前記特定した調剤薬局が在庫し、前記処方薬に対応する先発医薬品または後発医薬品の一覧を、当該調剤薬局ごとの処方可能性のある薬剤一覧として前記ユーザの端末に配信するものである、
    ことを特徴とする請求項に記載の薬代確認支援サーバ。
  8. 前記情報配信部は、
    前記情報を前記ユーザの端末に配信するに際し、前記処方箋データまたは前記ユーザが指定する特定薬である先発医薬品または後発医薬品を在庫している調剤薬局を、前記仕入れ情報に基づき特定し、該当調剤薬局に関する情報を前記ユーザの端末に配信するものである、
    ことを特徴とする請求項に記載の薬代確認支援サーバ。
  9. 前記情報配信部は、
    前記情報を前記ユーザの端末に配信するに際し、前記ユーザの端末から当該ユーザの現在位置またはユーザ指定の場所の情報を取得し、前記配信の対象となっている情報のうち、前記現在位置または前記場所から所定の距離又は位置に存在する調剤薬局に関する情報を配信するものである、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の薬代確認支援サーバ。
  10. 前記情報配信部は、
    前記情報を前記ユーザの端末に配信するに際し、前記調剤薬局のシステムから当該調剤薬局における混雑状況の情報を取得し、前記配信の対象となっている情報のうち、前記混雑状況が所定レベル以下である調剤薬局に関する情報を配信するものである、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の薬代確認支援サーバ。
  11. 前記情報配信部は、
    前記情報の配信に応じて、前記ユーザによる調剤薬局の選択指示を前記ユーザの端末から受けた場合、前記処方箋データを前記調剤薬局の端末に送信するものである、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の薬代確認支援サーバ。
  12. 前記ユーザの処方箋に対する文字認識処理またはコード読み取り処理により、または、前記ユーザの端末から前記処方箋の記載データを受信することで前記処方箋データを取得する、処方箋データ取得部を備える、
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の薬代確認支援サーバ。
  13. 前記情報取得部は、
    調剤薬局から前記ユーザに提供された調剤情報に対する文字認識処理またはコード読み取り処理により、または、前記ユーザの端末または前記調剤薬局の端末から前記調剤情報のデータを受信することで、当該調剤薬局での前記処方薬の販売価格の情報を取得し、前記販売価格の情報を調剤薬局ごとに集約することで、当該調剤薬局における取扱薬材の販売価格リストを生成し、当該販売価格リストを前記仕入れ情報として記憶部に格納するものである、
    ことを特徴とする請求項に記載の薬代確認支援サーバ。
  14. 情報処理装置が、
    厚生労働省由来の各調剤薬局に関する施設基準、診療報酬、および薬価の各情報を含む所定情報と、各調剤薬局における仕入れ情報ないし卸業者における当該調剤薬局への納入情報を含む取扱情報とを格納した記憶部を備えて、
    ユーザの処方箋データが示す処方薬に関して、各調剤薬局の前記施設基準および前記診療報酬の各情報に基づき、処方薬の薬代のうち、調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算、地域支援体制加算、および服薬管理指導料を含む基本料と、調剤料とを調剤薬局ごとに算定するステップと、
    前記各調剤薬局に関する前記薬価と前記仕入れ情報ないし前記納入情報との各情報に基づき、前記処方薬の薬代のうち薬剤料を調剤薬局ごとに算定するステップと、
    前記算定した基本料、調剤料、および薬剤料を、調剤薬局ごとに集計して、各調剤薬局の薬代を算定するステップと、
    前記処方薬に関して算定した各調剤薬局の薬代のうち、少なくとも、最安値の薬代と当該調剤薬局の情報を、前記ユーザの端末に配信するに際し、一連の前記算定に伴い得られる、前記処方薬に対応する後発医薬品の薬剤料の情報として、仕入れ情報が無い調剤薬局における前記後発医薬品に関して、前記薬価に基づく値幅を前記ユーザの端末に配信し、仕入れ情報が有る調剤薬局における前記後発医薬品に関して、前記仕入れ情報に基づく値幅を前記ユーザの端末にさらに配信するステップと
    を実行する薬代確認支援方法。
  15. 厚生労働省由来の各調剤薬局に関する施設基準、診療報酬、および薬価の各情報を含む所定情報と、各調剤薬局における仕入れ情報ないし卸業者における当該調剤薬局への納入情報を含む取扱情報とを格納した記憶部を備える情報処理装置に、
    ユーザの処方箋データが示す処方薬に関して、各調剤薬局の前記施設基準および前記診療報酬の各情報に基づき、処方薬の薬代のうち、調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算、地域支援体制加算、および服薬管理指導料を含む基本料と、調剤料とを調剤薬局ごとに算定するステップと、
    前記各調剤薬局に関する前記薬価と前記仕入れ情報ないし前記納入情報との各情報に基づき、前記処方薬の薬代のうち薬剤料を調剤薬局ごとに算定するステップと、
    前記算定した基本料、調剤料、および薬剤料を、調剤薬局ごとに集計して、各調剤薬局の薬代を算定するステップと、
    前記処方薬に関して算定した各調剤薬局の薬代のうち、少なくとも、最安値の薬代と当該調剤薬局の情報を、前記ユーザの端末に配信するに際し、一連の前記算定に伴い得られる、前記処方薬に対応する後発医薬品の薬剤料の情報として、仕入れ情報が無い調剤薬局における前記後発医薬品に関して、前記薬価に基づく値幅を前記ユーザの端末に配信し、仕入れ情報が有る調剤薬局における前記後発医薬品に関して、前記仕入れ情報に基づく値幅を前記ユーザの端末にさらに配信するステップと
    を実行させる薬代確認支援プログラム。
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