JP6577774B2 - ワーク排出装置及び工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、ワーク排出装置及びワーク排出装置を備えた工作機械に関する。
従来、旋盤等の工作機械において、加工が終了したワークをノックアウト棒によって主軸から押し出す技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の工作機械には、所定の待機位置から突出移動することによって主軸からワークを排出するノックアウト棒と、前記ノックアウト棒と連結された作動軸を進退動させることによって、前記ノックアウト棒を進退動させる駆動手段と、前記ノックアウト棒の前記待機位置への配置を検知する検知センサとを備え、前記ノックアウト棒を前記待機位置に付勢する付勢手段を有し、前記ノックアウト棒により前記ワークを押圧して前記ワークを排出し、前記ノックアウト棒の前記付勢手段に抗した前記待機位置に対する配置異常の検知を前記検知センサによって行うワーク排出装置が備えられている。
特開平2−100801号公報
しかしながら、特許文献1では、付勢手段や検知センサがノックアウト棒と作動軸との連結部分に設けられているため、ワーク加工時の切粉等によって、ノックアウト棒の配置異常の検知不良を生じることがあった。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、所定の位置に配置されたワークを押圧する押圧部材の配置異常を精度よく検知することが可能なワーク排出装置及びこのワーク排出装置を備えた工作機械を提供することを目的とするものである。
本発明に係るワーク排出装置は、所定の待機位置から突出移動して所定の位置に配置されたワークを押圧する押圧部材と、前記押圧部材と連結された作動軸の進退動によって、前記押圧部材を進退動させる駆動手段と、前記押圧部材の前記待機位置への配置を検知する検知センサとを備えたワーク排出装置において、前記押圧部材と前記作動軸とを一体的に固定し、前記駆動手段によって前記待機位置から前記ワークの押圧方向へ突出移動した前記押圧部材により前記ワークを押圧して前記ワークを排出し、前記駆動手段によって前記作動軸を介して前記押圧部材を前記ワークの押圧方向とは反対の反押圧方向に移動させ、前記待機位置が、前記押圧部材の前記押圧方向及び前記反押圧方向への移動を許容する位置に設定され、前記作動軸を介して前記押圧部材を前記駆動手段による前記反押圧方向への移動に抗して前記押圧方向に付勢して前記待機位置に弾力的に位置決めする付勢手段を有し前記検知センサが、前記作動軸の位置を検知することで、前記作動軸と一体的に固定された前記押圧部材の前記待機位置より前記反押圧方向への配置異常の検知を行うことができるように設けられたことを特徴とする。
また、本発明に係る工作機械は、上述のようなワーク排出装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、付勢手段や検知センサを作動軸側に設け、ワーク加工時の切粉に晒されることのないように配置することによって、押圧部材の待機位置に対する配置異常を精度よく検知することが可能なワーク排出装置及びこのワーク排出装置を備えた工作機械を、簡易な構成で低コストに提供することができ、前記押圧部材の配置に基づいて、所定の位置に配置されたワークの状態を高精度で判断することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るワーク排出装置を備えた工作機械の要部を示す断面図であって、主軸のコレットチャックで規定のワークを把持した状態を示す。 図1に示すエアシリンダ及びワーク排出装置の拡大図である。 図1に示す工作機械において、規定外のワークを把持した状態を示す断面図である。 図1に示す工作機械において、ノックアウト棒によりワークを押圧して主軸から排出した状態を示す断面図である。
以下、本発明に係るワーク排出装置を備えた工作機械(自動旋盤装置)の一実施形態について、工作機械の主軸を示す図面を参照して説明する。図1、図2に示すように、本実施形態の工作機械は、ワークWを把持する主軸10と、主軸10で把持したワークWを主軸10から押し出して排出するワーク排出装置20と、制御部40とを備えている。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)や、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリ、SDカード、又は外付けハードディスク等の記録媒体等から構成することができる。
制御部40は、ROMに予め記憶されている加工プログラムやアプリケーションソフト(プログラム)にしたがって、例えばRAMをワークメモリとして用いて、自動運転を含む工作機械全体の作動制御を行うことができる。
主軸10は、軸線Cを中心に回転駆動自在に、主軸台11に支持されている。主軸台11と主軸10の間には、ビルトインモータ12が設けられている。制御部40の制御によりビルトインモータ12を作動することで、主軸10が回転駆動される。主軸10は、前方F側の端部にコレットチャック13を有している。コレットチャック13は、主軸10内に挿入されたチャックスリーブ14内に収容されている。
チャックスリーブ14は、ボビン16によって、チャック操作スリーブ15を介してZ軸方向に摺動操作される。チャックスリーブ14をスライド移動させることによってコレットチャック13の開閉が操作される。主軸10の前端側から開状態のコレットチャック13にワークWを挿入し、コレットチャック13を閉状態とすることにより、ワークWが主軸10に把持され、工作機械に装着される。主軸10に把持されたワークWは、適宜の工具等によって加工される。
ワーク排出装置20は、ワークWを押圧することによって排出する押圧部材としてのノックアウト棒21と、ノックアウト棒21を進退動する駆動部材としてのエアシリンダ22とを備えている。
ノックアウト棒21は、主軸10の後方R側の内部に設けられたガイド部材23内に、主軸10の軸線方向となるZ軸方向に進退動自在に挿入配置されている。エアシリンダ22は、主軸10の一側において、ノックアウト棒21と平行に、主軸台11に固定されている。エアシリンダ22は、シリンダ本体24と、適宜のエアの供給手段からのシリンダ本体24内へのエアの導入によりシリンダ本体24内をZ軸方向に進退動するピストン25と、ピストン25に接続され、ピストン25の進退動に伴ってZ軸方向に進退動(伸縮)する作動軸としてのシリンダ軸26とを備えている。
シリンダ軸26の後方R側の端部は、ノックアウト棒21の後方R側の端部と連結部材29を介して一体的に連結され、シリンダ軸26の進退動に伴って、ノックアウト棒21も一体的にZ軸方向に進退動可能となっている。
シリンダ軸26を縮動作することで、ノックアウト棒21が前方Fに移動(前進)し、コレットチャック13内から把持が解除されたワークWを押し出して主軸10から排出することができる。一方、シリンダ軸26を伸動作することで、ノックアウト棒21が後方Rに移動(後退)する。
シリンダ本体24の側面には、シリンダ軸26の伸動作時の位置を検知する検知センサ27と、シリンダ軸26の縮動作時の位置を検知する検知センサ28とが設けられている。検知センサ27,28によってシリンダ軸26の伸縮動作時の位置を検知することで、エアシリンダ22によるノックアウト棒21の進退動を検知することができ、その結果、ワーク排出装置20によってワークWの排出が正常に行われたか否かを検知することができる。
エアシリンダ22の前方F側の端部には、シリンダ軸26を介してノックアウト棒21を所定の待機位置P1よりも更に後退させることができるバッファ装置30が設けられている。バッファ装置30は、図2に示すように、シリンダ本体24の前方F側の端部に固定された筒状のハウジング31と、ハウジング31内に進退動可能に挿入配置された進退駒32と、進退駒32を前方Fに押圧付勢する付勢手段としての圧縮バネ33とを備えている。
ハウジング31内には、シリンダ本体24から前方Fに突出したシリンダ軸26の前方F側の端部が挿入され、この端部に進退駒32が一体的に連結されている。この構成により、進退駒32はシリンダ軸26の進退動に伴って、一体的に進退動可能となっている。
圧縮バネ33は、ハウジング31の後方R側の内壁面35と、前方F側の開口部の内周に突設されたストッパ36との間に配置されている。圧縮バネ33は、前方F側の端部に配置されたワッシャ34を介して進退駒32を、前方F方向に押圧付勢している。ワッシャ34は、ストッパ36に押接して位置決めされる。
圧縮バネ33の付勢力は、エアシリンダ22のシリンダ推力よりも大きく設定されている。ワーク排出装置20がワークの排出作動をしておらず、シリンダ軸26が伸動作するように、エアシリンダ22にエアが供給されると、図2に示すように、圧縮バネ33の付勢力により、進退駒32と連結したシリンダ軸26が、最大に伸長可能な状態(機械的な上死点)から、ワッシャ34がストッパ36に押接されて位置決めされる位置まで、圧縮バネ33によって、僅かに前方F側に収縮した状態に弾力的に配置される。このとき、連結部材29を介してシリンダ軸26と一体的に連結するノックアウト棒21は、図1に示すように所定の待機位置P1(連結部材29の背面の位置で表している)まで後退している。
上記待機状態から、シリンダ軸26は、圧縮バネ33の付勢力に抗して伸動作が可能であり、これに追随してノックアウト棒21も、待機位置P1よりも更に後方Rの最大後退位置P2まで後退可能となっている。
一方、ワーク排出装置20の作動により、シリンダ軸26が縮動作するように、エアシリンダ22にエアが供給されると、ノックアウト棒21が前方Fに移動する。シリンダ軸26が最大に収縮したときに、ノックアウト棒21が所定の前進位置(最大前進位置P3)まで前進可能となっている。なお最大前進位置P3は、ノックアウト棒21がワークWを確実に排出できる位置であればよく、例えば、シリンダ軸26の機械的な下死点に対応する位置等とすることができる。
本実施形態のワーク排出装置20では、ノックアウト棒21が待機位置P1よりも更に最大後退位置P2側に後退した待機位置P1に対する配置異常を検知することができ、これにより、ワーク異常を検知することができるものであり、シリンダ軸26の伸縮動作時の位置を検知するための検知センサ27,28を、ノックアウト棒21の配置異常検知用の検知センサとして兼用している。本実施形態では、この検知センサ27,28と、バッファ装置30と、制御部40とによって、ノックアウト棒21の配置異常を検知する異常検知装置が構成されている。
検知センサ27は、ノックアウト棒21が待機位置P1まで後退したときのシリンダ軸26の伸状態の位置を検知してON状態となり、それ以外ではOFF状態(未検知状態)となるように設けられている。検知センサ28は、シリンダ軸26の縮動作によってノックアウト棒21がワークWを主軸から押し出すように前進し、最大前進位置P3に達して、シリンダ軸26が最大に収縮したときに、その縮状態の位置を検知してON状態となり、それ以外ではOFF状態(未検知状態)となるように設けられている。なお、検知センサ27,28がそれぞれシリンダ軸26の伸状態又は縮状態の位置を検知したときに、検知センサ27,28に備えられたランプ等が点灯する構成とすることもできる。
検知センサ27,28は、制御部40に接続され、検知センサ27,28からのON・OFF信号が、制御部40に出力される。制御部40は、ノックアウト棒21の配置に応じた検知センサ27,28からのON・OFF信号によってノックアウト棒21の配置異常を判定し、ノックアウト棒21の配置異常に基づき、主軸10のコレットチャック13の開閉状態に応じて、主軸10に装着されたワークWが正常か異常かを判定する判定部として機能する。
なお、制御部40は、検知センサ27,28からのON・OFF信号と、主軸10のコレットチャック13の開閉状態との組み合わせによって、ワーク排出装置20によるワークWの排出が正常か異常か、検知センサ27,28等が正常か異常かも判定することもできる。
制御部40での判定基準を、下記表1に示す。
以下、本実施形態のワーク排出装置を備えた工作機械の動作を、上記表1、図1、図3及び図4を参照しながら説明する。主軸10でワークWの加工を行う場合には、ノックアウト棒21が待機位置P1まで後退した状態で、主軸10内にワークWを挿入し、コレットチャック13を閉状態とすることで、主軸10によってワークWを把持する。
ワークWは主軸10に対して予め定められた位置に配置されて把持されるため、サイズ等が規格通りのワークWを主軸10で把持しているときは、図1に示すように、ノックアウト棒21とワークWとの間に所定の間隙が形成され、ノックアウト棒21がワークWによって後方Rに押圧されることがなく、ノックアウト棒21は正常に配置され、待機位置P1に位置している。このときのシリンダ軸26の伸状態の位置を、検知センサ27が検知してON状態となる。このとき、検知センサ28はOFF状態となっている(表1のNo.1)。よって、この組み合わせの場合は、シリンダ軸26の位置の検知によるノックアウト棒21の待機位置P1への正常配置の検知によって、制御部40は、主軸10に装着されたワークWが正常であると判定することができる。
これに対して、図3に示すように、主軸10が加工不良等によって規定の誤差を越えるような長いワークW’を把持したときや、ワークWとノックアウト棒21の先端との間に切粉等が詰まったとき等には、ワークW’によってノックアウト棒21が後方Rに押圧され、バッファ装置30が作動し、圧縮バネ33の付勢力に抗してノックアウト棒21が待機位置P1よりも更に後方Rの最大後退位置P2側に後退し、ノックアウト棒21の配置異常が発生する。
このノックアウト棒21の配置異常による後退に伴って、シリンダ軸26が更に伸動作することから、検知センサ27がOFF状態となる。このとき、検知センサ28もOFF状態である(表1のNo.2)。よって、この組み合わせの場合は、制御部40は、シリンダ軸26の位置の検知により、ノックアウト棒21の配置異常を検知し、主軸10で把持したワークW’が加工不良を生じた等、ワーク異常であると判定することができる。
ノックアウト棒21の配置異常の検知によって、ワーク異常を検知したときに、工作機械側では、例えば制御部40の制御によってワークW’の加工を停止するように構成することができる。更には、警告ブザーを鳴らす、警告メッセージを表示する等の対応を行うようにすることで、工作機械の管理者や作業者に、ワーク異常を知らせることができる。この対応により、加工不良のワークW’を主軸10から除去して、工作機械を再稼働する等、ワーク異常への対応を迅速に行うことができ、工作機械での作業性を向上させることができる。
なお、コレットチャック13が閉状態である場合に、検知センサ27がOFF状態で検知センサ28がON状態の場合は(表1のNo.3)、ノックアウト棒21の戻り不良等の配置異常が生じていることが考えられる。よって、この組み合わせの場合は、装置異常であると判定することができる。
加工が終了してワークWを排出するときには、コレットチャック13を開状態とし、エアシリンダ22を縮動作させることで、ノックアウト棒21が前進し、ワークWを前方Fに押圧する。このとき、シリンダ軸26が縮動作することから、検知センサ27,28が共にOFF状態となる(表1のNo.4)。よって、この組み合わせの場合は、ワーク排出中であると判定することができる。このように、両検知センサ27,28がともにOFF状態であっても、コレットチャック13が開状態か閉状態かで、ワーク異常であるかワーク排出中であるか区別することができる。
ノックアウト棒21を更に前進させると、図4に示すように、ノックアウト棒21がワークWを主軸10から押し出し、最大前進位置P3に到達するとともに、シリンダ軸26が最大に収縮した状態となることから、検知センサ28がON状態となる(表1のNo.5)。よって、この組み合わせの場合は、ワーク排出が正常に完了したと判定することができる。
ワーク排出の完了後に、コレットチャック13の開状態で、エアシリンダ22を伸動作することで、ノックアウト棒21が待機位置P1まで後退するとともに、シリンダ軸26も最大に伸長可能な状態から僅かに縮動作した状態となる。このときのシリンダ軸26の伸状態の位置を検知することで、検知センサ27がON状態となる(表1のNo.6)。よって、この組み合わせの場合は、ノックアウト棒21が待機位置P1に正常に復帰して配置されたと判定することができる。
一方、コレットチャック13の開閉状態に関わらず、両検知センサ27,28がON状態となっているときは(表1のNo.7)、検知センサ27,28の故障等を生じた可能性がある。よって、この組み合わせの場合は、センサ異常である等と判定することができる。
以上、本実施形態によれば、ワーク排出装置20のバッファ装置30や検知センサ27,28を、ノックアウト棒21と連結されたシリンダ軸26側に設け、圧縮バネ33や検知センサ27,28がワーク加工時の切粉等に晒されることのないように配置している。そのため、切粉等によるノックアウト棒21の配置検知の作動不良を抑制し、ノックアウト棒21の配置異常の検知を高精度で行うことができるとともに、主軸10に装着されたワークWの異常を精度よく検知することが可能で、しかも耐久性に優れたワーク排出装置20及び工作機械を提供することができる。
また、シリンダ軸26の伸縮動作の位置を検知することでノックアウト棒21の待機位置P1に対する配置異常を検知する検知センサ27,28が、ワーク異常検知用のセンサとして兼用され、バッファ装置30もハウジング31、進退駒32、圧縮バネ33等からなる簡易な構成である。そのため、ワーク異常を精度よく検知可能なワーク排出装置20及び工作機械を、簡易な構成で低コストに提供することができる。
なお、本実施形態では、コレットチャック13の開閉状態と、検知センサ27,28のON・OFF状態の組み合わせによって、ワーク異常を検知しているが、本願がこれに限定されることはなく、例えば、主軸10の作動信号と検知センサ27,28のON・OFF状態の組み合わせによって検知するように構成することもできる。
開状態のコレットチャック13に、ワークWが挿入されるように主軸10を移動させる際に、制御部40が検知センサ27,28のON・OFF状態を検知することで、ノックアウト棒21の配置異常に応じて、ワークWの正常と異常とを検知することもできる。例えば、主軸10が対向する主軸の一方(背面主軸)であり、他方の主軸(正面主軸)で加工されたワークWが受け渡される場合、主軸10に対して、正面主軸とのワークWの授受位置への移動指示が指令されると、主軸10が授受位置へ移動することで、正面主軸が把持したワークWが主軸10のコレットチャック13内へ挿入される。主軸10は所定の座標位置に移動するため、ワークWが主軸10に対して所定の位置に配置された状態で挿入が完了して主軸10が停止する。
正面主軸と主軸10とのワークWの授受の際には、ワークWは正面主軸によって把持されて、位置決めされており、開状態のコレットチャック13内に規格通りのワークWが挿入されたときは、ワークWの端部とノックアウト棒21の先端との間には所定の間隙が形成される。そのため、ノックアウト棒21がワークWによって後方Rに押圧されることがなく、検知センサ27がON状態のままで、シリンダ軸26の位置の検知により、ノックアウト棒21の正常配置が検知され、ワークWが正常であると判断することができる。一方、規格外の長いワークW’が挿入されたとき等は、ワークW’によってノックアウト棒21が後方Rに押圧されるため、検知センサ27がOFF状態となり、シリンダ軸26の位置の検知により、ノックアウト棒21の配置異常が検知され、ワーク異常であると判断することができ、コレットチャック13を開状態に切り替える前に、ワークW’の加工を停止させ、工作機械側の破損等を未然に防止することが可能となる。また、主軸10に対して移動指示が指令されていないときの検知センサ27,28の状態で、ノックアウト棒21の戻り異常やセンサ異常等を検知することができる。
また、検知センサ27,28は、シリンダ軸26の位置を検知できれば、従来公知の何れのものでも用いることができる。例えば、検知センサ27,28が、進退動するピストン25の位置を検知し、この検知結果に基づいてシリンダ軸26の伸縮動作の位置を検知するように構成することができる。また、検知センサ27,28が2つに限定されることはなく、検知センサ27のみ1つ設けてもよいし、3つ以上設けてもよい。
また、本実施形態では、付勢部材の一つとして圧縮バネ33を用いているが、本願の付勢部材がこれに限定されることはなく、進退駒32を前方Fに付勢するものであれば、引っ張りバネ等、適宜の付勢部材を用いることができる。
また、本実施形態では、ノックアウト棒21の駆動手段としてエアシリンダ22を用いているが、本願の駆動手段がこれに限定されることはなく、油圧シリンダ等、適宜の駆動手段を用いることができる。
また、この工作機械は、コレットチャック13をチャック部として適用したものであるが、本発明に係る工作機械におけるチャック部は、コレットチャックに限定されるものではなく、ましてや、押し形式のコレットチャックに限定されるものではない。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述してきたが、上記実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記実施形態の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれる。
10 主軸 13 コレットチャック 20 ワーク排出装置
21 ノックアウト棒(押圧部材) 22 エアシリンダ(駆動手段)
26 シリンダ軸(作動軸) 27,28 検知センサ 31 ハウジング
32 進退駒(進退部材) 33 圧縮バネ(付勢手段) 40 制御部(判定手段)
C 軸線 P1,p1 待機位置 W,W’ ワーク

Claims (4)

  1. 所定の待機位置から突出移動して所定の位置に配置されたワークを押圧する押圧部材と、前記押圧部材と連結された作動軸の進退動によって、前記押圧部材を進退動させる駆動手段と、前記押圧部材の前記待機位置への配置を検知する検知センサとを備えたワーク排出装置において、
    前記押圧部材と前記作動軸とを一体的に固定し、前記駆動手段によって前記待機位置から前記ワークの押圧方向へ突出移動した前記押圧部材により前記ワークを押圧して前記ワークを排出し、前記駆動手段によって前記作動軸を介して前記押圧部材を前記ワークの前記押圧方向とは反対の反押圧方向に移動させ、
    前記待機位置が、前記押圧部材の前記押圧方向及び前記反押圧方向への移動を許容する位置に設定され、
    前記作動軸を介して前記押圧部材を前記駆動手段による前記反押圧方向への移動に抗して前記押圧方向に付勢して前記待機位置に弾力的に位置決めする付勢手段を有し
    前記検知センサが、前記作動軸の位置を検知することで、前記作動軸と一体的に固定された前記押圧部材の前記待機位置より前記反押圧方向への配置異常の検知を行うことができるように設けられたことを特徴とするワーク排出装置。
  2. 前記作動軸の一端部側に、該一端部が挿入されるハウジングと、前記ハウジング内に進退動可能に挿入配置され前記作動軸の前記一端部と一体的に連結された進退駒とを備え、前記付勢手段が、前記ハウジング内に設けられ、前記進退駒を前記押圧方向に付勢することで前記進退駒及び前記作動軸を介して前記押圧部材を前記待機位置に位置決めすることを特徴とする請求項1に記載のワーク排出装置。
  3. 前記所定の位置への前記ワークの配置の際に、前記検知センサが、前記押圧部材の前記待機位置への配置を、前記作動軸の位置により検知することによって、ワーク正常と判定する判定手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のワーク排出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のワーク排出装置を備えたことを特徴とする工作機械。
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