JP6575466B2 - 遊技機用演出装置 - Google Patents

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本発明は、複数種類の画像を表示可能な画像表示装置の手前側に設けられる遊技機用演出装置に関する。
従来、この種の遊技機用演出装置としては、導光板を用いた表示装置が知られている。例えば、特許文献1には、表示用LEDと、端面から内部に入射された表示用LEDからの入射光を誘導して前面から出射させる反射部を有する矩形の導光板とを備え、反射部を、文字や図柄などの表示情報を表わすドットパターンにて形成することで、表示用LEDからの光により表示情報を表示するものが開示されている。
特開2013−00299号公報
しかしながら、上述した遊技機用演出装置では、常に同じ表示態様でしか表示ができないため、演出パターンが単調となり易く、なお改善の余地がある。
本発明の遊技機用演出装置は、導光板による表示態様を変化可能として、より多彩な演出を可能とすることを主目的とする。
本発明の遊技機用演出装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
すなわち、本発明の遊技機用演出装置は、
複数種類の画像を表示可能な画像表示装置の手前側に設けられる遊技機用演出装置であって、
光を透過可能な透光性を有すると共に、端面から内部に入射された光を反射して前面に出射させる反射部を有する円形の導光板と、
前記導光板の端面から内部に光を入射可能に設けられた発光手段と、
前記導光板を所定の回転軸で回転させる駆動手段と、
を備え、
前記駆動手段によって前記導光板を回転させることで前記反射部の位置を変化させるものであり、
前記導光板として、遊技機の前後方向に重なるように配置され且つ前記駆動手段の駆動力により回転させられる2枚の導光板を有し、
前記駆動手段は、正逆両回転方向に駆動可能なモータと、前記モータから出力される動力を前記2枚の導光板のうち一方の導光板に伝達する第1ギヤ機構と、前記モータから出力される動力を前記2枚の導光板のうち他方の導光板に伝達する第2ギヤ機構と、を有し、
前記第1ギヤ機構と前記第2ギヤ機構の少なくとも一方に、一方向の回転方向にのみ動力を伝達するワンウェイクラッチが設けられている、
ことを要旨とする。
明細書において開示する参考発明の遊技機用演出装置は、
複数種類の画像を表示可能な画像表示装置の手前側に設けられる遊技機用演出装置であって、
光を透過可能な透光性を有すると共に、端面から内部に入射された光を反射して前面に出射させる反射部を有する円形の導光板と、
前記導光板の端面から内部に光を入射可能に設けられた発光手段と、
前記導光板を所定の回転軸で回転させる駆動手段と、
を備え、
前記駆動手段によって前記導光板を回転させることで前記反射部の位置を変化させる、
ことを要旨とする。
この参考発明の遊技機用演出装置は、端面から内部に入射された発光手段からの光を反射して前面に出射させる反射部を有する円形の導光板と、導光板を所定の回転軸で回転させる駆動手段とを備えるものである。この遊技機用演出装置では、駆動手段によって導光板を回転させることで反射部の位置を変化させるため、導光板の回転位置に応じてその表示態様(表示角度)を変化させることができる。この結果、常に同じ表示態様でしか表示ができないものに比して、より多彩な演出を実現することができる。
こうした参考発明の遊技機用演出装置において、前記導光板は、遊技機の前後方向に重なるように複数枚配置され、前記駆動手段の駆動力により少なくとも1枚が回転可能に構成されるものとしてもよい。こうすれば、複数枚の導光板の各々の表示情報を重ね合わせることにより、より多彩な演出が可能となる。この態様の参考発明の遊技機用演出装置において、前記導光板は、前記駆動手段の駆動力により少なくとも回転方向と回転速度の一方が異なるように回転可能な2枚の導光板を有するものとしてもよい。こうすれば、複数の表示情報の重ね合わせに加えて、これらの回転方向や回転速度に違いをもたせることで、より複雑で多彩なパターンの表示を可能とすることができる。これらの態様の参考発明の遊技機用演出装置において、前記駆動手段は、1の駆動源により2枚の導光板を回転可能に構成されるものとしてもよい。こうすれば、省スペース化や低コスト化を図ることができる。
また、参考発明の遊技機用演出装置において、前記発光手段は、前記導光板の側面全周に亘って光を入射可能に配置されるものとしてもよいし、前記導光板の側面における円周方向の一部に光を入射可能に配置されるものとしてもよい。前者の場合、導光板の発光ムラを抑制することができ、後者の場合、省スペース化や低コスト化を図ることができる。
遊技機1の構成の概略を示す構成図である。 遊技機用演出装置20を分解して示す分解斜視図である。 遊技機用演出装置20を分解して示す分解斜視図である。 遊技機用演出装置20の正面図および断面図である。 環状ギヤ32(円形導光板31)を回転させるための回転装置40の構成の概略を示す構成図である。 2つの遊技機用演出装置20A,20Bの配置の様子を示す説明図である。 2つの円形導光板31A,31Bと液晶表示装置12との関係を示す説明図である。 遊技機用演出装置20と液晶表示装置12とによる演出の様子を示す説明図である。 遊技機用演出装置20と液晶表示装置12とによる演出の様子を示す説明図である。 変形例の遊技用演出装置を用いた演出の様子を示す説明図である。 変形例の回転装置140の構成の概略を示す構成図である。 変形例における発光素子36の配置の様子を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は遊技機1の構成の概略を示す構成図であり、図2および図3は遊技機用演出装置20を分解して示す分解斜視図であり、図4は遊技機用演出装置20の正面図および断面図であり、図5は環状ギヤ32(円形導光板31)を回転させるための回転装置40の構成の概略を示す構成図であり、図6は2つの遊技機用演出装置20A,20Bの配置の様子を示す説明図である。
遊技機1は、遊技球を用いて遊技を行なうパチンコ機として構成され、図1に示すように、略長方形状の本体2と、本体2の前面中央に設けられ遊技球が流下可能な遊技領域を有する遊技盤3と、遊技盤3の上方に設けられ種々の効果音や報知音を出力するスピーカ4と、遊技盤3の下方に設けられ遊技球を貯留する上受け皿5および下受け皿6と、上受け皿5に貯留されている遊技球を遊技盤3へ発射するための発射ハンドル7と、上受け皿5の中央に設けられ遊技者による操作が可能な演出ボタン18と、を備える。
遊技盤3は、遊技領域の右下部に配置された図柄表示装置11と、遊技領域の中央に配置され各種演出画像を表示する画像表示装置としての液晶表示装置12と、液晶表示装置12の下方に配置され遊技球が入球可能な第1始動口(固定始動口)13と、第1始動口13の下方に開閉可能に配置され遊技球が入球可能な第2始動口(可変始動口)14と、液晶表示装置12の右下に開閉可能に配置され遊技球が入球可能な大入賞口15と、遊技領域の下方まで流下した遊技球を回収するためのアウト口16と、液晶表示装置12を囲むように配置されたセンター役物17と、液晶表示装置12の前(手前)側に配置されて所定パターンの発光表示により演出を行なう遊技機用演出装置20と、が設けられている。
遊技機1では、第1始動口13や第2始動口14へ遊技球が入球されたことに基づいて図柄表示装置11にて特別図柄の変動表示を行ない、変動表示時間が終了すると、変動表示中の特別図柄を停止表示する。このとき、特別図柄が所定の大当り図柄で停止表示されると、大入賞口15を開放する大当り遊技を実行する。また、遊技機1では、特別図柄の変動表示中に、液晶表示装置12にて演出図柄を変動表示させ、特別図柄が大当り図柄で停止表示される場合には演出図柄を当り図柄で停止表示させ、特別図柄が外れ図柄で停止表示される場合には演出図柄を外れ図柄で停止表示させる図柄変動演出が行われる。図柄変動演出では、演出図柄の変動表示を伴ってリーチ演出や予告演出、ボタン演出なども行なわれ、これらの演出によって特別図柄が大当り図柄(演出図柄が当り図柄)で停止表示される可能性を遊技者に示唆する。遊技機用演出装置20は、例えば、上述したリーチ演出や予告演出、ボタン演出を伴って液晶表示装置12の前(手前)側で液晶表示装置12の表示画像に重ねて所定パターンを発光表示することで、大当りの可能性や大当りの有無を遊技者に示唆する。以下、遊技機用演出装置20による演出を「発光表示演出」とも呼ぶ。
遊技機用演出装置20は、図2および図3に示すように、円形導光板31を有する導光板装置30と、円形導光板31を回転駆動する回転装置40と、により構成されている。
導光板装置30は、図2および図3に示すように、中央に円形の開口部を有するベース21と、例えば透明なアクリル板やポリカーボネート板により円形に形成された円形導光板31と、円形導光板31の側面から光を入射可能に発光素子(例えばLED)36が実装された発光素子基板(LED基板)35と、円形導光板31と発光素子基板35とがベース21に配置されてビス23によりベース21に取り付けられるベースカバー22と、を備える。円形導光板31は、図2、図3および図4に示すように、側面視が凹状の支持部材24により外周縁がベース21に対して回転可能に支持されている。また、円形導光板31の外周部には、図2および図3に示すように、円形導光板31と略同じ外径に形成された外歯の環状ギヤ32がビス33によって固定されている。発光素子基板35は、図2および図3に示すように、ビス37によりベース21に固定され、円形導光板31の側面全周に亘って光を入射可能に所定間隔おき(支持部材24が設けられた部分を除いて一定間隔おき)に発光素子36が実装されている。円形導光板31の表面(または裏面)には所定表示パターンに沿った溝が形成されており、発光素子36により円形導光板31の側面から光を入射されると、入射された光を溝の溝面で反射して前面に出射することにより、所定表示パターンが発光表示される。なお、円形導光板31に設けられるパターンとしては、連続した溝により形成するものに限られず、凹状のドットパターンにより形成するものとしてもよいし、印刷によりパターンを描画するものとしてもよい。
回転装置40は、図5に示すように、ベース21に固定された駆動モータ41と、駆動モータ41の回転軸に取り付けられた駆動ギヤ42と噛合すると共に上述した環状ギヤ32と噛合する伝達ギヤ43と、を備え、駆動モータ41により駆動ギヤ42を回転駆動することにより、伝達ギヤ43を介して環状ギヤ32を回転させる。上述したように、環状ギヤ32は円形導光板31に固定されているから、環状ギヤ32を回転させることで円形導光板31を回転させることができる。
また、遊技機用演出装置20には、円形導光板31の回転位置(初期位置)を検知するための回転位置検出センサが設けられている。回転位置検出センサは、例えば、ベース21に設けられた検知センサ34a(図5(a)参照)と、環状ギヤ32に設けられた被検知片34b(図2,図3参照)とを備えて構成される。
本実施例では、遊技機用演出装置20は、遊技機1の前(手前)後(奥)方向に並べて配置された2つの遊技機用演出装置20A,20Bを備える(図6参照)。2つの遊技機用演出装置20A,20Bは、各々が回転装置40A,40Bを備えており、対応する円形導光板31A,31Bを独立して回転駆動できるようになっている。2つの遊技機用演出装置20A,20Bが備える円形導光板31A,31B(導光板装置30A,30B)は、図7に示すように、液晶表示装置12の前(手前)側において、それぞれ所定表示パターン(図の例では稲妻のパターン)の発光表示を行なうことにより、液晶表示装置12の演出画像との組み合わせにより発光表示演出を行なう。
図8および図9は遊技機用演出装置20と液晶表示装置12とによる演出の様子を示す説明図である。円形導光板31A,31Bは、透明であり、通常時は、発光素子36が消灯されて遊技者による視認が困難となっている。図8に示すように、図柄変動演出(リーチ演出)の実行中に遊技機用演出装置20Aが発光表示演出を実行する場合、当該発光表示演出に先だって、液晶表示装置12は、目標物(宝箱)の画像を表示する(図8(a)参照)。遊技機用演出装置20Aは、所定のタイミングで、円形導光板31Aを所定表示パターン(稲妻パターン)で発光表示させる発光表示演出を行なう。ここで、円形導光板31Aを用いた発光表示演出は、発光素子36を消灯させた状態で円形導光板31が所定の回転位置まで回転するよう回転装置40A(駆動モータ41A)を駆動制御した後、発光素子36を点灯させることにより行なわれる。これにより、遊技機用演出装置20Aは、表示パターン(稲妻パターン)の方向を自由に変化させることができる。なお、円形導光板31Bを用いて発光表示演出を行なう場合の遊技機用演出装置20Bの制御についても同様に行なわれる。そして、液晶表示装置12は、表示パターンの向かう先が目標物から逸れた場合(稲妻が宝箱に当たらなかった場合)には、図柄変動演出(リーチ演出)を外れ図柄の停止表示(例えば「737」)によって終了させ(図8(b)参照)、表示パターンの向かう先が目標物に一致した場合(稲妻が宝箱に当たった場合)には、図柄変動演出(リーチ演出)を当り図柄の停止表示(例えば「777」)によって終了させる(図8(c)参照)。
また、本実施例では、図9に示すように、発光表示演出として、円形導光板31Aの表示パターンの向かう先が目標物から逸れて(稲妻が宝箱に当たらずに)、外れ図柄が一旦停止表示(「737」)された後(図9(b)参照)、円形導光板31Bを発光表示させてその表示パターンの向かう先を目標物に一致させることで、再変動により当り図柄を停止表示(「777」)させる演出パターンを有する(図9(c)参照)。
以上説明した実施例の遊技機用演出装置20は、所定表示パターンの溝が形成された円形導光板31と、円形導光板31の側面から内部へ光を入射可能な発光素子36と、円形導光板31を回転させる回転装置40とを備えて構成される。これにより、回転装置40を用いて円形導光板31を回転させることにより、円形導光板31の回転位置に応じてその表示パターン(反射部)の方向を変化させることができる。この結果、導光板を用いてより多彩な演出を実現することができる。しかも、遊技機用演出装置20は、液晶表示装置12の手前側に設けられるから、円形導光板31の発光表示と液晶表示装置12の表示画像との組み合わせにより演出効果を一層高めることができる。即ち、遊技機用演出装置20は、遊技の進行に応じて変化する液晶表示装置12の表示画像に対応するように円形導光板31の表示パターン(反射部)の方向(位置)を変化させることができる。これにより、円形導光板31の表示パターンと液晶表示装置12の表示画像との重ね合わせにより従来にない斬新な表示態様での演出表示が可能となる。
また、実施例の遊技機用演出装置20は、遊技機1の前(手前)後(奥)方向に並べて2つの遊技機用演出装置20A,20Bを配置し、回転装置40A,40Bにより対応する円形導光板31A,31Bを独立に回転可能に構成したから、円形導光板31A,31Bの各表示パターンの方向を異ならせることができ、演出パターンを一層多彩なものとすることができる。
実施例では、遊技機用演出装置20による発光表示演出として、図9に示すように、円形導光板31A,31Bをそれぞれ異なる回転位置で発光表示させるものとしたが、円形導光板31A,31Bを発光表示させながらそれぞれ異なる回転速度で回転させるものとしてもよい。例えば、図10に示すように、円形導光板31A,31Bの外周部にはそれぞれ演出対象物(自動車)が描かれた表示パターンが形成されている。図柄変動演出(リーチ演出)の実行中に発光表示演出を実行する場合、遊技機用演出装置20A,20Bは、発光素子36を点灯して円形導光板31A,31Bにそれぞれ演出対象物(自動車)を発光表示させ、液晶表示装置12は、円形導光板31A,31Bの周方向に所定間隔を隔てた位置にスタート地点とゴール地点とを示す演出画像を表示する(図10(a)参照)。そして、遊技機用演出装置20A,20Bは、円形導光板31A,31Bをそれぞれ異なる回転速度で同じ回転方向に回転させることにより発光表示演出を実行する(図10(b)参照)。液晶表示装置12は、円形導光板31Aに対応する演出対象物(自動車)の方が円形導光板31Bに対応する演出対象物(自動車)よりもゴール地点に早く到達した場合には、図柄変動演出(リーチ演出)を外れ図柄の停止表示(例えば「737」)によって終了させ(図10(c)参照)、円形導光板31Bに対応する演出対象物(自動車)の方が円形導光板31Aに対応する演出対象物(自動車)よりもゴール地点に早く到達した場合には、図柄変動演出(リーチ演出)を当り図柄の停止表示(例えば「777」)によって終了させる(図10(d)参照)。
なお、上述した変形例では、所定表示パターンを発光表示させた状態で円形導光板31A,31Bをそれぞれ異なる回転速度で同じ回転方向に回転させるものとしたが、円形導光板31A,31Bをそれぞれ同じ回転速度で異なる回転方向に回転させるものとしてもよいし、同じ回転速度で同じ回転方向に回転させるものとしてもよいし、異なる回転速度で異なる回転方向に回転させるものとしてもよい。また、円形導光板31A,31Bの両方をそれぞれ回転装置40A,40Bにより回転可能に構成したが、円形導光板31A,31Bの一方のみを回転可能に構成してもよい。この場合、回転装置は、何れか一方にのみ備えるものとすればよい。
実施例では、駆動装置40として、2つの円形導光板31A,31Bをそれぞれ回転させる2つの回転装置40A,40Bを備えるものとしたが、図11に示すように、1の回転装置140を用いて2つの円形導光板31A,31B(環状ギヤ32A,32B)を独立して回転可能に構成するものとしてもよい。この変形例の回転装置140は、駆動モータ141と、駆動モータ141の回転軸に取り付けられた駆動ギヤ(図示せず)と環状ギヤ32Aに噛合する伝達ギヤ143Aとの間で駆動力を伝達する複数の中間ギヤ145,144Aと、駆動モータ141の回転軸に取り付けられた駆動ギヤと環状ギヤ32Bに噛合する伝達ギヤ143Bとの間で駆動力を伝達する中間ギヤ144Bと、を備える。中間ギヤ144A,144Bは、一方の回転方向のみ駆動力を伝達し他方向の回転は空転するワンウェイクラッチが内蔵されている。これにより、駆動モータ141が正転駆動すると、駆動モータ141の駆動力は中間ギヤ145,144Aを介して伝達ギヤ143Aへ伝達されて、環状ギヤ32A、即ち円形導光板31Aが回転する一方、駆動モータ141の駆動力は中間ギヤ144B(ワンウェイクラッチ)で遮断され、円形導光板31Bは回転しない。また、駆動モータ141が逆転駆動すると、駆動モータ141の駆動力は中間ギヤ144Bを介して伝達ギヤ143Bへ伝達されて、環状ギヤ32B、即ち円形導光板31Bが回転する一方、駆動モータ141の駆動力は中間ギヤ144A(ワンウェイクラッチ)で遮断され、円形導光板31Aは回転しない。したがって、駆動モータ141を正転と逆転とを切り替えることで、円形導光板31A,31Bを1の駆動源(駆動モータ141)で独立して回転させることができ、省スペース化および低コスト化を図ることができる。
なお、この変形例では、2つの円形導光板31A,31Bを同じ回転方向に回転させるために中間ギヤ145を3つ設けるものとしたが、この中間ギヤ145を2つにしてもよい。こうすれば、2つの円形導光板31A,31Bをそれぞれ逆方向に回転させることができる。また、中間ギヤ144A,144Bの両方にワンウェイクラッチを内蔵するものとしたが、一方の中間ギヤのみにワンウェイクラッチを内蔵するものとしてもよい。こうすれば、駆動モータ141を正転駆動することにより、2つの円形導光板31A,31Bを同時に回転させることができ、駆動モータ141を逆転駆動することにより、一方の円形導光板のみを回転させることができる。
実施例では、発光素子36は、円形導光板31の側面全周(360度の範囲)に亘って光を入射可能に所定間隔おき(支持部材24が設けられた部分を除いて一定間隔おき)に配置されるものとしたが、図12に示すように、円形導光板31の側面における円周方向の一部(例えば90度の範囲)にのみ光を入射可能に所定間隔おきに配置されるものとしてもよい。これにより、省スペース化および低コスト化を図ることができる。この場合、発光素子36は、円形導光板31の上部に配置されるのが好適である。これは、発光素子36を円形導光板31の左部や右部に配置すると、円形導光板31の明暗(表示ムラ)が目立ちやすく、また、図1に示すように、円形導光板31の下部となる遊技盤3の位置に第1始動口13や第2始動口16、アウト口16、大入賞口15等が配置される場合、これらの部材によって遊技者に明暗(表示ムラ)を感じさせにくいと考えられ、発光素子36を円形導光板31の下部に配置してその周辺部分を必要以上に明るくする必要がないためである。
実施例では、発光表示演出を実行する場合に、円形導光板31の側面全周に亘って配置された全ての発光素子36を点灯させるものとしたが、点灯させる発光素子36を円形導光板31の回転位置に応じて変化させるものとしてもよい。この制御は、特に、円形導光板31に方向性をもった図柄が形成されている場合に有効なものとなる。
実施例では、遊技機用演出装置20として、遊技盤3に対して前(手前)後(奥)に並べて配置された2つの遊技機用演出装置20A,20Bを備えるものとしたが、1つしか備えないものとしてもよいし、3つ以上備えるものとしてもよい。
実施例では、画像表示装置として液晶表示装置12を用いるものとしたが、複数種類の画像を表示可能なものであれば、他の如何なる画像表示装置を用いるものとしてもよい。例えば、画像表示装置として有機ELディスプレイを用いるものとしてもよい。また、画像表示装置として、外周面(リール)に複数種類の図柄が設けられたドラムを用いるものとしてもよい。このドラムを備えるスロットマシンに本発明を適用する場合、遊技機用演出装置20(円形導光板31)による発光表示演出を、スタートレバーの操作に基づいて行なわれる内部抽選の結果を示唆する示唆演出として実行することができる。例えば、円形導光板31の表示パターンとして子役(チェリーやスイカ等)の絵柄パターンを設けるものとし、内部抽選により子役が成立すると、円形導光板31を発光表示させて成立した子役を示唆するものとしてもよい。ここで、子役としてボーナスやART等(以下、ボーナス等)に繋がりやすい強い子役(例えば強チェリーや強スイカ)とボーナス等に繋がりにくい弱い子役(例えば弱チェリーや弱スイカ)とを備える場合、成立した子役の強弱(ボーナス等への繋がりやすさ)に応じて発光表示演出の演出パターン(円形導光板31の回転態様)を変化させてもよい。例えば、発光表示演出の演出パターンとして、円形導光板31を回転させずに円形導光板31の絵柄を発光表示させるパターン1、円形導光板31を360度未満の所定角度範囲で往復移動させながら円形導光板31に絵柄を発光表示させるパターン2、円形導光板31を360度以上回転させがら円形導光板31に絵柄を発光表示させるパターン3とを設け、パターン1を子役が成立したがその強弱が不明なパターンとし、パターン2を弱い子役が成立したことを示唆するパターンとし、パターン3を強い子役が成立したことを示唆するパターンとすることができる。また、複数種類の絵柄が設けられた複数のリールを備える場合、全リールの回転中にパターン1を一旦実行し、第1リールが停止した後、成立した子役の強弱に応じてパターン2またはパターン3を実行するものとしてもよい。
また、実施例では、本発明をパチンコ機に適用するものとしたが、これに限定されるものではなく、パチンコ機以外の遊技機、例えばスロットマシンやスロットマシンとパチンコ機との融合機、その他の遊技機に本発明を適用してもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、液晶表示装置12が「画像表示装置」に相当し、円形導光板31(31A,31B)が「導光板」に相当し、所定表示パターンに沿って形成された溝が「反射部」に相当し、発光素子36が「発光手段」に相当し、回転装置40(40A,40B)が「駆動手段」に相当する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、遊技機用演出装置の製造産業に利用可能である。
1 遊技機、2 本体、3 遊技盤、4 スピーカ、5 上受け皿、6 下受け皿、7 発射ハンドル、11 図柄表示装置、12 液晶表示装置、13 第1始動口、14 第2始動口、15 大入賞口、16 アウト口、17 センター役物、18 演出ボタン、20,20A,20B 遊技機用演出装置、21 ベース、22 ベースカバー、23 ビス、24 支持部材、30,30A,30B 導光板装置、31,31A,31B 円形導光板、32,32A,32B 環状ギヤ、33 ビス、34a 検出センサ、34b 被検知片、35 発光素子基板、36 発光素子、37 ビス、40,40A,40B,140 回転装置、41,141 駆動モータ、42 駆動ギヤ、43,143A,143B 伝達ギヤ、144A,144B,145 中間ギヤ。

Claims (3)

  1. 複数種類の画像を表示可能な画像表示装置の手前側に設けられる遊技機用演出装置であって、
    光を透過可能な透光性を有すると共に、端面から内部に入射された光を反射して前面に出射させる反射部を有する円形の導光板と、
    前記導光板の端面から内部に光を入射可能に設けられた発光手段と、
    前記導光板を所定の回転軸で回転させる駆動手段と、
    を備え、
    前記駆動手段によって前記導光板を回転させることで前記反射部の位置を変化させるものであり
    前記導光板として、遊技機の前後方向に重なるように配置され且つ前記駆動手段の駆動力により回転させられる2枚の導光板を有し、
    前記駆動手段は、正逆両回転方向に駆動可能なモータと、前記モータから出力される動力を前記2枚の導光板のうち一方の導光板に伝達する第1ギヤ機構と、前記モータから出力される動力を前記2枚の導光板のうち他方の導光板に伝達する第2ギヤ機構と、を有し、
    前記第1ギヤ機構と前記第2ギヤ機構の少なくとも一方に、一方向の回転方向にのみ動力を伝達するワンウェイクラッチが設けられている、
    ことを特徴とする遊技機用演出装置。
  2. 請求項記載の遊技機用演出装置であって、
    前記発光手段は、前記導光板の側面全周に亘って光を入射可能に配置される、
    ことを特徴とする遊技機用演出装置。
  3. 請求項記載の遊技機用演出装置であって、
    前記発光手段は、前記導光板の側面における円周方向の一部に光を入射可能に配置される、
    ことを特徴とする遊技機用演出装置。
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