JP6575439B2 - 内燃機関の燃料圧力制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料圧力制御装置

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Description

本発明は、内燃機関の燃料圧力制御装置に関する。
内燃機関の燃料圧力制御装置に用いられる高圧ポンプは、低圧ポンプから低圧通路を介して供給された燃料を加圧して、高圧通路を介して内燃機関の筒内噴射弁に加圧した燃料を供給する。高圧ポンプには、プランジャの往復動により容積が増減する加圧室と、低圧通路と加圧室とを連通した吸入通路と、加圧室と高圧通路とを連通した吐出通路と、吐出通路に設けられ加圧室から高圧通路への燃料の流通は許容するが逆方向の流通は規制する吐出逆止弁とを備えている。
このような構成において、内燃機関が高負荷状態であって高圧通路内が高燃圧状態のまま、内燃機関が減速状態に移行して燃料カットが実行されて、その後に燃料カットから復帰する際に、高圧通路内が高燃圧状態のままで燃料噴射が実行される場合がある。この場合に、高圧通路内の燃圧と目標噴射量とに基づいて算出された目標噴射時間が、筒内噴射弁が安定して燃料噴射を実行できる最小時間を下回り、目標噴射量よりも実際の燃料噴射量が上回り、オーバーリッチとなる可能性がある。これに対して特許文献1では、通電されることにより吐出逆止弁の弁体を押圧して強制的に開弁させる押圧機構を備えた高圧ポンプが開示され、これにより高圧通路内を減圧でき、燃料噴射量を適切に制御できる。
特開2011−149407号公報
特許文献1の押圧機構では、高圧通路側からの高い燃圧に抗して、吐出逆止弁の弁体を開弁方向に移動させる必要がある。このため、押圧機構の駆動力は大きい必要があり、押圧機構の電力消費量が増大する可能性がある。
そこで本発明は、電力消費量の増大を抑制しつつ、高圧通路内を減圧できる内燃機関の燃料圧力制御装置を提供することを目的とする。
上記目的は、低圧ポンプと、前記低圧ポンプから燃料が供給される低圧通路と、前記低圧通路から供給された燃料を加圧する高圧ポンプと、前記高圧ポンプから吐出された燃料を内燃機関の筒内噴射弁に供給する高圧通路と、制御部と、を備え、前記高圧ポンプは、シリンダと、前記内燃機関に連動して前記シリンダ内を往復動するプランジャと、前記プランジャの往復動により容積が増減する加圧室と、前記低圧通路と前記加圧室とを連通した吸入通路と、前記加圧室と前記高圧通路とを連通した吐出通路と、前記吐出通路と前記吸入通路とを連通したリリーフ通路と、前記吸入通路と前記加圧室との連通を開閉する吸入弁と、前記吐出通路に設けられ前記加圧室から前記高圧通路への燃料の流通は許容するが逆方向の流通は規制する吐出逆止弁と、前記吐出逆止弁を開弁方向に押圧する押圧機構と、を有し、前記吐出逆止弁は、先端に形成された弁体部が前記吐出通路内に配置され基端がリリーフ通路内にまで延びたニードルと、孔が形成された弁座部と、前記孔を塞ぐように前記弁体部を前記弁座部に向けて付勢する付勢部と、を有し、前記押圧機構は、前記制御部によって通電状態が制御される駆動コイルと、前記リリーフ通路内に移動可能に配置され前記駆動コイルが通電されることにより前記ニードルの基端を押圧可能な押圧部とを有し、前記ニードルは、前記弁体部が前記弁座部に着座した閉位置、前記弁体部が前記弁座部から離間した開位置、前記開位置よりも前記弁体部が前記弁座部から離れたリリーフ位置、の間を移動し、前記ニードルは、当該ニードルの外周面に形成された入口部を含む第1貫通路を有し、前記押圧部は、前記ニードルの基端と当接することにより前記第1貫通路に連通する第2貫通路を有し、前記リリーフ通路は、前記ニードルの外周面との間を流れる燃料の流量を制限する絞り部を有し、前記ニードルが前記閉位置又は前記開位置にある時には、前記入口部は、前記絞り部により前記吐出通路から燃料の流通が制限され、前記ニードルが前記リリーフ位置にある時には、前記入口部の少なくとも一部が前記絞り部から前記吐出通路内に露出することにより、前記第1及び第2貫通路は前記吐出通路と前記リリーフ通路とを連通し、前記ニードルは、前記駆動コイルが非通電状態であって前記吸入弁が閉状態で前記加圧室からの燃圧により前記開位置に移動し、前記駆動コイルが通電状態であって前記吸入弁が閉状態で前記押圧部からの押圧と前記加圧室からの燃圧とにより前記リリーフ位置に移動する、内燃機関の燃料圧力制御装置によって達成できる。
ニードルは、弁体部が弁座部から離れかつ第1及び第2貫通路が吐出通路とリリーフ通路とを連通するリリーフ位置へと移動できる。このため、高圧である高圧通路から吐出通路及びリリーフ通路を介して低圧である吸入通路に燃料を戻すことができる。また、押圧部の押圧と加圧室からの燃圧とにより、ニードルはリリーフ位置へ移動するため、押圧機構の電力消費量が小さく押圧部の押圧力が小さい場合であっても、ニードルをリリーフ位置へ移動させることができる。従って、電力消費量の増大を抑制しつつ、高圧通路内を減圧できる。
上記構成は、前記押圧機構は、前記リリーフ通路内に固定され前記ニードルに対して前記押圧部を挟んで反対側にある閉鎖部と、前記押圧部を前記閉鎖部に向けて付勢する押圧部用付勢部と、を有し、前記駆動コイルが非通電状態では前記押圧部用付勢部により前記押圧部が前記閉鎖部に当接して前記第2貫通路が前記閉鎖部により閉鎖され、前記駆動コイルが通電されることにより前記押圧部用付勢部の付勢力に抗して前記押圧部が前記閉鎖部から離れて前記第2貫通路は前記第1貫通路に連通する、構成であってもよい。
本発明によれば、電力消費量の増大を抑制しつつ、高圧通路内を減圧できる内燃機関の燃料圧力制御装置を提供できる。
図1は、内燃機関の燃料圧力制御装置の概略構成図である。 図2A及び図2Bは、吐出通路、吐出逆止弁、押圧機構、及びリリーフ通路の構造の説明図である。 図3A及び図3Bは、減圧制御での吐出逆止弁及び押圧機構の状態を示している。 図4Aは、ECUが実行する燃圧制御の一例を示したフローチャートであり、図4Bは、ECUが実行する減圧制御の一例を示したフローチャートである。
図1は、内燃機関の燃料圧力制御装置1の概略構成図である。燃料圧力制御装置1は、燃料タンク21、低圧ポンプ22、低圧管25、燃圧センサ38、高圧ポンプ40、リリーフ通路81、及びECU(Electronic Control Unit)5等を備える。
エンジン10は、筒内噴射弁37を備えた火花点火式の4気筒エンジンであり、内燃機関の一例である。筒内噴射弁37は、エンジン10の各気筒内に燃料を噴射する。筒内噴射弁37には、高圧ポンプ40から高圧管35及びデリバリパイプ36を介して燃料が供給される。エンジン10は、更にポート噴射弁を備えていてもよい。エンジン10は、複数のピストンに連動したクランク軸14と、クランク軸14に連動し吸気弁又は排気弁を駆動するカム軸15とを備えている。また、クランク軸14の回転角を検出するクランク角度センサ14aが設けられている。
燃料タンク21には、燃料であるガソリンが貯留されている。低圧ポンプ22は、燃料を加圧して低圧管25に吐出する。低圧管25に吐出された比較的低圧の燃料は、高圧ポンプ40に供給される。低圧管25は、低圧ポンプ22から燃料が吐出される低圧通路の一例である。
高圧ポンプ40は、低圧管25から供給された燃料を加圧して、高圧管35に吐出する。高圧ポンプ40により加圧された比較的高圧の燃料は、高圧管35及びデリバリパイプ36を介して筒内噴射弁37に供給される。高圧管35及びデリバリパイプ36は、高圧ポンプ40から燃料が吐出される高圧通路の一例である。
燃圧センサ38は、デリバリパイプ36内の燃圧を検出する。ECU5は、燃圧センサ38の検出値を取得する。
次に、高圧ポンプ40について説明する。高圧ポンプ40は、シリンダ41、プランジャ42、加圧室43、吸入通路45、吐出通路47、吸入弁50、吐出逆止弁60、押圧機構70、及びリリーフ通路81を有する。
プランジャ42は、エンジン10の駆動に連動してシリンダ41内を往復動する。詳細には、プランジャ42は、カム軸15と共に回転するカムCP側にバネにより付勢され、カムCPの回転によりシリンダ41内を昇降する。
加圧室43は、シリンダ41及びプランジャ42により画定され、プランジャ42の往復動により加圧室43の容積は増減する。
吸入通路45は、低圧管25と加圧室43とを連通している。吸入通路45には、燃圧脈動を抑制するパルセーションダンパ44が設けられている。吐出通路47は、加圧室43と高圧管35とを連通している。
吸入弁50は、加圧室43の燃料導入口側に設けられ、吸入通路45及び加圧室43の連通状態を切り替える電磁駆動式の開閉弁である。吸入弁50は、弁体51と、弁体51を駆動するコイル55と、弁体51を常に開方向に付勢するバネ53とを有している。コイル55の通電は、ECU5により制御される。コイル55が通電されると、弁体51は、バネ53の付勢力に抗して吸入通路45と加圧室43とを遮断する。コイル55が非通電の状態では、弁体51は、バネ53の付勢力により開状態が維持される。
吐出逆止弁60は、吐出通路47と押圧機構70との連通部分近傍に配置され、加圧室43から高圧管35への燃料の流通は許容するが逆方向の流通は規制する逆止弁である。具体的には、吐出逆止弁60は、加圧室43の燃圧が高圧管35内の燃圧より所定の分だけ高くなったときに開弁する。
高圧ポンプ40の吸入行程では、吸入弁50が開きプランジャ42が下降して、燃料が低圧管25から吸入通路45を介して加圧室43に充填される。加圧行程では、吸入弁50が閉じプランジャ42の上昇に伴い加圧室43の容積が減少し、加圧室43内の燃料が加圧される。吐出行程では、吐出逆止弁60に作用する加圧室43からの燃圧の力が、吐出逆止弁60に作用する高圧管35からの燃圧の力と吐出逆止弁60のばねの付勢力とよりも大きくなったときに吐出逆止弁60が開く。これにより、加圧された燃料が高圧管35及びデリバリパイプ36を介して筒内噴射弁37へ供給される。
押圧機構70は、リリーフ通路81上に配置されている。押圧機構70は、詳しくは後述するが、デリバリパイプ36内の減圧要求があった場合に、加圧室43から作用する燃圧とともに吐出逆止弁60を開弁方向に押圧して、吐出逆止弁60を開弁させる機構である。これにより、デリバリパイプ36内を減圧できる。押圧機構70はECU5により制御される。詳しくは後述する。
リリーフ通路81は、吐出通路47と、パルセーションダンパ44よりも下流側の吸入通路45とを連通している。リリーフ通路81上には、押圧機構70が配置され、また吐出逆止弁60の一部が配置されている。リリーフ通路81は、高圧ポンプ40内に設けられている。このため、例えばリリーフ通路81を高圧ポンプ40の外部に設けて高圧管35と低圧管25とを連通させた場合と比較して、長さは短くてよく、製造コストの低減や装置全体の小型化が達成されている。
ECU5は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)を含む。ECU5は、ROM内に予め格納された制御プログラムに従って、センサからの情報や予めROMに格納されている情報等に基づいて、後述する減圧制御を実行する。詳しくは後述する。
次に、高圧ポンプ40による燃圧制御について説明する。本実施例では、高圧ポンプ40による燃圧制御には、通常制御と減圧制御とが含まれる。通常制御とは、デリバリパイプ36内の燃圧値である燃圧センサ38の検出値が、エンジン10の運転状態に応じて設定される目標燃圧値に収束するように、高圧ポンプ40が制御されることである。具体的には、通常制御実行中では、吸入弁50の開閉タイミングが調整されることにより、吐出逆止弁60が開弁して、デリバリパイプ36への燃料が供給される。
減圧制御とは、所定条件成立下で減圧要求が発生した場合に、デリバリパイプ36内の燃圧を低下させるように高圧ポンプ40が制御されることである。具体的には、高圧管35及びデリバリパイプ36内の高圧の燃料を、リリーフ通路81を介して吸入通路45に逃がすことにより、デリバリパイプ36内の燃圧を低下させる。詳しくは後述する。
次に、吐出通路47、吐出逆止弁60、押圧機構70、及びリリーフ通路81の構造について説明する。図2A及び図2Bは、吐出通路47、吐出逆止弁60、押圧機構70、及びリリーフ通路81の構造の説明図である。図2Aは、通常制御での閉弁状態の吐出逆止弁60を示し、図2Bは、通常制御での開弁状態の吐出逆止弁60を示している。
最初に、吐出通路47について説明する。吐出通路47は、上流側から下流側の順に、上流部47a、中流部47b、及び下流部47cを有する。上流部47aは、後述するニードル61よりも上流側に位置する。中流部47bは、上流部47aに対して略直交する方向に延びており、内部にニードル61の弁体部62以外の一部が配置されている。中流部47bは、上流部47aよりも径が小さいがこれに限定されない。下流部47cは、中流部47bよりも内径が大きく、内部に後述する弁体部62、バネ68、及びストッパ69が配置され、高圧管35に接続される。
リリーフ通路81は、吐出通路47側から吸入通路45側に順に、絞り部81a、大径部81b、及び連通部81cを有する。絞り部81aは、吐出通路47の中流部47bに連続して同一方向に延び、内部にニードル61の一部が配置されている。大径部81bは、絞り部81aよりも内径が大きく、内部にニードル61の一部と、後述する押圧体71、バネ78、及び閉鎖体79が配置されている。連通部81cは、大径部81bが延びた方向に対して略直角に延びており、大径部81bと吸入通路45とを連通している。連通部81cは、大径部81bよりも径が小さいがこれに限定されない。
吐出逆止弁60は、ニードル61、弁座部67、バネ68、及びストッパ69を有する。ニードル61は、吐出通路47の下流部47c及び中流部47b内と、リリーフ通路81の絞り部81a及び大径部81b内に配置された棒状の部材である。ニードル61は、例えばマルテンサイト系ステンレスなどの高硬度材から形成されている。ニードル61は、弁体部62、基端63、貫通路64を有する。ニードル61は、弁体部62以外の部分は、外径が一定の円柱状である。弁体部62は、ニードル61の先端に球状に形成され、吐出通路47の下流部47c内に位置している。基端63は、大径部81b内に位置している。
ニードル61の外周面と絞り部81aの内周面との隙間C2は、ニードル61の外周面と中流部47bの内周面との隙間C1よりも小さい。隙間C1は、燃料が流通可能な程度に設定されているのに対して、隙間C2は、ニードル61の軸方向の移動は許容するが燃料の流量が制限される程度に設定されている。従って、図2A及び2Bに示した状態では、吐出通路47からリリーフ通路81を介して吸入通路45に燃料が流れることが抑制されている。隙間C1は、例えば約300μm程度であり、隙間C2は6〜9μm程度である。
貫通路64は、ニードル61の途中から基端63にまで延びている。具体的には、貫通路64は、入口部64a、通路部64b、及び出口部64cを含む。入口部64aは、ニードル61の軸方向の中央付近の外周面に、所定の角度間隔で複数設けられている。通路部64bは、ニードル61内にニードル61の軸方向に延びて形成され、入口部64aに連通して基端63にまで延びている。出口部64cは、基端63に形成されている。入口部64aは、図2Aでは絞り部81a及び大径部81b内に位置し、図2Bでは絞り部81a内に位置している。
弁座部67は、下流部47cの一部に形成されている。バネ68は、下流部47c内で弁体部62とストッパ69との間に配置され、弁体部62が弁座部67の孔67aを塞ぐように付勢している付勢部の一例である。弁座部67の孔67aが設けられ、弁体部62が弁座部67に着座することにより閉じられる。ストッパ69は、下流部47c内で弁体部62よりも下流側に固定され、中央には燃料を通過させるための孔69aが形成されている。高圧ポンプ40の吸入行程及び加圧行程では、図2Aに示すようにニードル61は、弁体部62が弁座部67に着座した位置にある。弁体部62が弁座部67に着座した状態でのニードル61の位置を、本明細書では閉位置と称する。
通常制御での高圧ポンプ40の吐出行程では、吸入弁50が閉状態でプランジャ42が加圧室43内の容積を減少させる。これにより、加圧室43、吐出通路47の上流部47a、中流部47b、隙間C1内の燃圧が上昇し、弁体部62に作用する燃圧も上昇する。弁体部62に作用する加圧室43からの燃圧力が、高圧管35から弁体部62に作用する燃圧力とバネ68の付勢力との合計よりも大きくなると、図2Bに示すように弁体部62が弁座部67から離れるようにニードル61が移動する。これにより、図2Bの矢印で示すように、燃料が加圧室43から吐出通路47を介して高圧管35に流れる。このように、後述する駆動コイル75が非通電状態で吸入弁50が閉状態で加圧室43からの燃圧により、弁体部62が弁座部67から離間した状態でのニードル61の位置を、本明細書では開位置と称する。図2Bには、通常制御時において、弁体部62が弁座部67から最も離れた状態でのニードル61の開位置を示している。
図2Bに示すように、入口部64aは絞り部81aに対向し、吐出通路47の上流部47a内に露出することはない。ここで、上述したように隙間C2は、燃料の流量が制限される程度に設定されている。このため通常制御では、燃料が上流部47aから貫通路64を介して大径部81b内に流れることが抑制されている。また、通常制御時においては後述する押圧体71の貫通路74は閉鎖体79の突部79aに常に塞がれているため、仮に大径部81b内に燃料が流れたとしても、吸入通路45に燃料が流れることが抑制されている。
次に押圧機構70について説明する。押圧機構70は、押圧体71、駆動コイル75、バネ78、及び閉鎖体79を有する。吐出通路47側から吸入通路45側に順に、バネ78、押圧体71、及び閉鎖体79が大径部81b内に配置されている。押圧体71は、大径部81b内でリリーフ通路81の延びた方向に往復動可能に配置され、ニードル61の基端63に対向し、バネ78により閉鎖体79に向けて付勢されている。押圧体71は、例えばフェライト系ステンレスなどの軟磁性材から形成されている。バネ78は、押圧体71を閉鎖体79に向けて付勢する押圧部用付勢部の一例である。
押圧体71は、先端72、基端73、及び貫通路74を有する。先端72は、ニードル61の基端63に対向している。基端73は、閉鎖体79に対向している。貫通路74は、先端72から基端73にまで押圧体71を貫通している。貫通路74は、閉鎖体79の突部79aにより基端73側から塞がれている。閉鎖体79は、例えばフェライト系ステンレスなどの軟磁性材から形成されている。閉鎖体79は、大径部81b内に固定され、押圧体71に向けて延びた突部79aが形成されている。
駆動コイル75は、大径部81bの外側に設けられている。駆動コイル75の通電状態はECU5により制御され、ECU5は制御部の一例である。駆動コイル75がECU5により通電されると、押圧体71と駆動コイル75との間に作用する磁気的吸引力により、押圧体71は閉鎖体79から離間して、ニードル61側に移動する。通常制御では、駆動コイル75は非通電状態に維持され、上述したようにバネ78の付勢力によって押圧体71の貫通路74が閉鎖体79の突部79aによって塞がれた状態に維持される。
ここで連通部81c内には、吸入通路45から低圧ポンプ22により加圧された低圧の燃料が充填されている。ここで、押圧体71の基端73は、連通部81cに連通した大径部81bの、連通部81c側に位置している。このため、押圧体71の基端73には低圧の燃料の圧力が加わる。ここでバネ78の付勢力は、このような押圧体71の基端73に加わる燃圧力よりも大きくなるように設定されている。このため、通常制御では図2A及び図2Bに示すように、押圧体71が閉鎖体79から離れることはなく、当然にニードル61を押圧することもない。
以上のように、図2A及び図2Bに示したようにニードル61が閉位置及び開位置にある時には、貫通路64の入口部64aは吐出通路47内に位置することはないため、吐出通路47とリリーフ通路81とが連通することはない。
次に、減圧制御での吐出逆止弁60及び押圧機構70について説明する。図3A及び図3Bは、減圧制御での吐出逆止弁60及び押圧機構70の状態を示している。具体的には、図3Aは、ニードル61が閉位置にある状態で押圧体71がニードル61の基端63に当接した状態を示している。図3Bは、図2Bに示した開位置よりも弁体部62が弁座部67から離れた状態を示している。
例えば図2Aに示した状態で減圧制御が実行されると、吸入弁50が閉じられ、駆動コイル75は通電状態にされる。ここで、吸入弁50が閉じられた状態でプランジャ42が加圧室43内の容積を減少させることにより、図3Aの矢印で示すように加圧室43からの燃圧が弁体部62に作用する。また、駆動コイル75が通電状態となることにより、押圧体71は閉鎖体79から離れて図3Aに示すようにニードル61の基端63に当接して、貫通路64及び74が互いに連通し、押圧体71の押圧力がニードル61に作用する。尚、押圧体71がニードル61に当接した状態では、貫通路64と貫通路74とは連通する。尚、図3Aでは、加圧室43からの燃圧によって弁体部62が弁座部67から離れる前に、押圧体71がニードル61に当接する例を示しているが、弁体部62が弁座部67から離れた後に押圧体71がニードル61に当接してもよい。
このように、押圧体71の押圧と加圧室43からの燃圧との双方がニードル61に作用することにより、ニードル61は、図3Bに示すように、開位置よりも更に弁体部62が弁座部67から離れる。このように、開位置よりも更に弁体部62が弁座部67から離れたニードル61の位置を、本明細書ではリリーフ位置と称する。尚、図3Bは、押圧体71の押圧と加圧室43からの燃圧とにより弁体部62が弁座部67から最も離れた位置を示している。
リリーフ位置では、入口部64aの少なくとも一部が吐出通路47の上流部47a及び中流部47b内に露出する。ここで、高圧管35及びデリバリパイプ36内の燃圧が吸入通路45内の燃圧よりも高いため、図3Bの矢印で示すように、燃料は高圧管35及びデリバリパイプ36から隙間C1、貫通路64及び74、大径部81b、連通部81c、吸入通路45の順に流れる。これにより、高圧管35及びデリバリパイプ36内を減圧できる。尚、リリーフ位置では、弁体部62はストッパ69の孔69aを閉じない。即ち、弁体部62がストッパ69に接触しない位置となるように、駆動コイル75の磁力やバネ68及び78の付勢力が設定されている。
尚、駆動コイル75の通電が停止されると、押圧体71はバネ78の付勢力に従ってニードル61から離れて、貫通路74が閉鎖体79の突部79aに係合する。これにより、ニードル61は、押圧体71に押圧されることなく、図2A及び図2Bに示した閉位置及び開位置間で移動する。以上のように、ニードル61がリリーフ位置にある時には、貫通路64の入口部64aの少なくとも一部は吐出通路47内に位置し、貫通路64及び74は吐出通路47とリリーフ通路81とを連通する。
以上のように、減圧制御では、押圧体71の押圧に加えて加圧室43からの燃圧も利用して、ニードル61を閉位置からリリーフ位置にまで移動させる。このため、例えば押圧体71の押圧のみの作用によってニードル61を閉位置からリリーフ位置にまで移動させる際には、閉位置で弁体部62が受ける高圧管35からの高い燃圧に抗してニードル61を移動させる必要がある。このため、押圧体71の押圧力を大きくする必要があり、これに伴って駆動コイル75での電力消費量が増大するおそれがある。しかしながら本実施例では、押圧体71の押圧に加えて加圧室43からの燃圧によって、ニードル61を閉位置からリリーフ位置にまで移動させる。このため、押圧体71の押圧のみの作用によってニードル61を閉位置からリリーフ位置にまで移動させる場合と比較して、押圧体71の押圧力を小さくすることができ、このため駆動コイル75の電力消費量が抑制されている。
また、上述したように、貫通路64の入口部64aが吐出通路47内に露出しない限り、絞り部81aにより大径部81b内へ燃料が流れ込むことが抑制されている。このため、大径部81b内が高圧になることが抑制されている。従って、貫通路74が閉鎖体79の突部79aに塞がれた状態から押圧体71が閉鎖体79から離れるように移動し始める際の、押圧体71への抵抗が抑制されている。この点においても、駆動コイル75の電力消費量が抑制される。
また、ニードル61を閉位置から開位置よりも遠いリリーフ位置まで移動させるために、押圧体71の移動距離は長く設定されている。このため、駆動コイル75の電力消費量は、押圧体71の移動距離が長い分だけ増大するとも考えられる。しかしながら本実施例では、開位置とリリーフ位置との間の距離は、例えば0.5mm程度と比較的短く設定されているため、押圧体71の移動距離の増加による電力消費量の増大分は僅かである。よって、押圧体71のみの押圧によって高圧管35からの高い燃圧に抗してニードル61を閉位置から開位置まで動かす場合での電力消費量と比較して、本実施例での電力消費量が抑制されている。
また、駆動コイル75が非通電状態では、図2A及び図2Bに示したように、バネ78の付勢力によって押圧体71の貫通路74が閉鎖体79の突部79aにより塞がれた状態が維持される。即ち、ニードル61の基端63が、連通部81cからの燃圧を受けることが防止されている。このため、通常制御時に、ニードル61の基端63が受ける燃圧に応じて、ニードル61の移動量が変化することが抑制される。
次に、ECU5が実行する燃圧制御について説明する。図4Aは、ECU5が実行する燃圧制御の一例を示したフローチャートである。ECU5は、燃圧制御を所定時間毎に繰り返し実行する。
まずECU5は、減圧要求があるか否かを判定する(ステップS1)。減圧要求は、例えば燃料カット要求があった場合や、高圧系の目標燃圧値が燃圧センサ38の検出値よりも小さくこの目標燃圧値と燃圧センサ38の検出値との差が所定値を超えた場合、又は燃圧センサ38の検出値が筒内噴射弁37からの燃料漏れを防止するために予め設定された上限値を超えた場合に発生する。減圧要求は、減圧制御が実行されて燃圧センサ38の検出値が目標燃圧値にまで低下すると取り下げられる。
減圧要求がない場合、ECU5は通常制御を実行する(ステップS2)。一方、減圧要求がある場合には、ECU5は減圧制御を実行する(ステップS3)。
図4Bは、ECU5が実行する減圧制御の一例を示したフローチャートである。ECU5は、吸入弁50を閉弁され(ステップS11)、駆動コイル75を通電する(ステップS12)。これにより、上述したように電力消費量の増大を抑制しつつ、高圧管35及びデリバリパイプ36内を減圧できる。また、減圧要求がある間は、ステップS1で肯定判定されステップS11及びS12の処理が実行されるため、吸入弁50は閉弁状態に維持され駆動コイル75も通電状態に維持される。尚、ステップS11及びS12の処理は同時に実行されてもよい。
減圧要求が取り下げられると、通常制御が実行され(ステップS2)、吸入弁50の開閉タイミングは、デリバリパイプ36内の目標燃圧値と燃圧センサ38の検出値とに基づいて制御され、駆動コイル75への通電は停止される。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 内燃機関の燃料圧力制御装置
10 エンジン
37 筒内噴射弁
22 低圧ポンプ
25 低圧管(低圧通路)
35 高圧管(高圧通路)
36 デリバリパイプ(高圧通路)
38 燃圧センサ
40 高圧ポンプ
41 シリンダ
42 プランジャ
43 加圧室
45 吸入通路
47 吐出通路
50 吸入弁
60 吐出逆止弁
61 ニードル
62 弁体部
63 基端
64 貫通路(第1貫通路)
64a 入口部
67 弁座部
68 バネ(付勢部)
70 押圧機構
71 押圧体(押圧部)
74 貫通路(第2貫通路)
78 バネ(押圧部用付勢部)
79 閉鎖体(閉鎖部)
81 リリーフ通路
81a 絞り部

Claims (2)

  1. 低圧ポンプと、
    前記低圧ポンプから燃料が供給される低圧通路と、
    前記低圧通路から供給された燃料を加圧する高圧ポンプと、
    前記高圧ポンプから吐出された燃料を内燃機関の筒内噴射弁に供給する高圧通路と、
    制御部と、を備え、
    前記高圧ポンプは、
    シリンダと、
    前記内燃機関に連動して前記シリンダ内を往復動するプランジャと、
    前記プランジャの往復動により容積が増減する加圧室と、
    前記低圧通路と前記加圧室とを連通した吸入通路と、
    前記加圧室と前記高圧通路とを連通した吐出通路と、
    前記吐出通路と前記吸入通路とを連通したリリーフ通路と、
    前記吸入通路と前記加圧室との連通を開閉する吸入弁と、
    前記吐出通路に設けられ前記加圧室から前記高圧通路への燃料の流通は許容するが逆方向の流通は規制する吐出逆止弁と、
    前記吐出逆止弁を開弁方向に押圧する押圧機構と、を有し、
    前記吐出逆止弁は、先端に形成された弁体部が前記吐出通路内に配置され基端がリリーフ通路内にまで延びたニードルと、孔が形成された弁座部と、前記孔を塞ぐように前記弁体部を前記弁座部に向けて付勢する付勢部と、を有し、
    前記押圧機構は、前記制御部によって通電状態が制御される駆動コイルと、前記リリーフ通路内に移動可能に配置され前記駆動コイルが通電されることにより前記ニードルの基端を押圧可能な押圧部とを有し、
    前記ニードルは、前記弁体部が前記弁座部に着座した閉位置、前記弁体部が前記弁座部から離間した開位置、前記開位置よりも前記弁体部が前記弁座部から離れたリリーフ位置、の間を移動し、
    前記ニードルは、当該ニードルの外周面に形成された入口部を含む第1貫通路を有し、
    前記押圧部は、前記ニードルの基端と当接することにより前記第1貫通路に連通する第2貫通路を有し、
    前記リリーフ通路は、前記ニードルの外周面との間を流れる燃料の流量を制限する絞り部を有し、
    前記ニードルが前記閉位置又は前記開位置にある時には、前記入口部は、前記絞り部により前記吐出通路から燃料の流通が制限され、
    前記ニードルが前記リリーフ位置にある時には、前記入口部の少なくとも一部が前記絞り部から前記吐出通路内に露出することにより、前記第1及び第2貫通路は前記吐出通路と前記リリーフ通路とを連通し、
    前記ニードルは、前記駆動コイルが非通電状態であって前記吸入弁が閉状態で前記加圧室からの燃圧により前記開位置に移動し、前記駆動コイルが通電状態であって前記吸入弁が閉状態で前記押圧部からの押圧と前記加圧室からの燃圧とにより前記リリーフ位置に移動する、内燃機関の燃料圧力制御装置。
  2. 前記押圧機構は、前記リリーフ通路内に固定され前記ニードルに対して前記押圧部を挟んで反対側にある閉鎖部と、前記押圧部を前記閉鎖部に向けて付勢する押圧部用付勢部と、を有し、
    前記駆動コイルが非通電状態では前記押圧部用付勢部により前記押圧部が前記閉鎖部に当接して前記第2貫通路が前記閉鎖部により閉鎖され、前記駆動コイルが通電されることにより前記押圧部用付勢部の付勢力に抗して前記押圧部が前記閉鎖部から離れて前記第2貫通路は前記第1貫通路に連通する、請求項1の内燃機関の燃料圧力制御装置。
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