JP6573395B2 - 多色柄経編地及びその編成方法 - Google Patents

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本発明は、多色で繊細な色柄を表出させた薄地の多色柄経編地及びその編成方法に関する。
従来より、ショーツ、ガードル、ブラジャー等のファンデーション、スリップ、キャミソール等のランジェリーといった女性用下着のような衣料品では、柄模様が表出した薄地の経編地が使用されている。こうした経編地を編成する場合、ジャカード筬を備えた経編機を用いて行われており、ジャカード筬を制御して編成される基本組織及び変化組織により地組織の表面に柄模様が編成されるようになっている。
こうした経編地の柄模様を構成する糸に、異なる色や素材の複数種類の糸を用いることで多色柄を経編地に表出させることが提案されている。例えば、特許文献1では、1針おきに交互配列するように構成された2枚の分割ジャカード筬と、少なくとも1枚の地筬とにより編成される衣料用ジャカードレース編地において、分割ジャカード筬にそれぞれ異なる色又は異なる素材の糸を配して2色以上の色柄を表出させるようにした点が記載されている。また、特許文献2では、複数列の編針列と2列のジャカード筬を備えた経編機を用いて両面にニードルループによる多色ジャカード柄が構成された両面柄経編地を編成する点が記載されている。また、特許文献3では、ジャカード編成組織が2つのハーフセット編みからなり、一方のハーフセット編みのループが形成されない編目位置を、他方のハーフセット編みのループを形成して、2つのハーフセット編みが対になって編成されているジャカード経編地が記載されている。
特許第3608042号公報 特開2007−308809号公報 特許第4825233号公報
特許文献1では、ハーフセットの分割ジャカード筬を2枚用いて編成するため、少ない糸数により編地を編成することができるが、柄組織が繊細さに欠け粗い仕上がりになる。また、地筬による支持組織が編地全体に編成されるため、ジャカード編組織の糸と支持組織の地糸の色が混在するようになり、明瞭なコントラストで鮮やかな色合いに仕上げることが難しい。特許文献2では、複数の編針列を用いるダブルラッシェル編機により編成されるため、編地が厚くなって薄地のものを編成することが難しく、ニードルループが両面に露出して両面に柄組織が表出し、下着のような衣料品に用いることは現実的でない。
特許文献3では、柄模様を表出させた薄地の編地を編成することができるものの、2つのハーフセット編を対称となるように編成する制約があるため、多色図柄を自由に編成することができず、柄模様を明瞭なコントラストで鮮やかな色合いに仕上げることが困難である。
そこで、本発明は、複数のジャカード編組織が安定した状態で重ねて編成されているとともに多色で繊細な色柄を表出させた薄地の多色柄経編地及びその編成方法を提供することを目的とする。
本発明に係る多色柄経編地は、異なる色の編成糸を用いた2つのジャカード編組織を重ねて編成した編組織を備えた多色柄経編地であって、前記ジャカード編組織は、一対の繰り返し単位からなる基本組織及び当該基本組織を変化させた変化組織を組み合せてそれぞれ柄組織が編成されているとともに組み合せた基本組織及び変化組織のループが欠落した編目位置を補完するように編成されており、2つの前記ジャカード編組織の前記基本組織は、それぞれ各編成糸が同じ方向に振られてすべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている組織又は隣接する編成糸が経方向に対して線対称となるように互いに振られてループの重複する編目位置及びループのない編目位置が市松模様状に配置されている組織からなり、前記ジャカード編組織のいずれかの前記柄組織又はそれぞれの前記柄組織のシンカーループ部分の編成糸が表側に露出して色柄が表出されている。さらに、経方向の編目列に沿って弾性糸が挿入されるか又は編み込まれている。さらに、分割可能なヘム部が形成されている。
本発明に係る多色柄経編地の編成方法は、柄組織を編成可能な2つのジャカード筬を備えるとともに当該ジャカード筬及び1列の編針列により2つのジャカード編組織を重ねて編成した編組織を備える多色柄経編地を編成する多色柄経編地の編成方法であって、前記ジャカード筬にそれぞれ異なる色の編成糸又は後染めによりそれぞれ異なる色となる素材からなる編成糸を供給し、前記ジャカード筬を用いて一対の繰り返し単位からなる基本組織及び当該基本組織を変化させた変化組織を組み合せてそれぞれジャカード編組織を編成するとともに当該ジャカード編組織のループが欠落した編目位置を補完するように編成し、2つの前記ジャカード編組織は、それぞれ前記基本組織を各編成糸が同じ方向に振られてすべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている組織で編成するか又は前記基本組織を隣接する編成糸が経方向に対して線対称となるように互いに振られてループの重複する編目位置及びループのない編目位置が市松模様状に配置されている組織で編成し、前記ジャカード編組織のいずれかの柄組織又はそれぞれの柄組織のシンカーループ部分の編成糸を表側に露出させて色柄を表出させる。
本発明は、上記のような構成を有することで、複数のジャカード編組織を一対の繰り返し単位からなる基本組織及び基本組織を変化させた変化組織を組み合せてそれぞれ柄組織を編成し、組み合せた基本組織及び変化組織のループが欠落した編目位置を補完するように編成しているので、ジャカード編組織のみにより安定した状態で重ねて編成することが可能となる。また、各ジャカード編組織に異なる色の編成糸を用いることで、ジャガード編組織のいずれかの柄組織又はそれぞれの柄組織のシンカーループ部分の編成糸が表側に露出して色柄が表出されるようになり、繊細で鮮やかな色柄が表出した薄地の多色柄経編地を得ることが可能となる。
また、1列の編針列で複数のジャカード編組織を重ねて編成することで表側にシンカーループ部分が露出するようになり、複数のジャカード編組織で編成された柄組織のシンカーループ部分の編成糸の振り幅による変化及び編成糸の重なりで緻密な色柄を多様に表出することができるようになる。
経編機に関する概略構成図である。 ジャカード編組織の基本組織に関する組織のタイプAの一例を示す編組織図である。 ジャカード編組織の基本組織に関する組織のタイプBの一例を示す編組織図である。 ジャカード編組織の基本組織から変化させた変化組織を示す編組織図である。 タイプAとタイプAとを組み合せた基本組織を例示する編組織図である。 タイプAとタイプBとを組み合せた基本組織を例示する編組織図である。 タイプBとタイプBとを組み合せた基本組織を例示する編組織図である。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る多色柄経編地を編成するために用いる経編機に関する概略構成図である。経編機は、2つのジャカード筬JB1及びJB2並びに1列の編針列Nを備えており、各ジャカード筬はフルセットのジャカードガイドを編針列Nに沿って配列している。ジャカード筬JB1は、フルセットのジャカードガイドを半分ずつ交互に配列した一対のジャカードガイドJB1−1及びJB1−2を備えており、各ジャカードガイドは、編機ゲージに対してそれぞれ半分の本数分が並列配置されている。各ジャカードガイドは、圧電素子等の駆動素子により個別に変位可能となるように制御されるようになっている。ジャカード筬JB2は、ジャカード筬JB1と同様に、一対のジャカードガイドJB2−1及びJB2−2を備えており、ジャカードガイドJB1−1及びJB1−2と同様に、、編機ゲージに対してそれぞれ半分の本数分が配列されて、圧電素子等の駆動素子により個別に変位可能となるように制御されるようになっている。
ジャカード筬JB2は、ジャカード筬JB1とは独立して駆動制御されるようになっており、ジャカード筬JB1及びJB2をそれぞれ独立して制御して編針列Nに各ジャカードガイドから異なる色の編成糸を供給することで、異なる色の編成糸をそれぞれ用いた複数のジャカード編組織が重ねて編成された編組織を備えた多色柄経編地を得るようになっている。なお、編成後の後染めにより多色柄経編地を得る場合には、後染めにより色分けが可能な素材の異なる編成糸を各ジャカードガイドから供給するようにすればよい。
ジャカード編組織に用いる編成糸は、上述したように、染料等により予め着色された色糸や素材の違いにより染め分けができる後染め糸を用いることで、多色柄経編地を得ることができる。糸の素材としては、下着等の衣料品に用いられる公知の繊維材料からなる糸を用いることができ、例えば、ポリエステル系繊維等の合成繊維、レーヨン等の再生繊維、木綿等の天然繊維といった公知の繊維からなる糸やこれらの繊維を組み合せた複合糸を用いることができる。
ジャカード筬JB1及びJB2により編成されるジャカード編組織は、それぞれジャカードガイドに対応する一対の繰り返し単位からなる基本組織及び基本組織を変化させた変化組織を組み合せて柄組織が編成されるようになっている。そして、各ジャカード編組織において組み合せた基本組織及び変化組織で生じる編目位置でのループの欠落に対して、重ねて編成する際に欠落したループを補完するように編成することで、支持組織としての機能も持たせて安定した状態の編組織を薄地で構成することができる。
そして、1列の編針列Nにおいてジャカード筬JB1及びJB2による複数のジャカード編組織を重ねて編成するようにしているので、ジャガード編組織のいずれかの柄組織又はそれぞれの柄組織のシンカーループ部分の編成糸が表側に露出して色柄が表出するようになり、シンカーループ部分の編成糸の振り幅による変化及び編成糸の重なりで緻密な色柄を多様に表出することができる。
ここで、「ジャガード編組織のいずれかの柄組織又はそれぞれの柄組織のシンカーループ部分の編成糸が表側に露出して色柄が表出する」とは、編目位置で画定される表側の表面領域において、いずれかの柄組織が露出するか又はそれぞれの柄組織が混在して露出することを意味し、例えば、いずれかの柄組織がすべての表面領域に露出する場合、すべての表面領域にそれぞれの柄組織が混在して露出する場合、一部の表面領域にいずれかの柄組織が露出するとともに一部の表面領域にそれぞれの柄組織が混在して露出する場合を含む。
複数のジャカード編組織により柄組織を編成するとともにこれらのジャカード編組織を重ねて編成された編組織において、いずれかの柄組織又はそれぞれの柄組織が混在して表側に露出することで、繊細で鮮やかな色柄を多様に表出させることができる。例えば、輪郭領域を一方の柄組織の色柄で表出させて輪郭領域の内側を異なる色の他方の柄組織の色柄で表出させることで、輪郭のはっきりした鮮やかな色柄が表出するようになる。そして、複数のジャカード編組織をフルセットのジャカード筬で編成することで、柄組織を緻密に編成することが可能となり、より繊細で緻密な柄模様を多様な色柄で表出させることができる。また、複数のジャカード編組織を重ねて編成する際にループが欠落した編目位置を補完して支持組織としても機能させることが可能となり、従来のような地筬による支持組織を別途編成することが不要となって、安定した状態の編組織を薄地に仕上げることができる。
編組織を安定した状態とするためには、最小単位が2コース〜6コースの繰り返し単位で支持組織が編成されていることで、編組織が均質化されて安定するようになる。そのため、ジャカード編組織の基本組織を安定した状態が保てる一対の繰り返し単位とするとともに基本組織から変化させた変化組織との組み合せで生じる編目位置でのループの欠落を補完することで、柄組織を重ねて編成された編組織を安定した状態に設定することができる。
一方、ジャカード編組織に基づいて編成する編地は、用途により求められる性質や物性が異なるため、それに合わせてジャカード編組織の一対の繰り返し単位からなる基本組織を変更することになるが、複数のジャカード編組織を重ねて編成する場合、その基本組織の組み合せが前提となるため、編組織の種類が増加することになる。そして、基本組織の組み合せとともに基本組織を変化させた変化組織が設計項目として加わることで、上述したように支持組織としても機能させるための組織構造が複雑化し、柄組織とともに支持組織も兼備した編組織の設計作業の負担が著しく増加するようになる。
そこで、ループが欠落する編目位置を補完する観点からジャカード編組織の基本組織を考えた場合、すべての編目位置にループが配置される基本組織は、以下の2通りの組織のタイプに分けて考えることで、複数のジャカード編組織を重ねて編成する際の設計作業を効率よく行うことができる。
タイプA;各編成糸が同じ方向に振られてすべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている組織
タイプB;隣接する編成糸が経方向に対して線対称となるように互いに振られてループの重複する編目位置及びループのない編目位置が市松模様状に配置されている組織
図2は、ジャカード編組織の基本組織に関する組織のタイプAの一例を示す編組織図である。タイプAは、一般的なジャカード編組織の基本組織として用いられているもので、図2に示す例では、隣接するウエールの間で各編成糸がコース毎に交互に振られて編目位置でループを形成するとともに各編成糸が各コースで同じ方向に振られることで、すべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている。
図3は、組織のタイプBの一例を示す編組織図である。タイプBは、ハーフセットネット編といった特殊なジャカード編組織の基本組織として用いられているもので、隣接するウエールの間で編成糸がコース毎に交互に振られて編目位置でループを形成するとともに隣接する編成糸が各コースで経方向に対して線対称となるように互いに振られることで、ループの重複する編目位置及びループのない編目位置が市松模様状に配置されている。
図4は、ジャカード編組織の基本組織から変化させた変化組織を示す編組織図である。この例では、基本組織をデンピー編とした場合における変化組織を示している。ジャカードガイドの変位動作は、常に同一方向のみに変位する(右側を基準位置として左方向に1ウエール分変位)ように動作することから、こうした変位動作を組み合せて変化組織が構成される。図4では、←で変位動作を示している。
図4(a)は、基本組織を示しており、奇数コースでループを形成して次の偶数コースで左側に隣接するウエールに振られてループを形成する繰り返し単位が設定され、編地が「薄地」に形成される。図4(b)は、点線で示す基本組織において偶数コースで左方向に1ウエール分変位する変化組織を示しており、奇数コース及び偶数コースのループの間のシンカーループ部分が基本組織より長くなるため、基本組織に比べて編地が「厚地」に形成されるようになる。図4(c)は、点線で示す基本組織において奇数コースで左方向に1ウエール分変位する変化組織を示しており、奇数コース及び偶数コースのループが同じウエールに配列されるようになるため、編地に「穴地」が形成されるようになる。図4(d)は、奇数コース及び偶数コースで左方向に1ウエール分変位する変化組織を示しており、シンカーループ部分が重なり合うことで基本組織に比べて編地が「中厚」に形成されるようになる。
タイプAでは、すべての編目位置に1つずつループが配置されているため、こうした変化組織が部分的に適用された場合に、ループが左方向に変位した編目位置において、隣接する編目位置のループが変位しないとループの欠落が生じるようになる。そのため、タイプAを基本組織とするジャカード編組織には、ループの欠落を補完する別のジャカード編組織が必要となる。
タイプBでは、上述した変化組織が部分的に適用された場合、ループの重複する編目位置において1つのループが左方向に1つのウエール分変位してループのない編目位置を埋めるように変化組織を適用すれば、ループのない編目位置を補完してループの欠落のない編組織とすることができる。こうした変化組織に関する適用条件を設定してジャカードガイドの制御を行なえば、タイプBの組織は編組織として独立して成立することが可能となる。
以上のようなタイプA及びタイプBの特性を考慮して、複数のジャカード編組織を重ねて編成する場合における基本組織の組合せを具体的に検討することで、効率よく編組織の設計作業を行うことができる。以下に基本組織の組み合せについて説明する。
<タイプAとタイプAとの組み合せ>
タイプAとタイプAとの組み合せでは、いずれのジャカード編組織ともすべての編目位置に1つずつループが配置されているため、部分的な変化組織の適用によりループの欠落が避けられない。そのため、いずれかのジャカード編組織においてループの欠落が生じた場合には、残りのジャカード編組織でループの欠落を補完するように編成することになり、ループの欠落した編目位置を互いに補完して編成することが求められる。
図5は、タイプAとタイプAとを組み合せた基本組織を例示する編組織図である。編組織は、2つのジャカード筬JB1及びJB2のそれぞれのジャカードガイドに対応して一対の繰り返し単位で編成されるように設定されている。
図5(a)では、ジャカード筬JB1の一対のジャカードガイドJB1−1及びJB1−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位は、隣接するウエールの間で編成糸がコース毎に交互に振られて編目位置でループを形成するとともに各編成糸が各コースで同じ方向に振られることで、すべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている。ジャカード筬JB2の一対のジャカードガイドJB2−1及びJB2−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位についても、ジャカード筬JB1と同様に設定されて、すべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている。
図5(a)に示す組み合せの例では、両方ともタイプAとなっているため、変化組織が部分的に適用された場合に、いずれのジャカード編組織もループの欠落が生じるようになる。こうしたループの欠落に対応して、別のジャカード編組織で以下のように補完する手法を用いることで、ループの欠落した編目位置を互いに補完して支持組織としての機能を保持するようにする。
(1)図4(a)に示す「薄地」の基本組織によりループの欠落が生じない場合には、別のジャカード編組織は、図4(a)〜(d)に示す「薄地」「厚地」「穴地」「中厚」のいずれの組織も選択肢となる。
(2)図4(b)に示す「厚地」の変化組織により偶数コースの編目位置にループの欠落が生じる場合には、ループが欠落した編目位置に対応して図4(a)に示す「薄地」又は図4(c)に示す「穴地」といった偶数コースのループが変位しない組織を別のジャカード編組織に適用して偶数コースのループの欠落を補完する。
(3)図4(c)に示す「穴地」の変化組織により奇数コースの編目位置にループの欠落が生じる場合には、ループが欠落した編目位置に対応して図4(a)に示す「薄地」又は図4(b)に示す「厚地」といった奇数コースのループが変位しない組織を別のジャカード編組織に適用して奇数コースのループの欠落を補完する。
(4)図4(d)に示す「中厚」の変化組織により奇数コース及び偶数コースの編目位置にループの欠落が生じる場合には、奇数コース及び偶数コースの編目位置が変位しない図4(a)に示す「薄地」を別のジャカード編組織に適用してループの欠落を補完する。
以上のように、複数のジャカード編組織に生じたループの欠落を互いに補完し合うことで、それぞれが柄組織を編成した場合でも支持組織としての機能を維持することができ、安定した状態の編組織を得ることが可能となる。また、柄組織の組み合せにより、いずれかの柄組織のシンカーループ部分又はそれぞれの柄組織が混在したシンカーループ部分が編地の表側に柄模様のように露出して編成することで、繊細で鮮やかな色柄を表出させることができる。
図5(b)では、ジャカードガイドJB1−1及びJB1−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位は、1つおきのウエールの間で編成糸がコース毎に交互に振られて編目位置でループを形成するとともに各編成糸が各コースで同じ方向に振られることで、すべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている。一対のジャカードガイドJB2−1及びJB2−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位については、隣接するウエールの間で編成糸がコース毎に交互に振られて編目位置でループを形成するとともに各編成糸が各コースで同じ方向に振られることで、すべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている。
図5(c)では、ジャカードガイドJB1−1及びJB1−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位は、編成糸がコース毎に隣接するウエールに順次2回振られた後逆方向に順次2回振られて千鳥状にループが形成されるとともに各編成糸が各コースで同じ方向に振られることで、すべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている。一対のジャカードガイドJB2−1及びJB2−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位については、隣接するウエールの間で編成糸がコース毎に交互に振られて編目位置でループを形成するとともに各編成糸が各コースで同じ方向に振られることで、すべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている。
図5(d)では、ジャカードガイドJB1−1及びJB1−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位は、同じウエールで3コース分ループを形成した後隣接するウエールに振られて3コース分ループを形成して元のウエールに振られて千鳥状にループが形成されるとともに各編成糸が各コースで同じ方向に振られることで、すべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている。一対のジャカードガイドJB2−1及びJB2−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位についても、ジャカードガイドJB1−1及びJB1−2と同様に設定されて、すべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている。
図5(b)〜図5(d)に示す組み合せについても、図5(a)に示す組み合せで説明した補完手法(1)〜(4)を用いることで、ジャカード編組織において変化組織により生じるループの欠落を互いに補完することができ、それぞれが柄組織を編成しながら支持組織としての機能を維持する編組織に編成することが可能となる。また、柄組織の組み合せにより、いずれかの柄組織のシンカーループ部分又はそれぞれの柄組織が混在したシンカーループ部分が編地の表側に柄模様のように露出して編成することで、繊細で鮮やかな色柄を表出させることができる。
タイプAとタイプAとの組み合せによる編組織では、複数のジャカード編組織が互いにループの欠落を補完して安定した編組織となり、多色の柄模様が鮮やかに表出するとともに艶がありタッチのよいサテン調の多色柄経編地に仕上げることができる。
<タイプAとタイプBとの組み合せ>
タイプAとタイプBとの組み合せでは、すべての編目位置に1つずつループが配置されているタイプAにおいて部分的に変化組織が適用されることで生じるループの欠落を、変化組織の適用条件の設定によりループの欠落がない編組織となるタイプBで補完することで、ループの欠落のない安定した状態の編組織が編成されるようになる。
図6は、タイプAとタイプBとを組み合せた基本組織を例示する編組織図である。編組織は、2つのジャカード筬JB1及びJB2のそれぞれのジャカードガイドに対応して一対の繰り返し単位で編成されるように設定されている。
図6(a)では、一対のジャカードガイドJB1−1及びJB1−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位は、隣接するウエールの間で編成糸がコース毎に交互に振られて編目位置でループを形成するとともに各編成糸が各コースで同じ方向に振られることで、すべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている。一対のジャカードガイドJB2−1及びJB2−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位は、隣接するウエールの間で編成糸がコース毎に交互に振られて編目位置でループを形成するとともに隣接する編成糸が各コースで経方向に対して線対称となるように互いに振られることで、ループの重複する編目位置及びループのない編目位置が市松模様状に配置されている。
図6(a)に示す組み合せの例では、一対のジャカードガイドJB1−1及びJB1−2に対応する基本組織はタイプAとなっているため、変化組織が部分的に適用された場合に、ループの欠落が生じるようになるが、一対のジャカードガイドJB2−1及びJB2−2に対応する基本組織がタイプBとなっているため、こうしたループの欠落に対応して、変化組織を適用してループの重複する編目位置の1つのループを変位させて補完することができ、支持組織としての機能を保持するようにする。また、タイプBの組織がタイプAの組織と重ねて編成することで、タイプBによるネット地模様を表出することができる。
そのため、ジャカードガイドJB1−1及びJB1−2により編成されるジャカード編組織の柄組織の自由度が高まるとともにジャカードガイドJB2−1及びJB2−2により編成されるジャカード編組織のネット地模様の柄組織を組み合せることが可能となる。こうして、柄模様を美しく表出させるタイプAの組織をメインとして、ネット地模様を表出するタイプBの組織が組み合わされた薄く透けるような繊細で美しい色合いの編地に仕上げることができる。
図6(b)では、一対のジャカードガイドJB1−1及びJB1−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位は、同じウエールで2コース分ループを形成した後隣接するウエールに振られて2コース分ループを形成して元のウエールに振られて千鳥状にループが形成されるとともに各編成糸が各コースで同じ方向に振られることで、すべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている。一対のジャカードガイドJB2−1及びJB2−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位は、隣接するウエールの間で編成糸がコース毎に交互に振られて編目位置でループを形成するとともに隣接する編成糸が各コースで経方向に対して線対称となるように互いに振られることで、ループの重複する編目位置及びループのない編目位置が市松模様状に配置されている。
図6(b)に示す組み合せの例でも、図6(a)に示す例と同様に、タイプAの組織において、変化組織が部分的に適用された場合にループの欠落が生じるようになるが、タイプBの組織が、こうしたループの欠落に対応して変化組織を適用してループの重複する編目位置の1つのループを変位させて補完することができ、支持組織としての機能を保持するようにする。また、タイプBの組織がタイプAの組織と重ねて編成することで、タイプBによるネット地模様を表出することができる。
そのため、タイプAの組織により編成される柄組織の自由度が高まり、タイプBの組織により支持組織を補完するとともにネット地模様を表出させることができ、薄く透けるような繊細で美しい色合いの編地に仕上げることができる。
<タイプBとタイプBとの組み合せ>
タイプBとタイプBとの組み合せでは、いずれのジャカード編組織も変化組織の適用条件の設定によりループの欠落がない組織となるため、ループのない編目位置を補完してすべての編目位置にループが配置されるようになり、ループの欠落のない安定した状態の編組織が編成されるようになる。
図7は、タイプBとタイプBとを組み合せた基本組織を例示する編組織図である。編組織は、2つのジャカード筬JB1及びJB2のそれぞれのジャカードガイドに対応して一対の繰り返し単位で編成されるように設定されている。
図7(a)では、一対のジャカードガイドJB1−1及びJB1−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位は、隣接するウエールの間で編成糸がコース毎に交互に振られて編目位置でループを形成するとともに隣接する編成糸が各コースで経方向に対して線対称となるように互いに振られることで、ループの重複する編目位置及びループのない編目位置が市松模様状に配置されている。一対のジャカードガイドJB2−1及びJB2−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位は、隣接するウエールの間で編成糸がコース毎に交互に振られて編目位置でループを形成するとともに隣接する編成糸が各コースで経方向に対して線対称となるように互いに振られており、各コースの振られる方向がジャカードガイドJB1−1及びJB1−2に対応する基本組織とは逆方向となることで、同様にループの重複する編目位置及びループのない編目位置が市松模様状に配置されている。
図7(a)に示す組み合せの例では、両方ともタイプBとなっているため、変化組織を適用条件に基づいて部分的に適用された場合に、ループの欠落に対応して、変化組織を適用してループの重複する編目位置の1つのループを変位させて補完することができ、支持組織としての機能を保持するようにする。
そのため、タイプBの組織の組み合せによりネット地模様のレース調の多色柄を表出させることができ、ループの欠落が生じない支持組織として安定した状態の編地を編成することができる。
図7(b)では、一対のジャカードガイドJB1−1及びJB1−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位は、隣接するウエールの間で編成糸がコース毎に交互に振られて編目位置でループを形成するとともに隣接する編成糸が各コースで経方向に対して線対称となるように互いに振られることで、ループの重複する編目位置及びループのない編目位置が市松模様状に配置されている。一対のジャカードガイドJB2−1及びJB2−2に対応する基本組織の一対の繰り返し単位は、編成糸がコース毎に隣接するウエールに順次2回振られた後逆方向に順次2回振られて千鳥状にループが形成されるとともに隣接する編成糸が各コースで経方向に対して線対称となるように互いに振られることで、ループの重複する編目位置及びループのない編目位置が市松模様状に配置されている。
図7(b)に示す組み合せの例でも、両方ともタイプBとなっているため、変化組織を適用条件に基づいて部分的に適用された場合に、ループの欠落に対応して、変化組織を適用してループの重複する編目位置の1つのループを変位させて補完することができ、支持組織としての機能を保持するようにする。
そのため、異なる色のタイプBの組織の組み合せにより、それぞれのネット地模様の柄組織が際立つように表出して、レース調の鮮やかな多色柄を表出させることができ、ループの欠落が生じない支持組織として安定した状態の編地を編成することができる。
以上説明した多色柄経編地には、必要に応じて弾性糸を挿入するか編み込むように編成することで伸縮性を付与することができる。弾性糸を編成する場合には、上述した経編機に通常の筬を追加して弾性糸を供給し、複数のジャカード筬による編成動作に合わせて経方向の編目列にそれぞれ挿入するか又は編み込んだり、緯方向に振りながら経方向に編目列に挿入するか又は編み込むようにする。弾性糸としては、例えば、ポリウレタン等の弾性繊維を含む糸が挙げられる。
また、多色柄経編地に分割可能なヘム部を形成するように編成することで、周縁部に解れの生じない生地に分割することができる。ヘム部を形成する場合には、経方向の編目列を分割可能に編成するとともに、上述した弾性糸を分割可能に編成した抜き糸を含む編目列に対して緯方向に振りながら抜き糸と連結するように編み込む。そして、編地を編成後、連結するために編み込まれた抜き糸を引き抜くことで編地を分割することができる。
本発明に係る多色柄経編地は、複数のジャカード編組織を重ねて編成した編組織を備えているため、薄地に仕上げることが可能で、各ジャカード組織に異なる色の編成糸を用いることで、ジャカード編組織のいずれかの柄組織又はそれぞれの柄組織のシンカーループ部分が表側に露出して繊細で美しい色柄を表出させることが可能となる。そのため、ショーツ、ガードル、ブラジャー等のファンデーション、スリップ、キャミソール等のランジェリーといった女性用下着、スポーツウェアといった衣類の素材として好適である。
JB1・・・ジャカード筬、JB2・・・ジャカード筬、N・・・編針列

Claims (4)

  1. 異なる色の編成糸を用いた2つのジャカード編組織を重ねて編成した編組織を備えた多色柄経編地であって、前記ジャカード編組織は、一対の繰り返し単位からなる基本組織及び当該基本組織を変化させた変化組織を組み合せてそれぞれ柄組織が編成されているとともに組み合せた基本組織及び変化組織のループが欠落した編目位置を補完するように編成されており、2つの前記ジャカード編組織の前記基本組織は、それぞれ各編成糸が同じ方向に振られてすべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている組織又は隣接する編成糸が経方向に対して線対称となるように互いに振られてループの重複する編目位置及びループのない編目位置が市松模様状に配置されている組織からなり、前記ジャカード編組織のいずれかの前記柄組織又はそれぞれの前記柄組織のシンカーループ部分の編成糸が表側に露出して色柄が表出されている多色柄経編地。
  2. 経方向の編目列に沿って弾性糸が挿入されるか又は編み込まれている請求項1に記載の多色柄経編地。
  3. 分割可能なヘム部が形成されている請求項1又は2に記載の多色柄経編地。
  4. 柄組織を編成可能な2つのジャカード筬を備えるとともに当該ジャカード筬及び1列の編針列により2つのジャカード編組織を重ねて編成した編組織を備える多色柄経編地を編成する多色柄経編地の編成方法であって、前記ジャカード筬にそれぞれ異なる色の編成糸又は後染めによりそれぞれ異なる色となる素材からなる編成糸を供給し、前記ジャカード筬を用いて一対の繰り返し単位からなる基本組織及び当該基本組織を変化させた変化組織を組み合せてそれぞれジャカード編組織を編成するとともに当該ジャカード編組織のループが欠落した編目位置を補完するように編成し、2つの前記ジャカード編組織は、それぞれ前記基本組織を各編成糸が同じ方向に振られてすべての編目位置に1つずつループが均等に配置されている組織で編成するか又は前記基本組織を隣接する編成糸が経方向に対して線対称となるように互いに振られてループの重複する編目位置及びループのない編目位置が市松模様状に配置されている組織で編成し、前記ジャカード編組織のいずれかの柄組織又はそれぞれの柄組織のシンカーループ部分の編成糸を表側に露出させて色柄を表出させる多色柄経編地の編成方法。
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