JP6573114B2 - ベッドの空調システム - Google Patents
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Description
このような放射空調システムを利用したものとして、キャスタが設けられたベース部と、ベース部から上方に延びるスタンド部と、スタンド部に取り付けられた冷暖房用輻射パネルと、を備えたスタンド型輻射装置が提案されている(下記特許文献1参照)。スタンド型輻射装置をベッドと組み合わせて設置する際には、ベース部をベッドの下方に配置して、冷暖房用輻射パネルをベッドの上方に配置する構成とされている。
すなわち、本発明に係るベッドの空調システムは、利用者の頭部を一端部側に位置させるとともに足部を他端部側に位置させて、前記利用者を支持する利用者支持面を有するベッドと、前記ベッドの前記一端部側に配置されるとともに該一端部側を向くパネル支持面を有する支持体と、少なくとも一部が前記利用者支持面よりも上方に配置されるように前記パネル支持面に設けられた放射パネルと、を備え、前記パネル支持面は、前記ベッドの前記一端部と離間して配置され、前記放射パネルの下端部には、前記ベッド側に向かうにしたがって次第に下方に向かう傾斜部が設けられていることを特徴とする。
また、冷房時には、冷却された放射パネルからの冷気は、下降する。放射パネルの下端部にはベッド側に向かうにしたがって次第に下方に向かう傾斜部が設けられているため、冷気は、傾斜部に沿って流れ、ベッドの一端部側に到達すると利用者支持面に沿って他端部側に流れる。よって、冷気がパネル支持面とベッドとの間から漏れることが抑制されるため、ベッドの利用者支持面を効率的に冷やすことができる。したがって、ベッドを利用する利用者に、より一層効率的に冷涼感を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るベッドの空調システムの模式的な図である。図2は、本発明の一実施形態に係るベッドの空調システムの側面図である。
次に、上記に示す実施形態の変形例について、主に図3を用いて説明する。
以下の変形例において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図3は、本発明の一実施形態の変形例に係るベッドの空調システムの側面図である。
上記に示す実施形態では、ヘッドボード3はマットレス22の頭部22Aに当接しているが、本変形例では、図3に示すように、ヘッドボード3はマットレス22の頭部22Aと離間して配置されている。
以下、上記に示す実施形態の実施例1,2について、比較例1,2と比較しつつ説明する。
図4は、本発明の一実施形態の実施例1,2、比較例1,2に係るベッドの空調システムの模式的な平面図、立面図である。
図4に示すように、実施例1,2、比較例1,2では、天井面Tの高さは、床面Fから2500mmに設置している。また、平面視2000mm(長さ)×1000mm(幅)の矩形状のベッド2を設置している。ベッド2の上面2Tの高さが床面Fから600mmとなるようにしている。また、模擬人体Qは、1700mm(長さ)×500mm(幅)の大きさとして、厚みのない板状に簡略化し、壁面Wよりも離間するように配置している。
次に、放射パネル4の壁面Wでの設置高さによる形態係数の推移を直接式により算出した。
図5は、本発明の一実施形態の実施例3に係るベッドの空調システムの(a)模式的な平面図、(b)模式的な立面図、(c)放射パネルの設置高さと形態係数の関係を示すグラフである。
図5(a)、(b)に示すように、天井高さ、ベッド2の形状、模擬人体Qは、上記に示す実施例1と同様である。放射パネル4は、大きさが比較例2、実施例1,2と同じであり、正面視600mm(高さ)×1800mm(幅)の矩形状をなしている。放射パネル4は、幅方向の中心をベッド2の幅方向の中心と合わせるように設置されている。
次に、放射パネル4の壁面Wに設置した場合における温熱環境を検討した。
図6は、本発明の一実施形態の実施例4に係るベッドの空調システムを設置した概要図である。図7は、本発明の一実施形態の実施例4に係るベッドの空調システムを設置し、ベッドの幅方向中心における測定点を示す図である。
図6に示すように、縦内寸2000m×横内寸2000mm×高さ内寸2480mmの模擬室Mを、厚さ100mmのA種押出法ポリスチレンフォーム保温板で製作した。A種押出法ポリスチレンフォーム保温板には、例えばスタイロフォーム(登録商標:ダウ化工 株式会社製)がある。また、ベッド2の頭部側の壁面Wには、放射パネル4を設置した。放射パネル4は、正面視600mm(高さ)×1800mm(幅)の矩形状をなし、冷却水放射装置Bが接続されている。
図8に示すように、上下方向の温度分布は3℃以下の範囲におさまり、温度ムラ、偏りが抑えられていることが分かる。図9に示すように、いずれの測定点も風速0.15m/s以下であり、静穏な環境となっていることが分かる。また、冷却された放射パネル4近傍の壁面Wから10mmでは、空気が降下していることが確認でき、壁面Wから100mm離れると自然対流の影響を受けないことが分かる。つまり、壁面Wから数十mmの距離を0.1m/s以上で流れていると考えられる。
2…ベッド
21…脚
22…マットレス
22T…上面(利用者支持面)
22A…頭部(一端部)
22Z…足部(他端部)
3…ヘッドボード(支持体)
3F…表面(パネル支持面)
3C…凹部
4…放射パネル
4T…上端
4L…下端
41…冷媒管
5…かえし板(傾斜部)
F…床面
Claims (4)
- 利用者の頭部を一端部側に位置させるとともに足部を他端部側に位置させて、前記利用者を支持する利用者支持面を有するベッドと、
前記ベッドの前記一端部側に配置されるとともに該一端部側を向くパネル支持面を有する支持体と、
少なくとも一部が前記利用者支持面よりも上方に配置されるように前記パネル支持面に設けられた放射パネルと、を備え、
前記パネル支持面は、前記ベッドの前記一端部と離間して配置され、
前記放射パネルの下端部には、前記ベッド側に向かうにしたがって次第に下方に向かう傾斜部が設けられていることを特徴とするベッドの空調システム。 - 前記放射パネルは、該放射パネルの下端部が前記利用者支持面よりも下方に100mmの位置から前記利用者支持面よりも上方に400mmの位置の範囲になるように、配置されていることを特徴とする請求項1に記載のベッドの空調システム。
- 前記支持体は、前記ベッドに連結されたヘッドボードであることを特徴とする請求項1または2に記載のベッドの空調システム。
- 前記傾斜部の先端は、前記ベッドの前記利用者支持面の前記一端部側と当接していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のベッドの空調システム。
Priority Applications (1)
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JP2015212544A JP6573114B2 (ja) | 2015-10-29 | 2015-10-29 | ベッドの空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015212544A JP6573114B2 (ja) | 2015-10-29 | 2015-10-29 | ベッドの空調システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2017080123A JP2017080123A (ja) | 2017-05-18 |
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JP2015212544A Active JP6573114B2 (ja) | 2015-10-29 | 2015-10-29 | ベッドの空調システム |
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JP (1) | JP6573114B2 (ja) |
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2015
- 2015-10-29 JP JP2015212544A patent/JP6573114B2/ja active Active
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JP2017080123A (ja) | 2017-05-18 |
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